JP7423949B2 - 送信装置、送信方法、受信装置、及び、受信方法 - Google Patents

送信装置、送信方法、受信装置、及び、受信方法 Download PDF

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Description

本技術は、送信装置、送信方法、受信装置、及び、受信方法に関し、特に、例えば、OFDMフレーム(Orthogonal Frequency Division Multiplex)に含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックを、容易に取得することができるようにする送信装置、送信方法、受信装置、及び、受信方法に関する。
例えば、日本では、地上波放送の放送方式を、既存の放送方式であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial )方式から、次世代の放送方式(新方式)に切り替えることが検討されている。
新方式では、既存のISDB-T方式よりも、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)信号によって伝送すべき伝送パラメータの数が飛躍的に増加することが予想される。そのため、既存のISDB-T方式よりも多数の伝送パラメータを伝送する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2019-036934号公報
既存のISDB-T方式では、188バイトのTS(Transport Stream)パケット(MPEG2-TSパケット)に、16バイトのパリティが付加された204バイトのFECブロックが、204個のOFDMシンボルで構成されるOFDMフレームで伝送される。このため、FECブロックが、2個のOFDMフレームに跨がって配置されるOFDMフレーム跨ぎは生じない。
一方、新方式では、誤り訂正符号化により得られる新方式のFECブロックが、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送される可能性がある。この場合、新方式のFECブロックのサイズが、既存のISDB-T方式のFECブロックのサイズと一致する保証はなく、そのため、新方式のFECブロックが、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送されるときに、OFDMフレーム跨ぎが生じることがある。
OFDMフレーム跨ぎが生じると、OFDMフレームの先頭からFECブロックが開始されないことがあり、OFDMフレームを受信する受信装置において、OFDMフレームからFECブロックを取得(抽出)することが困難になることがある。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、OFDMフレームに含まれるFECブロックを、容易に取得することができるようにするものである。
本技術の送信装置は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成する構成部を備え、前記構成部は、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームを構成し、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる送信装置である。
本技術の送信方法は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFECブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成し、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームを構成することを含み、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる送信方法である。
本技術の送信装置及び送信方法においては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFECブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームが構成され、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームが構成されるまた、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる。
本技術の受信装置は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得する復号部を備え、前記OFDMフレームは、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含み、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる受信装置である。
本技術の受信方法は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得することを含み、前記OFDMフレームは、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含み、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる受信方法である。
本技術の受信装置及び受信方法においては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタが取得され、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックが取得される。また、前記OFDMフレームは、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報が含まれ、前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる。
なお、送信装置及び受信装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
また、送信装置及び受信装置は、コンピュータにプログラムを実行させることにより実現することができる。かかるプログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、又は、記録媒体に記録して、提供することができる。
本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。 TMCCキャリア(TMCC信号)のビットの割り当ての例を示す図である。 TMCC情報のビットB20~B121の詳細を示す図である。 TMCC情報におけるカレント情報とネクスト情報の各階層の伝送パラメータ情報の構成の例を示す図である。 キャリア変調マッピング方式の例を示す図である。 畳込み符号化率の例を示す図である。 時間インターリーブの長さの例を示す図である。 セグメント数の例を示す図である。 既存方式としてのISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式を導入する第1の導入方法を説明する図である。 既存方式としてのISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式を導入する第2の導入方法を説明する図である。 ISDB-T方式のOFDMセグメントの構成例を示す図である。 新方式のFECブロックを、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送する場合のFECブロックとOFDMフレームとの関係の例を示す図である。 新方式のFECブロックを伝送するISDB-T方式のOFDMフレームの構成例を示す図である。 ポインタ情報の第1の例を示す図である。 ポインタ情報の第2の例を示す図である。 ポインタ情報の第3の例を示す図である。 ポインタ情報の第4の例を示す図である。 種別情報の例を示す図である。 送信装置10の構成例を示すブロック図である。 送信装置10が行う送信処理の例を説明するフローチャートである。 受信装置20の構成例を示すブロック図である。 受信装置20が行う受信処理を説明するフローチャートである。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
<本技術を適用した伝送システムの一実施の形態>
図1は、本技術を適用した伝送システムの一実施の形態の構成を示す図である。
図1において、伝送システム1は、地上デジタルテレビジョン放送等の放送方式に対応したシステムである。伝送システム1は、各放送局に関連する施設に設置されるデータ処理装置11-1乃至11-N(Nは1以上の整数)と、送信所に設置される送信装置10と、各ユーザにより所有される受信装置20-1乃至20-M(Mは1以上の整数)から構成される。
また、この伝送システム1において、データ処理装置11-1乃至11-Nと、送信装置10とは、通信回線12-1乃至12-Nを介して接続されている。なお、通信回線12-1乃至12-Nは、例えば専用線とすることができる。
