JP7355689B2 - Control device, control method, and program for flexible radio resource allocation - Google Patents
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Description
本発明は、無線リソース割り当て制御技術に関する。 The present invention relates to radio resource allocation control technology.
無線通信の需要の高まりを受けて、多くの周波数帯が無線通信のために割り当てられてきている。一方で、利用可能な周波数リソースの量は限界があるため、複数の無線通信システムによって同一の周波数リソースが共用される場合がある。一例として、衛星通信等のシステムが利用している周波数が、セルラ通信システム等の他のシステムによっても利用されるような無線リソースの配分が行われている。このような周波数帯では、既存のシステムに対する新規のシステムからの干渉が十分に抑制されるようにされる。例えば、セルラ通信システムと衛星通信システムとの関係では、セルラ通信システムから衛星通信システムへの与干渉の総量が所定値以下となるような調整がなされる。例えば、衛星通信システムの地上局の周囲のセルラ通信システムの基地局からその地上局への距離やアンテナ角度に基づいて、各基地局からの下り信号が衛星通信システムの地上局への下り信号へ与える干渉の量が見積もられ、各基地局の送信可能電力が静的に決定される。 In response to the increasing demand for wireless communications, many frequency bands have been allocated for wireless communications. On the other hand, since there is a limit to the amount of available frequency resources, the same frequency resources may be shared by multiple wireless communication systems. As an example, radio resources are allocated such that frequencies used by a system such as a satellite communication system are also used by other systems such as a cellular communication system. In such frequency bands, interference from new systems to existing systems is ensured to be sufficiently suppressed. For example, in the relationship between a cellular communication system and a satellite communication system, adjustments are made so that the total amount of interference from the cellular communication system to the satellite communication system is below a predetermined value. For example, based on the distance and antenna angle from the base station of a cellular communication system surrounding the ground station of a satellite communication system to that ground station, the downlink signal from each base station is changed to the downlink signal to the ground station of the satellite communication system. The amount of interference provided is estimated, and the transmittable power of each base station is statically determined.
セルラ通信システムの基地局等の第1のシステムの各通信装置が静的に決定された送信可能電力の範囲内で電波を放射する限りにおいては、衛星通信システムなどの第2のシステムへの干渉の総量が所定値を超えることはない。一方で、各第1のシステムの通信装置に対して定められる送信可能電力は、それらの通信装置がその送信可能電力の最大値で電波を送出した場合にも、特定のシステムへの干渉量が所定値を超えないように設計される。このため、場合によっては過剰に送信電力が抑制され、十分に高い効率で周波数リソースを利用することができないことが想定される。 Interference with a second system, such as a satellite communication system, as long as each communication device of the first system, such as a base station of a cellular communication system, emits radio waves within the statically determined transmittable power range. The total amount never exceeds a predetermined value. On the other hand, the transmittable power determined for each communication device of the first system is such that even if those communication devices transmit radio waves at the maximum value of their transmittable power, the amount of interference to a specific system is It is designed so that it does not exceed a predetermined value. For this reason, it is assumed that transmission power may be suppressed excessively in some cases, making it impossible to utilize frequency resources with sufficiently high efficiency.
本発明は、複数のシステムが共存する環境における周波数利用効率の改善技術を提供する。 The present invention provides a technique for improving frequency usage efficiency in an environment where multiple systems coexist.
本発明の一態様による制御装置は、第1の無線通信システムの複数の基地局のそれぞれにおいて送信すべきデータについて、当該データの送信に使用されるべき無線リソースの量を特定する特定手段と、前記無線リソースの量と、前記複数の基地局のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による第2の無線通信システムの通信への干渉の量とに基づいて、前記第2の無線通信システムへの干渉許容量を超えない範囲で、前記複数の基地局のそれぞれにおける信号の送信のために無線リソースを動的に割り当てる割当手段と、を有し、前記割当手段は、前記複数の基地局のそれぞれにおいて提供すべきサービスの優先度と当該サービスで使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、当該サービスのそれぞれについての提供可否を決定して、前記複数の基地局のそれぞれへ無線リソースを動的に割り当てる。
A control device according to one aspect of the present invention includes: specifying means for specifying, with respect to data to be transmitted in each of a plurality of base stations of a first wireless communication system, the amount of radio resources to be used for transmitting the data; Based on the amount of the radio resources and the amount of interference with the communication of the second radio communication system by the radio waves when radio waves are transmitted using a predetermined amount of radio resources from each of the plurality of base stations, allocation means for dynamically allocating radio resources for signal transmission in each of the plurality of base stations within a range that does not exceed an amount of interference tolerable to the second wireless communication system ; , determining whether or not to provide each of the services based on the priority of the service to be provided at each of the plurality of base stations and the amount of radio resources scheduled to be used for the service; Radio resources are dynamically allocated to each of the plurality of base stations .
本発明によれば、複数のシステムが共存する環境における周波数利用効率を改善することができる。 According to the present invention, it is possible to improve frequency usage efficiency in an environment where a plurality of systems coexist.
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち2つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。 Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Note that the following embodiments do not limit the claimed invention, and not all combinations of features described in the embodiments are essential to the invention. Two or more features among the plurality of features described in the embodiments may be arbitrarily combined. In addition, the same or similar configurations are given the same reference numerals, and duplicate explanations will be omitted.
