JP7405954B2 - 応答時間の管理のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的には、無線ネットワークの分野に関し、更に具体的には、MT(モバイル端末)データ応答(TDA)の要求された再送信時間(RRT)の包含に基づく少なくとも一つの狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)デバイスに対する応答時間を管理するためのシステム及び方法に関する
以下の関連技術の説明は、本開示の分野に関する背景情報を提供することを意図する。このセクションは、本開示の様々な特徴に関連する当技術分野の特定の態様を含む。しかしながら、このセクションは、先行技術の承認としてではなく、本開示に関する読者の理解を高めるためにのみ使用されることを理解されたい。
従来のセルラー展開では、十分に広い領域をカバーするために適切な電力のマクロセルが展開されている。しかしながら、マクロセルのみの展開では、マクロセルのカバレッジエリアで動作するユーザ機器の数が増えるために容量が急速に低下する。したがって、通信事業者は、一つ以上のマクロカバレッジエリア内の複数の戦略的な場所に配置された一つ以上の(一般的にフェムトセル/ピコセル/マクロセルと称する)低電力スモールセルラーセルによってマクロセルの展開を強化している。強化されたセルラーネットワークは、異種ネットワーク(HetNet)と呼ばれている。一般的なHetNetの場合、スモールセルの戦略的な場所は、一般的には、ショッピングモール、空港、鉄道/バスの駅、大学等のようなユーザが密集しているエリアを含む。また、場所は、デッドスポットのあるエリア又はマクロカバレッジエリアの屋内施設若しくは周辺の場所のようなマクロ信号強度の低いエリアを含むことがある。上記のように複数の戦略的な場所に配置されたスモールセルで強化されたHetNetは、モバイルデータ容量の増加をモバイルカバレッジの向上とともに実現し、それによって、ユーザのモバイルブロードバンドエクスペリエンス全体を強化する。また、移動体通信ネットワークでは、特にユーザ密度が高いエリア又は建物の侵入損失が大きいエリアにおいて、オペレータが高いユーザスループットに対応するとともにマクロ基地局のみの均一な展開全体で許容可能な信号品質を維持することが困難である場合がある。小型基地局(又はスモールセル)は、マクロ基地局と一緒に使用するときに容量及びカバレッジの向上並びに設備投資及び運用コストの削減という二つの目的を果たす。サービス事業者は、ユーザ密度の高いローカライズされたエリア、例えば、オフィス、複合商業施設等に対応するために小型基地局をますます展開している。
4G通信システムの導入以来、ワイヤレスデータトラフィックの需要は飛躍的に増加し、“Beyond 4G Network”又は“PostLTESystem”とも称される改良された5G又はpre-5G通信システムの開発に取り組んできた。5G通信システムは、高データレートを実現するために高周波数(mmWave)帯域、例えば60GHz帯域で実装されると考えられる。電波の伝搬損失を低減するとともに伝送距離を伸ばすために、ビームフォーミング、大規模多入力多出力(MIMO)、全次元MIMO(FD-MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、大規模アンテナ等の技術は、5G通信システムで議論されている。また、5G通信システムでは、高度なスモールセル、クラウド無線アクセスネットワーク(RAN)、超高密度ネットワーク、デバイス間(D2D)通信、無線バックホール、移動ネットワーク、協調通信、協調マルチポイント(CoMP)、受信側干渉キャンセル等をベースに、システムネットワーク改善のための開発が進んでいる。5Gシステムでは、高度なコーディング変調(ACM)としてのハイブリッドFSK及びQAM変調(FQAM)及びスライディングウィンドウ重畳符号化(SWSC)並びに高度なアクセス技術としてのフィルターバンクマルチキャリア(FBMC)、非直交多元接続(NOMA)及びスパースコード多重アクセス(SCMA)が開発された。
また、3GPPは、最近、ローパワーワイドエリア技術(LPWA)よりも優れた性能を備えたローエンドIoTアプリケーション向けのリリース13の新技術NB-IoTを導入した。NB-IoT技術は、LTEの認可された帯域に実装された。この技術は、180kHzの最小システム帯域幅すなわち一つのPRB(物理リソースブロック)を利用する。NB-IoTを、後に図2に示すように、「インバンド」、「ガードバンド」及び「スタンドアロン」の三つのモードで展開することができる。「インバンド」動作では、LTEキャリア内に存在するリソースブロックが使用される。内部リソースブロックは、LTE信号の同期に割り当てられるので使用されない。「ガードバンド」動作では、どの事業者も利用していないLTEキャリア間のリソースブロックが使用される。「スタンドアロン」動作では、GSM(登録商標)周波数が使用される又は未使用のLTEバンドが使用される。3GPPのリリース13は、不連続受信(eDRX)及び省電力モードのような重要な改良点を含む。PSM(省電力モード)は、リリース12でバッテリーの寿命を保証するとともに更に頻繁にデータを受信する必要があるデバイス用にeDRXによって完成される。
さらに、NB-IoT技術は、文房具である水のメーター読取り及び電力消費のようなデバイスに焦点を当てている。いくつかの典型的な使用例は、施設管理サービス、住宅及び商業用不動産の火災警報器、人及び物の追跡等である。NB-IoTサービスが付加価値をもたらすことができる産業のいくつかは、スマートシティ、スマートホーム、安全及びセキュリティ、農業、ヘルスケア並びにエネルギーである。また、IoT業界の別の例は、出荷場所のリアルタイム追跡を可能にするために、分析のために収集及び取得した大量のセンサーデータを出荷コンテナの追跡デバイスによって送信するロジスティック追跡を含む。出力表示ユニットは、アラートの受信に使用されるとともにサービスの推奨事項で最適化される。
さらに、省電力モード(PSM)能力は、UE(NB-IoTデバイス)の消費電力の削減に重点を置いており、LTE技術とGSM(登録商標)技術の両方で定義されており、これによって、デバイスがディープスリープモードに入ることができる。PSMは、まれなデータ送信のために設計されたUEを対象としており、モバイル終端通信で対応する待ち時間を受け入れることができる。さらに、PSMアプローチでは、UEは、データを送受信するためにアクティブである必要がある頻度及び期間を決定する。PSMモードは、電源オフに似ているが、UEは、ネットワークに登録されたままである。これは、UEが再びアクティブになったときにパケットデータネットワーク(PDN)接続を再接続又は再確立する必要がないことを意味する。UEは、PSMモードになっている間にモバイル終端サービスに到達できないが、ネットワークは、これを認識し、UEのページングを無駄にしないようにする。しかしながら、UEが接続モードになっている間及び接続モードが確立された後のアクティブな期間は、モバイル終端サービスが使用できる。UEは、アタッチ、トラッキングエリアアップデート(TAU)又はルーティングエリアアップデートに目的の値のタイマー(T3324)を含めるだけでPSMを要求する。T3324は、UEが接続モードからアイドルモードに移行した後にページングチャネルをリッスンする時間となる。タイマーが時間切れになると、UEは、PSMに入る。UEは、ネットワークによってブロードキャストされるT3412より長くPSMに留まるために拡張されたT3412である第2のタイマーを含むこともできる。ネットワークは、アタッチ/TA /RAU受入れ手順で使用されるT3324(及びT3412)の実際の値を提供することによってPSMを受け入れる。T3412を含む最大期間は約413日である。また、T3324は、PSMのアクティブ時間として使用され、T3412/T3412_extは、PSMのスリープ期間に使用される。
さらに、拡張アイドルモード不連続受信(eDRX)は、アイドルモードでのスリープサイクルを延長することによってデバイス/NB-IoTデバイスの消費電力を削減する別のメカニズムである。これにより、デバイスは、電力を節約するためにDRX期間の延長中に回路の一部をオフにすることができる。拡張DRXの間、デバイスは、ページング又はダウンリンク制御チャネルをリッスンしておらず、したがって、ネットワークをデバイスに接続することを試みるべきではない。PSMとの主な違いは、この能力がモバイル終端データに役立ち、現在のDRXと比較して到達可能性が遅れていることである。PSMで同程度のモバイルターミネーションサービスの到達可能性を実現するために、UEは、PSMを終了するとともに拡張アイドルモードDRXサイクルと同一の頻度で定期的なTAU/RAUを発行する必要があり、したがって、ネットワークの追加シグナリング及びUEの電力消費が発生する。UEは、eDRXパラメータIEを含めることによってアタッチ、トラッキングエリア更新(TAU)又はルーティングエリア更新(RAU)手順中に拡張アイドルモードDRXサイクル(eDRX)の使用を要求することができる。
さらに、これに従って、5G通信システムをIoTネットワークに適用するための様々な試みが行われてきた。例えば、センサーネットワーク、マシンタイプ通信(MTC)、マシンツーマシン(M2M)通信のような技術を実装してもよい。クラウド無線アクセスネットワーク(RAN)及びビッグデータ処理技術の適用も、5G技術とIoT技術との間の収束の例と見なすことができる。一方、LTEシステムは、アプリケーション固有のアクセス禁止を実行するか否かを判断するとともにアプリケーションごとにアクセスを制御することができる。しかしながら、複雑なアプリケーション固有のアクセス禁止メカニズムでは、一貫性のあるアクセス制御メカニズムが必要になる。
さらに、ページング障害が発生した場合、vMME(仮想化MME)/MMEは、サービス能力公開機能(SCEF)に対するモバイル端末データ応答(TDA)にRRT(要求された再送信タイマー)を含まないことが確認されている。ページングが失敗した場合にSCEFに送信されるエラーコードは、DIAMETER_ERROR_UNRACHABLE_USER(4221)である。また、現在知られている技術は、正しいエラーコードでページングが失敗した場合にSCEFに送信される全てのTDAメッセージにRRTを含めることができる機能を有しない。さらに、現在、vMME/MMEは、RRTを含まず、TDAメッセージでエラーコード“DIAMETER_ERROR_UNRACHABLE_USER”を送信し、TAU要求メッセージ(タイマーT3412の満了)を受信した後に何らかの理由でページングが失敗した場合、MMEは、CMR-フラグ値1を有するCMR-Updateを送信しない。また、現在の実装の3GPPに従って、エラーコードがDIAMETER_ERROR_UNRACHABLE_USERに設定されている場合、RRTは、vMME/MMEに含まれない。さらに、SCEFでバッファリングされたものとして配信されない全てのMTデータは、vMMEがSCEFに向けてCMR-Updateを送信するまで再試行されない。さらに、vMMEは、RRTがTDAメッセージに含まれている場合にのみCMR-Updateを送信する。その結果、UEに送信される予定だったSCEFでバッファリングされた全てのデータは、再度送信が試行されることがない。さらに、この仕様は、UEが省電力メカニズム(拡張アイドルモードDRXのような)を使用するとともにUEが現在到達できないときに、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLEエラーコードを含めることを指定する。
