JP7439553B2 - 制御プログラム、情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像データに対して属性情報を設定する技術に関する。
特許文献1には、原稿から読取られた画像データを用いて、この画像データのファイル名を、自動で作成する装置が記載されている。この装置では、画像データの特定領域に含まれる文字列を抽出し、抽出した文字列のうち、所定の特徴を有する文字列を画像データのファイル名として作成している。
特開2016-165059号公報
特許文献1に記載の装置では、画像データにファイル名の候補となる文字列が含まれていない場合、ユーザは、ファイル名を手動で入力する必要が生じる。そのため、ユーザの操作負荷が高くなることが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、ユーザの操作負荷を高めることなく、原稿から読取られた画像データに対して属性情報を設定することができる制御プログラム及び情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、表示部と、操作部と、記憶部とを備える情報処理装置のコンピュータにより実行される制御プログラムに関する。情報処理装置のコンピュータは、制御プログラムを実行することにより、所定のキーワードと、所定の関連ワードとを関連づけて記憶部に記憶する記憶ステップと、原稿から読取られた画像データを取得する取得ステップと、取得された画像データに含まれる文字を認識し、認識した文字に基づいて文字データを抽出する抽出ステップと、抽出された文字データがキーワードに該当するか否かを判断するキーワード判断ステップと、文字データがキーワードに該当すると判断された場合に、キーワードに関連付けられた関連ワードを、画像データのファイルの属性情報の候補として表示部に表示させる候補表示ステップと、表示部に表示された関連ワードに対する選択操作を、操作部を通じて受付け、選択操作により選択された関連ワードを少なくとも含む属性情報を画像データのファイルに設定する設定ステップと、を実行する。
上記構成では、取得された画像データから抽出された文字データが、所定のキーワードに該当する場合に、このキーワードに関連付けられた関連ワードが、画像データのファイルの属性情報の候補として表示される。そして、表示された関連ワードに対する選択操作を、操作部を通じて受付けた場合に、選択された関連ワードを少なくとも含む文字列が画像データのファイルの属性情報に設定される。これにより、例えば、画像データから抽出された文字データがキーワードに該当すれば、このキーワードに関連した関連ワードをファイルの属性情報に設定することができる。その結果、ユーザが手動でファイルの属性情報を入力する場面を極力少なくすることができるため、ユーザの操作負荷を高めることなくファイルの属性情報を設定することができる。
本発明は、種々の形態により実現することが可能であり、コンピュータが実行する制御プログラムの発明以外にも、情報処理装置の発明としても実現することができる。
本発明によれば、ユーザの操作負荷を高めることなく、画像データのファイルに対して属性情報を設定することができる。
スキャンシステムの構成図。 機能選択画面を説明する図。 第1実行指示受付画面を説明する図。 第2実行指示受付画面を説明する図。 保存情報入力画面を説明する図。 用語テーブルを説明する図。 履歴テーブルを説明する図。 原稿データの保存手順を説明するフローチャート。 図8のステップS11の処理の手順を説明するフローチャート。 保存情報入力画面を説明する図。 確認画面を説明する図。 第2実施形態に係るステップS11の処理の手順を説明するフローチャート。
<第1実施形態>
本実施形態係に係る読取りシステムを、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す読取りシステム100は、情報処理装置10と、複合機30a,30bとを備えている。情報処理装置10と、複合機30a,30bとはネットワーク200に接続されている。ネットワーク200は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよいし、LANとインターネットとの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク200は、有線の他、無線でもよいし有線と無線の組み合わせにより構成されていてもよい。
複合機30a,30bは、読取り装置の一例であり、スキャン処理、及び印刷処理の2つの機能を実行可能である。スキャン処理では、原稿台やADF(オートドキュメントフィーダ)にセットされた原稿を読取ることにより、原稿データが作成される。複合機30a,30bは、作成した原稿データを指定のファイル形式で保存することや、原稿データを指定のアプリケーションで開くことが可能である。印刷処理では、例えば、原稿データに基づいて作成された印刷ジョブを用いて、用紙に画像を形成する。複合機30a,30bは、不図示のネットワークIFを介してネットワーク200に接続されている。以下では、複合機30aの機種名を「複合機A」と称し、複合機30bの機種名を「複合機B」と称す。
情報処理装置10は、スマートフォンやタブレット端末である。情報処理装置10は、バス11と、CPU(Central Processing Unit)12と、ディスプレイ13と、タッチパネル14と、ネットワークIF15と、メモリ16とを備えている。これらの構成要素は、バス11を介して互いに通信可能とされている。
ディスプレイ13は、画面を表示する表示面を備えている。タッチパネル14は、タッチセンサを有し、ディスプレイ13の表示面を覆うように配置されている。タッチパネル14は、操作部として機能し、ユーザの指、タッチペン等のタッチパネル14への接近・接触を検出し、検出に応じて電気信号を出力する。本実施形態では、ディスプレイ13が表示部の一例である。情報処理装置10は、物理的に設けられた操作キーを操作部として有していてもよい。
