JP7383496B2 - Image forming device - Google Patents
Image forming device Download PDFInfo
- Publication number
- JP7383496B2 JP7383496B2 JP2020002728A JP2020002728A JP7383496B2 JP 7383496 B2 JP7383496 B2 JP 7383496B2 JP 2020002728 A JP2020002728 A JP 2020002728A JP 2020002728 A JP2020002728 A JP 2020002728A JP 7383496 B2 JP7383496 B2 JP 7383496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- fixing device
- sheet
- paper
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 149
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 6
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 143
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 103
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 62
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 58
- 238000000034 method Methods 0.000 description 43
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 30
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 16
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 16
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 10
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Description
本発明は、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus such as a laser beam printer.
従来、レーザビームプリンタ等の画像形成装置において、画像形成を行う画像形成部を構成するユニット(例えば定着装置)にメモリを実装し、実装したメモリに制御に必要な情報を記憶させている機種がある(例えば、特許文献1)。図14は、そのような画像形成装置の構成を示す模式図である。図14に示す画像形成装置は、定着器1401と、定着器1401に接続され、定着器1401を制御するECU(制御部)1404を備えている。定着器1401は、加熱ユニット1403とEEPROMなどで構成されたメモリ1402を有し、メモリ1402には、ヒータ抵抗値や通電時間などが記憶されている。一方、ECU1404は、定着器1401を制御するCPU1405と、定着器1401の加熱ユニット1403に電力を供給するAC部1406を備えている。CPU1405は、メモリ1402に記憶された定着器1401についての制御情報に基づいて加熱ユニット1403の制御を行ったり、定着器1401及び画像形成装置本体の寿命予測などを行ったりする。近年、更なる省エネルギー化や画像形成された画像の高画質化などが求められ、例えば画像形成を行うための全てのユニットにメモリを搭載し、制御に必要な情報をメモリに記憶させておき、最適な制御を行う構成を有する画像形成装置が製品化されている。このような画像形成装置では、製造されたユニットの特性を測定し、測定された特性情報を予めメモリ1402に記憶させておき、画像形成時にメモリ1402から特性情報を取得して画像形成制御に反映させることで、高い品質の画像を提供することができる。
Conventionally, in image forming apparatuses such as laser beam printers, there are models in which a memory is mounted in a unit (for example, a fixing device) that constitutes an image forming section that performs image formation, and information necessary for control is stored in the mounted memory. There is (for example, Patent Document 1). FIG. 14 is a schematic diagram showing the configuration of such an image forming apparatus. The image forming apparatus shown in FIG. 14 includes a
しかしながら、上述した画像形成部を構成するユニットにEEPROM等のメモリを搭載する場合、メモリを搭載するためのコストが増大してしまう。そのため、各ユニット(例えば定着器1401)にメモリを搭載せずに、画像形成装置本体の組立を行った際に定着器1401の情報を、CPU1405や定着器1401が有するメモリとは別の不揮発メモリに保存しておく方法も考えられる。ところが、ユニットが交換されてしまった場合に、交換後のユニットの情報と、不揮発メモリに保存されている交換前のユニットの情報が一致しなくなってしまい、不揮発メモリに保存された情報に基づいて最適な制御を行うことができない。したがって、本体出荷時のユニットであるか、交換されたユニットであるかを検知し、制御を切り替える必要がある。本体出荷時のユニットであるか、交換されたユニットであるかの検知を行うためには、専用の信号線が追加になり、本体のコストやサイズに影響を与えてしまう。
However, when a memory such as an EEPROM is installed in a unit constituting the image forming section described above, the cost for installing the memory increases. Therefore, when the main body of the image forming apparatus is assembled without installing memory in each unit (for example, the fixing device 1401), the information of the
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、簡易な構成で、本体出荷時のユニットであるか、交換されたユニットであるかを検知し、検知結果に応じた最適な制御を行うことを目的とする。 The present invention was made under these circumstances, and has a simple configuration that detects whether the unit is the one shipped from the main unit or a replaced unit, and provides optimal control according to the detection result. The purpose is to
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention includes the following configuration.
(1)シートに画像を形成する画像形成装置であって、前記画像形成装置の本体と、前記本体に着脱可能な交換ユニットと、前記交換ユニットが、前記画像形成装置の出荷時に予め搭載された第1ユニットか、又は交換後の第2ユニットか、を識別するための識別手段と、前記識別手段からの信号と他の信号とを伝送する共通信号線と、前記本体に搭載されており、前記第1ユニットの制御情報を格納する記憶手段と、前記第1ユニットの制御情報に基づき、前記第1ユニットを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記共通信号線を介した前記識別手段からの信号によって、前記交換ユニットが前記第1ユニットか又は前記第2ユニットかを識別する識別モードと、通常動作を行う通常動作モードを切り替え可能であり、前記識別モードにおいて識別された前記交換ユニットが前記第1ユニットであるか又は前記第2ユニットであるかによって、前記本体に装着されている前記交換ユニットの制御情報を切り替えることを特徴とする画像形成装置。 (1) An image forming apparatus that forms an image on a sheet, wherein a main body of the image forming apparatus, a replacement unit that is removably attached to the main body, and the replacement unit are installed in advance when the image forming apparatus is shipped. an identification means for identifying whether it is a first unit or a replaced second unit; a common signal line for transmitting a signal from the identification means and other signals; mounted on the main body; storage means for storing control information for the first unit; and control means for controlling the first unit based on the control information for the first unit, the control means for controlling the first unit via the common signal line. A signal from the identification means can switch between an identification mode in which the replacement unit identifies whether the replacement unit is the first unit or the second unit, and a normal operation mode in which the replacement unit performs normal operation. An image forming apparatus characterized in that control information for the replaceable unit attached to the main body is switched depending on whether the replaceable unit is the first unit or the second unit.
本発明によれば、簡易な構成で、本体出荷時のユニットであるか、交換されたユニットであるかを検知し、検知結果に応じた最適な制御を行うことができる。 According to the present invention, with a simple configuration, it is possible to detect whether the unit is a unit when the main body was shipped or a unit that has been replaced, and to perform optimal control according to the detection result.
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1が適用される画像形成装置である、モノクロ画像を形成するレーザビームプリンタ118の構成を示す概略断面図である。以下では、レーザビームプリンタ118の構成と画像形成動作について説明する。118Mは画像形成装置の本体を示している。
[Configuration of image forming apparatus]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of a
レーザビームプリンタ118は、プリント(画像形成)動作を開始すると、給紙部116に載置された記録媒体である用紙(シートともいう)101を給紙ローラ102によりピックアップする。ピックアップされた用紙101は、搬送ローラ対103、104により搬送路に搬送される。用紙101の搬送が開始されると、搬送路を搬送される用紙101を検知するTOPセンサ601(後述)の通紙検知フラグであるメカフラグ603により、用紙101の搬送方向の先端及び後端が検知される。TOPセンサ601が用紙101の先端を検知することにより、転写ローラ112が用紙101上(シート上)にトナー画像の転写を開始するタイミングが決定される。
When the
