JP7422599B2 - 車両関連出力プログラム、システム及び方法 - Google Patents

車両関連出力プログラム、システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7422599B2
JP7422599B2 JP2020071451A JP2020071451A JP7422599B2 JP 7422599 B2 JP7422599 B2 JP 7422599B2 JP 2020071451 A JP2020071451 A JP 2020071451A JP 2020071451 A JP2020071451 A JP 2020071451A JP 7422599 B2 JP7422599 B2 JP 7422599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
output
lean
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020071451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021168056A (ja
Inventor
寿慧 徳永
拡俊 志村
久之輔 河田
敏之 坪根
昌範 衣畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Motors Ltd filed Critical Kawasaki Motors Ltd
Priority to JP2020071451A priority Critical patent/JP7422599B2/ja
Priority to DE102021108664.7A priority patent/DE102021108664A1/de
Priority to US17/228,026 priority patent/US11669936B2/en
Publication of JP2021168056A publication Critical patent/JP2021168056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7422599B2 publication Critical patent/JP7422599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/60Rotation of whole images or parts thereof
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/14Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2200/00Indexing scheme for image data processing or generation, in general
    • G06T2200/24Indexing scheme for image data processing or generation, in general involving graphical user interfaces [GUIs]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、車両関連出力プログラム、システム及び方法に関する。
特許文献1には、複数の車両の走行情報をサーバ等で蓄積する技術が開示されている。具体的には、車両を運転中の複数のユーザがそれぞれ所持する複数の携帯情報端末(例えば、スマートフォン)が、対応する車両から走行情報をそれぞれ受信する。そして、それら携帯情報端末からサーバに走行情報が送信され、サーバのデータベースに各ユーザの走行情報が蓄積される。
特開2019-105909号公報
しかし、車両の外観、構造、車重等の多くの要素が車種によって異なる。そのため、蓄積された走行情報の演算結果をユーザに提供する際、その演算結果が車種によって異なり得る。車種に応じて適切な演算結果を追及するために、ユーザが車種毎に情報を入力する場合には、ユーザの利便性が低下してしまう。
そこで本発明は、ユーザの利便性の低下を防ぎつつ、車両状態情報に基づいた出力情報を車種に応じた適切なものにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る車両関連出力プログラムは、車両から送信される車両識別情報が入力される第1入力ステップと、前記車両から送信される車両状態情報が入力される第2入力ステップと、前記車両状態情報に基づいた所定の演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算ステップと、前記出力情報を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
前記構成によれば、車両から送信される車両状態情報に基づいて演算された出力情報を車両識別情報に基づいて異ならせるので、車両識別情報に応じた適切な出力情報を出力することができる。その際、同車両から送信される車両識別情報に基づいて同車両の車種に適合した出力情報が生成されるので、ユーザが車種を入力する必要がない。よって、ユーザの利便性の低下を防ぎつつ、車種に応じた適切な出力情報を出力することができる。
なお、前記車両関連出力プログラムは、非一時的(non-transitory)な記憶装置に記憶され得る。前記記憶装置は、コンピュータ(例えば、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、サーバ等)に内蔵または外付けされ、コンピュータ読み取り可能な装置である。前記記憶装置は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、光ディスク等とし得る。前記記憶装置に記憶された車両関連出力プログラムは、前記記憶装置が直接接続されるコンピュータが実行してもよいし、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して前記記憶装置に接続されたコンピュータがダウンロードして実行されてもよい。
本発明の一態様に係る車両関連出力システムは、車両から送信される車両識別情報と、前記車両から送信される車両状態情報と、を受信する入力器と、前記車両識別情報ごとに設定される適合情報を記憶器から取得し、前記車両状態情報及び前記適合情報に基づいて所定の演算を行い、前記演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算器と、前記出力情報を出力する出力器と、を備える。
本発明の一態様に係る車両関連出力方法は、車両から送信される車両識別情報が入力される第1入力ステップと、前記車両から送信される車両状態情報が入力される第2入力ステップと、前記車両状態情報に基づいた所定の演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算ステップと、前記出力情報を出力する出力ステップと、を備える。