ネットワークIF15は、例えば、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(R)(登録商標)方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、ネットワークIF15は、複合機30a,30bとの間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行うものであってもよい。
メモリ16は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリーが組み合わされて構成されている。また、メモリ16は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。
メモリ16には、不図示のクライアント側OS(Operating System)の他、制御アプリケーション(以下、制御APと称す)が記憶されている。CPU12は、クライアント側OSの実行下において、制御AP20を実行することにより、複合機30a,30bとの間で通信を行うことができる。メモリ16のデータ記憶領域には、CPU12が制御AP20を実行する際に参照する各種データが記憶されている。具体的には、メモリ16のデータ記憶領域には、用語テーブルT1、及び履歴テーブルT2が記憶されている。各テーブルT1,T2の具体的な構成については後述する。
本実施形態では、制御AP20が、制御プログラムの一例である。なお、制御AP20を実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「制御AP20が」という記載は、「制御AP20を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
なお、本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、クライアント側OSを介したハードウェア制御も含む。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
<スキャン処理について>
次に、スキャン処理について説明する。
ユーザが情報処理装置10のタッチパネル14を操作して、不図示のアイコンを選択操作することにより、CPU12は、制御AP20の機能により、ディスプレイ13に、図2に示す機能選択画面40を表示させる。
機能選択画面40は、複合機30aの機能をユーザに選択させるための画面であり、選択アイコン表示領域41と、ステータス表示領域42とを含んでいる。ステータス表示領域42には、デバイスアイコン45と、ステータスアイコン46と、スキャン設定ボタン47と、を含んでいる。デバイスアイコン45は、現在、情報処理装置10により選択されている複合機30aを示すアイコンと、機種名である「複合機A」を示すテキストとにより構成されている。ステータスアイコン46は、複合機30aのステータスを示す情報であり、本実施形態では各色インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の残容量を示すアイコンである。
選択アイコン表示領域41には、プリント処理アイコン43と、スキャン処理アイコン44とが配置されている。プリント処理アイコン43は、複合機30aに印刷処理を実行させる場合に、ユーザの選択操作を受付けるアイコンである。スキャン処理アイコン44は、複合機30aに、スキャン処理を実行させる場合に、ユーザの選択操作を受付けるアイコンである。
ユーザが機能選択画面40上で、スキャン処理アイコン44を選択操作することにより、制御AP20は、図3に示す第1実行指示受付画面50をディスプレイ13に表示させる。第1実行指示受付画面50は、ユーザによるスキャン処理に対する実行指示操作を受付ける画面である。第1実行指示受付画面50は、操作説明表示領域51と、指示受付領域52とを含んでいる。
操作説明表示領域51は、複合機30aへの原稿のセット方法をユーザに説明するための画像が表示される領域である。例えば、複合機30aにおける原稿台又はADFへの原稿のセット方法を説明する画像が表示されている。指示受付領域52は、スキャン処理に係る各種の操作をユーザから受付ける領域である。
指示受付領域52には、読取り設定のうち、原稿サイズの変更操作を受付ける原稿サイズボックス53、カラー設定の変更操作を受付けるカラーボックス54、解像度の変更操作を受付ける解像度ボックス55、読取り面の変更操作を受付ける読取り面ボックス56が配置されている。例えば、ユーザは、原稿サイズボックス53をプルダウン操作することにより、表示されたリストの中から所望の原稿サイズ(例えば、A4、B5、名刺サイズ)を選択して、制御AP20に設定させることができる。ユーザは、カラーボックス54をプルダウン操作することにより、表示されたリストの中から所望のカラー設定(カラー、モノクロ)を選択して、制御APに設定させることができる。ユーザは、解像度ボックス55をプルダウン操作することにより、表示された解像度の中から所望の解像度を選択して、制御AP20に設定させることができる。ユーザは、読取り面ボックス56をプルダウン操作することにより、表示された読取り面の中から所望の読取り面を選択して、制御AP20に設定させることができる。また、その他の読取り設定や読取り設定以外の設定項目については、ユーザが設定画面用ボタン57を選択操作することにより、設定変更のための画面を表示させることができる。
スキャン実行ボタン58は、ユーザからスキャン処理を実行するための操作を受付けるボタンである。ユーザがスキャン実行ボタン58を操作することにより、制御AP20は、複合機30aに対してスキャン処理の実行要求を送信する。複合機30aは、制御AP20からのスキャン処理の実行要求を受信すると、第1実行指示受付画面50で設定された読取り設定に従って、例えば、ADFにセットされている原稿の読取りを開始する。複合機30aは、原稿を読取ることにより作成した原稿データを情報処理装置10(制御AP20)に送信する。制御AP20は、複合機30aからの原稿データを取得してメモリ16に記憶する。
