JP7442430B2 - 審査支援システム、及び審査支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、審査支援システム、及び審査支援方法に関する。
公共分野における年金の受給権判断や障害等級の判断、民間分野におけるローン可否や口座開設等、社会には様々な審査業務が存在する。しかしこうした審査業務は一般に処理件数が膨大で業務担当者に大きな負荷がかかる。そのため、審査業務の省力化や自動化への期待が高まっている。
審査業務を自動化する方法として、例えば、ルールベースの判別プログラムを構築する方法がある。しかし、規則が明確でない、規則が頻繁に変更される、規則が過度に複雑である等の理由で審査業務を自動化することが困難な場合も多い。そこで、データからルールを学習する手法が提案されている。
例えば、特許文献1には、属人的な属性情報とは性質や観点の異なる学習要素を採用することにより審査業務を適切に支援することを目的として構成された審査支援装置について記載されている。審査支援装置は、申請案件の情報を取得し、取得した申請案件の情報を、申請者の属性情報と審査経緯の情報とを入力とし、要件不備を学習対象とした履歴を少なくとも訓練データとした機械学習の結果である判定基準に適用して要件不備の推定結果を取得し、要件不備の推定結果を申請案件の審査業務に情報提供することにより、属人的な属性情報とは性質や観点の異なる学習要素を採用する。
また、例えば、特許文献2には、分類基準の時間発展を考慮して、ラベルなし学習データを用いて分類精度が維持された分類器を作成する作成装置に関して記載されている。作成装置は、過去の所定の時点までに収集された、ラベルが付与されたデータと、上記所定の時点以降に収集された、ラベルが付与されていないデータとを学習データとして用いて、各時点における分類器の分類基準を学習し、上記分類基準の時系列変化を学習し、学習された上記分類基準と時系列変化とを用いて、未来の時点を含む任意の時点の分類器の分類基準と上記分類基準の信頼性を予測する。
特開2020-004161号公報 特開2019-200618号公報
特許文献1では、過去の審査結果を用いて要件不備の基準を学習し、その結果を基に要件不備の推定を行っている。しかし同文献では、審査の基準や項目がある時点で変更された場合やある時点で新たな基準や項目が加わった場合等、基準や項目の不連続な変化に対して審査の精度を維持する技術については記載されていない。
特許文献2では、過去の所定の時点までに収集された、ラベルが付与されたデータと、過去の所定の時点以降に収集された、ラベルが付与されていないデータとを学習データとして用いて、各時点における分類器の分類基準を学習し、上記分類基準の時系列変化を学習し、学習された上記分類基準と時系列変化とを用いて、未来の時点を含む任意の時点の分類器の分類基準と上記分類基準の信頼性を予測する。しかし、同文献に記載の技術は、
入力の傾向や規則の変化が時系列的に連続していることを前提として構成されており、法令や組織の内部ルールの変更といった外部要因により、審査における基準や規則が不連続に変化する場合には対応することができない。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、審査における規則の変化に追随して審査の精度を継続的に維持することが可能な、審査支援システム、及び審査支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、申請書の審査を支援する審査支援システムであって、情報処理装置を用いて構成され、申請の各項目及び前記各項目の値と、審査の基準として参照される日時であるタイムスタンプと、を含むデータである申請データを記憶するデータベースから、審査の対象とする前記申請データである分類用データを取得する分類用データ取得部と、前記申請書の審査に適用される規則に従い前記申請データを正しく審査した場合の審査の結果を示すラベルを前記申請書に対応づけて記憶するラベル記憶部と、前記分類用データを審査する機械学習モデルである分類モデルを記憶するモデル記憶部と、前記分類用データの審査に用いる前記分類モデルを前記モデル記憶部から選択し、選択した前記分類モデルを用いて前記分類用データを審査する分類器と、前記審査の結果と前記分類用データとを対応づけた情報である分類結果を記憶する分類結果記憶部と、前記分類結果について、前記分類器による審査が規則に従い正しく行われているか否かの検証の結果を取得する結果検証部と、前記分類モデルの学習に用いる学習データの生成に用いる前記申請データを前記データベースから取得する際のサンプリング範囲を示す分割空間に関する情報である分割情報を記憶する分割情報記憶部と、前記検証により審査が誤っていることが判明した前記分類結果に基づき前記規則が変化した時点を推定し、推定した前記時点に基づき前記分割情報を更新する分割情報更新部と、前記申請データを前記分割空間ごとに前記データベースからサンプリングし、前記分割空間の夫々に属する前記申請データに基づき前記学習データを生成する学習データ生成部と、前記分割空間ごとに前記学習データをクラスタリングして得られるクラスタごとに前記分類モデルを生成する学習器と、を備え、前記分類器は、審査の対象となる前記分類用データに類似する前記学習データにより学習した前記クラスタの前記分類モデルを選択し、選択した前記分類モデルにより前記分類用データの審査を行う。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、審査における基準や規則が不連続に変化しても、申請内容に対する修正の要否判断の精度を維持できる。
審査支援システムの概略的な構成を示す図である。 申請書TBLの一例である。 分類状態TBLの一例である。 モデルTBLの一例である。 分類結果TBLの一例である。 ラベルTBLの一例である。 分類情報TBLの一例である。 審査支援システム等を構成する情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 分類処理を説明するフローチャートである。 学習処理を説明するフローチャートである。 検証処理を説明するフローチャートである。 分割情報更新処理を説明するフローチャートである。 結果検証画面の一例である。 個別結果検証画面の一例である。 審査支援システムの構成例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の記載及び図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略や簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
