JP7371704B2 - 流量情報出力装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

流量情報出力装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明はオブジェクトの流量に関する情報の提示に関する。
画像解析によって人流推定を行う技術が開発されている。特許文献1は、領域内の複数の箇所で人流を測定し、その測定結果を用いて、その領域内の混雑度分布を生成する技術を開示している。特許文献2は、監視カメラ映像から群衆を検知し、その検知結果を用いて群衆行動パターンをモデル化することで、監視カメラの範囲外のエリアについても混雑度を推定する技術を開示している。
特開2019-012494号公報 国際公開第2017/122258号
特許文献1と2はいずれも、混雑度の把握に着目しており、混雑度を可視化する技術を開示している。しかしながら、人流を可視化する必要性については言及されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、オブジェクトの流れを容易に把握できる技術を提供することである。
本発明の流量情報出力装置は、1)監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、監視場所を通るオブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、2)少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて監視場所を通るオブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、監視場所が含まれる画像に対して流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有する。
本発明の制御方法はコンピュータによって実行される。当該制御方法は、1)監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、監視場所を通るオブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、2)少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて監視場所を通るオブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、監視場所が含まれる画像に対して流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有する。
本発明のプログラムは、本発明の制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、オブジェクトの流れを容易に把握できる技術が提供される。
本実施形態の流量情報出力装置の動作の概要を例示する図である。 実施形態1の流量情報出力装置の構成を例示する図である。 流量情報出力装置を実現するための計算機を例示する図である。 実施形態1の流量情報出力装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 監視位置と監視方向を例示する図である。 流量マークを例示する図である。 結果画像における流量マークの位置を例示する第1の図である。 オブジェクトの数に応じて流量マークの数が決定されるケースを例示する図である。 オブジェクトの数の比率に応じて流量マークの色が決定されるケースを例示する図である。 結果画像における流量マークの位置を例示する第2の図である。 結果画像に含める統計情報を例示する図である。 結果画像に含める統計情報を例示する図である。 結果画像に含める統計情報を例示する図である。 予測の情報を出力するケースを例示する図である。 予測の情報を出力するケースを例示する図である。 予測の情報が現在の情報との比較で表されるケースを例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
<概要>
図1は、本実施形態の流量情報出力装置2000の動作の概要を例示する図である。図1は、流量情報出力装置2000の動作についての理解を容易にするための概念的な説明を表す図であり、流量情報出力装置2000の動作を具体的に限定するものではない。
流量情報出力装置2000は、対象画像10に含まれる所定の位置(監視位置30)について、その監視位置30を通るオブジェクト20の数に関する情報を出力する。対象画像10は、カメラ50によって生成される。監視位置30は、対象画像10に含まれる所定の場所である。言い換えれば、監視位置30は、カメラ50の撮像範囲に含まれる所定の場所である。なお、図1に示される対象画像10では真上から撮影された例が示されているが、対象画像10の撮影画角には限定はなく、任意の画角から撮影されてよい。
オブジェクト20としては、任意の移動物体(その位置が移動しうる物体)を扱うことができる。例えばオブジェクト20としては、人その他の動物や、自動車その他の乗り物を扱うことができる。ここで、1つの物体ではなく、複数の物体の集まりをオブジェクト20として扱ってもよい。これは例えば、数人の人の固まり(群衆)を1つのオブジェクト20として扱うケースなどである。逆に、1つの物体の一部を、オブジェクト20として扱ってもよい。これは例えば、人の全体ではなく、人の頭部のみをオブジェクト20として扱うケースなどである。
流量情報出力装置2000は、監視位置30を通るオブジェクト20の数を、監視方向34ごとに算出する。監視位置30及び監視位置30に対応する監視方向34は、予め定められているとする。
例えば監視位置30が T 字路であり、監視方向34として、T 字路から外へ向かう3つの方向がそれぞれ定められているとする。この場合、流量情報出力装置2000は、監視位置30について、3つの監視方向34それぞれに移動するオブジェクト20の数を算出する。
流量情報出力装置2000は、監視位置30に対応する監視方向34の1つ以上について、その監視方向34に対応する流量マーク40を生成する。監視方向34に対応する流量マーク40は、その監視方向34へ移動するオブジェクト20の絶対数又は相対数に基づいて生成される。後者の場合、例えば、監視方向34に対応する流量マーク40は、監視位置30を通るオブジェクト20の合計数に対する、その監視方向34へ移動するオブジェクト20の数の割合に基づいて算出される。
流量情報出力装置2000は、生成した流量マーク40を、監視位置30が含まれる画像に重畳して、結果画像60を生成する。そして、流量情報出力装置2000は、結果画像60を出力する。ここで、流量マーク40を重畳する画像は、対象画像10であってもよいし、対象画像10でなくてもよい。後者の場合、例えば流量情報出力装置2000は、オブジェクト20が含まれない状況でカメラ50に撮像を行わせることで得られる画像(以下、背景画像)に対し、流量マーク40を重畳する。その他にも例えば、流量情報出力装置2000は、監視位置30が含まれる地図の画像に対して流量マーク40を重畳してもよい。
<代表的な作用効果>
流量情報出力装置2000によれば、監視位置30を通るオブジェクト20の数が監視方向34ごとに算出される。また、監視方向34ごとに、その監視方向34について算出されたオブジェクト20の数に基づいて流量マーク40が生成される。そして、監視位置30を含む画像に流量マーク40が重畳されて出力される。よって、流量情報出力装置2000のユーザは、流量情報出力装置2000によって出力される画像を見ることにより、監視位置30におけるオブジェクト20の流れを容易に把握することができる。
