JP7409812B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来、遊技領域に発射された遊技球が所定の入賞口に入賞すると、識別情報を可変表示
し、大当りを示す表示結果が導出表示された場合に、大当り遊技を発生させるパチンコ遊
技機が知られている。
パチンコ遊技機では、可変表示中に種々の演出が行われる。例えば、タイマ予告演出に
おいてタイマの表示時間が「0」になると、「チャンス」等の画像を表示させる演出が知
られている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、カードを獲得し、獲得したカー
ドに対応した予告演出を行う遊技機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015-085082号公報 特開2016-116654号公報
しかしながら、従来技術では、予告演出の興趣が不十分であった。
この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、予告演出の興趣を向上させるこ
とができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明に係る遊技機は、
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
遊技者にとって有利度が異なる複数の設定値を設定可能な設定手段と、
演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記演出実行手段は、
前記有利状態に制御されることを示唆する複数種類の予告演出を実行可能であり、
前記予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示を表示する事前演出を実行可能であり、
前記特別表示が表示された後に、複数種類のうち前記特別表示の種類に対応する種類の関連演出を実行可能であり、
前記有利状態に制御されることを報知する第1報知演出を実行可能であり、
前記有利状態に制御されないことを報知する第2報知演出を実行可能であり、
前記第2報知演出の終了後に特定表示を実行可能であり、
いずれの種類の前記関連演出が実行されても共通の前記第1報知演出を実行可能であり、
前記設定手段により設定される設定値に応じて前記特定表示を実行可能であり、
いずれの種類の前記関連演出が実行されるかに応じて、いずれの種類の前記予告演出が実行されるかの割合が異なり、
前記事前演出の演出態様は、複数あり、
前記事前演出の演出態様によって前記特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なる、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、他の遊技機は、
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機(例えば、遊技を行うことが可能なパチンコ遊技機1)であって、
演出を実行可能な演出実行手段(例えば、演出制御用CPU120)を備え、
前記演出実行手段は、
複数種類の予告演出(例えば、図10-4~図10-7に示した、キャラ予告演出、タイトル予告演出、ボタン予告演出、役物予告演出など)を実行可能であり、
前記予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示(例えば、リボルバー、手榴弾などの武器を獲得する表示)を表示する事前演出(例えば、タイマ演出)を実行可能であり、
前記特別表示が表示された後に、複数種類のうち前記特別表示の種類に対応する種類の関連演出(例えば、図10-4のリボルバー関連演出や、図10-5の手榴弾関連演出)を実行可能であり、
前記有利状態(例えば、大当り遊技状態)に制御されることを報知する報知演出(例えば、スーパーリーチ大当りの演出)を実行可能であり、
いずれの種類の前記関連演出が実行されても共通の報知演出を実行可能であり、
前記関連演出の種類によって、実行される前記予告演出の種類の選択割合が異なり(例えば、リボルバー関連演出が行われた場合、キャラ予告演出が行われる割合が高く(例えば100%)、キャラ予告演出以外の予告演出が行われる割合が低い(例えば0%)。)、
前記事前演出の演出態様は、複数あり(例えば、タイマ演出の時間は、図10-4に示す15秒、図10-5に示す30秒、図10-6に示す40秒、図10-7に示す50がある)、
前記事前演出の演出態様によって前記特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なる(例えば、事前演出の演出態様が15秒の場合、リボルバーの特別表示が決定されやすく例えば100%)、リボルバー以外の特別表示が決定されにくい(例えば0%)。)、
ことを特徴とする。
このような構成によれば、予告演出までに一連の関係性のある演出を行うことができる
。具体的には、予告演出を行う際に、事前演出の開始→事前演出中に特定表示→関連演出
→予告演出、といった一連の関係性のある演出とすることができる。これにより、予告演
出が行われる前に遊技者の期待感を高めさせることができるため、予告演出の興趣を一層
向上させることができる。
この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板などを示す構成図である。 遊技制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。 遊技制御用タイマ割込み処理の一例を示すフローチャートである。 特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。 演出制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。 演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。 特徴部027SHに係る遊技機の正面図である。 特徴部027SHに係る遊技機の当り確率等を説明する説明図である。 特徴部027SHに係る遊技機の変動パターンを例示する図である。 予告演出について説明する説明図である。 夫々の予告演出の演出例である。 夫々の予告演出の演出例である。 予告演出の決定割合等について説明する説明図である。 アイテム画像演出について説明する説明図である。 夫々のアイテム画像の表示例である。 アイテム画像演出の決定割合等について説明する説明図である。 各種のタイミングを説明する説明図である。 各種のタイミングの具体例である。 各種のタイミングの具体例である。 特徴部027SHに係るパチンコ遊技機における、演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 特徴部027SHに係るパチンコ遊技機における、演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部027SHに係る遊技機における設定値示唆について説明する説明図である。 特徴部027SHに係る遊技機における設定値示唆について説明する説明図である。 予告演出について説明する説明図である。 予告演出の演出例である。 予告演出の決定割合等について説明する説明図である。 予告演出の決定割合等について説明する説明図である。 プレゼントボックス画像等の表示例である。 プレゼントボックス画像等の表示例である。 プレゼントボックスの実行有無の決定割合について説明する説明図である。 設定示唆演出(熱文字演出、アイキャッチ演出)について説明する説明図である。 熱文字演出の実行有無の決定割合について説明する説明図である。 アイキャッチ演出の実行有無等の決定割合について説明する説明図である。 各種のタイミングを説明する説明図である。 各種のタイミングの具体例である。 各種のタイミングの具体例である。 各種のタイミングの具体例である。 予告演出、プレゼントボックス演出について決定する、演出決定処理Aの一例を示すフローチャートである。 予告演出、プレゼントボックス演出について決定する、演出決定処理Aの一例を示すフローチャートである。 予告演出、プレゼントボックス演出について決定する、演出決定処理Aの一例を示すフローチャートである。 設定示唆演出(熱文字演出、アイキャッチ演出)について決定する、演出決定処理Bの一例を示すフローチャートである。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。 予告演出パターンおよびその内容の一例を示す説明図である。 予告演出の決定割合の一例を示す説明図である。 予告演出の決定割合の一例を示す説明図である。 キャラ予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタイミングを示す説明図である。 タイトル予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタイミングを示す説明図である。 ボタン予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタイミングを示す説明図である。 役物予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタイミングを示す説明図である。 タイマ演出の決定割合の一例を示す説明図である。 予告演出パターンと事前演出との関係を示す説明図である。 強ボタン予告演出を実行する際の武器の決定割合の一例を示す説明図である。 タイマ演出におけるタイマの表示態様の決定割合の一例を示す説明図である。 特徴部018SHの演出制御プロセス処理における演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 特徴部018SHの演出制御プロセス処理における演出決定処理の一例を示すフローチャートである。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。 特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。
(基本説明)
まず、パチンコ遊技機1の基本的な構成及び制御(一般的なパチンコ遊技機の構成及び
制御でもある。)について説明する。
(パチンコ遊技機1の構成等)
図1は、パチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチン
コ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技
盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、遊技領
域が形成され、この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から
発射されて打ち込まれる。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の右側方)には、複数種類の特別識
別情報としての特別図柄(特図ともいう)の可変表示(特図ゲームともいう)を行う第1
特別図柄表示装置4A及び第2特別図柄表示装置4Bが設けられている。これらは、それ
ぞれ、7セグメントのLEDなどからなる。特別図柄は、「0」~「9」を示す数字や「
-」などの点灯パターンなどにより表される。特別図柄には、LEDを全て消灯したパタ
ーンが含まれてもよい。
なお、特別図柄の「可変表示」とは、例えば、複数種類の特別図柄を変動可能に表示す
ることである(後述の他の図柄についても同じ)。変動としては、複数の図柄の更新表示
、複数の図柄のスクロール表示、1以上の図柄の変形、1以上の図柄の拡大/縮小などが
ある。特別図柄や後述の普通図柄の変動では、複数種類の特別図柄又は普通図柄が更新表
示される。後述の飾り図柄の変動では、複数種類の飾り図柄がスクロール表示又は更新表
示されたり、1以上の飾り図柄が変形や拡大/縮小されたりする。なお、変動には、ある
図柄を点滅表示する態様も含まれる。可変表示の最後には、表示結果として所定の特別図
柄が停止表示(導出又は導出表示などともいう)される(後述の他の図柄の可変表示につ
いても同じ)。なお、可変表示を変動表示、変動と表現する場合がある。
なお、第1特別図柄表示装置4Aにおいて可変表示される特別図柄を「第1特図」とも
いい、第2特別図柄表示装置4Bにおいて可変表示される特別図柄を「第2特図」ともい
う。また、第1特図を用いた特図ゲームを「第1特図ゲーム」といい、第2特図を用いた
特図ゲームを「第2特図ゲーム」ともいう。なお、特別図柄の可変表示を行う特別図柄表
示装置は1種類であってもよい。
遊技盤2における遊技領域の中央付近には画像表示装置5が設けられている。画像表示
装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)や有機EL(Electro Luminescence)等から構
成され、各種の演出画像を表示する。画像表示装置5は、プロジェクタ及びスクリーンか
ら構成されていてもよい。画像表示装置5には、各種の演出画像が表示される。
例えば、画像表示装置5の画面上では、第1特図ゲームや第2特図ゲームと同期して、
特別図柄とは異なる複数種類の装飾識別情報としての飾り図柄(数字などを示す図柄など
)の可変表示が行われる。ここでは、第1特図ゲーム又は第2特図ゲームに同期して、「
左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄が可変
表示(例えば上下方向のスクロール表示や更新表示)される。なお、同期して実行される
特図ゲーム及び飾り図柄の可変表示を総称して単に可変表示ともいう。
画像表示装置5の画面上には、実行が保留されている可変表示に対応する保留表示や、
実行中の可変表示に対応するアクティブ表示を表示するための表示エリアが設けられてい
てもよい。保留表示及びアクティブ表示を総称して可変表示に対応する可変表示対応表示
ともいう。
保留されている可変表示の数は保留記憶数ともいう。第1特図ゲームに対応する保留記
憶数を第1保留記憶数、第2特図ゲームに対応する保留記憶数を第2保留記憶数ともいう
。また、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計を合計保留記憶数ともいう。
また、遊技盤2の所定位置には、複数のLEDを含んで構成された第1保留表示器25
Aと第2保留表示器25Bとが設けられ、第1保留表示器25Aは、LEDの点灯個数に
よって、第1保留記憶数を表示し、第2保留表示器25Bは、LEDの点灯個数によって
、第2保留記憶数を表示する。
画像表示装置5の下方には、入賞球装置6Aと、可変入賞球装置6Bとが設けられてい
る。
入賞球装置6Aは、例えば所定の玉受部材によって常に遊技球が進入可能な一定の開放
状態に保たれる第1始動入賞口を形成する。第1始動入賞口に遊技球が進入したときには
、所定個(例えば3個)の賞球が払い出されるとともに、第1特図ゲームが開始され得る
可変入賞球装置6B(普通電動役物)は、ソレノイド81(図2参照)によって閉鎖状
態と開放状態とに変化する第2始動入賞口を形成する。可変入賞球装置6Bは、例えば、
一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物を備え、ソレノイド81がオフ状態であ
るときに可動翼片が垂直位置となることにより、当該可動翼片の先端が入賞球装置6Aに
近接し、第2始動入賞口に遊技球が進入しない閉鎖状態になる(第2始動入賞口が閉鎖状
態になるともいう。)。その一方で、可変入賞球装置6Bは、ソレノイド81がオン状態
であるときに可動翼片が傾動位置となることにより、第2始動入賞口に遊技球が進入でき
る開放状態になる(第2始動入賞口が開放状態になるともいう。)。第2始動入賞口に遊
技球が進入したときには、所定個(例えば3個)の賞球が払い出されるとともに、第2特
図ゲームが開始され得る。なお、可変入賞球装置6Bは、閉鎖状態と開放状態とに変化す
るものであればよく、電動チューリップ型役物を備えるものに限定されない。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左右下方4箇所)には、所定の玉
受部材によって常に一定の開放状態に保たれる一般入賞口10が設けられる。この場合に
は、一般入賞口10のいずれかに進入したときには、所定個数(例えば10個)の遊技球
が賞球として払い出される。
入賞球装置6Aと可変入賞球装置6Bの下方には、大入賞口を有する特別可変入賞球装
置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、ソレノイド82(図2参照)によって
開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化
する特定領域としての大入賞口を形成する。
一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用(特別電動役物用)のソレノイ
ド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞
口に進入(通過)できなくなる。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用
のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技
球が大入賞口に進入しやすくなる。
大入賞口に遊技球が進入したときには、所定個数(例えば14個)の遊技球が賞球とし
て払い出される。大入賞口に遊技球が進入したときには、例えば第1始動入賞口や第2始
動入賞口及び一般入賞口10に遊技球が進入したときよりも多くの賞球が払い出される。
一般入賞口10を含む各入賞口に遊技球が進入することを「入賞」ともいう。特に、始
動口(第1始動入賞口、第2始動入賞口始動口)への入賞を始動入賞ともいう。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左側方)には、普通図柄表示器2
0が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、7セグメントのLEDなどか
らなり、特別図柄とは異なる複数種類の普通識別情報としての普通図柄の可変表示を行う
。普通図柄は、「0」~「9」を示す数字や「-」などの点灯パターンなどにより表され
る。普通図柄には、LEDを全て消灯したパターンが含まれてもよい。このような普通図
柄の可変表示は、普図ゲームともいう。
画像表示装置5の左方には、遊技球が通過可能な通過ゲート41が設けられている。遊
技球が通過ゲート41を通過したことに基づき、普図ゲームが実行される。
普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表
示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、実行が保留されている普図ゲーム
の数である普図保留記憶数をLEDの点灯個数により表示する。
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車
及び多数の障害釘が設けられている。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入し
なかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8R
が設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果用の遊技効果ランプ9が設けら
れている。遊技効果ランプ9は、LEDを含んで構成されている。
遊技盤2の所定位置(図1では図示略)には、演出に応じて動作する可動体32が設け
られている。
遊技機用枠3の右下部位置には、遊技球を打球発射装置により遊技領域に向けて発射す
るために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)30が設けられてい
る。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球
や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)
する打球供給皿(上皿)が設けられている。上皿の下方には、上皿満タン時に賞球が払い
出される打球供給皿(下皿)が設けられている。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、遊技者が把持して傾倒操作が可
能なスティックコントローラ31Aが取り付けられている。スティックコントローラ31
Aには、遊技者が押下操作可能なトリガボタンが設けられている。スティックコントロー
ラ31Aに対する操作は、コントローラセンサユニット35A(図2参照)により検出さ
れる。
遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、遊技者が押下操作などにより所
定の指示操作を可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bに
対する操作は、プッシュセンサ35B(図2参照)により検出される。
パチンコ遊技機1では、遊技者の動作(操作等)を検出する検出手段として、スティッ
クコントローラ31Aやプッシュボタン31Bが設けられるが、これら以外の検出手段が
設けられていてもよい。
(遊技の進行の概略)
パチンコ遊技機1が備える打球操作ハンドル30への遊技者による回転操作により、遊
技球が遊技領域に向けて発射される。遊技球が通過ゲート41を通過すると、普通図柄表
示器20による普図ゲームが開始される。なお、前回の普図ゲームの実行中の期間等に遊
技球が通過ゲート41を通過した場合(遊技球が通過ゲート41を通過したが当該通過に
基づく普図ゲームを直ちに実行できない場合)には、当該通過に基づく普図ゲームは所定
の上限数(例えば4)まで保留される。
この普図ゲームでは、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄
の表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、普図当り図柄以外の
普通図柄(普図はずれ図柄)が停止表示されれば、普通図柄の表示結果が「普図はずれ」
となる。「普図当り」となると、可変入賞球装置6Bを所定期間開放状態とする開放制御
が行われる(第2始動入賞口が開放状態になる)。
入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口に遊技球が進入すると、第1特別図柄表示
装置4Aによる第1特図ゲームが開始される。
可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口に遊技球が進入すると、第2特別図柄
表示装置4Bによる第2特図ゲームが開始される。
なお、特図ゲームの実行中の期間や、後述する大当り遊技状態や小当り遊技状態に制御
されている期間に、遊技球が始動入賞口へ進入(入賞)した場合(始動入賞が発生したが
当該始動入賞に基づく特図ゲームを直ちに実行できない場合)には、当該進入に基づく特
図ゲームは所定の上限数(例えば4)までその実行が保留される。
特図ゲームにおいて、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄、例えば「7」
、後述の大当り種別に応じて実際の図柄は異なる。)が停止表示されれば、「大当り」と
なり、大当り図柄とは異なる所定の特別図柄(小当り図柄、例えば「2」)が停止表示さ
れれば、「小当り」となる。また、大当り図柄や小当り図柄とは異なる特別図柄(はずれ
図柄、例えば「-」)が停止表示されれば「はずれ」となる。
特図ゲームでの表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利な有利状態
として大当り遊技状態に制御される。特図ゲームでの表示結果が「小当り」になった後に
は、小当り遊技状態に制御される。
大当り遊技状態においては、遊技者は、遊技球を大入賞口に進入させることで、賞球を
得ることができる。従って、大当り遊技状態は、遊技者にとって有利な状態である。大当
り遊技状態におけるラウンド数が多い程、また、開放上限期間が長い程遊技者にとって有
利となる。
なお、「大当り」には、大当り種別が設定されている。例えば、大入賞口の開放態様(
ラウンド数や開放上限期間)や、大当り遊技状態後の遊技状態(後述の、通常状態、時短
状態、確変状態など)を複数種類用意し、これらに応じて大当り種別が設定されている。
大当り種別として、多くの賞球を得ることができる大当り種別や、賞球の少ない又はほと
んど賞球を得ることができない大当り種別が設けられていてもよい。
小当り遊技状態では、特別可変入賞球装置7により形成される大入賞口が所定の開放態
様で開放状態となる。例えば、小当り遊技状態では、一部の大当り種別のときの大当り遊
技状態と同様の開放態様(大入賞口の開放回数が上記ラウンド数と同じであり、かつ、大
入賞口の閉鎖タイミングも同じ等)で大入賞口が開放状態となる。なお、大当り種別と同
様に、「小当り」にも小当り種別を設けてもよい。
大当り遊技状態が終了した後は、上記大当り種別に応じて、時短状態や確変状態に制御
されることがある。
時短状態では、平均的な特図変動時間(特図を変動させる期間)を通常状態よりも短縮
させる制御(時短制御)が実行される。時短状態では、平均的な普図変動時間(普図を変
動させる期間)を通常状態よりも短縮させたり、普図ゲームで「普図当り」となる確率を
通常状態よりも向上させる等により、第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくなる制御(
高開放制御、高ベース制御)も実行される。時短状態は、特別図柄(特に第2特別図柄)
の変動効率が向上する状態であるので、遊技者にとって有利な状態である。
確変状態(確率変動状態)では、時短制御に加えて、表示結果が「大当り」となる確率
が通常状態よりも高くなる確変制御が実行される。確変状態は、特別図柄の変動効率が向
上することに加えて「大当り」となりやすい状態であるので、遊技者にとってさらに有利
な状態である。
時短状態や確変状態は、所定回数の特図ゲームが実行されたことと、次回の大当り遊技
状態が開始されたこと等といった、いずれか1つの終了条件が先に成立するまで継続する
。所定回数の特図ゲームが実行されたことが終了条件となるものを、回数切り(回数切り
時短、回数切り確変等)ともいう。
通常状態とは、遊技者にとって有利な大当り遊技状態等の有利状態、時短状態、確変状
態等の特別状態以外の遊技状態のことであり、普図ゲームにおける表示結果が「普図当り
」となる確率及び特図ゲームにおける表示結果が「大当り」となる確率などのパチンコ遊
技機1が、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合の
ように、電源投入後に所定の復帰処理を実行しなかったとき)と同一に制御される状態で
ある。
確変制御が実行されている状態を高確状態、確変制御が実行されていない状態を低確状
態ともいう。時短制御が実行されている状態を高ベース状態、時短制御が実行されていな
い状態を低ベース状態ともいう。これらを組み合わせて、時短状態は低確高ベース状態、
確変状態は高確高ベース状態、通常状態は低確低ベース状態などともいわれる。高確状態
かつ低ベース状態は高確低ベース状態ともいう。
小当り遊技状態が終了した後は、遊技状態の変更が行われず、特図ゲームの表示結果が
「小当り」となる以前の遊技状態に継続して制御される(但し、「小当り」発生時の特図
ゲームが、上記回数切りにおける上記所定回数目の特図ゲームである場合には、当然遊技
状態が変更される)。なお、特図ゲームの表示結果として「小当り」がなくてもよい。
なお、遊技状態は、大当り遊技状態中に遊技球が特定領域(例えば、大入賞口内の特定
領域)を通過したことに基づいて、変化してもよい。例えば、遊技球が特定領域を通過し
たとき、その大当り遊技状態後に確変状態に制御してもよい。
(演出の進行など)
パチンコ遊技機1では、遊技の進行に応じて種々の演出(遊技の進行状況を報知したり
、遊技を盛り上げたりする演出)が実行される。当該演出について以下説明する。なお、
当該演出は、画像表示装置5に各種の演出画像を表示することによって行われるが、当該
表示に加えて又は代えて、スピーカ8L、8Rからの音声出力、及び/又は、遊技効果ラ
ンプ9の点等/消灯、可動体32の動作等により行われてもよい。
遊技の進行に応じて実行される演出として、画像表示装置5に設けられた「左」、「中
」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特図ゲーム又は第2特図ゲ
ームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示が開始される。第1特図ゲームや
第2特図ゲームにおいて表示結果(確定特別図柄ともいう。)が停止表示されるタイミン
グでは、飾り図柄の可変表示の表示結果となる確定飾り図柄(3つの飾り図柄の組合せ)
も停止表示(導出)される。
飾り図柄の可変表示が開始されてから終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示の
態様が所定のリーチ態様となる(リーチが成立する)ことがある。ここで、リーチ態様と
は、画像表示装置5の画面上にて停止表示された飾り図柄が後述の大当り組合せの一部を
構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄については可変表示が継続してい
る態様などのことである。
また、飾り図柄の可変表示中に上記リーチ態様となったことに対応してリーチ演出が実
行される。パチンコ遊技機1では、演出態様に応じて表示結果(特図ゲームの表示結果や
飾り図柄の可変表示の表示結果)が「大当り」となる割合(大当り信頼度、大当り期待度
とも呼ばれる。)が異なる複数種類のリーチ演出が実行される。リーチ演出には、例えば
、ノーマルリーチと、ノーマルリーチよりも大当り信頼度の高いスーパーリーチと、があ
る。
特図ゲームの表示結果が「大当り」となるときには、画像表示装置5の画面上において
、飾り図柄の可変表示の表示結果として、予め定められた大当り組合せとなる確定飾り図
柄が導出される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「大当り」となる)。一例として、「
左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける所定の有効ライン
上に同一の飾り図柄(例えば、「7」等)が揃って停止表示される。
大当り遊技状態の終了後に確変状態に制御される「確変大当り」である場合には、奇数
の飾り図柄(例えば、「7」等)が揃って停止表示され、大当り遊技状態の終了後に確変
状態に制御されない「非確変大当り(通常大当り)」である場合には、偶数の飾り図柄(
例えば、「6」等)が揃って停止表示されるようにしてもよい。この場合、奇数の飾り図
柄を確変図柄、偶数の飾り図柄を非確変図柄(通常図柄)ともいう。非確変図柄でリーチ
態様となった後に、最終的に「確変大当り」となる昇格演出を実行するようにしてもよい
特図ゲームの表示結果が「小当り」となるときには、画像表示装置5の画面上において
、飾り図柄の可変表示の表示結果として、予め定められた小当り組合せとなる確定飾り図
柄(例えば、「1 3 5」等)が導出される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「小当
り」となる)。一例として、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、
5Rにおける所定の有効ライン上にチャンス目を構成する飾り図柄が停止表示される。な
お、特図ゲームの表示結果が、一部の大当り種別(小当り遊技状態と同様の態様の大当り
遊技状態の大当り種別)の「大当り」となるときと、「小当り」となるときとで、共通の
確定飾り図柄が導出表示されてもよい。
特図ゲームの表示結果が「はずれ」となる場合には、飾り図柄の可変表示の態様がリー
チ態様とならずに、飾り図柄の可変表示の表示結果として、非リーチ組合せの確定飾り図
柄(「非リーチはずれ」ともいう。)が停止表示される(飾り図柄の可変表示の表示結果
が「非リーチはずれ」となる)ことがある。また、表示結果が「はずれ」となる場合には
、飾り図柄の可変表示の態様がリーチ態様となった後に、飾り図柄の可変表示の表示結果
として、大当り組合せでない所定のリーチ組合せ(「リーチはずれ」ともいう)の確定飾
り図柄が停止表示される(飾り図柄の可変表示の表示結果が「リーチはずれ」となる)こ
ともある。
パチンコ遊技機1が実行可能な演出には、上記の可変表示対応表示(保留表示やアクテ
ィブ表示)を表示することも含まれる。また、他の演出として、例えば、大当り信頼度を
予告する予告演出等が飾り図柄の可変表示中に実行される。予告演出には、実行中の可変
表示における大当り信頼度を予告する予告演出や、実行前の可変表示(実行が保留されて
いる可変表示)における大当り信頼度を予告する先読み予告演出がある。先読み予告演出
として、可変表示対応表示(保留表示やアクティブ表示)の表示態様を通常とは異なる態
様に変化させる演出が実行されるようにしてもよい。
また、画像表示装置5において、飾り図柄の可変表示中に飾り図柄を一旦仮停止させた
後に可変表示を再開させることで、1回の可変表示を擬似的に複数回の可変表示のように
見せる擬似連演出を実行するようにしてもよい。
大当り遊技状態中にも、大当り遊技状態を報知する大当り中演出が実行される。大当り
中演出としては、ラウンド数を報知する演出や、大当り遊技状態の価値が向上することを
示す昇格演出が実行されてもよい。また、小当り遊技状態中にも、小当り遊技状態を報知
する小当り中演出が実行される。なお、小当り遊技状態中と、一部の大当り種別(小当り
遊技状態と同様の態様の大当り遊技状態の大当り種別で、例えばその後の遊技状態を高確
状態とする大当り種別)での大当り遊技状態とで、共通の演出を実行することで、現在が
小当り遊技状態中であるか、大当り遊技状態中であるかを遊技者に分からないようにして
もよい。そのような場合であれば、小当り遊技状態の終了後と大当り遊技状態の終了後と
で共通の演出を実行することで、高確状態であるか低確状態であるかを識別できないよう
にしてもよい。
また、例えば特図ゲーム等が実行されていないときには、画像表示装置5にデモ(デモ
ンストレーション)画像が表示される(客待ちデモ演出が実行される)。
(基板構成)
パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声
制御基板13、ランプ制御基板14、中継基板15などが搭載されている。その他にも、
パチンコ遊技機1の背面には、例えば払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板、電源
基板などといった、各種の基板が配置されている。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における上記遊技の進行
(特図ゲームの実行(保留の管理を含む)、普図ゲームの実行(保留の管理を含む)、大
当り遊技状態、小当り遊技状態、遊技状態など)を制御する機能を有する。主基板11は
、遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路110、ソレノイド回路111
などを有する。
主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップの
マイクロコンピュータであり、ROM(Read Only Memory)101と、RAM(Random A
ccess Memory)102と、CPU(Central Processing Unit)103と、乱数回路10
4と、I/O(Input/Output port)105とを備える。
CPU103は、ROM101に記憶されたプログラムを実行することにより、遊技の
進行を制御する処理(主基板11の機能を実現する処理)を行う。このとき、ROM10
1が記憶する各種データ(後述の変動パターン、後述の演出制御コマンド、後述の各種決
定を行う際に参照される各種テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM102がメイン
メモリとして使用される。RAM102は、その一部または全部がパチンコ遊技機1に対
する電力供給が停止しても、所定期間記憶内容が保存されるバックアップRAMとなって
いる。なお、ROM101に記憶されたプログラムの全部又は一部をRAM102に展開
して、RAM102上で実行するようにしてもよい。
乱数回路104は、遊技の進行を制御するときに使用される各種の乱数値(遊技用乱数
)を示す数値データを更新可能にカウントする。遊技用乱数は、CPU103が所定のコ
ンピュータプログラムを実行することで更新されるもの(ソフトウェアで更新されるもの
)であってもよい。
I/O105は、例えば各種信号(後述の検出信号)が入力される入力ポートと、各種
信号(第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20、第
1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどを制御(駆動)
する信号、ソレノイド駆動信号)を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。
スイッチ回路110は、遊技球検出用の各種スイッチ(ゲートスイッチ21、始動口ス
イッチ(第1始動口スイッチ22Aおよび第2始動口スイッチ22B)、カウントスイッ
チ23)からの検出信号(遊技球が通過又は進入してスイッチがオンになったことを示す
検出信号など)を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。検出信
号の伝送により、遊技球の通過又は進入が検出されたことになる。
ソレノイド回路111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆
動信号(例えば、ソレノイド81やソレノイド82をオンする信号など)を、普通電動役
物用のソレノイド81や大入賞口扉用のソレノイド82に伝送する。
主基板11(遊技制御用マイクロコンピュータ100)は、遊技の進行の制御の一部と
して、遊技の進行に応じて演出制御コマンド(遊技の進行状況等を指定(通知)するコマ
ンド)を演出制御基板12に供給する。主基板11から出力された演出制御コマンドは、
中継基板15により中継され、演出制御基板12に供給される。当該演出制御コマンドに
は、例えば主基板11における各種の決定結果(例えば、特図ゲームの表示結果(大当り
種別を含む。)、特図ゲームを実行する際に使用される変動パターン(詳しくは後述))
、遊技の状況(例えば、可変表示の開始や終了、大入賞口の開放状況、入賞の発生、保留
記憶数、遊技状態)、エラーの発生等を指定するコマンド等が含まれる。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、演出制御コマ
ンドを受信し、受信した演出制御コマンドに基づいて演出(遊技の進行に応じた種々の演
出であり、可動体32の駆動、エラー報知、電断復旧の報知等の各種報知を含む)を実行
する機能を有する。
演出制御基板12には、演出制御用CPU120と、ROM121と、RAM122と
、表示制御部123と、乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。
演出制御用CPU120は、ROM121に記憶されたプログラムを実行することによ
り、表示制御部123とともに演出を実行するための処理(演出制御基板12の上記機能
を実現するための処理であり、実行する演出の決定等を含む)を行う。このとき、ROM
121が記憶する各種データ(各種テーブルなどのデータ)が用いられ、RAM122が
メインメモリとして使用される。
演出制御用CPU120は、コントローラセンサユニット35Aやプッシュセンサ35
Bからの検出信号(遊技者による操作を検出したときに出力される信号であり、操作内容
を適宜示す信号)に基づいて演出の実行を表示制御部123に指示することもある。
表示制御部123は、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character G
enerator ROM)、VRAM(Video RAM)などを備え、演出制御用CPU120からの演
出の実行指示に基づき、演出を実行する。
表示制御部123は、演出制御用CPU120からの演出の実行指示に基づき、実行す
る演出に応じた映像信号を画像表示装置5に供給することで、演出画像を画像表示装置5
に表示させる。表示制御部123は、さらに、演出画像の表示に同期した音声出力や、遊
技効果ランプ9の点灯/消灯を行うため、音指定信号(出力する音声を指定する信号)を
音声制御基板13に供給したり、ランプ信号(ランプの点灯/消灯態様を指定する信号)
をランプ制御基板14に供給したりする。また、表示制御部123は、可動体32を動作
させる信号を当該可動体32又は当該可動体32を駆動する駆動回路に供給する。
音声制御基板13は、スピーカ8L、8Rを駆動する各種回路を搭載しており、当該音
指定信号に基づきスピーカ8L、8Rを駆動し、当該音指定信号が指定する音声をスピー
カ8L、8Rから出力させる。
ランプ制御基板14は、遊技効果ランプ9を駆動する各種回路を搭載しており、当該ラ
ンプ信号に基づき遊技効果ランプ9を駆動し、当該ランプ信号が指定する態様で遊技効果
ランプ9を点灯/消灯する。このようにして、表示制御部123は、音声出力、ランプの
点灯/消灯を制御する。
なお、音声出力、ランプの点灯/消灯の制御(音指定信号やランプ信号の供給等)、可
動体32の制御(可動体32を動作させる信号の供給等)は、演出制御用CPU120が
実行するようにしてもよい。
乱数回路124は、各種演出を実行するために使用される各種の乱数値(演出用乱数)
を示す数値データを更新可能にカウントする。演出用乱数は、演出制御用CPU120が
所定のコンピュータプログラムを実行することで更新されるもの(ソフトウェアで更新さ
れるもの)であってもよい。
演出制御基板12に搭載されたI/O125は、例えば主基板11などから伝送された
演出制御コマンドを取り込むための入力ポートと、各種信号(映像信号、音指定信号、ラ
ンプ信号)を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。
演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14といった、主基板11以外
の基板をサブ基板ともいう。パチンコ遊技機1のようにサブ基板が機能別に複数設けられ
ていてもよいし、1のサブ基板が複数の機能を有するように構成してもよい。
(動作)
次に、パチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。
(主基板11の主要な動作)
まず、主基板11における主要な動作を説明する。パチンコ遊技機1に対して電力供給
が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によっ
て遊技制御メイン処理が実行される。図3は、主基板11におけるCPU103が実行す
る遊技制御メイン処理を示すフローチャートである。
図3に示す遊技制御メイン処理では、CPU103は、まず、割込禁止に設定する(ス
テップS1)。続いて、必要な初期設定を行う(ステップS2)。初期設定には、スタッ
クポインタの設定、内蔵デバイス(CTC(カウンタ/タイマ回路)、パラレル入出力ポ
ート等)のレジスタ設定、RAM102をアクセス可能状態にする設定等が含まれる。
次いで、クリアスイッチからの出力信号がオンであるか否かを判定する(ステップS3
)。クリアスイッチは、例えば電源基板に搭載されている。クリアスイッチがオンの状態
で電源が投入されると、出力信号(クリア信号)が入力ポートを介して遊技制御用マイク
ロコンピュータ100に入力される。クリアスイッチからの出力信号がオンである場合(
ステップS3;Yes)、初期化処理(ステップS8)を実行する。初期化処理では、C
PU103は、RAM102に記憶されるフラグ、カウンタ、バッファをクリアするRA
Mクリア処理を行い、作業領域に初期値を設定する。
また、CPU103は、初期化を指示する演出制御コマンドを演出制御基板12に送信
する(ステップS9)。演出制御用CPU120は、当該演出制御コマンドを受信すると
、例えば画像表示装置5において、遊技機の制御の初期化がなされたことを報知するため
の画面表示を行う。
クリアスイッチからの出力信号がオンでない場合には(ステップS3;No)、RAM
102(バックアップRAM)にバックアップデータが保存されているか否かを判定する
(ステップS4)。不測の停電等(電断)によりパチンコ遊技機1への電力供給が停止し
たときには、CPU103は、当該電力供給の停止によって動作できなくなる直前に、電
源供給停止時処理を実行する。この電源供給停止時処理では、RAM102にデータをバ
ックアップすることを示すバックアップフラグをオンする処理、RAM102のデータ保
護処理等が実行される。データ保護処理には、誤り検出符号(チェックサム、パリティビ
ット等)の付加、各種データをバックアップする処理が含まれる。バックアップされるデ
ータには、遊技を進行するための各種データ(各種フラグ、各種タイマの状態等を含む)
の他、前記バックアップフラグの状態や誤り検出符号も含まれる。ステップS4では、バ
ックアップフラグがオンであるか否かを判定する。バックアップフラグがオフでRAM1
02にバックアップデータが記憶されていない場合(ステップS4;No)、初期化処理
(ステップS8)を実行する。
RAM102にバックアップデータが記憶されている場合(ステップS4;Yes)、
CPU103は、バックアップしたデータのデータチェックを行い(誤り検出符号を用い
て行われる)、データが正常か否かを判定する(ステップS5)。ステップS5では、例
えば、パリティビットやチェックサムにより、RAM102のデータが、電力供給停止時
のデータと一致するか否かを判定する。これらが一致すると判定された場合、RAM10
2のデータが正常であると判定する。
RAM102のデータが正常でないと判定された場合(ステップS5;No)、内部状
態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、初期化処理(ステップS8)を実
行する。
RAM102のデータが正常であると判定された場合(ステップS5;Yes)、CP
U103は、主基板11の内部状態を電力供給停止時の状態に戻すための復旧処理(ステ
ップS6)を行う。復旧処理では、CPU103は、RAM102の記憶内容(バックア
ップしたデータの内容)に基づいて作業領域の設定を行う。これにより、電力供給停止時
の遊技状態に復旧し、特別図柄の変動中であった場合には、後述の遊技制御用タイマ割込
み処理の実行によって、復旧前の状態から特別図柄の変動が再開されることになる。
そして、CPU103は、電断からの復旧を指示する演出制御コマンドを演出制御基板
12に送信する(ステップS7)。これに合わせて、バックアップされている電断前の遊
技状態を指定する演出制御コマンドや、特図ゲームの実行中であった場合には当該実行中
の特図ゲームの表示結果を指定する演出制御コマンドを送信するようにしてもよい。これ
らコマンドは、後述の特別図柄プロセス処理で送信設定されるコマンドと同じコマンドを
使用できる。演出制御用CPU120は、電断からの復旧時を特定する演出制御コマンド
を受信すると、例えば画像表示装置5において、電断からの復旧がなされたこと又は電断
からの復旧中であることを報知するための画面表示を行う。演出制御用CPU120は、
前記演出制御コマンドに基づいて、適宜の画面表示を行うようにしてもよい。
復旧処理または初期化処理を終了して演出制御基板12に演出制御コマンドを送信した
後には、CPU103は、乱数回路104を初期設定する乱数回路設定処理を実行する(
ステップS10)。そして、所定時間(例えば2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかる
ように遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されているCTCのレジスタの設定
を行い(ステップS11)、割込みを許可する(ステップS12)。その後、ループ処理
に入る。以後、所定時間(例えば2ms)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU10
3へ送出され、CPU103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。
こうした遊技制御メイン処理を実行したCPU103は、CTCからの割込み要求信号
を受信して割込み要求を受け付けると、図4のフローチャートに示す遊技制御用タイマ割
込み処理を実行する。図4に示す遊技制御用タイマ割込み処理を開始すると、CPU10
3は、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介してゲ
ートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントス
イッチ23といった各種スイッチからの検出信号の受信の有無を判定する(ステップS2
1)。続いて、所定のメイン側エラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異
常診断を行い、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする(ステップS22
)。この後、所定の情報出力処理を実行することにより、例えばパチンコ遊技機1の外部
に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報(大当りの発生回数等を
示す情報)、始動情報(始動入賞の回数等を示す情報)、確率変動情報(確変状態となっ
た回数等を示す情報)などのデータを出力する(ステップS23)。
情報出力処理に続いて、主基板11の側で用いられる遊技用乱数の少なくとも一部をソ
フトウェアにより更新するための遊技用乱数更新処理を実行する(ステップS24)。こ
の後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する(ステップS25)。CPU1
03がタイマ割込み毎に特別図柄プロセス処理を実行することにより、特図ゲームの実行
及び保留の管理や、大当り遊技状態や小当り遊技状態の制御、遊技状態の制御などが実現
される(詳しくは後述)。
特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される(ステップS26
)。CPU103がタイマ割込み毎に普通図柄プロセス処理を実行することにより、ゲー
トスイッチ21からの検出信号に基づく(通過ゲート41に遊技球が通過したことに基づ
く)普図ゲームの実行及び保留の管理や、「普図当り」に基づく可変入賞球装置6Bの開
放制御などを可能にする。普図ゲームの実行は、普通図柄表示器20を駆動することによ
り行われ、普図保留表示器25Cを点灯させることにより普図保留数を表示する。
普通図柄プロセス処理を実行した後、遊技制御用タイマ割込み処理の一部として、電断
が発生したときの処理、賞球を払い出すための処理等などが行われてもよい。その後、C
PU103は、コマンド制御処理を実行する(ステップS27)。CPU103は、上記
各処理にて演出制御コマンドを送信設定することがある。ステップS27のコマンド制御
処理では、送信設定された演出制御コマンドを演出制御基板12などのサブ側の制御基板
に対して伝送させる処理が行われる。コマンド制御処理を実行した後には、割込みを許可
してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。
図5は、特別図柄プロセス処理として、図4に示すステップS25にて実行される処理
の一例を示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理において、CPU103
は、まず、始動入賞判定処理を実行する(ステップS101)。
始動入賞判定処理では、始動入賞の発生を検出し、RAM102の所定領域に保留情報
を格納し保留記憶数を更新する処理が実行される。始動入賞が発生すると、表示結果(大
当り種別を含む)や変動パターンを決定するための乱数値が抽出され、保留情報として記
憶される。また、抽出した乱数値に基づいて、表示結果や変動パターンを先読み判定する
処理が実行されてもよい。保留情報や保留記憶数を記憶した後には、演出制御基板12に
始動入賞の発生、保留記憶数、先読み判定等の判定結果を指定するための演出制御コマン
ドを送信するための送信設定が行われる。こうして送信設定された始動入賞時の演出制御
コマンドは、例えば特別図柄プロセス処理が終了した後、図4に示すステップS27のコ
マンド制御処理が実行されることなどにより、主基板11から演出制御基板12に対して
伝送される。
S101にて始動入賞判定処理を実行した後、CPU103は、RAM102に設けら
れた特図プロセスフラグの値に応じて、ステップS110~S120の処理のいずれかを
選択して実行する。なお、特別図柄プロセス処理の各処理(ステップS110~S120
)では、各処理に対応した演出制御コマンドを演出制御基板12に送信するための送信設
定が行われる。
ステップS110の特別図柄通常処理は、特図プロセスフラグの値が“0”(初期値)
のときに実行される。この特別図柄通常処理では、保留情報の有無などに基づいて、第1
特図ゲーム又は第2特図ゲームを開始するか否かの判定が行われる。また、特別図柄通常
処理では、表示結果決定用の乱数値に基づき、特別図柄や飾り図柄の表示結果を「大当り
」または「小当り」とするか否かや「大当り」とする場合の大当り種別を、その表示結果
が導出表示される以前に決定(事前決定)する。さらに、特別図柄通常処理では、決定さ
れた表示結果に対応して、特図ゲームにおいて停止表示させる確定特別図柄(大当り図柄
や小当り図柄、はずれ図柄のいずれか)が設定される。その後、特図プロセスフラグの値
が“1”に更新され、特別図柄通常処理は終了する。なお、第2特図を用いた特図ゲーム
が第1特図を用いた特図ゲームよりも優先して実行されるようにしてもよい(特図2優先
消化ともいう)。また、第1始動入賞口及び第2始動入賞口への遊技球の入賞順序を記憶
し、入賞順に特図ゲームの開始条件を成立させるようにしてもよい(入賞順消化ともいう
)。
乱数値に基づき各種の決定を行う場合には、ROM101に格納されている各種のテー
ブル(乱数値と比較される決定値が決定結果に割り当てられているテーブル)が参照され
る。主基板11における他の決定、演出制御基板12における各種の決定についても同じ
である。演出制御基板12においては、各種のテーブルがROM121に格納されている
ステップS111の変動パターン設定処理は、特図プロセスフラグの値が“1”のとき
に実行される。この変動パターン設定処理には、表示結果を「大当り」または「小当り」
とするか否かの事前決定結果等に基づき、変動パターン決定用の乱数値を用いて変動パタ
ーンを複数種類のいずれかに決定する処理などが含まれている。変動パターン設定処理で
は、変動パターンを決定したときに、特図プロセスフラグの値が“2”に更新され、変動
パターン設定処理は終了する。
変動パターンは、特図ゲームの実行時間(特図変動時間)(飾り図柄の可変表示の実行
時間でもある)や、飾り図柄の可変表示の態様(リーチの有無等)、飾り図柄の可変表示
中の演出内容(リーチ演出の種類等)を指定するものであり、可変表示パターンとも呼ば
れる。
ステップS112の特別図柄変動処理は、特図プロセスフラグの値が“2”のときに実
行される。この特別図柄変動処理には、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装
置4Bにおいて特別図柄を変動させるための設定を行う処理や、その特別図柄が変動を開
始してからの経過時間を計測する処理などが含まれている。また、計測された経過時間が
変動パターンに対応する特図変動時間に達したか否かの判定も行われる。そして、特別図
柄の変動を開始してからの経過時間が特図変動時間に達したときには、特図プロセスフラ
グの値が“3”に更新され、特別図柄変動処理は終了する。
ステップS113の特別図柄停止処理は、特図プロセスフラグの値が“3”のときに実
行される。この特別図柄停止処理には、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装
置4Bにて特別図柄の変動を停止させ、特別図柄の表示結果となる確定特別図柄を停止表
示(導出)させるための設定を行う処理が含まれている。そして、表示結果が「大当り」
である場合には特図プロセスフラグの値が“4”に更新される。その一方で、大当りフラ
グがオフであり、表示結果が「小当り」である場合には、特図プロセスフラグの値が“8
”に更新される。また、表示結果が「はずれ」である場合には、特図プロセスフラグの値
が“0”に更新される。表示結果が「小当り」又は「はずれ」である場合、時短状態や確
変状態に制御されているときであって、回数切りの終了成立する場合には、遊技状態も更
新される。特図プロセスフラグの値が更新されると、特別図柄停止処理は終了する。
ステップS114の大当り開放前処理は、特図プロセスフラグの値が“4”のときに実
行される。この大当り開放前処理には、表示結果が「大当り」となったことなどに基づき
、大当り遊技状態においてラウンドの実行を開始して大入賞口を開放状態とするための設
定を行う処理などが含まれている。大入賞口を開放状態とするときには、大入賞口扉用の
ソレノイド82に対してソレノイド駆動信号を供給する処理が実行される。このときには
、例えば大当り種別がいずれであるかに対応して、大入賞口を開放状態とする開放上限期
間や、ラウンドの上限実行回数を設定する。これらの設定が終了すると、特図プロセスフ
ラグの値が“5”に更新され、大当り開放前処理は終了する。
ステップS115の大当り開放中処理は、特図プロセスフラグの値が“5”のときに実
行される。この大当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測
する処理や、その計測した経過時間やカウントスイッチ23によって検出された遊技球の
個数などに基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に戻すタイミングとなったか否か
を判定する処理などが含まれている。そして、大入賞口を閉鎖状態に戻すときには、大入
賞口扉用のソレノイド82に対するソレノイド駆動信号の供給を停止させる処理などを実
行した後、特図プロセスフラグの値が“6”に更新し、大当り開放中処理を終了する。
ステップS116の大当り開放後処理は、特図プロセスフラグの値が“6”のときに実
行される。この大当り開放後処理には、大入賞口を開放状態とするラウンドの実行回数が
設定された上限実行回数に達したか否かを判定する処理や、上限実行回数に達した場合に
大当り遊技状態を終了させるための設定を行う処理などが含まれている。そして、ラウン
ドの実行回数が上限実行回数に達していないときには、特図プロセスフラグの値が“5”
に更新される一方、ラウンドの実行回数が上限実行回数に達したときには、特図プロセス
フラグの値が“7”に更新される。特図プロセスフラグの値が更新されると、大当り解放
後処理は終了する。
ステップS117の大当り終了処理は、特図プロセスフラグの値が“7”のときに実行
される。この大当り終了処理には、大当り遊技状態の終了を報知する演出動作としてのエ
ンディング演出が実行される期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理や、大
当り遊技状態の終了に対応して確変制御や時短制御を開始するための各種の設定を行う処
理などが含まれている。こうした設定が行われたときには、特図プロセスフラグの値が“
0”に更新され、大当り終了処理は終了する。
ステップS118の小当り開放前処理は、特図プロセスフラグの値が“8”のときに実
行される。この小当り開放前処理には、表示結果が「小当り」となったことに基づき、小
当り遊技状態において大入賞口を開放状態とするための設定を行う処理などが含まれてい
る。このときには、特図プロセスフラグの値が“9”に更新され、小当り開放前処理は終
了する。
ステップS119の小当り開放中処理は、特図プロセスフラグの値が“9”のときに実
行される。この小当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測
する処理や、その計測した経過時間などに基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に
戻すタイミングとなったか否かを判定する処理などが含まれている。大入賞口を閉鎖状態
に戻して小当り遊技状態の終了タイミングとなったときには、特図プロセスフラグの値が
“10”に更新され、小当り開放中処理は終了する。
ステップS120の小当り終了処理は、特図プロセスフラグの値が“10”のときに実
行される。この小当り終了処理には、小当り遊技状態の終了を報知する演出動作が実行さ
れる期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理などが含まれている。ここで、
小当り遊技状態が終了するときには、小当り遊技状態となる以前のパチンコ遊技機1にお
ける遊技状態を継続させる。小当り遊技状態の終了時における待ち時間が経過したときに
は、特図プロセスフラグの値が“0”に更新され、小当り終了処理は終了する。
(演出制御基板12の主要な動作)
次に、演出制御基板12における主要な動作を説明する。演出制御基板12では、電源
基板等から電源電圧の供給を受けると、演出制御用CPU120が起動して、図6のフロ
ーチャートに示すような演出制御メイン処理を実行する。図6に示す演出制御メイン処理
を開始すると、演出制御用CPU120は、まず、所定の初期化処理を実行して(ステッ
プS71)、RAM122のクリアや各種初期値の設定、また演出制御基板12に搭載さ
れたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定等を行う。また、初期動作制御処理