本発明によれば、ユーザの利便性の低下を防ぎつつ、車両状態情報に基づいた出力情報を車種に応じた適切なものにすることができる。
図1は、実施形態に係る車両関連出力システムが適用される車両等を示す全体図である。 図2は、図1の車両関連出力システムの適用を示す模式図である。 図3は、図2のメータ装置から送信される信号のフォーマットを示す図面である。 図4は、図2の携帯情報端末のブロック図である。 図5は、図2の携帯情報端末の表示画面を示す図面である。 図6は、図5の携帯情報端末の別の表示画面を示す図面である。 図7は、変形例に係る車両関連出力システムが適用されるサーバのブロック図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る車両関連出力システム1が適用される車両を示す全体図である。図1に示すように、車両関連出力システム1が適用される車両2は、特に限定されないが、車体をロール方向に傾斜(リーン)させて旋回するリーン車両(例えば、自動二輪車等)であると好適である。
リーン車両2は、前輪3(従動輪)と、後輪4(駆動輪)と、前輪3及び後輪4に支持される車体5と、を備える。リーン車両2は、前輪接地点と後輪接地点とを通過する前後軸AX周りにロール方向(左右方向)に車体5を傾斜させた状態(リーン状態)で旋回走行する。車体5が直立した状態を基準とした前後軸AX周りの車体5の傾斜角をリーン角θという(直立状態のリーン角θはゼロ)。リーン車両2は、運転者と車両2とを合わせた移動体全体が遠心力と釣り合う傾斜角で走行することで、リーン状態を維持して旋回走行する。
車両2は、走行用の駆動力を発生する原動機Eを備える。原動機Eは、例えば、エンジン(内燃機関)、電動モータ、又は、エンジン及び電動モータの組合せである。原動機Eが発生する駆動力は、動力伝達機構を介して後輪4に付与される。リーン車両2は、前輪3及び後輪4を制動する油圧式のブレーキ装置を備える。当該ブレーキ装置は、前輪3を制動する前ブレーキユニット6と、後輪4を制動する後ブレーキユニット7と、前ブレーキユニット6及び後ブレーキユニット7を制御するブレーキ制御装置8とを有する。前ブレーキユニット6及び後ブレーキユニット7は、互いに独立して動作し、それぞれブレーキ圧に比例した制動力を前輪3及び後輪4に付与する。
リーン車両2は、コントローラ9(ECU)を備える。コントローラ9は、原動機Eの駆動力を制御し得る。コントローラ9は、ブレーキ制御装置8を制御(ABS制御)し得る。コントローラ9は、車体挙動(サスペンションやステアリング)を制御してもよい。コントローラ9には、車両2を制御するために、車体5に搭載された後述の複数のセンサが検出した情報(センサ情報)が入力される。
リーン車両2は、メータ装置10を備える。メータ装置10は、コントローラ9と通信可能に接続されている。メータ装置10は、コントローラ9から受信した情報に基づいて、運転者に向けて情報(例えば、車速、原動機回転数等)を表示する表示器を有する。メータ装置10は、所定の短距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))によって無線通信する無線通信機を有する。コントローラ9及びメータ装置10は、車両制御装置20を構成している。メータ装置10は、コントローラ9等から受信した情報のうちの一部を選択して、無線通信機を介して外部装置に当該選択された情報を周期的に送信する。
携帯情報端末11(コンピュータ)は、運転者又はリーン車両2に付随する。例えば、リーン車両2の運転者は、携帯情報端末11(例えば、スマートフォン)を所持する、又は、リーン車両2の所定の位置に携帯情報端末11を配置する。携帯情報端末11は、所定の短距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))によってメータ装置10と無線通信可能に構成されている。携帯情報端末11は、通信ネットワークN(例えば、インターネット)を介してサーバ12(コンピュータ)と通信可能に構成されている。
なお、リーン車両2から携帯情報端末11に情報を送信する装置は、メータ装置10に限られず、他の装置(例えば、コントローラ9に接続された無線通信機)でもよい。コントローラ9は、1つのECUでもよいし、分散された複数のECUでもよい。携帯情報端末11は、メータ装置10と携帯情報端末11とは、互いに有線通信してもよい。
図2は、図1の車両関連出力システム1の適用を示す模式図である。図2に示すように、車両制御装置20には、複数の走行状態センサ21、衛星測位センサ22、ユーザ操作器23等が電気的に接続されている。具体的には、走行状態センサ21はコントローラ9に接続され、衛星測位センサ22及びユーザ操作器23はメータ装置10に接続されている。
走行状態センサ21は、リーン車両2に搭載され、リーン車両2の走行状態を示す物理量を検出する。前記走行状態は、走行時に時間経過とともに変化する車両の状態を示す情報を含み得る。なお、走行状態センサ21は、電圧等の連続値を検出するセンサに限られず、ON/OFFを検出するスイッチであってもよい。走行状態センサ21が検出する走行状態センサ情報は、コントローラ9に入力される。コントローラ9は、前記走行状態センサ情報をメータ装置10に周期的に送信する。走行状態センサ21が検出する走行状態は、車両の位置、姿勢、運動量などの車体運動に関する物理量を計測するものであってもよい。また、走行状態センサ21が検出する走行状態は、車体運動の変化に寄与する運転者の車体操作量、車体運動の変化に寄与するアクチュエータの制御量を計測するものであってもよい。なお、前記アクチュエータは、例えば、電子制御スロットル、燃料噴射装置、点火プラグ、ABS装置等であり、機種によっては、電子制御サスペンション、電子制御ステアリング、変速用アクチュエータ等であってもよい。
走行状態センサ21は、例えば、車速センサ、車輪回転数センサ、原動機回転数センサ、ブレーキ圧センサ、アクセル操作量センサ(又はスロットル開度センサ)、加速度センサ、ジャイロセンサ(IMU)、リーン角センサ、サスペンションストロークセンサ、変速位置センサ、クラッチ動作センサ等を含み得る。なお、走行状態センサは、その代わりに他のセンサを含むものでもよい。即ち、走行状態センサ21が検出する走行状態センサ情報は、リーン車両2の走行速度、前輪3及び/又は後輪4の回転数、原動機Eの回転数、前ブレーキユニット6及び/又は後ブレーキユニット7のブレーキ圧、運転者のアクセル操作量(加速要求量)、車体5の所定の方向(上下方向、前後方向、左右方向等)の加速度、車体5の所定の軸線(ロール軸線、ピッチング軸線等)周りの回転速度、リーン角、変速機の変速位置、クラッチのON/OFF状態等を含み得る。
コントローラ9は、前記走行状態センサ情報に基づいて所定の演算を行い、電動スロットル装置、燃料噴射装置、点火プラグなどの各種のアクチュエータに制御指令を与えて、原動機Eの駆動力を制御する。このようなコントローラ9の制御指令および各種のセンサ情報は、メータ装置10にも送信される。またコントローラ9は、リーン車両2の走行状態を示す走行状態演算情報を算出してもよい。この場合、コントローラ9は、前記走行状態演算情報をメータ装置10に周期的に送信する。前記走行状態演算情報は、例えば、路面から前輪3又は後輪4のタイヤに作用するタイヤ力、旋回走行時のリーン車両2に作用する遠心力等を含み得る。なお、前記走行状態演算情報は、コントローラ9で算出せずに、携帯情報端末11又はサーバ12にて算出されてもよい。