したがって、現在のシステムでは、正しいエラーコードでページングが失敗した場合にSCEFに送信される全てのTDAメッセージにRRTを含めることができる機能を有する必要がある。したがって、これら既存の制限及び他の既存の制限を考慮して、以前の既存の解決の制限を克服するための解決を提供し、要求された再送信時間(RRT)をMT(モバイル端末)データ応答(TDA)に含めることに基づく少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するための方法及びシステムを提供することが不可欠である。
このセクションは、以下の詳細な説明で更に説明する簡略化された形態で本発明の特定の目的及び態様を導入するために提供される。この要約は、主張された主題の主要な特徴又は範囲を特定することを意図したものではない。
前のセクションで言及したような既知の解決に関連する少なくともいくつかの問題を解消するために、本開示の目的は、正しいエラーコードを有するページングが失敗した場合にSCEFに送信される全てのTDAメッセージに含めることができるRRTの特徴を提供することである。本発明の別の目的は、UEが到達可能になるときは常にSCEFが最後でバッファリングされたMTデータ要求32を再試行することができるシステム及び方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、ページングに失敗した場合にTDAメッセージにRRTメッセージングの手動の介入を減少させるように自動的に実装することができる使用法(静的/動的)に従って省電力モードを選択することにより、PSM及びeDRXを動的な使用を通じてNB-IoTデバイス(すなわち、UE)に省電力モードを提供することである。さらに、本発明の別の目的は、PSM又はeDRXにおける静的アクティブウィンドウ又は動的アクティブウィンドウの間にいつでもIoTデバイスへのアクセスに到達することが予測される使用事例のためのシステム及び方法を提供することである。また、本発明の別の目的は、ページングが失敗した場合にTDAメッセージのRRTメッセージングを伴うPSM/eDRXとの緊密な結びつきが原因で部分的に予測不可能な終端されたデバイスアクセスの場合でもIoTの省電力モードを使用する能力をサービスオペレータに提供するシステム及び方法を提供することである。さらに、本発明の目的は、厳しい要件のために省電力モードを構成することが困難であるIoTデバイスの領域に価値を提供するシステム及び方法を提供することである。本発明の別の目的は、低コストの省電力解決を提供するとともにNB-IoTデバイスの電力を節約してデバイスのバッテリー寿命を延長させることである。さらに、本発明の目的は、省電力メカニズムの実装が使用事例、エンジニアリングサービスの労力及びデバイスのコストに基づいて自動化される場合の省電力解決を提供することである。また、本発明の別の目的は、リアルタイムの使用事例に適合するように、IoTデバイスの省電力モードを最適化するための解決を提供するためのシステム及び方法を提供し、デバイスの最大の省電力をもたらすことである。本発明の更に別の目的は、PSM/eDRXパラメータと共に開始/終了タイミング情報を提供するためのシステム及び方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、応答時間の管理のための方法及びシステムを提供する。本発明の第1の態様は、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するための方法に関する。方法は、MMEにおいて、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEFから受信することを包含する。その後、方法は、MMEにおいて、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることを備える。さらに、方法は、MMEによって、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算することを備える。方法は、その後、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をMMEからSCEFに送信することであって、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、対応するバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した要求再送信時間(RRT)を備えることを備える。
本発明の別の態様は、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するためのシステムに関する。システムは、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEFから受信するように構成されたMMEを備える。さらに、MMEは、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするように構成されている。さらに、MMEは、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算するように構成される。その後、MMEは、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をSCEFに送信し、少なくとも一つの移動端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた少なくとも一つの移動端末データ要求(TDR)の各々について計算した要求された再送信時間(RRT)備えるように構成される。
本明細書に組み込まれるとともに本発明の一部を構成する添付の図面は、同様の参照番号が異なる図面全体に亘って同一の部分を指す開示された方法及びシステムの例示的な実施形態を示す。図面中の構成要素は、必ずしも一定の縮尺である必要はなく、代わりに、本発明の原理を明確に示すことに重点が置かれている。一部の図面は、ブロック図を使用して構成要素を示す場合があり、各構成要素の内部回路を表していない場合がある。そのような図面の発明がそのような構成要素を実施するために一般的に使用される電気部品、電子部品又は回路の発明を含むことが当業者によって理解される。
本発明の例示的な実施形態による例示的なネットワークアーキテクチャ図[100]を示す。 本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するためのシステム[200]の例示的なブロック図を示す。 本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するための方法[300]を示す例示的な方法の流れ図を示す。 本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間の管理のプロセスの例示的な実施例を示す例示的な流れ図[400]を示す。 本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間の管理のプロセスの例示的な実施例を示す例示的なシーケンス図を示す。 本発明の例示的な実施形態によるNB-IoTセルの例示的なブロック図を示す。
上記は、本発明の以下のより詳細な説明からより明らかになる。
以下の説明では、説明の目的で、本開示の実施形態の完全な理解を提供するために様々な特定の詳細を示す。しかしながら、本開示の実施形態をこれらの特定の詳細なしで実施できることは明らかである。以下で説明するいくつかの機能を、それぞれ互いに独立して又は他の機能の任意の組合せで使用することができる。個々の機能が上記の問題の全てに対処しなくてもよい又は上記の問題の一部のみに対処してもよい。上記の問題のいくつかは、ここで説明する機能のいずれによっても完全に対処されなくてもよい。
以下の説明は、例示的な実施形態のみを提供するものであり、本開示の範囲、適用可能性又は構成を限定することを意図するものではない。むしろ、例示的な実施形態の後の説明は、例示的な実施形態を実施するための有効な説明を当業者に提供する。記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく要素の機能及び配置に様々な変更を加えることができることを理解されたい。
実施形態の完全な理解を提供するために、特定の詳細を以下の説明に与える。しかしながら、これらの特定の詳細なしで実施形態を実施できることが当業者によって理解される。例えば、回路、システム、ネットワーク、プロセス及び他の構成要素を、実施形態を不必要に詳細に曖昧にしないためにブロック図の形で構成要素トとして示してもよい。他の例では、実施形態を曖昧にすることを回避するために、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造及び技術を不必要な詳細なしで示すことができる。
また、個々の実施形態をフローチャート、フロー図、データフロー図、構造図又はブロック図として示すプロセスとして説明できることに留意されたい。フローチャートが動作を順次プロセスとして説明する場合があるが、動作の多くを並行して又は同時に実行することができる。さらに、動作の順序を再配置してもよい。プロセスは、動作が完了すると終了するが、図に含まれていない追加のステップが含まれる場合がある。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラム等に対応する場合がある。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、呼び出す関数又はメイン関数への関数の戻りに対応することができる。
さらに、実施形態を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語又はその任意の組合せによって実装してもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコードによって実装される場合、必要なタスク(例えば、コンピュータプログラム製品)を実行するためのプログラムコード又はコードセグメントを、機械可読媒体に格納してもよい。(一つ以上の)プロセッサは、必要なタスクを実行してもよい。
「例示的」及び/又は「実証的」という用語を、ここでは、例、実例又は例示として機能することを意味するために使用する。誤解を避けるために、ここに開示される主題は、そのような例によって限定されない。さらに、ここで「例示的」及び/又は「実証的」として説明される任意の態様又は設計は、必ずしも他の態様又は設計よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではなく、当業者に知られている同等の例示的な構造及び技術を排除することを意味しない。さらに、「含む」、「有する」、「包含する」という用語及び他の同様の単語が詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかで使用される限り、そのような用語は、追加の要素又は他の要素を排除することなく、空白で区切られた転換語(open transition word)としての「備える」という用語と同様の手法で包括的であることを意図する。
本明細書全体を通して「一実施形態」又は「実施形態」又は「例」又は「一例」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体の様々な場所での「一実施形態において」又は「実施形態において」という句の出現は、必ずしも全てが同一の実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造又は特性を、一つ以上の実施形態において任意の適切な方法で組み合わせることができる。