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、一例において、セルラ通信システムであり、制御装置101と複数の基地局装置(第1の基地局装置111、第2の基地局装置112、第3の基地局装置113)を含んで構成される。これらの基地局装置は、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)規格に準拠した基地局装置であり。LTE規格に準拠した端末装置との間で無線通信を行うことができるように構成される。
(System configuration)
FIG. 1 shows a configuration example of a wireless communication system according to this embodiment. In one example, this wireless communication system is a cellular communication system, and includes a
ここで、LTEの基地局装置からLTEの端末装置へ信号を送信する際には、衛星通信システムにおいて使用される無線周波数帯が用いられることがある。このため、LTEの基地局装置から送信された信号が、衛星通信システムの地上局121の通信に干渉してしまうことがありうる。図1では、LTEの基地局装置から送信された信号を白矢印で示しており、その信号送信による干渉の影響を黒矢印で示している。なお、黒矢印の太さは、干渉の強度を概略的に示している。すなわち、各基地局装置は、接続中の端末装置に対して所定の電力で信号を送信するが、衛星通信の地上局121との距離や見通しの有無などによって、衛星通信へ与える干渉量が異なりうる。図1の例では、第1の基地局装置111から送信された信号による干渉が大きく、次いで第2の基地局装置112から送信された信号による干渉が大きく、第3の基地局装置113から送信された信号による干渉が最も小さいことを示している。このような環境において、LTEの基地局装置は、衛星通信システムの地上局121への干渉量が干渉許容量を超えないように通信を行う必要がある。このため、従来、衛星通信の地上局121に対する干渉量が干渉許容量を超えないように、各基地局装置がその周波数帯域を使用してよいか否か、及び、各基地局装置において出力可能な送信電力の最大値が、事前に静的に設定される。例えば、第1の基地局装置111はその周波数帯域を使用することが禁止され、第2の基地局装置112と第3の基地局装置113は、それぞれ、例えば電力密度を他の周波数帯域を使用する際の1/100とするなどの設定が行われうる。なお、これらの設定の内容は、例えば、各基地局装置と地上局121との間の距離や、基地局装置および地上局121の方向ごとのアンテナ利得などのアンテナ特性に基づいて机上計算によって決定されうる。そして、その周波数帯域を使用してよいと設定されている基地局装置は、事前に設定された最大送信電力の範囲内で信号を送信する。これにより、衛星通信システムの地上局121において、各基地局装置から送信された信号によるトータルの干渉量が干渉許容量の範囲内に収まることとなり、LTEの通信が衛星通信システムの通信を妨害することを防ぐことができる。
Here, when transmitting a signal from an LTE base station device to an LTE terminal device, a radio frequency band used in a satellite communication system may be used. Therefore, the signal transmitted from the LTE base station device may interfere with the communication of the
しかしながら、このような静的な設定が行われる場合、地上局121における干渉の総量が干渉許容量より大幅に低くなることがありうる。例えば、衛星通信システムで使用される周波数帯域を使用することが許容されている基地局装置の大半が、その周波数帯域を使用しないことにより、干渉量は低くなる。例えば、第2の基地局装置112と第3の基地局装置113のみがその周波数帯域を使用することが許容されており、第3の基地局装置112がその周波数帯域において設定された最大送信電力で信号を送信する一方で、第2の基地局装置113はその周波数帯域を使用しなかった場合は、地上局121は、例えば干渉許容量の半分程度の電力の干渉しか受けないことがありうる。特に、第2の基地局装置112や第3の基地局装置113は、衛星通信において使用する周波数帯域を使用する場合には十分な電力密度での信号送信ができず、一部の端末装置に対して十分な品質での通信を提供することができないことが想定されうる。このため、この周波数帯域が使用される頻度が低下し、システム全体としての周波数利用効率が低下してしまいうる。
However, if such a static configuration is performed, the total amount of interference at
本実施形態では、このような事情に鑑みて、各基地局装置に対して静的に設定されていた、衛星通信で使用される周波数帯域の使用可否及び許容送信電力の制限を取り払い、動的に無線リソースを割り当てるようにする。例えば、従来であれば、衛星通信の周波数帯域を使用しないように設定されていた第1の基地局装置111が、他の基地局装置によってその周波数帯域が使用されない場合に、所定の電力でその周波数帯域を使用することを許容しうる。また、第3の基地局装置113は、第2の基地局装置112がその周波数帯域を使用しない場合、使用可能な電力密度を増やすことができる。このように、本実施形態では、個別の基地局装置に対して衛星通信で使用される周波数帯域の使用可否や送信電力の最大値を事前に静的に定めず、制御装置101が、複数の基地局装置をまとめて動的に制御する。これにより、衛星通信への干渉量が干渉許容量を超えないようにしながら、周波数利用効率を向上させることを可能とする。
In view of these circumstances, this embodiment removes the limitations on the availability of frequency bands used in satellite communications and the allowable transmission power, which were statically set for each base station device, and dynamically allocate wireless resources to For example, in the past, if the first
