JP7372523B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、照明用灯具、液晶バックライト用灯具として用いられる発光装置に関する。
近年、例えば、照明用灯具、液晶バックライト用灯具の光源として、半導体発光素子を用いた発光装置が用いられている。
例えば、特許文献1には、面均一照明装置の一例として、白色インクによるドットパターンが光拡散板に形成された直下型の発光装置が開示されている。
特開2008-282744号公報 特開2007-214081号公報
しかしながら、上記従来の発光装置では、光拡散板の上面視における色度の均一性を得ることは困難であった。
本発明は、発光面における色度の面均一性を確保することが可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置は、基板と、光源と、光拡散板と、積層部と、を備えている。光源は、基板上に配置されている。光拡散板は、光源と所定の間隔を介して基板に略平行に配置されており、光源から照射された光を拡散させる。積層部は、第1層と第2層とを有し、光源側から第1層、第2層の順に、光源に対応する位置に配置されている。第1層は、透過特性および反射特性を有しており、第2層は、色変換特性を有している。
本発明に係る発光装置によれば、発光面における色度の面均一性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る発光装置の全体構成を示す断面図。 図1の発光装置における積層部を透過した透過光および反射光のイメージを示す概略断面図。 図1の発光装置の複数の光源から照射された光の輝度分布を示す上面図。 図1の発光装置の光学フィルムに印刷された積層部の配置を示す平面図。 図4のA部分の拡大図。 図1の発光装置の白色インク層および積層部の分光透過率特性を示すグラフ。 シアン・マゼンタ・イエロ・ホワイトの4色のインクの分光透過率を示すグラフ。 (a)は、比較例として、白色インク層のみでの透過光イメージを示す図。(b)は、比較例2として、色変換インク層のみでの透過光イメージを示す図。 本発明の他の実施形態に係る発光装置における積層部を透過した透過光および反射光のイメージを示す概略断面図。 本発明のさらに他の実施形態に係る発光装置における積層部を透過した透過光および反射光のイメージを示す概略断面図。 (a),(b)は、本発明のさらに他の実施形態に係る発光装置における積層部を透過した透過光および反射光のイメージを示す概略断面図。 本発明の実施例1~3に係る発光装置のインク構成、透過率等を示す図。
本発明の一実施形態に係る発光装置10について、図1~図8(b)を用いて説明する。
なお、以下の説明において、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。また、以下の説明では必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は、図面を参照した開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が制限されるものではない。
(1)発光装置10
本実施形態の発光装置10は、例えば、照明用灯具、液晶バックライト用灯具として用いられ、図1に示すように、基板11と、光源12と、拡散反射シート(反射シート)13と、側面ミラー(反射部)14と、光拡散板15と、光学フィルム16と、積層部17と、を備えている。
(1-1)基板11
基板11は、例えば、セラミックス、樹脂等の材料を用いて成形されており、上面側に複数の光源12が略等間隔で配置されている。基板11の上面および下面には、導体配線層および金属層が設けられている。
基板11の材料としては、低コストおよび成形容易性の点から、樹脂が選択されてもよい。樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン、ポリフタルアミド(PPA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。基板11の厚さは、適宜選択することができ、基板11は、ロール・ツー・ロール方式で製造可能なフレキシブル基板、あるいは、リジット基板のいずれであってもよい。リジット基板は、湾曲可能な薄型リジット基板であってもよい。
また、耐熱性および耐光性に優れるという観点で、セラミックスを基板11の材料として選択してもよい。セラミックスとしては、例えば、アルミナ、ムライト、フォルステライト、ガラスセラミックス、窒化物系(例えば、AlN)、炭化物系(例えば、SiC)、LTCC等が挙げられる。
基板11は、複合材料によって形成されていてもよい。具体的には、上述した樹脂に、ガラス繊維、SiO2、TiO2、Al23等の無機フィラーを混合してもよい。例えば、ガラス繊維強化樹脂(ガラスエポキシ樹脂)などが挙げられる。これにより、基板11の機械的強度の向上、熱膨張率の低減、光反射率の向上等を図ることができる。
また、基板11は、少なくとも上面が電気的絶縁性を有していればよく、積層構造を有していてもよい。例えば、基板11には、表面に絶縁層が設けられた金属板が用いられていてもよい。
(1-2)光源12
