JP7406953B2 - 健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 - Google Patents
健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7406953B2 JP7406953B2 JP2019193751A JP2019193751A JP7406953B2 JP 7406953 B2 JP7406953 B2 JP 7406953B2 JP 2019193751 A JP2019193751 A JP 2019193751A JP 2019193751 A JP2019193751 A JP 2019193751A JP 7406953 B2 JP7406953 B2 JP 7406953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- oral
- subject
- bacteria
- abundance ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 title claims description 273
- 230000000968 intestinal effect Effects 0.000 title claims description 228
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 54
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 title claims description 26
- 230000003862 health status Effects 0.000 title claims description 21
- 201000010099 disease Diseases 0.000 claims description 147
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 claims description 147
- 230000036541 health Effects 0.000 claims description 110
- 241000192125 Firmicutes Species 0.000 claims description 55
- 210000000936 intestine Anatomy 0.000 claims description 53
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 claims description 42
- 241001453172 Fusobacteria Species 0.000 claims description 37
- 241000605059 Bacteroidetes Species 0.000 claims description 27
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 15
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 13
- 238000011088 calibration curve Methods 0.000 claims description 10
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 4
- 239000000047 product Substances 0.000 description 50
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 description 27
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 17
- 239000002324 mouth wash Substances 0.000 description 14
- 229940051866 mouthwash Drugs 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 208000008589 Obesity Diseases 0.000 description 9
- 235000020824 obesity Nutrition 0.000 description 9
- 210000003296 saliva Anatomy 0.000 description 9
- 108020004414 DNA Proteins 0.000 description 8
- 241000305071 Enterobacterales Species 0.000 description 5
- 206010020772 Hypertension Diseases 0.000 description 5
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 5
- 238000010219 correlation analysis Methods 0.000 description 5
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 5
- 238000012163 sequencing technique Methods 0.000 description 5
- 241000894007 species Species 0.000 description 5
- 108020004465 16S ribosomal RNA Proteins 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 4
- 241000425347 Phyla <beetle> Species 0.000 description 3
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 235000013402 health food Nutrition 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- ZRALSGWEFCBTJO-UHFFFAOYSA-N Guanidine Chemical compound NC(N)=N ZRALSGWEFCBTJO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002550 fecal effect Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 2