オブジェクト20の流れを把握することにより、様々なことを実現できる。例えばカメラ50が設けられている施設の監視や警備を行う監視員は、流量情報出力装置2000を用いてオブジェクト20の流れを把握することにより、オブジェクト20の誘導が必要な場所を把握することができる。例えば、複数の監視位置30それぞれから同じ場所へ向けて多くのオブジェクト20が移動している場合、オブジェクト20の流れを変えることが好ましい。
流量情報出力装置2000のユーザは、監視員に限定されない。例えば、カメラ50が設けられている施設の利用者にオブジェクト20の流量に関する情報(流量情報出力装置2000から出力される画像)を提供することにより、利用者自身で、オブジェクト20の流量を考慮した適切な移動経路を把握できるようにすることができる。
以下、本実施形態の流量情報出力装置2000についてさらに詳細に説明する。
<流量情報出力装置2000の機能構成の例>
図2は、実施形態1の流量情報出力装置2000の構成を例示する図である。流量情報出力装置2000は、算出部2020及び出力部2040を含む。算出部2020は、対象画像10を用いて、監視位置30を通るオブジェクト20の数を監視方向34ごとに算出する。出力部2040は、少なくとも1つの監視方向34について、監視位置30をその監視方向34へ通るオブジェクト20の絶対数又は相対数に対応する流量マーク40を生成する。さらに、出力部2040は、生成した流量マーク40を監視位置30が含まれる画像に重畳して出力する。
<流量情報出力装置2000のハードウエア構成>
流量情報出力装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、流量情報出力装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
例えば流量情報出力装置2000は、1つの計算機で実現される。図3は、流量情報出力装置2000を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は任意の計算機である。例えば計算機1000は、Personal Computer(PC)、サーバマシン、タブレット端末、又はスマートフォンなどである。計算機1000は、流量情報出力装置2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。ただし、ストレージデバイス1080は、RAM など、主記憶装置を構成するハードウエアと同様のハードウエアで構成されてもよい。
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース1120は、計算機1000を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は、流量情報出力装置2000の機能構成部を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
流量情報出力装置2000は、2つ以上の計算機で実現されてもよい。この場合における各計算機も、例えば、図3に示したハードウエア構成を持つ。
ここで、流量情報出力装置2000の機能の少なくとも一部は、カメラ50によって実現されてもよい。言い換えれば、カメラ50が、流量情報出力装置2000を実現する計算機の1つとして利用されてもよい。このように流量情報出力装置2000の機能の少なくとも一部を実現するカメラ50としては、例えば、インテリジェントカメラ、ネットワークカメラ、又は IP(Internet Protocol)カメラなどと呼ばれるカメラを利用できる。
<処理の流れ>
図4は、実施形態1の流量情報出力装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。算出部2020は、対象画像10を取得する(S102)。算出部2020は、各監視方向34について、その監視方向34で監視位置30を通るオブジェクト20の数を算出する(S104)。出力部2040は、算出したオブジェクト20の数に基づいて、1つ以上の監視方向34に対応する流量マーク40を生成する(S106)。出力部2040は、監視位置30が含まれる画像に流量マーク40を重畳して出力する(S108)。
流量情報出力装置2000が図4に示す一連の処理を実行するタイミングは任意である。例えば流量情報出力装置2000は、1分間に1回や10分間に1回などの定期的なタイミングで、図4に示す処理を実行する。こうすることで、定期的に流量マーク40が生成(更新)される。その他にも例えば、流量情報出力装置2000は、ユーザによる所定の入力操作を受け付けたことに応じて、図4に示す一連の処理を実行してもよい。
<対象画像10の取得:S102>
算出部2020は、処理対象とする対象画像10を取得する(S102)。対象画像10は、カメラ50で監視位置30を撮像することで得られる任意の画像である。例えばカメラ50は、オブジェクト20の監視が必要な場所に設けられる監視カメラである。
カメラ50は、動画を生成するビデオカメラであってもよいし、静止画を生成するスチルカメラであってもよい。前者の場合、対象画像10は、カメラ50によって生成された動画を構成するビデオフレームである。
なお、カメラ50は、可視光線を撮像するカメラに限定されず、赤外線などの不可視光線を撮像するカメラであってもよい。また、撮像範囲内にある物体までの距離を計測し、その計測結果を表す距離画像を生成する測距装置も、カメラ50として扱うことができる。この場合、距離画像が対象画像10として扱われる。
算出部2020が対象画像10を取得する方法は様々である。例えば算出部2020は、カメラ50から送信される対象画像10を受信する。その他にも例えば、算出部2020は、カメラ50にアクセスし、カメラ50に記憶されている対象画像10を取得する。
なお、カメラ50は、カメラ50の外部に設けられている記憶装置に対象画像10を記憶させてもよい。この場合、算出部2020は、この記憶装置にアクセスして対象画像10を取得する。そのため、この場合、流量情報出力装置2000とカメラ50は通信可能に接続されていなくてもよい。
流量情報出力装置2000の一部又は全部の機能がカメラ50で実現される場合、流量情報出力装置2000は、流量情報出力装置2000自身によって生成された対象画像10を取得する。この場合、対象画像10は、例えば流量情報出力装置2000の内部にある記憶装置(例えばストレージデバイス1080)に記憶されている。そこで算出部2020は、この記憶装置から対象画像10を取得する。
算出部2020が対象画像10を取得するタイミングは任意である。例えば算出部2020は、カメラ50によって対象画像10が生成される度に、その新たに生成された対象画像10を取得する。その他にも例えば、算出部2020は、定期的に未取得の対象画像10を取得してもよい。例えば算出部2020が1秒間に1回対象画像10を取得する場合、算出部2020は、1秒間に生成される1つ以上の対象画像10(例えばカメラ50が 30fps(frames/second) のフレームレートを持つビデオカメラであれば、30枚の対象画像10)をまとめて取得する。
