JP7359303B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

この開示は、虹彩画像の処理に関する。
生体認証の1つとして虹彩認証が知られている。一般的に、虹彩認証では、対象者の虹彩パターンをデータベースに登録しておき、認証時に対象者から取得した虹彩パターンと、データベースに登録済の虹彩パターンとを照合して認証を行う。
近年、若者を中心にカラーコンタクトレンズの使用が増えている。カラーコンタクトレンズを装着していると、対象者から得られる虹彩パターンがカラーコンタクトレンズのパターンにより影響を受ける。このため、カラーコンタクトレンズを検出できないまま虹彩認証を行うと、同一のカラーコンタクトレンズを装着した人物の虹彩パターンが一致し、異なる人物を同一人物と誤判定してしまう可能性があり、何らかの対策が必要となる。
この点、特許文献1は、虹彩の領域のパターンが均一又は所定のパターンの繰り返しである場合に、ユーザがカラーコンタクトレンズを装着していると判断する方法を記載している。また、特許文献2は、カラーコンタクトレンズから特徴データを抽出し、カラーコンタクトレンズの辞書を作成する方法を記載している。
特開2018-124733号公報 特開2002-279402号公報
しかし、特許文献1の方法は、均一のパターンや繰り返しパターンを有するカラーコンタクトレンズしか検出することができない。特許文献2の方法は、カラーコンタクトレンズから特徴データを生成するための専用の装置が必要であり、コストがかかる。また、近年、カラーコンタクトレンズの種類は多岐にわたり、多数のカラーコンタクトレンズの特徴データを上記のような専用の装置で1つ1つ読み取って登録するのは現実的ではない。
この開示の1つの目的は、登録済の虹彩データを利用して、カラーコンタクトレンズなどのコスメティックレンズの虹彩画像をデータベース化することが可能な情報処理装置を提供することにある。
この開示の一つの観点では、情報処理装置は、
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する候補抽出手段と、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する信頼度算出手段と、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する判定手段と、を備える。
この開示の他の観点では、情報処理方法は、
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する。
この開示のさらに他の観点では、プログラムは、
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する処理をコンピュータに実行させる
第1実施形態に係るコスメティックレンズ登録装置の全体構成を示す。 コスメティックレンズ登録装置のハードウェア構成を示す。 コスメティックレンズ登録装置の機能構成を示す。 顔画像データベースと虹彩画像データベースの例を示す。 コスメティックレンズ候補データベースとコスメティックレンズデータベースの例を示す。 コスメティックレンズ候補抽出処理のフローチャートである。 コスメティックレンズ登録処理のフローチャートである。 信頼度の算出方法の例を示す。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す。 第2実施形態による処理のフローチャートである。 第3実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す。 第3実施形態による処理のフローチャートである。 第4実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す。 第4実施形態による処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して、この開示の好適な実施形態について説明する。
<コスメティックレンズ>
以下の実施形態は、コスメティックレンズの虹彩画像を検出し、データベースに登録する。「コスメティックレンズ」とは、装着することにより虹彩画像のパターンが変化してしまうタイプのコンタクトレンズであり、いわゆるカラーコンタクトレンズや、レンズにドーナツ状の縁取りを施すことで瞳を大きく見せる効果がある「サークルレンズ」と呼ばれるコンタクトレンズなどを含む。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係るコスメティックレンズ登録装置の全体構成を示す。コスメティックレンズ登録装置(以下、単に「登録装置」とも呼ぶ。)100は、虹彩画像と顔画像のペアが入力され、それらをコスメティックレンズデータベース(以下、「データベース」を「DB」と記す。)2に登録する。その際、登録装置100は、虹彩画像と顔画像のペアを用いて、その虹彩画像が、コスメティックレンズを装着した状態の虹彩画像(以下、「コスメティックレンズ虹彩画像」とも呼ぶ。)であるか否かを判定する。そして、登録装置100は、コスメティックレンズ虹彩画像と判定された虹彩画像、及び、その虹彩画像の特徴量(以下、「虹彩特徴量」と呼ぶ。)の少なくとも一方をコスメティックレンズDB2に登録する。コスメティックレンズDB2に登録されたコスメティックレンズの虹彩画像又は虹彩特徴量は、虹彩画像を用いた虹彩認証に使用される。
[ハードウェア構成]
図2は、登録装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図示のように、登録装置100は、インタフェース(IF)11と、プロセッサ12と、メモリ13と、記録媒体14と、データベース(DB)15とを備える。
