JP7364936B2 - 符号化方法、符号化装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、符号化方法、符号化装置、及びプログラムに関する。
映像符号化技術として、MPEG(Moving Picture Experts Group)-2、MPEG-4、及びH.264/MPEG-4 AVC(Advanced Video Coding)等が広く用いられいる。とくに近年は、最新の国際標準映像符号化規格であるH.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)(以下、「HEVC」という。)の普及が進んでいる。さらに、H.265/HEVCの次の国際標準映像符号化規格として、2020年7月の標準化を目指し、H.266/VVC(Versatile Video Coding)(以下、「VVC」という。)の検討が進められている。VVCは、HEVCの2倍の符号化効率が実現されることを目標として、検討が進められている。
HEVC、VVC等の規格に則った映像符号化では、イントラ予測符号化が行われることで符号化効率の向上が実現されている。イントラ予測符号化とは、符号化単位ブロックであるコーディングユニット(CU)を符号化する際に、符号化対象のCU(以下、「符号化対象CU」という。)の周辺に位置する画素の画素値に基づいて、当該符号化対象CU内の画素の画素値を予測・推定し、補償する符号化方式である。具体的には、イントラ予測符号化は、符号化対象CUに隣接するCU内に位置する画素であって、かつ生成済みの再構成画像(すなわち、符号化及び復号がなされた画像)内の画素を複数参照して、符号化対象CUの予測画像を生成する。イントラ予測符号化は、入力画像と予測画像との差分を符号化する。イントラ予測符号化は、予測画像の生成において、RD(Rate-Distortion)コストが最小となるイントラ予測モードをCUごとに決定する。イントラ予測モードとしては、複数の方向性予測のモード(ANGULARモード)と、1つの直流予測のモード(DCモード)と、1つの平面予測のモード(PLANARモード)とが存在する。ANGULARモードのモード数は、HEVCでは33モードに、及びVVCでは65モードに定められている。
上述したように、イントラ予測符号化においては、エンコーダは、RDコストが最小となるイントラ予測モードを選択することが理想的である。しかしながら、RDコストの算出のためには、予測画像生成、差分画像生成、離散コサイン変換(DCT)等の周波数変換、量子化、及びCABAC(Context-based Adaptive Binary Arithmetic Coding)のエントロピー符号化の処理が必要とされる。特に、周波数変換及びエントロピー符号化における処理量は多く、エンコーダが、各CUごとに、全てのイントラ予測モードについてそれぞれRDコストを算出するのは難しい場合がある。
以上のことから、RDコストを簡略化したコスト(以下、「簡略化コスト」という。)の値を用いてイントラ予測モードが決定される場合が多い。例えば、RDコストに代えて、差分画像の差分絶対値和(SATD)にオーバーヘッドビット等を加算した値が、簡略化コストとして用いられることがある。エンコーダは、簡略化コストに基づいて決定された1つのイントラ予測モードについてのみ、予測画像生成、差分画像生成、周波数変換、量子化、逆量子化、及び逆周波数変換の処理を行い、符号化対象CUの再構成画像を生成する。生成された再構成画像は、それ以降に符号化される他の符号化対象CUのイントラ予測符号化において参照される。この簡略化コストを用いる方法によれば、エンコーダは、再構成画像の生成において上記の周波数変換等の処理を一度だけ実行すればよい。すなわち、エンコーダは、イントラ予測モードの決定のために上記の周波数変換等の処理を行う必要がない。
VVCでは、イントラ予測符号化において、ISP(Intra Sub Partition)予測処理という追加手法が提案されている。ISP予測処理においては、CUは、垂直又は水平に分割される。また、ISP予測処理においては、CUは、2つ又は4つのサブCUに分割される。また、ISP予測処理においては、同一のCUから分割された全てのサブCUにおいて、同一のイントラ予測モードが用いられる。そのため、2つ又は4つのサブCUのイントラ予測モードを1つのフラグのみで表現することが可能になり、符号量が削減される。
また、通常のイントラ予測符号化は、上述したように、隣接するCUの再構成画像を参照して符号化対象CUについてのイントラ予測を行う。これに対し、ISP予測処理は、サブCUごとに再構成画像を順次生成していくため、隣接するサブCUの再構成画像を参照して符号化対象のサブCUについてのイントラ予測を行うことができる。そのため、ISP予測処理は、通常のイントラ予測符号化と比べて符号化対象画素と参照先画素との間の空間的距離が近く、より相関の高い画素を参照することができる。これにより、ISP予測処理は、予測画像の予測精度をより向上させ、符号量を削減することができる。
また、ISP予測処理では、当該ISP予測処理を用いるべきか否かを示す情報と、CUをいずれの方向(垂直方向、又は水平方向)に分割すべきかを示す情報とが、それぞれフラグとして送信される。なお、ISP予測処理では、CUをいくつに(2つ、又は4つのいずれに)分割すべきかについては、符号化対象CUのサイズに基づいて自動的に決定される。そのため、ISP予測処理では、CUをいくつに分割すべきかを示すフラグは不要である。
S. De-Luxan-Hernandez, et al., "CE3:Intra Sub-Partitions Coding Mode (Tests 1.1.1 and 1.1.2)," JVET-M0102-v2, Joint Video Experts Team of ITU-T, 13th Meeting Marrakech, January 2019.