ここで使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈が明らかに他のことを示さない限り複数形も含むことを意図している。さらに、「備え」及び/又は「備える」という用語は、本明細書で使用されるときには、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を指定するが、一つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素及び/又はそのグループの存在又は追加を排除するものではないことが理解される。ここで使用される場合、「及び/又は」という用語は、関連するリストされたアイテムの一つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。
本明細書で使用される場合、「構成要素」、「システム」、「プラットフォーム」、「ノード」、「レイヤー」、「セレクター」、「インターフェース」等の用語は、(例えば、実行中の)コンピュータ関連のエンティティ、ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアを指すことを意図する。例えば、構成要素は、プロセッサ、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、プログラム、ストレージデバイス及び/又はコンピュータで実行されるプロセスとすることができる。例として、サーバで実行されているアプリケーション及びサーバを構成要素にすることができる。一つ以上の構成要素をプロセス内に配置し、構成要素を一つのコンピュータにローカライズすることができる及び/又は二つ以上のコンピュータに分散させることができる。
さらに、これらの構成要素を、様々なデータ構造が格納されている様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。構成要素は、ローカル及び/又はリモートプロセスを介して、例えば、一つ以上のデータパケット(例えば、ある構成要素からのデータ。当該構成要素は、ローカルシステム又は分散システムの他の構成要素とやり取りを行う及び/又はインターネットのネットワークを通じて信号を介して他のシステムとやり取りを行う)を有する信号に従って通信を行うことができる。別の例として、構成要素は、ソフトウェアアプリケーション又はプロセッサによって実行されるファームウェアアプリケーションによって操作される電気回路又は電子回路によって操作される機械部品によって提供される特定の機能を備えた装置であってもよく、プロセッサは、装置の内部又は外部に存在することができ、ソフトウェア又はファームウェアアプリケーションの少なくとも一部を実行する。更に別の例として、構成要素を、機械部品なしで電子構成要素を介して特定の機能を提供する任意の装置にすることができ、電子構成要素は、電子構成要素の機能を少なくとも部分的に与えるソフトウェア又はファームウェアを実行するプロセッサを含むことができる。
さらに、開示された主題を、開示された主題を実装するためにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はその任意の組合せを生成するための標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置又は製造品として実装してもよい。ここで使用される「製造品」という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、コンピュータ可読キャリア又はコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することを意図する。例えば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶装置、例えば、ハードディスク、フロッピーディスク(登録商標)、(一つ以上の)磁気ストリップ、光ディスク(例:コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク(BD))、(一つ以上の)スマートカード、(一つ以上の)フラッシュメモリデバイス(例:カード、スティック、キードライブ)を含んでもよいが、それに限定されない。
ここで使用される場合、「IoTセンサーデバイス」又は「IoTデバイス」又は「NB-IoTセンサーデバイス」又は「NB-IoTデバイス」又は「ユーザ機器(UE)」又は「デバイス」等の用語が、本明細書の全体に亘って交換可能に使用され、電気デバイス、電子デバイス、電気機械デバイス及びコンピューティングデバイスを指す。一例では、UEは、eDRX及びPSM構成並びにNB-IoTもサポートする任意のチップセットベースのデバイスであってもよい。NB-IoTデバイスは、一つ以上のパラメータの受信及び/又は送信を行い、一つ以上の機能を実行し、他のIoTセンサーデバイス及び非IoTセンサーデバイスと通信を行い、これらのデバイスとのデータの送信及び/又は受信を行うことができる。IoTセンサーデバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、メモリと、バッテリーと、ハードキーパッド及び/又はソフトキーパッドのような入力手段と、を有してもよい。少なくとも一つのNB-IoTデバイス/IoTセンサーデバイスは、サーモスタット、電気スイッチ、洗濯機、コンピューティングデバイス、コーヒーメーカー、冷蔵庫、ヘッドフォン、ランプ、部屋のセンサー、マイクロ波、ファン、ライト及び当業者に明らかなそのようなデバイスを含んでもよいが、それに限定されない。NB-IoTデバイスは、IP対応通信、ZigBee(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)低エネルギー(BLE)、近距離無線通信、Z-Wave(登録商標)、Thread-X等を含むがそれに限定されない任意の無線アクセス技術で動作することができる。
さらに、「ユーザ」、「加入者」、「顧客」、「消費者」、「代理人」、「所有者」等の用語は、文脈が用語間の特定の区別を必要としない限り本明細書及び関連する図面全体で交換可能に使用される。そのような用語が人間の実体又は人工知能によってサポートされる自動化された構成要素、例えば、シミュレートされた視覚、音の認識、意思決定等を提供できる複雑な数学形式に基づいて推論を行う能力を指すことができることを理解されたい。さらに、「ワイヤレスネットワーク」及び「ネットワーク」という用語を、文脈が用語間の特定の区別を保証しない限り本願において交換可能に使用される。
ここで使用される場合、「プロセッサ」又は「処理ユニット」は、一つ以上のプロセッサを含み、プロセッサは、命令を処理するための任意の論理回路を指す。プロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する一つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、低性能マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ回路、他のタイプの集積回路等であってもよい。プロセッサは、信号符号化データ処理、入出力処理及び/又は本開示によるシステムの動作を可能にする他の任意の機能を実行することができる。更に具体的には、プロセッサ又は処理ユニットは、ハードウェアプロセッサである。
ここで使用される場合、「モビリティ管理エンティティ(MME)」は、UE/NB-IoTデバイスとコアネットワーク(CN)との間のシグナリングを処理する制御ノード/ユニットである。さらに、UEとCNの間で実行されるプロトコルは、非アクセス層(NAS)プロトコルとして知られている。MMEでサポートされる主な機能は、ベアラ管理に関連する機能として分類することができる。これは、ベアラの確立、保守及び解放を含み、NASプロトコルのセッション管理層及び接続管理に関連する機能によって処理される。これは、ネットワークとUEとの間の接続及びセキュリティの確立を含み、NASプロトコル層の接続又はモビリティ管理層によって処理される。
ここで使用される「サービス能力公開機能(SCEF)」は、企業と事業者のコアネットワーク(CN)との間の小規模なデータ転送及び制御メッセージングのためのモジュール/インターフェースである。SCEFは、小規模なデータ転送及び制御メッセージのために企業にAPIを提供し、その機能のパフォーマンスにおいて、オペレータのコアネットワークのネットワーク要素との3GPP定義のインターフェースを使用する。SCEFの主な機能は、API及びAAA、外部ID、NIDD並びに新しい収益の公開能力である。また、APIは、ネットワーク能力を公開し、オペレータは、APIの使用に対して料金を請求してもよい。APIは、企業によるアプリケーションの多くの使用事例を可能にする。
以下、当業者が本開示を容易に実施できるように、本開示の例示的な実施形態を、添付図面を参照して詳しく説明する。
本発明は、CIoT vEPCの使用のエリアを有する狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)セル/チャネルの領域における応答時間の管理のための解決を提供する。本発明は、正しいエラーコードでのページング失敗の場合に、要求された再送信時間(RRT)の特徴がモビリティ管理エンティティ(MME)からサービス能力公開機能(SCEF)に送信する全てのモバイル端末データ応答(TDA)メッセージに含まれる解決を提供する。要求された再送信時間(RRT)は、MMEがSCEFにモバイル端末データ要求(TDR)の再送信を要求する時間を示す。さらに、ページング失敗イベントでは、正しいエラーコードを含むTDAメッセージにRRTを含めることによって、MMEがSCEFに更新要求(すなわち、CMR-フラグ値1のCMR-更新)を送信できるようになり、さらに、MCEFにおいて、MMEから送信された対応する一つ以上のTDAメッセージに応答して、MCEFにおいて、一つ以上のモバイル端末データ要求(TDR)をSCEFから受信する。したがって、本発明は、ページングの失敗のためにMTデータ要求が配信されない場合、モビリティ管理エンティティ(MME)からサービス能力公開機能(SCEF)へのMT(移動端末)データ応答(TDA)の要求された再送信時間(RRT)を含めることによる応答情報の同期を可能にする。したがって、本発明は、モビリティ管理エンティティ(MME)からSCEFへのCMR-更新の送信の失敗のためにサービス能力露出機能(SCEF)においてバッファリングされたものとして配信されない全てのMT(モバイル端末)データを再試行できなかった以前の既知の解決の制限を克服する。
本発明を、図面を参照して更に詳しく説明する。
図1を参照すると、本発明の例示的な実施形態による例示的なネットワークアーキテクチャ図[100]を示す。
図1に示すように、NB-IoTデバイス[102]は、ネットワークエンティティ[104]に接続され、ネットワークエンティティ[104]は、サーバユニット/アプリケーションサーバ[106]に更に接続される。ネットワークエンティティ[104]は、本発明の様々な機能を実施するように構成されたシステム[200]を更に備える。さらに、図1に示すようなネットワークアーキテクチャ図は、単一のNB-IoTデバイス[102]、単一のネットワークエンティティ[104]及び単一のサーバユニット[106]を用いた例示的な実装を示すが、当業者には明らかである又は本開示の特徴を実施するために必要とされるように、そのようなユニットが複数存在する場合もあれば、そのような数のユニットが存在する場合もある。
NB-IoTデバイス[102]は、拡張アイドルモード不連続受信(eDRX)及び省電力モード(PSM)構成をサポートするチップセットベースのデバイスを有してもよいが、それに限定されない。NB-IoTデバイス[102]は、一つ以上のパラメータの受信及び/又は送信、(一つ以上の)機能の実行、他のIoTセンサーデバイス及び非IoTセンサーデバイスとの通信ならびにこれらのデバイスとのデータの送信及び/又は受信を行うことができる。IoTセンサーデバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、メモリと、バッテリーと、ハードキーパッド及び/又はソフトキーパッドのような入力手段と、を有してもよい。そのようなNB-IoTデバイス[102]の例は、People-Tracker、Smart-meter(登録商標)、バイクロック等である。