を実行する(ステップS72)。初期動作制御処理では、可動体32を駆動して初期位置
に戻す制御、所定の動作確認を行う制御といった可動体32の初期動作を行う制御が実行
される。
その後、タイマ割込みフラグがオンとなっているか否かの判定を行う(ステップS73
)。タイマ割込みフラグは、例えばCTCのレジスタ設定に基づき、所定時間(例えば2
ミリ秒)が経過するごとにオン状態にセットされる。このとき、タイマ割込みフラグがオ
フであれば(ステップS73;No)、ステップS73の処理を繰り返し実行して待機す
る。
また、演出制御基板12の側では、所定時間が経過するごとに発生するタイマ割込みと
は別に、主基板11からの演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割
込みは、例えば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生す
る割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、
演出制御用CPU120は、自動的に割込み禁止に設定するが、自動的に割込み禁止状態
にならないCPUを用いている場合には、割込み禁止命令(DI命令)を発行することが
望ましい。演出制御用CPU120は、演出制御INT信号がオン状態となることによる
割込みに対応して、例えば所定のコマンド受信割込み処理を実行する。このコマンド受信
割込み処理では、I/O125に含まれる入力ポートのうちで、中継基板15を介して主
基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートより、演出制御コマンドを
取り込む。このとき取り込まれた演出制御コマンドは、例えばRAM122に設けられた
演出制御コマンド受信用バッファに格納する。その後、演出制御用CPU120は、割込
み許可に設定してから、コマンド受信割込み処理を終了する。
ステップS73にてタイマ割込みフラグがオンである場合には(ステップS73;Ye
s)、タイマ割込みフラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS74)、コ
マンド解析処理を実行する(ステップS75)。コマンド解析処理では、例えば主基板1
1の遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信されて演出制御コマンド受信用バッ
ファに格納されている各種の演出制御コマンドを読み出した後に、その読み出された演出
制御コマンドに対応した設定や制御などが行われる。例えば、どの演出制御コマンドを受
信したかや演出制御コマンドが特定する内容等を演出制御プロセス処理等で確認できるよ
うに、読み出された演出制御コマンドをRAM122の所定領域に格納したり、RAM1
22に設けられた受信フラグをオンしたりする。また、演出制御コマンドが遊技状態を特
定する場合、遊技状態に応じた背景の表示を表示制御部123に指示してもよい。
ステップS75にてコマンド解析処理を実行した後には、演出制御プロセス処理を実行
する(ステップS76)。演出制御プロセス処理では、例えば画像表示装置5の表示領域
における演出画像の表示動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作、遊技効果ランプ
9及び装飾用LEDといった装飾発光体における点灯動作、可動体32の駆動動作といっ
た、各種の演出装置を動作させる制御が行われる。また、各種の演出装置を用いた演出動
作の制御内容について、主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じた判定や決
定、設定などが行われる。
ステップS76の演出制御プロセス処理に続いて、演出用乱数更新処理が実行され(ス
テップS77)、演出制御基板12の側で用いられる演出用乱数の少なくとも一部がソフ
トウェアにより更新される。その後、ステップS73の処理に戻る。ステップS73の処
理に戻る前に、他の処理が実行されてもよい。
図7は、演出制御プロセス処理として、図6のステップS76にて実行される処理の一
例を示すフローチャートである。図7に示す演出制御プロセス処理において、演出制御用
CPU120は、まず、先読予告設定処理を実行する(ステップS161)。先読予告設
定処理では、例えば、主基板11から送信された始動入賞時の演出制御コマンドに基づい
て、先読み予告演出を実行するための判定や決定、設定などが行われる。また、当該演出
制御コマンドから特定される保留記憶数に基づき保留表示を表示するための処理が実行さ
れる。
ステップS161の処理を実行した後、演出制御用CPU120は、例えばRAM12
2に設けられた演出プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS170~S1
77の処理のいずれかを選択して実行する。
ステップS170の可変表示開始待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“0”(初期
値)のときに実行される処理である。この可変表示開始待ち処理は、主基板11から可変
表示の開始を指定するコマンドなどを受信したか否かに基づき、画像表示装置5における
飾り図柄の可変表示を開始するか否かを判定する処理などを含んでいる。画像表示装置5
における飾り図柄の可変表示を開始すると判定された場合、演出プロセスフラグの値を“
1”に更新し、可変表示開始待ち処理を終了する。
ステップS171の可変表示開始設定処理は、演出プロセスフラグの値が“1”のとき
に実行される処理である。この可変表示開始設定処理では、演出制御コマンドにより特定
される表示結果や変動パターンに基づいて、飾り図柄の可変表示の表示結果(確定飾り図
柄)、飾り図柄の可変表示の態様、リーチ演出や各種予告演出などの各種演出の実行の有
無やその態様や実行開始タイミングなどを決定する。そして、その決定結果等を反映した
演出制御パターン(表示制御部123に演出の実行を指示するための制御データの集まり
)を設定する。その後、設定した演出制御パターンに基づいて、飾り図柄の可変表示の実
行開始を表示制御部123に指示し、演出プロセスフラグの値を“2”に更新し、可変表
示開始設定処理を終了する。表示制御部123は、飾り図柄の可変表示の実行開始の指示
により、画像表示装置5において、飾り図柄の可変表示を開始させる。
ステップS172の可変表示中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“2”のときに
実行される処理である。この可変表示中演出処理において、演出制御用CPU120は、
表示制御部123を指示することで、ステップS171にて設定された演出制御パターン
に基づく演出画像を画像表示装置5の表示画面に表示させることや、可動体32を駆動さ
せること、音声制御基板13に対する指令(効果音信号)の出力によりスピーカ8L、8
Rから音声や効果音を出力させること、ランプ制御基板14に対する指令(電飾信号)の
出力により遊技効果ランプ9や装飾用LEDを点灯/消灯/点滅させることといった、飾
り図柄の可変表示中における各種の演出制御を実行する。こうした演出制御を行った後、
例えば演出制御パターンから飾り図柄の可変表示終了を示す終了コードが読み出されたこ
と、あるいは、主基板11から確定飾り図柄を停止表示させることを指定するコマンドを
受信したことなどに対応して、飾り図柄の表示結果となる確定飾り図柄を停止表示させる
。確定飾り図柄を停止表示したときには、演出プロセスフラグの値が“3”に更新され、
可変表示中演出処理は終了する。
ステップS173の特図当り待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“3”のときに実
行される処理である。この特図当り待ち処理において、演出制御用CPU120は、主基
板11から大当り遊技状態又は小当り遊技状態を開始することを指定する演出制御コマン
ドの受信があったか否かを判定する。そして、大当り遊技状態又は小当り遊技状態を開始
することを指定する演出制御コマンドを受信したきに、そのコマンドが大当り遊技状態の
開始を指定するものであれば、演出プロセスフラグの値を“6”に更新する。これに対し
て、そのコマンドが小当り遊技状態の開始を指定するものであれば、演出プロセスフラグ
の値を小当り中演出処理に対応した値である“4”に更新する。また、大当り遊技状態又
は小当り遊技状態を開始することを指定するコマンドを受信せずに、当該コマンドの受信
待ち時間が経過したときには、特図ゲームにおける表示結果が「はずれ」であったと判定
して、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。演出プロセスフラグの
値を更新すると、特図当り待ち処理を終了する。
ステップS174の小当り中演出処理は、演出制御プロセスフラグの値が“4”のとき
に実行される処理である。この小当り中演出処理において、演出制御用CPU120は、
例えば小当り遊技状態における演出内容に対応した演出制御パターン等を設定し、その設
定内容に基づく小当り遊技状態における各種の演出制御を実行する。また、小当り中演出
処理では、例えば主基板11から小当り遊技状態を終了することを指定するコマンドを受
信したことに対応して、演出プロセスフラグの値を小当り終了演出に対応した値である“
5”に更新し、小当り中演出処理を終了する。
ステップS175の小当り終了演出処理は、演出制御プロセスフラグの値が“5”のと
きに実行される処理である。この小当り終了演出処理において、演出制御用CPU120
は、例えば小当り遊技状態の終了などに対応した演出制御パターン等を設定し、その設定
内容に基づく小当り遊技状態の終了時における各種の演出制御を実行する。その後、演出
プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新し、小当り終了演出処理を終了する。
ステップS176の大当り中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“6”のときに実
行される処理である。この大当り中演出処理において、演出制御用CPU120は、例え
ば大当り遊技状態における演出内容に対応した演出制御パターン等を設定し、その設定内
容に基づく大当り遊技状態における各種の演出制御を実行する。また、大当り中演出処理
では、例えば主基板11から大当り遊技状態を終了することを指定するコマンドを受信し
たことに対応して、演出制御プロセスフラグの値をエンディング演出処理に対応した値で
ある“7”に更新し、大当り中演出処理を終了する。
ステップS177のエンディング演出処理は、演出プロセスフラグの値が“7”のとき
に実行される処理である。このエンディング演出処理において、演出制御用CPU120
は、例えば大当り遊技状態の終了などに対応した演出制御パターン等を設定し、その設定
内容に基づく大当り遊技状態の終了時におけるエンディング演出の各種の演出制御を実行
する。その後、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新し、エンディング演
出処理を終了する。
(基本説明の変形例)
この発明は、上記基本説明で説明したパチンコ遊技機1に限定されず、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、様々な変形及び応用が可能である。
上記基本説明のパチンコ遊技機1は、入賞の発生に基づいて所定数の遊技媒体を景品と
して払い出す払出式遊技機であったが、遊技媒体を封入し入賞の発生に基づいて得点を付
与する封入式遊技機であってもよい。
特別図柄の可変表示中に表示されるものは1種類の図柄(例えば、「-」を示す記号)
だけで、当該図柄の表示と消灯とを繰り返すことによって可変表示を行うようにしてもよ
い。さらに可変表示中に当該図柄が表示されるものも、可変表示の停止時には、当該図柄
が表示されなくてもよい(表示結果としては「-」を示す記号が表示されなくてもよい)
上記基本説明では、遊技機としてパチンコ遊技機1を示したが、メダルが投入されて所
定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転さ
せ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止させたときに停止図柄の組合
せが特定の図柄の組み合わせになると、所定数のメダルが遊技者に払い出されるゲームを
実行可能なスロット機(例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、RT、AT、A
RT、CZ(以下、ボーナス等)のうち1以上を搭載するスロット機)にも本発明を適用
可能である。
本発明を実現するためのプログラム及びデータは、パチンコ遊技機1に含まれるコンピ
ュータ装置などに対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定される
ものではなく、予めコンピュータ装置などの有する記憶装置にインストールしておくこと
で配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及び
データは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワ
ーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するもの
だけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモ
リ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネッ
トワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としても
よい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うこ
とによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
なお、本明細書において、演出の実行割合などの各種割合の比較の表現(「高い」、「
低い」、「異ならせる」などの表現)は、一方が「0%」の割合であることを含んでもよ
い。例えば、一方が「0%」の割合で、他方が「100%」の割合又は「100%」未満
の割合であることも含む。
(特徴部027SHに関する説明)
次に、特徴部027SHに係る遊技機について説明する。特徴部027SHに係る遊技
機は、遊技を行うことが可能な遊技機である。この実施の形態では、遊技を行うことが可
能なパチンコ遊技機1を例にとって説明する。
図8-1は、本実施の形態の特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の正面図である
。まず、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の盤面構成について説明する。図8-
1において、遊技盤2は、図中の左右の中央を境にして左遊技領域と、右遊技領域とに大
別される。遊技盤2の左遊技領域は、打球操作ハンドル30の操作によって比較的弱く打
ち出された(左打ち)遊技球が流下する遊技領域である。また、遊技盤2の右遊技領域は
、打球操作ハンドル30の操作によって左遊技領域を流下する遊技球よりも強く打ち出さ
れた(右打ち)遊技球が、画像表示装置5の上方経路を通過して流下する遊技領域である
また、左遊技領域には、一般入賞口10が配置されている。このため、左遊技領域を流
下する遊技球は、一般入賞口10と入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口に入賞可能
となっている。一方、右遊技領域には、該右遊技領域の上流方から下流側にかけて、通過
ゲート41、可変入賞球装置6B、一般入賞口10、特別可変入賞球装置7が配置されて
いる。このため、右遊技領域を流下する遊技球は、可変入賞球装置6Bが形成する第2始
動入賞口、一般入賞口10及び特別可変入賞球装置7が形成する大入賞口に入賞可能とな
っているとともに、通過ゲート41を通過可能となっている。
図9-1に示すように、入賞球装置6Aと可変入賞球装置6Bおよび特別可変入賞球装
置7の間には、複数の障害釘が配設されている。このため、左遊技領域を流下する遊技球
は、第2始動入賞口や大入賞口に入賞不能であるとともに、右遊技領域を流下する遊技球
は、第1始動入賞口に入賞不能となっている。
特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、遊技制御手段と、演出実行手段と、を備
える。遊技制御手段は、例えば、主基板11のCPU103によって実現される。演出実
行手段は、例えば、演出制御基板12の演出制御用CPU120によって実現される。演
出実行手段は、種々の演出(例えば、後述する、各種の予告演出、アイテム画像演出等)
を実行可能である。
特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、例えば、図8-1に示すように、画像表
示装置5の近傍に役物である可動体027SH32を備える。可動体027SH32は、
演出制御基板12の制御に従って、図8-6(E)~図8-6(G)に示すように、第1
状態(初期状態)と第2状態(傾斜状態)との間において動作する。例えば、可動体02
7SH32は、第1状態→第2状態→第1状態と動作したり、第1状態→第2状態→第1
状態→第2状態→第1状態と動作したり、第1状態→第1状態と第2状態との間の状態(
一旦停止)→第2状態→第1状態と動作したり、第1状態→第1状態と第2状態との間の
状態(一旦停止)→第1状態と動作したりしてもよい。
図8-2は、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の当り確率等を説明する説明図
である。具体的には、図8-2(A)は、遊技状態が低確状態である場合の設定値(設定
値「1」~「6」)別の大当り確率、小当り確率を示している。図8-2(B)は、遊技
状態が高確状態である場合の設定値(設定値「1」~「6」)別の大当り確率、小当り確
率を示している。例えば、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、遊技状態の別(
低確状態であるのか高確状態であるのか別)、設定値の別(設定値「1」~「6」の別)
に、夫々に対応する複数種類の特図用表示結果判定テーブル(夫々には、図8-2(A)
(B)に示すような大当り確率や小当り確率になるように大当り判定値や小当り判定値が
割り当てられている、12種類の特図用表示結果判定テーブル)を記憶しておき、例えば
、CPU103は、入賞時乱数値判定処理において、上述の複数種類の特図用表示結果判
定テーブルのうち該当する一の特図用表示結果判定テーブルを用いて、大当りとなるか、
小当りとなるか、(はずれとなるか)を判定すればよい。
図8-2(C)は、大当りの種類を示している。図8-2(D)は、第1特別図柄用の
大当りの振り分けを示している。図8-2(E)は、第2特別図柄用の大当りの振り分け
を示している。例えば、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、特別図柄の別(第
1特別図柄であるのか第2特別図柄であるのか別)の夫々に対応する複数種類の大当り種
別判定テーブル(夫々には、図8-2(D)(E)に示すような振り分けになるように第
1大当りに対応する判定値や第2大当りに対応する判定値や第3大当りに対応する判定値
が割り当てられている、2種類の大当り種別判定テーブル)を記憶しておき、例えば、C
PU103は、入賞時乱数値判定処理において、特図用表示結果判定テーブルに基づいて
大当りとなると判定した場合に、上述の複数種類の大当り種別判定テーブルのうち該当す
る一の大当り種別判定テーブルを用いて、大当りの種類(大当り種別)を判定すればよい
図8-3は、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の変動パターンを例示する図で
ある。図8-3(A)は、変動パターン(変動時間)の種類を示す説明図である。変動パ
ターン#10は、非リーチはずれの変動パターンである。変動パターン#11は、非リー
チはずれ(短縮用)の変動パターンである。変動パターン#12は、ノーマルリーチはず
れの変動パターンである。変動パターン#13は、ノーマルリーチからスーパーリーチA
に発展し最終的にはずれとなる変動パターンである。変動パターン#14は、ノーマルリ
ーチからスーパーリーチBに発展し最終的にはずれとなる変動パターンである。変動パタ
ーン#15は、小当りの変動パターンである。変動パターン#16は、ノーマルリーチ大
当りの変動パターンである。変動パターン#17は、ノーマルリーチからスーパーリーチ
Aに発展し最終的に大当りとなる変動パターンである。変動パターン#18は、ノーマル
リーチからスーパーリーチBに発展し最終的に大当りとなる変動パターンである。
図8-3(B)は、変動パターンの決定割合の一例である。大当りの期待度(信頼度)
は、スーパーリーチB>スーパーリーチA>ノーマルリーチである。ある演出aの大当り
期待度は、例えば、(大当りとなるときに演出aが実行される確率)×(大当りになる確
率)/{(大当りとなるときに演出aが実行される確率)×(大当りになる確率)+(大
当りとならないときに演出aが実行される確率)×(大当りにならない確率)}によって
算出される(大当り期待度が「1」になる場合には必ず「大当り」になる)。
例えば、スーパーリーチAの信頼度は、設定値1の場合に、(0.3×1/320)/
{(0.3×1/320)+(0.009×319/320)}=約9.5%である。ま
た、スーパーリーチAの信頼度は、設定値6の場合に、(0.3×1/295)/{(0
.3×1/295)+(0.009×294/295)}=約10.2%である。
また、スーパーリーチBの信頼度は、設定値1の場合に、(0.6×1/320)/{
(0.6×1/320)+(0.001×319/320)}=約65.3%である。ま
た、スーパーリーチBの信頼度は、設定値6の場合に、(0.6×1/295)/{(0
.6×1/295)+(0.001×294/295)}=約67.1%である。
なお、図8-3(B)の例によれば、低ベース中には変動パターン#11が決定されな
いが、例えば保留記憶数に応じて低ベース中にも変動パターン#11が決定されるように
してもよい。また、図8-3(B)の例によれば、高ベース中には変動パターン#10が
決定されないが、例えば保留記憶数に応じて高ベース中にも変動パターン#10が決定さ
れるようにしてもよい。
図8-4は、予告演出について説明する説明図である。図8-5及び図8-6は、夫々
の予告演出の演出例である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、図8-4に示
すような複数種類の予告演出を実行可能である。なお、この実施の形態では、複数種類の
予告演出の夫々は、予告演出パターンによって特定可能である。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-A1」の予告演出は、カットイン予告
演出(弱カットイン画像の表示)である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、
予告演出パターン「YEP-A1」の予告演出(カットイン予告演出/弱カットイン画像
の表示)として、例えば、図8-5(A)に示すような、弱カットイン画像027SHY
KE-JCIを表示する。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-A2」の予告演出は、カットイン予告
演出(強カットイン画像の表示)である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、
予告演出パターン「YEP-A2」の予告演出(カットイン予告演出/強カットイン画像
の表示)として、例えば、図8-5(B)に示すような、強カットイン画像027SHY
KE-KCIを表示する。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-B」の予告演出は、群予告演出(群画
像の表示)である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「Y
EP-B」の予告演出(群予告演出)として、例えば、図8-5(C)に示すような、群
画像027SHYKE-GNを表示する。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-C1」の予告演出は、ボタン予告演出
(ボタン画像の表示→押下→弱カットイン画像)である。特徴部027SHに係るパチン
コ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-C1」の予告演出(ボタン予告演出/弱カッ
トイン画像の表示)として、例えば、図8-6(A)(B)に示すような、ボタン画像0
27SHYKE-BU、弱カットイン画像027SHYKE-JCIを表示する。なお、
ボタン予告演出において表示する弱カットイン画像は、カットイン予告演出において表示
する弱カットイン画像と異なるものであってもよい。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-C2」の予告演出は、ボタン予告演出
(ボタン画像の表示→押下→強カットイン画像)である。特徴部027SHに係るパチン
コ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-C2」の予告演出(ボタン予告演出/強カッ
トイン画像の表示)として、例えば、図8-6(C)(D)に示すような、ボタン画像0
27SHYKE-BU、強カットイン画像027SHYKE-KCIを表示する。なお、
ボタン予告演出において表示する強カットイン画像は、カットイン予告演出において表示
する強カットイン画像と異なるものであってもよい。
図8-4に示した、予告演出パターン「YEP-D」の予告演出は、役物予告演出(役
物の動作)である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「Y
EP-D」の予告演出(役物の動作)として、例えば、図8-6(E)(F)(G)に示
すように、可動体027SH32を動作させる。
図8-7は、予告演出の決定割合等について説明する説明図である。図8-7(A)は
、カットイン予告演出(弱カットイン画像の表示、または、強カットイン画像の表示)の
実行有無の決定割合の一例である。図8-7(A)に示す例によれば、スーパーリーチは
ずれとなる場合(変動パターン#13、#14のいずれかとなる場合)には実行有を40
%の割合で決定し、スーパーリーチ大当りとなる場合(変動パターン#17、#18のい
ずれかとなる場合)には実行有を50%の割合で決定する。例えば、特徴部027SHに
係るパチンコ遊技機1は、全体の40%を実行有に対応する判定値として割り当てている
スーパーリーチはずれ用のカットイン予告演出実行有無決定テーブルと、全体の50%を
実行有に対応する判定値として割り当てているスーパーリーチ大当り用のカットイン予告
演出実行有無決定テーブルとを記憶しておき、例えば、演出制御用CPU120は、スー
パーリーチはずれとなる場合にはスーパーリーチはずれ用のカットイン予告演出実行有無
決定テーブルを用いてカットイン予告演出の実行有無を決定し、スーパーリーチ大当りと
なる場合にはスーパーリーチ大当り用のカットイン予告演出実行有無決定テーブルを用い
てカットイン予告演出の実行有無を決定してもよい。他の予告演出(群予告演出、ボタン
予告演出、役物予告演出)の実行有無の決定についても同様である。なお、スーパーリー
チとならない場合には(変動パターン#10、#11、#12、#15、#16のいずれ
かとなる場合)には実行有を0%の割合で決定する(実行しないと決定する)。
特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、カットイン予告演出を実行すると決定し
た場合、カットイン予告演出に係る予告演出パターン(「YEP-A1」、「YEP-A
2」)を決定する。図8-7(B)は、カットイン予告演出を実行すると決定した場合に
おけるカットイン予告演出の予告演出パターン(「YEP-A1」、「YEP-A2」)
の決定割合の一例である。図8-7(B)に示す例によれば、スーパーリーチはずれとな
る場合には、予告演出パターン「YEP-A1」を80%の割合で決定し、予告演出パタ
ーン「YEP-A2」を20%の割合で決定する。また、スーパーリーチ大当りとなる場
合には、予告演出パターン「YEP-A1」を20%の割合で決定し、予告演出パターン
「YEP-A2」を80%の割合で決定する。例えば、特徴部027SHに係るパチンコ
遊技機1は、全体の80%を予告演出パターン「YEP-A1」に対応する判定値として
割り当てるとともに全体の20%を予告演出パターン「YEP-A2」に対応する判定値
として割り当てているスーパーリーチはずれ用のカットイン予告演出パターン決定テーブ
ルと、全体の20%を予告演出パターン「YEP-A1」に対応する判定値として割り当
てるとともに全体の80%を予告演出パターン「YEP-A2」に対応する判定値として
割り当てているスーパーリーチ大当り用のカットイン予告演出パターン決定テーブルとを
記憶しておき、例えば、演出制御用CPU120は、スーパーリーチはずれとなる場合に
はスーパーリーチはずれ用のカットイン予告演出パターン決定テーブルを用いてカットイ
ン予告演出の予告演出パターンを決定し、スーパーリーチ大当りとなる場合にはスーパー
リーチ大当り用のカットイン予告演出パターン決定テーブルを用いてカットイン予告演出
の予告演出パターンを決定してもよい。他の予告演出(ボタン予告演出)の予告演出パタ
ーンの決定についても同様である。
図8-7(C)は、群予告演出(群画像の表示)の実行有無の決定割合の一例である。
図8-7(C)に示す例によれば、スーパーリーチはずれとなる場合には実行有を20%
の割合で決定し、スーパーリーチ大当りとなる場合には実行有を50%の割合で決定する
。また、群予告演出に係る予告演出パターンは1種類(予告演出パターン「YEP-B」
)であるため、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、群予告演出を実行すると決
定した場合、群予告演出に係る予告演出パターンとして予告演出パターン「YEP-B」
を決定する。なお、スーパーリーチとならない場合には実行有を0%の割合で決定する(
実行しないと決定する)。
図8-7(D)は、ボタン予告演出(ボタン画像の表示→押下→弱カットイン画像の表
示、または、ボタン画像の表示→押下→強カットイン画像の表示)の実行有無の決定割合
の一例である。図8-7(D)に示す例によれば、スーパーリーチはずれとなる場合には
実行有を10%の割合で決定し、スーパーリーチ大当りとなる場合には実行有を50%の
割合で決定する。なお、スーパーリーチとならない場合には実行有を0%の割合で決定す
る(実行しないと決定する)。
特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、ボタン予告演出を実行すると決定した場
合、ボタン予告演出に係る予告演出パターン(「YEP-C1」、「YEP-C2」)を
決定する。図8-7(E)は、ボタン予告演出を実行すると決定した場合におけるボタン
予告演出に係る予告演出パターン(「YEP-C1」、「YEP-C2」)の決定割合の
一例である。図8-7(E)に示す例によれば、スーパーリーチはずれとなる場合には、
予告演出パターン「YEP-C1」を90%の割合で決定し、予告演出パターン「YEP
-C2」を10%の割合で決定する。また、スーパーリーチ大当りとなる場合には、予告
演出パターン「YEP-C1」を10%の割合で決定し、予告演出パターン「YEP-C
2」を90%の割合で決定する。
図8-7(F)は、役物予告演出(役物の動作)の実行有無の決定割合の一例である。
図8-7(F)に示す例によれば、スーパーリーチはずれとなる場合には実行有を5%の
割合で決定し、スーパーリーチ大当りとなる場合には実行有を75%の割合で決定する。
また、役物予告演出に係る予告演出パターンは1種類(予告演出パターン「YEP-D」
)であるため、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、役物予告演出を実行すると
決定した場合、役物予告演出に係る予告演出パターンとして予告演出パターン「YEP-
D」を決定する。なお、スーパーリーチとならない場合には実行有を0%の割合で決定す
る(実行しないと決定する)。
図8-7によれば、スーパーリーチとなる場合には、最大4種類の予告演出が実行され
る。
なお、スーパーリーチとなるときにカットイン予告演出(弱カットイン画像の表示、ま
たは、強カットイン画像の表示)が実行される確率は、{(はずれとなる確率×はずれの
ときにスーパーリーチになる確率×スーパーリーチはずれのときにカットイン予告演出が
実行される確率)+(大当りとなる確率×大当りのときにスーパーリーチになる確率×ス
ーパーリーチ大当りのときにカットイン予告演出が実行される確率)}/{(はずれとな
る確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率)+(大当りとなる確率×大当りのと
きにスーパーリーチになる確率)}から算出すると、設定値1の場合、{(319/32
0×1%×40%)+(1/320×90%×50%)}/{(319/320×1%)
+(1/320×90%)}=約42%である。
また、スーパーリーチとなるときに群予告演出(群画像の表示)が実行される確率は、
{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率×スーパーリーチはず
れのときに群予告演出が実行される確率)+(大当りとなる確率×大当りのときにスーパ
ーリーチになる確率×スーパーリーチ大当りのときに群予告演出が実行される確率)}/
{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率)+(大当りとなる確
率×大当りのときにスーパーリーチになる確率)}から算出すると、設定値1の場合、{
(319/320×1%×20%)+(1/320×90%×50%)}/{(319/
320×1%)+(1/320×90%)}=約26%である。
また、スーパーリーチとなるときにボタン予告演出(ボタン画像の表示→押下→弱カッ
トイン画像の表示、または、ボタン画像の表示→押下→強カットイン画像の表示)が実行
される確率は、{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率×スー
パーリーチはずれのときにボタン予告演出が実行される確率)+(大当りとなる確率×大
当りのときにスーパーリーチになる確率×スーパーリーチ大当りのときにボタン予告演出
が実行される確率)}/{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確
率)+(大当りとなる確率×大当りのときにスーパーリーチになる確率)}から算出する
と、設定値1の場合、{(319/320×1%×10%)+(1/320×90%×5
0%)}/{(319/320×1%)+(1/320×90%)}=約19%である。
また、スーパーリーチとなるときに役物予告演出(役物の動作)が実行される確率は、
{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率×スーパーリーチはず
れのときに役物予告演出が実行される確率)+(大当りとなる確率×大当りのときにスー
パーリーチになる確率×スーパーリーチ大当りのときに役物予告演出が実行される確率)
}/{(はずれとなる確率×はずれのときにスーパーリーチになる確率)+(大当りとな
る確率×大当りのときにスーパーリーチになる確率)}から算出すると、設定値1の場合
、{(319/320×1%×5%)+(1/320×90%×75%)}/{(319
/320×1%)+(1/320×90%)}=約20%である。
図8-8は、アイテム画像演出について説明する説明図である。図8-9は、夫々のア
イテム画像の表示例である。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、図8-8(A
)に示すような複数種類のアイテム画像演出を実行可能である。
図8-8(A)に示した、アイテム画像演出パターン「IGEP-A」のアイテム画像
予告演出は、カットイン予告演出(YEP-A1またはYEP-A2)が実行されること
を示唆するアイテム画像Aを表示するアイテム画像演出Aである。換言すれば、アイテム
画像演出Aにおいて表示されるアイテム画像Aは、実行される予告演出の種類(具体的に
はカットイン予告演出)を特定可能である。
アイテム画像演出Aでは、アイテム画像Aの表示態様(第1~第3表示態様)により、
カットイン予告演出が実行されるかの示唆の強弱(信頼度の高低)が異なる。
具体的には、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Aは、カットイン予告演出が実
行されることを弱く示唆する弱示唆である。つまり、第1表示態様のアイテム画像Aは、
カットイン予告演出が実行されるかを低い信頼度で示唆する。図8-9(A)に示したア
イテム画像027SHIGALV1は、アイテム画像Aの第1表示態様(レベル1)の一
例である。なお、この実施の形態では、アイテム画像A(アイテム画像B~アイテム画像
Dも同様)の第1表示態様(レベル1)は青色としている。
第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Aは、カットイン予告演出が実行されること
を中程度に示唆する中示唆である。つまり、第2表示態様のアイテム画像Aは、カットイ
ン予告演出が実行されるかを中程度の信頼度で示唆する。図8-9(B)に示したアイテ
ム画像027SHIGALV2は、アイテム画像Aの第2表示態様(レベル2)の一例で
ある。なお、この実施の形態では、アイテム画像A(アイテム画像B~アイテム画像Dも
同様)の第2表示態様(レベル2)は緑色としている。
第3表示態様(レベル3)のアイテム画像Aは、カットイン予告演出が実行されること
を強く示唆する強示唆である。つまり、第3表示態様のアイテム画像Aは、カットイン予
告演出が実行されるかを強い信頼度で示唆する。図8-9(C)に示したアイテム画像0
27SHIGALV3は、アイテム画像Aの第3表示態様(レベル3)の一例である。な
お、この実施の形態では、アイテム画像A(アイテム画像B~アイテム画像Dも同様)の
第3表示態様(レベル3)は赤色としている。
図8-8(A)に示した、アイテム画像演出パターン「IGEP-B」のアイテム画像
予告演出は、群予告演出(YEP-B)が実行されることを示唆するアイテム画像Bを表
示するアイテム画像演出Bである。換言すれば、アイテム画像演出Bにおいて表示される
アイテム画像Bは、実行される予告演出の種類(具体的には群予告演出)を特定可能であ
る。
アイテム画像演出Bでは、アイテム画像Bの表示態様(第1~第3表示態様)により、
群予告演出が実行されるかの示唆の強弱(信頼度の高低)が異なる。
具体的には、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Bは、群予告演出が実行される
ことを弱く示唆する弱示唆である。つまり、第1表示態様のアイテム画像Bは、群予告演
出が実行されるかを低い信頼度で示唆する。図8-9(D)に示したアイテム画像027
SHIGBLV1は、アイテム画像Bの第1表示態様(レベル1)の一例である。
第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Bは、群予告演出が実行されることを中程度
に示唆する中示唆である。つまり、第2表示態様のアイテム画像Bは、群予告演出が実行
されるかを中程度の信頼度で示唆する。図8-9(E)に示したアイテム画像027SH
IGBLV2は、アイテム画像Bの第2表示態様(レベル2)の一例である。
第3表示態様(レベル3)のアイテム画像Bは、群予告演出が実行されることを強く示
唆する強示唆である。つまり、第3表示態様のアイテム画像Bは、群予告演出が実行され
るかを強い信頼度で示唆する。図8-9(F)に示したアイテム画像027SHIGBL
V3は、アイテム画像Bの第3表示態様(レベル3)の一例である。
図8-8(A)に示した、アイテム画像演出パターン「IGEP-C」のアイテム画像
予告演出は、ボタン予告演出(YEP-C1またはYEP-C2)が実行されることを示
唆するアイテム画像Cを表示するアイテム画像演出Cである。換言すれば、アイテム画像
演出Cにおいて表示されるアイテム画像Cは、実行される予告演出の種類(具体的にはボ
タン予告演出)を特定可能である。
アイテム画像演出Cでは、アイテム画像Cの表示態様(第1~第3表示態様)により、
ボタン予告演出が実行されるかの示唆の強弱(信頼度の高低)が異なる。
具体的には、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Cは、ボタン予告演出が実行さ
れることを弱く示唆する弱示唆である。つまり、第1表示態様のアイテム画像Cは、ボタ
ン予告演出が実行されるかを低い信頼度で示唆する。図8-9(G)に示したアイテム画
像027SHIGCLV1は、アイテム画像Cの第1表示態様(レベル1)の一例である
第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Cは、ボタン予告演出が実行されることを中
程度に示唆する中示唆である。つまり、第2表示態様のアイテム画像Cは、ボタン予告演
出が実行されるかを中程度の信頼度で示唆する。図8-9(H)に示したアイテム画像0
27SHIGCLV2は、アイテム画像Cの第2表示態様(レベル2)の一例である。
第3表示態様(レベル3)のアイテム画像Cは、ボタン予告演出が実行されることを強
く示唆する強示唆である。つまり、第3表示態様のアイテム画像Cは、ボタン予告演出が
実行されるかを強い信頼度で示唆する。図8-9(I)に示したアイテム画像027SH
IGCLV3は、アイテム画像Cの第3表示態様(レベル3)の一例である。
図8-8(A)に示した、アイテム画像演出パターン「IGEP-D」のアイテム画像
予告演出は、役物予告演出(YEP-D)が実行されることを示唆するアイテム画像Dを
表示するアイテム画像演出Dである。換言すれば、アイテム画像演出Dにおいて表示され
るアイテム画像Dは、実行される予告演出の種類(具体的には役物予告演出)を特定可能
である。
アイテム画像演出Dでは、アイテム画像Dの表示態様(第1~第3表示態様)により、
役物予告演出が実行されるかの示唆の強弱(信頼度の高低)が異なる。
具体的には、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Dは、役物予告演出が実行され
ることを弱く示唆する弱示唆である。つまり、第1表示態様のアイテム画像Dは、役物予
告演出が実行されるかを低い信頼度で示唆する。図8-9(J)に示したアイテム画像0
27SHIGDLV1は、アイテム画像Dの第1表示態様(レベル1)の一例である。
第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Dは、役物予告演出が実行されることを中程
度に示唆する中示唆である。つまり、第2表示態様のアイテム画像Dは、役物予告演出が
実行されるかを中程度の信頼度で示唆する。図8-9(K)に示したアイテム画像027
SHIGDLV2は、アイテム画像Dの第2表示態様(レベル2)の一例である。
第3表示態様(レベル3)のアイテム画像Dは、役物予告演出が実行されることを強く
示唆する強示唆である。つまり、第3表示態様のアイテム画像Dは、役物予告演出が実行
されるかを強い信頼度で示唆する。図8-9(L)に示したアイテム画像027SHIG
DLV3は、アイテム画像Dの第3表示態様(レベル3)の一例である。
特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、図8-8(A)に示したアイテム画像演
出A(IGEP-A)、アイテム画像演出B(IGEP-B)、アイテム画像演出C(I
GEP-C)、アイテム画像演出D(IGEP-D)の4種類のアイテム画像演出につい
て、4種類のうちの1種類も実行しない場合もあるし、4種類のうちの1種類のみを実行
する場合もあるし、4種類のうちの2種類を実行する場合もあるし、4種類のうちの3種
類を実行する場合もあるし、4種類の全てを実行する場合もある。
また、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、アイテム画像演出において表示す
るアイテム画像の表示態様を変化させることが可能である。換言すれば、特徴部027S
Hに係るパチンコ遊技機1は、アイテム画像の表示態様を変化させるアイテム画像演出を
実行可能である。例えば、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、アイテム画像演
出Aの実行中にアイテム画像Aの表示態様を第1表示態様(レベル1)から第2表示態様
(レベル2)に変化させることが可能である。換言すれば、特徴部027SHに係るパチ
ンコ遊技機1は、アイテム画像Aの表示態様を第1表示態様(レベル1)から第2表示態
様(レベル2)に変化させるアイテム画像演出Aを実行可能である。アイテム画像演出B
やアイテム画像演出Cやアイテム画像演出Dについても同様である。
図8-8(B)は、アイテム画像演出実行態様パターンの内容である。アイテム画像演
出実行態様パターンは、夫々のアイテム画像演出(アイテム画像演出A、アイテム画像演
出B、アイテム画像演出C、アイテム画像演出D)に共通するものであり、夫々のアイテ
ム画像演出毎にいずれかのアイテム画像演出実行態様パターンが決定される(詳細は後述
)。
図8-8(B)に示した、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP1」は、ア
イテム画像演出を実行しないアイテム画像演出実行態様パターンである。アイテム画像演
出実行態様パターン「IGEGP1」は、アイテム画像演出を実行しないため、アイテム
画像は表示しない。
図8-8(B)に示した、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」は、ア
イテム画像演出を実行するアイテム画像演出実行態様パターンであって、アイテム画像の
表示態様を第1表示態様(レベル1)のまま変化させないアイテム画像演出実行態様パタ
ーンである。
図8-8(B)に示した、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」は、ア
イテム画像演出を実行するアイテム画像演出実行態様パターンであって、アイテム画像の
表示態様を第1表示態様(レベル1)から第2表示態様(レベル2)に変化させるアイテ
ム画像演出実行態様パターンである。
図8-8(B)に示した、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」は、ア
イテム画像演出を実行するアイテム画像演出実行態様パターンであって、アイテム画像の
表示態様を第1表示態様(レベル1)から第2表示態様(レベル2)に変化させ、更に、
第2表示態様(レベル2)から第3表示態様(レベル3)に変化させるアイテム画像演出
実行態様パターンである。
図8-8(B)に示した、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP5」は、ア
イテム画像演出を実行するアイテム画像演出実行態様パターンであって、アイテム画像の
表示態様を第1表示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化させるアイテ
ム画像演出実行態様パターンである。
従って、詳細は後述するが、例えば、アイテム画像演出A(IGEP-A)についてア
イテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決定され、アイテム画像演出B(I
GEP-B)についてアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP1」が決定され、
アイテム画像演出C(IGEP-C)についてアイテム画像演出実行態様パターン「IG
EGP2」が決定され、アイテム画像演出D(IGEP-D)についてアイテム画像演出
実行態様パターン「IGEGP5」が決定された場合には、アイテム画像Aの表示態様を
第1表示態様(レベル1)から第2表示態様(レベル2)に変化させるアイテム画像演出
A(IGEP-A)と、アイテム画像Cの表示態様を第1表示態様(レベル1)のまま変
化させないアイテム画像演出C(IGEP-C)と、アイテム画像Dの表示態様を第1表
示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化させるアイテム画像演出D(I
GEP-D)と、が実行されることとなる(アイテム画像演出Bは実行されないこととな
る)。
図8-10は、アイテム画像演出の決定割合等について説明する説明図である。図8-
10(A)及び図8-10(B)は、アイテム画像演出A(IGEP-A)のアイテム画
像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。具体的には、図8-10(A)は、ス
ーパーリーチにおいて、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)を実行する
場合におけるアイテム画像演出A(IGEP-A)のアイテム画像演出実行態様パターン
の決定割合の一例である。図8-10(B)は、スーパーリーチにおいて、カットイン予
告演出(YEP-A1、YEP-A2)を実行しない場合におけるアイテム画像演出A(
IGEP-A)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。
図8-10(C)及び図8-10(D)は、アイテム画像演出B(IGEP-B)のア
イテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。具体的には、図8-10(C
)は、スーパーリーチにおいて、群予告演出(YEP-B)を実行する場合におけるアイ
テム画像演出B(IGEP-B)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例
である。図8-10(D)は、スーパーリーチにおいて、群予告演出(YEP-B)を実
行しない場合におけるアイテム画像演出B(IGEP-B)のアイテム画像演出実行態様
パターンの決定割合の一例である。
図8-10(E)及び図8-10(F)は、アイテム画像演出C(IGEP-C)のア
イテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。具体的には、図8-10(E
)は、スーパーリーチにおいて、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)を実行
する場合におけるアイテム画像演出C(IGEP-C)のアイテム画像演出実行態様パタ
ーンの決定割合の一例である。図8-10(F)は、スーパーリーチにおいて、ボタン予
告演出(YEP-C1、YEP-C2)を実行しない場合におけるアイテム画像演出C(
IGEP-C)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。
図8-10(G)及び図8-10(H)は、アイテム画像演出D(IGEP-D)のア
イテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一例である。具体的には、図8-10(G
)は、スーパーリーチにおいて、役物予告演出(YEP-D)を実行する場合におけるア
イテム画像演出D(IGEP-D)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合の一
例である。図8-10(H)は、スーパーリーチにおいて、役物予告演出(YEP-D)
を実行しない場合におけるアイテム画像演出D(IGEP-D)のアイテム画像演出実行
態様パターンの決定割合の一例である。
図8-10によれば、アイテム画像Aを表示してカットイン予告演出の実行を示唆する
アイテム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターン(つまり、アイテム画像演出A
が実行されるかや、アイテム画像演出Aが実行される場合のアイテム画像Aの表示態様)
は、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)の実行有無によって決定される
。また、アイテム画像Bを表示して群予告演出の実行を示唆するアイテム画像演出Bのア
イテム画像演出実行態様パターン(つまり、アイテム画像演出Bが実行されるかや、アイ
テム画像演出Bが実行される場合のアイテム画像Bの表示態様)は、群予告演出(YEP
-B)の実行有無によって決定される。また、アイテム画像Cを表示してボタン予告演出
の実行を示唆するアイテム画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターン(つまり、ア
イテム画像演出Cが実行されるかや、アイテム画像演出Cが実行される場合のアイテム画
像Cの表示態様)は、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)の実行有無によっ
て決定される。また、アイテム画像Dを表示して役物予告演出の実行を示唆するアイテム
画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターン(つまり、アイテム画像演出Dが実行さ
れるかや、アイテム画像演出Dが実行される場合のアイテム画像Dの表示態様)は、役物
予告演出(YEP-D)の実行有無によって決定される。
具体例として、アイテム画像演出Aにおいて表示されるアイテム画像Aの表示態様別の
カットイン予告演出の示唆の信頼度、アイテム画像演出Cにおいて表示されるアイテム画
像Cの表示態様別のボタン予告演出の示唆の信頼度について説明する。
(アイテム画像Aの表示態様別のカットイン予告演出の示唆の信頼度)
図8-10(A)、図8-10(B)によれば、アイテム画像Aの最終的な表示態様が
第3表示態様(レベル3)となるのはアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4
」が決定された場合である。カットイン予告演出を実行する場合には50%の割合でアイ
テム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」が決定され(図8-10(A))、カッ
トイン予告演出を実行しない場合には10%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン
「IGEGP4」が決定される(図8-10(B))。スーパーリーチにおいてアイテム
画像Aの最終的な表示態様が第3表示態様である場合のカットイン予告演出の信頼度は、
例えば、(スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行されるときに第3表示態様
のアイテム画像Aが最終的に表示される確率)×(スーパーリーチにおいてカットイン予
告演出が実行される確率)/{スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行される
ときに第3表示態様のアイテム画像Aが最終的に表示される確率)×(スーパーリーチに
おいてカットイン予告演出が実行される確率)+(スーパーリーチにおいてカットイン予
告演出が実行されないときに第3表示態様のアイテム画像Aが最終的に表示される確率)
×(スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行されない確率)}によって算出さ
れる。スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行される確率として設定値1にお
ける42%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Aの最終的な表示態様が
第3表示態様である場合のカットイン予告演出の信頼度は、(50%×42%)/{(5
0%×42%)+(10%×58%)}=約78%である。
アイテム画像Aの最終的な表示態様が第2表示態様(レベル2)となるのはアイテム画
像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決定された場合である。カットイン予告演出
を実行する場合には30%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」
が決定され(図8-10(A))、カットイン予告演出を実行しない場合には20%の割
合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決定される(図8-10(B
))。従って、スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行される確率として設定
値1における42%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Aの最終的な表
示態様が第2表示態様である場合のカットイン予告演出の信頼度は、(30%×42%)
/{(30%×42%)+(20%×58%)}=約52%である。
アイテム画像Aの最終的な表示態様が第1表示態様(レベル1)となるのはアイテム画
像演出実行態様パターン「IGEGP2」が決定された場合である。カットイン予告演出
を実行する場合には20%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」
が決定され(図8-10(A))、カットイン予告演出を実行しない場合には60%の割
合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」が決定される(図8-10(B
))。従って、スーパーリーチにおいてカットイン予告演出が実行される確率として設定
値1における42%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Aの最終的な表
示態様が第1表示態様である場合のカットイン予告演出の信頼度は、(20%×42%)
/{(20%×42%)+(60%×58%)}=約19%である。
(アイテム画像Cの表示態様別のボタン予告演出の示唆の信頼度)
図8-10(E)、図8-10(F)によれば、アイテム画像Cの最終的な表示態様が
第3表示態様(レベル3)となるのはアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4
」又は「IGEGP5」が決定された場合である。ボタン予告演出を実行する場合には合
計70%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」又は「IGEGP
5」が決定され(図8-10(E))、ボタン予告演出を実行しない場合には5%の割合
でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」が決定される(図8-10(F)
)。スーパーリーチにおいてアイテム画像Cの最終的な表示態様が第3表示態様である場
合のボタン予告演出の信頼度は、例えば、(スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実
行されるときに第3表示態様のアイテム画像Cが最終的に表示される確率)×(スーパー
リーチにおいてボタン予告演出が実行される確率)/{スーパーリーチにおいてボタン予
告演出が実行されるときに第3表示態様のアイテム画像Cが最終的に表示される確率)×
(スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実行される確率)+(スーパーリーチにおい
てボタン予告演出が実行されないときに第3表示態様のアイテム画像Cが最終的に表示さ
れる確率)×(スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実行されない確率)}によって
算出される。スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実行される確率として設定値1に
おける19%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Cの最終的な表示態様
が第3表示態様である場合のボタン予告演出の信頼度は、(70%×19%)/{(70
%×19%)+(5%×81%)}=約77%である。
アイテム画像Cの最終的な表示態様が第2表示態様(レベル2)となるのはアイテム画
像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決定された場合である。ボタン予告演出を実
行する場合には15%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決
定され(図8-10(E))、ボタン予告演出を実行しない場合には10%の割合でアイ
テム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」が決定される(図8-10(F))。従
って、スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実行される確率として設定値1における
19%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Cの最終的な表示態様が第2
表示態様である場合のボタン予告演出の信頼度は、(15%×19%)/{(15%×1
9%)+(10%×81%)}=約26%である。
アイテム画像Cの最終的な表示態様が第1表示態様(レベル1)となるのはアイテム画
像演出実行態様パターン「IGEGP2」が決定された場合である。ボタン予告演出を実
行する場合には10%の割合でアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」が決