本実施形態では、制御装置101が、複数の基地局装置のそれぞれにおいて送信すべきデータについて、そのデータの送信に使用されるべき無線リソースの量を特定する。そして、制御装置101は、その無線リソースの量と、その複数の基地局装置のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による衛星通信への干渉の量とに基づいて、衛星通信への干渉許容量を超えない範囲で、複数の基地局装置のそれぞれにおける信号の送信のために無線リソースを動的に割り当てる。各基地局装置において送信すべきデータの送信においてそれぞれ使用することが想定される無線リソースの量と、単位量の無線リソースで信号を送信した場合の衛星通信への与干渉とにより、各基地局装置が送信予定のデータのそれぞれを送信した場合の与干渉の総量が特定されうる。なお、複数の基地局装置のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による衛星通信への干渉の量は、基地局装置と衛星通信の地上局とが固定局であるため、一般に固定値となる。ただし、これに限られず、例えば、基地局装置又は地上局が移動する場合や、見通しが確保されていない場合などにおいては、変動する値が用いられてもよい。この干渉の量の値が変動する場合、例えば、基地局装置が送信した電波の地上局における測定結果等に基づいて、その値が更新されうる。そして、制御装置101は、例えばこの与干渉の総量が衛星通信の干渉許容量を超えないように、無線リソースの割り当てを実行する。これにより、衛星通信への干渉量が干渉許容量を超えないようにしながら、周波数利用効率を向上させることが可能となる。なお、与干渉の総量の推定は必ずしも実行される必要はなく、各基地局装置において送信すべきデータの送信においてそれぞれ使用することが想定される無線リソースの量に応じて、各基地局装置へ割り当て可能な無線リソースの量が規定されたテーブルなどが用いられてもよい。
In this embodiment, the
なお、制御装置101は、複数の基地局装置のそれぞれにおいて提供すべきサービスの優先度と、そのサービスで使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、そのサービスのそれぞれについての提供可否を決定しうる。例えば、制御装置101は、干渉許容量を超えない範囲内で、優先度の高いサービスから順に、無線リソースを割り当てる。このとき、制御装置101は、例えば、優先度が相対的に低いサービスを実行すると干渉許容量を超えると想定される場合に、そのサービスについては提供できないと判定しうる。この場合、制御装置101は、例えば次のサブフレームなどの他のタイミングにおいて、このサービスに無線リソースを割り当てることを決定する。これにより、複数の基地局装置のうち、端末に提供すべきサービスの優先度が高い基地局装置に対して優先的に無線リソースが割り当てられ、その基地局装置がその優先度の高いサービスを提供することができるようになる。このように、複数の基地局装置間で柔軟かつ動的に無線リソースの割り当てが行われることにより、衛星通信への干渉を抑制しながら、サービスの品質を満足できるような無線リソースの割り当てを行うことが可能となる。
Note that the
なお、制御装置101は、複数の基地局装置の少なくともいずれかにおいて新規に第1のサービスを提供すべき場合に、その第1のサービスの優先度および使用されることが予定される無線リソースの量と、実行中の第2のサービスの優先度および使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、その第1のサービスを提供するか否かを決定しうる。すなわち、制御装置101は、実行中のサービスと、これから開始される予定のサービスとのいずれを優先するかを決定して、優先されるべきサービスを提供する基地局装置に無線リソースを割り当てるようにする。また、制御装置101は、第1のサービス及び第2のサービスの優先度および使用されることが予定される無線リソースの量に基づいて、第2のサービスを停止するか否かを決定しうる。すなわち、制御装置101は、実行中のサービスと、これから開始される予定のサービスとのいずれを優先するかを決定して、例えば新規のサービスが優先されるべき場合に、実行中のサービスを中止するか否かを決定する。このように、既存の通信サービスのみならず、新規のサービスをも考慮することにより、衛星通信への干渉を抑制しながら、より柔軟に無線リソースの割り当てを行うことが可能となる。
Note that when a first service is to be newly provided in at least one of a plurality of base station devices, the
このとき、制御装置101は、複数の基地局装置のそれぞれから、第1のサービスと第2のサービスとの少なくともいずれかに関する情報を取得しうる。これらの情報は、優先度を示す情報や、サービスの識別子等、優先度を特定可能な情報を含んでもよい。また、第1のサービスに関する情報は、その第1のサービスが提供されるべき端末装置との間でサービスにかかる通信を行う際に用いられるべき無線リソースの量を示す情報またはその無線リソースの量を推定可能な情報を含みうる。第2のサービスに関する情報は、その第2のサービスが提供されている端末装置との間でそのサービスにかかる通信を行う際に用いられるべき無線リソースの量を示す情報またはその無線リソースの量を特定可能な情報を含む。なお、第1のサービスはまだ実行されていないサービスであり、第2のサービスは実行中のサービスであることから、その情報の特性は異なりうる。例えば、第1のサービスに関する情報は、端末装置と、その端末装置へ第1のサービスを「提供することが予定される」基地局装置との間の無線品質の情報を含む。一方、第2のサービスに関する情報は、端末装置と、その端末装置へ第2のサービスを「提供している」基地局装置との間の無線品質の情報を含む。なお、第1のサービスに関する情報は、端末装置と、その端末装置へ第1のサービスを提供する基地局装置との間で無線リソース制御(RRC)接続を確立することによって取得される。すなわち、第1のサービスの提供を受ける予定の端末装置は、一度、そのサービスを提供することが予定される基地局装置へ接続し、その後、例えば、無線品質の測定結果をその基地局装置へ通知する。なお、端末装置は、その端末装置へ第1のサービスが実際に提供されるか否かによらずに、基地局装置とのRRC接続を確立しうる。すなわち、端末装置は、RRC接続を確立して無線品質の測定結果を報告した結果、第1のサービスの提供を受けないことがありうる。なお、第2のサービスの提供を受けている端末装置は、いずれかの基地局装置と接続中であるため、その基地局装置はその端末装置との間の無線品質を通信中の任意のタイミングで取得することができる。
At this time, the
なお、制御装置101は、上述の情報に加え、例えば、サービスの要求スループット、許容遅延、許容誤り率(例えば許容ブロック誤り率)などの情報を取得しうる。この情報は、例えば、サービスを特定する情報に対応付けて事前にデータベースに保持されうる。制御装置101は、例えば、第1のサービスや第2のサービスを特定する情報を用いてデータベースを検索し、それらのサービスにそれぞれ対応する情報を取得しうる。そして、制御装置101は、例えば、各端末装置について、その端末装置とサービスを提供している/提供する予定の基地局装置との間の無線品質において、許容ブロック誤り率などの取得した情報に基づく条件を満たすために、その端末装置との通信で使用されるべき変調及び符号化手法(MCS)を特定しうる。そして、制御装置101は、例えば、要求スループットや許容遅延などの取得した情報に基づくさらなる条件を、特定されたMCSを用いて満たすことができる無線リソースの量(例えば物理リソースブロックの数)を特定することができる。このようにして、第1のサービスが実行される場合の無線リソースの量を推定することができ、第2のサービスが実行される場合の無線リソースの量を特定することができる。
In addition to the above-mentioned information, the