IF11は、外部装置との間でデータの入出力を行う。具体的に、対象者から得られた虹彩画像と顔画像のペアはIF11を介して登録装置100に入力される。また、登録装置100によりコスメティックレンズと判定された虹彩画像や虹彩特徴量は、IF11を通じてコスメティックレンズDB2に出力される。
プロセッサ12は、CPU(Central Processing Unit)などのコンピュータであり、予め用意されたプログラムを実行することにより、登録装置100の全体を制御する。なお、プロセッサ12は、GPU(Graphics Processing Unit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)であってもよい。具体的に、プロセッサ12は、後述するコスメティックレンズ候補抽出処理、コスメティックレンズ登録処理などを実行する。
メモリ13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。メモリ13は、プロセッサ12による各種の処理の実行中に作業メモリとしても使用される。
記録媒体14は、ディスク状記録媒体、半導体メモリなどの不揮発性で非一時的な記録媒体であり、登録装置100に対して着脱可能に構成される。記録媒体14は、プロセッサ12が実行する各種のプログラムを記録している。登録装置100が各種の処理を実行する際には、記録媒体14に記録されているプログラムがメモリ13にロードされ、プロセッサ12により実行される。
データベース15は、IF11を通じて入力された虹彩画像と顔画像のペア、登録装置100がコスメティックレンズと判定した虹彩画像やその虹彩特徴量を一時的に記憶する。なお、登録装置100は、管理者などが指示や入力を行うためのキーボード、マウスなどの入力部、及び、液晶ディスプレイなどの表示部を備えていてもよい。
[機能構成]
図3は、登録装置100の機能構成を示すブロック図である。登録装置100は、顔画像取得部21と、顔照合部22と、顔画像DB23と、虹彩画像取得部24と、虹彩照合部25と、虹彩画像DB26と、コスメティックレンズ候補抽出部27と、コスメティックレンズ候補DB28と、コスメティックレンズ登録部29と、を備える。
顔画像取得部21は、対象者の顔画像(以下、「対象顔画像」とも呼ぶ。)を取得する。具体的には、顔画像取得部21は、対象者の顔を撮影するカメラなどによる撮影画像を対象顔画像として取得する。その代わりに、顔画像取得部21は、予め撮影された顔画像を保存したデータベースなどから対象顔画像を取得してもよい。顔画像取得部21は、取得した対象顔画像を顔照合部22へ出力する。
顔画像DB23は、複数の人物について、顔画像及びその特徴量(以下、「顔特徴量」と呼ぶ。)を記憶している。図4(A)は、顔画像DB23の記憶データの例を示す。顔画像DB23は、人物IDと、顔画像と、顔特徴量とを記憶している。ここで、「人物ID」は人物の識別情報であり、「顔画像」は、その人物の顔を撮影した顔画像のデータである。また、「顔特徴量」は、顔画像から抽出した特徴量のデータである。なお、顔画像は必ずしも必要なく、顔特徴量だけを格納するようにしてもよい。
顔照合部22は、顔画像取得部21から取得した対象顔画像から顔特徴量を抽出し、顔画像DB23に登録されている複数の顔特徴量と照合する。具体的には、顔照合部22は、対象顔画像の顔特徴量と、顔画像DB23に登録済の顔特徴量との一致度又は類似度を算出し、そのスコア(以下、「照合スコア」と呼ぶ。)を予め決められた第1の閾値と比較する。顔照合部22は、照合スコアが第1の閾値以上である場合、対象顔画像と登録済の顔画像とが一致したと判定し、照合スコアが第1の閾値未満である場合、対象顔画像と登録済の顔画像とが不一致と判定する。そして、顔照合部22は、照合結果をコスメティックレンズ候補抽出部27へ出力する。
虹彩画像取得部24は、対象者の虹彩画像(以下、「対象虹彩画像」とも呼ぶ。)を取得する。なお、虹彩画像取得部24が取得する虹彩画像と、顔画像取得部21が取得する顔画像は、同一の対象者のものである。具体的には、虹彩画像取得部24は、赤外線により対象者の瞳の部分を撮影する虹彩カメラなどに接続され、虹彩カメラによる撮影画像を対象虹彩画像として取得する。その代わりに、虹彩画像取得部24は、予め虹彩カメラを用いて撮影された虹彩画像を保存したデータベースなどから対象虹彩画像を取得してもよい。虹彩画像取得部24は、取得した対象虹彩画像を虹彩照合部25へ出力する。
虹彩画像DB26は、複数の人物について、虹彩画像及び虹彩特徴量を記憶している。図4(B)は、虹彩画像DB26の記憶データの例を示す。虹彩画像DB26は、人物IDと、虹彩画像と、虹彩特徴量とを記憶している。ここで、「人物ID」は人物の識別情報であり、「虹彩画像」は、その人物の虹彩、即ち瞳孔と白目の間のドーナツ形状の部分を撮影した画像のデータである。また、「虹彩特徴量」は、虹彩画像から抽出した特徴量のデータである。以下、虹彩画像と虹彩特徴量をまとめて「虹彩データ」とも呼ぶ。
虹彩照合部25は、虹彩画像取得部24から取得した対象虹彩画像から虹彩特徴量を抽出し、虹彩画像DB26に登録されている複数の虹彩特徴量と照合する。具体的には、虹彩照合部25は、対象虹彩画像の虹彩特徴量と、虹彩画像DB26に登録済の虹彩特徴量との一致度又は類似度を算出し、その照合スコアを予め決められた第2の閾値と比較する。虹彩照合部25は、照合スコアが第2の閾値以上である場合、対象虹彩画像と登録済の虹彩画像とが一致したと判定し、照合スコアが第2の閾値未満である場合、対象虹彩画像と登録済の虹彩画像とが不一致と判定する。そして、虹彩照合部25は、照合結果をコスメティックレンズ候補抽出部27へ出力する。
