JP7352429B2 - 気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システム - Google Patents

気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システム Download PDF

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Description

本発明は、プラズマアクチュエータを用いた気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システムに関する。
プラズマアクチュエータは、誘電体を挟んで相対的に位置をずらして配置された一対の電極間に交流電圧を印加することでプラズマ放電を生じさせるものであり、プラズマアクチュエータを駆動させることで、プラズマ放電の方向に沿った空気の流れを形成することができる。
そして、近年、プラズマアクチュエータを飛行機やヘリコプタ等の航空機の翼や風力発電装置の翼などに取り付けて、翼の表面上の流れる気流が翼の表面から剥離した場合や剥離が予想される場合などに翼の表面部分に配置したプラズマアクチュエータを駆動して、気流が翼の表面から剥離した状態から翼の表面に付着する状態に戻したり、気流が翼の表面に付着した状態を維持するための技術の開発が進められている(例えば特許文献1~3参照)。
特開2012-225296号公報 特開2019-84897号公報 特開2019-114505号公報
ところで、従来は、気流が翼の表面から剥離したか否かを判断するために、翼に気流の流速センサや圧力センサ等を新たに取り付けたり、あるいは航空機等に予め取り付けられている流速センサや圧力センサ等の計測値を用いるなどしていた。
しかし、センサを新たに取り付ける場合には取り付けたセンサにより空力に影響が出たり、既設のセンサを用いる場合にはセンサが気流の剥離を検知するために必ずしも適切な位置に設けられていない場合があるなどの問題がある。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、新たに物体にセンサを取り付けたり既設のセンサを用いたりすることなく物体の表面から気流が剥離したか否か等を検知することが可能な気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、気流の剥離検知方法において、物体の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータに所定の電圧値の交流電圧を印加した状態で計測される前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、気流の剥離検知方法において、物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に複数配置されたプラズマアクチュエータにそれぞれ所定の電圧値の交流電圧を印加した状態でそれぞれ計測される前記各プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値のうち、ある時点での単数又は複数の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が、当該時点での他の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の気流の剥離検知方法において、前記物体は、航空機の翼であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、気流の剥離位置検知方法において、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の気流の剥離検知方法を用い、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となった前記プラズマアクチュエータの位置で前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、気流の剥離検知システムにおいて、
物体の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータと、
前記物体の表面上を流れる流が前記物体の表面から剥離しているか否かを検知する検知装置と、
を備え、
前記検知装置は、前記プラズマアクチュエータに所定の電圧値の交流電圧を印加した状態で計測される前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、気流の剥離検知システムにおいて、
物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に配置された複数のプラズマアクチュエータと、
前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離しているか否かを検知する検知装置と、
を備え、
前記検知装置は、物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に複数配置されたプラズマアクチュエータにそれぞれ所定の電圧値の交流電圧を印加した状態でそれぞれ計測される前記各プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値のうち、ある時点での単数又は複数の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が、当該時点での他の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の気流の剥離検知システムにおいて、前記物体は、航空機の翼であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、気流の剥離位置検知システムにおいて、