データ処理装置11-1は、放送局Aにより制作された放送コンテンツ(例えば放送番組等)のデータにエンコード等の必要な処理を施し、その結果得られる伝送データを、通信回線12-1を介して送信装置10に送信する。
データ処理装置11-2乃至11-Nにおいては、データ処理装置11-1と同様に、放送局Bや放送局Z等の各放送局により制作された放送コンテンツのデータが処理され、その結果得られる伝送データが、通信回線12-2乃至12-Nを介して送信装置10に送信される。
送信装置10は、通信回線12-1乃至12-Nを介して、放送局側のデータ処理装置11-1乃至11-Nから送信されてくる伝送データを受信する。送信装置10は、データ処理装置11-1乃至11-Nからの伝送データに符号化や変調等の必要な処理を施し、その結果得られる放送信号を、送信所に設置された送信用のアンテナから送信する。
これにより、送信所側の送信装置10からの放送信号は、所定の周波数帯の電波によって、受信装置20-1乃至20-Mにそれぞれ送信される。
受信装置20-1乃至20-Mは、例えば、テレビ受像機やセットトップボックス(STB:Set Top Box)などの固定受信機として構成され、各ユーザの自宅等に設置される。
受信装置20-1は、所定の周波数帯の電波によって、送信装置10から送信されてくる放送信号を受信して復調や復号、デコード等の必要な処理を施すことで、ユーザによる選局操作に応じた放送コンテンツ(例えば放送番組等)を再生する。
受信装置20-2乃至20-Mにおいては、受信装置20-1と同様に、送信装置10からの放送信号が処理され、ユーザによる選局操作に応じた放送コンテンツが再生される。
このようにして、受信装置20においては、放送コンテンツの映像がディスプレイに表示され、その映像に同期した音声がスピーカから出力されるため、ユーザは、放送番組等の放送コンテンツを視聴することができる。
なお、伝送システム1において、M台の受信装置20には、既存の放送方式(既存方式)に対応したものと、新たな放送方式(新方式)に対応したものが混在している。そこで、以下の説明では、既存方式に対応した受信装置20を、既存方式受信装置20Lと称し、新方式に対応した受信装置20を、新方式受信装置20Nと称して区別する。
さらに、既存方式と新方式の両方の方式に対応した受信装置20も想定されるため、以下の説明では、当該受信装置20を、両方式受信装置20Dと称する。ただし、既存方式受信装置20Lと、新方式受信装置20Nと、両方式受信装置20Dとを、特に区別する必要がない場合には、単に受信装置20と称する。
ところで、日本では、地上デジタルテレビジョン放送の次世代化に向けた検討が行われている。ここで、既存方式(ISDB-T方式)から新方式(ISDB-T方式の次世代方式)への移行(マイグレーション)方法の1つとして、既存方式の周波数帯域を用いて、既存方式と互換性のある新方式を導入することが検討されている。
ここで、ISDB-T方式とISDB-Tを高度化した新方式とは、いずれも、OFDMフレームを、異なる伝送路符号化を施したOFDMセグメント群の同時伝送である階層伝送により伝送する。このように、ISDB-T方式とISDB-Tを高度化した新方式とが、いずれも、階層伝送を行う場合、ISDB-T方式とISDB-Tを高度化した新方式とは、放送方式の一部が共通するということができる。
さらに、階層伝送では、同一のチャンネル(周波数帯域)のある階層で、ISDB-T方式の放送を行うとともに、他の階層で、新方式の放送を行うことができ、したがって、ISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式の放送を行うことができる。
新方式がISDB-T方式と互換性がある、とは、以上のように、新方式が、階層伝送を行うことが可能なISDB-T方式の一部の階層を用いて放送することができることを意味する。そのため、ISDB-T方式と互換性がある新方式の放送は、ISDB-T方式の放送を維持しつつ行うことができる。
既存方式としてのISDB-T方式と互換性がある新方式を導入する場合には、2つのフェーズが想定される。すなわち、既存方式との互換性を保持しつつ、新方式を導入する第1のフェーズと、既存方式の放送サービスを停止して新方式の運用のみが行われる第2のフェーズである。
そして、新方式を導入するに際しては、当該新方式の導入が適切に行われることで、既存方式受信装置20Lの動作に影響を及ぼすことなく、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dが新方式の放送信号を適切に受信して処理できるようにすることが求められる。
そこで、本技術では、伝送制御信号(TMCC信号)に、既存方式(第1の方式)と互換性がある新方式(第2の方式)の導入に応じた制御情報、つまり、新方式の導入にあたって新たに導入される制御情報として、周波数領域での分割単位であるセグメントに関する制御情報(以下、セグメント制御情報ともいう)を含めて、当該セグメント制御情報を含む伝送制御信号が受信装置20で処理されるようにすることで、より適切に新方式の導入が行われるようにすることができる。
すなわち、本技術では、例えば、OFDMフレームを受信する受信装置の動作を補助する制御情報、具体的には、TMCC信号で伝送されるTMCC情報の中の未定義のビットに、セグメント制御情報を割り当てることで、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dが新方式の放送信号を適切に受信して処理することができるようにすることができる。
ここで、ISDB-T方式では、1つのチャンネル(周波数帯域)に割り当てられる直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が施された複数のサブキャリアの周波数帯域が13セグメントに分割されている。OFDMは、デジタル変調の一種で、ある周波数帯域内に複数の異なるサブキャリア(副搬送波)を形成してそれらを同時に伝送することで多重化を行うものである。
そして、13セグメントのうち、12セグメントが、固定受信機向けの放送に用いられ、残りの1セグメントがモバイル受信機向けの放送(いわゆるワンセグ放送)に用いられる。また、これらの13セグメントにおいて、同時に放送用のデータが送信される。
なお、1つのチャンネル(周波数帯域)は、13セグメントに分割されているが、ここでは、1つのチャンネルを最大で3階層により構成することができる。この3階層は、例えば、1セグメントからなるA階層と、6セグメントからなるB階層と、6セグメントからなるC階層とすることができる。ただし、各階層のセグメント数は、3つの階層(A階層、B階層、C階層)のセグメントの合計が、13セグメントを超えない範囲で任意に設定可能である。
また、ISDB-T方式では、伝送制御信号として、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)信号が規定されている。このTMCC信号は、各階層の変調方式や誤り訂正符号化率等の伝送パラメータなどの情報を含む。
<TMCC信号>
図2は、TMCCキャリア(TMCC信号)のビットの割り当ての例を示している。
図2においては、TMCCキャリアの204ビットB0~B203のうち、ビットB0にはTMCCシンボルのための復調基準信号、ビットB1~B16には同期信号、ビットB17~B19にはセグメント形式識別、ビットB20~B121にはTMCC情報、ビットB122~B203にはパリティビットが割り当てられることを示している。
図3は、図2のTMCC情報のビットB20~B121の詳細を示している。
TMCC情報のビットB20~B121のうち、ビットB20~B21にはシステム識別、ビットB22~B25には伝送パラメータ切替指標、ビットB26には起動制御信号、ビットB27~B66にはカレント情報、ビットB67~B106にはネクスト情報、ビットB107~B109には連結送信位相補正量が割り当てられ、ビットB110~B121は未定義とされる。
図4は、図3のTMCC情報におけるカレント情報とネクスト情報の各階層の伝送パラメータ情報の構成の例を示している。すなわち、図4は、カレント情報のA階層、B階層、及びC階層と、ネクスト情報のA階層、B階層、及びC階層の伝送パラメータ情報を示している。
この伝送パラメータ情報としては、3ビットのキャリア変調マッピング方式、3ビットの畳込み符号化率、3ビットの時間インターリーブの長さ、及び4ビットのセグメント数が含まれる。ここでは、図5乃至図8に、これらの伝送パラメータ情報の具体例を示している。
図5は、キャリア変調マッピング方式の例を示している。このキャリア変調マッピング方式としては、例えば、'000','001','010','011'である3ビットの値に応じて、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying),QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),16QAM(Quadrature Amplitude Modulation),64QAM等の変調方式が指定される。