さらに、ネットワークエンティティ[104]は、無線インターフェースの送受信用に構成される。また、これは、無線チャネルの変調/復調、チャネルの符号化/復号化及び多重化/逆多重化を含む。さらに、システム情報は、ネットワークにアクセスするための前提条件としてUE(すなわち、NB-IoTデバイス[102])に基本的な情報を提供するために、無線インターフェースダウンリンク(DL)の各セルでブロードキャストされる。ネットワークエンティティの他の機能[104]は、専用NAS情報及び非3GPP専用情報の転送、UE無線アクセス能力情報サービスの転送等を含む。さらに、ネットワークエンティティ[104]は、システム[200]を備え、システム[200]は、(一つ以上の)NB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するための本発明の特徴を実装するように構成される。
さらに、少なくとも一つのモバイル端末(MT)データをNB-IoTデバイス[102]に配信するためのサーバユニット[106]は、少なくとも一つの一つのダウンリンクデータをネットワークエンティティ[104]/システム[200]に送信するように構成される。さらに、サーバユニット[106]が少なくとも一つのダウンリンクデータをネットワークエンティティ[104]に送信する場合及びそのようなイベントにおいてNB-IoTデバイス[102]が接続状態にある場合、ネットワークエンティティ[104]は、NASメッセージの少なくとも一つのダウンリンクデータをNB-IoTデバイス[102]に送信し、少なくとも一つのMTデータをNB-IoTデバイス[102]に更に配信する。また、他のイベントにおいて、(例えば、ページング障害のために)NB-IoTデバイス[102]は接続状態にない場合、少なくとも一つのMTデータをNB-IoTデバイス[102]に配信するためのネットワークエンティティ[104]のシステム[200]は、本発明の機能を実装することにより、NB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するように構成される。さらに、サーバユニット[106]は、サービス所有者がNB-IoTデバイス[102]のアクティブ時間及びスリープ時間を設定するのにも役立ち、値に応じてeDRX及びPSMタイマーをセットする。サーバユニット[106]は、NB-IoTデバイスアプリケーションに応じてNB-IoTデバイス固有の情報をユーザに提供することができる。
図2を参照すると、本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するためのシステム[200]の例示的なブロック図を示す。
システム[200]は、少なくとも一つのモビリティ管理エンティティ(MME)[202]及び少なくとも一つのサービス能力公開機能(SCEF)[204]を備える。一例では、システム[200]は、ネットワークエンティティ[104]で構成されるとともに少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]及びサーバユニット[106]に接続されている。また、以下に別段の記載がない限り、システム[200]の全ての構成要素/ユニットが相互に接続されていると想定する。また、図2には、少数のユニットのみを示すが、システム[200]は、複数のそのようなユニットを備えてもよい、又は、システム[200]は、当業者に明らかである又は本開示の特徴を実施するために必要とされるそのような数のユニットを備えてもよい。
システム[200]は、システム[200]の構成要素/ユニット間の相互接続の助けを借りて少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するように構成される。
少なくとも一つのモビリティ管理エンティティ(MME)[202]は、少なくとも一つのサービス能力公開機能(SCEF)[204]に接続されている。モビリティ管理エンティティ(MME)[202]は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信するように構成される。更に具体的には、最初に、サーバユニット[106]は、少なくとも一つのモバイル端末(MT)データを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するために少なくとも一つのダウンリンクデータをSCEF[204]に送信する。SCEF[204]は、少なくとも一つのダウンリンクデータを受信すると、少なくとも一つのダウンリンクデータの各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を生成するように構成される。その後、SCEF[204]は、少なくとも一つのモバイル端末(MT)データを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するために、少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をMME[202]に送信する。
さらに、MME[202]は、MME[202]において少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEF[204]から受信する少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態であるか否かを識別するように構成される。さらに、MME[202]が、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態にあることを識別する場合、MME[202]は、NASメッセージの少なくとも一つのダウンリンクを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に送信し、それによって、MME[202]は、少なくとも一つのMTデータを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するが、MME[202]が、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態にないことを識別する場合、MME[202]は、受信した少なくとも一つの移動端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするように構成される。
さらに、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がアクティブ状態で接続されていない場合(すなわち、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないときに少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続されていない場合)、MME[202]は、MME[202]と少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]と間のページングサイクルに基づいて、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするように構成される。さらに、そのような場合、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々は、ページングサイクルの失敗に基づいてMME[202]でバッファリングされる。例えば、MME[202]は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングの失敗があるときに、MME[202]においてSCEF[204]からTDAの各々をバッファリングするように構成される。
さらに、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングする間、MME[202]は、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別するように更に構成される。例えば、MME[202]は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングの失敗があるイベントにおいて、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLEエラーコードを識別する。
その後、MME[202]は、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)を計算するように構成される。要求された再送信時間(RRT)は、MME[202]がSCEF[204]にモバイル端末データ要求(TDR)の再送信を要求する時間を示す。さらに、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)は、少なくともエラーコードに基づいて計算される。例えば、MME[202]は、エラーコードがDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UN REACHABLEのイベントにおいて、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングの失敗があるときにRRTを計算するように構成される。
また、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の省電力モード(PSM)の持続時間及びページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算される。さらに、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の合計アクティブ時間(すなわち、アクティブモードの持続時間)がX秒であり、その後にY時間のPSMが続き、最初のTDAを受信した後にMME[202]によって送信されたページング要求が、Z秒のアクティブ時間が残っているときに送信され、ページングの失敗がある場合、RRTは次のように計算される。
RRT=残りのアクティブ時間+PSM時間、すなわち
RRT=Z秒+Y時間
さらに、MME[202]は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するために、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をSCEF[204]に送信するように構成される。さらに、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した要求された再送信時間(RRT)を備える。また、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDA)の各々についての識別されたエラーコードを更に備える。例えば、モバイル端末データ応答(TDA)は、エラーコードDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE及び計算したRRT時間(例えば、Z秒+Y時間)を備えてもよい。
さらに、MME[202]は、トラッキングエリア更新(TAU)要求を少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信するように構成される。MME[202]は、タイマーの満了に基づいてTAU更新要求を受信する。例えば、タイマーT3412が満了すると、MME[202]は、TAU更新要求を少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信する。その後、MME[202]は、MME[202]において受信したトラッキングエリア更新要求に基づいて更新メッセージをSCEF[204]に送信するように構成される。例えば、タイマーT3412が満了するとき、MME[202]は、タイマーT3412の満了時にMME[202]において受信したトラッキングエリア更新要求に基づいて、CMR フラグ=1のCMR更新をSCEF[204]に向けて送信する。
さらに、MME[202]は、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEF[204]から受信するように構成される。また、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々について、MME[202]においてSCEF[204]から受信し、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、SCEF[204]でバッファリングされる。その後、MME[202]は、更新メッセージに応答して受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、成功したページングイベントに基づいて、NASを通じて少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に送信する。例えば、SCEF[204]が、MME[202]においてバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をMME[202]から受信すると、SCEF[204]は、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々をバッファリングする。さらに、SCEF[204]においてCMR-更新をMME[202]から受信すると、SCEF[204]は、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々に対応するバッファリングされたMTデータを再試行し、それによって、MME[202]は、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDA)をSCEF[204]から受信する。その後、ページングが成功すると、MME[202]の全てのTDAは、NASを通じて少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に更に送信される。
図3を参照すると、本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するための方法[300]を示す例示的な方法フロー図を示す。一例では、方法は、少なくとも一つのモビリティ管理エンティティ(MME)[202]及び少なくとも一つのサービス能力公開機能(SCEF)[204]を含むネットワークエンティティ[104]で実施され、ネットワークエンティティ[104]は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]及びサーバユニット[106]に接続されている。図3に示すように、方法は、ステップ[302]において開始する。
ステップ[304]において、方法は、モビリティ管理エンティティ(MME)[202]において、少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータ[102]に対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信することを備える。更に具体的には、方法は、最初に、少なくとも一つの移動端末(MT)データを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するために、少なくとも一つのダウンリンクデータをサーバユニット[106]を介してSCEF[204]に送信することを包含する。その後、SCEF[204]は、少なくとも一つのダウンリンクデータを受信すると、少なくとも一つのダウンリンクデータの各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を生成する。その後、方法は、少なくとも一つの移動端末(MT)データを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するために、MME[202]において、生成された少なくとも一つの移動端末データ要求(TDR)をSCEF[204]から受信することを包含する。
さらに、方法は、MME[202]において少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEF[202]から受信した少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態であるか否かを、MME[202]を介して識別することを包含する。MME[202]が、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態にあることを識別する場合、MME[202]はNASメッセージの少なくとも一つのダウンリンクデータを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に送信し、それによって、MME[202]は、少なくとも一つのMTデータを少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に配信するが、MME[202]が、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続状態にないことを識別する場合、方法は、そのようなイベントにおいて、MME[202]において、受信した少なくとも一つのTDRの各々をバッファリングすることを包含する。
その後、方法は、ステップ[306]において、MME[202]において、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がアクティブ状態で接続されていない場合(すなわち、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないときに少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が接続されていない場合)、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることを包含する。さらに、MME[202]において、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることは、MME[202]と少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]と間のページングサイクルに基づく。さらに、受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々は、ページングサイクルの失敗に基づいて、MME[202]においてバッファリングされる。例えば、方法は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングの失敗があるときに、MME[202]においてSCEF[204]から受信したTDRの各々をMME[202]を介してバッファリングすることを備える。
また、方法は、MME[102]において受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするステップにおいて、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別することを更に備える。例えば、方法は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSM又はeDRXモードではないがページングの失敗があるイベントにおいて、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLEエラーコードを識別することを包含する。
方法は、その後、ステップ[308]において、MME[202]によって、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)を計算することを備える。要求された再送信時間(RRT)は、MME[202]がSCEF[204]にモバイル端末データ要求(TDR)の再送信を要求する時間を示す。さらに、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)は、少なくともエラーコードに基づいて計算される。例えば、方法は、エラーコードがDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UN REACHABLEのイベントにおいて、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングの失敗があるときにRRTを計算することを包含する。
また、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての要求された再送信時間(RRT)は、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の省電力モード(PSM)の持続時間及びページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算される。例えば、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の合計アクティブ時間(すなわち、アクティブモードの持続時間)が12秒であり、その後に19時間のPSMが続き、最初のTDAを受信した後にMME[202]によって送信されたページング要求が、7秒のアクティブ時間が残っているときに送信され、ページングの失敗がある場合、RRTは次のように計算される。
RRT=残りのアクティブ時間+PSM時間、すなわち
RRT=7秒+19時間(すなわち、19時間7秒)
その後、方法は、ステップ[310]において、少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間を管理するために、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をMME[202]からSCEF[204]に送信することを備える。さらに、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した要求された再送信時間(RRT)を備える。また、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての識別されたエラーコードを更に備える。例えば、モバイル端末データ回答(TDA)は、エラーコードDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE及び計算したRRT時間(例えば、7秒の残りのアクティブ時間+19時間のPSM時間)を備えてもよい。
さらに、方法は、MME[202]において、トラッキングエリア更新(TAU)要求を少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信することを備える。
方法は、MME[202]において、タイマーの満了に基づいてTAU更新要求を受信することを包含する。例えば、タイマーT3412が満了すると、MME[202]は、TAU更新要求を少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信する。
方法は、その後、MME[202]において受信したトラッキングエリア更新要求に基づいて更新メッセージをMME[202]からSCEF[204]に送信することを備える。例えば、タイマーT3412が満了するとき、MME[202]は、タイマーT3412の満了時にMME[202]において受信したトラッキングエリア更新要求に基づいて、CMR フラグ=1のCMR更新をSCEF[204]に向けて送信する。
さらに、方法は、MSE[202]において、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEF[204]から受信することを備える。また、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々について、MME[202]においてSCEF[204]から受信し、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、SCEF[204]でバッファリングされる。方法は、その後、更新メッセージに応答して受信した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、成功したページングイベントに基づいて、MME[202]を介して、NASを通じて少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に送信することを備える。例えば、SCEF[204]が、MME[202]においてバッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をMME[202]から受信すると、SCEF[204]は、少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々をバッファリングする。さらに、SCEF[204]においてCMR-更新をMME[202]から受信すると、SCEF[204]は、バッファリングされた少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)の各々に対応するバッファリングされたMTデータを再試行し、それによって、MME[202]は、更新メッセージに応答した少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をSCEF[204]から受信する。その後、ページングが成功すると、MME[202]の全てのTDAは、NASを通じて少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に更に送信される。
方法は、その後、ステップ[312]で終了する。
図4を参照すると、本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間の管理のプロセスの例示的な実施例を示す例示的な流れ図[400]を示す。図4に示すように、方法は、ステップ[402]において開始する。
ステップ[404]において、例示的なプロセスの方法は、SCEF[204]を少なくとも一つのTDAを介してMME[202]に向けて送信することを包含する。SCEF[204]は、少なくとも一つのダウンリンクデータがSCEF[204]においてサーバユニット[106]から(すなわち、アプリケーションサーバから)受信した場合、少なくとも一つのモバイル端末(MT)データをUE(すなわち、NB-IoTデバイス[102])に配信するために、少なくとも一つのTDAをMME[202]に送信する。
次に、ステップ[406]において、方法は、UE[102]が接続状態にあるか否かをMME[202]を介してチェックすることを備える。さらに、UE[102]が接続状態にあると識別された場合、方法は、ステップ[408]に進み、そうでない場合、方法は、ステップ[412]に進む。
次に、ステップ[408]において、方法は、NASメッセージの少なくとも一つのダウンリンクデータを、MME[102]を介してUE[102]に向けて送信することを備える。さらに、方法は、ステップ[410]に進み、ステップ[410]において、方法は、少なくとも一つのモバイル端末(MT)データをUE[102]に配信する。
次に、ステップ[412]において、方法は、UE[102]がPSM又はeDRXでないがページングの失敗がある(すなわち、UE[102]がUE[102])のアクティブ状態の間に接続状態でない)ことを表すイベントにおいて最初に受信したTDRを、MME[202]を介してバッファリングすることを備える。また、方法は、ステップ[412]において、UE[102]でのページングサイクルをMME[202]を介して開始することを更に包含する。
次に、ステップ[414]において、方法は、SCEF[204]を介して、各ダウンリンクデータのTDAを同一のUEのMME[202]に向けて送信すること備える。例えば、サーバユニット[106]からSCEF[204]への2番目のデータ、3番目のデータ、4番目のデータ等を受信し、その後、SCEF[204]は、各ダウンリンクデータのTDAを同一のUE[102]のMME[202]に送信する。
次に、ステップ[416]において、方法は、進行中のページング要求が存在するか否かをMME[202]を介してチェックし、存在する場合、進行中のページング要求に対する応答を受信したか否かをMME[202]を介してチェックすることを備える。さらに、そのイベントでは、受信した応答を伴う進行中のページング要求は、MME[202]を介して識別され、方法は、ステップ[418]に更に進み、そうでない場合、方法は、ステップ[420]に進む。
次に、ステップ[418]において、方法は、MME[202]を介して、NASメッセージの全てのダウンリンクデータをUE[102]に送信することを備える。さらに、方法は、ステップ[420]に進み、ステップ[420]において、方法は、移動端末(MT)データをUE[102]に配信する。
次に、ステップ[422]において、方法は、MME[202]において、MME[202]でSCEF[204]から受信した全てのTDAをバッファリングすることを備える。また、方法は、ステップ[422]において、その後、MME[202]でページング応答を待機すること備える。
次に、ステップ[424]において、方法は、ページング応答が成功したか否かをチェックすることを備える。さらに、ページング応答が成功した場合、方法は、ステップ[426]に進み、そうでない場合、方法は、ステップ[430]に進む。
次に、ステップ[426]において、方法は、MME[202]を介して、NASメッセージの全てのダウンリンクデータをUE[102]に送信することを備える。さらに、方法は、ステップ[428]に進み、ステップ[428]において、方法は、モバイル端末(MT)データをUE[102]に配信する。
次に、ステップ[430]において、MME[202]は、対応するTDAメッセージの全てのバッファリングされたTDAをSCEF[204]に返信する。例えば、MME[202]は、各々がDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)及び正しい/計算したRRT(要求された再送信時間)値を有する対応するTDAメッセージの全てのバッファリングされたTDAをSCEF[204]に返信する。
次に、ステップ[432]において、方法は、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)及び計算されたRRT値を有する対応するTDAを受信したときに、SCEF[204]において全てのデータパケットバッファリングすることを備える。
次に、ステップ[434]において、方法は、MME[202]において、TAU更新要求をUE[102]から受信することを備え、TAU更新要求を、(T3412のような)タイマーの満了に基づいて受信する。
次に、ステップ[436]において、MME[202]は、MME[202]におけるTAU更新要求の受信に基づいて、更新要求(すなわち、CMRフラグ=1のCMR-更新)をSCEF[204]に向けて送信する。
次に、ステップ[438]において、方法は、SCEF[204]において、更新要求(すなわち、フラグ=1のCMR-更新メッセージ)をMME[202]から受信し、その後、バッファリングされたデータ(TDA)の各々をSCEF[204]からMME[202]に向かって再送信することを備える。
次に、ステップ[440]において、方法は、MME[202]において、バッファリングされたTDAをSCEF[204]から受信することを備える。また、方法は、その後、UE[102]において、MME[202]を介してページングサイクルを開始することを包含する。さらに、ページングが成功すると、MME[202]の全てのTDAは、次に、NASを介してUE[102]に送信される。
その後、方法は、ステップ[442]で終了する。
図5を参照すると、本発明の例示的な実施形態による少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]に対する応答時間の管理のプロセスの実施例を示す例示的なシーケンス図を示す。
図5では、ステップ[502]において、アプリケーションサーバ(すなわち、サーバユニット[106])は、最初のダウンリンクデータをSCEF[204]に送信する。
次に、ステップ[504]において、SCEF[204]は、受信した最初のダウンリンクデータに対応する移動端末データ要求(TDA1)をMME[202]に送信する。さらに、ステップ[506]において、MMEは、NB-IoTデバイス[102]がPSMモード又はeDRXモードではないがページングが失敗したイベントに基づいて、TDA1をバッファリングする。
次に、ステップ[508]において、MME[202]は、NB-IoTデバイス[102]においてページング要求を送信することによって、NB-IoTデバイス[102]でページングサイクルを開始する。さらに、ステップ[510]において、アプリケーションサーバ[104]は、2番目のダウンリンクデータをSCEF[204]に送信する。その後、SCEF[204]は、ステップ[512]において、受信した2番目のダウンリンクデータに対応するモバイル端末データ要求(TDA2)をMME[202]に送信する。さらに、ステップ[514]において、MME[202]は、ページング応答を待機する間、受信したTDA2をバッファリングする。
次に、ステップ[516]において、アプリケーションサーバ[104]は、3番目のダウンリンクデータをSCEF[204]に送信する。SCEF[204]は、その後、ステップ[518]において、受信した3番目のダウンリンクデータに対応する移動端末データ要求(TDA3)をMME[202]に送信する。さらに、ステップ[520]において、MME[202]は、ページング応答を待機する間、受信したTDA3をバッファリングする。
次に、ステップ[522]において、アプリケーションサーバ[104]は、4番目のダウンリンクデータをSCEF[204]に送信する。SCEF[204]は、その後、ステップ[524]において、受信した4番目のダウンリンクデータに対応する移動端末データ要求(TDA4)をMME[202]に送信する。さらに、ステップ[526]において、MME[202]は、ページング応答を待機する間、受信したTDA4をバッファリングする。
次に、ステップ[528]において、方法は、MME[202]を介して開始されたページングサイクルに応答して、ページング応答の失敗の表示を受信することを包含する。
次に、ステップ[530]において、本発明の特徴の実施に基づく方法は、MME[202]においてバッファリングされたTDR1に対応するTDA1(MTデータ応答)メッセージをMME[202]からSCEF[204]に送信する。さらに、TDA1メッセージは、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)RRTを含み、RRTは、アクティブタイマーの残り時間+PSM時間として計算される。SCEF[204]は、その後、ステップ[532]において、再送信のためにTDA1メッセージをバッファリングする。
また、ステップ[534]において、本発明の特徴の実施に基づく方法は、MME[202]においてバッファリングされたTDA2に対応するTDA2(MTデータ応答)メッセージをMME[202]からSCEF[204]に送信する。さらに、TDA2メッセージは、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)RRTを含み、RRTは、アクティブタイマーの残り時間+PSM時間として計算される。SCEF[204]は、その後、ステップ[536]において、再送信のためにTDA2メッセージをバッファリングする。
次に、ステップ[538]において、本発明の特徴の実施に基づく方法は、MME[202]においてバッファリングされたTDA3に対応するTDA3(MTデータ応答)メッセージをMME[202]からSCEF[204]に送信する。さらに、TDA3メッセージは、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)RRTを含み、RRTは、アクティブタイマーの残り時間+PSM時間として計算される。SCEF[204]は、その後、ステップ[540]において、再送信のためにTDA3メッセージをバッファリングする。
次に、ステップ[542]において、本発明の特徴の実施に基づく方法は、MME[202]においてバッファリングされたTDA4に対応するTDA4(MTデータ応答)メッセージをMME[202]からSCEF[204]に送信する。さらに、TDA4メッセージは、DIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLE(5653)RRTを含み、RRTは、アクティブタイマーの残り時間+PSM時間として計算される。SCEF[204]は、その後、ステップ[544]において、再送信のためにTDA4メッセージをバッファリングする。
次に、ステップ[546]において、方法は、タイマーT3412の満了表示を受信する。さらに、ステップ[548]において、MME[202]は、タイマーT3412の満了に基づいて、TAU更新要求をNB-IoTデバイス[102]から更に受信する。
次に、ステップ[550]において、MME[202]は、TAU更新要求を受信すると、CMRフラグ=1のCMR更新をSCEF[204]に送信する。
さらに、SCEF[204]は、CMRフラグ=1を有するCMR更新を受信すると、バッファリングされたTDAの各々に対応するTDAをMME[202]に送信する。次に、ステップ[552]において、SCEF[204]は、バッファリングされたTDA1に対応するTDA1(MTデータ要求)をMME[202]に送信する。また、ステップ[554]において、SCEF[204]は、バッファリングされたTDA2に対応するTDA2(MTデータ要求)をMME[202]に送信する。さらに、ステップ[556]において、SCEF[204]は、バッファリングされたTDA3に対応するTDA3(MTデータ要求)をMME[202]に送信する。また、ステップ[560]において、SCEF[204]は、バッファリングされたTDA4に対応するTDA4(MTデータ要求)をMME[202]に送信する。
その後、MME[202]は、NB-IoTデバイス[102]でページングサイクルを開始し、ページング応答が成功した場合、MME[202]は、送信されたTDAに応答して受信した全てのTDAを、NASメッセージを介してNB-IoTデバイス[102]に送信する。したがって、MME[202]は、ページング応答が成功した場合、ステップ[560],[562],[564]及び[566]において、TDA1ダウンリンクNAS、TDA2ダウンリンクNAS、TDA3ダウンリンクNAS及びTDA4ダウンリンクNASをNB-IoTデバイス[102]に送信する。
したがって、NB-IoTデバイス[102]において全てのTDAダウンリンクNASを受信すると、MTデータを、本発明の実施に基づいて、NB-IoTデバイス[102]において成功して受信する。
図6を参照すると、本発明の例示的な実施形態によるNB-IoTセルの例示的なブロック図を示す。図6は、NB-IoTセル[602]を示す。さらに、図6では、[606]は、無線アンテナ[608]と共に3GPPNB-IoTプロトコルに従ってNB-IoTクライアントデバイスへのワイヤレスアクセスを提供するNB-IoT無線インターフェースである。また、[616]は、NB-IoTワイヤレスアクセスポイントの管理及びプロビジョニングを担当するアクセスポイント制御モジュールである。さらに、[610]及び[618]は、プロトコルスタックを実行するNB-IoTプロセッサである。また、[604]は、クロック基準を受信するためのインターフェースであり、[612]は、パワーモジュールであり、[614]は、ハードウェアエンジン及び周辺機器(FFT/IFT、エンコーダ及びデコーダ)を示す。
さらに、実施形態の一つでは、本開示で上記に説明したシステム及び方法は、ロングタームエボリューションマシンタイプ通信カテゴリM1(LTE-Mとも称するLTE MTC Cat Ml)、5G-Evolved Machine Type Communications(eMTC)及び当業者に知られている他のそのような通信に適用することができる。
したがって、本発明は、NB-IoTデバイスがPSM又はeDRXモードではないがページングが失敗した場合のNB-IoTデバイスにおけるモバイル端末(MT)の再送信の失敗の技術的な問題の新規の解決を提供する。さらに、本発明は、デバイスがPSMモー又はeDRXモードではないがページングが失敗したときにRRT及びエラーコードDIAMETER_ERROR_USER_TEMPORARILY_UNREACHABLEを含む少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)をMMEからSCEFに送信することによって、NB-IoTデバイスに対する応答時間を管理することを包含する。さらに、本発明は、ページングの失敗のためにMTデータ要求が配信されない場合に、MMEからSCEFへのMT(移動端末)データ応答(TDA)の要求された再送信時間(RRT)を含めることによって、応答情報の同期を可能にする。
ここに開示された実施形態にかなりの重点を置いているが、本発明の原理から逸脱することなく多くの実施形態を行うことができるとともに実施形態に多くの変更を加えることができることが理解される。本発明の実施形態におけるこれらの変更及び他の変更は、当業者には明らかであり、それにより、実施される上記の説明事項は、例示的であり、非限定的であることが理解されるべきである。
本明細書に開示される発明は以下を含む。
[態様1]
少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理する方法であって、
モビリティ管理エンティティ(MME)[202]において、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信することと、
前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることと、
前記MME[202]によって、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算することと、
前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)を前記MME[202]から前記SCEF[204]に送信することであって、前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した前記要求された再送信時間(RRT)を備えることと、
を備える方法。
[態様2]
前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることは、前記MME[202]と前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]との間のページングサイクルに基づき、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の省電力モード(PSM)の持続時間及び前記ページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算する、態様1に記載の方法。
[態様3]
前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々を、前記ページングサイクルの失敗に基づいてバッファリングし、前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするステップは、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別することを備え、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、少なくとも前記エラーコードに基づいて計算し、
前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての識別された前記エラーコードを更に備える、態様2に記載の方法。
[態様4]
前記MME[202]において、トラッキングエリア更新要求を前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信することと、
前記MME[202]で受信した前記トラッキングエリア更新要求に基づく更新メッセージを前記MME[202]から前記SCEF[204]に送信することと、
前記MME[202]において、前記更新メッセージに応答して前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を前記SCEF[204]から受信することと、
を更に備える、態様1に記載の方法。
[態様5]
前記更新メッセージに応答する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、前記MME[202]において、対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について前記SCEF[204]から受信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、前記SCEF[204]でバッファリングされる、態様4に記載の方法。
[態様6]
少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するためのシステムであって、
モビリティ管理エンティティ(MME)[202]であって、
前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信し、
受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングし、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算し、
前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)を前記SCEF[204]に送信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した前記要求された再送信時間(RRT)を備えるように構成された、モビリティ管理エンティティ(MME)[202]を備えるシステム。
[態様7]
前記MME[202]は、前記MME[202]と前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]との間のページングサイクルに基づいて、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするように更に構成され、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の省電力モード(PSM)の持続時間及び前記ページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算する、態様6に記載のシステム。
[態様8]
前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々を、前記ページングサイクルの失敗に基づいてバッファリングし、
受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするステップにおいて、前記MME[202]は、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別し、
バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、少なくとも前記エラーコードに基づいて計算し、
前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての識別された前記エラーコードを更に備える、ように更に構成された、態様7に記載のシステム。
[態様9]
前記MME[202]は、
トラッキングエリア更新要求を前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信し、
前記MME[202]で受信した前記トラッキングエリア更新要求に基づく更新メッセージを前記SCEF[204]に送信し、
前記更新メッセージに応答して前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を前記SCEF[204]から受信する、ように更に構成された、態様6に記載のシステム。
[態様10]
前記更新メッセージに応答する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、前記MME[202]において、対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について前記SCEF[204]から受信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、前記SCEF[204]でバッファリングされる、態様9に記載のシステム。

Claims (10)

  1. 少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理する方法であって、
    モビリティ管理エンティティ(MME)[202]において、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信することと、
    前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングすることと、
    前記MME[202]によって、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算することと、
    前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応するなくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)を前記MME[202]から前記SCEF[204]に送信することであって、前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した前記要求された再送信時間(RRT)を備えることと、
    を備え
    前記MME[202]において、前記MME[202]と前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]との間のページングサイクルに基づいて、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングし、
    前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスが省電力モード(PSM)又は拡張アイドルモード不連続受信(eDRX)モードではないが前記ページングの失敗があるときに、前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングする、方法。
  2. ッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の前記PSMの持続時間及び前記ページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が前記PSM又は前記eDRXモードではないが前記ページングの失敗があるときに、前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするステップは、
    バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別することを備え、
    バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、少なくとも前記エラーコードに基づいて計算し、
    前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての識別された前記エラーコードを更に備える、請求項に記載の方法。
  4. 前記MME[202]において、トラッキングエリア更新要求を前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信することと、
    前記MME[202]で受信した前記トラッキングエリア更新要求に基づく更新メッセージを前記MME[202]から前記SCEF[204]に送信することと、
    前記MME[202]において、前記更新メッセージに応答して前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を前記SCEF[204]から受信することと、
    を更に備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記更新メッセージに応答する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、前記MME[202]において、対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について前記SCEF[204]から受信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、前記SCEF[204]でバッファリングされる、請求項4に記載の方法。
  6. 少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するためのシステムであって、
    モビリティ管理エンティティ(MME)[202]であって、
    前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する少なくとも一つのダウンリンクデータに対応して生成された少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)をサービス能力公開機能(SCEF)[204]から受信し、
    受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングし、
    バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について、要求された再送信時間(RRT)を計算し、
    前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスに対する応答時間を管理するために、バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々に対応するなくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)を前記SCEF[204]に送信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ応答(TDA)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について計算した前記要求された再送信時間(RRT)を備えるように構成された、モビリティ管理エンティティ(MME)[202]を備え
    前記MME[202]は、前記MME[202]と前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]との間のページングサイクルに基づいて、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするように更に構成され、
    前記少なくとも一つのNB-IoTデバイスが省電力モード(PSM)又は拡張アイドルモード不連続受信(eDRX)モードではないが前記ページングの失敗があるときに、前記MME[202]において、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングする、システム。
  7. ッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]のアクティブモードの持続時間、前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]の前記PSMの持続時間及び前記ページングサイクルのうちの少なくとも一つに基づいて計算する、請求項に記載のシステム。
  8. 前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]が前記PSM又は前記eDRXモードではないが前記ページングの失敗があるときに、受信した前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々をバッファリングするステップにおいて、前記MME[202]は、
    バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々のエラーコードを識別し、
    バッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての前記要求された再送信時間(RRT)を、少なくとも前記エラーコードに基づいて計算し、
    前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、少なくとも、対応するバッファリングされた前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々についての識別された前記エラーコードを更に備える、ように更に構成された、請求項に記載のシステム。
  9. 前記MME[202]は、
    トラッキングエリア更新要求を前記少なくとも一つのNB-IoTデバイス[102]から受信し、
    前記MME[202]で受信した前記トラッキングエリア更新要求に基づく更新メッセージを前記SCEF[204]に送信し、
    前記更新メッセージに応答して前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を前記SCEF[204]から受信する、ように更に構成された、請求項に記載のシステム。
  10. 前記更新メッセージに応答する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)を、前記MME[202]において、対応する前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)の各々について前記SCEF[204]から受信し、前記少なくとも一つのモバイル端末データ要求(TDR)は、前記SCEF[204]でバッファリングされる、請求項9に記載のシステム。
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