JP7360466B2 - 画像の符号化及び復号化 - Google Patents
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Description
・DCT-II(又は、DCT-III)(ここで、DCTは、離散コサイン変換を表す)
・DST-IV(ここで、DSTは、離散サイン変換を表す)
・DCT-IV
・DST-VII
・恒等変換(IT)
・逆DCT-II(又は、逆DCT-III)
・逆DST-IV
・逆DCT-IV
・逆DST-VII
・恒等変換(IT)
例えば、図12に提示の二分において、split_flag(例えば、分割フラグ416)は、以下の情報を条件として、表1(図19参照)に示すようにモデリングすることも可能である。
・四分木分割(QT)の可用性
・現在の四分木深さ
・現在の幅及び高さ
・現在の輝度面積
・上方隣接部の幅
・左方隣接部の高さ
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより小さいか、
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより大きいか、及び
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより大きい、又は、所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より大きく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
例えば、コンテキストモデルのこのような依存関係は、図19の表1に示すコンテキストモデリングによって表される。
・第1の所定の基準が満たされないこと
・第2の所定の基準が満たされないこと
・第3の所定の基準が満たされないこと
・第2の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合に、第4の所定の基準が満たされないこと
・第3の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合に、第4の所定の基準が満たされないこと
例えば、ここでは、TxがBxを示唆するものと考えられ、以下のブール論理ルールを用いて上記説明との一致を記載する。
・第1の所定の基準:not not QT、すなわち、QT
・第2の所定の基準:not((not BH)and(not TH))、すなわち、BH or TH
・第3の所定の基準:not((not BV)and(not TV))、すなわち、BV or TV
・第4の所定の基準:(not((not BH)and(not TH)))and(not(not TH))、すなわち、(BH or TH)and TH、すなわち、TH
・第5の所定の基準:(not((not BV)and(not TV)))and(not(not TV))、すなわち、(BV or TV)and TV、すなわち、TV
・第1の所定の基準が満たされないこと
・第2の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合に、第5の所定の基準が満たされないこと
・第3の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合に、第5の所定の基準が満たされないこと
・第2の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合に、第4の所定の基準が満たされないこと
・第3の所定の基準が満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合に、第4の所定の基準が満たされないこと
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより小さいか、
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより大きいか、
・所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より小さく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより大きい、又は、所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅が、所定のブロック411の幅より大きく、所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さが、所定のブロック411の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
言い換えると、split_flagのモデリング(例えば、分割フラグ416を復号化する第1のコンテキスト)は、Ns=(2・QT+BH+BV+TH+TV-1)と規定される利用可能な分割数Nsによって決まり得るものであってもよく、ここで、QT、BH、BV、TH、及びTVは、四分割、水平二分割、垂直二分割、水平三分割、及び垂直三分割の可用性を表す。このように、例えば分割フラグ416を復号化する第1のコンテキストの代替的なコンテキストモデリングは、以下により決まるものであってもよい。
・利用可能な分割数Ns
・現在の幅及び高さ
・上方隣接部の幅
・左方隣接部の高さ
・第4の所定の基準が、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、分割方向フラグをデータストリーム14から復号化するように構成されている。
・分割方向フラグが示す分割方向が水平方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、分割方向フラグが示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
・第1の数が、第2の数より大きいことと、
・第1の数が、第2の数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、分割方向フラグをデータストリーム14から復号化するように構成されている。
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト552を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、分割方向フラグ518をデータストリーム14から復号化するように構成されている。
・分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいこと(この場合は、図7のシナリオ791により表され得る)
・第1の数が、第2の数より大きいこと(この場合は、図7のシナリオ792により表され得る)
・第1の数が、第2の数より小さいこと(この場合は、図7のシナリオ793により表され得る)
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さ(例えば、所定のブロック411の高さ)に等しいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さ(例えば、所定のブロック411の高さ)より大きいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さ(例えば、所定のブロック411の高さ)より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
・所定のブロック411の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
を区別しない。
言い換えると、mtt_split_vertical_flag(例えば、分割方向フラグ518)の場合は、シンタックス要素の考え得る結果の数が不安定となる場合のために、2つの予備コンテキストを採用する構成であってもよい。例えば第2のコンテキストのコンテキストモデリングは、
・現在の幅及び高さと、
・水平及び垂直二分割の可用性(BH及びBV)と、
・水平及び垂直三分割の可用性(TH及びTV)と、
により決まるものであってもよい。
・左方及び上方隣接部の可用性と、
・現在の幅及び高さと、
・左方隣接部の高さと、
・上方隣接部の幅と、
・水平及び垂直二分割の可用性(BH及びBV)と、
・水平及び垂直三分割の可用性(TH及びTV)と、
によって決まる。
・所定のブロック411の幅と所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
・第1の比が、第2の比より大きいか、
・第1の比が、第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
・所定のブロック411の幅と所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
・第1の比が、第2の比より大きいか、
・第1の比が、第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する。
・所定のブロック411の幅と所定のブロック411の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと所定のブロック411の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