図6は、畳込み符号化率の例を示している。この畳込み符号化率としては、例えば、'000','001','010','011','100'である3ビットの値に応じて、1/2,2/3,3/4,5/6,7/8等の符号化率が指定される。
図7は、時間インターリーブの長さの例を示している。この時間インターリーブの長さとしては、例えば、'000','001','010','011'である3ビットの値に応じて、モード1乃至3のIの値がそれぞれ設定される。
図8は、セグメント数の例を示している。このセグメント数としては、例えば、'0001'乃至'1101'である4ビットの値に応じて、1~13のセグメント数がそれぞれ設定される。
本技術では、TMCC情報(図3)の未定義のビットB110~B121に、新方式の導入の有無を表す新方式導入制御情報や、新方式に用いられているセグメント数を表すセグメント制御情報が割り当てられる。
これにより、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dでは、新方式導入制御情報に基づき、新方式が導入されたかどうかを判定することができる。さらに、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dでは、新方式が導入されたと判定された場合に、セグメント制御情報に応じた処理を行うことができる。
一方、既存方式受信装置20Lでは、新方式導入制御情報及びセグメント制御情報が割り当てられたTMCC情報(図3)の未定義のビットB110~B121は無視されるので、既存方式の放送信号を適切に処理することができる。
<新方式の導入方法>
図9は、既存方式としてのISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式を導入する第1の導入方法を説明する図である。
第1の導入方法は、「放送の高度化に関する研究開発」、平成30年3月16日、総務省情報流通行政局、NHK、関西テレビ放送、TBSテレビ(http://www.soumu.go.jp/main_content/000539299.pdf)(以下、文献1という)で紹介されている新方式の導入方法の1つである。
第1の導入方法では、H偏波(水平偏波)及びV偏波(垂直偏波)を、それぞれ、対応する複数のアンテナで受信するMIMO(Multiple Input Multiple Output)方式を利用して、新方式が導入される。
現行(現状)のISDB-T方式では、例えば、13セグメントを有する1チャンネルが、1セグメントで構成されるA階層と、12セグメントで構成されるB階層との2階層に分割される。そして、A階層で、ワンセグ放送が行われ、B階層で、いわゆる2K放送が行われる。また、ワンセグ放送及び2K放送では、SISO(Single-Input Single-Output)方式で、H偏波のみが用いられる。
新方式を導入する場合、1チャンネルが、例えば、1セグメントで構成されるA階層、5セグメントで構成されるB階層、及び、7セグメントで構成されるC階層の3階層に分割される。
そして、A階層では、ワンセグ放送が、H偏波により行われ、C階層では、2K放送が、H偏波により行われる。
さらに、B階層では、新方式の放送としての、例えば、4K放送が、H偏波及びV偏波を用いたMIMO方式により行われる。
ここで、2K放送とは、概ね1920×1080ピクセル前後の画面解像度に対応した映像の放送であり、4K放送とは、概ね3840×2160ピクセル前後の画面解像度に対応した映像の放送である。
また、新方式の放送としては、4K放送の他、例えば、8K放送等の、より高画質の映像の放送を行うことができる。8K放送とは、概ね7680×4320ピクセル前後の画面解像度に対応した映像の放送である。
図10は、既存方式としてのISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式を導入する第2の導入方法を説明する図である。
第2の導入方法は、第1の導入方法と同様に、文献1で紹介されている新方式の導入方法の1つである。
第2の導入方法では、LDM(Layered Division Multiplexing)を利用して、新方式が導入される。
図10のAは、LDMを利用して、新方式が導入される場合のセグメントの放送信号を示している。
第2の導入方法では、放送信号のレベルが低い低電力階層(LL(Lower_Layer))で、新方式の4K放送が行われ、放送信号のレベルが高い高電力階層(UL(Upper_Layer))で、現行のISDB-T方式の2K放送が行われる。
図10のAにおいて、IL(Injection_Level)は、高電力階層の最大レベルを基準とする低電力階層の入力レベルを表す。
図10のBは、ILと、新方式の4K放送を受信することができるエリア(4Kサービスエリア)との関係を示している。
高電力階層の最大レベルを基準とするILを小さくすることにより、低電力階層の信号レベルが大きくなり、4Kサービスエリアは拡大する。
新方式を導入する場合、ISDB-T方式と同様に、新方式について、変調方式や階層を構成するセグメント数等の復調に必要な伝送パラメータを、TMCC信号等によって伝送する必要がある。また、新方式については、ISDB-T方式と同様の伝送パラメータの他、新方式に特有の伝送パラメータが必要となることもあり得る。
図11は、ISDB-T方式のOFDMセグメントの構成例を示す図である。
図11のOFDMセグメントは、ARIBの標準規格ARIB STD-B31 2.2版に記載されている。
図11において、横方向は、キャリア番号、すなわち、周波数を表し、縦方向は、OFDMシンボル番号、すなわち、時間を表す。
また、図11において、Si,j は、インターリーブ後のデータセグメント内のキャリアシンボルを表し、SPは、Scattered Pilotを表す。TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)は制御情報を伝送するためのキャリアシンボルを表し、AC (Auxiliary Channel)は放送に関する付加情報を伝送するためのキャリアシンボルを表す。
OFDMセグメントは、OFDMシンボルの所定数(図11では、108個)のキャリア(サブキャリア)分が204個だけ時間方向に並んで構成される。OFDMフレームは、周波数方向に並んだ13個のOFDMセグメントで構成される。したがって、OFDMフレームは、204個のOFDMシンボルで構成される。
ISDB-Tでは、204個のOFDMシンボルで構成されるOFDMフレームにより、188バイトのTSパケットに16バイトのパリティが付加された204バイトの固定長のFECブロックが伝送される。このため、204バイトのFECブロックについては、FECブロックが、2個のOFDMフレームに跨がって配置されるOFDMフレーム跨ぎは生じない。
一方、図9や図10に示したように、ISDB-T方式の2K放送を維持しつつ、新方式の4K放送を導入する場合、新方式のFECブロックのサイズが、既存のISDB-T方式のFECブロックのサイズと一致する保証はなく、そのため、新方式のFECブロックが、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送されるときに、OFDMフレーム跨ぎが生じることがある。
図12は、新方式のFECブロックを、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送する場合のFECブロックとOFDMフレームとの関係の例を示す図である。
新方式のFECブロックを、ISDB-T方式のOFDMフレームで伝送する場合、新方式のFECブロックは、ISDB-T方式の階層(A階層、B階層、C階層)を構成するセグメントに割り当てられて伝送される。
ここで、図12では、OFDMフレームは、n+1個のOFDMシンボルSymbol#0,Symbol#1,・・・,Symbol#nで構成され、1個のOFDMシンボルSymbol#iは、m+1個のセグメントSeg0,Seg#1,・・・,Seg#m分のキャリア(サブキャリア)を有する。ISDB-T方式では、n+1は204であり、m+1は13である。
また、図12では、新方式のFECブロックは、ペイロードの情報(ペイロードに配置された情報)に、BCH符号化及びLDPC符号化が施されることにより得られる。新方式のFECブロックは、ペイロードの情報、BCH符号のパリティ(ビット)、及び、LDPC符号のパリティで構成される。
新方式のFECブロックが、ISDB-T方式のFECブロックのサイズの整数倍とは異なるサイズのFECブロックである場合、新方式のFECブロックのサイズがOFDMフレームのサイズ(フレーム長)の約数にならず、図12に示すように、FECブロックが、2個のOFDMフレームに跨がって配置されるフレーム跨ぎが生じることがある。図12では、FECブロック#kが2個のOFDMフレームに跨がっている。
OFDMフレーム跨ぎが生じる場合、OFDMフレームの先頭からFECブロックが開始されないことがあり、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dにおいて、OFDMフレームからFECブロックを取得(抽出)することが困難になることがある。