以下の説明において、同一の又は類似する構成に同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。また、以下の説明では、「情報」、「テーブル」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。また、識別情報の表現として、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現があるが、これらについてはお互いに置換が可能である。また、以下の説明において、「データベース」のことを「DB」と、「テーブル」のことを「TBL」と、夫々表記することがある。
図1に、一実施形態として説明する情報処理システム(以下、「審査支援システム1」と称する。)の概略的な構成(機能ブロック図)を示している。例えば、公共分野に置ける年金の受給権や障害の等級判断、民間分野に置けるローン可否や口座開設等の審査においては、審査の担当者により、申請者が作成した申請書の内容(例えば、申請者の氏名、住所、性別、年齢、職務、学歴、経歴、過去実績、障害の度合い、借り入れ実績、返済実績等)の内容が所定の規則(審査の基準や規定等)を満たしているか否かの判断が行われる。審査支援システム1は、こうした従来、人手により行われていた業務を支援し、担当者の負荷軽減や運用コストの低減を図る。
審査支援システム1は、審査の対象となる申請書の内容を電子化したデータ(以下、「申請データ」と称する。)を管理する機能である申請書管理部200、申請データの内容が所定の規則を満たしているか否かの自動審査(以下、「分類」とも称する。)を行う審査支援装置100、及び審査支援装置100により行われた自動審査の結果を検証する機能である個別結果検証部10、を含む。審査支援装置100は、申請書管理部200及び個別結果検証部10と通信可能に接続している。これらの機能や装置は、いずれも情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現される。
審査支援装置100は、上記の自動審査を、自動審査の対象となる申請データの内容(申請書の項目の構成や各項目に設定される値)に応じてクラスタリングされたクラスタごとに生成される機械学習モデル(以下、「分類モデル」と称する。)を用いて行う。また、審査支援装置100は、申請データについて行われた自動審査の結果(以下、「分類結果」と称する。)を検証し、検証の結果(以下、「検証結果」と称する。)を分類モデルの学習に用いる学習データの生成方法に反映することにより自動審査が適切に行われるようにする。より具体的には、審査支援装置100は、規則が変化して検証により自動審査の誤りが検出された場合、規則が変化した時点を推定し、分類モデルの学習に用いる学習データの生成に際して参照する情報(以下、「分割情報」と称する。)を更新する。
図1に示すように、審査支援装置100は、分類用データ取得部101、分類器102、学習データ取得部103、学習器104、結果検証部105、分割情報更新部106、
分類状態記憶部300、モデル記憶部400、分類結果記憶部500、ラベル記憶部600、及び分割情報記憶部700の各機能を備える。
分類用データ取得部101は、申請書管理部200が管理する申請書TBL201から自動審査の対象とする申請データを取得し、取得した申請データ(以下、「分類用データ」と称する。)を分類器102に入力する。分類用データ取得部101は、申請データの取得に際し、分類状態記憶部300が管理する分類状態TBL301を参照して申請書TBL201から分類用データを選択する。
図2に、申請データTBL201の一例を示す。例示する申請データTBL201は、申請書ID2011、タイムスタンプ2012、及び項目群2013の各項目を有する複数のエントリ(レコード)で構成される。申請データTBL201の一つのエントリは一つの申請データ(申請書)に対応する。申請データTBL201に管理される申請データは、手入力、OCR(Optical Character Recognition)による紙媒体からの読み込み、
他の情報処理システムからのデータ転送等により、申請書管理部200に提供される。
上記項目のうち、申請書ID2011には、申請データの識別子(以下、「申請書ID」と称する。)が設定される。タイムスタンプ2012には、当該申請データの審査に際し基準として参照される日時(当該申請データの申請書が提出された日時や当該申請データを申請者から受信した日時等)が設定される。項目群2013は、審査の対象となる申請書の項目ごとの値(文字列、数値、enum値等)が設定される。項目群2013を構成する項目の種類や数は、申請書の種類や内容等に応じて様々である。上記項目の例をあげると、例えば、申請者の属性(氏名、生年月日、続柄、性別、各種区分等)、申請対象の種類(年金受給申請、障害等級認定の申請等)等である。
図3に、分類状態TBL301の一例を示す。分類状態TBL301には、各申請データの分類状態(ラベル(後述)が付与されているか否か、分類器102により自動審査(分類)を実施済か否か等)を示す情報が設定される。例示する分類状態TBL301は、申請書ID3011及び分類状態3012の各項目を有する複数のエントリ(レコード)で構成される。分類状態TBL301の一つのエントリは一つの申請データ(申請書)に対応する。申請書ID3011には、申請データを特定する情報である申請書IDが設定される。分類状態3012には、当該申請データの分類状態が設定される。分類状態TBL301に管理される分類状態は、審査支援装置100の機能(分類用データ取得部101、結果検証部105、分類器102等)によって随時更新される。
