JP7422902B2 - 回転子、電動機、圧縮機、冷凍サイクル装置、及び空気調和装置 - Google Patents

回転子、電動機、圧縮機、冷凍サイクル装置、及び空気調和装置 Download PDF

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Description

本開示は、回転子、電動機、圧縮機、冷凍サイクル装置、及び空気調和装置に関する。
冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機によって圧縮された冷媒が流れる冷媒流路とを有する冷凍サイクル装置が普及している。圧縮機は、電動機と、電動機によって駆動される圧縮機構部とを有する(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示された圧縮機の電動機は、固定子と、永久磁石を有する回転子とを有する。
国際公開第2017/072967号(例えば、段落0139、0140、0142、図2、3、4、5、8、26、及び27を参照)
特許文献1では、冷媒として、温室効果の低いHFO冷媒を含む混合冷媒又はHC冷媒を用いた場合、冷媒の密度が小さいため、圧縮機の動作圧力が低くなる。このため、従来の技術では、R32などのHFC冷媒と同一の圧縮機ストロークボリュームで同等の性能を得るためには、回転数を増やして冷媒の流量を増やす必要がある。しかしながら、冷媒の流量を増やすと、電動機の回転子の風穴(特許文献1では空隙28に相当)を流れる冷媒の流速が増加する。その結果、冷媒と油(例えば、冷凍機油)の分離がし難くなり、圧縮機内の油が圧縮機外に流出し、圧縮機構部の潤滑不良を引き起こすことがある。
本開示の目的は、圧縮機の圧縮機構部の潤滑不良を防止することである。
本開示の一態様に係る回転子は、
少なくとも1つの第1鉄心と、
少なくとも1つの第2鉄心と、
2以上の永久磁石と
を備え、
前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
前記少なくとも1つの第1鉄心は、前記第1風穴を画定するとともに前記第1空間と対向する油導入部を有する
本開示の他の態様に係る回転子は、
少なくとも1つの第1鉄心と、
少なくとも1つの第2鉄心と、
2以上の永久磁石と
を備え、
前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
前記第1鉄心及び前記第2鉄心は、前記回転子の軸方向に交互に配置されている。
本開示の他の態様に係る回転子は、
少なくとも1つの第1鉄心と、
少なくとも1つの第2鉄心と、
2以上の永久磁石と
を備え、
前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
前記回転子の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、前記回転子の上半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記回転子の下半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心よりも多い。
本開示の他の態様に係る電動機は、
固定子と、
前記固定子の内側に配置された前記回転子と
を備える。
本開示の他の態様に係る圧縮機は、
前記電動機と、
圧縮機構部と、
前記圧縮機構部と前記電動機と連結しているクランクシャフトと
を備える。
本開示の他の態様に係る冷凍サイクル装置は、
冷媒を圧縮する前記圧縮機と、
前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒が流れる冷媒流路と
を備える。
本開示の他の態様に係る空気調和装置は、
前記圧縮機と、
室外熱交換器と、
室内熱交換器と
を備える。
本開示によれば、圧縮機の圧縮機構部の潤滑不良を防止することができる。
空気調和装置の冷房運転時における冷媒回路の構成を示す図である。 空気調和装置の暖房運転時における冷媒回路の構成を示す図である。 圧縮機の構成を示す断面図である。 圧縮機構部の構成を示す断面図である。 電動機の構成を示す断面図である。 第1鉄心を示す断面図である。 第2鉄心を示す断面図である。 永久磁石が配置された第1鉄心を示す断面図である。 永久磁石が配置された第2鉄心を示す断面図である。 図6及び図7に示される線B1-O-B2に沿った回転子鉄心の断面図である。 第1端板の+z側の構成を示す平面図である。 第2端板の+z側の構成を示す平面図である。 回転子の他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。 回転子のさらに他の例を示す断面図である。
以下に、冷凍サイクル装置及び空気調和装置100を、図面を参照しながら説明する。
本明細書では、国際標準ISO817で定められた“R”で始まる冷媒番号を用いて「冷媒」の種類を説明する。
図1は、空気調和装置100の冷房運転時における冷媒回路の構成を示す図である。
図2は、空気調和装置100の暖房運転時における冷媒回路の構成を示す図である。
〈冷凍サイクル装置〉
本実施の形態における冷凍サイクル装置は、冷媒120を圧縮する圧縮機101と、圧縮機101によって圧縮された冷媒120が流れる冷媒流路110とを有している。この冷凍サイクル装置は、空気調和装置100以外の装置に適用されてもよい。例えば、この冷凍サイクル装置は、冷蔵庫、ヒートポンプサイクル装置などの装置に適用されてもよい。
〈空気調和装置〉
本実施の形態では、冷凍サイクル装置が適用された空気調和装置100の例を説明する。
図1及び図2に示されるように、空気調和装置100は、冷媒120と、冷媒120を圧縮する圧縮機101と、圧縮機101によって圧縮された冷媒120が流れる冷媒流路110とを有している。
冷媒流路110は、アキュムレータ102と、冷房運転と暖房運転を切り替える四方弁103と、室外熱交換器104と、減圧装置としての膨張弁105と、室内熱交換器106と、配管107とを含む。圧縮機101、アキュムレータ102、室外熱交換器104、膨張弁105及び室内熱交換器106は、配管(例えば、銅管)107によって接続されている。圧縮機101、室外熱交換器104、膨張弁105及び室内熱交換器106によって、冷媒回路が構成されている。
空気調和装置100は、制御部108をさらに有している。制御部108は、例えば、圧縮機101の内部の圧力又は温度を制御する。制御部108は、例えば、マイクロコンピュータである。制御部108は、四方弁103などの、圧縮機101以外の要素を制御してもよい。