請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の気流の剥離検知システムを備え、
前記気流の剥離検知システムの前記検知装置が前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となった前記プラズマアクチュエータの位置で前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知することを特徴とする。
本発明によれば、気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システムにおいて、新たに物体にセンサを取り付けたり既設のセンサを用いたりすることなくプラズマアクチュエータを用いて物体の表面から気流が剥離したか否かや剥離した位置を検知することが可能となる。
プラズマアクチュエータの構成等を表す概略断面図である。 (A)気流が翼の表面から剥離した状態を表す図であり、(B)気流が翼の表面に付着する状態に戻った状態を表す図である。 (A)定常的な交流電圧の波形を表す図であり、(B)バースト波形の交流電圧を表す図である。 第1の実施形態に係る気流の剥離検知システムの構成を表す図である。 プラズマアクチュエータの消費電力がほぼ一定の状態及び激しく変動する状態を表す図である。 プラズマアクチュエータの位置で気流が物体の表面から剥離している状態を表す図である。 物体の表面上を気流が流れる方向に沿って複数のプラズマアクチュエータを物体の表面部分に並べるように配置した例を表す図である。 第2の実施形態に係る気流の剥離検知システムの構成を表す図である。 複数のプラズマアクチュエータのうち1個のプラズマアクチュエータの位置で気流が剥離した場合の各プラズマアクチュエータの消費電力の時間的推移を表す図である。 複数のプラズマアクチュエータのうち2個のプラズマアクチュエータの位置で気流が剥離した場合の各プラズマアクチュエータの消費電力の時間的推移を表す図である。
以下、本発明に係る気流の剥離検知方法、気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム及び気流の剥離位置検知システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明では、翼の表面上を流れる気流の剥離検知や剥離位置検知を行うが、その際に、翼に気流の流速センサや圧力センサ等を新たに取り付けたり、あるいは航空機等に予め取り付けられている流速センサや圧力センサ等を用いたりせず、以下で説明するように、翼の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータを使い、その消費電力や電流値に基づいて気流が翼の表面から剥離したことや剥離した位置を検知するようになっている。
なお、以下では、プラズマアクチュエータが航空機の翼の表面部分に配置されている場合について説明するが、本発明に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離位置検知方法、気流の剥離検知システム、気流の剥離位置検知システムは、例えば、風力発電装置の翼の表面上を流れる気流の剥離や剥離位置の検知にも適用することができ、また、翼以外の物体の表面上を流れる気流の剥離や剥離位置の検知にも適用することが可能である。
また、以下では、翼の表面上の流れる気流が翼の表面から剥離した場合や剥離が予想される場合などにプラズマアクチュエータを駆動して、気流が翼の表面から剥離した状態から翼の表面に付着する状態に戻したり気流が翼の表面に付着した状態を維持するためにプラズマアクチュエータが翼の表面部分に配置されている場合について説明するが、本発明は、プラズマアクチュエータがこのような目的で翼(物体)の表面部分に配置されている場合に限定されない。
[プラズマアクチュエータ]
以下、プラズマアクチュエータの構成や制御方法等について簡単に説明する。図1は、プラズマアクチュエータの構成等を表す概略断面図である。
プラズマアクチュエータ1は、第1電極2と、第2電極3と、誘電体4と、交流電源5と、交流電源5を制御する制御部6とを備えて構成されている。第1電極2と第2電極3は、誘電体4を挟んで配置されており、かつ、誘電体4の延在方向に相対的に位置をずらして配置されている。
また、第2電極3は接地されている。そして、交流電源5により第1電極2と第2電極3との間に交流電圧が印加されるようになっている。
そして、この状態で制御部6により交流電源5を動作させて第1電極2と第2電極3との間に高周波で高電圧の交流電圧を印加すると、第1電極2側方の誘電体4の表面上で、第2電極3に対応する位置に、第1電極2から噴出するように電子と正イオンからなるプラズマPが発生する。そして、プラズマPの噴出に伴って、誘電体4の表面に向かい、プラズマPの噴出方向に沿って誘電体4の表面上を流れる空気の流れa(図中の矢印a参照)が誘起される。
すなわち、プラズマアクチュエータ1を駆動させることで(第1電極2と第2電極3との間に高周波の交流電圧を印加することで)、第1電極2の側方にプラズマPが発生し、プラズマの噴出により、誘電体4の表面上を流れる空気の流れaを発生させることができるようになっている。
このように、プラズマアクチュエータ1で翼の表面上に空気の流れaを発生させることができることを利用して、例えば、前述したように、翼の表面上の流れる気流が翼の表面から剥離した場合などにプラズマアクチュエータを駆動して、気流を翼の表面に付着する状態に戻すことができる。
すなわち、図2(A)に示すように、翼100の表面上を流れる気流Aが翼100の表面から剥離した場合、図2(B)に示すように、気流Aが剥離した位置の上流側(気流Aが流れる方向における上流側)でプラズマアクチュエータ1を駆動し、第1電極2の下流側の側方にプラズマPを発生させて空気の流れaを発生させると、気流Aが翼100の表面に付着する状態に戻る。
このようにして、プラズマアクチュエータ1を用いて、翼100の表面上を流れる気流Aを制御することができる。
そして、交流電源5から第1電極2と第2電極3との間に印加する交流電圧Vとして、例えば図3(A)に示すような定常的な交流電圧を印加してプラズマPを連続的に発生させることも可能であるが、本発明者らの研究では、交流電圧Vとして図3(B)に示すバースト波形の交流電圧を印加すると、気流Aの流速が遅い場合は勿論、特に気流Aの流速が速い場合に気流Aを適切に翼100の表面に付着させることができることが分かっている。
この場合、バースト波形とは、図3(B)に示すように振幅(最大振幅Vm)が正の期間(振幅が0ではない期間)と振幅が0の期間を一定の周期(バースト周期)Tで繰り返す波形をいう。振幅が正の期間にプラズマPが発生するが、振幅が0の期間にはプラズマPは発生しない。
そして、本発明者らの研究では、プラズマアクチュエータ1による気流Aを翼100の表面に付着させる効果は、バースト周波数f(=1/T)が支配的に影響することが分かっている。
すなわち、バースト周波数f(あるいはバースト周期T)を適切に調整することで、翼100の表面上の流れる気流Aが翼100の表面から剥離した場合や剥離が予想される場合などにプラズマアクチュエータ1を駆動して、気流Aを翼100の表面から剥離した状態から翼100の表面に付着する状態に効果的に戻したり気流Aが翼100の表面に付着した状態を効果的に維持したりすることが可能となる。
制御部6では、交流電源5から第1電極2と第2電極3との間に印加する交流電圧Vの波形やバースト周期T(バースト周波数f)、振幅が正の期間Ton(Ton=Tの場合(すなわち定常的な交流電圧の場合)を含む。)等を調整することができるようになっている。また、交流電圧Vの最大振幅Vmを時間的に一定とせずに時間的に変化させてもよい。
[気流の剥離検知方法及びシステム、気流の剥離位置検知方法及びシステム]
次に、上記のプラズマアクチュエータ1を用いた本発明に係る気流の剥離検知システムや気流の剥離位置検知システムの実施形態について説明する。
なお、以下の気流の剥離検知システムや気流の剥離位置検知システムの説明は、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離位置検知方法の説明にもなっているが、気流の剥離検知方法や気流の剥離位置検知方法については、後述する検知装置7が気流Aの剥離等を検知する場合に限定されない。また、以下では、検知装置7と交流電源5の制御部6とは別体の装置として説明するが、それらが一体的に構成されていてもよい。
また、以下では、上記の翼100を物体100に一般化して説明する。
[第1の実施の形態]
[気流の剥離検知方法及びシステム]
図4は、第1の実施形態に係る気流の剥離検知システムの構成を表す図である。
なお、図4では、プラズマアクチュエータ1の第1電極2を見やすくするため分厚く表現されているが、実際には、第1電極2が物体100の表面上を流れる気流Aに影響を与えないようにするために、フィルム状に形成するなどして非常に薄く形成される。
本実施形態に係る気流の剥離検知システム10は、物体100の表面部分に配置された上記のプラズマアクチュエータ1と、交流電源5の制御部6に接続された検知装置7とを備えている。なお、検知装置7は、制御部6を介さずに交流電源5に直接接続されていてもよい。
そして、検知装置7は、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離しているか否かを検知するようになっている。なお、以下では、説明を簡単にするために、プラズマアクチュエータ1に最大振幅Vmが時間的に一定の定常的な交流電圧(図3(A)参照)を印加した場合について説明するが、バースト波形の交流電圧(図3(B)参照)等の他の波形の交流電圧を印加した場合も同様に説明される。
物体100の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータ1の交流電源5での消費電力pを計測すると、図4に示すように、プラズマアクチュエータ1の位置で物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面に付着している場合は、気流Aの流速等に変化がなければ、図5のαで表される部分に示されるように、消費電力pはほぼ一定の状態になる。
しかし、図6に示すように、プラズマアクチュエータ1の位置で気流Aが物体100の表面から剥離していると、図5のβで表される部分に示されるように、プラズマアクチュエータ1の消費電力pが激しく変動するようになる場合がある。
このような現象が生じる理由は必ずしも定かではないが、以下のように考えることができる。
すなわち、図4に示したように気流Aが物体100の表面に付着していると、気流Aが安定して流れ、気流Aの流量が一定になる。また、例えば航空機の速度が変化する場合、速度が瞬間的に大きく変化することはなく比較的緩やかに変化するため、航空機の翼(物体100)の表面上の気流Aの流量も比較的緩やかに変化する状態になる。
それに対し、図6に示したように気流Aが物体100の表面から剥離していると、気流Aの一部が逆方向に流れるなどして気流Aが乱れる場合がある。そのため、気流Aが不安定になり、気流Aの流量が比較的激しく変化するようになる。
前述したように、プラズマアクチュエータ1には高周波で高電圧の交流電圧が印加されているため、プラズマアクチュエータ1に印加される高電圧の交流電圧によりプラズマアクチュエータ1の近傍で気流A中の分子がイオン化する。