定され(図8-10(E))、ボタン予告演出を実行しない場合には65%の割合でアイ
テム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」が決定される(図8-10(F))。従
って、スーパーリーチにおいてボタン予告演出が実行される確率として設定値1における
19%を用いた場合、スーパーリーチにおいてアイテム画像Cの最終的な表示態様が第1
表示態様である場合のボタン予告演出の信頼度は、(10%×19%)/{(10%×1
9%)+(65%×81%)}=約3.5%である。
図8-11は、各種のタイミングを説明する説明図である。具体的には、図8-11は
、スーパーリーチとなる可変表示における、各種アイテム画像の表示タイミング、各種予
告演出の実行タイミング等を説明する説明図である。
図8-11において、T0は可変表示中の開始タイミングである。T1は、スーパーリ
ーチに発展するタイミングである。
T2は、アイテム画像演出Aが実行される場合において第1表示態様(レベル1)のア
イテム画像A(図8-9(A)参照)が表示されるタイミングである。アイテム画像演出
Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」~「IGEGP5」のいずれ
かである場合には、当該T2においてアイテム画像Aが第1表示態様(レベル1)にて表
示される。
T3は、アイテム画像演出Bが実行される場合において第1表示態様(レベル1)のア
イテム画像B(図8-9(D)参照)が表示されるタイミングである。アイテム画像演出
Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」~「IGEGP5」のいずれ
かである場合には、当該T3においてアイテム画像Bが第1表示態様(レベル1)にて表
示される。
T4は、アイテム画像演出Cが実行される場合において第1表示態様(レベル1)のア
イテム画像C(図8-9(G)参照)が表示されるタイミングである。アイテム画像演出
Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」~「IGEGP5」のいずれ
かである場合には、当該T4においてアイテム画像Cが第1表示態様(レベル1)にて表
示される。
T5は、アイテム画像演出Dが実行される場合において第1表示態様(レベル1)のア
イテム画像D(図8-9(J)参照)が表示されるタイミングである。アイテム画像演出
Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」~「IGEGP5」のいずれ
かである場合には、当該T5においてアイテム画像Dが第1表示態様(レベル1)にて表
示される。
T6は、アイテム画像演出Aが実行される場合において第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像A(図8-9(B)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテム
画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP3」又は「IGEGP4
」である場合に、当該T6においてアイテム画像演出Aの表示態様が第1表示態様(レベ
ル1)から第2表示態様(レベル2)に変化する。なお、アイテム画像演出Aのアイテム
画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」又は「IGEGP5」である場合には、当
該T6においてアイテム画像演出Aの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。
T7は、アイテム画像演出Bが実行される場合において第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像B(図8-9(E)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテム
画像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP3」又は「IGEGP4
」である場合に、当該T7においてアイテム画像演出Bの表示態様が第1表示態様(レベ
ル1)から第2表示態様(レベル2)に変化する。なお、アイテム画像演出Bのアイテム
画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」又は「IGEGP5」である場合には、当
該T7においてアイテム画像演出Bの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。
T8は、アイテム画像演出Cが実行される場合において第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像C(図8-9(H)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテム
画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP3」又は「IGEGP4
」である場合に、当該T8においてアイテム画像演出Cの表示態様が第1表示態様(レベ
ル1)から第2表示態様(レベル2)に変化する。なお、アイテム画像演出Cのアイテム
画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」又は「IGEGP5」である場合には、当
該T8においてアイテム画像演出Cの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。
T9は、アイテム画像演出Dが実行される場合において第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像D(図8-9(K)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテム
画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP3」又は「IGEGP4
」である場合に、当該T9においてアイテム画像演出Dの表示態様が第1表示態様(レベ
ル1)から第2表示態様(レベル2)に変化する。なお、アイテム画像演出Cのアイテム
画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」又は「IGEGP5」である場合には、当
該T8においてアイテム画像演出Dの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。
T10は、アイテム画像演出Aが実行される場合において第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像A(図8-9(C)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテ
ム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP4」である場合に、当
該T10においてアイテム画像演出Aの表示態様が第2表示態様(レベル2)から第3表
示態様(レベル3)に変化し、アイテム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターン
が「IGEGP5」である場合に、当該T10においてアイテム画像演出Aの表示態様が
第1表示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化する。なお、アイテム画
像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には、当該
T10においてアイテム画像演出Aの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。また、アイテム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP3」である場合には、当該T10においてアイテム画像演出Aの表示態様は変化
しない(第2表示態様(レベル2)のままとなる)。
T11は、アイテム画像演出Bが実行される場合において第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像B(図8-9(F)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテ
ム画像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP4」である場合に、当
該T11においてアイテム画像演出Bの表示態様が第2表示態様(レベル2)から第3表
示態様(レベル3)に変化し、アイテム画像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターン
が「IGEGP5」である場合に、当該T11においてアイテム画像演出Bの表示態様が
第1表示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化する。なお、アイテム画
像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には、当該
T11においてアイテム画像演出Bの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。また、アイテム画像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP3」である場合には、当該T11においてアイテム画像演出Bの表示態様は変化
しない(第2表示態様(レベル2)のままとなる)。
T12は、アイテム画像演出Cが実行される場合において第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像C(図8-9(I)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテ
ム画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP4」である場合に、当
該T12においてアイテム画像演出Cの表示態様が第2表示態様(レベル2)から第3表
示態様(レベル3)に変化し、アイテム画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターン
が「IGEGP5」である場合に、当該T12においてアイテム画像演出Cの表示態様が
第1表示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化する。なお、アイテム画
像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には、当該
T12においてアイテム画像演出Cの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。また、アイテム画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP3」である場合には、当該T12においてアイテム画像演出Cの表示態様は変化
しない(第2表示態様(レベル2)のままとなる)。
T13は、アイテム画像演出Dが実行される場合において第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像D(図8-9(L)参照)が表示されるタイミングである。例えば、アイテ
ム画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP4」である場合に、当
該T13においてアイテム画像演出Dの表示態様が第2表示態様(レベル2)から第3表
示態様(レベル3)に変化し、アイテム画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターン
が「IGEGP5」である場合に、当該T13においてアイテム画像演出Dの表示態様が
第1表示態様(レベル1)から第3表示態様(レベル3)に変化する。なお、アイテム画
像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には、当該
T13においてアイテム画像演出Dの表示態様は変化しない(第1表示態様(レベル1)
のままとなる)。また、アイテム画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP3」である場合には、当該T13においてアイテム画像演出Dの表示態様は変化
しない(第2表示態様(レベル2)のままとなる)。
T14は、アイテム画像Aの消去タイミング(アイテムとして使われるタイミング)で
ある。つまり、アイテム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP
2」である場合には表示中の第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Aを消去し、アイ
テム画像演出Aのアイテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP3」である場合には
表示中の第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Aを消去し、アイテム画像演出Aのア
イテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP4」又は「IGEGP5」である場合に
は表示中の第3表示態様(レベル3)のアイテム画像Aを消去する。
また、T14は、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)を実行するかを
煽る煽り演出の実行を開始するタイミングでもある。T15は、上記煽り演出の実行を終
了するタイミングである。つまり、T14~T15は、上記煽り演出の実行期間である。
また、T15は、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)の実行を開始す
るタイミングでもある。T16は、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)
の実行を終了するタイミングである。つまり、T15~T16は、カットイン予告演出(
YEP-A1、YEP-A2)の実行期間である。
T17は、アイテム画像Bの消去タイミングである。つまり、アイテム画像演出Bのア
イテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には表示中の第1表示態
様(レベル1)のアイテム画像Bを消去し、アイテム画像演出Bのアイテム画像演出実行
態様パターンが「IGEGP3」である場合には表示中の第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像Bを消去し、アイテム画像演出Bのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP4」又は「IGEGP5」である場合には表示中の第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像Bを消去する。
また、T17は、群予告演出(YEP-B)を実行するかを煽る煽り演出の実行を開始
するタイミングでもある。T18は、上記煽り演出の実行を終了するタイミングである。
つまり、T17~T18は、上記煽り演出の実行期間である。
また、T18は、群予告演出(YEP-B)の実行を開始するタイミングでもある。T
19は、群予告演出(YEP-B)の実行を終了するタイミングである。つまり、T18
~T19は、群予告演出(YEP-B)の実行期間である。
T20は、アイテム画像Cの消去タイミングである。つまり、アイテム画像演出Cのア
イテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には表示中の第1表示態
様(レベル1)のアイテム画像Cを消去し、アイテム画像演出Cのアイテム画像演出実行
態様パターンが「IGEGP3」である場合には表示中の第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像Cを消去し、アイテム画像演出Cのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP4」又は「IGEGP5」である場合には表示中の第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像Cを消去する。
また、T20は、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)を実行するかを煽る
煽り演出の実行を開始するタイミングでもある。T21は、上記煽り演出の実行を終了す
るタイミングである。つまり、T20~T21は、上記煽り演出の実行期間である。
また、T21は、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)の実行を開始するタ
イミングでもある。T22は、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)の実行を
終了するタイミングである。つまり、T21~T22は、ボタン予告演出(YEP-C1
、YEP-C2)の実行期間である。
T23は、アイテム画像Dの消去タイミングである。つまり、アイテム画像演出Dのア
イテム画像演出実行態様パターンが「IGEGP2」である場合には表示中の第1表示態
様(レベル1)のアイテム画像Dを消去し、アイテム画像演出Dのアイテム画像演出実行
態様パターンが「IGEGP3」である場合には表示中の第2表示態様(レベル2)のア
イテム画像Dを消去し、アイテム画像演出Dのアイテム画像演出実行態様パターンが「I
GEGP4」又は「IGEGP5」である場合には表示中の第3表示態様(レベル3)の
アイテム画像Dを消去する。
また、T23は、役物予告演出(YEP-D)を実行するかを煽る煽り演出の実行を開
始するタイミングでもある。T24は、上記煽り演出の実行を終了するタイミングである
。つまり、T23~T24は、上記煽り演出の実行期間である。
また、T24は、役物予告演出(YEP-D)の実行を開始するタイミングでもある。
T25は、役物予告演出(YEP-D)の実行を終了するタイミングである。つまり、T
24~T25は、役物予告演出(YEP-D)の実行期間である。
図8-12及び図8-13は、各種のタイミングの具体例である。図8-12(A)は
、予告演出としてはカットイン予告演出(YEP-A1)のみが実行され、アイテム画像
演出としてはアイテム画像演出A(IGEP-A)のみがアイテム画像演出実行態様パタ
ーン「IGEGP4」で実行される場合(つまり、アイテム画像演出B(IGEP-B)
、アイテム画像演出C(IGEP-C)及びアイテム画像演出D(IGEP-D)はアイ
テム画像演出実行態様パターン「IGEGP1」である場合)における、アイテム画像A
の表示タイミング、カットイン予告演出(YEP-A1)の実行タイミング等を説明する
説明図である。
図8-12(A)において、T2~T6は、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像
Aが表示されている期間である。T6~T10は、第2表示態様(レベル2)のアイテム
画像Aが表示されている期間である。T10~T14は、第3表示態様(レベル3)のア
イテム画像Aが表示されている期間である。T14~T15は、カットイン予告演出を実
行するかを煽る煽り演出の実行期間である。T15~T16は、カットイン予告演出(Y
EP-A1)の実行期間、すなわち、弱カットイン画像027SHYKE-JCI(図8
-5(A)参照)が表示されている期間である。
図8-12(B)は、予告演出としては何も実行せず、アイテム画像演出としてはアイ
テム画像演出A(IGEP-A)、アイテム画像演出C(IGEP-C)、アイテム画像
演出D(IGEP-D)の夫々がアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」で
実行される場合(アイテム画像演出B(IGEP-B)はアイテム画像演出実行態様パタ
ーン「IGEGP1」である場合)における、アイテム画像A、アイテム画像C、アイテ
ム画像Dの表示タイミング等を説明する説明図である。
図8-12(B)において、T2~T14は、第1表示態様(レベル1)のアイテム画
像Aが表示されている期間である。T14~T15は、カットイン予告演出を実行するか
を煽る煽り演出の実行期間である。なお、当該煽り演出の後にカットイン予告演出は実行
されない。T4~T20は、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Cが表示されてい
る期間である。T20~T21は、ボタン予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行期
間である。なお、当該煽り演出の後にはボタン予告演出は実行されない。T5~T23は
、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Dが表示されている期間である。T23~T
24は、役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行期間である。なお、当該煽り演
出の後には役物予告演出は実行されない。
図8-13(A)は、予告演出としてはカットイン予告演出(YEP-A1)、群予告
演出(YEP-B)、ボタン予告演出(YEP-C1)が実行され、アイテム画像演出と
してはアイテム画像演出A(IGEP-A)、アイテム画像演出B(IGEP-B)の夫
々がアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」で実行され、アイテム画像演出
C(IGEP-C)がアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」で実行され、
アイテム画像演出D(IGEP-D)がアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP
2」で実行される場合における、アイテム画像A、アイテム画像B、アイテム画像C、ア
イテム画像Dの表示タイミング、カットイン予告演出(YEP-A1)、群予告演出(Y
EP-B)、ボタン予告演出(YEP-C1)の実行タイミング等を説明する説明図であ
る。
図8-13(A)において、T14~T15は、カットイン予告演出を実行するかを煽
る煽り演出の実行期間である。アイテム画像AはT14において消去されるが、消去され
る直前のアイテム画像Aの表示態様は第2表示態様(レベル2)である。T15~T16
は、カットイン予告演出(YEP-A1)の実行期間、すなわち、弱カットイン画像02
7SHYKE-JCI(図8-5(A)参照)が表示されている期間である。T17~T
18は、群予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行期間である。アイテム画像BはT
17において消去されるが、消去される直前のアイテム画像Bの表示態様は第2表示態様
(レベル2)である。T18~T19は、群予告演出(YEP-B)の実行期間、すなわ
ち、群画像027SHYKE-GN(図8-5(C)参照)が表示されている期間である
。T20~T21は、ボタン予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行期間である。ア
イテム画像CはT20において消去されるが、消去される直前のアイテム画像Cの表示態
様は第3表示態様(レベル3)である。T21~T22は、ボタン予告演出(YEP-C
1)の実行期間、すなわち、ボタン画像027SHYKE-BU(図8-6(A)参照)
が表示される(ボタン画像027SHYKE-BUの表示中にプッシュボタン31Bが操
作された場合にはボタン画像027SHYKE-BUに代えて弱カットイン画像027S
HYKE-JCI(図8-6(B)参照)が表示される)期間である。T23~T24は
、役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行期間である。アイテム画像DはT23
において消去されるが、消去される直前のアイテム画像Dの表示態様は第1表示態様(レ
ベル1)である。なお、当該煽り演出の後には役物予告演出は実行されない。
図8-13(B)は、予告演出としてはボタン予告演出(YEP-C2)、役物予告演
出(YEP-D)が実行され、アイテム画像演出としてはアイテム画像演出C(IGEP
-C)のみがアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP5」で実行される場合(つ
まり、アイテム画像演出A(IGEP-A)、アイテム画像演出B(IGEP-B)及び
アイテム画像演出D(IGEP-D)はアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP
1」である場合)における、アイテム画像Cの表示タイミング、役物予告演出(YEP-
D)の実行タイミング等を説明する説明図である。
図8-13(B)において、T4~T12は、第1表示態様(レベル1)のアイテム画
像Cが表示されている期間である。T12~T20は、第3表示態様(レベル3)のアイ
テム画像Cが表示されている期間である。T20~T21は、ボタン予告演出を実行する
かを煽る煽り演出の実行期間である。T21~T22は、ボタン予告演出(YEP-C2
)の実行期間、すなわち、ボタン画像027SHYKE-BU(図8-6(C)参照)が
表示される(ボタン画像027SHYKE-BUの表示中にプッシュボタン31Bが操作
された場合にはボタン画像027SHYKE-BUに代えて強カットイン画像027SH
YKE-KCI(図8-6(D)参照)が表示される)期間である。T24~T25は、
役物予告演出(YEP-D)の実行期間、すなわち、可動体027SH32を動作させる
期間(図8-6(E)~図8-6(G)参照)である。なお、図8-13(B)の例では
、役物予告演出が実行されるかを示唆するアイテム画像Dの表示も、役物予告演出を実行
するかを煽る煽り演出の実行もなく、役物予告演出(YEP-D)が実行されている。具
体的には、役物予告演出が実行される場合においてアイテム画像演出実行態様パターン「
IGEGP1」が決定された場合(図8-10(G)参照)、役物予告演出が実行される
かを示唆するアイテム画像Dの表示も、役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行
もなく、役物予告演出(YEP-D)が実行されることになる。
図8-14及び図8-15は、図7に示す演出制御プロセス処理におけるS171の可
変表示開始設定処理において実行される演出決定処理(予告演出、アイテム画像演出等を
決定する演出決定処理)の一例を示すフローチャートである。なお、図8-15のフロー
チャートは、図8-14のフローチャートの続きである。
図8-14に示す演出決定処理において、演出制御用CPU120は、変動パターンに
基づいてカットイン予告演出の実行有無を決定する(ステップ027SHS100)。例
えば、図8-7(A)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパ
ーリーチはずれ(変動パターン#13、#14のいずれか)であれば実行有を40%の割
合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大当り(変動パターン#17、#18のいず
れか)であれば実行有を50%の割合で決定し、変動パターンが上記以外(変動パターン
#10、#11、#12、#15、#16のいずれか)であれば実行有を0%の割合で決
定する。
ステップ027SHS100に続いて、演出制御用CPU120は、カットイン予告演
出について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ027SHS101)。カット
イン予告演出について実行有と決定した場合(ステップ027SHS101;YES)、
ステップ027SHS102に進む。カットイン予告演出について実行有と決定しなかっ
た場合(ステップ027SHS101;NO)、ステップ027SHS105に進む。
ステップ027SHS101(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいてカットイン予告演出の種類(つまり予告演出パターン)を決定する(ス
テップ027SHS102)。例えば、図8-7(B)に示すように、演出制御用CPU
120は、変動パターンがスーパーリーチはずれであれば、予告演出パターン「YEP-
A1」を80%で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」を20%で決定する。また
、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチ大当りであれば、予告演出
パターン「YEP-A1」を20%で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」を80
%で決定する。
ステップ027SHS102に続いて、演出制御用CPU120は、ステップ027S
HS102にて決定したカットイン予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「Y
EP-A1」又は予告演出パターン「YEP-A2」)を設定する(ステップ027SH
S103)。
ステップ027SHS103に続いて、演出制御用CPU120は、カットイン予告演
出を実行する場合として、アイテム画像演出A(IGEP-A)の実行態様(アイテム画
像演出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS104)。例えば、図8-
10(A)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パター
ン「IGEGP1」を0%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」を20
%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を30%、アイテム画像演出実
行態様パターン「IGEGP4」を50%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGE
GP5」を0%の割合で決定する。
ステップ027SHS101(NO)に続いて、演出制御用CPU120は、カットイ
ン予告演出を実行しない場合として、アイテム画像演出A(IGEP-A)の実行態様(
アイテム画像演出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS105)。例え
ば、図8-10(B)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行
態様パターン「IGEGP1」を10%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEG
P2」を60%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を20%、アイテ
ム画像演出実行態様パターン「IGEGP4」を10%、アイテム画像演出実行態様パタ
ーン「IGEGP5」を0%の割合で決定する。
ステップ027SHS104又はステップ027SHS105に続いて、演出制御用C
PU120は、ステップ027SHS104又はステップ027SHS105にて決定し
たアイテム画像演出A(IGEP-A)のアイテム画像演出実行態様パターンを設定する
(ステップ027SHS106)。
ステップ027SHS106に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて群予告演出の実行有無を決定する(ステップ027SHS110)。例えば、図8
-7(C)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチは
ずれであれば実行有を20%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大当りであ
れば実行有を50%の割合で決定し、変動パターンが上記以外であれば実行有を0%の割
合で決定する。
ステップ027SHS110に続いて、演出制御用CPU120は、群予告演出につい
て実行有と決定したか否かを判定する(ステップ027SHS111)。群予告演出につ
いて実行有と決定した場合(ステップ027SHS111;YES)、ステップ027S
HS113に進む。カットイン予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステップ
027SHS111;NO)、ステップ027SHS115に進む。
ステップ027SHS111に続いて、演出制御用CPU120は、群予告演出の予告
演出パターン「YEP-B」を設定する(ステップ027SHS113)。
ステップ027SHS113に続いて、演出制御用CPU120は、群予告演出を実行
する場合として、アイテム画像演出B(IGEP-B)の実行態様(アイテム画像演出実
行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS114)。例えば、図8-10(C
)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パターン「IG
EGP1」を0%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」を20%、アイ
テム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を30%、アイテム画像演出実行態様パ
ターン「IGEGP4」を45%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP5」
を5%の割合で決定する。
ステップ027SHS111(NO)に続いて、演出制御用CPU120は、群予告演
出を実行しない場合として、アイテム画像演出B(IGEP-B)の実行態様(アイテム
画像演出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS115)。例えば、図8
-10(D)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パタ
ーン「IGEGP1」を10%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」を
60%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を20%、アイテム画像演
出実行態様パターン「IGEGP4」を10%、アイテム画像演出実行態様パターン「I
GEGP5」を0%の割合で決定する。
ステップ027SHS114又はステップ027SHS115に続いて、演出制御用C
PU120は、ステップ027SHS114又はステップ027SHS115にて決定し
たアイテム画像演出B(IGEP-B)のアイテム画像演出実行態様パターンを設定する
(ステップ027SHS116)。
ステップ027SHS116に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいてボタン予告演出の実行有無を決定する(ステップ027SHS120)。例えば、
図8-7(D)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリー
チはずれであれば実行有を10%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大当り
であれば実行有を50%の割合で決定し、変動パターンが上記以外であれば実行有を0%
の割合で決定する。
ステップ027SHS120に続いて、演出制御用CPU120は、ボタン予告演出に
ついて実行有と決定したか否かを判定する(ステップ027SHS121)。ボタン予告
演出について実行有と決定した場合(ステップ027SHS121;YES)、ステップ
027SHS122に進む。ボタン予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステ
ップ027SHS121;NO)、ステップ027SHS125に進む。
ステップ027SHS121(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいてボタン予告演出の種類(つまり予告演出パターン)を決定する(ステッ
プ027SHS122)。例えば、図8-7(E)に示すように、演出制御用CPU12
0は、変動パターンがスーパーリーチはずれであれば、予告演出パターン「YEP-C1
」を90%で決定し、予告演出パターン「YEP-C2」を10%で決定する。また、演
出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチ大当りであれば、予告演出パタ
ーン「YEP-C1」を10%で決定し、予告演出パターン「YEP-C2」を90%で
決定する。
ステップ027SHS122に続いて、演出制御用CPU120は、ステップ027S
HS122にて決定したボタン予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP
-C1」又は予告演出パターン「YEP-C2」)を設定する(ステップ027SHS1
23)。
ステップ027SHS123に続いて、演出制御用CPU120は、ボタン予告演出を
実行する場合として、アイテム画像演出C(IGEP-C)の実行態様(アイテム画像演
出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS124)。例えば、図8-10
(E)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パターン「
IGEGP1」を5%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」を10%、
アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を15%、アイテム画像演出実行態
様パターン「IGEGP4」を60%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP
5」を10%の割合で決定する。
ステップ027SHS121(NO)に続いて、演出制御用CPU120は、ボタン予
告演出を実行しない場合として、アイテム画像演出C(IGEP-C)の実行態様(アイ
テム画像演出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS125)。例えば、
図8-10(F)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様
パターン「IGEGP1」を20%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2
」を65%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を10%、アイテム画
像演出実行態様パターン「IGEGP4」を5%、アイテム画像演出実行態様パターン「
IGEGP5」を0%の割合で決定する。
ステップ027SHS124又はステップ027SHS125に続いて、演出制御用C
PU120は、ステップ027SHS124又はステップ027SHS125にて決定し
たアイテム画像演出C(IGEP-C)のアイテム画像演出実行態様パターンを設定する
(ステップ027SHS126)。
ステップ027SHS126に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて役物予告演出の実行有無を決定する(ステップ027SHS130)。例えば、図
8-7(F)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチ
はずれであれば実行有を5%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大当りであ
れば実行有を75%の割合で決定し、変動パターンが上記以外であれば実行有を0%の割
合で決定する。
ステップ027SHS130に続いて、演出制御用CPU120は、役物予告演出につ
いて実行有と決定したか否かを判定する(ステップ027SHS131)。役物予告演出
について実行有と決定した場合(ステップ027SHS131;YES)、ステップ02
7SHS133に進む。役物予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステップ0
27SHS131;NO)、ステップ027SHS135に進む。
ステップ027SHS131に続いて、演出制御用CPU120は、役物予告演出の予
告演出パターン「YEP-D」を設定する(ステップ027SHS133)。
ステップ027SHS133に続いて、演出制御用CPU120は、役物予告演出を実
行する場合として、アイテム画像演出D(IGEP-D)の実行態様(アイテム画像演出
実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS134)。例えば、図8-10(
G)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パターン「I
GEGP1」を10%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」を5%、ア
イテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を15%、アイテム画像演出実行態様
パターン「IGEGP4」を60%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP5
」を10%の割合で決定する。
ステップ027SHS131(NO)に続いて、演出制御用CPU120は、役物予告
演出を実行しない場合として、アイテム画像演出D(IGEP-D)の実行態様(アイテ
ム画像演出実行態様パターン)を決定する(ステップ027SHS135)。例えば、図
8-10(H)に示すように、演出制御用CPU120は、アイテム画像演出実行態様パ
ターン「IGEGP1」を20%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」
を74%、アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP3」を4%、アイテム画像演
出実行態様パターン「IGEGP4」を2%、アイテム画像演出実行態様パターン「IG
EGP5」を0%の割合で決定する。
ステップ027SHS134又はステップ027SHS135に続いて、演出制御用C
PU120は、ステップ027SHS134又はステップ027SHS135にて決定し
たアイテム画像演出B(IGEP-D)のアイテム画像演出実行態様パターンを設定する
(ステップ027SHS136)。そして、本フローチャートは終了する。
図8-16~図8-20は、特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。具体
的には、図8-16~図8-20は、図8-12(A)に示した例における、主要な場面
を一例として示したものであり、図8-16(A)→図8-16(B)→図8-16(C
)→図8-17(A)→図8-17(B)→図8-17(C)→図8-18(A)→図8
-18(B)→図8-18(C)→図8-19(A)→図8-19(B)→図8-19(
C)→図8-20(A)→図8-20(B)→図8-20(C)の順に遷移する。
図8-16(A)は、可変表示においてリーチとなった場面である。図8-16(B)
は、スーパーリーチに発展した場面(図8-11のT1の場面)である。図8-16(C
)は、スーパーリーチ演出の冒頭の場面(図8-11のT1の直後の場面)である。
図8-17(A)は、アイテム画像Aが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆
表示027SHIGA-SHIを用いたアイテム画像表示示唆演出が行われている場面(
図8-11および図8-12(A)のT2の直前の場面)である。つまり、演出制御用C
PU120は、アイテム画像Aの表示タイミング(T2)の直前に、アイテム画像Aが表
示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆表示027SHIGA-SHIを用いたアイ
テム画像表示示唆演出を実行する。なお、演出制御用CPU120は、アイテム画像B等
の他のアイテム画像の表示タイミングの直前においても同様に、夫々のアイテム画像が表
示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆演出を実行する。
図8-17(B)は、アイテム画像演出Aの実行が開始(つまり、第1表示態様(レベ
ル1)のアイテム画像027SHIGALV1の表示が開始)された場面(図8-11お
よび図8-12(A)のT2の場面)である。
なお、アイテム画像Aが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆表示027SH
IGA-SHIとアイテム画像Aとの関係に関して、アイテム画像表示示唆表示027S
HIGA-SHIを表示した場合において、アイテム画像Aが表示される場合とアイテム
画像Aが表示されない場合とがあるようにしてもよい。また、アイテム画像表示示唆表示
027SHIGA-SHIを表示した場合には常にアイテム画像Aが表示されるようにし
てもよい。また、アイテム画像表示示唆表示027SHIGA-SHIを表示しない場合
にアイテム画像Aが表示される場合があるようにしてもよい。また、アイテム画像表示示
唆表示027SHIGA-SHIを表示した場合の方がアイテム画像表示示唆表示027
SHIGA-SHIを表示しない場合よりもアイテム画像Aが表示されやすいようにして
もよい。また、アイテム画像表示示唆表示027SHIGA-SHIには複数種類が存在
し、何れの種類のアイテム画像表示示唆表示027SHIGA-SHIが表示されたかに
応じてアイテム画像Aが表示されるかされないかの割合が異なるようにしてもよい。アイ
テム画像Bが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆表示027SHIGB-SH
Iとアイテム画像Bとの関係、アイテム画像Cが表示されるかを示唆するアイテム画像表
示示唆表示027SHIGC-SHIとアイテム画像Cとの関係、アイテム画像Dが表示
されるかを示唆するアイテム画像表示示唆表示027SHIGD-SHIとアイテム画像
Dとの関係においても同様である。
図8-17(C)は、アイテム画像Aの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGA-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11および図8-12(A)のT6の直前の場面)である。つまり、演出
制御用CPU120は、アイテム画像Aの変化タイミング(T6)の直前に、アイテム画
像Aの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示027SHIGA-H
ENを用いたアイテム画像変化示唆演出を実行する。なお、演出制御用CPU120は、
アイテム画像B等の他のアイテム画像の変化タイミングの直前においても同様に、夫々の
アイテム画像の表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像変化示唆演出を実行する。
図8-18(A)は、アイテム画像演出Aが第2表示態様(レベル2)に変化した場面
(図8-11および図8-12(A)のT6の場面)である。
なお、アイテム画像Aの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示0
27SHIGA-HENとアイテム画像Aとの関係に関して、アイテム画像変化示唆表示
027SHIGA-HENを表示した場合において、アイテム画像Aの表示態様が変化す
る場合とアイテム画像Aの表示態様が変化しない場合とがあるようにしてもよい。また、
アイテム画像変化示唆表示027SHIGA-HENを表示した場合には常にアイテム画
像Aの表示態様が変化するようにしてもよい。また、アイテム画像変化示唆表示027S
HIGA-HENを表示しない場合にアイテム画像Aの表示態様が変化する場合があるよ
うにしてもよい。また、アイテム画像変化示唆表示027SHIGA-HENを表示した
場合の方がアイテム画像変化示唆表示027SHIGA-HENを表示しない場合よりも
アイテム画像Aの表示態様が変化しやすいようにしてもよい。また、アイテム画像変化示
唆表示027SHIGA-HENには複数種類が存在し、何れの種類のアイテム画像変化
示唆表示027SHIGA-HENが表示されたかに応じてアイテム画像Aの表示態様が
変化するかしないかの割合が異なるようにしてもよい。アイテム画像Bの表示態様が変化
するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示027SHIGB-HENとアイテム画像B
との関係、アイテム画像Cの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示
027SHIGC-HENとアイテム画像Cとの関係、アイテム画像Dの表示態様が変化
するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示027SHIGD-HENとアイテム画像D
との関係においても同様である。
図8-18(B)は、図8-17(C)の場面と同様、アイテム画像Aの表示態様が変
化するかを示唆するアイテム画像変化示唆表示027SHIGA-HENを用いたアイテ
ム画像変化示唆演出が行われている場面(図8-11および図8-12(A)のT10の
直前の場面)である。図8-18(C)は、アイテム画像演出Aが第3表示態様(レベル
3)に変化した場面(図8-11および図8-12(A)のT10の場面)である。
図8-19(A)は、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出(
YEP-A1、YEP-A2)を実行するかを煽る煽り演出が実行(開始)されることを
示す煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示している場面(図8-11および
図8-12(A)のT14の直前の場面)である。つまり、演出制御用CPU120は、
カットイン予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行開始タイミング(T14)の直前
に、煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示する。なお、演出制御用CPU1
20は、群予告演出等の他の予告演出を実行するかを煽る煽り演出の実行開始タイミング
の直前においても同様に、夫々の煽り演出が実行(開始)されることを示す煽り演出開始
表示を表示する。
図8-19(B)~図8-20(B)は、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカ
ットイン予告演出を実行するかを煽る煽り演出027SHIGA-AOが行われている場
面(図8-11および図8-12(A)のT14~T15の場面)である。図8-19(
B)~図8-20(B)の例では、カットイン予告演出の実行開始タイミング(T14)
迄をカウントダウンするカウントダウン煽り表示027SHIGA-AOによる煽り演出
が行われている。つまり、演出制御用CPU120は、カットイン予告演出の実行開始タ
イミング(T14)の直前に、カットイン予告演出を実行するかを煽る煽り演出を実行す
る。なお、演出制御用CPU120は、群予告演出等の他の予告演出の実行開始タイミン
グの直前においても同様に、夫々の予告演出を実行するかを煽る煽り演出を実行する。
図8-20(C)は、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出(
YEP-A1)が行われている場面、つまり、弱カットイン画像027SHYKE-JC
Iが表示されている場面(図8-11および図8-12(A)のT15~T16の場面)
である。
なお、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出を実行するかを煽
る煽り演出が実行されることを示す煽り演出開始表示027SHIGA-KAIと、アイ
テム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出を実行するかを煽る煽り演出と
の関係に関して、煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示した場合において、
煽り演出を実行する場合と煽り演出を実行しない場合とがあるようにしてもよい。また、
煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示した場合には常に煽り演出を実行する
ようにしてもよい。また、煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示しない場合
に煽り演出を実行する場合があるようにしてもよい。また、煽り演出開始表示027SH
IGA-KAIを表示した場合の方が煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示
しない場合よりも煽り演出を実行しやすいようにしてもよい。また、煽り演出開始表示0
27SHIGA-KAIには複数種類が存在し、何れの種類の煽り演出開始表示027S
HIGA-KAIが表示されたかに応じて煽り演出を実行するかしないかの割合が異なる
ようにしてもよい。アイテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出を実行するかを
煽る煽り演出が実行されることを示す煽り演出開始表示027SHIGB-KAIと、ア
イテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出を実行するかを煽る煽り演出との関係
、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出を実行するかを煽る煽り演出
が実行されることを示す煽り演出開始表示027SHIGC-KAIと、アイテム画像C
に対応する予告演出であるボタン予告演出を実行するかを煽る煽り演出との関係、アイテ
ム画像Dに対応する予告演出である役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出が実行され
ることを示す煽り演出開始表示027SHIGD-KAIと、アイテム画像Dに対応する
予告演出である役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出との関係においても同様である
また、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出を実行するかを煽
る煽り演出と、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出との関係に
関して、煽り演出を実行した場合において、カットイン予告演出を実行する場合とカット
イン予告演出を実行しない場合とがあるようにしてもよい(図8-12(B)参照)。ま
た、煽り演出を実行した場合には常にカットイン予告演出を実行するようにしてもよい。
また、煽り演出を実行しない場合にカットイン予告演出を実行する場合があるようにして
もよい。また、煽り演出を実行した場合の方が煽り演出を実行しない場合よりもカットイ
ン予告演出を実行しやすいようにしてもよい。また、煽り演出には複数種類が存在し、何
れの種類の煽り演出が実行されたかに応じてカットイン予告演出を実行するかしないかの
割合が異なるようにしてもよい。アイテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出を
実行するかを煽る煽り演出と、アイテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出との
関係、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出を実行するかを煽る煽り
演出と、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出との関係、アイテム画
像Dに対応する予告演出である役物予告演出を実行するかを煽る煽り演出と、アイテム画
像Dに対応する予告演出である役物予告演出との関係においても同様である。
図8-21~図8-30は、特徴部027SHに係る演出動作例を示す図である。具体
的には、図8-21~図8-30は、図8-13(A)に示した例における、主要な場面
を一例として示したものであり、図8-21(A)→図8-21(B)→図8-21(C
)→図8-22(A)→図8-22(B)→図8-22(C)→図8-23(A)→図8
-23(B)→図8-23(C)→、…、図8-29(A)→図8-29(B)→図8-
29(C)→図8-30(A)→図8-30(B)→図8-30(C)の順に遷移する。
図8-21(A)は、アイテム画像Aが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆
表示027SHIGA-SHIを用いたアイテム画像表示示唆演出が行われている場面(
図8-11のT2の直前の場面)である。図8-21(B)は、アイテム画像演出Aの実
行が開始(つまり、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像027SHIGALV1の
表示が開始)された場面(図8-11のT2の場面)である。
図8-21(C)は、アイテム画像Bが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆
表示027SHIGB-SHIを用いたアイテム画像表示示唆演出が行われている場面(
図8-11のT3の直前の場面)である。図8-22(A)は、アイテム画像演出Bの実
行が開始(つまり、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像027SHIGBLV1の
表示が開始)された場面(図8-11のT3の場面)である。
図8-22(B)は、アイテム画像Cが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆
表示027SHIGC-SHIを用いたアイテム画像表示示唆演出が行われている場面(
図8-11のT4の直前の場面)である。図8-22(C)は、アイテム画像演出Cの実
行が開始(つまり、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像027SHIGCLV1の
表示が開始)された場面(図8-11のT4の場面)である。
図8-23(A)は、アイテム画像Dが表示されるかを示唆するアイテム画像表示示唆
表示027SHIGD-SHIを用いたアイテム画像表示示唆演出が行われている場面(
図8-11のT5の直前の場面)である。図8-23(B)は、アイテム画像演出Dの実
行が開始(つまり、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像027SHIGDLV1の
表示が開始)された場面(図8-11のT5の場面)である。
図8-23(C)は、アイテム画像Aの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGA-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11のT6の直前の場面)である。図8-24(A)は、アイテム画像演
出Aが第2表示態様(レベル2)に変化した場面(図8-11のT6の場面)である。
図8-24(B)は、アイテム画像Bの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGB-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11のT7の直前の場面)である。図8-24(C)は、アイテム画像演
出Bが第2表示態様(レベル2)に変化した場面(図8-11のT7の場面)である。
図8-25(A)は、アイテム画像Cの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGC-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11のT8の直前の場面)である。図8-25(B)は、アイテム画像演
出Cが第2表示態様(レベル2)に変化した場面(図8-11のT8の場面)である。
図8-25(C)は、アイテム画像Dの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGD-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11のT9の直前の場面)である。図8-26(A)は、アイテム画像演
出Dが変化しなかった場面(図8-11のT9の場面)である。
図8-26(B)は、アイテム画像Dの表示態様が変化するかを示唆するアイテム画像
変化示唆表示027SHIGD-HENを用いたアイテム画像変化示唆演出が行われてい
る場面(図8-11のT13の直前の場面)である。図8-26(C)は、アイテム画像
演出Dが変化しなかった場面(図8-11のT13の場面)である。なお、アイテム画像
演出Cは、9-26(C)の場面よりも前の場面(図8-11のT12の場面)において