図1に戻り、分類器102は、分類用データ取得部101から入力される分類用データを自動審査する。分類器102は、モデル記憶部400が管理するモデルTBL401から、自動審査の対象となる分類用データに対応する分類モデルを取得し、取得した分類モデルを用いて分類用データを自動審査し、分類用データにラベルを付与したデータ(以下、「分類結果」と称する。)を生成して分類結果記憶部500に入力する。上記ラベルは、自動審査の結果を示す情報であり、本例では、申請書(分類用データ(申請データ))の修正要否を示す情報である。
図4に、モデルTBL401の一例を示す。例示するモデルTBL401は、クラスタID4011、代表点4012、距離閾値4013、ラベル4014、及び対象期間4015の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。モデルTBL401の一つのエントリは一つのクラスタに対応する。尚、審査支援システム1の導入時においては、例えば、人間系によりモデルTBL401に初期値が設定される。
上記項目のうち、クラスタID4011には、クラスタの識別子(以下、「クラスタI
D」と称する。)が設定される。代表点4012には、当該クラスタの代表点を示す情報(分類用データがいずれのクラスタに属するかの判定に際し、分類用データの項目群と対照される、クラスタの特徴を表す項目群(以下、「代表点」と称する。)を示す情報)が設定される。距離閾値4013には、分類用データがいずれのクラスタに属するかを判定する際に用いる類似度(距離)の閾値(境界値)が設定される。上記の類似度は、例えば、ユークリッド距離やマハラノビス距離である。本例では、距離閾値4013には、分類用データを構成する項目群と代表点4012との類似度について設定された閾値が設定される。ラベル4014には、自動審査の対象である分類用データが当該クラスタに該当する場合に当該分類用データに付与するラベルが設定される。対象期間4015には、当該クラスタが適用される期間(開始日時と終了日時)が設定される。上記期間は、当該分類用データがいずれのクラスタに属するかを判定する際、分類用データのタイムスタンプ(申請データのタイムスタンプ2012)と対照される。本例では、開始日時や終了日時が定まっていない場合、対象期間4015の該当欄には未定義を意味する値(以下、「null値」と称する。)が設定される。
図1に戻り、分類結果記憶部500は、分類器102から入力される分類結果を分類結果TBL501に管理する。また、分類結果記憶部500は、分類結果TBL501に管理している分類結果を結果検証部105に、その要求に応じて随時入力する。
図5に、分類結果TBL501の一例を示す。例示する分類結果TBL501は、申請書ID5011、ラベル5012、タイムスタンプ5013、及び項目群5014の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。分類結果TBL501の一つのエントリは一つの分類用データ(申請データ(申請書))に対応する。
上記項目のうち、ラベル5012以外の項目については図2に示した申請データTBL201の対応する名称の項目と同様であるので説明を省略する。ラベル5012には、分類器102によって当該分類用データに付与されたラベルが設定される。本例では、ラベル5012には、当該分類用データ(申請データ)が修正が必要であることを示す「修正必要」、又は当該分類用データ(申請データ)が修正不要であることを示す「修正不要」が設定される。
図1に戻り、結果検証部105は、分類結果記憶部500から入力される分類結果が規則に従い適切に審査されているか否か(自動審査が規則に従い正しく行われているか否か)を、個別結果検証部10と連携して検証する。結果検証部105は、個別結果検証部10に分類結果を入力し、個別結果検証部10から検証結果を取得する。
個別結果検証部10は、結果検証部105から入力される分類結果について、人間系が検証を行うためのユーザインタフェースを提供し、ユーザから受け付けた検証結果を結果検証部105に返す。ユーザは、例えば、規則について記載された書類や自身の経験等に基づき分類結果を検証する。尚、本例ではこのように分類結果の検証を人間系が行う構成としているが、検証のための機械学習モデルを利用する等、情報処理装置により分類結果の検証を自動的に行うようにしてもよい。
結果検証部105は、個別結果検証部10から返された検証結果が誤りであった場合、分割情報の更新指示を分割情報更新部106に入力する。尚、結果検証部105が、例えば、個別結果検証部10から返された検証結果が誤りとなった数や割合が予め設定された閾値を超えたことを契機として、分割情報の更新指示を分割情報更新部106に入力するようにしてもよい。
結果検証部105は、分類結果の分類用データ(申請データ)を規則に従い適切に審査し
た場合に当該分類用データ(申請データ)に付与されるラベルをラベル記憶部600に入力する。ラベル記憶部600は、結果検証部105から入力された各申請データ(申請書)のラベルをラベルTBL601に管理する。
図6に、ラベルTBL601の一例を示す。同図に示すように、ラベルTBL601は、申請書ID6011及びラベル6012の各項目を有する複数のエントリ(レコード)で構成される。ラベルTBL601の一つのエントリは一つの申請データ(申請書)に対応する。
上記項目のうち、申請書ID6011には、申請書IDが設定される。ラベル6012には、図5のラベル5012と同様に、当該申請書(分類用データ(申請データ)に付与されているラベルが設定される。
図1に戻り、分割情報更新部106は、結果検証部105から分割情報の更新指示が入力されると、分割情報の更新に関する処理を行い、分割情報記憶部700が分割情報TBL701に管理する分割情報を更新する。尚、分割情報の更新に関する処理の詳細については後述する。
図7に、分割情報TBL701の一例を示す。分割情報は、学習データ取得部103が、学習データの生成元とする申請データを抽出する範囲(以下、「分割空間」と称する。)を示す情報である。分割空間は、時間的な範囲と、空間的な範囲(分類用データ(申請データ)の各項目の特徴(項目の種類や変域))とをパラメータとして定義される。