光源12は、対向配置された積層部17に向かって、例えば、白色光を照射する、いわゆる上面発光(トップビュー)のLED(Light Emitting Diode)を含む光源であって、図1に示すように、基板11の上面に配置されている。
なお、上記白色光には、厳密な白色光だけでなく、例えば、電球色の光も含まれる。
本実施形態では、複数の光源12は、直交する2方向、つまり、x方向およびy方向(図3参照)に沿って2次元に配列されており、x方向の配列ピッチpxとy方向の配列ピッチpyは、略等しい(例えば、44mm)(図3参照)。ただし、複数の光源12の配列方向は、これに限られるものではなく、例えば、x方向とy方向のピッチが異なっていてもよいし、配列の2方向が直交していなくてもよい。また、配列ピッチについても、略等間隔に限られるものではなく、不等間隔であってもよい。例えば、基板11の中央から周辺に向かって間隔が広くなるように、各光源12が配列されていてもよい。さらに、各光源12の配列は、格子状に限らず、例えば、六角形状等の他の形態であってもよい。
各光源12は、出射面を有する発光素子を少なくとも含んでおり、発光素子が白色光を出射してもよいし、発光素子が出射する光が被覆部材を透過することにより、光源12全体として白色光を出射してもよい。また、光源12は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の光を出射する3つの発光部分を含む発光素子、あるいは、赤(R)、緑(G)、青(B)の光をそれぞれ出射する3つ発光素子を含んでおり、赤(R)、緑(G)、青(B)の光が混合することにより白色光を出射してもよい。あるいは、光源12から出射される光の演色性を高めるため、光源12は、白色光を出射する発光素子と、他の色を出射する発光素子とを含んでいてもよい。
光源12に含まれる発光素子は、半導体発光素子であって、半導体レーザ、発光ダイオード等、公知の発光素子を用いることができる。本実施形態においては、発光素子として発光ダイオードを例示する。発光素子は、任意の波長の光を出射する素子を選択することができる。例えば、青色、緑色の発光素子としては、ZnSeや窒化物系半導体(InxAlyGa1-x-yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)、GaPを用いた素子を用いることができる。また、赤色の発光素子としては、GaAlAs、AlInGaPなどの半導体を含む素子を用いることができる。さらに、これ以外の材料からなる半導体発光素子を用いることもできる。用いる発光素子の組成や発光色、大きさや、個数などは目的に応じて適宜選択することができる。発光素子の表面を覆う被覆部材が、波長変換部材を備える場合、発光素子は、波長変換部材を効率良く励起できる短波長の光を出射することが可能な窒化物半導体(InxAlyGa1-x-yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)を含むことが好ましい。
光源12は、半導体層の材料やその混晶度によって発光波長を種々選択することができる。光源12は、同一面側に正負の電極を有するものであってもよいし、異なる面に正負の電極を有するものであってもよい。
光源12に含まれる発光素子は、ベアチップであってもよいし、側面側にリフレクタを備えたパッケージを備えていてもよい。また、光源12は、出射面から出射される光の出射角度を広くするためのレンズ等(例えば、LEDパッケージに含まれる1次レンズ、LEDパッケージとは別の2次レンズ等)を備えていてもよい。
(1-3)拡散反射シート13
拡散反射シート(反射シート)13は、図1に示すように、光源12の部分を除く基板11の上面を覆うように配置されている。そして、拡散反射シート13は、光源12から照射された光のうち、側面ミラー14において反射された光、積層部17において反射された光等を、光拡散板15の方向へ拡散および反射させる。
これにより、光源12から照射された光の利用効率を向上させることができる。
なお、拡散反射シート13は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)等の熱可塑性樹脂によって形成されている。
また、拡散反射シート13は、図1に示す上面側が発光面となる。
(1-4)側面ミラー14
側面ミラー(反射部)14は、図1に示すように、基板11と光拡散板15との間に形成される空間の側面を覆うように配置されている。そして、側面ミラー14は、光源12から照射された光、積層部17において反射された光等を、その表面において反射させる。
これにより、拡散反射シート13と同様に、光源12から照射された光の利用効率を向上させることができる。
なお、側面ミラー14は、例えば、酸化膜、窒化膜、酸窒化膜、あるいはこれらの組み合わせ等によって形成される。側面ミラー14は、例えば、SiO2、ZrO2、TiO2、Al23、Nb25、SiN、AlN、SiON、AlON等の材料から形成される誘電体多層膜によって形成される。
(1-5)光拡散板15
光拡散板15は、図1に示すように、光源12が配置された基板11に対して略平行に、基板11との間に所定の隙間を介して配置されている。
