JP7386573B1 - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種報知に特徴を持った遊技台を提供する。【解決手段】複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段と、開閉可能な扉体と、報知手段と、を備えた遊技台であって、少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象と、少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象と、があり、設定値の設定操作が可能な状態で前記第一の事象の原因(以下、第一の原因)が発生した場合であって、該設定操作の実行中に第一の原因が解消された場合であっても、設定操作の終了後に第一の事象に関する報知が実行され、設定値の設定操作中に前記第二の事象の原因(以下、第二の原因)が発生した場合には、設定操作の終了後に通常遊技が実行可能となり、扉体が開放状態において視認可能な位置において、第二の原因が発生していることを報知する第二の報知手段を備える。【選択図】図23

Description

本発明は、スロットマシン(回胴遊技機)、パチンコ機(弾球遊技機)に代表される遊技台に関する。
従来、遊技台の一つとして、例えば、スロットマシンが知られている。このスロットマシンは、メダルを投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させた時に、リール窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組合せが表示されると役が成立するように構成されている。そして、メダルの払出を伴う役が成立した場合には、成立した役に対応する規定数のメダルが払い出されるようになっている。
このような遊技台には、各種報知を実行する遊技台がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-296354号公報
しかしながら、遊技台の各種報知には未だ改良の余地がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、各種報知に特徴を持った遊技台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、その一態様として、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段と、
操作手段と、
複数のリールと、
遊技価値に関連する第一の手段と、
開閉可能な扉体と、
報知手段と、
少なくともデモ画面を表示可能な表示手段を備え、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技に影響を及ぼす第一の事象と、
少なくとも遊技に影響を及ぼす第二の事象と、があり、
前記第一の事象とは、前記第一の手段の断線に関連して発生する事象のことであり、
前記第二の事象とは、前記複数のリールのうちの少なくとも一のリールの断線(以下、「所定のリールの断線」という。)に関連して発生する事象のことであり、
前記設定値の設定操作が可能な状態(以下、「第一の状態」という。)ではない期間において前記第一の事象が発生した場合、前記第一の手段の断線が解消された後で前記操作手段が操作されることにより遊技が実行可能な状態となる場合があるように構成されており
前記第一の状態である期間において前記第一の手段の断線が発生した場合であって、該第一の手段の断線が解消された場合、該第一の状態の終了後に前記第一の事象としてエラー報知が実行可能に構成されており
前記第一の状態である期間において前記所定のリールの断線が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)であって、該所定のリールの断線が解消された場合、該第一の状態の終了後に遊技が実行可能な状態となって前記デモ画面が表示されるように構成されており、
前記第二の場合であって、前記所定のリールの断線が解消されない場合、前記第一の状態の終了後に前記第二の事象として該所定のリールを回転させることができないが前記デモ画面が表示されるように構成されており
前記扉体が開放状態で視認可能な位置において、前記所定のリールの断線が発生していることを報知可能に構成されている
ことを特徴とする。
本発明によれば、各種報知に特徴を持った遊技台を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの制御部の回路ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの各リールに施された図柄の配列を平面的に展開して示す図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの第1副制御部メイン処理、第1副制御部コマンド受信割込処理、及び第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの第2副制御部メイン処理、第2副制御部コマンド受信割込処理、第2副制御部タイマ割込処理及び第2副制御部画像制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの前面扉を開けた状態の正面図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンが備える報知手段を抜き出して示した主要部位概略図(正面図)であり、(B)は、主基板表示器による表示例を示した図であり、(a)~(c)は、図10(d)~(i)及び図11(j)~(k)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例1)を時系列に示す図である。 (d)~(i)は、図9(a)~(c)及び図11(j)~(k)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例1)を時系列に示す図である。 (j)~(k)は、図9(a)~(c)及び図10(d)~(i)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例1)を時系列に示す図であり、(a)~(c)は、図12(d)~(i)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例2)を時系列に示す図である。 (d)~(i)は、図11(a)~(c)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例2)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図14(g)~(l)及び図15(m)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例3)を時系列に示す図である。 (g)~(l)は、図13(a)~(f)及び図15(m)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例3)を時系列に示す図である。 (m)は、図13(a)~(f)及び図14(g)~(l)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例3)を時系列に示す図であり、(a)~(c)は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例4)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図17(g)~(j)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例5)を時系列に示す図である。 (g)~(j)は、図16(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例5)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図19(g)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例6)を時系列に示す図である。 (g)は、図18(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例6)を時系列に示す図であり、(a)~(c)は、図20(d)~(i)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例7)を時系列に示す図である。 (d)~(i)は、図19(a)~(c)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例7)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図22(g)~(j)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例8)を時系列に示す図である。 (g)~(j)は、図21(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例8)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図24(g)~(l)及び図25(m)~(o)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例9)を時系列に示す図である。 (g)~(l)は、図23(a)~(f)及び図25(m)~(o)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例9)を時系列に示す図である。 (m)~(o)は、図23(a)~(f)及び図24(g)~(l)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例9)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図27(g)~(k)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例10)を時系列に示す図である。 (g)~(k)は、図26(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定変更中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例10)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図29(g)~(j)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例11)を時系列に示す図である。 (g)~(j)は、図30(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にホッパーが断線した場合の報知の一例(報知例11)を時系列に示す図である。 (a)~(f)は、図31(g)~(i)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例12)を時系列に示す図である。 (g)~(i)は、図30(a)~(f)とともに、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの設定確認中にリールが断線した場合の報知の一例(報知例12)を時系列に示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のスロットマシンは、所定数の遊技媒体が投入され、かつ、複数種類の図柄がそれぞれ施された複数のリールが所定の回転開始指示操作を受け付けたことで回転を開始するとともに、その回転開始指示操作を受け付けたことに基づいて複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定し、その複数のリールそれぞれが、所定の回転停止指示操作を受け付けることで回転を個別に停止し、その抽選の結果に基づく役及びその複数のリールが停止したときの図柄組み合わせによって決まる条件が所定の払出し条件に、合致していれば遊技媒体を払い出して終了となり、合致していなければ遊技媒体を払い出さずに終了となる一連の遊技を進行する遊技台である。
<全体構成>
まず、図1を用いてスロットマシン100の全体構成について説明する。図1は、スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図1に示すスロットマシン100は、本発明の遊技台の一例に相当するものであり、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。なお、実施形態においては、本体101に対して前面扉102を開放した(開いた)状態を、「扉開放」、「開放状態」という場合があり、本体101に対して前面扉102を閉鎖した(閉めた)状態を、「扉閉鎖」、「閉鎖状態」という場合がある。
本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110~112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110~112が構成されている。リール110~112上の図柄は、遊技者から見ると、リール窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110~112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110~112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110~112の背面には、リール窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110~112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(インデックスセンサ;図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110~112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ライン114は、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインある。例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効となるようにしてもよい。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する入賞役内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス役)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130~132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAX(マックス)ベットボタンともいう。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130~132により電子的に投入(ベット操作)することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、及び払出枚数表示器127は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。なお、本実施形態の払出枚数表示器127は、停止操作に関する情報(例えば、ストップボタン137~139の操作順序など)を報知する演出装置としても機能する。
スタートレバー135は、リール110~112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。すなわち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130~132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110~112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137~139が設けられている。ストップボタン137~139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110~112を個別に停止させるためのボタン型の押下スイッチであり、各リール110~112に対応づけてそれぞれ設けられている。より具体的に言えば、ストップボタン137(左ストップボタンと称する場合がある)を操作することによって左リール110を停止させることができ、ストップボタン138(中ストップボタンと称する場合がある)を操作することによって中リール111を停止させることができ、ストップボタン139(右ストップボタンと称する場合がある)を操作することによって右リール112を停止させることができる。
以下、ストップボタン137~139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作といい、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという場合がある。さらに、回転中の各リール110~112を全て停止させるためのストップボタン137~139を停止操作する順序を操作順序または押し順という。第1停止リールを左リール110とする停止操作とする操作順序を「順押し操作順序」または単に「順押し」と呼び、第1停止リールを中リール111とする停止操作とする操作順序を「中押し操作順序」または単に「中押し」と呼び、第1停止リールを右リール112とする停止操作とする操作順序を「逆押し操作順序」または単に「逆押し」と呼ぶ。なお、本実施形態では、停止操作、及び第1停止操作、第2停止操作、第3停止操作の組み合わせによる操作順序を略記する場合がある。例えば、第1停止リールを左リール110とする停止操作を「左」、第1停止リールを左リール110、第2停止リールを中リール111、第3停止リールを右リール112とする停止操作を「左中右」と表記する。なお、各ストップボタン137~139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137~139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口155は、メダルを払出すための払出口である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受皿161が設けられている。
音孔181はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。
前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
本実施形態の液晶表示装置(演出画像表示装置)157は、後述する演出を実行する演出装置としても機能する。
演出ボタン192は、所定の演出を実行する場合に操作可能なボタンである。例えば、演出ボタン192の操作に基づいて特典付与を示唆する演出を実行してもよい。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部の回路構成>
次に、図2を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図である。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312、WDT(ウォッチドッグタイマ)314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器315bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器315bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
主制御部300は、水晶発振器315aから入力されるクロック信号に基づき0~65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を備えており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、センサ回路320を備えており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、演出ボタン192センサ等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数値生成回路316に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、及び、ストップボタン139センサは、各々のストップボタン137~139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、及びベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130~132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、及びリール112のインデックスセンサは、各リール110~112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール110~112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、及び各種ランプ336(入賞ライン表示ランプ120、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328をそれぞれ設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334が接続されており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。また、主制御部300は、主制御部1300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路330を備えており、電圧監視回路330は、電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるが、第1副制御部400から主制御部300にコマンド等の信号を送信できない。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、第1副制御部400は、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406を設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418が設けられ、音源IC418には出力インタフェースを介してスピーカ272、277が接続されている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプ及びスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS-ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
第1副制御部400には、また、駆動回路422が設けられ、駆動回路422には入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、告知ランプ123等)が接続されている。
また、第1副制御部400には、シャッタ163を駆動する駆動回路424が設けられ、駆動回路424には出力インタフェースを介してシャッタ163が接続されている。この駆動回路424は、CPU404からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第1副制御部400には、センサ回路426が設けられ、センサ回路426には入力インタフェースを介してシャッタセンサ428が接続されている。CPU404は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ428の状態を監視している。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、液晶表示装置157などの制御を行う。
次に、スロットマシン100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、第2副制御部500は、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506を設けている。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU504に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部500には、VDP516(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)が設けられ、このVDP516には、バスを介してROM506、VRAM518が接続されている。VDP516は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成し、液晶表示装置157に画像を表示する。
<図柄配列>
図3(a)を用いて、上述の各リール110~112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110~112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0~20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0~20は、各リール110~112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に図3(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行するボーナス役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞によりビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「BB1図柄(白7ともいう)-BB1図柄-BB1図柄」、BB2が「BB2図柄(青7ともいう)-BB2図柄-BB2図柄」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7-白7-白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7-青7-青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」(以下、単に、「RB」と称する場合がある)は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「RB図柄(ボーナスともいう)-RB図柄-RB図柄」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役(チェリー、スイカ、ベル)(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー図柄-ANY図柄-ANY図柄」、スイカが「スイカ図柄-スイカ図柄-スイカ図柄」、ベルが「ベル図柄-ベル図柄-ベル図柄」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りであり、チェリーが4枚、スイカが12枚、ベルが8枚である。なお、「チェリー図柄-ANY図柄-ANY図柄」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」図柄であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ図柄-リプレイ図柄-リプレイ図柄」である。
ここで、入賞役の内部当選確率について概説する。
各々の役の内部当選確率は、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、後述する内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(本実施形態では65536)で除した値で求められる。抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。後述する入賞役内部抽選処理では、内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、いずれかの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部当選役を決定する。実際には、この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1~設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
本実施形態では、スイカ及びチェリーは、それぞれ、入賞役内部抽選処理において当該役に内部当選し、かつ停止操作の操作タイミングが好適な場合に入賞する。以下、スイカ及びチェリーをチャンス役ともいう。また、ベルは、入賞役内部抽選処理において当該役に内部当選し、かつ正解の停止操作順序で停止操作を行なった場合に入賞する。以下、ベルを押順役ともいう。
AT状態は、チャンス役又は押し順役に内部当選した場合に、遊技者に有利となる情報(停止操作内容)を報知する遊技状態である。AT状態においては、演出画像表示装置157や払出枚数表示器127を用いて、入賞を手助けする停止操作内容を報知する操作ナビを実行する。具体的には、AT状態において押順役に内部当選した場合には、停止操作順序、AT状態においてチャンス役に内部当選した場合には、停止操作タイミング(内部当選した役の示唆)を報知する操作ナビを実行するので、遊技者は操作ナビの停止操作内容に従うことにより、所定の小役に入賞することが容易となる。つまり、AT状態は、操作ナビにより、遊技者に大きな利益を付与する状態である。
一方、通常状態は、チャンス役又は押し順役に内部当選しても、操作ナビが実行されない状態である。
本実施形態では、通常状態においてAT抽選に当選した場合、AT状態に移行する。AT抽選は、例えば、入賞役内部抽選の結果に基づいて当選の当否を決定するようにしてもよい。また、本実施形態では、AT状態終了後の通常状態の消化ゲーム数が所定の閾値(以下、天井ゲーム数という)に到達したときにはAT状態に移行する。つまり、通常状態においてAT抽選に当選した場合又は通常状態の消化ゲーム数が天井ゲーム数に到達した場合には、AT状態に移行し、所定のATゲーム数が付与される。なお、AT状態においては、ATゲーム数を上乗せするAT上乗せ抽選が行われ、AT上乗せ抽選に当選した場合には、所定のATゲーム数が上乗せされる。一方、AT状態において、付与されたATゲーム数をすべて消化した場合、AT状態は終了し、通常状態に移行する。
<スロットマシンの処理>
次に、主制御部300、第1副制御部400、及び第2副制御部500の処理について図面を用いて説明する。
<主制御部メイン処理>
まず、図4を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
スロットマシン100に電源が投入されると、まず、ステップS101では、各種の初期設定処理を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
ステップS102では、メダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではベットボタン130~132による電子的なメダル投入操作、または、メダル投入口141からの直接的なメダル投入操作があったか否かをセンサ回路320による検出によって判定し、投入操作があった場合には、投入されたメダルの枚数に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。また、第1副制御部400に対してメダルが投入されたことを示すメダル投入コマンドを送信する準備を行う。なお、前回の遊技で再遊技役に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。
また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックをセンサ回路320の検出に基づいて行い、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定するとともに、第1副制御部400に対してスタートレバー135が操作されたことを示すスタートレバー受付コマンドを送信する準備を行う。
ステップS103では、有効な入賞ラインを確定する。
ステップS104では乱数値生成回路316で発生させた乱数を取得する。
ステップS105では、入賞役の内部抽選処理を行う。入賞役の内部抽選処理では、現在の遊技状態(RT系の遊技状態)に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップS104で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合には、内部当選した役の条件装置(フラグ)を作動させる(その入賞役のフラグがONになる)。また、このステップS105では、入賞役内部抽選の結果を示す内部当選コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。例えば、スイカに内部当選した場合には、スイカに内部当選したことを示す内部当選コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備を行い、入賞役内部抽選の結果がハズレ(入賞役の非当選)の場合には、ハズレを示す内部当選コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備を行う。
ステップS106では、ステップS105の入賞役内部抽選の結果等に基づき、リール停止データを選択する。停止操作順序が問われる入賞役のリール停止データについては、その操作条件も設定されており、これらに対応するリール停止データが選択されると、その操作条件も設定されたことになる。
ステップS107では、スタート操作に基づいて、全リール110~112の回転を開始させるリール回転開始処理を実行する。
ステップS108では、リール停止制御処理を行う。リール停止制御処理では、ストップボタン137~139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリールを停止させるために、リール停止データの停止データを参照し、停止データに設定された引込みコマ数に従ってリール110~112の何れかを停止させる。全リール110~112が停止した場合は、ステップS109へ進む。なお、このステップS108では、各停止操作に対しては停止操作したストップボタン137~139に関する停止ボタン受付コマンド(詳しくは、第1停止操作に対しては、停止ボタン受付1コマンド、第2停止操作に対しては、停止ボタン受付2コマンド、第3停止操作に対しては、停止ボタン受付3コマンド)を第1副制御部400に送信する準備を行い、各リールの停止に対しては、リールの停止位置に関するリール停止コマンド(詳しくは、第1停止リールに対しては、リール停止1コマンド、第2停止操作に対しては、リール停止2コマンド、第3停止操作に対しては、リール停止3コマンド)を第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS109では、入賞判定処理を行う。入賞判定処理では、ストップボタン137~139が押されることによって停止した図柄の入賞判定を行い、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する図柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「スイカ図柄-スイカ図柄-スイカ図柄」が揃っていたならばスイカ入賞と判定する。また、このステップS109では、入賞判定の結果を示す表示判定コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS110では、メダル払出処理を行う。メダル払出処理では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す。また、ステップS110では、第1副制御部400に対してメダルの払出枚数を示すメダル払出コマンドを送信する準備を行う。
ステップS111では、遊技状態制御処理を行う。この遊技状態制御処理では、遊技状態(RT系の遊技状態、AT系の遊技状態)を移行するための制御が行われ、例えば、BB入賞の場合には次回からBB遊技を開始できるように準備する。また、このステップS111では、遊技状態を示す遊技状態コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備を行う。
以上により1ゲームが終了する。以降ステップS102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。なお、上記各ステップで準備された各種コマンドは、後述する主制御部タイマ割込処理のコマンド設定送信処理(図5のステップS206)において送信される。
<主制御部タイマ割込処理>
次に図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS202では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップS204では、各種遊技処理が実行され、割込みステータスに応じた処理が実行される。
ステップS205では、タイマ更新処理を行う。より具体的には、各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する。
ステップS206では、コマンド設定送信処理を行い、送信準備されていた各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS207では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS208では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まずはステップS203において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合には(図示省略)エラー処理を実行させる。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ339、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。
ステップS209では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS211に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS210に進む。
ステップS210では、タイマ割込終了処理を終了する各種処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、図4に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS211では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図4に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部の処理>
次に、図6を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、図6(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。図6(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。図6(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、図6(a)を用いて、第1副制御部400のメイン処理について説明する。
電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。この処理で、内部当選の結果を表す情報である内部当選情報を記憶させるための領域と、遊技状態を表す情報であるRT更新情報を記憶させるための領域が、それぞれRAM408に設けられる。
ステップS302では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS303の処理に移行する。
ステップS303では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS304では、主制御部300から受信した各コマンドに対応する処理であるコマンド処理が実行される。
ステップS305では、演出制御処理を行う。ここでは、RAM408内に設けられた演出予約領域内にある演出予約情報に従って、演出の準備を行う。この準備には例えば、演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS306では、ステップS305の処理結果に基づいて音制御処理を行う。例えば、ステップS305で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。
ステップS307では、ステップS305の処理結果に基づいてランプ制御処理を行う。例えば、ステップS305で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS308では、ステップS305の処理結果に基づいてシャッタ制御処理を行う。例えば、ステップS305で読み出した演出データの中にシャッタ163への命令がある場合には、この命令を駆動回路424に出力する。
ステップS309では、ステップS305の処理結果に基づいて第2副制御部500にコマンドを送信する設定を行う情報出力処理を行う。例えば、ステップS305で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信するコマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS302へ戻る。
次に、図6(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図6(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS501では、図6(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS302において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS302において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS502では、ステップS309で設定された第2副制御部500へのコマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<第2副制御部の処理>
次に、図7を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、図7(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。図7(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。図7(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。図7(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
まず、図7(a)のステップS3001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS601で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理や、VRAM518内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS602では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS603の処理に移行する。
ステップS603では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS604では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404から受信した各コマンドを判別する。
ステップS605では、演出制御処理を行う。具体的には、ステップS604で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。例えば、背景画像に関する画像制御を行う演出データをROM506から読み出す処理を実行する。また、これ以外の演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS606では、ステップS605の処理結果に基づいて画像制御処理(詳しくは後述)を行う。例えば、ステップS605で読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行う。例えば、表示画像(報知画像、背景画像)に関する画像制御が実行される。この画像制御処理が終了すると、ステップS602へ戻る。
次に、図7(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。
コマンド受信割込処理のステップS701では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図7(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS801では、図7(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS602において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS602において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS802では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、図7(d)を用いて、第2副制御部500のメイン処理におけるステップS6006の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
ステップS901では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM536の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が液晶表示装置157に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS902では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS903に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS903では、演出シナリオ構成テーブル及びアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS901でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)、透過度など)をVDP516に指示する。VDP516はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS904では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS905では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS906に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS906では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<筐体内部>
次に、図8を用いて、スロットマシン100の内部に配置される部材(主基板表示器等)について説明する。
図8は、前面扉102を開けた状態のスロットマシン100を示す正面図である。本体101は、上面板261、左側の側面板260、右側の側面板260、下面板264及び背面板242で囲われ、前面に開口する箱体である。本体101の内部には、背面板242の上部に設けた通風口249と重ならない位置に、内部に主制御基板を収納した主制御基板収納ケース210が配置され、この主制御基板収納ケース210の下方に、3つのリール110~112が配置されている。また、主制御基板には、7セグメント表示器からなる主基板表示器(メイン基板7セグ)190が配設されている。主基板表示器190については、図9(B)を用いて後述するが、主基板表示器190は、遊技に関する情報(エラーや、操作手段の操作状態等)を報知可能な報知手段の一つである。
主制御基板収納ケース210及びリール110~112の側方、すなわち、向って左側の側面板260には、内部に第1副制御部400を構成する第1副制御基板を収納した第1副制御基板収納ケース220が配設してある。また、向かって右側の側面板260には、主制御基板に接続されて、スロットマシン100の情報を外部装置に出力する外部集中端子板248が取り付けられている。
そして、下面板264には、メダル払出装置180(バケットに溜まったメダルを払出す装置)が配設され、このメダル払出装置180の上方、すなわちリール110~112の下方には、電源基板を有する電源装置252が配設され、電源装置252正面には電源スイッチ244を配設している。電源スイッチ244は前面扉102を開けることで操作可能となり、閉じた状態では操作が困難または不能である。
電源装置252は、スロットマシン100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して後述する主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500等の各制御部、各装置に供給する。さらには、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
メダル払出装置180の右側には、メダル補助収納庫240が配設してあり、この背後にはオーバーフロー端子が配設されている(図示省略)。電源装置252には、電源コード265を接続する電源コード接続部が設けられ、ここに接続された電源コード265が、本体101の背面板242に開設した電源コード用穴262を通して外部に延出している。
前面扉102は、本体101の左側の側面板260にヒンジ装置276を介して蝶着され、液晶表示装置157の上部には、第2副制御部500を構成する第2副制御基板を収容する第2副基板ケース230、上部スピーカ272を設けている。液晶表示装置157の下部には、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ170、このメダルセレクタ170が不正なメダル等をメダル受皿161に落下させる際にメダルが通過する通路266等を設けている。さらに、音孔145に対応する位置には低音スピーカ277を設けている。
<報知手段(表示手段)>
次に、図9(A)を用いて、スロットマシン100が備える報知手段について説明する。図9(A)は、スロットマシン100が備える報知手段を抜き出して示した主要部位概略図(正面図)である。
スロットマシン100は、報知手段の一つとして、表示が可能な表示手段を備える。スロットマシン100が備える表示手段としては、例えば、図1を用いて説明した液晶表示装置(演出画像表示装置)157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、図8を用いて説明した主基板表示器190等が挙げられ、これらの表示手段は、本実施形態では、液晶表示装置、LED、セグメント表示器等で構成される。
図9(B)は、主基板表示器190による表示例を示した図である。本実施形態では、主基板表示器190を7セグメント表示器で構成しており、7つのセグメントa~gのうちの1つ、複数、または、全てを点灯することで、予め定めた遊技情報が報知可能である。
なお、主基板表示器190は、7セグメント表示器に限定されず、LED等の他の表示手段を適用してもよい。また、報知可能な遊技情報は7種類に限定されないことは言うまでもない。
本実施形態では、主基板表示器190のセグメントaは、リセットボタンの操作中に点灯され、セグメントb、c、dは、それぞれ、ストップボタン137(左ストップボタン)、ストップボタン138(中リール停止ボタン)、ストップボタン139(右リール停止ボタン)が操作された場合に点灯される。また、セグメントeは、前面扉102の開放中に点灯される。すなわち、セグメントeの点灯は、遊技台の扉開放を報知する扉開放報知である。扉開放報知は、通常、前面扉102が開けられた場合に開始され、前面扉102が閉められた場合に終了する。
また、セグメントfは、ホッパーに接続されたケーブル(配線)において断線が検出された場合(以下、ホッパー断線の場合と略記する)に点灯される。すなわち、セグメントfの点灯は、ホッパー断線を報知するホッパー断線報知である。ホッパー断線報知は、ホッパー断線の場合に開始され、ホッパー断線が解消した場合(ホッパーの配線が接続された場合)に終了する。
本実施形態では、ホッパー断線の場合にホッパーエラーは発生し、第一の条件が満たされた(例えば、ホッパーのケーブルの配線を接続した)後で第二の条件が満たされた場合(例えば、リセットボタンが操作された場合やドアリセットが行われた場合)にホッパーエラーは解消する。また、本実施形態では、ホッパーエラーが発生した場合、所定の契機(詳しくは後述)でホッパーエラーに関するエラー報知を実行する場合がある。
また、セグメントgは、リール110~112のうちのいずれかのリールの電気的配線が断線した場合(以下、リール断線の場合と略記する)に点灯される。すなわち、セグメントgの点灯は、リールの配線が断線したことを示すリール断線報知である。リール断線報知は、リール断線の場合に開始され、リール断線が解消した場合(リールの配線が接続された場合)に終了する。
本実施形態では、リール断線の場合にリールエラーは発生し、リール断線が解消した場合にリールエラーは解消する。しかしながら、本実施形態では、リール断線に基づくリールエラーが発生しても、リールエラーに関するエラー報知は行われない。本実施形態では、リール断線に基づくリールエラーの場合、通常遊技においてスタートレバー135を操作してもリール110~112が回転しないことから、リールエラーの把握は容易であり、また、リール断線報知が行われるので、リールエラーに関するエラー報知は行わないこととしている。換言すれば、スロットマシン100は、リール断線をリールエラーとして認識していないともいえる。
なお、各セグメントa~gによる報知態様は、セグメントの点灯に限定されず、セグメントの点滅や消灯によってそれぞれの状態を報知するものであってもよい。例えば、点灯から消灯に移行することにより、各状態を報知するようにしてもよい。また、主基板表示器190は、遊技に関する情報が報知可能なものであればよく、例示したエラー以外のエラー(例えば、RAM不良)や、例示した操作情報以外の情報(例えば、遊技状態、入賞役、当選役)を報知するものであってもよい。
<各種報知/報知手段(音出力手段)>
スロットマシン100は、報知手段の一つとして、音の出力が可能な音出力手段を備える。スロットマシン100が備える音出力手段としては、例えば、図2を用いて説明したスピーカ272、277等が挙げられる。
<各種報知/報知手段(発光手段)>
スロットマシン100は、報知手段の一つとして、光を発光(出力)することが可能な発光手段を備える。スロットマシン100が備える発光手段としては、例えば、図1を用いて説明した上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135等が挙げられ、これらの発光手段は、本実施形態では、いずれの発光手段もLEDで構成される。
なお、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135は、遊技者による操作が可能な操作手段としても機能する。
<設定変更中にホッパーが断線した場合の報知>
次に、図11~図20を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知について説明するが、その前に、まず、通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知の一例について説明する。図9(a)~(c)、図10(d)~(i)及び図11(j)~(k)は、通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知の一例を時系列に示す図である。
なお、スロットマシン100は、設定キーによる或る操作(オフからオンにする操作)が行われた状態で電源を投入した場合に、設定値が変更可能な状態(設定変更モードともいう)に移行するように構成されている。また、設定変更モードでは、設定スイッチ(本実施形態では、例えば、リセットボタンが設定スイッチの機能を担っているが、これとは別のスイッチ、ボタンでもよい)を操作する毎に、設定値をインクリメントすることが可能となっており、スタートレバーを操作し、設定キーによる或る操作(オンからオフにする操作)した場合に、設定変更モードが終了するように構成されている。
・通常遊技中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例1という)
図9(a)に示す状態は、電源投入前の状態である。同状態では、スロットマシン100に電源が供給されていないことから、表示手段(液晶表示装置157、払出枚数表示器127等)による報知、発光手段(上部ランプ142、サイドランプ144等)による報知、音出力手段(スピーカ277、278)による報知のいずれも行わない。
図9(b)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放し、設定キーをオフからオンにする操作が行われた状態で、本体101の内部に配置された電源スイッチを操作して電源を投入した状態である。詳しくは、同状態は、スロットマシン100に電源が供給されてから所定時間が経過するまで、つまり、初期設定の準備が完了するまでの状態である。この状態では、スロットマシン100は、スピーカ272、277から音声を出力しない。一方、スロットマシン100は、開閉センサによって前面扉102の開放を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放発光を行うとともに、主基板表示器190のセグメントeを赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放報知を行い、液晶表示装置157の画面上には電源が投入されたことを示す電源投入表示(例えば、「電源が投入されました」という文字列の表示)を行う。
図9(c)に示す状態は、電源を投入してから所定時間が経過し、初期設定の準備が完了した後の状態である。この状態は、設定変更モード(設定変更中)であるから、スロットマシン100は、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中音(例えば、「設定変更中です」の音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中表示(例えば、「設定変更中」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。また、同状態では、初期設定等の準備が完了したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127を点灯するとともに、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光(赤色の点灯)と、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。なお、設定変更中であることから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127に現在の設定値(例えば、「4」)を表示する。
図10(d)に示す状態は、設定値の変更(インクリメント)を行っている状態である。同状態では、設定スイッチ(例えば、リセットボタン)による押下操作を1回検出する毎に、現在設定されている設定値1~6に対して1ずつ加算更新し、スロットマシン100は、加算更新された設定値(例えば、「5」)を払出枚数表示器127に表示する。また、この状態は、設定変更モード(設定変更中)であるから、スロットマシン100は、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中音(例えば、「設定変更中です」の音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中表示(例えば、「設定変更中」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光(赤色の点灯)と、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
図10(e)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放表示(例えば、「扉が開いています」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光(赤色の点灯)と、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、設定変更中の状態は、前面扉102が開放している状態よりも重要であるため、図9(c)及び図10(d)に示したように、設定変更中の状態に関する報知(具体的には、設定変更中音、設定変更中表示)は、前面扉102が開放した状態であることを示す報知(扉開放音、扉開放表示)よりも優先されるようになっている。そして、設定変更が完了したときに、図10(e)に示したように。前面扉102が開放した状態であることを示す報知(扉開放音、扉開放表示)を実行するようにしている。
なお、本実施形態では、設定変更モードが完了した場合、扉開放表示を表示し、扉開放音を出力するようにしたが、これに限定されず、設定変更モードが完了したことを示す設定変更完了音を出力し、また、設定変更モードが完了したことを示す設定変更完了表示を表示してもよい。
図10(f)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光(例えば、赤色の点灯)と、スピーカ272、277による扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了する一方で、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図10(g)に示す状態は、前面扉102を閉鎖した後の通常遊技中(例えば、リール110~112が回転中)においてホッパー断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントfを赤色で点灯することにより、ホッパー断線の状態であることを示すホッパー断線報知を行うが、この時点においてホッパーエラーに関するエラー報知を行わない。なお、スロットマシン100は、エラー報知を行わず通常遊技を継続していることから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157による通常遊技の表示を継続するとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192の演出態様での点灯を継続する。
なお、図10(g)に示す状態を、リール110~112が回転中にホッパー断線が発生した状態として説明したが、リール110~112が停止中にホッパー断線が発生した場合でもよい。この場合でもホッパー断線報知を行うが、ホッパーエラーに関する報知は行われない。
図10(h)に示す状態は、通常遊技が進行していく中でベルに入賞し、メダル払出が発生した状態を示している。同状態は、ホッパー断線の状態であるから、メダルを払い出すことができない。そのため、スロットマシン100は、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです。係員をお呼びください」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーを示すホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示するとともに、ホッパーエラーを示すエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示し、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
本例では、このようにホッパー断線が発生した場合、メダル払出が発生した段階でホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしている。
なお、同状態では、ホッパーエラーが発生し、通常遊技が継続できない状態であるから、スロットマシン100は、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による異常発光(例えば、赤色の点灯)を行うとともに、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を継続する。
図10(i)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態である。同状態は、ホッパーエラーは解消されておらず、図10(h)の状態に扉開放が加わった状態であるから、スロットマシン100は、ホッパーエラーコードを払出枚数表示器127に表示し、ホッパーエラー表示を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラー音をスピーカ272、277から出力し、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を継続するとともに、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。
図11(j)に示す状態は、ホッパーエラーが解消された状態である。つまり、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消され、かつリセットボタンが操作された場合の状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示、液晶表示装置157によるホッパーエラー表示、及び主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了するとともに、前面扉102が開放した状態であることから、液晶表示装置157による扉開放表示、スピーカ272、277による扉開放音の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。また、メダル払出しが行われたことから、払出枚数表示器127による払出枚数表示(例えば、「8」)を行う。
図11(k)に示す状態は、エラー解消後、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光と、スピーカ272、277による扉開放音の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了する一方で、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157による通常遊技の画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
なお、報知例1では、図11(j)に示す状態、つまり、リセットボタンが操作されたタイミングでメダル払出を行ったが、図11(k)に示す状態、つまり、前面扉102を閉鎖されたタイミングでメダル払出を行うようにしてもよい。
また、報知例1では、ホッパー断線が発生した場合、メダル払出が発生したタイミングでホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしているが、設定変更モードが完了したタイミングでホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしてもよい。
・設定変更中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例2という)
次に、図11(a)~(c)及び図12(d)~(i)を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例について説明する。図11(a)~(c)及び図12(d)~(i)は、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例を時系列に示す図である。
図11(a)~図11(c)に示す報知態様は、図9(a)~図9(c)に示した報知態様と同一であるため、説明を省略する。
図12(d)に示す状態は、設定変更中にホッパー断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントfを赤色で点灯することにより、ホッパー断線の状態であることを示すホッパー断線報知を行うが、この時点においてホッパーエラーに関するエラー報知を行わない。また、主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。なお、スロットマシン100は、設定変更モードを継続していることから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127、液晶表示装置157、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192に関しては、図11(c)と同様の報知態様を継続する。
図12(e)に示す状態は、設定値の変更(インクリメント)を行っている状態である。同状態では、設定スイッチ(例えば、リセットボタン)による押下操作を1回検出する毎に、現在設定されている設定値1~6に対して1ずつ加算更新し、スロットマシン100は、加算更新された設定値(例えば、「5」)を払出枚数表示器127に表示する。なお、払出枚数表示器127以外の報知態様は、図12(d)に示す報知態様と同一である。
このように本例では、設定変更中にホッパー断線が発生した場合、設定変更操作を継続することが可能となっている。設定変更がホッパー断線よりも優先されていることによる。
図12(f)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、ホッパー断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了する。なお、図12(f)に示す状態は、ホッパー断線の状態は解消されたが、リセットボタンは操作されていないので、ホッパーエラーは解消されていない状態である。
図12(g)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放表示(例えば、「扉が開いています」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、このように設定変更中にホッパーエラーが発生し、ホッパーエラーの原因のみを解消した場合には、設定変更モードが終了しても、ホッパーエラーに関するエラー報知は行われず、扉開放に関する報知(例えば、扉開放音の出力、扉開放表示の表示など)が行われる。すなわち、設定操作中にホッパーエラーの原因が発生しても、設定操作の有効性は継続し、設定変更中にホッパーエラーの原因を解消した場合には、設定変更が完了したときに扉開放に関する報知を実行するようにしている。
図12(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図12(i)に示す状態は、前面扉102を閉鎖された後の状態である。同状態は、通常遊技の状態であるから、スロットマシン100は、液晶表示装置157による遊技画面の表示を行う。すなわち、図12(i)は、ホッパーエラーの原因のみを解消され(ホッパーエラーは解消されていない)、前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
・設定変更中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例3という)
次に、図13(a)~(f)、図14(g)~(l)及び図15(m)を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の別の一例について説明する。図13(a)~(f)、図14(g)~(l)及び図15(m)は、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の別の一例を時系列に示す図である。
図13(a)~図13(f)に示す報知態様、つまり、電源投入前から設定変更中にホッパー断線となり、ホッパーエラーの原因を解消する報知態様は、上述した報知例2の図11(a)~図12(f)に示した報知態様と略同一であるため、異なる点を中心に説明する。
本例の液晶表示装置157は、電源起動に時間を要するため、スロットマシン100は、電源起動時においては、図13(a)~図13(f)に示すように、画面準備中であることを示す画面準備中表示(例えば、「画面準備中」の文字列を表示)を液晶表示装置157に表示し、また、本例のスピーカ272、277は、電源投入時には、図13(b)に示すように、電源が投入されたことを示す電源投入音(例えば、「電源が投入されました」の音声)を出力し、設定変更中は、図13(c)~図13(f)に示すように、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)を出力する。
このように設定変更モードにおいて、設定変更中表示及び設定変更中音(図11(c)~図12(f)参照)の代わりに画面準備中表示及び扉開放音を出力するようにしてもよい。つまり、設定変更中に設定変更に関する報知を実行しなくてもよい。
図14(g)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、スロットマシン100は、エラー表示一覧(例えば、「ホッパーエラー」、「扉開放エラー」、「メダルセレクトエラー」など遊技台に関するエラーの一覧)を表示するとともに、エラー表示一覧の中で「扉開放エラー」が選択されてアクティブとなるような態様(扉開放エラーが強調される態様)の扉開放エラー表示を液晶表示装置157に表示する。つまり、エラー表示一覧のうちの扉開放エラーを目立たせることにより、扉開放エラーが発生していることを遊技者に報知している。また、スロットマシン100は、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)を継続して出力する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、このように設定変更中にホッパーエラーが発生し、ホッパーエラーの原因のみを解消した場合には、設定変更モードが終了しても、ホッパーエラーに関するエラー報知は行われず、扉開放に関する報知(例えば、扉開放音の出力、扉開放エラー表示の表示など)が行われる。すなわち、設定操作中にホッパーエラーの原因が発生しても、設定操作の有効性は継続し、設定変更中にホッパーエラーの原因を解消した場合には、設定変更が完了したときに扉開放に関する報知を実行するようにしている。
図14(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図14(i)に示す状態は、前面扉102を閉鎖された後の状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157による遊技画面の表示を行う。すなわち、図14(i)は、設定変更中にホッパーエラーの原因のみを解消され(ホッパーエラーは解消されていない)、前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
図14(j)に示す状態は、通常遊技が進行していく中でベルに入賞し、メダル払出が発生した状態を示している。同状態では、ホッパーエラーは解消されていないから、メダルを払い出すことができない。そのため、スロットマシン100は、エラー表示一覧の中で「ホッパーエラー」が選択されてアクティブとなるような態様(ホッパーエラーが強調される態様)のホッパーエラー表示を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーを示すホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示するとともに、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
本例では、このようにホッパー断線が発生した場合、メダル払出が発生した段階でホッパーエラーに関するエラー報知(ホッパーエラー表示、ホッパーエラーコード、ホッパーエラー音)を実行するようにしている。
図14(k)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態である。同状態は、ホッパーエラーは解消されておらず、図14(j)の状態に扉開放が加わった状態であるから、スロットマシン100は、ホッパーエラー表示と扉開放エラー表示を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーコードを払出枚数表示器127に表示し、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。また、スロットマシン100は、スピーカ272、277から扉開放音とホッパーエラー音を交互に出力する。なお、本例では、図14(k)の前面扉102を開放した状態において、扉開放音とホッパーエラー音の2種類のエラー音を出力するようにしているが、これに限定されず、いずれか一方のエラー音を出力するようにしてもよいし、共通の1種類のエラー音を出力するのでもよい。
本例では、このようにホッパー断線が発生した場合において、メダル払出が発生した後、前面扉102が開放された場合には、ホッパーエラーに関するエラー報知とともに扉開放に関する報知を実行するようにしている。
図14(l)に示す状態は、ホッパーエラーが解消された状態である。つまり、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続された状態でリセットボタンが操作された場合の状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示、及び液晶表示装置157によるホッパーエラー表示を終了するととともに、前面扉102が開放した状態であることから、液晶表示装置157による扉開放エラー表示、スピーカ272、277による扉開放音の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。また、メダルの払出しが行われたことから払出枚数表示器127による払出枚数表示(例えば、「8」)を行う。
図15(m)に示す状態は、前面扉102を閉鎖された後の状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157による遊技画面の表示を行う。すなわち、図15(m)は、ホッパーエラーは解消されて前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
・設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の変形例(以下、報知例4という)
上述した報知例3では、設定変更中にホッパーが断線し、ホッパーエラーの原因を解消する(断線解消だけでリセットボタンは操作しない)場合には、設定変更を完了した後、通常遊技においてメダル払出しが発生するときに、ホッパーエラーが発生するようになっていたが(図13(f)~図14(j)参照)、これとは別に、設定変更中にホッパーが断線し、ホッパーエラーの原因を解消する場合には、設定変更を完了した後、通常遊技においてメダル払出しが発生するときであっても、ホッパーエラーを発生させないようにしてもよい。
図15(a)~(c)は、このような変形例の報知の一例を時系列に示す図である。図15(a)~(c)は、図14(i)~(j)に対応する図である。つまり、図15(a)~(c)は、設定変更中にホッパーが断線し、ホッパーエラーの原因を解消した(断線解消だけでリセットボタンは操作しない)後に設定変更を終了し、通常遊技においてメダル払出が発生した場合の報知態様を示している。図15(a)~(c)に示すように、メダル払出が発生してもホッパーエラーに関する報知を行うことなく、遊技を進行させていってもよい。
本例では、このように設定変更中にホッパーが断線し、ホッパーエラーの原因を解消した場合には、通常遊技に移行した後、メダル払出が発生した段階においてホッパーエラーに関するエラー報知を行わず、通常遊技を進行するようにしている。
・設定変更中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例5という)
次に、図16(a)~(f)及び図17(g)~(j)を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の別の一例について説明する。図16(a)~図17(j)は、設定変更中にホッパーが断線した場合であってホッパーエラーの原因を解消せず、設定変更を完了した場合の報知の一例を時系列に示す図である。なお、図16(a)~(f)及び図17(g)~(j)は、上述した報知例2の構成において、ホッパーエラーの原因を解消せず、設定変更を完了した場合の報知の一例を時系列に示しており、図16(a)~図16(e)の報知態様は、図11(a)~(c)及び図12(d)~(e)の報知態様と同一であるため、説明を省略する。
図16(f)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線が解消されない状態で、設定変更を完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放表示(例えば、「扉が開いています」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。
本例では、このように設定変更中にホッパー断線が発生し、ホッパー断線が解消されない状態で、設定変更を完了した場合、ホッパーエラーに関するエラー報知を行わず、扉開放に関する報知(扉開放音、扉開放表示)を実行する。
図17(g)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、スロットマシン100は、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです。係員をお呼びください」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーを示すホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示するとともに、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
本例では、このように設定変更中にホッパー断線が発生し、ホッパー断線が解消されない状態で、設定変更を完了し、前面扉102を閉鎖した場合、ホッパーエラーに関するエラー報知(ホッパーエラー表示、ホッパーエラーコード、ホッパーエラー音)を実行する。
図17(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態である。同状態は、ホッパーエラーは解消されておらず、図17(g)の状態に扉開放が加わった状態であるから、スロットマシン100は、ホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです」という文字列の表示)に加えて扉開放表示(例えば、「扉は開いています」という文字列)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーコードを払出枚数表示器127に表示し、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を追加する。また、スロットマシン100は、スピーカ272、277からホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」という音)と、扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音)を交互に出力する。
図17(i)に示す状態は、ホッパーエラーが解消された状態である。つまり、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消され、かつリセットボタンが操作された後の状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示、液晶表示装置157によるホッパーエラー表示、及び主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了するとともに、前面扉102が開放した状態であることから、液晶表示装置157による扉開放表示(例えば、「扉は開いています」という文字列)、スピーカ272、277による扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音)の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。
図17(j)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
・設定変更中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例6という)
次に、図18(a)~(f)及び図19(g)を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の別の一例について説明する。図18(a)~(f)及び図19(g)は、設定変更中にホッパーが断線した場合であってホッパーエラーの原因を解消しない状態で、設定変更を完了する前に一旦前面扉102を閉鎖した後、設定変更を完了した場合の報知の一例を時系列に示す図である。なお、設定変更をして電源投入をするまでの報知態様は、報知例5の図16(a)~(c)と同一であるため、図面及び説明を省略する。また、図18(a)及び(b)は、図16(d)及び(e)の報知態様と同一であるため、説明を省略する。
図18(c)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。つまり、設定変更中にホッパーが断線した場合(図18(a)参照)であってホッパーエラーの原因を解消しない状態、かつ設定変更を完了しない状態において前面扉102を閉鎖した状態を示している。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了するが、設定変更中表示及び設定変更中音の出力は継続する。
図18(d)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態である。同状態は、図18(c)の状態に扉開放が加わった状態であるから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。
本例では、報知例5と異なり、図18(c)及び(d)に示すように、前面扉102の開閉時にはホッパーエラーに関する報知は行われない。設定変更が完了するまでは、設定変更に関する報知を優先しているためである。
図18(e)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線が解消されない状態で、設定変更を完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、液晶表示装置157への設定変更中表示を終了するとともにスピーカ272、277からの設定変更中音の出力を終了し、スロットマシン100は、ホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです。係員をお呼びください」の文字)と扉開放表示(例えば、「扉が開いています」の文字)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示し、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。また、スロットマシン100は、スピーカ272、277から扉開放音を出力した後、ホッパーエラー音を出力する。
本例では、このように設定変更中にホッパー断線が発生し、ホッパー断線が解消されない状態で、設定変更が完了した場合、ホッパーエラーに関するエラー報知(ホッパーエラー表示、ホッパーエラーコード、ホッパーエラー音)を実行する。
図18(f)に示す状態は、ホッパーエラーが解消された状態である。つまり、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消され、かつリセットボタンが操作された後の状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示、液晶表示装置157によるホッパーエラー表示、及び主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了するとともに、前面扉102が開放した状態であることから、液晶表示装置157による扉開放表示(例えば、「扉が開いています」の文字)、スピーカ272、277による扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。
図19(g)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
・設定確認中にホッパーが断線した場合の報知(以下、報知例7という)
上記例では、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知について説明したが、設定確認中にホッパーが断線した場合の報知も同様である。上述した報知例2~6の場合を、設定確認中にホッパーが断線した場合に適用する場合には、「設定変更における設定キーをオンからオフに戻すタイミング」を「設定確認における設定キーをオンからオフに戻すタイミング」も置き換えれば、それ以降、同一の報知態様を実行することが可能である。
なお、スロットマシン100は、電源を投入した後に設定キーによる或る操作(オフからオンにする操作)が行われた場合に、設定値が確認可能な状態(設定確認モードともいう)に移行するように構成されている。また、設定確認モードでは、設定キーによる或る操作(オンからオフにする操作)した場合に、終了するように構成されている。
図19(a)~(c)及び図20(d)~(i)は、設定確認中にホッパーが断線した場合であってホッパーエラーの原因だけを解消して、設定確認を完了した場合の報知の一例を時系列に示す図である。 図19(a)~(c)及び図20(d)~(i)に示した設定確認中の報知は、報知例2の図11(a)~(c)及び図12(d)~(i)に示した設定変更中の報知例に対応させた一例となっている。
図19(a)に示す状態は、電源投入前の状態である。同状態では、スロットマシン100に電源が供給されていないことから、表示手段(液晶表示装置157、払出枚数表示器127等)による報知、発光手段(上部ランプ142、サイドランプ144等)による報知、音出力手段(スピーカ277、278)による報知のいずれも行わない。
図19(b)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放し、本体101の内部に配置された電源スイッチを操作して電源を投入した状態である。詳しくは、同状態は、スロットマシン100に電源が供給されてから所定時間が経過するまで、つまり、初期設定の準備が完了するまでの状態である。この状態では、スロットマシン100は、スピーカ272、277から音声を出力しない。一方、スロットマシン100は、開閉センサによって前面扉102の開放を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放発光を行うとともに、主基板表示器190のセグメントeを赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放報知を行い、液晶表示装置157の画面上には電源が投入されたことを示す電源投入表示(例えば、「電源が投入されました」という文字列の表示)を行う。
図19(c)に示す状態は、電源を投入してから所定時間が経過し、初期設定の準備が完了した後の状態である。同状態では、スロットマシン100は、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放表示(例えば、「扉が開いています」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
図20(d)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態で、設定キーをオフからオンにする操作が行われた状態である。つまり、図20(d)に示す状態は、設定確認モードにある。同状態では、スロットマシン100は、設定値が確認可能な状態であることを示す設定確認中表示(例えば、「設定確認中」という文字列)を液晶表示装置157に表示し、払出枚数表示器127に現在の設定値(例えば、「4」)を表示する。また、スロットマシン100は、前面扉102が開放した状態であることから、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)をスピーカ272、277から継続して出力する。
図20(e)に示す状態は、設定確認中にホッパー断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントfを赤色で点灯することにより、ホッパー断線の状態であることを示すホッパー断線報知を行うが、この時点においてホッパーエラーに関する報知を行わない。また、スロットマシン100は、設定確認モードにあることから、設定確認中表示(例えば、「設定確認中」という文字列)の表示、現在の設定値の表示を継続する。主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
図20(f)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、ホッパー断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了する。その他の演出装置に関する報知は、図20(e)と同一である。なお、図20(f)に示す状態は、ホッパー断線の状態は解消されたが、リセットボタンは操作されていないので、ホッパーエラーは解消されていない状態である。
なお、本例では、図20(d)~(f)において、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)を出力していたが、これに代えて、設定確認中でであることを示す設定確認中音(例えば、「設定確認中」の音声)を出力してもよい。
図20(g)に示す状態は、設定確認モードが終了した状態、つまり、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定確認が終了したことから、スロットマシン100は、設定確認中表示を終了し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放表示(例えば、「扉が開いています」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、このように設定確認モード中にホッパーエラーが発生し、ホッパーエラーの原因のみを解消した場合には、設定確認モードが終了しても、ホッパーエラーに関する報知は行われず、扉開放に関する報知(例えば、扉開放音の出力、扉開放表示の表示など)が行われる。
図20(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図20(i)に示す状態は、前面扉102を閉鎖された後の状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157による通常画面の表示を行う。すなわち、図12(i)は、ホッパーエラーの原因のみを解消され(ホッパーエラーは解消されていない)、前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
・設定変更中にホッパーが断線した場合(第一のエラーの原因が発生した場合)の報知(以下、報知例8という)
次に、図21(a)~(f)及び図22(g)~(j)を用いて、設定変更中にホッパーが断線した場合の報知の一例について説明する。詳しくは、図21(a)~(f)及び図22(g)~(j)は、設定変更中にホッパーが断線し、エラーを解消するための操作(具体的には、ホッパーのケーブルの配線を接続した後にリセットボタンを操作)が行った場合の報知の一例を時系列に示す図である。ここで、ホッパー断線が発生した場合は、メダルを払出しすることができず遊技を進行させることができないので、ホッパー断線は、遊技を進行させることができない事象(メダルを払い出すことができないトラブル)の原因ともいえる。
図21(a)に示す状態は、電源投入前の状態である。同状態では、スロットマシン100に電源が供給されていないことから、表示手段(液晶表示装置157、払出枚数表示器127等)による報知、発光手段(上部ランプ142、サイドランプ144等)による報知、音出力手段(スピーカ277、278)による報知のいずれも行わない。
図21(b)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放し、設定キーをオフからオンにする操作が行われた状態で、本体101の内部に配置された電源スイッチを操作して電源を投入した状態である。詳しくは、同状態は、スロットマシン100に電源が供給されてから所定時間が経過するまで、つまり、初期設定の準備が完了するまでの状態である。この状態では、スロットマシン100は、スピーカ272、277から音声を出力しない。一方、スロットマシン100は、開閉センサによって前面扉102の開放を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放発光を行うとともに、主基板表示器190のセグメントeを赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放報知を行い、液晶表示装置157の画面上には電源が投入されたことを示す電源投入表示(例えば、「電源が投入されました」という文字列の表示)を行う。
図21(c)に示す状態は、電源を投入してから所定時間が経過し、初期設定の準備が完了した後の状態である。この状態は、設定変更モード(設定変更中)であるから、スロットマシン100は、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中音(例えば、「設定変更中です」の音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、設定値が変更可能な状態であることを示す設定変更中表示(例えば、「設定変更中」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示する。また、同状態では、初期設定等の準備が完了したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127を点灯するとともに、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光(赤色の点灯)と、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。なお、設定変更中であることから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127に現在の設定値(例えば、「4」)を表示する。
図21(d)に示す状態は、設定変更中にホッパー断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントfを赤色で点灯することにより、ホッパー断線の状態であることを示すホッパー断線報知を行うが、この時点においてホッパーエラーに関するエラー報知を行わない。また、主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。なお、スロットマシン100は、設定変更モードを継続していることから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127、液晶表示装置157、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192に関しては、図21(c)と同様の報知態様を継続する。
図21(e)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、ホッパー断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了する。なお、図21(e)に示す状態は、ホッパー断線の状態は解消されたが、ホッパーエラーは解消されていない状態である。
図21(f)に示す状態は、リセットボタンが操作された状態である。同状態では、ホッパー断線の状態が配線接続により解消された後、リセットボタンの操作が行われたが、設定値のインクリメントが行われ、ホッパーエラーは解消されていない。上述したように、設定変更中のリセットボタン操作は、設定スイッチの機能を有するため、設定値のインクリメントが優先されることによる。つまり、図21(f)に示す状態は、設定値の変更(インクリメント)を行っている状態である。そのため、スロットマシン100は、加算更新された設定値(例えば、「5」)を払出枚数表示器127に表示する。
このように本例では、設定変更中にホッパー断線が発生した場合、ホッパー断線が解消され、リセットボタンが操作されても、つまり、ホッパーエラーを解消するための方法が行われても、ホッパーエラーは解消されず、設定変更操作が行われる。
図22(g)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです。係員をお呼びください」という文字列)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーを示すホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示するとともに、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
本例では、このように設定変更中にホッパーエラーが発生し、ホッパーエラーの原因(ホッパー断線)は解消されたが、ホッパーエラーが解消されない場合には、設定変更が完了したタイミングで、ホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしている。
なお、本例では、設定変更が完了したタイミングで、ホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしたが、設定変更が完了した後にホッパーエラーに関するエラー報知が実行されている状態であればよい。例えば、ホッパーエラーに関するエラー報知を、エラー発生時から設定変更の完了後まで実行するようにしてもよい。
図22(h)に示す状態は、設定変更が完了した後にリセットボタンが操作された状態である。同状態は、設定変更が完了した後にリセットボタンが操作されたので、ホッパーエラーが解消された状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示、液晶表示装置157によるホッパーエラー表示、及びスピーカ272、277によるホッパーエラー音の出力を終了するととともに、前面扉102が開放した状態であることから、スピーカ272、277による扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行い、液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行う。
なお、本例では、図22(h)の状態において、液晶表示装置157にデモ画面を表示したが、扉開放表示(例えば、「扉が開いています」の文字列)を表示するようにしてもよい。
図22(i)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光と、スピーカ272、277による扉開放音の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了する一方で、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を継続とともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図22(j)に示す状態は、前面扉102を閉鎖した後の通常遊技のリール110~112が回転している状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157に遊技画面を表示している。なお、通常遊技が可能な状態とは、前面扉102が開放されている状態では、扉開放に関する報知が実行される一方、前面扉102が閉鎖されている状態では、遊技が可能な状態という。
以上、本例によれば、設定変更中に第一のエラー原因(例えば、ホッパー断線)が発生し、第一のエラーの原因を解消した場合であって、第一のエラーの解消方法(例えば、ホッパー断線が解消し、リセットボタン操作)が行われた場合であっても、第一のエラーは解消されず、設定変更後に第一のエラーに関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が行われる。
・設定変更中にリールの配線が断線した場合(第二のエラーの原因が発生した場合)の報知(以下、報知例9という)
次に、図23(a)~(f)、図24(g)~(l)及び図25(m)~(o)を用いて、設定変更中にリール110~112の配線が断線した場合の報知の一例について説明する。詳しくは、図23(a)~(f)、図24(g)~(l)及び図25(m)~(o)は、設定変更中にリール110~112の配線が断線し、エラーの原因を解消するための操作(具体的には、リール110~112の配線を接続する操作)が行った場合の報知の一例を時系列に示す図である。ここで、リール断線が発生した場合は、リール110~112が回転できず遊技を進行させることができないので、リール断線は、遊技を進行させることができない事象(リール回転しないトラブル)の原因ともいえる。
電源投入前から設定変更中となる電源投入までの報知を示す、図23(a)~(c)に示す報知態様は、報知例8の図21(a)~(c)と同一であるため、説明を省略する。
図23(d)に示す状態は、設定変更中にリール断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントgを赤色で点灯することにより、リール断線の状態であることを示すリール断線報知を行う。また、主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。なお、スロットマシン100は、設定変更モードを継続していることから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127、液晶表示装置157、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192に関しては、図23(c)と同様の報知態様を継続する。
本例では、このようにリール断線の状態であることの報知は、発光手段(例えば、主基板表示器190のセグメントgの点灯)により行われ、音声手段(例えば、スピーカ272、277など)では行われない。
図23(e)に示す状態は、リールエラーの原因であるリール断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、リール断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるリール断線報知(セグメントgの赤色の点灯)を終了する。
図23(f)に示す状態は、リセットボタンが操作された状態である。同状態では、リール断線の状態が配線接続により解消された後、リセットボタンの操作が行われたが、設定値のインクリメントが行われる。上述したように、設定変更中のリセットボタン操作は、設定スイッチの機能を有するため、設定値のインクリメントが優先されることによる。つまり、図23(f)に示す状態は、設定値の変更(インクリメント)を行っている状態である。そのため、スロットマシン100は、加算更新された設定値(例えば、「5」)を払出枚数表示器127に表示する。
図24(g)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、デモ画面を液晶表示装置157に表示する。また、前面扉102を開放した状態であることから、スロットマシン100は、扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力し、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、設定変更中にリール断線によるリールエラーが発生し、リールエラーの原因が解消された場合には、設定変更が完了したタイミングで、リールエラーに関するエラー報知は実行されず、扉開放に関する報知が行われる。
図24(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光と、スピーカ272、277による扉開放音の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了する一方で、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を継続とともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図24(i)に示す状態は、前面扉102を閉鎖した後の通常遊技においてリール110~112が回転している状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157に遊技画面を表示している。
本例では、このように設定変更中にリール断線によるリールエラーが発生し、リールエラーの原因(リール断線)が解消された場合には、設定変更が完了したタイミングで、リールエラーに関するエラー報知は行われず、前面扉102が閉鎖されたタイミングで、通常遊技に移行するようにしている。
図24(j)に示す状態は、通常遊技においてリール110~112が停止している状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157に遊技画面を表示している。
図24(k)に示す状態は、通常遊技のリール110~112が停止している状態において、再度、リール110~112の断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントgを赤色で点灯することにより、リールの配線が断線された状態であることを示すリール断線報知を行う。
図24(l)に示す状態は、リール110~112の断線の状態においてスタートレバー135を操作した状態である。同状態では、リール110~112の断線の状態であるから、スロットマシン100は、リール110~112を回転させることができない。そのため、図24(l)に示す報知態様は、図24(k)の報知態様と同一である。
図25(m)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態である。同状態は、図24(l)の状態に扉開放が加わった状態であるから、スロットマシン100は、図24(l)に示す報知態様に加えて、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行い、扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力する。
図25(n)に示す状態は、リールエラーの原因であるリール断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、リール断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、リール110~112の回転を開始し、主基板表示器190によるリール断線報知(セグメントgの赤色の点灯)を終了する。
図25(o)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光と、スピーカ272、277による扉開放音の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了し、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157による通常遊技の画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
以上、本例によれば、設定変更中に第二のエラーの原因(例えば、リール断線)が発生し、第二のエラーの原因を解消した場合(例えば、リール断線を解消した場合)には、設定変更後に第二のエラーに関する報知(例えば、リールエラーに関する報知)は行われず、通常遊技に移行する。
・設定変更中にリールの配線が断線した場合(第二のエラーの原因が発生した場合)の報知(以下、報知例10という)
次に、図26(a)~(f)及び図27(g)~(k)を用いて、設定変更中にリール110~112の配線が断線した場合の報知の一例について説明する。詳しくは、図26(a)~(f)及び図27(g)~(k)は、設定変更中にリール110~112の配線が断線したが、エラーの原因を解消するための操作(具体的には、リール110~112の配線を接続する操作)を行わず設定変更を終了した場合の報知の一例を時系列に示す図である。報知例10は、報知例9と異なり、設定変更中にリールの配線接続を行っていない(第二のエラーの原因が解消されていない)場合の一例である。
図26(a)~図27(d)の報知態様は、報知例9に示した図23(a)~(d)の報知例と同一であるため、説明を省略する。
図26(e)に示す状態は、設定変更中にリール110~112が配線断線し、リセットボタンが操作された状態である。同状態では、リセットボタンの操作が行われたが、設定値のインクリメントが行われる。上述したように、設定変更中のリセットボタン操作は、設定スイッチの機能を有するため、設定値のインクリメントが優先されることによる。つまり、図26(e)に示す状態は、設定値の変更(インクリメント)を行っている状態である。そのため、スロットマシン100は、加算更新された設定値(例えば、「5」)を払出枚数表示器127に表示し、また、主基板表示器190によるリール断線報知(セグメントgの赤色の点灯)を継続する。
本例では、このようにリールエラーの原因(リール断線)が解消されていなくても、設定変更の操作を行うことは可能となっている。
図26(f)に示す状態は、設定値が確定して設定変更モードが完了した状態、つまりスタートレバー135に対する操作が行われ、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定変更が完了したことから、スロットマシン100は、設定変更中表示を終了し、デモ画面を液晶表示装置157に表示する。また、前面扉102を開放した状態であることから、スロットマシン100は、扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力し、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)及びリール断線報知(セグメントgの赤色の点灯)を継続する。
本例では、設定変更中にリール断線によるリールエラーが発生し、リールエラーの原因が解消されていない場合には、設定変更が完了したタイミングで、リールエラーに関するエラー報知は実行されず、扉開放に関する報知が行われる。
図27(g)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192による扉開放発光と、スピーカ272、277による扉開放音の出力と、主基板表示器190による扉開放報知(例えば、セグメントeの赤色の点灯)を終了する一方で、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を継続するとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図27(h)~図27(k)は、リール110~112の配線が断線された状態におけるスタートレバー135の操作から前面扉102の開放、リール110~112の配線接続、及び前面扉102の閉鎖までの報知態様を示している。図27(h)~図27(k)の報知態様は、報知例9の図24(l)、図25(m)~図25(o)の報知態様と同一であるため、説明を省略する。
以上、本例によれば、設定変更中に第二のエラー原因(例えば、リール断線)が発生し、第二のエラーの原因を解消しなかった場合には、設定変更後に第二のエラーに関する報知(例えば、リールエラーに関する報知)は行われず、通常遊技に移行する。
・設定確認中にホッパーの配線が断線した場合(第一のエラーの原因が発生した場合)の報知(以下、報知例11という)
次に、図28(a)~(f)及び図29(g)~(j)を用いて、設定確認中にホッパーの配線が断線した場合の報知の一例について説明する。詳しくは、図28(a)~(f)及び図29(g)~(j)は、設定確認中にホッパーの配線が断線し、エラーを解消するための操作(具体的には、ホッパーのケーブルの配線を接続した後にリセットボタンを操作)が行った場合の報知の一例を時系列に示す図である。
図28(a)に示す状態は、電源投入前の状態である。同状態では、スロットマシン100に電源が供給されていないことから、表示手段(液晶表示装置157、払出枚数表示器127等)による報知、発光手段(上部ランプ142、サイドランプ144等)による報知、音出力手段(スピーカ277、278)による報知のいずれも行わない。
図28(b)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放し、本体101の内部に配置された電源スイッチを操作して電源を投入した状態である。詳しくは、同状態は、スロットマシン100に電源が供給されてから所定時間が経過するまで、つまり、初期設定の準備が完了するまでの状態である。この状態では、スロットマシン100は、スピーカ272、277から音声を出力しない。一方、スロットマシン100は、開閉センサによって前面扉102の開放を検知したことから、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放発光を行うとともに、主基板表示器190のセグメントeを赤色で点灯させて、前面扉102が開放状態であることを示す扉開放報知を行い、液晶表示装置157の画面上には電源が投入されたことを示す電源投入表示(例えば、「電源が投入されました」という文字列の表示)を行う。
図28(c)に示す状態は、電源を投入してから所定時間が経過し、初期設定の準備が完了した後の状態である。同状態では、スロットマシン100は、デモ画面を液晶表示装置157に表示し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
図28(d)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を開放した状態で、設定キーをオフからオンにする操作が行われた状態である。つまり、図28(d)に示す状態は、設定確認モードにある。同状態では、スロットマシン100は、設定値が確認可能な状態であることを示す設定確認中表示(例えば、「設定確認中」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示し、払出枚数表示器127に現在の設定値(例えば、「4」)を表示する。また、スロットマシン100は、前面扉102が開放した状態であることから、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)をスピーカ272、277から継続して出力する。
図28(e)に示す状態は、設定確認中にホッパー断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントfを赤色で点灯することにより、ホッパー断線の状態であることを示すホッパー断線報知を行うが、この時点においてホッパーエラーに関する報知を行わない。また、スロットマシン100は、設定確認モードにあることから、設定確認中表示の表示、扉開放音の出力、現在の設定値の表示を継続する。主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
図28(f)に示す状態は、ホッパーエラーの原因であるホッパー断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、ホッパー断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるホッパー断線報知(セグメントfの赤色の点灯)を終了する。その他の演出装置に関する報知は、図28(e)と同一である。なお、図20(f)に示す状態は、ホッパー断線の状態は解消されたが、リセットボタンは操作されていないので、ホッパーエラーは解消されていない状態である。
図29(g)に示す状態は、設定確認モードが終了した状態、つまり、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定確認が終了したことから、スロットマシン100は、設定確認中表示を終了し、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー表示(例えば、「ホッパーエラーです。係員をお呼びください」という文字列の表示)を液晶表示装置157に表示し、ホッパーエラーを示すホッパーエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示するとともに、ホッパーエラーを示すエラーコード(例えば、「E4」)を払出枚数表示器127に表示し、ホッパーエラーが発生していることを示すホッパーエラー音(例えば、「ホッパーエラーです」の音声)をスピーカ272、277から出力する。
本例では、このように設定確認中にホッパーエラーが発生し、ホッパーエラーの原因(ホッパー断線)は解消されたが、ホッパーエラーが解消されない場合には、設定確認が完了したタイミングで、ホッパーエラーに関するエラー報知を実行するようにしている。
図29(h)に示す状態は、、設定確認が完了した後にリセットボタンが操作された状態である。同状態は、設定確認が完了した後にリセットボタンが操作されたので、ホッパーエラーが解消された状態である。同状態では、ホッパーエラーが解消されたことから、スロットマシン100は、払出枚数表示器127によるホッパーエラーコードの表示を終了するとともに液晶表示装置157によるホッパーエラー表示を終了して、デモ画面の表示を開始し、前面扉102が開放した状態であることから、スピーカ272、277による扉開放音の出力、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を行う。
なお、本例では、図29(h)に示す状態において、液晶表示装置157にデモ画面を表示したが、扉開放表示(例えば、「扉が開いています」の文字列)を表示するようにしてもよい。
図29(i)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、貯留枚数表示器125、払出枚数表示器127の点灯や液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図29(j)に示す状態は、前面扉102を閉鎖した後の通常遊技のリール110~112が回転している状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157による遊技画面の表示を行う。すなわち、図29(j)は、ホッパーエラーの原因を解消し、前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
以上、本例によれば、設定確認中に第一のエラー原因(例えば、ホッパー断線)が発生し、第一のエラーの原因を解消した場合(例えば、ホッパー断線を解消)には、設定確認後に第一のエラーに関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が行われる。
・設定確認中にリールの配線が断線した場合(第二のエラーの原因が発生した場合)の報知(以下、報知例12という)
次に、図30(a)~(f)及び図31(g)~(i)を用いて、設定確認中にリール110~112の配線が断線した場合の報知の一例について説明する。詳しくは、図30(a)~(f)及び図31(g)~(i)は、設定確認中にリール110~112の配線が断線し、エラーの原因を解消するための操作(具体的には、リール110~112の配線を接続する操作)が行った場合の報知の一例を時系列に示す図である。
電源投入前から電源投入、そして設定キーをオフからオンにする操作までの報知態様を示す、図30(a)~図30(d)は、報知例11の図28(a)~図28(d)に示す報知態様と同一であるため、説明を省略する。
図30(e)に示す状態は、設定確認中にリール断線が発生した状態である。同状態では、スロットマシン100は、主基板表示器190のセグメントgを赤色で点灯することにより、リール配線が断線状態であることを示すリール断線報知を行う。また、スロットマシン100は、設定確認モードにあることから、設定確認中表示(例えば、「設定確認中」の文字列)の表示、扉開放音(例えば、「扉が開いています」の音声)の出力、現在の設定値(例えば、「4」)の表示を継続する。主基板表示器190に関しては、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
図30(f)に示す状態は、リールエラーの原因であるリール断線の状態が配線接続により解消された状態である。同状態では、リール断線の状態が配線接続により解消されたので、スロットマシン100は、主基板表示器190によるリール断線報知(セグメントgの赤色の点灯)を終了する。その他の演出装置に関する報知は、図30(e)と同一である。
図31(g)に示す状態は、設定確認モードが終了した状態、つまり、設定キーをオンからオフにする操作が行われた状態である。同状態では、設定確認が終了したことから、スロットマシン100は、設定確認中表示を終了し、前面扉102が開放した状態であることを示す扉開放音(例えば、「扉が開いています」という音声)をスピーカ272、277から出力するとともに、デモ画面を液晶表示装置157に表示する。なお、前面扉102が開放した状態が継続していることから、スロットマシン100は、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を継続する。
本例では、設定確認中にリール断線によるリールエラーが発生し、リールエラーの原因が解消された場合には、設定確認が完了したタイミングで、リールエラーに関するエラー報知は実行されず、扉開放に関する報知が行われる。
図31(h)に示す状態は、遊技店の店員等が前面扉102を閉鎖した状態である。同状態では、開閉センサによって前面扉102の閉鎖を検知したことから、主基板表示器190による扉開放報知(セグメントeの赤色の点灯)を終了し、液晶表示装置157によるデモ画面の表示を行うとともに、上部ランプ142、サイドランプ144、演出ボタン192を演出態様で点灯する。
図31(i)に示す状態は、前面扉102を閉鎖された後の通常遊技に移行した状態である。同状態では、スロットマシン100は、液晶表示装置157による遊技画面の表示を行う。すなわち、図31(i)は、リールエラーの原因を解消し、前面扉102が閉鎖された場合には、通常遊技に移行することを示している。
以上、本例によれば、設定確認中に第二のエラー原因(例えば、リール断線)が発生し、第二のエラーの原因を解消した場合(例えば、リール断線を解消)した場合には、設定確認後に第二のエラーに関する報知(例えば、リールエラーに関する報知)が行われず、通常遊技に移行する。
<その他遊技台>
なお、スロットマシンは、メダルを使用せずに電子データのやり取りのみ行うスロットマシン(メダルレススロットマシン)であってもよく、この場合の遊技媒体は、メダルに相当する電子化したデータを含むものであり、遊技媒体の投入は、所定の外部装置(貸出しされたメダルの数を電子的方法によって記憶可能な機能や、入賞によって獲得されたメダルの数を電子的方法によって記憶可能な機能を備えた電子貯留装置)から、電子化したデータを入力することを含むものであり、遊技媒体の払出は、所定の外部装置(電子貯留装置)へ、電子化したデータを出力することを含むものである。
この場合、例えば、上記実施形態で説明したホッパーエラーを、メダルレススロットマシンの電子貯留装置との接続エラー(ユニット接続エラー)に適用してもよい。
<実施形態のまとめ>
(1)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
少なくとも或るエラー(例えば、ホッパーエラーなど)に関するエラー報知(例えば、ホッパーエラーに関するエラー報知など)を実行可能な報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
前記設定値の設定操作が可能な状態(例えば、設定変更モード、設定確認モード)で前記或るエラーの原因(例えば、ホッパー断線)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)において、該設定操作の実行中に前記或るエラーの原因が解消され(例えば、ホッパー断線の解消)、かつ、前記設定操作の終了後に前記扉体が開放状態である場合には、前記或るエラーに関するエラー報知(例えば、ホッパーエラーに関するエラー報知)を実行されることなく、前記扉体が開放状態であることを示す扉開放報知(例えば、扉開放報知、扉開放表示など)が実行される、
ことを第1の基本的構成とする。
第1の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に或るエラーの原因が発生しても、重要な操作である設定操作の有効性を継続させることができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消しても、設定操作の終了後にエラー報知を行わず、扉開放報知を行うので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第1の基本的構成において、
前記第一の場合であって、前記扉体が閉鎖される前に前記或るエラーの原因が解消した場合には、前記設定操作の終了後に遊技可能な状態が開始される(例えば、図12、図14など)
ことを好適な構成A1とする。
好適な構成A1によれば、設定操作中は設定操作に集中させるべく、エラーの原因を解消するだけで通常遊技が可能な状態にスムーズに移行させることがきできる。
第1の基本的構成、及び好適な構成A1において、
前記設定値を変更するための或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記設定操作の実行中ではない期間において前記或るエラーの原因が発生し、該或るエラーに関するエラー報知が実行された場合(例えば、図10など)、前記或るエラーの原因が解消した後、前記或る操作手段を操作することにより前記或るエラーが解消される(例えば、図11など)、
ことを好適な構成A2とする。
好適な構成A2によれば、設定変更中と設定変更中以外で同一の挙動とすることによりエラー解消方法を簡潔かつわかりやすくすることができる。
なお、前記或る操作手段は、前記第一の場合において、該設定操作中に前記或るエラーの原因が解消し、前記或る操作手段を操作された場合には、前記設定値を変更する手段である。
第1の基本的構成、並びに好適な構成A1及びA2において、
前記第一の場合であって、前記或るエラーの原因が解消されることなく前記扉体が閉鎖され、その後、前記扉体が開放されて前記設定値の設定操作が完了した場合には、該設定操作の完了に関連して前記或るエラーに関するエラー報知が実行される(例えば、図18など)、
ことを好適な構成A3とする。
好適な構成A3によれば、設定変更が終了しないうちに一旦扉体を閉じたことにより、何かしらの操作を可能性があるので、エラー報知を早めに行うことで、店員に気づかせやすくすることができる。
第1の基本的構成、並びに好適な構成A1、A2及びA3において、
前記或るエラーとは、少なくとも或る場面(例えば、メダル払出が発生した場合など)において前記或るエラーに関するエラー報知を実行可能なエラーである(例えば、図10など)、
ことを好適な構成A4とする。
好適な構成A4によれば、或る場面において或るエラーに関するエラー報知を実行することができるので、エラーを気づかせることができる。
(2)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
少なくとも或るエラー(例えば、ホッパーエラーなど)に関するエラー報知(例えば、ホッパーエラーに関するエラー報知など)を実行可能な報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
表示手段(例えば、液晶表示装置157など)と、
を備えた遊技台であって、
前記設定値の設定操作が可能な状態(例えば、設定変更モード、設定確認モード)で前記或るエラーの原因(例えば、ホッパー断線)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)において、該設定操作の実行中に前記或るエラーの原因が解消され(例えば、ホッパー断線の解消)、かつ、前記設定操作の終了後に前記扉体が開放状態である場合には、前記或るエラーに関するエラー報知(例えば、ホッパーエラーに関するエラー報知)が実行されることなく、前記扉体が開放状態であることを示す扉開放報知(例えば、扉開放報知、扉開放表示など)が実行され、
前記第一の場合であって、前記扉体が開放状態で前記或るエラーの原因が解消された場合には、前記表示手段にデモ画面が表示される(例えば、図22(h)など)、
ことを第2の基本的構成とする。
第2の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に或るエラーの原因が発生しても、重要な操作である設定操作の有効性を継続させることができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消しても、設定操作の終了後にエラー報知を行わず、扉開放報知とともにデモ画面を表示するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
なお、前記或る操作手段は、前記第一の場合において、該設定操作中に前記或るエラーの原因が解消し、前記或る操作手段を操作された場合には、前記設定値を変更する手段である。
第2の基本的構成において、
前記設定値を変更するための或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記設定操作の実行中ではない期間において前記或るエラーの原因が発生し、該或るエラーに関するエラー報知が実行された場合(例えば、図10など)、前記或るエラーの原因が解消した後、前記或る操作手段を操作することにより前記或るエラーが解消される(例えば、図11など)、
ことを好適な構成B1とする。
好適な構成B1によれば、設定変更中と設定変更中以外で同一の挙動とすることによりエラー解消方法を簡潔かつわかりやすくすることができる。
第2の基本的構成、及び好適な構成B1において、
前記第一の場合であって、前記或るエラーの原因が解消されることなく前記扉体が閉鎖され、その後、前記扉体が開放されて前記設定値の設定操作が完了した場合には、該設定操作の完了に関連して前記或るエラーに関するエラー報知が実行される(例えば、図18など)、
ことを好適な構成B2とする。
好適な構成B2によれば、設定変更が終了しないうちに一旦扉体を閉じたことにより、何かしらの操作を可能性があるので、エラー報知を早めに行うことで、店員に気づかせやすくすることができる。
第2の基本的構成、並びに好適な構成B1及びB2において、
前記或るエラーとは、少なくとも或る場面(例えば、メダル払出が発生した場合など)において前記或るエラーに関するエラー報知を実行可能なエラーである(例えば、図10など)、
ことを好適な構成B3とする。
好適な構成B3によれば、或る場面において或るエラーに関するエラー報知を実行することができるので、エラーを気づかせることができる。
(3)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記設定値の設定操作が可能な状態で前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)(例えば、ホッパー断線など)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)であって、該設定操作の実行中に前記第一の事象の原因が解消された場合(例えば、ホッパー断線が解消など)であっても、該設定操作の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行され(例えば、図21、22など)、
前記設定値の設定操作の実行中に前記第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)(例えば、リール断線など)が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)には、該設定操作の終了後に通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを第3の基本的構成とする。
第3の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定操作を行うことができるので、設定操作を優先することができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第3の基本的構成において、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400、第2副制御部500など)を備え、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図22、24など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、に関する表示が実行される(例えば、図22、24など)、
ことを好適な構成C1とする。
好適な構成C1によれば、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第3の基本的構成、及び好適な構成C1において、
前記設定値の変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記第一の場合における前記第一の事象は、前記第一の原因が解消し、かつ前記或る操作手段が操作された場合に解消される(例えば、図21、22など)、
ことを好適な構成C2とする。
好適な構成C2によれば、或る操作手段に関しては、設定操作中は設定操作が優先されるので、設定値の変更を誤って発生することを防止することができる。
第3の基本的構成、並びに好適な構成C1及びC2において、
前記第二の場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消し、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを好適な構成C3とする。
好適な構成C3によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第3の基本的構成、並びに好適な構成C1、C2及びC3において、
前記報知手段は、前記設定値の設定操作が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成C4とする。
好適な構成C4によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
(4)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
前記設定値の設定変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)(例えば、ホッパー断線など)により発生した前記第一の事象は、前記第一の原因を解消した後、前記或る操作手段が操作された場合に解消され、
前記設定値の設定変更中に前記第一の原因が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)、該設定変更中に前記第一の原因が解消されて前記或る操作手段が操作された場合であっても、設定変更の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行され(例えば、図21、22など)、
前記設定値の設定変更中に前記第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)には、設定変更の終了後に通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを第4の基本的構成とする。
第4の基本的構成によれば、設定値の設定変更中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定変更操作を行うことができるので、設定操作を優先することができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第4の基本的構成において、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400、第2副制御部500など)を備え、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図22、24など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、遊技に関する表示が表示される(例えば、図22、24など)、
ことを好適な構成D1とする。
好適な構成D1によれば、
第4の基本的構成、及び好適な構成D1において、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第4の基本的構成、及び好適な構成D1において、
前記第二の場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消し、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを好適な構成D2とする。
好適な構成D2によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第4の基本的構成、並びに好適な構成D1及びD2において、
前記設定値の設定変更が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成D3とする。
好適な構成D3によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
(5)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記設定値の設定確認中(例えば、設定確認モード)に前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)(例えば、ホッパー断線など)が発生した場合、該設定確認中に前記第一の原因が解消された場合(例えば、ホッパー断線が解消など)であっても、設定確認の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行され(例えば、図28、29など)、
前記設定値の設定確認中に前記第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)(例えば、リール断線など)が発生した場合には、設定確認の終了後に通常遊技が実行可能な状態となる(例えば、図30、31など)、
ことを第5の基本的構成とする。
第5の基本的構成によれば、設定値の確認操作中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定確認を行うことができるので、設定確認を優先することができる。また、設定確認中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第5の基本的構成において、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400、第2副制御部500など)を備え、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図29など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、遊技に関する表示が表示される(例えば、図31など)、
ことを好適な構成E1とする。
好適な構成E1によれば、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第5の基本的構成、及び好適な構成E1において、
前記設定値の設定変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記設定値の設定変更中(例えば、設定変更モード)に前記第一の原因(例えば、ホッパー断線など)が発生した場合における前記第一の事象は、前記第一の原因が解消し、かつ前記或る操作手段が操作された場合に解消される(例えば、図21、22など)、
ことを好適な構成E2とする。
好適な構成E2によれば或る操作手段に関しては、設定変更操作中は設定操作が優先されるので、設定値の変更を誤って発生することを防止することができる。
第5の基本的構成、並びに好適な構成E1及びE2において、
前記設定値の設定変更中に前記第二の原因(例えば、リール断線など)が発生した場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消されて、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、、
ことを好適な構成E3とする。
好適な構成E3によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第5の基本的構成、並びに好適な構成E1、E2及びE3において、
前記報知手段は、前記設定値の設定操作が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成E4とする。
好適な構成E4によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
(6)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記設定値の設定操作が可能な状態で前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)(例えば、ホッパー断線など)であって、該設定操作の実行中に前記第一の原因が解消された場合(例えば、ホッパー断線が解消など)であっても、設定操作の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり(例えば、図21、22など)、
前記設定値の設定操作中に前記第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)(例えば、リール断線など)には、設定操作の終了後に通常遊技が実行可能となり(例えば、図23、24など)、
前記扉体が開放状態において視認可能な位置において、前記第二の原因が発生していることを報知(例えば、リール断線報知)する第二の報知手段(例えば、主基板表示器190)を備える(例えば、図24など)、
ことを第6の基本的構成とする。
第6の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定操作を行うことができるので、設定操作を優先することができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。また、第二の事象の原因が生じていた場合、第二の報知手段により第二の原因が発生していることを報知するので、設定値の設定操作中に第二の事象の原因は発生していることを把握するとともに報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第6の基本的構成において、
前記第二の報知手段は、発光手段(例えば、7セグなど)であり、
前記発光手段は、前記第二の原因が発生している状態では発光又は消灯のいずれか一方であり、前記第二の原因が解消している状態では発光又は消灯のいずれか他方である(例えば、図21など)、
ことを好適な構成F1とする。
好適な構成F1によれば、発光手段の点灯状況により第二の原因が発生していることを報知できるので、視覚的にわかりやすい。
第6の基本的構成、及び好適な構成F1において、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400、第2副制御部500など)を備え、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図22、24など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、遊技に関する表示が表示される(例えば、図22、24など)、
ことを好適な構成F2とする。
好適な構成F2によれば、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第6の基本的構成、並びに好適な構成F1及びF2において、
前記設定値の変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記第一の場合における前記第一の事象は、前記第一の原因が解消し、かつ前記或る操作手段が操作された場合に解消される(例えば、図21、22など)、
ことを好適な構成F3とする。
好適な構成F3によれば、或る操作手段に関しては、設定操作中は設定操作が優先されるので、設定値の変更を誤って発生することを防止することができる。
第6の基本的構成、並びに好適な構成F1、F2及びF3において、
前記第二の場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消し、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを好適な構成F4とする。
好適な構成F4によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第6の基本的構成、並びに好適な構成F1、F2、F3及びF4において、
前記報知手段は、前記設定値の設定操作が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成F5とする。
好適な構成F5によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
(7)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記設定値の設定操作中に前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)(例えば、ホッパー断線など)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)であって、該設定操作の実行中に前記第一の原因が解消された場合(例えば、ホッパー断線が解消など)であっても、設定操作の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行され(例えば、図21、22など)、
前記設定値の設定操作中に第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)(例えば、リール断線など)が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)には、設定操作の終了後に通常遊技が実行可能な状態になり(例えば、図23、24など)、
前記報知手段は、前記第二の原因が発生したことを示唆可能な手段である(例えば、図24など)、
ことを第7の基本的構成とする。
第7の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定操作を行うことができるので、設定操作を優先することができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。また、第二の事象の原因が生じていた場合、報知手段により第二の原因が発生していることを報知するので、設定値の設定操作中に第二の事象の原因は発生していることを把握するとともに報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第7の基本的構成において、
前記報知手段は、発光手段(例えば、LEDモニタなど)を含む手段であり、
前記発光手段は、前記第二の原因が発生している状態では発光又は消灯のいずれか一方であり、前記第二の原因が解消している状態では発光又は消灯のいずれか他方であることにより、前記第二の原因が発生したことを示唆する手段である、
ことを好適な構成G1とする。
好適な構成G1によれば、発光手段の点灯状況により第二の原因が発生していることを報知できるので、視覚的にわかりやすい。
第7の基本的構成、及び好適な構成G1において、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400、第2副制御部500など)を備え、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図22、24など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、遊技に関する表示が表示される(例えば、図22、24など)、
ことを好適な構成G2とする。
好適な構成G2によれば、、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第7の基本的構成、並びに好適な構成G1及びG2において、
前記設定値の変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記第一の場合における前記第一の事象は、前記第一の原因が解消し、かつ前記或る操作手段が操作された場合に解消される(例えば、図21、22など)、
ことを好適な構成G3とする。
好適な構成G3によれば、或る操作手段に関しては、設定操作中は設定操作が優先されるので、設定値の変更を誤って発生することを防止することができる。
第7の基本的構成、並びに好適な構成G1、G2及びG3において、
前記第二の場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消し、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを好適な構成G4とする。
好適な構成G4によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第7の基本的構成、並びに好適な構成G1、G2、G3及びG4において、
前記報知手段は、前記設定値の設定操作が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成G5とする。
好適な構成G5によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
(8)以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、
複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段(例えば、設定キー、設定スイッチ、スタートレバー、主制御部300など)と、
開閉可能な扉体(例えば、前面扉102)と、
表示手段(例えば、液晶表示装置157、第1副制御部400,第2副制御部500など)と、
報知手段(例えば、液晶表示装置157、払出枚数表示器127、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、主基板表示器190、スピーカ272,277、上部ランプ142、サイドランプ144、各リール110~112のリールバックライト148、演出ボタン192、ストップボタン137~139、スタートレバー135、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500など)と、
を備えた遊技台であって、
少なくとも遊技を進行させることができない第一の事象(例えば、メダル払出しができないトラブル)と、
少なくとも遊技を進行させることができない第二の事象(例えば、リールを回転させることができないトラブル)と、があり、
前記報知手段は、音出力手段(例えば、スピーカ272、277など)を含む手段であり、
前記設定値の設定操作が可能な状態で前記第一の事象の原因(以下、「第一の原因」という。)が発生した場合(以下、「第一の場合」という。)(例えば、ホッパー断線など)であって、該設定操作の実行中に前記第一の原因が解消された場合(例えば、ホッパー断線が解消など)であっても、設定操作の終了後に前記第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行され(例えば、図21、22など)、
前記設定値の設定操作中に前記第二の事象の原因(以下、「第二の原因」という。)(例えば、リール断線など)が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)には、設定操作の終了後に通常遊技が実行可能となり(例えば、図23、24など)、
前記設定値の設定操作の終了後、前記音出力手段は前記扉体が開放していることを示す扉開放報知を実行する一方、前記表示手段は、デモ画面を表示する(例えば、図22、図24など)
ことを第8の基本的構成とする。
第8の基本的構成によれば、設定値の設定操作中に、遊技を進行させることができない第一の事象及び第二の事象の原因が生じても、設定操作を行うことができるので、設定操作を優先することができる。また、設定操作中に或るエラーの原因が解消した場合、該設定操作の終了後に、第一の事象に関しては、第一の事象に関する報知(例えば、ホッパーエラーに関する報知)が実行されている状態になり、第二の事象に関しては、通常遊技が実行可能な状態に移行するので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。また、設定値の設定操作の終了後には、音出力手段による扉開放報知及び表示手段によるデモ画面の表示が行われるので、報知に特徴を有する遊技台を提供することができる。
第8の基本的構成において、
前記通常遊技が実行可能な状態は、
前記扉体が開放されている場合には、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行され(例えば、図22、24など)、
前記扉体が閉鎖されている場合には、遊技に関する表示が表示される(例えば、図22、24など)、
ことを好適な構成H1とする。
好適な構成H1によれば、エラーの原因を解消し、扉体が閉鎖することにより、通常遊技に移行することができる。
第8の基本的構成、及び好適な構成H1において、
前記設定値の変更に用いられる或る操作手段(例えば、設定スイッチ、リセットボタンなど)を備え、
前記第一の場合における前記第一の事象は、前記第一の原因が解消し、かつ前記或る操作手段が操作された場合に解消される(例えば、図21、22など)、
ことを好適な構成H2とする。
好適な構成H2によれば、或る操作手段に関しては、設定操作中は設定操作が優先されるので、設定値の変更を誤って発生することを防止することができる。
第8の基本的構成、並びに好適な構成H1及びH2において、
前記第二の場合における前記第二の事象は、前記第二の原因が解消した場合に解消し、その後、前記通常遊技が実行可能となる(例えば、図23、24など)、
ことを好適な構成H3とする。
好適な構成H3によれば、第二の事象の解消に関しては、或る操作手段に関する操作が不要となるので、設定値の変更を誤ることなく速やかに遊技を進行させることができる。
第8の基本的構成、並びに好適な構成H1、H2及びH3において、
前記報知手段は、前記設定値の設定操作が完了したときに前記第二の原因が解消されない場合であっても、前記扉体が開放されていることを示す扉体開放報知が実行される(例えば、図26など)、
ことを好適な構成H4とする。
好適な構成H4によれば、第二の事象に関しては、設定値の設定変更が完了したときには報知せず通常遊技において遊技者に知らせることができる。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された球を循環使用するものである。また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
100 スロットマシン
110、111、112 リール
113 リール窓
123 告知ランプ
127 払出枚数表示器
130、131、132 メダル投入ボタン
135 スタートレバー
137、138、139 ストップボタン
157 演出画像表示装置
190 主基板表示器
192 演出ボタン
272、277 スピーカ
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部

Claims (1)

  1. 複数の設定値のうちの一の設定値を設定可能な設定手段と、
    操作手段と、
    複数のリールと、
    遊技価値に関連する第一の手段と、
    開閉可能な扉体と、
    報知手段と、
    少なくともデモ画面を表示可能な表示手段を備え、
    を備えた遊技台であって、
    少なくとも遊技に影響を及ぼす第一の事象と、
    少なくとも遊技に影響を及ぼす第二の事象と、があり、
    前記第一の事象とは、前記第一の手段の断線に関連して発生する事象のことであり、
    前記第二の事象とは、前記複数のリールのうちの少なくとも一のリールの断線(以下、「所定のリールの断線」という。)に関連して発生する事象のことであり、
    前記設定値の設定操作が可能な状態(以下、「第一の状態」という。)ではない期間において前記第一の事象が発生した場合、前記第一の手段の断線が解消された後で前記操作手段が操作されることにより遊技が実行可能な状態となる場合があるように構成されており
    前記第一の状態である期間において前記第一の手段の断線が発生した場合であって、該第一の手段の断線が解消された場合、該第一の状態の終了後に前記第一の事象としてエラー報知が実行可能に構成されており
    前記第一の状態である期間において前記所定のリールの断線が発生した場合(以下、「第二の場合」という。)であって、該所定のリールの断線が解消された場合、該第一の状態の終了後に遊技が実行可能な状態となって前記デモ画面が表示されるように構成されており、
    前記第二の場合であって、前記所定のリールの断線が解消されない場合、前記第一の状態の終了後に前記第二の事象として該所定のリールを回転させることができないが前記デモ画面が表示されるように構成されており
    前記扉体が開放状態で視認可能な位置において、前記所定のリールの断線が発生していることを報知可能に構成されている
    ことを特徴とする遊技台。
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