図4は、制御AP20が、複合機30aからの原稿データを受信したことを契機にディスプレイ13に表示させる第2実行指示受付画面60を示す。第2実行指示受付画面60は、原稿データの保存先、及び使用するアプリケーションに対するユーザからの選択操作を受付ける画面である。第2実行指示受付画面60には、プレビュー表示領域61と、実行指示受付領域62とが含まれている。
プレビュー表示領域61には、複合機30aにより読取られた原稿データのプレビュー画像70が表示される領域である。実行指示受付領域62には、「原稿データの保存先」の項目のうち、保存先を予め定めたPC(Personal Computer)に指定する第1保存先指定ボタン63と、保存先を不図示のサーバ(即ち、クラウド)に指定する第2保存先指定ボタン64とが配置されている。実行指示受付領域62には、「使用するアプリケーション」の項目のうち、予め定められたアプリケーションを起動させる第1AP指定ボタン65と、メールアプリケーションを起動させる第2AP指定ボタン66とが配置されている。
ユーザが第1保存先指定ボタン63を選択操作した場合、制御AP20は、原稿データの保存先を予め定められたPCに設定する。ユーザが第2保存先指定ボタン64を選択操作した場合、制御AP20は、原稿データの保存先をクラウドサーバに設定する。ユーザが第1AP指定ボタン65を選択操作した場合、制御AP20は、所定のアプリケーションを起動し、このアプリケーション上で原稿データの編集を可能にする。ユーザが第2AP指定ボタン66を選択操作した場合、制御AP20は、メールアプリケーションを起動し、このメールアプリケーションにより作成されるメールデータに原稿データを添付する。
ユーザは、第2実行指示受付画面60上で、いずれかのボタン63~66の選択操作をユーザから受付けた場合に、ユーザからの原稿データのファイル名の入力を受付けるための保存情報入力画面を表示させる。本実施形態では、制御AP20は、ユーザによるファイル名の入力を補助するために、ファイル名の候補(後述するワード入力ボタン)を保存情報入力画面に表示する。具体的には、制御AP20は、原稿データに含まれる文字を認識し、認識した文字に基づいて文字データを抽出するOCR(Optical Character Recognition)処理を行う。「文字データ」は、1以上の文字から構成される文字列である。制御AP20は、原稿データから抽出された文字データがキーワードに該当すると判断した場合に、このキーワードに関連付けられた関連ワードを、原稿データのファイル名の候補として保存情報入力画面に表示させる。
図5は、一例として、ユーザが、第1保存先指定ボタン63を選択操作した場合に、ディスプレイ13に表示される保存情報入力画面80を示している。保存情報入力画面80には、ファイル名ボックス81と、ワード入力ボタン82,83と、フォルダ選択ボタン87と、ファイル形式選択ボタン88と、ファイル形式設定ボタン89と、保存ボタン91と、キャンセルボタン92とが配置されている。
ファイル名ボックス81は、原稿データのファイル名が入力されるボックスである。図5の例では、ファイル名ボックス81には、原稿データが作成された日時を示すタイムスタンプがデフォルトのファイル名として入力されている。
ワード入力ボタン82,83は、ファイル名の候補となるワードの表示と、このワードに対するユーザの選択操作を受付けるボタンである。第1ワード入力ボタン82は、原稿データから抽出した文字データの表示、及びユーザによる選択操作を受付けるボタンである。第2ワード入力ボタン83は、原稿データから抽出した文字データがキーワードに該当する場合に、キーワードに関連付けられた関連ワードの表示、及びユーザによる選択操作を受付けるボタンである。以下では、複数の第2ワード入力ボタン83を個別に区別する場合に、符号の末尾にアルファベット(a,b)を付ける。本実施形態では、ユーザが第1ワード入力ボタン82を選択操作する場合、制御AP20は、原稿データから抽出した文字データに対応するワード(領収書)を、ファイル名ボックス81に入力する。また、ユーザが第2ワード入力ボタン83aを選択操作する場合、制御AP20は、関連ワード(経費)を、ファイル名ボックス81に入力する。ユーザが第2ワード入力ボタン83bを選択操作する場合、制御AP20は、関連ワード(医療費)を、ファイル名ボックス81に入力する。
本実施形態では、第1ワード入力ボタン82は、保存情報入力画面80において、第2ワード入力ボタン83よりも上方に配置されている。具体的には、第1ワード入力ボタン82は保存情報入力画面80において、ファイル名ボックス81よりも下方であって、第2ワード入力ボタン83a,83bよりも上方に配置されている。即ち、第1ワード入力ボタン82は、第2ワード入力ボタン83と比べて保存情報入力画面80での表示位置が異なることにより、第2ワード入力ボタン83に対して表示態様が異なっている。
フォルダ選択ボタン87は、ユーザから原稿データの保存先のフォルダの変更操作を受付けるボタンである。本実施形態では、保存先のフォルダ名として、ユーザによる第1保存先指定ボタン63(図4)の操作に応じた保存先(「C:\Users\aaa\Documents」)が設定されており、この保存先を示すテキスト84が表示されている。また、チェックボックス85がチェックされている場合、原稿データが指定されたフォルダに保存された後、保存先のフォルダがディスプレイ13に表示される。ファイル形式選択ボタン88は、ユーザから原稿データのファイル形式の変更操作を受付けるボタンである。本実施形態では、ファイル形式として、予めスキャン設定ボタン47(図2)の操作に応じたファイル形式(「JPEG」)が設定されており、このファイル形式を示すテキスト86が表示されている。また、現在のファイル形式がファイル形式選択ボタン88のプルダウンリストの先頭に表示されている。ファイル形式設定ボタン89は、現在選択されているファイル形式の詳細設定を受け付けるためのボタンである。具体的には、ファイル形式「JPEG」が選択されている場合に、ファイル形式設定ボタン89が操作されると、ファイルサイズを設定する設定画面が表示される。また、ファイル形式「PDF」が選択されている場合に、ファイル形式設定ボタン89が操作されると、パスワード付きPDFにするか否かの設定や、サーチャプルPDFファイルにするか否かの設定をする設定画面が表示される。