- 241001156739 Actinobacteria <phylum> Species 0.000 description 1
- 108091093088 Amplicon Proteins 0.000 description 1
- 238000001712 DNA sequencing Methods 0.000 description 1
- CHJJGSNFBQVOTG-UHFFFAOYSA-N N-methyl-guanidine Natural products CNC(N)=N CHJJGSNFBQVOTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000006089 Phaseolus angularis Nutrition 0.000 description 1
- 241000192142 Proteobacteria Species 0.000 description 1
- 238000003646 Spearman's rank correlation coefficient Methods 0.000 description 1
- 240000007098 Vigna angularis Species 0.000 description 1
- 235000010711 Vigna angularis Nutrition 0.000 description 1
- 208000037919 acquired disease Diseases 0.000 description 1
- 230000001580 bacterial effect Effects 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- SWSQBOPZIKWTGO-UHFFFAOYSA-N dimethylaminoamidine Natural products CN(C)C(N)=N SWSQBOPZIKWTGO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000007481 next generation sequencing Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 239000003761 preservation solution Substances 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 239000002096 quantum dot Substances 0.000 description 1
- 238000003753 real-time PCR Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 239000008223 sterile water Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 208000024891 symptom Diseases 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Description
すなわち、糞便を採取することで検体を得るような腸内環境の判定方法には、容易に検体を採取できないという問題があった。
[健康状態判定システム100の概要]
図1は、実施形態における健康状態判定システム100の実施例を示す図である。健康状態判定システム100は、被験者90から取得された口腔内容物OCに基づいて、被験者90の健康状態を示す情報である健康状態情報HCを提供する。
健康状態判定システム100は、病院や検査機関等で実施されるシステムである場合がある。その場合、被験者90は健康状態判定システム100を実施する場所に行って、口腔内容物OCを採取及び提供する。
被験者90は病院や検査機関等に行かなくても適当な場所(自宅、学校、職場等)で健康状態情報HCを受け取ってもよい。健康状態判定システム100は、健康状態情報HCを郵送で被験者90のもとに送付することにより、被験者90は書面で健康状態情報HCを受け取ってもよい。被験者90は、健康状態情報HCをインターネット等のネットワークを通して閲覧する形態でもよい。
また別の実施形態として、健康状態判定システム100は、郵送を前提としたサービスとして行われる場合がある。例えば被験者90は、自宅から所定の送付先に口腔内容物OCを送付することにより、病院や検査機関等に赴くことなく健康状態情報HCを得ることができる。この場合、健康状態情報HCは、郵送で被験者90のもとに送付されてもよいし、被験者90がインターネット等のネットワークを通して閲覧する形態でもよい。
また口腔内容物OCは、洗口吐出液により採取されてもよい。例えば洗口吐出液は、所定量の滅菌水を口内全体にいきわたるように口内の前後左右に所定時間ゆすぐことで採取する。所定量の水を使用する場合、必要量としては1~5mLが好ましい。
被験者90は、口腔環境測定装置80に口腔内容物OCを提供する。口腔環境測定装置80は、口腔内容物OCの測定結果に基づき、健康状態判定装置10に口腔環境情報OIを提供する。
口腔環境情報OIとは、口腔内容物OCから検出される菌の情報である。例えば口腔環境情報OIは、口腔内容物OCから検出される菌における、それぞれの菌が占める比率(以下、存在比率とする。)である。一例として、口腔環境情報OIは、健康状態判定装置10の解析対象である菌のうち、所定の存在比率以上を占める菌についての情報である。
この一例において、口腔環境情報OIは、口腔内容物OCに基づいて検出される菌を、門レベルで示している。含有率とは上述した存在比率のことである。この一例において、口腔環境情報OIは、口腔内容物OCから検出され、健康状態判定装置10の解析対象である菌のうち、存在比率が0.1%以上である菌の種類を示している。
この一例における口腔環境情報OIが示す、口腔内容物OCから検出される菌の存在比率は、Firmicutesが51.745%、Proteobacteriaが20.108%、Actinobacteriaが12.692%、Bacteroidetesが11.311%、Fusobacteriaが1.984%、TM7が1.759%、SR1が0.190%である。