・第1の比が、第2の比より大きいか、
・第1の比が、第2の比より小さいか、
を区別しない。
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされないか、及び
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされるか、
を区別しない。
・現在のBT深さ(現在の節点までの非QT分割数)と、
・・或いは、BT深さは、(現在のQT深さdQT、CTUサイズWCTU、並びに現在の幅及び高さに関して)以下のように計算され得る
dBT=log2((WCTUWCTU)/(WcurrHcurr))-2・dQT
・現在の節点に対して過去に伝達又は推定されたフラグmtt_split_vertical_flagの値と、
により決まるものであってもよい。
・一組の過去のコーディングブロック425(例えば、画像12’のブロック又は一部(例えば、過去に分割されたCTU又は隣接CTU)の過去の分割に由来するコーディングブロック425のコーディングブロック)のブロックサイズと(このオプションは、スライディングウィンドウを用いて実現されるようになっていてもよい)、
・一組の過去のコーディングブロック425が由来する分割の数と、
・データストリーム14にてシグナリングされた量子化パラメータと、
のうちの1つ又は複数の評価に応じて選択を実行するように構成されている。
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合も、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
・第4の所定の基準が、分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト552を使用する。
・分割方向フラグ518が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、分割方向フラグ518が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる第4の所定の基準及び第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
・第1の数が、第2の数より大きいことと、
・第1の数が、第2の数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する。
[発明の項目]
[項目1]
画像(12’)を復号化する装置(400)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化することと、
を行うように構成され、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)をデータストリーム(14)から復号化することと、
前記分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するように構成された、装置(400)。
[項目2]
前記子ブロック(412)のうちの所定の子ブロックについて、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されるか否かを示し、以て前記所定の子ブロックがコーディングブロックとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の別の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されることを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の別の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記所定の子ブロックの前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームするように構成された、項目1に記載の装置(400)。
[項目3]
1つ又は複数の基準が満たされているか否かに応じて、前記分割情報(415)の1つ又は複数のフラグが、前記分割情報(415)の前記1つ又は複数のフラグを前記データストリーム(14)から復号化していない状態の所定のフラグ状態を前提とするものと推定するように構成された、項目1又は2に記載の装置(400)。
[項目4]
前記1つ又は複数の基準が、子ブロック面積、子ブロック幅、子ブロック高さ、現在の分割深さ、及び画像境界との分割線位置合わせのうちの1つ又は複数に関連する、項目3に記載の装置(400)。
[項目5]
前記画像(12’)が行方向及び列方向に細分される根ブロックのそれぞれにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、項目1~4のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目6]
前記画像(12’)が行方向及び列方向に細分される根ブロックにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、項目1~5のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目7]
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、項目1~6のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目8]
前記所定のブロック(411)が親ブロックの非四分割に由来する場合、前記第1の所定の基準が満たされるように構成された、項目1~7のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目9]
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、項目1~8のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目10]
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、項目9に記載の装置(400)。
[項目11]
前記所定のブロック(411)を水平方向に二等分することによって、幅が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第2の所定の基準が満たされ、
前記所定のブロック(411)を垂直方向に二等分することによって、高さが所定の最小寸法を下回る場合に、前記第3の所定の基準が満たされる、項目10に記載の装置(400)。
[項目12]
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、項目9~11のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目13]
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、
第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、項目9~11のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目14]
前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を三等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第4の所定の基準が満たされる、項目12又は13に記載の装置(400)。
[項目15]
前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を二等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最大寸法を上回る場合に、前記第5の所定の基準が満たされる、項目12~14のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目16]
前記子ブロック(412)のうちの所定の子ブロックについて、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の別の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されるか否かを示し、以て前記所定の子ブロックがコーディングブロックとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の別の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されることを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記分割情報(415)のまたさらに別のフラグを用いて、前記所定の子ブロックの前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームするように構成された、項目1~15のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目17]
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、前記第1の所定の基準が満たされるかに応じて決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化するように構成された、項目1~16のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目18]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数と、
前記所定のブロック(411)のサイズと、
によってさらに決まる、項目17に記載の装置(400)。
[項目19]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数が所定の閾値分割数を下回ることと、
前記所定のブロック(411)のサイズが所定の閾値サイズを上回ることと、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目17に記載の装置(400)。
[項目20]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、項目17~19のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目21]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目17~19のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目22]
等サイズで(2×2)アレイに配置されるような4つの子ブロック(412)への分割を実行することと、
水平方向の分割の場合は左から右へ、垂直方向の分割の場合は上から下への深さの第1の横断順序を用いて前記再帰複数木分割を実行し、4つの子ブロック(412)への分割の場合は左上から右下への行方向ラスター走査順序で、1つの親ブロックの分割に由来する子ブロックを横切ることと、
を行うように構成された、項目1~21のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目23]
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、項目1~22のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目24]
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、項目1~23のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目25]
前記第1のコンテキストが、前記加数の合計の3分の1に1を加えると0になるか、1になるか、及び2になるか、によってさらに決まり、これらを区別するとともに、満たされていない前記第1の所定の基準と関連付けられた加数の前記非ゼロ値が2、その他の加数の前記非ゼロ値が1である、項目23又は24に記載の装置(400)。
[項目26]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、項目23~25のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目27]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目23~25のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目28]
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定することと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、項目1~27のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目29]
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準及び第5の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、項目1~28のいずれか一項に記載の装置(400)。
[項目30]
画像(12’)を復号化する装置(500)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化することと、
を行うように構成され、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、装置(500)。
[項目31]
画像(12’)を復号化する装置(600)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化することと、
を行うように構成され、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示し、第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、装置(600)。
[項目32]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目28、30、及び31のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目33]
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
を区別しない、項目28及び項目30~32のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目34]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目28又は30に記載の装置(400、500、600)。
[項目35]
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
を区別しない、項目28及び項目30~34のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目36]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされないか、及び
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされるか、
を区別しない、項目28及び項目30~35のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目37]
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数と、
前記所定のブロック(411)のサイズと、
によって決まる第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するように構成された、項目28及び項目30~36のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目38]
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するように構成された、項目28及び項目30~37のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。
[項目39]
画像(12’)を復号化する装置(800)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化することと、
を行うように構成され、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割することと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数、若しくは
前記所定のブロック(411)のサイズ、
によって決まる第3のコンテキスト(853)、並びに/又は
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、装置(800)。
[項目40]
画像(12’)を復号化する装置(900)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化することと、
を行うように構成され、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するように構成され、
第1のモード及び第2のモードの一方を選択することと、
前記第1のモードにおいて、前記分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、前記分割フラグ(416)の後に前記四分フラグ(417)を復号化することと、
前記第2のモードにおいて、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、前記四分フラグ(417)の後に前記分割フラグ(416)を復号化することと、
を行うように構成された、装置(900)。
[項目41]
前記データストリーム(14)におけるモード伝達に応じて前記選択を実行するように構成された、項目40に記載の装置(900)。
[項目42]
前記選択を後方適応的に実行するように構成された、項目40に記載の装置(900)。
[項目43]
一組の過去のコーディングブロック(425)のブロックサイズと、
一組の過去のコーディングブロック(425)が由来する分割の数と、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた量子化パラメータと、
のうちの1つ又は複数の評価に応じて前記選択を実行するように構成された、項目40に記載の装置(900)。
[項目44]
画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化するように構成された、装置。
[項目45]
前記子ブロック(412)のうちの所定の子ブロックについて、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが分割されるか否かを示し、以て前記所定の子ブロックがコーディングブロックとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の別の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記別の分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが分割されることを示す場合、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の別の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記別の四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割情報(415)のまたさらに別のフラグを用いて、前記所定の子ブロックの前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームするように構成された、項目44に記載の装置。
[項目46]
1つ又は複数の基準が満たされているか否かに応じて、所定のフラグ状態を前提とし、1つ又は複数の基準が満たされているか否かに応じて前記所定のフラグ状態を前提とするように推定される前記分割情報(415)の1つ又は複数のフラグを前記データストリーム(14)に符号化しないように構成された、項目44又は45に記載の装置
[項目47]
前記1つ又は複数の基準が、子ブロック面積、子ブロック幅、子ブロック高さ、現在の分割深さ、及び画像(12)境界との分割線位置合わせのうちの1つ又は複数に関連する、項目46に記載の装置。
[項目48]
前記画像(12)が行方向及び列方向に細分される根ブロックのそれぞれにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、項目44~47のいずれか一項に記載の装置。
[項目49]
前記画像(12)が行方向及び列方向に細分される根ブロックにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、項目44~48のいずれか一項に記載の装置。
[項目50]
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと前記四分フラグ(417)が推定されるように、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制するように構成された、項目44~49のいずれか一項に記載の装置。
[項目51]
前記所定のブロック(411)が親ブロックの非四分割に由来する場合、前記第1の所定の基準が満たされるように構成された、項目44~50のいずれか一項に記載の装置。
[項目52]
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)への符号化において、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、項目44~51のいずれか一項に記載の装置。
[項目53]
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと前記分割方向フラグ(518)が推定され、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと前記分割方向フラグ(518)が推定される、項目52に記載の装置。
[項目54]
前記所定のブロック(411)を水平方向に二等分することによって、幅が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第2の所定の基準が満たされ、
前記所定のブロック(411)を垂直方向に二等分することによって、高さが所定の最小寸法を下回る場合に、前記第3の所定の基準が満たされる、項目53に記載の装置。
[項目55]
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制するように構成され、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定される、項目52~54のいずれか一項に記載の装置。
[項目56]
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制するように構成され、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されるとともに、
第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制するように構成され、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定される、項目52~54のいずれか一項に記載の装置。
[項目57]
前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を三等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第4の所定の基準が満たされる、項目55又は56に記載の装置。
[項目58]
前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を二等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最大寸法を上回る場合に、前記第5の所定の基準が満たされる、項目55~57のいずれか一項に記載の装置。
[項目59]
前記子ブロック(412)のうちの所定の子ブロックについて、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の別の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記別の四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが分割されるか否かを示し、以て前記所定の子ブロックがコーディングブロックとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の別の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記別の分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが分割されることを示す場合、
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割情報(415)のまたさらに別のフラグを用いて、前記所定の子ブロックの前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームするように構成された、項目44~58のいずれか一項に記載の装置。
[項目60]
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定され、前記第1の所定の基準が満たされるかに応じて決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化するように構成された、項目44~59のいずれか一項に記載の装置。
[項目61]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数、又は
前記所定のブロック(411)のサイズ、
によってさらに決まる、項目60に記載の装置。
[項目62]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数が所定の閾値分割数を下回ること、又は
前記所定のブロック(411)のサイズが所定の閾値サイズを上回ること、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目60に記載の装置。
[項目63]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、項目60~62のいずれか一項に記載の装置。
[項目64]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目60~62のいずれか一項に記載の装置。
[項目65]
等サイズで(2×2)アレイに配置されるような4つの子ブロック(412)への分割を実行することと、
水平方向の分割の場合は左から右へ、垂直方向の分割の場合は上から下への深さの第1の横断順序を用いて前記再帰複数木分割を実行し、4つの子ブロック(412)への分割の場合は左上から右下への行方向ラスター走査順序で、1つの親ブロックの分割に由来する子ブロックを横切ることと、
を行うように構成された、項目44~64のいずれか一項に記載の装置。
[項目66]
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)への符号化において、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定されることと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定され、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、項目44~65のいずれか一項に記載の装置。
[項目67]
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)への符号化において、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定されることと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定され、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定され、第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、項目44~66のいずれか一項に記載の装置。
[項目68]
前記第1のコンテキストが、前記加数の合計の3分の1に1を加えると0になるか、1になるか、及び2になるか、によってさらに決まり、これらを区別するとともに、満たされていない前記第1の所定の基準と関連付けられた加数の前記非ゼロ値が2、その他の加数の前記非ゼロ値が1である、項目66又は67に記載の装置。
[項目69]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、項目66~68のいずれか一項に記載の装置。
[項目70]
前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目66~68のいずれか一項に記載の装置。
[項目71]
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)への符号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、項目44~70のいずれか一項に記載の装置。
[項目72]
前記画像(12)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)への符号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準及び第5の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制し、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定され、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)への符号化を抑制することと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、項目44~71のいずれか一項に記載の装置。
[項目73]
画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化することであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、装置。
[項目74]
画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)へと前記画像(12)を符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に分割することであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準も第5の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に分割することと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、装置。
[項目75]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目71、73、及び74のいずれか一項に記載の装置。
[項目76]
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
を区別しない、項目71及び73~75のいずれか一項に記載の装置。
[項目77]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、項目71又は73に記載の装置。
[項目78]
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
を区別しない、項目71及び73~77のいずれか一項に記載の装置。
[項目79]
前記第2のコンテキスト(552)が、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされないか、及び
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされるか、
を区別しない、項目71及び73~78のいずれか一項に記載の装置。
[項目80]
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数と、
前記所定のブロック(411)のサイズと、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するように構成された、項目71及び73~79のいずれか一項に記載の装置。
[項目81]
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するように構成された、項目71及び73~80のいずれか一項に記載の装置。
[項目82]
画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数、若しくは
前記所定のブロック(411)のサイズ、
によって決まる第3のコンテキスト(853)、並びに/又は
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、装置。
[項目83]
画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するように構成され、
第1のモード及び第2のモードの一方を選択することと、
前記第1のモードにおいて、前記分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、前記分割フラグ(416)の後に前記四分フラグ(417)を符号化することと、
前記第2のモードにおいて、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、前記四分フラグ(417)の後に前記分割フラグ(416)を符号化することと、
を行うように構成された、装置。
[項目84]
前記データストリーム(14)におけるモード伝達に応じて前記選択を実行するように構成された、項目83に記載の装置。
[項目85]
前記選択を後方適応的に実行するように構成された、項目83に記載の装置。
[項目86]
一組の過去のコーディングブロック(425)のブロックサイズ、
一組の過去のコーディングブロック(425)が由来する分割の数、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた量子化パラメータ、
のうちの1つ又は複数の評価に応じて前記選択を実行するように構成された、項目83に記載の装置。
[項目87]
画像(12’)を復号化する方法であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化するステップと、
を含み、
前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)をデータストリーム(14)から復号化することと、
前記分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップを含む、方法。
[項目88]
画像(12’)を復号化する方法であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化するステップと、
を含み、
前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化するステップであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化するステップと、
を含む、方法。
[項目89]
画像(12’)を復号化する方法であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化するステップと、
を含み、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示し、第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化するステップであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化するステップと、