ユーザが、いずれかのワード入力ボタン82,83を操作すると、制御AP20は選択されたワード入力ボタン82,83に対応するワード(領収書、経費、医療費)を、ファイル名ボックス81に入力する。本実施形態では、制御AP20は、ファイル名ボックス81に既に入力されているタイムスタンプ(Scan 2019-11-29_104816)の隣に、ユーザによって選択操作されたワード入力ボタン82,83に対応するワードを入力する。なお、ユーザが各ワード入力ボタン82,83の操作を繰り返すことにより、ファイル名ボックス81に、各ワード入力ボタン82,83の操作に応じたワードを入力することも可能である。また、ディスプレイ13にソフトキーボードを表示させておき、ユーザがソフトキーボードを操作することにより、ファイル名ボックス81に、手動でワードを入力することも可能である。また、ソフトキーボードへの操作により、ファイル名ボックス81に入力されたワードを削除することも可能である。ユーザがキャンセルボタン92を操作した場合、制御AP20は、原稿データをファイル保存せずに図4に示す第2実行指示受付画面60に戻る。一方、ユーザが保存ボタン91を操作した場合、制御AP20は、ファイル名ボックス81に入力されたワードをファイル名に設定し、原稿データを指定されたフォルダに保存する。
なお、ユーザが、「標準に戻す」のボタン90を操作した場合、ファイル名ボックス81のファイル名、保存先を示すテキスト84、及びファイル形式を示すテキスト86は、デフォルトに戻ることとなる。
次に、用語テーブルT1及び履歴テーブルT2について説明する。
図6に示す用語テーブルT1には、キーワードと、関連ワードとが関連付けて記憶されている。ここで、用語テーブルT1に記憶されているキーワードは第1ワード入力ボタン82により表示されるワードであり、関連ワードは、第2ワード入力ボタン83により表示されるワードである。用語テーブルT1には、キーワードの一例として、「領収書」、「請求書」、「〇〇株式会社」、「会計」が記憶されている。用語テーブルT1には、各キーワードに関連付けて、関連ワードが記憶されている。各キーワードには、読取り設定毎に関連ワードが関連づけて記憶されている。これは、キーワードが同じであっても、読取り設定が異なれば、原稿の用途も異なるため、ユーザが設定するファイル名も異なることが想定されるためである。
本実施形態では、読取り設定の一例として、「原稿サイズ」毎に関連ワードが関連づけられている。例えば、キーワード「領収書」を例に説明すると、原稿サイズが「A4サイズ」である場合の関連ワードと、原稿サイズが「名刺サイズ」である場合の関連ワードとは、共に「経費」、「医療費」である。一方で、キーワード「〇〇株式会社」である場合、原稿サイズが「A4サイズ」である場合の関連ワードは「請求書、領収書、納品書」であるのに対して、原稿サイズが「名刺サイズ」である場合の関連ワードは、「顧客、取引先」となる。なお、各読取り設定に、同じ関連ワードが関連づけて記憶されていてもよいし、異なる関連ワードが関連づけて記憶されていてもよい。
図7に示す履歴テーブルT2には、関連ワード毎の履歴情報が記憶されている。具体的には、履歴テーブルT2には、履歴情報として、選択回数と、選択時刻とが関連付けて記憶されている。選択回数は、ユーザが、第2ワード入力ボタン83を操作することにより該当する関連ワードがファイル名ボックス81に入力された回数を示す。選択時刻は、ユーザが第2ワード入力ボタン83を選択操作することにより、該当する関連ワードがファイル名ボックス81に入力された時刻のうち、直近の時刻を示す。
次に、制御AP20が原稿データを保存する際の処理である保存処理の手順を、図8を用いて説明する。図8に示す保存処理は、制御AP20が複合機30aから送信された原稿データの取得を開始したことを契機に、制御AP20により実行される処理である。なお、処理の主体は、制御AP20(CPU12)であるため主体の記載を省略する。
ステップS10では、メモリ16に記憶された原稿データを取得する。ステップS11では、原稿データに対してOCR処理を実行する。図9は、ステップS11で実行する処理の手順を詳細に示すフローチャートである。ステップS31では、ステップS10で複数の原稿データを取得したか否かを判断する。複合機30aが複数ページの原稿を読取ることにより、複数の原稿データが作成されている場合、ステップ10で複数の原稿データが取得される。
ステップS31で、複数の原稿データを取得したと判断した場合、ステップS32に進み、ユーザによりOCR処理の対象となる原稿データの指定操作を受付けたか否かを判断する。本実施形態では、第2実行指示受付画面60上で、プレビュー表示領域61に複数ページの原稿データに対応するプレビュー画像70を表示させることができる。ユーザが、プレビュー表示領域61上で各原稿データのチェックボックをチェックすることにより、OCR処理の対象とする原稿データの指定操作を行うことができる。ステップS32を肯定判定した場合、ステップS33で、ユーザにより指定された原稿データをOCR処理の対象に設定する。
ステップS31で複数の原稿データを取得していない場合、又はステップS32でユーザによる原稿データの指定操作を受付けていない場合、ステップS34に進む。ステップS34では、全ての原稿データをOCR処理の対象に設定する。
ステップS33又はステップS34の処理を終了すると、ステップS35に進む。ステップS35では、OCR処理の対象に設定した原稿データをOCR処理して文字データを抽出する。このとき、OCR処理により認識された文字データのうち、所定の条件(文字数、文字サイズ、文字の色、文字の位置、フォント等)を満たす文字データを抽出してもよい。なお、複数の文字データが抽出された場合はそれら全てを抽出してもよいし、いずれか1つを抽出してもよい。