、第3表示態様(レベル3)に変化している。
図8-27(A)は、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出(
YEP-A1、YEP-A2)を実行するかを煽る煽り演出が実行(開始)されることを
示す煽り演出開始表示027SHIGA-KAIを表示している場面(図8-11および
図8-13(A)のT14の直前の場面)である。
図8-27(B)は、アイテム画像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出を
実行するかを煽る煽り演出027SHIGA-AOが行われている場面(図8-11およ
び図8-13(A)のT14~T15の場面)である。図8-27(C)は、アイテム画
像Aに対応する予告演出であるカットイン予告演出(YEP-A1)が行われている場面
、つまり、弱カットイン画像027SHYKE-JCIが表示されている場面(図8-1
1および図8-13(A)のT15~T16の場面)である。
図8-28(A)は、アイテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出(YEP-
B)を実行するかを煽る煽り演出が実行(開始)されることを示す煽り演出開始表示02
7SHIGB-KAIを表示している場面(図8-11および図8-13(A)のT17
の直前の場面)である。
図8-28(B)は、アイテム画像Bに対応する予告演出である群予告演出を実行する
かを煽る煽り演出027SHIGB-AOが行われている場面(図8-11および図8-
13(A)のT17~T18の場面)である。図8-28(C)は、アイテム画像Bに対
応する予告演出である群予告演出が行われている場面、つまり、群画像027SHYKE
-GNが表示されている場面(図8-11および図8-13(A)のT18~T19の場
面)である。
図8-29(A)は、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出(YE
P-C1、YEP-C2)を実行するかを煽る煽り演出が実行(開始)されることを示す
煽り演出開始表示027SHIGC-KAIを表示している場面(図8-11および図8
-13(A)のT20の直前の場面)である。
図8-29(B)は、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出を実行
するかを煽る煽り演出027SHIGC-AOが行われている場面(図8-11および図
8-13(A)のT20~T21の場面)である。図8-29(C)~図8-30(A)
は、アイテム画像Cに対応する予告演出であるボタン予告演出(YEP-C1)が行われ
ている場面、つまり、ボタン画像027SHYKE-BUが表示され、プッシュボタン3
1Bの操作後の例として弱カットイン画像027SHYKE-JCIが表示されている場
面(図8-11および図8-13(A)のT21~T22の場面)である。
図8-30(B)は、アイテム画像Dに対応する予告演出である役物予告演出(YEP
-D)を実行するかを煽る煽り演出が実行(開始)されることを示す煽り演出開始表示0
27SHIGD-KAIを表示している場面(図8-11および図8-13(A)のT2
3の直前の場面)である。
図8-30(C)は、アイテム画像Dに対応する予告演出である役物予告演出を実行す
るかを煽る煽り演出027SHIGD-AOが行われている場面(図8-11および図8
-13(A)のT23~T24の場面)である。なお、当該煽り演出の後には、アイテム
画像Dに対応する予告演出である役物予告演出は行われない(図8-13(A)参照)。
なお、図8-16~図8-30の例では、各アイテム画像の表示を示唆する夫々のアイ
テム画像表示示唆表示(027SHIGA-SHI、027SHIGB-SHI、027
SHIGC-SHI、027SHIGD-SHI)は共通しているが、アイテム画像毎に
異ならせてもよい。また、各予告演出を煽る夫々の煽り演出(027SHIGA-AO、
027SHIGB-AO、027SHIGC-AO、027SHIGD-AO)は共通し
ているが、予告演出毎に(つまりアイテム画像毎に)、異ならせてもよい。各予告演出に
対応する夫々の煽り演出の開始を示す煽り演出開始表示(027SHIGA-KAI、0
27SHIGB-KAI、027SHIGC-KAI、027SHIGD-KAI)は共
通しているが、何れの予告演出の煽り演出を開始するのかに応じて(つまりアイテム画像
毎に)、異ならせてもよい。
(設定値示唆)
続いて、図8-31及び図8-32を用いて設定値(図8-2(A)(B)参照)の示
唆について説明する。特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、アイテム画像演出を
用いて(例えば、アイテム画像を用いて)、現在設定されている設定値を示唆する。例え
ば、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1は、図8-31(A)、図8-31(B)
に示すように、アイテム画像演出Dにおけるアイテム画像Dの表示態様として第4表示態
様(レベル4)の表示態様を設け、第4表示態様のアイテム画像Dが表示されることに関
連し、現在設定されている設定値を示唆するようにしてもよい。
(第1の例)
例えば、図8-31(C)に示すように、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物
予告演出(YEP-D)の実行有(可動体027SH32の動作有)、と推移した場合に
(当りはずれの結果はとわず)、現在設定されている設定値について高設定(例えば設定
値4以上)であることを示唆するようにしてもよい。
(第2の例)
例えば、図8-31(D)に示すように、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物
予告演出(YEP-D)の実行有→はずれ、と推移した場合に、現在設定されている設定
値について高設定(例えば設定値4以上)であることを示唆するようにしてもよい。
(第3の例)
例えば、図8-31(E)に示すように、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物
予告演出(YEP-D)の実行無(可動体027SH32の動作無)と推移した場合に(
当りはずれの結果はとわず)、現在設定されている設定値について高設定(例えば設定値
4以上)であることを示唆するようにしてもよい。
(第4の例)
例えば、図8-31(F)に示すように、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物
予告演出(YEP-D)の実行無→はずれ、と推移した場合に、現在設定されている設定
値について高設定(例えば設定値4以上)であることを示唆するようにしてもよい。
(第5の例)
また、図示は省略するが、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→はずれ、と推移した
場合に(役物予告演出(YEP-D)の実行有無はとわず)、現在設定されている設定値
について高設定(例えば設定値4以上)であることを示唆するようにしてもよい。
(第4表示態様(レベル4)の表示タイミング)
第1の例(第2~第4の各例も同様であってもよい)において、第4表示態様のアイテ
ム画像Dの表示タイミングは特に限定しないが(つまり、最初から表示されるものであっ
てもよいし、他の表示態様から変化して表示されるものであってもよいが)、一例として
、遊技者に認識され易いように表示期間を長くしてもよい。具体的には、図8-32(A
)にてアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」として示したように、最初(
図8-11のT5)から第4表示態様のアイテム画像Dを表示してもよい。なお、図8-
32(A)では、第4表示態様を一般的に当りが確定又は濃厚であることを遊技者に認識
させる金色としているが、第4表示態様のアイテム画像Dの表示後にはずれとなる可能性
がゼロではない場合(例えば、第2の例等の場合)には、第4表示態様は金色とは異なる
色や図柄にしてもよい。
(第1の例の決定割合の一例)
第1の例とする場合には、役物予告演出(YEP-D)を実行する場合におけるアイテ
ム画像演出D(IGEP-D)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合として、
図8-10(G)に示した決定割合に代えて、図8-32(B)に示すような決定割合を
用いるとともに、役物予告演出(YEP-D)を実行しない場合におけるアイテム画像演
出D(IGEP-D)のアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合として、図8-1
0(H)に示した決定割合に代えて、図8-32(C)に示すような決定割合を用いるよ
うにしてもよい。つまり、演出制御用CPU120は、図8-15のステップ027SH
S134の処理を実行するときには、図8-32(B)に示した割合でアイテム画像演出
実行態様パターンを決定し、図8-15のステップ027SHS135では図8-32(
C)に示した割合でアイテム画像演出実行態様パターンを決定するようにしてもよい。
つまり、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行無
と推移する場合はないが(図8-32(C)参照)、第4表示態様のアイテム画像Dの表
示→役物予告演出(YEP-D)の実行有(可動体027SH32の動作有)と推移する
場合はあり(図8-32(B)参照)、また、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役
物予告演出(YEP-D)の実行有と推移することに設定差があるようにしている(図8
-32(B)参照)。なお、図8-32(B)に示した例では、アイテム画像演出実行態
様パターン「IGEGP6」は、現在の設定値が設定値1~3の何れかである場合には1
%の割合で決定され、現在の設定値が設定値4~6の何れかである場合には15%の割合
で決定される。
図8-32(B)に示した例によれば、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予
告演出(YEP-D)の実行有となるのは、設定値1-3の場合よりも設定値4-6の場
合の方が多い。つまり、図8-32(B)に示した例によれば、低設定(例えば設定値3
以下)であるときに比べ、高設定(例えば設定値4以上)であるときの方が、第4表示態
様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行有、と推移する頻度は多
くなる。従って、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の
実行有、と推移すること(あるいは推移する頻度が多いこと)は、現在設定されている設
定値について高設定(例えば設定値4以上)であることを示唆していることになる。
なお、図8-32(B)に示した例は、スーパーリーチA(変動パターン#13、#1
7)となる場合であってもスーパーリーチB(変動パターン#14、#18)となる場合
であっても、役物演出が実行される場合にはアイテム画像演出実行態様パターン「IGE
GP6」は決定され得るが(設定値1~3の何れかである場合には1%の割合で決定され
、設定値4~6の何れかである場合には15%の割合で決定されるが)、スーパーリーチ
Bとなる場合において役物演出が実行される場合に限りアイテム画像演出実行態様パター
ン「IGEGP6」が決定され得るようにしてもよい(スーパーリーチAとなる場合にお
いて役物演出が実行される場合にはアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」
は決定されないようにしてもよい)。つまり、スーパーリーチBとなる場合において、第
4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行有(可動体02
7SH32の動作有)と推移することには設定差があるようにする一方、スーパーリーチ
Aとなる場合において、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-
D)の実行有(可動体027SH32の動作有)と推移することには設定差がないように
してもよい。
(第2の例の決定割合の一例)
第2の例とする場合には、例えば、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演
出(YEP-D)の実行有(可動体027SH32の動作有)→大当り、と推移すること
には設定差はないが、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D
)の実行有(可動体027SH32の動作有)→はずれ、と推移することには設定差があ
るようにしてもよい。例えば、スーパーリーチ大当りとなる場合において役物演出が実行
される場合のアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」の決定割合を設定値1
~6共通(例えば20%)とする一方、スーパーリーチはずれとなる場合において役物演
出が実行される場合のアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」の決定割合を
設定値1~3の場合と設定値4~6の場合とで異ならせてもよい(例えば、設定値1~3
の何れかである場合には1%、設定値4~6の何れかである場合には10%としてもよい
)。
なお、スーパーリーチBとなる場合において、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→
役物予告演出(YEP-D)の実行有(可動体027SH32の動作有)→はずれ、と推
移することには設定差があるようにする一方、スーパーリーチAとなる場合において、第
4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行有(可動体02
7SH32の動作有)→はずれ、と推移することには設定差がないようにしてもよい。
(第3の例の決定割合の一例)
第3の例とする場合には、例えば、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演
出(YEP-D)の実行有、と推移することには設定差はないが、第4表示態様のアイテ
ム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行無、と推移することに設定差がある
ようにしてもよい。例えば、役物演出が実行される場合のアイテム画像演出実行態様パタ
ーン「IGEGP6」の決定割合を設定値1~6共通(例えば10%)とする一方、役物
演出が実行されない場合のアイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」の決定割
合を設定値1~3の場合と設定値4~6の場合とで異ならせてもよい(例えば、設定値1
~3の何れかである場合には0.5%、設定値4~6の何れかである場合には3%として
もよい)。
(第4の例の決定割合の一例)
第4の例とする場合には、例えば、第4表示態様のアイテム画像Dの表示→役物予告演
出(YEP-D)の実行無→大当り、と推移することには設定差はないが、第4表示態様
のアイテム画像Dの表示→役物予告演出(YEP-D)の実行無→はずれ、と推移するこ
とには設定差があるようにしてもよい。例えば、スーパーリーチ大当り(変動パターン#
17、#18)において役物演出が実行されない場合のアイテム画像演出実行態様パター
ン「IGEGP6」の決定割合を設定値1~6共通(例えば5%)とする一方、スーパー
リーチはずれ(変動パターン#13、#14)において役物演出が実行されない場合のア
イテム画像演出実行態様パターン「IGEGP6」の決定割合を設定値1~3の場合と設
定値4~6の場合とで異ならせてもよい(例えば、設定値1~3の何れかである場合には
0.5%、設定値4~6の何れかである場合には3%としてもよい)。
(第5の例の決定割合の一例)
第5の例とする場合には、詳細は省略するが、例えば、第4表示態様のアイテム画像D
の表示→大当り、と推移することには設定差はないが、第4表示態様のアイテム画像Dの
表示→はずれ、と推移することには設定差があるようにしてもよい。
なお、上記では、現在設定されている設定値について高設定(例えば設定値4以上)で
あることを示唆する例を説明したが、示唆の対象は高設定であることに限定されない。例
えば、最低設定(設定値1)の否定(設定値2以上)を示唆してもよいし、設定値1~設
定値6の各設定値を示唆してもよい。つまり、上記では、設定値1~3と設定値4~6と
の2つに分けてアイテム画像演出実行態様パターンの決定割合を異ならせる例を説明した
が、例えば、設定値1と設定値2~6との2つに分けてアイテム画像演出実行態様パター
ンの決定割合を異ならせてもよいし、設定値1~設定値6の夫々を6つに分けてアイテム
画像演出実行態様パターンの決定割合を異ならせてもよい。
(特徴部027SHに係る遊技機に関する変形例について)
続いて、図8-1~図8-32における変形例について説明する。
(特徴部027SHの変形例1)
上記では、夫々のアイテム画像の表示開始タイミングの順と、夫々のアイテム画像に対
応する夫々の予告演出の実行開始タイミングの順とが、一致している例を説明した。具体
的には、図8-11等に示すように、アイテム画像A~Dの表示開始タイミングは、アイ
テム画像Aの表示開始タイミング(T2)→アイテム画像Bの表示開始タイミング(T3
)→アイテム画像Cの表示開始タイミング(T4)→アイテム画像Dの表示開始タイミン
グ(T5)の順であり、アイテム画像A~Dに対応する夫々の予告演出の実行開始タイミ
ングは、アイテム画像Aに対応するカットイン予告演出の実行開始タイミング(T15)
→アイテム画像Bに対応する群予告演出の実行開始タイミング(T18)→アイテム画像
Cに対応するボタン予告演出の実行開始タイミング(T21)→アイテム画像Dに対応す
る役物予告演出の実行開始タイミング(T24)の順であり、夫々のアイテム画像の表示
開始タイミングの順と、夫々のアイテム画像に対応する夫々の予告演出の実行開始タイミ
ングの順とは、一致している。しかしながら、夫々のアイテム画像の表示開始タイミング
の順と、夫々のアイテム画像に対応する夫々の予告演出の実行開始タイミングの順とは、
一致していなくてもよい。例えば、アイテム画像A→アイテム画像Bの順に表示され、ア
イテム画像Bに対応する群予告演出→アイテム画像Aに対応するカットイン予告演出の順
に実行されてもよい。また、アイテム画像A→アイテム画像Bの順に表示された場合に、
カットイン予告演出→群予告演出の順に実行される場合と、群予告演出→カットイン予告
演出の順に実行される場合とがあるようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例2)
上記では、夫々のアイテム画像の表示開始タイミングが個々に異なる例を説明した。具
体的には、図8-11等に示すように、アイテム画像AはT1、アイテム画像BはT2、
アイテム画像CはT3、アイテム画像DはT4である。しかしながら、夫々のアイテム画
像の表示開始タイミングは個々に異ならなくてもよい。例えば、アイテム画像A~Dの4
種類のアイテム画像のうちの2種類の表示開始タイミングが同時であってもよいし、4種
類のアイテム画像のうちの3種類の表示開始タイミングが同時であってもよいし、4種類
のアイテム画像の全部の表示開始タイミングが同時であってもよい。
(特徴部027SHの変形例3)
上記では、夫々のアイテム画像の第2表示態様(レベル2)への変化タイミングが個々
に異なる例を説明した。具体的には、図8-11等に示すように、アイテム画像AはT6
、アイテム画像BはT7、アイテム画像CはT8、アイテム画像DはT9である。しかし
ながら、夫々のアイテム画像の第2表示態様(レベル2)への変化タイミングは個々に異
ならなくてもよい。例えば、アイテム画像A~Dの4種類のアイテム画像のうちの2種類
の第2表示態様(レベル2)への変化タイミングが同時であってもよいし、4種類のアイ
テム画像のうちの3種類の第2表示態様(レベル2)への変化タイミングが同時であって
もよいし、4種類のアイテム画像の全部の第2表示態様(レベル2)への変化タイミング
が同時であってもよい。第3表示態様(レベル3)への変化タイミングについても同様で
ある。
(特徴部027SHの変形例4)
図8-11等に示した例では、アイテム画像Aの表示開始時の表示態様は、常に第1表
示態様(レベル1)であるが、表示開示時の表示態様は、第2表示態様(レベル2)や第
3表示態様(レベル3)であってもよい。アイテム画像B、アイテム画像C、アイテム画
像Dについても同様である。なお、上述したように、アイテム画像Dについて第4表示態
様(レベル4)となる場合があるときには、表示開示時の表示態様を第4表示態様(レベ
ル4)としてもよい。
(特徴部027SHの変形例5)
上記では、いずれかの予告演出が実行された後のタイミングにおいては、アイテム画像
の表示態様は変化しない例(つまり、アイテム画像の表示態様が変化する変化タイミング
は、いずれかの予告演出が実行されるよりも早いタイミングである例)を説明した。例え
ば、図8-11に示した例では、最も早く実行されるカットイン予告演出が実行された後
のタイミングにおいては(T15以降においては)、いずれのアイテム画像も変化しない
。しかしながら、いずれかの予告演出が実行された後のタイミングにおいて、アイテム画
像の表示態様が変化するようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例6)
上記では、いずれかの予告演出が実行された後のタイミングにおいては、アイテム画像
を新たに表示しない例(つまり、アイテム画像の表示開始タイミングは、いずれかの予告
演出が実行されるよりも早いタイミングである例)を説明した。例えば、図8-11に示
した例では、最も早く実行されるカットイン予告演出が実行された後のタイミングにおい
ては(T15以降においては)、いずれのアイテム画像も新たに表示しない。しかしなが
ら、いずれかの予告演出が実行された後のタイミングにおいて、アイテム画像を新たに表
示するようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例7)
上記では、ある予告演出と他の予告演出の実行期間は重ならない例を説明したが、ある
予告演出と他の予告演出の実行期間は重なる場合があるようにしてもよい。つまり、ある
予告演出の実行開始タイミング→他の予告演出の実行開始タイミング→他の予告演出の実
行終了タイミング→ある予告演出の実行終了タイミングとなる場合や、ある予告演出の実
行開始タイミング→他の予告演出の実行開始タイミング→ある予告演出の実行終了タイミ
ング→他の予告演出の実行終了タイミングとなる場合があるようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例8)
上記では、アイテム画像Aとカットイン予告演出、アイテム画像Bと群予告演出、アイ
テム画像Cとボタン予告演出、アイテム画像Dと役物予告演出というように、アイテム画
像と予告演出とは一対一の対応関係にある例を説明した。つまり、図8-11に示したよ
うに、アイテム画像Aが消去される(アイテムとして使われる)ことに基づいて実行され
得るのはカットイン予告演出であり、アイテム画像Bが消去されることに基づいて実行さ
れ得るのは群予告演出であり、アイテム画像Cが消去されることに基づいて実行され得る
のはボタン予告演出であり、アイテム画像Dが消去されることに基づいて実行され得るの
は役物予告演出であると説明した。しかしながら、アイテム画像と予告演出とは必ずしも
一対一の対応関係ではなくてもよい。
例えば、ある1つのアイテム画像(例えば、アイテム画像X)に対し複数の予告演出(
例えば、カットイン予告演出、群予告演出)が対応付けられていてもよい。アイテム画像
Xに対し、カットイン予告演出と群予告演出の2つが対応付けられているときには、アイ
テム画像Xが消去されることに基づいてカットイン予告演出のみが実行される場合と、ア
イテム画像Xが消去されることに基づいて群予告演出のみが実行される場合とがある。な
お、アイテム画像Xが消去されることに基づいてカットイン予告演出と群予告演出とが実
行される場合があるようにしてもよい。
また例えば、複数のアイテム画像(例えば、アイテム画像X、アイテム画像Y)に対し
ある1つの予告演出(例えば、カットイン予告演出)が対応付けられていてもよい。アイ
テム画像X、アイテム画像Yに対し、カットイン予告演出が対応付けられているときには
、アイテム画像Xが消去されることに基づいてカットイン予告演出が実行される場合と、
アイテム画像Yが消去されることに基づいてカットイン予告演出が実行される場合とがあ
る。なお、消去されるときのアイテム画像の表示態様に加え、消去されるアイテム画像の
種類に応じて、予告演出が実行される割合を異ならせてもよい。上記例で言えば、消去さ
れるときのアイテム画像Xやアイテム画像Yの表示態様に加え、アイテム画像Xが消去さ
れるのかアイテム画像Yが消去されるのかに応じて、カットイン予告演出が実行される割
合を異ならせてもよい。
また例えば、複数のアイテム画像(例えば、アイテム画像X、アイテム画像Y)に対し
複数の予告演出(例えば、カットイン予告演出、群予告演出)が対応付けられていてもよ
い。アイテム画像X、アイテム画像Yに対し、カットイン予告演出と群予告演出の2つが
対応付けられているときには、アイテム画像Xが消去されることに基づいてカットイン予
告演出のみが実行される場合と、アイテム画像Xが消去されることに基づいて群予告演出
のみが実行される場合と、アイテム画像Yが消去されることに基づいてカットイン予告演
出のみが実行される場合と、アイテム画像Yが消去されることに基づいて群予告演出のみ
が実行される場合とがある。なお、アイテム画像Xが消去されることに基づいてカットイ
ン予告演出と群予告演出とが実行される場合や、アイテム画像Yが消去されることに基づ
いてカットイン予告演出と群予告演出とが実行される場合があるようにしてもよい。なお
、消去されるときのアイテム画像の表示態様に加え、消去されるアイテム画像の種類に応
じて、予告演出が実行される割合や、実行されるか予告演出の種類の割合を異ならせても
よい。
(特徴部027SHの変形例9)
上記説明では、アイテム画像は表示開始の時点において対応関係にある予告演出を特定
可能であるが、アイテム画像は表示開始の時点において対応関係にある予告演出を特定で
きなくてもよい。例えば、カットイン予告演出に対応するアイテム画像Aを、表示開始タ
イミングにおいて、対応関係にある予告演出を特定不可能な表示態様(例えば無地)で表
示し、変化タイミングにおいて、対応関係にある予告演出を特定不可能な表示態様(例え
ば無地)から対応関係にある予告演出を特定可能な表示態様(第1表示態様や第2表示態
様等)に変化させるようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例10)
上記では、同一種類のアイテム画像を複数個表示しない例を説明したが、同一種類のア
イテム画像を複数個表示してもよい。例えば、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像
Aを2個並べて表示するような場合や、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Aと第
2表示態様(レベル2)のアイテム画像Aとを並べて表示するような場合があってもよい
。ある種類のアイテム画像をN個表示した場合には、当該アイテム画像に対応する予告演
出は最大N回実行される。
(特徴部027SHの変形例11)
上記では、アイテム画像の表示態様は変化するが、アイテム画像の種類は変化しない例
を説明したが、アイテム画像の種類も変化してもよい。例えば、第1表示態様(レベル1
)のアイテム画像Aが第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Bに変化するような場合
や、第1表示態様(レベル1)のアイテム画像Aが第2表示態様(レベル2)のアイテム
画像Bに変化するような場合があってもよい。なお、第3表示態様(レベル3)のアイテ
ム画像Aが第2表示態様(レベル2)のアイテム画像Bに変化するような、種類の変化に
際し、表示態様が降格(レベル3→レベル2)する場合があってもよい。
(特徴部027SHの変形例12)
上記では、予告演出は4種類であり、予告演出に対応するアイテム画像も4種類である
が、アイテム画像や予告演出は4種類でなくてもよい。例えば、上述した変形例8にも関
連し、アイテム画像を2種類、予告演出を5種類としてもよいし、アイテム画像を5種類
、予告演出を2種類としてもよい。また、アイテム画像を1種類、予告演出も1種類とし
てもよい。
(特徴部027SHの変形例13)
上記では、アイテム画像を消去するタイミングが、当該アイテム画像に対応する予告演
出を煽る煽り演出が実行されるタイミングである例を説明したが、アイテム画像を消去す
るタイミングは、これに限定されない。例えば、アイテム画像を消去するタイミングは、
当該アイテム画像に対応する予告演出が実行されるタイミングであってもよい。つまり、
アイテム画像について、煽り演出の実行期間中は表示し続け、予告演出の実行開始時(煽
り演出の終了時)に消去するようにしてもよい。具体的には、図8-11において、アイ
テム画像AをT14に代えてT15に消去し、アイテム画像BをT17に代えてT18に
消去し、アイテム画像CをT20に代えてT21に消去し、アイテム画像DをT23に代
えてT24に消去してもよい。
(特徴部027SHの変形例14)
上記では、アイテム画像Aを、煽り演出の開始時(図8-11のT14)に消去し、煽
り演出の実行期間中(図8-11のT14~T15)やカットイン予告演出の期間中(図
8-11のT15~T16)に表示しない例(上述した変形例13の場合にはカットイン
予告演出の開始時(T15)に消去し、カットイン予告演出の期間中(図8-11のT1
5~T16)に表示しない例)を説明した。つまり、アイテム画像Aは、遅くともカット
イン予告演出の開始時迄に消去し、カットイン予告演出の期間中には表示しない例を説明
した。しかしながら、アイテム画像Aを消去せずにカットイン予告演出の期間中に表示し
てもよい。つまり、アイテム画像Aは使われても消去しないようにしてもよい。他のアイ
テム画像(アイテム画像B、アイテム画像C、アイテム画像D)についても同様である。
(特徴部027SHの変形例15)
上述した変形例14に関連し、使われたアイテム画像Aを消去しない態様とする場合に
は、使われたアイテム画像Aについて使われた旨が認識できるようにしてもよい。例えば
、仮にカットイン予告演出を煽る煽り演出を開始する直前のアイテム画像Aの表示態様が
第2表示態様(レベル2)である場合(第1表示態様(レベル1)や第3表示態様(レベ
ル3)である場合も同様)、カットイン予告演出を煽る煽り演出の開始時に、第2表示態
様(レベル2)→煽り演出実行態様(例えば、色彩をグレーダウンやモノクロとし、文言
「煽り演出中」等を表示した態様)とし、カットイン予告演出の開始時に、煽り演出実行
態様→予告演出実行態様(例えば、色彩をグレーダウンやモノクロとし、文言「予告演出
中」等を表示した態様)とし、カットイン予告演出の終了時に、予告演出実行態様→予告
演出終了態様(例えば、色彩をグレーダウンやモノクロとし、文言「済」等を表示した態
様)としてもよい。つまり、アイテム画像Aについて、煽り演出の実行期間中(T14~
T15)は「煽り演出実行態様」とし、カットイン予告演出の実行期間中(T15~T1
6)は「予告演出実行態様」とし、カットイン予告演出の終了後(T16~)は「予告演
出終了態様」としてもよい。他のアイテム画像(アイテム画像B、アイテム画像C、アイ
テム画像D)についても同様である。
なお、煽り演出後にカットイン予告演出が実行されない場合には、カットイン予告演出
の実行開始タイミングにおいて、煽り演出実行態様→予告演出不実行態様(例えば、色彩
をグレーダウンやモノクロとし、文言「予告演出不実行」等を表示した態様)としてもよ
い。つまり、アイテム画像Aについて、煽り演出の実行期間中(T14~T15)は「煽
り演出実行態様」とし、煽り演出の終了後(T15~)は「予告演出不実行態様」として
もよい。他のアイテム画像(アイテム画像B、アイテム画像C、アイテム画像D)につい
ても同様である。
上述した、煽り演出実行態様は、アイテム画像の種類によらずに共通のものであっても
よい。例えば、無地、文言「煽り演出中」等を表示したものとしてもよい。予告演出実行
態様、予告演出終了態様、予告演出不実行態様についても、アイテム画像の種類によらず
に共通のものであってもよい。
なお、上記に代えて、煽り演出実行態様は、アイテム画像の種類に応じたものであって
もよい。例えば、アイテム画像の種類に応じた絵柄(図8-9参照)等が認識できる範囲
内で、色彩をグレーダウン等したり、文言「煽り演出中」等を表示したりしてもよい。予
告演出実行態様、予告演出終了態様、予告演出不実行態様についても、アイテム画像の種
類によらずに共通のものであってもよい。
(特徴部027SHの変形例16)
上記では、煽り演出の実行後に予告演出を実行する例(予告演出の実行前に煽り演出を
実行する例)を説明したが、煽り演出の実行後に予告演出を実行しなくてもよい(予告演
出の実行前に煽り演出を実行しなくてもよい)。つまり、アイテム画像が使われた後に煽
り演出を実行することなく予告演出を実行してもよい。
(特徴部027SHの変形例17)
上記では、スーパーリーチ演出中に、アイテム画像演出(アイテム画像の表示)や予告
演出を実行しているが、他の期間に、アイテム画像演出や予告演出を実行してもよい。例
えば、可変表示開始→アイテム画像Aの表示開始→リーチ→アイテム画像Aの消去→カッ
トイン予告演出の実行という流れでもよいし、可変表示開始→アイテム画像Aの表示開始
→リーチ→スーパーリーチに発展→アイテム画像Aの消去→カットイン予告演出の実行と
いう流れでもよいし、可変表示開始→リーチ→アイテム画像Aの表示開始→アイテム画像
Aの消去→カットイン予告演出の実行という流れでもよいし、可変表示開始→リーチ→ア
イテム画像Aの表示開始→スーパーリーチに発展→アイテム画像Aの消去→カットイン予
告演出の実行という流れでもよい。
(特徴部027SHの変形例18)
上記では、1変動中に、アイテム画像演出(アイテム画像の表示)や予告演出を実行し
ているが、複数変動に亘って、アイテム画像演出や予告演出を実行してもよい。
例えば、ある1つの変動中において、必要なアイテム画像(表示有を決定したアイテム
画像)を全部表示し、次変動以降の他の1つの変動中において、表示中のアイテム画像を
全部消去して必要な予告演出(実行有を決定した予告演出)を全部実行するようにしても
よい。例えば、1変動目にアイテム画像A、アイテム画像B、アイテム画像Cを表示開始
→何変動か後の変動中(例えば、2変動目~4変動目の何れかの変動中)にアイテム画像
A、アイテム画像B、アイテム画像Cを全部消去(各アイテム画像は表示開始~消去間に
変化可能)して必要な予告演出を実行する、という流れである。
また例えば、ある1つの変動中において、必要なアイテム画像(表示有を決定したアイ
テム画像)を全部表示し、複数の変動に亘って、表示中のアイテム画像を順次消去して必
要な予告演出(実行有を決定した予告演出)を順次実行するようにしてもよい。例えば、
1変動目にアイテム画像A、アイテム画像B、アイテム画像Cを表示開始するとともに当
該1変動目にアイテム画像Aを消去(アイテム画像Aは表示開始~消去間に変化可能)し
て必要な予告演出(カットイン予告演出)を実行→2変動目にアイテム画像Bを消去(ア
イテム画像Bは表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出(群予告演出)を実行
→3変動目にアイテム画像Cを消去(アイテム画像Cは表示開始~消去間に変化可能)し
て必要な予告演出(ボタン予告演出)を実行するという流れや、1変動目にアイテム画像
A、アイテム画像B、アイテム画像Cを表示開始→2変動目にアイテム画像Aを消去(ア
イテム画像Aは表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出(カットイン予告演出
)を実行→3変動目にアイテム画像Bを消去(アイテム画像Bは表示開始~消去間に変化
可能)して必要な予告演出(群予告演出)を実行→4変動目にアイテム画像Cを消去(ア
イテム画像Cは表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出(ボタン予告演出)を
実行するという流れである。
また例えば、複数の変動に亘って、必要なアイテム画像(表示有を決定したアイテム画
像)を順次表示し、必要なアイテム画像を全部表示し終えた他の1つの変動中において、
表示中のアイテム画像を全部消去して必要な予告演出(実行有を決定した予告演出)を全
部実行するようにしてもよい。例えば、1変動目にアイテム画像Aを表示開始→2変動目
にアイテム画像Bを表示開始→3変動目にアイテム画像Cを表示開始するとともに当該3
変動目にアイテム画像A、アイテム画像B、アイテム画像Cを全部消去(各アイテム画像
は表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出を実行する、という流れや、1変動
目にアイテム画像Aを表示開始→2変動目にアイテム画像Bを表示開始→3変動目にアイ
テム画像Cを表示開始→4変動目にアイテム画像A、アイテム画像B、アイテム画像Cを
全部消去(各アイテム画像は表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出を実行す
る、という流れである。
また例えば、複数の変動に亘って、必要なアイテム画像(表示有を決定したアイテム画
像)を順次表示し、また、複数の変動に亘って、表示中のアイテム画像を順次消去して必
要な予告演出(実行有を決定した予告演出)を順次実行するようにしてもよい。例えば、
1変動目にアイテム画像Aを表示開始→2変動目にアイテム画像Bを表示開始するととも
に当該2変動目にアイテム画像Aを消去(アイテム画像Aは表示開始~消去間に変化可能
)して必要な予告演出(カットイン予告演出)を実行し、3変動目にアイテム画像Bを消
去(アイテム画像Bは表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告演出(群予告演出)
を実行するという流れや、例えば、1変動目にアイテム画像Aを表示開始→2変動目にア
イテム画像Bを表示開始→3変動目にアイテム画像Aを消去(アイテム画像Aは表示開始
~消去間に変化可能)して必要な予告演出(カットイン予告演出)を実行し、4変動目に
アイテム画像Bを消去(アイテム画像Bは表示開始~消去間に変化可能)して必要な予告
演出(群予告演出)を実行するという流れである。
(特徴部027SHの変形例19)
上記では、可変表示開始設定処理(ステップS171)内においてアイテム画像につい
て決定しているが(図7、図8-14参照)、先読予告設定処理(ステップS161)内
においてアイテム画像について決定してもよい。可変表示開始設定処理(ステップS17
1)内においてアイテム画像について決定する態様では、予告演出の実行有無と変動パタ
ーンとに基づいてアイテム画像について決定しているが(図8-10参照)、先読予告設
定処理(ステップS161)内においてアイテム画像を決定する場合には、受信した図柄
指定コマンドや変動カテゴリ指定コマンドの内容に基づいて、アイテム画像について決定
してもよい。なお、一の始動入賞時における先読予告設定処理において複数のアイテム画
像について纏めて決定してもよいし、夫々の始動入賞時における先読予告設定処理におい
て1つのアイテム画像について決定してもよい。つまり、1つの変動に対し複数のアイテ
ム画像を対応付けてもよいし、1つひとつの変動に対し1つずつアイテム画像を対応付け
てもよい。
(特徴部027SHの変形例20)
上記では、アイテム画像の表示後に、アイテム画像を使用する際の演出として、使用す
るアイテム画像の種類に対応する予告演出を実行する例を説明したが、使用するアイテム
画像の種類に対応する予告演出とは異なる種類の予告演出を実行する場合があってもよい
。例えば、図8-11に示した例では、アイテム画像Aが消去されることに基づいて実行
され得るのはカットイン予告演出であるが、アイテム画像Aが消去されることに基づいて
群予告演出が実行される場合があってもよい。また、変形例8に関連する一例としては、
ある1つのアイテム画像(例えば、アイテム画像X)に対し複数の予告演出(例えば、カ
ットイン予告演出、群予告演出)が対応付けられている場合に、アイテム画像Xが消去さ
れることに基づいて上記複数の予告演出(例えば、カットイン予告演出、群予告演出)と
は異なる予告演出(例えば、役物予告演出等)が実行される場合があってもよい。これに
より、遊技者に意外性を与えて興趣を向上させることができる。なお、使用するアイテム
画像の種類に対応する予告演出とは異なる種類の予告演出を実行する場合がある態様にお
いて、使用するアイテム画像の種類に対応する予告演出とは異なる種類の予告演出を実行
する場合の方が、使用するアイテム画像の種類に対応する予告演出を実行する場合よりも
、大当り期待度が高くなるようにしてもよい。
(特徴部027SHの変形例21)
図8-31及び図8-32を用いて設定値の示唆について説明したが、設定値の示唆は
、これに限定されない。
例えば、上述した変形例1に関連し、夫々のアイテム画像の表示開始タイミングの順と
夫々のアイテム画像に対応する夫々の予告演出の実行開始タイミングの順とを一致させる
かさせないかの決定割合に設定差を設け、アイテム画像の表示開始タイミングの順と予告
演出の実行開始タイミングの順とが一致するかに関連し、設定値を示唆するようにしても
よい。一例として、アイテム画像の表示開始タイミングの順と予告演出の実行開始タイミ
ングの順とを一致させる割合を、低設定(例えば、3以下)である場合には95%とし、
高設定(例えば、4以上)である場合には85%とし、アイテム画像の表示開始タイミン
グの順と予告演出の実行開始タイミングの順とを一致しないこと(あるいは一致しない頻
度が多いこと)が、高設定(例えば設定値4以上)であることを示唆するようにしてもよ
い。つまり、上記順序に関する法則(原則は順序が一致)が崩れる頻度は高設定の方が高
いため(低設定では5%、高設定では15%)、法則崩れ(法則崩れの頻度)によって高
設定を示唆するようにしてもよい。
また、上述した変形例2に関連し、複数のアイテム画像の表示開始タイミングを同時と
するかしないかの決定割合に設定差を設け、複数のアイテム画像の表示開始タイミングが
同時であるかに関連し、設定値を示唆するようにしてもよい。一例として、複数のアイテ
ム画像の表示開始タイミングを同時にする割合を、低設定(例えば、3以下)である場合
には5%とし、高設定(例えば、4以上)である場合には15%とし、複数のアイテム画
像の変化タイミングが一致すること(あるいは一致する頻度が多いこと)が高設定(例え
ば設定値4以上)であることを示唆するようにしてもよい。つまり、上記表示開始タイミ
ングに関する法則(原則は同時ではない)が崩れる頻度は高設定の方が高いため(低設定
では5%、高設定では15%)、法則崩れ(法則崩れの頻度)によって高設定を示唆する
ようにしてもよい。また、同様に、上述した変形例3に関連し、複数のアイテム画像の変
化タイミングを同時とするかしないかの決定割合に設定差を設け、複数のアイテム画像の
変化タイミングが同時であるかに関連し、設定値を示唆するようにしてもよい。
また、上述した変形例4に関連し、アイテム画像の表示開示時の表示態様の決定割合に
設定差を設け、アイテム画像の表示開示時の表示態様に関連し、設定値を示唆するように
してもよい。一例として、アイテム画像の表示開始時の表示態様は第1表示態様(レベル
1)か第2表示態様(レベル2)とし、第2表示態様(レベル2)とする割合を、低設定
(例えば、3以下)である場合には3%とし、高設定(例えば、4以上)である場合には
9%とし、アイテム画像の表示開始時の表示態様が第2表示態様(レベル2)となること
(あるいは第2表示態様(レベル2)となる頻度が多いこと)が、高設定(例えば設定値
4以上)であることを示唆するようにしてもよい。つまり、アイテム画像の表示開示時の
表示態様に関する法則(原則は第1表示態様(レベル1))が崩れる頻度は高設定の方が
高いため(低設定では3%、高設定では9%)、法則崩れ(法則崩れの頻度)によって高
設定を示唆するようにしてもよい。
また、予告演出において、設定値を示唆するようにしてもよい。例えば、強カットイン
画像(図8-5(B)等)について、通常の強カットイン画像(キャラクタA、Bの登場
等)、特別の強カットイン画像(キャラクタA、Cの登場等)の2種類の強カットイン画
像を用意し、強カットイン画像の種類の決定割合に設定差を設けることにより、強カット
イン画像において、設定値を示唆するようにしてもよい。具体的には例えば、強カットイ
ン画像を表示するカットイン予告演出(YEP-A2)を実行すると決定した後に、低設
定(例えば、3以下)である場合には、「通常の強カットイン画像」を95%、「特別の
強カットイン画像」を5%の割合で決定し、高設定(例えば、4以上)である場合には、
「通常の強カットイン画像」を80%、「特別の強カットイン画像」を20%の割合で決
定してもよい。つまり、強カットイン画像を表示するカットイン予告演出(YEP-A2
)において、「特別の強カットイン画像」が表示されること(あるいは、「特別の強カッ
トイン画像」が表示される頻度が多いこと)が、高設定(例えば設定値4以上)であるこ
とを示唆するようにしてもよい。
また例えば、群画像(図8-5(C)等)について、通常の群画像(キャラクタAの群
)、特別の群画像(キャラクタBの群)の2種類の群画像を用意し、群画像の種類の決定
割合に設定差を設けることにより、群画像において、設定値を示唆するようにしてもよい
。具体的には例えば、群予告演出(YEP-B)を実行すると決定した後に、低設定(例
えば、3以下)である場合には、「通常の群画像」を95%、「特別の群画像」を5%の
割合で決定し、高設定(例えば、4以上)である場合には、「通常の群画像」を80%、
「特別の群画像」を20%の割合で決定してもよい。つまり、群画像を表示する群予告演
出(YEP-B)において、「特別の群画像」が表示されること(あるいは、「特別の群
画像」が表示される頻度が多いこと)が、高設定(例えば設定値4以上)であることを示
唆するようにしてもよい。
また、スーパーリーチにおいて、設定値を示唆するようにしてもよい。例えば、スーパ
ーリーチB(変動パターン#16、#18)について、通常のスーパーリーチ演出(背景
1におけるバトル演出等)、特別のスーパーリーチ演出(背景2におけるバトル演出等)
の2種類のスーパーリーチ演出を用意し、スーパーリーチBのスーパーリーチ演出の種類
の決定割合に設定差を設けることにより、スーパーリーチBのスーパーリーチ演出におい
て、設定値を示唆するようにしてもよい。また、大当りに関連し、設定値を示唆するよう
にしてもよい。例えば、第3大当り(図8-2参照)の大当り遊技状態の開始演出(ファ
ンファーレ演出)について、通常のファンファーレ演出、特別のファンファーレ演出の2
種類のファンファーレ演出を用意し、第3大当りにおけるファンファーレ演出の種類の決
定割合に設定差を設けることにより、第3大当りにおけるファンファーレ演出において、
設定値を示唆するようにしてもよい。
また、後に設定値の示唆が行われることをアイテム画像によって示唆するようにしても
よい。例えば、予告演出において設定値の示唆が行われることをアイテム画像によって示
唆するようにしてもよい。一例として、設定値の示唆が行われる「特別の強カットイン画
像」を表示することを決定している場合に、カットイン予告演出が行われた場合に当該カ
ットイン予告演出において設定値の示唆が行われることを示唆する態様(例えば、文言「
設定示唆付予告?」等を表示した態様)のアイテム画像Aを表示してもよい。つまり、上
記の態様のアイテム画像Aは、カットイン予告演出が行われるかどうかは不確定であるが
仮にカットイン予告演出が行われたならば当該カットイン予告演出において「特別の強カ
ットイン画像」を表示することを示唆するものである。他の例として、設定値の示唆が行
われる「特別の強カットイン画像」を表示することを決定している場合に、カットイン予
告演出において設定値の示唆が行われることを示唆する態様(例えば、文言「設定示唆付
予告!」等を表示した態様)のアイテム画像Aを表示してもよい。つまり、上記の態様の
アイテム画像Aは、カットイン予告演出が行われ、かつ、当該カットイン予告演出におい
て「特別の強カットイン画像」を表示することを示唆するものである。
なお、図8-4に示した予告演出は異なる演出等(大当り信頼度に関係する演出等であ
ってもよいし、大当りの信頼度に関係しない演出等であってもよい)において設定値の示
唆が行われることをアイテム画像によって示唆するようにしてもよい。
また、後に設定値の示唆が行われることをアイテム画像以外によって示唆するようにし
てもよい。換言すれば、アイテム画像では、後に設定値の示唆が行われることを示唆しな
いようにしてもよい。例えば、予告演出において設定値の示唆が行われることを当該予告
演出の煽り演出によって示唆するようにしてもよい。一例として、設定値の示唆が行われ
る「特別の強カットイン画像」を表示することを決定している場合に、カットイン予告演
出が行われた場合に当該カットイン予告演出において設定値の示唆が行われることを示唆
する態様(例えば、カウントダウンする数字の近傍に「設定示唆付予告?」等の文言を表
示した態様)の煽り演出を実行してもよい。つまり、上記の態様の煽り演出は、カットイ
ン予告演出が行われるかどうかは不確定であるが仮にカットイン予告演出が行われたなら
ば当該カットイン予告演出において「特別の強カットイン画像」を表示することを示唆す
るものである。他の例として、設定値の示唆が行われる「特別の強カットイン画像」を表
示することを決定している場合に、カットイン予告演出において設定値の示唆が行われる
ことを示唆する態様(例えば、カウントダウンする数字の近傍に「設定示唆付予告!」等
の文言を表示した態様)の煽り演出を実行してもよい。つまり、上記の態様の煽り演出は
、カットイン予告演出が行われ、かつ、当該カットイン予告演出において「特別の強カッ
トイン画像」を表示することを示唆するものである。
なお、後に設定値の示唆が行われることを一切示唆しないようにしてもよい。つまり、
事前に何ら示唆することなく(アイテム画像でも示唆することなく、アイテム画像以外で
も示唆することなく、設定値の示唆を行うようにしてもよい。
なお、「設定値の示唆」は、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である可能性が高
い旨を認識させるに止まり、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である旨を確定的に
報知するものでなくてもよいし、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である旨を確定
的に報知するものであってもよい。例えば、ある演出やある表示等について、低設定(例
えば、設定値3以下)であるときには決定されないようにすることにより、当該演出や当
該表示等が、高設定(例えば、設定値4以下)である旨を確定的に報知するものとなる。
(他の機器への適用)
なお、上記では、パチンコ遊技機に適用する例を説明したが、スロット機にも適用可能
である。例えば、ある状態(例えば、有利状態ではない状態)において、周期的(固定ゲ
ーム数毎、所定範囲内のゲーム数毎)に、他の状態(例えば、有利状態)に移行するかを
通常時よりも高確率で抽選するスロット機において、周期的に訪れる高確率の期間では、
他の状態に移行するかの期待度が異なる複数種類の予告演出を実行可能とし、また、当該
高確率の期間よりも前の期間では、実行される予告演出の種類を特定可能なアイテム画像
を表示可能とした上で、アイテム画像の表示態様によって当該アイテム画像が表示された
後に当該アイテム画像により特定される種類の予告演出が実行される割合が異なるように
してもよい。
あるいは、第1の有利状態(例えば、CZ、ボーナスゲーム等)において、第2の有利
状態(例えば、AT状態、ART状態等)に移行するかを高確率で抽選するスロット機に
おいて、第1の有利状態の第2期間(例えば、当該第1の有利状態の期間のうちの後半~
終盤の期間)では、第2の有利状態に移行するかの期待度が異なる複数種類の予告演出を
実行可能とし、また、第1の有利状態の第2期間よりも前の第1期間では、実行される予
告演出の種類を特定可能なアイテム画像を表示可能とした上で、アイテム画像の表示態様
によって当該アイテム画像が表示された後に当該アイテム画像により特定される種類の予
告演出が実行される割合が異なるようにしてもよい。
(特徴部027SHに係る手段の説明)
(特徴部027SHに係る手段A1)
遊技を行うことが可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、スロット機等)であって
、演出を実行可能な演出実行手段(例えば、演出制御用CPU120等)を備え、前記演
出実行手段は、所定期間内(例えば、図8-11に示したT15~T16、T18~T1
9、T21~T22、T24~T25、高確率に抽選が行われる期間よりも前の期間等)
に複数種類の予告演出(例えば、図8-4に示した複数種類の予告演出等)を実行可能で
あるとともに、実行される前記予告演出の種類を特定可能な特定表示(例えば、図8-9
(A)~(L)に示した複数種類のアイテム画像等)を前記所定期間よりも前に表示する
特定演出(例えば、図8-8(A)に示したアイテム画像演出等)を実行可能であり、前
記所定期間内に実行される前記予告演出の種類によって遊技者にとって有利な内容が報知
される割合が異なり(例えば、図8-7(A)~(F)に示したように、大当り期待度が
異なり)、前記特定表示が表示された後に該特定表示により特定される種類の前記予告演
出が実行されるときと、実行されないときと、があり(例えば、図8-10(A)(C)
(E)(G)の予告演出を実行する場合においてアイテム画像を表示するアイテム画像演
出実行態様パターン「IGEGP2」~「IGEGP5」を決定した場合には、アイテム
画像の表示後に該アイテム画像により特定される種類の予告演出が実行され、図8-10
(B)(D)(F)(H)の予告演出を実行しない場合においてアイテム画像を表示する
アイテム画像演出実行態様パターン「IGEGP2」~「IGEGP5」を決定した場合
には、アイテム画像の表示後に該アイテム画像により特定される種類の予告演出が実行さ
れない)、前記特定表示の表示態様は複数あり(例えば、図8-9(A)~(L)を参照
)、前記特定表示の表示態様によって該特定表示が表示された後に該特定表示に対応する
前記予告演出が実行される割合が異なる(例えば、図8-8(B)、図8-10(A)~
(H)に示すように、アイテム画像の表示態様によって該アイテム画像が表示された後に
該アイテム画像に対応する予告演出が実行される割合が異なる。具体的には、予告演出が
実行される割合は、該予告演出に対応するアイテム画像の表示態様が第3表示態様(レベ
ル3)>該予告演出に対応するアイテム画像の表示態様が第2表示態様(レベル2)>該
予告演出に対応するアイテム画像の表示態様が第1表示態様(レベル1)となる)。
上記遊技機によれば、特定表示の表示態様によって該特定表示が表示された後に該特定
表示に対応する予告演出が実行される割合が異なるため、遊技者が特定表示の表示態様に
注目し、遊技の興趣が向上する。
(特徴部027SHに係る手段A2)
上記の手段A1の遊技機において、前記特定表示は、該特定表示に対応する前記予告演
出(例えば、該特定表示により特定される種類の前記予告演出)の実行期間に対応して特
殊態様に変化可能(例えば、アイテム画像Aについて、カットイン予告演出の実行時(T
15)に「予告演出実行態様」に変化可能)であり、前記特定表示の前記特殊態様は、前
記特定表示の種類によらずに共通(例えば、アイテム画像の種類によらずに共通)であっ
てもよい。
上記遊技機によれば、特定表示に対応する予告演出を実行していること(アイテム画像
が使われていること)を明確に報知することができる。また、実行している予告演出に対
応する特定表示であることや、実行している予告演出に対応する特定表示がいずれの特定
表示であるかを明確に報知することができる。
(特徴部027SHに係る手段A3)
上記の手段A1、手段A2の遊技機において、前記特定表示は、該特定表示に対応する
前記予告演出(例えば、該特定表示により特定される種類の前記予告演出)の実行後に特
別態様に変化可能(例えば、アイテム画像Aについて、カットイン予告演出の実行終了時
(T16)に「予告演出終了態様」に変化可能等)であってもよい。
上記遊技機によれば、特定表示に対応する予告演出を実行したこと(アイテム画像が使
われたこと)を明確に報知することができる。また、実行した予告演出に対応する特定表
示であることや、実行した予告演出に対応する特定表示がいずれの特定表示であるかを明
確に報知することができる。
(特徴部027SHに係る手段A4)
上記の手段A1~手段A3の遊技機において、前記特定演出として、前記所定期間より
も前の特定期間内に複数種類の前記特定表示を複数表示可能(例えば、図8-11に示し
たT2~T14において最大4種類のアイテム画像を表示可能等)であり、各種類の前記
特定表示がいずれかの表示態様により表示されてもよい(例えば、図8-26(C)の場
面では、アイテム画像Aが第2表示態様(レベル2)により表示され、アイテム画像Bが
第2表示態様(レベル2)により表示され、アイテム画像Cが第3表示態様(レベル3)
により表示され、アイテム画像Dが第1表示態様(レベル1)により表示されている)。
上記遊技機によれば、各種類の特定表示の表示態様に注目するため、興趣が向上する。
(特徴部027SHに係る手段A5)
上記の手段A2の遊技機は、前記所定期間のうちの複数のタイミングにて前記予告演出
を実行可能であり(例えば、図8-11に示したように、T15、T18、T21、T2
4というように、複数の実行開始タイミングにて予告演出を実行可能であり)、前記予告
演出の実行タイミングは、該予告演出の種類によって異なり(例えば、図8-11に示し
たように、カットイン予告演出の実行開始タイミングはT15、群予告演出の実行開始タ
イミングはT18、ボタン予告演出の実行開始タイミングはT21、役物予告演出の実行
開始タイミングはT24というように、予告演出の種類によって異なり)、前記特定表示
が前記特殊態様となるタイミングは、該特定表示に対応する前記予告演出(例えば、該特
定表示により特定される前記予告演出)の種類によって異なる(例えば、アイテム画像A
はカットイン予告演出の実行時(T15)に「予告演出実行態様」に変化可能であり、ア
イテム画像Bは群予告演出の実行時(T18)に「予告演出実行態様」に変化可能であり
、アイテム画像Cはボタン予告演出の実行時(T21)に「予告演出実行態様」に変化可
能であり、アイテム画像Dは、役物予告演出の実行時(T24)に「予告演出実行態様」
に変化可能であるため、アイテム画像が「予告演出実行態様」となるタイミングは、該ア
イテム画像により特定される予告演出の種類によって異なる)ものであってもよい。
上記遊技機によれば、特定表示に対応する予告演出の実行タイミングが異なるため、演
出の複雑化を軽減できる。
(特徴部027SHに係る手段A6)
上記の手段A1~5の遊技機は、一の前記予告演出の実行前に該予告演出の種類を特定
可能な前記特定表示が表示されるときと、一の前記予告演出の実行前に該予告演出の種類
を特定可能な前記特定表示が表示されないときと、があり(例えば、図8-13(B)の
例では、ボタン予告演出の実行前にボタン予告演出に対応するアイテム画像Bを表示して
いるが、役物予告演出の実行前に役物予告演出に対応するアイテム画像Dを表示していな
い)、一の前記予告演出の実行前に該予告演出に対応する前記特定表示が表示されるとき
と、一の前記予告演出の実行前に該予告演出に対応する前記特定表示が表示されないとき
と、で遊技者にとって有利な内容が報知される割合が異なる例えば、図8-8(B)、図
8-10(A)~(H)に示すように、予告演出の実行前に該予告演出に対応するアイテ
ム画像が表示されるときと、予告演出の実行前に該予告演出に対応するアイテム画像が表
示されないときとは、予告演出の実行割合が異なるため、予告演出の実行前に該予告演出
に対応するアイテム画像が表示されるときと、予告演出の実行前に該予告演出に対応する
アイテム画像が表示されないときとは、図8-7(A)~図8-7(F)に示すように大
当り期待度も異なる)ものであってもよい。
上記遊技機によれば、どのような演出の流れになるかに注目するため、興趣が向上する
(特徴部027SHに係る手段A7)
上記の手段A1~A6の遊技機は、前記特定表示の表示後に該特定表示の表示態様を変
化可能であり(例えば、図8-8参照)、前記特定表示の表示態様の変化を示唆する演出
(例えば、図8-17(C)に示した、アイテム画像Aの表示態様が変化するかを示唆す
るアイテム画像変化示唆表示027SHIGA-HENを用いたアイテム画像変化示唆演
出等)を実行可能であってもよい。
上記遊技機によれば、特定表示が変化するかに注目するため、興趣が向上する。
(特徴部027SHに係る手段A8)
上記の手段A1~A7の遊技機は、識別情報の可変表示を実行可能であり、遊技者にと
って有利な内容が報知されるかを先読み判定する先読み判定手段(例えば、演出制御用C
PU120による先読予告設定処理(ステップS161)等)を備え、前記所定期間は、
複数の可変表示に対応した期間であり、前記特定表示は、前記先読み判定にもとづいて表
示されるようにしてもよい。例えば、1つの可変表示に対し複数のアイテム画像を対応付
けてもよいし、1つひとつの可変表示に対し1つずつアイテム画像を対応付けてもよい。
上記遊技機によれば、後に実行される変動に対する注目度合いが高まり、興趣が向上す
る。
(特徴部027SHに係る手段A9)
上記の手段A1~A8の遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、
不利設定値と該不利設定値よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数