例示する分割情報TBL701は、分割空間ID7011及び範囲7012の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。分割情報TBL701の一つのエントリは一つの分割空間に対応する。尚、審査支援システム1の導入時においては、例えば、人間系により分割情報TBL701に初期値が設定される。
分割空間ID7011には、当該分割空間の識別子(以下、「分割空間ID」と称する。)が設定される。範囲7012には、当該分割空間の範囲を示す情報が設定される。同図に示すように、範囲7012は、日時70121と項目群70122の各項目を有する。このうち日時70121には、当該分割空間の時間的な範囲を示す情報が設定される。尚、本例では、審査支援システム1の導入時において、上記範囲の開始日時として現在日時(導入時の日時)が、また、上記範囲の終了日時としてnull値が、夫々されるものとする。項目群70122には、当該分割空間の空間的な範囲を示す情報が設定される。項目群70122の各項目の意味については、申請データTBL201の項目群2013と同様であるので説明を省略する。
図1に戻り、学習データ取得部103は、分類状態記憶部300の分類状態TBL301に管理されている分類状態、及び分割情報記憶部700の分割情報TBL701に管理されている分割情報を参照しつつ、分類モデルの学習データの生成に用いる申請データを申請書管理部200から取得し、取得した申請データに基づき学習データを生成し、生成した学習データを学習器104に入力する。
学習器104は、学習データ取得部103から入力される学習データを、学習データの内容(申請書の項目の構成や各項目に設定される値)に基づきクラスタリングし、クラスタリングにより得られた各クラスタにラベル記憶部600から取得されるラベルを付与することにより分類モデルを生成し、生成した分類モデルをモデル記憶部400に格納する。学習器104は、上記のクラスタリングを、例えば、階層型クラスタリングの手法により行う。尚、クラスタリングの手法は必ずしも限定されない。また、クラスタリングによ
り得られるクラスタの数は、学習データの性質等に応じて適切に(自動審査の精度が向上するように)設定される。
図8は、審査支援システム1、個別結果検証部10、及び申請書管理部200の実現に用いる情報処理装置のハードウェア構成の一例である。同図に示すように、例示する情報処理装置20は、プロセッサ21、主記憶装置22、通信装置23、入力装置24、出力装置25、及び補助記憶装置26を備える。
尚、例示する情報処理装置20は、その全部又は一部が、例えば、クラウドシステムによって提供される仮想サーバのように、仮想化技術やプロセス空間分離技術等を用いて提供される仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。また、情報処理装置20によって提供される機能の全部又は一部は、例えば、クラウドシステムがAPI(Application Programming Interface)等を介して提供するサービスによって実現して
もよい。また、情報処理装置20によって提供される機能の全部又は一部は、例えば、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)等を利用して実現されるものであってもよい。
プロセッサ21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、AI(Artificial Intelligence)チップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SoC(System on Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成される。
主記憶装置22は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
通信装置23は、通信ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用線、公衆通信網等)を介して、他の情報処理装置
(スマートフォン、タブレット、ノートブック型コンピュータ、各種携帯情報端末等)との間で通信を行う装置であり、無線又は有線の通信モジュール(無線通信モジュール、通信ネットワークアダプタ、USBモジュール等)である。
入力装置24は、ユーザからの入力や外部の装置からのデータ入力を受け付けるユーザインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、音声入力装置(例えば、マイクロフォン)等である。
出力装置25は、各種情報を、画像によって出力する表示装置、音声によって出力する音声出力装置、紙媒体に印刷する印刷装置等である。
補助記憶装置26は、プログラムやデータを格納する装置であり、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライブ、光学式記憶媒体(CD(Compact Disc)
、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ICカード、SDカード等である。補助記憶装置26の全部又は一部は、クラウドが提供する仮想的な記憶領域等であってもよい。補助記憶装置26には、審査支援システム1の機能を実現するためのプログラムやデータが格納されている。
プログラムやデータは、記録媒体の読取装置や通信装置23を介して補助記憶装置26に読み込むことができる。補助記憶装置26に格納(記憶)されているプログラムやデータは、主記憶装置22に随時読み込まれる。プロセッサ21は、補助記憶装置26に格納されているプログラムを主記憶装置22に読み出して実行することにより各種の機能を実
現する。
情報処理装置20には、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、DBMS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)、KVS(Key-Value Store)等が導入されていてもよい。分類状態記憶部300、モデル