図8に戻り、ステップS12では、ステップS11の処理により原稿データから抽出した文字データがキーワードに該当するか否かを判断する。具体的には、原稿データから抽出した文字データと、用語テーブルT1に記憶されているキーワードとの一致の有無を判定する。そして、原稿データから抽出した文字データのうちキーワードに一致するものがある場合、ステップS12を肯定判定する。
ステップS12を肯定判定すると、ステップS13に進む。ステップS13では、用語テーブルT1を参照して、キーワードに関連づけられた関連ワードを読み出す。具体的には、用語テーブルT1から、キーワード及び原稿サイズの組に対応する関連ワードを読み出す。例えば、原稿データから抽出したキーワードが「〇〇株式会社」であり、原稿サイズが「名刺サイズ」であれば、関連ワードは「顧客」,「取引先」となる(図6)。ここでは、原稿データから抽出したキーワードが「領収書」であり、原稿サイズが「A4サイズ」であるものとして、説明を続ける。この場合、関連ワードは「経費」,「医療費」となる。
一方で、ステップS12を否定判定すると、ステップS14に進む。ステップS14では、ステップS11の処理により抽出した文字データを読み出す。ステップS14で読み出される文字データは、用語テーブルT1の記憶されているキーワードに該当しないワードである。
ステップS13又はステップS14を終了すると、ステップS15に進む。ステップS15では、保存情報入力画面80(図5)をディスプレイ13に表示させる。ステップS13を経由したステップS15では、保存情報入力画面80には、原稿データから抽出した文字データに対応する第1ワード入力ボタン82、及び関連ワードに対応する第2ワード入力ボタン83a,83bが配置される(図5)。
本実施形態では、保存情報入力画面80に複数の第2ワード入力ボタン83a,83bが配置される場合、履歴テーブルT2に記憶された選択回数が多い関連ワードに対応する第2ワード入力ボタンが、第1ワード入力ボタン82の次に表示される。図5の例では、関連ワード「経費」の選択回数が、関連ワード「医療費」の選択回数よりも多いため、「経費」に対応する第2ワード入力ボタン83a、「医療費」に対応する第2ワード入力ボタン83bの順序で、第2ワード入力ボタン83a,83bが保存情報入力画面80に表示される。これにより、ユーザは、自己の選択傾向に即した表示順序で表示される第2ワード入力ボタン83を見ながら、ファイル名に含ませる関連ワードを選択することができる。
また、原稿データから抽出された各文字データが、用語テーブルT1に記憶されている各キーワードに該当する場合がある。例えば、原稿データから「領収書」、「会計」の2つの文字データが抽出される場合、各文字データは、用語テーブルT1に記憶されたキーワードに該当する(図6)。原稿サイズが「A4」であれば、各キーワード(領収書、会計)の関連ワードには、重複する「経費」があることとなる。この場合、制御AP20は、キーワードである「会計」において重複する関連ワード(経費)に対応する第2ワード入力ボタン83を保存情報入力画面80に表示させない。これにより、第2ワード入力ボタン83が保存情報入力画面80に重複して表示されないため、ユーザは表示された関連ワードを選択し易くなる。
保存情報入力画面80に複数の第2ワード入力ボタン83a,83bが配置される場合、その表示順序を、履歴テーブルT2に記憶されている選択時刻が最新のものから表示するものであってもよい。
ステップS14を経由したステップS15では、保存情報入力画面80には、原稿データから抽出した文字データに対応する第1ワード入力ボタン82のみが配置される。
ステップS16で、ユーザが第1,第2ワード入力ボタン82,83を選択操作した場合、又はユーザが手動入力を行った場合、ステップS17に進む。ステップS17では、ユーザの操作に応じたワードをファイル名ボックス81に入力する。図10に示す保存情報入力画面80では、原稿データから抽出した文字データに対応する「領収書」を表示する第1ワード入力ボタン82と、キーワード「領収書」の関連ワードである「経費」,「医療費」を表示する第2ワード入力ボタン83a,83bが配置されている。ユーザが、第1ワード入力ボタン82(「領収書」)、及び第2ワード入力ボタン83a(「経費」)を続けて選択操作したことにより、ファイル名ボックス81には、タイムスタンプに続けて、「領収書」、「経費」のそれぞれのワードが入力されている。
ステップS17を終了した場合、又はステップS16を否定判定した場合、ステップS18に進む。ステップS18では、ユーザにより保存ボタン91が選択操作されたか否かを判断する。ステップS18を肯定判定すると、ステップS19に進み、履歴テーブルT2を更新する。具体的には、ユーザが第2ワード入力ボタン83を選択操作した場合、対応する関連ワードの選択回数を増加させ、選択時刻を更新する。ステップS18を否定判定する場合、ステップS16に戻る。
ステップS20では、ファイル名ボックス81に入力されているワードを、原稿データのファイル名に設定し、原稿データを指定されたフォルダに保存させる。本実施形態では、ファイル名ボックス81にワードが入力されていない状態で、保存ボタン91が選択操作された場合、デフォルトのタイムスタンプ(Scan 2019-11-29_104816)をファイル名に設定する。
ステップS21では、設定したファイル名の中に未登録ワードが含まれているか否かを判断する。未登録ワードは、キーワード及び関連ワードのいずれにも該当しないワードである。これは、ユーザが手動でファイル名ボックス81に入力したワードは、その後もユーザがファイル名に使用する可能性が高いと考えられるためである。ファイル名の中に未登録ワードが含まれていると判断すると、ステップS22に進み、未登録ワードを用語テーブルT1に登録するための登録処理を行う。