そこで、本技術では、FECブロックの位置を表すFECブロックポインタを導入することにより、OFDMフレームに含まれるFECブロックを、容易に取得する。
また、ISDB-T方式を高度化した新方式では、FECブロックのペイロードに配置されるパケット(情報)として、TLV(Type Length Value)パケット(ARIBの標準規格ARIB STD-B32)を用いることが検討されている。但し、新方式では、TLVパケットとともに、ISDB-T方式の2K放送で用いられているTSパケットが併用される可能性がある。
新方式において、TLVパケットとTSパケットとが併用される場合、FECブロックのペイロードに配置されるパケットが、新方式受信装置20N及び両方式受信装置20Dで正しく処理されるためには、FECブロックのペイロードに配置されるパケットの種別、例えば、FECブロックのペイロードに配置されるパケットが、TSパケット及びTLVパケットのいずれであるのかを表す種別情報が必要となる。
そこで、本技術では、新方式の導入にあたって、新方式に特有の伝送パラメータとして、FECブロックポインタや種別情報を、OFDMフレームに含める。
ISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式を導入する場合、FECブロックポインタや種別情報は、既存方式受信装置20Lの誤動作を引き起こさないように、OFDMフレームに含ませる必要がある。
<新方式のOFDMフレーム>
図13は、新方式のFECブロックを伝送するISDB-T方式のOFDMフレームの構成例を示す図である。
新方式のFECブロックを伝送するISDB-T方式のOFDMフレームを、説明の便宜上、新方式のOFDMフレームという。
新方式のOFDMフレームには、FECブロックの位置、例えば、OFDMフレームの先頭を基準とする、そのOFDMフレームの先頭のFECブロックの先頭の位置をバイト数で表すFECブロックポインタが必要に応じて含まれる。
例えば、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在しない場合、すなわち、FECブロックが、注目OFDMフレームの前のOFDMフレームから開始し、注目OFDMフレームの後のOFDMフレームで終了する場合、注目OFDMフレームには、FECブロックポインタを含めないようにすることができる。
FECブロックポインタ(としての変数)のサイズは、OFDMフレームに含めることができるデータ量に応じて設定することができる。
ISDB-T方式のOFDMフレームに、最もデータを含めることができるモードは、データキャリア数が384のモード3である。
また、例えば、新方式において、コンスタレーション上の信号点の数が最も多いキャリア変調方式が4096QAMであるとする。
この場合、新方式のOFDMフレームに含めることができる最大のデータ量DMAXは、次式で表される。
DMAX=384キャリア×13セグメント×12ビット(=log24096)×204OFDMシンボル÷8ビット
=1,527,552バイト
1,527,552までを表現することができる2進数の最小のビット数は、21ビットであるから、FECブロックポインタのサイズとしては、21ビット(以上)を採用することができる。
図14は、ポインタ情報の第1の例を示す図である。
ここで、ポインタ情報とは、FECブロックポインタに関する情報である。
図14では、13セグメントで構成される周波数帯域が、セグメント0で構成されるA階層、セグメント1ないし4で構成されるB階層、及び、セグメント5ないし12で構成されるC階層に分割されている。そして、A階層には、ワンセグ放送が、B階層には、新方式の4K放送が、C階層には、現行のISDB-T方式の2K放送が、それぞれ割り当てられている。後述する図15及び図16でも同様である。
ポインタ情報は、新方式の放送が行われる1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に配置することができる。図14では、新方式の4K放送が行われるB階層のデータセグメント(セグメント1)の先頭に、ポインタ情報が配置されている。後述する図15及び図16でも同様である。
図14では、ポインタ情報は、21ビットのFECブロックポインタを格納し、かつ、バイトアラインをとるために、24ビットで構成される。24ビットのポインタ情報のうちの、先頭の3ビットは、将来の拡張用として未使用の領域になっており、残りの21ビットに、FECブロックポインタが配置される。
なお、未使用(未定義)の領域は、例えば、ISDB-T方式に準じて、1に設定される。
以上のように、FECブロックポインタを含むポインタ情報を、必要な階層のデータセグメントの先頭に配置することで、フレーム跨ぎが生じても、OFDMフレームから、FECブロックを、容易に取得することができる。
図15は、ポインタ情報の第2の例を示す図である。
図15では、ポインタ情報の先頭の1ビットに、有無情報が必須の情報として配置される。
有無情報は、FECブロックポインタの有無を表す。例えば、有無情報が1であることは、FECブロックポインタがないことを表し、有無情報が0であることは、FECブロックポインタがあることを表す。
有無情報が1である場合、ポインタ情報は、1ビットの有無情報と、バイトアラインをとるための7ビットの未使用の領域とを先頭から並べた8ビットで構成される。
有無情報が0である場合、ポインタ情報は、1ビットの有無情報、バイトアラインをとるための2ビットの未使用の領域、及び、21ビットのFECブロックポインタを先頭から並べた24ビットで構成される。
図15のポインタ情報は、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在する場合には、24ビットとなるが、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在しない場合には、8ビットとなる。
したがって、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在しない場合には、ポインタ情報の伝送に消費されるデータセグメントのデータ量が減少するので、図14と比較して、その減少分だけ、データの伝送容量を増加させることができる。
図16は、ポインタ情報の第3の例を示す図である。
図16では、有無情報が、OFDMフレームに含まれる受信装置20の動作を補助する制御情報としてのTMCC情報に含まれる。
すなわち、TMCC情報は、図3に示したように、ビットB110ないしB121が未定義になっている。図16では、未定義のビットB110ないしB121のうちの一部に、1以上の階層それぞれについての有無情報が割り当てられる。例えば、ビットB110ないしB112に、A階層、B階層、及び、C階層についての有無情報が、それぞれ割り当てられる。
したがって、ビットB110,B111、及び、B112に割り当てられた有無情報は、A階層、B階層、及び、C階層のFECブロックポインタの有無を、それぞれ表す。例えば、有無情報が1であることは、FECブロックポインタがないことを表し、有無情報が0であることは、FECブロックポインタがあることを表す。
有無情報が1である場合、対応する階層のデータセグメントの先頭に、FECブロックポインタを含むポインタ情報は含められない。
有無情報が0である場合、対応する階層のデータセグメントの先頭に、FECブロックポインタを含むポインタ情報が含められる。
図16では、ポインタ情報は、例えば、図14と同様の24ビットで構成される。
図16では、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在する場合には、24ビットのポインタ情報がデータセグメントに含められるが、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在しない場合には、ポインタ情報はデータセグメントに含められない。
したがって、OFDMフレームに、FECブロックの先頭が存在しない場合には、ポインタ情報の伝送に消費されるデータセグメントのデータ量が減少するので、図14と比較して、その減少分だけ、データの伝送容量を増加させることができる。
図17は、ポインタ情報の第4の例を示す図である。
図17では、ポインタ情報は、21ビットのFECブロックポインタだけで構成され、AC信号により伝送される付加情報、及び、TMCC信号により伝送される制御情報に割り当てられる。
ここで、TMCC信号により伝送される制御情報の任意のビットに、ポインタ情報を割り当てると、ISDB-T方式の放送を維持すること、すなわち、既存方式受信装置20LがISDB-T方式の2K放送を正常に受信することができなくなるおそれがある。
ISDB-T方式の放送を維持するには、例えば、新方式に特有のポインタ情報を、TMCC信号により伝送される制御情報の未定義のビット、すなわち、TMCC情報のビットB110ないしB121に割り当てる必要がある。
しかしながら、TMCC情報の未定義のビットは、ビットB110ないしB121の12ビットであり、21ビットのポインタ情報としてのFECブロックポインタの全ビットを割り当てるには、ビット数が足りない。
