JP7354163B2 - lid and container - Google Patents
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Description
本発明は、蓋及び容器に関する。 The present invention relates to lids and containers.
サーバー本体に供給する水を貯留する容器の口部に装着される蓋が知られている。特許文献1には、連通孔を塞ぐために嵌め込まれた中栓を有するキャップが開示されている。 A lid that is attached to the mouth of a container that stores water to be supplied to a server body is known. Patent Document 1 discloses a cap having an inner stopper fitted to close a communication hole.
蓋本体と蓋本体の開口に着脱可能に挿入されている中栓とを有する蓋が容器口部に装着されている容器がサーバー本体に接続されている場合がある。この場合、容器をサーバー本体から取り外すときに、蓋本体から中栓が外れてしまうという問題が生じていた。 In some cases, a container is connected to the server main body, and the container has a lid attached to the container mouth, which has a lid body and an inner stopper that is removably inserted into the opening of the lid body. In this case, when the container is removed from the server body, a problem arises in that the inner stopper comes off from the lid body.
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、中栓を外れづらくする蓋を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a lid that makes it difficult to remove the inner stopper.
本発明の第1の態様においては、水を収容する容器本体の容器口部に装着される蓋であって、前記容器口部に挿入される第1開口を有する円筒形状の円筒部と、前記円筒部の内側に設けられており、前記第1開口よりも小さい円筒形状の第2開口が形成された蓋口部と、を有する蓋本体と、前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓と、を有し、前記蓋口部は、内径が第1の内径である第1領域と、前記蓋が前記容器本体に装着される方向において前記第1領域よりも前記第1開口に近い位置に設けられており、内径が前記第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域と、を有し、前記中栓は、前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓本体と、前記中栓本体の外周面に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブと、前記中栓本体の外周面に設けられており、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記内側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブと、を有する蓋を提供する。 In a first aspect of the present invention, the lid is attached to a container mouth of a container main body for storing water, and the lid includes a cylindrical portion having a first opening inserted into the container mouth; a lid body having a lid opening provided inside a cylindrical portion and having a cylindrical second opening smaller than the first opening; and a lid main body that is removably inserted into the second opening. an inner stopper; the lid opening has a first region having a first inner diameter; and a lid opening that is closer to the first opening than the first region in the direction in which the lid is attached to the container body. a second region provided at a close position and having a second inner diameter larger than the first inner diameter, and the inner stopper is removably inserted into the second opening. an inner plug body; an inner rib provided on the outer peripheral surface of the inner plug body and having a first outer diameter larger than the first inner diameter; and an inner rib provided on the outer peripheral surface of the inner plug body; When the inner plug is inserted into the second opening, the inner plug is provided at a position closer to the first opening than the inner rib in the longitudinal direction of the inner plug, and has a second inner diameter larger than the first inner diameter. a plurality of outer ribs having an outer diameter of .
また、前記第2の外径は、前記第1の外径よりも小さくてもよい。また、前記中栓は、前記複数の外側リブとして、第1外側リブと、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記第1外側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられている第2外側リブと、を有し、前記中栓の長手方向において、前記内側リブと前記第1外側リブとの間の長さは前記第1外側リブと前記第2外側リブとの間の長さ以上であってもよい。 Moreover, the second outer diameter may be smaller than the first outer diameter. In addition, the inner plug includes a first outer rib as the plurality of outer ribs, and in a state where the inner plug is inserted into the second opening, the inner plug has a first outer rib that is longer than the first outer rib in the longitudinal direction of the inner plug. a second outer rib provided at a position close to the first opening, and in the longitudinal direction of the inner plug, the length between the inner rib and the first outer rib is the first outer rib. and the second outer rib.
本発明の第2の態様においては、前記容器本体と、前記容器本体の前記容器口部に装着されている、蓋と、を有する容器を提供する。 A second aspect of the present invention provides a container including the container body and a lid attached to the container mouth of the container body.
本発明によれば、蓋において、中栓が外れづらくなるという効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that the inner stopper becomes difficult to come off in the lid.