なお、第1のサービスについては、端末装置が基地局装置と接続していない状態でありうるため、上述のように一度RRC接続を確立して無線品質の報告が行われうるが、必ずしも無線品質の報告が行われなくてもよい。そのような報告が行われない場合、例えば、その端末装置と基地局装置との間の無線品質が、規格で定められている最低レベルなどの、通信可能な範囲で最低レベルであると仮定して、第1のサービスが実行される場合の無線リソースの量が推定されるようにしてもよい。また、端末装置に対して第1のサービスを提供する予定の基地局装置がサービスを提供可能なサービスエリア内の無線品質の統計データに基づいて、端末装置と基地局装置との間の無線品質が推定されてもよい。例えば、そのサービスエリア内の平均無線品質や、最低無線品質、90%の端末装置が得られていた無線品質などが、端末装置と基地局装置との間の推定無線品質として用いられうる。なお、この無線品質の統計データは、第1のサービスが提供されることになり通信が開始された後に測定された無線品質によって更新されうる。 Regarding the first service, since the terminal device may be in a state where it is not connected to the base station device, the radio quality may be reported once the RRC connection is established as described above, but the radio quality There is no need to report. If such reporting is not performed, it is assumed that the wireless quality between the terminal device and the base station device is at the lowest level within the communicable range, such as the lowest level specified by the standard. The amount of radio resources when the first service is executed may be estimated. In addition, based on the statistical data of the wireless quality within the service area where the base station device that is scheduled to provide the first service to the terminal device can provide the service, the wireless quality between the terminal device and the base station device is determined. may be estimated. For example, the average wireless quality within the service area, the lowest wireless quality, the wireless quality obtained by 90% of the terminal devices, etc. can be used as the estimated wireless quality between the terminal device and the base station device. Note that this wireless quality statistical data can be updated based on the wireless quality measured after the first service is provided and communication is started.
制御装置101は、各基地局装置の送信電力(周波数あたりの電力密度)、無線リソースの割り当て情報、各基地局装置と地上局121との間の距離及びアンテナ特性を用いて、LTEの基地局装置のそれぞれが、衛星通信の地上局121へ与える干渉量を算出する。そして、制御装置101は、その干渉量の総和が干渉許容量を超えないように、提供されるべきサービスを選択する。例えば、制御装置101は、実行中の第2のサービスに関して特定した無線リソースの量に基づく干渉量の総和に、未実行の第1のサービスに関して推定された無線リソースの量に基づく干渉量を加算して、その計算結果の値が干渉許容量を超えない場合、第1のサービスを実行可能と判定しうる。一方、制御装置101は、その計算結果の値が干渉許容量を超えた場合、例えば、第1のサービスの受け入れを拒否しうる。また、制御装置101は、その計算結果の値が干渉許容量を超えた場合、例えば、第2のサービスのうちの優先度が低いサービスの提供を中止しうる。これにより、新規のサービスと実行中のサービスとの両方が衛星通信に与える干渉を考慮して、柔軟に無線リソースの割り当てを行うことが可能となる。なお、無線リソースの割り当ての際には、それぞれのサービスの許容遅延に基づいて、無線リソースが割り当てられる基地局装置の調整が行われうる。この処理については後述する。
The
なお、図1では、制御装置101が基地局装置の外部に存在するような構成が示されているが、これに限られない。すなわち、制御装置101は、複数の基地局装置の一部又は全部が有していてもよい。複数の制御装置101が存在する場合、制御装置101間で情報の共有が行われ、上述の処理が複数の制御装置101の協働によって実行されうる。なお、上述の構成は、例えば、Centralized-RAN(Radio Access Network)に適用されてもよい。この場合、制御装置101は、CU(Central Unit)として動作し、基地局装置は、DU(Distributed Unit)として動作しうる。この場合、制御装置101は、端末装置に提供されるべきサービスや、端末装置と基地局装置との間の無線品質等を把握しうるため、これらの情報を取得するための特段の処理を実行する必要はない。
Note that although FIG. 1 shows a configuration in which the
ここまで、衛星通信への干渉の抑制のためのLTEの通信制御、という文脈で説明したが、これに限られない。すなわち、優先される第1の無線通信システムの通信への干渉量が干渉許容量を超えないように、優先されない第2の無線通信システムからの干渉を抑制する必要があるような任意のシステムにおいて、本実施形態に係る議論を適用することが可能である。 Up to this point, the explanation has been made in the context of LTE communication control for suppressing interference with satellite communication, but the present invention is not limited to this. That is, in any system where it is necessary to suppress interference from a second wireless communication system that is not prioritized so that the amount of interference to communication of the first wireless communication system that is prioritized does not exceed the interference tolerance amount. , it is possible to apply the discussion according to this embodiment.