そこで、ポインタ情報の第4の例では、21ビットのポインタ情報としてのFECブロックポインタのうちの先頭(又は終わり)の12ビットが、TMCC情報の未定義のビットB110ないしB121に割り当てられ、FECブロックポインタの残りの9ビットが、AC信号により伝送される付加情報に割り当てられる。なお、TMCC情報の未定義のビットには、FECブロックポインタの12ビットよりも少ないビットを割り当て、AC信号により伝送される付加情報には、FECブロックポインタの9ビットより多いビットを割り当てることができる。
以上のように、FECブロックポインタで構成されるポインタ情報を、AC信号により伝送される付加情報、及び、TMCC信号により伝送される制御情報に割り当てる場合には、FECブロックポインタの伝送に、データセグメントを消費しない。したがって、図14ないし図16と比較して、データの伝送容量を増加させることができる。
図18は、種別情報の例を示す図である。
種別情報は、FECブロックのペイロードに配置されたパケットの種別、例えば、FECブロックのペイロードに配置されたパケットが、TSパケット及びTLVパケットのいずれであるかを表す。
図18では、種別情報が、TMCC情報に含まれる。
TMCC情報は、図3に示したように、ビットB110ないしB121が未定義になっている。図18では、未定義のビットB110ないしB121のうちの一部に、1以上の階層それぞれについての種別情報が割り当てられる。例えば、ビットB113ないしB115に、A階層、B階層、及び、C階層についての種別情報が、それぞれ割り当てられる。
したがって、ビットB113,B114、及び、B115に割り当てられた種別情報は、A階層、B階層、及び、C階層のFECブロックに配置されたパケットの種別を、それぞれ表す。例えば、種別情報が1であることは、FECブロックに配置されたパケットがTSパケットであることを表し、種別情報が0であることは、FECブロックに配置されたパケットがTLVパケットであることを表す。
なお、TMCC情報(図3)の未定義のビットB110ないしB121に、新方式の伝送パラメータを割り当てる場合、例えば、図8で説明した新方式導入制御情報及びセグメント制御情報、図16で説明した有無情報、図17で説明したポインタ情報としてのFECブロックポインタ、並びに、図18で説明した種別情報を割り当てる場合、新方式の伝送パラメータを、互いに重複しないように、未定義のビットB110ないしB121に割り当てる必要がある。
TMCC情報の未定義のビットB110ないしB121に、新方式の伝送パラメータを割り当てる場合において、未定義のビットB110ないしB121だけでは足りないときには、例えば、AC信号により伝送される付加情報に、新方式の伝送パラメータを割り当てることができる。また、例えば、ポインタ情報は、TMCC情報の未定義のビットB110ないしB121に割り当てるのではなく、データセグメントに配置することで、新方式の伝送パラメータを割り当てる未定義のビットB110ないしB121が足りないことに対処することや、新方式の伝送パラメータを、互いに重複しないように、未定義のビットB110ないしB121に割り当てることができる。
<送信装置10の構成例>
図19は、図1の送信装置10の構成例を示すブロック図である。
図19において、送信装置10は、例えば、ISDB-T方式の放送、及び、新方式の放送のいずれをも行うことができる送信装置であり、上位層処理部111及び物理層処理部112を有する。なお、以下では、送信装置10が、現行のISDB-T方式の放送のために行う処理については、適宜、説明を省略し、新方式の放送を行うための処理について説明する。受信装置20についても同様である。
上位層処理部111には、番組のコンテンツの映像や音声等が供給される。
上位層処理部111は、番組のコンテンツの映像や音声等から、物理層より上位の上位層(OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのデータリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層)で規定されるフォーマットの上位層データを生成する上位層の処理を行い、物理層処理部112に供給する。
すなわち、上位層処理部111は、例えば、上位層の処理として、番組のコンテンツの映像や音声の符号化等を行い、符号化後の映像や音声等を含む上位層データを生成し、物理層処理部112に供給する。
上位層データとしては、例えば、TSパケットや、TLVパケットを採用することができる。
物理層処理部112は、上位層処理部111からの上位層データに物理層の処理を施し、その結果得られる送信データとしての、例えば、OFDM信号を送信する。
物理層処理部112は、伝送路符号化部121、生成部122、フレーム構成部123、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部124、GI(Guard Interval)付加部125、及び、送信部126を有する。
伝送路符号化部121には、上位層処理部111から上位層データが供給される。
伝送路符号化部121は、上位層処理部111からの上位層データに、所定の伝送路符号化を施し、その伝送路符号化により得られるFECブロック(のデータキャリア)を、フレーム構成部123に供給する。
ここで、伝送路符号化では、例えば、上位層データの階層分割、上位層データのBCH符号化やLDPC符号化等の誤り訂正符号化、誤り訂正符号化により得られるFECブロックに従ったデータキャリアの変調としてのマッピング((IQ)コンスタレーション上へのマッピング)、時間インターリーブ、周波数インターリーブ等が行われる。
生成部122は、物理層データ(物理層のデータ)であるパイロット信号(SP)、TMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報(のキャリア)を生成し、フレーム構成部123に供給する。
生成部122で生成されるTMCC信号には、新方式導入制御情報、セグメント制御情報、及び、種別情報を含めることができる。また、TMCC信号には、図16又は図17で説明したように、有無情報又はポインタ情報を含めることができる。但し、ここでは、図14又は図15で説明したように、ポインタ情報は、必要な階層のデータセグメントの先頭に含められることとする。
フレーム構成部123は、伝送路符号化部121からのFECブロック、並びに、生成部122からのパイロット信号(SP)、TMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報を含むOFDMフレームを構成し、IFFT部124に供給する。
IFFT部124は、フレーム構成部123から供給されるOFDMフレームを、周波数領域の信号としてIFFTを行い、時間領域のOFDMフレームに変換して、GI付加部125に供給する。
GI付加部125は、IFFT部124からの時間領域のOFDMフレームを構成する各OFDMシンボルに、そのOFDMシンボルのシンボル長の整数分の一の長さのGIを付加して送信データとしてのOFDM信号を構成し、送信部126に供給する。
送信部126は、GI付加部125からの送信データの周波数変換を行い、その周波数変換後の送信データとしてのOFDM信号を送信する。
図20は、図19の送信装置10が行う送信処理の例を説明するフローチャートである。
送信処理では、送信データとしてのOFDM信号が生成されて送信される。
ステップS11において、上位層処理部111は、上位層データを生成し、物理層処理部112に供給して、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、生成部122は、パイロット信号、種別情報等を含むTMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報を生成し、フレーム構成部123に供給して、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13では、物理層処理部112は、上位層処理部111からの上位層データ、並びに、生成部122で生成されたパイロット信号、種別情報等を含むTMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報を含むOFDMフレームを構成し、処理は、ステップS14に進む。
すなわち、物理層処理部112において、伝送路符号化部121は、上位層処理部111からの上位層データに、伝送路符号化を施し、伝送路符号化により得られるFECブロックを、フレーム構成部123に供給する。
フレーム構成部123は、伝送路符号化部121からのFECブロック、並びに、生成部122からのパイロット信号、種別情報等を含むTMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報を含むOFDMフレームを構成し、IFFT部124に供給する。
ステップS14では、物理層処理部112は、OFDMフレームから、送信データとしてのOFDM信号を生成して送信し、1フレームのOFDMフレームに対応するOFDM信号の送信処理は終了する。