[ウォーターサーバーAの構成]
図1は、本実施形態に係る容器Sが設けられているウォーターサーバーAの構成を示す図である。なお、図1は、ウォーターサーバーAにおける容器S付近の構成を示す図である。図1(a)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられている状態を示す図である。図1(b)は、容器Sがサーバー本体Bから取り外されている状態を示す図である。図2は、流入部2の構造を示す図である。なお、図2は、図1(b)のX-X線断面図における流入部2付近を示す。
[Configuration of water server A]
FIG. 1 is a diagram showing the configuration of a water server A in which a container S according to the present embodiment is provided. Note that FIG. 1 is a diagram showing the configuration of the vicinity of the container S in the water server A. FIG. 1(a) is a diagram showing a state in which the container S is attached to the server body B. As shown in FIG. FIG. 1(b) is a diagram showing a state in which the container S is removed from the server body B. FIG. FIG. 2 is a diagram showing the structure of the
容器Sは、水を収容する。容器Sは、ウォーターサーバーAのサーバー本体Bに取り付けられる。ウォーターサーバーAは、ユーザに飲料用の冷水又は温水を供給する給水又は給湯器である。サーバー本体Bは、容器Sから供給される水を冷水又は温水に保ち、冷水又は温水を流出口(不図示)から流出させる。 Container S contains water. The container S is attached to the server body B of the water server A. Water server A is a water supply or water heater that supplies cold or hot water for drinking to users. The server main body B maintains the water supplied from the container S as cold water or hot water, and causes the cold water or hot water to flow out from an outlet (not shown).
サーバー本体Bは、本体部1、及び流入部2を有する。本体部1は、容器Sから供給された水を冷水又は温水に保ち、冷水又は温水を流出口(不図示)から流出させる部位である。本体部1には、開口11が形成されている。開口11は、流入部2から流出した水が流入する開口である。
The server main body B has a main body part 1 and an
[流入部2の構造]
流入部2は、容器Sから流出した水が流入する部位である。流入部2は、容器Sから流出した水が流入し、流入した水を本体部1に流出させる。流入部2は、本体部1の上方に設けられている。
[Structure of inflow section 2]
The
図2に示すように、流入部2は、流入部本体21を有する。流入部本体21は、円柱形状の領域を有する。流入部本体21は、凹部211、複数の開口212、及び凹部213を有する。凹部211は、流入部本体21のサーバー本体Bの本体部1と接続されている側の面に形成されている。凹部211は、流入部2の長手方向において延伸している。
As shown in FIG. 2, the
開口212は、流入部本体21の外周面に形成されている。開口212は、容器Sから流出した水が流入する開口である。開口212は、凹部211の内側の空間と連通している。複数の開口212が、流入部本体21の外周面に形成されている。複数の開口212は、流入部本体21の長手方向における同じ位置、かつ流入部本体21の周方向において対向する位置に形成されている。複数の開口212の数及び位置は任意である。
The opening 212 is formed on the outer peripheral surface of the inlet
複数の開口212から流入した水は、凹部211の内側に流入し、凹部211の内側を流れて凹部211から流出する。そして、凹部211から流出した水は、本体部1に形成されている開口11に流入する。
Water that has flowed in through the plurality of
凹部213は、流入部本体21の外周面の周囲に周方向において形成されている。凹部213は、後述する中栓5の凸部512が挿入される凹部である。流入部2の長手方向において、凹部213は、開口212よりも流入部2の本体部1と接続されている側の端部から離れた位置に形成されている。
The
[容器Sの構造]
図3は、容器Sの構造を示す図である。図4は、容器Sの蓋T付近の構造を示す図である。
容器Sは、容器本体3、及び蓋Tを有する。容器本体3は、水を収容する。容器本体3は、PET樹脂を素材として一体的に製造されている。容器本体3は、容器口部31を有する。容器口部31は、円筒形状である。容器口部31には、開口311が形成されている。
[Structure of container S]
FIG. 3 is a diagram showing the structure of the container S. FIG. 4 is a diagram showing the structure of the container S near the lid T.