コスメティックレンズ候補抽出部27は、顔照合部22の照合結果と、虹彩照合部25の照合結果に基づいて、コスメティックレンズ候補を抽出する。具体的に、コスメティックレンズ候補抽出部27は、顔照合により顔が一致すると判定され、かつ、虹彩照合により虹彩が不一致と判定された虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する。顔照合部22により顔が一致すると判定された顔画像は、同一人物の顔画像であるので、その対象者については、既に虹彩画像DB26に虹彩データが登録されていることになる。一方、虹彩照合部25により虹彩が不一致と判定されたということは、虹彩画像取得部24が取得した対象虹彩画像と一致する虹彩データが虹彩画像DB26に登録されていないことを意味する。つまり、その対象者について既に虹彩画像DB26に登録済の虹彩データは、対象虹彩画像の虹彩データとは異なることになる。これは、その対象者について複数の虹彩データが存在することを意味するが、同一人物の虹彩パターンが複数存在することは無いので、不一致と判定された2つの虹彩画像の少なくとも一方はコスメティックレンズ虹彩画像であると推測される。
そこで、コスメティックレンズ候補抽出部27は、顔画像と虹彩画像の照合結果が「顔が一致、かつ、虹彩が不一致」という条件に合致する場合、対象虹彩画像をコスメティックレンズ候補としてコスメティックレンズ候補DB28に出力する。なお、顔画像の照合結果と虹彩画像の照合結果が、「顔が一致、かつ、虹彩が不一致」という条件に合致しない場合、対象虹彩画像はコスメティックレンズ候補として抽出されない。
コスメティックレンズ候補DB28は、コスメティックレンズ候補抽出部27が抽出したコスメティックレンズ候補の虹彩データを記憶する。図5(A)は、コスメティックレンズ候補DB28の記憶データの例を示す。コスメティックレンズ候補DB28には、候補IDと、虹彩画像と、虹彩特徴量と、信頼度とが記憶される。「候補ID」は、コスメティックレンズ候補に付与される識別情報である。「虹彩画像」は、コスメティックレンズ候補の虹彩画像のデータであり、「虹彩特徴量」はその虹彩画像から抽出された特徴量のデータである。「信頼度」は、コスメティックレンズ候補のコスメティックレンズらしさを示す指標である。即ち、信頼度は、コスメティックレンズ候補が、実際にコスメティックレンズである可能性を示し、信頼度の値が大きいほどコスメティックレンズである可能性が高いものとする。なお、信頼度は、以下に説明するコスメティックレンズ登録部29により算出される。
コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズ候補DB28に記憶されたコスメティックレンズ候補から、コスメティックレンズを選択してコスメティックレンズDB2に登録する。具体的には、コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズ候補DB28から登録処理の対象となる1つのコスメティックレンズ候補(以下、「対象コスメティックレンズ候補」と呼ぶ。)と、照合の相手となる別のコスメティックレンズ候補とを選択して、それらの虹彩特徴量の照合を行う。コスメティックレンズ登録部29は、照合により得られた照合スコアが予め決められた第3の閾値以上である場合、2つのコスメティックレンズ候補が一致したと判定する。次に、コスメティックレンズ登録部29は、別のコスメティックレンズ候補を選択し、同様に対象コスメティックレンズ候補との照合を行う。こうして、コスメティックレンズ登録部29は、対象コスメティックレンズ候補と、それ以外の全てのコスメティックレンズ候補との照合を行い、照合結果が一致となった頻度を信頼度として算出する。現実の世界では、同一のコスメティックレンズを多数の人が使用していることがあるため、照合による一致頻度が大きいほど、その虹彩画像はコスメティックレンズ虹彩画像である可能性が高いと言える。よって、コスメティックレンズ登録部29は、一致頻度を信頼度として使用する。なお、この一致頻度は、対象コスメティックレンズ候補と一致する別のコスメティックレンズ候補の数である。別のコスメティックレンズ候補は、過去に撮影された照合の対象者本人の虹彩画像から抽出された虹彩特徴量であってもよい。
こうして、他の全てのコスメティックレンズ候補との照合を行い、信頼度が算出されると、コスメティックレンズ登録部29は、得られた信頼度が所定の第4の閾値以上であるか否かを判定し、信頼度が第4の閾値以上であるコスメティックレンズ候補を、コスメティックレンズであると判定する。そして、コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズと判定された虹彩画像の虹彩データをコスメティックレンズのDB2に登録する。なお、本実施形態における第4の閾値は、所定の閾値の一例である。
図5(B)は、コスメティックレンズDB2の記憶データの例を示す。コスメティックレンズDB2は、コスメティックレンズIDと、虹彩画像と、虹彩特徴量とを記憶する。「コスメティックレンズID」は、コスメティックレンズ登録部29によりコスメティックレンズと判定された虹彩画像に対して付与された識別情報である。「虹彩画像」はそのコスメティックレンズの虹彩画像のデータであり、「虹彩特徴量」はその虹彩画像から抽出された特徴量のデータである。
以上のように、本実施形態のコスメティックレンズ登録装置100は、まず、同一人物について異なる虹彩画像が存在する場合に、それらをコスメティックレンズ候補として抽出する。次に、コスメティックレンズ候補同士の虹彩特徴量を照合し、一致頻度、即ち、一致する他のコスメティックレンズ候補の数が多いほど信頼度を高く設定する。そして、信頼度が所定の閾値以上であるコスメティックレンズ候補を、コスメティックレンズであると判定してデータベースに登録する。このように、コスメティックレンズ登録装置100は、顔画像の照合と、虹彩画像の照合を組み合わせることにより、多数の虹彩画像からコスメティックレンズ虹彩画像を検出することが可能となる。