そして、気流A中の分子がイオン化すると、プラズマアクチュエータ1での見かけ上の電流値が大きくなり、プラズマアクチュエータ1での消費電力pが大きくなる。
このような状況で、上記のように、気流Aが物体100の表面に付着している場合、気流Aが安定して流れ、気流Aの流量も安定するため、イオン化する分子の量が一定量になり、変化しても緩やかに変化する状態になる。そのため、プラズマアクチュエータ1の位置で気流Aが物体100の表面に付着している場合、計測されるプラズマアクチュエータ1の消費電力pはほぼ一定になり、あるいは変化するとしても緩やかに変化する状態になる。
それに対し、プラズマアクチュエータ1の位置で気流Aが物体100の表面に剥離すると、上記のように気流Aの流量が比較的激しく変化するため、プラズマアクチュエータ1に印加される高電圧の交流電圧によりイオン化する分子の量が比較的激しく変動する。そのため、計測されるプラズマアクチュエータ1の消費電力pが比較的激しく変動するようになると考えることができる。
そこで、上記の現象を利用して、本実施形態では、物体100の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータ1に所定の電圧値(例えば上記の最大振幅Vm)の交流電圧Vを印加した状態で計測されるプラズマアクチュエータ1の消費電力pの時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知するように構成されている。
なお、プラズマアクチュエータ1の消費電力pの代わりにプラズマアクチュエータ1の電流値i(上記のイオン化した分子による寄与分を含む。)を計測するように構成してもよい。また、気流の剥離検知システム10では検知装置7がこの処理を行うように構成される。
また、上記の所定値として、気流Aが物体100の表面に付着している状態と気流Aが物体100の表面から剥離している状態とを切り分けることが可能な値が、事前の実験やシミュレーション等により適宜設定される。
以上のように、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム10によれば、プラズマアクチュエータ1での消費電力pや電流値iの時間的変化率(時間的変化率の絶対値)を監視するだけで、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したか否かを検知することが可能となる。
そのため、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム10によれば、新たに物体100に流速センサや圧力センサ等のセンサを取り付けたり既設のセンサを用いたりすることなく物体100の表面から気流Aが剥離したか否かを的確に検知することが可能となる。
[気流の剥離位置検知方法及びシステム]
また、上記の気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム10で、上記のようにプラズマアクチュエータ1の消費電力pの時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、少なくともこのプラズマアクチュエータ1(すなわち上記の気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム10を用いて気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となったプラズマアクチュエータ1)が配置されている物体100の表面の位置で、気流Aが物体100の表面から剥離していると検知することができる。
そのため、本実施形態に係る気流の剥離検知方法を用いて気流の剥離位置検知をも行うことができる(気流の剥離位置検知方法)。また、本実施形態に係る気流の剥離検知システム10は気流の剥離位置検知システムとしても機能するようになっている。
そして、このように構成することで、気流Aが物体100の表面から剥離した位置を、他のセンサを用いることなくプラズマアクチュエータ1のみを用いて的確に検知することが可能となる。
なお、気流の剥離位置検知システム10における気流Aの剥離位置の検知は、上記の検知装置7が行うように構成してもよく、検知装置7とは別の装置で検知するように構成してもよい。
[第2の実施の形態]
[気流の剥離検知方法及びシステム]
上記の第1の実施形態では、1個のプラズマアクチュエータ1を用いて気流Aの剥離検知を行う場合について説明したが、複数のプラズマアクチュエータ1を用いて気流Aの剥離検知を行うように構成することも可能である。
この場合、図7に示すように、物体100(例えば航空機101の翼100)の表面上を気流Aが流れる方向に沿って複数のプラズマアクチュエータ1が物体100の表面部分に並ぶように配置される。そして、図8に示すように、各プラズマアクチュエータ1は第1の実施形態と同様にそれぞれ構成されるが、本実施形態に係る気流の剥離位置検知システム20の検知装置8は、各プラズマアクチュエータ1の交流電源5の制御部6にそれぞれ接続されている。
なお、本実施形態においても、検知装置8は、各プラズマアクチュエータ1の交流電源5に直接接続するように構成することも可能である。
また、図7や図8では、物体100の表面上を気流Aが流れる方向に沿ってプラズマアクチュエータ1(1A、1B、1C)が3個配置されている場合が示されており、以下ではそのように構成されている場合について説明するが、物体100の表面上を気流Aが流れる方向に沿って配置するプラズマアクチュエータ1の個数は3個でなくてもよい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、各プラズマアクチュエータ1に所定の電圧値(例えば上記の最大振幅Vm)の交流電圧Vを印加した状態で計測されるプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iの時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知するように構成することが可能である。