ISP予測処理は、1つのフラグのみで全てのサブCUのイントラ予測モードを表現することによって符号量を削減する。これは、同一のCUから分割されたサブCUのそれぞれのイントラ予測モードは近似していることが前提とされているためである。しかしながら、各サブCUの、ISP予測処理が用いられなかった場合に本来決定されるべきイントラ予測モードにばらつきがある場合、本来決定されるべきイントラ予測モードとは全く異なるイントラ予測モードに決定されてイントラ予測が行われるサブCUが生じる。これにより、符号化対象画素と参照先画素との間の距離が近くても、イントラ予測における予測精度は低くなる場合がある。すなわち、ISP予測処理が用いられた場合に、むしろ符号量が増加する場合がある。実際に、各サブCUのイントラ予測モードにばらつきがあることは珍しくなく、ISP予測処理を用いることが望ましくない場合がある。
これに対し、ISP予測処理において、サブCUごとに、全てのイントラ予測モードについてそれぞれRDコストを算出し比較することによって、ISP予測処理を用いるべきか否かを判定することは可能である。しかしながら、ISP予測処理を用いるべきではないと判定された場合、この判定のために行われた処理は無駄になる。そして、この判定のために行われる処理の処理量は膨大になることがある。
上述したように、通常のイントラ予測では、RDコストに代わる簡略化コストに基づいて決定された1つのイントラ予測モードについてのみ、再構成画像生成のための各種処理を一度だけ実行し、処理量を削減することができる。これに対し、ISP予測処理では、同一CU内のサブCUのイントラ予測モードは共通であり、イントラ予測における参照先画素は同一CU内の他のサブCUである。そのため、サブCUごとにイントラ予測モードを順次確定させていくことができない。ISP予測処理では、イントラ予測モードについてのコストを算出する場合、1つ目のサブCUについて上記のイントラ予測モードでの再構成画像を生成した後でなければ、2つ目のサブCUについて上記のイントラ予測モードでのイントラ予測における参照を行うことができない。このように、ISP予測処理では、各サブCUにおいて、候補となるイントラ予測モードの全ての場合について再構成画像の生成が必要となる。そのため、ISP予測処理では、候補となるイントラ予測モードの数に相当する回数だけ、再構成画像生成のための各種処理が実行されなければならない。
このように、ISP予測処理では、通常のイントラ予測に比べて処理量が膨大となる。また、ISP予測処理を用いるべきか否かについての判定を行うためには、サブCUごとに、全てのイントラ予測モードについてそれぞれRDコストが算出される必要があり、この判定に要する処理の処理量は膨大になることが多い。また、ISP予測処理におけるイントラ予測モードの決定においては、CUの分割方向(垂直方向、又水平方向)を示すフラグと、VVCの全67モードのイントラ予測モードの中のいずれのイントラ予測モードであるかを示すフラグとがそれぞれ必要になる。そのため、ISP予測処理では、分割方向とイントラ予測モードとの全ての組み合わせについて、各サブCUの再構成画像生成が必要となるため、エンコーダにおける処理に大きな負担がかかるという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、イントラ予測符号化におけるISP(Intra Sub Partition)予測処理の処理量を削減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、画像をブロックに分割して符号化を行う符号化方法であって、符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割ステップと、前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化ステップと、を有する符号化方法である。
また、本発明の一態様は、画像をブロックに分割して符号化を行う符号化装置であって、符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割部と、前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定部と、前記判定部により、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化部と、を備える符号化装置である。
また、本発明の一態様は、画像をブロックに分割して符号化を行うコンピュータに、符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割ステップと、前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明により、イントラ予測符号化におけるISP(Intra Sub Partition)予測処理の処理量を削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る映像符号化装置100の機能構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るイントラ予測処理部101の機能構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るISP事前解析部202の動作を示すフローチャート。 VVCのイントラ予測モードを示す図。 本発明の第1の実施形態に係るISP事前解析部202によって生成されるヒストグラムの一例を示す図。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る映像符号化装置100について、図面を参照しながら説明する。
[映像符号化装置の構成]
以下、映像符号化装置100の機能構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像符号化装置100の機能構成を示すブロック図である。映像符号化装置100は、符号化対象CUを示す映像信号(以下、「原画像信号」という。)の入力を受け付ける。映像符号化装置100は、入力された原画像信号を、指定されたパラメータに従って符号化する。そして、映像符号化装置100は、符号化された結果を示す符号化ビットストリームを出力する。
図1に示すように、映像符号化装置100は、イントラ予測処理部101と、インター予測処理部102と、予測画像生成部103と、残差信号生成部104と、変換・量子化処理部105と、エントロピー符号化部106と、逆量子化・逆変換処理部107と、復号信号生成部108と、ループフィルタ処理部109と、参照画像用データ記憶部110とを含んで構成される。
予測画像生成部103は、イントラ予測処理部101又はインター予測処理部102から出力された予測結果を示す情報を取得する。予測画像生成部103は、予測結果を示す情報に従い、参照画像用データ記憶部110に保存された過去の復号画像データを参照して、原画像信号の予測信号を生成する。予測画像生成部103は、予測信号を残差信号生成部104及び復号信号生成部108へ出力する。
残差信号生成部104は、原画像信号を取得する。また、残差信号生成部104は、予測画像生成部103から出力された予測信号を取得する。残差信号生成部104は、原画像信号と予測信号との差分を算出する。残差信号生成部104は、算出された差分を示す予測残差信号を変換・量子化処理部105へ出力する。
変換・量子化処理部105は、残差信号生成部104から出力された予測残差信号を取得する。変換・量子化処理部105は、取得された予測残差信号に対してDCT変換等の直交変換を行い、変換係数を生成する。変換・量子化処理部105は、生成された変換係数を量子化する。変換・量子化処理部105は、量子化された変換係数を、エントロピー符号化部106及び逆量子化・逆変換処理部107へ出力する。
エントロピー符号化部106は、変換・量子化処理部105から出力された、量子化された変換係数を取得する。エントロピー符号化部106は、量子化された変換係数をエントロピー符号化する。エントロピー符号化部106は、エントロピー符号化の結果を示す符号化ビットストリームを出力する。
逆量子化・逆変換処理部107は、変換・量子化処理部105から出力された、量子化された変換係数を取得する。逆量子化・逆変換処理部107は、量子化された変換係数を逆量子化する。逆量子化・逆変換処理部107は、逆量子化された変換係数に対して逆直交変換を行い、予測残差復号信号を生成する。逆量子化・逆変換処理部107は、生成された予測残差復号信号を復号信号生成部108へ出力する。
復号信号生成部108は、予測画像生成部103から出力された予測信号を取得する。また、復号信号生成部108は、逆量子化・逆変換処理部107から出力された予測残差復号信号を取得する。復号信号生成部108は、予測信号と予測残差復号信号とを加算することにより、符号化対象CUの復号信号を生成する。復号信号生成部108は、生成された復号信号をループフィルタ処理部109及び参照画像用データ記憶部110へ出力する。
ループフィルタ処理部109は、復号信号生成部108から出力された復号信号を取得する。ループフィルタ処理部109は、取得された復号信号に対してフィルタリング処理を行うことにより、参照画像を生成する。ここでいうフィルタリング処理とは、符号化歪みを低減させる処理である。ループフィルタ処理部109は、生成された参照画像を参照画像用データ記憶部110へ出力する。
参照画像用データ記憶部110は、復号信号生成部108から出力された復号信号と、ループフィルタ処理部109から出力された参照画像とを取得する。以下、復号信号生成部108から出力された復号信号を、「ループフィルタ処理前の復号信号」ともいう。また、ループフィルタ処理部109から出力された参照画像を、「ループフィルタ処理後の復号信号」ともいう。参照画像用データ記憶部110は、ループフィルタ処理前の復号信号とループフィルタ処理後の復号信号とを記憶する。参照画像用データ記憶部110に記憶されたループフィルタ処理前の復号信号及びループフィルタ処理後の復号信号は、イントラ予測処理部101における予測処理及びインター予測処理部102における予測処理と、予測画像生成部103における予測画像の生成処理において用いられる。
イントラ予測処理部101は、原画像信号を取得する。また、イントラ予測処理部101は、参照画像用データ記憶部110からループフィルタ処理前の復号信号を取得する。イントラ予測処理部101は、原画像信号に対し、取得されたループフィルタ処理前の復号信号を用いてイントラ予測を行う。イントラ予測処理部101は、イントラ予測による予測結果を示す情報を予測画像生成部103へ出力する。なお、イントラ予測処理部101の構成については、後に詳しく説明する。
インター予測処理部102は、原画像信号を取得する。インター予測処理部102は、参照画像用データ記憶部110からループフィルタ処理後の復号信号を取得する。インター予測処理部102は、原画像信号に対し、取得されたループフィルタ処理後の復号信号を用いてフレーム間の動き探索処理を行う。インター予測処理部102は、インター予測による予測結果を示す情報を予測画像生成部103へ出力する。
[イントラ予測処理部の構成]
以下、イントラ予測処理部101の機能構成について、更に詳しく説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るイントラ予測処理部101の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、イントラ予測処理部101は、本イントラ予測処理部201と、ISP事前解析部202と、ISP予測処理部203とを含んで構成される。
イントラ予測処理部101は、原画像信号を取得する。また、イントラ予測処理部101は、参照画像用データ記憶部110から参照画像(ループフィルタ処理前の復号信号)を取得する。
本イントラ予測処理部201は、原画像信号と参照信号とを用いて、通常のイントラ予測を行う。すなわち、本イントラ予測処理部201は、符号化対象CUに対し、当該符号化対象CUの周囲の参照画素をイントラ予測モードに則って参照する。VVCでは、イントラ予測モードの候補として、最大67モード(DCの1モード、PLANARの1モード、及びANGULARの65モード)存在する。
本イントラ予測処理部201は、符号化対象CUについて、イントラ予測モードごとに評価指標の指標値(例えば、RDコスト)を算出する。本イントラ予測処理部201は、算出された指標値のうち最良の指標値となるイントラ予測モードを、符号化対象のCUイントラ予測モードとして決定する。本イントラ予測処理部201は、決定されたイントラ予測モードを示す情報を予測結果として予測画像生成部103へ出力する。
ISP事前解析部202は、ISP予測処理部203によって行われるISP予測処理のための事前解析を行う。ISP事前解析部202は、事前解析により、ISP予測処理を実行すべきか否かを決定する。また、ISP事前解析部202は、ISP予測処理を行う場合、候補とするCUの分割方向(すなわち、垂直方向、水平方向、又はその両方)を決定する。また、ISP事前解析部202は、ISP予測処理を行う場合、ISP予測処理において候補とするイントラ予測モードを決定する。ISP事前解析部202は、決定された結果(ISP予測処理の実行可否、候補とするCUの分割方向、及び候補とするイントラ予測モード)を示す情報をISP予測処理部203へ出力する。
ISP予測処理部203は、ISP事前解析部202から出力された情報を取得する。ISP予測処理部203は、取得された情報に基づいて動作を決定する。例えば、ISP予測処理部203は、取得された情報がISP予測処理を行うべきではないこと示す情報である場合には、ISP予測処理を実行しない(すなわち、何もしない)。また、例えば、ISP予測処理部203は、取得された情報がISP予測処理を行うべきであること示す情報である場合には、ISP予測処理を行う。
ISP予測処理部203は、ISP予測処理を行う場合、符号化対象CUを2複数の(2つ又は4つの)サブCUに分割する。なお、ISP予測処理部203は、符号化対象CUのサイズに基づいて、当該符号化対象CUをいくつのサブCUに分割するかを決定する。
ISP予測処理部203は、垂直方向又は水平方向に符号化対象CUを分割してISP予測処理を行う。ISP予測処理部203は、ISP事前解析部202から取得した情報に基づいて、符号化対象CUを垂直方向に分割してISP予測処理を行うか、符号化対象CUを水平方向に分割してISP予測処理を行うか、又は、これらのISP予測処理の双方を行うかを決定する。
ISP予測処理において、1つのCU内のサブCUのそれぞれのイントラ予測モードは共通である。それぞれのサブCUにおいて、当該サブCUの周囲の他のサブCU内の参照画素が、イントラ予測モードに則って参照される。そしてイントラ予測モードごとに復号画像が適宜生成され、以降の他のサブCUについてのおISP予測処理においては、直前のサブCUの復号画像の画素が参照画素として用いられる。
VVCのISP予測処理におけるイントラ予測モードは、上記の本イントラ予測処理部201によって用いられるイントラ予測モードと同様に、最大67モード(DCの1モード、PLANARの1モード、及びANGULARの65モード)存在する。但し、上述したISP事前解析部202によって決定される、候補とするイントラ予測モードによって、実際に用いられるイントラ予測モードの個数は67モードから大幅に削減されうる。
ISP予測処理部203は、ISP予測処理を行う場合、符号化対象CUについて、候補とする分割方向ごとに評価指標の指標値(例えば、RDコスト)を算出する。また、ISP予測処理部203は、ISP予測処理を行う場合、符号化対象CUについて、候補とするイントラ予測モードごとに評価指標の指標値を算出する。
ISP予測処理部203は、候補とする分割方向についてそれぞれ算出された指標値のうち最良の指標値となる分割方向を、符号化対象CUの分割方向として決定する。また、ISP予測処理部203は、候補とするイントラ予測モードについてそれぞれ算出された指標値のうち最良の指標値となるイントラ予測モードを、符号化対象CUのイントラ予測モードとして決定する。イントラ予測モードは、決定された分割方向及びイントラ予測モードを示す情報を予測結果として、予測画像生成部103へ出力する。
なお、本イントラ予測処理部201は、ISP事前解析部202の決定に基づき、ISP予測処理部203によるISP予測処理が行われない場合にのみイントラ予測処理を行う構成であってもよい。または、本イントラ予測処理部201は、ISP予測処理部203によるISP予測処理が行われるか否かにかかわらず、常にイントラ予測処理を行う構成であってもよい。なお、本イントラ予測処理部201が常にイントラ予測処理を行う構成である場合には、イントラ予測処理部101は、例えば、本イントラ予測処理部201によって仮決定されたイントラ予測モードによる指標値と、ISP予測処理部203によって仮決定された、ISP予測処理における分割方向及びイントラ予測モードによる指標値とを比較して、より良い指標値を予測結果として予測画像生成部103へ出力するようにしてもよい。
上述した構成を備えることで、本実施形態に係る映像符号化装置100は、ISP事前解析部202によって、各サブCUの間のエッジ情報の相似度を算出する。映像符号化装置100は、当該相似度を用いてISP予測処理の実行可否、及びISP予測処理における各パラメータを決定する。これにより、映像符号化装置100は、映像符号化時におけるISP予測処理の処理量を削減することができる。
[ISP事前解析部の動作]
以下、ISP事前解析部202のISP事前解析処理における動作の一例について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るISP事前解析部202の動作を示すフローチャートである。本フローチャートが示す動作は、ISP事前解析部202が符号化対象のCTU(Coding Tree Unit)に対するISP事前解析処理を開始した際に開始される。
ISP事前解析部202は、符号化対象のCTUについて、X方向の微分画像、及びY方向の微分画像をそれぞれ生成する(ステップS101及びステップS102)。なお、微分画像の生成には、例えば、1次微分フィルタ、Prewittフィルタ、及びSobelフィルタ等を用いることができる。これにより、符号化対象のCTU内に存在する全画素について、それぞれX方向微分強度及びY方向微分強度が得られる。
ISP事前解析部202は、符号化対象のCTU内の画素のそれぞれについて、エッジ方向とエッジ強度とを算出する(ステップS104)。例えば、ISP事前解析部202は、符号化対象CTU内の画素それぞれについて、X方向微分強度とY方向微分強度とのL1ノルム又はL2ノルム(を整数に丸めた値)を、エッジ強度としてもよい。
図4は、VVCのイントラ予測モードを示す図である。VVCのANGULAR予測の場合、図4のように、イントラ予測方向はmode2からmode66までの計65方向に分類される。X方向微分強度とY方向微分強度から各画素の微分方向がわかるため、ISP事前解析部202は、VVCのANGULAR予測におけるイントラ予測方向65方向のうち、各画素の微分方向(又は、微分方向を180度反転した方向)に最も近い方向を対象画素のエッジ方向として決定するようにしてもよい。ここで、各画素のエッジ方向は、2から66のいずれかの整数をとる。
なお、イントラ予測方向の65方向は、左上方向の180度の範囲をカバーするものである。そのため、算出された微分方向が右下方向180度部分を指している場合には、ISP事前解析部202は、微分方向を180度反転した上で、最も近い方向を対象画素のエッジ方向として決定するようにしてもよい。
ISP事前解析部202は、上記のステップS101~ステップS103においてCTU全体に対する処理を行った後、下記のステップS105~ステップS111においてCUごとの処理を行う。ISP事前解析部202は、CU位置が異なる場合についてS105~S111の処理をそれぞれ行うだけでなく、CUサイズが異なる場合についてもS105~S111の処理をそれぞれ行う。
ISP事前解析部202は、まずISP事前処理を行う対象のCU(すなわち、符号化対象CU)を設定する(CU index=0)(ステップS104)。ISP事前解析部202は、まずCUの分割方向が垂直方向である場合について試行する(Division index=0(0:垂直,1:水平))(ステップS105)。ISP事前解析部202は、ISP予測処理として、上記設定された符号化対象CUを複数のサブCUに分割する(SubCU index=0)(ステップS106)。なお、上述したように、符号化対象CUがいくつのサブSUに分割されるかについては、当該符号化対象CUのサイズに応じて自動的に決定される。ISP事前解析部202は、最初のサブCUを設定し、以降の処理を行う。
ISP事前解析部202は、上記設定されたサブCU内の全ての画素について、上記ステップS103において算出されたエッジ情報の投票を行う。これにより、い、ISP事前解析部202は、例えば図5に示すようなエッジ方向ごとのヒストグラムを生成する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るISP事前解析部202によって生成されるヒストグラムの一例を示す図である。ISP事前解析部202は、例えば、各画素のエッジ方向に相当するモード番号(イントラ予測モードの番号)に、各画素ごとに1ずつ投票をしていくことによってヒストグラムを生成するようにしてもよい。又は、ISP事前解析部202は、例えば、各画素のエッジ方向に相当するモード番号に、各画素ごとにエッジ強度の値を投票していくことによってヒストグラムを生成するようにしてもよい。
又は、ISP事前解析部202は、例えば、各画素のエッジ方向に相当するモード番号のみに投票するのではなく、各画素のエッジ方向に相当するモード番号と、その前後のいくつかのモード番号にも投票するようにしてもよい。さらに、この場合、ISP事前解析部202は、例えば、各画素のエッジ方向に相当するモード番号に最も大きな値を投票するようにし、その前後のモード番号についてはエッジ方向に相当するモード番号から離れたモード番号ほど小さな値を投票するようにしてもよい。
ISP事前解析部202は、上記設定されたサブCUにおけるヒストグラムを生成した後、生成されたヒストグラムにおいて最大の度数となるイントラ予測モードのモード番号を、サブCUのエッジ方向として設定する。例えば、図5に示されるヒストグラムの場合、サブCUのエッジ方向は「9」である。ISP事前解析部202は、サブCUのエッジ方向における、ヒストグラムにおける度数(すなわち、強度)をサブCUのエッジ強度として設定する(ステップS107)。
ISP事前解析部202は、上記設定されたサブCUが符号化対象CU内における最後のサブCUであるか否かを判定する(ステップS108)。最後のサブCUであると判定された場合(ステップS108・Yes)、ISP事前解析部202は、以下のステップS109に示す処理に進む。最後のサブCUではないと判定された場合(ステップS108・No)、ISP事前解析部202は、次のサブCUに対する処理に進み(SubCU index+=1)(ステップS112)、次のサブCUに対して上記ステップS107以降の処理を行う。
ISP事前解析部202は、上記設定されたCUの水平方向の分割方向について試行中であるか否かを判定する(Division index==1?)(ステップS109)。水平方向の分割方向について試行中であると判定された場合(ステップS109・Yes)、ISP事前解析部202は、以下のステップS110示す処理に進む。垂直方向の分割方向について試行中であると判定された場合(ステップS109・No)、ISP事前解析部202は、次に、水平方向の分割方向について試行を行う(Division index+=1)(ステップS113)。
ISP事前解析部202は、符号化対象CUを各分割方向(垂直方向及び水平方向)にそれぞれ分割した場合における全てのサブCUのエッジ方向及びエッジ強度を決定すると、サブCUのエッジ方向及びエッジ強度の情報を用いて、ISP予測処理の実行可否、候補とするCUの分割方向、及び候補とするイントラ予測モードを決定する(ステップS110)。なお、これらのISP予測処理における各パラメータの決定方法については後に詳しく説明する。
ISP事前解析部202は、上記設定されたCUが符号化対象のCTU内における最後のCUであるか否かを判定する(ステップS111)。最後のCUであると判定された場合(ステップS111・Yes)、ISP事前解析部202は、符号化対象のCTUに対するISP事前解析処理を終了する。最後のCUではないと判定された場合(ステップS111・No)、ISP事前解析部202は、次のCUに対する処理に移り(CU index+=1)(ステップS114)、次のCUに対して上記ステップS105以降の処理を行う。以上で、図3のフローチャートが示すISP事前解析部202の動作が終了する。
[パラメータ決定方法]
以下、図3に示されるフローチャートのステップS110において行われる、ISP予測処理における各パラメータの決定方法について説明する。
ISP事前解析部202は、符号化対象CUが分割された(2つ又は4つの)サブCUのうち、エッジ方向が同一である組が少なくとも1組存在する場合のみ、ISP予測処理を実行する。すなわち、ISP事前解析部202は、各サブCUのエッジ方向が同一である組が1組も存在しないない場合には、ISP予測処理を実行しない。
ISP事前解析部202は、ISP予測処理を行う場合には、各サブCUのエッジ方向が同一である組の数がより多いほうの分割方向(垂直方向、又は水平方向)のみについてISP予測処理を実行する。各サブCUにおいてエッジ方向が同一である組の数が、垂直方向と水平方向とにおいて互いに等しい場合には、ISP事前解析部202は、垂直方向に分割する場合と水平方向に分割する場合とのそれぞれについて、サブCUごとのエッジ強度を全て合計する。そして、ISP事前解析部202は、合計されたエッジ強度がより強いほうの分割方向に決定するようにしてもよい。
または、垂直方向の分割及び水平方向のいずれの分割方向の場合においても、各サブCUのエッジ方向が同一である組が少なくとも1組存在する場合には、ISP事前解析部202は、いずれの分割方向についてもISP予測処理を実行するようにしてもよい。なお、上記の各サブCUのエッジ方向が同一である組が少なくとも1組存在する場合とは、すなわち、少なくとも2つのサブCUから同じエッジ方向が出力された場合である。
ISP事前解析部202は、ISP予測処理を行う場合、各サブCUにおいて同一である組が存在するエッジ方向のみを、ISP予測処理におけるのイントラ予測モードの候補とする。なお、ISP事前解析部202は、上記エッジ方向に対応するイントラ予測モードに加えて、DCモード及びPLANARモードを加えた3つのイントラ予測モードを、ISP予測処理におけるイントラ予測モードの候補とするようにしてもよい。
上記のようなISP予測処理の各パラメータの決定方法によれば、サブCUのエッジ方向ごとの等価比較処理だけで、ISP予測処理の実行可否、候補とするCUの分割方向、及び候補とするイントラ予測モードを決定することが可能となる。これにより、より少ない処理量で、以降のISP予測処理の絞り込みが可能になる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、図3に示されるフローチャートのステップS110において行われるISP予測処理の各パラメータの決定方法として、上述した第1の実施形態とは異なり次のような方法が用いられる。
[パラメータ決定方法]
ISP事前解析部202は、符号化対象CUが分割された(2つ又は4つの)サブCUのそれぞれのエッジ方向のモード番号の、最大値と最小値とを算出する。ISP事前解析部202は、算出された最大値と最小値との差分値がエンコーダの使用者によって設定可能なパラメータ値よりも小さい場合にのみ、ISP予測処理を実行する。すなわち、ISP事前解析部202は、符号化対象CUのいずれの分割方向(垂直方向及び水平方向の双方)についても、算出された最大値と最小値との差分値がエンコーダ使用者によって設定可能なパラメータ値以上になる場合には、ISP予測処理を実行しない。
なお、全てのサブCUにおけるエッジ方向のモード番号の最大値と最小値との差が小さいということは、外れた方向を向いたサブCUが存在しないということ、すなわち、サブCU全体が同じ方向を向いている場合であることを意味する。上記のISP事前解析部202の構成は、このような場合においてのみISP予測処理を行わせることを意図した構成である。