The container S has a
[蓋Tの構造]
図5は、蓋Tの構造を示す図である。図6は、蓋本体4の構造を示す図である。図7は、中栓5の構造を示す図である。図8は、蓋口部42及び中栓5の構造を示す図である。
[Structure of lid T]
FIG. 5 is a diagram showing the structure of the lid T. FIG. 6 is a diagram showing the structure of the
蓋Tは、容器本体3の容器口部31に装着されている。蓋Tは、密封性を確保する必要があり、容器本体3とは異なる素材で製造されている。蓋Tは、蓋本体4、及び中栓5を有する。蓋本体4は、円筒部41、蓋口部42、及び側壁部43を有する。円筒部41は、円筒形状である。円筒部41は、容器口部31に挿入される。図4に示すように、蓋Tが容器本体3の容器口部31に装着された状態において、円筒部41の外周面の一部の領域は、容器口部31の内周面に接している。
The lid T is attached to the
円筒部41は、開口411を有する。開口411には、流入部2が挿入される。蓋Tの製造時には、円筒部41の外側面に開口411を覆うシールが貼られており、容器Sをサーバー本体Bに取り付けるときに、当該シールが剥がされた状態で容器Sがサーバー本体Bに取り付けられる。
The
蓋口部42は、円筒部41の内側に設けられている。蓋口部42は、円筒形状である。蓋口部42には、開口421が形成されている。開口421は、開口411よりも小さい。開口421には、中栓5が挿入されている。
The
蓋口部42は、第1領域422、及び第2領域423を有する。第1領域422は、内径が第1の内径である領域である。第2領域423は、蓋Tが容器本体3に装着される方向において第1領域422よりも開口411に近い位置に設けられており、内径が第2の内径である領域である。第2の内径は、第1の内径よりも大きい。
The
側壁部43は、円筒形状である。側壁部43の開口411側の端部には、円筒部41の外周面の開口411側の端部に向かって延在する円環状の接続部が形成されている。当該接続部の内周面は、円筒部41の外周面の開口411側の端部に接続されている。図4に示すように、蓋Tが容器本体3の容器口部31に装着された状態において、側壁部43は容器口部31の外周面の外側に位置する。
The
側壁部43の外周面には割り溝が形成されており、割り溝を引き裂くことで容器口部31から蓋Tのみを取り外すことができる。蓋Tがこのような構造を有することで、PET樹脂を素材として一体的に製造されている容器本体3を再利用することができる。
A groove is formed on the outer peripheral surface of the
中栓5は、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓5は、中栓本体51、内側リブ52、複数の外側リブ53、及び係合部54を有する。中栓本体51は、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓本体51は、凹部511、凸部512、及びリブ513を有する。凹部511は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓本体51の開口411側の面に形成されている。凹部511には、流入部2が挿入される。
The
凸部512は、凹部511の内側に向かって突出している。凸部512は、中栓5が開口421に挿入された状態において、凹部511の内周面における開口411側の端部に周方向において設けられている。凸部512は、流入部2の凹部213に挿入される。
The
リブ513は、中栓本体51の外周面に設けられている。中栓5が開口421に挿入されていない状態では、リブ513の外径は、第1の内径よりも大きい。中栓5が開口421に挿入されると、リブ513は、蓋口部42の第1領域422によって、リブ513の外径が第1の内径と同じになるように変形する。そして、中栓5が開口421に挿入された状態においては、リブ513の外周面は、蓋口部42の第1領域422の内周面を内側から外側に向かって押した状態で、蓋口部42の第1領域422の内周面に接している。
The
内側リブ52は、中栓本体51の外周面に設けられており、第1の外径を有する。第1の外径は、第1の内径よりも大きい。内側リブ52は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向においてリブ513よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓5が開口421に挿入されていない状態では、第1の外径は、リブ513の外径よりも大きい。図5に示すように、中栓5が開口421に挿入された状態において、内側リブ52は、第2領域423に位置している。
The
複数の外側リブ53は、中栓本体51の外周面に設けられており、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において内側リブ52よりも開口411に近い位置に設けられており、第2の外径を有する。第2の外径は、第1の内径よりも大きい。図5に示すように、中栓5が開口421に挿入された状態において、複数の外側リブ53は、第2領域423に位置している。
The plurality of
係合部54は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向における中栓本体51の開口411側とは反対側の端部に設けられている。係合部54は、第3の外径を有する。第3の外径は、リブ513の外径、第1の外径、及び第2の外径よりも大きい。係合部54は、中栓5が開口421に挿入された状態において、蓋口部42の開口411側とは反対側の端部に接している。
The engaging
[サーバー本体Bに対する容器Sの着脱方法]
図9は、サーバー本体Bに対する容器Sの着脱時の蓋T付近の状態を示す図である。図9(a)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられていない状態における蓋T付近の状態を示す図である。図9(b)は、容器Sがサーバー本体Bに取り付けられている状態における蓋T付近の状態を示す図である。
[How to attach and detach container S to server body B]
FIG. 9 is a diagram showing the state of the vicinity of the lid T when the container S is attached to and detached from the server body B. FIG. 9(a) is a diagram showing the state of the vicinity of the lid T when the container S is not attached to the server body B. FIG. FIG. 9(b) is a diagram showing the state around the lid T when the container S is attached to the server body B. FIG.