算出部2020は、カメラ50によって生成された全ての対象画像10を取得してもよいし、一部の対象画像10を取得してもよい。後者の場合、例えば算出部2020は、カメラ50によって生成される対象画像10を、所定数に1つの割合で取得する。
<監視位置30について>
監視位置30は、カメラ50の撮像範囲に含まれ、なおかつ、オブジェクト20が通る場所である。監視位置30は、通路内のように監視方向が限定される場所であってもよいし、開けた空間のように監視方向が特に限定されていない場所であってもよい。
監視位置30は、1つ以上の監視ライン32で特定される。各監視ライン32には、1つ以上の監視方向34が対応づけられる。そして、監視位置30を監視方向34に向けて通るオブジェクト20の数は、その監視方向34に対応づけられている監視ライン32をその監視方向34に向けて通るオブジェクト20の数で表される。
図5は、監視位置30と監視方向34を例示する図である。図5(a)において、監視位置30は、移動可能な方向が特に限定されていない開けた空間における矩形の領域(矩形の4辺それぞれを表す監視ライン32の組み)として定められている。そして、各監視ライン32について、矩形の領域の外側へ向かう方向を表す監視方向34が定められている。具体的には、各監視ライン32について、その監視ライン32に直交し、なおかつ矩形の外側に向かう方向を表す監視方向34が対応づけられている。
監視方向34は、必ずしも領域の外側の向きに限定されない。例えば、図5(a)の例において、矩形の領域の内側に向かうように監視方向34が定められてもよいし、矩形の領域の外側に向かう監視方向34と内側に向かう監視方向34の双方が定められてもよい。また、監視方向34は、対応する監視ライン32に直交する向きでなくてもよい。
図5(b)において、監視位置30は、1つの監視ライン32で定められている。そして、この線に直交する2つの方向それぞれが、監視方向34として定められている。
図5(c)において、監視位置30は、3つの監視ライン32で構成される1つの曲線として定められている。すなわち、各監視ライン32が1つの曲線の部分曲線となっている。監視ライン32に対応する監視方向34としては、その監視ライン32の中心を通る互いに相対する2つの法線方向が定められている。
図5(d)では、3つの監視ライン32で監視位置30が定められている。これら3つの監視ライン32により、監視位置30として T 字路部分が指定されている。監視方向34は、この T 字路から出る方向として定められている。
監視位置30は、カメラ50に対応づけて予め定められているものとする。すなわち、カメラ50の識別情報と、監視位置30を特定する情報(以下、監視位置情報)とを対応づけて、予め記憶装置に格納しておく。
監視位置30を特定する情報は、監視位置30を構成する各監視ライン32を特定する情報(以下、監視ライン情報)で表される。監視ライン情報は、例えば、監視ライン32上の画素の集合を示す。監視ライン32が直線である場合、監視ライン情報は、監視ライン32の両端の座標を示してもよい。
ここで、カメラ50としては、PTZ カメラなどのように、その撮像範囲が時間と共に変化するものが利用されてもよい。このようにカメラの撮像範囲が時間と共に変化する場合において、そのカメラによって生成される各撮像画像から同一の場所を特定する技術には、既存の技術を利用することができる。例えばこの場合、監視ライン情報として、特定の対象画像10における監視ライン32ではなく、カメラ50の撮像範囲を含む3次元空間上における監視ライン32を特定する情報を用意しておく。この場合、或る時点でカメラ50によって生成された対象画像10における監視ライン32は、その時点におけるカメラ50の設定値(カメラの位置、カメラの回転、及びカメラのズーム値など)を利用して、上記3次元空間上における監視ライン32をその対象画像10上にマッピングすることで特定することができる。
監視位置情報には、監視方向34を特定する情報も含めておく。具体的には、監視ライン情報と、その監視ライン情報で特定される監視ライン32に対応する監視方向34とを対応づけておく。
<オブジェクト20の数の算出:S104
算出部2020は、各監視方向34について、その監視方向34へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数を算出する(S104)。ここで、「監視方向34へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数」は、その監視方向34に対応する監視ライン32をその監視方向34に向けて通るオブジェクト20の数で表される。以下、「監視方向34へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数」を、「監視方向34へ向けて監視ライン32を通るオブジェクト20の数」とも表記する。
監視位置30を通るオブジェクト20の数は、所定の時間幅(単位時間)で算出される。例えば単位時間を1秒とした場合、算出部2020は、1秒間に生成された複数の対象画像10を利用し、監視方向34ごとに、その監視方向34へ向けてその1秒間に監視ライン32を通ったオブジェクト20の数を算出する。
なお、監視ライン32を通るオブジェクト20の数の算出には、インターバルが設けられてもよい。例えば、算出部2020は、「X秒間においてオブジェクト20が通った数を算出し、その後Y秒間のインターバルを置く(当該Y秒間についてはオブジェクト20が通った数を算出しない)」という処理を繰り返し行う。
ここで、「所定の場所を所定の方向へ通ったオブジェクトの数を、その場所が含まれる時系列の画像を利用して算出する」という技術には、人流推定などに利用される既存の技術を利用することができる。
<流量マーク40の生成:S106
出力部2040は、1つ以上の監視方向34について、その監視方向34に向けて監視位置30を通ったオブジェクト20の数に基づき、流量マーク40を生成する(S106)。流量マーク40は、そのサイズ、その数、又はその色などにより、オブジェクトの数の多さを表す任意の画像である。流量マーク40の形状としては、任意の形状を利用することができる。ただし、流量マーク40の形状は、対応する監視方向34を表現できる形状であることが好ましい。
図6は、流量マーク40を例示する図である。流量マーク40-1は、監視方向34-1へ向く矢印として実現されている。一方、流量マーク40-2は、監視方向34-2へ向いているオブジェクト20を表現した画像で実現されている。この例では、オブジェクト20として人を扱うことを前提としているため、流量マーク40-2は、監視方向34-2へ向く人の画像で表されている。
オブジェクトの数の多さを流量マーク40のサイズで表す場合、流量マーク40のサイズは、その流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に応じて決定される。例えば、このサイズは、各監視方向34へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数の合計(以下、総通過数)に対する相対数で決定される。例えば、基準サイズ Sb を定めておく。そして、総通過数が Na であり、或る監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数が n であるとする。この場合、出力部2040は、その監視方向34に対応する流量マーク40のサイズを、Sb*(n/Na) とする。