以下では、上述のような制御装置101の構成例と、実行される処理の流れの例について説明する。
An example of the configuration of the
(装置構成)
図2に、本実施形態に係る制御装置101のハードウェア構成例を示す。制御装置101は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、制御装置101の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、制御装置101が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、基地局装置102や基地局装置121等との有線通信用又は無線通信用の回路を含んで構成される。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、制御装置101は、複数の通信回路を有しうる。例えば、制御装置101は、基地局装置102との間の通信のための通信回路に加えて、他のネットワークノード等との通信のための通信回路を有してもよい。
(Device configuration)
FIG. 2 shows an example of the hardware configuration of the
図3に、本実施形態に係る制御装置101の機能構成例を示す。なお、図3の構成は、説明を簡単にするため、本実施形態に係る処理に関連する部分のみを示しており、他の機能については省略している。例えば、制御装置101は、Centralized-RANのCUとして動作する場合、CUとしての制御機能を当然に有するが、この機能については図示を省略している。図3の機能の一部または全部は、例えば、プロセッサ201が、ROM202や記憶装置204に記憶されたプログラムを実行することにより実現されうる。ただし、これに限られず、図3の機能の一部または全部が、専用のハードウェアによって実装されてもよい。制御装置101は、その機能構成として、例えば、情報取得部301、リソース量特定部302、干渉量判定部303、およびリソース割当部304を有する。なお、各機能部における処理の詳細については、上述の通りであるため、具体的な説明については省略する場合がある。
FIG. 3 shows an example of the functional configuration of the
情報取得部301は、例えば各基地局装置から、又は自装置において各基地局装置の通信を制御する際に使用する情報を保持しているデータベース等から、各端末装置に提供される通信サービスに関する情報を取得する。例えば、情報取得部301は、基地局装置が端末装置へ提供を開始する予定のサービスや、基地局装置が端末装置へ提供中のサービスの識別情報等、そのサービスの優先度を特定可能な情報を取得する。なお、制御装置101は、サービスの識別情報を取得した場合、識別情報と優先度とを関連付けた情報を参照して、そのサービスの優先度を特定する。また、情報取得部301は、例えば、各サービスで送受信されるデータのデータサイズ、要求スループット、許容誤り率(許容ブロック誤り率)、許容遅延、端末装置における要求無線品質等の情報を取得しうる。さらに、情報取得部301は、各基地局装置と各端末装置との間の無線品質の情報を取得しうる。
The
リソース量特定部302は、各基地局装置から端末装置へ送信されるべきデータについて、そのデータの送信に使用されるべき無線リソースの量を特定する。リソース量特定部302は、例えば新規に実行されるサービスについて、そのサービスの提供先の端末装置における無線品質とサービスの許容誤り率とに基づいて、使用されるべきMCSを決定する。そして、リソース量特定部302は、そのMCSと、そのサービスの提供のためのデータのデータサイズや、要求スループットに基づいて、そのサービスの提供のために必要な無線リソースの量を推定する。また、リソース量特定部302は、例えば実行中のサービスについても同様にして、そのサービスを継続して提供するのに必要な無線リソースの量を特定する。なお、リソース量特定部302は、実行中のサービスについては、そのサービスの実行中に行われている通信の実績に基づいて、例えば高精度な無線品質の情報に基づいて、必要な無線リソースの量を特定することができる。
The resource
干渉量判定部303は、リソース量特定部302が特定した無線リソースの量に基づいて、衛星通信への干渉を予測する。例えば、干渉量判定部303は、各基地局装置がサービスの提供のために必要な無線リソースの量と、その基地局装置と衛星通信の地上局121との間の距離やアンテナ特性に基づいて、各基地局装置がサービスを提供したと想定した場合の、衛星通信への干渉量を推定する。
The interference
リソース割当部304は、予測された干渉量に基づいて無線リソースを各基地局装置へ割り当てる。リソース割当部304は、衛星通信への干渉量が干渉許容量を超えないように、無線リソースを割り当てるべき1つ以上の基地局装置を、例えばサブフレームごとに選択する。リソース割当部304は、例えば、まず、優先度の最も高いサービスについて、無線リソースを割り当てた場合に、その干渉量の推定値が干渉許容量を超えるか否かを判定する。そして、リソース割当部304は、その干渉量の推定値が干渉許容量を超えると判定した場合、その優先度の最も高いサービスを提供することはできないと判定して、そのサービスの提供を拒否する。なお、このサービスについては、例えば他の周波数帯域を用いて提供されうるが、ここではその具体的な割り当ての説明については省略する。干渉総量推定値として保持する。一方、リソース割当部304は、その干渉量の推定値が干渉許容量を超えないと判定した場合、そのサービスを提供可能と判定して、その推定値を総干渉量推定値として保持する。続いて、リソース割当部304は、次に優先度が高いサービスについて、無線リソースを割り当てた場合の干渉量の推定値を、保持している総干渉量推定値に加算した値が、干渉許容量を超えるか否かを判定する。そして、リソース割当部304は、その加算の結果の値が干渉許容量を超えないと判定した場合、そのサービスを提供可能と判定し、加算の結果の値によって総干渉量推定値を更新する。一方、リソース割当部304は、その加算の結果の値が干渉許容量を超えると判定した場合、そのサービスをこのタイミングでは提供しないと判定し、さらに次に優先度の高いサービスについて同様の処理を繰り返す。このようにして、総干渉量が干渉許容量を超えない範囲で、優先度順に提供されるサービスが選択され、それに伴って、無線リソースが割り当てられる基地局装置が決定される。なお、ここで無線リソースが割り当てられなかった基地局装置には、別のサブフレームにおいて無線リソースの割り当てが行われうる。
なお、上述のリソース割り当て処理は、サービスごとに実行される。すなわち、1つの基地局装置が1つ以上の端末装置へ複数のサービスを提供する場合、そのサービスごとに干渉量の評価がなされ、どのサービスに対して無線リソースが使用されるべきかが選択され、選択されたサービスを実行する基地局装置に無線リソースが割り当てられる。なお、1つのサブフレームなどの割り当て単位において無線リソースの割り当てが完了すると、上述の総干渉量推定値はゼロにリセットされ、次の割り当て単位における無線リソースの割り当てが実行される。また、一度無線リソースが割り当てられたサービスについての優先度が下げられてもよい。 Note that the above resource allocation process is executed for each service. That is, when one base station device provides multiple services to one or more terminal devices, the amount of interference is evaluated for each service, and it is selected for which service radio resources should be used. , radio resources are allocated to the base station device that executes the selected service. Note that when radio resource allocation is completed in an allocation unit such as one subframe, the above-mentioned total interference amount estimate is reset to zero, and radio resource allocation in the next allocation unit is executed. Furthermore, the priority of a service to which radio resources have been allocated may be lowered.