の設定値のうちからいずれかの設定値を設定可能(例えば、図8-2(A)(B)参照)
であり、複数種類のうちの少なくとも一部の前記予告演出において、前記設定値について
示唆してもよい。例えば、強カットイン画像(図8-5(B)等)について、通常の強カ
ットイン画像(キャラクタA、Bの登場等)、特別の強カットイン画像(キャラクタA、
Cの登場等)の2種類の強カットイン画像を用意し、強カットイン画像の種類の決定割合
に設定差を設けることにより、強カットイン画像において、設定値を示唆するようにして
もよい。
上記遊技機によれば、特定表示の表示後に予告演出が実行されるかに加え、特定表示の
表示後に表示される予告演出において設定値の示唆があるかにも注目するため、興趣が向
上する。
(特徴部027SHに係る手段A10)
上記の手段A1~A9の遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、
不利設定値と該不利設定値よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数
の設定値のうちからいずれかの設定値を設定可能(例えば、図8-2(A)(B)参照)
であり、前記設定値を示唆する設定示唆演出を実行可能であり、前記特定表示は、実行さ
れる前記設定示唆演出に対応して表示される場合があるようにしてもよい。
上記遊技機によれば、予告演出が実行されるかに加え、設定値の示唆に関しても、特定
表示に注目するため、興趣が更に向上する。予告演出に対応したアイテム画像を予告演出
の実行前に表示するアイテム画像演出と、設定値を示唆する設定示唆演出と、の間に関連
性がないと興趣が不十分となる虞があるが、上記遊技機では、アイテム画像演出が設定示
唆演出の実行を示唆する場合があり、アイテム画像演出と設定示唆演出との間に関連性が
あるため、興趣が向上する。
(特徴部027SHに係る手段A11)
上記の手段A1~A9の遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、
不利設定値と該不利設定値よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数
の設定値のうちからいずれかの設定値を設定可能(例えば、図8-2(A)(B)参照)
であり、前記設定値を示唆する設定示唆演出を実行可能であり、前記特定表示は、実行さ
れる前記予告演出に対応して表示される場合がある一方、実行される前記設定示唆演出に
対応して表示されないようにしてもよい。
上記遊技機によれば、演出が煩雑となることを防いで興趣の低下を抑えることができる
。予告演出に対応したアイテム画像を予告演出の実行前に表示するアイテム画像演出と、
設定値を示唆する設定示唆演出と、を関連させると演出が煩雑になり却って興趣が低下し
てしまう虞があるが、上記遊技機では、アイテム画像演出が設定示唆演出の実行を示唆す
るものではなく、アイテム画像演出と設定示唆演出とは夫々が独立しているため、興趣の
低下を抑えることができる。
(特徴部027SHに係る手段A12)
上記の手段A1~A9の遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、
不利設定値と該不利設定値よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数
の設定値のうちからいずれかの設定値を設定可能(例えば、図8-2(A)(B)参照)
であり、前記設定値を示唆する設定示唆演出を実行可能であり、前記特定表示として前記
設定示唆演出を実行してもよい。例えば、図8-31、図8-32に示したように、アイ
テム画像D(レベル4)を用いて設定値を示唆するようにしてもよい。
上記遊技機によれば、予告演出が実行されるかに加え、設定値の示唆に関しても、特定
表示に注目するため、興趣が更に向上する。予告演出に対応したアイテム画像を予告演出
の実行前に表示するアイテム画像演出と、設定値を示唆する設定示唆演出と、の間に関連
性がないと興趣が不十分となる虞があるが、上記遊技機では、アイテム画像演出が設定示
唆演出でもあるため、興趣が向上する。
(特徴部027SHに係る手段A13)
上記の手段A1~A9の遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、
不利設定値と該不利設定値よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数
の設定値のうちからいずれかの設定値を設定可能(例えば、図8-2(A)(B)参照)
であり、前記設定値を示唆する設定示唆演出を実行可能であり、前記設定示唆演出は、前
記予告演出とも前記特定表示とも異なるものであってもよい。例えば、スーパーリーチ演
出の演出態様(例えば、背景等)によって設定値を示唆するようにしてもよいし、大当り
遊技状態の開始演出(ファンファーレ演出)によって設定値を示唆するようにしてもよい
上記遊技機によれば、演出が煩雑となることを防いで興趣の低下を抑えることができる
。予告演出及びアイテム画像演出と、設定示唆演出と、を関連させると演出が煩雑になり
却って興趣が低下してしまう虞があるが、上記遊技機では、予告演出及びアイテム画像演
出と、設定示唆演出とは、独立しているため、興趣の低下を抑えることができる。
(特徴部006SHに関する説明)
次に、特徴部006SHに係る遊技機について説明する。特徴部006SHに係る遊技
機は、遊技を行うことが可能な遊技機である。この実施の形態では、遊技を行うことが可
能なパチンコ遊技機1を例にとって説明する。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、遊技制御手段と、演出実行手段と、を備
える。遊技制御手段は、例えば、主基板11のCPU103によって実現される。演出実
行手段は、例えば、演出制御基板12の演出制御用CPU120によって実現される。演
出実行手段は、種々の演出(例えば、後述する、各種の予告演出、プレゼント予告演出、
設定示唆演出等)を実行可能である。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の正面図等は、特徴部027SHに係るパチ
ンコ遊技機1と同様である(図8-2参照)。但し、説明の便宜上、特徴部027SHに
係るパチンコ遊技機1が備える可動体027SH32について、特徴部006SHに係る
パチンコ遊技機1では、可動体006SH32と称するものとする。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の大当り確率(低確状態)は、図8-2(A
)に示した特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の大当り確率(低確状態)と同様で
ある。特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の大当り確率(高確状態)は、図8-2
(B)に示した特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の大当り確率(高確状態)と同
様である。また、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、特徴部027SHに係る
パチンコ遊技機1と同様に小当りを設けていてもよいが、以下の説明においては、特徴部
006SHに係るパチンコ遊技機1は、小当りを設けていないものとして説明する。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の大当りの種類(大当り種別)は、図8-2
(C)に示した特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の大当りの種類(大当り種別)
と同様である。また、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の大当り種別の振り分け
は、図8-2(D)(E)に示した特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1の大当り種
別の振り分けと同様である。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の変動パターンの内容は、変動パターン#1
5(小当りの変動パターン)が存在しない点を除き、図8-3(A)に示した特徴部02
7SHに係るパチンコ遊技機1の変動パターンの内容と同様である。特徴部006SHに
係るパチンコ遊技機1の変動パターンの決定割合は、変動パターン#15(小当りの変動
パターン)に係る部分を除き、図8-3(B)に示した特徴部027SHに係るパチンコ
遊技機1の変動パターンの決定割合と同様である。
図9-1は、予告演出について説明する説明図である。図9-2は、予告演出の演出例
である。特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、図9-1に示すような複数種類の
予告演出を実行可能である。なお、この実施の形態では、複数種類の予告演出の夫々は、
予告演出パターンによって特定可能である。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-A1」の予告演出は、図8-4に示し
たカットイン予告演出(弱カットイン画像の表示)である。つまり、特徴部006SHに
係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-A1」の予告演出として、図8-
5(A)に示すような弱カットイン画像027SHYKE-JCI(説明の便宜上、特徴
部006SHに係るパチンコ遊技機1の説明では弱カットイン画像006SHYKE-J
CIと称する)を表示する。なお、予告演出パターン「YEP-A1」と、後述する予告
演出パターン「YEP-A2」とを区別しない場合(あるいは纏めて)、予告演出パター
ン「YEP-A」と称する。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-A2」の予告演出は、図8-4に示し
たカットイン予告演出(強カットイン画像の表示)である。つまり、特徴部006SHに
係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-A2」の予告演出として、図8-
5(B)に示すような強カットイン画像027SHYKE-KCI(説明の便宜上、特徴
部006SHに係るパチンコ遊技機1の説明では強カットイン画像006SHYKE-K
CIと称する)を表示する。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-B」の予告演出は、図8-4に示した
群予告演出(群画像の表示)である。つまり、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1
は、予告演出パターン「YEP-B」の予告演出として、図8-5(C)に示すような、
群画像027SHYKE-GN(説明の便宜上、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機
1の説明では群画像006SHYKE-GNと称する)を表示する。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-C1」の予告演出は、図8-4に示し
たボタン予告演出(ボタン画像の表示→押下→弱カットイン画像)である。つまり、特徴
部006SHに係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-C1」の予告演出
として、図8-6(A)(B)に示すような、ボタン画像027SHYKE-BU(説明
の便宜上、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1の説明ではボタン画像006SHY
KE-BUと称する)、弱カットイン画像027SHYKE-JCI(弱カットイン画像
006SHYKE-JCI)を表示する。なお、ボタン予告演出において表示する弱カッ
トイン画像は、カットイン予告演出において表示する弱カットイン画像と異なるものであ
ってもよい。なお、予告演出パターン「YEP-C1」と、後述する予告演出パターン「
YEP-C2」とを区別しない場合(あるいは纏めて)、予告演出パターン「YEP-C
」と称する。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-C2」の予告演出は、図8-4に示し
たボタン予告演出(ボタン画像の表示→押下→強カットイン画像)である。つまり、特徴
部006SHに係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-C2」の予告演出
として、図8-6(C)(D)に示すような、ボタン画像027SHYKE-BU(ボタ
ン画像006SHYKE-BU)、強カットイン画像027SHYKE-KCI(強カッ
トイン画像006SHYKE-KCI)を表示する。なお、ボタン予告演出において表示
する強カットイン画像は、カットイン予告演出において表示する強カットイン画像と異な
るものであってもよい。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-D」の予告演出は、図8-4に示した
役物予告演出(役物の動作)である。つまり、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1
は、予告演出パターン「YEP-D」の予告演出として、図8-6(E)(F)(G)に
示すように、可動体027SH32(可動体006SH32)を動作させる。
図9-1に示した、予告演出パターン「YEP-E」の予告演出は、擬似連予告演出で
ある。特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、予告演出パターン「YEP-E」の
予告演出として、例えば、図9-2(A)(B)(C)に示すような擬似連予告演出を実
行する。なお、図9-2(A)(B)(C)に示した例では、中図柄(図柄表示エリア5
Cに対応する図柄)として仮停止図柄006SH-REPが停止(仮停止)した後に、再
度、中図柄の再可変表示が行われている。
なお、図9-2(D)(E)(F)は、他の予告演出(発展予告演出)に関するもので
あるが、詳細は後述する。以下の説明では、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は
、予告演出として、図9-1に示した予告演出パターン「YEP-A」~「YEP-E」
の予告演出を実行可能であるものとして説明する。
図9-3及び図9-4は、予告演出の決定割合等について説明する説明図である。図9
-3(A)は、カットイン予告演出(弱カットイン画像の表示、または、強カットイン画
像の表示)の実行有無の決定割合の一例である。図9-3(A)に示す例によれば、ノー
マルリーチはずれとなる場合(変動パターン#12となる場合)には実行有を10%の割
合で決定し、スーパーリーチはずれとなる場合(変動パターン#13、#14のいずれか
となる場合)には実行有を20%の割合で決定し、ノーマルリーチ大当りとなる場合(変
動パターン#16となる場合)には実行有を30%の割合で決定し、スーパーリーチ大当
りとなる場合(変動パターン#17、#18のいずれかとなる場合)には実行有を30%
の割合で決定する。なお、リーチとならない場合には(変動パターン#10、#11のい
ずれかとなる場合)には実行有を0%の割合で決定する(実行しないと決定する)。なお
、カットイン予告演出の実行有無の決定割合は、設定値1~6共通である(設定値に依存
しない)。他の予告演出の実行有無の決定割合についても同様である。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、カットイン予告演出を実行すると決定し
た場合、カットイン予告演出に係る予告演出パターン(「YEP-A1」、「YEP-A
2」)を決定する。図9-3(B)は、カットイン予告演出を実行すると決定した場合に
おけるカットイン予告演出の予告演出パターン(「YEP-A1」、「YEP-A2」)
の決定割合の一例である。図9-3(B)に示す例によれば、ノーマルリーチはずれとな
る場合には、予告演出パターン「YEP-A1」を100%の割合で決定し、予告演出パ
ターン「YEP-A2」を0%の割合で決定する。スーパーリーチはずれとなる場合には
、予告演出パターン「YEP-A1」を80%の割合で決定し、予告演出パターン「YE
P-A2」を20%の割合で決定する。ノーマルリーチ大当りとなる場合には、予告演出
パターン「YEP-A1」を50%の割合で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」
を50%の割合で決定する。スーパーリーチ大当りとなる場合には、予告演出パターン「
YEP-A1」を20%の割合で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」を80%の
割合で決定する。なお、カットイン予告演出の予告演出パターンの決定割合は、設定値1
~6共通である(設定値に依存しない)。他の予告演出の予告演出パターンの決定割合に
ついても同様である。
図9-3(C)は、群予告演出(群画像の表示)の実行有無の決定割合の一例である。
群予告演出に係る予告演出パターンは1種類(予告演出パターン「YEP-B」)である
ため、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、群予告演出を実行すると決定した場
合、群予告演出に係る予告演出パターンとして予告演出パターン「YEP-B」を決定す
る。
図9-3(D)は、ボタン予告演出(ボタン画像の表示→押下→弱カットイン画像の表
示、または、ボタン画像の表示→押下→強カットイン画像の表示)の実行有無の決定割合
の一例である。図9-3(E)は、ボタン予告演出を実行すると決定した場合におけるボ
タン予告演出に係る予告演出パターン(「YEP-C1」、「YEP-C2」)の決定割
合の一例である。
図9-4(A)は、役物予告演出(役物の動作)の実行有無の決定割合の一例である。
役物予告演出に係る予告演出パターンは1種類(予告演出パターン「YEP-D」)であ
るため、特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、役物予告演出を実行すると決定し
た場合、役物予告演出に係る予告演出パターンとして予告演出パターン「YEP-D」を
決定する。
図9-4(B)は、擬似連予告演出の実行有無の決定割合の一例である。擬似連予告演
出に係る予告演出パターンは1種類(予告演出パターン「YEP-E」)であるため、特
徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、擬似連予告演出を実行すると決定した場合、
擬似連予告演出に係る予告演出パターンとして予告演出パターン「YEP-E」を決定す
る。
図9-5及び図9-6は、プレゼントボックス演出等について説明する説明図である。
プレゼントボックス演出は、開いていないプレゼントボックス画像(例えば、図9-5(
A)のプレゼントボックス画像006SHPB-CL)を表示した後に、開いたプレゼン
トボックス画像(例えば、図9-5(B)のプレゼントボックス画像006SHPB-O
P)を表示する(つまり、プレゼントボックスを開く)演出である。この実施の形態では
、プレゼントボックスが開くと(開いたプレゼントボックス画像が表示されると)、図9
-3(E)に示した何れかの予告演出が実行される。プレゼントボックス演出には、プレ
ゼントボックスが開いて実行される予告演出の種類に応じた複数種類のプレゼントボック
ス演出パターンがある(つまり、何れの予告演出が実行されるかはプレゼントボックス演
出パターンによって特定可能である)。なお、図9-5(C)~図9-5(J)は、他の
例に関するものであるため、詳細は後述する。
プレゼントボックス演出パターン「PBP-A」は、図9-6(A)に示すように、カ
ットイン予告演出が実行されるプレゼントボックス演出である。図9-6(A)に示した
例では、プレゼントボックスが開くと、カットイン予告演出に対応するアイテム画像(例
えば、図8-9(A)等に示した、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1のアイテム
画像Aにおいて「レベル」表示のないもの等)が表示され、カットイン予告演出が実行さ
れる。
プレゼントボックス演出パターン「PBP-B」は、図9-6(B)に示すように、群
予告演出が実行されるプレゼントボックス演出である。図9-6(B)に示した例では、
プレゼントボックスが開くと、群予告演出に対応するアイテム画像(例えば、図8-9(
D)等に示した、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1のアイテム画像Bにおいて「
レベル」表示のないもの等)が表示され、群予告演出が実行される。
プレゼントボックス演出パターン「PBP-C」は、図9-6(C)に示すように、ボ
タン予告演出が実行されるプレゼントボックス演出である。図9-6(C)に示した例で
は、プレゼントボックスが開くと、ボタン予告演出に対応するアイテム画像(例えば、図
8-9(G)等に示した、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1のアイテム画像Cに
おいて「レベル」表示のないもの等)が表示され、ボタン予告演出が実行される。
プレゼントボックス演出パターン「PBP-D」は、図9-6(D)に示すように、役
物予告演出が実行されるプレゼントボックス演出である。図9-6(D)に示した例では
、プレゼントボックスが開くと、役物予告演出に対応するアイテム画像(例えば、図8-
9(J)等に示した、特徴部027SHに係るパチンコ遊技機1のアイテム画像Dにおい
て「レベル」表示のないもの等)が表示され、役物予告演出が実行される。
プレゼントボックス演出パターン「PBP-E」は、図9-6(E)に示すように、擬
似連予告演出が実行されるプレゼントボックス演出である。図9-6(E)に示した例で
は、プレゼントボックスが開くと、擬似連予告演出に対応するアイテム画像(例えば、「
再」と表示されたアイテム画像)が表示され、擬似連予告演出が実行される。
なお、図9-5(A)、図9-6(A)~図9-6(E)に示したように、開いていな
いプレゼントボックス画像(プレゼントボックス画像006SHPB-CL)、開いたプ
レゼントボックス画像(プレゼントボックス画像006SHPB-OP)は、プレゼント
ボックス演出パターンによらずに共通である。つまり、遊技者は、プレゼントボックス演
出におけるプレゼントボックスが開く前の段階においては、何れの予告演出が実行される
かがわからないようになっている。
図9-7は、プレゼントボックス演出の実行有無の決定割合について説明する説明図で
ある。図9-7(A)は、カットイン予告演出(YEP-A)を実行する場合においてカ
ットイン予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(プレゼン
トボックス演出パターン「PBP-A」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-7
(A)によれば、はずれとなる場合にはプレゼントボックス演出(PBP-A)の実行有
を15%の割合で決定し、大当りとなる場合にはプレゼントボックス演出(PBP-A)
の実行有を90%の割合で決定する。なお、カットイン予告演出(YEP-A)を実行し
ない場合にはプレゼントボックス演出(PBP-A)の実行有を0%の割合で決定する(
カットイン予告演出(YEP-A)を実行しない場合にはプレゼントボックス演出(PB
P-A)を実行しない)。
図9-7(A)に示す例によれば、カットイン予告演出(YEP-A)の実行前にカッ
トイン予告演出(YEP-A)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-A)が実行
されるときの方が、カットイン予告演出(YEP-A)の実行前にカットイン予告演出(
YEP-A)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-A)が実行されないときより
も大当りになりやすい。すなわち、例えば、図9-7(A)に示す例によれば、はずれと
なる場合には、大体(85%)、プレゼントボックス演出(PBP-A)の実行を伴わず
にカットイン予告演出(YEP-A)が実行されるのに対し、大当りとなる場合には、殆
ど(90%)、プレゼントボックス演出(PBP-A)の実行を伴ってカットイン予告演
出(YEP-A)が実行されるのため、プレゼントボックス演出(PBP-A)の実行を
伴ってカットイン予告演出(YEP-A)が実行されるときの方が、プレゼントボックス
演出(PBP-A)の実行を伴わずにカットイン予告演出(YEP-A)が実行されると
きよりも大当りになりやすい。
図9-7(B)は、群予告演出(YEP-B)を実行する場合において群予告演出の実
行を対象としたプレゼントボックス演出(プレゼントボックス演出パターン「PBP-B
」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-7(B)によれば、はずれとなる場合に
はプレゼントボックス演出(PBP-B)の実行有を25%の割合で決定し、大当りとな
る場合にはプレゼントボックス演出(PBP-B)の実行有を90%の割合で決定する。
なお、群予告演出(YEP-B)を実行しない場合にはプレゼントボックス演出(PBP
-B)の実行有を0%の割合で決定する(群予告演出(YEP-B)を実行しない場合に
はプレゼントボックス演出(PBP-B)を実行しない)。
図9-7(B)に示す例によれば、カットイン予告演出(YEP-A)とプレゼントボ
ックス演出(PBP-A)との関係と同様、群予告演出(YEP-B)の実行前に群予告
演出(YEP-B)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-B)が実行されるとき
の方が、群予告演出(YEP-B)の実行前に群予告演出(YEP-B)に対応するプレ
ゼントボックス演出(PBP-B)が実行されないときよりも大当りになりやすい。
図9-7(C)は、ボタン予告演出(YEP-C)を実行する場合においてボタン予告
演出の実行を対象としたプレゼントボックス演出(プレゼントボックス演出パターン「P
BP-C」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-7(C)によれば、はずれとな
る場合にはプレゼントボックス演出(PBP-C)の実行有を10%の割合で決定し、大
当りとなる場合にはプレゼントボックス演出(PBP-C)の実行有を60%の割合で決
定する。なお、ボタン予告演出(YEP-C)を実行しない場合にはプレゼントボックス
演出(PBP-C)の実行有を0%の割合で決定する(ボタン予告演出(YEP-C)を
実行しない場合にはプレゼントボックス演出(PBP-C)を実行しない)。
図9-7(C)に示す例によれば、カットイン予告演出(YEP-A)とプレゼントボ
ックス演出(PBP-A)との関係等と同様、ボタン予告演出(YEP-C)の実行前に
ボタン予告演出(YEP-C)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-C)が実行
されるときの方が、ボタン予告演出(YEP-C)の実行前にボタン予告演出(YEP-
C)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-C)が実行されないときよりも大当り
になりやすい。
図9-7(D)は、役物予告演出(YEP-D)を実行する場合において役物予告演出
の実行を対象としたプレゼントボックス演出(プレゼントボックス演出パターン「PBP
-D」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-7(D)によれば、はずれとなる場
合にはプレゼントボックス演出(PBP-D)の実行有を5%の割合で決定し、大当りと
なる場合にはプレゼントボックス演出(PBP-D)の実行有を80%の割合で決定する
。なお、役物予告演出(YEP-D)を実行しない場合にはプレゼントボックス演出(P
BP-D)の実行有を0%の割合で決定する(役物予告演出(YEP-D)を実行しない
場合にはプレゼントボックス演出(PBP-D)を実行しない)。
図9-7(D)に示す例によれば、カットイン予告演出(YEP-A)とプレゼントボ
ックス演出(PBP-A)との関係等と同様、役物予告演出(YEP-D)の実行前に役
物予告演出(YEP-D)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-D)が実行され
るときの方が、役物予告演出(YEP-D)の実行前に役物予告演出(YEP-D)に対
応するプレゼントボックス演出(PBP-D)が実行されないときよりも大当りになりや
すい。
図9-7(E)は、擬似連予告演出(YEP-E)を実行する場合において擬似連予告
演出の実行を対象としたプレゼントボックス演出(プレゼントボックス演出パターン「P
BP-E」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-7(E)によれば、はずれとな
る場合にはプレゼントボックス演出(PBP-E)の実行有を25%の割合で決定し、大
当りとなる場合にはプレゼントボックス演出(PBP-E)の実行有を60%の割合で決
定する。なお、擬似連予告演出(YEP-E)を実行しない場合にはプレゼントボックス
演出(PBP-E)の実行有を0%の割合で決定する(擬似連予告演出(YEP-E)を
実行しない場合にはプレゼントボックス演出(PBP-E)を実行しない)。
図9-7(E)に示す例によれば、カットイン予告演出(YEP-A)とプレゼントボ
ックス演出(PBP-A)との関係等と同様、擬似連予告演出(YEP-E)の実行前に
擬似連予告演出(YEP-E)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-E)が実行
されるときの方が、擬似連予告演出(YEP-E)の実行前に擬似連予告演出(YEP-
E)に対応するプレゼントボックス演出(PBP-E)が実行されないときよりも大当り
になりやすい。
図9-8は、設定示唆演出について説明する説明図である。特徴部006SHに係るパ
チンコ遊技機1は、複数種類の設定示唆演出を実行可能である。
図9-8(A)に示した、設定示唆演出パターン「SEP-ATU」の設定示唆演出は
、例えば、図9-8(B)に示したような、熱文字画像006SHSEP-ATUを表示
する熱文字演出である。なお、図9-9にて説明するが、熱文字演出は、はずれとなる場
合には設定値を示唆するが、大当りとなる場合には設定値を示唆しない。
図9-8(A)に示した、設定示唆演出パターン「SEP-EYE1」の設定示唆演出
は、例えば、図9-8(C)に示したような、通常態様であるアイキャッチ画像006S
HSEP-EYE1を表示する通常アイキャッチ演出である。図9-8(C)に示したア
イキャッチ画像006SHSEP-EYE1では、キャラクタの浴衣が無地である。なお
、図9-10にて説明するが、通常アイキャッチ演出は、スーパーリーチはずれとなる場
合(変動パターン#13、#14のいずれかとなる場合)に実行され、特別アイキャッチ
演出(後述)ほどではないが、設定値を示唆する。
図9-8(A)に示した、設定示唆演出パターン「SEP-EYE2」の設定示唆演出
は、例えば、図9-8(D)に示したような、特別態様であるアイキャッチ画像006S
HSEP-EYE2を表示する特別アイキャッチ演出である。図9-8(D)に示したア
イキャッチ画像006SHSEP-EYE2では、キャラクタの浴衣が金魚柄である。な
お、図9-10にて説明するが、特別アイキャッチ演出は、スーパーリーチはずれとなる
場合(変動パターン#13、#14のいずれかとなる場合)に実行され、設定値を示唆す
る。なお、SEP-EYE1(通常アイキャッチ演出)と、SEP-EYE2(特別アイ
キャッチ演出)とを区別しない場合(あるいは纏めて)、SEP-EYE(アイキャッチ
演出)と称する。
なお、アイキャッチ画像(アイキャッチ画像006SHSEP-EYE1、アイキャッ
チ画像006SHSEP-EYE2)は、リーチ中の演出背景から、通常背景(非リーチ
背景)の切り替わり際に表示される画像である。
図9-9は、熱文字演出(設定示唆演出パターン「SEP-ATU」)の実行有無の決
定割合について説明する説明図である。図9-9(A)は、設定値が1~5の場合におけ
る熱文字演出の実行有無の決定割合の一例である。図9-9(A)に示す例によれば、ノ
ーマルリーチはずれとなる場合(変動パターン#12となる場合)には実行有を1%の割
合で決定し、スーパーリーチAはずれとなる場合(変動パターン#13となる場合)には
実行有を2%の割合で決定し、スーパーリーチBはずれとなる場合(変動パターン#14
となる場合)には実行有を2%の割合で決定し、ノーマルリーチ大当りとなる場合(変動
パターン#16となる場合)には実行有を40%の割合で決定し、スーパーリーチA大当
りとなる場合(変動パターン#17となる場合)には実行有を60%の割合で決定し、ス
ーパーリーチB大当りとなる場合(変動パターン#18となる場合)には実行有を70%
の割合で決定する。なお、リーチとならない場合には(変動パターン#10、#11のい
ずれかとなる場合)には実行有を0%の割合で決定する(実行しないと決定する)。
図9-9(B)は、設定値が6の場合における熱文字演出(設定示唆演出パターン「S
EP-ATU」)の実行有無の決定割合の一例である。図9-9(B)に示す例によれば
、ノーマルリーチはずれとなる場合(変動パターン#12となる場合)には実行有を5%
の割合で決定し、スーパーリーチAはずれとなる場合(変動パターン#13となる場合)
には実行有を10%の割合で決定し、スーパーリーチBはずれとなる場合(変動パターン
#14となる場合)には実行有を10%の割合で決定し、ノーマルリーチ大当りとなる場
合(変動パターン#16となる場合)には実行有を40%の割合で決定し、スーパーリー
チA大当りとなる場合(変動パターン#17となる場合)には実行有を60%の割合で決
定し、スーパーリーチB大当りとなる場合(変動パターン#18となる場合)には実行有
を70%の割合で決定する。なお、リーチとならない場合には(変動パターン#10、#
11のいずれかとなる場合)には実行有を0%の割合で決定する(実行しないと決定する
)。
図9-9(A)及び図9-9(B)によれば、熱文字演出は、大当り期待度が比較的高
い演出(はずれとなる場合における実行有の決定割合が比較的小さい演出)である。より
詳細には、設定値が1~5であるときの熱文字演出の大当り期待度は、設定値が6である
ときの熱文字演出の大当り期待度よりも高い(はずれとなる場合における熱文字演出の実
行有の決定割合は、設定値が1~5であるときの方が、設定値が6であるときよりも低い
)。
はずれとなる場合における熱文字演出の実行有の決定割合は、設定値が1~5であると
きの方が、設定値が6であるときよりも低いため(つまり、設定値が6であるときの方が
、設定値が1~5であるときよりも高いため)、熱文字演出が実行され、かつ、はずれと
なる頻度は、設定値が6であるときの方が、設定値が1~5であるときよりも高い(具体
的には、同種のリーチに着目した場合、設定値が6であるときの方が、設定値が1~5で
あるときよりも5倍高い)。従って、遊技者は、熱文字演出が実行され、かつ、はずれと
なった頻度によって、設定値が1~5であるか、設定値が6であるかを推測することがで
きる。例えば、遊技者は、熱文字演出が実行され、かつ、スーパーリーチに発展したが、
結果的にはずれとなった頻度が、普段(普段は設定値が1~5のうちのいずれかであるも
のとする)よりも多いと感じた場合には、設定値が6であると推測することが可能になる
一方、大当りとなる場合における熱文字演出の実行有の決定割合は、設定値が1~5で
あるときと、設定値が6であるときとで変わらないため、熱文字演出が実行され、かつ、
大当りとなる頻度は、設定値が1~5であるときも、設定値が6であるときも変わらない
。従って、遊技者は、熱文字演出が実行され、かつ、大当りとなった頻度によって、設定
値が1~5であるか、設定値が6であるかを推測することはできない。
つまり、上述したように、熱文字演出は、はずれとなる場合には設定値を示唆するが、
大当りとなる場合には設定値を示唆しない。
図9-10は、アイキャッチ演出(通常アイキャッチ演出、特別アイキャッチ演出)の
実行有無等の決定割合について説明する説明図である。図9-10(A)は、アイキャッ
チ演出の実行有無の決定割合の一例である。アイキャッチ演出の実行有無の決定割合は、
設定値1~6共通である(設定値に依存しない)。図9-10(A)に示す例によれば、
スーパーリーチAはずれとなる場合(変動パターン#13となる場合)には実行有を10
0%の割合で決定し、スーパーリーチBはずれとなる場合(変動パターン#14となる場
合)にも実行有を100%の割合で決定する。なお、上記以外の場合(変動パターン#1
0~#12、#16~#18のいずれかとなる場合)には実行有を0%の割合で決定する
(実行しないと決定する)。つまり、上述したように、アイキャッチ演出(通常アイキャ
ッチ演出、特別アイキャッチ演出)は、スーパーリーチはずれとなる場合(変動パターン
#13、#14のいずれかとなる場合)に実行される。
特徴部006SHに係るパチンコ遊技機1は、アイキャッチ演出を実行すると決定した
場合、アイキャッチ演出に係る設定示唆演出パターン(「SEP-EYE1」、「SEP-
EYE2」)を決定する。図9-10(B)は、設定値が1~3であるときに、アイキャ
ッチ演出を実行すると決定した場合における設定示唆演出パターン(「SEP-EYE1
」、「SEP-EYE2」)の決定割合の一例である。図9-10(B)に示す例によれ
ば、スーパーリーチAはずれとなる場合には、通常アイキャッチ演出(設定示唆演出パタ
ーン「SEP-EYE1」)を90%の割合で決定し、特別アイキャッチ演出(設定示唆
演出パターン「SEP-EYE2」)を10%の割合で決定し、スーパーリーチBはずれ
となる場合には、通常アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-EYE1」)
を95%の割合で決定し、特別アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-EY
E2」)を5%の割合で決定する。
図9-10(C)は、設定値が4~6であるときに、アイキャッチ演出を実行すると決
定した場合における設定示唆演出パターン(「SEP-EYE1」、「SEP-EYE2」
)の決定割合の一例である。図9-10(C)に示す例によれば、スーパーリーチAはず
れとなる場合には、通常アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-EYE1」
)を60%の割合で決定し、特別アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-E
YE2」)を40%の割合で決定し、スーパーリーチBはずれとなる場合には、通常アイ
キャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-EYE1」)を60%の割合で決定し、
特別アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「SEP-EYE2」)を40%の割合で
決定する。
スーパーリーチAはずれとなるときの特別アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「
SEP-EYE2」)の決定割合は、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3
であるときよりも高いため、スーパーリーチAはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演
出が実行される頻度は、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3であるときよ
りも高い(具体的には、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3であるときよ
りも4倍高い)。従って、遊技者は、スーパーリーチAはずれとなり、かつ、特別アイキ
ャッチ演出が実行された頻度によって、設定値が1~3であるか、設定値が4~6である
かを推測することができる。例えば、遊技者は、スーパーリーチAはずれとなり、かつ、
特別アイキャッチ演出が実行された頻度が、普段(普段は設定値が1~3のうちのいずれ
かであるものとする)よりも多いと感じた場合には、設定値が4~6であると推測するこ
とが可能になる。
スーパーリーチBはずれとなるときの特別アイキャッチ演出(設定示唆演出パターン「
SEP-EYE2」)の決定割合は、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3
であるときよりも高いため、スーパーリーチBはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演
出が実行される頻度は、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3であるときよ
りも高い(具体的には、設定値が4~6であるときの方が、設定値が1~3であるときよ
りも8倍高い)。従って、遊技者は、スーパーリーチBはずれとなり、かつ、特別アイキ
ャッチ演出が実行された頻度によって、設定値が1~3であるか、設定値が4~6である
かを推測することができる。例えば、遊技者は、スーパーリーチBはずれとなり、かつ、
特別アイキャッチ演出が実行された頻度が、普段(普段は設定値が1~3のうちのいずれ
かであるものとする)よりも多いと感じた場合には、設定値が4~6であると推測するこ
とが可能になる。
なお、設定値が1~3であるか設定値が4~6であるかによる特別アイキャッチ演出が
実行される頻度の差は、スーパーリーチAはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演出が
実行される場合よりも、スーパーリーチBはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演出が
実行される場合の方が大きいため(前者は4倍の差、後者は8倍の差)、遊技者は、スー
パーリーチAはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演出が実行された頻度からよりも、
スーパーリーチBはずれとなり、かつ、特別アイキャッチ演出が実行された頻度からによ
る方が、自身による設定値の推定に自信を持ち易くなっている。一例として、スーパーリ
ーチAに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回とも特別アイキャッチ
演出であったケースを考えると、当該ケースは設定値が1~3であるときの1%(10%
×10%。分母はスーパーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変動数)の割合で
生じるのに対し、スーパーリーチBに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あ
り2回とも特別アイキャッチ演出であったケースを考えると、当該ケースは設定値が1~
3であるときの0.25%(5%×5%。分母はスーパーリーチAに発展して結果的には
ずれとなった変動数)の割合でしか生じないため(つまり、スーパーリーチAに発展して
結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回とも特別アイキャッチ演出であったケー
スよりも、スーパーリーチBに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回
とも特別アイキャッチ演出であったケースの方が、設定値が1~3であることを否定しや
すいため)、スーパーリーチBに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2
回とも特別アイキャッチ演出であったケースの方が、設定値の推定(設定値は1~3では
なく4~6であるとの推定)に自信を持ち易くなっている。
なお、スーパーリーチはずれにおいて特別アイキャッチ演出が実行されない場合には通
常アイキャッチ演出が実行されるため(図9-10(B)(C)参照)、スーパーリーチ
はずれにおける通常アイキャッチ演出の実行は、スーパーリーチはずれにおける特別アイ
キャッチ演出の不実行と同義である。従って、特別アイキャッチ演出による示唆ほどでは
ないが、通常アイキャッチ演出によっても設定値は示唆されることになる。一例として、
スーパーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回とも通常ア
イキャッチ演出であったケースを考えると、当該ケースは、設定値が1~3であるときの
81%(90%×90%。分母はスーパーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変
動数)の割合で生じ、設定値が4~6であるときの36%(60%×60%。分母はスー
パーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変動数)の割合で生じるため、設定値の
推定を行ったとしても割と不確実な推定のように思える。一方、スーパーリーチAに発展
して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回とも特別アイキャッチ演出であった
ケースを考えると、当該ケースは、設定値が1~3であるときの1%(10%×10%。
分母はスーパーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変動数)の割合で生じ、設定
値が4~6であるときの24%(40%×40%。分母はスーパーリーチAに発展して結
果的にはずれとなった変動数)の割合で生じるため、設定値は1~3ではなく4~6であ
るとの推定を行ったとしても割と妥当な推定のように思える。つまり、スーパーリーチA
に発展して結果的にはずれとなった変動が合計2回あり2回とも通常アイキャッチ演出で
あったケースよりも、スーパーリーチAに発展して結果的にはずれとなった変動が合計2
回あり2回とも特別アイキャッチ演出であったケースの方が、設定値を推定し易くなって
いる。
図9-11は、各種のタイミングを説明する説明図である。具体的には、図9-11は
、スーパーリーチとなる可変表示における、各種演出の実行タイミング等を説明する説明
図である。
図9-11において、T0は可変表示中の開始タイミングである。T1は、プレゼント
ボックス演出が実行される場合においてプレゼントボックス画像(図9-5(A)に示し
た開いていないプレゼントボックス画像006SHPB-CL)が表示されるタイミング
である。T1では、複数の予告演出の夫々に対応する複数のプレゼントボックス演出を実
行する場合には、複数個のプレゼントボックス画像(プレゼントボックス画像006SH
PB-CL)が表示される。例えば、カットイン予告演出(YEP-A)の実行を対象(
ターゲット)としたプレゼントボックス演出(PBP-A)と、群予告演出(YEP-B
)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-B)とを実行する場合には、2
個のプレゼントボックス画像(プレゼントボックス画像006SHPB-CL)が表示さ
れる。T2は、リーチとなるタイミングである。
T3は、カットイン予告演出(YEP-A)の実行を対象としたプレゼントボックス演
出(PBP-A)が実行される場合において、1つのプレゼントボックス画像のオープン
タイミングである。換言すれば、T3は、図9-5(A)に示した開いていないプレゼン
トボックス画像006SHPB-CLの1つを図9-5(B)に示した開いたプレゼント
ボックス画像006SHPB-OPに変化させるタイミングである。
T4は、カットイン予告演出(YEP-A)の実行を開始するタイミングである。T5
は、カットイン予告演出(YEP-A)の実行を終了するタイミングである。つまり、T
4~T5は、カットイン予告演出(YEP-A)の実行期間である。
T6は、群予告演出(YEP-B)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PB
P-B)が実行される場合において、1つのプレゼントボックス画像のオープンタイミン
グである。換言すれば、T6は、図9-5(A)に示した開いていないプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLの1つを図9-5(B)に示した開いたプレゼントボックス
画像006SHPB-OPに変化させるタイミングである。
T7は、群予告演出(YEP-B)の実行を開始するタイミングである。T8は、群予
告演出(YEP-B)の実行を終了するタイミングである。つまり、T7~T8は、群予
告演出(YEP-B)の実行期間である。
T9は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(
PBP-E)が実行される場合において、1つのプレゼントボックス画像のオープンタイ
ミングである。換言すれば、T9は、図9-5(A)に示した開いていないプレゼントボ
ックス画像006SHPB-CLの1つを図9-5(B)に示した開いたプレゼントボッ
クス画像006SHPB-OPに変化させるタイミングである。
T10は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を開始するタイミングである。T13
は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を終了するタイミングである。つまり、T10
~T13は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行期間である。
T11は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行を開始するタイミングである。T12
は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行を終了するタイミングである。つまり、T11
~T12は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行期間である。T14は、スーパーリー
チに発展するタイミングである。
T15は、ボタン予告演出(YEP-C)の実行を対象としたプレゼントボックス演出
(PBP-C)が実行される場合において、1つのプレゼントボックス画像のオープンタ
イミングである。換言すれば、T15は、図9-5(A)に示した開いていないプレゼン
トボックス画像006SHPB-CLの1つを図9-5(B)に示した開いたプレゼント
ボックス画像006SHPB-OPに変化させるタイミングである。
T16は、ボタン予告演出(YEP-C)の実行を開始するタイミングである。T17
は、ボタン予告演出(YEP-C)の実行を終了するタイミングである。つまり、T17
~T18は、ボタン予告演出(YEP-C)の実行期間である。
T18は、役物予告演出(YEP-D)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(
PBP-D)が実行される場合において、1つのプレゼントボックス画像のオープンタイ
ミングである。換言すれば、T18は、図9-5(A)に示した開いていないプレゼント
ボックス画像006SHPB-CLの1つを図9-5(B)に示した開いたプレゼントボ
ックス画像006SHPB-OPに変化させるタイミングである。
T19は、役物予告演出(YEP-D)の実行を開始するタイミングである。T20は
、役物予告演出(YEP-D)の実行を終了するタイミングである。つまり、T19~T
20は、役物予告演出(YEP-D)の実行期間である。
Ta21~Ta22は、はずれとなる場合における、はずれ図柄停止表示期間である。
Ta22~Ta23は、アイキャッチ演出の実行期間である。Tb21~Tb23は、大
当りとなる場合における、大当り図柄停止表示期間である。
図9-12~図9-14は、各種のタイミングの具体例である。図9-12(A)は、
変動パターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であり、カットイン予告演
出(YEP-A1)が実行され、カットイン予告演出(YEP-A1)の実行を対象とし
たプレゼントボックス演出(PBP-A)が実行される場合の各種のタイミングを示して
いる。なお、設定示唆演出(熱文字演出、アイキャッチ演出)は実行されない。
図9-12(A)において、T1は、1個のプレゼントボックス画像006SHPB-
CLが表示されるタイミングである。つまり、T1では、カットイン予告演出(YEP-
A1)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-A)のプレゼントボックス
画像006SHPB-CLが表示される。T2は、リーチとなるタイミングである。
T3は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-A)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T4~T5は、カットイン予告演出(YEP-A1)の実行期間で
ある。
図9-12(B)は、変動パターンがノーマルリーチ大当り(変動パターン#16)で
あり、カットイン予告演出(YEP-A2)と群予告演出(YEP-B)と擬似連予告演
出(YEP-E)とが実行され、群予告演出(YEP-B)の実行を対象としたプレゼン
トボックス演出(PBP-B)と擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレ
ゼントボックス演出(PBP-E)とが実行され、熱文字演出(SEP-ATU)が実行
される場合の各種のタイミングを示している。
図9-12(B)において、T1は、2個のプレゼントボックス画像006SHPB-
CLが表示されるタイミングである。つまり、T1では、群予告演出(YEP-B)の実
行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-B)のプレゼントボックス画像006
SHPB-CL、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス
演出(PBP-E)のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示される。T2
は、リーチとなるタイミングである。
T4~T5は、カットイン予告演出(YEP-A2)の実行期間である。つまり、プレ
ゼントボックス演出(PBP-A)は行われずに(プレゼントボックス画像006SHP
B-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させることによらずに)
、カットイン予告演出(YEP-A2)が実行される。
T6は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-B)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T7~T8は、群予告演出(YEP-B)の実行期間である。
T9は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-E)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T10~T13は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行期間であ
る。T11~T12は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行期間である。
図9-13は、変動パターンがスーパーリーチBはずれ(変動パターン#14)であり
、ボタン予告演出(YEP-C1)と擬似連予告演出(YEP-E)とが実行され、ボタ
ン予告演出(YEP-C1)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-C)
と擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-
E)とが実行され、熱文字演出(SEP-ATU)と特別アイキャッチ演出(SEP-E
YE2)とが実行される場合の各種のタイミングを示している。
図9-13において、T1は、2個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが
表示されるタイミングである。つまり、T1では、ボタン予告演出(YEP-C1)の実
行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼントボックス画像006
SHPB-CL、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス
演出(PBP-E)のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示される。T2
は、リーチとなるタイミングである。
T9は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-E)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T10~T13は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行期間であ
る。T11~T12は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行期間である。T14は、ス
ーパーリーチに発展するタイミングである。
T15は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼントボッ
クス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化さ
せるタイミングである。T17~T18は、ボタン予告演出(YEP-C1)の実行期間
である。Ta21~Ta22は、はずれ図柄停止表示期間である。Ta22~Ta23は
、特別アイキャッチ演出の実行期間である。
図9-14は、変動パターンがスーパーリーチB大当り(変動パターン#18)であり
、カットイン予告演出(YEP-A2)と群予告演出(YEP-B)とボタン予告演出(
YEP-C2)と役物予告演出(YEP-D)と擬似連予告演出(YEP-E)とが実行
され、カットイン予告演出(YEP-A2)の実行を対象としたプレゼントボックス演出
(PBP-A)と群予告演出(YEP-B)の実行を対象としたプレゼントボックス演出
(PBP-B)とボタン予告演出(YEP-C2)の実行を対象としたプレゼントボック
ス演出(PBP-C)と役物予告演出(YEP-D)の実行を対象としたプレゼントボッ
クス演出(PBP-D)と擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼント
ボックス演出(PBP-E)とが実行され、熱文字演出(SEP-ATU)が実行される
場合の各種のタイミングを示している。
図9-14において、T1は、5個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが
表示されるタイミングである。つまり、T1では、カットイン予告演出(YEP-A2)
の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-A)のプレゼントボックス画像0
06SHPB-CL、群予告演出(YEP-B)の実行を対象としたプレゼントボックス
演出(PBP-B)のプレゼントボックス画像006SHPB-CL、ボタン予告演出(
YEP-C2)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼント
ボックス画像006SHPB-CL、役物予告演出(YEP-D)の実行を対象としたプ
レゼントボックス演出(PBP-D)のプレゼントボックス画像006SHPB-CL、
擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-E
)のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示される。T2は、リーチとなる
タイミングである。
T3は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-A)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T4~T5は、カットイン予告演出(YEP-A2)の実行期間で
ある。
T6は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-B)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T7~T8は、群予告演出(YEP-B)の実行期間である。
T9は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-E)のプレゼントボック
ス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化させ
るタイミングである。T10~T13は、擬似連予告演出(YEP-E)の実行期間であ
る。T11~T12は、熱文字演出(SEP-ATU)の実行期間である。T14は、ス
ーパーリーチに発展するタイミングである。
T15は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼントボッ
クス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化さ
せるタイミングである。T17~T18は、ボタン予告演出(YEP-C2)の実行期間
である。