ここで、監視位置30におけるオブジェクト20の総通過数は、監視位置30に含まれる各監視ライン32において各監視方向34へ向けて通過したオブジェクト20の数の合計値として算出される。例えば図5(d)の例では、監視ライン32-1を監視方向34-1へ向けて通過したオブジェクト20の数、監視ライン32-2を監視方向34-2へ向けて通過したオブジェクト20の数、及び監視ライン32-3を監視方向34-3へ向けて通過したオブジェクト20の数の合計値となる。よって、図5(d)の例では、T 字路を外側へ向けて移動したオブジェクト20の数の合計値が、総通過数となる。よって、総通過数に対する相対数で流量マーク40のサイズを決める場合、或る監視方向34に対応する流量マーク40のサイズは、その監視方向34へ向けて T 字路を出たオブジェクト20の数を、任意の方向へ向けて T 字路を出たオブジェクト20の数(総通過数)で割った値に比例する。
監視方向34に対応する流量マーク40のサイズは、その監視方向34へ向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の絶対数で決定されてもよい。例えば、基準サイズ Sb に対応するオブジェクト20の絶対数の基準値 Nb を定めておく。この場合、出力部2040は、監視方向34へ向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数 n に基づき、流量マーク40のサイズを Sb*(n/Nb) とする。
なお、流量マーク40のサイズは、監視ライン32のサイズ(長さ)に基づいて正規化されてもよい。例えば、監視位置30が、監視ラインL1から監視ラインL3という3つの監視ライン32で構成されているとする。そして、監視ラインL1からL3の長さがそれぞれ、l1 から l3 であるとする。この場合、前述したいずれかの方法で算出した流量マーク40のサイズに対し、監視ライン32の長さの比率を掛けることで、正規化が行われる。例えば監視ラインL1であれば、監視ライン32の長さの比率は、l1/(l1+l2+l3) で表される。このように正規化を行うことで、監視ライン32で示される通路の、幅や広さ等に対するオブジェクトの数が表現され、流量マーク40により、監視ライン32の危険度合いや監視の必要性の高さなどを表すことができる。
なお、前述した流量マーク40のサイズは、流量マーク40全体のサイズを意味してもよいし、流量マーク40の一部分(例えば矢印マークの長さ)のみのサイズを意味してもよい。すなわち、前者の場合、監視方向34へ向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に応じて、その監視方向34に対応する流量マーク40の全体のサイズが決められる。一方、後者の場合、監視方向34へ向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に応じて、その監視方向34に対応する流量マーク40の特定部分のサイズが決められる。
出力部2040は、算出したサイズを持つ流量マーク40を生成する。例えば、基準のサイズ及び基準の方向で、流量マーク40の元となるソース画像を用意しておく。出力部2040は、監視方向34に対応する流量マーク40を、ソース画像から生成する。具体的には、出力部2040は、ソース画像に対して、算出したサイズに基づくサイズ変換や、監視方向34に基づく回転処理等を加えることで、流量マーク40を生成する。
なお、算出部2020によってオブジェクト20の数が算出された監視方向34のうち、一部の監視方向34についてのみ流量マーク40が生成されてもよい。例えば出力部2040は、算出されたオブジェクト20の絶対数が所定値以上である監視方向34についてのみ、流量マーク40を生成する。その他にも例えば、出力部2040は、監視方向34について算出したオブジェクト20の相対数が所定値以上である監視方向34についてのみ、流量マーク40を生成する。また、監視ライン32のサイズによる正規化を行う場合、出力部2040は、正規化後のサイズが所定値以上となる流量マーク40のみを生成してもよい。
これらの方法によれば、オブジェクト20の数が比較的多い監視方向34についてのみ流量マーク40が生成されるようにすることができる。そのため、混雑によるトラブルが発生する蓋然性が比較的高い監視方向34についてのみ流量マーク40が生成される。よって、このような流量マーク40を見ることで、危険性、監視の必要性、及び誘導の必要性などが比較的高い場所及び移動方向を容易に把握することができる。
なお、オブジェクト20の数が比較的少ない監視方向34についてのみ流量マーク40が生成されるようにしてもよい。すなわち、オブジェクト20の絶対数や相対数が所定値以下である監視方向34についてのみ流量マーク40が生成されるようにしてもよい。オブジェクト20の数が比較的少ない監視方向34については、その方向に移動するオブジェクト20の数を増やすようにオブジェクト20の誘導を行うことで、混雑緩和や危険回避が可能であると考えられる。そのため、このような流量マーク40を見ることで、オブジェクト20の誘導に適した場所及び方向を容易に把握することができる。
オブジェクト20の数の多さは、流量マーク40の数によって表されてもよい。この場合、流量マーク40の数が、その流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に応じて決定される。
図8は、オブジェクト20の数に応じて流量マーク40の数が決定されるケースを例示する図である。図8のケースでは、監視方向34-2に向けて監視ライン32を通過したオブジェクト20の数が、監視方向34-1に向けて監視ライン32を通過したオブジェクト20の数の3倍となっている。そのため、監視方向34-2に対応する流量マーク40-2の数は3つとなっており、監視方向34-1に対応する流量マーク40-1の数は1つとなっている。
流量マーク40の数は、その流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数と同数であってもよいし、同数でなくてもよい。後者の場合、例えば、流量マーク40の数は、その流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に比例する数として定められる。その具体的な方法には、オブジェクト20の数の多さに応じて流量マーク40のサイズを決定する方法と同様の方法を利用できる。
例えば、流量マーク40の基準数 Tb を定めておき、オブジェクト20の総通過数が Na であり、或る監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数が n である場合に、出力部2040は、その監視方向34に対応する流量マーク40の数を Tb*(n/Na) とする。その他にも例えば、基準数 Tb に対応するオブジェクト20の絶対数の基準値 Nb を定めておき、監視方向34へ向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数 n に基づき、流量マーク40の数を Tb*(n/Nb) としてもよい。なお、流量マーク40のサイズと同様に、流量マーク40に数についても前述した正規化を行ってもよい。