光拡散板15は、入射する光を拡散させて透過させる機能を有しており、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等、可視光に対して光吸収の少ない材料によって構成されている。光を拡散させる構造は、光拡散板15の表面に凹凸を設けたり、光拡散板15中に屈折率の異なる材料を分散させたりすることによって設けられる。
なお、光拡散板15は、光拡散シート、ディフューザフィルム等の名称で市販されているものを利用してもよい。
また、光拡散板15の光源12と対向する面側には、複数の積層部17が形成された光学フィルム16が設けられている。
(1-6)光学フィルム16
光学フィルム16は、光透過性を有するフィルムであって、図1に示すように、光拡散板15の光源12側の面に配置されている。そして、光学フィルム16は、図2に示すように、光源12側の面における光源12に対向する位置に、それぞれ積層部17が形成されている。
光学フィルム16は、例えば、透明フィルム、光拡散フィルム、ハーフミラーフィルム等を用いることができる。
ここでは、光学フィルム16には、後述する複数の積層部17を構成するドットパターンが印刷されている。そして、光学フィルム16は、これらの積層部17のドットパターンが複数の光源12に対向配置されるように、正確に位置合わせされた状態で光拡散板15に対して取り付けられている。
(1-7)積層部17
積層部17は、基板11に配置された光源12から照射された光の輝度および色度の面均一度を向上させるために、図1に示すように、光源12と光拡散板15との間に配置されている。そして、積層部17は、例えば、インクジェットプリンタを用いて形成された印刷層であって、印刷面が光源12側に向くように配置されている。
より具体的には、複数の積層部17は、光拡散板15の光源12側の面に設けられた光学フィルム16の表面に配置されている。そして、複数の積層部17は、図3に示す基板11上に配置された複数の光源12に対向する位置にそれぞれ配置されている(図4参照)。すなわち、複数の積層部17は、複数の光源12の配置に合わせて、x方向およびy方向において略等間隔で格子状に配置されている。
なお、複数の積層部17の配置については、複数の光源12と同様に、x方向およびy方向において略等間隔で格子状の配置に限定されるものではなく、例えば、光源12の配置に合わせて配置されていれば、不等間隔であってもよいし、他の配置形状であってもよい。
また、積層部17は、上述した光学フィルム16の表面に、ドットパターン(ディザパターン)として形成されている。なお、ドットパターンは、例えば、インクジェットプリンタを用いて、UV(Ultraviolet)光によって硬化されるUVインクによって形成される。
それぞれの積層部17を構成するドットパターンは、図3および図4に示すように、上面視において、対向配置された光源12の出射面と重複する位置に配置され、光源12の光の出射面よりも大きい領域に形成されている。そして、積層部17は、図5に示すように、光源12に対向する位置(光源12から最短距離の位置)を中心とする円の径方向外側に向かって、ドットパターンのドット密度が低くなるように形成されている。これにより、積層部17のドットパターンは、光源12に対向する位置において、光の透過率が最も低く、そこから径方向外側に向かって光の透過率が高くなるように形成されている。
ここで、積層部17が設けられていない状態では、図3に示すように、光源12から照射された光の輝度分布は、光源12の直上の光拡散板15の位置が最も高く、光源12に対応する位置を中心とする円の径方向外側に向かって徐々に輝度が低くなっていく。
このため、光拡散板15の表面における輝度分布を略均一にするために、光源12の直上の位置の輝度を低くするとともに、その直上の位置から離れた位置の輝度を高くする必要がある。
そこで、本実施形態の発光装置10では、図3に示すドットパターンのない状態の光拡散板15の上面輝度分布を元に、最低輝度の部分を基準にして、最高輝度の部分を積層部17のドットパターンの低透過率の部分(光源12に対向する位置)によって最低輝度の部分と同等程度まで低下させる。さらに、本実施形態の発光装置10では、拡散および反射特性を有する各部材によってドットパターンにおける反射光の成分を面全域に広げることにより、最低輝度の部分へ輝度が加算されることにより、発光面における輝度を均一化することができる。
次に、このような特性を有する積層部17の詳細な構成について、以下で説明する。
積層部17は、図2に示すように、光源12側から順に、白色インク層(第1層)17a、色変換インク層(第2層)17b、白色インク層(第3層)17cを積層させた3層構造を有している。
白色インク層(第1層)17aは、図2に示すように、3層構造の積層部17のうち、最も光源12側に配置された層であって、光源12から照射された光に対する透過特性と反射特性とを有している。そして、白色インク層17aは、例えば、白色のUVインクを用いてインクジェットプリンタによって形成されている。
これにより、白色インク層17aは、図2に示すように、光源12から照射された光の一部を透過させるとともに、その一部以外の光をその表面において反射させる。