記憶部400、分類結果記憶部500、ラベル記憶部600、及び分割情報記憶部700は、例えば、DBMSが管理するテーブルやファイルシステムが関するファイルに情報(データ)を管理する。
続いて、審査支援システム1が行う処理について順に説明する。
図9は、審査支援装置100が、申請書管理部200から提供される申請データ(分類用データ)について自動審査(分類)を行い分類結果を生成する際に行う処理(以下、「分類処理S900」と称する。)を説明するフローチャートである。
まず、分類用データ取得部101が、分類状態TBL301を参照しつつ申請書管理部200から分類対象とする申請データ(例えば、ラベルが付与されていない申請データ)を取得し(S911)、取得した申請データを分類用データとして分類器102に入力する(S912)。
続いて、分類器102が、分類用データ取得部101から入力された分類用データの自動審査(分類)に用いるクラスタのモデル記憶部400からの取得を試みる(S913)。分類器102は、分類用データのタイムスタンプが対象期間4015に含まれ、分類モデルの項目群(代表点)と申請データの項目群との間の類似度(距離)が距離閾値4013以下であるクラスタを、モデル記憶部400から取得する。尚、上記距離の算出に際し、分類器102が、項目ごとに重みづけを行うようにしてもよい。
図9に戻り、S914では、分類器102が、クラスタを取得できたか否かを判定する。クラスタを取得できた場合(S914:YES)、分類器102は、取得したクラスタのラベルを分類用データに付与した情報を分類結果として生成する(S915)。一方、クラスタを取得できなかった場合(S914:NO)、分類器102は、クラスタを取得できなかった旨をラベルとして分類用データに付与した情報を分類結果として生成する(S916)。
S917では、分類器102は、生成した分類結果を分類結果記憶部500に入力する。
図10は、審査支援システム1が、分類モデルを生成(学習)する際に行う処理(以下、「学習処理S1000」と称する。)を説明するフローチャートである。
まず、学習データ取得部103が、分割情報TBL701から分割空間7011を一つ選択し(S1011)、選択した分割空間7011の範囲7012に属するラベル付与済の申請データを申請データTBL201から取得し、取得した申請データにラベルTBL601から取得されるラベルを付与することにより学習データを生成し、生成した学習データを学習器104に入力する(S1012)。尚、学習データ取得部103は、申請データがラベルが付与済であるか否かを、分類状態TBL301を参照して判定する。
続いて、学習器104が、学習データ取得部103から入力された学習データをクラスタリングする(S1013)。
続いて、学習器104は、クラスタリングにより得られたクラスタを一つ選択し(S1014)、選択したクラスタに属する全ての学習データのラベルが同一か否かを判定する(S1015)。学習器104は、選択中のクラスタに属する全ての学習データのラベルが同一であると判定すると(S1015:YES)、当該ラベルを、選択中のクラスタに対応づけることにより分類モデルを生成し、生成した分類モデルをモデルTBL401に登録する(S1016)。このとき、学習器104は、代表点4012として、例えば、S1013のクラスタリングに用いた(もしくは算出した)値を設定する。また、距離閾値4013として、予め設定された値(デフォルト値)を設定する。また、学習器104は、対象期間4015の開始日時に現在日時を設定し、対象期間4015の終了日時にnull値を設定する。尚、本例では、選択中のクラスタに属する「全ての学習データのラベルが同一か否か」を判定条件としているが、判定条件は必ずしも例示するものに限定されず、例えば、選択中のクラスタに属する「所定の割合以上の 数の学習データのラベルが共通しているか否か」を判定条件としてもよい。
続いて、学習器104は、S1014で全てのクラスタを選択済か否かを判定する(S1017)。S1014で全てのクラスタを選択済でなければ(S1017:NO)、処理はS1014に戻る。一方、S1014で全てのクラスタを選択済であれば(S1017:YES)、処理はS1018に進む。
S1018では、学習器104は、S1011で全ての分割空間を選択済か否かを判定する。S1011で全ての分割空間を選択済でなければ(S1018:NO)、処理はS1011に戻る。一方、S1011で全ての分割空間を選択済であれば(S1018:YES)、学習処理S1000は終了する。
図11は、審査支援システム1が、分類結果を検証する際に行う処理(以下、「検証処理S1100」と称する。)を説明するフローチャートである。
まず、結果検証部105が、分割情報TBL701から分割空間を一つ選択する(S1111)。
続いて、結果検証部105は、選択中の分割空間の範囲に属するクラスタをモデルTBL401から一つ選択する(S1112)。
続いて、結果検証部105は、選択中のクラスタに属する、タイムスタンプ5013が最終検証日時と現在日時との間である分類結果を分類結果TBL501から一つ取得する(S1113)。尚、最終検証日時とは、検証処理S1100が実行された直近の日時であり、結果検証部105によって管理(記憶)される情報である。
続いて、結果検証部105は、取得した分類結果を個別結果検証部10と連携して検証する(S1114)。
続いて、結果検証部105は、検証結果を判定する(S1115)。検証結果が分類結果が正しいことを示す場合(S1115:NO)、結果検証部105は、S1118からの処理を実行する。一方、検証結果が分類結果が誤りであることを示す場合(S1115:YES)、結果検証部105は、分割情報更新部106と連携し、分割情報を更新する処理(以下、「分割情報更新処理S1116」と称する。)を実行する。その後、処理はS1117に進む。分割情報更新処理S1116の詳細については後述する。
S1117では、結果検証部105は、分割情報更新処理S1116の結果に基づき、分類結果TBL501及びラベルTBL601を更新する。その後、処理はS1118に
進む。