すなわち、IFFT部124は、伝送路符号化部121からのOFDMフレームを対象としてIFFTを行い、その結果得られる時間領域のOFDMフレームを、GI付加部125に供給する。
GI付加部125は、IFFT部124からの時間領域のOFDMフレームを構成する各OFDMシンボルに、GIを付加して、送信データとしてのOFDM信号を構成し、送信部126に供給する。
送信部126は、GI付加部125からの送信データの周波数変換を行い、その周波数変換後の送信データとしてのOFDM信号を送信する。
<受信装置12の構成例>
図21は、図1の受信装置20の構成例を示すブロック図である。
図21において、受信装置20は、例えば、ISDB-T方式の放送、及び、新方式の放送のいずれの受信をも行うことができる両方式受信装置20Dであり、物理層処理部131及び上位層処理部132を有する。
なお、新方式受信装置20Nは、両方式受信装置20Dが行う現行のISDB-T方式の放送の受信の処理、及び、新方式の放送の受信の処理のうちの、新方式の放送の受信の処理だけを行うため、その説明は省略する。
物理層処理部131は、送信装置10から送信されてくる送信データとしてのOFDM信号を受信し、その送信データに、物理層の処理を行う。
物理層処理部131は、受信部141、ADC(Analog to Digital Converter)142、直交復調部143、FFT部144、取得部145、及び、伝送路復号部146を有する。
受信部141は、送信装置10から送信されてくる、所定のチャンネル(周波数帯域)の送信データとしてのOFDM信号を受信し、ADC142に供給する。
ADC142は、受信部141からの送信データとしてのOFDM信号のAD変換を行い、直交復調部143に供給する。
直交復調部143は、ADC142からの送信データとしてのOFDM信号の直交復調を行い、その結果得られる時間領域のOFDM信号を、FFT部144に供給する。
FFT部144は、直交復調部143からの時間領域のOFDM信号を対象として、FFTを行い、その結果得られる周波数領域のOFDMフレームを、取得部145、及び、伝送路復号部146に供給する。
取得部145は、FFT部144からのOFDMフレームから、物理層データであるパイロット信号(SP)、TMCC信号、及び、AC信号を取得し、伝送路復号部146に供給する。
また、取得部145は、TMCC信号に含まれる種別情報を取得し、上位層処理部132に供給する。
伝送路復号部146は、取得部145から供給されるパイロット信号、TMCC信号、AC信号、及び、ポインタ情報を必要に応じて用いて、FFT部144からのOFDMフレームに、所定の伝送路復号を施し、OFDMフレームに含まれるFECブロックのペイロードに配置された上位層データとしてのTSパケット又はTLVパケットを復元して、上位層処理部52に供給する。
ここで、伝送路復号では、例えば、周波数デインターリーブ、時間デインターリーブ、データキャリアの復調としてのデマッピング、誤り訂正復号等が行われ、上位層データが復元される。TMCC信号には、例えば、データキャリアの変調方式等の情報が含まれ、伝送路復号は、取得部145から伝送路復号部146に供給されるTMCC信号を必要に応じて用いて行うことができる。
また、伝送路復号では、誤り訂正復号の対象となるFECブロックが、OFDMフレームから取得(抽出)される。OFDMフレームからのFECブロックの取得は、階層のデータセグメントの先頭に配置されたポインタ情報が取得され、そのポインタ情報に含まれるFECブロックポインタに応じて行われる。
FECブロックポインタによれば、OFDMフレームから、FECブロックを、容易に取得することができる。
上位層処理部132は、物理層処理部131の伝送路復号部146からの上位層データに上位層の処理を行う。
上位層処理部132には、物理層処理部131の伝送路復号部146から上位層データが供給されるとともに、物理層処理部131の取得部145から種別情報が供給される。
上位層処理部132は、取得部145からの種別情報に応じて、伝送路復号部146から上位層データがTSパケット及びTLVパケットのいずれであるかを特定し、そのTSパケット又はTLVパケットを処理することにより、TSパケット又はTLVパケットから、符号化後の映像や音声を取得する。そして、上位層処理部132は、符号化後の映像や音声を復号して出力する。
上位層処理部132は、種別情報によって、上位層データがTSパケット及びTLVパケットのいずれであるかを特定することができるので、上位層データに対して、その上位層データの種別に適切な処理を行うことができる。
図22は、図21の受信装置20が行う受信処理を説明するフローチャートである。
受信処理では、送信データとしてのOFDM信号が受信され、そのOFDM信号に含まれる上位層データに含まれる映像や音声を取得する上位層の処理が行われる。
ステップS31において、受信部141は、例えば、ユーザの操作等に応じて、周波数を設定し、処理は、ステップS32に進む。
ステップS32では、物理層処理部131は、FFT部144で行われるFFTのFFTサイズ、並びに、GI及びパイロット信号(SP)の情報を設定し、処理は、ステップS33に進む。
ステップS33では、物理層処理部131が、OFDM信号を受信して復調し、処理は、ステップS34に進む。
すなわち、ステップS33では、受信部141が、送信装置10から送信されてくる、ステップS31で設定された周波数のチャンネルの送信データとしてのOFDM信号を受信し、ADC142に供給する。ADC142は、受信部141からのOFDM信号のAD変換を行い、直交復調部143に供給する。直交復調部143は、ADC142からのOFDM信号の直交復調を行い、FFT部144に供給する。
FFT部144は、直交復調部143からのOFDM信号に対して、ステップS33で設定されたFFTサイズ、並びに、GI及びパイロット信号(SP)の情報を用いてFFTを行い、OFDMフレームに含まれるTMCC信号の取得(復元)を試みる。
ステップS34において、FFT部144は、TMCC信号を取得することができたかどうかを判定する。
ステップS34において、TMCC信号を取得することができなかったと判定された場合、処理は、ステップS32に戻る。そして、ステップS32において、FFTサイズ、並びに、GI及びパイロット信号(SP)の情報が設定し直され、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS34において、TMCC信号を取得することができたと判定された場合、すなわち、ステップS32において、FFTサイズ、並びに、GI及びパイロット信号の情報が、適切に設定された場合、FFT部144は、OFDM信号のFFTにより得られるOFDMフレームを、取得部145、及び、伝送路復号部146に供給し、処理は、ステップS35に進む。
ステップS35では、伝送路復号部146は、FFT部144からのOFDMフレームが新方式のOFDMフレームであるかどうかを判定する。
すなわち、ステップS35では、取得部145は、FFT部144からのOFDMフレームから、物理層データであるパイロット信号、TMCC信号、及び、AC信号を取得し、伝送路復号部146に供給する。
そして、ステップS35では、伝送路復号部146は、取得部145からのTMCC信号に含まれる新方式導入制御情報に応じて、FFT部144からのOFDMフレームが、新方式のOFDMフレームであるかどうかを判定する。
ステップS35において、FFT部144からのOFDMフレームが、新方式のOFDMフレームでないと判定された場合、すなわち、FFT部144からのOFDMフレームが現行のISDB-T方式のOFDMフレームである場合、処理は、ステップS36に進む。
ステップS36では、伝送路復号部146は、取得部145からのTMCC信号に含まれる現行のISDB-T方式の伝送パラメータを設定し、処理は、ステップS37に進む。
ステップS37では、伝送路復号部146は、ステップS36で設定された現行のISDB-T方式の伝送パラメータに従って、FFT部144からのOFDMフレームの伝送路復号を行い、上位層データとしてのTSパケットを復元する。伝送路復号部146は、上位層データとしてのTSパケットを、上位層処理部132に供給し、処理は、ステップS37からステップS38に進む。
ステップS38では、上位層処理部132は、伝送路復号部146からの上位層データとしてのTSパケットを処理し、そのTSパケットから、符号化後の映像や音声を取得する。そして、上位層処理部132は、符号化後の映像や音声を復号して出力し、1フレームのOFDMフレームに対応するOFDM信号の受信処理は終了する。
一方、ステップS35において、FFT部144からのOFDMフレームが、新方式のOFDMフレームであると判定された場合、処理は、ステップS41に進む。
ステップS41では、伝送路復号部146は、取得部145からのTMCC信号に含まれる新方式の伝送パラメータを設定し、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42では、伝送路復号部146は、ステップS41で設定された新方式の伝送パラメータに従って、FFT部144からのOFDMフレームの伝送路復号を行い、上位層データを復元する。