この結果、光源12から最も近い距離にあり最も輝度が高くなる光拡散板15の位置(光源12に対向する位置)において、輝度を抑制するとともに、基板11側に反射した光を再利用することで、光源12に対向する位置以外の領域の輝度を向上させることができる。
ここで、白色インク層17aは、図6に示すように、波長が長くなるにつれて光の透過率が徐々に大きくなる分光透過率特性を有している。なお、白色インク層17cについても同様である。
色変換インク層(第2層)17bは、図2に示すように、3層構造の積層部17のうち、白色インク層17a,17cの間に挟まれるように配置された層であって、色変換特性を有している。
つまり、本実施形態では、色変換インク層17bが、その色変換特性によって、図6に示すように、特に、白色インクの500~700nmの長波長側の透過率を下げることにより、積層部17における分光透過率のばらつきの差が、例えば、波長450~700nmの範囲において5%の範囲内になるように調整する。
なお、色変換インク層17bのドットパターンを形成するインクは、単色であってもよいし、複数色であってもよい。また、複数色の場合には、混色の単層構造であってもよいし、複数色の層を積層した構造であってもよい。複数色の場合には、例えば、マゼンタとシアンとを適量合成することにより、色変換インク層17bを形成することができる。
すなわち、例えば、シアン、マゼンタ、イエロ、ホワイトのUVインクは、図7に示すように、それぞれの色の分光透過率に差があるため、吸収される光の成分の波長が異なっている。
具体的には、例えば、白色インクは420nm以下の短波長側の成分を吸収しやすく、シアンインクは550nmよりも長波長側の成分を吸収しやすく、マゼンタインクは500~570nmの範囲の波長の成分を吸収しやすい。
このため、色変換インク層17bは、白色インク層17a,17cに含まれる白色インクの分光透過率が短波長側の成分を吸収しやすいことを考慮して、例えば、マゼンタとシアンとを適量合成することにより形成されることが好ましい。
これにより、白色インク層17a,17cの白色インクの分光透過率特性を考慮して、長波長側の光の成分を吸収しやすい色をバランスよく混色させて色変換インク層17bを形成することで、積層部17における光の色シフトを効果的に抑制することができる。
白色インク層(第3層)17cは、図2に示すように、3層構造の積層部17のうち、最も光源12側から遠い位置、すなわち、光拡散板15と色変換インク層17bとの間に配置されている。そして、白色インク層17cは、上述した白色インク層17aと同様に、光源12から照射された光に対する透過特性と反射特性とを有している。
また、白色インク層17cは、光拡散板15の上面から見て、積層部17を構成するドットパターンが、発光装置10の消灯時に見えてしまうことを抑制するために設けられている。
<積層部17の特性>
ここで、3層構造を有する積層部17の特性について、図8(a)および図8(b)に示す比較例1,2を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、比較例1では、図8(a)に示すように、例えば、光拡散板15(光学フィルム16)における光源12に対向する位置に、白色インク層17cが1層設けられている。そして、比較例1の構成では、白色インク層17cのドットパターンを形成するインクには、拡散反射および透過の両特性を有する白色インクが用いられている。
この場合、白色インクのインク透過率特性は、図6のグラフに示すように、光の波長に応じて変化し、必ずしも略均一にはならない。また、白色インクは、図6に示すように、短波長側(波長420nm以下)の光を吸収する特性があるため、白色光を透過させると短波長側の成分が吸収された結果、透過光は赤方向へ色シフト(色度が変化)する。すなわち、白色インクだけでは、輝度ムラを抑制することができても、色ムラを充分に抑制することができないおそれがある。
このため、比較例1の構成では、白色インク層17cのドットパターンによって、光拡散板15の面輝度分布を均一にできたとしても、ドットパターンを透過した光とドットパターンにおいて反射された光とが異なる色になってしまい、光拡散板15の上面視における色度の均一性を得ることは困難である。
一方、比較例2では、図8(b)に示すように、例えば、光拡散板15(光学フィルム16)における光源12に対向する位置に、長波長側の透過率を低下させる色補正インクを白色インクと混ぜた色変換インク層17bが1層設けられている。
比較例2の構成では、透過光の色を元の白色光に合わせることはできるものの、反射光が短波長側(青方向)へ色シフト(色度が変化)してしまう。この結果、比較例2の構成でも、輝度および色度の両方の均一性を得ることは困難である。
これに対して、本実施形態の発光装置10では、図2に示すように、基板11上に複数配置された光源12と光拡散板15との間に、光拡散板15の表面における光源12から照射された白色光の輝度および色度を均一化するための複数の積層部17が設けられている。そして、積層部17は、図2に示すように、光源12側から光拡散板15に向かって、白色インク層17a、色変換インク層17b、白色インク層17cが積層された3層構造を有している。
これにより、白色インク層17aの白色インクの透過率特性によって色シフトした光に対して、色変換インク層17bの色変換特性によって、白色インクの特性を抑制する方向へ調整することで、図6に示すように、積層部17における所定の波長範囲での分光透過率を略均一化することができる。