容器Sをサーバー本体Bに取り付ける場合について説明する。ユーザは、容器Sをサーバー本体Bに取り付ける場合、蓋T側が下方に向けられた状態で、容器Sの蓋Tを流入部2の上方に位置させる(図9(a))。そして、容器Sをサーバー本体Bに向かって移動させると、流入部本体21の上端が、中栓本体51の凹部511の内側に挿入される。また、中栓本体51の凸部512が、流入部本体21の凹部213に挿入される。
The case where the container S is attached to the server body B will be explained. When attaching the container S to the server body B, the user positions the lid T of the container S above the
そして、さらに、容器Sをサーバー本体Bに向かって移動させると、中栓5が流入部本体21に取り付けられた状態で、中栓5が蓋本体4から離れる。そして、流入部本体21の複数の開口212が容器本体3の容器口部31の内側に位置する(図9(b))。この結果、容器Sに収容されている水は、流入部2の複数の開口212から流入部2の内側に流入する。このようにして、容器Sをサーバー本体Bに取り付けることができる。
Then, when the container S is further moved toward the server body B, the
次に、容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合について説明する。容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合、例えば、容器S内に収容されている水の量が少なくなることで、容器本体3が収縮している場合がある。このため、容器本体3の内側が負圧である場合がある。
Next, a case in which the container S is removed from the server body B will be described. When removing the container S from the server main body B, the container
ユーザは、容器Sをサーバー本体Bから取り外す場合は、容器Sをサーバー本体Bから離れる向きに移動させる。このときに、容器本体3を上方に向かって移動させると、蓋本体4の蓋口部42の開口421側の端部が中栓5の係合部54に接し、中栓5を流入部2から離れる向きに押す。このとき、中栓5の内側リブ52及び複数の外側リブ53が蓋口部42の第1領域422を通過して第2領域423に位置する。また、このとき、中栓5のリブ513が蓋口部42の第1領域422の内側に押し込まれることで中栓5のリブ513の外周面が蓋口部42の第1領域422の内周面に接する。
When the user wants to remove the container S from the server body B, the user moves the container S away from the server body B. At this time, when the
そして、さらに容器本体3を上方に向かって移動させることで、流入部本体21の凹部213に挿入されている中栓本体51の凸部512を流入部本体21の凹部213の内側から外側に移動させて、中栓5を流入部2から離れる向きに移動させる。そして、ユーザは、中栓5が蓋本体4に取り付けられた状態で、容器Sを上方に向かって移動させる。
Then, by further moving the
具体的には、ユーザは、例えば、収容されている水の量が少なくなることで収縮した容器本体3の両側をつかむ。そして、ユーザは、例えば容器本体3を流入部2の周方向において回転させてから、収縮した状態の容器本体3を上方に向かって移動させたり、容器本体Sを一気に上方に向かって引き抜いたりする。また、サーバー本体Bから取り外された容器Sは、前述したように、例えば、容器本体3の内側が負圧の状態で収縮しているため、開口411から空気によって中栓5が容器本体3の内側に向かって押される場合がある。
Specifically, the user grasps both sides of the
このようにして、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421に挿入された状態で、容器Sをサーバー本体Bから取り外すことができる。
In this manner, the container S can be removed from the server body B with the
図10は、従来の中栓9の構造を示す図である。
従来の中栓9は、中栓5と比べて、複数の外側リブを有していない点で異なる。
中栓9は、中栓本体91、内側リブ92、及び係合部94を有する。中栓本体91は、中栓本体51と同様に、開口421に着脱可能に挿入されている。中栓本体91は、中栓本体51と同様に、凹部911、凸部912、及びリブ913を有する。凹部911は、凹部511と同様に、中栓9が開口421に挿入された状態において、中栓本体91の開口411側の面に形成されている。凹部911には、流入部2が挿入される。
FIG. 10 is a diagram showing the structure of a conventional
The conventional
The
凸部912は、凸部512と同様に、凹部911の内側に向かって突出している。凸部912は、中栓9が開口421に挿入された状態において、凹部911の内周面における開口411側の端部に周方向において設けられている。凸部912は、流入部2の凹部213に挿入される。
The
リブ913は、リブ513と同様に、中栓本体91の外周面に設けられている。中栓9が開口421に挿入されていない状態では、リブ913の外径は、第1の内径よりも大きい。中栓9が開口421に挿入されると、リブ913は、蓋口部42の第1領域422によって、リブ913の外径が第1の内径と同じになるように変形する。そして、中栓9が開口421に挿入された状態においては、リブ913の外周面は、蓋口部42の第1領域422の内周面を内側から外側に向かって押した状態で、蓋口部42の第1領域422の内周面に接している。
Like the
内側リブ92は、内側リブ52と同様に、中栓本体91の外周面に設けられており、第1の外径を有する。内側リブ92は、中栓9が開口421に挿入された状態において、中栓9の長手方向においてリブ913よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓9が開口421に挿入されていない状態では、第1の外径は、リブ913の外径よりも大きい。中栓9が開口421に挿入された状態において、内側リブ92は、第2領域423に位置している。
Like the