S1118では、結果検証部105は、S1112で全てのクラスタを選択済か否かを判定する。全てのクラスタを選択済でなければ(S1118:NO)、処理はS1112に戻る。一方、S1112で全てのクラスタを選択済であれば(S1118:YES)、処理はS1119に進む。
S1019では、結果検証部105は、S1111で全ての分割空間を選択済か否かを判定する。全ての分割空間を選択済でなければ(S1119:NO)、処理はS1111に戻る。一方、S1111で全ての分割空間を選択済であれば(S1119:YES)、検証処理S1100は終了する。
図12は、図11に示した分割情報更新処理S1116の詳細を説明するフローチャートである。
まず、結果検証部105は、S1114の検証で誤りと判定された分類結果(以下、「誤った分類結果」と称する。)のタイムスタンプと最終検証日時との差が予め設定されている所定値よりも大きいか否かを判定する(S1211)。結果検証部105が、上記差が所定値よりも大きいと判定した場合(S1211:YES)、処理はS1212に進む。一方、結果検証部105が、上記差が所定値以下であると判定した場合(S1211:NO)、処理はS1217に進む。
S1212~S1216の処理は、上記差が所定値以下となるまで(タイムスタンプと最終検証日時との時間差が十分に小さくなるまで)繰り返し実行されるループ処理である。まず、S1212では、結果検証部105が、誤った分類結果のタイムスタンプと最終検証日時の中間の日時であり、かつ、誤った分類結果との間の類似度が最大の未検証の分類結果を分類結果TBL501から新たに取得する。以下、新たに取得した分類結果のことを「類似分類結果」と称する。
続いて、結果検証部105は、個別結果検証部10と連携して類似分類結果を検証する(S1213)。
続いて、結果検証部105は、検証結果を判定する(S1214)。検証結果が分類結果が正しいことを示す場合(S1214:NO)、結果検証部105は、最終検証日時を類似分類結果のタイムスタンプに更新する(S1215)。その後、処理はS1211に戻る。一方、検証の結果が誤りであることを示す場合(S1214:YES)、結果検証部105は、誤った分類結果を類似分類結果に設定し直す(処理の対象とする「誤った分類結果」を類似分類結果にすり替える)(S1216)。その後、処理はS1211に戻る。このように検証結果が誤りである場合に、誤った分類結果を類似分類結果に設定し直してS1211からのループ処理を繰り返し実行することで、検証結果が誤りとなった時点、つまり、規則が変化した時点を推定することができる。尚、上記のループ処理は、過去方向への時間的な二分探索により規則が変化した時点を探索していることに相当する)。
S1217では、結果検証部105は、選択中のクラスタの対象期間4015の終了日時に、最終検証日時と誤った分類結果の日時との中間の日時を設定する。尚、ここでは中間の日時を設定しているが、必ずしも厳密な意味での中間の日時でなくてもよく、選択中のクラスタの対象期間4015の終了日時に設定する日時は、最終検証日時と誤った分類結果の日時とに基づき分類結果の誤り率が低くなる可能性が高くなるように設定すればよい。
続いて、結果検証部105は、タイムスタンプが、S1217で対象期間4015の終了日時として設定した日時よりも後の日時の未検証の分類結果を取得し、取得した分類結果について、個別結果検証部10と連携して検証を行う(S1218)。このように、終了日時よりも後の日時の未検証の分類結果について検証を行う(即ち、規則が変化した日時と推定される日時以降の分類結果を検証することで、時間的又は空間的に規則が変化した時点を効率よく高い精度で特定することができる。
続いて、結果検証部105は、S1218の検証結果に基づき分割空間を設定(生成又は更新)し、設定した分割空間を分割情報TBL701に登録する(S1219)。例えば、結果検証部105は、規則が変化した日時を日時70121の開始日時とする分割空間を設定する。また、例えば、結果検証部105は、規則が変化した日時を終了日時とする分割空間を設定する。
以上に説明したように、審査支援システム1は、分類用データの審査に用いる分類モデルとして適切なものを選択し、選択した分類モデルを用いて分類用データの審査を行い、分類結果について、分類器による審査が規則に従い正しく行われているか否かを検証する。そして、検証により審査が誤っていることが判明した場合、誤った分類結果に基づき申請書の審査に適用する規則が変化した時点を推定し、推定した時点に基づき分割情報(分割空間)を更新し、更新された分割空間ごとに学習データをクラスタリングして得られるクラスタごとに分類モデルを生成する。このため、例えば、規則が不連続に変化した場合でも、変化した時点を効率よく高い精度で推定することができ、審査が正しく行われるように分類モデルを学習し直すことができる。
また、審査支援システム1は、このように審査における規則の変化の態様に拘わらず規則の変化を検知することができるので、規則の変化に追随して審査の精度を継続的に維持することができる。
また、分類モデルは、学習データの類似性に基づきクラスタリングされたクラスタごとに生成され、分類用データは、当該分類用データに類似する学習データにより学習した分類モデルにより自動審査(分類)されるので、申請データ(分類用データ)の空間的な違いを考慮しつつ精度よく自動審査を行うことができる。
ところで、審査支援システム1は、審査を行うユーザの業務効率の向上を図るため、例えば、以下に示すようなユーザインタフェースを提供する。
図13は、図11のS1114における検証の結果を審査担当者等のユーザに提示する際、審査支援装置100が表示する画面(以下、「検証結果画面1300」と称する。)の一例である。例示する検証結果画面1300は、クラスタID1311で特定されるクラスタごとに、自動審査の誤りが検知された日時(検知日時1312)、当該クラスタについて直近の検証が行われた日時(最終検証日時1313)が表示されている。ユーザは、検証結果画面1300を参照することで、どのような自動審査(クラスタ)に誤りが生じているのかを視覚的に確認することができる。また、自動審査の誤りが検知されたクラスタについては、分割情報の更新を行うか否かを指示するための操作ボタン1314が表示される。ユーザは、操作ボタン1314を操作することで、自動審査の誤りが検知されたクラスタについて、分割情報の更新指示(分割情報更新処理S1116の実行指示)を出すことができる。