上記の構成において、コスメティックレンズ候補抽出部27は候補抽出手段の一例であり、コスメティックレンズ登録部29は信頼度算出手段、判定手段、登録手段の一例である。また、顔画像取得部21は生体情報取得手段の一例であり、顔照合部22は生体情報照合手段の一例であり、虹彩画像取得部24は虹彩画像取得手段の一例であり、虹彩照合部25は虹彩照合手段の一例である。
[処理フロー]
次に、コスメティックレンズ登録装置100が実行する処理のフローについて説明する。コスメティックレンズ登録装置100は、まず、コスメティックレンズ候補抽出処理を行ってコスメティックレンズ候補を抽出する。次に、コスメティックレンズ登録装置100は、得られた複数のコスメティックレンズ候補から、コスメティックレンズを判定してコスメティックレンズDB2に登録する。
(コスメティックレンズ候補抽出処理)
図6は、コスメティックレンズ候補抽出処理のフローチャートである。この処理は、図2に示すプロセッサ12が予め用意されたプログラムを実行し、図3に示す要素として動作することにより実現される。
まず、顔画像取得部21は対象顔画像を取得し、虹彩画像取得部24は対象虹彩画像を取得する(ステップS11)。次に、顔照合部22は対象顔画像の顔特徴量と、顔画像DB23に記憶されている顔特徴量とを照合する。同様に、虹彩照合部25は、対象虹彩画像の虹彩特徴量と、虹彩画像DB26に記憶されている虹彩特徴量とを照合する(ステップS12)。
次に、コスメティックレンズ候補抽出部27は、ステップS12での照合結果に基づき、対象顔画像及び対象虹彩画像が「顔画像が一致、かつ、虹彩画像が不一致」との条件に該当するか否かを判定する(ステップS13)。対象顔画像及び対象虹彩画像が上記の条件に該当する場合(ステップS13:Yes)、コスメティックレンズ候補抽出部27は、そのときの対象虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出し、コスメティックレンズ候補DB28に記憶する(ステップS14)。一方、対象顔画像及び対象虹彩画像が上記の条件に該当しない場合(ステップS13:No)、処理を終了する。
こうして、ある人物の顔画像と虹彩画像が得られるたびに、その虹彩画像がコスメティックレンズ候補であるか否かが判定され、コスメティックレンズ候補と判定された場合は、コスメティックレンズ候補DB28に記憶されていく。
(コスメティックレンズ登録処理)
図7は、コスメティックレンズ登録処理のフローチャートである。この処理も、図2に示すプロセッサ12が予め用意されたプログラムを実行し、図3に示す要素として動作することにより実現される。
まず、コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズ候補DB28から、1つの対象コスメティックレンズ候補を選択する(ステップS21)。次に、コスメティックレンズ登録部29は、対象コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量を、コスメティックレンズ候補DB28に記憶されている他の全てのコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と照合し、一致頻度を信頼度として算出する(ステップS22)。
次に、コスメティックレンズ登録部29は、得られた信頼度が前述の第4の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS23)。信頼度が第4の閾値以上である場合(ステップS23:Yes)、コスメティックレンズ登録部29は、そのコスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定し、その虹彩データをコスメティックレンズDB2に登録する(ステップS24)。一方、信頼度が第4の閾値未満である場合(ステップS23:No)、処理はステップS25へ進む。
次に、コスメティックレンズ登録部29は、次のコスメティックレンズ候補があるか否かを判定し(ステップS25)、ある場合には、次のコスメティックレンズ候補を対象コスメティックレンズ候補として、ステップS21~S24の処理を行う。そして、コスメティックレンズ候補DB28に記憶されている全てのコスメティックレンズ候補について処理が終わると、コスメティックレンズ登録処理は終了する。
[変形例]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実施することができる。
(第1変形例)
上記の第1実施形態では、コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズ候補同士の虹彩特徴量の一致頻度を信頼度として算出している。以下、この方法を、「第1の信頼度算出方法」と呼ぶ。図8(A)は、この場合の信頼度を算出する関数を示す。コスメティックレンズ登録部29は、コスメティックレンズ候補同士の照合スコアが第3の閾値以上である場合、照合結果を一致とし、信頼度に「1」を加算する。その代わりに、コスメティックレンズ登録部29は、以下のいずれかの方法により、信頼度を算出してもよい。
第2の信頼度算出方法では、コスメティックレンズ登録部29は、照合スコアの和を信頼度とする。即ち、第1の信頼度算出方法は、照合スコアを閾値と比較した結果を加算して信頼度を算出しているのに対し、第2の信頼度算出方法は、照合スコア自体を加算して信頼度を算出する。
第3の信頼度算出方法では、コスメティックレンズ登録部29は、照合スコアを重み付け加算して信頼度を算出する。例えば、コスメティックレンズ登録部29は、図8(B)に示す単調非減少関数を用いて、照合スコアを頻度相当の値に変換し、変換後の値を加算して信頼度を算出する。
(第2変形例)