よって、積層部17において、図6のグラフに示すように、光の波長(横軸)に対する分光透過率(縦軸)が略一定となるため、特定の波長の光だけが多く吸収されることなく、図2に示すように、積層部17における透過光および反射光の色度を略一致させることができる。
この結果、積層部17における透過光および反射光の色度が変化する(色シフト)することを効果的に抑制して、発光面における輝度だけでなく色度も均一化することができる。
さらに、積層部17が、最上層(光拡散板15側の層)に白色インク層17cを有しているため、消灯時の光拡散板15の上面視において、積層部17のドットパターンを見えにくくすることができる。
なお、積層部17を形成するドットパターンは、一般的なインクジェットプリンタでは、1回の印刷においてインクの濃度(透過率)を変化させながら印刷することはできないため、いわゆるディザパターン等のドット有無の面積比(ドット密度)による階調透過率を変化させて濃度を制御すればよい。
具体的には、例えば、ドット印刷されていない状態を透過率100%とし、同一面積内に同一サイズのドットを粗~密に変化させて印刷し、ベタ塗りを最低透過率とするインク透過率特性を基準にして、ドットパターンの必要濃度(透過率)に合わせて各光源12の出射面の直上から周辺に向かって低透過率から高透過率となるように印刷されればよい。
また、白色インク層の数の変更によって透過率を制御し、その結果生じる色ずれを色変換インク層17bで制御することで、インク全体の透過率を制御することができる。このため、色変換インク層17bの厚みを大きくして低透過率にするほど、OD(基板11の表面と光拡散板15との間の距離)を小さくすることが可能となる。
一方、階調豊かなドットパターンを形成するためには、ドットパターンの解像度(ドットパターンの大きさ)を高解像度とし、所望のODでの最高輝度値を最低輝度値まで低下させる透過率を最大値とするインク全体透過率とすればよい。
なお、OD(基板11の表面と光拡散板15との間の距離)は、ドットパターンにおける最低透過率によって、その限界値が決まる。
<主な特徴>
本実施形態の発光装置10は、図1に示すように、基板11、光源12、光拡散板15、積層部17を備えている。光源12は、基板11上に配置されている。光拡散板15は、光源12と所定の間隔を介して基板11に略平行に配置されており、光源12から照射された光を拡散させる。積層部17は、図2に示すように、白色インク層17aと色変換インク層17bとを有し、光源12側から白色インク層17a、色変換インク層17bの順に、光源12に対応する位置に配置されている。白色インク層17aは、透過特性および反射特性を有しており、色変換インク層17bは、色変換特性を有している。
これにより、光源12から照射された光は、光源12に対応する位置に配置された積層部17の表面に形成された白色インク層17aにおいて、その一部が透過され、その一部以外の光は反射される。
よって、積層部17がなければ最も輝度が高くなる光拡散板15の複数の光源12に対応する部分(光拡散板15における光源12から最短距離の位置)における輝度を下げることができる。さらに、白色インク層17aによって反射された光を再利用することで、光拡散板15の複数の光源12に対応する部分(光拡散板15における光源12から最短距離の位置)の周囲の輝度を上昇させることができる。
この結果、光拡散板15の発光面における輝度を略均一化させることができる。
一方、積層部17の白色インク層17aを透過した光は、白色インク層17aの上に積層された色変換インク層17bにおいて、白色インク層17aの白色インクの特性を抑制するように調整される。
具体的には、色変換インク層17bは、白色インク層17aの白色インクの透過率特性によって色シフトした光に対して、色変換インク層17bの色変換特性によって、白色インクの特性を抑制する方向へ調整することで、図6に示すように、積層部17における分光透過率を略均一化することができる。
これにより、白色インク層17aを透過あるいは反射した光の色の変化(色シフト)が発生することを抑制して、光拡散板15の発光面における色度を均一化することができる。
この結果、本実施形態の発光装置10の構成によれば、光拡散板15の発光面における輝度の均一化を図ることができるとともに、色度の均一化も図ることができる。
また、本実施形態では、積層部17は、図5に示すように、光源12に対向する位置(光源12から最短距離の位置)を中心とする円の径方向外側に向かって、ドットパターンのドット密度が低くなるように形成されている。
これにより、積層部17を形成するドットパターンは、光源12に対向する位置において、光の透過率が最も低く、そこから径方向外側に向かって光の透過率が高くなるように形成されている。
この結果、光拡散板15の発光面における輝度については、積層部17を形成するドットパターンのドット密度の変化(透過率の変化)によって、さらに効果的に均一化させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、図2に示すように、積層部17が、光源12側から、白色インク層17a、色変換インク層17b、白色インク層17cの3層構造を有している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、白色インク層117aと色変換インク層117bとを含む2層構造を有する積層部117であってもよい。