T19は、T1にて表示したプレゼントボックス演出(PBP-D)のプレゼントボッ
クス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化さ
せるタイミングである。T19~T20は、役物予告演出(YEP-D)の実行期間であ
る。Tb21~Tb22は、大当り図柄停止表示期間である。
(演出決定処理A(予告演出、プレゼントボックス演出についての決定)
図9-15~図9-17は、図7に示す演出制御プロセス処理におけるS171の可変
表示開始設定処理において実行される演出決定処理Aの一例を示すフローチャートである
。なお、図9-16のフローチャートは、図9-15のフローチャートの続きである。図
9-17のフローチャートは、図9-16のフローチャートの続きである。
図9-15に示す演出決定処理Aにおいて、演出制御用CPU120は、変動パターン
に基づいてカットイン予告演出の実行有無を決定する(ステップ006SHS100)。
例えば、図9-3(A)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンが非リ
ーチはずれ(変動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行有を0%の割合で決
定し、変動パターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であれば実行有を1
0%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン#13、#1
4のいずれか)であれば実行有を20%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチ
大当り(変動パターン#16)であれば実行有を30%の割合で決定し、変動パターンが
スーパーリーチ大当り(変動パターン#17、#18のいずれか)であれば実行有を30
%の割合で決定する。
ステップ006SHS100に続いて、演出制御用CPU120は、カットイン予告演
出について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS101)。カット
イン予告演出について実行有と決定した場合(ステップ006SHS101;YES)、
ステップ006SHS102に進む。カットイン予告演出について実行有と決定しなかっ
た場合(ステップ006SHS101;NO)、ステップ006SHS110に進む。
ステップ006SHS101(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいてカットイン予告演出の種類(つまり予告演出パターン)を決定する(ス
テップ006SHS102)。例えば、図9-3(B)に示すように、演出制御用CPU
120は、変動パターンがノーマルリーチはずれであれば、予告演出パターン「YEP-
A1」を100%で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」を0%で決定する。また
、演出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチはずれであれば、予告演出
パターン「YEP-A1」を80%で決定し、予告演出パターン「YEP-A2」を20
%で決定する。また、演出制御用CPU120は、変動パターンがノーマルリーチ大当り
であれば、予告演出パターン「YEP-A1」を50%で決定し、予告演出パターン「Y
EP-A2」を50%で決定する。また、演出制御用CPU120は、変動パターンがス
ーパーリーチ大当りであれば、予告演出パターン「YEP-A1」を20%で決定し、予
告演出パターン「YEP-A2」を80%で決定する。
ステップ006SHS102に続いて、演出制御用CPU120は、ステップ006S
HS102にて決定したカットイン予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「Y
EP-A1」又は予告演出パターン「YEP-A2」)を設定する(ステップ006SH
S103)。
ステップ006SHS103に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて、カットイン予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出
(PBP-A)の実行有無を決定する(ステップ006SHS104)。例えば、図9-
7(A)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがはずれの変動パター
ンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-A)の実行有を15%の割合で決定し、
変動パターンが大当りの変動パターンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-A)
の実行有を90%の割合で決定する。
ステップ006SHS104に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼントボック
ス演出(PBP-A)について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SH
S105)。プレゼントボックス演出(PBP-A)について実行有と決定した場合(ス
テップ006SHS105;YES)、ステップ006SHS106に進む。プレゼント
ボックス演出(PBP-A)について実行有と決定しなかった場合(ステップ006SH
S105;NO)、ステップ006SHS110に進む。
ステップ006SHS105(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼ
ントボックス演出パターン「PBP-A」を設定する(ステップ006SHS106)。
ステップ006SHS101(NO)、ステップ006SHS105(NO)、又は、
ステップ006SHS106に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づ
いて群予告演出の実行有無を決定する(ステップ006SHS110)。例えば、図9-
3(C)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンが非リーチはずれ(変
動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行有を0%の割合で決定し、変動パタ
ーンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であれば実行有を2%の割合で決定
し、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン#13、#14のいずれか)で
あれば実行有を30%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチ大当り(変動パタ
ーン#16)であれば実行有を25%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大
当り(変動パターン#17、#18のいずれか)であれば実行有を50%の割合で決定す
る。
ステップ006SHS110に続いて、演出制御用CPU120は、群予告演出につい
て実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS111)。群予告演出につ
いて実行有と決定した場合(ステップ006SHS111;YES)、ステップ006S
HS113に進む。群予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステップ006S
HS111;NO)、図9-16のステップ006SHS120に進む。
ステップ006SHS111(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、群予告
演出の予告演出パターン「YEP-B」を設定する(ステップ006SHS113)。
ステップ006SHS113に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて、群予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(PBP
-B)の実行有無を決定する(ステップ006SHS114)。例えば、図9-7(B)
に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがはずれの変動パターンであれ
ば、プレゼントボックス演出(PBP-B)の実行有を25%の割合で決定し、変動パタ
ーンが大当りの変動パターンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-B)の実行有
を90%の割合で決定する。
ステップ006SHS114に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼントボック
ス演出(PBP-B)について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SH
S115)。プレゼントボックス演出(PBP-B)について実行有と決定した場合(ス
テップ006SHS115;YES)、ステップ006SHS116に進む。プレゼント
ボックス演出(PBP-B)について実行有と決定しなかった場合(ステップ006SH
S115;NO)、図9-16のステップ006SHS120に進む。
ステップ006SHS115(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼ
ントボックス演出パターン「PBP-B」を設定する(ステップ006SHS116)。
図9-15のステップ006SHS101(NO)、ステップ006SHS105(N
O)、又は、ステップ006SHS106に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいてボタン予告演出の実行有無を決定する(図9-16のステップ006S
HS120)。例えば、図9-3(D)に示すように、演出制御用CPU120は、変動
パターンが非リーチはずれ(変動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行有を
0%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であ
れば実行有を0%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン
#13、#14のいずれか)であれば実行有を25%の割合で決定し、変動パターンがノ
ーマルリーチ大当り(変動パターン#16)であれば実行有を0%の割合で決定し、変動
パターンがスーパーリーチ大当り(変動パターン#17、#18のいずれか)であれば実
行有を50%の割合で決定する。
ステップ006SHS120に続いて、演出制御用CPU120は、ボタン予告演出に
ついて実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS121)。ボタン予告
演出について実行有と決定した場合(ステップ006SHS121;YES)、ステップ
006SHS122に進む。ボタン予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステ
ップ006SHS121;NO)、ステップ006SHS130に進む。
ステップ006SHS121(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいてボタン予告演出の種類(つまり予告演出パターン)を決定する(ステッ
プ006SHS122)。例えば、図9-3(E)に示すように、演出制御用CPU12
0は、変動パターンがスーパーリーチはずれであれば、予告演出パターン「YEP-C1
」を90%で決定し、予告演出パターン「YEP-C2」を10%で決定する。また、演
出制御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチ大当りであれば、予告演出パタ
ーン「YEP-C1」を10%で決定し、予告演出パターン「YEP-C2」を90%で
決定する。
ステップ006SHS122に続いて、演出制御用CPU120は、ステップ006S
HS122にて決定したボタン予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP
-C1」又は予告演出パターン「YEP-C2」)を設定する(ステップ006SHS1
23)。
ステップ006SHS123に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて、ボタン予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(P
BP-C)の実行有無を決定する(ステップ006SHS124)。例えば、図9-7(
C)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがはずれの変動パターンで
あれば、プレゼントボックス演出(PBP-C)の実行有を10%の割合で決定し、変動
パターンが大当りの変動パターンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-C)の実
行有を60%の割合で決定する。
ステップ006SHS124に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼントボック
ス演出(PBP-C)について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SH
S125)。プレゼントボックス演出(PBP-C)について実行有と決定した場合(ス
テップ006SHS125;YES)、ステップ006SHS126に進む。プレゼント
ボックス演出(PBP-C)について実行有と決定しなかった場合(ステップ006SH
S125;NO)、ステップ006SHS130に進む。
ステップ006SHS125(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼ
ントボックス演出パターン「PBP-C」を設定する(ステップ006SHS126)。
ステップ006SHS121(NO)、ステップ006SHS125(NO)、又は、
ステップ006SHS126に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づ
いて役物予告演出の実行有無を決定する(ステップ006SHS130)。例えば、図9
-4(A)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンが非リーチはずれ(
変動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行有を0%の割合で決定し、変動パ
ターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であれば実行有を0%の割合で決
定し、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン#13、#14のいずれか)
であれば実行有を5%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチ大当り(変動パタ
ーン#16)であれば実行有を0%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ大当
り(変動パターン#17、#18のいずれか)であれば実行有を75%の割合で決定する
ステップ006SHS130に続いて、演出制御用CPU120は、役物予告演出につ
いて実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS131)。役物予告演出
について実行有と決定した場合(ステップ006SHS131;YES)、ステップ00
6SHS133に進む。役物予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステップ0
06SHS131;NO)、図9-17のステップ006SHS140に進む。
ステップ006SHS131(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、役物予
告演出の予告演出パターン「YEP-C」を設定する(ステップ006SHS133)。
ステップ006SHS133に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて、役物予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(PB
P-D)の実行有無を決定する(ステップ006SHS134)。例えば、図9-7(D
)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがはずれの変動パターンであ
れば、プレゼントボックス演出(PBP-D)の実行有を5%の割合で決定し、変動パタ
ーンが大当りの変動パターンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-D)の実行有
を80%の割合で決定する。
ステップ006SHS134に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼントボック
ス演出(PBP-D)について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SH
S135)。プレゼントボックス演出(PBP-D)について実行有と決定した場合(ス
テップ006SHS135;YES)、ステップ006SHS136に進む。プレゼント
ボックス演出(PBP-D)について実行有と決定しなかった場合(ステップ006SH
S135;NO)、図9-17のステップ006SHS140に進む。
ステップ006SHS135(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼ
ントボックス演出パターン「PBP-D」を設定する(ステップ006SHS136)。
図9-16のステップ006SHS131(NO)、ステップ006SHS135(N
O)、又は、ステップ006SHS136に続いて、演出制御用CPU120は、変動パ
ターンに基づいて擬似連予告演出の実行有無を決定する(図9-17のステップ006S
HS140)。例えば、図9-4(B)に示すように、演出制御用CPU120は、変動
パターンが非リーチはずれ(変動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行有を
0%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)であ
れば実行有を0%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン
#13、#14のいずれか)であれば実行有を50%の割合で決定し、変動パターンがノ
ーマルリーチ大当り(変動パターン#16)であれば実行有を25%の割合で決定し、変
動パターンがスーパーリーチ大当り(変動パターン#17、#18のいずれか)であれば
実行有を60%の割合で決定する。
ステップ006SHS140に続いて、演出制御用CPU120は、擬似連予告演出に
ついて実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS141)。擬似連予告
演出について実行有と決定した場合(ステップ006SHS141;YES)、ステップ
006SHS143に進む。擬似連予告演出について実行有と決定しなかった場合(ステ
ップ006SHS141;NO)、本フローチャートは終了する。
ステップ006SHS141(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、擬似連
予告演出の予告演出パターン「YEP-E」を設定する(ステップ006SHS143)
ステップ006SHS143に続いて、演出制御用CPU120は、変動パターンに基
づいて、擬似連予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(P
BP-E)の実行有無を決定する(ステップ006SHS144)。例えば、図9-7(
E)に示すように、演出制御用CPU120は、変動パターンがはずれの変動パターンで
あれば、プレゼントボックス演出(PBP-E)の実行有を25%の割合で決定し、変動
パターンが大当りの変動パターンであれば、プレゼントボックス演出(PBP-E)の実
行有を60%の割合で決定する。
ステップ006SHS144に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼントボック
ス演出(PBP-E)について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SH
S145)。プレゼントボックス演出(PBP-E)について実行有と決定した場合(ス
テップ006SHS145;YES)、ステップ006SHS146に進む。プレゼント
ボックス演出(PBP-E)について実行有と決定しなかった場合(ステップ006SH
S145;NO)、本フローチャートは終了する。
ステップ006SHS145(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、プレゼ
ントボックス演出パターン「PBP-E」を設定する(ステップ006SHS146)。
そして、本フローチャートは終了する。
(演出決定処理B(設定示唆演出についての決定)
図9-18は、図7に示す演出制御プロセス処理におけるS171の可変表示開始設定
処理において実行される演出決定処理Bの一例を示すフローチャートである。なお、図9
-15~図9-17にて説明した演出決定処理Aと、図9-18にて説明する演出決定処
理Bとは、可変表示開始設定処理(S171)において何れを先に実行してもよい。
図9-18に示す演出決定処理Bにおいて、演出制御用CPU120は、現在の設定値
と、変動パターンとに基づいて熱文字演出の実行有無を決定する(ステップ006SHS
200)。例えば、演出制御用CPU120は、現在の設定値が1~5のいずれかである
場合には、図9-9(A)に示すように、変動パターンが非リーチはずれ(変動パターン
#10、#11のいずれか)であれば実行有を0%の割合で決定し、変動パターンがノー
マルリーチはずれ(変動パターン#12)であれば実行有を1%の割合で決定し、変動パ
ターンがスーパーリーチAはずれ(変動パターン#13)であれば実行有を2%の割合で
決定し、変動パターンがスーパーリーチBはずれ(変動パターン#14)であれば実行有
を2%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチ大当り(変動パターン#16)で
あれば実行有を40%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチA大当り(変動パ
ターン#17)であれば実行有を60%の割合で決定、変動パターンがスーパーリーチB
大当り(変動パターン#18)であれば実行有を70%の割合で決定する。一方、演出制
御用CPU120は、現在の設定値が6である場合には、図9-9(B)に示すように、
変動パターンが非リーチはずれ(変動パターン#10、#11のいずれか)であれば実行
有を0%の割合で決定し、変動パターンがノーマルリーチはずれ(変動パターン#12)
であれば実行有を5%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチAはずれ(変動パ
ターン#13)であれば実行有を10%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチ
Bはずれ(変動パターン#14)であれば実行有を10%の割合で決定し、変動パターン
がノーマルリーチ大当り(変動パターン#16)であれば実行有を40%の割合で決定し
、変動パターンがスーパーリーチA大当り(変動パターン#17)であれば実行有を60
%の割合で決定、変動パターンがスーパーリーチB大当り(変動パターン#18)であれ
ば実行有を70%の割合で決定する。
ステップ006SHS200に続いて、演出制御用CPU120は、熱文字演出につい
て実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS201)。熱文字演出につ
いて実行有と決定した場合(ステップ006SHS201;YES)、ステップ006S
HS203に進む。熱文字演出について実行有と決定しなかった場合(ステップ006S
HS201;NO)、ステップ006SHS210に進む。
ステップ006SHS201(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、熱文字
演出の設定示唆演出パターン「SEP-ATU」を設定する(ステップ006SHS20
3)。
ステップ006SHS201(NO)、又は、ステップ006SHS203に続いて、
演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてアイキャッチ演出の実行有無を決定
する(ステップ006SHS210)。例えば、図9-10(A)に示すように、演出制
御用CPU120は、変動パターンがスーパーリーチはずれ(変動パターン#13、#1
4)であれば実行有を100%の割合で決定し、それ以外であれば実行有を0%の割合で
決定する。
ステップ006SHS210に続いて、演出制御用CPU120は、アイキャッチ演出
について実行有と決定したか否かを判定する(ステップ006SHS211)。アイキャ
ッチ演出について実行有と決定した場合(ステップ006SHS211;YES)、ステ
ップ006SHS212に進む。アイキャッチ演出について実行有と決定しなかった場合
(ステップ006SHS211;NO)、本フローチャートは終了する。
ステップ006SHS211(YES)に続いて、演出制御用CPU120は、現在の
設定値と、変動パターンとに基づいてアイキャッチ演出の種類(つまり設定示唆演出パタ
ーン)を決定する(ステップ006SHS212)。例えば、演出制御用CPU120は
、現在の設定値が1~3のいずれかである場合には、図9-10(B)に示すように、変
動パターンがスーパーリーチAはずれ(変動パターン#13)であれば、設定示唆演出パ
ターン「SEP-EYE1(通常アイキャッチ演出)」を90%の割合で決定し、設定示
唆演出パターン「SEP-EYE2(特別アイキャッチ演出)」を10%の割合で決定し
、変動パターンがスーパーリーチBはずれ(変動パターン#14)であれば、設定示唆演
出パターン「SEP-EYE1(通常アイキャッチ演出)」を95%の割合で決定し、設
定示唆演出パターン「SEP-EYE2(特別アイキャッチ演出)」を5%の割合で決定
する。一方、演出制御用CPU120は、現在の設定値が4~6のいずれかである場合に
は、図9-10(C)に示すように、変動パターンがスーパーリーチAはずれ(変動パタ
ーン#13)であれば、設定示唆演出パターン「SEP-EYE1(通常アイキャッチ演
出)」を60%の割合で決定し、設定示唆演出パターン「SEP-EYE2(特別アイキ
ャッチ演出)」を40%の割合で決定し、変動パターンがスーパーリーチBはずれ(変動
パターン#14)であれば、設定示唆演出パターン「SEP-EYE1(通常アイキャッ
チ演出)」を60%の割合で決定し、設定示唆演出パターン「SEP-EYE2(特別ア
イキャッチ演出)」を40%の割合で決定する。
ステップ006SHS212に続いて、演出制御用CPU120は、ステップ006S
HS212にて決定したアイキャッチ演出の設定示唆演出パターン(設定示唆演出パター
ン「SEP-EYE1」又は設定示唆演出パターン「SEP-EYE2」)を設定する(
ステップ006SHS213)。
図9-19~図9-22は、特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。具体
的には、図9-19~図9-22は、図9-12(B)に示した例における、主要な場面
を一例として示したものであり、図9-19(A)→図9-19(B)→図9-19(C
)→図9-20(A)→図9-20(B)→図9-20(C)→図9-21(A)→図9
-21(B)→図9-21(C)→図9-22(A)→図9-22(B)→図9-22(
C)の順に遷移する。なお、図9-19(A)(他図も同様。他図では符号省略)には、
アクティブ表示の表示領域であるアクティブ表示領域006SHAHAと、アクティブ表
示領域006SHAHAに表示されたアクティブ表示006SHAHと、が表示されてい
る。
図9-19(A)は、可変表示においてリーチとなる前の場面である。図9-19(B
)は、2個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示された場面(図9-1
2(B)のT1の場面)である。なお、表示されている2個のプレゼントボックス画像0
06SHPB-CLは、表示態様上の区別はないが、群予告演出(YEP-B)の実行を
対象としたプレゼントボックス演出(PBP-B)のプレゼントボックス画像006SH
PB-CL、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボックス演出
(PBP-E)のプレゼントボックス画像006SHPB-CLである。図9-19(C
)は、可変表示においてリーチとなった場面である。
図9-20(A)は、カットイン予告演出(YEP-A2)が行われている場面、つま
り、強カットイン画像006SHYKE-KCIが表示されている場面(図9-12(B
)のT4~T5の場面)である。
図9-20(B)は、1個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼン
トボックス画像006SHPB-OPに変化した場面(図9-12(B)のT6の場面)
である。図9-20(B)の場面では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLが
プレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化したことに対応し(プレゼントボッ
クスが開いたことに対応し)、群予告演出に対応するアイテム画像(「群」と表示された
アイテム画像)が表示されている。
図9-20(C)は、群予告演出(YEP-B)が行われている場面、つまり、群画像
006SHYKE-GNが表示されている場面(図9-12(B)のT7~T8の場面)
である。なお、プレゼントボックス画像006SHPB-OP(群予告演出に対応するア
イテム画像も同様)は、群予告演出(YEP-B)の実行前(例えば、T7の直前)に消
去される。また、ある予告演出の実行に際し消去する、プレゼントボックス画像006S
HPB-OP、アイテム画像の消去タイミングは、当該予告演出の実行前でなくてもよい
(例えば、当該予告演出の実行開始タイミング、当該予告演出の実行中の何れかのタイミ
ング、当該予告演出の実行終了タイミングなどであってもよい)。
図9-21(A)は、1個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼン
トボックス画像006SHPB-OPに変化した場面(図9-12(B)のT9の場面)
である。図9-21(A)の場面では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLが
プレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化したことに対応し(プレゼントボッ
クスが開いたことに対応し)、擬似連予告演出に対応するアイテム画像(「再」と表示さ
れたアイテム画像)が表示されている。
図9-21(B)~図9-22(B)は、擬似連予告演出(YEP-E)が行われてい
る場面(図9-12(B)のT10~T13の場面)である。また、図9-21(C)は
、熱文字演出(SEP-ATU)が行われている場面(図9-12(B)のT11~T1
2の場面)である。図9-22(C)は、大当り図柄が表示されている場面である。
図9-21(B)~図9-22(A)では仮停止図柄006SH-REPが表示され、
図9-22(B)では再可変表示が行われている。また、図9-21(C)では仮停止図
柄006SH-REPに加えて熱文字画像006SHSEP-ATUも表示されているが
、熱文字画像006SHSEP-ATUは仮停止図柄006SH-REPよりも手前側に
表示されている。つまり、熱文字演出が擬似連予告演出よりも優先して実行されている。
なお、図9-21(B)~図9-22(B)では、擬似連予告演出(YEP-E)として
「仮停止→再可変表示」が1回行われる例を示したが、擬似連予告演出(YEP-E)と
して「仮停止→再可変表示」が2回以上行われる場合があるようにしてもよい。
図9-23~図9-25は、特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。具体
的には、図9-23~図9-25は、図9-13に示した例における、一部の場面を一例
として示したものであり、図9-23(A)→図9-23(B)→図9-23(C)→図
9-24(A)→図9-24(B)→図9-24(C)→図9-25(A)→図9-25
(B)→図9-25(C)の順に遷移する。
図9-23(A)は、スーパーリーチ(スーパーリーチB)に発展する直前の場面(図
9-13のT14の直前の場面)である。なお、当該可変表示(図9-13に示した可変
表示)では、T1に、2個のプレゼントボックス画像006SHPB-CL(ボタン予告
演出(YEP-C)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼ
ントボックス画像006SHPB-CL、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象と
したプレゼントボックス演出(PBP-E)のプレゼントボックス画像006SHPB-
CL)が表示されるが、図9-23(A)の場面(T14の直前の場面)では、既に(T
10~T13の場面において)、擬似連予告演出(YEP-E)の実行が終わっているた
め、1個のプレゼントボックス画像006SHPB-CL(ボタン予告演出(YEP-C
)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-C)のプレゼントボックス画像
006SHPB-CL)のみが表示されている。
図9-23(B)は、スーパーリーチに発展した場面(図9-13のT14の場面)で
ある。
図9-23(C)は、1個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼン
トボックス画像006SHPB-OPに変化した場面(図9-13のT15の場面)であ
る。図9-23(C)の場面では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレ
ゼントボックス画像006SHPB-OPに変化したことに対応し(プレゼントボックス
が開いたことに対応し)、ボタン予告演出に対応するアイテム画像(ボタン画像が描かれ
たアイテム画像)が表示されている。
図9-24(A)(B)は、ボタン予告演出(YEP-C1)が行われている場面(図
9-13のT16~T17の場面)である。図9-24(A)では、ボタン画像006S
HYKE-BUが表示され、ボタン押下により、図9-24(A)では、弱カットイン画
像006SHYKE-JCIが表示されている。
図9-24(C)は、スーパーリーチ(スーパーリーチB)において、はずれ図柄が表
示される直前の場面(図9-13のTa21の直前の場面)である。図9-25(A)(
B)は、はずれ図柄が表示された場面(図9-13のTa21~Ta22の場面)である
。図9-25(A)では、小図柄「767」が表示され、図9-25(B)では、飾り図
柄「767」が表示されている。
図9-25(C)は、特別アイキャッチ演出(SEP-EYE2)が行われている場面
(図9-13のTa22~Ta23の場面)である。図9-25(C)では、特別態様で
あるアイキャッチ画像006SHSEP-EYE2(金魚柄の浴衣のキャラクタ画像)が
表示されている。また、図9-25(C)に示すように、アイキャッチ画像006SHS
EP-EYE2の表示中(不図示のアイキャッチ画像006SHSEP-EYE1の表示
中も同様)は、小図柄「767」が視認可能となっている。なお、図9-25(C)の小
図柄「767」の各数字「7」「6」「7」の四隅に図示した「“」は、当該小図柄「7
67」が揺れている旨を表したものである。なお、図9-25(C)の小図柄「767」
に代えて又は加えて図9-25(A)の小図柄「767」も揺れていてもよい。
なお、アイキャッチ画像006SHSEP-EYE2の表示中(不図示のアイキャッチ
画像006SHSEP-EYE1の表示中も同様)には、リーチ対応の小図柄(上記の揺
れている小図柄「767」等)を非表示とし、常時小図柄(図柄確定コマンドで停止表示
される小図柄)を視認可能としてもよい。
なお、アイキャッチ画像006SHSEP-EYE2の表示中(不図示のアイキャッチ
画像006SHSEP-EYE1の表示中も同様)に、アクティブ表示006SHAH、
保留表示、保留数表示(第1特図ゲームに対応する第1保留記憶数、第2特図ゲームに対
応する第2保留記憶数の夫々を数字等で示したもの)などを表示してもよい。
図9-26及び図9-27は、特徴部006SHに係る演出動作例を示す図である。具
体的には、図9-26及び図9-27は、図9-14に示した例における、一部の場面を
一例として示したものであり、図9-26(A)→図9-26(B)→図9-26(C)
→図9-27(A)→図9-27(B)→図9-27(C)の順に遷移する。
図9-26(A)は、5個のプレゼントボックス画像006SHPB-CL(カットイ
ン予告演出(YEP-A)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-A)の
プレゼントボックス画像006SHPB-CL、群予告演出(YEP-B)の実行を対象
としたプレゼントボックス演出(PBP-B)のプレゼントボックス画像006SHPB
-CL、ボタン予告演出(YEP-C)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(P
BP-C)のプレゼントボックス画像006SHPB-CL、役物予告演出(YEP-D
)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-D)のプレゼントボックス画像
006SHPB-CL、擬似連予告演出(YEP-E)の実行を対象としたプレゼントボ
ックス演出(PBP-E)のプレゼントボックス画像006SHPB-CL)が表示され
た場面(図9-14のT1の場面)である。
図9-26(B)は、最後の1個のプレゼントボックス画像006SHPB-CL(役
物予告演出(YEP-D)の実行を対象としたプレゼントボックス演出(PBP-D)の
プレゼントボックス画像006SHPB-CL)がプレゼントボックス画像006SHP
B-OPに変化する直前の場面(図9-14のT18の直前の場面)である。
図9-26(C)は、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼントボッ
クス画像006SHPB-OPに変化した場面(図9-14のT18の場面)である。図
9-26(C)の場面では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼント
ボックス画像006SHPB-OPに変化したことに対応し(プレゼントボックスが開い
たことに対応し)、役物予告演出に対応するアイテム画像(可動体006SH32が描か
れたアイテム画像)が表示されている。
図9-27(A)は、役物予告演出(YEP-D)が行われている場面(図9-14の
T19~T20の場面)である。図9-27(A)では、可動体006SH32が動作し
ている。
図9-27(B)(C)は、大当り図柄が表示された場面(図9-14のTb21~T
b22の場面)である。図9-27(B)では、小図柄「777」が表示され、図9-2
7(C)では、飾り図柄「777」が表示されている。
(特徴部006SHに係る遊技機に関する変形例について)
続いて、特徴部006SHに係る遊技機に関する変形例について説明する。
(特徴部006SHの変形例1)
上記説明では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼントボックス画
像006SHPB-OPに変化した後は(プレゼントボックスが開いた後は)、プレゼン
トボックス画像006SHPB-OPとアイテム画像が消去される例を説明したが、両者
のうちの一方を消去し、他方を消去せずに表示し続けてもよい。また、両方とも消去せず
に表示し続けてもよい。
(特徴部006SHの変形例2)
上記説明では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼントボックス画
像006SHPB-OPに変化したときに、実際に実行される一の予告演出に対応するア
イテム画像が表示される例(例えば、図9-20(B)では、図9-20(C)にて実行
される群予告演出に対応するアイテム画像が表示される等)を説明したが、実際に実行さ
れる一の予告演出を含む複数の予告演出に対応するアイテム画像を表示してもよい。例え
ば、図9-20(B)では、群予告演出と擬似連予告演出とに対応するアイテム画像(例
えば、「群/再」等と示されたアイテム画像)を表示してもよい。
(特徴部006SHの変形例3)
上記説明では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼントボックス画
像006SHPB-OPに変化したときにアイテム画像が表示される例を説明したが、プ
レゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼントボックス画像006SHPB-
OPに変化したときにアイテム画像を表示しなくてもよい。なお、プレゼントボックス画
像006SHPB-CLがプレゼントボックス画像006SHPB-OPに変化したとき
にアイテム画像が表示されると、プレゼントボックス画像006SHPB-CLがプレゼ
ントボックス画像006SHPB-OPに変化したときにアイテム画像が表示されないと
きとで、大当りとなる期待度を異ならせてもよい。
(特徴部006SHの変形例4)
上記では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示されるタイミングが一
定である例を説明したが、プレゼントボックス画像006SHPB-CLを複数種類のう
ちの何れかのタイミングで表示してもよい。プレゼントボックス画像006SHPB-C
Lが表示されるタイミングに応じて、大当りとなる期待度を異ならせてもよい。
(特徴部006SHの変形例5)
上記では、複数個のプレゼントボックス画像006SHPB-CLを表示するときは、
複数個を纏めて表示する例を説明したが、複数個のプレゼントボックス画像006SHP
B-CLを表示するときは1つずつプレゼントボックス画像006SHPB-CLを表示
してもよい。複数個が纏めて表示されるときと、1つずつ表示されるときとで、大当りと
なる期待度を異ならせてもよい。
(特徴部006SHの変形例6)
上記では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLが、単に(何らの演出も実行
されずに)表示されるが例を説明したが、プレゼントボックス画像006SHPB-CL
が表示されるときに演出(例えば、キャラクタが魔法や手品によりプレゼントボックス画
像006SHPB-CLを表示させる演出、キャラクタがプレゼントボックス画像006
SHPB-CLを運んでくる演出等)を実行してもよい。単にプレゼントボックス画像0
06SHPB-CLが表示されるときと、演出後にプレゼントボックス画像006SHP
B-CLが表示されるときとで、大当りとなる期待度を異ならせてもよい。また、演出後
にプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示されるときと、演出後にプレゼン
トボックス画像006SHPB-CLが表示されないときとがあってもよい。例えば、魔
法が成功しプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示されるときと、魔法が失
敗しプレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示されないときとがあってもよい
(特徴部006SHの変形例7)
上記では、プレゼントボックス画像006SHPB-CLは、画像表示装置5の表示領
域の左端に表示する例を説明したが、他の位置に表示してもよい。例えば、アクティブ表
示領域006SHAHA(図9-19参照)の近傍(例えば、アクティブ表示006SH
AHの上部等)に表示してもよい。複数個の場合には、アクティブ表示領域006SHA
HAの近傍に横に並べて表示してもよい。
(特徴部006SHの変形例8)
上記では、図9-11において、各予告演出の実行タイミング等を説明したが、図9-
11は一例であって、他の実行タイミングで各演出を実行してもよい。
予告演出の一例として、カットイン予告演出について説明するが、図9-11の例では
カットイン予告演出の実行開始タイミングは群予告演出の実行開始タイミングよりも早い
が、カットイン予告演出の実行開始タイミングは群予告演出の実行開始タイミングよりも
遅くてもよい。また、図9-11の例ではカットイン予告演出の実行開始タイミングは発
展前であるが、カットイン予告演出の実行開始タイミングは発展後であってもよい。また
、カットイン予告演出は、複数のうちの何れかのタイミングで実行されるものであっても
よい。実行開始タイミングに応じて大当りとなる期待度を異ならせてもよい。また、図9
-11の例ではカットイン予告演出は高々1回しか実行され得ないが(実行開始タイミン
グは1箇所のみであるが)、2回以上実行され得るようにしてもよい(実行開始タイミン
グが2箇所以上あってもよい)。
設定示唆演出の一例として、熱文字演出について説明するが、図9-11の例では熱文
字演出の実行開始タイミングは群予告演出の実行開始タイミングよりも遅いが、熱文字演
出の実行開始タイミングは群予告演出の実行開始タイミングよりも早くてもよい。また、
図9-11の例では熱文字の実行開始タイミングは発展前であるが、熱文字の実行開始タ
イミングは発展後であってもよい。熱文字演出は、複数のうちの何れかのタイミングで実
行されるものであってもよい。また、図9-11の例では熱文字演出は高々1回しか実行
され得ないが(実行開始タイミングは1箇所のみであるが)、2回以上実行され得るよう
にしてもよい(実行開始タイミングが2箇所以上あってもよい)。
(特徴部006SHの変形例9)
上記では、熱文字演出と擬似連予告演出とが重なるときは、熱文字演出を擬似連予告演
出よりも優先(手前側に「熱」を表示等)する例を説明したが(図9-21(C)参照)
、熱文字演出と、他の予告演出(但し、役物予告演出は除く)との関係においても同様で
あってもよい。つまり、設定示唆演出(熱文字演出)と予告演出(擬似連予告演出等)と
が重なるときは設定示唆演出を優先してもよい。
(特徴部006SHの変形例10)
変形例9に関連し、設定示唆演出と予告演出とが重なるときは実行時間の短い方を優先
して実行してもよい。なお、本実施形態では、設定示唆演出(熱文字演出)と予告演出(
擬似連予告演出等)とでは、実行時間は設定示唆演出(熱文字演出)の方が短いため(図
9-11参照)、設定示唆演出(熱文字演出)と予告演出(擬似連予告演出等)とが重な
るときは設定示唆演出を優先している(図9-21(C)参照)。また、設定示唆演出と
予告演出とが重なるときは出現頻度が少ない方を優先して実行してもよい。なお、出現頻
度とは、論理上(計算上)のものであってもよいし、実際の稼働状況(当日等)によるも
のであってもよい。
(特徴部006SHの変形例11)
上記では、設定値が1~5の何れかであるか、あるいは、設定値が6であるかを示唆す
る熱文字演出(図9-9参照)と、設定値が1~3の何れかであるか、あるいは、設定値
が4~6の何れかであるかを示唆するアイキャッチ演出(図9-10参照)とを、設定値
示唆演出として説明したが、示唆対象は、上記に限定されない。例えば、奇数設定である
か(設定値が1、3、5の何れかであるか)、あるいは、偶数設定であるか(設定値が2
、4、6の何れかであるか)を示唆する設定示唆演出を実行してもよい。また、例えば、
低設定であるか(設定値が1又は2であるか)、中設定であるか(設定値が3又は4であ
るか)、あるいは、高設定であるか(設定値が5又はであるか)を示唆する設定示唆演出
を実行してもよい。
(特徴部006SHの変形例12)
上記では、示唆対象(熱文字演出:「1~5」又は「6」、アイキャッチ演出:「1~
3」又は「4~6」)が互いに異なる設定示唆演出を説明したが、示唆対象が同一の異な
る設定示唆演出を実行してもよい。例えば、ある変動(例えば、スーパーリーチB(変動
パターン#14、#18)において、演出Aのみが実行される場合と演出B(大当り信頼
度は演出Aと同一)のみが実行される場合と演出Aも演出Bも実行されない場合とがあり
、演出Aが実行されるときの演出Aの演出態様として、設定値1の場合には通常態様の演
出Aが75%(特別態様の演出Aが25%)の割合で実行され、設定値6の場合には通常
態様の演出Aが25%(特別態様の演出Aが75%)の割合で実行されるようにし、演出
Bが実行されるときの演出Bの演出態様として、設定値1の場合には通常態様の演出Aが
99%(特別態様の演出Aが0.1%)の割合で実行され、設定値6の場合には通常態様
の演出Aが1%(特別態様の演出Aが99.9%)の割合で実行されるようにしてもよい
。上記によれば、演出Aも演出Bも共に示唆対象が同一(「1~5」又は「6」)の設定
示唆演出であるが、演出Aと演出Bとでは設定値示唆(例えば設定値「6」であるとの示
唆)の信頼度は異なる。つまり、通常態様の演出Aが実行されたときも特別態様の演出A
が実行されたときも通常態様の演出Bが実行されたときも特別態様の演出Bが実行された
ときも大当りの信頼度は同じであるが、特別態様の演出Bが実行されたときには特別態様
の演出Aが実行されたときよりも設定値が6であるとの信頼度(示唆の精度)が高い。
(特徴部006SHの変形例13)
上記では、設定値示唆演出が、現在の設定値を示唆する例を説明したが、設定値の変更
の有無を示唆してもよい。熱文字演出(又はアイキャッチ演出)が、設定値の変更の有無
を示唆するようにしてもよいし、熱文字演出やアイキャッチ演出とは異なる設定示唆演出
によって、設定値の変更の有無を示唆するようにしてもよい。
(特徴部006SHの変形例14)
上記では、設定値示唆演出が実行されるときに遊技者の動作が関与しない例を説明した
が、設定値示唆演出が実行されるときに遊技者の動作が関与するようにしてもよい。一例
として、熱文字演出の実行開始前の所定期間内に遊技者に動作(ボタン操作、画面タッチ
、外枠等に設けられた模型(レバー、剣、銃等)の操作)を促進する促進演出を実行し、
当該所定期間内に遊技者の動作があった場合に熱文字演出を実行するようにしてもよい(
当該所定期間内に遊技者の動作がなかった場合には熱文字演出を常に実行しないようにし
てもよいし、熱文字演出を実行する場合と実行しない場合とがあるようにしてもよい)。
(特徴部006SHの変形例15)
上記では、大当りとなるときには実行されずにはずれとなるときに実行される設定示唆
演出としてアイキャッチ演出を説明したが、大当りとなるときには実行されずにはずれと
なるときに実行される設定示唆演出はアイキャッチ演出に限定されない。例えば、バトル
のスーパーリーチにおいて味方キャラクタが敵キャラクタに敗北した場面(例えば、図9
-25(A)の場面等)において、敵キャラクタ(又は味方キャラクタのセリフ)が複数
種類のいずれかのセリフを発するセリフ演出を実行し、発せられたセリフの種類等によっ
て設定値を示唆するようにしてもよい。例えば、設定値が1~3のいずれかであるときに
は敵キャラクタのセリフとしてセリフAを65%、セリフBを35%の決定割合で決定し
、設定値が4~6のいずれかであるときには敵キャラクタのセリフとしてセリフAを35
%、セリフBを65%の決定割合で決定してもよい。例えば、設定値が1~3のいずれか
であるときにはセリフなしを60%、敵キャラクタのセリフを30%、味方キャラクタの
セリフを10%の決定割合で決定し、設定値が4~6のいずれかであるときにはセリフな
しを60%、敵キャラクタのセリフを10%、味方キャラクタのセリフを30%の決定割
合で決定してもよい。
なお、味方キャラクタが敵キャラクタに敗北した場面(例えば、図9-25(A)の場
面等)から味方キャラクタが敵キャラクタに勝利する場面(例えば、図9-27(B)の
場面等)に移行する逆転演出を実行される可能性がある場合には、味方キャラクタが敵キ
ャラクタに敗北した場面では、上述のようなセリフ演出は実行しないようにしてもよい。
または、逆転演出が実行されることが完全に否定された後(逆転演出が実行されるタイミ
ングよりも後のタイミング)に、上述のようなセリフ演出を実行してもよい。
(特徴部006SHの変形例16)
上記では、大当りとなるときには実行されずにはずれとなるときに実行される設定示唆
演出(アイキャッチ演出)と、大当りとなるときとはずれとなるときの何れでも実行され
る設定示唆演出(熱文字演出)とを説明したが、はずれとなるときには実行されずに大当
りとなるときに実行される設定示唆演出を設けるようにしてもよい。例えば、可変表示中
に大当りを報知する大当り確定報知演出を実行可能とし、大当り確定報知演出の演出態様
には複数種類があり、特別態様であるときに設定値(又は、設定変更)を示唆するように
してもよい。
一例として、可変表示中に遊技効果ランプ9を虹色に発光させる確定報知演出を実行可
能とし、通常の発光態様(例えば、通常速度の点滅)であるときには大当りの確定を報知
し、特別の発光態様(例えば、特別速度の点滅)であるときには大当りの確定を報知する
とともに設定値(又は、設定変更)を示唆するようにしてもよい。他の例として、可変表
示中に数字揃いの状態で飾り図柄を回転させる確定報知演出(全回転演出)を実行可能と
し、通常の演出態様(例えば、上から下への順方向の全回転)であるときには大当りの確
定を報知し、特別の演出態様(例えば、下から上への逆方向の全回転)であるときには大
当りの確定を報知するとともに設定値(又は、設定変更)を示唆するようにしてもよい。
(特徴部006SHの変形例17)
上記では、予告演出として、カットイン予告演出(YEP-A1、YEP-A2)、群
予告演出(YEP-B)、ボタン予告演出(YEP-C1、YEP-C2)、役物予告演
出(YEP-D)、擬似連予告演出(YEP-E)を実行する例を説明したが、予告演出
はこれに限定されない。例えば、図9-2(D)(E)(F)に示すような発展予告演出
を実行してもよい。なお、図9-2(D)(E)(F)に示した例では、リーチ中に、背
景画像があたかもガラスのように割れる演出が行われ、スーパーリーチに発展する。
(特徴部006SHの変形例18)
上記では、例えば、カットイン予告演出(YEP-A)を実行する場合においてカット
イン予告演出の実行を対象(ターゲット)としたプレゼントボックス演出(PBP-A)
するなど、予告演出を実行する場合において該予告演出の実行を対象としてプレゼントボ
ックス演出を実行する例を説明したが、予告演出を実行する場合において該予告演出の実
行を対象として他の演出を実行してもよい。例えば、予告演出を実行する場合において該
予告演出の実行を対象として、プレゼントボックス演出に代えて又は加えて、タイマ演出
を実行してもよい。
例えば、残時間が表示されたタイマ画像(例えば、図9-5(C)参照)を表示し、残
時間を徐々に減少させ、残時間がゼロのタイマ画像(例えば、図9-5(D)参照)を表
示した後に、アイテム画像を表示し(又はアイテム画像を表示せずに)、何れかの予告演
出が実行されるようにしてもよい。プレゼントボックス画像006SHPB-CLが表示
されるときと、タイマ画像が表示さえるときとで、大当りとなる期待度を異ならせてもよ
い。
また、プレゼントボックス画像とタイマ画像とが同時に表示される場合があってもよい
。例えば、カットイン予告演出(YEP-A)と群予告演出(YEP)とを実行する場合
に、2個のプレゼントボックス画像が表示される場合(カットイン予告演出に対応するプ
レゼントボックス画像と群予告演出に対応するプレゼントボックス画像とが表示される場
合)や、2個のタイマ画像が表示される場合(カットイン予告演出に対応するタイマ画像
と群予告演出に対応するタイマ画像とが表示される場合)の他、1個のプレゼントボック
ス画像と1個のタイマ画像が表示される場合(カットイン予告演出に対応するプレゼント
ボックス画像と群予告演出に対応するタイマ画像とが表示される場合や、カットイン予告
演出に対応するタイマ画像と群予告演出に対応するプレゼントボックス画像とが表示され
る場合)があってもよい。複数の予告演出を実行する場合において、プレゼントボックス
画像とタイマ画像とが同時に表示されるときと、同時に表示されないときとで、大当りと
なる期待度を異ならせてもよい。
なお、図9-5(C)(D)に示したタイマ画像のタイマはデジタル型のタイマ(数値
によって残時間を表示するタイマ)であるが、針型(針の位置等によって残時間を表示す
るタイマ)のタイマであってもよい。また、残時間を示すものであればタイマではなくて
もよい(例えば、砂時計等であってもよい)。何れの種類のもの(デジタル型のタイマ、
針型のタイマ、砂時計等)が表示されるかで、大当りとなる期待度を異ならせてもよい。
なお、タイマ画像を複数表示する場合には並べて表示してもよいし(例えば、図9-5
(E)参照)、並べずに個数を表示してもよい(例えば、図9-5(F)参照)。プレゼ
ントボックス画像についても並べずに個数を表示してもよい。
(特徴部006SHの変形例19)
上記実施形態では、熱文字演出やアイキャッチ演出によって設定値を示唆しているが、
設定値を示唆するのは、熱文字演出やアイキャッチ演出に限定されない。
一例として、リーチ前や擬似連仮停止前の期間等に行われる演出(例えばミニキャラ演
出等)で設定示唆演出を実行してもよい。当該設定示唆演出に対し、プレゼントボックス
演出等を実行しないようにすればよい(つまり、上記ミニキャラ演出等が実行されること
は、プレゼントボックスが開いて示唆されないようにすればよい)。
他の例として、プレゼントボックス演出によって設定値を示唆するようにしてもよい。
具体的には、例えば、プレゼントボックス演出において、通常態様のプレゼントボックス
画像(図9-5(A)(B)参照)に加え、特別態様のプレゼントボックス画像(例えば
、図9-5(G)(H)参照)を表示可能とし、通常態様のプレゼントボックス画像は何
れかの予告演出の実行を示唆し、特別態様のプレゼントボックス画像は何れかの予告演出
の実行を示唆するとともに設定値(又は、設定変更)を示唆するようにしてもよい。なお
、図9-5(G)のプレゼントボックス画像006SHPB2-CLは、図9-5(A)
のプレゼントボックス画像006SHPB-CLと表示態様(この例では柄)が異なる。
図9-5(H)のプレゼントボックス画像006SHPB2-OPは、図9-5(B)の
プレゼントボックス画像006SHPB-CLと表示態様(この例では柄)が異なる。
他の例として、タイマ演出によって設定値を示唆するようにしてもよい。具体的には、
例えば、タイマ演出において、通常態様のタイマ画像(図9-5(C)(D)参照)に加
え、特別態様のタイマ画像(例えば、図9-5(I)(J)参照)を表示可能とし、通常
態様のタイマ画像は何れかの予告演出の実行を示唆し、特別態様のタイマ画像は何れかの
予告演出の実行を示唆するとともに設定値(又は、設定変更)を示唆するようにしてもよ
い。なお、図9-5(I)のタイマ画像は、図9-5(C)のタイマ画像と表示態様(こ
の例ではベルの有無)が異なる。図9-5(J)のタイマ画像は、図9-5(D)のタイ
マ画像と表示態様(この例ではベルの有無)が異なる。
(特徴部006SHの変形例20)
上記では、可変表示開始設定処理(ステップS171)内においてプレゼントボックス
画像(プレゼントボックス演出)について決定しているが(図7、図9-16、図9-1
7参照)、先読予告設定処理(ステップS161)内においてプレゼントボックス画像に
ついて決定してもよい。可変表示開始設定処理(ステップS171)内においてプレゼン
トボックス画像について決定する態様では、予告演出の実行有無と変動パターンとに基づ
いてプレゼントボックス画像について決定しているが(図9-7参照)、先読予告設定処
理(ステップS161)内においてプレゼントボックス画像について決定する場合には、
受信した図柄指定コマンドや変動カテゴリ指定コマンドの内容に基づいて、プレゼントボ
ックス画像について決定してもよい。なお、一の始動入賞時における先読予告設定処理に
おいて複数のプレゼントボックス画像について纏めて決定してもよいし、夫々の始動入賞
時における先読予告設定処理において1つのプレゼントボックス画像について決定しても
よい。つまり、1つの変動に対し複数のプレゼントボックス画像を対応付けてもよいし、
1つひとつの変動に対し1つずつプレゼントボックス画像を対応付けてもよい。
なお、「設定値の示唆」は、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である可能性が高
い旨を認識させるに止まり、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である旨を確定的に
報知するものでなくてもよいし、ある設定値(又はある範囲内の設定値)である旨を確定
的に報知するものであってもよい。例えば、ある演出やある表示等について、低設定(例
えば、設定値3以下)であるときには決定されないようにすることにより、当該演出や当
該表示等が、高設定(例えば、設定値4以下)である旨を確定的に報知するものとなる。
なお、上記説明では、変動パターンに表示結果(はずれ、大当り)が包含されるため(