このように構成する場合、検知装置8は、個々のプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iをそれぞれ個別に監視するように構成される。
一方、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム20では、プラズマアクチュエータ1を複数備えることを利用して、以下のように構成することも可能である。
すなわち、上記のように物体100の表面上を気流Aが流れる方向に沿って物体100の表面部分に複数配置されたプラズマアクチュエータ1にそれぞれ所定の電圧値の交流電圧Aを印加した状態でそれぞれ計測される各プラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iのうち、ある時点での単数又は複数のプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iの時間的変化率の絶対値が、当該時点での他のプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iの時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知するように構成することが可能である。
以下、具体的に説明する。なお、以下、各プラズマアクチュエータ1の消費電力pを計測する場合について説明するが、各プラズマアクチュエータ1の電流値iを計測するように構成してもよい。
物体100の表面部分に配置された各プラズマアクチュエータ1A、1B、1Cの消費電力pa、pb、pcはそれぞれ、第1の実施形態の場合(図5参照)と同様に、各プラズマアクチュエータ1A、1B、1Cが配置された各位置で物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面に付着している場合には、図9のγで表される部分に示されるように、それらの消費電力pa、pb、pcはほぼ一定になり、あるいは変化するとしても緩やかに変化する状態になる。
そして、この状態で、例えば図8に示すように、プラズマアクチュエータ1Cの位置で気流Aが物体100の表面から剥離すると、図9のδで表される部分に示されるように、プラズマアクチュエータ1Cの消費電力pcが激しく変動するようになる場合がある。
それに対し、図8に示すように、他のプラズマアクチュエータ1A、1Bの各位置で気流Aが物体100の表面に付着した状態のままであると、各プラズマアクチュエータ1A、1Bの消費電力pa、pbは一定のままであり、あるいは変化するとしても緩やかに変化する状態のままである。
そのため、この場合、ある時点(例えば図9におけるt0参照)でのプラズマアクチュエータ1Cの消費電力pcの時間的変化率の絶対値と、同じ時点での他のプラズマアクチュエータ1A、1Bの消費電力pa、pbの時間的変化率の絶対値とを比較すると、プラズマアクチュエータ1Cの消費電力pcの時間的変化率の絶対値の方が各プラズマアクチュエータ1A、1Bの消費電力pa、pbの時間的変化率の絶対値よりも格段に大きくなる。
そのため、上記のように、ある時点のプラズマアクチュエータ1Cの消費電力pcの時間的変化率の絶対値が、同じ時点での他のプラズマアクチュエータ1A、1Bの消費電力pa、pbの時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知するように構成することで、気流Aの剥離を確実に検知することが可能となる。
なお、図8では、プラズマアクチュエータ1Cの位置のみで気流Aが物体100の表面から剥離した場合を示したが、例えばプラズマアクチュエータ1B、1Cの両方の位置で気流Aが物体100の表面から同時に剥離した場合には、例えば図10に示すように、他のプラズマアクチュエータ1Aの消費電力paはほぼ一定あるいは緩やかに変化する状態のままであるが、プラズマアクチュエータ1B、1Cの消費電力pb、pcが激しく変動する状態になる。
そのため、ある時点(例えば図10におけるt1参照)でのプラズマアクチュエータ1B、1Cの消費電力pb、pcの時間的変化率の絶対値と、同じ時点での他のプラズマアクチュエータ1Aの消費電力paの時間的変化率の絶対値とを比較することで、気流Aの剥離を確実に検知することができる。
以上のように、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム20によれば、各プラズマアクチュエータ1での消費電力pや電流値iの時間的変化率(時間的変化率の絶対値)を監視するだけで、物体100の表面上を流れる気流Aが物体100の表面から剥離したか否かを検知することが可能となる。
そのため、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム20によれば、新たに物体100に流速センサや圧力センサ等のセンサを取り付けたり既設のセンサを用いたりすることなく物体100の表面から気流Aが剥離したか否かを的確に検知することが可能となる。
[気流の剥離位置検知方法及びシステム]
また、上記の説明から分かるように、本実施形態に係る気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム20を用いれば、どのプラズマアクチュエータ1の位置で気流Aが物体100の表面から剥離したか(図8の例ではプラズマアクチュエータ1Cの位置)を検知することができる。
すなわち、ある時点でのプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iの時間的変化率の絶対値が、当該時点での他のプラズマアクチュエータ1の消費電力pや電流値iの時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、そのプラズマアクチュエータ1(すなわち上記の気流の剥離検知方法や気流の剥離検知システム20を用いて気流Aが物体100の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となったプラズマアクチュエータ1)が配置されている物体100の表面の位置で、気流Aが物体100の表面から剥離していると検知することができる。
そのため、本実施形態に係る気流の剥離検知方法を用いて気流の剥離位置検知をも行うことができる(気流の剥離位置検知方法)。また、本実施形態に係る気流の剥離検知システム20は気流の剥離位置検知システムとしても機能するようになっている。
そして、このように構成することで、気流Aが物体100の表面から剥離した位置を、他のセンサを用いることなく複数のプラズマアクチュエータ1だけを用いて的確に検知することが可能となる。
なお、気流の剥離位置検知システム20における気流Aの剥離位置の検知は、上記の検知装置8(図8参照)が行うように構成してもよく、検知装置8とは別の装置で検知するように構成してもよい。
なお、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 プラズマアクチュエータ
7、8 検知装置
10、20 気流の剥離検知システム、気流の剥離位置検知システム
100 物体、翼
101 航空機
A 気流
i 電流値
t0、t1 時点
p 消費電力
Vm 最大振幅(所定の電圧値)

Claims (8)

  1. 物体の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータに所定の電圧値の交流電圧を印加した状態で計測される前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離検知方法。
  2. 物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に複数配置されたプラズマアクチュエータにそれぞれ所定の電圧値の交流電圧を印加した状態でそれぞれ計測される前記各プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値のうち、ある時点での単数又は複数の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が、当該時点での他の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離検知方法。
  3. 前記物体は、航空機の翼であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の気流の剥離検知方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の気流の剥離検知方法を用い、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となった前記プラズマアクチュエータの位置で前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離位置検知方法。
  5. 物体の表面部分に配置されたプラズマアクチュエータと、
    前記物体の表面上を流れる流が前記物体の表面から剥離しているか否かを検知する検知装置と、
    を備え、
    前記検知装置は、前記プラズマアクチュエータに所定の電圧値の交流電圧を印加した状態で計測される前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離検知システム。
  6. 物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に配置された複数のプラズマアクチュエータと、
    前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離しているか否かを検知する検知装置と、
    を備え、
    前記検知装置は、物体の表面上を気流が流れる方向に沿って前記物体の表面部分に複数配置されたプラズマアクチュエータにそれぞれ所定の電圧値の交流電圧を印加した状態でそれぞれ計測される前記各プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値のうち、ある時点での単数又は複数の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値が、当該時点での他の前記プラズマアクチュエータの消費電力又は電流値の消費電力又は電流値の時間的変化率の絶対値に比べて所定値以上になった場合に、前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離検知システム。
  7. 前記物体は、航空機の翼であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の気流の剥離検知システム。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の気流の剥離検知システムを備え、
    前記気流の剥離検知システムの前記検知装置が前記物体の表面上を流れる前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知した際に検知の対象となった前記プラズマアクチュエータの位置で前記気流が前記物体の表面から剥離したことを検知する気流の剥離位置検知システム。
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