この場合でも、白色インク層117aの透過特性および反射特性と、色変換インク層117bの色変換特性とを組み合わせることで、発光面における輝度および色度の面均一性を確保することができるという、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態では、図2に示すように、積層部17が、光拡散板15における光源12側の面に配置された光学フィルム16上に設けられた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図10(a)に示すように、白色インク層217a、色変換インク層217b、白色インク層217cを含む3層構造を有する積層部217が、光拡散板15の光源12とは反対側の面に配置された構成であってもよい。
また、図10(b)に示すように、白色インク層317aと色変換インク層317bとを含む2層構造を有する積層部317であってもよい。
さらに、積層部は、光拡散板に接触する位置に設けられていなくてもよく、基板と光拡散板との間に設けられていてもよい。
上記のいずれの構成であっても、発光面における輝度および色度の面均一性を確保することができるという、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(C)
上記実施形態では、図1に示すように、表面に積層部17が塗布(印刷)された光学フィルム16が、光拡散板15の表面に貼り付けられた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図11に示すように、積層部17が、光学フィルムを介さずに、光拡散板15の表面に直接印刷された構成であってもよい。
(D)
上記本実施形態では、白色インク層17a,17cの白色インクの分光透過率特性によって、透過光が長波長(赤色光)側へ色シフトした場合に、色変換インク層17bが白色インクに起因して生じる色シフトを抑制する方向へ調整する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、色変換インク層(第2層)は、白色インク層(第1層および第3層)の白色インクの分光透過率特性を補色する方向へ調整すればよい。具体的には、例えば、白色インク層(第1層および第3層)において長波長側の吸収により、透過光が短波長側へ色シフトした場合には、色変換インク層(第2層)は、色シフトを抑制する補色関係となる波長吸収特性を持つ構成として設けられていればよい。
(E)
上記実施形態では、積層部17を構成する各層が、光学フィルム16の表面に印刷されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、積層部が、光学フィルムの表面に塗布された構成であってもよい。
あるいは、積層部が、光拡散板の表面に、直接、塗布された構成であってもよい。
(F)
上記実施形態では、第1層および第3層として、白色インクを含む白色インク層17a,17cを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1層および第3層として、光透過特性および光反射特性を有する層であれば、白色インク層以外の色の層であってもよい。
(G)
上記実施形態では、光源12から照射された光の利用効率を向上させるために、拡散反射シート(反射シート)13および側面ミラー(反射部)14を備えた発光装置10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の発光装置は、拡散反射シート(反射シート)および側面ミラー(反射部)のいずれか一方、または両方を備えていない構成であってもよい。
また、拡散反射シート(反射シート)および側面ミラー(反射部)が設けられる位置は、上記実施形態の位置に限定されるものではなく、他の位置であってもよい。
(H)
上記実施形態では、図1に示すように、光の利用効率を向上させるために、側面ミラー14が基板11と光拡散板15との間に形成される空間の側面を覆うように配置されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、側面ミラーの代わりに、反射特性を有する白色樹脂等によって形成されたリフレクタを用いてもよい。
(I)
上記実施形態では、光源12として、上面から光を発する、いわゆる上面発光(トップビュー)のLEDを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、側面から光を発する側面発光(サイドビュー)のLEDを用いた発光装置であってもよい。
(J)
上記実施形態では、基板11上に複数の光源12が設けられており、複数の光源12のそれぞれに対応する位置に積層部17が設けられた構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、基板11上に単数の光源が設けられた構成であってもよい。
この場合には、単数の光源に対応する位置に、単数の積層部が設けられた構成であればよい。
(K)
上記実施形態では、光源12から照射される光の色が、白色光である例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、光源から照射される光の色が、例えば、白色光以外であってもよい。
この場合には、色補正に使用されるインクの割合(色補正値)を調整することで、色シフト(色度の変化)の問題を解消すればよい。
<実施例>
本実施形態の発光装置10の実施例1~3について、図12を用いて説明すれば以下の通りである。
実施例1~3は、上述したように、低透過率にするほど、OD(基板11の表面と光拡散板15との間の距離)を小さくすることが可能となる点に着目し、ODピッチ比に応じた分光透過率を持つインク構成例である。
なお、図12において、ODピッチ比とは、複数の光源12の配列ピッチ(例えば、44mm)に対するOD(基板11の表面と光拡散板15との間の距離)の大きさの割合を意味している。
解像度とは、例えば、インクジェットプリンタの性能によって決まる値であって、印刷されるドットパターンのドットの細かさを意味している。
白色印刷濃度とは、インクジェットプリンタの設定において、1回ごとの白色印刷インク濃度調整が可能である。よって、本実施例1~3では、ODピッチ比に応じて必要とされる最低透過率を得るための手段として用いられている。なお、本実施例1~3では、実施例1,2では100%、実施例3では75%に設定されている。
白色印刷(光源側)とは、光源12側に配置された白色インク層17aの白色印刷の回数、すなわち、同じ白色印刷を何回重ねたかを意味している。本実施例1~3では、ODピッチ比に応じた所望の最低透過率を得るための手段として用いられている。なお、本実施例1~3では、実施例1のみ2回、実施例2,3はそれぞれ1回に設定されている。
色補正(シアン)および色補正(マゼンタ)とは、色変換インク層17bを、シアンとマゼンタの混色した状態で印刷した際の、各色の比率を意味している。
白色印刷(拡散板側)とは、光拡散板15側に配置された白色インク層17cの白色印刷の回数、すなわち、同じ白色印刷を何回重ねたかを意味しており、所望の最低透過率を得るための手段として用いられている。なお、本実施例1~3では、全て1回に設定されているが、最低透過率を下げる手段として用いられてもよい。
最低透過率とは、ODピッチ比に応じた分光透過率になるように各種条件が設定された場合の、積層部17における光の最低透過率を意味している。
具体的には、実施例1は、図12に示すように、光源12の配列ピッチ(例えば、44mm)に対して、1/5(0.20)の薄さ、すなわち、例えば、OD≒8.8mmに設定されている。
実施例2は、図12に示すように、光源12の配列ピッチ(例えば、44mm)に対して、1/4(0.25)の薄さ、すなわち、OD≒11mmに設定されている。
実施例3は、図12に示すように、光源12の配列ピッチ(例えば、44mm)に対して、1/3(0.33)の薄さ、すなわち、例えば、OD≒15mmに設定されている。
ここで、上記実施例1~3では、同じ光源12(LED)から照射された光に対する色補正のため、大きな色補正値の差は生じないものの、ODが変化することで必要最低透過率が変化する。このため、最大限の階調を確保するためには、その最低透過率となるインク透過率を有する色補正インクの構成となる様に、調整されればよい。
具体的には、実施例1のように、ODが最も小さい(約8.8mm)構成では、白色印刷濃度100%、光源12側の白色インク層17aの白色印刷を2回とし、最低透過率を9.2%まで低下させることで、発光面における輝度および色度の均一性を確保することができた。
また、実施例2のように、ODが実施例1よりもやや大きい11mmの構成では、光源12側の白色インク層17aの白色印刷を1回とし、最低透過率を15.3%まで上昇させても、発光面における輝度および色度の均一性を確保することができた。
さらに、実施例3のように、ODが最も大きい(約15mm)の構成では、白色印刷濃度を100%から75%まで低下させ、最低透過率を27.9%まで上昇させても、発光面における輝度および色度の均一性を確保することができた。
このような設定により、実施例1~3で使用されたインク構成によれば、透過光色と反射光色との間の色度のムラが抑制され、光拡散板15の上面視における発光面の均一度を得ることができた。
この結果、ODが小さい薄型の発光装置10を構成した場合でも、積層部17における透過率をODピッチに応じて調整することで、発光面における輝度および色度の均一性を確保することができた。
なお、光源12から照射される光の色が、例えば、白色光以外である場合には、上記実施例において、色補正に使用されるインクの割合(色補正値)を調整することで、色シフト(色度の変化)の問題を解消すればよい。
本発明の発光装置は、発光面における輝度および色度の面均一性を確保することができるという効果を奏することから、発光面における輝度および色度の面均一性が求められる、例えば、薄型照明灯具各種および液晶バックライト等の発光装置に対して広く適用可能である。
10 発光装置
11 基板
12 光源
13 拡散反射シート(反射シート)
14 側面ミラー(反射部)