図14は、図12のS1218における検証に際し、個別結果検証部10が表示する画面(以下、「個別結果検証画面1400」と称する。)の一例である。例示する個別結果
検証画面1400は、検証の対象となる分類結果の分類用データの申請書ID1411、当該分類用データのタイムスタンプ1412、当該分類用データの元になる申請書のイメージ1413、当該分類用データの各項目の名称(項目名1414)と各項目に設定されている値1415が表示されている。ユーザは、プルダウンリスト1416を操作することで、当該分類用データに設定するラベルを指定することができる。ユーザが登録ボタン1417を操作すると、当該分類用データにプルダウンリスト1416で指定されたラベルがラベルTBL601に反映される。
また、申請書管理部200及び個別結果検証部10の機能は、同じ情報処理装置に実装してもよいし、異なる情報処理装置に実装してもよい。
図15は、申請書管理部200及び個別結果検証部10の機能を同じ情報処理装置(以下、「ユーザ端末220」と称する。)に実装した場合における審査支援システム1の構成例である。同図に示すように、例示するユーザ端末220は、通信ネットワーク5(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用線
、公衆通信網、シリアル通信装置等)を介して審査支援装置100と通信可能に接続している。申請書管理部200は、通信ネットワーク5を介して審査支援装置100に申請データTBL201の申請データを提供する。審査支援装置100は、例えば、RESTやgRPC等のプロトコルを用いて申請データTBL201の申請データや個別結果検証部10が管理する検証結果を取得する。ユーザ端末220は、審査支援装置100から提供される画面や自身が生成する画面を、例えば、Webページ等の形式でユーザに提示する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加や削除、置換をすることが可能である。
上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、ICカー
ド、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
以上に説明した各情報処理装置の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、これらの装置が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
前述した各種のデータを格納するデータベースの構成(スキーマ(Schema)等)は、リソースの効率的な利用、処理効率向上、アクセス効率向上、検索効率向上等の観点から柔軟に変更し得る。
1 審査支援システム、10 個別結果検証部、101 分類用データ取得部、102 分類器、103 学習データ取得部、104 学習器、105 結果検証部、106 分割情報更新部、200 申請書管理部、201 申請データTBL、220 ユーザ端末、300 分類状態記憶部、301 分類状態TBL、400 モデル記憶部、401
モデルTBL、500 分類結果記憶部、501 分類結果TBL、600 ラベル記憶部、601 ラベルデータTBL、700 分割情報記憶部、701 分割情報TBL、1300 検証結果画面、1400 個別結果検証画面

Claims (14)

  1. 申請書の審査を支援する審査支援システムであって、
    情報処理装置を用いて構成され、
    申請の各項目及び前記各項目の値と、審査の基準として参照される日時であるタイムスタンプと、を含むデータである申請データを記憶するデータベースから、審査の対象とする前記申請データである分類用データを取得する分類用データ取得部と、
    前記申請書の審査に適用される規則に従い前記申請データを正しく審査した場合の審査の結果を示すラベルを前記申請書に対応づけて記憶するラベル記憶部と、
    前記分類用データを審査する機械学習モデルである分類モデルを記憶するモデル記憶部と、
    前記分類用データの審査に用いる前記分類モデルを前記モデル記憶部から選択し、選択した前記分類モデルを用いて前記分類用データを審査する分類器と、
    前記審査の結果と前記分類用データとを対応づけた情報である分類結果を記憶する分類結果記憶部と、
    前記分類結果について、前記分類器による審査が規則に従い正しく行われているか否かの検証の結果を取得する結果検証部と、
    前記分類モデルの学習に用いる学習データの生成に用いる前記申請データを前記データベースから取得する際のサンプリング範囲を示す分割空間に関する情報である分割情報を記憶する分割情報記憶部と、
    前記検証により審査が誤っていることが判明した前記分類結果に基づき前記規則が変化した時点を推定し、推定した前記時点に基づき前記分割情報を更新する分割情報更新部と、
    前記申請データを前記分割空間ごとに前記データベースからサンプリングし、前記分割空間の夫々に属する前記申請データに基づき前記学習データを生成する学習データ生成部と、
    前記分割空間ごとに前記学習データをクラスタリングして得られるクラスタごとに前記分類モデルを生成する学習器と、
    を備え、
    前記分類器は、審査の対象となる前記分類用データに類似する前記学習データにより学習した前記クラスタの前記分類モデルを選択し、選択した前記分類モデルにより前記分類用データの審査を行う、
    審査支援システム。
  2. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記分割情報更新部は、前記誤った分類結果に類似する他の前記分類結果を、前記誤った分類結果の前記タイムスタンプから前回の検証を行った日時である最終検証日時に遡って選択し、選択した前記他の分類結果を検証する処理を、検証結果が正しくなるまで繰り返し実行することにより前記時点を推定する、
    審査支援システム。
