JP7415509B2 - 取引データ処理装置、端末装置、取引データ処理システム及びプログラム - Google Patents
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一方、このような不具合の発生を避けるためにレシートを複数回に分けて撮像すると、同一の商品の項目を重複して撮像したり、一部の商品の項目の撮像漏れが生じたりする。重複撮像や撮像漏れが生じないようにするためには、ユーザが撮像範囲を細かく調整する必要があり手間が掛かる。
このように、上記従来の技術では、簡易な撮像方法でレシートの内容を適切に特定することができないという課題がある。
商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段と、
前記取引データに基づいて、前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段と、
を備え、
前記印刷制御手段は、前記レシートを撮像した撮像データに含まれる前記項目を光学文字認識によって認識するための範囲を特定するための、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切りを設けた前記レシートを印刷するように、前記印刷手段を制御する。
図1は、本実施形態の取引データ処理システム1の構成を示す図である。
取引データ処理システム1は、取引データ処理装置10と、端末装置20と、を備える。
また、取引データ処理装置10は、商品の取引の内容が記載されたレシートを印刷する機能を有する。
端末装置20には、店舗で使用できるクーポン画面を表示するための店舗アプリ231a(図3参照)がインストールされており、会計時に当該クーポン画面を提示することでクーポン画面の内容に応じたサービスを受けることができる。
また、端末装置20は、撮像部26を備えており、取引データ処理装置10により印刷されたレシートを当該撮像部26により撮像することができる。また、端末装置20には、レシートの撮像データからレシートの内容を特定してレシートに係る情報を管理するレシート情報管理アプリ231b(図3参照)などがインストールされている。
図2は、取引データ処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
取引データ処理装置10は、CPU11(Central Processing Unit)と、RAM12(Random Access Memory)と、記憶部13と、通信部14と、操作表示部151と、顧客用表示部152と、印刷部16(印刷手段)と、ドロア17と、バーコードスキャナ18と、バス19などを備えている。取引データ処理装置10の各部は、バス19により接続されている。なお、図1では、通信部14、ドロア17及びバーコードスキャナ18などの図示が省略されている。
記憶部13に記憶されるデータとしては、顧客との取引に応じて生成されて登録される取引データ132、及び特定の顧客に係る情報を含む顧客データ133などが含まれる。
なお、操作表示部151には、キーボードやマウスといった、店舗ユーザからの入力操作を受け付けるタッチパネル以外の入力デバイスがさらに設けられていてもよい。
図3は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
端末装置20は、CPU21と、RAM22と、記憶部23と、通信部24と、操作表示部25(表示手段)と、撮像部26(撮像手段)と、バス27などを備えている。端末装置20の各部は、バス27により接続されている。
記憶部23に記憶されるプログラム231には、上述した店舗アプリ231a及びレシート情報管理アプリ231bの他、各種の制御プログラムなどが含まれる。このうちレシート情報管理アプリ231bには、OCR処理を実行するためのOCRプログラムが含まれている。なお、OCRプログラムをレシート情報管理アプリ231bとは別個に設け、レシート情報管理アプリ231bからOCRプログラムを呼び出して実行するようにしてもよい。
記憶部23に記憶されるデータとしては、撮像部26により取得された撮像データ232の他、レシート情報管理アプリ231bにより管理されるレシートの情報に係るデータなどが含まれる。
次に、取引データ処理システム1の動作について説明する。
取引データ処理システム1では、店舗における会計時に、取引データ処理装置10に対する店舗ユーザの操作に応じて取引データ132が生成され、取引データ処理装置10の記憶部13に登録される。また、登録された取引データ132に基づく内容のレシート50が、取引データ処理装置10の印刷部16により印刷される。
レシート50は、長矩形の用紙に、商品の取引の内容に係る複数の項目が用紙の長手方向(所定方向)に配列されて印刷されたものである。
ヘッダ部501には、店舗の情報及び取引の日時などが記載されている。
商品項目部502には、一の商品に対応する商品項目5021(取引対象項目)が、取引対象の商品の数だけ配列されている。各商品項目5021には、商品の名称と、商品の価格とが含まれている。なお、同一の商品が複数存在する場合、当該同一の商品を、例えば「商品1×2」のように記載することで、一の商品項目5021に複数の商品の名称、価格等が記載されてもよいものとする。