15 光拡散板
16 光学フィルム
17 積層部
17a 白色インク層(第1層)
17b 色変換インク層(第2層)
17c 白色インク層(第3層)
117 積層部
117a 白色インク層(第1層)
117b 色変換インク層(第2層)
217 積層部
217a 白色インク層(第1層)
217b 色変換インク層(第2層)
217c 白色インク層(第3層)
317 積層部
317a 白色インク層(第1層)
317b 色変換インク層(第2層)

Claims (15)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された光源と、
    前記光源と所定の間隔を介して前記基板に略平行に配置されており、前記光源から照射された光を拡散させる光拡散板と、
    第1層と第2層とを有し、前記光源側から前記第1層、前記第2層の順に、前記光源に対応する位置に配置された積層部と、
    前記光拡散板と前記積層部との間に配置された光学フィルムと、
    を備え、
    前記第1層は、透過特性および反射特性を有しており、前記第2層は、色変換特性を有している、
    発光装置。
  2. 前記積層部は、前記第2層を挟み込むように前記第1層の反対側に配置された第3層をさらに有しており、
    前記第3層は、透過特性および反射特性を有している、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記積層部は、前記光拡散板と前記光源との間に配置されている、
    請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 基板と、
    前記基板上に配置された光源と、
    前記光源と所定の間隔を介して前記基板に略平行に配置されており、前記光源から照射された光を拡散させる光拡散板と、
    第1層と第2層とを有し、前記光源側から前記第1層、前記第2層の順に、前記光源に対応する位置に配置された積層部と、
    を備え、
    前記第1層は、透過特性および反射特性を有しており、前記第2層は、色変換特性を有しているとともに、
    前記積層部における分光透過率は、450~700nmの範囲において、透過率のばらつきの差が5%の範囲内である
    光装置。
  5. 前記第2層は、前記第1層の前記透過特性および前記反射特性を抑制する特性を有している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第2層は、単層または複数の色の層の積層を含む、
    請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記積層部は、ドット密度の変化によって前記光の透過率が調整されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 基板と、
    前記基板上に配置された光源と、
    前記光源と所定の間隔を介して前記基板に略平行に配置されており、前記光源から照射された光を拡散させる光拡散板と、
    第1層と第2層とを有し、前記光源側から前記第1層、前記第2層の順に、前記光源に対応する位置に配置された積層部と、
    を備え、
    前記第1層は、透過特性および反射特性を有しており、前記第2層は、色変換特性を有しているとともに、
    前記積層部は、光透過性を持つ光学フィルムに塗布されている
    光装置。
  9. 前記積層部は、塗布面が前記光源に向くように配置されている、
    請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記光学フィルムは、透明フィルム、光拡散フィルム、ハーフミラーフィルムのいずれかのフィルムである、
    請求項8または9に記載の発光装置。
  11. 前記積層部は、前記光拡散板に直接塗布されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記積層部は、上面視において前記光源の出射面と重複する位置に配置され、前記出射面よりも大きい領域を有しており、
    前記積層部は、前記領域において、前記上面視における透過率が、前記光源の前記出射面から最短距離の位置を中心にして周辺に向かって高くなるように形成されている、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 前記光源は、複数配置されており、前記積層部は、複数の前記光源に対応する位置にそれぞれ配置されている、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の発光装置。
  14. 前記基板上における前記光源の間に配置されており、前記光源から照射された光を反射する反射シートを、さらに備えている、
    請求項13に記載の発光装置。
  15. 前記基板と前記光拡散板との間に形成される空間の側面部分を覆うように配置されており、前記光源から照射された光を反射する反射部を、さらに備えている、
    請求項1から14のいずれか1項に記載の発光装置。
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