なお、無線リソースの割り当ては、例えばサブフレームごとの使用可能な周波数帯域の全部の使用許可であってもよいし、使用可能な周波数帯域の一部のみの使用許可であってもよい。すなわち、一部の周波数リソースのみを使用することにより、衛星通信への干渉量を調整することができる場合、限定的な量の周波数リソースの割り当てが行われることにより、きめ細かい干渉量制御を行うことが可能となり、周波数利用効率をより改善することができる。 Note that the radio resource allocation may be, for example, permission to use all of the available frequency bands for each subframe, or permission to use only a part of the available frequency bands. In other words, if it is possible to adjust the amount of interference to satellite communication by using only some frequency resources, fine-grained control of the amount of interference can be performed by allocating a limited amount of frequency resources. This makes it possible to further improve frequency usage efficiency.
(処理の流れ)
図4を用いて、制御装置101が実行する処理の流れの例について説明する。制御装置101は、まず、送信対象データに関する情報を取得する(S401)。例えば、制御装置101は、配下の基地局装置に属する端末装置について、送信対象データがどのサービスに関するものであるか、そのサービスの優先度、要求スループット、許容遅延、許容誤り率、許容無線品質等の情報を含みうる。そして、制御装置101は、無線リソースの割り当て処理のために、初期化処理を実行する(S402)。ここでは、サービスを優先度順に並べた場合のインデクスをiとし、初期化によってi=1とする。また、総干渉量推定値をゼロとする。なお、ここで用いられる優先度は、例えば、サービスの優先度と、許容遅延に達するまでの残り時間の大きさに基づいて決定されうる。例えば、各サービスについての通信の要求遅延に達するまでの残り時間が小さく、その通信がすぐに行われなければならないものであるほど、ここでの優先度が高く設定される。また、サービス自体の優先度が高いほど、ここでの優先度も高く設定される。そして、制御装置101は、i番目に優先度の高いサービスについて、一定量の無線リソースを割り当てた場合の干渉量を総干渉量推定値に加算し(S403)、その加算結果が衛星通信の干渉許容量を超えるかを判定する(S404)。ここでの「一定量」の無線リソースは、例えば、システムで使用可能な全周波数リソースの量の5%や10%など、相対的に少量の無線リソースでありうる。ただしこれに限られず、「一定量」の無線リソースは、システムで使用可能な全周波数リソースまたはその一部でありうる。なお、「一定量」は、例えば基地局装置ごとに異なりうる。本処理例では、無線リソースの割り当て量を徐々に増やしながら、衛星通信への干渉量を見積もり、干渉許容量の範囲内でできるだけ多くの無線リソースを割り当てるようにする。これにより、干渉許容量の範囲内で、1つのサービス(端末装置)に対して、一度に、全周波数無線リソースのうちの一部または全部が割り当てられうる。このような少量の無線リソースを基準として割り当てを行うことにより、無線リソースを無駄なく効率的に割り当てることが可能となる。また、一定量の無線リソースを割り当てた場合の干渉量は、その一定量と、各基地局装置と衛星通信の地上局との距離やこれらの装置におけるアンテナ特性に基づいて推定される。
(Processing flow)
An example of the flow of processing executed by the
制御装置101は、S403で算出された加算結果が衛星通信の干渉許容量を超えないと判定した場合(S404でNO)、i番目に優先度の高いサービスを提供する基地局装置において、一定量の無線リソースを割り当てる余裕があるかを判定する(S405)。制御装置101は、S403で算出された加算結果が干渉許容量を超える場合(S404でYES)と、i番目に優先度の高いサービスを提供する基地局装置において無線リソースが使い尽くされ、一定量の無線リソースを割り当てることができない場合(S405でNO)、i番目に優先度の高いサービスへの無線リソースの割り当てを行わずに、処理をS409へ進める。制御装置101は、i番目に優先度の高いサービスを提供する基地局装置において、一定量の無線リソースを割り当てる余裕があると判定した場合(S405でYES)、そのi番目に優先度の高いサービスに対して一定量の無線リソースを割り当てる(S406)。ここでの「一定量」は、S403に関して説明した「一定量」と同じである。そして、制御装置101は、S403で算出された加算結果を、総干渉量推定値とする(S407)。その後、制御装置101は、i番目に優先度の高いサービスについて、さらに無線リソースを割り当てる必要があるか(リソースの割り当て量を増やす必要があるか)を判定する(S408)。この判定は、例えば、そのサービスが提供される端末装置のためのデータが格納されるデータバッファを確認し、無線リソースが割り当てられていないデータがデータバッファに残っているかを確認することによって行われる。その端末装置用の送信データのいずれに対しても無線リソースが割り当てられている場合は、さらなる無線リソースの割り当ては不要と判定される。一方、その端末装置用の送信データのいずれかに対して無線リソースが割り当てられていない場合は、さらなる無線リソースの割り当てが必要と判定される。制御装置101は、i番目に優先度の高いサービスについて、さらに無線リソースを割り当てる必要があると判定した場合(S408でYES)、処理をS403に戻す。一方、制御装置101は、i番目に優先度の高いサービスについて、さらに無線リソースを割り当てる必要がないと判定した場合(S408でNO)、処理をS409に進める。
If the
制御装置101は、S409においてiをインクリメントし、その後にインクリメントされたiが全サービスの数(imax)を超えたかを判定し(S410)、超えている場合(S410でYES)は、処理を終了する。一方で、制御装置101は、インクリメントされたiがimaxを超えていないと判定した場合(S410でNO)、処理をS403へ戻し、次に優先度の高いサービスへの無線リソースの割り当て処理を実行する。これにより、無線リソースが優先度の高いサービスへ優先して割り当てられ、かつ、その通信によって衛星通信の干渉許容量を超える干渉が発生しないようにすることができる。
The
続いて、図5を用いて、許容遅延に基づいて無線リソースを割り当てる場合の例について説明する。図5では、5つの基地局装置が制御装置101によって制御される場合の例を示している。図5において、「与干渉」は、各基地局装置が衛星通信システムと共用される周波数帯域の全体を用いて所定電力(最大送信電力)で信号を送信した場合に、衛星通信システムの地上局121に与える干渉の程度を示している。なお、この数値は概略的な数値であり、例えば地上局121における受信電力に対応する。「ユーザ(許容遅延)」は、ユーザを識別するA~Iと、それぞれの許容遅延の大きさを示している。例えば、ユーザAの許容遅延は4サブフレームであり、ユーザBやユーザCの許容遅延は8サブフレームである。
Next, an example of allocating radio resources based on the allowable delay will be described using FIG. 5. FIG. 5 shows an example where five base station devices are controlled by the