本実施形態には、登録処理により、ファイル名に未登録ワードが含まれている場合、ディスプレイ13に確認画面を表示することにより、ユーザに未登録ワードを用語テーブルT1に登録するか否かを確認する。図11では、ユーザが手動操作によりファイル名ボックス81に未登録ワード(交通費)を入力した場合において、ユーザにより保存ボタン91が操作されたことを契機に生じるディスプレイ13の画面変化を示している。保存情報入力画面80にオーバーレイした状態で、確認画面95がディスプレイ13に表示されている。確認画面95には、OKボタン96、及びキャンセルボタン97の2つのボタンが配置されている。
ユーザがOKボタン96を選択操作した場合、未登録ワードが用語テーブルT1に登録される。図11の例では、未登録ワードである「交通費」が用語テーブルT1に登録される。例えば、原稿データからキーワードが抽出されている場合、未登録ワードを、キーワードの関連ワードとして用語テーブルT1に登録する。一方、原稿データからキーワードが抽出されていない場合、未登録ワードを、キーワードとして用語テーブルT1に登録してもよい。なお、ユーザがキャンセルボタン97を選択操作した場合、未登録ワードは用語テーブルT1に登録されない。
ステップS22を終了した場合、又はステップS21を否定判定した場合、図8の処理を一旦終了する。
本実施形態では、原稿データが画像データの一例である。ステップS10が、取得ステップ及び取得部の一例であり、ステップS11が、抽出ステップ及び抽出部の一例である。ステップS12が、キーワード判断ステップ及びキーワード判定部の一例であり、ステップS13~S15が、候補表示ステップ及び候補表示部の一例である。ステップS20が、設定ステップ及び設定部の一例である。ステップS19が、履歴記憶ステップの一例であり、ステップS21が、未登録ワード判定ステップの一例である。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
情報処理装置10のCPU12は、複合機により原稿から読取られた原稿データに含まれる文字を認識し、認識した文字に基づいて文字データを抽出する。CPU12は、抽出された文字データが用語テーブルT1に記憶されているキーワードに該当すると判断した場合に、用語テーブルT1上でキーワードに関連付けられた関連ワードを表示する第2ワード入力ボタン83を、保存情報入力画面80に表示させる。CPU12は、保存情報入力画面80に表示された各ワード入力ボタン82,83に対する操作により選択された関連ワードを少なくとも含むファイル名を原稿データのファイルに設定する。これにより、原稿データにキーワードが含まれていれば、ユーザはキーワードに関連した関連ワードをファイル名に設定することができる。その結果、ユーザが手動でファイル名を入力する場面を極力少なくすることができるため、ユーザの操作負荷を高めることなく原稿データのファイル名を設定することができる。
・CPU12は、設定されたファイル名に、キーワード及び関連ワードのいずれでもない未登録ワードが含まれているか否かを判断する。ファイル名に未登録ワードが含まれていると判断した場合に、この未登録ワードを、キーワード又は関連ワードとして用語テーブルT1に登録する。これにより、キーワードや、関連ワードの種類を、ユーザによるファイル名の設定態様に即して増やすことができるため、ユーザがファイル名を手動で設定する場面を、いっそう少なくすることができる。
・CPU12は、第2ワード入力ボタン83に対する選択操作を受けた場合に、該当する関連ワードにおける選択操作を受けた回数、及び選択操作を受けた時刻を履歴情報として履歴テーブルT2に記憶する。CPU12は、キーワードに関連付けられた複数の関連ワードに対応する第2ワード入力ボタン83を所定の順序で表示させ、履歴テーブルT2に記憶された履歴情報に基づいて、関連ワードにおける表示順序を変更する。これにより、ユーザは、自己の選択傾向に即した表示順序で表示される第2ワード入力ボタン83a,83bを見ながら、ファイル名に含ませる関連ワードを選択することができる。
・CPU12は、キーワードに対応する第1ワード入力ボタン82を、関連ワードに対応する第2ワード入力ボタン83よりも上位の表示順序で保存情報入力画面80に表示させる。これにより、ユーザは、原稿データから抽出されたキーワードと、画像データに含まれていない関連ワードとを区別しながら、ファイル名を設定することができる。
・用語テーブルT1には、各キーワードに対して、読取り設定毎に関連ワードが関連づけて記憶されている。CPU12は、キーワード及び読取り設定の組み合わせ基づいて、関連ワードに応じた第2ワード入力ボタン83を保存情報入力画面80に表示させる。これにより、同じキーワードであっても、原稿の読取り設定に応じた関連ワードがディスプレイ13に表示される。これにより、ユーザがファイル名を手動で設定する場面を、いっそう少なくすることができる。
・CPU12は、原稿データから抽出された文字データがキーワードに該当しないと判断した場合に、原稿データから抽出された文字データをファイル名の候補として保存情報入力画面80に表示させる。これにより、原稿データにキーワードが含まれない場合でも、ユーザがファイル名を手動で入力する手間を極力生じないようにすることができる。
・CPU12は、複合機が行った複数ページの原稿の読取により複数の原稿データを取得した場合に、文字データを抽出する原稿データを指定するための指定操作をユーザから受付ける。ユーザの指定操作により指定された原稿データに含まれる文字に基づいて、文字データを抽出する。これにより、複数ページの原稿から原稿データが読取られる場合でも、キーワードを抽出する原稿データを、ユーザの意図する原稿データに限定することができる。その結果、ファイル名を設定するのに要する時間を短縮することができる。
・CPU12は、原稿データから抽出された各文字データのそれぞれがキーワードに該当し、かつ各キーワードに関連付けられた関連ワードに重複するものがある場合は、重複する関連ワードに対応する第2ワード入力ボタン83を保存情報入力画面80に表示させない。これにより、関連ワードが表示部に重複して表示されないため、ユーザは表示された関連ワードを選択し易くなる。
<第1実施形態の変形例>