次に、冷房運転時における空気調和装置100の動作について、説明する。図1に示されるように、圧縮機101は、アキュムレータ102から吸入した冷媒120を圧縮して、圧縮された冷媒120を高温高圧の冷媒ガスとして送り出す。四方弁103は、圧縮機101から送り出された高温高圧の冷媒ガスを室外熱交換器104に流す。室外熱交換器104は、高温高圧の冷媒ガスと媒体(例えば、空気)との熱交換を行うことで、冷媒ガスを凝縮し、凝縮された冷媒ガスを低温高圧の液冷媒として送り出す。つまり、冷房運転時には、室外熱交換器104は、凝縮器として機能する。
膨張弁105は、室外熱交換器104から送り出された液冷媒を膨張させて、膨張した液冷媒を低温低圧の液冷媒として送り出す。具体的には、室外熱交換器104から送り出された低温高圧の液冷媒は、膨張弁105によって減圧されることによって、低温低圧の冷媒ガスと、低温低圧の液冷媒との二相状態になる。室内熱交換器106は、膨張弁105から送り出された二相状態の冷媒と媒体(例えば、空気)との熱交換を行い、液冷媒を蒸発させて、冷媒ガスを送り出す。つまり、冷房運転時には、室内熱交換器106は、蒸発器として機能する。室内熱交換器106から送り出された冷媒ガスは、アキュムレータ102を通して、圧縮機101に戻る。以上に説明したように、冷房運転時には、冷媒120は、図1において矢印で示される経路に沿って、冷媒回路を循環する。つまり、冷房運転時には、冷媒120は、圧縮機101、室外熱交換器104、膨張弁105及び室内熱交換器106の順に循環する。
なお、冷房運転と暖房運転の切り替えは、図2に示されるように四方弁103により流路を切り替えることによって行われる。つまり、暖房運転時においては、室内熱交換器106は、凝縮器として機能し、室外熱交換器104は、蒸発器として機能する。
〈冷媒〉
次に、冷媒120について説明する。冷媒120は、炭素の二重結合を有するエチレン系フッ化炭化水素を含む混合冷媒である。炭素の二重結合を有するエチレン系フッ化炭化水素を含む混合冷媒は、動作圧力を低下させ、不均化反応を防止できる。本実施の形態では、冷媒120は、R1123(つまり、1、1、2-トリフルオロエチレン)を含む混合冷媒である。なお、冷媒120は、R1123に限らず、他のエチレン系フッ化炭化水素を含む混合冷媒であってもよい。
冷媒120は、1種類以上のエチレン系フッ化炭化水素を有していればよい。この場合、冷媒120は、例えば、エチレン系フッ化炭化水素と他の冷媒とを混合した混合冷媒である。例えば、冷媒120は、R1123とR32(ジフルオロメタン)とを混合した混合冷媒である。この混合冷媒におけるR1123の割合は、例えば、40wt%から60wt%の範囲内に設定されることが好ましい。なお、R1123は、R32以外の冷媒と混合されてもよい。例えば、R1123は、R1234yf(つまり、2、3、3、3-テトラフルオロプロペン)、R1234ze(E)(つまり、トランス-1、3、3、3-テトラフルオロプロペン)、R1234ze(Z)(つまり、シス-1、3、3、3-テトラフルオロプロペン)、R125(1、1、1、2-ペンタフルオロエタン)及びR134a(つまり、1、1、1、2-テトラフルオロエタン)のいずれか1つ以上の冷媒と混合されてもよい。
また、冷媒120は、2種類以上のエチレン系フッ化炭化水素を有する冷媒であってもよい。R1123は、例えば、R1141(つまり、フルオロエチレン)、R1132a(つまり、1、1-ジフルオロエチレン)、R1132(E)(つまり、トランス-1、2-ジフルオロエチレン)、及びR1132(Z)(つまり、シス-1、2-ジフルオロエチレン)のいずれか1つ以上のエチレン系フッ化炭化水素と混合されてもよい。
また、他の冷媒として、冷媒120は、炭化水素で構成されるR290、すなわち、プロパンであってもよい。
〈圧縮機の構成〉
次に、圧縮機101について説明する。
図3は、圧縮機101の構成を示す断面図である。圧縮機101は、例えば、ロータリ圧縮機である。なお、圧縮機101は、ロータリ圧縮機以外の圧縮機であってもよい。例えば、圧縮機101は、低圧圧縮機又はスクロール圧縮機であってもよい。
図3に示されるように、圧縮機101は、電動機1と、回転軸としてのクランクシャフト2と、圧縮機構部3と、密閉容器4とを有している。電動機1は、圧縮機構部3を駆動する。圧縮機構部3は、アキュムレータ102から吸入した冷媒120を圧縮する。なお、電動機1及び圧縮機構部3の構成については、後述する。
クランクシャフト2は、電動機1と圧縮機構部3とを連結している。クランクシャフト2は、電動機1の回転子10に固定されるシャフト本体部2aと、圧縮機構部3のローリングピストン32及びシャフト本体部2aの両方に固定されている偏心軸部2bとを有している。
以下の説明では、回転子10の回転中心を中心とする円の円周に沿った方向R1を「周方向」、回転子10の回転中心である軸線C1に沿った方向を「回転子10の軸方向」、「電動機1の軸方向」、又は単に「軸方向」と称し、回転子10の半径方向を「径方向」と称する。例えば、径方向は、軸方向に直交してクランクシャフト2を通る直線に沿った方向を示す。また、図面には、図面相互の理解を容易にするために、xyz直交座標系が示されている場合がある。z軸は、軸線C1に平行な座標軸である。y軸は、z軸に直交する座標軸である。x軸は、y軸及びz軸の両方に直交する座標軸である。xy平面は、軸方向と直交する平面である。
密閉容器4の形状は円筒状の形状であり、電動機1及び圧縮機構部3を収容している。密閉容器4の底部に備えられた油だまり部45には、冷凍機油が貯留されている。冷凍機油は、圧縮機構部3の摺動部を潤滑する潤滑油である。圧縮機構部3の摺動部は、例えば、ローリングピストン32と偏心軸部2bとが嵌合している部分である。冷凍機油は、クランクシャフト2の内部に形成された給油通路を通って、圧縮機構部3の摺動部を潤滑する。
圧縮機101は、吐出管41と端子42とをさらに有している。吐出管41及び端子42は、密閉容器4の上部に取り付けられている。圧縮機構部3によって圧縮された冷媒120は、吐出管41を通して密閉容器4の外部に吐出される。吐出管41は、図1又は図2に示される冷媒回路に接続されている。
端子42は、圧縮機101の外部に備えられた駆動装置(図示せず)に接続されている。また、端子42は、リード線44を介して、電動機1の固定子20のコイル22に駆動電流を供給する。これにより、コイル22に磁束が発生し、電動機1の回転子10が回転する。