を含む、方法。
[項目90]
画像(12’)を復号化する方法であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化するステップと、
を含み、
前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するステップであり、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数、若しくは
前記所定のブロック(411)のサイズ、
によって決まる第3のコンテキスト(853)、並びに/又は
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するステップと、
を含む、方法。
[項目91]
画像(12’)を復号化する方法であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、再帰複数木分割を用いて前記画像(12’)をコーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)から前記画像(12’)を復号化するステップと、
を含み、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12’)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップと、
第1のモード及び第2のモードの一方を選択するステップと、
前記第1のモードにおいて、前記分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、前記分割フラグ(416)の後に前記四分フラグ(417)を復号化するステップと、
前記第2のモードにおいて、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、前記四分フラグ(417)の後に前記分割フラグ(416)を復号化するステップと、
を含む、方法。
[項目92]
画像(12)を符号化する方法であって、項目44に記載の装置によって実行される、方法。
[項目93]
画像(12)を符号化する方法であって、項目73に記載の装置によって実行される、方法。
[項目94]
画像(12)を符号化する方法であって、項目74に記載の装置によって実行される、方法。
[項目95]
画像(12)を符号化する方法であって、項目82に記載の装置によって実行される、方法。
[項目96]
画像(12)を符号化する方法であって、項目83に記載の装置によって実行される、方法。
[項目97]
画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含む、方法。
[項目98]
画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
を含む、方法。
[項目99]
画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされ、前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)へと前記画像(12)を符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)の符号化を抑制し、前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定されることと、
第4の所定の基準も第5の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)の符号化を抑制し、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定されることと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に分割するステップと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
を含む、方法。
[項目100]
画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数、若しくは
前記所定のブロック(411)のサイズ、
によって決まる第3のコンテキスト(853)、並びに/又は
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向を示すか、及び
前記分割方向フラグ(518)が垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まり、これらを区別する第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
を含む、方法。
[項目101]
画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
第1のモード及び第2のモードの一方を選択するステップと、
前記第1のモードにおいて、前記分割フラグ(416)が、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が分割されることを示す場合、前記分割フラグ(416)の後に前記四分フラグ(417)を符号化するステップと、
前記第2のモードにおいて、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、前記四分フラグ(417)の後に前記分割フラグ(416)を符号化するステップと、
を含む、方法。
[項目102]
項目92~101のいずれか一項に記載の方法によって符号化されたデータストリーム。
[項目103]
1つ又は複数のコンピュータ上で動作する場合に、項目87~101のいずれか一項に記載の方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
Claims (35)
- 画像(12’)を復号化する装置(800)であって、
データストリーム(14)にてシグナリングされた分割情報(415)に応じて、コーディングブロック(425)を得ることであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、前記コーディングブロック(425)を得ることと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記所定のブロック(411)が得られる前記再帰複数木分割の分割数、及び
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向又は垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まる第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、装置(800)。 - 前記画像(12’)が行方向及び列方向に細分される根ブロックのそれぞれにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、請求項1に記載の装置(400)。
- 前記画像(12’)が行方向及び列方向に細分される根ブロックにおいて、前記再帰複数木分割を開始するように構成された、請求項1または2に記載の装置(400)。
- 第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置(400)。
- 前記所定のブロック(411)が親ブロックの非四分割に由来する場合、第1の所定の基準が満たされるように構成された、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置(400)。
- 前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、請求項6に記載の装置(400)。
- 前記所定のブロック(411)を水平方向に二等分することによって、幅が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第2の所定の基準が満たされ、
前記所定のブロック(411)を垂直方向に二等分することによって、高さが所定の最小寸法を下回る場合に、前記第3の所定の基準が満たされる、請求項7に記載の装置(400)。 - 第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、請求項6~8のいずれか一項に記載の装置(400)。
- 第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、
第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するように構成された、請求項6~8のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を三等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最小寸法を下回る場合に、前記第4の所定の基準が満たされる、請求項9又は10に記載の装置(400)。
- 前記方向フラグが示す分割方向に前記所定のブロック(411)を二等分することによって、前記分割方向に沿う前記所定のブロック(411)の寸法が所定の最大寸法を上回る場合に、第5の所定の基準が満たされる、請求項9~11のいずれか一項に記載の装置(400)。