例えば、変動パターン#13はスーパーリーチAが実行されることの他にはずれとなるこ
とも含み、変動パターン#17はスーパーリーチAが実行されることの他に大当りとなる
ことも含むため)、表示結果(可変表示結果通知コマンド等の内容)を用いることなく変
動パターン(変動パターン指定コマンドの内容)を用いることにより、各種演出(予告演
出、プレゼントボックス演出、設定示唆演出等)について決定しているが(例えば、図9
-3、図9-4、図9-7、図9-9、図9-10参照)、表示結果(可変表示結果通知
コマンド等の内容)を用いることにより、各種演出(予告演出、プレゼントボックス演出
、設定示唆演出等)について決定してもよい。
(他の機器への適用)
なお、上記では、パチンコ遊技機に適用する例を説明したが、スロット機にも適用可能
である。例えば、ある状態(例えば、有利状態ではない状態)において、周期的(固定ゲ
ーム数毎、所定範囲内のゲーム数毎)に、他の状態(例えば、有利状態)に移行するかを
通常時よりも高確率で抽選するスロット機において、他の状態に移行するかの期待度が異
なる複数種類の予告演出と、実行される予告演出に対応して特定表示(プレゼントボック
ス画像、タイマ画像等)を表示する特定演出を実行可能とし、設定示唆演出を他の状態(
有利状態)に制御されないときに実行可能であり、予告演出の実行前に該予告演出に対応
する特定表示を表示するときと、予告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示を表
示しないときと、があり、予告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示を表示する
ときには、予告演出の実行前に特定表示の表示態様を特別態様に変化させ、予告演出の実
行前に該予告演出に対応する特定表示が表示されるときの方が、予告演出の実行前に該予
告演出に対応する特定表示が表示されないときよりも他の状態(有利状態)に制御される
割合が高く、設定示唆演出が実行されるときに、該設定示唆演出に対応して特定表示が表
示されないようにしてもよい。
あるいは、第1の有利状態(例えば、CZ、ボーナスゲーム等)において、第2の有利
状態(例えば、AT状態、ART状態等)に移行するかを高確率で抽選するスロット機に
おいて、第1の有利状態において、第2の有利状態に移行するかの期待度が異なる複数種
類の予告演出と、予告演出に対応して特定表示(プレゼントボックス画像、タイマ画像等
)を表示する特定演出を実行可能とし、設定示唆演出を第2の有利状態に制御されないと
きに実行可能であり、予告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示を表示するとき
と、予告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示を表示しないときと、があり、予
告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示を表示するときには、予告演出の実行前
に特定表示の表示態様を特別態様に変化させ、予告演出の実行前に該予告演出に対応する
特定表示が表示されるときの方が、予告演出の実行前に該予告演出に対応する特定表示が
表示されないときよりも第2の有利状態に制御される割合が高く、設定示唆演出が実行さ
れるときに、該設定示唆演出に対応して特定表示が表示されないようにしてもよい。
(特徴部006SHに係る手段の説明)
(特徴部006SHに係る手段B1)
遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態、ボーナスゲーム等)に制御可能な遊
技機(例えば、パチンコ遊技機1、スロット機等)であって、不利設定値と該不利設定値
よりも遊技者にとっての有利度が高い有利設定値とを含む複数の設定値のうちからいずれ
かの設定値を設定可能な設定手段と、演出を実行可能な演出実行手段(例えば、演出制御
用CPU120等)と、を備え、前記演出実行手段は、複数種類の予告演出(例えば、図
9-1に示したカットイン予告演出、群予告演出等)と、前記予告演出に対応して特定表
示(例えば、図9-5に示したプレゼントボックス画像、タイマ画像等)を表示する特定
演出と、を実行可能であり、前記設定手段に関する設定示唆演出(例えば、図9-8(A
)に示した特別アイキャッチ演出等)を前記有利状態に制御されないときに実行可能であ
り(例えば、図9-11に示すようにTa22~Ta23に実行可能であり)、前記予告
演出の実行前に該予告演出に対応する前記特定表示を表示するときと、前記予告演出の実
行前に該予告演出に対応する前記特定表示を表示しないときと、があり(例えば、図9-
7に示したプレゼントボックス演出の実行有無の決定割合を参照)、前記予告演出の実行
前に該予告演出に対応する前記特定表示を表示するときには、前記予告演出の実行前に前
記特定表示の表示態様を特別態様に変化させ(例えば、図9-6に示すように、プレゼン
トボックス画像006SHPB-CLをプレゼントボックス画像006SHPB-OPに
変化させ)、前記予告演出の実行前に該予告演出に対応する前記特定表示が表示されると
きの方が、前記予告演出の実行前に該予告演出に対応する前記特定表示が表示されないと
きよりも前記有利状態に制御される割合が高く(例えば、図9-7に示したプレゼントボ
ックス演出の実行有無の決定割合を参照)、前記設定示唆演出が実行されるときに、該設
定示唆演出に対応して前記特定表示が表示されない(例えば、図9-11に示すように、
カットイン予告演出、群予告演出、擬似連予告演出、ボタン予告演出、役物予告演出につ
いてはプレゼントボックスの対象であるが、熱文字演出、アイキャッチ演出についてはプ
レゼントボックスの対象ではない)。
上記遊技機によれば、遊技の興趣の低下を抑制することができる。つまり、特定表示の
対象として設定示唆演出が含まれていると、当該設定示唆演出によって有利状態に制御さ
れないことが遊技者に推測されてしまい、遊技者の期待感が減退して遊技の興趣が低下し
てしまうが、上記遊技機では、特定表示の対象として設定示唆演出が含まれることはない
ため、遊技の興趣の低下を抑制することができる。
(特徴部006SHに係る手段B2)
上記手段B1の遊技機は、前記有利状態に制御されるときに実行されずに前記有利状態
に制御されないときに実行可能な第1設定示唆演出(例えば、図9-10に示したアイキ
ャッチ演出等)と、前記有利状態に制御されるときと前記有利状態に制御されないときの
いずれでも実行可能な第2設定示唆演出(例えば、図9-9に示した熱文字演出等)と、
を実行可能である。
上記遊技機によれば、実行可能な場面が異なる複数種類の設定示唆演出が実行可能であ
るため、遊技の興趣を向上させることができる。なお、上記手段1の遊技機は、前記有利
状態に制御されないときに実行されずに前記有利状態に制御されるときに実行可能な第3
設定示唆演出(例えば、変形例にて例示した確定報知演出等)を実行可能であってもよい
(特徴部006SHに係る手段B3)
上記手段B1又は手段B2の遊技機は、前記設定手段に関する示唆の精度が異なる複数
種類の前記設定示唆演出(例えば、図9-9に示した熱文字演出、図9-10に示したア
イキャッチ演出等)を実行可能である。
上記遊技機によれば、示唆の精度が異なる複数種類の設定示唆演出が実行可能であるた
め、遊技の興趣を向上させることができる。
(特徴部006SHに係る手段B4)
上記手段B1~手段B3の遊技機は、識別情報の可変表示を実行可能であり、前記有利
状態に制御されるかを先読み判定する先読み判定手段を備え、前記特定表示は、前記先読
み判定にもとづいて表示されるものであってもよい(例えば、先読予告設定処理(ステッ
プS161)内においてプレゼントボックス画像の表示について決定してもよい)。
上記遊技機によれば、先読み判定にもとづいて、例えば、当該変動の開始前に特定表示
を表示することができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
(特徴部006SHに係る手段B5)
上記手段B1~手段B4の遊技機は、前記特定表示を複数表示可能であり(例えば、図
9-19(B)、図9-25(A)参照)、前記特定表示の表示数が複数の方が単数より
も前記有利状態に制御されやすい。
上記遊技機によれば、特定表示の表示数に注目させ、遊技の興趣を向上させることがで
きる。
(特徴部006SHに係る手段B6)
上記手段B1~手段B5の遊技機は、前記特定表示の表示態様は複数種類(例えば、図
9-5参照)あり、前記特定表示の表示態様によって前記設定手段に関する示唆を行うよ
うにしてもよい。
上記遊技機によれば、特定表示の表示態様に注目させ、遊技の興趣を向上させることが
できる。
(特徴部006SHに係る手段B7)
上記手段B1~手段B6の遊技機は、前記予告演出の実行期間(例えば、図9-11の
擬似連予告演出の実行期間等)と、前記設定示唆演出の実行期間(例えば、図9-11の
熱文字演出の実行期間等)とが、重なるときは、前記予告演出よりも前記設定示唆演出を
優先的に実行する(例えば、図9-21(C)に示すように「熱」を「再」よりも手前側
に表示する)。
上記遊技機によれば、示唆を見落とすことによる不利益が生じるのを防止することがで
きる。
(特徴部006SHに係る手段B8)
上記手段B1~手段B7の遊技機は、前記設定示唆演出を実行するかの決定と、前記予
告演出を実行するかの決定とが、それぞれ独立して行われる。例えば、設定示唆演出の実
行有無等は演出決定処理B(図9-18参照)で決定され、予告演出の実行有無等は演出
決定処理A(図9-15~図9-17参照)で決定される。
上記遊技機によれば、設定示唆演出と、予告演出とを、好適に実行することができる。
また、設計が容易になる。
(特徴部006SHに係る手段B9)
上記手段B1~手段B8の遊技機は、識別情報の可変表示を実行可能であり、識別情報
の可変表示期間内の複数のタイミングで前記設定示唆演出を実行可能であってもよい。
上記遊技機によれば、複数のタイミングに注目させ、遊技の興趣を向上させることがで
きる。また、複数のタイミングで実行可能であるため、設定示唆演出が実行されるかの期
待感を持続させることができる。
(特徴部018SHに関する説明)
次に、特徴部018SHに係る遊技機について説明する。特徴部018SHに係る遊技
機は、遊技を行うことが可能な遊技機である。この実施の形態では、遊技者にとって有利
な有利状態に制御可能なパチンコ遊技機1を例にとって説明する。有利状態は、例えば、
大当り遊技状態である。
特徴部018SHに係るパチンコ遊技機1は、演出実行手段と、設定手段とを備える。
演出実行手段は、例えば、演出制御基板12の演出制御用CPU120によって実現され
る。設定手段は、例えば、主基板11のCPU103によって実現される。
演出実行手段は、演出を実行可能である。演出実行手段は、複数種類の予告演出を実行
可能である。予告演出は、実行中の可変表示における大当り信頼度を予告する。なお、以
下において、大当り信頼度と、大当り期待度とは同義として説明する。複数種類の予告演
出は、例えば、特定のキャラクタを表示可能なキャラ予告演出、スーパーリーチのタイト
ルを表示可能なタイトル予告演出、プッシュボタン31Bの操作に応じてカットイン画像
を表示可能なボタン予告演出、プッシュボタン31Bまたはスティックコントローラ31
Aの操作に応じて可動体027SH32(役物)を動作可能な役物予告演出、擬似連予告
演出などがある。
また、各予告演出は、それぞれ、大当り期待度に応じた複数の態様がある。キャラ予告
演出を例に挙げると、キャラ予告演出には、大当り期待度が低い弱キャラ予告演出の態様
や、弱キャラ予告演出よりも大当り期待度が高い強キャラ予告演出の態様がある。また、
予告演出は、上述した種類の予告演出に限らず、保留表示やアクティブ表示などの先読み
予告演出や、段階的に演出が発展するステップアップ予告演出や、キャラクタ群が表示可
能な予告演出や、所定のランプが点灯可能な予告演出や、所定の音声が出力可能な予告演
出など、他の予告演出を含む。
演出実行手段は、予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示を表示する
事前演出を実行可能である。特別表示は、後述する関連演出に関係性のある演出である。
例えば、特別表示は、関連演出において用いられるアイテム画像の表示や、関連演出にお
いて表示するキャラクタ画像の表示などである。本実施の形態において、特別表示は、例
えば、武器画像の表示である。より具体的には、武器画像は、例えば、リボルバー(回転
式けん銃)の画像、手榴弾の画像、マシンガンの画像、ロケットランチャーの画像、戦車
の画像などである。
事前演出は、その後に、関連演出が行われることを示唆する演出である。例えば、事前
演出は、予告演出の実行タイミングを示唆する態様で動作する演出画像を用いた演出であ
る。ここでいう予告演出の実行タイミングは、予告演出が開始されるタイミングでもよい
し、予告演出の直前に行われる関連演出が開始されるタイミングでもよい。事前演出は、
例えば、関連演出が開始されるまでの時間(タイマ)を示唆するタイマ演出を含む。タイ
マ演出は、例えば、関連演出が開始されるまでの残時間を、カウントダウン(減算)する
演出やカウントアップ(加算)する演出である。また、タイマ演出の表示態様は、残時間
を数字で表した態様でもよいし、ゲージで表した態様でもよい。
また、演出実行手段は、特別表示が表示された後に、複数種類のうち特別表示の種類に
対応する種類の関連演出を実行可能である。関連演出は、以降に行われる予告演出の種類
を示唆する演出である。例えば、関連演出は、特別表示を用いた演出や、特別表示に付随
する演出である。具体的には、例えば、特別表示をリボルバーとした場合には、関連演出
は、例えば、リボルバーから弾かれた銃弾が、キャラクタとともに表示される的に命中可
能な演出であり、銃弾が的に命中することにより、当該キャラクタによるキャラ予告演出
が行われることを示唆する。なお、以下において、リボルバーを用いた関連演出を「リボ
ルバー関連演出」という場合がある。
また、演出実行手段は、有利状態に制御されることを報知する報知演出を実行可能であ
る。報知演出は、例えば、ノーマルリーチ大当りやスーパーリーチ大当りなどのリーチ演
出を含む。具体的には、報知演出は、例えば、変動パターン#16(ノーマルリーチで大
当りとなる変動パターン)や、変動パターン#17(ノーマルリーチからスーパーリーチ
Aに発展して大当りとなる変動パターン)や、変動パターン#18(ノーマルリーチから
スーパーリーチBに発展して大当りとなる変動パターン)である。
演出実行手段は、いずれの種類の関連演出が実行されても共通の報知演出を実行可能で
ある。具体的に説明すると、本実施の形態において、変動パターンの決定と、予告演出の
決定とは別々に行われる。このため、例えば、変動パターンの決定においてスーパーリー
チAの演出が行われる変動パターン#17が決定された場合に、予告演出が行われるとき
と、予告演出が行われないときとがある。また、本実施の形態において、予告演出が行わ
れるときに、事前演出および関連演出が行われるときと、行われないときとがある。この
ため、演出実行手段は、関連演出が行われるときも、関連演出が行われないときも、変動
パターン#17によるスーパーリーチAの演出を実行可能である。すなわち、演出実行手
段は、いずれの種類の関連演出が実行されても共通の報知演出を実行可能である。
また、本実施の形態において、関連演出の種類によって、実行される予告演出の種類の
選択割合が異なる。例えば、リボルバー関連演出が行われた場合、キャラ予告演出が行わ
れる割合が高く、キャラ予告演出以外の予告演出が行われる割合が低い。本実施の形態で
は、リボルバー関連演出が行われた場合、キャラ予告演出が行われる割合が100%であ
り、キャラ予告演出以外の予告演出が行われる割合が0%である。
また、本実施の形態において、事前演出の演出態様は、複数ある。具体的には、事前演
出の演出態様は、例えば、タイマ演出におけるタイマの長さが異なる複数の態様である。
具体的には、タイマ演出においてセットされるタイマ(態様)は、例えば、15秒、30
秒、40秒、および50秒のうちのいずれかである。例えば、各態様の大当り期待度は、
セットされるタイマが短いときよりも長いときの方が高い。また、例えば、15秒のタイ
マは、30秒のタイマの半分の期間である。これにより、設計段階における演出の変更に
柔軟に対応することが可能になる。なお、同様の観点からすると、40秒のタイマを、1
5秒の3倍の45秒とし、50秒のタイマを、15秒の4倍の60秒としてもよい。
また、本実施の形態において、事前演出の演出態様によって特別表示の種類が特定の種
類となる割合が異なる。特定の種類の特別表示は、リボルバー、手榴弾、マシンガン、ロ
ケットランチャー、戦車のうちのいずれかの特別表示である。例えば、事前演出の演出態
様が15秒の場合、リボルバーの特別表示が決定されやすく、リボルバー以外の特別表示
が決定されにくい。本実施の形態では、事前演出の演出態様が15秒の場合、リボルバー
の特別表示が決定される割合が100%である。
また、事前演出の演出態様が30秒の場合、手榴弾の特別表示が決定されやすく、手榴
弾以外の特別表示が決定されにくい。本実施の形態では、事前演出の演出態様が30秒の
場合、手榴弾の特別表示が決定される割合が100%である。また、事前演出の演出態様
が50秒の場合、戦車の特別表示が決定されやすく、戦車以外の特別表示が決定されにく
い。本実施の形態では、事前演出の演出態様が50秒の場合、戦車の特別表示が決定され
る割合が100%である。
また、本実施の形態において、演出実行手段は、予告演出を実行する前に事前演出を実
行するときと、予告演出を実行する前に事前演出を実行しないときと、がある。例えば、
演出実行手段は、予告演出が弱予告演出の場合に事前演出が実行しやすくく、予告演出が
強予告演出の場合に事前演出が実行しにくい。また、本実施の形態において、予告演出の
実行前に事前演出が実行されるか否かによって有利状態に制御される割合が異なる。例え
ば、事前演出が実行された場合は、事前演出が実行されない場合に比べて、有利状態に制
御される割合が高い。
また、本実施の形態において、事前演出は、導入演出を含む。導入演出は、事前演出の
前段階に行われる、事前演出の開始を示唆する演出である。演出実行手段は、導入演出に
おいて、事前演出が行われる複数の期間のうちいずれかの期間を表示する特殊演出を実行
可能である。特殊演出は、具体的には、タイマ演出における、15秒、30秒、40秒、
および50秒のタイマのうちいずれかを通知する演出である。例えば、導入演出は、タイ
マが増加していき(カウントアップしていき)、所定のキャラクタがセットするタイマを
指定する演出である。
また、本実施の形態において、演出実行手段は、識別情報の可変表示に対応して、装飾
識別情報の可変表示を実行可能である。識別情報は、例えば、特別図柄である。装飾識別
情報は、例えば、飾り図柄である。演出実行手段は、装飾識別情報が特定態様で表示され
た後に報知演出を実行可能である。特定態様は、例えば、いわゆるリーチ態様である。リ
ーチ態様は、例えば、複数(3つ)の飾り図柄のうち、2つの飾り図柄が同一または関連
する飾り図柄が仮停止表示され、残り1つの飾り図柄が仮停止表示された図柄とは異なる
可変表示が行われる態様である。
演出実行手段は、導入演出の実行中に装飾識別情報を用いた特別演出を実行しない。特
別演出は、装飾識別情報の特定態様の演出を含む。また、特別演出は、特定態様の演出の
このほかにも、擬似連予告演出における飾り図柄の仮停止や、擬似連予告演出における飾
り図柄のスベリ変動などの演出を含む。このスベリ変動は、例えば、擬似連予告演出にお
いて、複数の飾り図柄を同一または関連する図柄で仮停止表示させて、残り1つの飾り図
柄の可変表示を通常の可変表示よりも高速の可変表示とした後に仮停止表示させる変動で
ある。言い換えれば、スベリ変動は、残り1つの飾り図柄があたかも滑ってきたかのよう
に見せる変動である。
演出実行手段は、関連演出の実行後に特別演出を実行可能である。本実施の形態におい
て、演出実行手段は、関連演出の実行前と、関連演出の実行後とで、特別演出としてのリ
ーチ態様の演出(スーパーリーチの演出)を行う。
また、本実施の形態において、設定手段は、遊技者にとって有利度がそれぞれ異なる複
数の設定値のうちいずれかを設定可能である。複数の設定値は、例えば、設定値「1」~
「6」の6種類ある。
大当りの当選確率は、設定値に応じて異なる。具体的には大当りの当選確率は、「6」
が最も高く、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」の順に、値が小さくなるにしたが
って低くなっている。すなわち、設定値「6」が設定されている場合には、遊技者にとっ
ての有利度が最も高く、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」の順に値が小さくなる
にしたがって、遊技者にとっての有利度が段階的に低くなる。なお、設定値は、パチンコ
遊技機1の内部に設けられる設定変更ボタンを店員が操作することによって変更される。
演出実行手段は、有利状態に制御されないときに、設定値を示唆する設定示唆演出を実
行可能である。有利状態に制御されないときとは、例えば、はずれの表示結果が導出表示
される可変表示であり、スーパーリーチはずれの可変表示である。設定示唆演出は、設定
値そのものを示唆する演出や、設定変更の有無を示唆する演出である。本実施の形態にお
いて、設定示唆演出は、アイキャッチ演出である。アイキャッチ演出は、表示中の画像に
、割り込むようにして(最も手前に見えるようにして)アイキャッチ画像を表示させる演
出である。
演出実行手段は、例えば、スーパーリーチに発展してはずれの飾り図柄が導出表示され
た後に、設定示唆演出を実行可能である。設定示唆演出は、スーパーリーチ後のはずれの
飾り図柄が仮停止表示されている画像に、割り込むようにしてアイキャッチ画像が表示さ
れる演出である。このようなタイミングで設定示唆演出を行うことにより、スーパーリー
チ後のはずれでも、パチンコ遊技機1に対する遊技者の関心が低下してしまうことを抑え
ることができる。
また、設定示唆演出は、可変表示には直接は関係しない演出である。このため、設定示
唆演出は、可変表示における一連の演出との関係性を考慮しなくてもよいタイミングで行
うことが可能である。そこで、演出実行手段は、設定示唆演出に対応して事前演出を実行
しない。一方で、関連演出は、予告演出の前段階に行われる演出であり、一連の演出との
関係性を考慮する必要のある演出である。このため、演出実行手段は、関連演出に対応し
て事前演出を実行可能である。
また、本実施の形態において、関連演出の演出期間は、関連演出の種類によらず、共通
の演出期間である。例えば、特別表示がマシンガンまたはロケットランチャーの画像の表
示の場合、事前演出であるタイマ演出におけるタイマは同じ時間(例えば40秒)である
。また、特別表示がマシンガンの画像の表示の場合、関連演出は、マシンガンを用いた関
連演出(以下「マシンガン関連演出」という場合がある。)である。一方で、特別表示が
ロケットランチャーの画像の表示の場合、関連演出は、ロケットランチャーを用いた関連
演出(以下「ロケットランチャー関連演出」という場合がある。)である。マシンガン関
連演出と、ロケットランチャー関連演出とは、同じ演出期間である。すなわち、マシンガ
ン関連演出およびロケットランチャー関連演出は、関連演出の種類によらず、共通の演出
期間である。
また、本実施の形態において、事前演出の演出態様は、第1の要素と、第2の要素とを
含む。第1の要素は、例えば、タイマ演出においてセットされる時間(タイマ)である。
第2の要素は、例えば、タイマ演出の残時間を示すタイマ画像の表示態様である。本実施
の形態にでは、第1の要素と第2の要素との組合せによって、有利状態に制御される期待
度が異なる。例えば、タイマ(第1の要素)の種類は、15秒、30秒、40秒、および
50秒の4種類である。タイマの大当り期待度は、セットされる時間が長いほど高い。
また、タイマ画像の表示態様(第2の要素)の種類は、例えば、赤色と白色の2種類で
ある。タイマ画像の大当り期待度は、白色よりも赤色の方が高い。第1の要素と第2の要
素との組合せは、例えば、8種類(4種類×2種類)である。例えば、タイマが50秒で
あり、タイマ画像が赤色の場合に最も大当り期待度が高く、タイマが15秒であり、タイ
マ画像が白色の場合に最も大当り期待度が低い。
(予告演出に関する説明)
図10-1は、予告演出パターンおよびその内容の一例を示す説明図である。図10-
1において、「予告演出パターン」は、「YEP-A」、「YEP-B」、「YEP-C
」、「YEP-D」、「YEP-E」の5つに分類される。予告演出パターン「YEP-
A」の演出内容は、キャラ予告演出である。予告演出パターン「YEP-B」の演出内容
は、タイトル予告演出である。予告演出パターン「YEP-C」の演出内容は、ボタン予
告演出である。予告演出パターン「YEP-D」の演出内容は、役物予告演出である。予
告演出パターン「YEP-E」の演出内容は、擬似連予告演出である。
また、予告演出パターン「YEP-A」には、予告演出パターン「YEP-A1」およ
び予告演出パターン「YEP-A2」の2種類がある。予告演出パターン「YEP-A1
」の演出内容は、弱キャラ予告演出である。弱キャラ予告演出は、例えば、青色の服を着
た特定のキャラクタが出現する演出である。予告演出パターン「YEP-A2」の演出内
容は、強キャラ予告演出である。強キャラ予告演出は、例えば、赤色の服を着た特定のキ
ャラクタが出現する演出である。
また、予告演出パターン「YEP-B」には、予告演出パターン「YEP-B1」およ
び予告演出パターン「YEP-B2」の2種類がある。予告演出パターン「YEP-B1
」の演出内容は、弱タイトル予告演出である。弱タイトル予告演出は、例えば、リーチ演
出のタイトルが青色で表示される演出である。予告演出パターン「YEP-B2」の演出
内容は、強タイトル予告演出である。強タイトル予告演出は、例えば、リーチ演出のタイ
トルが赤色で表示される演出である。
また、予告演出パターン「YEP-C」には、予告演出パターン「YEP-C1」およ
び予告演出パターン「YEP-C2」の2種類がある。予告演出パターン「YEP-C1
」の演出内容は、弱ボタン予告演出である。弱ボタン予告演出は、例えば、プッシュボタ
ン31Bの操作に応じて青色のカットイン画像が表示される演出である。予告演出パター
ン「YEP-C2」の演出内容は、強ボタン予告演出である。強ボタン予告演出は、例え
ば、プッシュボタン31Bの操作に応じて赤色のカットイン画像が表示される演出である
また、予告演出パターン「YEP-D」には、予告演出パターン「YEP-D1」およ
び予告演出パターン「YEP-D2」の2種類がある。予告演出パターン「YEP-D1
」の演出内容は、弱役物予告演出である。弱役物予告演出は、例えば、ボタン画像(プッ
シュボタン31Bの画像)の表示後にプッシュボタン31Bの操作に応じて可動体027
SH32(役物)が動作する演出である。予告演出パターン「YEP-D2」の演出内容
は、強役物予告演出である。弱役物予告演出は、例えば、レバー画像(スティックコント
ローラ31Aの画像)の表示後にスティックコントローラ31Aの操作に応じて可動体0
27SH32(役物)が動作する演出である。
(予告演出の決定割合に関する説明)
図10-2および図10-3は、予告演出の決定割合の一例を示す説明図である。図1
0-2(A)は、キャラ予告演出の実行有無の決定割合の一例である。図10-2(A)
において、「変動パターン」は、変動パターン#10~14、#16~18(図8-3参
照)のいずれかを示す。「実行有の決定割合」は、キャラ予告演出が実行される割合を示
す。具体的に説明すると、非リーチはずれの変動パターン#10、#11の場合、キャラ
予告演出が実行される割合は0%である。また、ノーマルリーチはずれとなる変動パター
ン#12の場合、キャラ予告演出が実行される割合は30%である。
スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、キャラ予告演出が実
行される割合は35%である。ノーマルリーチ大当りとなる変動パターン#16の場合、
キャラ予告演出が実行される割合は40%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パタ
ーン#17、#18の場合、キャラ予告演出が実行される割合は45%である。このよう
な決定割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン
#17、#18)ほど、キャラ予告演出を実行しやすくし、大当り期待度の低い変動パタ
ーン(例えば、変動パターン#10、#11)ほど、キャラ予告演出を実行しにくくする
ことができる。
なお、キャラ予告演出の実行有無の決定割合は、設定値1~6共通である。すなわち、
キャラ予告演出の実行有無の決定割合は、設定値に依存しない。このことは、キャラ予告
演出の実行有無の決定割合に限らず、他の予告演出の実行有無の決定割合についても同様
である。
図10-2(B)は、キャラ予告演出を実行すると決定した場合におけるキャラ予告演
出の予告演出パターンの決定割合の一例を示す説明図である。図10-2(B)において
、「変動パターン」は、変動パターン#12~14、#16~18のいずれかを示す。予
告演出パターン「YEP-A1」の欄は、予告演出パターン「YEP-A1」の決定割合
を示す。予告演出パターン「YEP-A2」の欄は、予告演出パターン「YEP-A2」
の決定割合を示す。
例えば、ノーマルリーチはずれとなる変動パターン#12の場合、予告演出パターン「
YEP-A1」に決定される割合が90%であり、予告演出パターン「YEP-A2」に
決定される割合が10%である。スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#1
4の場合、予告演出パターン「YEP-A1」に決定される割合が60%であり、予告演
出パターン「YEP-A2」に決定される割合が40%である。ノーマルリーチ大当りと
なる変動パターン#16の場合、予告演出パターン「YEP-A1」に決定される割合が
50%であり、予告演出パターン「YEP-A2」に決定される割合が50%である。
スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、予告演出パターン「
YEP-A1」に決定される割合が40%であり、予告演出パターン「YEP-A2」に
決定される割合が60%である。このような決定割合とすることにより、大当り期待度の
高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18)ほど、強キャラ予告演出を実
行しやすくし、大当り期待度の低い変動パターンの場合(例えば、変動パターン12)ほ
ど、弱キャラ予告演出を実行しやすくすることができる。
図10-2(C)は、タイトル予告演出の実行有無の決定割合の一例である。図10-
2(C)において、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18
のいずれかを示す。なお、図10-2(C)において、変動パターン#10~12、#1
5は記載されていない。これについて補足すると、タイトル予告演出は、スーパーリーチ
のタイトルを予告する演出である。このため、変動パターン#10~12、#15の場合
には、スーパーリーチに至る前に変動表示が終了する。このことから、変動パターン#1
0~12、#15の場合には、タイトル予告演出が実行されることはない。このような理
由から、図10-2(C)において、変動パターン#10~12、#15は記載されてい
ない。
図10-2(C)において、「実行有の決定割合」は、タイトル予告演出が実行される
割合を示す。スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、タイトル
予告演出が実行される割合は25%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#
17、#18の場合、タイトル予告演出が実行される割合は50%である。このような決
定割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#1
7、#18)の場合にタイトル予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当
り期待度の低い変動パターン(例えば、変動パターン#13、#14)の場合にタイトル
予告演出を実行しにくくすることができる。
図10-2(D)は、タイトル予告演出を実行すると決定した場合におけるタイトル予
告演出の予告演出パターンの決定割合の一例を示す説明図である。図10-2(D)にお
いて、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18のいずれかを
示す。予告演出パターン「YEP-B1」の欄は、予告演出パターン「YEP-B1」の
決定割合を示す。予告演出パターン「YEP-B2」の欄は、予告演出パターン「YEP
-B2」の決定割合を示す。
例えば、スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、予告演出パ
ターン「YEP-B1」に決定される割合が70%であり、予告演出パターン「YEP-
B2」に決定される割合が30%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#1
7、#18の場合、予告演出パターン「YEP-B1」に決定される割合が30%であり
、予告演出パターン「YEP-B2」に決定される割合が70%である。このような決定
割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17
、#18)の場合に強タイトル予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当
り期待度の低い変動パターンの場合(例えば、変動パターン#13、#14)に弱タイト
ル予告演出を実行しやすくすることができる。
また、図10-2(A)、(B)と、図10-2(C)、(D)とを比較すると、大当
り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18)の場合に、強キャ
ラ予告演出よりも、強タイトル予告演出が行われやすくなっている。このため、本実施の
形態では、強キャラ予告演出よりも、強タイトル予告演出の方が大当り期待度の高い演出
となっている。
図10-3(E)は、ボタン予告演出の実行有無の決定割合の一例である。図10-3
(E)において、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18の
いずれかを示す。なお、図10-3(E)において、変動パターン#10~12、#15
は記載されていない。これは、タイトル予告演出の場合と同様に、ボタン予告演出はスー
パーリーチに発展した後に行われる演出であり、変動パターン#10~12、#15の場
合には、スーパーリーチに至る前に変動表示が終了する。このため、変動パターン#10
~12、#15の場合には、ボタン予告演出が実行されることはない。このような理由か
ら、図10-3(E)において、変動パターン#10~12、#15は記載されていない
図10-3(E)において、「実行有の決定割合」は、ボタン予告演出が実行される割
合を示す。スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、ボタン予告
演出が実行される割合は20%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#17
、#18の場合、ボタン予告演出が実行される割合は60%である。このような決定割合
とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#
18)の場合にボタン予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当り期待度
の低い変動パターン(例えば、変動パターン#13、#14)の場合にボタン予告演出を
実行しにくくすることができる。
図10-3(F)は、ボタン予告演出を実行すると決定した場合におけるボタン予告演
出の予告演出パターンの決定割合の一例を示す説明図である。図10-3(F)において
、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18のいずれかを示す
。予告演出パターン「YEP-C1」の欄は、予告演出パターン「YEP-C1」の決定
割合を示す。予告演出パターン「YEP-C2」の欄は、予告演出パターン「YEP-C
2」の決定割合を示す。
例えば、スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、予告演出パ
ターン「YEP-C1」に決定される割合が80%であり、予告演出パターン「YEP-
C2」に決定される割合が20%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#1
7、#18の場合、予告演出パターン「YEP-C1」に決定される割合が20%であり
、予告演出パターン「YEP-C2」に決定される割合が80%である。このような決定
割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17
、#18)の場合に強ボタン予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当り
期待度の低い変動パターンの場合(例えば、変動パターン#13、#14)に弱ボタン予
告演出を実行しやすくすることができる。
また、図10-2(C)、(D)と、図10-3(E)、(F)とを比較すると、大当
り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18)の場合に、強タイ
トル予告演出よりも、強ボタン予告演出が行われやすくなっている。このため、本実施の
形態では、強タイトル予告演出よりも、強ボタン予告演出の方が大当り期待度の高い演出
となっている。
図10-3(G)は、役物予告演出の実行有無の決定割合の一例である。図10-3(
G)において、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18のい
ずれかを示す。なお、図10-3(G)において、変動パターン#10~12、#15は
記載されていない。これは、ボタン予告演出の場合と同様に、役物予告演出はスーパーリ
ーチに発展した後に行われる演出であり、変動パターン#10~12、#15の場合には
、スーパーリーチに至る前に変動表示が終了する。このため、変動パターン#10~12
、#15の場合には、役物予告演出が実行されることはない。このような理由から、図1
0-3(G)において、変動パターン#10~12、#15は記載されていない。
図10-3(G)において、「実行有の決定割合」は、役物予告演出が実行される割合
を示す。スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、役物予告演出
が実行される割合は10%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#17、#
18の場合、ボタン予告演出が実行される割合は70%である。このような決定割合とす
ることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18
)の場合に役物予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当り期待度の低い
変動パターン(例えば、変動パターン#13、#14)の場合に役物予告演出を実行しに
くくすることができる。
図10-3(H)は、役物予告演出を実行すると決定した場合における役物予告演出の
予告演出パターンの決定割合の一例を示す説明図である。図10-3(H)において、「
変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#17、#18のいずれかを示す。予
告演出パターン「YEP-D1」の欄は、予告演出パターン「YEP-D1」の決定割合
を示す。予告演出パターン「YEP-D2」の欄は、予告演出パターン「YEP-D2」
の決定割合を示す。
例えば、スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、予告演出パ
ターン「YEP-D1」に決定される割合が90%であり、予告演出パターン「YEP-
D2」に決定される割合が10%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#1
7、#18の場合、予告演出パターン「YEP-D1」に決定される割合が10%であり
、予告演出パターン「YEP-D2」に決定される割合が90%である。このような決定
割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17
、#18)の場合に強役物予告演出を実行しやすくし、この変動パターンよりも大当り期
待度の低い変動パターンの場合(例えば、変動パターン#13、#14)に弱役物予告演
出を実行しやすくすることができる。
また、図10-3(E)、(F)と、図10-3(G)、(H)とを比較すると、大当
り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18)の場合に、強ボタ
ン予告演出よりも、強役物予告演出が行われやすくなっている。このため、本実施の形態
では、強ボタン予告演出よりも、強役物予告演出の方が大当り期待度の高い演出となって
いる。
図10-3(I)は、擬似連予告演出の実行有無の決定割合の一例である。図10-3
(I)において、「変動パターン」は、変動パターン#10~14、#16~18のいず
れかを示す。「実行有の決定割合」は、擬似連予告演出が実行される割合を示す。非リー
チはずれの変動パターン#10、#11の場合、擬似連予告演出が実行される割合は0%
である。また、ノーマルリーチはずれとなる変動パターン#12の場合、擬似連予告演出
が実行される割合は5%である。
スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、擬似連予告演出が実
行される割合は50%である。ノーマルリーチ大当りとなる変動パターン#16の場合、
擬似連予告演出が実行される割合は50%である。スーパーリーチ大当りとなる変動パタ
ーン#17、#18の場合、擬似連予告演出が実行される割合は60%である。このよう
な決定割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン
#17、#18)ほど、擬似連予告演出を実行しやすくし、大当り期待度の低い変動パタ
ーン(例えば、変動パターン#10、#11)ほど、擬似連予告演出を実行しにくくする
ことができる。
(予告演出が行われる一連の演出の流れに関する説明)
次に、図10-4~図10-7を用いて、予告演出が行われる一連の演出の流れについ
て、共通の報知演出を実行可能な変動パターン#18(スーパーリーチBに発展するスー
パーリーチ大当りの可変表示)を例に挙げて、説明する。図10-4は、キャラ予告演出
を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタイミングを示す説明図である。
図10-4に示すように、変動パターン#18のスーパーリーチ大当りの場合、タイミン
グt0において可変表示を開始する。なお、以下では、リーチ態様となる前の可変表示を
「通常変動」という。タイミングt1は、導入演出が行われるタイミングである。導入演
出では、以降に行われるタイマ演出におけるタイマがセットされる。例えば、キャラ予告
演出が行われる場合にセットされるタイマは、15秒である。
タイミングt2は、ノーマルリーチの開始タイミング、および、タイマ演出の開始タイ
ミングである。図10-4において、タイマ演出では、15秒のカウントダウンが行われ
る。この15秒のカウントダウンの間に、特別表示としての武器(例えば、リボルバー)
を獲得する演出画像が表示される。なお、擬似連予告演出を実行するものと決定されてい
る場合には、タイミングt2において、ノーマルリーチに代えて、擬似連予告演出が行わ
れる。また、擬似連予告演出は、タイミングt1よりも前、すなわち、導入演出よりも前
に行われるようにしてもよい。
タイミングtsは、タイマ演出における残時間が「0」となり、関連演出(リボルバー
関連演出)が開始されるタイミングである。リボルバー関連演出では、タイマ演出におい
て獲得された武器(リボルバー)を用いた狙撃を示す演出画像が表示される。そして、こ
の狙撃後にタイミングt3になると、キャラクタ画像018SH400が用いられるキャ
ラ予告演出が開始される。本実施の形態において、リボルバー関連演出の後に行われるキ
ャラ予告演出は、強キャラ予告演出である。
タイミングt4は、スーパーリーチBが開始されるタイミングである。タイミングt5
は、タイトル予告演出が実行可能なタイミングである。タイトル予告演出を実行するもの
と決定されている場合には、タイミングt5においてタイトル予告演出が行われる。タイ
ミングt6は、ボタン予告演出が実行可能なタイミングである。ボタン予告演出を実行す
るものと決定されている場合には、タイミングt6においてボタン予告演出が行われる。
タイミングt7は、役物予告演出が実行可能なタイミングである。役物予告演出を実行す
るものと決定されている場合には、タイミングt7において役物予告演出が行われる。
タイミングt8は、飾り図柄が同一または関連する図柄で仮停止表示して、再抽選が行
われるタイミングである。再抽選では、例えば、タイミングt8で仮停止表示した図柄で
停止表示する場合もあるし、通常大当りを示す図柄から確変大当りを示す図柄に昇格する
、いわゆる昇格演出が行われる場合もある。タイミングt9は、図柄の停止タイミングで
ある。
図10-5は、タイトル予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出
のタイミングを示す説明図である。なお、以下において、図10-4で説明した内容と同
様の内容については、同様の符号を付し、説明を省略する。図10-5において、タイミ
ングt1で開始される導入演出では、30秒のタイマがセットされる。
タイミングt2で開始されるタイマ演出では、30秒のカウントダウンが行われる。こ
の30秒のカウントダウンの間に、特別表示としての武器(例えば、手榴弾)を獲得する
演出画像が表示される。キャラ予告演出を実行するものと決定されている場合には、タイ
ミングt3においてキャラ予告演出が行われる。
タイミングtsで開始される関連演出では、タイマ演出において獲得された武器(手榴
弾)を用いた爆発を示す演出画像が表示される。なお、図10-5に示す関連演出を「手
榴弾関連演出」という場合がある。そして、この爆発後のタイミングt5になると、タイ
トル予告画像018SH401が表示されて、タイトル予告演出が開始される。本実施の
形態において、手榴弾関連演出の後に行われるタイトル予告演出は、強タイトル予告演出
である。
また、ボタン予告演出を実行するものと決定されている場合には、タイミングt6にお
いてボタン予告演出が行われる。さらに、役物予告演出を実行するものと決定されている
場合には、タイミングt7において役物予告演出が行われる。
図10-6は、ボタン予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出の
タイミングを示す説明図である。図10-6において、タイミングt1で開始される導入
演出では、40秒のタイマがセットされる。
タイミングt2で開始されるタイマ演出では、40秒のカウントダウンが行われる。こ
の40秒のカウントダウンの間に、特別表示としての武器(例えば、マシンガンまたはロ
ケットランチャー)を獲得する演出画像が表示される。マシンガンおよびロケットランチ
ャーのうちいずれが表示されるかは、抽選によって決定される。このため、特別表示とし
ての武器がマシンガンまたはロケットランチャーの場合には、同じ演出期間で、事前演出
や関連演出が行われる。なお、大当り期待度は、マシンガンが獲得される場合よりも、ロ
ケットランチャーが獲得される場合の方が高い。
なお、キャラ予告演出を実行するものと決定されている場合には、タイミングt3にお
いてキャラ予告演出が行われる。また、タイトル予告演出を実行するものと決定されてい
る場合には、タイミングt5においてタイトル予告演出が行われる。
タイミングtsで開始される関連演出(マシンガン関連演出またはロケットランチャー
関連演出)では、タイマ演出において獲得された武器(マシンガンまたはロケットランチ
ャー)を用いた、連射または砲弾を示す演出画像が表示される。図示では、マシンガン関
連演出を示しており、具体的には、マシンガンの弾丸が撃ち込まれることに応じて、プッ
シュボタン31Bを示すボタン画像018SH402が露わになっていくことを示してい
る。なお、タイマ演出においてロケットランチャーが獲得された場合には、ロケットラン
チャー関連演出が行われる。ロケットランチャー関連演出では、ロケットランチャーから
発射された砲弾が撃ち込まれることによって、プッシュボタン31Bを示すボタン画像0
18SH402が露わになる。
図10-6において、銃弾が撃ち込まれた後のタイミングt6になると、プッシュボタ
ン31Bの操作を遊技者から受け付けるためのボタン画像018SH402が表示され、
すなわち、ボタン予告演出が開始される。本実施の形態において、マシンガン関連演出ま
たはロケットランチャー関連演出の後に行われるボタン予告演出は、強ボタン予告演出で
ある。また、役物予告演出を実行するものと決定されている場合には、タイミングt7に
おいて役物予告演出が行われる。
図10-7は、役物予告演出を対象としたタイマ演出および関連演出を含む各演出のタ
イミングを示す説明図である。図10-7において、タイミングt1で開始される導入演
出では、50秒のタイマがセットされる。
タイミングt2で開始されるタイマ演出では、50秒のカウントダウンが行われる。こ
の50秒のカウントダウンの間に、特別表示としての武器(例えば、戦車)を獲得する演
出画像が表示される。
なお、キャラ予告演出を実行するものと決定されている場合には、タイミングt3にお
いてキャラ予告演出が行われる。また、タイトル予告演出を実行するものと決定されてい
る場合には、タイミングt5においてタイトル予告演出が行われる。また、ボタン予告演
出を実行するものと決定されている場合には、ボタンt6においてボタン予告演出が行わ
れる。
タイミングtsで開始される関連演出では、タイマ演出において獲得された武器(戦車
)を用いた戦車砲を示す演出画像が表示される。なお、図10-7に示す関連演出を「戦
車関連演出」という場合がある。戦車砲が撃ち込まれた後のタイミングt5になると、ス
ティックコントローラ31Aの操作を遊技者から受け付けるためのレバー画像018SH
403が表示され、すなわち、役物予告演出が開始される。本実施の形態において、戦車
関連演出の後に行われる役物予告演出は、強役物予告演出である。
(タイマ演出の決定割合に関する説明)
図10-8は、タイマ演出の決定割合の一例を示す説明図である。なお、本実施の形態
では、複数の予告演出のうち、いずれか一つの予告演出に対してタイマ演出が実行可能と
なっている。
図10-8(A)は、強キャラ予告演出に対するタイマ演出(15秒)の実行有無の決
定割合の一例である。図10-8(A)において、「変動パターン」は、変動パターン#
12~14、#16~18(図8-3参照)のいずれかを示す。「実行有の決定割合」は
、タイマ演出が実行される割合を示す。ノーマルリーチはずれとなる変動パターン#12
や、スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、タイマ演出が実行
される割合は30%である。また、ノーマルリーチ大当りとなる変動パターン#16の場
合や、スーパーリーチ大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、タイマ演出が実
行される割合は5%である。
図10-8(B)は、強タイトル予告演出に対するタイマ演出(30秒)の実行有無の
決定割合の一例である。図10-8(B)において、「変動パターン」は、変動パターン
#13、#14、#17、#18のいずれかを示す。スーパーリーチはずれとなる変動パ
ターン#13、#14の場合、タイマ演出が実行される割合は20%である。また、スー
パーリーチ大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、タイマ演出が実行される割
合は10%である。
図10-8(C)は、強ボタン予告演出に対するタイマ演出(40秒)の実行有無の決
定割合の一例である。図10-8(C)において、「変動パターン」は、変動パターン#
13、#14、#17、#18のいずれかを示す。スーパーリーチはずれとなる変動パタ
ーン#13、#14の場合、タイマ演出が実行される割合は10%である。また、スーパ
ーリーチ大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、タイマ演出が実行される割合
は20%である。
図10-8(D)は、強役物予告演出に対するタイマ演出(50秒)の実行有無の決定
割合の一例である。図10-8(D)において、「変動パターン」は、変動パターン#1
3、#14、#17、#18のいずれかを示す。スーパーリーチはずれとなる変動パター
ン#13、#14の場合、タイマ演出が実行される割合は5%である。また、スーパーリ
ーチ大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、タイマ演出が実行される割合は3
0%である。
図10-8に示すような決定割合とすることにより、予告演出の実行前にタイマ演出が
実行されるか否かによって大当り期待度(大当り遊技状態に制御される割合)が異なる。
具体的には、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変動パターン#17、#18)
ほど、強役物予告演出に対するタイマ演出が実行されやすい。このため、強役物予告演出
に対するタイマ演出は、他の強予告演出に対するタイマ演出に比べて、大当り期待度の高
い演出となっている。また、大当り期待度の低い変動パターン(例えば、変動パターン#
12)ほど、強キャラ予告演出に対するタイマ演出が実行されやすい。このため、強キャ
ラ予告演出に対するタイマ演出は、他の強予告演出に対するタイマ演出に比べて、大当り
期待度の低い演出となっている。
(予告演出パターンと事前演出との関係について)
図10-9は、予告演出パターンと事前演出との関係を示す説明図である。図10-9
において、「変動パターン」は、強キャラ予告演出を示す「YEP-A2」、強タイトル
予告演出を示す「YEP-B2」、強ボタン予告演出を示す「YEP-C2」、強役物予
告演出を示す「YEP-D2」のいずれかを示す。
図10-9に示すように、例えば、予告演出パターン「YEP-A2」の場合、タイマ
演出において獲得される「武器」がリボルバーであり、「タイマ」が15秒に設定される
。また、予告演出パターン「YEP-B2」の場合、タイマ演出において獲得される「武
器」が手榴弾であり、「タイマ」が30秒に設定される。予告演出パターン「YEP-C
2」の場合、タイマ演出において獲得される「武器」がマシンガンまたはロケットランチ
ャーであり、「タイマ」が40秒に設定される。予告演出パターン「YEP-D2」の場
合、タイマ演出において獲得される「武器」が戦車であり、「タイマ」が50秒に設定さ
れる。
タイマ(時間)について、不等号を用いて大当り期待度を表すと、50秒>40秒>3
0秒>15秒、となっている。これは、セットされるタイマと、その後に行われる強予告
演出とが対応していることから、セットされるタイマの大当り期待度が、その後に行われ
る強予告演出の期待度に応じた期待度となるためである。
獲得される「武器」について、不等号を用いて大当り期待度を表すと、「戦車」>「ロ
ケットランチャー」>「マシンガン」>「手榴弾」>「リボルバー」となっている。これ
は、獲得される「武器」と、その後に行われる強予告演出とが対応していることから、獲
得される「武器」の大当り期待度が、その後に行われる強予告演出の期待度に応じた期待
度となるためである。「ロケットランチャー」と「マシンガン」との期待度の大小関係に
ついて、以下に説明する。
(強ボタン予告演出を実行する際の武器の決定割合について)
本実施の形態では、強ボタン予告演出の場合には、タイマ演出において、マシンガンが
獲得されるときと、ロケットランチャーが獲得されるときとがある。すなわち、強ボタン
予告演出の場合には、マシンガンおよびロケットランチャーのうち、いずれか一方が決定
される。
図10-10は、強ボタン予告演出を実行する際の武器の決定割合の一例を示す説明図
である。図10-10において、「変動パターン」は、変動パターン#13、#14、#
17、#18のいずれかを示す。「武器の決定割合」は、強ボタン予告演出に対するタイ
マ演出において獲得される武器の決定割合を示す。具体的に説明すると、スーパーリーチ
はずれとなる変動パターン#13、#14の場合、ロケットランチャーが決定される割合
が25%であり、マシンガンが決定される割合が75%である。スーパーリーチ大当りと
なる変動パターン#17、#18の場合、ロケットランチャーが決定される割合が75%
であり、マシンガンが決定される割合が25%である。
このような決定割合とすることにより、大当り期待度の高い変動パターン(例えば、変
動パターン#17、#18)の場合に、ロケットランチャーを決定しやすくし、マシンガ
ンを決定しにくくすることができる。また、大当り期待度の低い変動パターン(例えば、
変動パターン#13、#14)の場合に、ロケットランチャーを決定しにくくし、マシン
ガンを決定しやすくすることができる。すなわち、マシンガンの獲得よりも、ロケットラ
ンチャーの獲得の方が大当り期待度の高い演出となっている。
(タイマ演出におけるタイマの表示態様の決定割合について)
図10-11は、タイマ演出におけるタイマの表示態様の決定割合の一例を示す説明図
である。図10-11において、「変動パターン」は、変動パターン#12~14、#1
16~18のいずれかを示す。「表示色の決定割合」は、タイマの表示態様(赤色または
白色)の決定割合を示す。具体的に説明すると、ノーマルリーチはずれとなる変動パター
ン#12の場合や、スーパーリーチはずれとなる変動パターン#13、#14の場合、赤
色の表示色が決定される割合が30%であり、白色の表示色が決定される割合が70%で
ある。また、ノーマルリーチ大当りとなる変動パターン#16の場合や、スーパーリーチ
大当りとなる変動パターン#17、#18の場合、赤色の表示色が決定される割合が70
%であり、白色の表示色が決定される割合が30%である。
このような決定割合とすることにより、大当りの場合に、赤色の表示色を決定しやすく
し、白色の表示色を決定しにくくすることができる。また、はずれの場合に、赤色の表示
を決定しにくくし、白色の表示色を決定しやすくすることができる。このため、タイマの
表示色が白色のときよりも、赤色のときの方が、大当り期待度が高い演出となっている。
(特徴部018SHにおける演出決定処理)
図10-12および図10-13は、特徴部018SHの演出制御プロセス処理におけ
る演出決定処理の一例を示すフローチャートである。この演出決定処理は、例えば、可変
表示開始設定処理(ステップS171)に含まれる処理である。
図10-12において、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてキャラ予
告演出の実行有無を決定する(ステップ018SHS1201)。ステップ018SHS
1201では、図10-2(A)に示した決定割合で、キャラ予告演出の実行有無が決定
される。
そして、演出制御用CPU120は、キャラ予告演出を実行するか否かを判断する(ス
テップ018SHS1202)。キャラ予告演出を実行しない場合(ステップ018SH
S1202:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1205へ進む
。キャラ予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1202:YES)、演出制御
用CPU120は、変動パターンに基づいてキャラ予告演出の種類(予告演出パターン)
を決定する(ステップ018SHS1203)。ステップ018SHS1203では、図
10-2(B)に示した決定割合で、予告演出パターン「YEP-A1」または予告演出
パターン「YEP-A2」が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1203において決定した
キャラ予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP-A1」または予告演出
パターン「YEP-A2」)を設定する(ステップ018SHS1204)。
次いで、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてタイトル予告演出の実行
有無を決定する(ステップ018SHS1205)。ステップ018SHS1205では
、図10-2(C)に示した決定割合で、タイトル予告演出の実行有無が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、タイトル予告演出を実行するか否かを判断する(
ステップ018SHS1206)。タイトル予告演出を実行しない場合(ステップ018
SHS1206:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1209へ
進む。タイトル予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1206:YES)、演
出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてタイトル予告演出の種類(予告演出パ
ターン)を決定する(ステップ018SHS1207)。ステップ018SHS1207
では、図10-2(D)に示した決定割合で、予告演出パターン「YEP-B1」または
予告演出パターン「YEP-B2」が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1207において決定した
タイトル予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP-B1」または予告演
出パターン「YEP-B2」)を設定する(ステップ018SHS1208)。
次いで、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてボタン予告演出の実行有
無を決定する(ステップ018SHS1209)。ステップ018SHS1209では、
図10-3(E)に示した決定割合で、ボタン予告演出の実行有無が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、ボタン予告演出を実行するか否かを判断する(ス
テップ018SHS1210)。ボタン予告演出を実行しない場合(ステップ018SH
S1210:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1213へ進む
。ボタン予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1210:YES)、演出制御
用CPU120は、変動パターンに基づいてボタン予告演出の種類(予告演出パターン)
を決定する(ステップ018SHS1211)。ステップ018SHS1211では、図
10-3(F)に示した決定割合で、予告演出パターン「YEP-C1」または予告演出
パターン「YEP-C2」が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1211において決定した
ボタン予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP-C1」または予告演出
パターン「YEP-C2」)を設定する(ステップ018SHS1212)。
次いで、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいて役物予告演出の実行有無
を決定する(ステップ018SHS1213)。ステップ018SHS1213では、図
10-3(G)に示した決定割合で、役物予告演出の実行有無が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、役物予告演出を実行するか否かを判断する(ステ
ップ018SHS1214)。役物予告演出を実行しない場合(ステップ018SHS1
214:NO)、演出制御用CPU120は、図10-13のステップ018SHS12
21へ進む。役物予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1214:YES)、
演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいて役物予告演出の種類(予告演出パタ
ーン)を決定する(ステップ018SHS1215)。ステップ018SHS1215で
は、図10-3(H)に示した決定割合で、予告演出パターン「YEP-D1」または予
告演出パターン「YEP-D2」が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1215において決定した
役物予告演出の予告演出パターン(予告演出パターン「YEP-D1」または予告演出パ
ターン「YEP-D2」)を設定する(ステップ018SHS1216)。
次いで、演出制御用CPU120は、図10-13に示すように、変動パターンに基づ
いて擬似連予告演出の実行有無を決定する(ステップ018SHS1221)。ステップ
018SHS1221では、図10-3(I)に示した決定割合で、擬似連予告演出の実
行有無が決定される。
そして、演出制御用CPU120は、擬似連予告演出を実行するか否かを判断する(ス
テップ018SHS1222)。擬似連予告演出を実行しない場合(ステップ018SH
S1222:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1224へ進む
。擬似連予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1222:YES)、演出制御
用CPU120は、擬似連予告演出の予告演出パターンを設定する(ステップ018SH
S1223)。擬似連予告演出は、ノーマルリーチに差し替えて行われる。
次いで、演出制御用CPU120は、各予告演出について強予告演出を実行するか否か
を判断する(ステップ018SHS1224)。強予告演出を実行しない場合(ステップ
018SHS1224:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS12
30へ進む。強予告演出を実行する場合(ステップ018SHS1224:YES)、演
出制御用CPU120は、変動パターンに基づいて、タイマ演出の実行有無を決定する(
ステップ018SHS1225)。ステップ018SHS1225では、図10-8(A
)~(D)に示した決定割合で、タイマ演出の実行有無が決定される。なお、複数の強予
告演出を実行する場合において、タイマ演出の対象となる強予告演出は、複数の強予告演
出のうち一の強予告演出である。
そして、演出制御用CPU120は、タイマ演出を実行するか否かを判断する(ステッ
プ018SHS1226)。タイマ演出を実行しない場合(ステップ018SHS122
6:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1232へ進む。タイマ
演出を実行する場合(ステップ018SHS1226:YES)、演出制御用CPU12
0は、タイマ演出の対象となる強予告演出が強ボタン予告演出であるか否かを判断する(
ステップ018SHS1227)。
タイマ演出の対象となる強予告演出が強ボタン予告演出ではない場合(ステップ018
SHS1227:NO)、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1229へ
進む。タイマ演出の対象となる強予告演出が強ボタン予告演出である場合(ステップ01
8SHS1227:YES)、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいて、タ
イマ演出において獲得する武器を決定する(ステップ018SHS1228)。そして、
演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1228において決定した武器を獲得
する演出、または、ステップ018SHS1228の処理を行わない場合には予告演出パ
ターンに応じた武器を獲得する演出を設定する(ステップ018SHS1229)。
そして、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてタイマ演出におけるタイ
マの表示態様を決定する(ステップ018SHS1230)。ステップ018SHS12
30では、図10-11に示した決定割合で、タイマ(タイマ画像)の表示態様が決定さ
れる。そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS1230において決定
した表示態様のタイマ演出であり、且つ、予告演出パターンに応じた時間のタイマ演出を
設定する(ステップ018SHS1231)。
そして、演出制御用CPU120は、変動パターンに基づいてアイキャッチ演出の実行
有無を決定する(ステップ018SHS1232)。ステップ018SHS1232では
、図9-10(A)に示した決定割合で、アイキャッチ演出が決定される。そして、演出
制御用CPU120は、アイキャッチ演出を実行するか否かを判断する(ステップ018
SHS1233)。アイキャッチ演出を実行しない場合(ステップ018SHS1233
:NO)、演出制御用CPU120は、そのまま処理を終了する。
アイキャッチ演出を実行する場合(ステップ018SHS1233:YES)、演出制
御用CPU120は、現在の設定値と、変動パターンとに基づいてアイキャッチ演出の種
類(設定示唆演出パターン)を決定する(ステップ018SHS1234)。ステップ0
18SHS1234では、図9-10(B)、(C)に示した決定割合で、設定示唆演出
パターンが決定される。そして、演出制御用CPU120は、ステップ018SHS12
34において決定したアイキャッチ演出パターンを設定し(ステップ018SHS123
5)、一連の処理を終了する。
(特徴部018SHに係る演出画面の一例について)
次に、図10-14~図10-19を用いて、スーパーリーチBが行われる可変表示に
おいて、タイマ演出の対象を強役物予告演出とした場合の演出画面の遷移について説明す
る。図10-14~図10-19は、特徴部018SHにおいて、スーパーリーチBの可
変表示が行われる際の演出画面の遷移の一例を示す説明図である。
図10-14(A)は、変動開始時の演出画面を示す。図10-14(A)に示すよう
に、画像表示装置5には、飾り図柄018SH100と、小図柄018SH101と、ア
クティブ表示018SH110と、保留表示018SH111とが表示されている。
飾り図柄018SH100は、左図柄と、中図柄と、右図柄との3つの図柄を含む。飾
り図柄018SH100は、大当りに至る可変表示ではリーチ態様となる。リーチ態様は
、飾り図柄018SH100のうち、左図柄と、右図柄とが同一または関連する図柄で仮
停止表示し、中図柄のみが他の図柄とは異なる態様で可変表示する態様である。また、飾
り図柄018SH100は、スーパーリーチなどの所定の演出において表示されない場合
がある。図示において、飾り図柄018SH100は、可変表示中(スクロール中)を示
す。
小図柄018SH101は、リーチ態様とはならず、特別図柄に対応して可変表示また
は停止表示する図柄である。小図柄018SH101は、スーパーリーチなどの所定の演
出において飾り図柄018SH100が表示されない場合でも、常時表示される。図示に
おいて、小図柄018SH101は、可変表示中(スクロール中)を示す。
アクティブ表示018SH110は、可変表示に対応する表示である。保留表示018
SH111は、保留情報を示す表示であり、図示では、第1保留記憶数が「2」であるこ
とを示す。アクティブ表示018SH110および保留表示018SH111は、大当り
期待度に応じて表示態様が変化する場合がある。また、本可変表示は、スーパーリーチB
が行われる可変表示であるため、すなわち、大当り期待度の高い可変表示である。このた
め、アクティブ表示018SH110の表示態様が変化する場合や、アクティブ表示01
8SH110に至る前の保留表示018SH111において表示態様が変化している場合
がある。
図10-14(A)において、所定時間が経過すると、導入演出が開始される。導入演
出が開始されるタイミングは、例えば、ノーマルリーチの開始タイミングよりも前である
図10-14(B)は、導入演出の演出画面を示す。導入演出では、タイマセット画像
018SH120が表示される。タイマセット画像018SH120は、例えば、タイマ
演出の実行時間を示す画像である。また、タイマ演出の実行時間が長いほど大当り期待度
は高い。図示において、その旨(図示では「時間が長いほどチャンス!」の文字)が表示
されている。導入演出では、飾り図柄018SH100が表示されない。このため、導入
演出では、飾り図柄018SH100がリーチ態様となることもない。
図10-14(C)に示すように、タイマセット画像018SH120は、カウントア
ップされていく。最終的にセットされるタイマ(時間)は、15秒、30秒、40秒、お
よび50秒のうちのいずれかである。
図10-15(D)は、キャラクタがタイマを指定する演出を示している。図10-1
5(D)では、例えば、導入演出において50秒のタイマがセットされた際の演出画面を
示している。タイマがセットされると、導入演出が終了する。
導入演出を終えると、図10-15(E)に示すように、ノーマルリーチおよびタイマ
演出が開始される。なお、擬似連予告演出を実行するものと決定されている場合には、ノ
ーマルリーチを実行する期間に擬似連予告演出が実行される。図10-15(E)におい
て、タイマの残時間を示すタイマ画像018SH121が表示されており、タイマのカウ
ントダウンが開始される。タイマ画像018SH121の表示態様は、赤色または白色の
表示態様である。図示では、タイマ画像018SH121の表示態様は、赤色の表示態様
である。
そして、キャラ予告演出の開始タイミングになると、図10-15(F)に示すように
、キャラクタ画像018SH125が表示される。図示において、キャラクタ画像018
SH125は、赤色の服を着たキャラクタの画像であり、すなわち、強キャラ予告演出を
示す。
さらに、スーパーリーチBが開始され、タイトル予告演出の開始タイミングになると、
図10-16(G)に示すように、タイトル予告画像018SH130が表示される。図
示において、タイトル予告画像018SH130は、赤色の文字画像であり、すなわち、
強タイトル予告演出を示す。
そして、ボタン予告演出の開始タイミングになると、図10-16(H)に示すように
、ボタン画像018SH140と、操作を促す旨とが表示される。
有効期間内に遊技者がプッシュボタン31Bを押下すると、図10-16(I)に示す
ように、カットイン画像018SH150が表示される。図示において、カットイン画像
018SH150は、赤色の画像であり、すなわち、強ボタン予告演出を示す。なお、有
効期間内に遊技者がプッシュボタン31Bを押下しない場合には、カットイン画像018
SH150は表示されない。ただし、有効期間内に遊技者がプッシュボタン31Bを押下
しない場合でも、有効期間の経過後の所定のタイミングでカットイン画像018SH15
0を表示させてもよい。
そして、武器獲得演出の開始タイミングになると、図10-17(J)に示すように、
武器画像018SH160が表示される。図示において、武器画像018SH160は、
戦車を示す画像である。
さらに、図10-17(K)に示すように、タイマ画像018SH121が示すタイマ
の残時間が「0」になると、タイマ演出が終了し、関連演出(戦車関連演出)が開始され
る。関連演出は、タイマ演出において獲得した武器(戦車砲)を用いた演出である。
そして、図10-17(L)に示すように、戦車砲による作用演出画像018SH17
0が表示された後に、レバー画像018SH190が徐々に露わになる。
そして、役物予告演出の開始タイミングになると、図10-18(M)に示すように、
レバー画像018SH190と、操作を促す旨とが表示される。
有効期間内に遊技者がスティックコントローラ31Aを操作すると、図10-18(N
)に示すように、可動体027SH32が画像表示装置5の前面に移動する動作を行う。
また、可動体027SH32の動作に合わせて、画像表示装置5にはエフェクト画像01
8SH191が表示される。スティックコントローラ31Aの操作によって可動体027
SH32が動作する演出は、強役物予告演出である。なお、有効期間内に遊技者がスティ
ックコントローラ31Aを操作しない場合には、可動体027SH32は動作しない。た
だし、遊技者がスティックコントローラ31Aを操作しない場合でも、有効期間の経過後
の所定のタイミングで可動体027SH32を動作させてもよい。
この後、大当りとなる場合には、図10-18(O)に示すように、飾り図柄018S
H100が仮停止表示された後に、再抽選が行われ、飾り図柄018SH100が停止表
示される。そして、大当り遊技が開始される。
また、図10-18(N)の後、はずれとなる場合には、図10-19(A)に示すよ
うに、飾り図柄018SH100がはずれを示す組み合わせで停止表示される。
そして、この後、図柄確定タイミングの直前に、図10-19(B)に示すように、設
定値を示唆する特別アイキャッチ演出(SEP-EYE2)が行われる。特別アイキャッ
チ演出は、金魚柄の浴衣を着たキャラクタを示すアイキャッチ画像018SH200が表
示される演出である。特別アイキャッチ演出は、実行される頻度によって設定値を示唆す
る演出である。ただし、特別アイキャッチ演出は、キャラクタの種類や、浴衣の柄や、背
景色などによって、設定値を示唆する演出としてもよい。
図10-19(B)において、図柄確定期間が経過すると、図10-19(C)に示す
ように、次の可変表示が開始される。
上述した演出画面の遷移に示したように、予告演出までに一連の関係性のある演出を行
うことができる。具体的には、予告演出を行う際に、導入演出→タイマ演出→武器の獲得
→関連演出→予告演出、といった一連の関係性のある演出とすることができる。これによ
り、予告演出が行われる前に遊技者の期待感を高めさせることができるため、予告演出の
興趣を一層向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例1)
次に、特徴部018SHの変形例1について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、予告演出には弱予告演出と強予告演出とが含まれる構成について説明
した。このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、予告演出には、成功
演出と失敗演出とのうちのいずれかが実行される示唆演出が含まれていてもよい。
具体的に説明すると、示唆演出は、例えば、アクティブ表示の変化演出である。アクテ
ィブ表示の変化演出における成功演出は、例えば、アクティブ表示にキャラクタ等が作用
してアクティブ表示の表示態様が変化する演出である。一方、アクティブ表示の変化演出
における失敗演出は、例えば、アクティブ表示にキャラクタ等が作用してアクティブ表示
の表示態様が変化しない演出である。
また、示唆演出は、例えば、擬似連予告演出が行われることを煽る擬似連煽り演出であ
ってもよい。擬似連煽り演出は、例えば、擬似連予告演出の開始を煽る演出である。より
具体的には、擬似連煽り演出は、複数の飾り図柄が擬似連予告演出の開始を示す所定の組
み合わせで仮停止表示すること、または、複数の飾り図柄のうち特定の図柄が擬似連予告
演出を示す擬似連図柄(仮停止図柄)で仮停止表示する可能性があることを煽る演出であ
る。擬似連煽り演出における成功演出は、例えば、擬似連予告演出の開始を示す図柄で飾
り図柄が仮停止表示することや、擬似連図柄が仮停止表示することである。擬似連煽り演
出における失敗演出は、擬似連予告演出の開始を示す図柄で飾り図柄が仮停止表示しない
ことや、擬似連図柄が仮停止表示しないことであり、例えば、はずれを示す図柄で飾り図
柄が停止表示することである。
本実施の形態において、示唆演出は、第1の割合で失敗演出が実行されるときと、第1
の割合よりも低い第2の割合で失敗演出が実行されるときと、がある。例えば、通常の演
出中など、事前演出以外の演出の実行中は、第1の割合で失敗演出が実行される。第1の
割合は0%を含まない割合である。事前演出の実行中は、第2の割合で失敗演出が実行さ
れる。第2の割合は、0%であってもよい。このため、事前演出中(導入演出中やタイマ
演出中)は、失敗演出が実行されにくい。
特徴部018SHの変形例1によれば、事前演出の実行中は、失敗演出を行いにくくす
ることができる。したがって、失敗演出が実行されることによって事前演出中に遊技者の
期待感が低下してしまうことを抑えることができる。したがって、予告演出の興趣の低下
を抑えることができる。
ここで、アクティブ表示の表示態様の変化に対してタイマ演出を行う場合について詳述
する。アクティブ表示の表示態様の変化に対してタイマ演出を行う場合、始動入賞時に先
読み判定によって、アクティブ表示の最終的な表示態様や、保留表示およびアクティブ表
示の各段階における表示態様の変遷を判定しておく。先読み判定により、アクティブ表示
の段階で最終的な表示態様に変化すると判定された場合に、アクティブ表示の変化に際し
て、タイマ演出を行うことが可能である。
具体的には、導入演出においてタイマ(例えば20秒)をセットし、タイマ演出におい
て武器(例えば剣)を獲得する演出を行い、獲得した剣を用いてアクティブ表示の変化を
イメージさせる関連演出を行った後に、アクティブ表示を変化させる予告演出を行うこと
が可能である。
このような構成によれば、アクティブ表示の表示態様を変化させる予告演出までに一連
の関係性のある演出を行うことができる。具体的には、アクティブ表示の表示態様を変化
させる際に、導入演出→タイマ演出→武器の獲得→関連演出→予告演出、といった一連の
関係性のある演出とすることができる。これにより、アクティブ表示を変化させる予告演
出が行われる前に遊技者の期待感を高めさせることができるため、アクティブ表示を変化
させる予告演出の興趣を一層向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例2)
次に、特徴部018SHの変形例2について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、導入演出が行われた場合に、その後に必ず予告演出が行われる構成に
ついて説明した。このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、導入演出
が行われた場合でも、その後に予告演出が行われない、いわゆるガセ演出が行われてもよ
い。以下に、ガセ演出1~3について説明する。
(ガセ演出1:導入演出で終了する演出)
ガセ演出1として、導入演出が行われた場合に、その後にタイマ演出が行われず、導入
演出で終了する場合があってもよい。具体的に説明すると、例えば、変動パターン#10
の非リーチはずれの可変表示が行われる場合に、ガセ演出1を行うか否かの判定を行い、
ガセ演出1を行うと決定した場合に、タイマ演出を行わずに、導入演出で終了させればよ
い。ガセ演出1は、例えば、タイマセット画像018SH120(図10-15(D)参
照)として、「00:00」や「×」などの、タイマ演出が行われない旨を示す画像を表
示させる演出とすればよい。これにより、導入演出が行われた場合でも、予告演出が行わ
れるとは限らないため、予告演出が行われたときの遊技者の期待感を一層高めることがで
きる。
(ガセ演出2:タイマ演出で終了する演出)
ガセ演出2として、タイマ演出が行われた場合に、その後に関連演出が行われず、タイ
マ演出で終了する場合があってもよい。具体的に説明すると、例えば、変動パターン#1
2のノーマルリーチはずれの可変表示が行われる場合であり、且つ、キャラ予告演出を行
わないと決定している場合に、ガセ演出2を行うか否かの判定を行い、ガセ演出2を行う
と決定した場合に、関連演出を行わずに、タイマ演出で終了させればよい。ガセ演出2は
、例えば、タイマ演出中に武器を獲得できない旨を示す画像を表示させる演出とすればよ
い。これにより、タイマ演出が行われた場合でも、予告演出が行われるとは限らないため
、予告演出が行われたときの遊技者の期待感を一層高めることができる。
(ガセ演出3:関連演出で終了する演出)
ガセ演出3として、関連演出が行われた場合に、その後に予告演出が行われず、関連演
出で終了する場合があってもよい。具体的に説明すると、例えば、変動パターン#12の
ノーマルリーチはずれの可変表示が行われる場合であり、且つ、キャラ予告演出を行わな
いと決定している場合に、ガセ演出3を行うか否かの判定を行い、ガセ演出3を行うと決
定した場合に、予告演出を行わずに、関連演出で終了させればよい。ガセ演出3は、例え
ば、関連演出において、リボルバーからの弾丸が的を外す画像を表示させる演出とすれば
よい。これにより、関連演出が行われた場合でも、予告演出が行われるとは限らないため
、予告演出が行われたときの遊技者の期待感を一層高めることができる。
(特徴部018SHの変形例3)
次に、特徴部018SHの変形例3について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、複数の予告演出のうち、一の予告演出を対象として事前演出(導入演
出およびタイマ演出)および関連演出を行う構成について説明した。このような構成に加
えて、または、このような構成に代えて、複数の予告演出を対象として事前演出および関
連演出を行う構成としてもよい。
具体的に説明すると、複数の強予告演出を実行するものと決定されている場合には、例
えば、図10-13のステップ018SHS1225に示した、タイマ演出の実行有無の
決定において、各強予告演出ごとに、タイマ演出の実行有無を決定すればよい。複数の強
予告演出に対して、タイマ演出を実行すると決定した場合には、各強予告演出に対する事
前演出および関連演出を並行して行えばよい。具体的には、例えば、画像表示装置5に、
実行するタイマ演出の数に応じた数の分割画面を表示し、各分割画面において、各強予告
演出に対する事前演出および関連演出を行えばよい。これにより、複数の予告演出のそれ
ぞれに対して、予告演出までに一連の関係性のある演出を行うことができる。したがって
、予告演出の興趣を一層向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例4)
次に、特徴部018SHの変形例4について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、タイマ演出において表示する時間を実時間とする構成について説明し
た。このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、タイマ演出において表
示する時間を、実時間とは異なる時間としてもよい。
具体的に説明すると、例えば、実時間で15秒のタイマ演出の表示を、例えば、15分
の表示としてもよい。なお、この場合のカウントダウンは、実時間の1秒の経過に対して
、1分をカウントダウンすればよい。これにより、武器を獲得する際のストーリーなどに
合わせた時間の表示とすることができるため、演出効果を向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例5)
次に、特徴部018SHの変形例5について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、ノーマルリーチの演出や、擬似連予告演出を介して、スーパーリーチ
Bに発展する例(図10-4等)について説明した。このような構成に加えて、または、
このような構成に代えて、ノーマルリーチの演出や、擬似連予告演出を介さずに、スーパ
ーリーチBに発展する演出が行われる場合があってもよい。
具体的に説明すると、例えば、図10-4のタイミングt1において、所定のムービー
を表示させ、タイミングt4以降に、スーパーリーチBを行うようにしてもよい。例えば
、この所定のムービーは、ノーマルリーチや擬似連予告演出を介してスーパーリーチBに
移行する場合よりも、大当り期待度が高い演出である。また、所定のムービーは、スーパ
ーリーチBが開始されるタイミングよりも、後のタイミングまで継続されてもよい。また
、所定のムービーにおいて強予告演出を実行するようにしてもよく、この場合、強予告演
出に対して事前演出および関連演出を行うようにしてもよい。また、所定のムービーの開
始に合わせて、事前演出および関連演出を行ってもよい。変形例5によれば、演出のバリ
エーションを増やすことができるため、より興趣を向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例6)
次に、特徴部018SHの変形例6について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、タイマ演出の時間と、獲得する武器とが一意に対応している構成につ
いて説明した。具体的には、例えば、15秒のタイマ演出の時間と、獲得するリボルバー
の武器とが一意に対応している構成について説明した。このような構成に加えて、または
、このような構成に代えて、タイマ演出の時間と、獲得する武器とが一意に対応していな
い構成としてもよい。
具体的に説明すると、例えば、15秒のタイマ演出を行う場合でも、手榴弾の武器が獲
得される場合があってもよい。このようにするは、例えば、獲得される武器を抽選によっ
て決定すればよい。これにより、タイマ演出の時間と、獲得する武器とを一意に対応させ
ないようにすることができるため、演出のバリエーションを増やすことができる。また、
例えば、30秒のタイマ演出においてリボルバーが獲得された場合でも(リボルバー関連
演出が行われた場合でも)、その後に、強キャラ予告演出を行わずに、それよりも大当り
期待度の高い強タイトル予告演出を行うことができるため、予告演出に至るまでの興趣を
向上させることができる。
また、変形例6では、タイマ演出の時間に応じて、決定されやすい武器と、決定されに
くい武器とがあるようにしてもよい。例えば、15秒のタイマ演出を行う場合に、選択さ
れやすい順に、リボルバー、手榴弾、マシンガン、ロケットランチャー、戦車、となって
いるようにしてもよい。また、15秒のタイマ演出において手榴弾の武器が獲得される演
出が行われた場合には、関連演出として、手榴弾を用いて強キャラ予告演出をイメージさ
せる演出を行えばよい。
これにより、タイマ演出の時間に応じて、獲得しやすい武器を示唆できるため、予告演
出に至るまでの興趣を向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例7)
次に、特徴部018SHの変形例7について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、獲得する武器と、強予告演出の種類とが一意に対応している構成につ
いて説明した。具体的には、例えば、獲得するリボルバーの武器と、強キャラ予告演出と
が一意に対応している構成について説明した。このような構成に加えて、または、このよ
うな構成に代えて、獲得する武器と、強予告演出の種類とが一意に対応していない構成と
してもよい。
具体的に説明すると、例えば、強キャラ予告演出を行う場合でも、手榴弾の武器が獲得
される場合があってもよい。このようにするは、例えば、獲得される武器を抽選によって
決定すればよい。これにより、強予告演出の種類と、獲得する武器とを一意に対応させな
いようにすることができるため、演出のバリエーションを増やすことができる。また、例
えば、リボルバー関連演出が行われた場合でも、強キャラ予告演出を行わずに、それより
も大当り期待度の高い強タイトル予告演出を行うことができるため、予告演出に至るまで
の興趣を向上させることができる。
また、変形例7では、強予告演出の種類に応じて、決定されやすい武器と、決定されに
くい武器とがあるようにしてもよい。例えば、強キャラ予告演出を行う場合に、選択され
やすい順に、リボルバー、手榴弾、マシンガン、ロケットランチャー、戦車、となってい
るようにしてもよい。また、強キャラ予告演出を行う場合に手榴弾の武器が獲得される演
出が行われた場合には、関連演出として、手榴弾を用いて強キャラ予告演出をイメージさ
せる演出を行えばよい。
これにより、獲得される武器に応じて、その後に行われる可能性の高い強予告演出の種
類を示唆することができるため、予告演出に至るまでの興趣を向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例8)
次に、特徴部018SHの変形例8について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、タイマ演出の時間と、強予告演出の種類とが一意に対応している構成
について説明した。具体的には、例えば、15秒のタイマ演出の時間と、強キャラ予告演
出とが一意に対応している構成について説明した。このような構成に加えて、または、こ
のような構成に代えて、タイマ演出の時間と、強予告演出の種類とが一意に対応していな
い構成としてもよい。
具体的に説明すると、例えば、15秒のタイマ演出を行う場合でも、強タイトル予告演
出が行われる場合があってもよい。このようにするは、例えば、タイマ演出の時間を抽選
によって決定すればよい。なお、この場合、事前演出を開始するタイミングや、関連演出
を行うタイミングを適宜調整すればよい。これにより、タイマ演出の時間と、強予告演出
の種類とを一意に対応させないようにすることができるため、演出のバリエーションを増
やすことができる。また、例えば、15秒のタイマ演出が行われた場合でも、強キャラ予
告演出を行わずに、それよりも大当り期待度の高い強タイトル予告演出を行うことができ
るため、予告演出に至るまでの興趣を向上させることができる。
また、変形例8では、強予告演出の種類に応じて、決定されやすいタイマ演出の時間と
、決定されにくいタイマ演出の時間とがあるようにしてもよい。例えば、強キャラ予告演
出を行う場合に、選択されやすい順に、15秒、30秒、40秒、50秒、となっている
ようにしてもよい。これにより、タイマ演出の時間に応じて、その後に行われる可能性の
高い強予告演出の種類を示唆することができるため、予告演出に至るまでの興趣を向上さ
せることができる。
(特徴部018SHの変形例9)
次に、特徴部018SHの変形例9について説明する。上述した特徴部018SHに係
る実施の形態では、事前演出(導入演出およびタイマ演出)と、関連演出との実行後に強
予告演出を行う構成について説明した。このような構成に加えて、または、このような構
成に代えて、事前演出と関連演出との実行後に弱予告演出を行うようにしてもよい。
具体的に説明すると、例えば、弱キャラ予告演出を行う場合でも、15秒のタイマ演出
およびリボルバー関連演出を行うようにしてもよい。このようにするは、例えば、弱予告
演出を行うと決定した場合に、図10-13のステップ018SHS1225に示した、
タイマ演出の実行有無の決定を行うようにすればよい。これにより、弱予告演出を行う場
合でもタイマ演出や関連演出を行うことができるため、演出のバリエーションを増やすこ
とができる。
また、変形例9では、弱予告演出と強予告演出とで、タイマ演出の決定割合が異なるよ
うにしてもよい。例えば、強予告演出を行う場合には、弱予告演出を行う場合に比べて、
タイマ演出を行うものと決定される割合が高くなるようにしてもよい。これにより、タイ
マ演出が行われることにより、その後に強予告演出が行われる可能性が高いことを示唆す
ることができるため、予告演出に至るまでの興趣を向上させることができる。
また、タイマセット画像018SH120(図10-14(B)参照)の表示態様や、
タイマの残時間を示すタイマ画像018SH121(図10-15(E)参照)が、それ
ぞれ複数の表示態様(白色または赤色)を取り得るようにしてもよい。この場合、弱予告
演出が行われる場合に決定されやすい表示態様と、強予告演出が行われる場合に決定され
やすい表示態様とがあってもよい。具体的には、例えば、弱予告演出が行われる場合に、
タイマセット画像018SH120やタイマ画像018SH121の白色の表示態様が決
定されやすいようにすればよい。また、強予告演出が行われる場合に、タイマセット画像
018SH120やタイマ画像018SH121の赤色の表示態様が決定されやすいよう
にすればよい。
これにより、タイマセット画像018SH120やタイマ画像018SH121の表示
態様により、その後に強予告演出が行われる可能性が高いことや、その後に弱予告演出が
行われる可能性が高いことを示唆することができるため、予告演出に至るまでの興趣を向
上させることができる。
また、タイマ演出において獲得される武器が、複数の表示態様(白色または赤色)を取
り得るようにしてもよい。この場合、弱予告演出が行われる場合に決定されやすい表示態
様と、強予告演出が行われる場合に決定されやすい表示態様とがあってもよい。具体的に
補足すると、例えば、弱キャラ予告演出が行われる場合に、リボルバーの武器について白
色の表示態様が決定されやすいようにすればよい。また、強キャラ予告演出が行われる場
合に、リボルバーの武器について赤色の表示態様が決定されやすいようにすればよい。
これにより、タイマ演出において獲得される武器の表示態様により、その後に強予告演
出が行われる可能性が高いことや、その後に弱予告演出が行われる可能性が高いことを示
唆することができるため、タイマ演出の興趣を向上させることができる。
また、関連演出が、複数の態様を取り得るようにしてもよい。例えば、リボルバー関連
演出の複数の態様は、例えば、狙撃において銃弾が当たる異なる位置の態様や、複数の銃
弾の表示色の態様などである。この場合、弱予告演出が行われる場合に決定されやすい態
様と、強予告演出が行われる場合に決定されやすい態様とがあってもよい。具体的に補足
すると、例えば、弱キャラ予告演出が行われる場合に、リボルバー関連演出としての狙撃
において、的の中心から逸れた位置に銃弾が当たる態様や、白色の弾丸の表示態様が決定
されやすいようにすればよい。また、強キャラ予告演出が行われる場合に、リボルバー関
連演出としての狙撃において、的の中心に銃弾が当たる態様や、赤色の弾丸の表示態様が
決定されやすいようにすればよい。
これにより、関連演出の態様により、その後に強予告演出が行われる可能性が高いこと
や、その後に弱予告演出が行われる可能性が高いことを示唆することができるため、関連
演出の興趣を向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例10)
次に、特徴部018SHの変形例10について説明する。上述した特徴部018SHに
係る実施の形態では、事前演出にタイマ演出が含まれる構成について説明した。このよう
な構成に加えて、または、このような構成に代えて、事前演出にプレゼントボックス演出
(図9-5等参照)が含まれり構成としてもよい。
具体的に説明すると、例えば、プレゼントボックス演出において、特別表示としての武
器が獲得されるようにしてもよい。また、プレゼントボックス演出の演出態様は、表示期
間の異なる複数の演出態様(例えば、15秒と30秒)があればよい。ただし、プレゼン
トボックス演出の演出態様は、これに限らず、例えば、表示色など表示態様の異なる複数
の演出態様があってもよい。また、プレゼントボックス演出において獲得された武器を用
いた関連演出を行うようにすればよい。具体的には、例えば、関連演出は、プレゼントボ
ックス演出において獲得された武器を用いて、プレゼントボックスを開封する演出であっ
てもよい。
また、関連演出の種類によって、実行される予告演出の種類の選択割合が異なるように
すればよい。例えば、リボルバーによってプレゼントボックスが開封される関連演出が行
われた場合、キャラ予告演出が行われる割合が高く、キャラ予告演出以外の予告演出が行
われる割合が低くなるようにすればよい。また、プレゼントボックス演出の演出態様によ
って特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なるようにすればよい。具体的には、プ
レゼントボックス演出の演出態様が15秒の場合、リボルバーの特別表示が決定されやす
く、リボルバー以外の特別表示が決定されにくくすればよい。また、プレゼントボックス
の演出態様が15秒の場合、リボルバーの特別表示が決定される割合を100%としても
よい。
変形例10によれば、プレゼントボックス演出を行うことにより、予告演出までに一連
の関係性のある演出を行うことができる。具体的には、プレゼントボックス演出→武器の
獲得→関連演出→予告演出、といった一連の関係性のある演出とすることができる。これ
により、予告演出が行われる前に遊技者の期待感を高めさせることができるため、予告演
出の興趣を一層向上させることができる。
(特徴部018SHの変形例11)
次に、特徴部018SHの変形例11について説明する。上述した特徴部018SHに
係る実施の形態では、導入演出中に行う特殊演出としてタイマ演出の時間をセットする演
出について説明した。このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、導入
演出中に行う特殊演出として、大当りを示唆する演出や設定値を示唆する演出を行うよう
にしてもよい。
具体的には、導入演出中に行う大当りを示唆する演出は、例えば、図10-15(D)
に示す、キャラクタがタイマを指定する演出において、「77:77」等の特殊な時間が
指定される演出とすればよい。このような演出を行うには、例えば、大当りの表示結果が
導出表示される可変表示において、タイマ演出を行う場合に、特殊な時間をセットするか
否かを抽選によって決定すればよい。
また、導入演出中に行う設定値を示唆する演出は、例えば、設定値「6」を示唆する演
出として、図10-15(D)に示す、キャラクタがタイマを指定する演出において、「
66:66」などの特殊は時間が指定される演出とすればよい。このような演出を行うに
は、例えば、大当りの表示結果が導出表示される可変表示において、タイマ演出を行う場
合であり、且つ、設定値が「6」である場合に、特殊な時間をセットするか否かを抽選に
よって決定すればよい。なお、「77:77」や「66:66」が指定された時間をカウ
ントダウンする際には、例えば、実時間よりもは速くカウントダウンさせるようにすれば
よい。
変形例11によれば、導入演出においてセットされる時間に遊技者を注目させることが
できる。したがって、導入演出における興趣を向上させることができる。
(他の機器への適用)
なお、上記では、パチンコ遊技機に適用する例を説明したが、スロット機にも適用可能
である。例えば、ある状態(例えば、有利状態ではない状態)において、周期的(固定ゲ
ーム数毎、所定範囲内のゲーム数毎)に、他の状態(例えば、有利状態)に移行するかを
通常時よりも高確率で抽選するスロット機において、複数種類の予告演出と、予告演出の
実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示(武器画像)を表示する事前演出(タイマ
演出やプレゼントボックス演出)と、特別表示が表示された後に、複数種類のうち特別表
示の種類に対応する種類の関連演出と、他の状態に制御されることを報知する報知演出と
、を実行可能であるようにしてもよい。また、当該スロット機において、いずれの種類の
関連演出が実行されても共通の報知演出を実行可能であり、関連演出の種類によって、実
行される予告演出の種類の選択割合が異なり、事前演出の演出態様は、複数あり、事前演
出の演出態様によって特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なるようにしてもよい
あるいは、第1の有利状態(例えば、CZ、ボーナスゲーム等)において、第2の有利
状態(例えば、AT状態、ART状態等)に移行するかを高確率で抽選するスロット機に
おいて、複数種類の予告演出と、予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表
示(武器画像)を表示する事前演出(タイマ演出やプレゼントボックス演出)と、特別表
示が表示された後に、複数種類のうち特別表示の種類に対応する種類の関連演出と、第2
の有利状態に制御されることを報知する報知演出と、を実行可能であるようにしてもよい
。また、当該スロット機において、いずれの種類の関連演出が実行されても共通の報知演
出を実行可能であり、関連演出の種類によって、実行される予告演出の種類の選択割合が
異なり、事前演出の演出態様は、複数あり、事前演出の演出態様によって特別表示の種類
が特定の種類となる割合が異なるようにしてもよい。
(時短状態への他の移行例)
また、上述した各特徴部(特徴部006SH、特徴部018SH、および特徴部027
SH)や各変形例においては、時短状態(高ベース状態)への移行については、必ず特別
可変入賞球装置7が作動する大当り状態や小当り状態を経由して移行する形態を例示して
いるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、特別図柄として時短図柄が導
出表示された場合に、特別可変入賞球装置7を作動させることなく時短状態(高ベース状
態)に移行するようにしてもよい。
なお、上述した時短図柄としては、これらの時短図柄をはずれ図柄の一部としてもよい
し、小当り図柄の一部としてもよい。
また、時短図柄の導出表示に関する抽選処理を行う場合には、これらの抽選処理に、時
短図柄抽選用の専用の乱数を用いて抽選を実行してもよいし、はずれ図柄の抽選乱数や大
当り図柄の抽選乱数や小当り図柄の抽選乱数、大当り抽選判定用乱数、転落抽選の抽選乱
数等の他の抽選を行う乱数を用いて抽選を行うようにしてもよい。
また、これら時短図柄については、複数種類の図柄であってよいとともに、その他の図
柄である小当り図柄やはずれ図柄で表示される図柄の組み合わせと併用してもよい。なお
、この場合、併用する小当り図柄によって時短状態の移行の有無を決定してもよい。ただ
し、時短図柄に当選した場合に、さらに抽選によって時短状態への移行の有無を抽選する
ことや、時短回数を抽選することは行わない。
また、時短図柄の抽選を行う場合であって、設定値を変更可能である場合には、設定値
に応じて時短図柄の抽選確率は変化しない、つまり、全ての設定値において時短図柄の抽
選確率は同一とする。ただし、これら時短図柄の抽選確率は、第1特図と第2特図とで異
なる確率としてもよい。
また、時短図柄の抽選を行う場合の乱数取得のタイミングについては、専用の乱数を使
用する場合であっても、他の乱数を使用する場合であっても、始動口(第1始動入賞口、
第2始動入賞口)への入賞時のタイミングとしてよい。
また、時短図柄の抽選を行う場合の当選については、専用の乱数(時短抽選乱数)を用
いる場合は専用の乱数(時短抽選乱数)による抽選結果を当選値とし、時短図柄の抽選に
小当り図柄乱数を用いる場合は特定の小当り図柄乱数値を当選値とし、時短図柄の抽選に
転落抽選判定値用乱数を用いる場合は転落抽選判定値用乱数を当選値とすることができる
とともに、構造物を用いた抽選、例えば、特別可変入賞球装置7内部に時短領域を設け、
該時短領域を遊技球が通過したことを時短図柄の当選としてもよい。
なお、時短図柄の抽選を、構造物を用いて行う場合において小当り図柄が時短図柄を併
用する際に、時短状態の可変表示回数(時短回数)は、時短領域の通過の有無で変化しな
いようにする。
また、時短図柄の抽選を行う場合の当選については、時短図柄の抽選にはずれ図柄乱数
を用いる場合は特定のはずれ図柄乱数値を当選値とし、時短図柄の抽選に大当り図柄乱数
を用いる場合は特定の大当り図柄乱数値を当選値とすることができる。但し、これらの乱
数値を当選値とする場合には、設定によって大当り確率以外の性能に差異がでることから
、設定値の変更が不能なものに限り可能である。
また、時短図柄の抽選結果の判定タイミングは、大当り判定後のタイミングであればよ
い。なお、時短図柄の抽選は、抽選に使用する乱数値がいずれの乱数値であっても、時短
状態(高ベース)や高確率時においては実行されずに、低確率低ベース状態においてのみ
実行される。ただし、既に、時短状態となっている状態で、時短図柄が導出表示された場
合に、時短回数の再セットや抽選しないことのいずれであっても、遊技機毎に決まってい
ればよい。
また、時短図柄が導出表示されたときの時短回数については、当選値(図柄)と遊技状
態毎に応じて、予め定められた複数の時短回数をもつことができる。また、時短図柄毎に
時短の付与条件を異なるようにすることもできる。
また、時短図柄に応じて時短回数が異なるときには、第1特別図柄と第2特別図柄とで
、時短図柄の振り分け抽選を変更することができる。
また、同一の時短図柄が導出表示されたときでも、その時の遊技状態に応じて付与され
る時短回数が異なるようにしてもよい。ただし、遊技状態に対して予め定められたもので
あることを要する。
また、低確率低ベース状態における時短図柄の抽選結果として「時短回数0回」の抽選
結果を含めることができる。
また、時短終了図柄の導出抽選(時短終了抽選)を実行し、時短回数を時短開始後にお
いて時短終了図柄が導出表示されるまで、あるいは大当り図柄が導出表示されるまでの回
数としてもよい。つまり、時短の回数を設定せずに、原則、無制限としてもよい。
また、時短図柄により制御される時短状態と、大当りの発生によって制御される時短状
態とで、時短回数や付与条件を異なるようにしてもよい。
また、時短図柄が導出表示された場合において時短状態に制御されるタイミングは、時
短図柄の図柄確定時間が経過した時点となる。ただし、時短図柄の抽選に小当り図柄乱数
を用いる場合にあって、小当りに当選して時短状態に移行する場合には、小当りの動作終
了時が時短状態に制御されるタイミングとなる。
また、構造物を用いた抽選の場合に時短状態に制御されるタイミングは、構造物を動作
させる遊技状態(例えば、小当り状態)における構造物の動作終了時のタイミングとなる
また、大当り後において所定の可変表示回数に亘って高確率低ベース状態に制御される
遊技機(所謂、規定回数確変機(ST機))の場合に、遊技場の開店時に高確率低ベース
状態であり、該高確率低ベース状態が規定回数の可変表示が実行されて終了した後、時短
状態に制御するようにしてもよい。
また、時短リミッタ機能を搭載する場合にあって、時短図柄が導出表示された場合には
、時短リミッタの回数を更新する。また、時短図柄の図柄確定時間を、他の図柄の図柄確
定時間と異なる時間としてもよい。
また、特徴部018SHに係るタイマ演出(タイマ演出→関連演出→予告演出)の実行
割合は、大当り図柄が導出表示される可変表示のときと、時短図柄が導出表示される可変
表示のときとで、異なっていてもよい。具体的には、特徴部018SHに係るタイマ演出
の実行割合は、大当り図柄が導出表示される可変表示のときの方が、時短図柄が導出表示
される可変表示のときのよりも、高くてもよい。これにより、タイマ演出によって大当り
を遊技者に期待させることができる。
また、逆に、特徴部018SHに係るタイマ演出の実行割合は、時短図柄が導出表示さ
れる可変表示のときの方が、大当り図柄が導出表示される可変表示のときよりも、低くて
もよい。これにより、タイマ演出によって時短状態に制御されることを遊技者に期待させ
ることができる。
また、特徴部018SHに係るタイマ演出を行って、タイマのカウントダウンが「0」
になることに応じて時短図柄の示唆を行ってもよい。具体的には、時短図柄を導出表示す
る可変表示において、導入演出→タイマ演出→武器の獲得→関連演出→時短図柄の導出表
示、といった一連の関係性のある演出を行ってもよい。これにより、時短図柄が導出表示
される可変表示の興趣を向上させることができる。
(特徴部018SHに係る手段の説明)
上述した特徴部018SHに関して、パチンコ遊技機では、可変表示中に種々の演出が
行われる。例えば、タイマ予告演出においてタイマの表示時間が「0」になると、「チャ
ンス」等の画像を表示させる演出が知られている(例えば、特開2015-085082
号公報)。また、例えば、カードを獲得し、獲得したカードに対応した予告演出を行う遊
技機が知られている(例えば、特開2016-116654号公報)。
しかしながら、特開2015-085082号公報や特開2016-116654号公
報に記載された遊技機では、予告演出の興趣が不十分であった。
そこで、特徴部018SHに係る手段1の遊技機は、
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機(例えば、遊技を行うことが可能な
パチンコ遊技機1)であって、
演出を実行可能な演出実行手段(例えば、演出制御用CPU120)を備え、
前記演出実行手段は、
複数種類の予告演出(例えば、図10-4~図10-7に示した、キャラ予告演出、
タイトル予告演出、ボタン予告演出、役物予告演出など)を実行可能であり、
前記予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示(例えば、リボルバー
、手榴弾などの武器を獲得する表示)を表示する事前演出(例えば、タイマ演出)を実行
可能であり、
前記特別表示が表示された後に、複数種類のうち前記特別表示の種類に対応する種類
の関連演出(例えば、図10-4のリボルバー関連演出や、図10-5の手榴弾関連演出
)を実行可能であり、
前記有利状態(例えば、大当り遊技状態)に制御されることを報知する報知演出(例
えば、スーパーリーチ大当りの演出)を実行可能であり、
いずれの種類の前記関連演出が実行されても共通の報知演出を実行可能であり、
前記関連演出の種類によって、実行される前記予告演出の種類の選択割合が異なり(例
えば、リボルバー関連演出が行われた場合、キャラ予告演出が行われる割合が高く(例え
ば100%)、キャラ予告演出以外の予告演出が行われる割合が低い(例えば0%)。)

前記事前演出の演出態様は、複数あり(例えば、タイマ演出の時間は、図10-4に示
す15秒、図10-5に示す30秒、図10-6に示す40秒、図10-7に示す50が
ある)、
前記事前演出の演出態様によって前記特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なる
(例えば、事前演出の演出態様が15秒の場合、リボルバーの特別表示が決定されやすく
例えば100%)、リボルバー以外の特別表示が決定されにくい(例えば0%)。)、
ことを特徴とする。
このような構成によれば、予告演出までに一連の関係性のある演出を行うことができる
。具体的には、予告演出を行う際に、事前演出の開始→事前演出中に特定表示→関連演出
→予告演出、といった一連の関係性のある演出とすることができる。これにより、予告演
出が行われる前に遊技者の期待感を高めさせることができるため、予告演出の興趣を一層
向上させることができる。
また、特徴部018SHに係る手段2の遊技機として、手段1に記載の遊技機において

前記演出実行手段は、前記予告演出を実行する前に前記事前演出を実行するときと、前
記予告演出を実行する前に前記事前演出を実行しないときと、があり(例えば、図10-
8(D)に示すように、大当りの場合に強役物予告演出を対象としてタイマ演出が行われ
る割合は30%である。)、
前記予告演出の実行前に前記事前演出が実行されるか否かによって前記有利状態に制御
される割合が異なるようにしてもよい(例えば、図10-8(D)に示すように、はずれ
の場合に強役物予告演出を対象としてタイマ演出が行われる割合が5%であり、大当りの
場合に強役物予告演出を対象としてタイマ演出が行われる割合が30%であるため、強役
物予告演出を対象にタイマ演出が行われた場合は、タイマ演出が行われない場合に比べて
大当りになりやすい。)。
このような構成によれば、事前演出が実行されたときに、事前演出が実行されないとき
に比べて、大当り期待度の高いことを示唆することができる。したがって、事前演出が実
行されるか否かということや、事前演出および関連演出がいずれの種類であるかというこ
とに遊技者を注目させることができる。したがって、予告演出が行われる前の興趣を一層
向上させることができる。
また、特徴部018SHに係る手段3の遊技機として、手段1または2に記載の遊技機
において、
前記事前演出は、導入演出(例えば、図10-14(B)の導入演出)を含み、
前記演出実行手段は、
識別情報(例えば、特別図柄)の可変表示に対応して、装飾識別情報(例えば、図1
0-14(A)の飾り図柄018SH100)の可変表示を実行可能であり、
前記装飾識別情報が特定態様(例えば、図10-15(E)のリーチ態様)で表示さ
れた後に前記報知演出を実行可能であり、
前記導入演出の実行中に前記装飾識別情報を用いた特別演出(リーチ態様、擬似連図
柄の仮停止表示や、擬似連予告演出におけるスベリ変動)を実行せず(図10-14(B
)~図10-15(D)に示すように、導入演出中は飾り図柄018SH100を表示し
ない)、
前記関連演出(例えば、図10-17(K)、(L)に示す戦車関連演出)の実行後
に前記特別演出(例えば、図10-18(N)に示すリーチ態様)を実行可能にしてもよ
い。
このような構成によれば、導入演出が行われている期間に飾り図柄を表示しないように
することができる。これにより、予告演出の前段階に行われる一連の演出のうち最初に行
われる事前演出に遊技者を注目させることができる。また、事前演出後に行われるタイマ
演出や関連演出にも遊技者を注目させることができる。したがって、予告演出が行われる
前の興趣を一層向上させることができる。
また、特徴部018SHに係る手段4の遊技機として、手段1~3のいずれかに記載の
遊技機において、
前記予告演出は、成功演出(例えば、アクティブ表示にキャラクタ等が作用してアクテ
ィブ表示の表示態様が変化する演出)と失敗演出(例えば、アクティブ表示にキャラクタ
等が作用してアクティブ表示の表示態様が変化しない演出)とのうちのいずれかが実行さ
れる示唆演出を含み、
前記示唆演出は、
第1の割合で前記失敗演出が実行されるときと(例えば、通常の演出中など、事前演出
以外の演出の実行中は失敗演出が行われやすい。)、前記第1の割合よりも低い第2の割
合で前記失敗演出が実行されるときと、があり、
前記事前演出の実行中は、前記第2の割合で前記失敗演出が実行されてもよい(例えば
、事前演出中は失敗演出が行われにくい。)。
このような構成によれば、事前演出の実行中は、失敗演出を行いにくくすることができ
る。したがって、失敗演出が実行されることによって事前演出中に遊技者の期待感が低下
してしまうことを抑えることができる。したがって、予告演出の興趣の低下を抑えること
ができる。
また、特徴部018SHに係る手段5の遊技機として、手段1~4のいずれかに記載の
遊技機において、
遊技者にとって有利度がそれぞれ異なる複数の設定値(設定値1~6)のうちいずれか
を設定可能な設定手段をさらに備え、
前記演出実行手段は、
前記有利状態に制御されないときに(例えば、スーパーリーチはずれの図柄確定タイミ
ングの直前)、設定値を示唆する設定示唆演出(例えば、図10-19(B)に示すアイ
キャッチ画像018SH200)を実行可能であり、
前記設定示唆演出が実行されるときに、前記設定示唆演出に対応して前記事前演出を実
行しないようにしてもよい(例えば、アイキャッチ演出を行う時にはタイマ演出を行わな
い。)。
ここで、可変表示には直接は関係しない設定示唆演出を行う場合に事前演出を行ったと
すると、興趣の低下を招くおそれがある。手段5では、設定示唆演出を行う場合には事前
演出を行わないようにするため、事前演出の興趣が低下してしまうことがないようにする
ことができる。
また、特徴部018SHに係る手段6の遊技機として、手段1~5のいずれかに記載の
遊技機において、
前記関連演出の演出期間は、前記関連演出の種類によらず、共通の演出期間であるよう
にしてもよい(例えば、図10-6に示すように、マシンガン関連演出が行われる場合も
、ロケットランチャー関連演出が行われる場合も、演出期間は同じである。)。
このような構成によれば、関連演出のバリエーションを簡単に増やすことができるため
、関連演出の興趣を向上させることができる。特に、設計段階における演出の変更に柔軟
に対応することが可能になる。具体的には、関連演出の演出期間を変更しなくても、関連
演出の内容を変更することができる。したがって、パチンコ遊技機の開発を効率よく行う
ことができる。
また、特徴部018SHに係る手段7の遊技機として、手段1~6のいずれかに記載の
遊技機において、
前記事前演出は、前記予告演出の実行タイミングを示唆する態様(例えば、タイマのカ
ウントダウン)で動作する演出画像を用いた演出(例えば、図10-15(E)のタイマ
の残時間を示すタイマ画像018SH121)であってもよい。
このような構成によれば、予告演出の実行タイミングを示唆することができるため、予
告演出に遊技者をより注目させることができる。したがって、予告演出の興趣を向上させ
ることができる。
また、特徴部018SHに係る手段8の遊技機として、手段1~7のいずれかに記載の
遊技機において、
前記事前演出の演出態様は、第1の要素(例えば、タイマ演出においてセットされる時
間)と、第2の要素(例えば、タイマ演出の残時間を示すタイマ画像018SH121の
表示態様であり、赤色の表示態様と白色の表示態様がある)とを含み、
前記第1の要素と前記第2の要素との組合せによって、前記有利状態に制御される期待
度が異なるようにしてもよい(タイマ演出の時間が長く且つタイマ画像018SH121
の表示態様が赤色の場合に大当り期待度が高く、タイマ演出の時間が短く且つタイマ画像
018SH121の表示態様が白色の場合に大当り期待度が低い。)。
このような構成によれば、事前演出の演出態様に遊技者を注目させることができる。し
たがって、事前演出の興趣を向上させることができる。
また、特徴部018SHに係る手段9の遊技機として、手段1~8のいずれかに記載の
遊技機において、
前記事前演出は、導入演出(例えば、図10-14(B)~図10-15(D)の導入
演出)を含み、
前記演出実行手段は、前記導入演出において、前記事前演出が行われる複数の期間(例
えば、15秒、30秒、40秒、50秒)のうちいずれかの期間を表示する特殊演出(例
えば、図10-15(D)に示す、キャラクタがタイマを指定する演出)を実行可能とし
てもよい。
このような構成によれば、導入演出において、事前演出が行われる期間を示唆すること
ができる。したがって、導入演出の興趣を向上させることができる。
1 パチンコ遊技機
4A 第1特別図柄表示装置
4B 第2特別図柄表示装置
5 画像表示装置
103 CPU
120 演出制御用CPU

Claims (1)

  1. 遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
    遊技者にとって有利度が異なる複数の設定値を設定可能な設定手段と、
    演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
    前記演出実行手段は、
    前記有利状態に制御されることを示唆する複数種類の予告演出を実行可能であり、
    前記予告演出の実行前に、複数種類のうちいずれかの特別表示を表示する事前演出を実行可能であり、
    前記特別表示が表示された後に、複数種類のうち前記特別表示の種類に対応する種類の関連演出を実行可能であり、
    前記有利状態に制御されることを報知する第1報知演出を実行可能であり、
    前記有利状態に制御されないことを報知する第2報知演出を実行可能であり、
    前記第2報知演出の終了後に特定表示を実行可能であり、
    いずれの種類の前記関連演出が実行されても共通の前記第1報知演出を実行可能であり、
    前記設定手段により設定される設定値に応じて前記特定表示を実行可能であり、
    いずれの種類の前記関連演出が実行されるかに応じて、いずれの種類の前記予告演出が実行されるかの割合が異なり、
    前記事前演出の演出態様は、複数あり、
    前記事前演出の演出態様によって前記特別表示の種類が特定の種類となる割合が異なる、
    ことを特徴とする遊技機。
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