伝送路復号では、周波数デインターリーブ、時間デインターリーブ、デマッピング、誤り訂正復号等が行われる。誤り訂正復号では、伝送路復号部146は、新方式の放送が行われている階層のデータセグメントの先頭に配置されたポインタ情報が取得する。そして、伝送路復号部146は、ポインタ情報に含まれるFECブロックポインタに応じて、OFDMフレームから、FECブロックを取得し、そのFECブロックを対象に誤り訂正復号を行う。
なお、図15に示したように、ポインタ情報が有無情報を有する場合、有無情報が、FECブロックポインタがないことを表しているときには、OFDMフレームは、FECブロックの先頭が含まれないこととして処理される。
伝送路復号部146は、伝送路復号により復元された上位層データを、上位層処理部52に供給し、処理は、ステップS42からステップS43に進む。
ステップS43では、取得部145は、TMCC信号に含まれる種別情報を取得し、上位層処理部132に供給して、処理は、ステップS44に進む。
ステップS44では、上位層処理部132は、取得部145からの種別情報に応じて、伝送路復号部146からの上位層データが、TSパケット及びTLVパケットのうちのいずれの種別であるかを特定する。そして、上位層処理部132は、上位層データの種別に応じて、その上位層データを処理することにより、上位層データとしてのTSパケット又はTLVパケットから、符号化後の映像や音声を取得する。そして、上位層処理部132は、符号化後の映像や音声を復号して出力し、1フレームのOFDMフレームに対応するOFDM信号の受信処理は終了する。
以上、本技術を、現行のISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式の放送を導入する場合について説明したが、本技術は、その他、ISDB-T方式以外の放送方式の放送を維持しつつ、新方式の放送を導入する場合に適用することができる。
また、FECブロックポインタ及び有無情報、並びに、種別情報は、現行のISDB-T方式の放送を維持しつつ、新方式の放送を導入する場合の他、現行のISDB-T方式の放送を終了し、新方式の放送のみを行う場合に適用することができる。
<本技術を適用したコンピュータの説明>
次に、上述した一連の処理の少なくとも一部は、ハードウエアにより行うこともできるし、ソフトウエアにより行うこともできる。一連の処理の少なくとも一部をソフトウエアによって行う場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
図23は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク905やROM903に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、ドライブ909によって駆動されるリムーバブル記録媒体911に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体911は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。ここで、リムーバブル記録媒体911としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリ等がある。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体911からコンピュータにインストールする他、通信網や放送網を介して、コンピュータにダウンロードし、内蔵するハードディスク905にインストールすることができる。すなわち、プログラムは、例えば、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)902を内蔵しており、CPU902には、バス901を介して、入出力インタフェース910が接続されている。
CPU902は、入出力インタフェース910を介して、ユーザによって、入力部907が操作等されることにより指令が入力されると、それに従って、ROM(Read Only Memory)903に格納されているプログラムを実行する。あるいは、CPU902は、ハードディスク905に格納されたプログラムを、RAM(Random Access Memory)904にロードして実行する。
これにより、CPU902は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU902は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース910を介して、出力部906から出力、あるいは、通信部908から送信、さらには、ハードディスク905に記録等させる。
なお、入力部907は、キーボードや、マウス、マイク等で構成される。また、出力部906は、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。
また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
さらに、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
なお、本技術は、以下の構成をとることができる。
<1>
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成する構成部を備える
送信装置。
<2>
前記構成部は、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームを構成し、
前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
<1>に記載の送信装置。
<3>
前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれるデータの先頭に含まれる
<2>に記載の送信装置。
<4>
前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
前記有無情報及び前記FECブロックポインタは、1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
<3>に記載の送信装置。
<5>
前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれる、前記OFDMフレームを受信する受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
<2>に記載の送信装置。
<6>
前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
前記制御情報は、1以上の階層それぞれについての前記有無情報を含み、
前記FECブロックポインタは、前記1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
<5>に記載の送信装置。
<7>
前記FECブロックポインタは、前記OFDMフレームに含まれる付加情報、及び、前記OFDMフレームを受信する受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
<1>に記載の送信装置。
<8>
前記FECブロックのペイロードに配置されるパケットの種別を表す種別情報が、前記OFDMフレームに含まれる
<1>ないし<7>のいずれかに記載の送信装置。
<9>
前記OFDMフレームは、第1の方式のFECブロックの先頭と前記OFDMフレームの先頭とが一致するように、整数個の前記第1の方式のFECブロックを含めることができるサイズの伝送フレームであり、
前記構成部は、前記第1の方式のFECブロックのサイズの整数倍とは異なるサイズの第2の方式のFECブロックを含む前記OFDMフレームを構成する
<1>ないし<8>のいずれかに記載の送信装置。
<10>
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFECブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成することを含む
送信方法。
<11>
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得する復号部を備える
受信装置。
<12>
前記OFDMフレームは、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含み、
前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
<11>に記載の受信装置。
<13>
前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれるデータの先頭に含まれる
<12>に記載の受信装置。
<14>
前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
前記有無情報及び前記FECブロックポインタは、1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
<13>に記載の受信装置。
<15>