プロセスカートリッジ109は、像担持体である感光ドラム105、帯電ローラ106、現像ローラ107、感光ドラム105上(像担持体上)の静電潜像を現像するためのトナー108を有している。プリント動作が開始されると、帯電ローラ106に高電圧が印加され、帯電ローラ106により感光ドラム105の表面は一様な電位に帯電される。その後、走査光学装置110から出射されたレーザ光111が感光ドラム105上を走査することにより、感光ドラム105上には静電潜像が形成される。そして、現像ローラ107に印加された高電圧により、感光ドラム105上に形成された静電潜像にトナー108が付着し、トナー像が形成される。その後、感光ドラム105上に形成されたトナー像は、転写ローラ112に高電圧を印加することにより、給紙部116から搬送された用紙101に転写される。トナー像が転写された用紙101は、定着器200(後述するスタータ定着器(第1ユニット)200A又は保守用定着器(第2ユニット)200B)の加熱ユニット113と加圧ユニット114で挟持搬送されつつ加熱・加圧される。これにより、トナー像は用紙101に定着される。そして、トナー像が定着された用紙101は、排紙ローラ115によりレーザビームプリンタ118の装置外に排出されることで、プリント(画像形成)動作が完了する。定着器200は、本体118Mに対して着脱可能である。定着器200は、本体118Mに設けられた受け部118MFに装着される。
The
なお、連続的にプリント(画像形成)を行う場合には、TOPセンサ601がメカフラグ603により用紙101の搬送方向後端の通過を検知することにより、給紙部116から次の用紙101の搬送を開始するタイミングを決定することができる。また、レーザビームプリンタ118は、ファン117を備えている。ファン117は、定着器200の加熱ユニット113の発熱によってプロセスカートリッジ109内のトナー108が固着することを防止したり、電源装置(不図示)等の電装部品の発熱を抑制したりするために備え付けられている。更に、レーザビームプリンタ118の上部には、ユーザやサービスマンへの情報を表示するための表示部や、データや各種指示を入力するためのキーパッドを備えた操作部119が設けられている。
Note that when printing (image formation) is performed continuously, the TOP
[定着器の構成]
図2は、定着器200の構成を示す概略断面図である。図2(a)は、用紙101が定着器200を通過しているときの状態を示した図であり、図2(b)は、用紙101が定着器200を通過していないときの状態を示した図である。図2に示すように、定着器200の内部には、用紙101を加熱する加熱ユニット113と、加熱ユニット113とのニップ部を通過する用紙101を加圧する加圧ユニット114が配置されている。加熱ユニット113及び加圧ユニット114は、定着器200の両端にある板金(不図示)等によって保持されている。加圧ユニット114にはギア(不図示)が取り付けられており、モータ(不図示)により駆動されて回転する。また、加熱ユニット113の内部には、通過する用紙101を過熱するヒータ203、及びヒータ203の温度を測定する温度検知素子207が配置されている。ヒータ203は加圧ユニット114と対向する位置に配置され、温度検知素子207はヒータ203の加圧ユニット114に対向する面とは反対側の裏面に接触する位置に配置されている。ヒータ203には、交流電圧が入力されることにより加熱され、温度検知素子207によるヒータ203の温度検知結果に基づいて、温度制御が行われる。
[Fuser configuration]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of the
定着器200には、用紙101の通紙状態(定着器200を用紙101が通過している状態)を検知する排紙センサ205が搭載されている。排紙センサ205は、排紙センサ205の基板に搭載されたフォトインタラプタ206とメカフラグ204で構成されている。フォトインタラプタ206は、用紙101の通過状態によりメカフラグ204が移動するスリットを介して、光ビームを出射する発光部と、発光部から出射された光ビームを検知する受光部と、を有している。メカフラグ204がスリットに侵入している場合には発光部からの光ビームはメカフラグ204により遮光された状態となり、受光部は光ビームを検知することができない。一方、メカフラグ204がスリットから外れている場合には、発光部からの光ビームはメカフラグ204により遮光されないため、受光部で検知可能な透光状態となる。
The fixing
図2(a)は、定着器200内を用紙101が通過している状態を示している図である。用紙101が定着器200を通過する際に、用紙101がメカフラグ204の一方の端部を押し上げることで、メカフラグ204の他方の端部が移動し、フォトインタラプタ206のスリットから外れてしまう。そのため、フォトインタラプタ206の発光部から出射された光ビームは受光部により検知されるため、排紙センサ205は、用紙101が定着器200内を通過中(又は滞留中)であることを検知することができる。一方、図2(b)は、定着器200内に用紙101がない(通過していない)状態を示す図である。この場合には、メカフラグ204の一方の端部は用紙101により押し上げられていないため、メカフラグ204の他方の端部はフォトインタラプタ206のスリット内に留まっている状態となる。その結果、フォトインタラプタ206の発光部から出射された光ビームはメカフラグ204により遮光され、受光部は光ビームを検知することができない。これにより、排紙センサ205は、用紙101が定着器200内を通過中ではない(又は滞留していない)ことを検知することができる。
FIG. 2A is a diagram showing a state in which the
[定着器及びECUの構成及び制御]
図3は、定着器200と、レーザビームプリンタ118の各ユニットを制御するECU(EngineControlUnit)301の構成及び制御を説明する図である。前述したように、定着器200には、排紙センサ205や加熱ユニット113が搭載されている。図3では、加圧ユニット114など電気的に関係しない装置部分の図示は省略している。また、ECU301は、定着器200やアクチュエーター(不図示)等を制御するための制御部300、記憶手段(第一の記憶手段)である不揮発性メモリのNVRAM302、ECU301や各ユニットへ電力供給を行うAC部303を有している。制御部300は、I2Cによる通信によりNVRAM302にアクセスし、NVRAM302に保存されたデータの読み出し、NVRAM302へのデータの書き込みを行う。また、AC部303は、インレット(不図示)から入力される交流電圧を加熱ユニット113へ供給したり、入力された交流電圧から直流電圧を生成し、制御部300や各ユニットの装置に供給したりする。加熱ユニット113への電力供給はAC部303により行われ、加熱ユニット113への電力供給の制御は、制御部300によって行われる。
[Configuration and control of fuser and ECU]
FIG. 3 is a diagram illustrating the configuration and control of the fixing
[加熱ユニットの温度制御]
定着器200では、加熱ユニット113や加圧ユニット114の製造時の部品のバラつきや組み付け時に加える力のバラつき等により、用紙101にトナー像を定着させる定着性能に個体差が生じることがある。従来はこのような製造時のバラつきを考慮して、最も定着性能が劣る定着器200の定着性能に応じたヒータ203の温度を設定していたため、定着器200によっては、必要以上の電力が供給されてしまう場合もあった。そこで、それぞれの定着器200の定着性能に応じた最適なヒータ203の温度設定となるように設定温度を補正するようにすれば、定着器200の省エネルギー化を実現することができる。
[Temperature control of heating unit]
In the
そのため、予め定着器200の特性データと定着性能との相関関係に基づいて決定された補正レベルと、補正レベルに対応するヒータ203の温度の補正値とを対応付けたテーブル(表1)を作成し、ECU301のNVRAM302に格納しておく。ここで、特性データとは、所定の電力を定着器200に供給した際に、定着器200内部に配置された温度検知素子207が、所定の温度になるまでの時間データ(温度特性)である。また、定着性能とは、用紙101にトナー像を定着させた際のトナーの剥がれ易さを指している。そして、定着器200の製造時に上述した特性データを取得し、取得した特性データから補正レベルを決定し、決定した補正レベルは、例えば定着器200にバーコードやラベル等で表示しておく。その後、定着器200をレーザビームプリンタ118に組み付ける際に、定着器200にバーコードやラベル等で表示されている補正レベルを、ECU301のNVRAM302に書き込んでおく。これにより、制御部300は、用紙101の画像形成時にNVRAM302から定着器200の補正レベルを取得し、取得した補正レベルとNVRAM302に格納されたテーブル(表1)から対応する補正値を取得することができる。その結果、制御部300は、定着器200の特性データをヒータ203の温度情報の設定に反映させることができる。
Therefore, a table (Table 1) is created in which the correction levels determined in advance based on the correlation between the characteristic data of the
表1は、上述した補正レベルと補正値とを対応付けたテーブルの一例である。表1は、補正レベル(0~9の10段階)、補正値は補正レベルに対応して、0~-9となっている。補正値は、ヒータ203の補正を行う場合の標準温度180℃に対して、補正値を加算することにより、該当のヒータ203に最適な温度(180℃~171℃)となる補正値が設定されている。例えば定着器200の補正レベルが3の場合、補正が不要な補正レベル0に対応するデフォルト設定の180℃の設定温度から、-3℃の補正値を加算し、177℃(=180℃-3℃)となる。なお、ここでは、補正対象は定着器200のヒータ203の設定温度としているが、補正対象は定着温度に限定されるものではない。
Table 1 is an example of a table in which the above-mentioned correction levels and correction values are associated with each other. Table 1 shows the correction levels (10 levels from 0 to 9), and the correction values range from 0 to -9, corresponding to the correction levels. By adding the correction value to the standard temperature of 180°C when correcting the
ところで、定着器200は交換可能な消耗品(交換ユニット)である。そのため、製品出荷後に装置寿命や破損などの理由により、レーザビームプリンタ118の出荷時に予め搭載されたスタータ定着器(第1ユニット)200Aが、保守用の定着器(第2ユニット)200Bに交換される場合がある。上述したNVRAM302への補正レベルの設定は、工場でスタータ定着器200Aをレーザビームプリンタ118に組み付ける際に行われる。そのため、NVRAM302に保存されているスタータ定着器200Aの補正レベルと、交換により新たに取り付けられた保守用定着器200Bの補正レベルとが一致しない場合がある。また、保守用定着器200Bへの交換に伴い、交換された保守用定着器200Bの補正レベルに合わせて、NVRAM302に設定された補正レベルを変更するには、制御部300が搭載された基板へのアクセスや制御部300との通信が必要となる。そのため、NVRAM302に新たな補正レベルを書き込むことは困難である。その結果、保守用定着器200Bのヒータ203の温度制御を行うには、搭載されている定着器200がNVRAM302に補正レベルが設定されたスタータ定着器200Aか、そうでない保守用の定着器200Bかを判別する必要がある。そして、保守用の定着器200Bである場合は、ヒータ203の設定温度をデフォルト値(保守用定着器200Bの個体差に関係ない第2ユニット共通の値=第2ユニット共通の制御情報。)とし、保守用定着器200の個体差に拘わらず、画像品質の低下等が生じないようにする必要がある。
By the way, the fixing
[定着器の判別]
図4は、定着器200に搭載される排紙センサ205とECU301の制御部300の構成及び接続を説明する図である。図4(a)は、レーザビームプリンタ118が出荷された際に搭載されていたスタータ定着器200Aの排紙センサ205Aと、制御部300との接続を示す図である。一方、図4(b)は、装置寿命等により交換された保守用の定着器200Bの排紙センサ205Bと、制御部300との接続を示す図である。
[Identification of fuser unit]
FIG. 4 is a diagram illustrating the configuration and connection of the
制御部300は、定着器200Aの排紙センサ205A又は定着器200Bの排紙センサ205Bからの信号が共通信号線205Lを介して入力される入力ポート401を有する。入力ポート401はバッファ305と接続され、バッファ305は、入力された信号を制御手段であるCPU304に出力する。また、入力ポート401は、CPU304によりオン・オフ制御されるスイッチ407の一端と接続され、スイッチ407の他端は抵抗403の一端と接続され、抵抗403の他端は、電源電圧Vccにプルアップ接続されている。CPU304がスイッチ407をオンすると、入力ポート401は、抵抗403を介して電源電圧Vccにプルアップ接続される。一方、CPU304が、スイッチ407をオフすると、入力ポート401は、抵抗403との接続が遮断される。スイッチ407は、トランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などの半導体スイッチである。CPU304は、スイッチ407がトランジスタの場合にはベース端子への電圧制御を行うことにより、オン・オフ制御を行う。CPU304は、スイッチ407がFETの場合にはゲート端子への電圧制御を行うことにより、オン・オフ制御を行う。