図4は、圧縮機構部3の構成を示す断面図である。
図3及び図4に示されるように、圧縮機構部3は、シリンダ31と、ローリングピストン32と、ベーン33と、上軸受部34と、下軸受部35とを有している。シリンダ31は、吸入口31aと、シリンダ室31bと、ベーン溝31cとを有している。吸入口31aは、吸入管43を通してアキュムレータ102に連通している。吸入口31aは、アキュムレータ102から吸入される冷媒120が流れる通路であり、シリンダ室31bに連通している。
シリンダ室31bは、軸線C1を中心とする円筒状の空間である。シリンダ室31bには、クランクシャフト2の偏心軸部2b、ローリングピストン32及びベーン33が配置されている。z軸方向に見たときのローリングピストン32の形状は、リング形状である。ローリングピストン32は、クランクシャフト2の偏心軸部2bに固定されている。
ベーン溝31cは、シリンダ室31bと連通している。ベーン溝31cには、ベーン33が取り付けられている。ベーン溝31cの端部には、背圧室31dが形成されている。ベーン33は、例えば、背圧室31dに配置されたスプリングによって、軸線C1に向けて押圧されることで、ローリングピストン32の外周面に当接している。これにより、ベーン33は、シリンダ室31bの内周面、ローリングピストン32の外周面、上軸受部34、及び下軸受部35で囲まれる空間36を、吸入側の作動室36a及び圧縮側の作動室36bに分割している。吸入側の作動室36aを吸入室36aとも称し、圧縮側の作動室36bを圧縮室36bとも称する。吸入室36aは、吸入口31aと連通している。
図4に示される例では、ベーン33は、ローリングピストン32が偏心回転しているときに、ベーン溝31c内でy軸方向に往復運動する。ベーン33の形状は、例えば、板状である。なお、図4に示される例では、ローリングピストン32及びベーン33は別体であるが、ローリングピストン32及びベーン33は、1つの構成要素として一体的に形成されていてもよい。
上軸受部34は、シリンダ室31bの+z軸側の端部を閉鎖している。下軸受部35は、シリンダ室31bの-z軸側の端部を閉鎖している。上軸受部34及び下軸受部35はそれぞれ、締結部材(例えば、ボルト)によってシリンダ31に固定されている。
上軸受部34及び下軸受部35はそれぞれ、圧縮された冷媒をシリンダ室31bの外部に吐出する吐出口を有している。上軸受部34及び下軸受部35のそれぞれの吐出口は、シリンダ室31bの圧縮室36bと連通している。各吐出口には、例えば、吐出弁が備えられている。この吐出弁は、圧縮室36bで圧縮された冷媒の圧力が予め定められた圧力以上になった場合に開口し、高温高圧の冷媒が密閉容器4の内部空間に吐出される。なお、下軸受部35は、吐出口を必ずしも有している必要はない。
上軸受部34には、締結部材(例えば、ボルト)によって上部吐出マフラ37が取り付けられている。上軸受部34と上部吐出マフラ37との間には、マフラ室37aが設けられている。これにより、上軸受部34の吐出口から吐出された冷媒がマフラ室37aに拡散するため、上軸受部34の吐出口から吐出される冷媒の吐出音の発生が抑制される。
また、下軸受部35には、締結部材(例えば、ボルト)によって下部吐出マフラ38が取り付けられている。下軸受部35と下部吐出マフラ38との間には、マフラ室38aが設けられている。これにより、下軸受部35の吐出口から吐出された冷媒がマフラ室38aに拡散するため、下軸受部35から吐出される冷媒の吐出音の発生が抑制される。なお、上軸受部34及び下軸受部35のいずれか一方に吐出口が形成されている場合には、吐出口が形成されているフレームに吐出マフラが取り付けられていてもよい。
〈電動機〉
次に、電動機1の構成について説明する。
図5は、電動機1の構成を示す断面図である。図5に示されるように、電動機1は、回転子10と、固定子20とを有している。回転子10は、固定子20の内側に回転可能に配置されている。図5に示される例では、電動機1は、インナーロータ型の電動機である。回転子10と固定子20との間には、空隙Gが存在している。空隙Gの幅は、例えば、0.3mmから1.0mmの範囲内の予め定められた幅である。
〈固定子〉
次に、固定子20の構成について説明する。図5に示されるように、固定子20は、固定子鉄心21と、固定子鉄心21に巻き付けられた巻線としてのコイル22と、固定子鉄心21を絶縁するインシュレータ23とを有している。図5では、集中巻の例を示しているが、コイル22は、分布巻で固定子鉄心21に巻き付けられていてもよい。固定子鉄心21は、図3に示される密閉容器4の内壁に固定されている。固定子鉄心21は、例えば、圧入、焼き嵌め又は溶接によって、密閉容器4の内壁に固定されている。
〈回転子〉
次に、回転子10の構成について詳細を説明する。
図6は、第1鉄心11を示す断面図である。
図7は、第2鉄心12を示す断面図である。
図8は、永久磁石15が配置された第1鉄心11を示す断面図である。
図9は、永久磁石15が配置された第2鉄心12を示す断面図である。
回転子10は、少なくとも1つの第1鉄心11及び少なくとも1つの第2鉄心12を含む回転子鉄心14を有している。回転子10は、回転子鉄心14に配置された2以上の永久磁石15をさらに有している。本実施の形態では、回転子10は、複数の第1鉄心11と、複数の第2鉄心12と、複数の永久磁石15とを有している。
図10は、図6及び図7に示される線B1-O-B2に沿った回転子鉄心14の断面図である。図10に示される例では、回転子鉄心14は、複数の第1鉄心11及び複数の第2鉄心12で構成されている。
回転子鉄心14は、周方向R1に間隔をおいて位置する複数の磁石収容孔11aを有している。z軸方向に見たときの磁石収容孔11aの形状は、V字状の形状である。すなわち、xy平面において、磁石収容孔11aの形状は、V字状の形状である。図8及び図9に示されるように、各磁石収容孔11aには、2つの永久磁石15が配置されている。各磁石収容孔11aにおいて、2つの永久磁石15の間に空間S1が設けられている。空間S1を第1空間S1とも称する。各磁石収容孔11aに配置された2つの永久磁石15を、第1永久磁石15及び第2永久磁石15とも称する。xy平面において、各磁石収容孔11a内の2つの永久磁石15は、V字状に配置されている。
図6から図9に示される例では、回転子鉄心14は、6つの磁石収容孔11aを有している。すなわち、各第1鉄心11は、6つの磁石収容孔11aを有しており、各第2鉄心12も、6つの磁石収容孔11aを有している。