フッタ部503には、商品の価格の合計金額、預かり金額、及び釣銭の金額などの項目が配列されている。
本実施形態では、このうち商品項目部502及びフッタ部503に含まれる複数の項目が、端末装置20による撮像対象、すなわちレシート情報の管理対象となるものとする。以下では、商品項目部502及びフッタ部503に含まれる複数の項目を、撮像対象項目51と記す。
区切り線531aは、隣り合う項目の間に設けられる線分である。図4では区切り線531aが破線とされているが、線種はこれに限られず、実線などであってもよい。
識別マーク531bは、全ての区切りマーク531において互いに異なるものが用いられている。図4の例では、識別マーク531bは、1又は2以上の菱形のマークからなり、各区切りマーク531においてこの菱形のマークの数が異なっている。これにより、任意の2つの区切りマーク531を互いに区別できるようになっている。識別マーク531bは、菱形のマークを用いたものに限られず、任意の図形、記号、文字又はこれらの組み合わせなどとすることができる。
また、ヘッダ部501、商品項目部502及びフッタ部503の境界には、通常、空行が設けられる。また、ヘッダ部501、商品項目部502及びフッタ部503の内部においても空行が設けられる場合がある。これらの空行については、1項目とみなして項目数をカウントしてもよいし、空行は項目に含まれないとみなし、空行を除外して項目数をカウントしてもよい。
また、1つの項目が複数行にまたがる場合、当該複数行の内容を1項目として項目数をカウントしてもよいし、当該複数行の内容の各行をそれぞれ1項目とみなして項目数をカウントしてもよい。後者の場合には、所定行ごとに区切り領域53を設ける態様となる。
端末装置20においてレシート情報管理アプリ231bを実行し、レシート50の撮像を開始するための所定の入力操作を行うことで、撮像部26によるレシート50の撮像が可能な状態とされる。撮像部26による撮像が行われる場合には、撮像部26のカメラモジュールの向きに応じた撮像範囲がリアルタイムに操作表示部25に表示される。すなわち、操作表示部25の表示画面がカメラのファインダーとして機能する。そして、操作表示部25において撮像を指示する入力操作(例えば、所定の撮像ボタンに対する接触操作)が受け付けられると、入力操作が受け付けられた時点における撮像範囲、すなわち操作表示部25に表示されているファインダーの画面の範囲が撮像されて撮像データ232が生成される。撮像データ232が生成されて記憶部23に記憶されると、撮像データ232に対するOCR処理が行われ、レシート50のうち撮像範囲に含まれる部分の文字(数字を含む)が特定される。レシート情報管理アプリ231bでは、このようにして抽出されたレシート50の情報が蓄積され、管理される。
図5では、撮像部26による撮像範囲R1が破線で示されている。図5に示すように、撮像範囲R1に2つの区切りマーク531(したがって2つの区切り領域53)が入るように端末装置20の向き及びレシート50との距離を調節して撮像することで、項目群52ごとに、すなわち10項目ごとにレシート50の一部を撮像することができる。図5では、項目群52aを撮像するときの撮像範囲R1が示されている。同様に、項目群52b、及び項目群52cをそれぞれ含む撮像範囲R1の撮像を行うことで、項目群52a、52b、52cに対応する3つの撮像データ232が取得され、レシート50の全体(撮像対象項目51)の撮像が完了する。
撮像データ232が取得されると、所定の画像解析処理により、2つの区切り領域53の位置が特定される。また、各区切りマーク531の識別マーク531bに含まれる菱形のマークの数が特定され、撮像範囲に含まれている区切りマーク531が特定される。これにより、その撮像データ232において撮像対象となっている項目群52(図6では、項目群52a)を特定することができる。
また、所定の画像解析処理により、2つの区切り領域53に挟まれている読取対象範囲R2が特定される。そして、この読取対象範囲R2に対してOCR処理が実行され、読取対象範囲R2に含まれる文字、すなわち項目群52に含まれる文字が特定される。以下では、項目群52に含まれる文字の特定結果を、読取結果と記す。
この一連の処理により、撮像対象項目51のうち、特定の2つの区切り領域53により区切られた項目群52の内容が特定される。
読取結果画面251では、項目群52aの内容が表示された第1部分252aと、項目群52bの内容が表示された第2部分252bと、項目群52cの内容が表示された第3部分252cと、が上から順に表示される。
読取結果画面251の全体を操作表示部25に表示できる大きさに縮小表示すると文字が読みにくい場合には、読取結果画面251の一部を操作表示部25に表示してもよい。この場合には、画面をスワイプ操作したり、画面中の所定のスクロールバーをドラッグ操作したりすることで読取結果画面251を上下にスクロールさせて任意の位置を表示させることができる。