  3. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記結果検証部は、前記タイムスタンプが、前回の検証を行った日時である最終検証日時と現在日時との間の前記分類結果について前記検証を行う、
    審査支援システム。
  4. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記結果検証部が、推定した前記時点よりも後のタイムスタンプの未検証の前記分類結果について検証結果を受け付け、受け付けた前記検証結果に基づき前記時点を推定する、
    審査支援システム。
  5. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記学習器は、前記分類モデルに、当該分類モデルの対象期間と、前記分類用データと当該分類モデルの生成に用いた前記学習データとの間の類似度を判定するための情報と、を設定し、
    前記分類器は、前記分類用データの前記タイムスタンプが前記対象期間に含まれ、かつ、前記情報に基づき、前記分類用データと前記学習データとが類似すると判定した前記分類モデルを、前記分類用データの審査に用いる分類モデルとして前記モデル記憶部から選択する、
    審査支援システム。
  6. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記検証の結果を示す情報を前記クラスタごとにユーザに提示するユーザインタフェースを更に備える、審査支援システム。
  7. 請求項6に記載の審査支援システムであって、
    前記ユーザインタフェースは、前記クラスタごとに前記分割情報の更新指示を受け付け、
    前記分割情報更新部は、前記更新指示を受け付けた前記クラスタに関連する前記分割情報を更新する、
    審査支援システム。
  8. 請求項1に記載の審査支援システムであって、
    前記検証により誤った審査が行われたことが判明した前記分類結果の前記分類用データに対応する前記申請データの内容を提示するユーザインタフェースを更に備える、審査支援システム。
  9. 請求項8に記載の審査支援システムであって、
    前記ユーザインタフェースは、前記検証により誤った審査が行われたことが判明した前記分類結果の前記分類用データについての正しい前記ラベルを受け付け、
    前記ラベル記憶部は、受け付けた前記ラベルを前記分類用データに対応する前記申請書に対応づけて記憶する、
    審査支援システム。
  10. 申請書の審査を支援する方法であって、
    情報処理装置が、
    申請の各項目及び前記各項目の値と、審査の基準として参照される日時であるタイムスタンプと、を含むデータである申請データを記憶するデータベースから、審査の対象とする前記申請データである分類用データを取得するステップと、
    前記申請書の審査に適用される規則に従い前記申請データを正しく審査した場合の審査の結果を示すラベルを前記申請書に対応づけて記憶するステップと、
    前記分類用データを審査する機械学習モデルである分類モデルを記憶するステップと、
    前記分類用データの審査に用いる前記分類モデルを選択し、選択した前記分類モデルを用いて前記分類用データを審査するステップと、
    前記審査の結果と前記分類用データとを対応づけた情報である分類結果を記憶するステップと、
    前記分類結果について、前記審査が規則に従い正しく行われているか否かの検証の結果を取得するステップと、
    前記分類モデルの学習に用いる学習データの生成に用いる前記申請データを前記データベースから取得する際のサンプリング範囲を示す分割空間に関する情報である分割情報を
    記憶するステップと、
    前記検証により審査が誤っていることが判明した前記分類結果に基づき前記規則が変化した時点を推定し、推定した前記時点に基づき前記分割情報を更新するステップと、
    前記申請データを前記分割空間ごとに前記データベースからサンプリングし、前記分割空間の夫々に属する前記申請データに基づき前記学習データを生成するステップと、
    前記分割空間ごとに前記学習データをクラスタリングして得られるクラスタごとに前記分類モデルを生成するステップと、
    前記審査の対象となる前記分類用データに類似する前記学習データにより学習した前記クラスタの前記分類モデルを選択し、選択した前記分類モデルにより前記分類用データの審査を行うステップと、
    を実行する、審査支援方法。
  11. 請求項10に記載の審査支援方法であって、
    前記情報処理装置が、前記誤った分類結果に類似する他の前記分類結果を、前記誤った分類結果の前記タイムスタンプから前回の検証を行った日時である最終検証日時に遡って選択し、選択した前記他の分類結果を検証する処理を、検証結果が正しくなるまで繰り返し実行することにより前記時点を推定するステップ、
    を更に実行する、審査支援方法
  12. 請求項10に記載の審査支援方法であって、
    前記情報処理装置が、前記タイムスタンプが、前回の検証を行った日時である最終検証日時と現在日時との間の前記分類結果について前記検証を行うステップを更に実行する、審査支援方法。
  13. 請求項10に記載の審査支援方法であって、
    前記情報処理装置が、推定した前記時点よりも後のタイムスタンプの未検証の前記分類結果について検証結果を受け付け、受け付けた前記検証結果に基づき前記時点を推定するステップ、
    を更に実行する、審査支援方法。
  14. 請求項10に記載の審査支援方法であって、
    前記情報処理装置が、前記分類モデルに、当該分類モデルの対象期間と、前記分類用データと当該分類モデルの生成に用いた前記学習データとの間の類似度を判定するための情報と、を設定するステップと、
    前記分類用データの前記タイムスタンプが前記対象期間に含まれ、かつ、前記情報に基づき、前記分類用データと前記学習データとが類似すると判定した前記分類モデルを、前記分類用データの審査に用いる分類モデルとして選択するステップ、
    を更に実行する、審査支援方法。

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