上記の実施形態では、コスメティックレンズ登録部29は、図7に示すコスメティックレンズ登録処理のステップS24において、コスメティックレンズと判定されたコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量をそのままコスメティックレンズDB2に登録している。その代わりに、コスメティックレンズ登録部29は、そのコスメティックレンズ候補と同一と判定された他のコスメティックレンズ候補の虹彩画像又は虹彩特徴量を統合して、統合により得られた虹彩画像(以下、「統合虹彩画像」と呼ぶ。)又は統合により得られた虹彩特徴量(以下、「統合虹彩特徴量」と呼ぶ。)をコスメティックレンズDB2に登録してもよい。ここで、「同一と判定された他のコスメティックレンズ候補」としては、例えば、ステップS22における虹彩特徴量の照合によって、対象コスメティックレンズ候補と一致すると判定されたコスメティックレンズ候補、又は、対象コスメティックレンズ候補との照合スコアが所定値以上であるコスメティックレンズ候補を用いればよい。
(1)虹彩画像を統合する場合
この場合、コスメティックレンズ登録部29は、対象コスメティックレンズ候補の虹彩画像と、同一と判定された他のコスメティックレンズ候補の虹彩画像を相対的に位置合わせし、各虹彩画像の画素値の平均値や中央値などの統計値を算出して統合虹彩画像の画素値として使用する。こうして、同一と判定された複数の虹彩画像の平均値などの統計量を使用することにより、各虹彩画像のパターンのうち、コスメティックレンズ以外の部分の特徴量は平均化などにより弱まり、コスメティックレンズ部分の特徴量のみが残ることになる。その結果、コスメティックレンズを装着している人物の虹彩の特徴量を弱め、コスメティックレンズ自体のパターンの特徴量をより正確に抽出することが可能となる。
(2)虹彩特徴量を統合する場合
この場合、コスメティックレンズ登録部29は、対象コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、同一と判定された他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量を相対的に位置合わせし、虹彩の角度を少しずつずらしながら特徴量をマッチングし、一致度が最も高いずれ量(角度)を見つける。これにより、2つのコスメティックレンズ候補を正しく位置合わせした状態となる。こうして位置合わせが完了すると、コスメティックレンズ登録部29は、上述の虹彩画像を統合する場合と同様に、各虹彩特徴量の平均値や中央値などの統計値を算出して統合虹彩特徴量として使用する。この場合も、コスメティックレンズを装着している人物の虹彩の特徴量を弱め、コスメティックレンズ自体のパターンの特徴量をより正確に抽出することが可能となる。
(第3変形例)
上記の実施形態では、顔照合部22による顔特徴量の照合により、対応する虹彩画像が同一人物のものであるか否かを判定している。その代わりに、指紋画像、掌紋画像、声の音声データ、静脈パターンデータ、耳音響データなどの他の生体情報を用いた生体認証を行って、虹彩画像が同一人物のものであるか否かを判定してもよい。その場合には、顔画像DB23の代わりに、それらの生体情報を記憶するデータベースを使用すればよい。
[登録済データを用いた虹彩認証]
上記のコスメティックレンズ登録処理によりコスメティックレンズDB2に登録されたコスメティックレンズの虹彩データは、その後の虹彩認証処理において使用される。この際、虹彩認証処理においては、誤った認証を防止するため、コスメティックレンズの虹彩データを虹彩認証に使用しないようにする。具体的には、虹彩認証装置は、コスメティックレンズDB2を参照して、認証の対象となる虹彩画像がコスメティックレンズ虹彩画像であるか否かを判定し、コスメティックレンズ虹彩画像である場合には、その虹彩画像を用いた認証は行わないこととする。
[本実施形態の効果]
本実施形態の構成によれば、同一人物について異なる虹彩画像が存在する場合に、それらをコスメティックレンズ候補として抽出するので、多数の虹彩画像からコスメティックレンズ虹彩画像を検出することができる。よって、登録済の虹彩データを利用して、コスメティックレンズの虹彩画像をデータベース化することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、この開示の第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置70は、候補抽出手段71と、信頼度算出手段72と、判定手段73とを備える。候補抽出手段71は、同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する。信頼度算出手段72は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する。判定手段73は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する。
図10は、第2実施形態による処理のフローチャートである。この処理は、情報処理装置70の各要素により実行される。候補抽出手段71は、同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する(ステップS31)。信頼度算出手段72は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する(ステップS32)。判定手段73は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する(ステップS33)。
[本実施形態の効果]