図7の例では、項目群52aに対応する第1部分252aにおいて、OCR処理の誤認識により、本来は「¥500」と読み取られるべき内容が「¥800」となっている不具合個所Eがある。このような不具合個所Eがある場合には、当該不具合個所Eを含む項目群52aについてのみ再度撮像を行うことで、読取結果を修正することができる。すなわち、項目群52aが再度撮像されて撮像データ232が生成されると、当該撮像データ232に対するOCR処理が行われ、撮像対象項目51の全体の読取結果のうち項目群52aの読取結果が差し替えられて更新される。また、差し替え後の読取結果が読取結果画面251に表示される。
なお、読取結果画面251における撮像対象項目51は、必ずしも区切り表示部253等によって区切られた表示となっていなくてもよい。撮像対象項目51が区切られずに表示されていても、不具合箇所Eが特定できれば、レシート50のうち不具合箇所Eを含む項目群52を再度撮像することで、上記と同様に読取結果を差し替えて更新することができる。
上記では、予め定められた区切り項目数(10項目)で撮像対象項目51を区切り、レシート50に区切り領域53を設けたが、この区切り項目数は顧客ユーザが指定することもできるようになっている。区切り項目数の指定方法としては、端末装置20の店舗アプリ231a上のレシート設定画面で設定する方法がある。
レシート設定画面では、ドロップダウンリスト25a、設定ボタン25b及び戻るボタン25cなどが表示される。
ドロップダウンリスト25aは、区切り項目数の指定に用いられる。ドロップダウンリスト25aから所望の項目数を選択することで、レシート50における項目群52の区切り項目数を指定することができる。
設定ボタン25bを選択する入力操作がなされると、ドロップダウンリスト25aで選択されている内容で区切り項目数の設定が確定する。
戻るボタン25cを選択する入力操作がなされると、ドロップダウンリスト25aの選択内容が取り消されてレシート設定画面が閉じられ、所定の表示画面(店舗アプリ231aのメニュー画面等)に遷移する。
このように、端末装置20のCPU21は、レシート設定画面に対する入力操作に基づいて区切り項目数の指定を受け付け(受付手段)、受け付けた区切り項目数の情報を含む設定用バーコードを生成して操作表示部25に表示させる(情報生成手段)。
クーポン画面では、設定用バーコードBC(クーポンコード)の他、クーポンの内容や、店舗の広告等の各種表示がなされる。図9では、設定用バーコードBCとして1次元バーコードを例示しているが、これに限られず、2次元バーコード等であってもよい。
店舗における会計時においてこのクーポン画面を提示すると、店舗ユーザが取引データ処理装置10のバーコードスキャナ18により設定用バーコードBCを読み取る。この設定用バーコードBCの読取結果をデコードすることにより、クーポンによる割引率等の情報に加え、上記の区切り項目数の設定内容に係る情報が取得される。そして、取引データ処理装置10によるレシート50の印刷時には、取得された区切り項目数で(図8の例では12項目ごとに)撮像対象項目51を区切るように区切り領域53が設けられる。
なお、設定用バーコードBCは、割引等の適用のためのクーポンコードに限られず、顧客ユーザを特定するための会員バーコードや、区切り項目数の設定のための専用バーコードであってもよい。
次に、会計時に取引データ処理装置10により実行される会計処理について説明する。
会計処理が開始されると、取引データ処理装置10のCPU11は、レシート50を印刷する場合における撮像対象項目51の区切り項目数の設定を初期化する(ステップS101)。本実施形態では、CPU11は、区切り項目数を10項目に設定する。
ステップS105の処理が終了すると、CPU11は、会計処理を終了させる。
次に、印刷されたレシート50を対象として端末装置20により実行されるレシート情報管理処理について説明する。
レシート情報管理処理が開始されると、端末装置20のCPU21は、レシート50の1つの項目群52の撮像を顧客ユーザに促す図示略の撮像指示画面を操作表示部25に表示させる(ステップS201)。
ステップS208の処理が終了すると、CPU21は、レシート情報管理処理を終了させる。
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。本変形例は、区切り領域53の特徴が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。本変形例は、他の変形例と組み合わせてもよい。
本変形例では、区切りマーク531が区切り線531aのみからなり、識別マーク531bが含まれていない。このような区切り領域53によっても、この区切り領域53を目印に撮像範囲を定めることで、OCR処理の不具合が生じにくい適切な数の項目を撮像することができる。なお、本変形例では、区切り領域53を相互に区別することができないため、CPU21は、区切り領域53の特定結果を考慮した順序での項目群52の読取結果の結合は行わず、各項目群52の読取結果を読み取り順に結合する。
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。本変形例は、区切り領域53が空白領域である点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。本変形例は、他の変形例と組み合わせてもよい。