前記タイヤ力は、タイヤ縦方向(前後方向)に作用する縦タイヤ力Fx(図1参照)と、タイヤ横方向(左右方向)に作用する横タイヤ力Fy(図1参照)とを含み得る。縦タイヤ力Fxは、原動機回転数が増加するにつれて増加し且つブレーキ圧が増加するにつれて減少する関数によって算出できる。横タイヤ力Fyは、横加速度及びリーン角の各々が増加するにつれて増加する関数によって算出できる。
なお、縦タイヤ力Fx及び横タイヤ力Fyの求め方は一例である。タイヤ力は、遠心力等の力の釣り合いによる運動方程式から求められる他の既知の計算式を用いて演算されてもよい(WO 2018/083912 A)。また、タイヤ力は、具体的にタイヤに作用する力をセンサによって検出した情報に基づいて取得してもよい(JP 2018-161395 A)。
前記遠心力は、横加速度センサ及びリーン角センサの検出信号から算出し得る。横加速度センサと車体5との位置関係は固定されているため、車体5がリーン状態になると横加速度センサの検出方向も車体5と一体に水平面に対して傾斜する。そのため、横加速度センサで検出される横加速度に質量を乗算して得られる力から、リーン角に基づいて水平分力を求めることで遠心力が算出される。なお、前記質量は、リーン車両2の重量であってもよいが、リーン車両2の重量と運転者の体重との合計であると好ましい。
なお、遠心力は、走行軌跡(カーブ軌跡)の曲率及び車速データから算出されてもよい。また、遠心力は、ヨー方向の加速レート及びロール方向の加速レートに基づいて算出されてもよい。また、JP 2017-65561 Aに開示されたように車両及び運転者を含む移動体全体の車幅方向の傾斜角(移動体リーン角)に釣り合う力を遠心力として求められてもよい。
コントローラ9は、走行状態センサ21から受信した走行状態センサ情報に基づいて、原動機E及び/又はブレーキ制御装置8を制御する。コントローラ9は、走行状態センサ21から受信した走行状態センサ情報に基づいて所定のイベント(例えば、スリップ、車輪ロック、ウィリー等)が発生したと判定すると、当該イベントの発生を抑制するイベント抑制制御(例えば、トラクション制御、ABS制御、ウィリー抑制制御等)を実行する。コントローラ9は、イベント抑制制御の実行開始を示す情報と、当該イベント抑制制御の実行終了を示す情報と、を制御情報としてメータ装置10に送信する。
衛星測位センサ22は、測位衛星から自車位置情報を受信する。なお、衛星測位センサ22に代えて携帯情報端末11の位置検出機能が用いられてもよい。また、衛星測位センサ22に代えて、車速センサ及び方向センサから移動距離及び方向を累積演算して自車位置情報が求められてもよい。
ユーザ操作器23は、運転者が入力操作を行うユーザインターフェースである。ユーザ操作器23は、例えば、走行モードの選択に用いられ得る。前記走行モードは、例えば、低燃費走行モード、高出力走行モード、オートクルーズ走行モード等を含み得る。また、リーン車両2がハイブリッド車である場合には、前記走行モードは、エンジン走行モード、EV走行モード、HEV走行モード等を含み得る。ユーザ操作器23によって選択された走行モードの情報は、リーン車両2の走行モードを示すモード選択情報である。
メータ装置10は、短距離無線通信によって携帯情報端末11に対し、車両状態情報を車両識別情報とともに送信する。前記車両状態情報は、走行情報、前記制御情報及び前記モード選択情報の少なくとも1つを含む。なお、前記車両状態情報は、その代わりに他の情報を含むものでもよい。これら前記走行情報は、前記走行状態センサ情報及び前記走行状態演算情報の少なくとも1つを含む。前記車両識別情報は、個々の車両を識別するための情報を含み、例えば、メータ装置10に記憶されたメータID(メータ品番情報)、コントローラ9に記憶されたコントローラID(車両識別番号:VIN)等から選ばれる。
メータ装置10は、メータ装置10又はコントローラの記憶器から読み取った前記車両識別情報を外部機器に無線送信する。前記車両識別情報は、シリアル番号を含み得る。例えば、前記車両識別情報は、製造者、車両属性、製造年、製造工場、シリアル番号などを示す情報が含まれていてもよい。前記車両属性は、車種を示す情報が含まれる。前記車両識別情報には、コントローラ9及びメータ装置10が搭載されている車種を特定可能な情報が少なくとも含まれる。
携帯情報端末11は、車両2とは離れた位置の固定設備に配置されるサーバ12との間でネットワークNを介して通信可能に構成されている。サーバ12は、多数のリーン車両2の各ユーザの携帯情報端末11とそれぞれ通信し、それら携帯情報端末11から受信する各データを蓄積し得る。
図3は、図2のメータ装置10から送信される信号30のフォーマットを示す図面である。図3に示すように、メータ装置10から送信される信号30は、宛先情報、車両識別情報、前記走行情報、前記制御情報、前記モード選択情報等を含む。前記宛先情報は、送信先の携帯情報端末11の識別情報であり、例えば、メータ装置10と携帯情報端末11との間のペアリング処理によってメータ装置10に取得される。前記車両識別情報は、個々のリーン車両2に固有のID情報であり、例えば、メータ装置10に予め記憶されている。信号30は、メータ装置10から走行中の時間経過に伴って(即ち、周期的に)順次送信される。その送信タイミングは、変更されてもよい。信号30が有する情報量は、適宜間引かれてもよい。
図4は、図2の携帯情報端末11のブロック図である。図4に示すように、携帯情報端末11は、短距離無線通信機41、ユーザ操作器42、制御モジュール43、ネットワーク通信機44及び表示器45を備える。短距離無線通信機41は、短距離無線にてメータ装置10と通信可能であり、メータ装置10から信号30(図3参照)を受信する。ユーザ操作器42は、携帯情報端末11のユーザによって入力操作され、例えば、タッチパネルである。
制御モジュール43は、例えば、プロセッサ、非一時的(non-transitory)な記憶装置、一時的(transitory)な記憶装置、I/Oインターフェース等が搭載された制御基板である。ネットワーク通信機44は、ネットワーク回線(例えば、公衆データ通信網、無線LAN等)にてネットワークNと通信可能に構成されている。表示器45は、画像を表示するディスプレイ装置(例えば、タッチパネル)である。
制御モジュール43は、機能面において、入力器51、演算器52、記憶器53及び出力器54を有する。入力器51及び出力器54は、前記I/Oインターフェースにより実現される。演算器52は、前記プロセッサにより実現される。記憶器53は、前記非一時的な記憶装置により実現される。演算器52は、前記非一時的な記憶装置に保存されたプログラムに基づいて前記一時的な記憶装置を利用して演算処理を行う。
記憶器53には、車両関連出力プログラムPが保存されている。車両関連出力プログラムPは、ユーザ操作器42によるユーザ操作に応じて携帯情報端末11がネットワークNを介してダウンロードされて記憶器53に保存され得る。車両関連出力プログラムPには、記憶器53に保存される複数種類の画像情報が付随している。前記画像情報は、車種ごとに用意される複数種類の車両画像情報と、複数種類の背景画像情報とを含む。
前記車両画像情報は、リーン車両2の外観を表す画像情報である。前記複数種類の車両画像情報は、互いに外観の異なる車両ごとの画像情報である。即ち、前記複数種類の車両画像情報は、互いに車種及び/又はカラーリングの異なる車両の画像情報である。前記背景画像情報は、リーン車両2が走行するロケーションの背景(例えば、路面、空、建物、自然等)を表す画像情報である。なお、前記複数種類の車両画像情報及び/又は前記複数種類の背景画像情報は、記憶器53に纏めて保存されずに、表示器45での表示に必要な前記画像情報だけがネットワーク通信機44を介してサーバ12からダウンロードされるようにしてもよい。
車両関連出力プログラムPには、記憶器53に保存される複数種類の車両仕様情報が付随している。前記車両仕様情報は、車両の重量、車両内の走行状態センサの位置、及び、車両のジオメトリの少なくとも1つを含む。前記複数種類の車両仕様情報は、車種毎に用意されており、互いに異なり得る。なお、前記複数種類の車両仕様情報は、記憶器53に纏めて保存されずに、演算器52での演算に必要な前記車両仕様情報だけがネットワーク通信機44を介してサーバ12からダウンロードされるようにしてもよい。
車両関連出力プログラムPには、記憶器53に保存される適合情報が付随している。前記適合情報は、前記車両識別情報ごとに設定されている。前記適合情報は、前記車両識別情報と、前記複数種類の車両画像情報との間の対応関係を含み得る。前記適合情報は、前記車両識別情報と前記複数種類の車両仕様情報との対応関係を含み得る。即ち、前記適合情報を参照することで、前記車両識別情報に対応する前記車両画像情報及び/又は前記車両仕様情報を特定できる。なお、前記適合情報は、記憶器53に保存されずにサーバ12の保存された状態で、演算器52によってネットワーク通信機44を介してサーバ12から参照されるようにしてもよい。
以下、車両関連出力プログラムPが携帯情報端末11に実行させる処理として、記録処理と出力処理とに分けて説明する。
先ず、前記記録処理を説明する。走行開始前に運転者がユーザ操作器42を操作して記録開始を指令することによって、車両関連出力プログラムPは、携帯情報端末11にメータ装置10から受信する前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を開始させる。そうすると、リーン車両2の走行中に、短距離無線通信機41が、メータ装置10から周期的に送信される信号30(図3参照)を受信する。それらの信号30に含まれる情報のうち車両状態情報(前記走行情報、前記制御情報及び前記モード選択情報)が前記車両識別情報と関連付けて入力器51に入力される。
演算器52は、入力器51に入力された前記車両状態情報及び前記車両識別情報を記憶器53に保存する。なお、演算器52は、入力器51が受信した前記車両状態情報及び前記車両識別情報を、出力器54及びネットワーク通信機44を介してサーバ12に送信してもよい。そして、ツーリング終了時に運転者がユーザ操作器42を操作して記録終了を指令することによって、車両関連出力プログラムPは、携帯情報端末11に前記記録を終了させる。
次に、前記出力処理を説明する。運転者がユーザ操作器42から出力開始を指令することによって、車両関連出力プログラムPは、前記記録処理で記憶器53に記録された前記車両状態情報と、記憶器53に保存された前記適合情報とに基づいて、演算器52に所定の演算を行わせ、前記演算の結果を出力情報として生成し、前記出力情報を出力器54に出力させる。記憶器53に記録された前記車両状態情報が時系列的に間隔があいている場合、そのギャップのデータは近辺のデータで補間され得る。
演算器52は、前記適合情報を参照し、前記車両識別情報に対応する前記車両画像情報を特定し、その特定した車両画像情報を出力情報として選択する。これにより、前記車両画像情報は、前記車両識別情報が示す車種に応じて異なることになる。また、前記演算では、演算器52は、前記適合情報を参照し、前記車両識別情報に対応する前記車両仕様情報を特定し、その特定した車両仕様情報に基づいて前記車両状態情報から走行状態演算情報を算出し、それを出力情報として算出する。これにより、前記走行状態演算情報は、前記車両識別情報が示す車種に応じて異なり得る。
前記演算は、前記車両状態情報から前記走行状態演算情報を求めるための条件(例えば、前記車両状態情報と前記走行状態演算情報との間の関係を規定するための定数条件)を含み、前記条件が前記車両識別情報に応じて異なる。出力器54は、前記画像情報及び前記走行状態演算情報を表示器45に送信し、表示器45に前記画像情報を表示(出力)させる。
図5は、図2の携帯情報端末11の表示器45の表示画面を示す図面である。図4及び5に示すように、車両関連出力プログラムPが携帯情報端末11に実行させる前記出力処理として、前記出力情報を表示器45に表示させる。表示器45が表示する表示画面60は、複数のセグメント61~64に分割されている。但し、表示画面60は複数のセグメントに分割されずに単一の画面としてもよい。第1セグメント61は、地図画像71を表示する。地図画像71は、地図上のリーン車両2の走行位置Vを表示し得る。地図画像71は、既存のナビゲーションシステムから取得され得る。走行位置Vは、前記走行状態センサ情報の衛星測位センサ22の検出情報から取得され得る。
第2セグメント62は、第1セグメント61の走行位置Vにおけるリーン車両2の走行動画72を表示する。走行動画72は、前記演算器52で生成された前記出力情報としての前記画像情報を用いて動画として表示される。前記画像情報は、車両画像81、背景画像82、運転者画像83、走行状態画像84等を含み得る。車両画像81は、前記車両画像情報に基づいて表示される。車両画像81は、車両画像81は、車体画像81a、車輪画像81b、排気画像81c等を含み得る。
演算器52は、前記車両識別情報に基づいて前記車両画像情報を特定する。前記特定された車両画像情報に基づいて車両画像81が表示されるため、車両画像81は、実際のリーン車両2の車種と同じ外観を表示する。即ち、車両画像81は、前記車両識別情報に応じて異なり得る。
具体的には、車両画像81は、その表示すべき車体の外観形状が異なる。例えば、カウリング形状、カウリングの有無、ヘッドライト位置、ヘッドライト形状、カラーリング、付属品の有無などが、前記車両識別情報に応じて変更される。また、運転者が車両を乗り換えた場合、表示される車両画像も乗り換え後の車両の前記車両識別情報に応じて車両画像81が示す車種が自動的に変更される。また、車種ごとの違いが目立つように、その違いを強調するように車両画像81が設定されてもよい。また、ブレーキパーツ、サスペンションパーツ等の車載部品が異なる車種同士は、その違いが明確に視認できるように強調して車両画像81が表示されてもよい。例えば、同一シリーズの車種同士の場合、オプションパーツが強調表示されるようにしてもよい。また、車両画像81において、燃料タンク等の比較的大きな面積を有する領域の色彩を車種ごとに異ならせて車種の違いが認識しやすいようにしてもよい。
演算器52は、前記車両状態情報に基づいて前記画像情報を変化させる。例えば、車両画像81は、車両旋回時の前記車両状態情報から得られるリーン角になるように車両をロール方向に傾斜させたリーン状態にて表示する。演算器52は、走行情報センサ情報が同じであっても前記車両識別情報に対応する車種に応じてリーン角を異ならせてもよい。即ち、演算器52は、車両仕様情報(例えば、センサ取付位置)が車種ごとに異なることを考慮して、前記車両識別情報に対応する車両仕様情報に基づいて走行情報センサ情報からリーン角(走行情報演算情報)を求め、その求めたリーン角になるように車両画像81を表示させてもよい。
演算器52は、ウィリー時(又はジャックナイフ時)の前記車両状態情報から得られるピッチ角になるように車両をピッチング方向に傾斜させた状態にて表示してもよい。その際、演算器52は、走行情報センサ情報が同じであっても前記車両識別情報に対応する車種に応じてピッチ角を異ならせてもよい。即ち、演算器52は、車両仕様情報(例えば、センサ取付位置)が車種ごとに異なることを考慮して、前記車両識別情報に対応する車両仕様情報に基づいて走行情報センサ情報からピッチ角(走行情報演算情報)を求め、その求めたピッチ角になるように車両画像81を表示させてもよい。また、演算器52は、実際のピッチ角よりも車両画像81のピッチ角が大きくなるように車両画像81を強調表示(増幅表示)させてもよい。
演算器52は、前記車両状態情報に含まれる車速に関する情報に基づいて、車輪画像81bが示す車輪回転速度を変化させる。即ち、演算器52は、前記車速の増加に伴って車輪画像81bが示す車輪回転速度を増加させる。これにより、ユーザは、車輪画像81bが示す回転速度によって車速を視覚的に把握できる。
演算器52は、前記車両状態情報に含まれるブレーキ情報に基づいて、車両画像81が示すテールランプの表示(点灯又は消灯)を変化させる。これにより、ユーザは、車両画像81を見るだけでブレーキの作動の有無を視覚的に把握できる。
原動機原動機Eがエンジンである場合には、演算器52は、前記車両状態情報に含まれるエンジンの回転加速度に関する情報に基づいて排気画像81cの表示を変化させてもよい。例えば、演算器52は、エンジンの回転加速度が正値のときに排気画像81cを表示させ、エンジンの回転加速度がゼロ又は負値のときに排気画像81cを表示させないようにしてもよい。演算器52は、エンジンの回転加速度(正値)が大きくなるにつれて、排気画像81cの大きさ及び/又は濃さを増加させてもよい。
背景画像82は、前記背景画像情報に基づいて表示される。背景画像82は、地上画像82a及び空画像82bを含み得る。地上画像82aは、路面等を含む画像である。空画像82bは、走行時の天気や時刻に合った空の画像である。演算器52は、前記車両状態情報に含まれる車速に関する情報に基づいて、背景画像82を変化させてもよい。演算器52は、前記車速の増加に伴って背景画像82の動き速度を増加させる。これにより、ユーザは、背景画像82が示す動きによって車速を視覚的に把握できる。演算器52は、地上画像82aの動きを、車輪画像81bが示す車輪回転速度に合わせる。演算器52は、空画像82bの動きを、地上画像82aの動きよりも遅くする。なお、空画像82bは静止させてもよい。
運転者画像83は、前記運転者画像情報に基づいて表示される。運転者画像83は、リーン車両2に乗った運転手を表すように車両画像81に重ねて表示した画像である。演算器52は、前記車両状態情報に基づいて、運転者画像83が示す運転者を車両画像81が示す車両に対して移動させる。例えば、演算器52は、前記車両状態情報に含まれるリーン角に応じて、運転者画像83を車両画像81に対してリーン側(旋回内側)にずらして表示させる(リーンイン/リーンアウト)。
なお、車両画像81に対する運転者画像83のずれ量は、横加速度及び車重に基づいて決まる遠心力とリーン角との間のアンバランス量に基づいて決められてもよい。車重は、ユーザがオプション部品を車両関連出力プログラムPに入力することで、その部品重量が加算されてもよい。運転者画像83は、ユーザが身体情報(例えば、身長、体重、性別等)を車両関連出力プログラムPに入力することで、その身体情報に合うように変更されてもよい。運転者画像83は、アニメ表示されてもよい。
走行状態画像84は、前記走行状態情報に基づいて表示される。走行状態画像84は、車両の走行状態(例えば、タイヤ力)を図形(例えば、円)で表示し、車両画像81に重ねて表示した画像である。演算器52は、前記車両状態情報に含まれる前記走行状態センサ情報又は前記走行状態演算情報に基づいて、走行状態画像84を表示させる。例えば、演算器52は、前記走行状態演算情報に含まれるタイヤ力が増加すると、車輪画像81bに近接して表示された図形の大きさを増加させる。
第3セグメント63は、走行状態情報表示領域73及び制御情報表示領域74を含み得る。走行状態情報表示領域73は、例えば、前記走行状態情報を数字及び/又はグラフで表示する。演算器52は、前記車両状態情報に含まれる前記走行情報に基づいて、走行状態情報表示領域73に前記走行情報(例えば、車速、アクセル操作量、原動機回転数等)を数字及び/又はグラフで表示させる。制御情報表示領域74は、例えば、前記制御情報を記号表示等で表示する。演算器52は、前記車両状態情報に含まれる前記制御情報に基づいて、イベント抑制制御(例えば、トラクション制御、ABS制御、ウィリー抑制制御等)の実行又は非実行を記号等で表示させる。
第4セグメント64は、ユーザ入力領域75を含み得る。ユーザ入力領域75は、表示画面60の表示に関する要求をユーザが入力するためのインターフェースである。演算器52は、例えば、ユーザによってユーザ入力領域75が操作されて視点変更要求が入力されると、車両画像81をユーザが求める異なる視点(例えば、車両正面視、車両斜視、車両側面視、車両平面視、車両背面視等)で表示させる。演算器52は、例えば、ユーザによってユーザ入力領域75が操作されて再生速度変更が入力されると、走行動画72の再生速度を変更させる。
図6は、図5の携帯情報端末11の別の表示画面60を示す図面である。図6の表示画面60では、第2セグメント62の走行動画172において参照車両画像181が表示される。参照車両画像181は、サンプル運転者(例えば、モデル運転者、友人運転者)の走行動画でもよいし、同一ユーザの別の日(例えば、自己ベスト)の走行動画でもよい。参照車両画像181は、ユーザが同一画面内にて車両画像81と対比できるように表示される。例えば、参照車両画像181は、透視画像にて車両画像81に重ねて表示されてもよい。
車両画像81に対応する車速と参照車両画像181に対応する車速とは異なり得るため、参照車両画像181に対応する車両が出発地点から走行位置Vまでに要する時間は、車両画像81が出発地点から走行位置Vまでに要する走行時間とは異なり得る。そのため、実際の走行時間を用いて参照車両画像181の走行位置を表示しようとすると、参照車両画像181は走行動画172の表示範囲外に存在することが起こり得る。
そこで、演算器52は、参照車両画像181が走行動画172の表示範囲内に収まるように参照車両画像181の走行位置を補正する。演算器52は、参照車両画像181の走行位置を車両画像81と走行位置と同一位置になるように補正してもよい。演算器52は、参照車両画像181の走行位置を車両画像81の走行位置から進行方向前側又は後側に所定距離離れた位置になるように補正してもよい。
以上に説明した構成によれば、リーン車両2から送信される前記車両状態情報に基づいて演算された前記出力情報が車種に応じて異なることになるので、車種に応じた適切な前記出力情報を出力することができる。その際、同車両2から送信される前記車両識別情報に基づいて同車両の車種に適合した前記出力情報が生成されるので、ユーザが車種を入力する必要がない。よって、ユーザの利便性の低下を防ぎつつ、車種に応じた適切な前記出力情報を出力することができる。例えば、同一の携帯情報端末11で複数の異なる車種の車両を夫々運転して車両関連出力プログラムPにて前記記録処理を夫々行った場合でも、実際の車種に応じた適切な前記出力情報を出力できる。
また、前記画像情報は、前記車両識別情報に応じて異なる車両画像情報を含むため、ユーザが画像を見たときのリアリティを向上させることができる。また、前記車両状態情報に基づいて前記画像情報が変化するため、前記車両状態情報の変化をユーザが視覚的に容易に把握できる。
また、前記車両識別情報に基づいて旋回走行時における前記車両画像情報のリーン角を異ならせるので、車種に依って車両におけるセンサの左右方向位置が異なる場合にも、センサ情報を車種に合わせて加工して適切なリーン角を出力することができる。
また、前記車両状態情報に含まれる車速に関する情報に基づいて、前記車両画像情報又は背景画像情報の少なくとも一方を変化させるので、前記車速の変化をユーザが視覚的に容易に把握できる。
また、前記車両状態情報に含まれる前記制御情報に基づいて画像情報が変化するので、前記制御情報の変化をユーザが視覚的に容易に把握できる。
また、前記画像情報において、前記車両状態情報に基づいて前記運転者画像情報が示す運転者を前記車両画像情報が示す車両に対して移動させるので、旋回走行時の運転者の体重移動等を表現することができ、画像を見たときのリアリティを向上させることができる。
また、ユーザ要求に基づいて、前記画像情報が示す車両が異なる視点で表示されるように前記画像情報が生成されるので、ユーザの好みに応じて画像の視点を変えることができる。
また、前記車両識別情報に基づいて前記演算の条件を異ならせるので、前記車両状態情報と前記出力情報との間の対応関係が車種の違いに依って変わり得る場合にも、前記車種に応じた適切な出力情報(例えば、リーン角、遠心力、慣性力、タイヤ力等)を生成できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。例えば、出力器54は、前記出力情報を表示器45に表示させると共に又はその代わりに、ネットワーク通信機44から前記出力情報をサーバ12に送信してもよい。また、車両関連出力プログラムPは、車両付属品(例えば、パニエケース、ヘルメット、グローブ、ライダージャケット、ステッカー等)を識別可能な付属品情報を入力可能とし、前記付属品情報に基づいて車両画像81及び/又は運転者画像83を変化させてもよい。
たとえば、車両付属品を購入後に、前記車両識別情報(車両シリアル番号)に関連付けて前記車両付属品のユーザ登録が行われる場合、そのユーザ登録の情報がサーバに送信されることで、当該サーバに付属品情報が前記車両識別情報に関連付けて記憶されてもよい。この場合、車両付属品の外観に対応する複数種類の画像情報がサーバに記憶される。この場合、例えばパニエケースの購入についてユーザ登録されると、車両関連出力プログラムPによって、携帯情報端末11に出力される画像がパニエケースが車載された画像に変化される。運転者が上述する車両付属品を購入してユーザ登録した場合、表示される車両画像もユーザ登録に応じて(ユーザの特別な操作を不要として)異なることになる。
車両関連出力プログラムPは、携帯情報端末11にインストールされる代わりに、サーバ112(コンピュータ)にインストールされてもよい。その場合、図7に示すように、サーバ112は、例えば、ネットワーク通信機144、入力器151、演算器152、記憶器153及び出力器154を備える。ネットワーク通信機144は、ネットワークNと通信可能に構成される。入力器151及び出力器154は、前記I/Oインターフェースにより実現される。演算器152は、プロセッサにより実現される。記憶器153は、非一時的な記憶装置により実現される。演算器152は、前記非一時的な記憶装置に保存されたプログラムに基づいて一時的な記憶装置を利用して演算処理を行う。
記憶器153には、車両関連出力プログラムPが保存される。車両関連出力プログラムPは、前記記録処理及び前記出力処理をサーバ112に実行させる。前記車両状態情報及び前記車両識別情報は、ネットワークNを介してネットワーク通信機144で受信され、入力器151を介して演算器152に入力されて記憶器153に記録される。演算器152が車両関連出力プログラムPに従って生成する前記出力情報は、出力器154及びネットワーク通信機144からネットワークNを介して携帯情報端末11に送信される。それにより、サーバ112は、前記出力処理として前記出力情報を携帯情報端末11に表示させる。
車種にかかわらず、前記車両識別情報に含まれる情報、たとえば車両年式、製造工場、仕向け地などの情報に応じて、画像を変化させてもよい。たとえば車両年式に応じて車両のカラーリングが異なる場合には、カラーリングを異ならせてもよい。また識別情報に対応するアナウンス情報を、画像表示によって運転者に報知してもよい。たとえば画像とともに、販売促進情報やリコール情報などを車種ごとに報知することもできる。
前記携帯情報端末ではなく、デスクトップなどの非携帯型の出力表示装置に出力画像を表示させてもよい。前記携帯情報端末ではなく、サーバ側で演算し、当該サーバから演算結果を表示装置に送信してもよい。前記車両自体に搭載される送信機からサーバに情報を送信してもよい。車両関連出力プログラムPがインストールされた携帯情報端末等のコンピュータは、必ずしもサーバへ接続されなくてもよい(スタンドアローンタイプでもよい)。
車種情報に応じた画像の変更と演算係数の変更とを例示したが、いずれか一方のみが実施されてもよい。たとえばリーン状態に関する出力情報を求めるための係数を車種毎に変化させる場合、演算したリーン情報をサーバなどに記憶させる態様としてもよい。車種情報ごとに用意される情報に基づいて、リーン情報以外の他の演算値(たとえばタイヤ力)または所定の評価値を出力する態様としてもよい。車種ごとに走行時に発する出力音(たとえばエンジン音)が異なる場合、車種に応じたエンジン音を模擬して走行状態を出力してもよい。
前記車両は、自動二輪車のようなリーン車両以外でもよく、車両情報を送信可能であれば四輪車でも自転車でもよい。メータ装置10の代わりに、原動機制御装置、ブレーキ制御装置などが携帯情報端末に車両情報を送信してもよい。コントローラを介さずに、走行状態センサから無線機を介して携帯情報端末又はサーバ等の外部装置に車両情報が送信されてもよい。
1 車両関連出力システム
2 リーン車両
11 携帯情報端末
51,151 入力器
52,152 演算器
53,153 記憶器
54,154 出力器
81 車両画像
82 背景画像
83 運転者画像
112 サーバ

Claims (9)

  1. 車両から送信される車両識別情報が入力される第1入力ステップと、
    前記車両から送信される車両状態情報が入力される第2入力ステップと、
    前記車両状態情報に基づいた所定の演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算ステップと、
    前記出力情報を出力する出力ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    ユーザが記録開始指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を開始し、
    ユーザが記録終了指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を終了し、
    前記出力情報は、画像情報を含み、前記画像情報は、前記車両識別情報が示す種類に応じて変わる車両画像情報を含み、
    前記車両は、ロール方向に傾斜させたリーン状態で旋回するリーン車両であり、
    前記演算ステップでは、前記リーン車両の走行状態を示す物理量を検出する走行状態センサが前記リーン車両に取り付けられる位置であるセンサ取付位置が車種ごとに異なることを考慮して、前記車両識別情報に対応する前記センサ取付位置に基づいて、前記走行状態センサから受信した走行状態センサ情報からリーン角を求め、前記車両識別情報に基づいて、旋回走行時における前記車両画像情報の前記リーン角を異ならせる、車両関連出力プログラム。
  2. 車両画像情報は、前記車両の車種及び前記車両のカラーリングに関する情報を含み、前記車種及び前記カラーリングが前記車両識別情報に応じて変更される、請求項1に記載の車両関連出力プログラム。
  3. 前記演算ステップでは、前記車両状態情報に含まれる制御情報に基づいて前記画像情報を変化させ、
    前記車両状態情報は、走行状態に応じて、制御装置が原動機又はブレーキ装置を制御する制御情報を含み、表示出力として、前記制御情報の有無を表示する、請求項2に記載の車両関連出力プログラム。
  4. 記演算ステップでは、前記車両画像情報とともに運転者画像情報を含む前記画像情報を生成し、前記画像情報において、前記車両状態情報に基づいて前記運転者画像情報が示す運転者を前記車両画像情報が示す車両に対して移動させる、請求項2又は3に記載の車両関連出力プログラム。
  5. 前記運転者画像情報は、ユーザが入力した情報に基づいて変更される、請求項4に記載の車両関連出力プログラム。
  6. 車両付属品を識別可能な付属品情報を入力可能とし、前記付属品情報に基づいて前記車両画像情報又は前記運転者画像情報を変化させる、請求項4又は5に記載の車両関連出力プログラム。
  7. 記演算ステップでは、前記車両のリーン状態に関する出力情報が生成され、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両関連出力プログラム。
  8. 車両から送信される車両識別情報と、前記車両から送信される車両状態情報と、を受信する入力器と、
    前記車両識別情報ごとに設定される適合情報を記憶器から取得し、前記車両状態情報及び前記適合情報に基づいて所定の演算を行い、前記演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算器と、
    前記出力情報を出力する出力器と、を備え、
    ユーザが記録開始指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を開始し、
    ユーザが記録終了指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を終了し、
    前記出力情報は、画像情報を含み、前記画像情報は、前記車両識別情報が示す種類に応じて変わる車両画像情報を含み、
    前記車両は、ロール方向に傾斜させたリーン状態で旋回するリーン車両であり、
    前記演算器は、前記リーン車両の走行状態を示す物理量を検出する走行状態センサが前記リーン車両に取り付けられる位置であるセンサ取付位置が車種ごとに異なることを考慮して、前記車両識別情報に対応する前記センサ取付位置に基づいて、前記走行状態センサから受信した走行状態センサ情報からリーン角を求め、前記車両識別情報に基づいて、旋回走行時における前記車両画像情報の前記リーン角を異ならせる、車両関連出力システム。
  9. プロセッサによって実行される車両関連出力方法であって、
    車両から送信される車両識別情報が入力される第1入力ステップと、
    前記車両から送信される車両状態情報が入力される第2入力ステップと、
    前記車両状態情報に基づいた所定の演算の結果を出力情報として生成し、前記車両識別情報に基づいて前記出力情報を異ならせる演算ステップと、
    前記出力情報を出力する出力ステップと、を備え、
    ユーザが記録開始指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を開始し、
    ユーザが記録終了指令することで、前記車両識別情報及び前記車両状態情報の記録を終了し、
    前記出力情報は、画像情報を含み、前記画像情報は、前記車両識別情報が示す種類に応じて変わる車両画像情報を含み、
    前記車両は、ロール方向に傾斜させたリーン状態で旋回するリーン車両であり、
    前記演算ステップでは、前記リーン車両の走行状態を示す物理量を検出する走行状態センサが前記リーン車両に取り付けられる位置であるセンサ取付位置が車種ごとに異なることを考慮して、前記車両識別情報に対応する前記センサ取付位置に基づいて、前記走行状態センサから受信した走行状態センサ情報からリーン角を求め、前記車両識別情報に基づいて、旋回走行時における前記車両画像情報の前記リーン角を異ならせる、車両関連出力方法。
JP2020071451A 2020-04-13 2020-04-13 車両関連出力プログラム、システム及び方法 Active JP7422599B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020071451A JP7422599B2 (ja) 2020-04-13 2020-04-13 車両関連出力プログラム、システム及び方法
DE102021108664.7A DE102021108664A1 (de) 2020-04-13 2021-04-07 Programm, System und Verfahren zur fahrzeugbezogenen Ausgabe
US17/228,026 US11669936B2 (en) 2020-04-13 2021-04-12 Vehicle-related output program, system, and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020071451A JP7422599B2 (ja) 2020-04-13 2020-04-13 車両関連出力プログラム、システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021168056A JP2021168056A (ja) 2021-10-21
JP7422599B2 true JP7422599B2 (ja) 2024-01-26

Family

ID=77851706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020071451A Active JP7422599B2 (ja) 2020-04-13 2020-04-13 車両関連出力プログラム、システム及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11669936B2 (ja)
JP (1) JP7422599B2 (ja)
DE (1) DE102021108664A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105909A (ja) 2017-12-11 2019-06-27 川崎重工業株式会社 リーン型乗物の走行情報蓄積方法、走行情報処理プログラム及び走行情報蓄積装置
JP2020052932A (ja) 2018-09-28 2020-04-02 川崎重工業株式会社 走行データ表示方法、プログラム及びシステム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2494414A (en) * 2011-09-06 2013-03-13 Land Rover Uk Ltd Terrain visualisation for vehicle using combined colour camera and time of flight (ToF) camera images for augmented display
JP2015193280A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 富士通テン株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
JP6651320B2 (ja) 2015-09-30 2020-02-19 川崎重工業株式会社 乗物のバンク角検出装置
US10724874B2 (en) * 2015-10-13 2020-07-28 Here Global B.V. Virtual reality environment responsive to predictive route navigation
JP2018074873A (ja) 2016-11-04 2018-05-10 株式会社デンソー 熱電発電熱交換器
JP6940967B2 (ja) 2017-03-27 2021-09-29 Toto株式会社 手すりおよび腰かけ式便器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105909A (ja) 2017-12-11 2019-06-27 川崎重工業株式会社 リーン型乗物の走行情報蓄積方法、走行情報処理プログラム及び走行情報蓄積装置
JP2020052932A (ja) 2018-09-28 2020-04-02 川崎重工業株式会社 走行データ表示方法、プログラム及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021168056A (ja) 2021-10-21
DE102021108664A1 (de) 2021-10-14
US20210319535A1 (en) 2021-10-14
US11669936B2 (en) 2023-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9902380B2 (en) Saddle-straddling type motor vehicle and wheel force acquisition device
CN108216241B (zh) 确定自主驾驶车辆的控制特性
JP7015161B2 (ja) リーン型乗物の走行情報蓄積方法、走行情報処理プログラム及び走行情報蓄積装置
JP4602444B2 (ja) ドライバ運転技能支援装置及びドライバ運転技能支援方法
WO2016016756A1 (en) Personalized driving ranking and alerting
EP3195287A1 (en) Personalized driving of autonomously driven vehicles
EP3659897B1 (en) Steering determination device and autonomous driving system
JP6396742B2 (ja) 車両用運転操作誘導制御システム
JP7245019B2 (ja) 走行データ表示方法、プログラム及びシステム
US11194346B2 (en) Angular speed acquisition device for acquiring angular speed about road surface perpendicular axis of leaning vehicle
WO2020226071A1 (ja) 車両位置検出装置、及び、車両位置検出用パラメータセット作成装置
US20210349465A1 (en) Autonomous scooter
US11077865B2 (en) Method for operating a two-wheeled vehicle, a device, and a two-wheeled vehicle
CN112654959B (zh) 一种画面显示方法、智能车、存储介质以及装置
CN115551757A (zh) 乘客筛查
JP7422599B2 (ja) 車両関連出力プログラム、システム及び方法
JP6916208B2 (ja) 車両外力情報記憶システム及び外力関連情報記憶方法
CN114450218B (zh) 骑乘型车辆的车辆信息报告装置
EP3945286A1 (en) Travel route generation system, travel route generation program, and travel route generation method
JP2022096468A (ja) 制御装置及び制御方法
KR20170016595A (ko) 레이더 시스템 및 차량 레이더 시스템 제어 방법
JP2021113399A (ja) 車載器、及び、車載システム
JP2019139450A (ja) オフロードビークル用オフロード走行状態情報出力装置
JP6032020B2 (ja) 車載制御装置
JPWO2020201907A1 (ja) ライダー支援システム、及び、ライダー支援システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20211029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7422599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150