なお、前述した方法で流量マーク40数を算出した結果、その算出結果が整数にならないこともある。この場合、例えば出力部2040は、四捨五入や切り捨てなどといった任意の方法を用いて、流量マーク40の数が整数となるようにする。その他にも例えば、出力部2040は、流量マーク40のサイズを基準のサイズから変えることで、1未満の数を表現してもよい。例えば、流量マーク40の数を算出した結果が 3.4 となった場合、基準のサイズの流量マーク40を3つと、そのサイズの 0.4 倍のサイズの流量マーク40を1つとで、3.4 個の流量マーク40を表すことができる。
オブジェクト20の数の多さは、流量マーク40の色によって表されてもよい。この場合、流量マーク40の色が、その流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数に応じて決定される。
例えば、監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数の比率と、その比率に対応する色との対応関係を予め定めておく。ここでいうオブジェクト20の数の比率とは、前述した総通過数や基準数に対する割合である。出力部2040は、流量マーク40に対応する監視方向34に向けて監視ライン32を通ったオブジェクト20の数の比率を算出し、その比率に対応付けられている色を特定し、その色の流量マーク40を生成する。
図9は、オブジェクト20の数の比率に応じて流量マーク40の色が決定されるケースを例示する図である。図9の例では、比率が1に近づくほど色が濃くなるように、比率と色の対応関係が定められている。また、図9の例では、流量マーク40-1は、流量マーク40-2の色よりも薄くなっている。このことから、監視方向34-1に向けて監視ライン32を通過したオブジェクト20の数は、監視方向34-2に向けて監視ライン32を通過したオブジェクト20の数よりも少ないことが分かる。
なお、比率と色との関係は、比率が高いほど色が濃くなるという関係に限定されず、任意の関係を定めることができる。
<結果画像60の出力:S108
出力部2040は、結果画像60を出力する(S108)。結果画像60は、監視位置30が含まれる画像に対して流量マーク40を重畳することで生成される画像である。前述したように、「監視位置30が含まれる画像」は、流量マーク40の生成に利用された対象画像10であってもよいし、背景画像であってもよいし、監視位置30が含まれる地図画像であってもよい。なお、結果画像60には、流量マーク40に加え、監視位置30を表す画像(監視ライン32や監視方向34を表す画像)、オブジェクトの数を表す画像を含めることが好適である。
結果画像60の出力先は任意である。例えば出力部2040は、流量情報出力装置2000に接続されているディスプレイ装置に対して、結果画像60を出力する。すなわち、結果画像60がディスプレイ装置に表示される。その他にも例えば、出力部2040は、流量情報出力装置2000以外の装置(例えば、監視員などのユーザが利用している携帯端末)に対して結果画像60を送信する。これにより、他の装置に接続されているディスプレイ装置に結果画像60が表示される。その他にも例えば、出力部2040は、流量情報出力装置2000からアクセス可能な記憶装置に結果画像60を格納してもよい。
結果画像60における流量マーク40の位置は、対応する監視ライン32の近くであることが好ましい。例えば出力部2040は、流量マーク40を、対応する監視ライン32の位置から、対応する監視方向34へ向けて移動した(ずらした)位置に重畳する。
図7は、結果画像60における流量マーク40の位置を例示する第1の図である。図7において、流量マーク40-1に対応する監視方向34-1は左方向である。そのため、流量マーク40-1は、監視ライン32から左方向に移動した位置に重畳されている。一方、流量マーク40-2に対応する監視方向34-2は右方向である。そのため、流量マーク40-2は、監視ライン32から右方向に移動した位置に重畳されている。
結果画像60における流量マーク40の位置は、必ずしも監視方向34に基づいて決められなくてもよい。図10は、結果画像60における流量マーク40の位置を例示する第2の図である。この例では、流量マーク40-1と流量マーク40-2は、いずれも監視ライン32に重畳されている。ただし、流量マーク40-1と流量マーク40-2の位置を少しずらすことで、流量マーク40を見やすくしている。
<過去の情報の出力>
出力部2040は、監視位置30について過去に算出されたオブジェクト20の数に関する情報を、さらに結果画像60に含めてもよい。例えば出力部2040は、過去n個の時点におけるオブジェクト20の数に関する統計情報を算出し、当該統計情報を結果画像60に含める。なお、「過去n個」の中には、現在が含まれてもよいし、含まれなくてもよい。例えば統計情報は、過去n個の時点におけるオブジェクト20の数の統計値や、過去n個の時点におけるオブジェクト20の数の推移を表すグラフである。
図11から図13は、結果画像60に含める統計情報を例示する図である。なお、これらの図において、流量マーク40には、その流量マーク40によって表されるオブジェクト20の数の相対数を表す数値が含まれている。
図11では、監視方向34ごとに、その監視方向34におけるオブジェクト20の数について、現在、15分前、及び30分前という3つの時点の平均値が示されている。図12では、監視方向34ごとに、これら3つの時点それぞれについて、その監視方向34におけるオブジェクト20の数が棒グラフで表されている。図13では、監視方向34ごとに、前述した3つの時点それぞれについて、その監視方向34におけるオブジェクト20の相対数が数値で示されている。
なお、過去に算出したオブジェクト20の数は、記憶装置に格納されているものとする。すなわち、算出部2020は、各監視方向34について算出したオブジェクト20の数を、時間情報と対応づけて記憶装置に格納しておく。オブジェクト20の数に対応づけられる時間情報は、そのオブジェクト20の数がどの時点の状況を表すかを特定するためのものである。例えばオブジェクト20の数に対応づけられる時間情報は、オブジェクト20の数の算出時点や、オブジェクト20の数の算出に利用された対象画像10の生成時点などである。なお、複数の対象画像10が利用される場合、その中で最も新しい対象画像10の生成時点、その中で最も古い対象画像10の生成時点、各対象画像10の生成時点の平均値などといった時点を、時間情報として利用できる。
<予測の情報の出力>
出力部2040は、各監視方向34について算出された監視位置30を通るオブジェクト20の数から、将来の時点におけるオブジェクト20の数を予測し、予測したオブジェクト20の数を表す情報を結果画像60に含めてもよい。例えば、出力部2040は、監視方向34ごとに、その監視方向34についてこれまでに算出した複数の時点それぞれにおけるオブジェクト20の数を用いて、オブジェクト20の数の時間変化を表す時系列モデルを生成する。時系列モデルの種類には、任意の種類を用いることができる。
上述した時系列モデルを利用することで、監視方向34ごとに、将来の任意の時点におけるオブジェクト20の数を予測することができる。例えば出力部2040は、各監視方向34について、その監視方向34について生成された時系列モデルを用いて、現時点から所定時間後(例えば15分後)のオブジェクト20の数を算出する。
図14と図15は、予測の情報を出力するケースを例示する図である。現時点において、監視方向34-1へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の相対数は20%であり、監視方向34-2へ向けて監視位置30を通るオブジェクト20の相対数は80%である。さらに、出力部2040は、15分後に監視位置30を通るオブジェクト20の数として、監視方向34-1と監視方向34-2それぞれについて10%と90%という予測の値を算出している。