The
スタータ定着器200Aの排紙センサ205Aは、排紙センサ205Aの基板に実装されたフォトインタラプタ206と、スタータ定着器200Aを特定するための識別手段である識別用の抵抗404を有している。保守用定着器200Bの排紙センサ205Bは、排紙センサ205Bの基板に実装されたフォトインタラプタ206と、保守用定着器200Bを特定するための識別手段である識別用の抵抗406を有している。なお、抵抗404は、スタータ定着器200Aの排紙センサ205Aの基板に実装されている。一方、抵抗406は、保守用の定着器200Bの排紙センサBの基板に実装されている。
The
フォトインタラプタ206は、発光部である発光ダイオード(以下、LEDという)と、LEDからの光ビームを検知する受光部であるフォトトランジスタとを有する。また、LEDとフォトトランジスタとの間にはスリット(図4では不図示)が設けられており、定着器200を通過する用紙101の状態に応じて、メカフラグ204(図4では不図示)がスリットを移動する構成となっている。フォトインタラプタ206のLEDのアノード端子は、抵抗405を介して電源電圧Vccに接続されているため、LEDは常時、導通状態となっている。また、フォトインタラプタ206のフォトトランジスタは、スリットにメカフラグ204がない透光状態の場合には、LEDからの光ビームによりオン状態となる。一方、フォトインタラプタ206のフォトトランジスタは、スリットにメカフラグ204が侵入している遮光状態の場合には、LEDからの光ビームはメカフラグ204に遮られるため、オフ状態となる。
The
フォトインタラプタ206のフォトトランジスタのコレクタ端子は、オープンコレクタの出力端となっており、制御部300の入力ポート401と接続されている。また、上述した出荷時に搭載されるスタータ定着器200Aの排紙センサ205Aの抵抗404は、一端がフォトインタラプタ206のフォトトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端は電源電圧Vccにプルアップ接続されている(図4(a))。一方、保守用の定着器200Bの排紙センサ205Bの抵抗406は、一端がフォトインタラプタ206のフォトトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端はグランド(GND)にプルダウン接続されている(図4(b))。なお、本実施例では、抵抗404、406の抵抗値は、制御部300の抵抗403よりも十分大きい抵抗値とする。
The collector terminal of the phototransistor of the
[用紙検知モードと識別モード]
次に、CPU304がバッファ305を介して入力ポート401から入力される信号に基づいて、定着器200がスタータ定着器200Aか保守用の定着器200Bかどうかの判断方法や定着器200を用紙101が通過しているかの検知方法について説明する。まず、CPU304が排紙センサ205から入力ポート401に入力される信号レベルに基づいて、用紙101が定着器200を通過している状態かどうかを判断する方法について説明する。この場合には、CPU304が、スイッチ407をオンすることにより、入力ポート401を、抵抗403を介して電源電圧Vccにプルアップ接続した状態に設定する。
[Paper detection mode and identification mode]
Next, the
図4(a)に示す定着器200が製品出荷時のスタータ定着器200Aの場合には、抵抗404が電源電圧Vccにプルアップ接続されている。そのため、入力ポート401への入力信号に対する抵抗値は、抵抗404と抵抗403を並列に接続した場合の合成抵抗となる。一方、図4(b)に示す保守用の定着器200Bの場合には、抵抗406がグランド(GND)にプルダウン接続されているため、入力ポート401への入力信号の電圧値は、電源電圧Vccを抵抗403と抵抗406により分圧した電圧となる。このとき、抵抗406は、抵抗403よりも十分に大きい抵抗値を有するため、CPU304におけるハイレベル、ローレベルの閾値を満足することができる。この構成により、CPU304は、入力ポート401に入力される信号レベルがハイレベル(第1の信号)の場合には、フォトインタラプタ206のフォトトランジスタがオフ状態であるため、用紙101が定着器200内にない(滞留していない)と判断する。一方、CPU304は、入力ポート401から入力される信号レベルがローレベル(第2の信号)の場合には、フォトインタラプタ206のフォトトランジスタがオン状態であるため、用紙101が定着器200を通過中(滞留中)と判断する。
When the fixing
続いて、CPU304が排紙センサ205から入力ポート401に入力される信号レベルに基づいて、定着器200がスタータ定着器200Aか保守用の定着器200Bかどうかを判断する方法について説明する。この場合には、CPU304は、スイッチ407をオフすることにより、入力ポート401と抵抗403との接続を遮断して、入力ポート401が抵抗403を介して電源電圧Vccにプルアップ接続された状態にならないように設定する。このとき、定着器200を用紙101が通過(又は滞留)している場合には、フォトインタラプタ206のフォトトランジスタはオン状態となり、制御部300の入力ポート401への入力信号はローレベルの状態に固定されてしまう。その結果、定着器200が製品出荷時のスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかどうかの判断を正しく行うことができない。そのため、CPU304が排紙センサ205から入力ポート401に入力される信号レベルに基づいて、定着器200A又は定着器200Bのどちらであるかを判断する場合には、定着器200内に用紙101がない(滞留していない)状態で行わねばならない。そして、CPU304は、定着器200内に用紙101がない(滞留していない)状態において入力ポート401の信号レベルがハイレベル(第1の信号)の場合、排紙センサ205が抵抗404を有していることになる。そのため、CPU304は、定着器200は製品出荷時のスタータ定着器200Aであると判断する。一方、CPU304は、定着器200内に用紙101がない(滞留していない)状態において入力ポート401の信号レベルがローレベル(第2の信号)の場合には、排紙センサ205は抵抗406を有していることになる。そのため、CPU304は、定着器200は保守用の定着器200Bであると判断する。
Next, a method will be described in which the
以上説明したように、CPU304は、スタータ定着器200A又は保守用の定着器200Bのどちらであるかを判断する場合にはスイッチ407をオフ状態に設定する。一方、CPU304は,用紙101が定着器200を通過しているかどうかを検知する場合には、スイッチ407をオン状態に設定する。このように、スイッチ407は、定着器200を識別する「識別モード」と、用紙101が定着器200を通過しているかどうかを検知する「用紙検知モード」とを切り替える切替えスイッチであるとも言える。なお、「識別モード」は、用紙101が定着器200内を通過していない状態、又は定着器200内に滞留していない状態で設定する必要がある。
As described above, the
なお、本実施例では、抵抗404は電源電圧Vccにプルアップ接続され、抵抗406はグランド(GND)に接続されているが、例えば抵抗404がグランド(GND)に接続され、抵抗406が電源電圧Vccにプルアップ接続される構成でもよい。この場合、入力ポート401の信号レベルがローレベルの場合には、定着器200は製品出荷時のスタータ定着器200Aであると判断され、入力ポート401の信号レベルがハイレベルの場合には、定着器200は保守用の定着器200Bであると判断される。
In this embodiment, the
[定着器判別の制御シーケンス]
図5は、レーザビームプリンタ118に搭載されている定着器200が製品出荷時のスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかを判別する制御シーケンスを示すフローチャートである。図5に示す処理は、レーザビームプリンタ118の電源がオンされたときに起動され、CPU304により実行される。なお、制御部300のNVRAM302には、製品出荷時に搭載されたスタータ定着器200Aの補正レベル、及びスタータ定着器200Aの補正レベルとヒータ203の設定温度の補正値とを対応付けたテーブルが、予め格納されているものとする。
[Control sequence for fuser determination]
FIG. 5 is a flowchart showing a control sequence for determining whether the fixing
ステップ(以下、Sとする)501では、CPU304は、定着器200内に用紙101が滞留しているかどうか判断するために、スイッチ407をオン状態に設定して、上述した用紙検知モードに設定する。そして、CPU304は、スイッチ407をオン状態に設定することにより、入力ポート401を内部抵抗である抵抗403を介して電源電圧Vccにプルアップ接続する(内部抵抗の接続設定)。S502では、CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号に基づいて、定着器200内に用紙101が滞留しているかどうか判断する。CPU304は、入力ポート401への入力信号がローレベルの場合には、定着器200内に用紙101が滞留していると判断し、処理をS503に進める。一方、CPU304は、入力ポート401への入力信号がハイレベルの場合には、定着器200内に用紙101が滞留していないと判断し、処理をS504に進める。S503では、CPU304は、定着器200内に滞留している用紙(ジャム紙)101を除去するように、操作部119の表示部に滞留している用紙101の除去を報知する表示を行い、処理をS502に戻す。なお、例えば、レーザビームプリンタ118が定着器200に滞留した用紙を自動的に排出する機能を有している場合には、排出機能を起動して、滞留した用紙101を定着器200内から排出する処理を行ってもよい。
In step (hereinafter referred to as S) 501, the
S504では、CPU304は、搭載されている定着器200がスタータ定着器200Aか保守用の定着器(サービス用定着器)200Bかどうか判断するために、スイッチ407をオフ状態に設定し、上述した用紙検知モードから識別モードに切り替える。CPU304は、スイッチ407をオフ状態に設定することにより、入力ポート401と抵抗403(内部抵抗)との接続を遮断(切断)する(内部抵抗の切断設定)。S505では、CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号に基づいて、スタータ定着器200Aか保守用の定着器200Bかを判断する。CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号がローレベルの場合には、保守用定着器200Bであると判断し、処理をS507に進める。一方、CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号がハイレベルの場合には、保守用定着器200Bではない(出荷時に搭載されたスタータ定着器200Aである)と判断し、処理をS506に進める。
In S504, the
S506では、CPU304は、搭載されている定着器200は出荷時に搭載されたスタータ定着器200Aなので、NVRAM302からスタータ定着器200Aの補正レベルを取得する。そして、CPU304は、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM302に格納されたテーブルと、取得した補正レベルとに基づいて、対応する補正値を決定する(出荷時の定着器200Aに応じた補正値に決定)。更に、CPU304は、決定した補正値に基づいて、スタータ定着器200Aのヒータ203の設定温度を補正する。S507では、CPU304は、搭載されている定着器200が保守用定着器(交換用定着器)200Bなので、補正なしの補正値(前述した表1の補正レベル、補正値が0)とし、保守用定着器200Bのヒータ203の設定温度を決定する。S508では、CPU304は、排紙センサ205からの出力信号に基づいて定着器200内の用紙101の有無を判断するためにスイッチ407をオン状態に設定して、識別モードから用紙検知モードに切り替える。CPU304は、スイッチ407をオン状態に設定することで、抵抗403(内部抵抗)を介して入力ポート401を電源電圧Vccにプルアップ接続し(内部抵抗の接続設定)、処理を終了する。
In S506, the
上述したように、本実施例では、スタータ定着器200A及び保守用定着器200Bにメモリを搭載することなく、スタータ定着器200Aの定着性能に応じた最適な制御パラメータに基づいて定着器200の温度制御を行うことができる。また、装置寿命や故障等により保守用定着器200Bへ交換された場合でも、画像品質を低下させることなく、低コストかつ省エネを実現することができる。
As described above, in this embodiment, the temperature of the fixing
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、本体出荷時のユニットであるか、交換されたユニットであるかを検知し、検知結果に応じた最適な制御を行うことができる。 As explained above, according to this embodiment, with a simple configuration, it is possible to detect whether the unit is the one shipped from the main body or a replaced unit, and to perform optimal control according to the detection result. can.