この一例では、口腔環境情報OIを門レベルで示しているが、その他の実施例として、上位又は下位の分類に基づいて示してもよい。
図1に戻って、健康状態判定装置10は、口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得する。健康状態判定装置10は取得した口腔環境情報OIに基づき、被験者90に対して健康状態情報HCを提供する。
健康状態情報HCとは、被験者90が提供する口腔内容物OCに基づき判定される健康状態を示す情報である。健康状態情報HCには、腸内環境情報IIが含まれ、好ましくは、疾患情報DIと、製品情報PIと、健康情報HIから選ばれる1種以上の情報がさらに含まれる。
疾患情報DIとは、腸内環境情報IIに基づき判定される疾患の情報である。この一例において疾患情報DIとは、具体的な疾患の名称を示す情報である。
製品情報PIとは、疾患情報DIに基づき提案される製品の情報を示す情報である。この一例において製品情報PIとは、具体的な製品の名称を示す情報である。製品情報PIは、製品の名前に対応する価格、購入可能な場所、服用に関する情報等の情報を含んでいてもよい。この一例において製品情報PIとは、口腔ケア製品又はサプリメント等の健康食品の種類を示す情報である。その他の例として製品情報PIは、具体的な製品名でなく、製品の種類を示唆する情報であってもよい。
健康情報HIとは疾患情報DIに基づき判定される健康に関する情報である。この一例において健康情報HIには、疾患を予防又は改善するために有用な情報が含まれる。
図3は、実施形態における健康状態判定システム100の機能構成の一例を示す図である。
健康状態判定システム100は、口腔環境測定装置80と、健康状態判定装置10と、提示部70とを備える。上述したように健康状態判定システム100は、被験者90から口腔内容物OCを検体として取得することにより、被験者90の健康状態を示す情報である健康状態情報HCを提供する。
口腔環境測定装置80は、健康状態判定装置10に口腔環境情報OIを提供する。この一例において、口腔環境測定装置80は、口腔細菌検査装置である。口腔環境測定装置80は、口腔内容物OCに含まれる口腔細菌の種類を示す口腔環境情報OIを、健康状態判定装置10に提供する。
健康状態判定装置10は、口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得する。健康状態判定装置10は、口腔環境測定装置80から取得する口腔環境情報OIに基づき、健康状態情報HCを提示部70に出力する。
なお、口腔環境測定装置80は、採取された検体(唾液)について、公知の方法により分析を行い、口腔環境情報を出力する。口腔内容物の測定方法としては特に限定はされないが、例えば後述するリアルタイムPCR法といった方法が知られており、好ましい。
この実施例において、提示部70は画像表示装置であるとして説明するが、これに限られず、プリンタ装置やスピーカ装置などの情報出力装置として構成されていてもよい。
健康状態判定装置10は、口腔環境情報取得部20と、腸内環境推定部30と、出力部60とを備え、好ましくは、細菌対応情報記憶部35と、疾患状態判定部40と、疾患対応情報記憶部45と、提案情報判定部50と、提案情報記憶部55をさらに備える。
以後、腸内環境推定部30と、疾患状態判定部40と、提案情報判定部50とを区別しない場合には、演算部とも記載する。
健康状態判定装置10は、口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得し、取得した口腔環境情報OIに基づき、腸内環境情報IIを提供し、好ましくは、疾患情報DI、製品情報PI及び健康情報HIから選ばれる1種以上の情報をさらに提供する。
口腔環境情報OIは、電子データで提供されてもよいし、バーコード又は二次元コードで提供されてもよい。口腔環境情報OIが電子データで提供される場合、口腔環境情報取得部20は通信部である。口腔環境情報OIがバーコード又は二次元コードで提供される場合、口腔環境情報取得部20はレーザスキャナやCCDスキャナ(カメラを含む)等のスキャナである。
口腔環境情報取得部20は、取得した口腔環境情報OIを、腸内環境推定部30に提供する。
細菌対応情報記憶部35は、ヒトの口腔内に存在する口腔細菌の種類を示す情報である口腔環境情報OIと、ヒトの口腔内に存在する特定の口腔細菌と対応してヒトの腸内に存在する腸内細菌の種類を示す情報である腸内環境情報IIとが互いに対応付けられた情報(すなわち細菌対応情報)を記憶する。
細菌対応情報は、口腔細菌と腸内細菌との対応を示す情報である。この一例において、口腔細菌Aは腸内細菌aに対応し、口腔細菌Bは腸内細菌bに対応する。この場合、口腔細菌と腸内細菌の対応は1対1に限らずどちらかの項目の情報が複数になることもある
一例として、口腔細菌は門レベルで示されている場合がある。細菌対応情報が示す口腔細菌は、口腔環境情報OIで示されるレベルと同一である。
つまり、腸内環境推定部30は、細菌対応情報記憶部35に記憶される細菌対応情報と、口腔環境情報取得部20が取得する被験者90の口腔環境情報OIとに基づいて、被験者90の腸内に存在する腸内細菌の種類を推定する。
なお、この際に腸内細菌の存在比率の推定も備えてもよい。
腸内環境推定部30は、推定した腸内環境情報IIを疾患状態判定部40及び出力部60の双方もしくはいずれか一方に提供する。
疾患対応情報記憶部45は、ヒトの腸内に存在する腸内細菌の種類を示す情報である腸内環境情報IIと、当該種類の腸内細菌が腸内に存在することと関連するヒトの疾患の状態を示す情報である疾患情報DIとが互いに対応付けられた情報(すなわち、疾患対応情報)を記憶する。
疾患対応情報は、腸内細菌と、疾患との対応を示す情報である。この一例において、腸内細菌aは疾患a1に対応し、腸内細菌bは疾患b1に対応する。なお、腸内細菌と疾患の対応は1対1に限らず、どちらかの項目の情報が複数になることもある。
一例として、疾患は具体的な疾患の名称を示す。その他の実施例として、疾患は疾患の兆候であってもよいし、疾患の状態(例えば、重篤さの加減を表す情報)を段階的に示してもよい。
つまり、疾患状態判定部40は、疾患対応情報記憶部45に記憶される疾患対応情報と、腸内環境推定部30が推定する被験者90の腸内に存在する腸内細菌の種類とに基づいて、被験者90の疾患の状態を判定する。
疾患状態判定部40は、推定した疾患情報DIを提案情報判定部50及び出力部60の双方もしくはいずれか一方に提供する。
提案情報記憶部55は、ヒトの疾患の状態を示す情報と、疾患に対応する製品情報や健康情報であり、疾患の予防及び改善に有用な情報である提案情報とが互いに対応付けられた情報(すなわち、提案情報)を記憶する。
提案情報は、疾患と、製品情報と、健康情報との対応を示す情報である。この一例において、疾患a1は口腔ケア製品a1及び情報a1に対応し、疾患b1はサプリメントb1及び情報b1に対応する。
一例として、製品情報は、口腔ケア製品又はサプリメント等の健康食品である。また、他の一例として、健康情報は、疾患を予防又は改善するために有用な情報である。
つまり、提案情報判定部50は、提案情報記憶部55に記憶される提案情報と、疾患状態判定部40が判定する被験者90の疾患の状態とに基づいて、被験者90の疾患に対応する提案情報を判定する。
提案情報には、製品情報PI及び健康情報HIが含まれる。提案情報判定部50は、判定した製品情報PI及び健康情報HIを出力部60に提供する。
なお、出力部60は、腸内環境情報IIと、疾患情報DIとを取得している場合には、疾患情報DIのみを出力してもよいし、腸内環境情報IIと、疾患情報DIとをともに出力してもよい。
また、出力部60は、腸内環境情報IIと、製品情報PI及び健康情報HIとを取得している場合には、製品情報PI及び健康情報HIを出力してもよいし、腸内環境情報IIと、製品情報PI及び健康情報HIをともに出力してもよい。
また、出力部60は、腸内環境情報IIと、疾患情報DIと、製品情報PI及び健康情報HIとを取得している場合には、疾患情報DIと、製品情報PI及び健康情報HIをともに出力してもよいし、腸内環境情報IIと、疾患情報DIと、製品情報PI及び健康情報HIをともに出力してもよい。
つまり、出力部60は、腸内環境推定部30が推定する被験者90の腸内に存在する腸内細菌の種類を出力する。また、出力部60は、疾患状態判定部40が推定する被験者90の疾患の状態をさらに出力する。また、出力部60は、提案情報判定部50が判定する被験者90の疾患に対応する提案情報をさらに出力する。
健康状態判定装置10の動作の一例について説明する。
図7は、実施形態における健康状態判定装置の動作の一例を示す図である。
(ステップS10)口腔環境情報取得部20は、口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得する。口腔環境情報取得部20は取得した口腔環境情報OIを腸内環境推定部30に提供する。
(ステップS20)口腔環境情報取得部20は、口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得した場合、(ステップS20;YES)には、処理をステップS30に進める。口腔環境情報取得部20は口腔環境測定装置80から口腔環境情報OIを取得しない場合、(ステップS20;NO)には、処理をステップS10に戻す。
(ステップS40)さらに疾患状態の判定を行う場合、疾患状態判定部40は腸内環境推定部30から腸内環境情報IIを取得する。この一例において、腸内環境情報IIは、複数の腸内細菌の名称を含む場合がある。疾患状態判定部40は、それぞれの腸内細菌に対応する疾患を推定する。具体的に疾患状態判定部40は、腸内環境情報IIが示すそれぞれの腸内細菌の名称を検索キーに疾患対応情報記憶部45を探索する。疾患状態判定部40は得られた疾患の情報を疾患情報DIとして、提案情報判定部50及び出力部60の双方もしくはいずれか一方に提供する。疾患情報DIは、複数の疾患の名称を含む場合がある。ユーザが疾患情報DIのみを希望している場合は、疾患情報DIは出力部60のみに提供する。
(ステップS60)出力部60は、腸内環境推定部30から腸内環境情報IIを取得し、腸内環境情報IIを提示部70に提示させる。好ましくは、出力部60は、疾患状態判定部40から疾患情報DIを取得し、提案情報判定部50から製品情報PI及び健康情報HIを取得し、疾患情報DIと、製品情報PIと、健康情報HIとを提示部70に提示させる。
本実施形態の健康状態判定方法は、被験者の口腔内に存在する口腔内細菌中のフソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率を測定し、前記フソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率から、前記被験者の腸内細菌中のバクテロイデテス(Bacteroidetes)門に属する腸内細菌の存在比率(B)に対する、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率(F)比(F/B比)、及び前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つを算出し、前記F/B比、及び前記フィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つから前記被験者の健康状態を判定する。
まず、洗口吐出液検体よりDNAを抽出し、得られたDNAよりシークエンス用のライブラリを調製し、次世代シークエンサーによるシークエンスを行い、抽出されたDNAの塩基配列を決定する。この抽出されたDNAの塩基配列から、OTU(operational taxonomic unit;操作上分類単位、以下OTUとも称する)を生成し、QIIMEアノテーションプログラムにより、各OTUの代表配列を基に、QIIME Resourcesサイトにて提供されている16SrDNAのデータベース(greengenes)に対して相同性検索を行い、各OTUについてTaxonomy情報(界/門/綱/目/科/属/種)を取得する。次に統計ソフトを用いて、検体中の存在比率を変数とした相関解析を行い、門レベルに帰属を行い、帰属ができた口腔内細菌中のフソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌に存在比率を算出する。
本実施形態の腸内環境判定方法は、被験者の口腔内に存在する口腔内細菌中のフソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率を測定し、前記フソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率から、前記被験者の腸内細菌中のバクテロイデテス(Bacteroidetes)門に属する腸内細菌の存在比率(B)に対する、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率(F)比(F/B比)、及び前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つを算出する方法である。
以上説明したように、本実施形態の健康状態判定装置10は、口腔環境情報OIを取得し、取得した口腔環境情報OIに基づいて腸内環境情報IIを出力する。
健康状態判定装置10は、口腔細菌から腸内細菌を推定することにより、唾液等の口腔内容物OCから、腸内環境を推定する。本実施形態ではこの構成を取ることにより、被験者90が従来行っていた糞便の採取を行うことなく、唾液等の口腔内容物OCの提供という、容易な方法で腸内環境を推定することが可能となる。
従来であれば、腸内環境に基づく疾患の判定には、糞便を検体として提供する必要があった。しかしながら本実施形態によれば、口腔内容物OCに基づいて腸内環境情報IIを推定し、推定された腸内環境情報IIに基づいて疾患の判定を行うため、糞便の採取を行うことを要しない。したがって健康状態判定装置10は、容易な方法により、腸内環境情報IIに基づく疾患情報DIを判定することができる。
従来であれば、被験者90は、被験者90自身の腸内環境情報II及び疾患情報DIを提示された場合であっても、その疾患を治癒又は改善するための製品又はその疾患の情報を、別途調べる必要があった。しかしながら本実施形態によれば、健康状態判定装置10は、疾患情報DIに対応する製品情報PI及び健康情報HIを提示することが可能である。したがって被験者90は、自身でその疾患を治癒又は改善するための製品又はその疾患の情報を、別途調べる必要がない。よって、疾患に対応した情報を別途調べる必要があるという煩わしい作業をする必要がなくなるという効果が得られる。
20代~40代の健常成人を対象に、洗口吐出液・糞便を採取し、口腔細菌叢と腸内細菌叢の関連性を検討した。
ヘルシンキ宣言に則り、インフォームドコンセントが得られた健常成人5名を対象に、洗口吐出液、糞便を採取した。洗口吐出液は、滅菌水3mLを口内全体にいきわたるように前後左右に10秒間ゆすぐことで採取し、15mLチューブに入れて-80℃で保存した。糞便は、採便キット(ブラシ型、テクノスルガ(株))を用いて、場所を変えながら数箇所すくい取り、小豆1粒程度採取した。採取した糞便は、採便容器内の保存液(グアニジン溶液)とよく混合し、常温で保存した。
ジルコニアビーズを用いて、ホモジナイザーFastPrep 24(MP Biomedicals社)によって検体を破砕し、抽出キットMagDEA DNA 200(Precision System Science)にてDNAを抽出した。抽出したDNAは、Nanodrop(Thermo scientific社)およびQubit Fluorometer(Invitrogen社)を用いて濃度測定を行った。また、Agilent 2200 TapeStation System(Agilent Technologies社)を用いて、濃度測定および品質確認を行った。
次世代シークエンサーによるシークエンス結果を表1に示す。表中、Mは洗口吐出液、Fは糞便、1~5は被験者No、Yield(Mbases)はChastityフィルタリング後の取得総塩基数(Mbp)、#Readsはリード数、%of>=Q30 BasesはChastityフィルタリング後の総塩基数に占めるQ30以上のHighQualityBaseの割合、Mean Quality ScoreはChastityフィルタリング後のQualityの平均値をそれぞれ示す。Chastityフィルタリングとはイルミナ社の次世代シークエンシングにおける品質管理を示しており、具体的な作業内容はクオリティの低いリードのフィルタリングや、リードに含まれるアダプター配列やクオリティの低い部分配列の除去などである。なおQ30とは1000回に1回のエラー率であり、%of>=Q30 BasesおよびMean Quality Scoreを示すことでリードデータの質の高さを示している。
洗口吐出液中で存在比率が高かった表2記載の7門について、各々、腸内における同じ7門の存在比率との相関解析を行った。その結果を表3に示す。
Claims (6)
- 被験者の口腔内容物に含まれる口腔細菌の種類を示す情報を含む口腔環境情報を取得する口腔環境情報取得部と、
ヒトの口腔内に存在する口腔細菌の種類を示す情報と、ヒトの腸内に存在する腸内細菌の種類を示す情報とが互いに対応付けられた細菌対応情報と、前記口腔環境情報取得部が取得する前記被験者の前記口腔環境情報とに基づいて、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌の種類を推定する演算部としての腸内環境推定部と、
前記演算部が演算する演算結果を出力する出力部と、
を備える健康状態判定装置。 - ヒトの腸内に存在する腸内細菌の種類を示す情報と、ヒトの疾患の状態を示す情報とが互いに対応付けられた疾患対応情報と、前記腸内環境推定部が推定する前記被験者の腸内に存在する腸内細菌の種類とに基づいて、前記被験者の疾患の状態を判定する演算部としての疾患状態判定部、
をさらに備え、
前記出力部は、
前記疾患状態判定部が判定する前記被験者の疾患の状態を前記演算部が演算する他の情報に代えて、又は他の情報に加えて出力する
請求項1に記載の健康状態判定装置。 - ヒトの疾患の状態を示す情報と、疾患に対応する情報であり疾患の予防及び改善に有用な情報である提案情報とが互いに対応付けられた提案情報と、前記疾患状態判定部が判定する前記被験者の疾患の状態とに基づいて、前記被験者の疾患に対応する提案情報を判定する演算部としての提案情報判定部、
をさらに備え、
前記出力部は、
前記提案情報判定部が判定する前記被験者の疾患に対応する提案情報を前記演算部が演算する他の情報に代えて、又は他の情報に加えて出力する
請求項2に記載の健康状態判定装置。 - コンピュータに、
被験者の口腔内容物に含まれる口腔細菌の種類を示す情報を含む口腔環境情報を取得する口腔環境情報取得ステップと、
ヒトの口腔内に存在する口腔細菌の種類を示す情報と、ヒトの口腔内に存在する特定の口腔細菌と対応してヒトの腸内に存在する腸内細菌の種類を示す情報とが互いに対応付けられた細菌対応情報と、前記口腔環境情報取得ステップにより取得された前記被験者の前記口腔環境情報とに基づいて、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌の種類を推定する腸内環境推定ステップと、
前記腸内環境推定ステップにより推定された前記被験者の腸内に存在する腸内細菌の種類を出力する出力ステップと、
をさせるプログラム。 - コンピュータに情報処理を実行させることにより健康状態を判定する方法であって、
被験者の口腔内に存在する口腔内細菌中のフソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率を測定する測定工程と、
前記フソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率から、前記被験者の腸内細菌中のバクテロイデテス(Bacteroidetes)門に属する腸内細菌の存在比率(B)に対する、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率(F)比(F/B比)及び前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つを算出する算出工程と、
前記F/B比及び前記フィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つから前記被験者の健康状態を判定する判定工程と、
を有し、
前記算出工程は、口腔内細菌の存在比率と腸内細菌の存在比率との関係を示した検量線を用いることによる算出を行う、
健康状態判定方法。 - コンピュータに情報処理を実行させることにより被験者のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率を算出する方法であって、
被験者の口腔内に存在する口腔内細菌中のフソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率を測定する測定工程と、
前記フソバクテリア(Fusobacteria)門に属する口腔内細菌の存在比率から、前記被験者の腸内細菌中のバクテロイデテス(Bacteroidetes)門に属する腸内細菌の存在比率(B)に対する、前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率(F)比(F/B比)及び前記被験者の腸内に存在する腸内細菌中のフィルミクテス(Firmicutes)門に属する腸内細菌の存在比率からなる群から選ばれる少なくとも1つを算出する算出工程と、
を有し、
前記算出工程は、口腔内細菌の存在比率と腸内細菌の存在比率との関係を示した検量線を用いることによる算出を行う、
腸内細菌存在比率算出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019193751A JP7406953B2 (ja) | 2019-10-24 | 2019-10-24 | 健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019193751A JP7406953B2 (ja) | 2019-10-24 | 2019-10-24 | 健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021068239A JP2021068239A (ja) | 2021-04-30 |
JP7406953B2 true JP7406953B2 (ja) | 2023-12-28 |
Family
ID=75637490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019193751A Active JP7406953B2 (ja) | 2019-10-24 | 2019-10-24 | 健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7406953B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012165716A (ja) | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Infocom Corp | 腸内常在菌解析情報を基にした食事支援システム |
JP2013183663A (ja) | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Univ Of Tokyo | 炎症性腸疾患の検出方法及びヒト唾液細菌叢の検査方法 |
JP2017163980A (ja) | 2016-03-11 | 2017-09-21 | タカラバイオ株式会社 | 腸内細菌叢調整用組成物 |
-
2019
- 2019-10-24 JP JP2019193751A patent/JP7406953B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012165716A (ja) | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Infocom Corp | 腸内常在菌解析情報を基にした食事支援システム |
JP2013183663A (ja) | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Univ Of Tokyo | 炎症性腸疾患の検出方法及びヒト唾液細菌叢の検査方法 |
JP2017163980A (ja) | 2016-03-11 | 2017-09-21 | タカラバイオ株式会社 | 腸内細菌叢調整用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021068239A (ja) | 2021-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zaura et al. | Optimizing the quality of clinical studies on oral microbiome: A practical guide for planning, performing, and reporting | |
Kingry et al. | Surveillance for and discovery of Borrelia species in US patients suspected of tickborne illness | |
Steiber | Strong or weak handgrip? Normative reference values for the German population across the life course stratified by sex, age, and body height | |
Johnsen et al. | Predictive value of stroke and transient ischemic attack discharge diagnoses in The Danish National Registry of Patients | |
Spector et al. | Genetic influences on osteoarthritis in women: a twin study | |
Robledo-Sierra et al. | The morbidity of oral mucosal lesions in an adult Swedish population | |
Reppien et al. | Evaluation of post-mortem estimated dental age versus real age: a retrospective 21-year survey | |
Banzato et al. | A Frailty Index based on clinical data to quantify mortality risk in dogs | |
Upjohn et al. | Quantitative versus qualitative approaches: A comparison of two research methods applied to identification of key health issues for working horses in Lesotho | |
Souza et al. | Factors associated with dental caries, periodontitis and intra-oral lesions in individuals with HIV/AIDS | |
Nikiphorou et al. | Do smoking and socioeconomic factors influence imaging outcomes in axial spondyloarthritis? Five‐Year data from the DESIR cohort | |
Sinha et al. | Quantification of human microbiome stability over 6 months: implications for epidemiologic studies | |
Göhler et al. | Comparison of oral microbe quantities from tongue samples and subgingival pockets | |
Khzam et al. | Prevalence of the JP2 genotype of Aggregatibacter actinomycetemcomitans in the world population: a systematic review | |
Qual et al. | Lack of association between the occurrence of Crohn's disease and occupational exposure to dairy and beef cattle herds infected with Mycobacterium avium subspecies paratuberculosis | |
EP4326298A1 (en) | Oral swab-based test for the detection of dental disease states in domestic cats, dogs and other mammals | |
Balla et al. | Examination of the radiographic visibility of the root pulp of the mandibular second molars as an age marker | |
JP7406953B2 (ja) | 健康状態判定装置、プログラム、健康状態判定方法及び腸内細菌存在比率算出方法 | |
Prodinger et al. | Toward a standardized reporting of outcomes in hand osteoarthritis: developing a common metric of outcome measures commonly used to assess functioning | |
Manchanda et al. | Is Mutans Streptococci count a risk predictor of Early Childhood Caries? A systematic review and meta-analysis | |
WO2017175673A1 (ja) | 歯周病ステージの判定方法 | |
Mulindwa et al. | Association between integrase strand transfer inhibitor (INSTIs) use with insulin resistance and incident diabetes mellitus in persons living with HIV: A systematic review and meta-analysis protocol | |
JP6709031B2 (ja) | 歯周病進行度の数値化装置、及び、数値化プログラム | |
Ramos et al. | Validity of periodontitis screening questions in a Brazilian adult population-based study | |
Matowe et al. | How to synthesize evidence for imaging guidelines |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7406953 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |