JP7379288B2 - 無線ローカルエリアネットワークにおける制御および動作 - Google Patents

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Description

無線ローカルエリアネットワークにおける制御および動作に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2016年1月14日に出願された米国特許仮出願第62/278,558号の利益を主張するものである。
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードおよび独立BSS(IBSS)モードなどの複数の動作モードを有し得る。インフラストラクチャBSSモードでのWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)を含むことができる。1つまたは複数の無線送信受信ユニット(WTRU)、例えばステーション(STA)は、APに関連付けられ得る。APは、分配システム(DS)またはBSS内のまたはそれからのトラフィックを運ぶ他のタイプの有線/無線ネットワークへの、アクセスまたはインターフェースを有し得る。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックはAPを通して到着することができ、APはトラフィックをSTAに届けることができる。
WLANにおける制御および動作に関連するシステム、方法、および手段が開示される。範囲拡大モードのために、範囲拡大通知/イネーブル化方式、クリアチャネル評価(CCA)、ヘッドルームインジケーション、および/または電力スケーリングがもたらされ得る。APのもとでの複数のBSSに対して、BSSカラーがもたらされ得る。アップリンク(UL)送信に、異なるフラグメンテーション能力がもたらされ得る。高効率(HE)トリガベースULヌルデータパケット(NDP)物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)フレームがもたらされ得る。
APは複数のWLANステーションに、範囲拡大発見に関連付けられたフレームを送ることができる。フレームは、直交周波数分割多元接続(OFDMA)を通じて送られることができ、どのようにWLANステーションがフレームに応答すべきかについての情報を含み得る(例えばフレームは、複数のWLANステーションのそれぞれがその送信電力を応答において示すようにとの命令を含むことができ、フレームは、応答などを送るために複数のWLANステーションのそれぞれが何のリソースを用いるべきかを指定することができる)。APは、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つから応答を受信することができる。応答は、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つの送信電力のインジケーションを含み得る。応答は、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つによって、スケジュールされたリソースユニット上のOFDMA、周波数領域ランダムアクセスを通して取得されたリソースユニット上のOFDMA、またはアップリンクマルチユーザ多入力多出力(UL-MU-MIMO)のうちの1つを通じて送られ得る。APは、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つが範囲拡大モードを用いて送信するべきかどうかを、応答内で示された送信電力に基づいて決定することができる。複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つが範囲拡大モードを用いて送信するべきであるとの決定に基づいて、APは、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つに、範囲拡大モードに切り換えるようにインジケーションを送ることができる。
範囲拡大発見に関連付けられたフレームは、レガシーショートトレーニングフィールド(L-STF)、レガシーロングトレーニングフィールド(L-LTF)、第1の高効率SIG-A(HE-SIG-A)フィールド、および第2のHE-SIG-Aフィールドを含むことができる。L-STFおよびL-LTFは3dBだけブーストされることができ、ならびに第1のHE-SIG-Aフィールドおよび第2のHE-SIG-Aフィールドは、フレーム内で少なくとも1回反復され得る。範囲拡大発見に関連付けられたフレームは、APの送信電力のインジケーション、複数のWLANステーションのうちの1つまたは複数に関連付けられたグループ識別子、および複数のWLANステーションがそれらのそれぞれの応答を送るために用いることが想定される送信電力のインジケーションの、1つまたは複数を含むことができる。複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つの送信電力のインジケーションは、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つから受信される応答のプリアンブル内に含まれ得る。複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つからの応答は、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つが範囲拡大モードを用いることを望む旨のインジケーションを含むことができる。このようなインジケーションは、複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つからの応答の一部とすることができるnトーンSIGフィールド内に含まれ得る。複数のWLANステーションのうちの少なくとも1つからの応答はMU-OFDMA制御フレームを含むことができ、これはひいてはL-STF、L-LTF、第1のHE-SIG-Aフィールド、およびHE-SIG-Aフィールドを含み得る。応答内のL-STFおよびL-LTFは3dBだけブーストされることができ、第1のHE-SIG-Aフィールドおよび第2のHE-SIG-Aフィールドは、MU-OFDMA制御フレーム内で少なくとも1回反復され得る。
1つまたは複数の開示される特徴が実施され得る、例示の通信システムの図である。 例示的無線送信/受信ユニットWTRUを示す図である。 例示的無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスを示す図である。 範囲拡大(RE)モードおよび通常モードのための例示のプリアンブルを示す図である。 変調を用いた例示のREモードを示す図である。 複数の基本サービスセット識別(BSSID)のための例示のビーコンフレームを示す図である。 マルチユーザ(MU)フレームの例示のフラグメンテーションを示す図である。 物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)を用いた送信受信の例を示す図である。 物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)を用いた送信受信の例を示す図である。 PLCPおよびHT固定フォーマットを用いた送信受信の例を示す図である。 PLCPおよびHT固定フォーマットを用いた送信受信の例を示す図である。 非ビーコンフレームを用いてREを可能にする例を示す図である。 MU RE発見のための例示のフレーム交換を示す図である。 RE応答のための例示のMU直交周波数分割多元接続(OFDMA)ヌルデータパケット(NDP)を示す図である。 REフォーマットを用いたRE応答のための例示のアップリンクMU OFDMA NDPを示す図である。 HEシングルユーザ(SU)PPDUおよびHE範囲拡大型SU PPDUのための例示のプリアンブルフォーマットを示す図である。 ヘッドルーム制限による例示の電力調整を示す図である。 例示の複数BSSID要素フォーマットを示す図である。 トリガベースアップリンクNDP PPDUの例示の送信を示す図である。 例示のアップリンクMU-OFDMA NDPフレームを示す図である。
次に例示的実施形態の詳細な説明が、様々な図を参照して述べられる。この説明は可能な実装形態の詳細な例をもたらすが、詳細は例示的なものであり、本出願の範囲を限定するものでは全くないことが留意されるべきである。
図1Aは、1つまたは複数の開示される特徴が実施され得る例示の通信システム100の図である。例えば無線ネットワーク(例えば通信システム100の1つまたは複数の構成要素を備えた無線ネットワーク)は、無線ネットワークを超えて広がるベアラに、QoS特性が割り当てられ得るように構成され得る。
通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などのコンテンツをもたらす多元接続システムとすることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含んだシステムリソースの共有を通して、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
図1Aに示されるように通信システム100は、複数のWTRU、例えばWTRU102a、102b、102c、および102dなどのうちの少なくとも1つの無線送信/受信ユニット(WTRU)、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されるべきである。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例としてWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されることができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動体加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、民生用電子機器などを含むことができる。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含むことができる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどとすることができる。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されるが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されるべきである。
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104の一部とすることができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的領域内で、無線信号を送信および/または受信するように構成され得る。セルはセルセクタにさらに分割され得る。例えば基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。従って一実施形態において基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわちセルの各セクタに対して1つを含むことができる。他の実施形態において基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用することができ、従ってセルの各セクタに対して複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)とすることができるエアインターフェース116を通して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を用いて確立され得る。
より具体的には上記のように通信システム100は、多元接続方式とすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。例えばRAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体(電話)通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができ、これは広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を用いてエアインターフェース116を確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/またはEvolved HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
他の実施形態において基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施することができ、これはロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE-Advanced(LTE-A)を用いてエアインターフェース116を確立することができる。
他の実施形態において基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE 802.16(すなわちマイクロ波アクセス用世界規模相互運用性(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントとすることができ、事業所、自宅、乗り物、キャンパスなどの局在したエリア内の無線接続性を容易にするための任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態において基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE 802.11などの無線技術を実施して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。他の実施形態において基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE 802.15などの無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。他の実施形態において基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えばWCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示されるように基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。従って基地局114bは、コアネットワーク106を通じてインターネット110にアクセスすることが不要となり得る。
RAN104はコアネットワーク106と通信することができ、これは音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数にもたらすように構成された、任意のタイプのネットワークとすることができる。例えばコアネットワーク106は、呼制御、料金請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイドコール、インターネット接続性、ビデオ配信などをもたらすことができ、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を行うことができる。図1Aに示されないがRAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを使用する他のRANと、直接または間接に通信できることが理解されるべきである。例えば、E-UTRA無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を使用する他のRAN(図示せず)とも通信することができる。
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして働くことができる。PSTN108は、従来型電話サービス(plain old telephone service)(POTS)をもたらす回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群における伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通通信プロトコルを用いる、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの地球規模のシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線もしくは無線通信ネットワークを含むことができる。例えばネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを使用し得る1つまたは複数のRANに接続された、他のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのいくつかまたはすべては、マルチモード能力を含むことができ、すなわちWTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを通して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用し得る基地局114aと、およびIEEE 802無線技術を使用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的無線送信/受信ユニットWTRU102を示す。WTRU102は、本明細書で述べられる通信システムの1つまたは複数において用いられ得る。図1Bに示されるようにWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺装置138を含むことができる。WTRU102は実施形態と一致したままで、上記の要素の任意のサブコンビネーションを含み得ることが理解されるべきである。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などとすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境において動作することを可能にする任意の他の機能を行うことができる。プロセッサ118はトランシーバ120に結合されることができ、これは送信/受信要素122に結合され得る。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別々の構成要素として示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子回路パッケージまたはチップ内に一緒に一体化され得ることが理解されるべきである。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を通して基地局(例えば基地局114a)に信号を送信し、またはそれから信号を受信するように構成され得る。例えば一実施形態において送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。他の実施形態において送信/受信要素122は、例えばIR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放射器/検出器とすることができる。他の実施形態では送信/受信要素122は、RFおよび光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが理解されるべきである。
さらに図1Bでは送信/受信要素122は単一の要素として示されるが、WTRU102は任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的にはWTRU102は、MIMO技術を使用することができる。従って一実施形態においてWTRU102は、エアインターフェース116を通して無線信号を送信および受信するための、2つ以上の送信/受信要素122(例えば複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、および送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のようにWTRU102はマルチモード能力を有することができる。従ってトランシーバ120は、WTRU102が例えばUTRAおよびIEEE 802.11などの複数のRATを通じて通信することを可能にするための複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば液晶表示(LCD)ディスプレイユニット、または有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることができ、それらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118はまたユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することができる。さらにプロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、それにデータを記憶することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態においてプロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスし、それにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内の他の構成要素に対する電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えばニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Liイオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまたGPSチップセット136に結合されることができ、これはWTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば経度および緯度)をもたらすように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えてまたはその代わりに、WTRU102はエアインターフェース116を通して、基地局(例えば基地局114a、114b)から位置情報を受信することができ、および/または2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。WTRU102は、実施形態と一致したままで、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることが理解されるべきである。
プロセッサ118は、さらなる特徴、機能、および/または有線もしくは無線接続性をもたらす1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る他の周辺装置138にさらに結合され得る。例えば周辺装置138は加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、例示的無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスを示す。デバイスの1つまたは複数は、本明細書で述べられる特徴の1つまたは複数を実施するために用いられ得る。WLANは、アクセスポイント(AP)202、ステーション(STA)210、およびSTA212を含み得るがそれらに限定されない。STA210および212は、AP202に関連付けられ得る。WLANは、DSSS、OFDM、OFDMAなどのチャネルアクセス方式を含み得るIEEE 802.11通信標準の、1つまたは複数のプロトコルを実施するように構成され得る。WLANはあるモード、例えばインフラストラクチャモード、アドホックモードなどにおいて動作し得る。
インフラストラクチャモードで動作するWLANは、1つまたは複数の関連付けられたSTAと通信する1つまたは複数のAPを備え得る。AP、およびAPに関連付けられたSTAは、基本サービスセット(BSS)を備え得る。例えばAP202、STA210、およびSTA212は、BSS222を備え得る。拡張サービスセット(ESS)は、1つまたは複数のAP(1つまたは複数のBSSを有する)、およびAPに関連付けられたSTAを備え得る。APは分配システム(DS)216へのアクセスおよび/またはそれへのインターフェースを有することができ、これは有線および/または無線とすることができ、APへのおよび/またはそれからのトラフィックを運ぶことができる。WLANの外部から生じたWLAN内のSTAへのトラフィックはWLAN内のAPにおいて受信されることができ、それはWLAN内のSTAにトラフィックを送ることができる。WLAN内のSTAから生じたWLANの外部の宛先、例えばサーバ218へのトラフィックはWLAN内のAPに送られることができ、それはトラフィックを宛先に、例えばDS216を経由してサーバ218に送られるようにネットワーク214に送ることができる。WLAN内のSTA間のトラフィックは、1つまたは複数のAPを通して送られ得る。例えば送信元STA(例えばSTA110)は、宛先STA(例えばSTA212)を対象としたトラフィックを有し得る。STA210はトラフィックをAP202に送ることができ、AP202はトラフィックをSTA212に送ることができる。
WLANはアドホックモードで動作することができる。アドホックモードWLANは、独立基本サービスセット(IBBS)と呼ばれ得る。アドホックモードWLANにおいてSTAは、互いに直接通信することができる(例えばSTA210はSTA212との通信を、このような通信がAPを通して経路指定されることなく行うことができる)。
IEEE 802.11デバイス(例えばBSS内のIEEE 802.11 AP)は、ビーコンフレームを用いてWLANネットワークの存在をアナウンスすることができる。AP202などのAPはチャネル、例えばプライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信することができる。STAは、プライマリチャネルなどのチャネルを用いてAPとの接続を確立することができる。
STAおよび/またはAPは、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)チャネルアクセス機構を用いることができる。CSMA/CAにおいて、STAおよび/またはAPは、プライマリチャネルを検知することができる。例えばSTAが送るためのデータを有する場合、STAはプライマリチャネルを検知することができる。プライマリチャネルがビジーであることが検出された場合、STAはバックオフすることができる。例えばWLANまたはその一部分は、例えば所与のBSS内で、所与の時点において1つのSTAが送信することができるように構成され得る。チャネルアクセスは、RTSおよび/またはCTSシグナリングを含み得る。例えば送信要求(RTS)フレームの交換は送出デバイスによって送信されることができ、および送信可(CTS)フレームは受信デバイスによって送られ得る。例えばAPがSTAに送るためのデータを有する場合、APはRTSフレームをSTAに送ることができる。STAがデータを受信する準備が整った場合、STAはCTSフレームによって応答し得る。CTSフレームは、RTSを開始したAPがそれのデータを送信し得る間、メディアにアクセスするのを見合わせるように他のSTAに警告し得る時間値を含むことができる。STAからCTSフレームを受信するとすぐに、APはデータをSTAに送ることができる。
デバイスは、ネットワーク割り振りベクトル(NAV)フィールドを通じて、スペクトルを予約することができる。例えばIEEE 802.11フレームでは、期間の間、チャネルを予約するためにNAVフィールドが用いられ得る。データを送信したいSTAはNAVを、それがチャネルを使用することを想定し得る時間に、設定することができる。STAがNAVを設定するときNAVは、関連付けられたWLANまたはそのサブセット(例えばBSS)に対して設定され得る。他のSTAは、NAVをゼロまでカウントダウンすることができる。カウンタがゼロの値に達したときNAV機能は、今はチャネルが使用可能であることを他のSTAに示すことができる。
APまたはSTAなどのWLAN内のデバイスは以下の1つまたは複数を含み得る:プロセッサ、メモリ、無線受信器および/または送信器(例えばこれはトランシーバにおいて組み合わされ得る)、1つまたは複数のアンテナ(例えば図1Cのアンテナ206)など。プロセッサ機能は1つまたは複数のプロセッサを備え得る。例えばプロセッサは以下の1つまたは複数を備え得る:汎用プロセッサ、専用プロセッサ(例えばベースバンドプロセッサ、MACプロセッサなど)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械など。1つまたは複数のプロセッサは、互いに統合されても統合されなくてもよい。プロセッサ(例えば1つまたは複数のプロセッサまたはそのサブセット)は、1つまたは複数の他の機能(例えばメモリなどの他の機能)と統合され得る。プロセッサは、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、変調、復調、および/または図1CのWLANなどの無線環境においてデバイスが動作することを可能にする任意の他の機能を行うことができる。プロセッサは、例えばソフトウェアおよび/またはファームウェア命令を含む、プロセッサ実行可能コード(例えば命令)を実行するように構成され得る。例えばプロセッサは、プロセッサ(例えばメモリおよびプロセッサを含んだチップセット)またはメモリの、1つまたは複数上に含まれたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。命令の実行はデバイスに、本明細書で述べられる機能の1つまたは複数を行わせ得る。
デバイスは1つまたは複数のアンテナを含み得る。デバイスは多入力多出力(MIMO)技法を使用し得る。1つまたは複数のアンテナは、無線信号を受信することができる。プロセッサは、例えば1つまたは複数のアンテナを通じて無線信号を受信することができる。1つまたは複数のアンテナは、無線信号を送信することができる(例えばプロセッサから送られた信号に基づいて)。
デバイスは、プロセッサ実行可能コードまたは命令(例えばソフトウェア、ファームウェアなど)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報などの、プログラミングおよび/またはデータを記憶するための1つまたは複数のデバイスを含み得るメモリを有することができる。メモリは1つまたは複数のメモリユニットを含み得る。1つまたは複数のメモリユニットは、1つまたは複数の他の機能(例えば、プロセッサなどのデバイスに含まれる他の機能)と統合され得る。メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)(例えば消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)など)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、および/または情報を記憶するための他の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリはプロセッサに結合され得る。プロセッサは、例えばシステムバスを通じてまたは直接になど、メモリの1つまたは複数のエンティティと通信することができる。
WLANは、インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードおよび独立BSS(IBSS)モードなどの複数の動作モードを有し得る。インフラストラクチャBSSモードでのWLANは、BSSのためのAPを有し得る。1つまたは複数のSTA(例えばWTRU)がAPに関連付けられ得る。APは、分配システム(DS)、またはBSS内へのまたはそれからのトラフィックを運ぶ他のタイプの有線/無線ネットワークへの、アクセスまたはインターフェースを有することができる。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックはAPを通して到着することができ、APはトラフィックをSTAに届ける。STAから生じる、BSSの外部の宛先へのトラフィックは、APに送られることができ、APはトラフィックをそれぞれの宛先に届ける。BSS内のSTA間のトラフィックはAPを通して、例えば送信元STAからAPに、およびAPから宛先STAに送られ得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとすることができる。ピアツーピアトラフィックは、例えば802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を用いた直接リンクセットアップ(DLS)によって、送信元と宛先STAとの間で直接送られ得る。独立BSS(IBSS)モードでのWLANはAPをもたなくてもよく、STAは互いに直接通信することができる。IBSS通信モードは、「アドホック」通信モードと呼ばれ得る。
APは、例えば802.11acインフラストラクチャ動作モードでの固定チャネル(例えばプライマリチャネル)上に、ビーコンを送信することができる。チャネルは例えば20MHz幅とすることができる。チャネルは、BSSの動作チャネルとすることができる。チャネルは、例えばAPとの接続を確立するためにSTAによって用いられ得る。802.11システムにおける例示のチャネルアクセス機構は、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)とすることができる。APを含み、STAは例えばCSMA/CA動作モードにおいてプライマリチャネルを検知することができる。STAは、例えば所与のBSS内で一時に1つのSTAが送信することを可能にするように、チャネルがビジーであることが検出されたときは、チャネルからバックオフすることができる。
高スループット(HT)STAは、例えば通信のために40MHz幅のチャネルを用いることができる(例えば802.11nにおいて)。プライマリ20MHzチャネルは、隣接した20MHzチャネルと組み合わされて、40MHz幅の連続したチャネルを形成することができる。
超高スループット(VHT)STAは、例えば20MHz、40MHz、80MHz、および160MHz幅のチャネルをサポートすることができる(例えば802.11acにおいて)。40MHzおよび80MHzチャネルは、例えば連続した20MHzチャネルを組み合わることによって形成され得る。160MHzチャネルは、例えば8つの連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって、または80+80構成と呼ばれ得る2つの連続しない80MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。80+80構成は、例えばチャネルエンコーディングの後、データを2つのストリームに分割するセグメントパーサに通過され得る。逆高速フーリエ変換(IFFT)および時間領域処理は、例えば各ストリームに対して別々に行われ得る。ストリームは2つのチャネル上にマッピングされ得る。データは2つのチャネル上に送信され得る。受信器は、送信器機構を逆にすることができる。受信器は、複数のチャネル上に送信されたデータ再結合することができる。再結合されたデータは、メディアアクセス制御(MAC)に送られ得る。
サブGHz(例えばMHz)動作モードは、例えば802.11afおよび802.11ahによってサポートされ得る。チャネル動作帯域幅およびキャリアは、例えば802.11nおよび802.11acにおいて用いられる帯域幅およびキャリアに比べて低減され得る。802.11afは、例えばTVホワイトスペース(TVWS)スペクトル内の5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートすることができる。802.11ahは、例えば非TVWSスペクトル内の1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートすることができる。802.11ahに対するユースケースの例は、マクロカバレージエリア内のメータタイプ制御(MTC)デバイスに対するサポートとすることができる。MTCデバイスは、制限された能力(例えば制限された帯域幅)を有することができ、長い電池寿命を有するように設計され得る。
WLANシステム(例えば802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahシステム)は、プライマリチャネルとして指定されるチャネルなど、複数のチャネルおよびチャネル幅をサポートすることができる。プライマリチャネルは、例えばBSS内のSTAによってサポートされる最も大きな共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、最小の帯域幅動作モードをサポートするSTAによって制限され得る。802.11ahの例においてプライマリチャネルは、例えば1つまたは複数のSTA(例えばMTCタイプデバイス)が1MHzモードをサポートし、一方、APおよび他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートするとき、1MHz幅とすることができる。キャリア検知およびNAV設定は、プライマリチャネルのステータスに依存し得る。例としてプライマリチャネルがビジーステータスを有するとき(例えば1MHz動作モードのみをサポートするSTAがプライマリチャネル上でAPに送信しているため)、帯域のいくつかがアイドルおよび/または使用可能であるにも関わらず、すべての使用可能な周波数帯域はビジーであると見なされ得る。
使用可能な周波数帯域は、異なる領域の間で変わり得る。例えば802.11ahによって用いられる使用可能な周波数帯域は、米国において902MHzから928MHz、韓国において917.5MHzから923.5MHz、および日本において916.5MHzから927.5MHzとなり得る。使用可能な総帯域幅は、異なる領域の間で変わり得る。例として、802.11ahのために使用可能な総帯域幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzとなり得る。
IEEE 802.11(商標)高効率WLAN(HEW)は、2.4GHzおよび5GHz帯域におけるAPおよびSTAの高密度デプロイメントなど、多くの使用シナリオにおける無線ユーザによって経験されるサービス品質(QoS)を向上することができる。HEW無線リソース管理(RRM)技術は、スタジアムイベントのためのデータ配信、鉄道駅または企業/小売店環境などの高ユーザ密度シナリオ、医療用途のためのビデオ配信および無線サービスなどの、多様なアプリケーションまたは使用シナリオをサポートし得る。HEWは、例えばIEEE 802.11axにおいて実施され得る。
ネットワークアプリケーションによって生成され得るショートパケットは、仮想オフィス、TPC肯定応答(ACK)、ビデオストリーミングACK、デバイス/コントローラ(例えばマウス、キーボード、ゲームコントロール)、アクセス(例えばプローブ要求/応答)、ネットワーク選択(例えばプローブ要求、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP))、およびネットワーク管理(例えば制御フレーム)などの多様なアプリケーションにおいて適用可能となり得る。
アップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)直交周波数分割多元接続(OFDMA)、ならびにULおよびDL MU-MIMOなどのMU機能が実施され得る。OFDMAはチャネル選択性を活用して、例えば高密度ネットワーク条件における周波数選択的多重化利得を改善または最大化することができる。例えば高速リンク適応、周波数選択的スケジューリング、およびリソースユニットベースのフィードバックを可能にするために、フィードバックのための機構が設計および定義され得る。
範囲拡大モードが実施され得る。従来の範囲拡大モードは、シングルユーザ(SU)範囲拡大モードとすることができる。このような範囲拡大モードは、例えば受信器が大きな経路損失および/またはチャネル遅延広がりを経験し得る1つまたは複数の送信のために用いられ得る(例えば戸外のホットスポットなどで)。
図2は、範囲拡大モードおよび通常モードのための例示のプリアンブルを示す。両方のモードにおいてプリアンブルは、高効率SIG-A(HE-SIG-A)フィールドを含み得る。範囲拡大モードにおいてプリアンブルは、以下の1つまたは複数によって特徴付けられ得る。HE-SIG-Aフィールドは、時間的に反復され得る(例えばHE-SIG-A1’およびHE-SIG-A2’として示される)。ビットインターリーバは、1つまたは複数の反復されたHE-SIG-Aシンボルではバイパスされ得る。範囲拡大モードのイネーブル化が示され得る(例えばプリアンブルにおいて、またはプリアンブルのフォーマットによって)。例えば範囲拡大モードは、HE-SIG-Aフィールドの前に示され得る。範囲拡大モードは、レガシー信号(L-SIG)フィールドの長さを特定の値に設定することによって(例えばL-SIG長さ mod 2=2)、および/またはQBPSKシンボルを用いてHE-SIG-A1’フィールドを送信することによって(例えば図3に示されるように)示され得る。非高スループット(HT)レガシーショートトレーニングフィールド(L-STF)および/または非HTレガシーロングトレーニングフィールド(L-LTF)フィールドは、電力ブーストされる(例えば3dBだけ)。
図3は変調を用いた例示の範囲拡大モードを示し、シングルユーザ範囲拡大モードは、QBPSKを用いてHE-SIG-A2’フィールドを送信することによって示される。
APは、範囲拡大モードを用いることを決定することができる。APはネットワークデプロイメントおよび/またはチャネル測定を用いて、範囲拡大モードを用いるかどうかを決定することができる。APは2つ以上のBSSをサポートすることができる。例えば複数BSS識別子(BSSID)能力は、APによる2つ以上のBSS(例えば仮想BSS)のサポートを可能にし得る。複数のBSSIDに対する情報は告知され得る。複数のBSSIDに対する情報は、ビーコンフレームおよび/またはプローブ応答フレーム(例えば単一のビーコンフレームおよび/または単一のプローブ応答フレーム)を用いて告知され得る。
図4は、複数のBSSIDのための例示のビーコンフレームを示す。複数のBSSID(例えば物理BSS内の複数の仮想BSSID)が構成されるかどうか、および/または構成されるBSSIDの数を示すために、ビーコンフレーム内でフィールド(例えばMaxBSSIDインジケータ)が指定され得る。2つ以上の仮想BSSが、AP内の同じまたは異なる無線機に結び付けられ得る。APは、ULマルチユーザ(MU)送信および/またはランダムアクセスのために仮想BSSに関連付けられた1つまたは複数のSTAをトリガすることができる。APは、UL MU送信および/またはランダムアクセスのために2つ以上の仮想BSSに関連付けられた1つまたは複数のSTAをトリガすることができる。
高密度ネットワークにおいて、BSSカラーおよび/または空間再利用がもたらされ得る。STAはフレームを検出し、検出されたフレームがBSS間/重複またはBSS内フレームであるかどうかを決定することができる。STAは、BSSカラーおよび/またはMACヘッダ内のMACアドレスを用いて、検出されたフレームがBSS間/重複またはBSS内フレームであるかを決定することができる。1つまたは複数のプリアンブル検出(PD)エネルギーレベルは、異なる値に設定され得る(例えば空間再利用を改善するために)。1つまたは複数のPDエネルギーレベルは、検出されたフレームがBSS内(BSS PD)またはBSS重複フレーム(OBSS PD)であるかに基づいて設定され得る。高効率(HE)STAは、BSS内フレームおよび/またはOBSSフレームによって設定された1つまたは複数のNAVを識別するおよび/または覚えておくことができる。contention free(CF)-endフレーム(例えばBSS内から)は、OBSSフレームによって設定されたNAVをリセットすることはできない。HE STAは、どのBSSがフレームの発信元であるかを決定することができる。例えばHE STAは、BSSカラーを用いてどのBSSがフレームの発信元であるかを決定することができる。
STA(例えばHE STA)は、BSS内送信を識別することができる。STAは、BSSカラーを用いてBSS内送信を識別することができる。STAは省電力モードに入ることができる(例えば送信がSTAを対象としていない場合)。省電力モードはドーズ状態を備えることができる。HE非AP STAはドーズ状態に入ることができる。HE非AP STAは、HE DL MU PPDUの終わりまでドーズ状態のままとなり得る。HE非AP STAは、PPDUのBSSカラーフィールドがそれのBSSのBSSカラーに等しい場合、および/またはHE-SIG-Bフィールド内のSTAの識別子から導出された値がHE非AP STAの識別子またはブロードキャスト/マルチキャスト識別子と一致しない場合、ドーズ状態に入るおよび/またはHE DL MU PPDUの終わりまでドーズ状態のままとなり得る。HE非AP STAは、PPDUのBSSカラーフィールドがHE非AP STA BSSのBSSカラーに等しい場合、ドーズ状態に入るおよび/またはHE UL MU PPDUの終わりまでドーズ状態のままとなり得る。HE STAは、PPDUのBSSカラーフィールドがHE STA BSSのBSSカラーに等しい場合、および/またはUL/DLフラグフィールドがフレームはULフレームであることを示す場合、ドーズ状態に入るおよび/またはHE SU PPDUの終わりまでドーズ状態のままとなり得る。
マルチユーザフレームのフラグメンテーションがもたらされ得る。フラグメンテーションは、マルチユーザ送信におけるリソースの効率的な使用を可能にすることができる。フラグメンテーションは、1つまたは複数のSTAが全部のMSDUより低い細分性を有して割り振られたリソース内で送信することを可能にし得る。
図5は、マルチユーザフレームの例示のフラグメンテーションを示す。フラグメンテーション能力の1つまたは複数(例えば4つ)のレベルが用いられことができ、例えばAPと1つまたは複数のSTAとの間で取り決められ得る。フラグメンテーションの1つまたは複数のレベルは、レベル0、レベル1、レベル2、および/またはレベル3を備え得る。レベル0は、フラグメンテーションに対するサポートを備えることができない。レベル1は、超高スループット(VHT)MACプロトコルデータユニット(MPDU)(例えば単一MPDU)におけるフラグメントに対するサポートを備え得る。レベル2は、集合化MPDU(A-MPDU)におけるMSDUごとに1つのフラグメントに対するサポートを備え得る。レベル3は、A-MPDUごとにMSDUの複数のフラグメントをサポートし得る。
本明細書で述べられるようにAPは、ネットワーク構成および/または測定に基づいて、範囲拡大モードを用いることを決定することができる。範囲拡大モードにおいてL-STFおよび/またはL-LTFブーストが行われるとき、エネルギーをベースとするクリアチャネル評価(CCA)は不正確になり得る。例えばL-STF内で、および/またはL-LTF内で測定されるエネルギーは、送信において用いられたエネルギーに等しくない場合がある。
図6Aおよび6Bは、OFDM PHY仕様においてもたらされる物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)を用いた送信受信の例を示す。図7Aおよび7Bは、PLCPおよびHT混合フォーマットを用いた送信受信の例を示す。PMD_RSSIインジケーションは、PHY_CCAインジケーションを導出するために用いられ得る(例えばOFDM PHY仕様に対するおよび/またはHT混合フォーマットに対する)。PMD_RSSIインジケーションはSTF(例えばレガシーSTF)から測定されることができ、これは送信において用いられたエネルギーに等しくない場合がある。エネルギー推定の精度を向上するために、チャネル内の実際の受信エネルギーが推定され得る。チャネル内の実際の受信エネルギーは、CCAの間、チャネル内のエネルギーを過大評価しないように決定され得る。
いくつかの状況において(例えばSTAがそれの最大送信電力に近くなり得るおよび/またはそれを超え得る、およびLTFを3dBだけブーストするための十分なヘッドルームを有し得ないとき)、範囲拡大がイネーブルされる。範囲拡大は、シングルユーザ送信だけでなくマルチユーザ送信にも焦点を合わせ得る。範囲拡大は、1つまたは複数のSTAに対して、または全体のBSSに対してイネーブルされ得る。
物理APは、2つ以上の(例えば複数の)BSSをサポートすることができる。BSSは仮想BSSを備え得る。1つまたは複数のBSSカラーがBSSに対してもたらされ得る。BSSのそれぞれにはBSSカラーが割り振られ得る。BSSカラーに基づいて、空間再利用を設定すること(例えばNAV設定および/または1つまたは複数のCF-ENDリセット)、および/または省電力挙動を設定することは、信頼できない場合がある(例えば複数のBSSの各BSSが異なるBSSカラーに割り振られる場合)。BSSカラーは、複数のBSSおよび/またはSTAに対して決定され得る(例えば適切な空間再利用および/または省電力を可能にするために)。
APは、異なる取り決められたフラグメンテーションレベルを用いて、2つ以上のSTAに送信することができる。2つ以上のSTAは、異なるSTAフラグメンテーション能力を備え得る。2つ以上のSTAのそれぞれは、フラグメンテーション能力に基づいて割り振られたリソースを独立に復号することができる。APは2つ以上のSTAからデータ受信することができ、および2つ以上のSTAに対して1つまたは複数のフラグメンテーションレベルを取り決めることができる。
APと、それの関連付けられたSTAとの間で、1つまたは複数の制御フレームが交換され得る(例えばマルチユーザ(MU)送信において)。MU UL PPDUは、UL制御情報を備え得る(例えば1つまたは複数の制御フレームにおいて)。MU UL PPDUは、複数のユーザからの複数のMACフレームを備え得る。MAC制御フレーム(例えば完全なMAC制御フレーム)は、MACヘッダおよびMAC本体を備え得る。完全なMAC制御フレームを用いて制限された制御情報を送ることは、非効率的となり得る。
範囲拡大モードは、APおよび/またはSTAに対してイネーブルされ得る。範囲拡大モードはSTA固有とすることができる。例えば範囲拡大モードは特定のSTA、またはSTAのグループに適用され得る(例えば同じグループに属する例えば2つ以上のSTA)。範囲拡大モードはBSS全体とすることができる。例えば範囲拡大モードは、BSS内の特定のSTA(例えばすべてのSTA)に適用され得る。BSS全体の範囲拡大においてAPは、BSS内のSTA(例えばすべてのSTA)に、範囲拡大モードを用いて送信するように要求することができる。STA固有の範囲拡大においてAPは、範囲拡大モードを用いて第1のSTA、または1つまたは複数のSTAの第1のグループと通信(例えばそれに送信および/またはそれから受信)することができ、通常モードを用いて第2のSTA、または1つまたは複数のSTAの第2のグループと通信(例えばそれに送信および/またはそれから受信)することができる。
APは、範囲拡大モードをビーコンフレーム内でシグナリングすることができる(例えばBSS全体の範囲拡大を示すおよび/またはイネーブルするために)。シグナリングは、1つまたは複数のSTA(例えばBSS内のすべてのSTA)によって受信され得る。シグナリングは範囲拡大必須ビットを備えることができ、これは受信するSTAに、範囲拡大モードを用いて送信するように示すことができる。シグナリングはグループidフィールドを備えることによって、グループidに関連付けられたSTAに、範囲拡大モードに入るように示すことができる。シグナリングは個別のSTA識別子を含むことによって、識別子に関連付けられたSTAに、範囲拡大モードに入るように示すことができる。APは、範囲拡大モードをシグナリングするための特定のビーコンフレームフォーマットを決定し、用いることができる。範囲拡大フレームフォーマットの検出は、受信するSTAに、範囲拡大モードをイネーブルおよび/または使用するようにトリガすることができる(例えばSTAは範囲拡大モードを用いて送信することができる)。
図8は、非ビーコンフレームを通じて範囲拡大を示す、イネーブルする、および/または使用する例を示す。技法は、例えばSTA固有の範囲拡大またはBSS全体の範囲拡大をイネーブルするために用いられ得る。STAは要求フレーム(例えば図8のxRequest)を、関連付けられたAPに送ることができる。要求フレームはMACフレームとすることができる。要求フレームは、プローブ要求、関連付け要求、および/または範囲拡大要求を備え得る。STAは要求フレーム内にそれの送信電力(例えば図8のTx電力)を示すことができる(例えばその結果APは、送信電力を送信チャネルの測定された電力と比較して経路損失を決定することができる)。STAによって用いられる送信電力は、プリアンブル内に示され得る(例えばHE-SIG-Aフィールドの一部として)。STAによって用いられる送信電力は、HE-SIG-Bフィールドの一部として示され得る。APは要求フレームの受信された電力を測定し、示された送信電力を受信された電力と比較し、およびSTAに対して範囲拡大がイネーブルされるべきかどうかを決定することができる(例えば経路損失のインジケーションをもたらし得る送信電力と受信された電力との差に基づいて)。
APは、応答フレーム(例えば図8のxResponse)をSTAに送ることができる。応答フレームは、プローブ応答、関連付け応答、および/または範囲拡大応答フレームを備え得る。応答フレームは、STAが範囲拡大モードをイネーブルするためのシグナリング(例えば命令)を含むことができる。シグナリングは、範囲拡大イネーブルビットを含み得る。シグナリングはSTAに、範囲拡大モードを用いて送信するようにとの命令することができる。APは、範囲拡大モードを用いて応答フレームを送ることができる。範囲拡大モードの使用はSTAに、STAよる送信は範囲拡大モードを用いるべきであることを暗黙的に示すことができる。
APは、STAに非要求型フレームを送ることができる(例えば最初に範囲拡大要求を受信せずに)。フレームは、STAが範囲拡大モードでの送信に切り換えるべきであることを示すことができる。インジケーションは明示的とすることができる。例えばインジケーションは、非要求型フレーム内に含まれた範囲拡大イネーブルビットを通じて実施され得る。インジケーションは暗黙的とすることができる。例えばインジケーションは、範囲拡大モードを用いて非要求型フレームを送ることによってもたらされ得る。
本明細書で述べられる例示の技法はまた、BSS全体の範囲拡大をイネーブルするため、または特定のSTA(例えば1つまたは複数のSTAのグループ)に対して範囲拡大をイネーブルするために用いられ得る。例えばBSS内のSTA(例えばすべてのSTA)はそれぞれ範囲拡大要求を関連付けられたAPに送り、APから、STAが範囲拡大モードに切り換えることを許容するまたは命令するシグナリングを受信することができる。シグナリングは、例えば範囲拡大イネーブルビットを応答フレームに含めることによって明示的とする、または例えば範囲拡大モードを用いて応答フレームを送ることによって暗黙的とすることができる。APは、非要求型(例えば要求フレームを受信せずに)命令を(例えばフレームを通じて)BSS内のSTA(例えばすべてのSTA)に送って、これらのSTAを範囲拡大モードに切り換えることができる。非要求型命令は、範囲拡大イネーブルビットを含むことができ、または範囲拡大モードを用いて送られることによって、受信するSTAに範囲拡大モードを用いて送信するように暗黙的に指示することができる。非要求型命令はビーコンフレーム内で送られ得る。命令は、グループidフィールド(例えばグループidに関連付けられたSTAに、それらは範囲拡大モードに入るべきであることを示すために)、および/または個別のSTA識別子(例えば個別の識別子に関連付けられたSTAに、それらは範囲拡大モードに入るべきであることを示すために)を含むことができる。このような場合ビーコンフレームは複数のSTAによって受信され得るが、範囲拡大モードに切り換わるSTAは、一致するグループidを有するSTAに限定され得る。
APは、どのSTAが範囲拡大モードに切り換わるべきかを決定することができる。APは範囲拡大発見を行うことができる。範囲拡大発見においてAPは、どのSTAが範囲拡大を必要としているかを決定することができる。1つまたは複数のSTAは、範囲拡大を中断することを決定することができる。1つまたは複数のSTAは、1つまたは複数のSTAが範囲拡大を中断し得ることをAPに示すことができる。
図9は、MU範囲拡大発見のための例示のフレーム交換を示す。APは、範囲拡大(RE)発見フレームを送ることができる(例えば図9に示されるマルチユーザ発見要求など)。RE発見フレームは範囲拡大発見モードを開始することができる。RE発見フレームは特定のSTAに送られ得る(例えばRE発見フレームはSTAから応答フレームを返すように要求することができる)。RE発見フレームは複数のSTAに送られ得る。RE発見フレームは、スケジュールされたOFDMAトリガフレームを備えることができる(例えばその中でAPは1つまたは複数の特定のSTAをスケジュールする、および/またはSTAのいくつかまたはすべてにOFDMA/UL-MU-MIMO応答を送り返すように要求することができる)。REトリガフレームは、フラグ(例えば1ビットフィールド)を有する通常のトリガフレームを備え得る。フラグは1つまたは複数のSTAに、送信電力をAPに送るように示すことができる。REトリガフレームは、応答を送るためにSTAが何のリソースを用いるべきかに関する情報を含むことができる。REトリガフレームは、OFDMA/UL-MU-MIMO応答を送り返すように、トリガフレームを受信する複数のSTAに対する命令/インジケーションを備えることができる。REトリガフレームはAPの送信電力を備えることができる。1つまたは複数のSTAは、APの送信電力に基づいて経路損失を推定することができる。1つまたは複数のSTAは、推定された経路損失に基づいてそれらが範囲拡大を用いるべきかどうかを決定する(例えばそれぞれ)ことができる。REトリガフレームは範囲拡大モードを用いて送られ得る(例えばSTAがREトリガフレームを受信できることを確実にするために)。REトリガフレームは、プリアンブルフィールドの1つまたは複数(例えばL-STFおよび/またはL-LTF)に対する3dBブーストを含むことができる。REトリガフレームは、HE-SIG-A1および/またはHE-SIG-A2を反復することができる。
1つまたは複数のSTAのそれぞれ(例えばそれぞれスケジュールされたSTA)は、それが範囲拡大を必要としているか否かについての情報を送ることができる。例えば1つまたは複数のSTAのそれぞれは、APに応答フレームを送ることができる(例えばMU NDP応答フレームなど)。応答フレームは、STAにポーリングするAPに基づくことができる(例えば応答はSTAによって、STAがAPから範囲拡大発見フレームを受信したことに応答して送られ得る)。応答フレームは、送信帯域幅全体にわたって送られ得る。応答フレームは、送信帯域幅全体の一部にわたって送られ得る。応答フレームは、マルチユーザ送信を開始するAPに基づくことができる(例えば応答は、OFDMAおよび/またはUL-MU-MIMOを通じて送られ得る)。応答フレームは、スケジュールされたリソースユニット(RU)上にUL OFDMAを用いて送られ得る。応答フレームは、周波数領域ランダムアクセスを用いて(例えばUL-OFDMAを用いて)取得されたRU上に送られ得る。応答フレームは、2つ以上のSTAから(例えばUL-MU-MIMOを用いて)送られ得る(例えば同時に)。
応答フレームは、STAの送信電力を示すことができる。APは、STAの送信電力に基づいて範囲拡大が必要かどうかを決定することができる。応答フレームは、範囲拡大が必要かどうかを示す、STAによって設定されるフラグ(例えば1ビットフィールド)を備え得る。送信電力および/またはフラグは、応答フレームプリアンブル内で送られ得る(例えばフィードバックオーバーヘッドを低減するために)。例えば送信電力および/またはフラグは、HE-SIG-Aフィールドおよび/またはHE-SIG-Bフィールド内で送られ得る。代替としてまたは追加として、送信電力および/またはフラグはMACフレーム内で送られ得る。
STAは、応答フレームを送るための特定の電力レベルを設定することができる(例えばAPがフレームの受信に成功することを確実にするために)。STAは、以下の1つまたは複数を通じて電力レベルを決定することができる。AP発見要求フレームは、APの送信電力を示すことができる(例えばその結果STAはそれ自体の送信電力を、APの送信電力に基づいて決定することができる)。AP発見要求フレームは、STAによって用いられるべき送信電力を示すことができる。AP発見要求フレームは、APにおける所望の受信電力を示すことができる(例えばSTAからの応答フレームの受信に成功することを確実にするために)。応答フレームは、UL-OFDMAを用いて送信され得る(例えば送信は帯域幅RU(例えば小帯域幅RU)における最大送信電力を用いることができ、これは送信電力スペクトル密度を増加することができ、および/または応答フレームの適切な受信を確実にすることができる)。
APは、応答フレームの受信に対して肯定応答することができる。肯定応答は、図9に示されるようにMU ACKを通じて送られ得る。
UL-OFDMA応答フレームは、UL-OFDMA制御フレームを備えることができる(例えばOFDMAヌルデータパケットなど)。UL-OFDMA制御フレームは、特定のRU内に予め定義された制御および/または信号フィールドを含むことができる。予め定義された制御および/または信号フィールドは、本明細書ではHE-SIG-Cフィールドと呼ばれ得る。
図10は、範囲拡大応答のための例示のアップリンクMU OFDMAヌルデータパケットを示す。UL-OFDMA制御フレームは、単一のnトーンRU内に適合し得る(例えばnトーンRUはn個のサブキャリアを含むRUとすることができ、例えばnは、26、52、104および/または同様な値を有し得る)。UL-OFDMA制御フレームは、HE-STFフィールドを備えることができる。HE-STFフィールドは、nトーンSTFを備え得る。HE-STFフィールドは、RUのサイズおよび/または位置に依存し得る。HE-STFフィールドは送信帯域幅全体に広がることができる。UL-OFDMA制御フレームは、HE-LTFフィールドを備えることができる。HE-LTFフィールドは、nトーンLTFを備え得る。HE-LTFフィールドは、RUのサイズおよび/または位置に依存し得る。HE-LTFフィールドは送信帯域幅全体に広がることができる。UL-OFDMA制御フレームは、HE-SIG-Cフィールドを備えることができる。HE-SIG-Cフィールドは、nトーンSIGフィールドを備え得る。HE-SIG-Cフィールドは、APに送られることになる情報を表す異なるビットを備えることができる(例えばそれらで満たされるまたはそれらで固定される)。例えばHE-SIG-Cフィールドのビットは、範囲拡大モードオン/オフを示すように設定され得る。HE-SIG-Cフィールドのビット表示(例えばHE-SIG-Cフィールドの構成)は、APからの特定のトリガ要求に依存し得る(例えばトリガ要求において求められる情報に依存する)。例えば範囲拡大インジケーションフラグおよび/または他の情報が、APに送り返され得る。
図11は、例示の範囲拡大フォーマットを用いた、範囲拡大応答のための例示のUL MU OFDMAヌルデータパケットを示す。例示のフォーマットは、範囲拡大モードを用いるように設定されたマルチユーザ要求および/または応答において使用され得る。このようなシナリオにおいてL-STFフィールドおよび/またはL-LTFフィールドはブーストされ得る(例えば3dBだけ)。SIG-Aフィールド(例えばHE-SIG-A1およびHE-SIG-A2フィールド)は、例えばAPとSTAとの間のリンクが結合されることを確実にするために反復され得る(例えばAPに対する信号送信に基づくSTAにおいて受信される電力が、データの送信をサポートできることを確実にするために)。
範囲拡大モードにおいて、クリアチャネル評価(CCA)がもたらされ得る。本明細書で述べられるようにノード(例えばAPまたはSTAなど)は、プリアンブル内のL-STFフィールドに基づいて被受信信号強度情報(RSSI)を測定することができる。ノードは、PMD.RSSI_インジケーションフィールドに対する値を設定することができる(例えば測定されたRSSIに基づいて)。PMD.RSSI_インジケーション値は、PHY_CCA.インジケーションフィールドの値を設定するためにMACによって用いられ得る(例えばPMD.RSSI_インジケーション値を、必要とされる特定のエネルギー検出閾値と比較することによって)。プリアンブルが復号される場合、プリアンブル検出CCA閾値が比較として用いられ得る。プリアンブルが復号されない場合、エネルギー検出CCA閾値が比較として用いられ得る(例えばこれはプリアンブル検出CCA閾値より大きくなり得る)。範囲拡大シナリオにおいてPMD.RSSI_インジケーションフィールドは、チャネル内のエネルギーを過大評価し得る(例えばL-LTFフィールドが3dBだけブーストされている場合があるので)。PMD.RSSI_インジケーションフィールドに示される過大評価されたチャネルエネルギーは、ネットワークスループットを低下させ得る(例えば高密度ネットワーク内で)。
図12は、HE SU PPDUおよびHE範囲拡大型SU PPDUのための例示のプリアンブルフォーマットを示す。両方のプリアンブルは、L-STFフィールドおよび/またはL-LTFフィールドを含み得る。HE範囲拡大型SU PPDUに対しては、L-STFフィールドおよびL-LTFフィールドのいずれかまたは両方がブーストされ得る(例えば3dBだけ)。HE-SIG-A1フィールドおよび/またはHE-SIG-A2フィールドは、HE範囲拡大型SU PPDU内では反復され得る。
HE-STAに対してCCAは、以下の規則の1つまたは複数に従って変更され得る(例えば範囲拡大モードで測定される増加されたエネルギーを考慮に入れるために)。HE-STAの挙動に変化がないとき、HE-STAは例えばL-STFフィールドから推定されるRSSIを用いることができる。プリアンブルが検出されないとき、CCAは変更されてもされなくてもよい(例えばエネルギー検出閾値は大きい場合があるので)。プリアンブルが検出されるとき、CCAは変更され得る。HE-STAはその挙動を、L-STFおよび/またはL-LTFのエネルギーブーストを考慮に入れるように変更することができる。HE-STAは、RSSI.インジケーションを調整することができる(例えばブーストを考慮するように)。HE-STAは、RSSI.インジケーションを係数だけ調整することができる(例えばPMD.RSSI_インジケーションを3dBだけ低減する)。HE-STAは、PMD.RSSIインジケーションを実装形態固有の値だけ低減することができる(例えば変化が線形ではない場合があるので)。
HE-STAは、HE-STFのRSSIを測定することができる。HE-STAは、測定されたRSSI値を用いてPHY_CCA.インジケーションを設定することができる。HE-STAは、L-STFを検出することができる。HE-STAは、RSSIを推定することができる。HE-STAは、推定されたRSSIをPMD.RSSI_インジケーションに含めることができる。HE-STAは、反復されたL-SIGフィールドを検出することができる。反復されたL-SIGフィールドは、パケットがHEパケットであることを示すことができる。HE-STAは、HE-SIG-A2フィールドをQBPSKとして検出することができ、これはHE範囲拡大型SU PPDUを示すことができる。HE-STAは、反復されたHE-SIG-Aフィールドを復号することができる。HE-STAは、HE-STFを検出することができる。HE-STAは、再推定されたRSSIを決定することができる。HE-STAは、再推定されたRSSIをPMD.RSSIに含めることができる。HE-STAは、PMD.RSSIを用いてPHY_CCA.インジケーションを推定することができる。
範囲拡大モードのために、ヘッドルームインジケーションがもたらされ得る。STAが最大電力近くで送信するとき、STAはそれのL-STFおよび/またはL-LTFをブーストする(例えば3dBだけ)ための余分の電力を有し得ない。STAは、送信電力を示すことに加えてまたはその代わりに、電力ヘッドルームをAPに示すことができる(例えばREに対する測定時、および/またはAPとの関連付け時に)。電力ヘッドルームインジケーションは、STAが送信し得る最大電力を備えることができる。電力ヘッドルームインジケーションは、STAによって許容される電力における変化を備えることができる。
APに関連付けるとき(例えば範囲拡大発見時、および/または範囲拡大要求/応答フレーム交換時に)、STAはAPに送信電力情報を送るおよび/または送信電力ヘッドルーム(例えば送信電力ヘッドルームインジケーション)を送ることができる。電力ヘッドルームが3dB未満である場合、APはSTAを範囲拡大モードにしないことを決定することができる。
図13は、ヘッドルーム制限に起因した電力調整の例を示す。APはSTAに、PPDUのすべてまたは一部を(例えばL-STF/L-LTFを除いて)、より低い送信電力で送信するように要求することを決定することができる(例えば範囲拡大のために必要な3dBのヘッドルームを許容するために)。STAは、STAの送信電力をスケーリング(例えば比率が一定に保たれることを確実にするために)することを決定することができる(例えばAPからの要求に応答して、またはAPからの要求なしに自律的に)。例えばSTAは、2ワットのヘッドルームを有して5ワットで送信することができる(例えばSTAの最大送信電力は7ワットとすることができる)。電力ブーストは、10ワットの送信エネルギーを必要とし得る。STAは、電力ブーストを有してパケット全体を3.5ワットで送信することができる(例えば電力ブーストなしで5ワットで送信するのと対照的に)。STAは、電力ブーストを有してパケットの一部分(例えばHE-STFの前)を3.5ワットで送信することができ(例えば電力ブーストなしで5ワットでその部分を送信するのと対照的に)、およびパケットの残り(例えばHE-STFから始まる)を5ワットで送信することができる。
APは、STAがLTFを3dBより低い値だけブーストすることを許容し得る。より低い値は、送信器(例えばこれはAPまたはSTAであり得る)と、受信器(例えばこれはAPまたはSTAであり得る)との間で合意された値の個別のセットのうちの1つとすることができる。より低い値はシグナリングされ得る(例えばSTAによってAPに対して)。シグナリングは、範囲拡大ブースト値を示すために用いられ得る。UL MU NDPは、1つまたは複数のビットを用いて、L-STFおよび/またはL-LTFにおいて用いられるブーストを示すことができる。RE応答フレームは、それが能力を有するブーストの大きさを示すことができる。APは、ACKを送って、STAからのブーストレベルの受信を肯定応答することができる。
APは、UL-OFDMAを用いるようにSTAを構成することによって、STAからの送信を確実にすることができる(例えばSTAはUL-OFDMAのみを用いるように構成され得る)。このような場合総送信電力は、より小さな帯域幅においてスケジュールされ得る(例えば電力スペクトル密度を増加させるために)。
範囲拡大モードのために、電力スケーリングがもたらされ得る。STAは、それのL-STFおよび/またはL-LTFを3dBだけブーストした後に最大電力を超える電力を用いて送信することができる。STAは、それのL-STFおよび/またはL-LTFを3dBだけブーストした後に、電力スケーリングを適用することができる(例えばSTAが送信する前に)。電力スケーリングは、プリアンブルとデータとの間の相対的な電力差を維持することができる(例えばL-STF/LTF、L-SIG/RL-SIG、およびHE-SIG1/HE-SIG1’、HE-SIG2/HE-SIG2’を含む1つまたは複数のフィールドに対して、例えば同じまたは同様なPER性能が維持され得るように)。電力スケーリングは、自動的STA電力スケーリングとすることができる(例えばAP制御なしに)。電力スケーリングは、範囲拡大モードの複数の側面において有用となり得る(例えばAPがL-STF/LTFに対する電力ブースト、または範囲拡大を適用するように誤った決定をする場合)。
APのもとでの複数のBSSに対して、BSSカラーがもたらされ得る。単一BSSシナリオにおいて、BSS内の1つまたは複数のSTAは、BSSカラーおよび/または関連付けられたUL/DLビットを用いて、省電力モードに入ることができる。BSS内の1つまたは複数のSTAは、BSSカラーおよび/または関連付けられたUL/DLビットを用いて、いつNAVを設定するか、いつ1つまたは複数のOBSSプリアンブル検出閾値を用いるか、および/またはいつフレーム保護のために1つまたは複数のContention Free-End(CF-END)パケットに応答するかを決定することができる。
複数のBSSが物理APのもとにあるとき2つ以上の無線機に、2つ以上の無線機のそれぞれに割り当てられた複数のBSSIDがもたらされ得る。同じ媒体(例えば同じチャネル)にアクセスする2つ以上の無線機に対して、省電力および/または空間再利用がもたらされ得る。STAは、それの媒体にアクセスし得るBSSIDの1つまたは複数(例えばすべて)を識別することができる。
各BSSには、別々のカラーが割り当てられ得る。APはSTAに、STAが応答するべき1つまたは複数(例えばすべて)のBSSカラーを通知することができる(例えばSTAがそれ自体のBSSカラーにどのように応答し得るかと同様に)。BSSには、特定のBSSカラーおよび/またはBSSカラーグループが割り当てられ得る。例えば同じチャネル(例えば媒体)にアクセスする1つまたは複数(例えばすべて)のBSSIDには、同じBSSカラーが割り当てられ得る(例えば制限された数の使用可能なBSSカラーに対応するように)。STAは、BSSカラーおよび/またはBSSカラーグループについて通知され得る。
BSSカラーは、(例えばそれぞれの)仮想BSSに割り当てられ得る。物理AP BSSカラーは、仮想BSSに割り当てられたBSSカラーに基づいて決定され得る。例えば各仮想BSSには、BSSカラーおよび/またはマスクが割り当てられ得る。仮想BSSに関連付けられた仮想APは、BSSカラー、および/または仮想BSSに関連付けられたマスクを備え得る。仮想APは、個別のカラーを用いることができ、および/または物理APから到着する1つまたは複数のパケットを識別することができる。
図14は、例示の複数BSSID要素フォーマットを示す。複数BSS要素は、1つまたは複数の(例えばそれぞれの)BSSに関連付けられた1つまたは複数のBSSカラーをシグナリングするように拡張され得る。1つまたは複数のBSSカラーは、物理APおよび/または特定のBSSに関連付けられた1つまたは複数のSTAにシグナリングされ得る。複数BSSID要素は、任意選択の部分要素を備えることができる。1つのこのような任意選択の部分要素は、物理BSS内の仮想BSSの数を示し得るMaxBSSIDインジケータフィールドとすることができる。他の任意選択の部分要素は、特定のBSSのBSSカラーを示し得るBSSカラーフィールドとすることができる。他の任意選択の部分要素は、BSSカラーのグループ化を示し得るBSSカラーグループフィールドとすることができる。BSSカラーグループフィールドは、例えば各BSSに別々のBSSカラーが割り当てられるときに用いられ得る。
物理AP BSSカラーには、CF-ENDフレームがもたらされ得る。これは、第1のSTA(例えばSTA1)および第2のSTA(例えばSTA2)は第1の仮想AP(例えばBSSID1)に関連付けられることができ、および第3のSTA(例えばSTA3)は第2の仮想AP(例えばBSSID2)に関連付けられ得る以下の例に示される。物理AP(例えばBSSID0)には、1つまたは複数(例えばすべて)の仮想BSSが媒体上の物理APに関連付けられることを示すために、BSSカラー0が割り当てられ得る。例示のビーコンフレームは以下の要素の1つまたは複数を備え得る:要素ID、長さ、MaxBSSIDインジケータ(例えばこれには2の値が割り当てられ得る)、物理AP BSSID(例えばこれにはBSS0の値が割り当てられ得る)、物理AP BSSカラー(例えばこれには0の値が割り当てられ得る);仮想AP1 BSSID(これにはBSS1の値が割り当てられ得る);仮想AP1 BSSカラー(これには1の値が割り当てられ得る)、仮想AP1 BSSカラーグループ(これには0の値が割り当てられ得る);仮想AP2 BSSID(例えばこれにはBSS2の値が割り当てられ得る);仮想AP2 BSSカラー(例えばこれには2の値が割り当てられ得る);および仮想BSSカラーグループ(例えばこれには2の値が割り当てられ得る)。
第1のSTAは、第1の仮想APに送信要求(RTS)を送ることができる。物理APは、第1のSTAに送信可(CTS)メッセージを送ることができる(例えばフレーム内でBSSカラーおよび/または物理AP BSSIDを0に設定しながら)。第1のSTA、第2のSTA、および第3のSTAのそれぞれのNAVが設定され得る。第1のSTAは、CF-ENDを物理APに送ることができる。第2のSTAは、CF-ENDを受信する(例えばオーバーヒアする)ことができる。第2のSTAは、第2のSTAのNAVをリセットすることができる(例えばCF-ENDを受信するとすぐに)。物理APは、反復されたCF-ENDを送ることができる(例えばBSSカラーおよび/またはBSSIDが0に設定された状態で)。第3のSTAは、第3のSTAのNAVをリセットすることができる(例えば反復されたCF-ENDを受信するとすぐに)。
アップリンク送信に、異なるフラグメンテーション能力がもたらされ得る。APは、1つまたは複数(例えばそれぞれ)のSTAに対してフラグメンテーションレベルを取り決めることができる。フラグメンテーションレベルは、関連付け要求/応答フレーム交換の一部として設定され得る(例えば初期アクセスを通したSTAとAPとの関連付け時に)。
APからのビーコンフレームおよび/またはプローブ応答フレームは、APによってサポートされる予め定義されたフラグメンテーションレベルを備えることができる。レベルは、より高いフラグメンテーションレベルに対するサポートは、より低いフラグメンテーションレベルに対するサポートを示すように定義され得る(例えばより高いフラグメンテーションレベルがシグナリングされた場合、このようなシグナリングは、より低いレベルに対するサポートも意味すると解釈され得る)。フラグメンテーションレベルは固定値とすることができる(例えばそのフラグメンテーションレベルのみに対するサポートを示す)。フラグメンテーションレベルは、範囲内で変わり得る(例えば複数の固定値がサポートされ得る)。
ビーコンおよび/またはプローブ応答フレームが、取り決めに対する許容を示す場合、STAはフラグメンテーションレベル(例えば所望のフラグメンテーションレベル)を示す(例えば提案する)ことができる。フラグメンテーションレベルは、関連付け要求フレーム内に示され得る。APは、STAによって提案されたフラグメンテーションレベルの受諾または拒絶を示すことができる。例えばAPは、STAによって提案されたフラグメンテーションレベルの受諾または拒絶を示す、関連付け応答フレーム内のフラグを設定することができる。APが、STAによって提案されたフラグメンテーションレベルを受諾する場合、STAはネットワークを認証し、それに加わることができる。APがSTAによって提案されたフラグメンテーションレベルを拒絶する場合、STAはネットワークに加わることができない。
異なるSTAは、異なるフラグメンテーション能力を有することができる。APは1つまたは複数のスケジュールされたSTAに基づいて、フラグメンテーションレベルを変更する(例えば動的に調整する)ことができる。例えばAPが、異なるフラグメンテーションレベルを用いる複数のスケジュールされたSTAに関連付けられる場合、APはスケジュールされたSTAのフラグメントレベルを変更することができる(例えば同じレベルに)。変更されたフラグメンテーション能力レベルは、トリガフレーム内でシグナリングされ得る(例えば1人または複数のユーザをスケジュールするために用いられるトリガフレーム内で)。特定のフラグメンテーションレベル(例えばユーザまたはSTAに固有のフラグメンテーションレベル)が、HE-SIG-BフィールドのユーザまたはSTA固有部分内でシグナリングされ得る。
STAは、所望のフラグメンテーションレベルを用いてデータを送信および/または受信することができる。APは、アップリンク送信においてスケジュールされることになる1つまたは複数のSTAの最も低い共通フラグメンテーションレベルに基づいて、フラグメンテーションレベルを決定することができる。APは、決定されたフラグメンテーションレベルを1つまたは複数のSTAにシグナリングすることができる。
例えば短いアップリンク制御および/または管理情報を運ぶために、HEトリガベースUL NDP PPDUフレームがもたらされ得る。短いアップリンク制御および/または管理情報は、バッファステータスレポートを備えることができる。バッファステータスレポートは、STAが送るためのトラフィックを有することを示し得る。短いアップリンク制御および/または管理情報は、範囲拡大モードに切り換える要求を示すフラグを備えることができる。
図15は、トリガベースUL NDP PPDUの例示の送信を示す。送信(例えばトリガベースUL NDP PPDU送信)は、トリガフレームによって開始され得る。APは、送信のための媒体を競合および/またはスケジューリングによって取得することができる。APはトリガフレームを送信することができる。トリガフレームはMU PPDUフォーマットを備え得る。トリガフレームはSU PPDUフォーマットを備え得る。トリガフレームは、専用UL送信および/またはULランダムアクセスをトリガすることができる。トリガフレームは、1つまたは複数の接続されたSTAからの、1つまたは複数のトリガベースUL NDP PPDU送信を開始することができる。トリガフレームはトリガタイプを備え得る。トリガタイプは、予期されるULフレームが例えば小さな制御フレームまたは管理フレームであるかどうかを示すことができる。トリガフレームはNDPインジケーションを備え得る。NDPインジケーションは、トリガフレームの共通情報フィールドおよび/またはユーザ固有情報フィールド内に含まれ得る。
STAは、トリガフレームを受信することができる。トリガフレームを受信するとすぐにSTAは、STAがトリガフレームの意図された受信者かどうかを決定することができる。NDPインジケーションがトリガフレーム内に含まれる場合、STAは、制御および/または管理フレームのためのNDP PPDUを用意することができる(例えばトリガタイプに基づいて)。NDPインジケーションがトリガフレーム内に含まれない場合、STAは通常のMACフレームを用いて送信を用意することができる。
トリガベースUL NDP PPDUにおいて、STAの1つまたは複数(例えばすべて)からのUL送信は、MACフレームを含まなくてもよい。UL送信はSIGフィールドを備え得る。SIGフィールドは、MAC制御および/または管理情報を含むことができる。APは、第1のSTAはNDPフレームを用いて返答すること、一方、第2のSTAは通常のMACフレームを用いて返答することを要求することができる。
HEトリガベースUL NDP PPDUフレームは、例えば本明細書で述べられるHE-SIG-Cフィールドを含む複数のフィールドを備えることができる。HE-SIG-Cフィールドは、トリガタイプに基づいて定義され得る。例えばHEトリガベースUL NDP PPDUフレームは以下のUL NDP制御/管理フレームの1つまたは複数をサポートすることができる:HE NDP CTS、HE NDP PS-POLL、HE NDP ULトラフィックレポート、HE NDP UL TXOP要求、および/またはHE NDP UL ACK/BA。
HE-SIG-Cフィールドは、トリガフレームによって設定されたMCSセットを用いることができる。HE-SIG-Cフィールドによって用いられるMCSは、HE-SIG-Aフィールド内でシグナリングされ得る。HE-SIG-Cフィールドは、特定のRU内で送信されることができ(例えば図10に示されるように)、残りの割り当てられたRUの1つまたは複数において位相回転を用いて反復され得る。HE-SIG-Cフィールドは、割り当てられたRUを通して送信され得る。同じHE-SIG-Cが各RU内で送信されることができ、ダイバーシティは位相回転によって達成され得る。異なるHE-SIG-Cが、異なるユーザ専用の異なるRU内で送信され得る。複合型の手法が採用され得る(例えば同じHE-SIG-Cおよび位相回転をいくつかのRU内で、および異なるHE-SIG-Cを他のRU内で用いる)。
図16は、例示のアップリンクMU-OFDMA NDPフレームを示す。HE-SIG-Cフィールドは、1つまたは複数のRUに送信され得る(例えば帯域全体にわたって)。HE-SIG-Cフィールドは、空間および/または符号領域においてAPによって分離され得る。例えばHE-SIG-Cフィールドは、HE-PPDUの64ポイントFFT領域内で送られ得る。
本明細書では特徴が述べられるが、各特徴および要素は他の特徴なしに、または他の特徴との様々な組み合わせを有してまたは有さずに用いられ得る。
本明細書では802.11固有のプロトコルが述べられるが、本明細書で述べられる特徴はこのシナリオに限られず、他の無線システムにおいて適用され得る。
例において様々なフレーム間間隔を示すためにSIFSが用いられるが、RIFS、AIFS、DIFS、または他の合意された時間間隔などの他のフレーム間間隔が、同じソリューションにおいて適用され得る。
上述のプロセスは、コンピュータおよび/またはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、および/またはファームウェアにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線および/または無線接続を通して送信される)、および/またはコンピュータ可読記憶媒体を含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、非限定的に内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、および/またはCD-ROMディスクおよび/またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、それらに限定されない。WTRU、端末装置、基地局、RNC、および/または任意のホストコンピュータにおける使用のために、無線周波数トランシーバを実施するように、ソフトウェアと関連してプロセッサが用いられ得る。

Claims (14)

  1. トランシーバと、
    プロセッサと
    を備えたステーション(STA)であって、
    前記プロセッサおよび前記トランシーバは、
    アクセスポイント(AP)から、基本サービスセット(BSS)カラーのインジケーションであり、前記BSSカラーが対応する複数のベーシックサービスセット識別子(BSSID)を有する複数のBSSに関連付けられており、前記複数のBSSが共通のチャネルを共有し同一の無線トランシーバを使用する、インジケーションと、
    複数のBSSIDセット内のBSSIDの最大数のインジケーションと
    を含んでいるフレームを受け取り、
    前記BSSカラーの前記インジケーションに基づいて省電力モードに入る
    ように構成されている、STA。
  2. 前記プロセッサは、前記BSSカラーに基づいて、前記フレームがBSS内フレームまたはBSS重複フレームであるかどうかを決定するように構成されている、請求項1に記載のSTA。
  3. 前記プロセッサは、前記フレームがBSS内フレームまたはBSS重複フレームであるかどうか基づいて、少なくとも1つのプリアンブル検出(PD)エネルギーレベルをセットするように構成されている、請求項2に記載のSTA。
  4. 前記プロセッサは、前記BSSカラーに基づいて、前記フレームを生じさせたBSSを決定するように構成されている、請求項1に記載のSTA。
  5. 前記プロセッサおよび前記トランシーバは、高効率(HE)ダウンリンク(DL)マルチユーザ(MU)物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)フレーム送信の間、前記省電力モードのままでいるように構成されている、請求項1に記載のSTA。
  6. 前記STAは、前記フレームが前記STAを対象としていないことを前記BSSカラーが示しているという条件で、前記省電力モードに入る、請求項1に記載のSTA。
  7. 高効率(HE)非AP STAとして構成された、請求項1に記載のSTA。
  8. ステーション(STA)によって実施される方法であって、
    アクセスポイント(AP)から、
    基本サービスセット(BSS)カラーのインジケーションであり、前記BSSカラーが対応する複数のベーシックサービスセット識別子(BSSID)を有する複数のBSSに関連付けられており、前記複数のBSSが共通のチャネルを共有し同一の無線トランシーバを使用する、インジケーションと、
    複数のBSSIDセット内のBSSIDの最大数のインジケーションと
    を含むフレームを受け取ることと、
    前記BSSカラーの前記インジケーションに基づいて省電力モードに入ることと、を含む、方法。
  9. 前記BSSカラーに基づいて、前記フレームがBSS内フレームまたはBSS重複フレームであるかどうかを決定することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記フレームがBSS内フレームまたはBSS重複フレームであるかどうか基づいて、少なくとも1つのプリアンブル検出(PD)エネルギーレベルをセットすることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記BSSカラーに基づいて、前記フレームを生じさせたBSSを決定することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  12. 高効率(HE)ダウンリンク(DL)マルチユーザ(MU)物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)フレーム送信の間、前記省電力モードのままでいることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記STAは、前記フレームが前記STAを対象としていないことを前記BSSカラーが示しているという条件で、前記省電力モードに入る、請求項8に記載の方法。
  14. 前記STAは、高効率(HE)非AP STAとして構成されている、請求項8に記載の方法。
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