実施例1では、定着器が製品出荷時に搭載されたスタータ定着器200Aか、交換された保守用の定着器200Bかどうかに応じて定着器のヒータの設定温度を補正する例について説明した。実施例2では、用紙に画像形成を行うため、プロセスカートリッジに給紙部から用紙を搬送する転写/搬送ユニットが製品出荷時のものか、交換された保守用のものかに応じて、目標速度や出力電圧を補正する例について説明する。なお、本実施例を適用するレーザビームプリンタは、実施例1と同様のレーザビームプリンタであり、同じユニット、部材には同じ符号を用いて説明することにより、ここでの説明を省略する。
In the first embodiment, an example has been described in which the set temperature of the heater of the fixing device is corrected depending on whether the fixing device is the
[転写/搬送ユニットの構成]
図6は、転写/搬送ユニット600の構成を示す概略断面図である。図6(a)は、用紙101が転写/搬送ユニット600を通過しているときの状態を示した図であり、用紙101は転写ローラ112により感光ドラム105(図6では不図示)上に形成されたトナー像が転写されているときの状態を示している。一方、図6(b)は、用紙101が転写/搬送ユニット600を通過していない状態(給紙部116(図6では不図示)から用紙101が給紙されていない状態)を示した図である。図6に示すように、転写/搬送ユニット600には、用紙101を搬送する搬送ローラ対103、104と、用紙101の通過(滞留)を検知するTOPセンサ601と、用紙101にトナー像を転写する転写ローラ112が配置されている。なお、転写ローラ112や搬送ローラ104は、モータ(不図示)等の駆動系により駆動され、搬送ローラ103は搬送ローラ104に従動して回転する。また、転写ローラ112は、感光ドラム105上のトナー像を用紙101に転写する際には、高電圧電源704(後述)から高電圧が印加される。
[Transfer/transport unit configuration]
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of the transfer/
転写/搬送ユニット600には、用紙101の通紙状態(用紙101が転写/搬送ユニット600を通過している状態)を検知するTOPセンサ601が搭載されている。TOPセンサ601は、TOPセンサ601の基板に搭載されたフォトインタラプタ602とメカフラグ603で構成されている。フォトインタラプタ602及びメカフラグ603は、実施例1で説明した排紙センサ205のフォトインタラプタ206及びメカフラグ204と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
The transfer/
図6(a)は、転写/搬送ユニット600を用紙101が通過している状態を示している図である。転写/搬送ユニット600を通過する際に、用紙101がメカフラグ603の一方の端部を押し上げることで、メカフラグ603の他方の端部がフォトインタラプタ602のスリットから外れてしまう。そのため、フォトインタラプタ602の発光部から出射された光ビームは受光部により検知されるため、TOPセンサ601は、用紙101が転写/搬送ユニット600内(搬送ユニット内)を通過中(又は滞留中)であることを検知することができる。一方、図6(b)は、転写/搬送ユニット600内に用紙101がない状態を示す図である。この場合には、メカフラグ603の一方の端部は用紙101により押し上げることがないため、メカフラグ603の他方の端部はフォトインタラプタ602のスリット内に留まっている状態となる。その結果、フォトインタラプタ602の発光部から出射された光ビームはメカフラグ603により遮光され、受光部は光ビームを検知することができない。これにより、TOPセンサ601は、用紙101が転写/搬送ユニット600内を通過中ではない(又は滞留していない)ことを検知することができる。
FIG. 6A is a diagram showing a state in which the
[転写/搬送ユニット及びECUの構成及び制御]
図7は、転写/搬送ユニット600と、レーザビームプリンタ118の各ユニットを制御するECU(EngineControlUnit)701の構成及び制御を説明する図である。前述したように、転写/搬送ユニット600には、TOPセンサ601や転写ローラ112が搭載されている。図7では、搬送ローラ対103、104など電気的に関係しない装置部分の図示を省略している。また、ECU701は、転写/搬送ユニット600やアクチュエーター(不図示)等を制御する制御部700、記憶手段である不揮発性メモリのNVRAM702、高電圧電源704やECU701や駆動部705等へ電力供給を行うAC部703を有している。制御部700は、I2Cによる通信によりNVRAM702にアクセスし、NVRAM702に保存されたデータの読み出し、NVRAM702へのデータの書き込みを行う。また、AC部703は、インレット(不図示)から入力される交流電圧から直流電圧を生成し、制御部700、高電圧電源704、駆動部705に供給する。なお、転写ローラ112への電力供給は高電圧電源704により行われ、高電圧電源704から転写ローラ112への出力電圧の制御は、制御部700によって行われる。また、搬送ローラ104は駆動部705により駆動され、搬送ローラ対103、104の回転速度の制御は、制御部700により行われる。
[Configuration and control of transfer/transport unit and ECU]
FIG. 7 is a diagram illustrating the configuration and control of the transfer/
[搬送ローラ及び転写ローラの制御]
転写/搬送ユニット600が備える搬送ローラ104は、その外径寸法に公差を有している。搬送ローラ104はアクチュエータ等により所定の速度で駆動されるが、外径寸法の違いにより、搬送ローラ104に当接して搬送される用紙101の搬送速度にばらつきが生じる。搬送速度のばらつきによる搬送ローラ104の目標速度に対する搬送速度のズレは、搬送される用紙101の挙動を変化させることになり、画像ブレなどの画像品質の低下を発生させてしまうことになる。同様に、転写/搬送ユニット600が備える転写ローラ112についても、外径寸法の違いや特性(転写ローラ112の有する抵抗値)の違いにより、高電圧電源704の出力電圧や、定電圧を印加した場合の電流特性がバラついてしまうことになる。従来は、このようなばらつきが生じても成り立つようなバランスを有するデフォルト値を用いた制御が行われていた。
[Control of conveyance roller and transfer roller]
The
これらの課題を解決するため、予め搬送ローラ104や転写ローラ112の特性や外径寸法の公差により生じる目標値との差分(補正レベル)を補正する補正値を実測又は算出し、補正レベルと補正値とを対応付けたテーブル(表2)を作成する。そして、予め、ECU701のNVRAM702に格納しておく。転写/搬送ユニット600の製造時に搬送ローラ104や転写ローラ112の特性や外径寸法を測定し、測定した特性や外径寸法から補正レベルを決定する。決定された補正レベルは、例えば転写/搬送ユニット600にバーコードやラベル等で表示しておく。その後、転写/搬送ユニット600をレーザビームプリンタ118に組み付ける際に、転写/搬送ユニット600にバーコードやラベル等で表示されている補正レベルを、ECU701のNVRAM702に書き込む。これにより、制御部700は、用紙101の画像形成時にNVRAM702から搬送ローラ104や転写ローラ112の補正レベルを取得する。制御部700は、取得した補正レベルとNVRAM702に格納されたテーブル(表2)から対応する補正値を取得し、搬送ローラ104の速度設定や転写ローラ112への印加電圧設定に反映させる。これにより外径寸法や特性のバラつきの影響を受けず、搬送ローラ104や転写ローラ112の特性に応じた制御が可能になる。
In order to solve these problems, we actually measured or calculated a correction value to correct the difference (correction level) from the target value caused by the characteristics of the
表2は、搬送ローラ104及び転写ローラ112の上述した補正レベルと補正値とを対応付けたテーブルの一例である。表1では、搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルは、1~9の9段階に分けられている。補正値は補正レベル1~9に対応して、搬送ローラ104は4~-4となっており、転写ローラ112は50~-150となっている。搬送ローラ104の補正値は、目標速度に対する速度の増減率(%)となっている。例えば補正レベルが1の場合には、搬送ローラ104の外径寸法が標準値(補正レベル5)に比べて4%小さいため、回転速度を目標速度の104%(=100%+4%)となるように、補正値が4(%)としている。一方、転写ローラ112の補正値は、高電圧電源704の標準の出力電圧に対する電圧値の増減(V)となっている。例えば補正レベルが1の場合は、転写ローラ112の特性に応じて、高電圧電源704の標準値(補正レベル3)の1150Vに比べて出力電圧が50V大きくなるよう、すなわち1200V(=1150V+50V)となるように補正値を50(V)としている。このように、表2には、該当の補正値を加算することにより求められる目標速度(搬送ローラ)、出力電圧(転写ローラ)となる補正値が設定されている。
Table 2 is an example of a table that associates the above-described correction levels and correction values of the
ところで、転写/搬送ユニット600は交換可能な消耗品であるため、製品出荷後に装置寿命や破損などの理由により、保守用の転写/搬送ユニット600に交換される場合がある。上述したNVRAM702への補正レベルの設定は、工場で転写/搬送ユニット600をレーザビームプリンタ118に組み付ける際に行われる。そのため、転写/搬送ユニット600が装置寿命や破損により交換された場合には、次のようなことが生じる場合がある。すなわち、NVRAM702に保存されている交換前の搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルと、交換により新たに取り付けられた転写/搬送ユニット600Bの補正レベルとが一致しない場合がある。また、転写/搬送ユニット600の交換に伴い、交換された転写/搬送ユニット600Bの補正レベルに応じてNVRAM702に設定された補正レベルを変更するには、制御部700が搭載された基板へのアクセスや制御部700との通信が必要となる。そのため、NVRAM702に新たな補正レベルを書き込むことは困難である。その結果、搬送ローラ104及び転写ローラ112の制御を行うためには、搭載されている転写/搬送ユニット600の判別を行う必要がある。すなわち、搭載されている転写/搬送ユニット600がNVRAM702に補正レベルが設定された転写/搬送ユニット600Aか、交換された保守用の転写/搬送ユニット600Bかを判別する必要がある。保守用の転写/搬送ユニット600Bの場合は、NVRAM702に保存されている交換前の搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルを保守用の転写/搬送ユニット600Bに応じた補正レベルに変更する必要がある。これにより、搬送ローラ104及び転写ローラ112の外径寸法や特性に応じた制御が正しく行われ、画像品質の低下等が生じないようにすることができる。
By the way, since the transfer/
[転写/搬送ユニットの判別]
図8は、転写/搬送ユニット600に搭載されるTOPセンサ601とECU701の制御部700の構成及び接続を説明する図である。図8(a)は、レーザビームプリンタ118が出荷された際に搭載されていた転写/搬送ユニット600AのTOPセンサ601Aと、制御部700との接続を示す図である。一方、図8(b)は、装置寿命等により交換された保守用の転写/搬送ユニット600BのTOPセンサ601Bと、制御部700との接続を示す図である。
[Identification of transfer/transport unit]
FIG. 8 is a diagram illustrating the configuration and connection of the
制御部700は、転写/搬送ユニット600のTOPセンサ601からの信号が共通信号線601Lを介して入力される入力ポート801を有する。入力ポート801はバッファ707と接続され、バッファ707は、入力された信号を制御手段であるCPU706に出力する。また、入力ポート801は、CPU706によりオン・オフ制御されるスイッチ807の一端と接続され、スイッチ807の他端は抵抗803の一端と接続され、抵抗803の他端は、電源電圧Vcc2にプルアップ接続されている。CPU706は、スイッチ807をオンすることにより、入力ポート801を、抵抗803を介して電源電圧Vcc2にプルアップ接続する。一方、CPU706は、スイッチ807をオフすることにより、入力ポート801と抵抗803との接続を遮断(切断)する。スイッチ807は、トランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などの半導体スイッチである。CPU706は、スイッチ807がトランジスタの場合にはベース端子への電圧制御を、スイッチ807がFETの場合にはゲート端子への電圧制御を行うことにより、オン・オフ制御を行う。
The
転写/搬送ユニット600のTOPセンサ601は、TOPセンサ601の基板に実装されたフォトインタラプタ602と、転写/搬送ユニット600を識別するための識別手段である識別用の抵抗804、又は抵抗806を有している。なお、抵抗804は、転写/搬送ユニット600がレーザビームプリンタ出荷時(製品出荷時でもある)に搭載されていた転写/搬送ユニット600Aの場合にTOPセンサ601Aの基板に実装されている。一方、抵抗806は、転写/搬送ユニット600を交換する場合に用いられる保守用の転写/搬送ユニット600BのTOPセンサ601Bの基板に実装されている。
The
フォトインタラプタ602は、発光部であるLEDと、LEDからの光ビームを検知する受光部であるフォトトランジスタとを有する。また、LEDとフォトトランジスタとの間にはスリット(図8では不図示)が設けられており、転写/搬送ユニット600を通過する用紙101の状態に応じて、メカフラグ603(図8では不図示)がスリットを移動する構成となっている。フォトインタラプタ602のLEDのアノード端子は、スイッチ802を介して、電源電圧Vcc2に接続された抵抗805と接続されている。スイッチ802は、制御部700のCPU706によりオン・オフ制御される。CPU706は、スイッチ802をオンすることにより、フォトインタラプタ602のLEDは、抵抗805を介して電源電圧Vcc2にプルアップ接続される。一方、CPU706が、スイッチ802をオフすることにより、フォトインタラプタ602のLEDは、抵抗805との接続が遮断(切断)される。これにより、フォトインタラプタ602のLEDは、非導通状態となり、フォトインタラプタ602が用紙101の状態を検知できない無効状態となる。なお、スイッチ802は、トランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などの半導体スイッチで構成される。CPU706は、スイッチ802がトランジスタの場合にはベース端子への電圧制御を行うことにより、スイッチ802がFETの場合にはゲート端子への電圧制御を行うことにより、オン・オフ制御を行う。
The
スイッチ802がオン状態の場合には、フォトインタラプタ602のLEDは抵抗805を介して電源電圧Vcc2に接続されているため、LEDは常時、導通状態となっている。また、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタは、スリットにメカフラグ603がない透光状態の場合には、LEDからの光ビームによりオン状態となる。一方、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタは、スリットにメカフラグ603が侵入している遮光状態の場合には、LEDからの光ビームはメカフラグ603に遮られるため、オフ状態となる。
When the
フォトインタラプタ602のフォトトランジスタのコレクタ端子は、オープンコレクタの出力端となっており、制御部700の入力ポート801と接続されている。出荷時に搭載される転写/搬送ユニット600AのTOPセンサ601Aの抵抗804は、一端がフォトインタラプタ602のフォトトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端は電源電圧Vcc2にプルアップ接続されている(図8(a))。一方、保守用の転写/搬送ユニット600BのTOPセンサ601Bの抵抗806は、一端がフォトインタラプタ602のフォトトランジスタのコレクタ端子に接続され、他端はグランド(GND)にプルダウン接続されている(図8(b))。なお、本実施例では、抵抗804、806の抵抗値は、制御部700の抵抗803よりも十分大きい抵抗値とする。
The collector terminal of the phototransistor of the
[用紙検知モードと識別モード]
次に、CPU706がバッファ707を介して入力ポート801から入力される信号に基づいて、転写/搬送ユニット600が保守用の転写/搬送ユニットかどうかの判断方法について説明する。また、CPU706がバッファ707を介して入力ポート801から入力される信号に基づいて、転写/搬送ユニット600を用紙101が通過しているかどうかを検知する方法について説明する。まず、CPU706がTOPセンサ601から入力ポート801に入力される信号レベルに基づいて、用紙101が転写/搬送ユニット600を通過している状態かどうかを判断する方法について説明する。この場合には、CPU706は、スイッチ807をオン状態に設定して、抵抗803を介して入力ポート801を電源電圧Vcc2にプルアップ接続した状態に設定する。また、CPU706は、TOPセンサ601のスイッチ802をオン状態に設定し、フォトインタラプタ602のLEDを導通状態に設定する。
[Paper detection mode and identification mode]
Next, a method for determining whether the transfer/
図8(a)に示す転写/搬送ユニット600が製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aの場合は、抵抗804が電源電圧Vcc2にプルアップ接続されている。そのため、入力ポート801への入力信号に対する抵抗値は、抵抗804と抵抗803を並列に接続した場合の合成抵抗となる。一方、図8(b)に示す保守用の転写/搬送ユニット600Bの場合は、抵抗806がグランド(GND)にプルダウン接続されているため、入力ポート801への入力信号の電圧値は、電源電圧Vcc2を抵抗803と抵抗806により分圧した電圧となる。このとき、抵抗806は、抵抗803よりも十分に大きい抵抗値を有するため、CPU706におけるハイレベル、ローレベルの閾値を満足することができる。CPU706は、入力ポート801に入力される信号レベルがハイレベル(第1の信号)の場合は、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタがオフ状態のため、用紙101が転写/搬送ユニット600内にない(滞留していない)と判断する。一方、CPU706は、入力ポート801から入力される信号レベルがローレベル(第2の信号)の場合には、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタがオン状態であるため、用紙101がフォトインタラプタ602を通過中(滞留中)と判断する。
When the transfer/
続いて、CPU706がTOPセンサ601から入力ポート801に入力される信号レベルに基づいて、転写/搬送ユニット600が保守用の転写/搬送ユニットかどうかを判断する方法について説明する。この場合には、CPU706は、スイッチ807をオフすることにより、入力ポート801と抵抗803との接続を遮断して、入力ポート801が抵抗803を介して電源電圧Vcc2にプルアップ接続した状態にならないように設定する。このとき、転写/搬送ユニット600を用紙101が通過(又は滞留)している場合には、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタはオン状態となり、制御部700の入力ポート801への入力信号はローレベルの状態に固定されてしまう。その結果、転写/搬送ユニット600が製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aか、保守用の転写/搬送ユニット600Bかどうかの判断を正しく行うことができない。
Next, a method will be described in which the
そのため、本実施例では、CPU706は、TOPセンサ601のスイッチ802をオフ状態に設定して、フォトインタラプタ602のLEDが導通状態とならず、その結果、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタがオフ状態となるように設定する。そして、CPU706は、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタがオフ状態での入力ポート801の信号レベルがハイレベル(第1の信号)の場合には、TOPセンサ601は抵抗804を有していると判断する。そのため、CPU706は、転写/搬送ユニット600は製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aであると判断する。一方、CPU706は、フォトインタラプタ602のフォトトランジスタがオフ状態での入力ポート801の信号レベルがローレベル(第2の信号)の場合には、TOPセンサ601は抵抗806を有していると判断する。そのため、CPU706は、転写/搬送ユニット600は保守用の転写/搬送ユニット600Bであると判断する。
Therefore, in this embodiment, the
以上説明したように、CPU706は、転写/搬送ユニット600が製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aであるか、保守用の転写/搬送ユニット600Bかどうかを判断する場合にはスイッチ807をオフ状態に設定する。一方、CPU706は、用紙101が転写/搬送ユニット600を通過しているかどうかを検知する場合には、スイッチ807をオン状態に設定する。このようにスイッチ807は、転写/搬送ユニット600が保守用の転写/搬送ユニットかどうかを識別する「識別モード」と、用紙101が転写/搬送ユニット600を通過しているかどうかを検知する「用紙検知モード」とを切り替える切替えスイッチである。なお、「識別モード」は、実施例1の場合には、用紙101が対象となるユニット(実施例1では定着器200)内を通過していない状態、又はユニット内に滞留していない状態で設定する必要があった。実施例2では、TOPセンサ601にはスイッチ802が設けられており、CPU706はスイッチ802をオフ状態に設定することにより、TOPセンサ601は用紙101の検知ができなくなる。これにより、実施例2では、実施例1のように、ユニット内に用紙101がないことを前提条件とする必要がない。
As described above, the
なお、本実施例では、抵抗804は電源電圧Vcc2にプルアップ接続され、抵抗806はグランド(GND)に接続されているが、抵抗804がグランド(GND)に接続され、抵抗806が電源電圧Vcc2にプルアップ接続される構成でもよい。この場合、入力ポート801の信号レベルがローレベルの場合には、転写/搬送ユニット600は製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aであると判断される。一方、入力ポート801の信号レベルがハイレベルの場合には、転写/搬送ユニット600は保守用の転写/搬送ユニット600Bであると判断される。
In this embodiment, the
[転写/搬送ユニット判別の制御シーケンス]
図9は、レーザビームプリンタ118に搭載されている転写/搬送ユニット600が製品出荷時の転写/搬送ユニット600Aか、保守用(交換用)の転写/搬送ユニット600Bかを判別する制御シーケンスを示すフローチャートである。図9に示す処理は、レーザビームプリンタ118の電源がオンされたときに起動され、CPU706により実行される。なお、制御部700のNVRAM702には、製品出荷時に搭載された転写/搬送ユニット600Aの搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルが、予め格納されているものとする。更に、転写/搬送ユニット600の搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルと、搬送ローラ104の目標速度及び転写ローラ112への高電圧電源704の出力電圧の補正値とを対応付けたテーブルが、予め格納されているものとする。
[Control sequence for determining transfer/transport unit]
FIG. 9 shows a control sequence for determining whether the transfer/
S901では、CPU706は、サービスマンが操作部119から転写/搬送ユニット600の補正レベルを設定するユニットコマンドを入力したかどうか判断する。CPU706は、ユニットコマンドの入力があったと判断した場合には、処理をS902に進め、ユニットコマンドの入力がなかったと判断した場合には、処理をS901に戻す。
In step S<b>901 , the
S902では、CPU706は、転写/搬送ユニット600のフォトインタラプタ602が用紙101を検知しないように、スイッチ802をオフ状態に設定する。S903では、CPU706は、転写/搬送ユニット600が保守用の転写/搬送ユニット(交換用ユニット)かどうか判断するために、スイッチ807をオフ状態に設定して、上述した識別モードに切り替える。CPU706は、スイッチ807をオフ状態に設定することにより、入力ポート801と抵抗803(内部抵抗)との接続を遮断(切断)する(内部抵抗の切断設定)。S904では、CPU706は、入力ポート801に入力される転写/搬送ユニット600のTOPセンサ601からの出力信号に基づいて、転写/搬送ユニット600が交換用ユニットかどうか判断する。CPU706は、入力ポート801に入力される転写/搬送ユニット600のTOPセンサ601からの出力信号がローレベルの場合には、交換用ユニット600Bであると判断し、処理をS905に進める。CPU706は入力ポート801に入力される転写/搬送ユニット600のTOPセンサ601からの出力信号がハイレベルの場合、交換用ユニット600Bではない(出荷時に搭載された転写/搬送ユニット600Aである)と判断し処理をS907に進める。
In S902, the
S905では、CPU706は、交換用ユニット600Bの搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルの入力を促すメッセージを操作部119の表示部に表示することによりサービスマンに報知する(補正レベルの入力を報知)。S906では、CPU706は、操作部119からサービスマンにより入力された交換用転写/搬送ユニット600Bに表示されている搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルを取得する。CPU706は、取得した補正レベルと、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM702に格納されたテーブルと、に基づいて、対応する補正値を決定する。CPU706は、決定した補正値に基づいた、搬送ローラ104の目標速度及び高電圧電源704が転写ローラ112へ印加する出力電圧を搬送ローラ104の制御、及び高電圧電源704の制御に適用する。
In S905, the
S907では、CPU706は、NVRAM702から出荷時に搭載された転写/搬送ユニット600Aの搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルを取得する。CPU706は、搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM702に格納されたテーブルと、取得した補正レベルとに基づいて、対応する搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正値を決定する。CPU706は、決定した補正値に基づいた、搬送ローラ104の目標速度及び高電圧電源704が転写ローラ112へ印加する出力電圧を搬送ローラ104の制御、及び高電圧電源704の制御に適用する。
In S907, the
S908では、CPU706は、TOPセンサ601からの出力信号により、転写/搬送ユニット600内の用紙101の有無を判断するために、スイッチ807をオン状態に設定して、上述した識別モードから用紙検知モードに切り替える。CPU706は、スイッチ807をオン状態に設定することにより、抵抗803(内部抵抗)を介して、入力ポート801を電源電圧Vcc2にプルアップ接続する(内部抵抗の接続設定)。S909では、CPU706は、転写/搬送ユニット600のフォトインタラプタ602が用紙101を検知できるように、スイッチ802をオン状態に設定して、処理を終了する。
In S908, the
上述したように、本実施例では、転写/搬送ユニット600A及び600Bにメモリを搭載することなく、転写/搬送ユニット600Aの搬送ローラ104の目標速度及び高電圧電源704の出力電圧を最適に制御することができる。また、装置寿命や故障等により転写/搬送ユニット600が交換された場合でも、搬送ローラ104の目標速度及び高電圧電源704の出力電圧は交換された転写/搬送ユニット600Bの搬送ローラ104及び転写ローラ112の補正レベルに応じて補正される。これにより、画像品質を低下させることなく、低コストで省エネルギー化を実現することができる。
As described above, in this embodiment, the target speed of the
なお、実施例1のフォトインタラプタ206では、実施例2のフォトインタラプタ602のようにスイッチ802を設けていないが、スイッチ802を設ける構成にしてもよい。スイッチ802を設けることにより、図5のS502、S503で行っている定着器200内の用紙101の有無を確認する処理を省略することができる。一方、実施例2のフォトインタラプタ602では、スイッチ802を設けているが、実施例1のフォトインタラプタ206のようにスイッチ802を設けていない構成にしてもよい。この場合、スイッチ802を設けていないため、図9のS902の処理では、実施例1のS501~S503で行っている定着器200内の用紙101の有無を確認する処理、及び滞留している用紙101を除去する処理と同様の処理を行う必要がある。
Although the
また、実施例1の図5では、レーザビームプリンタ118に搭載されている定着器200が製品出荷時の定着器200Aか、保守用の定着器200Bかを判別する処理を、レーザビームプリンタ118の電源オン時に毎回行っている。例えば、実施例2の図9の処理のように、サービスマンが操作部119からコマンドを入力した場合に、図5の処理が起動されるようにしてもよい。更に、実施例1の図5の処理では、定着器200が交換された場合には、保守用の定着器200Bのヒータ203の設定温度は補正なしとしている。そこで、例えば実施例2のように、操作部119から補正レベルを入力することにより、補正レベルを設定できるようにしてもよい。
Further, in FIG. 5 of the first embodiment, the process of determining whether the fixing
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で、画像形成装置を構成するユニットの特性情報に基づいて補正された情報により制御を行うことができる。 As described above, according to this embodiment, control can be performed with a simple configuration using information corrected based on characteristic information of the units that constitute the image forming apparatus.
実施例1では、スタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかを判別し、保守用定着器200Bである場合、デフォルト値の設定温度でヒータの温度制御を行う例について説明した。即ち定着器200Bを搭載した場合には、定着器200Bの個体差を考慮する温度設定は行わなかった。
In the first embodiment, an example has been described in which it is determined whether the fixing device is the
実施例3では、保守用の定着器200Bである場合においても、ヒータの温度制御の補正を行う例について説明する。なお、本実施例を適用するレーザビームプリンタは、実施例1と同様のレーザビームプリンタであり、同じユニット、部材には同じ符号を用いて説明することにより、ここでの説明を省略する。
In the third embodiment, an example will be described in which the temperature control of the heater is corrected even in the case of the fixing
[定着器及びECUの構成及び制御]
図10は、定着器200とECU301の構成及び制御を説明する図である。図10(a)は、スタータ定着器200Aと、ECU301との接続を示す図である。製品出荷時の定着器200の構成は実施例1の場合と同様であり、ここでの説明を省略する。一方、図10(b)は、保守用定着器200Bと、ECU301との接続を示す図である。
[Configuration and control of fuser and ECU]
FIG. 10 is a diagram illustrating the configuration and control of the fixing
図10(b)に示す保守用の定着器200Bについて、排紙センサ205と加熱ユニット113の構成については実施例1の場合と同様である。本実施例の保守用の定着器200Bには、記憶手段である不揮発性メモリのNVRAM1001が搭載されており、制御部300に接続されている。制御部300は、I2Cによる通信によりNVRAM1001にアクセスし、NVRAM1001に保存されたデータの読み出し、NVRAM1001へのデータの書き込みを行うことが可能である。NVRAM1001には保守用の定着器200Bの補正レベルの情報が格納されている。これにより、保守用の定着器200Bにおいても、制御部300は、用紙101の画像形成時にNVRAM1001から保守用の定着器200Bの補正レベルを取得する。そして、制御部300は、取得した補正レベルとNVRAM302に格納されたテーブル(表1)から対応する補正値を取得することができる。その結果、制御部300は、保守用の定着器200Bの特性データをヒータ203の温度設定に反映させることができる。スタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかの判別方法、及び用紙検知モードと識別モードについては、実施例1の場合と同様であり、ここでの説明を省略する。
Regarding the
[定着器判別の制御シーケンス]
図11は、レーザビームプリンタ118に搭載されている定着器200がスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかを判別する制御シーケンスを示すフローチャートである。図11に示す処理は、レーザビームプリンタ118の電源がオンされたときに起動され、CPU304により実行される。なお、制御部300のNVRAM302には、スタータ定着器200Aの補正レベル、及びスタータ定着器200Aの補正レベルとヒータ203の設定温度の補正値とを対応付けたテーブルが、予め格納されているものとする。また、NVRAM1001には、保守用の定着器200Bの補正レベルが、予め格納されているものとする。
[Control sequence for fuser determination]
FIG. 11 is a flowchart showing a control sequence for determining whether the fixing
S501からS504までの処理は実施例1の場合と同様であり、ここでの説明を省略する。S505では、CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号に基づいて、定着器200が保守用の定着器200Bかどうか判断する。CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号がローレベルの場合には、保守用の定着器200Bであると判断し、処理をS1102に進める。一方、CPU304は、入力ポート401に入力される定着器200の排紙センサ205からの出力信号がハイレベルの場合には、スタータ定着器200Aであると判断し、処理をS1101に進める。S1101では、CPU304は、搭載されている定着器200はスタータ定着器200Aなので、スタータ定着器200Aの補正レベルを取得するNVRAMを本体に搭載されているNVRAM302に設定する。そしてS506では、CPU304は、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM302に格納されたテーブルと、NVRAM302から取得した補正レベルとに基づいて、スタータ定着器200Aの個々の特性に応じた補正値を決定する。更に、CPU304は、決定した補正値に基づいて、スタータ定着器200Aのヒータ203の設定温度を補正する。S1102では、CPU304は、搭載されている定着器200が保守用の定着器200Bなので、保守用の定着器200Bの補正レベルを取得するNVRAMを保守用の定着器200Bに搭載されているNVRAM1001に設定する。そしてS1103では、CPU304は、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM302に格納されたテーブルと、NVRAM1001から取得した補正レベルとに基づいて、保守用の定着器200Bの個々の特性に応じた補正値を決定する。更に、CPU304は、決定した補正値に基づいて、保守用の定着器200Bのヒータ203の設定温度を補正する。S508では、CPU304は、排紙センサ205からの出力信号に基づいて定着器200内の用紙101の有無を判断するためにスイッチ407をオン状態に設定して、識別モードから用紙検知モードに切り替える。CPU304は、スイッチ407をオン状態に設定することで、抵抗403(内部抵抗)を介して入力ポート401を電源電圧Vccにプルアップ接続し(内部抵抗の接続設定)、処理を終了する。
The processing from S501 to S504 is the same as in the first embodiment, and the explanation here will be omitted. In step S<b>505 , the
上述したように、本実施例では、装置寿命や故障等により定着器200が交換された場合でも、保守用の定着器200Bの個々の特性に応じた最適な制御パラメータに基づいて保守用の定着器200Bの温度制御を行うことができる。
As described above, in this embodiment, even if the
実施例1では、定着器200に搭載されて排紙センサの信号線(共通信号線205L)を用いて、定着器200がスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかの判別を行う例について説明した。実施例4では、定着器200に搭載されたメモリとの通信用の信号線(共通信号線1001L)を用いて、スタータ定着器200Aか保守用の定着器200Bかの判別を行う例について説明する。なお、本実施例を適用するレーザビームプリンタは、実施例1と同様のレーザビームプリンタであり、同じユニット、部材には同じ符号を用いて説明することにより、ここでの説明を省略する。
In the first embodiment, a signal line (
[定着器及びECUの構成及び制御]
本実施例における定着器200及びECUの構成は、実施例3で説明した図10の構成と同様である。図10(b)に示す通り、保守用の定着器200Bには、記憶手段である不揮発性メモリのNVRAM1001が搭載されており、保守用の定着器200Bの補正レベルの情報が格納されている。
[Configuration and control of fuser and ECU]
The configurations of the fixing
[定着器の判別]
図12は、定着器200とECU301の制御部300の構成及び接続を説明する図である。図12(a)は、スタータ定着器200Aと制御部300との接続を示す図である。一方、図12(b)は、保守用の定着器200Bと制御部300との接続を示す図である。
[Identification of fuser unit]
FIG. 12 is a diagram illustrating the configuration and connection of the fixing
制御部300は、定着器200との信号伝達に使用される入出力ポート1201を有する。入出力ポート1201は制御手段であるCPU304に接続される。また、入出力ポート1201は、抵抗1203の一端と接続され、抵抗1203の他端は、電源電圧Vccにプルアップ接続されている。CPU304には、記憶手段である不揮発性メモリのNVRAM302が接続されている。NVRAM302には、スタータ定着器200Aの補正レベル、及びスタータ定着器200Aの補正レベルとヒータ203の設定温度の補正値とを対応付けたテーブルが、予め格納されている。
The
定着器200がスタータ定着器200Aの場合には、定着器200を識別するための識別手段である識別用の抵抗1202をスタータ定着器200Aは有している。抵抗1202は、一端が制御部300の入出力ポート1201に接続され、他端はグランド(GND)にプルダウン接続されている(図12(a))。なお、本実施例では、抵抗1202の抵抗値は、制御部300の抵抗1203よりも十分小さい抵抗値とする。
When the fixing
一方、保守用の定着器200Bの基板の場合には、記憶手段である不揮発性メモリのNVRAM1001を有している。NVRAM1001には、保守用の定着器200Bの補正レベルの情報が格納されている。また、NVRAM1001は定着器200を識別するための識別手段としての機能を併せて持っている。NVRAM1001はデータ通信用ポートを持っており、オープンコレクタの出力端となっている。NVRAM1001のデータ通信用ポートは、制御部300の入出力ポート1201に接続されている(図12(b))。
On the other hand, the substrate of the fixing
[データ通信モードと識別モード]
次に、CPU304が入出力ポート1201から入力される信号に基づいて、定着器200が保守用の定着器200Bかどうかの判断方法や、定着器200の補正レベルの情報を得るためにCPU304がNVRAMとデータ通信を行う方法について説明する。
[Data communication mode and identification mode]
Next, based on the signal input from the input/
まず、CPU304が入出力ポート1201に入力される信号レベルに基づいて、定着器200が保守用の定着器200Bかどうかを判断する方法について説明する。この場合には、CPU304は、入出力ポート1201を入力ポートに設定する。図12(a)に示す定着器200がスタータ定着器200Aの場合には、抵抗1202がグランド(GND)にプルダウン接続されている。そのため、入出力ポート1201への入力信号の電圧値は、電源電圧Vccを抵抗1203と抵抗1202により分圧した電圧となる。このとき、抵抗1202は、抵抗1203よりも十分に小さい抵抗値を有するため、CPU304におけるハイレベル、ローレベルの閾値を満足することができる。この構成により、入出力ポート1201に入力される信号レベルがローレベルの場合には、定着器200が抵抗1202を有していることになる。そのため、CPU304は、定着器200はスタータ定着器200Aであると判断する。
First, a method will be described in which the
一方、図12(b)に示す定着器200が保守用の定着器200Bの場合には、入出力ポート1201はNVRAM1001のオープンコレクタの出力端に接続されている。NVRAM1001のデータ通信用ポートはオープンの状態であるので、入出力ポート1201は抵抗1203を介して電源電圧Vccにプルアップ接続された状態になる。この構成により、入出力ポート1201の信号レベルがハイレベルの場合には、定着器200がNVRAM1001を有していることになる。そのため、CPU304は、定着器200は保守用の定着器200Bであると判断する。
On the other hand, when the fixing
続いて、定着器200の補正レベルの情報を得るためにCPU304がNVRAMとデータ通信を行う方法について説明する。この場合、前述した方法により、定着器200がスタータ定着器200Aであるか、保守用の定着器200Bであるかを判別しておく必要がある。定着器200がスタータ定着器200Aであると判断した場合には、図12(a)に示すように、CPU304はNVRAM302とのI2C通信を行う。NVRAM302には、スタータ定着器200Aの補正レベルの情報が格納されているため、スタータ定着器200Aの特性情報に基づいて補正された情報により制御を行うことができる。一方、定着器200が保守用の定着器200Bであると判断した場合には、図12(b)に示すように、CPU304は入出力ポート1201を入出力ポートに設定し、NVRAM1001とのI2C通信を行う。NVRAM1001には、保守用の定着器200Bの補正レベルの情報が格納されているため、保守用の定着器200Bの特性情報に基づいて補正された情報により制御を行うことができる。
Next, a method for the
[定着器判別の制御シーケンス]
図13は、レーザビームプリンタ118に搭載されている定着器200がスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかを判別する制御シーケンスを示すフローチャートである。図13に示す処理は、レーザビームプリンタ118の電源がオンされたときに起動され、CPU304により実行される。なお、制御部300のNVRAM302には、スタータ定着器200Aの補正レベル、及びスタータ定着器200Aの補正レベルとヒータ203の設定温度の補正値とを対応付けたテーブルが、予め格納されているものとする。また、NVRAM1001には、保守用の定着器200Bの補正レベルが、予め格納されているものとする。
[Control sequence for fuser determination]
FIG. 13 is a flowchart showing a control sequence for determining whether the fixing
S1301では、CPU304は、搭載されている定着器200が保守用の定着器200Bかどうか判断するために、入出力ポート1201を入力ポートに設定し、識別モードに設定する。S1302では、CPU304は、入出力ポート1201に入力される定着器200からの出力信号に基づいて、定着器200が保守用の定着器200Bかどうか判断する。CPU304は、入出力ポート1201に入力される定着器200からの出力信号がハイレベルの場合には、保守用定着器200Bであると判断し、処理をS1305に進める。一方、CPU304は、入出力ポート1201に入力される定着器200からの出力信号がローレベルの場合には、スタータ定着器200Aであると判断し、処理をS1303に進める。S1303では、CPU304は、搭載されている定着器200はスタータ定着器200Aなので、スタータ定着器200Aの補正レベルを取得するNVRAMを本体に搭載されているNVRAM302に設定する。そしてS1304では、CPU304は、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM302に格納されたテーブルと、NVRAM302から取得した補正レベルとに基づいて、対応する補正値を決定する。更に、CPU304は、決定した補正値に基づいて、スタータ定着器200Aのヒータ203の設定温度を補正し、処理を終了する。
In S1301, the
一方、S1305では、CPU304は、保守用定着器200Bに搭載されているNVRAM1001と通信を行うため、入出力ポート1201を入出力ポートに設定する。S1306では、定着器200Bの補正レベルを取得するNVRAMを保守用定着器200Bに搭載されているNVRAM1001に設定する。そしてS1307では、CPU304は、補正レベルと補正値とを対応付けたNVRAM302に格納されたテーブルと、NVRAM1001から取得した補正レベルとに基づいて、対応する補正値を決定する。更に、CPU304は、決定した補正値に基づいて、保守用定着器200Bのヒータ203の設定温度を補正し、処理を終了する。
On the other hand, in S1305, the
上述したように、本実施例では、保守用定着器200Bに搭載されたメモリとの通信用の信号線を用いることで専用の信号線を設けることなく、定着器200がスタータ定着器200Aか、保守用の定着器200Bかの判別を行うことができる。
As described above, in this embodiment, by using the signal line for communication with the memory installed in the
なお、本実施例では、保守用の定着器200Bに搭載されているNVRAM1001との通信が成立している場合について説明した。しかしながら、通信が不成立となった場合には、NVRAM302から取得したデフォルト値の設定温度で保守用の定着器200Bのヒータの温度制御を行ってもよい。
In this embodiment, a case has been described in which communication with the
118M (画像形成装置の)本体
200 定着器
200A スタータ定着器
200B 保守用定着器
205L 共通信号線
304 CPU
404 抵抗
406 抵抗
118M Main body 200 (of the image forming apparatus)
Claims (8)
前記画像形成装置の本体と、
前記本体に着脱可能な交換ユニットと、
前記交換ユニットが、前記画像形成装置の出荷時に予め搭載された第1ユニットか、又は交換後の第2ユニットか、を識別するための識別手段と、
前記識別手段からの信号と他の信号とを伝送する共通信号線と、
前記本体に搭載されており、前記第1ユニットの制御情報を格納する記憶手段と、
前記第1ユニットの制御情報に基づき、前記第1ユニットを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記共通信号線を介した前記識別手段からの信号によって、前記交換ユニットが前記第1ユニットか又は前記第2ユニットかを識別する識別モードと、通常動作を行う通常動作モードを切り替え可能であり、
前記識別モードにおいて識別された前記交換ユニットが前記第1ユニットであるか又は前記第2ユニットであるかによって、前記本体に装着されている前記交換ユニットの制御情報を切り替えることを特徴とする画像形成装置。 An image forming apparatus that forms an image on a sheet,
a main body of the image forming apparatus;
a replacement unit that is detachable from the main body;
Identification means for identifying whether the replacement unit is a first unit installed in advance at the time of shipment of the image forming apparatus or a second unit after replacement;
a common signal line that transmits the signal from the identification means and other signals;
a storage means that is mounted on the main body and stores control information of the first unit;
control means for controlling the first unit based on control information of the first unit;
Equipped with
The control means is configured to select an identification mode for identifying whether the replacement unit is the first unit or the second unit, and a normal operation mode for performing normal operation, based on a signal from the identification means via the common signal line. It is possible to switch
Image formation characterized in that control information for the replacement unit attached to the main body is switched depending on whether the replacement unit identified in the identification mode is the first unit or the second unit. Device.
前記制御手段は、前記交換ユニットが前記第1ユニットであると識別した場合、前記記憶手段から取得した前記第1ユニットの制御情報に基づいて、前記第1ユニットの制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The storage means stores control information of the first unit,
The control means is characterized in that when the replacement unit is identified as the first unit, the control means controls the first unit based on the control information of the first unit acquired from the storage means. The image forming apparatus according to claim 1.
前記共通信号線の伝送する前記他の信号は、前記シート検知手段の出力する信号であり、
前記通常動作モードは、前記シート検知手段によりシートの通過を検知する用紙検知モードであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The replacement unit has sheet detection means for detecting passage of the sheet,
The other signal transmitted by the common signal line is a signal output from the sheet detection means,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the normal operation mode is a paper detection mode in which the sheet detection means detects passage of a sheet.
前記交換ユニットが前記第2ユニットの場合には前記第1の信号とは異なる第2の信号を出力し、
前記シート検知手段は、シートを検知した場合には前記第2の信号を出力し、シートを検知しない場合には前記第1の信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 The identification means outputs a first signal when the replacement unit is the first unit,
when the replacement unit is the second unit, outputting a second signal different from the first signal;
5. The image forming apparatus according to claim 4, wherein the sheet detecting means outputs the second signal when detecting a sheet, and outputs the first signal when not detecting a sheet. Device.
前記制御手段は、前記用紙検知モードから前記識別モードに切り替えるときに、前記スイッチにより前記シート検知手段によるシートの検知を無効に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 The sheet detection means has a switch that disables sheet detection by the sheet detection means,
5. The image forming apparatus according to claim 4, wherein the control means disables sheet detection by the sheet detection means using the switch when switching from the paper detection mode to the identification mode.
前記制御情報は、シート上の画像を加熱するヒータの温度情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The replacement unit is a fixing device that fixes the image transferred to the sheet to the sheet,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the control information is temperature information of a heater that heats the image on the sheet.
前記制御情報は、シートを搬送する搬送ローラを駆動する目標速度、及び前記シートに画像を転写する転写ローラに印加する電圧についての情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The exchange unit is a conveyance unit that conveys the sheet in order to transfer the image on the image carrier to the sheet,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the control information is information about a target speed for driving a conveyance roller that conveys a sheet, and a voltage to be applied to a transfer roller that transfers an image to the sheet. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/789,776 US11079981B2 (en) | 2019-02-20 | 2020-02-13 | Image forming apparatus having a replacement unit |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019028164 | 2019-02-20 | ||
JP2019028164 | 2019-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020134930A JP2020134930A (en) | 2020-08-31 |
JP7383496B2 true JP7383496B2 (en) | 2023-11-20 |
Family
ID=72263226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002728A Active JP7383496B2 (en) | 2019-02-20 | 2020-01-10 | Image forming device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7383496B2 (en) |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002023592A (en) | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Fujitsu Ltd | Replaceable unit and device equipped with replaceable unit |
JP2004226921A (en) | 2003-01-27 | 2004-08-12 | Ricoh Co Ltd | Image forming device and copying device |
JP2005326736A (en) | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Fuji Xerox Co Ltd | Image forming system having image forming apparatus provided with replacement unit |
JP2007188032A (en) | 2005-09-12 | 2007-07-26 | Sharp Corp | Image forming apparatus and method for setting image forming apparatus |
JP2009025814A (en) | 2007-06-21 | 2009-02-05 | Ricoh Co Ltd | Image forming apparatus |
JP2011043528A (en) | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Oki Data Corp | Image forming apparatus |
US20130129362A1 (en) | 2011-11-22 | 2013-05-23 | Kazuhiko Kikuchi | Fuser including replacement detecting function |
JP2014006375A (en) | 2012-06-25 | 2014-01-16 | Oki Data Corp | Image forming apparatus |
JP2014106403A (en) | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Oki Data Corp | Fixing device and image forming apparatus |
JP2015179215A (en) | 2014-03-19 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | Printing device, printing control method, and program |
JP2015197820A (en) | 2014-04-01 | 2015-11-09 | キヤノン株式会社 | Electronic device and image forming apparatus |
-
2020
- 2020-01-10 JP JP2020002728A patent/JP7383496B2/en active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002023592A (en) | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Fujitsu Ltd | Replaceable unit and device equipped with replaceable unit |
JP2004226921A (en) | 2003-01-27 | 2004-08-12 | Ricoh Co Ltd | Image forming device and copying device |
JP2005326736A (en) | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Fuji Xerox Co Ltd | Image forming system having image forming apparatus provided with replacement unit |
JP2007188032A (en) | 2005-09-12 | 2007-07-26 | Sharp Corp | Image forming apparatus and method for setting image forming apparatus |
JP2009025814A (en) | 2007-06-21 | 2009-02-05 | Ricoh Co Ltd | Image forming apparatus |
JP2011043528A (en) | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Oki Data Corp | Image forming apparatus |
US20130129362A1 (en) | 2011-11-22 | 2013-05-23 | Kazuhiko Kikuchi | Fuser including replacement detecting function |
JP2014006375A (en) | 2012-06-25 | 2014-01-16 | Oki Data Corp | Image forming apparatus |
JP2014106403A (en) | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Oki Data Corp | Fixing device and image forming apparatus |
JP2015179215A (en) | 2014-03-19 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | Printing device, printing control method, and program |
JP2015197820A (en) | 2014-04-01 | 2015-11-09 | キヤノン株式会社 | Electronic device and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020134930A (en) | 2020-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008015170A (en) | Image forming apparatus | |
JP5409751B2 (en) | Replacement member management method, electronic device replacement member management method, electronic device, image forming apparatus, and replacement member management system | |
US10401766B2 (en) | Image forming apparatus and image forming method with temperature and power-based productivity rate selection | |
US10620583B2 (en) | Image forming apparatus and method | |
US11079981B2 (en) | Image forming apparatus having a replacement unit | |
JP2008090143A (en) | Image forming apparatus | |
JP7383496B2 (en) | Image forming device | |
US7711278B2 (en) | Image forming apparatus | |
US11822269B2 (en) | Temperature control device and image forming apparatus including temperature control device | |
JP2012194356A (en) | Image forming device | |
US8385764B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP4508566B2 (en) | Image forming apparatus | |
EP2977819A1 (en) | Image forming apparatus and method | |
JP2010256477A (en) | Color image forming apparatus | |
JP4266541B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2006142694A (en) | Image processor | |
JP2004210494A (en) | Image forming device | |
JP5961150B2 (en) | Fixing apparatus and image forming apparatus | |
JP2015152637A (en) | Image forming apparatus and method of confirming mounting of fixing film thereof | |
JP5073586B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2006044221A (en) | Image forming device | |
JP2008233407A (en) | Image forming apparatus, and method of activating image forming apparatus | |
JP2008256960A (en) | Image forming apparatus | |
JP2024057718A (en) | Image forming device | |
JP2003280465A (en) | Image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231108 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7383496 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |