JP7360225B1 - 太陽電池ストリングの監視装置及び地絡異常位置特定方法 - Google Patents

太陽電池ストリングの監視装置及び地絡異常位置特定方法 Download PDF

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紀一 荒川
亜希 小林
規幸 前田
政裕 花草
慎二 西元
博一 小玉
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Abstract

【課題】地絡異常の有無の継続的な確認や地絡異常位置の特定の他、必要に応じて太陽電池ストリングの他の異常の有無の継続的な確認も可能となる太陽電池ストリングの監視装置及び地絡異常位置特定方法を提供する。【解決手段】主開閉スイッチ121は太陽電池ストリング200とパワーコンディショナー300とを接続する電路111、112を開閉する。正極側切替スイッチ122、負極側切替スイッチ123は、太陽電池ストリング200の正極側と直流電源131との接続状態、太陽電池ストリング200の負極側と直流電源131との接続状態をそれぞれ切り替える。接地側切替スイッチ124は、直流電源131の正極側及び負極側の接地状態を切り替える。制御部132は、各スイッチ121から124の接続状態を制御する。電流電圧取得部133は所定の電流・電圧を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電システムを構成する太陽電池ストリングを監視する監視装置及び太陽電池ストリングの地絡異常位置特定方法に関する。
公知のように、太陽光発電システムでは、1又は複数の太陽電池セルにより構成される太陽電池モジュールがアレイ状に配置されている。例えば、直列に接続された複数の太陽電池モジュールが太陽電池ストリングを構成し、複数の太陽電池ストリングが並列に複数接続されることで太陽電池アレイが構成される。このような太陽光発電システムでは、太陽電池モジュールや太陽電池ストリングに含まれるバイパスダイオード等の構成部材の異常が発電量の低下等につながるため、異常の有無を一定期間ごとに確認している。異常の有無の確認は、例えば、太陽電池ストリング単位で実施される(例えば、特許文献1等)。
太陽電池ストリングについての異常の一つに太陽電池アレイの特定箇所と大地との間の絶縁抵抗が低下することで発生する地絡がある。地絡が発生すると、本来の経路以外への電流のリークが発生する。そのため、例えば、太陽電池ストリングを流れる電流を計測し、電流リークに伴う電流の変化を検知することで地絡の発生を検知することができる。しかしながら、地絡の発生のみを検知しても、地絡の発生箇所を特定できなければ、修理を速やかに実施することも困難である。そのため、地絡発生箇所を特定する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献2、3等)。
例えば、特許文献2は、発電中に地絡を検知すると、発電状態における太陽電池ストリングについて、正極と負極との間の電圧、正極の対地間電圧、負極の対地間電圧を測定し、測定した電圧値と各電圧値の計測するための検査回路の合計抵抗値から地絡位置を特定する構成を開示している。また、特許文献3は、太陽電池ストリングの正極と負極との間に、極性を反転させて直流電圧を順に印加し、極性を反転させる前後の対地間電圧と配線長とに基づいて地絡位置を特定する構成を開示している。
特開2021-151034号公報 特開2016-101012号公報 特開2017-192257号公報
太陽光発電システムにおいて異常が確認された場合、修理等が完了するまでの間、異常が確認された太陽電池ストリングをシステムから切り離す対応がとられることもある。この場合、切り離された太陽電池ストリングは発電に寄与しないため発電量が低下することになる。したがって、特許文献1が開示するように、太陽電池ストリングの状態を一定の時間周期で継続的に確認し、異常になりそうな傾向が表れた時点で発電の継続が不可能となるような異常に至る前に適切な対応をとることが好ましい。
しかしながら、地絡の検知を可能とするために特許文献2に開示された手法を採用すると、発電中である昼間に確認をすることになり、発電効率が低下するため好ましくない。また、特許文献2に開示された手法では、例えば、太陽光発電システムにおける絶縁測定
に適用されるような500Vや1000Vという一定の高電圧を印加することも不可能である。
また、地絡の検知を可能とするために特許文献3に開示された手法を採用すると、複数の太陽電池ストリングが連結される接続箱に複雑な電路切替機構を設ける必要があるため、既存の太陽光発電システムに適用することが容易ではない。また、特許文献3に開示された手法では、太陽電池ストリングの正極と負極との間に電圧を印加する構成であるため、例えば、500Vや1000Vという高電圧を印加すると、太陽電池モジュールやバイパスダイオードが破損する可能性がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、高電圧印加による地絡異常の有無の継続的な確認や地絡異常位置の特定の他、必要に応じて太陽電池ストリングの他の異常の有無の継続的な確認も可能となる太陽電池ストリングの監視装置及び地絡異常位置特定方法を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。まず、本発明は、太陽電池ストリングと当該太陽電池ストリングで発電された電力が入力される電力変換部との間に配置される太陽電池ストリングの監視装置を前提としている。そして、本発明に係る監視装置は、直流電源、第1スイッチ部、第2スイッチ部、第3スイッチ部、第4スイッチ部、制御部、及び電流電圧取得部を備える。第1スイッチ部は、太陽電池ストリングの正極側と電力変換部とを接続する第1電路、及び太陽電池ストリングの負極側と電力変換部とを接続する第2電路に介在され、第1電路及び第2電路を開閉する。第2スイッチ部は、第1スイッチ部より太陽電池ストリング側の第1電路と直流電源とを接続する電路に介在され、当該第1電路と直流電源の正極側とが接続する正極側接続状態、当該第1電路と直流電源の負極側とが接続する負極側接続状態、又は当該第1電路と直流電源とが接続しない開放状態に切り替える。第3スイッチ部は、第1スイッチ部より太陽電池ストリング側の第2電路と直流電源とを接続する電路に介在され、当該第2電路と直流電源の正極側とが接続する正極側接続状態、当該第2電路と直流電源の負極側とが接続する負極側接続状態、又は当該第2電路と直流電源とが接続しない開放状態に切り替える。第4スイッチ部は、第2スイッチ部と直流電源の正極側とを接続する電路及び第3スイッチ部と直流電源の正極側とを接続する電路と、接地電位とを接続する正極側接地状態、第2スイッチ部と直流電源の負極側とを接続する電路及び第3スイッチ部と直流電源の負極側とを接続する電路と、接地電位とを接続する負極側接地状態、又はこれらの電路と接地電位とが接続しない開放状態に切り替える。制御部は、第1スイッチ部から第4スイッチ部の接続状態を制御する。また、電流電圧取得部は、直流電源の正極側を流れる電流、直流電源の負極側を流れる電流、及び直流電源により印加された電圧を取得する。
この太陽電池ストリングの監視装置によれば、監視装置内部の各スイッチ部の接続状態を切り替えることで太陽電池ストリングの種々の電気特性を取得できるため、例えば、予め指定された時刻に自動的に電気特性を取得することができ、継続的に取得した電気特性の経時変化に基づいて、故障に対する未然対応や経時劣化部品の適切なタイミングでの交換も可能となる。
以上の太陽電池ストリングの監視装置において、例えば、制御部により各スイッチ部が以下の接続状態にされた状況下で、各接続状態に対応する以下の物理量を電流電圧取得部が取得する構成を採用することができる。
(1)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の負極側接続状態、第3スイッチ部が上述の正極側接続状態、かつ第4スイッチ部が開放状態である状況下における直流電源を流れる電流及び直流電源により印加された電圧、(2)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の負極側接続状態、第3スイッチ部が開放状態、かつ第4スイッチ部が上述の正極側接地状態である状況下における直流電源を流れる電流及び直流電源により印加された電圧、(3)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が開放状態、第3スイッチ部が上述の正極側接続状態、かつ第4スイッチ部が上述の負極側接地状態である状況下における直流電源を流れる電流及び直流電源により印加された電圧。
本構成によれば、太陽電池ストリングの正極側、負極側に対して逆方向電圧を印加する際に他極側が開放された状態であるため、500Vや1000Vのような高電圧を印加することができる。また、当該状況下での電気特性を継続的に取得することができ、電気特性取得の自動化も容易である。また、本構成により取得した電気特性から地絡異常位置を容易に特定することもできる。
また、以上の監視装置において、判定部と位置特定部をさらに備える構成を採用することができる。判定部は、電流電圧取得部により取得された電流値に基づいて太陽電池ストリングの地絡異常の有無を判定する。位置特定部は、判定部が地絡異常ありと判定した際に、電流電圧取得部により取得された電流値及び当該電流値取得時における直流電源による印加電圧値とに基づいて太陽電池ストリングの地絡異常位置を特定する。
さらに、以上の監視装置において、第2スイッチ部と直流電源の正極側とを接続する電路及び第3スイッチ部と直流電源の正極側とを接続する電路と、第2スイッチ部と直流電源の負極側とを接続する電路及び第3スイッチ部と直流電源の負極側とを接続する電路とを開閉する第5スイッチ部をさらに備える構成を採用することもできる。
加えて、例えば、制御部により各スイッチ部が以下の接続状態にされた状況下で、各接続状態に対応する以下の物理量のいずれかを電流電圧取得部がさらに取得する構成を採用することもできる。
(4)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が開状態である状況下における直流電源の正極側と直流電源の負極側との間の電位差、(5)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の負極側接続状態、第3スイッチ部が上述の正極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が開状態である状況下における直流電源の正極側と直流電源の負極側との間の電位差、(6)第1スイッチ部が閉状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が開状態である状況下における直流電源の正極側と直流電源の負極側との間の電位差、(7)第1スイッチ部が閉状態、第2スイッチ部が上述の負極側接続状態、第3スイッチ部が上述の正極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が開状態である状況下における直流電源の正極側と直流電源の負極側との間の電位差、(8)第1スイッチ部が閉状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が閉状態である状況下において直流電源の正極側を流れる電流、(9)第1スイッチ部が閉状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が閉状態である状況下において直流電源の負極側を流れる電流、(10)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が開放状態、かつ第5スイッチ部が閉状態にした状況下において直流電源を流れる電流、(11)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の正極側接続状態、第3スイッチ部が上述の正極側接続状態、第4スイッチ部が上述の負極側接地状態、かつ第5スイッチ部が閉状態である状況下において直流電源の正極側を流れる電流、(12)第1スイッチ部が開状態、第2スイッチ部が上述の負極側接続状態、第3スイッチ部が上述の負極側接続状態、第4スイッチ部が上述の正極側接地状態、かつ第5スイッチ部が閉状態である状況下において直流電源の負極側を流れる電流。
また他の観点では、本発明は太陽電池ストリングの地絡異常位置特定方法を提供することもできる。すなわち、本発明に係る太陽電池ストリングの地絡異常位置特定方法では、太陽電池ストリングが備える複数のバイパスダイオードに対して順電圧が印加され、当該太陽電池ストリングの順電流及び印加電圧が取得される。また、太陽電池ストリングの負極側が開放された状態で太陽電池ストリングの正極側に接地電位を基準とした負電圧が印加され、当該太陽電池ストリングを流れる電流及び印加電圧が取得される。さらに、太陽電池ストリングの正極側が開放された状態で太陽電池ストリングの負極側に接地電位を基準とした正電圧が印加され、当該太陽電池ストリングを流れる電流及び印加電圧が取得される。そして、以上の各ステップにおいて取得された電流値と印加電圧値とに基づいて太陽電池ストリングの地絡異常位置が特定される。
本発明によれば、高電圧印加による地絡異常の有無の継続的な確認や、地絡異常位置の特定の他、必要に応じて太陽電池ストリングの他の異常の有無の継続的な確認も可能となる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置によるバイパスダイオードの順方向特性の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの絶縁特性の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの絶縁特性の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの開放電圧の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの動作電圧の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置によるブロッキングダイオードの順方向特性の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの電流電圧特性の取得例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池ストリングの監視装置による太陽電池ストリングの正極-負極短絡時の絶縁特性の取得例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。本発明の監視装置は、太陽電池ストリングと当該太陽電池ストリングで発電された電力が入力される電力変換部との間に配置される。以下では、既存の設備、すなわち、太陽光発電システムとパワーコンディショナーとの間に配置した事例により本発明を具体化している。なお、本発明の監視装置は、例えば、パワーコンディショナーに内蔵する等、他の機器の一部として構成することも可能である。
図1は、本発明の一実施形態における太陽電池ストリングの監視装置の構成を示す概略構成図である。図1に示すように本実施形態の監視装置100は、太陽電池ストリング200と当該太陽電池ストリング200が発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナー300との間に配置される。太陽光発電システムが備える太陽電池アレイ
は、複数の太陽電池ストリングが並列接続された構成を有している場合もあるが、図1では、1つの太陽電池ストリング200のみを図中に示している。
まず、太陽電池ストリング200について簡単に説明する。図1に示すように、太陽電池ストリング200は、複数の太陽電池モジュールPVが直列に接続された構成を有している。図1では、n個の太陽電池モジュールPV1、PV2、PV3、・・・、PVm、・・・、PVnが直列に接続された構成を例示している。各太陽電池モジュールPV1~PVnはバイパスダイオードBPD1、BPD2、BPD3、・・・、BPDm、・・・、BPDnが並列に接続されている。太陽電池モジュールPV1~PVnは、1又は直列接続された複数の太陽電池セルにより構成される。各バイパスダイオードBPD1~BPDnは、カソード側(陰極側)が対応する太陽電池モジュールPV1~PVnの正極側にそれぞれ接続され、アノード側(陽極側)が対応する太陽電池モジュールPV1~PVnの負極側にそれぞれ接続されている。
図1に示すように、監視装置100は、太陽電池ストリング200の正極側に接続されるP1端子101、太陽電池ストリング200の負極側に接続されるN1端子102、パワーコンディショナー300の正極側(太陽電池の正極側と接続される端子)に接続されるP2端子103、パワーコンディショナー300の負極側(太陽電池の負極側と接続される端子)に接続されるN2端子104、P1端子101とP2端子103とを接続する第1電路111、N1端子102とN2端子104を接続する第2電路112を備える。
また、監視装置100は、主開閉スイッチ(第1スイッチ部)121、正極側切替スイッチ(第2スイッチ部)122、負極側切替スイッチ(第3スイッチ部)123、接地側切替スイッチ(第4スイッチ部)124、電源開閉スイッチ(第5スイッチ部)125、及び直流電源131を備える。なお、図1では、太陽電池ストリング200で発電された電力がパワーコンディショナー300に供給される状態を示している。
主開閉スイッチ121は、第1電路111及び第2電路112に介在され、第1電路111及び第2電路112を開閉する。特に限定されないが、本実施形態では、主開閉スイッチ121は双極単投(DPST)スイッチにより構成されており、一方の極にP1端子101とP2端子103とが接続され、他方の極にN1端子102とN2端子104とが接続されている。すなわち、主開閉スイッチ121が閉状態にある場合、第1電路111(P1端子101とP2端子103との間)が導通状態になるとともに、第2電路112(N1端子102とN2端子104との間)が導通状態になる。また、主開閉スイッチ121が開状態にある場合、第1電路111が非導通状態になるとともに、第2電路112が非導通状態になる。
正極側切替スイッチ122は、主開閉スイッチ121とP1端子101との間の第1電路111と直流電源131とを接続する電路113に介在され、第1電路111(P1端子101)と直流電源131との接続状態を切り替える。なお、以下のとおり、電路113は正極側切替スイッチ122よりも直流電源131側では、直流電源131の正極側に接続する電路と直流電源131の負極側に接続する電路に分岐している。以下では、前者を電路113a、後者を電路113bという。
特に限定されないが、本実施形態では、正極側切替スイッチ122は単極3投(SP3T)スイッチにより構成されており、当該スイッチの共通端子が第1電路111と接続されている。また、切替側の2つの端子が電路113a、113bにそれぞれ接続されるとともに、他の1つの端子が開放状態になっている。本構成により、正極側切替スイッチ122は、第1電路111と直流電源131の正極側(電路113a)とが接続する正極側接続状態、第1電路111と直流電源131の負極側(電路113b)とが接続する負極
側接続状態、又は第1電路111と直流電源131とが接続しない開放状態を選択的に切り替えることができる。
負極側切替スイッチ123は、主開閉スイッチ121とN1端子102との間の第2電路112と直流電源131とを接続する電路114に介在され、第2電路112(N1端子102)と直流電源131との接続状態を切り替える。なお、以下のとおり、電路114は負極側切替スイッチ123よりも直流電源131側では、直流電源131の正極側に接続する電路と直流電源131の負極側に接続する電路に分岐する。以下では、前者を電路114a、後者を電路114bという。
特に限定されないが、本実施形態では、負極側切替スイッチ123は単極3投スイッチにより構成されており、当該スイッチの共通端子が第2電路112と接続されている。また、切替側の2つの端子が電路114a、114bにそれぞれ接続され、他の1つの端子が開放状態になっている。本構成により、負極側切替スイッチ123は、第2電路112と直流電源131の正極側(電路114a)とが接続する正極側接続状態、第2電路112と直流電源131の負極側(電路114b)とが接続する負極側接続状態、又は第2電路112と直流電源131とが接続しない開放状態を選択的に切り替えることができる。
接地側切替スイッチ124は、直流電源131の正極側の電路及び負極側の電路の接地状態を切り替える。特に限定されないが、本実施形態では、接地側切替スイッチ124は単極3投スイッチにより構成されており、当該スイッチの共通端子が接地用端子105と接続されている。また、切替側の2つの端子が直流電源131の正極側と負極側にそれぞれ接続され、他の1つの端子が開放状態になっている。なお、接地用端子105は接地電位(大地)に接続される端子である。本構成により、接地側切替スイッチ124は、直流電源131の正極側(電路113a及び電路114a)と接地電位とが接続する正極側接地状態、直流電源131の負極側(電路113b及び電路114b)と接地電位とが接続する負極側接地状態、又は直流電源131と接地電位とが接続しない開放状態を選択的に切り替えることができる。
電源開閉スイッチ125は、正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123と直流電源131との間に介在され、正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123と直流電源131との接続を開閉する。特に限定されないが、本実施形態では、電源開閉スイッチ125は双極単投スイッチにより構成されており、一方の極に電路113a、114aと、直流電源131の正極側とが接続され、他方の極に電路113b、114bと、直流電源131の負極側とが接続されている。すなわち、電源開閉スイッチ125が閉状態にある場合、電路113a、114a(正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123)と直流電源131の正極側とが導通状態になるとともに、電路113b、114b(正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123)と直流電源131の負極側とが導通状態になる。また、電源開閉スイッチ125が開状態にある場合、電路113a、114aと直流電源131の正極側とが非導通状態になるとともに、電路113b、114bと直流電源131の負極側とが非導通状態になる。なお、図1に示すように、接地側切替スイッチ124が接続する直流電源131の正極側の電路は、電源開閉スイッチ125よりも正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123側の電路である。同様に、接地側切替スイッチ124が接続する直流電源131の負極側の電路は、電源開閉スイッチ125よりも正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123側の電路である。
また、監視装置100は、制御部132、電流電圧取得部133、記憶部134、判定部135、位置特定部136、及び通信部137を備える。
制御部132は、各スイッチ121、122、123、124、125に制御信号を入力することで各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を予め指定された状態に切り替える。特に限定されないが、本実施形態では、制御部132は、直流電源131の作動タイミング等の指示や、電流電圧取得部133の電流値・電圧値の取得タイミング等の指示も制御する構成になっている。
電流電圧取得部133は、電流計測機能及び電圧計測機能を備え、後述するように、制御部132が切り替えた各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態に対応して予め指定された電流値及び電圧値を取得する。また、電流電圧取得部133は、取得した電流値・電圧値を記憶部134に格納する。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、正極側切替スイッチ122及び負極側切替スイッチ123と、電源開閉スイッチ125との間において、直流電源131の正極側を流れる電流、直流電源131の負極側を流れる電流、及び直流電源131により印加された電圧を計測により取得する構成になっている。電流値計測及び電圧値計測には、公知の任意の手法を使用することができる。なお、取得対象の電流値、電圧値を本実施形態の位置で計測することは必須ではなく、取得対象の電流値、電圧値の計測が可能であれば、他の位置で当該計測を実施してもよい。また、流れる電流が極めて小さい等、計測される電圧値が直流電源131の出力電圧値と等価であるとみなせる場合、電流電圧取得部133は、直流電源131の出力電圧の設定値を電圧値として取得してもよい。
判定部135は、後述のとおり、電流電圧取得部133により取得されたデータに基づいて太陽電池ストリング200の地絡異常の有無を判定する。ここで地絡異常とは、地絡が発生した状態だけでなく、地絡抵抗値に経時的な減少傾向がある等の地絡が発生する恐れがある場合も含む。位置特定部136は、判定部135が地絡異常ありと判定した際に、後述のとおり、電流電圧取得部133により取得された電流値及び当該電流値取得時における直流電源131による印加電圧値とに基づいて、太陽電池ストリング200の地絡異常位置を特定する。なお、制御部132、判定部135、位置特定部136は、例えば、プロセッサとRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリとを備えたハードウェア、及び当該メモリに格納され、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実現することができる。
通信部137は、監視装置100と、監視装置100に接続された情報処理端末等の外部機器138との間のデータ授受を実現する。監視装置100は、通信部137を介して、例えば、監視装置100に直接接続された情報処理端末やインターネットや電話回線等の通信回線を通じて接続された遠隔地の情報処理端末との間で、記憶部134に格納されたデータ等を送受信することができる。
なお、本実施形態では、カソードがP2端子103に接続され、アノードがパワーコンディショナー300の正極側に接続されたブロッキングダイオード301が配置されている。ブロッキングダイオード301は、パワーコンディショナー300から太陽電池ストリング200への電流の逆流を防止する機能を有している。
以上の構成を有する監視装置100は、太陽電池ストリング200の異常の有無を検出するための種々の電気特性を確認することができる。例えば、監視装置100は、高電圧印加による地絡異常の有無、開放電圧に基づく異常の有無、動作電圧に基づく異常の有無、バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向特性に基づく異常の有無、ブロッキングダイオード301の順方向特性に基づく異常の有無、太陽電池ストリング200の電流電圧特性(I-V特性)に基づく異常の有無等を確認することができる。以下、各電気特性の確認方法について説明する。
まず、高電圧印加による地絡異常の有無の確認について説明する。地絡異常の有無を確認する場合、監視装置100は、(1)バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向特性、(2)太陽電池ストリング200の正極-接地間の絶縁特性、(3)太陽電池ストリング200の負極-接地間の絶縁特性、の3種の電気特性を取得する。なお、(1)の電気特性については、地絡異常がない状態で取得される必要があるが、(2)、(3)の電気特性の取得順は特に限定されない。
図2は、本実施形態の監視装置100において、バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向特性を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電効率の低下を回避する観点では、太陽電池ストリング200が発電していない夜間等に取得することが好ましい。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を負極側接続状態、負極側切替スイッチ123を正極側接続状態、接地側切替スイッチ124を開放状態、電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、直流電源131はバイパスダイオードBPD1~BPDnに順方向電圧を印加できる状態になる。そして、当該接続状態でバイパスダイオードBPD1~BPDnに直流電源131が順方向に電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された順方向電圧と、バイパスダイオードBPD1~BPDnを流れる順方向電流を取得する。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、予め指定された順方向電流が流れる状態における、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を取得することにより、直流電源131が印加した順方向電圧を取得する。なお、電流電圧取得部133は、電路114a(直流電源131の正極側)を流れる電流、又は電路113b(直流電源131の負極側)を流れる電流を計測することにより順方向電流を取得する。電流電圧取得部133は取得した計測値を記憶部134に格納する。なお、本データにより、バイパスダイオードBPD1~BPDnの高抵抗化や短絡等の異常を検知することもできる。
図3は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の正極-接地間の絶縁特性を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電効率の低下を回避する観点では、太陽電池ストリング200が発電していない夜間等に取得することが好ましい。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を負極側接続状態、負極側切替スイッチ123を開放状態、接地側切替スイッチ124を正極側接地状態、電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、N1端子102が開放状態となり、直流電源131による電圧印加により、P1端子101を通じて太陽電池ストリング200に逆方向電圧が印加される状態になる。そして、当該接続状態で太陽電池ストリング200に直流電源131が逆方向電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された逆方向電圧と、太陽電池ストリング200を流れる逆方向電流を計測する。
特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより、直流電源131が印加した逆方向電圧を取得する。また、電流電圧取得部133は、電路113b(直流電源131の負極側)を流れる電流を計測することにより逆方向電流を取得する。電流電圧取得部133は取得した計測値を記憶部134に格納する。なお、このとき直流電源131が印加する逆方向電圧は、例えば、500Vや1000Vという一定の高電圧である。
図4は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の負極-接
地間の絶縁特性を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電効率の低下を回避する観点では、太陽電池ストリング200が発電していない夜間等に取得することが好ましい。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を開放状態、負極側切替スイッチ123を正極側接続状態、接地側切替スイッチ124を負極側接地状態、電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、P1端子101が開放状態となり、直流電源131による電圧印加により、N1端子102を通じて太陽電池ストリング200に逆方向電圧が印加される状態になる。そして、当該接続状態で太陽電池ストリング200に直流電源131が逆方向電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された逆方向電圧と、太陽電池ストリング200を流れる逆方向電流を計測する。
特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより、直流電源131が印加した逆方向電圧を取得する。また、電流電圧取得部133は、電路114a(直流電源131の正極側)を流れる電流を計測することにより逆方向電流を取得する。また、電流電圧取得部133は取得した計測値を記憶部134に格納する。なお、このとき直流電源131が印加する逆方向電圧は、例えば、500Vや1000Vという一定の高電圧である。
判定部135は、以上のようにして電流電圧取得部133により取得され記憶部134に格納された、バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向特性、正極-接地間の絶縁特性、負極-接地間の絶縁特性を使用して、地絡異常の有無を判定する。
ここで、監視装置100における地絡異常検知の原理について説明する。例えば、図3、図4に示すように、直列接続されたn個の太陽電池モジュールPV1~PVnにおいて負極側からm番目の太陽電池モジュールPVmとm+1番目の太陽電池モジュールPV(m+1)との間で地絡異常が発生しているとする。この場合、バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向特性取得時に取得した順方向電圧Vf(予め指定した順方向電流Ifが流れるときに直流電源131により印加された電圧)、正極-接地間の絶縁特性取得時に取得した電流値IEP、電圧値をVEP、負極-接地間の絶縁特性取得時に取得した電流値INE、電圧値をVNE、地絡抵抗値をRGFとすると、電流値IEP及び電流値INEは地絡抵抗値RGFを介して大地に流れるため、以下の式(1)、式(2)を満足することになる。なお、式(1)における順方向電圧Vfは、設置直後等、バイパスダイオードBPD1~BPDnの健全性が確保されている状況下において、電流値IEPをIfとした状態における順方向電圧である。また、式(2)における順方向電圧Vfは、バイパスダイオードBPD1~BPDnの健全性が確保されている状況下において、電流値INEをIfとした状態における順方向電圧である。このような順方向電圧Vfは、バイパスダイオードBPD1~BPDnの順方向の電流電圧曲線を予め取得しておくことで特定することができる。
Figure 0007360225000002
Figure 0007360225000003
そして、式(1)、式(2)より、太陽電池モジュールPVmの位置m、及び地絡抵抗値RGFについて、以下の式(3)、式(4)が得られる。なお、絶縁特性取得時に上述の500Vや1000Vのような300Vを超える電圧を印加する場合、地絡と判断する絶縁抵抗の閾値は0.4MΩ程度である。したがって、判定部135は、例えば、式(4)において、地絡抵抗値RGFの値が0.4MΩ未満であれば地絡発生と確認することができる。また、地絡発生を判定する閾値に達していない状況下であっても地絡抵抗値RGFに経時的な減少傾向等の異常があれば地絡発生の可能性がある旨の警告をすることもできる。
異常があると判定した場合、判定部135はその旨を位置特定部136に通知する。当該通知を受けた位置特定部136は式(3)に基づいて地絡異常の発生位置を特定することができる。
Figure 0007360225000004
Figure 0007360225000005
以上のとおり、本実施形態の監視装置100によれば、地絡異常の有無を確認することができる。また、地絡異常を検出した場合は、位置特定部136が上述の手法により、地絡異常位置を特定することができる。
続いて、他の電気特性の確認方法について説明する。なお、以下に示す電気特性は例示であり、各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態の切り替えにより取得可能な電気特性であれば、以下に例示する以外の電気特性を取得することも可能である。
図5は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の開放電圧を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電状態である昼間に実施することができる。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を正極側接続状態、負極側切替スイッチ123を負極側接続状態、接地側切替スイッチ124を開放状態、かつ電源開閉スイッチ125を開状態にする。当該接続状態により、電流電圧取得部133は太陽電池ストリング200の開放電圧を測定でき
る状態になる。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、電路113aと電路114bとの間の電位差を計測することにより、開放電圧を取得する。本データにより、太陽電池ストリング200を構成する太陽電池モジュールPV1~PVnの異常を検知することができる。なお、電源開閉スイッチ125が開状態であるので、電流電圧取得部133が電路113aと電路114bとの間の電位差を計測する場合、主開閉スイッチ121が開状態、正極側切替スイッチ122が負極側接続状態、負極側切替スイッチ123が正極側接続状態、かつ接地側切替スイッチ124が開放状態であっても、上述と同様に、太陽電池ストリング200の開放電圧を計測することができる。
図6は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の動作電圧を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電状態である昼間に実施することができる。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を閉状態、正極側切替スイッチ122を正極側接続状態、負極側切替スイッチ123を負極側接続状態、接地側切替スイッチ124を開放状態、かつ電源開閉スイッチ125を開状態にする。当該接続状態により、電流電圧取得部133は太陽電池ストリング200の動作電圧を測定できる状態になる。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、電路113aと電路114bとの間の電位差を計測することにより、動作電圧を取得する。本データにより、太陽電池ストリング200を構成する太陽電池モジュールPV1~PVnの異常や配線の高抵抗化等の異常を検知することができる。なお、電源開閉スイッチ125が開状態であるので、電流電圧取得部133が電路113aと電路114bとの間の電位差を計測する場合、主開閉スイッチ121が閉状態、正極側切替スイッチ122が負極側接続状態、負極側切替スイッチ123が直流電源131の正極側接続状態、かつ接地側切替スイッチ124が開放状態であっても、上述と同様に、太陽電池ストリング200の動作電圧を計測することができる。
図7は、本実施形態の監視装置100において、ブロッキングダイオード301の順方向特性を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電効率の低下を回避する観点では、太陽電池ストリング200が発電していない夜間等に取得することが好ましい。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を閉状態、正極側切替スイッチ122を正極側接続状態、負極側切替スイッチ123を負極側接続状態、接地側切替スイッチ124を開放状態、かつ電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、直流電源131はブロッキングダイオード301に順方向電圧を印加できる状態になる。そして、当該接続状態でブロッキングダイオード301に直流電源131が順方向電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された順方向電圧と、ブロッキングダイオード301を流れる順方向電流を計測する。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより、直流電源131が印加した順方向電圧を取得する。また、電流電圧取得部133は、電路113a(直流電源131の正極側)を流れる電流を計測することにより順方向電流を取得する。なお、この場合、電流電圧取得部133は、電路114b(直流電源131の負極側)を流れる電流を計測することにより順方向電流を取得することもできる。本データにより、ブロッキングダイオード301の高抵抗化や短絡等の異常を検知することができる。
図8は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の電流電圧曲線を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を正極側接続状態、負極側切替スイッチ123を負極側接続状態、接地側切替スイッチ124を開放状態、かつ電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、直流電源131は太陽電池ストリング200に順方向電圧を印加できる状態になる。そして、当該接続状態で太陽電池ストリング200に直流電源131が順方向電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された順方向電圧と、太陽電池ストリング200を流れる順方向電流を計測する。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより、直流電源131が印加した順方向電圧を取得する。また、電流電圧取得部133は、電路113a(直流電源131の正極側)を流れる電流を計測することにより順方向電流を取得する。なお、この場合、電流電圧取得部133は、電路114b(直流電源131の負極側)を流れる電流を計測することにより順方向電流を取得することもできる。本データにより、太陽電池ストリング200の高抵抗化や短絡等の異常を検知することができる。
図9は、本実施形態の監視装置100において、太陽電池ストリング200の正極-負極短絡状態での絶縁特性を取得する際の各スイッチ121、122、123、124、125の接続状態を示す概略構成図である。本電気特性は、発電効率の低下を回避する観点では、太陽電池ストリング200が発電していない夜間等に取得することが好ましい。
本電気特性の取得に際し、制御部132は、主開閉スイッチ121を開状態、正極側切替スイッチ122を正極側接続状態、負極側切替スイッチ123を正極側接続状態、接地側切替スイッチ124を負極側接地状態、かつ電源開閉スイッチ125を閉状態にする。当該接続状態により、直流電源131はP1端子101及びN1端子102を通じて太陽電池ストリング200に電圧を印加できる状態になる。そして、当該接続状態で太陽電池ストリング200に直流電源131が電圧を印加し、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された電圧と、太陽電池ストリング200を流れる電流を計測する。特に限定されないが、本実施形態では、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより、直流電源131が印加した電圧を取得する。また、電流電圧取得部133は、直流電源131の正極側を流れる電流を計測することにより電流を取得する。本データにより、地絡異常位置の特定は困難であるが、地絡異常の有無を確認することができる。
同様の太陽電池ストリング200の正極-負極短絡状態での絶縁特性は、主開閉スイッチ121が開状態、正極側切替スイッチ122が負極側接続状態、負極側切替スイッチ123が負極側接続状態、接地側切替スイッチ124が正極側接地状態、かつ電源開閉スイッチ125が閉状態である接続状態で、電流電圧取得部133が直流電源131により印加された電圧と、太陽電池ストリング200を流れる電流を計測する構成でも取得可能である。この場合、電流電圧取得部133は、例えば、直流電源131の負極側と正極側との間の電位差を計測することにより直流電源131が印加した電圧を取得することができる。また、電流電圧取得部133は、直流電源131の負極側を流れる電流を計測することにより電流を取得することができる。
なお、監視装置100は、上述の地絡異常位置の特定に関する電気特性の取得の他、上述した任意の他の電気特性について併せて取得する構成を採用することが可能である。また、以上では、監視装置100が、単一の太陽電池ストリング200について電気特性を取得する構成を例示したが、複数の太陽電池ストリングについて、同様の電気特性を取得する構成を採用することができる。この場合、例えば、監視装置100と複数の太陽電池ストリングとをマトリックススイッチを介して接続し、監視装置100に対して任意の1
つの太陽電池ストリングが選択的に接続される構成を採用することができる。本構成によれば、1つの監視装置100により、複数の太陽電池ストリングの電気特性を1つずつ順番に取得することができる。また、監視装置100は、判定部135が地絡異常有と判定した場合、制御部132を介して主開閉スイッチ121を開状態に固定する構成を採用することも可能である。また、判定部135が、取得した他の電気特性に基づいて太陽電池ストリングやブロッキングダイオード等の異常の有無を判定する構成とし、判定部135が異常有と判定した場合、制御部132を介して主開閉スイッチ121を開状態に固定する構成を採用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態の監視装置100によれば、監視装置100内部の各スイッチの接続状態を切り替えることで太陽電池ストリング200の種々の電気特性を取得できるため、例えば、予め指定された時刻に自動的に電気特性を取得することができ、継続的に取得した電気特性の経時変化に基づいて故障に対する未然対応や経時劣化部品の適切なタイミングでの交換も可能となる。
また、太陽電池ストリング200の正極側、負極側に対して逆方向電圧を印加する際に他極側が開放された状態であるため、例えば、500Vや1000Vのような一定の高電圧を印加することができる。また、当該状況下での電気特性を継続的に取得することができ、電気特性取得の自動化も容易である。また、本構成により取得した電気特性から地絡異常位置を容易に特定することもできる。
また、太陽電池ストリング200とパワーコンディショナー300との間に配置する構成であるため、既存の太陽光発電システムに対して構造上の特別な変更を要することなくそのまま適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、高電圧印加による地絡異常の有無の継続的な確認や、地絡異常位置の特定の他、必要に応じて太陽電池ストリングの他の異常の有無の継続的な確認も可能となる。
なお、上述した実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、特に好ましい形態として、監視装置100が判定部135及び位置特定部136を備える構成としたが、判定部135及び位置特定部136を備えることは必須ではない。例えば、判定部135及び位置特定部136を外部機器138に設け、監視装置が通信部137を通じて測定結果を外部機器138に送信し、を外部機器138において地絡異常の有無の判定及び地絡異常位置の特定をする構成であってよい。
また、上記実施形態では、特に好ましい形態として、監視装置100が通信部137を備える構成としたが、通信部137を備えることは必須ではない。例えば、記憶部134に格納されたデータを、記憶部134を取り外すことにより取り出す構成、あるいは、可搬記憶媒体に複写して取り出す構成であってよい。
さらに、上記実施形態では、電源開閉スイッチ125を備える構成としたが、直流電源131が電力を出力しない状態において、直流電源131の正極側及び負極側が開放状態になるのであれば電源開閉スイッチ125は不要である。
加えて、上記実施形態では、正極側切替スイッチ122、負極側切替スイッチ123、接地側切替スイッチ124に、単極3投スイッチを使用した事例について説明したが、上述した3状態に切り替えることが可能な構成であれば、単一のスイッチに限定されることなく任意の構成を採用することができる。例えば、単極双投(SPDT)スイッチを直列
に2段接続した構成や、単極双投スイッチを並列に配置した構成によっても上述した3状態を実現することが可能である。同様に、上述の実施形態では、主電源スイッチ121及び電源開閉スイッチ125に双極単投スイッチを使用した事例について説明したが、2つの電路を開閉可能な構成であれば、任意の構成を採用することができる。例えば、単極単投(SPST)スイッチをそれぞれの電路に配置した構成であってもよい。
本発明によれば、高電圧印加による地絡異常の有無の継続的な確認や、地絡異常位置の特定の他、必要に応じて太陽電池ストリングの他の異常の有無の継続的な確認も可能となり、太陽電池ストリングの監視装置及び地絡異常位置特定方法として有用である。
100 監視装置
111 第1電路
112 第2電路
113 第1電路と直流電源とを接続する電路
113a 電路113の直流電源の正極側に接続する部分
113b 電路113の直流電源の負極側に接続する部分
114 第2電路と直流電源とを接続する電路
114a 電路114の直流電源の正極側に接続する部分
114b 電路114の直流電源の負極側に接続する部分
121 主開閉スイッチ(第1スイッチ部)
122 正極側切替スイッチ(第2スイッチ部)
123 負極側切替スイッチ(第3スイッチ部)
124 接地側切替スイッチ(第4スイッチ部)
125 電源開閉スイッチ(第5スイッチ部)
131 直流電源
132 制御部
133 電流電圧取得部
135 判定部
136 位置特定部
200 太陽電池ストリング
300 パワーコンディショナー(電力変換部)
301 ブロッキングダイオード
PV1~PVn 太陽電池モジュール
BPD1~BPDn バイパスダイオード

Claims (6)

  1. 太陽電池ストリングと当該太陽電池ストリングで発電された電力が入力される電力変換部との間に配置される太陽電池ストリングの監視装置であって、
    直流電源と、