図14では、予測の値が出力されている。一方、図15では、予測の値だけでなく、予測の値に基づくサイズの流量マークも出力されている。
将来の予測は、具体的な値で出力されなくてもよい。例えば出力部2040は、増加、減少、又は増減なしなどといった現在との比較を表す情報を出力する。図16は、予測の情報が、現在の情報との比較で表されるケースを例示する図である。図16において、監視方向34-1に向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数は減少すると予測されている。そのため、流量マーク40-1の横に下向きの矢印のマークが出力されている。一方、監視方向34-2に向けて監視位置30を通るオブジェクト20の数は増加すると予測されている。そのため、流量マーク40-1の横に上向きの矢印のマークが出力されている。なお、ここでは、増減を表す情報として矢印のマークを用いたが、増減を表す情報は、増減を表せれば他の図形や数値でもよい。この他、増減を表す情報は、流量マークの色を変化させることで示されてもよい。
なお、予測は、複数の時点(15分後、30分後、及び45分後など)について行われてもよい。この場合、例えば出力部2040は、過去の情報と同様に、将来の情報を統計情報(複数の時点について算出されたオブジェクト20の数の統計値や、複数の時点について算出されたオブジェクト20の数の変化を表すグラフなど)として出力する。
<変形例>
流量情報出力装置2000は、現在の情報を含まずに予測の情報のみを含む結果画像60を生成してもよい。例えば流量情報出力装置2000は、現在のオブジェクト20の数に基づいて流量マーク40を算出する代わりに、将来について予測されたオブジェクト20の数に基づいて流量マーク40を生成して出力する。その他にも例えば、流量情報出力装置2000は、流量マーク40を結果画像60に含めず、図16における上向きや下向きの矢印などのように、将来におけるオブジェクト20の数の傾向(増加、減少、又は増減なしなど)に関する情報を含む結果画像60を生成してもよい。なお、上記では、増加、減少、又は増減なしなどといった現在と予測(未来)との比較を表す情報について示したが、増加、減少、又は増減なしなどといった過去と現在との比較を表す情報も同様に示すことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有する流量情報出力装置。
2. 前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
前記算出部は、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数として、その監視方向に対応づけられている前記監視ラインをその監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの数を算出する、1.に記載の流量情報出力装置。
3. 前記出力部は、或る監視方向へ向けて或る監視ラインを通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークとして、その監視方向を表すマークを生成し、生成した流量マークを、前記監視場所が含まれる画像におけるその監視ラインの近くに重畳する、2.に記載の流量情報出力装置。
4. 前記算出部は、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を、前記監視場所を各前記監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの総数に対する相対数として算出する、1.から3いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
5. 前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズを、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、1.から4いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
6. 前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークの数を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、1.から5いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
7. 前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークの色を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、1.から5いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
8. 前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズ又は数を、その監視方向に対応する前記監視ラインの長さで正規化する、1.から7いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
9. 前記出力部は、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の時点それぞれについて算出し、それら複数の時点における前記オブジェクトの数の統計情報を前記結果画像に含める、1.から8いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
10. 前記出力部は、将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、前記予測した前記オブジェクトの数に関する情報を前記結果画像に含める、1.から9いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
11. 前記出力部は、
将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、
各前記監視場所の各前記監視方向について、将来と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果を表す情報を前記結果画像に含める、1.から10いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
12. 前記出力部は、
過去の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通った前記オブジェクトの数を表す情報を取得し、
各前記監視場所の各前記監視方向について、過去と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果を表す情報を前記結果画像に含める、1.から10いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
13. 前記出力部は、前記監視場所を表す画像及び前記オブジェクトの数を表す画像を前記結果画像に含める、1.から12いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