ISP事前解析部202は、上記の差分値がより小さい分割方向(垂直方向又は水平方向)のみについて、ISP予測処理を実行する。または、ISP事前解析部202は、符号化対象CUのいずれの分割方向(垂直方向及び水平方向の双方)についても、上記の差分値がパラメータ値より小さい場合には、いずれの分割方向についてもISP予測処理を実行するようにしてもよい。
ISP事前解析部202は、ISP予測処理を行う場合、同一の分割方向の全てのサブCUのヒストグラムをマージすることによって、符号化対象CUのヒストグラムを生成する。ISP事前解析部202は、符号化対象CUのヒストグラムにおいて、最大の度数となるモード番号のみを符号化対象CUのエッジ方向とISP予測処理におけるイントラ予測モードの候補とする。または、ISP事前解析部202は、符号化対象CUのヒストグラムにおいて度数が上位であるいくつかのモード番号に対応するイントラ予測モードを、ISP予測処理のイントラ予測モードの候補とするようにしてもよい。
又は、ISP事前解析部202は、全てのサブCUのエッジ方向におけるそれぞれのモード番号の平均値に対応するイントラ予測モードのみを、ISP予測処理におけるイントラ予測モードの候補とするようにしてもよい。又は、ISP事前解析部202は、全てのサブCUのエッジ方向におけるそれぞれのモード番号のうち、中央値と同一又は中央値に近似する2つのモード番号に対応するイントラ予測モードのみを、ISP予測処理におけるイントラ予測モードの候補とするようにしてもよい。
なお、上記の、全てのサブCUのエッジ方向におけるそれぞれのモード番号の平均値に対応するイントラ予測モードとは、各サブCUのエッジ方向におけるそれぞれのモード番号との差の総和が最小になるようなイントラ予測モードであることを意味する。
なお、上述した第2の実施形態に係るイントラ予測モードの決定方法のいずれにおいても、第1の実施形態と同様に、ISP事前解析部202は、上記エッジ方向に対応するイントラ予測モードに加えて、DCモード及びPLANARモードを加えた3つのイントラ予測モードを、ISP予測処理におけるイントラ予測モードの候補とするようにしてもよい。
上記のようなISP予測処理の各パラメータの決定方法によれば、エンコーダの使用者によって設定可能なパラメータ値に対する値の大小関係によってISP予測処理の実行可否が決定されるため、エンコーダ側のみでISP予測処理の使用率を調整することが可能である。
なお、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態において、ISP予測処理の実行可否、候補とするCUの分割方向、及び候補とするイントラ予測モードが、別々の決定方法によって決定されるような構成であってもよい。例えば、ISP予測処理のを実行可否については、各サブCUのエッジ方向が同一である組が少なくとも1組以上存在するかか否かによって決定され、符号化対象CUのヒストグラムにおいて度数が最大となるモード番号に対応するイントラ予測モードが、候補とするイントラ予測モードとして決定されるような構成であってもよい。
上述した各実施形態に係る映像符号化装置100は、ISP予測処理において各サブCUの持つ二次元平面的方向性及びエッジ情報が、各サブCUの本来のイントラ予測モード(元となる符号化対象CUのイントラ予測モード)と高い相関を持つことを利用して、サブCU間におけるエッジ情報の相似度を算出する。そして、映像符号化装置100は、算出された相似度を用いてISP予測処理の実行可否と、ISP予測処理の各パラメータとを決定する。これにより、映像符号化装置100は、エンコーダにおけるISP予測処理の処理量を削減させることができる。
なお、上述した実施形態において、ISP事前解析部202は、エッジ方向とエッジ強度とを算出する構成としたが、エッジ方向のみを算出する構成であってもよい。この場合、例えば、エッジ強度の値をヒストグラムに投票していくのではなく、ヒストグラムには1ずつ固定値として投票していく構成等が考えられる。例えば、ISP事前解析部202は、符号化対象のCTU内に存在する全画素について、それぞれX方向微分強度及びY方向微分強度の両方を取得しておく。そして、ISP事前解析部202は、少なくともエッジ方向の算出は行い、場合に応じてエッジ強度の算出を行うようにしてもよい。
なお、上述した各実施形態に係る映像符号化装置100は、演算量の限られている映像符号化装置及び映像符号化プログラム等に適用することができる。
上述した実施形態における映像符号化装置100の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
100・・・映像符号化装置、101・・・イントラ予測処理部、102・・・インター予測処理部、103・・・予測画像生成部、104・・・残差信号生成部、105・・・変換・量子化処理部、106・・・エントロピー符号化部、107・・・逆量子化・逆変換処理部、108・・・復号信号生成部、109・・・ループフィルタ処理部、110・・・参照画像用データ記憶部、201・・・本イントラ予測処理部、202・・・ISP事前解析部、203・・・ISP予測処理部

Claims (8)

  1. 画像をブロックに分割して符号化を行う符号化方法であって、
    符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割ステップと、
    前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化ステップと、
    を有し、