本変形例のレシート50は、区切り領域53が、撮像対象項目51における隣り合う項目の間に設けられる所定間隔の空白領域となっている。すなわち、区切り領域53に区切りマーク531が印刷されておらず、改行により区切り領域53が表されている。このように、区切り領域53として単に空白領域を設ける態様によっても、この区切り領域53を目印に撮像範囲を定めることで、OCR処理の不具合が生じにくい適切な数の項目を撮像することができる。
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。本変形例は、区切り領域53による区切り位置が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。本変形例は、他の変形例と組み合わせてもよい。
本変形例では、撮像対象項目51の下端から上方に向かって区切り項目数ごとに区切り領域53が設けられる。すなわち、図13のレシート50下端近傍の左側に記載した行数が示すように、フッタ部503の最下段の「お釣り」の項目を1項目目とし、ここから上方に向かって区切り項目数をカウントしていく。そして、10項目目の「商品17」の上に区切り領域53が設けられる。なお、ここでは商品項目部502とフッタ部503との間の空行も1項目としてカウントしている。このように下端から区切り項目数をカウントすることで、フッタ部503の途中に区切り領域53が設けられてフッタ部503が読みにくくなるのを避けることができる。
次に、上記実施形態の変形例4について説明する。本変形例は、区切り項目数の設定方法が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。本変形例は、他の変形例と組み合わせてもよい。
また、顧客ユーザに対応付けられた項目数指定情報は、例えば顧客データ133に記憶させておけばよい。
顧客データ133は、顧客を特定する顧客IDと、上述の区切り項目数(項目数指定情報)とが対応付けられて記憶されているテーブルデータである。顧客データ133の区切り項目数は、図9の設定用バーコードBCのデコード結果に区切り項目数の設定が含まれていた場合に、当該デコード結果が示す区切り項目数に更新してもよい。これにより、次回以降の会計において設定用バーコードBCの提示がなかった場合にも、顧客ユーザに適した区切り項目数でレシート50を印刷することができる。
また、端末装置20をこの外部装置に対してアクセス可能とし、端末装置20から外部装置に送信された情報に基づいて顧客データ133を更新してもよい。例えば、図8に示す店舗アプリ231aのレシート設定画面において設定ボタン25bが選択された場合に、区切り項目数の設定が通信部24を介して外部装置に送信されて、顧客データ133の内容が更新されるようにしてもよい。
次に、上記実施形態の変形例5について説明する。本変形例は、端末装置20のCPU21が区切り項目数を自動設定する点で上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。本変形例は、他の変形例と組み合わせてもよい。
OCR処理の不具合が生じない区切り項目数の最大値は、通常、撮像部26の撮像解像度と、CPU21により実行されるOCR処理の仕様により定まる。そこで、本変形例の端末装置20では、CPU21により、撮像部26の撮像解像度及びOCR処理の仕様に基づいて区切り項目数が自動的に特定される。そして、図9に示す設定用バーコードBCに、この特定された区切り項目数の情報が含められ、取引データ処理装置10により設定用バーコードBCが読み取られることで取引データ処理装置10における区切り項目数の設定として反映される。これにより、顧客ユーザ及び店舗ユーザが特に指定しなくても、最適な区切り項目数で区切り領域53が設けられたレシート50を印刷することができる。
このような構成によれば、簡易な撮像方法で内容を適切に特定可能なレシート50を印刷することができる。すなわち、印刷されたレシート50の区切り領域53を目印に撮像範囲を定めることで、OCR処理の不具合が生じにくい適切な数の項目を撮像することができる。よって、取引対象の商品点数が多い場合など、レシートに多数の項目が含まれる場合であっても、区切り領域53を目印として複数回の撮像を行う簡易な方法でレシート50の内容を特定することができる。また、区切り領域53を目印とすることで、同一の商品の項目を重複して撮像したり、一部の商品の項目の撮像漏れが生じたりする不具合の発生を抑制することができる。よって、撮り直しが生じる頻度を抑えてユーザ利便性を向上させることができる。
例えば、レシート50の構成は図4に示すものに限られず、顧客ユーザに対するメッセージ、広告、及び取引によって付与されたポイントといった種々の付帯情報が印刷されていてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段と、
前記取引データに基づいて、前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段と、
を備え、
前記印刷制御手段は、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切り領域が設けられるように前記レシートを印刷させることを特徴とする取引データ処理装置。
<請求項2>
前記複数の項目は、一の商品又は役務に各々対応する複数の取引対象項目を含むことを特徴とする請求項1に記載の取引データ処理装置。
<請求項3>
前記印刷制御手段は、前記区切り領域に所定の区切り標識を印刷させることを特徴とする請求項1又は2に記載の取引データ処理装置。
<請求項4>
前記区切り標識は、前記複数の項目における隣り合う項目の間に設けられる線分を含むことを特徴とする請求項3に記載の取引データ処理装置。
<請求項5>
前記印刷制御手段は、二以上の前記区切り領域の各々に前記区切り標識を印刷させる場合に、任意の2つの前記区切り標識を互いに区別できる態様で印刷させることを特徴とする請求項3又は4に記載の取引データ処理装置。
<請求項6>
前記区切り領域は、前記複数の項目における隣り合う項目の間に設けられる所定間隔の空白領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の取引データ処理装置。
<請求項7>
前記印刷制御手段は、前記複数の項目の下端から上方に向かって前記所定の項目数ごとに前記区切り領域が設けられた前記レシートを印刷させることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の取引データ処理装置。
<請求項8>
前記項目数を指定する項目数指定情報に基づいて前記項目数を設定する項目数設定手段を備え、
前記印刷制御手段は、前記項目数設定手段により設定された前記項目数ごとに前記区切り領域が設けられた前記レシートを印刷させることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の取引データ処理装置。
<請求項9>
所定の方法で取引対象者を特定する取引対象者特定手段を備え、
前記項目数設定手段は、前記取引対象者特定手段により特定された取引対象者に予め対応付けられている前記項目数指定情報に基づいて前記項目数を設定することを特徴とする請求項8に記載の取引データ処理装置。
<請求項10>
請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により特定する解析手段と、
を備え、
前記解析手段は、前記撮像データにおいて、前記レシートに含まれる前記区切り領域を特定し、前記複数の項目のうち特定した前記区切り領域により区切られた項目群の内容を特定することを特徴とする端末装置。
<請求項11>
前記レシートの前記複数の項目は、前記区切り領域により2以上の項目群に区切られ、
前記解析手段は、前記レシートのうち前記2以上の項目群の各々を含む部分を撮像した複数の撮像データに基づいて、前記2以上の項目群の各々の内容を特定し、前記2以上の項目群の各々の内容を結合して前記複数の項目の内容を特定することを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
<請求項12>
前記解析手段により内容が特定された前記複数の項目を表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記複数の項目を、前記2以上の項目群に区切られた態様で表示させることを特徴とする請求項11に記載の端末装置。
<請求項13>
前記解析手段は、前記複数の項目の内容を特定した後に、前記2以上の項目群のうち一の項目群を含む部分を撮像した撮像データが前記撮像手段により取得された場合には、当該撮像データに基づいて、前記複数の項目のうち前記一の項目群の内容を更新することを特徴とする請求項11又は12に記載の端末装置。
<請求項14>
請求項8に記載の取引データ処理装置の前記項目数設定手段により参照される前記項目数指定情報を生成する情報生成手段を備えることを特徴とする端末装置。
<請求項15>
前記項目数の指定を受け付ける受付手段を備え、
前記情報生成手段は、前記受付手段により受け付けられた前記項目数の指定に基づいて前記項目数指定情報を生成することを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
<請求項16>
前記取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により特定する解析手段と、
を備え、
前記情報生成手段は、前記撮像手段の撮像解像度、及び前記解析手段による前記光学文字認識の仕様に基づいて前記項目数を定め、当該項目数に基づいて前記項目数指定情報を生成することを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
<請求項17>
請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置と、
請求項10~13のいずれか一項に記載の端末装置と、
を備えることを特徴とする取引データ処理システム。
<請求項18>
請求項8に記載の取引データ処理装置と、
請求項14~16のいずれか一項に記載の端末装置と、
を備えることを特徴とする取引データ処理システム。
<請求項19>
取引データ処理装置に設けられたコンピュータを、
商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段、
前記取引データに基づいて、前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段、
として機能させ、
前記印刷制御手段は、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切り領域が設けられるように前記レシートを印刷させることを特徴とするプログラム。
<請求項20>
請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段を備えた端末装置に設けられたコンピュータを、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により特定する解析手段として機能させ、
前記解析手段は、前記撮像データにおいて、前記レシートに含まれる前記区切り領域を特定し、前記複数の項目のうち特定した前記区切り領域により区切られた項目群の内容を特定することを特徴とするプログラム。
<請求項21>
端末装置に設けられたコンピュータを、
請求項8に記載の取引データ処理装置の前記項目数設定手段により参照される前記項目数指定情報を生成する情報生成手段として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項22>
商品又は役務の取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されており、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切り領域が設けられていることを特徴とするレシート。
10 取引データ処理装置
11 CPU(取引データ登録手段、印刷制御手段、項目数設定手段、取引対象者特定手段)
12 RAM
13 記憶部
131 プログラム
132 取引データ
133 顧客データ(項目数指定情報)
14 通信部
151 操作表示部
152 顧客用表示部
16 印刷部(印刷手段)
17 ドロア
18 バーコードスキャナ
19 バス
20 端末装置
21 CPU(解析手段、表示制御手段、受付手段、情報生成手段)
22 RAM
23 記憶部
24 通信部
25 操作表示部
26 撮像部(撮像手段)
27 バス
50 レシート
501 ヘッダ部
502 商品項目部
5021 商品項目(取引対象項目)
503 フッタ部
51 撮像対象項目(複数の項目)
52、52a、52b、52c 項目群
53 区切り領域
531 区切りマーク
531a 区切り線
531b 識別マーク
231 プログラム
231a 店舗アプリ
231b レシート情報管理アプリ
232 撮像データ
251 読取結果画面
253 区切り表示部
BC 設定用バーコード(項目数指定情報)
E 不具合個所
R1 撮像範囲
R2 読取対象範囲
Claims (22)
- 商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段と、
前記取引データに基づいて、
前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段と、
を備え、
前記印刷制御手段は、前記レシートを撮像した撮像データに含まれる前記項目を光学文字認識によって認識するための範囲を特定するための、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切りを設けた前記レシートを印刷するように、前記印刷手段を制御する、
ことを特徴とする取引データ処理装置。 - 前記複数の項目は、一の商品又は役務に各々対応する複数の取引対象項目を含むことを特徴とする請求項1に記載の取引データ処理装置。
- 前記区切りは、前記複数の項目における互いに隣り合う項目の間に設けられる線分を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引データ処理装置。
- 前記印刷制御手段は、任意の2つの前記区切りを互いに区別できる態様で印刷させることを特徴とする請求項3に記載の取引データ処理装置。
- 前記区切りは、前記複数の項目における互いに隣り合う項目の間に設けられる所定間隔の空白であることを特徴とする請求項1又は2に記載の取引データ処理装置。
- 前記印刷制御手段は、
前記複数の項目の下端から上方に向かって前記所定の項目数ごとに前記区切りが設けられた前記レシートを印刷させることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の取引データ処理装置。 - 前記項目数を指定する項目数指定情報に基づいて前記項目数を設定する項目数設定手段を備え、
前記印刷制御手段は、前記項目数設定手段により設定された前記項目数ごとに前記区切りが設けられた前記レシートを印刷させることを特徴とする請求項1に記載の取引データ処理装置。 - 前記印刷制御手段によって2つ以上の前記区切りを印刷させる場合に、
前記項目数設定手段は、前記区切りの間の項目数を設定可能であることを特徴とする請求項7に記載の取引データ処理装置。 - 所定の方法で取引対象者を特定する取引対象者特定手段を備え、
前記項目数設定手段は、前記取引対象者特定手段により特定された取引対象者に予め対応付けられている前記項目数指定情報に基づいて前記項目数を設定することを特徴とする請求項7に記載の取引データ処理装置。 - 請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により認識する解析手段と、
を備え、
前記解析手段は、前記撮像データにおいて、前記レシートに含まれる前記区切りを特定し、前記複数の項目のうち特定した前記区切りにより区切られた項目群の内容を特定することを特徴とする端末装置。 - 前記レシートの前記複数の項目は、前記区切りにより2以上の項目群に区切られ、
前記解析手段は、前記レシートのうち前記2以上の項目群の各々を含む部分を撮像した複数の撮像データに基づいて、前記2以上の項目群の各々の内容を特定し、前記2以上の項目群の各々の内容を結合して前記複数の項目の内容を特定することを特徴とする請求項10に記載の端末装置。 - 前記解析手段により内容が特定された前記複数の項目を表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記複数の項目を、前記2以上の項目群に区切られた態様で表示させることを特徴とする請求項11に記載の端末装置。 - 前記解析手段は、前記複数の項目の内容を特定した後に、前記2以上の項目群のうち一の項目群を含む部分を撮像した撮像データが前記撮像手段により取得された場合には、当該撮像データに基づいて、前記複数の項目のうち前記一の項目群の内容を更新することを特徴とする請求項11又は12に記載の端末装置。
- 請求項7に記載の取引データ処理装置の前記項目数設定手段により参照される前記項目数指定情報を生成する情報生成手段を備えることを特徴とする端末装置。
- 前記項目数の指定を受け付ける受付手段を備え、
前記情報生成手段は、前記受付手段により受け付けられた前記項目数の指定に基づいて前記項目数指定情報を生成することを特徴とする請求項14に記載の端末装置。 - 前記取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により認識する解析手段と、
を備え、
前記情報生成手段は、前記撮像手段の撮像解像度、及び前記解析手段による前記光学文字認識の仕様に基づいて前記項目数を定め、当該項目数に基づいて前記項目数指定情報を生成することを特徴とする請求項14に記載の端末装置。 - 請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置と、
請求項10~13のいずれか一項に記載の端末装置と、
を備えることを特徴とする取引データ処理システム。 - 請求項7に記載の取引データ処理装置と、
請求項14~16のいずれか一項に記載の端末装置と、
を備えることを特徴とする取引データ処理システム。 - 取引データ処理装置に設けられたコンピュータを、
商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段、
前記取引データに基づいて、前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段、
として機能させ、
前記印刷制御手段は、前記レシートを撮像した撮像データに含まれる前記項目を光学文字認識によって認識するための範囲を特定するための、前記複数の項目を所定の項目数ごとに区切る区切りを設けた前記レシートを印刷するように、前記印刷手段を制御することを特徴とするプログラム。 - 請求項1~9のいずれか一項に記載の取引データ処理装置により印刷された前記レシートを撮像する撮像手段を備えた端末装置に設けられたコンピュータを、
前記撮像手段により取得された撮像データに含まれる文字を光学文字認識により認識する解析手段として機能させ、
前記解析手段は、前記撮像データにおいて、前記レシートに含まれる前記区切りを特定し、前記複数の項目のうち特定した前記区切りにより区切られた項目群の内容を特定することを特徴とするプログラム。 - 端末装置に設けられたコンピュータを、
請求項7に記載の取引データ処理装置の前記項目数設定手段により参照される前記項目数指定情報を生成する情報生成手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - 商品又は役務の取引の内容に係る取引データを登録する取引データ登録手段と、
前記取引データに基づいて、
前記取引の内容に係る複数の項目が所定方向に配列されたレシートを印刷手段により印刷させる印刷制御手段と、
を備え、
前記印刷制御手段は、前記レシートを撮像した撮像データに含まれる前記項目を光学文字認識によって認識するための範囲を特定するための複数の区切りを設けた前記レシートを印刷するように、前記印刷手段を制御し、
前記複数の区切りのそれぞれは、前記レシートにおける当該区切りの順番を識別可能な識別マークを含む、
ことを特徴とする取引データ処理装置。
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