14. 前記監視場所は、2つ以上の通路が合流する場所であり、
前記監視方向は、前記監視場所の外側に向かう方向である、1.から13いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
15. 前記流量マークの形状は前記オブジェクトを表す形状である、1.から14いずれか一つに記載の流量情報出力装置。
16. コンピュータによって実行される制御方法であって、
監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有する制御方法。
17. 前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
前記算出ステップにおいて、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数として、その監視方向に対応づけられている前記監視ラインをその監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの数を算出する、16.に記載の制御方法。
18. 前記出力ステップにおいて、或る監視方向へ向けて或る監視ラインを通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークとして、その監視方向を表すマークを生成し、生成した流量マークを、前記監視場所が含まれる画像におけるその監視ラインの近くに重畳する、17.に記載の制御方法。
19. 前記算出ステップにおいて、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を、前記監視場所を各前記監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの総数に対する相対数として算出する、16.から18いずれか一つに記載の制御方法。
20. 前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズを、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、16.から19いずれか一つに記載の制御方法。
21. 前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークの数を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、16.から20いずれか一つに記載の制御方法。
22. 前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークの色を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、16.から20いずれか一つに記載の制御方法。
23. 前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズ又は数を、その監視方向に対応する前記監視ラインの長さで正規化する、16.から22いずれか一つに記載の制御方法。
24. 前記出力ステップにおいて、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の時点それぞれについて算出し、それら複数の時点における前記オブジェクトの数の統計情報を前記結果画像に含める、16.から23いずれか一つに記載の制御方法。
25. 前記出力ステップにおいて、将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、前記予測した前記オブジェクトの数に関する情報を前記結果画像に含める、16.から24いずれか一つに記載の制御方法。
26. 前記出力ステップにおいて、
将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、
各前記監視場所の各前記監視方向について、将来と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果を表す情報を前記結果画像に含める、16.から25いずれか一つに記載の制御方法。
27. 前記出力ステップにおいて、
過去の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通った前記オブジェクトの数を表す情報を取得し、
各前記監視場所の各前記監視方向について、過去と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果を表す情報を前記結果画像に含める、16.から25いずれか一つに記載の制御方法。
28. 前記出力ステップにおいて、前記監視場所を表す画像及び前記オブジェクトの数を表す画像を前記結果画像に含める、16.から27いずれか一つに記載の制御方法。
29. 前記監視場所は、2つ以上の通路が合流する場所であり、
前記監視方向は、前記監視場所の外側に向かう方向である、16.から28いずれか一つに記載の制御方法。
30. 前記流量マークの形状は前記オブジェクトを表す形状である、16.から29いずれか一つに記載の制御方法。
31. 16.から30いずれか一つに記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
10 対象画像
20 オブジェクト
30 監視位置
32 監視ライン
34 監視方向
40 流量マーク
50 カメラ
60 結果画像
1000 計算機
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージデバイス
1100 入出力インタフェース
1120 ネットワークインタフェース
2000 流量情報出力装置
2020 算出部
2040 出力部

Claims (22)

  1. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記算出部は、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を、前記監視場所を各前記監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの総数に対する相対数として算出する、流量情報出力装置。
  2. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークの数を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、流量情報出力装置。
  3. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
    前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズ又は数を、その監視方向に対応する前記監視ラインの長さで正規化する、流量情報出力装置。
  4. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記出力部は、
    将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、
    各前記監視場所の各前記監視方向について、将来と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果に基づく前記オブジェクトの数の増減の傾向を表す情報を前記結果画像に含める、流量情報出力装置。