容器Sをサーバー本体Bから取り外すときには、例えば、容器本体3を流入部2の周方向において回転させてから、収縮した状態の容器本体3を上方に向かって移動させたり、容器Sをサーバー本体Bから一気に引き抜いたり、前述したように、サーバー本体Bから取り外された容器Sの内側が負圧であるため、中栓5が容器本体3の内側に向かって押されたりすることで、中栓5に対して中栓5が開口411から離れる向きに力がかかる場合がある。従来の中栓9は、前述したような構造を有するので、このような力によって中栓9が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び蓋口部42の第1領域422の内周面に接するリブは内側リブ92のみであるため、中栓9が蓋Tの蓋口部42から外れ易い。
When removing the container S from the server main body B, for example, the container
これに対して、中栓5は、前述したように中栓5の外周面に、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53が設けられている。したがって、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、前述したような力によって中栓5が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に接するリブは、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53となる。
On the other hand, the
また、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、前述したような力によって中栓本体51が移動した場合、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53が第1領域422に位置する。この場合、蓋口部422の内周面と中栓5のリブが接する面積として、蓋口部42の第1領域422の内周面と内側リブ52の外周面とが接する面積に、蓋口部42の第1領域422の内周面と複数の外側リブ53の外周面とが接する面積が加えられる。よって、蓋Tにおいては、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
In addition, in the lid T, when the container S is removed from the server body B, if the
図11は、蓋口部42の開口421に挿入されている中栓5の状態の一例を示す図である。
図11に示すように、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、例えば、中栓5が蓋口部42の長手方向に対して傾いたとしても、外側リブ53が蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に接する。この結果、蓋Tにおいては、外側リブ53が蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部に引っ掛かることで、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
FIG. 11 is a diagram showing an example of the state of the
As shown in FIG. 11, when the container S is removed from the server body B, even if the
中栓5には、複数の外側リブ53として、第1外側リブ531及び第2外側リブ532が設けられている。第2外側リブ532は、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において第1外側リブ531よりも開口411に近い位置に設けられている。中栓5の長手方向において、内側リブ52と第1外側リブ531との間の長さは第1外側リブ531と第2外側リブ532との間の長さ以上である。
The
中栓5がこのような構造を有することで、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において開口411に近い側ほど、単位長さ当たりのリブの数を多くすることができる。この結果、中栓5が蓋口部42から離れるほど、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び蓋口部42の第1領域422の内周面にリブが接し易くなるため、中栓5が蓋口部42から外れづらくなる。
With the
また、第2の外径は、第1の外径よりも小さい。中栓5がこのような内側リブ52及び複数の外側リブ53を有することで、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53を設けたとしても、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5が蓋口部42の第1領域422に挿入されづらくなるのを抑制することができる。
Further, the second outer diameter is smaller than the first outer diameter. Because the
[検証試験]
検証試験においては、2つの異なる蓋(中栓5を有する蓋T、及び中栓9を有する蓋)を準備した。そして、それぞれの中栓を有する蓋が容器口部31に装着されている容器をサーバー本体Bに取り付けた。そして、容器をサーバー本体Bに取り付けた後、6時間後に容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いた。
[Verification test]
In the verification test, two different lids (lid T with
この工程を繰り返し行い、容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いたときに、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数をカウントした。そして、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた事象の発生率を算出した。
This process was repeated, and when the container was pulled out from the server body B all at once, the number of times the inner stopper came off from the
表1は、検証試験の結果を示す。
試験回数は、容器をサーバー本体Bに取り付けた後、6時間後に容器をサーバー本体Bから一気に引き抜いた回数である。発生回数は、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数である。発生率は、中栓が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた事象の発生率である。
Table 1 shows the results of the validation test.
The number of times of testing is the number of times the container was attached to the server body B and then pulled out from the server body B at once after 6 hours. The number of occurrences is the number of times the inner stopper has come off from the
比較例としての中栓は、中栓9である。比較例では、試験回数10回のうち、中栓9が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数は9回であり、発生率は90%であった。実施例としての中栓は、中栓5である。実施例では、試験回数10回のうち、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れた回数は0回であり、発生率は0%であった。
The inner stopper as a comparative example is
このように、実施例では、比較例よりも、発生率が大きく減少し、実施例としての中栓5は、比較例としての中栓9に比べて、中栓5が蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れづらくなったことが実証された。この結果から、中栓本体51の外周面に、内側リブ52に加えて、複数の外側リブ53を設けることは、中栓5を蓋本体4の蓋口部42の開口421から外れづらくするのに効果的であると考えられる。
In this way, in the example, the incidence rate is significantly reduced compared to the comparative example, and the
[本実施形態に係る蓋Tによる効果]
蓋Tは、水を収容する容器本体3の容器口部31に装着される蓋Tであって、容器口部31に挿入される開口411を有する円筒形状の円筒部41と、円筒部41の内側に設けられており、開口411よりも小さい円筒形状の開口421が形成された蓋口部42と、を有する蓋本体4と、開口421に着脱可能に挿入されている中栓5と、を有する。そして、蓋口部42は、内径が第1の内径である第1領域422と、蓋Tが容器本体3に装着される方向において第1領域422よりも開口411に近い位置に設けられており、内径が第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域423と、を有する。
[Effects of lid T according to this embodiment]
The lid T is a lid T that is attached to the
そして、中栓5は、開口421に着脱可能に挿入されている中栓本体51と、中栓本体51の外周面に設けられており、第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブ52と、を有する。また、中栓5は、中栓本体51の外周面に設けられており、中栓5が開口421に挿入された状態において、中栓5の長手方向において内側リブ52よりも開口411に近い位置に設けられており、第1の内径よりも大きい第2の外径を有する複数の外側リブ53を有する。
The
本実施形態に係る蓋Tは、このように内側リブ52に加えて複数の外側リブ53を有する中栓5を有する。したがって、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5に対して開口411から離れる向きの力がかかることで中栓5が開口411から離れる向きに移動した場合、蓋口部42における第1領域422と第2領域423との間の段差部及び第1領域422の内周面に接するリブは、内側リブ52に加えて複数の外側リブ53となる。この結果、蓋Tにおいては、容器Sをサーバー本体Bから取り外すときに、中栓5が蓋本体4の蓋口部42から外れづらくなる。
The lid T according to this embodiment thus has the
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。 Although the present invention has been described above using the embodiments, the technical scope of the present invention is not limited to the scope described in the above embodiments, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist. be. For example, all or part of the device can be functionally or physically distributed and integrated into arbitrary units. In addition, new embodiments created by arbitrary combinations of multiple embodiments are also included in the embodiments of the present invention. The effects of the new embodiment resulting from the combination have the effects of the original embodiment.
A・・・ウォーターサーバー
B・・・サーバー本体
1・・・本体部
11・・・開口
2・・・流入部
21・・・流入部本体
211・・・凹部
212・・・開口
213・・・凹部
S・・・容器
3・・・容器本体
31・・・容器口部
311・・・開口
T・・・蓋
4・・・蓋本体
41・・・円筒部
411・・・開口
42・・・蓋口部
421・・・開口
422・・・第1領域
423・・・第2領域
43・・・側壁部
5・・・中栓
51・・・中栓本体
511・・・凹部
512・・・凸部
513・・・リブ
52・・・内側リブ
53・・・外側リブ
531・・・第1外側リブ
532・・・第2外側リブ
54・・・係合部
9・・・従来の中栓
91・・・中栓本体
911・・・凹部
912・・・凸部
913・・・リブ
92・・・内側リブ
94・・・係合部
A... Water server B... Server main body 1... Main body part 11...
Claims (3)
前記容器口部に取り付けられた蓋本体であって、
円柱形状に設けられたウォーターサーバーの流入部が挿入される第1開口を形成する部分、
前記容器口部の内側に挿入される円筒形状の円筒部、
前記円筒部の内側に設けられており、前記第1開口よりも小さい円筒形状の第2開口が形成された蓋口部、及び、
前記容器口部の外周面の外側に位置し、前記外周面に接する円筒形状の側壁部を有する蓋本体と、
前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓と、
を有し、
前記蓋口部は、
内径が第1の内径である第1領域と、
前記蓋が前記容器本体に装着される方向において前記第1領域よりも前記第1開口に近い位置に設けられており、内径が前記第1の内径よりも大きい第2の内径である第2領域と、
を有し、
前記中栓は、
前記第2開口に着脱可能に挿入されている中栓本体と、
前記中栓本体の外周面に設けられており、前記第1の内径よりも大きい第1の外径を有する内側リブと、
前記中栓本体の外周面に設けられており、前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記内側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられており、前記第1の内径よりも大きく、かつ、前記第1の外径よりは小さい第2の外径を有する複数の外側リブと、
を有する蓋。 A lid attached to a cylindrical container mouth formed on a container body that stores water,
A lid main body attached to the container mouth,
a portion forming a first opening into which an inflow portion of a water server provided in a cylindrical shape is inserted;
a cylindrical cylindrical part inserted inside the container mouth part;
a lid opening portion provided inside the cylindrical portion and having a cylindrical second opening smaller than the first opening;
a lid body having a cylindrical side wall located outside the outer circumferential surface of the container mouth and in contact with the outer circumferential surface;
an inner stopper that is removably inserted into the second opening;
has
The lid opening portion is
a first region whose inner diameter is a first inner diameter;
a second region that is provided at a position closer to the first opening than the first region in the direction in which the lid is attached to the container body, and has an inner diameter that is a second inner diameter larger than the first inner diameter; and,
has
The inner stopper is
an inner plug body that is removably inserted into the second opening;
an inner rib provided on the outer peripheral surface of the inner plug body and having a first outer diameter larger than the first inner diameter;
Provided on the outer peripheral surface of the inner plug main body, and provided at a position closer to the first opening than the inner rib in the longitudinal direction of the inner plug when the inner plug is inserted into the second opening. a plurality of outer ribs having a second outer diameter larger than the first inner diameter and smaller than the first outer diameter ;
with a lid.
第1外側リブと、
前記中栓が前記第2開口に挿入された状態において、前記中栓の長手方向において前記第1外側リブよりも前記第1開口に近い位置に設けられている第2外側リブと、
を有し、
前記中栓の長手方向において、前記内側リブと前記第1外側リブとの間の長さは前記第1外側リブと前記第2外側リブとの間の長さ以上である、
請求項1に記載の蓋。 The inner plug includes the plurality of outer ribs,
a first outer rib;
a second outer rib provided at a position closer to the first opening than the first outer rib in the longitudinal direction of the inner plug when the inner plug is inserted into the second opening;
has
In the longitudinal direction of the inner stopper, the length between the inner rib and the first outer rib is greater than or equal to the length between the first outer rib and the second outer rib.
A lid according to claim 1 .
前記容器本体の前記容器口部に装着されている、請求項1又は2に記載の蓋と、
を有する容器。 The container body;
The lid according to claim 1 or 2 , which is attached to the container mouth of the container body;
Container with.
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