各第1鉄心11に設けられた磁石収容孔11aを、第1磁石収容孔11aとも称し、各第2鉄心12に設けられた磁石収容孔11aを、第2磁石収容孔11aとも称する。すなわち、回転子鉄心14の磁石収容孔11aは、1以上の第1磁石収容孔11a及び1以上の第2磁石収容孔11aで形成されている。第1磁石収容孔11aにおいて、2つの永久磁石15の間の空間S1を、第1空間S1とも称し、第2磁石収容孔11aにおいて、2つの永久磁石15の間の空間S1も、第1空間S1とも称する。
電動機1の磁極の数は、磁石収容孔11aの数と同じである。本実施の形態では、電動機1の磁極の数は、6磁極である。したがって、回転子10の磁極の数は6磁極であり、磁石収容孔11aの数は6である。磁石収容孔11aの数は6に限られず、2以上であればよい。
上述のように、各永久磁石15は、磁石収容孔11aに埋め込まれている。したがって、本実施の形態では、回転子10は、Interior Permanent Magnet(IPM)構造である。
各永久磁石15の形状は、例えば、板状の形状である。各永久磁石15は、例えば、希土類磁石である。各永久磁石15は、例えば、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、及びボロン(B)を含む希土類磁石である。本実施の形態では、各永久磁石15は、ジスプロシウム(Dy)及びテレビウム(Tr)を含有していない。ジスプロシウム及びテレビウムはレアアース資源であるため、高価である。本実施の形態では、各永久磁石15におけるジスプロシウムの含有率及びテレビウムの含有率は、0重量%であるため、各永久磁石15のコストを低減することができる。なお、各永久磁石15は、1.0重量%未満のジスプロシウム、又は1.0重量%未満のテレビウム、又はこれらの両方を含有していてもよい。また、各永久磁石15は、希土類磁石に限らず、フェライト磁石などの他の永久磁石であってもよい。
回転子鉄心14は、クランクシャフト2が配置されるシャフト孔11bと、複数の風穴11cと、複数のカシメ部11dとを有している。本実施の形態では、風穴11cの数は、磁石収容孔11aの数と同じである。各風穴11cは、磁石収容孔11aとシャフト孔11bとの間に設けられている。各風穴11cは、第1空間S1と対向する位置に設けられている。具体的には、各風穴11cは、径方向における第1空間S1の内側と対向する位置に設けられている。
本実施の形態では、xy平面における風穴11cの形状は、円形状であるが、xy平面における風穴11cの形状は、円形状に限定されない。例えば、xy平面における風穴11cの形状は、楕円形状でもよく、曲線、直線、又はこれらの線の組み合わせで形成された形状でもよい。xy平面における風穴11cの面積は、第1空間S1に比べて、十分に大きいことが望ましい。例えば、xy平面における各風穴11cの面積は、各第1空間S1の面積の10倍以上である。
〈第1鉄心〉
図6に示されるように、各第1鉄心11は、少なくとも1つの第1磁石収容孔11aと、シャフト孔11bと、少なくとも1つの風穴11c(第1風穴11cとも称する)と、少なくとも1つの薄肉鉄心部11eとを有している。各第1風穴11cは、第1磁石収容孔11aに対して径方向における内側に離れて位置する。各薄肉鉄心部11eは、第1磁石収容孔11aと第1風穴11cとの間に位置する。各薄肉鉄心部11eを、ブリッジ部又は第1のブリッジ部とも称する。
xy平面において、各第1磁石収容孔11aの形状は、V字状の形状である。
上述のように、本実施の形態では、xy平面における第1風穴11cの形状は、円形状であるが、xy平面における第1風穴11cの形状は、円形状に限定されない。例えば、xy平面における第1風穴11cの形状は、楕円形状でもよく、曲線、直線、又はこれらの線の組み合わせで形成された形状でもよい。xy平面における第1風穴11cの面積は、第1空間S1に比べて、十分に大きいことが望ましい。例えば、xy平面における各風穴11cの面積は、各第1空間S1の面積の10倍以上である。
各第1鉄心11は、各薄肉鉄心部11eを有し、xy平面における各第1風穴11cの面積は、各第1空間S1の面積の10倍以上である。この構成により、圧縮機101内の冷媒120と冷凍機油の分離を促進させることができる。さらに、分離された冷凍機油を第1空間S1に誘導させることができる。
各第1風穴11cは、シャフト孔11bに比べて第1空間S1の近くに位置している。各薄肉鉄心部11eは、第1風穴11cと第1空間S1との間に存在する第1鉄心11の一部である。図6に示される例では、xy平面において、各薄肉鉄心部11eの形状は、円弧形状であり、各各薄肉鉄心部11eは、第1風穴11cの内壁に沿って延在している。図6に示される例では、xy平面において、各薄肉鉄心部11eの幅W1は、第1風穴11cの内壁に沿って均一である。すなわち、各薄肉鉄心部11eは、第1風穴11cの内壁に沿って均一の幅W1で延在している。各薄肉鉄心部11eの幅W1は、軸方向における各第1鉄心11の厚み以上であることが望ましい。各薄肉鉄心部11eの幅W1は、軸方向における各第1鉄心11の厚み以上であるとき、第1鉄心11の十分な強度を得ることができる。
図8に示されるように、第1鉄心11は、第1磁石収容孔11aと各永久磁石15との間に設けられた隙間11fと、回転子10の周方向における第1磁石収容孔11aの端部に設けられた第2空間S2とを有する。第1鉄心11の隙間11fを、第1隙間11fとも称する。第1鉄心11の各第2空間S2は、第1隙間11fと連通している。各第1鉄心11の各第1隙間11fは、第1空間S1と連通している。
図8に示される例では、周方向における第1磁石収容孔11aの両端部に第2空間S2が設けられている。各第2空間S2と回転子鉄心14の外周面との間の領域は、薄肉部(ブリッジ部又は第2のブリッジ部とも称する)であり、この薄肉部は、隣り合う磁極間の領域における漏れ磁束を低減する。電動機1が圧縮機101に配置されているとき、各第2空間S2は、冷凍機油が流れる経路として機能する。
xy平面において、各永久磁石15の短手方向の長さは、各第1磁石収容孔11aの短手方向の長さよりも短い。したがって、第1磁石収容孔11aと各永久磁石15との間に隙間11fが設けられている。第1磁石収容孔11aの短手方向における隙間11fの幅t1は、例えば、0.1mmから0.2mmである。各隙間11fは、各永久磁石15に対して回転子10の径方向における外側又は内側に設けられている。各第1鉄心11の各隙間11fが、各永久磁石15に対して回転子10の径方向における外側に設けられている場合、各永久磁石15に対する冷却効果をより高めることができる。
〈第2鉄心〉