    前記太陽電池ストリングの正極側と前記電力変換部とを接続する第1電路、及び前記太陽電池ストリングの負極側と前記電力変換部とを接続する第2電路に介在され、前記第1電路及び前記第2電路を開閉する第1スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部より前記太陽電池ストリング側の前記第1電路と前記直流電源とを接続する電路に介在され、当該第1電路と前記直流電源の正極側とが接続する正極側接続状態、当該第1電路と前記直流電源の負極側とが接続する負極側接続状態、又は当該第1電路と前記直流電源とが接続しない開放状態に切り替える第2スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部より前記太陽電池ストリング側の前記第2電路と前記直流電源とを接続する電路に介在され、当該第2電路と前記直流電源の正極側とが接続する正極側接続状態、当該第2電路と前記直流電源の負極側とが接続する負極側接続状態、又は当該第2電路と前記直流電源とが接続しない開放状態に切り替える第3スイッチ部と、
    前記第2スイッチ部と前記直流電源の正極側とを接続する電路及び前記第3スイッチ部と前記直流電源の正極側とを接続する電路と、接地電位とが接続する正極側接地状態、前記第2スイッチ部と前記直流電源の負極側とを接続する電路及び前記第3スイッチ部と前記直流電源の負極側とを接続する電路と、接地電位とが接続する負極側接地状態、又はこれらの電路と接地電位とが接続しない開放状態に切り替える第4スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部から前記第4スイッチ部の接続状態を制御する制御部と、
    前記直流電源の正極側を流れる電流、前記直流電源の負極側を流れる電流、及び前記直流電源により印加された電圧を取得する電流電圧取得部と、
    を備える、太陽電池ストリングの監視装置。
  2. 前記電流電圧取得部は、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記正極側接続状態、かつ前記第4スイッチ部を開放状態とした状況下で前記直流電源を流れる電流及び前記直流電源により印加された電圧と、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第3スイッチ部を開放状態、かつ前記第4スイッチ部を前記正極側接地状態にした状況下で前記直流電源を流れる電流及び前記直流電源により印加された電圧と、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を開放状態、前記第3スイッチ部を前記正極側接続状態、かつ前記第4スイッチ部を前記負極側接地状態にした状況下で前記直流電源を流れる電流及び前記直流電源により印加された電圧と、
    を取得する、請求項1記載の太陽電池ストリングの監視装置。
  3. 前記電流電圧取得部により取得された電流値に基づいて、前記太陽電池ストリングの地絡異常の有無を判定する判定部と、
    前記判定部が地絡異常ありと判定した際に、前記電流電圧取得部により取得された電流値及び当該電流値取得時における前記直流電源による印加電圧値とに基づいて、前記太陽電池ストリングの地絡異常位置を特定する位置特定部と、
    をさらに備える、請求項1又は請求項2記載の太陽電池ストリングの監視装置。
  4. 前記第2スイッチ部と前記直流電源の正極側とを接続する電路及び前記第3スイッチ部と前記直流電源の正極側とを接続する電路と、前記第2スイッチ部と前記直流電源の負極側とを接続する電路及び前記第3スイッチ部と前記直流電源の負極側とを接続する電路とを開閉する第5スイッチ部をさらに備える、請求項3記載の太陽電池ストリングの監視装置。
  5. 前記電流電圧取得部は、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を開状態とした状況下における前記直流電源の正極側と前記直流電源の負極側との間の電位差、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を開状態とした状況下における前記直流電源の正極側と前記直流電源の負極側との間の電位差、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を閉状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を開状態にした状況下における前記直流電源の正極側と前記直流電源の負極側との間の電位差、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を閉状態、前記第2スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を開状態にした状況下における前記直流電源の正極側と前記直流電源の負極側との間の電位差、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を閉状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を閉状態にした状況下において前記直流電源の正極側を流れる電流、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を閉状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を閉状態にした状況下において前記直流電源の負極側を流れる電流、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を開放状態、かつ前記第5スイッチ部を閉状態にした状況下において前記直流電源を流れる電流、
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記正極側接続状態、前記第4スイッチ部を前記負極側接地状態、かつ前記第5スイッチ部を閉状態にした状況下において前記直流電源の正極側を流れる電流、又は
    前記制御部が、前記第1スイッチ部を開状態、前記第2スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第3スイッチ部を前記負極側接続状態、前記第4スイッチ部を前記正極側接地状態、かつ前記第5スイッチ部を閉状態にした状況下において前記直流電源の負極側を流れる電流、
    をさらに取得する、請求項4記載の太陽電池ストリングの監視装置。
  6. 太陽電池ストリングの地絡異常位置特定方法であって、
    太陽電池ストリングが備える複数のバイパスダイオードに対して順電圧を印加して当該太陽電池ストリングの順電流及び印加電圧を取得するステップと、
    前記太陽電池ストリングの負極側を開放した状態で前記太陽電池ストリングの正極側に接地電位を基準とした負電圧を印加して当該太陽電池ストリングを流れる電流及び印加電圧を取得するステップと、
    前記太陽電池ストリングの正極側を開放した状態で前記太陽電池ストリングの負極側に接地電位を基準とした正電圧を印加して当該太陽電池ストリングを流れる電流及び印加電圧を取得するステップと、
    以上の各ステップにおいて取得した電流値と印加電圧値とに基づいて前記太陽電池ストリングの地絡異常位置を特定するステップと、
    を有する太陽電池ストリングの地絡異常位置特定方法。
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