本実施形態の構成によれば、候補抽出手段71は、同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出するので、多数の虹彩画像から効率的にコスメティックレンズ候補を抽出することができる。信頼度算出手段72は、コスメティックレンズ候補と他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量の照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出するので、各コスメティックレンズ候補について信頼度を得ることができる。判定手段73は、信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定するので、コスメティックレンズ候補から、高い精度でコスメティックレンズを判定することができる。
[変形例]
第2実施形態の一変形例に係わる情報処理装置70では、候補抽出手段71は、同一人物から第1の生体情報(第1の生体データ)および第2の生体情報(第2の生体データ)を取得する。信頼度算出手段72は、候補抽出手段71が取得した第2の生体情報(第2の生体データ)と、他の人物から先に取得した第3の生体情報(第3の生体データ)とを比較する。そして、信頼度算出手段72は、比較結果に基づいて、候補抽出手段71が取得した第2の生体情報(第2の生体データ)が偽物である(あるいは生体由来ではない)ことの確からしさを示す信頼度を算出する。判定手段73は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、第2の生体情報(第2の生体データ)が偽物である(あるいは生体由来ではない)と判定する。
本変形例における第1の生体情報(第1の生体データ)の一例は、ニューラルネットワークなどを用いて人物の顔画像から抽出した顔特徴量である。第2の生体情報(第2の生体データ)の一例は、ニューラルネットワークなどを用いて同一人物の虹彩画像から抽出した虹彩特徴量である。しかしながら、第1の生体情報(第1の生体データ)および第2の生体情報(第2の生体データ)は、これらに限定されず、人物の身体的特徴に基づくもの(例;指紋、静紋、脈拍、顔、虹彩、網膜、耳介、外耳道、脳波、DNA、外見、等)であってもよいし、人物の行動的特徴(例;筆跡、タイピング、声紋、口唇の動き、瞬き、歩容、等)であってもよい。
別の変形例では、情報処理装置70は、判定手段73による判定結果に基づいて、生体由来ではないと判定された第2の生体情報(第2の生体データ)をデータベースに登録する登録手段をさらに備えていてもよい。
さらに別の変形例では、判定手段73は、人物の第1の生体情報(第1の生体データ)の照合結果と、同一人物の第2の生体情報(第2の生体データ)の照合結果とを比較することによって、人物が生体情報を偽装しているか否かを判定してもよい。
<第3実施形態>
次に、この開示の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置80は、候補抽出手段81と、信頼度算出手段82と、判定手段83と、登録手段84と、データベース85とを備える。候補抽出手段81は、同一人物に対応する異なる虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出する。信頼度算出手段82は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する。判定手段83は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する。登録手段84は、コスメティックレンズと判定された虹彩画像、及び、当該虹彩画像の特徴量の少なくとも一方をデータベース85に登録する。
図12は、第3実施形態による処理のフローチャートである。この処理は、情報処理装置80の各要素により実行される。候補抽出手段81は、同一人物に対応する異なる虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出する(ステップS41)。信頼度算出手段82は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する(ステップS42)。判定手段83は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する(ステップS43)。登録手段84は、コスメティックレンズと判定された虹彩画像、及び、当該虹彩画像の特徴量の少なくとも一方をデータベース85に登録する(ステップS44)。
[本実施形態の効果]
本実施形態の構成によれば、候補抽出手段81は、同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出するので、多数の虹彩画像から効率的にコスメティックレンズ候補を抽出することができる。信頼度算出手段82は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量の照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出するので、各コスメティックレンズ候補について信頼度を得ることができる。判定手段83は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定するので、コスメティックレンズ候補から、高い精度でコスメティックレンズを判定することができる。登録手段84は、コスメティックレンズと判定された虹彩画像、及び、当該虹彩画像の特徴量の少なくとも一方をデータベース85に登録するので、データベース85に登録された虹彩画像又は虹彩画像の特徴量を用いた認証時に、コンタクトレンズを除外することができる。
<第4実施形態>
次に、この開示の第4実施形態について説明する。図13は、第4実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置90は、虹彩画像取得手段91と、生体情報取得手段92と、生体情報照合手段93と、虹彩照合手段94と、候補抽出手段95と、信頼度算出手段96と、判定手段97とを備える。