ここで、地上局121における干渉許容量が「8」であるものとする。ここで、基地局装置2及び基地局装置3の与干渉は「3」であり、基地局装置4及び基地局装置5の与干渉は「2」である。このため、これらの基地局装置に対して同じサブフレームにおいて無線リソースを割り当てることができる。図5の例では、サブフレーム0及び6において、基地局装置2、基地局装置3、及び基地局装置4に無線リソースが割り当てられている。一方、基地局装置1の与干渉は「8」である。このため、基地局装置1のいずれかのユーザに無線リソースが割り当てられたサブフレームでは、その時点で干渉許容量に達することとなる。図5の例では、サブフレーム1、3、5などにおいて、基地局装置1にのみ、無線リソースが割り当てられている。ここで、各基地局装置に接続している端末装置(ユーザ)ごとに、許容遅延が設定されている。このため、制御装置101は、これらのユーザが許容遅延を満たすように、無線リソースを割り当てる。例えば、基地局装置1のユーザAは、許容遅延が4であるため、無線リソースの割り当て間隔が4サブフレーム以内となるようにする。このため、サブフレーム1においてユーザAに無線リソースが割り当てられた後、サブフレーム5、サブフレーム9などにおいてユーザAに無線リソースが割り当てられる。同様に、ユーザBには、サブフレーム3、サブフレーム11などにおいて無線リソースが割り当てられ、ユーザCには、サブフレーム7で無線リソースが割り当てられた後、不図示のサブフレーム15で無線リソースが割り当てられうる。なお、ユーザへのデータが早期に用意されており、かつ、無線リソースに空きがある場合には、無線リソースの割り当て後に4サブフレーム目を待たずに次の無線リソースが割り当てられてもよい。
Here, it is assumed that the interference tolerance at the
なお、例えばユーザIが、許容遅延が7であり、かつ、7サブフレームごとにデータが発生するものとする。この場合、例えばサブフレーム2においてユーザIに無線リソースが割り当てられた後、サブフレーム9において、このユーザIに無線リソースが割り当てられる必要がある。一方、サブフレーム9は、基地局装置1のユーザAに割り当てられており、この干渉量が、干渉許容量と同じく8となっている。このような場合、例えば、ユーザAとユーザIとの少なくともいずれかに対して割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースや電力リソースなどを低減することによって、与干渉が低減されるようにしてもよい。例えば、基地局装置1において、使用する周波数リソースを3/4にすることにより、与干渉量が8から6へ減ることが想定される。これにより、ユーザIに無線リソースを割り当てても、総干渉量が干渉許容量の範囲内に収まるようにすることができる。
For example, assume that user I has an allowable delay of 7 and that data is generated every 7 subframes. In this case, for example, after radio resources are assigned to user I in
図5のようにして、許容遅延を考慮して、無線リソースの割り当てを行うことができる。 As shown in FIG. 5, radio resources can be allocated in consideration of the allowable delay.
なお、各サービスにおいて利用される無線リソースの量等は、端末装置の無線環境において変動しうるため、上述の各処理が所定の周期で繰り返し実行されることにより、状況に応じた適切な制御を実行することができる。なお、この周期を短くすることによって制御精度を向上させることができるが、無線環境に大きい変化のない状況において頻繁にこの処理を繰り返すと、演算リソースを浪費してしまいうる。このため、各基地局装置に接続されている端末装置における無線環境の変化を監視し、一定時間にわたってその無線環境に大きい変化がない場合には、少なくともその端末装置に関する必要な無線リソースの量の特定等の処理の周期が長期化されてもよい。 Note that the amount of wireless resources used in each service may vary depending on the wireless environment of the terminal device, so each of the above processes is repeatedly executed at a predetermined period to perform appropriate control according to the situation. can be executed. Although control accuracy can be improved by shortening this cycle, if this process is frequently repeated in a situation where there are no major changes in the wireless environment, calculation resources may be wasted. Therefore, changes in the wireless environment of terminal devices connected to each base station device are monitored, and if there is no major change in the wireless environment for a certain period of time, at least the amount of radio resources required for that terminal device is The period of processing such as identification may be extended.
以上のように、本実施形態に係る無線リソースの動的な割り当て技術により、従来は無線リソースを使用することができなかった基地局装置が、その無線リソースを利用することができるようになり、また、従来は例えば送信電力などの制限があった基地局装置において、その制限を除去し又は緩和することができるようになる。これにより、被干渉側のシステムへの影響を抑制しながら、システム全体の周波数利用効率を改善することができる。 As described above, the dynamic radio resource allocation technology according to the present embodiment allows base station devices that were previously unable to use radio resources to use the radio resources. Furthermore, in base station apparatuses that conventionally had limitations on transmission power, for example, those limitations can now be removed or relaxed. Thereby, the frequency usage efficiency of the entire system can be improved while suppressing the influence on the system on the interfered side.