図7に示されるように、各第2鉄心12は、少なくとも1つの第2磁石収容孔11aと、シャフト孔11bと、少なくとも1つの風穴11c(第2風穴11cとも称する)とを有している。各第2風穴11cは、第2磁石収容孔11aに対して径方向における内側に位置しており、その第2磁石収容孔11aに連通している。各第2磁石収容孔11aは、各第1鉄心11の第1磁石収容孔11aに連通している。具体的には、各第2風穴11cは、xy平面における第2磁石収容孔11aの中央に連通している。したがって、各第2風穴11cは、第1磁石収容孔11a及び第2磁石収容孔11aの両方に連通している。具体的には、各第2風穴11cは、径方向において第2磁石収容孔11aに連通しており、軸方向において各第1鉄心11の第1磁石収容孔11aに連通している。xy平面において、第1鉄心11の第1風穴11cに連通している各第2風穴11cの面積は、その第1風穴11cの面積よりも大きい。言い換えると、xy平面において、第1鉄心11の第1風穴11cに連通している各第2風穴11cの直径は、その第1風穴11cの直径よりも大きい。
xy平面において、各第2磁石収容孔11aの形状は、V字状の形状である。回転子鉄心14の各磁石収容孔11aには、2つの永久磁石15が配置されている。各磁石収容孔11aに配置された2つの永久磁石15を、「第1永久磁石15」、「第2永久磁石15」とも称する。すなわち、一組の第1永久磁石15及び第2永久磁石15は、軸方向において互いに連通している1以上の第1磁石収容孔11a及び1以上の第2磁石収容孔11aに配置されている。上述のように、各磁石収容孔11aに配置された第1永久磁石15と第2永久磁石15との間に第1空間S1が設けられている。
上述のように、本実施の形態では、xy平面における第2風穴11cの形状は、円形状であるが、xy平面における第2風穴11cの形状は、円形状に限定されない。例えば、xy平面における第2風穴11cの形状は、楕円形状でもよく、曲線、直線、又はこれらの線の組み合わせで形成された形状でもよい。xy平面における第2風穴11cの面積は、第1空間S1に比べて、十分に大きいことが望ましい。例えば、xy平面における各風穴11cの面積は、各第1空間S1の面積の10倍以上である。
xy平面における各第2風穴11cの面積は、各第1空間S1の面積の10倍以上である。この構成により、圧縮機101内の冷媒120と冷凍機油の分離を促進させることができる。さらに、分離された冷凍機油を第1空間S1に誘導させることができる。
各第1鉄心11及び各第2鉄心12において、各風穴11cからシャフト孔11bまでの最短距離W2は、第1鉄心11の薄肉鉄心部11e幅W1よりも大きい。例えば、各風穴11cからシャフト孔11bまでの最短距離W2は、第1鉄心11の薄肉鉄心部11e幅W1の2倍以上である。この場合、圧縮機101内の冷媒120の流路を確保することができる。さらに、シャフト孔11bにクランクシャフト2が焼き嵌めで固定された場合、回転子10の強度を高めることができる。
図9に示されるように、第2鉄心12は、第2磁石収容孔11aと各永久磁石15と間に設けられた隙間11fと、回転子10の周方向における第2磁石収容孔11aの端部に設けられた第2空間S2とを有する。第2鉄心12の隙間11fを、第2隙間11fとも称する。第2鉄心12の各第2空間S2は、第2隙間11fと連通している。各第2鉄心12の各第2隙間11fは、第1空間S1と連通している。
図9に示される例では、周方向における第2磁石収容孔11aの両端部に第2空間S2が設けられている。各第2空間S2と回転子鉄心14の外周面との間の領域は、薄肉部(ブリッジ部とも称する)であり、この薄肉部は、隣り合う磁極間の領域における漏れ磁束を低減する。電動機1が圧縮機101に配置されているとき、各第2空間S2は、冷凍機油が流れる経路として機能する。
xy平面において、各永久磁石15の短手方向の長さは、各第2磁石収容孔11aの短手方向の長さよりも短い。したがって、第2磁石収容孔11aと各永久磁石15との間に隙間11fが設けられている。第2磁石収容孔11aの短手方向における隙間11fの幅t1は、例えば、0.1mmから0.2mmである。各隙間11fは、各永久磁石15に対して回転子10の径方向における外側又は内側に設けられている。各第2鉄心12の各隙間11fが、各永久磁石15に対して回転子10の径方向における外側に設けられている場合、各永久磁石15に対する冷却効果をより高めることができる。
各第1鉄心11は、例えば、電磁鋼板である。各第2鉄心12も、例えば、電磁鋼板である。少なくとも1つの第1鉄心11及び少なくとも1つの第2鉄心12は、回転子10の軸方向に積層されている。図10に示される例では、第1鉄心11及び第2鉄心12は、回転子10の軸方向に交互に配置されている。
第1鉄心11及び第2鉄心12は、必ずしも交互に配置されている必要はない。回転子鉄心14が、少なくとも1つの第1鉄心11及び少なくとも1つの第2鉄心12を含んでいればよい。
軸方向における各第1鉄心11の厚みt3は、例えば、0.2mmから0.7mmの範囲内の予め定められた厚みである。軸方向における各第2鉄心12の厚みt3も、例えば、0.2mmから0.7mmの範囲内の予め定められた厚みである。本実施の形態では、t3=0.35mmである。
少なくとも1つの第1鉄心11及び少なくとも1つの第2鉄心12は、カシメで固定されている。したがって、図6及び図7に示されるように、各第1鉄心11及び各第2鉄心12はカシメ部11dを有している。本実施の形態では、軸方向に隣接する2つの電磁鋼板(図10では、第1鉄心11及び第2鉄心12)は、V字状の突起(すなわち、Vカシメ)によって固定されている。したがって、円筒状の突起(すなわち、丸カシメ)によって固定する方法に比べて、第1鉄心11及び第2鉄心12をしっかり固定することができる。
図10に示される例では、各カシメ部11dの+z側は、凹部であり、各カシメ部11dの-z側は突部である。したがって、各電磁鋼板(例えば、第1鉄心11)の各カシメ部11dの凹部は、隣接する電磁鋼板(例えば、第2鉄心12)の各カシメ部11dの突部にはめ込まれている。軸方向におけるカシメ部11dの長さは、1枚の電磁鋼板(すなわち、第1鉄心11又は第2鉄心12)の厚みt3よりも長い。