  5. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記出力部は、
    過去の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通った前記オブジェクトの数を表す情報を取得し、
    各前記監視場所の各前記監視方向について、過去と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果に基づく前記オブジェクトの数の増減の傾向を表す情報を前記結果画像に含める、流量情報出力装置。
  6. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記監視場所は、2つ以上の通路が合流する場所であり、
    前記監視方向は、前記監視場所の外側に向かう方向である、流量情報出力装置。
  7. 監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出部と、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力部と、を有し、
    前記流量マークの形状は前記オブジェクトを表す形状である、流量情報出力装置。
  8. 前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
    前記算出部は、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数として、その監視方向に対応づけられている前記監視ラインをその監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの数を算出する、請求項1から7いずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  9. 前記出力部は、或る監視方向へ向けて或る監視ラインを通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークとして、その監視方向を表すマークを生成し、生成した流量マークを、前記監視場所が含まれる画像におけるその監視ラインの近くに重畳する、請求項に記載の流量情報出力装置。
  10. 前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズを、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、請求項1からいずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  11. 前記出力部は、前記監視方向に対応する前記流量マークの色を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、請求項1から10いずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  12. 前記出力部は、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の時点それぞれについて算出し、それら複数の時点における前記オブジェクトの数の統計情報を前記結果画像に含める、請求項1から11いずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  13. 前記出力部は、将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、前記予測した前記オブジェクトの数に関する情報を前記結果画像に含める、請求項1から12いずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  14. 前記出力部は、前記監視場所を表す画像及び前記オブジェクトの数を表す画像を前記結果画像に含める、請求項1から13いずれか一項に記載の流量情報出力装置。
  15. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記算出ステップにおいて、前記監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を、前記監視場所を各前記監視方向へ向けて通る前記オブジェクトの総数に対する相対数として算出する、制御方法。
  16. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークの数を、その監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に基づいて決定する、制御方法。
  17. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記監視場所は、1つ以上の監視方向が対応づけられている監視ラインを1つ以上含み、
    前記出力ステップにおいて、前記監視方向に対応する前記流量マークのサイズ又は数を、その監視方向に対応する前記監視ラインの長さで正規化する、制御方法。
  18. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記出力ステップにおいて、
    将来の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を予測し、
    各前記監視場所の各前記監視方向について、将来と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果に基づく前記オブジェクトの数の増減の傾向を表す情報を前記結果画像に含める、制御方法。
  19. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記出力ステップにおいて、
    過去の時点について、前記監視方向に向けて前記監視場所を通った前記オブジェクトの数を表す情報を取得し、
    各前記監視場所の各前記監視方向について、過去と現在について前記オブジェクトの数を比較した結果に基づく前記オブジェクトの数の増減の傾向を表す情報を前記結果画像に含める、制御方法。
  20. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記監視場所は、2つ以上の通路が合流する場所であり、
    前記監視方向は、前記監視場所の外側に向かう方向である、制御方法。
  21. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    監視場所を通るオブジェクトが含まれる対象画像を用いて、前記監視場所を通る前記オブジェクトの数を複数の監視方向それぞれについて算出する算出ステップと、
    少なくとも1つの監視方向について、その監視方向へ向けて前記監視場所を通る前記オブジェクトの数に対応する流量マークを生成し、前記監視場所が含まれる画像に対して前記流量マークを重畳することで結果画像を生成する出力ステップと、を有し、
    前記流量マークの形状は前記オブジェクトを表す形状である、制御方法。
  22. 請求項15から21のいずれか一項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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