前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれる、前記受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
<12>に記載の受信装置。
<16>
前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
前記制御情報は、1以上の階層それぞれについての前記有無情報を含み、
前記FECブロックポインタは、前記1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
<15>に記載の受信装置。
<17>
前記FECブロックポインタは、前記OFDMフレームに含まれる付加情報、及び、前記受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
<11>に記載の受信装置。
<18>
前記FECブロックのペイロードに配置されるパケットの種別を表す種別情報が、前記OFDMフレームに含まれる
<11>ないし<17>のいずれかに記載の受信装置。
<19>
前記OFDMフレームは、第1の方式のFECブロックの先頭と前記OFDMフレームの先頭とが一致するように、整数個の前記第1の方式のFECブロックを含めることができるサイズの伝送フレームであり、
前記OFDMフレームは、前記第1の方式のFECブロックのサイズの整数倍とは異なるサイズの第2の方式のFECブロックを含む
<11>ないし<18>のいずれかに記載の受信装置。
<20>
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得することを含む
受信方法。
1 伝送システム, 10 送信装置, 11,11-1乃至11-N データ処理装置, 20,20-1ないし20-M 受信装置, 20D 両方式受信装置, 20L 既存方式受信装置, 20N 新方式受信装置, 111 上位層処理部, 112 物理層処理部, 121 伝送路符号化部, 122 生成部, 123 フレーム構成部, 124 IFFT部, 125 GI付加部, 126 送信部, 131 物理層処理部, 132 上位層処理部, 141 受信部, 142 ADC, 143 直交復調部, 144 FFT部, 145 取得部, 146 伝送路復号部, 901 バス, 902 CPU, 903 ROM, 904 RAM, 905 ハードディスク, 906 出力部, 907 入力部, 908 通信部, 909 ドライブ, 910 入出力インタフェース, 911 リムーバブル記録媒体

Claims (18)

  1. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成する構成部を備え
    前記構成部は、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームを構成し、
    前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
    送信装置。
  2. 前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれるデータの先頭に含まれる
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
    前記有無情報及び前記FECブロックポインタは、1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
    請求項に記載の送信装置。
  4. 前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれる、前記OFDMフレームを受信する受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
    請求項に記載の送信装置。
  5. 前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
    前記制御情報は、1以上の階層それぞれについての前記有無情報を含み、
    前記FECブロックポインタは、前記1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
    請求項に記載の送信装置。
  6. 前記FECブロックポインタは、前記OFDMフレームに含まれる付加情報、及び、前記OFDMフレームを受信する受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
    請求項1に記載の送信装置。
  7. 前記FECブロックのペイロードに配置されるパケットの種別を表す種別情報が、前記OFDMフレームに含まれる
    請求項1に記載の送信装置。
  8. 前記OFDMフレームは、第1の方式のFECブロックの先頭と前記OFDMフレームの先頭とが一致するように、整数個の前記第1の方式のFECブロックを含めることができるサイズの伝送フレームであり、
    前記構成部は、前記第1の方式のFECブロックのサイズの整数倍とは異なるサイズの第2の方式のFECブロックを含む前記OFDMフレームを構成する
    請求項1に記載の送信装置。
  9. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFECブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームを構成し、
    伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含む前記OFDMフレームを構成する
    ことを含み、
    前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
    送信方法。
  10. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得する復号部を備え
    前記OFDMフレームは、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含み、
    前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
    受信装置。
  11. 前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれるデータの先頭に含まれる
    請求項10に記載の受信装置。
  12. 前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
    前記有無情報及び前記FECブロックポインタは、1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
    請求項11に記載の受信装置。
  13. 前記有無情報は、前記OFDMフレームに含まれる、前記受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
    請求項10に記載の受信装置。
  14. 前記OFDMフレームは、階層伝送により送信され、
    前記制御情報は、1以上の階層それぞれについての前記有無情報を含み、
    前記FECブロックポインタは、前記1以上の階層それぞれのデータセグメントの先頭に含まれる
    請求項13に記載の受信装置。
  15. 前記FECブロックポインタは、前記OFDMフレームに含まれる付加情報、及び、前記受信装置の動作を補助する制御情報に含まれる
    請求項10に記載の受信装置。
  16. 前記FECブロックのペイロードに配置されるパケットの種別を表す種別情報が、前記OFDMフレームに含まれる
    請求項10に記載の受信装置。
  17. 前記OFDMフレームは、第1の方式のFECブロックの先頭と前記OFDMフレームの先頭とが一致するように、整数個の前記第1の方式のFECブロックを含めることができるサイズの伝送フレームであり、
    前記OFDMフレームは、前記第1の方式のFECブロックのサイズの整数倍とは異なるサイズの第2の方式のFECブロックを含む
    請求項10に記載の受信装置。
  18. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)フレームに含まれる、誤り訂正符号化により得られるFEC(Forward Error Correction)ブロックの位置を表すFECブロックポインタを含む前記OFDMフレームから、前記FECブロックポインタを取得し、前記FECブロックポインタに応じて、前記FECブロックを取得することを含み、
    前記OFDMフレームは、伝送方式を識別する識別情報とは異なる情報であって、前記FECブロックポインタの有無を表す有無情報を含み、
    前記有無情報が、前記FECブロックポインタがあることを表す場合、前記FECブロックポインタが、前記OFDMフレームに含まれる
    受信方法。
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