    前記判定ステップでは、前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの画素の前記エッジ方向を示す番号ごとの前記画素の分布を表すヒストグラムを生成し、同一の前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記ヒストグラムを合計し、合計された前記ヒストグラムの最大度数及び前記最大度数となる前記番号に対応する前記エッジ方向を、前記符号化単位ブロックの前記エッジ強度及び前記符号化単位ブロックの前記エッジ方向とする
    符号化方法。
  2. 前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    前記符号化ステップは、前記エッジ方向及び前記エッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックのそれぞれの画素が属する前記サブ符号化単位ブロックをそれぞれ決定する
    請求項1に記載の符号化方法。
  3. 前記判定ステップは、前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向の中で度数が最大の前記エッジ方向を前記サブ符号化単位ブロックの最大エッジ方向と設定し、前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記最大エッジ方向のうち同一の前記最大エッジ方向となる組が1組以上存在する場合に、前記符号化単位ブロックを複数の前記サブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うと判定する
    請求項1又は請求項2に記載の符号化方法。
  4. 前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    前記符号化ステップは、前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記エッジ方向のうち同一の前記エッジ方向となる組がより多くなるように、前記符号化単位ブロックを複数の前記サブ符号化単位ブロックに分割する
    請求項3に記載の符号化方法。
  5. 前記判定ステップは、前記符号化単位ブロックの分割パターンのうち、前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向の中で度数が最大の前記エッジ方向を前記サブ符号化単位ブロックの最大エッジ方向と設定し、前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記最大エッジ方向を示す値の最大値と最小値との差分値が所定値よりも小さい前記分割パターンが少なくとも1つ存在する場合に、前記符号化単位ブロックを複数の前記サブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うと判定する
    請求項1又は請求項2に記載の符号化方法。
  6. 前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    前記符号化ステップは、前記差分値が前記所定値よりも小さい前記分割パターンによって前記符号化単位ブロックを複数の前記サブ符号化単位ブロックに分割する
    請求項5に記載の符号化方法。
  7. 画像をブロックに分割して符号化を行う符号化装置であって、
    符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割部と、
    前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化部と、
    を備え
    前記判定部は、前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの画素の前記エッジ方向を示す番号ごとの前記画素の分布を表すヒストグラムを生成し、同一の前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記ヒストグラムを合計し、合計された前記ヒストグラムの最大度数及び前記最大度数となる前記番号に対応する前記エッジ方向を、前記符号化単位ブロックの前記エッジ強度及び前記符号化単位ブロックの前記エッジ方向とす
    符号化装置。
  8. 画像をブロックに分割して符号化を行うコンピュータに、
    符号化対象画像を複数の符号化単位ブロックに分割する分割ステップと、
    前記符号化単位ブロックの画素ごとに得られるエッジのエッジ方向及びエッジ強度に基づいて、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割して前記符号化を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記符号化単位ブロックを複数のサブ符号化単位ブロックに分割すると判定された場合、
    第一のサブ符号化単位ブロックの符号化において、前記第一のサブ符号化単位ブロックと同一の符号化単位ブロック内の第二のサブ符号化単位ブロックを参照して前記符号化を行う符号化ステップと、
    を実行させ
    前記判定ステップでは、前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの画素の前記エッジ方向を示す番号ごとの前記画素の分布を表すヒストグラムを生成し、同一の前記符号化単位ブロックが分割された複数の前記サブ符号化単位ブロックのそれぞれの前記ヒストグラムを合計し、合計された前記ヒストグラムの最大度数及び前記最大度数となる前記番号に対応する前記エッジ方向を、前記符号化単位ブロックの前記エッジ強度及び前記符号化単位ブロックの前記エッジ方向とするステップ
    を実行させるためのプログラム。
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