虹彩画像取得手段91は、虹彩画像を取得する。生体情報取得手段92は、虹彩画像に対応する生体情報を取得する。生体情報照合手段93は、取得した生体情報を登録済の生体情報と照合する。虹彩照合手段94は、取得した虹彩画像を登録済の虹彩画像と照合する。候補抽出手段95は、候補抽出手段は、生体情報が一致し、かつ、虹彩画像が一致しない場合、当該虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出する。信頼度算出手段96は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する。判定手段97は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する。
図14は、第4実施形態による処理のフローチャートである。この処理は、情報処理装置90の各要素により実行される。虹彩画像取得手段91は、虹彩画像を取得する(ステップS51)。生体情報取得手段92は、虹彩画像に対応する生体情報を取得する(ステップS52)。生体情報照合手段93は、取得した生体情報を登録済の生体情報と照合する(ステップS53)。虹彩照合手段94は、取得した虹彩画像を登録済の虹彩画像と照合する(ステップS54)。候補抽出手段95は、候補抽出手段は、生体情報が一致し、かつ、虹彩画像が一致しない場合、当該虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出する(ステップS55)。信頼度算出手段96は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する(ステップS56)。判定手段97は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する(ステップS57)。
[本実施形態の効果]
本実施形態の構成によれば、生体情報照合手段93の照合により生体情報が一致し、かつ、虹彩照合手段94の照合により虹彩画像が一致しない場合、候補抽出手段95は、当該虹彩画像をコスメティックレンズ候補として抽出する。よって、多数の虹彩画像から効率的にコスメティックレンズ候補を抽出することができる。信頼度算出手段96は、コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量の照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出するので、各コスメティックレンズ候補について信頼度を得ることができる。判定手段97は、算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定するので、コスメティックレンズ候補から、高い精度でコスメティックレンズを判定することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する候補抽出手段と、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する信頼度算出手段と、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する判定手段と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記コスメティックレンズと判定された虹彩画像、及び、当該虹彩画像の特徴量の少なくとも一方をデータベースに登録する登録手段を備える付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
虹彩画像を取得する虹彩画像取得手段と、
前記虹彩画像に対応する生体情報を取得する生体情報取得手段と、
取得した生体情報を登録済の生体情報と照合する生体情報照合手段と、
取得した虹彩画像を登録済の虹彩画像と照合する虹彩照合手段と、を備え、
前記候補抽出手段は、前記生体情報が一致し、かつ、前記虹彩画像が一致しない場合、当該虹彩画像を前記コスメティックレンズ候補として抽出する付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記生体情報は、顔画像、指紋画像、掌紋画像、声の音声データ、静脈パターンデータ、耳音響データの少なくとも1つを含む付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記登録手段は、前記照合結果に基づき、複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像を統合し、統合後の虹彩画像、あるいは統合後の虹彩画像から抽出した特徴量の少なくとも一方を前記データベースに登録する付記2に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記登録手段は、前記複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像を相対的に位置合わせし、前記虹彩画像の画素値の統計値を算出することにより、前記虹彩画像を統合する付記5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記登録手段は、前記照合結果に基づき、複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像の特徴量を統合し、統合後の特徴量を前記データベースに登録する付記2に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記登録手段は、前記複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像の特徴量を相対的に位置合わせし、前記特徴量の統計値を算出することにより、前記虹彩画像の特徴量を統合する付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記信頼度算出手段は、前記照合による虹彩特徴量の一致頻度、前記照合により得られるスコアの和、又は、前記スコアを前記一致頻度相当に変換した値の和のいずれかを前記信頼度として算出する付記1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記10)