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various changes and modifications can be made without departing from the spirit and scope of the present invention. Therefore, to set out the scope of the invention, the following claims are hereby appended.
Claims (13)
前記無線リソースの量と、前記複数の基地局のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による第2の無線通信システムの通信への干渉の量とに基づいて、前記第2の無線通信システムへの干渉許容量を超えない範囲で、前記複数の基地局のそれぞれにおける信号の送信のために無線リソースを動的に割り当てる割当手段と、
を有し、
前記割当手段は、前記複数の基地局のそれぞれにおいて提供すべきサービスの優先度と当該サービスで使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、当該サービスのそれぞれについての提供可否を決定して、前記複数の基地局のそれぞれへ無線リソースを動的に割り当てる、ことを特徴とする制御装置。 For data to be transmitted in each of the plurality of base stations of the first wireless communication system, specifying means for specifying the amount of radio resources to be used for transmitting the data;
Based on the amount of the radio resources and the amount of interference with the communication of the second radio communication system by the radio waves when radio waves are transmitted using a predetermined amount of radio resources from each of the plurality of base stations, Allocation means for dynamically allocating radio resources for signal transmission in each of the plurality of base stations within a range that does not exceed an interference tolerance to a second radio communication system;
has
The allocation means determines whether each of the services can be provided based on the priority of the service to be provided by each of the plurality of base stations and the amount of radio resources scheduled to be used for the service. A control device that dynamically allocates wireless resources to each of the plurality of base stations based on the determination .
前記第1のサービスに関する情報は、当該第1のサービスが提供されるべき端末との間で当該サービスにかかる通信を行う際に用いられるべき無線リソースの量を示す情報または当該無線リソースの量を推定可能な情報を含む、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。 The control device obtains information regarding the first service from each of the plurality of base stations,
The information regarding the first service is information indicating the amount of radio resources to be used when performing communication regarding the service with the terminal to which the first service is to be provided, or information indicating the amount of the radio resources. The control device according to claim 2 or 3 , characterized in that the control device includes information that can be estimated.
前記第2のサービスに関する情報は、当該第2のサービスが提供されている端末との間で当該サービスにかかる通信を行う際に用いられるべき無線リソースの量を示す情報または当該無線リソースの量を特定可能な情報を含む、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の制御装置。 The control device obtains information regarding the second service from each of the plurality of base stations,
The information regarding the second service may include information indicating the amount of radio resources to be used when performing communication regarding the service with a terminal to which the second service is provided, or information indicating the amount of radio resources. The control device according to any one of claims 2 to 4 , characterized in that the control device includes identifiable information.
第1の無線通信システムの複数の基地局のそれぞれにおいて送信すべきデータについて、当該データの送信に使用されるべき無線リソースの量を特定することと、
前記無線リソースの量と、前記複数の基地局のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による第2の無線通信システムの通信への干渉の量とに基づいて、前記第2の無線通信システムへの干渉許容量を超えない範囲で、前記複数の基地局のそれぞれにおける信号の送信のために無線リソースを動的に割り当てることと、
を有し、
前記無線リソースを動的に割り当てる際に、前記複数の基地局のそれぞれにおいて提供すべきサービスの優先度と当該サービスで使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、当該サービスのそれぞれについての提供可否を決定して、前記複数の基地局のそれぞれへ無線リソースを動的に割り当てる、ことを特徴とする制御方法。
A control method executed by a control device, comprising:
For data to be transmitted in each of the plurality of base stations of the first wireless communication system, specifying the amount of radio resources to be used for transmitting the data;
Based on the amount of the radio resources and the amount of interference with the communication of the second radio communication system by the radio waves when radio waves are transmitted using a predetermined amount of radio resources from each of the plurality of base stations, Dynamically allocating radio resources for signal transmission in each of the plurality of base stations within a range that does not exceed an interference tolerance to a second radio communication system;
has
When dynamically allocating the radio resources, the service is allocated based on the priority of the service to be provided at each of the plurality of base stations and the amount of radio resources scheduled to be used for the service. A control method comprising : determining whether or not each of the plurality of base stations can be provided, and dynamically allocating radio resources to each of the plurality of base stations.
第1の無線通信システムの複数の基地局のそれぞれにおいて送信すべきデータについて、当該データの送信に使用されるべき無線リソースの量を特定させ、
前記無線リソースの量と、前記複数の基地局のそれぞれから所定量の無線リソースで電波が送信された場合のその電波による第2の無線通信システムの通信への干渉の量とに基づいて、前記第2の無線通信システムへの干渉許容量を超えない範囲で、前記複数の基地局のそれぞれにおける信号の送信のために無線リソースを動的に割り当てさせる、
ためのプログラムであって、
前記無線リソースを動的に割り当てさせる際に、前記複数の基地局のそれぞれにおいて提供すべきサービスの優先度と当該サービスで使用されることが予定される無線リソースの量とに基づいて、当該サービスのそれぞれについての提供可否を決定させ、前記複数の基地局のそれぞれへ無線リソースを動的に割り当てさせる、ことを特徴とするプログラム。 In the computer equipped with the control device,
For data to be transmitted in each of the plurality of base stations of the first wireless communication system, specify the amount of radio resources to be used for transmitting the data,
Based on the amount of the radio resources and the amount of interference with the communication of the second radio communication system by the radio waves when radio waves are transmitted using a predetermined amount of radio resources from each of the plurality of base stations, dynamically allocating radio resources for signal transmission in each of the plurality of base stations within a range that does not exceed an interference tolerance to a second radio communication system;
It is a program for
When dynamically allocating the radio resources, the service is allocated based on the priority of the service to be provided by each of the plurality of base stations and the amount of radio resources scheduled to be used for the service. A program characterized in that the program determines whether or not each of the plurality of base stations can be provided, and dynamically allocates radio resources to each of the plurality of base stations.
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