- 前記子ブロック(412)のうちの所定の子ブロックについて、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の別の四分フラグ(417)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが4つの子ブロック(412)に分割されないことを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されるか否かを示し、以て前記所定の子ブロックがコーディングブロックとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の別の分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記別の分割フラグ(416)が、前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが分割されることを示す場合、
前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記分割情報(415)のまたさらに別のフラグを用いて、前記所定の子ブロックの前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームするように構成された、請求項1~12のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、前記第1の所定の基準が満たされるかに応じて決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化するように構成された、請求項1~13のいずれか一項に記載の装置(400)。
- 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数と、
前記所定のブロック(411)のサイズと、
によってさらに決まる、請求項14に記載の装置(400)。 - 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)を得る際に使用する前記再帰複数木分割の分割数が所定の閾値分割数を下回ることと、
前記所定のブロック(411)のサイズが所定の閾値サイズを上回ることと、
によってさらに決まり、これらを区別する、請求項14に記載の装置(400)。 - 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、請求項14~16のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、請求項14~16のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 等サイズで(2×2)アレイに配置されるような4つの子ブロック(412)への分割を実行することと、
水平方向の分割の場合は左から右へ、垂直方向の分割の場合は上から下への深さの第1の横断順序を用いて前記再帰複数木分割を実行し、4つの子ブロック(412)への分割の場合は左上から右下への行方向ラスター走査順序で、1つの親ブロックの分割に由来する子ブロックを横切ることと、
を行うように構成された、請求項1~18のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、請求項1~19のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うことと、
第1の所定の基準が満たされる場合に、前記四分フラグ(417)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されないことを示すものと推定し、前記四分フラグ(417)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定し、前記分割方向フラグ(518)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制するとともに、第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第1の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第5の所定の基準が満たされないこと、
前記第2の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
前記第3の所定の基準が満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に、前記第4の所定の基準が満たされないこと、
とそれぞれ関連付けられ、これらの条件が満たされる場合は非ゼロ値、それ以外の場合はゼロを前提とする加数の合計によって決まる第1のコンテキストを用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割情報(415)の前記分割フラグ(416)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、請求項1~20のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記第1のコンテキストが、前記加数の合計の3分の1に1を加えると0になるか、1になるか、及び2になるか、によってさらに決まり、これらを区別するとともに、満たされていない前記第1の所定の基準と関連付けられた加数の前記非ゼロ値が2、その他の加数の前記非ゼロ値が1である、請求項20又は21に記載の装置(400)。
- 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅と、
前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さと、
によってさらに決まる、請求項20~22のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記第1のコンテキストが、
前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きいか、及び
前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より小さく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより大きい、又は、前記所定のブロック(411)の上方の前記コーディングブロックの幅が、前記所定のブロック(411)の幅より大きく、前記所定のブロック(411)の左方の前記コーディングブロックの高さが、前記所定のブロック(411)の高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、請求項20~22のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定することと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされることと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされ、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされないことと、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合は満たされず、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合は満たされることと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、請求項1~24のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記画像(12’)の前記所定の子ブロックが2つ又は3つの子ブロック(412)へと垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す前記分割情報(415)の1つ又は複数の別のフラグ(418)の前記データストリーム(14)からの復号化において、
第2の所定の基準も第3の所定の基準も満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第2の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されることを示すものと推定することと、
前記第3の所定の基準が満たされる場合に、前記分割方向フラグ(518)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が水平方向に分割されることを示すものと推定することと、
第4の所定の基準及び第5の所定の基準が満たされない場合に、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記第4の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が2つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記第5の所定の基準が満たされる場合に、前記三分フラグ(519)が、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されることを示すものと推定し、前記三分フラグ(519)の前記データストリーム(14)からの復号化を抑制することと、
を行うことと、
前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することであり、
前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第1の基準数が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる前記第4の所定の基準及び前記第5の所定の基準のうちの第2の基準数に等しいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より大きいことと、
前記第1の基準数が、前記第2の基準数より小さいことと、
によって決まり、これらを区別する第2のコンテキスト(552)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
を行うように構成された、請求項1~25のいずれか一項に記載の装置(400)。 - 前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、請求項25に記載の装置(400、500、600)。 - 前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さに等しいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより大きいか、
前記所定のブロック(411)の幅が現在のブロックの高さより小さいか、
を区別しない、請求項25又は27に記載の装置(400、500、600)。 - 前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別する、請求項25に記載の装置(400、500、600)。 - 前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされず、又は、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
によってさらに決まり、これらを区別し、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合又は前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合に満たされる場合、前記第2のコンテキスト(552)が、
前記所定のブロック(411)の幅と前記所定のブロック(411)の上方のコーディングブロックの幅との間の第1の比が、現在のブロックの高さと前記所定のブロック(411)の左方のコーディングブロックの高さとの間の第2の比に等しいか、
前記第1の比が、前記第2の比より大きいか、及び
前記第1の比が、前記第2の比より小さいか、
を区別しない、請求項25及び請求項27~29のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。 - 前記第2のコンテキスト(552)が、
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされないか、及び
前記第4の所定の基準が、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が水平方向である場合も、前記分割方向フラグ(518)が示す分割方向が垂直方向である場合も満たされるか、
を区別しない、請求項25及び請求項27~30のいずれか一項に記載の装置(400、500、600)。 - 画像(12)を符号化する装置であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化することと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化することと、
を行うように構成され、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することであり、
前記所定のブロック(411)が得られる前記再帰複数木分割の分割数、及び
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向又は垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まる第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
を行うように構成された、装置。 - 画像(12’)を復号化する方法であって、
コーディングブロック(425)を得るステップであり、
前記画像(12’)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で再帰複数木分割を停止する分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とをデータストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化することと、
前記画像(12’)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記再帰複数木分割をレジュームすることと、
によって、前記データストリーム(14)にてシグナリングされた前記分割情報(415)に応じて、コーディングブロック(425)を得るステップと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するステップであり、
前記所定のブロック(411)が得られる前記再帰複数木分割の分割数、及び
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向又は垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まる第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー復号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)から復号化するステップと、
を含む、方法。 - 画像(12)を符号化する方法であって、
再帰複数木分割を用いて前記画像(12)をコーディングブロック(425)に分割するとともに、前記分割を規定する分割情報(415)をデータストリーム(14)にて符号化するステップと、
前記画像(12)を前記コーディングブロック(425)に関連するコーディング情報(440)に符号化するとともに、前記コーディング情報(440)を前記データストリーム(14)にて符号化するステップと、
を含み、
前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記画像(12)の所定のブロック(411)が分割されるか否かを示し、以て前記所定のブロック(411)が前記コーディングブロック(425)のうちの1つとなる状態で前記再帰複数木分割を停止する前記分割情報(415)の分割フラグ(416)と、前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が4つの子ブロック(412)に分割されるか否かを示す前記分割情報(415)の四分フラグ(417)とを前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割されるものの、4つの子ブロック(412)には分割されない場合、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が垂直方向に分割されるか水平方向に分割されるかを示す分割方向フラグ(518)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が3つの子ブロック(412)に分割されるか2つの子ブロック(412)に分割されるかを示す三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化することと、
前記画像(12)の前記所定のブロック(411)が、分割される場合、
前記分割情報(415)のさらに別のフラグを用いて、前記子ブロック(412)に対する前記分割情報(415)の符号化をレジュームすることと、
によって、前記分割情報(415)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するステップであり、
前記所定のブロック(411)が得られる前記再帰複数木分割の分割数、及び
前記分割方向フラグ(518)が水平方向の分割方向又は垂直方向の分割方向を示すか、
によって決まる第3のコンテキスト(853)を用いたコンテキスト適応エントロピー符号化によって、前記三分フラグ(519)を前記データストリーム(14)に符号化するステップと、
を含む、方法。 - 1つ又は複数のコンピュータ上で動作する場合に、請求項33又は34に記載の方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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