図10に示されるように、軸方向に隣接する2つの電磁鋼板(図10では、第1鉄心11及び第2鉄心12)の間に、隙間11g(第3隙間11gとも称する)が設けられている。電動機1が圧縮機101内に配置されているときに、各隙間11gは、冷凍機油が通る経路として機能する。軸方向における各第3隙間11gの幅t2は、第1鉄心11の第1隙間11fの幅t1よりも小さく、第2鉄心12の第2隙間11fの幅t1よりも小さい。この構成により、分離された冷凍機油は、各第1隙間11f及び各第2隙間11fを通りやすくなり、各永久磁石15の表面上を流れやすくなる。その結果、各永久磁石15を冷却することができる。
第3隙間11gの幅t2は、1枚の電磁鋼板(すなわち、第1鉄心11又は第2鉄心12)の厚みt3よりも小さい。第3隙間11gの幅t2は、例えば、1枚の電磁鋼板(すなわち、第1鉄心11又は第2鉄心12)の厚みt3の1/10以下である。本実施の形態では、第3隙間11gの幅t2は、10μm以下である。例えば、幅t2は、1μmから5μmの範囲内の予め定められた幅である。
本実施の形態では、上述のように、各カシメ部11dは、Vカシメで形成されている。そのため、Vカシメで形成された各カシメ部11dによって、第1鉄心11及び第2鉄心12が固定されているので、丸カシメに比べて、各第3隙間11gの幅t2の寸法精度が良好に確保される。
図6及び図10に示されるように、各第1鉄心11は、各第1風穴11cを画定するとともに第1空間S1と対向する油導入部11hを有している。すなわち、油導入部11hは、第1風穴11cの内壁の一部を形成している。図10に示されるように、油導入部11hは、回転子10の軸方向に対して傾斜している。各油導入部11hは、平面で形成されていてもよく、曲面で形成されていてもよい。図10に示される例では、各油導入部11hは、第1風穴11cの+z側に設けられている。例えば、回転子10の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、各油導入部11hは、第1風穴11cの上側に設けられている。第1風穴11cの内壁に油導入部11hが設けられている場合、分離された冷凍機油を第1空間S1に容易に誘導することができる。
各油導入部11hは、第1空間S1と対向する位置に設けられている。言い換えると、各油導入部11hは、第1空間S1と対向する第1風穴11cの内壁に形成されている。
図10に示されるように、軸方向における回転子鉄心14の両端に、第1端板16a及び第2端板16bがそれぞれ設けられている。具体的には、回転子10は、回転子10の軸方向における回転子鉄心14の一端に備えられた第1端板16aと、回転子10の軸方向における回転子鉄心14の他端に備えられた第2端板16bとを有している。
図11は、第1端板16aの+z側の構成を示す平面図である。
第1端板16aは、複数の風穴16c(第3風穴16cとも称する)と、シャフト孔16dとを有している。各第3風穴16cは、各第1鉄心11の第1風穴11c及び各第2鉄心12の第2風穴11cと連通しており、第1端板16aのシャフト孔16dは、回転子鉄心14のシャフト孔11bと連通している。第1端板16aは、回転子鉄心14の各磁石収容孔11a(すなわち、各第1鉄心11の第1磁石収容孔11a及び各第2鉄心12の第2磁石収容孔11a)を覆っている。したがって、回転子鉄心14の各磁石収容孔11aの一端側が、第1端板16aによって閉塞されているので、電動機1が圧縮機101に配置されているとき、圧縮機101外への冷凍機油の流出を防止することができる。
図12は、第2端板16bの+z側の構成を示す平面図である。
第2端板16bは、複数の第3空間S1bと、複数の第4空間S2bと、シャフト孔16eと、複数の風穴16f(第4風穴16fとも称する)とを有している。各第4風穴16fは、各第1鉄心11の第1風穴11c及び各第2鉄心12の第2風穴11cと連通している。各第3空間S1bは、回転子鉄心14の第1空間S1と連通しており、各第4空間S2bは、回転子鉄心14の第2空間S2と連通している。この構成により、冷凍機油は油だまり部45に容易に流入する。第2端板16bのシャフト孔16eは、回転子鉄心14のシャフト孔11bと連通している。
〈変形例〉
回転子10の他の例について以下に説明する。
図13は、回転子10の他の例を示す断面図である。
xy平面における回転子鉄心14の各磁石収容孔11a形状は、V字状の形状に限定されない。例えば、図13に示されるように、xy平面における回転子鉄心14の各磁石収容孔11a形状は、直線状の形状でもよい。
図14は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図14に示されるように、xy平面における回転子鉄心14の各磁石収容孔11aの長手方向における各辺が、3以上の直線、3以上の曲線、又はこれらの組み合わせで構成されていてもよい。この場合、各磁石収容孔11aに3以上の永久磁石15が配置されていてもよい。図14に示される例では、各磁石収容孔11aの長手方向における各辺が、3つの直線で形成されており、その結果、各磁石収容孔11aは、軸線C1に向かって凹んだ形状を有する。図14に示される例では、各磁石収容孔11aに3つの永久磁石15が配置されている。
図15は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図15に示されるように、複数の第1鉄心11及び複数の第2鉄心12は、回転子10の軸方向に交互に配置されていてもよい。図15に示される例では、2つの第1鉄心11及び2つの第2鉄心12が、回転子10の軸方向に交互に配置されている。
図16は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図16に示されるように、回転子鉄心14の上半分に比べて、回転子鉄心14の下半分に、多くの第2鉄心12を配置してもよい。具体的には、回転子10の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、回転子10(具体的には、回転子鉄心14)の下半分に占める第2鉄心12は、回転子10(具体的には、回転子鉄心14)の上半分に占める第2鉄心12よりも多い。
図17は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図17に示されるように、回転子鉄心14の下半分に比べて、回転子鉄心14の上半分に、多くの第2鉄心12を配置してもよい。具体的には、回転子10の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、回転子10(具体的には、回転子鉄心14)の上半分に占める第2鉄心12は、回転子10(具体的には、回転子鉄心14)の下半分に占める第2鉄心12よりも多い。
図18は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図18に示されるように、各油導入部11hは、第1風穴11cの-z側に設けられていてもよい。例えば、回転子10の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、各油導入部11hは、第1風穴11cの下側に設けられていてもよい。第1風穴11cの内壁に油導入部11hが設けられている場合、分離された冷凍機油を第1空間S1に容易に誘導することができる。
図19は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図19に示されるように、各油導入部11hは、第1風穴11cの+z側及び-z側の両方に設けられていてもよい。例えば、回転子10の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、各油導入部11hは、第1風穴11cの上側及び下側の両方に設けられていてもよい。第1風穴11cの内壁に油導入部11hが設けられている場合、分離された冷凍機油を第1空間S1に容易に誘導することができる。
図20は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図20に示されるように、各油導入部11hは、第1空間S1と対向しない位置に設けられていてもよい。例えば、各油導入部11hは、第1風穴11cの内壁の全部に形成されていてもよい。第1風穴11cの内壁に油導入部11hが設けられている場合、分離された冷凍機油を第1空間S1に容易に誘導することができる。さらに、各油導入部11hは、第2鉄心12の第2風穴11cの内壁に設けられていてもよい。
図21は、回転子10のさらに他の例を示す断面図である。
図21に示されるように、油導入部11hは、第1鉄心11の第1空間S1の内壁に設けられていてもよい。この場合、油導入部11hは、径方向外側における第1空間S1の内壁に設けられていてもよい。油導入部11hは、第2鉄心12の第1空間S1の内壁に設けられていてもよい。この場合、油導入部11hは、径方向外側における第1空間S1の内壁に設けられていてもよい。
さらに、油導入部11hは、第1鉄心11の第2空間S2の内壁に設けられていてもよい。この場合、油導入部11hは、径方向外側における第2空間S2の内壁に設けられていてもよい。油導入部11hは、第2鉄心12の第2空間S2の内壁に設けられていてもよい。この場合、油導入部11hは、径方向外側における第2空間S2の内壁に設けられていてもよい。
〈圧縮機の動作〉
次に、圧縮機101の動作について説明する。端子42から電動機1に電流が供給されることによって、電動機1の回転子10が回転する。回転子10の回転に伴い、クランクシャフト2が回転する。図4に示されるように、クランクシャフト2が回転している間、ローリングピストン32及び偏心軸部2bは、軸線C1に対して偏心した軸を中心として、矢印Aで示される方向に回転する。これにより、低圧の冷媒120が、吸入口31aと連通している吸入室36aに吸入される。
吸入室36aに吸入された冷媒120は、ローリングピストン32の回転によって圧縮される。具体的には、ローリングピストン32が偏心回転しているときに、ベーン33がベーン溝31c内を往復運動することで、吸入室36aに吸入された冷媒120が圧縮室36bに移動して圧縮される。圧縮室36bで圧縮された冷媒120は、高温高圧の冷媒ガスになり、上部吐出マフラ37又は下部吐出マフラ38から吐出される。
圧縮機構部3から吐出された冷媒120は、ガス状の冷媒になり、液状の冷凍機油と混ざり合い、電動機1の回転子10内の風穴11cを通過する。風穴11c内では冷媒と冷凍機油が分離され、冷媒が吐出管41から密閉容器4の外部に吐出され、冷媒流路110へと流れる。
次に、風穴11c内における冷媒と冷凍機油が分離する原理について説明する。xy平面における第2鉄心12の風穴11cの面積は、xy平面における第1鉄心11の風穴11cの面積よりも大きいため、回転子鉄心14の風穴11cの内壁は軸方向に沿って凹凸構造(凹凸部とも称する)を有する。冷媒と冷凍機油が風穴11cを通過する過程で、この凹凸部に衝突することで、冷媒と冷凍機油の分離が促進される。
また、風穴11c内では、回転子10の回転に伴って、冷媒と冷凍機油に遠心力が働く。この遠心力により、比重の大きい冷凍機油は径方向における外側へ分布し、比重の小さいガス冷媒は径方向の内側へ分布する。冷凍機油は、油導入部11hによって、第2鉄心12に設けられた磁石収容孔11aと風穴11cとの間の連通部分及び第1鉄心11の薄肉鉄心部11eを通過し、第1空間S1に流入する。回転子10が回転している間、各第1空間S1に流入した冷凍機油は、遠心力によって、隙間11f及び第2空間S2へ流入し、重力によって油だまり部45へ流入する。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、冷媒の流量を増やした場合であっても、圧縮機101内の冷媒120と冷凍機油の分離を促進することができ、圧縮機101内の冷凍機油が圧縮機101外に流出することを防止することができる。したがって、圧縮機101の圧縮機構部3の潤滑不良を防止することができる。その結果、冷凍サイクル装置及び空気調和装置100の性能の低下を抑制することができ、信頼性の高い冷凍サイクル装置及び空気調和装置100が得られる。
1 電動機、2 クランクシャフト、 3 圧縮機構部、 4 密閉容器、 10 回転子、 11 第1鉄心、 11a 磁石収容孔、 11b シャフト孔、 11c 風穴、 11d カシメ部、 11e 薄肉鉄心部、 11f,11g 隙間、 11h 油導入部、 12 第2鉄心、 14 回転子鉄心、 15 永久磁石、 16a 第1端板、 16b 第2端板、 S1 第1空間、 S2 第2空間、 S1b 第3空間、 S2b 第4空間、 100 空気調和装置、 101 圧縮機、 104 室外熱交換器、 105 膨張弁、 106 室内熱交換器、 110 冷媒流路、 120 冷媒。

Claims (19)

  1. 少なくとも1つの第1鉄心と、
    少なくとも1つの第2鉄心と、
    2以上の永久磁石と
    を備え、
    前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
    前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
    前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
    前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
    前記少なくとも1つの第1鉄心は、前記第1風穴を画定するとともに前記第1空間と対向する油導入部を有する
    回転子。
  2. 前記回転子の軸方向と直交する平面において、前記第2風穴の面積は、前記第1風穴の面積よりも大きい請求項1に記載の回転子。
  3. 前記油導入部は、前記回転子の軸方向に対して傾斜している請求項1又は2に記載の回転子。
  4. 前記回転子の軸方向と直交する平面において、前記第1磁石収容孔の形状は、V字状の形状であり、
    前記平面において、前記第2磁石収容孔の形状は、V字状の形状である請求項1からのいずれか1項に記載の回転子。
  5. 前記平面において、前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石は、V字状に配置されている請求項に記載の回転子。
  6. 前記第1鉄心及び前記第2鉄心は、前記回転子の軸方向に交互に配置されている請求項1から5のいずれか1項に記載の回転子。
  7. 少なくとも1つの第1鉄心と、
    少なくとも1つの第2鉄心と、
    2以上の永久磁石と
    を備え、
    前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
    前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
    前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
    前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
    前記第1鉄心及び前記第2鉄心は、前記回転子の軸方向に交互に配置されている
    転子。
  8. 前記回転子の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、前記回転子の上半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記回転子の下半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心よりも多い請求項1から7のいずれか1項に記載の回転子。
  9. 少なくとも1つの第1鉄心と、
    少なくとも1つの第2鉄心と、
    2以上の永久磁石と
    を備え、
    前記少なくとも1つの第1鉄心は、第1磁石収容孔と、前記第1磁石収容孔に対して径方向における内側に離れて位置する第1風穴と、前記第1磁石収容孔と前記第1風穴との間に位置する薄肉鉄心部とを有し、
    前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記第1磁石収容孔に軸方向に連通している第2磁石収容孔と、前記第2磁石収容孔及び前記第1風穴の両方に連通している第2風穴とを有し、
    前記2以上の永久磁石のうちの第1永久磁石及び第2永久磁石は、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置されており、
    前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔に配置された前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間に第1空間が設けられており、
    前記回転子の軸方向が鉛直方向と一致しているとき、前記回転子の上半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心は、前記回転子の下半分に占める前記少なくとも1つの第2鉄心よりも多い
    転子。
  10. 前記第1鉄心は、前記第1磁石収容孔と前記永久磁石との間に設けられた第1隙間を有し、
    前記第1隙間は、前記第1空間と連通している
    請求項1からのいずれか1項に記載の回転子。
  11. 前記第2鉄心は、前記第2磁石収容孔と前記永久磁石との間に設けられた第2隙間を有し、
    前記第2隙間は、前記第1空間と連通している
    請求項10に記載の回転子。
  12. 前記第1隙間及び前記第2隙間は、前記2以上の永久磁石に対して前記回転子の径方向における外側に設けられている請求項11に記載の回転子。
  13. 前記第1鉄心は、前記回転子の周方向における前記第1磁石収容孔の端部に設けられた第2空間を有し、
    前記第1鉄心の前記第2空間は、前記第1隙間と連通している請求項12に記載の回転子。
  14. 前記第2鉄心は、前記回転子の周方向における前記第2磁石収容孔の端部に設けられた第2空間を有し、
    前記第2鉄心の前記第2空間は、前記第2隙間と連通している請求項12又は13に記載の回転子。
  15. 前記少なくとも1つの第1鉄心と前記少なくとも1つの第2鉄心とを含む回転子鉄心と、
    前記回転子の軸方向における前記回転子鉄心の一端に備えられた第1端板と、
    前記軸方向における前記回転子鉄心の他端に備えられた第2端板と
    をさらに備え、
    前記第1端板は、前記第1風穴及び前記第2風穴と連通している第3風穴を有し、前記第1磁石収容孔及び前記第2磁石収容孔を覆っており、
    前記第2端板は、前記第1空間と連通している第3空間と、前記第2空間と連通している第4空間とを有する
    請求項14に記載の回転子。
  16. 固定子と、
    前記固定子の内側に配置された請求項1から15のいずれか1項に記載の回転子と
    を備えた電動機。
  17. 請求項16に記載の電動機と、
    圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部と前記電動機と連結しているクランクシャフトと
    を備えた圧縮機。
  18. 冷媒を圧縮する請求項17に記載の圧縮機と、
    前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒が流れる冷媒流路と
    を備えた冷凍サイクル装置。
  19. 請求項17に記載の圧縮機と、
    室外熱交換器と、
    室内熱交換器と
    を備えた空気調和装置。
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