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する情報処理方法。
(付記11)
同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
以上、実施形態及び実施例を参照してこの開示を説明したが、この開示は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。この開示の構成や詳細には、この開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。具体的には、この開示における実施形態および実施例に基づいて、人物の意図的なまたは意図的ではない生体情報(生体データ)の偽装の有無を判定するために、当業者は、この開示のスコープ内で、目的を達成することができる。
2 コスメティックレンズDB
12 プロセッサ
21 顔画像取得部
22 顔照合部
23 顔画像DB
24 虹彩画像取得部
25 虹彩照合部
26 虹彩画像DB
27 コスメティックレンズ候補抽出部
28 コスメティックレンズ候補DB
29 コスメティックレンズ登録部
100 コスメティックレンズ登録装置

Claims (10)

  1. 同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出する候補抽出手段と、
    前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出する信頼度算出手段と、
    算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する判定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記コスメティックレンズと判定された虹彩画像、及び、当該虹彩画像の特徴量の少なくとも一方をデータベースに登録する登録手段を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 虹彩画像を取得する虹彩画像取得手段と、
    前記虹彩画像に対応する生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    取得した生体情報を登録済の生体情報と照合する生体情報照合手段と、
    取得した虹彩画像を登録済の虹彩画像と照合する虹彩照合手段と、を備え、
    前記候補抽出手段は、前記生体情報が一致し、かつ、前記虹彩画像が一致しない場合、当該虹彩画像を前記コスメティックレンズ候補として抽出する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生体情報は、顔画像、指紋画像、掌紋画像、声の音声データ、静脈パターンデータ、耳音響データの少なくとも1つを含む請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記登録手段は、前記照合結果に基づき、複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像を統合し、統合後の虹彩画像、あるいは統合後の虹彩画像から抽出した特徴量の少なくとも一方を前記データベースに登録する請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記登録手段は、前記複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像を相対的に位置合わせし、前記虹彩画像の画素値の統計値を算出することにより、前記虹彩画像を統合する請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記登録手段は、前記照合結果に基づき、複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像の特徴量を統合し、統合後の特徴量を前記データベースに登録する請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記登録手段は、前記複数のコスメティックレンズ候補の虹彩画像の特徴量を相対的に位置合わせし、前記特徴量の統計値を算出することにより、前記虹彩画像の特徴量を統合する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
    前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
    算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する情報処理方法。
  10. 同一人物に対応する異なる虹彩画像を、コスメティックレンズ候補として抽出し、
    前記コスメティックレンズ候補の虹彩特徴量と、他のコスメティックレンズ候補の虹彩特徴量との照合を行い、照合結果に基づいて、コスメティックレンズらしさを示す信頼度を算出し、
    算出された信頼度が所定の閾値以上である場合、前記コスメティックレンズ候補をコスメティックレンズと判定する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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