・CPU12(制御AP20)は、図8のステップS12において、原稿データから抽出した文字データがキーワードに該当しないと判断した場合に、ステップS14で、予め定められた候補ワードに応じた第2ワード入力ボタン83を保存情報入力画面80に配置してもよい。候補ワードは、原稿データから抽出された文字データではなく、例えば、ユーザにより予め定められたワードを示す文字データである。この場合、制御AP20は、ステップS14に進む場合、メモリ16から候補ワードを読み出す。ステップS15において、候補ワードに応じた第2ワード入力ボタン83を保存情報入力画面80に表示させる。これにより、原稿データにキーワードが含まれない場合でも、ユーザがファイル名を手動で入力する手間を極力生じないようにすることができる。
・CPU12(制御AP20)は、保存情報入力画面80上で、第1ワード入力ボタン82を、第2ワード入力ボタン83と異なる色により表示させてもよい。また、CPU12は、保存情報入力画面80上で、第1ワード入力ボタン82を、第2ワード入力ボタン83の形状と異なる形状で表示させてもよい。これにより、ユーザは、キーワードと関連ワードとを区別しながら、ファイル名を設定することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、制御AP20は、ユーザにより複合機30aに対して継続スキャンの実行指示がなされた場合に、OCR処理の対象となる原稿データの指定操作を受付ける。継続スキャンは、ADFにセットされた1まとまりの原稿に対するスキャン処理の終了後、所定のタイムアウト時間が経過する前に、追加の1まとまりの原稿がADFにセットされた場合に、実行されるスキャン処理である。具体的には、ADFに追加の原稿がセットされた場合、ディスプレイ13には、ユーザに継続スキャンの実行の有無を確認する画面が表示される。ユーザは表示された画面上で、継続スキャンの実行指示操作を行った場合、制御AP20は、この実行指示操作を受付けることにより、ADFにセットされている原稿に対して継続スキャンを開始する。継続スキャンが、複合機による原稿の追加の読取りの一例である。
図12は、本実施形態において、図8のステップS11で実行される処理の手順を説明するフローチャートである。ステップS41では、継続スキャンが実行されたか否かを判断する。例えば、制御AP20は、ユーザによる継続スキャンに対する実行指示操作を受付けた場合に、ステップS41を肯定判定する。
ステップS41を肯定判定すると、ステップS32に進み、ユーザによりOCR処理の対象となる原稿データの指定操作を受付けたか否かを判断する。本実施形態においても、ユーザが、プレビュー表示領域61上で各原稿データのチェックボックをチェックすることにより、OCR処理の対象とする原稿データの指定操作を行うことができる。ステップS32を肯定判定した場合、ステップS33に進み、ユーザにより指定された原稿データをOCR処理の対象に設定する。
一方、ステップS41で、継続スキャンが実行されていないと判断すると、ステップS42に進む。ステップS42では、複数の原稿データが作成されているか否かを判断する。ステップS42での判断は、図9のステップS31での判断と同様である。ステップS42を肯定判定する場合、ステップS32に進む。一方、ステップS42を否定判定する場合、又はステップS32を否定判定する場合、ステップS34に進む。ステップS34では、全ての原稿データをOCR処理の対象に設定する。
ステップS33又はステップS34の処理を終了すると、ステップS35に進む。ステップS35では、OCR処理の対象に設定した原稿データに対してOCR処理を行い、文字データを抽出する。
以上説明した本実施形態では、CPU12は、複合機30aが行った継続スキャンにより複数の原稿データを取得した場合に、文字データを抽出する原稿データを指定する指定操作をユーザから受付ける。CPU12は、指定操作により指定された原稿データに含まれる文字に基づいて、文字データを抽出する。これにより、複合機30aにより継続スキャンが行われる場合でも、文字データを抽出する原稿データを、ユーザの意図する原稿データに限定することができる。その結果、ファイル名を設定するのに要する時間を短縮することができる。
<その他の実施形態>
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
・CPU12は、キーワード及び関連ワードを、ユーザにより選択操作可能にディスプレイ13に表示させればよく、ワード入力ボタンにより表示する構成に限定されない。
・CPU12は、保存情報入力画面80上に、第2ワード入力ボタン83のみを表示させてもよい。
・CPU12は、原稿データの属性情報として、ファイル名以外の情報を原稿データのファイルに設定するものであってもよい。例えば、CPU12は、原稿データを他の原稿データと識別するためのタグ情報を設定するものであってもよい。この場合において、CPU12は、図8のステップS20において、キーワード又は関連ワードを用いて、原稿データのタグ情報を設定すればよい。
・CPU12は、未登録ワードの登録処理を行わなくともよい。この場合、図8のステップS21,S22の処理を抹消すればよい。
・情報処理装置10は、複合機と通信可能な装置であればよく、スマートフォンやタブレット端末以外にも、デスクトップ型のPCであってもよい。
10…情報処理装置、12…CPU、13…ディスプレイ、14…タッチパネル、16…メモリ、30a,30b…複合機

Claims (12)

  1. 表示部と、操作部と、記憶部とを備える情報処理装置のコンピュータにより実行される制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    所定のキーワードと、所定の関連ワードとを関連づけて前記記憶部に記憶する記憶ステップと、
    原稿から読取られた画像データを取得する取得ステップと、
    取得された前記画像データに含まれる文字を認識し、認識した文字に基づいて文字データを抽出する抽出ステップと、
    抽出された前記文字データが前記キーワードに該当するか否かを判断するキーワード判断ステップと、
    前記文字データが前記キーワードに該当すると判断された場合に、前記キーワードに関連付けられた前記関連ワードを、前記画像データのデフォルトのファイル名の所定の位置に入力するワードの候補として前記表示部に表示させる候補表示ステップと、
    前記表示部に表示された前記関連ワードに対する選択操作を、前記操作部を通じて受付け、前記画像データのファイル名を、前記選択操作により選択された前記関連ワードを前記デフォルトのファイル名の所定の位置に入力したファイル名に設定する設定ステップと、を実行させる制御プログラム。
  2. 前記コンピュータに
    前記設定ステップで設定された前記画像データのファイル名に、前記キーワード及び前記関連ワードのいずれでもない未登録ワードが含まれているか否かを判断する未登録ワード判定ステップと、
    前記未登録ワード判定ステップにより前記未登録ワードが含まれていると判断された場合に、前記記憶部に記憶された前記キーワード又は前記関連ワードに、前記未登録ワードを追加する追加ステップと、
    を実行させる請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記設定ステップにて、前記関連ワードに対する前記選択操作を受けた場合に、前記選択操作を受けた回数、又は前記選択操作を受けた時刻を履歴情報として前記記憶部に記憶する履歴記憶ステップを実行させ、
    前記候補表示ステップでは、
    前記キーワードに関連付けられた複数の前記関連ワードを所定の順序で前記表示部に表示させ、
    前記履歴情報に基づいて、前記表示部に表示される複数の前記関連ワードにおける表示順序を変更する請求項1又は2に記載の制御プログラム。
  4. 前記候補表示ステップでは、前記キーワードを、前記関連ワードと異なる表示態様で表示する請求項1~3のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  5. 前記記憶ステップでは、
    前記キーワードに対して、前記画像データの読取り設定毎に前記関連ワードを関連づけて前記記憶部に記憶しており、
    前記候補表示ステップでは、前記キーワード及び前記読取り設定に基づいて、前記関連ワードを前記表示部に表示させる請求項1~4のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  6. 前記読取り設定は、読取り対象となる原稿における、原稿サイズ、色の設定、及び解像度の少なくともいずれかである請求項5に記載の制御プログラム。
  7. 前記候補表示ステップでは、前記キーワード判断ステップにより前記文字データが前記キーワードに該当しないと判断された場合に、前記抽出ステップにより前記画像データから抽出された前記文字データを前記画像データのデフォルトのファイル名の所定の位置に入力するワードの候補として前記表示部に表示させる請求項1~6のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  8. 前記候補表示ステップでは、前記キーワード判断ステップにより前記文字データが前記キーワードに該当しないと判断された場合に、所定の候補ワードを前記画像データのデフォルトのファイル名の所定の位置に入力するワードの候補として表示する請求項1~6のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  9. 前記抽出ステップでは、
    前記取得ステップにおいて、原稿を読取る読取り装置が行った複数ページの原稿の読取により複数の前記画像データを取得した場合に、前記文字データを抽出する前記画像データを指定するための指定操作を、前記操作部を通じて受付け、
    前記指定操作により指定された前記画像データに含まれる文字に基づいて、前記文字データを抽出する請求項1~8のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  10. 前記コンピュータに、読取り装置に対して追加の原稿の読取りを行わせる実行指示を送信可能であり、
    前記抽出ステップでは、
    前記取得ステップにおいて、前記読取り装置が行った追加の原稿の読取りにより複数の前記画像データを取得した場合に、前記文字データを抽出する前記画像データを指定する指定操作を、前記操作部を通じて受付け、
    前記指定操作により指定された前記画像データに含まれる文字に基づいて、前記文字データを抽出する請求項1~9のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  11. 前記候補表示ステップでは、前記キーワード判断ステップにより複数の前記文字データが複数の前記キーワードに該当すると判断され、かつ複数の前記キーワードに関連付けられた前記関連ワードに重複するものがある場合は、重複する前記関連ワードを前記表示部に1つのみ表示させて、重複して前記表示部に表示させない請求項1~10のいずれか一項に記載の制御プログラム。
  12. 表示部と、操作部とを備える情報処理装置であって、
    所定のキーワードと、所定の関連ワードとを関連づけて記憶する記憶部と、
    原稿から読取られた画像データを取得する取得部と、
    取得された前記画像データに含まれる文字を認識し、認識した文字に基づいて文字データを抽出する抽出部と、
    抽出された前記文字データが前記キーワードに該当するか否かを判断するキーワード判断部と、
    前記文字データが前記キーワードに該当すると判断された場合に、前記キーワードに関連付けられた前記関連ワードを、前記画像データのデフォルトのファイル名の所定の位置に入力するワードの候補として前記表示部に表示させる候補表示部と、
    前記表示部に表示された前記関連ワードに対する選択操作を、前記操作部を通じて受付け、前記画像データのファイル名を、前記選択操作により選択された前記関連ワードを前記デフォルトのファイル名の所定の位置に入力したファイル名に設定する設定部と、
    を備える情報処理装置。
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