JP7352256B2 - 超音波美容装置およびカートリッジ - Google Patents
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Description
本実施形態の超音波美容装置の構成を説明する。図1は、本実施形態の超音波美容装置の構成を示す概略図である。図2は、本実施形態の超音波美容装置のうち超音波振動子に関する構成を例示する図である。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、リモートコントローラ、プッシュボタン、スイッチ、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
複数の超音波振動子16が振動すると、図2Bに示されるように、放射面(XY平面)に対して直交する方向(Z方向)に向かって、超音波ビームが放射される。プロセッサ12は、例えば、以下のいずれかの方式により複数の超音波振動子16を振動させることで、超音波ビームを空間中の焦点に集束させることができる。
・複数の超音波振動子16を個別に振動させる方式
・複数の超音波振動子16のうち2以上の超音波振動子16から構成されるグループ単位で振動させる方式
本実施形態の概要を説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。図4は、本実施形態に係る超音波美容装置によって放射される超音波ビームが集束する焦点の説明図である。
表面S01は、外界に接する表面、すなわち肌の表面である。表皮S02は、表面S01と真皮S03との間を占める。
表皮S02は、主にケラチノサイト(角化細胞)という細胞からなる、厚さ0.03~0.05mm程度の層である。表皮S02は、表面S01側から真皮S03側に向かって、角質層S021、顆粒層S022、有棘層S023、および基底層S024が積層された構造を備える。
真皮S03は、表皮S02と図示されない皮下組織との間を占める。
図5は、本実施形態の超音波美容装置に対して着脱可能なカートリッジの構成の一例を示す図である。
保持部51は、液体として水を保持してもよいし、水分および美容成分を含有する液体として例えば化粧水、美容液、サンケア用品、アフターシェーブローション、などのケア化粧料を保持してもよい。これにより、美容成分に由来する効果を肌に与えることができる。
美容成分は、保湿またはその他の美容効果を有する成分である。美容成分は、例えば、ビタミンC、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グロースファクター、などを含み得る。
本実施形態のスキンケア処理を説明する。図6は、本実施形態のスキンケア処理のシーケンス図である。
具体的には、プロセッサ12は、空間中の任意の点(例えばユーザの肌の表面)を焦点として決定し得る。プロセッサ12は、ユーザを撮像した画像データを、入出力インタフェース13を介して取得し、この画像データに基づいて焦点を決定し得る。画像データは、例えばイメージセンサ17によって生成され得る。画像データに基づいて焦点を決定することで、焦点の位置を適切に定めることができる。焦点の正確な3次元位置を特定するために、プロセッサ12は、図示されない光学センサのセンシングデータを参照して測位計算を行ってもよい。
・肌に付着可能な粘着面を有するステッカー
・顔面パック
・シートマスク
・肌に付着可能な塗料を含むペイント
・指先または付け爪には、第2の例と同様のマーカーMRが付されている。
・付け爪は、特定形状(プロセッサ12が検出可能な所定の形状)を有する。
・プロセッサ12は、右目の位置REに基づいてユーザの右の目尻付近に焦点領域FR31を設定する。
・プロセッサ12は、左目の位置LEに基づいてユーザの左の目尻付近に焦点領域FR32を設定する。
・プロセッサ12は、右目の位置REおよび左目の位置LEに基づいてユーザの眉間および額付近に焦点領域FR33を設定する。
・プロセッサ12は、口の位置Mに基づいてユーザの口元付近に焦点領域FR34または焦点領域FR35を設定する。
プロセッサ12は、設定した焦点領域FR31~35内の1点または複数点を焦点として決定し得る。
具体的には、プロセッサ12は、ステップS110において決定した焦点に集束する超音波ビームUSWを複数の超音波振動子16に放射させるための制御信号を生成する。
プロセッサ12は、この制御信号を複数の超音波振動子16へ供給する。
複数の超音波振動子16は、プロセッサ12による制御に従って振動することで、超音波ビームUSWを放射する。超音波ビームUSWは、支持体41によって支持されているカートリッジ50を通過して、ステップS110において決定された焦点に集束する。
超音波ビームUSWがカートリッジ50を通過すると、当該カートリッジ50に保持されている液体の粒子が当該カートリッジ50からユーザの肌に向けて放出される。
本実施形態に係る超音波美容装置は、液体を保持するカートリッジを通過して空間中の焦点に集束する超音波ビームを放射することで、カートリッジ50に保持された液体をユーザの肌に向けて放出する。従って、この超音波美容装置によれば、ユーザの肌にカートリッジや超音波美容装置が接触しないので、ユーザに衛生面の不安およびメンテナンスの手間を感じさせない。さらに、この超音波美容装置によれば、ユーザが重点的なスキンケアを望むスポットに焦点を定めることで、ユーザに局所集中型のスキンケアを提供することができる。
本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例1について説明する。本実施形態において、超音波美容装置1は、スキンケア処理を実行する度に、焦点の決定(S110)を実行することとした。変形例1は、焦点が予め設定されている例である。
本実施形態の変形例2について説明する。変形例2は、複数の焦点移動パターンに基づいてスキンケア処理を実行する例である。図11は、変形例2のスキンケア処理のシーケンス図である。
・記憶装置11には、焦点移動情報が予め記憶される。
・プロセッサ12は、ユーザの指定に基づいて焦点移動情報を生成し、かつ、当該焦点移動情報を記憶装置11に記憶する。
・右目の目尻、左目の目尻、眉間、額、および、口元を順番に焦点が移動するパターン
・右目の目尻および左目の目尻を順番に焦点が移動するパターン
・右頬および左頬を順番に焦点が移動するパターン
具体的には、イメージセンサ17は、ユーザの肌の画像データを生成する。
プロセッサ12は、イメージセンサ17よって生成された画像データを解析することにより、スキンケアを適用すべき領域(以下「ケア対象領域」という)を判定する。
具体的には、複数の焦点移動情報が記憶装置11に記憶されている場合、プロセッサ12は、ステップS210で判定されたケア対象領域を含む焦点移動情報を選択する。
具体的には、プロセッサ12は、ステップS211で選択された焦点移動情報を参照して、焦点を決定する。
実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
複数の超音波振動子(16)と、
液体(L)を保持するカートリッジ(50)を支持可能な支持体(41)と、
複数の超音波振動子に、支持体によって支持されているカートリッジを通過して空間中の焦点(FP)に集束する超音波ビーム(USW)を放射させることにより、液体をユーザ(U)の肌に向けて放出するコントローラ(12)と
を具備し、
カートリッジは、支持体に対して着脱可能である、
超音波美容装置(1)。
コントローラは、複数の超音波振動子に、ユーザの肌の表面に定められた焦点(FP2)に集束する超音波ビーム(USW2)を放射させる、(付記1)に記載の超音波美容装置。
液体は、水分および美容成分を含有する、(付記1)または(付記2)に記載の超音波美容装置。
カートリッジは、液体を保持可能な多孔質材(51)を含む、(付記1)乃至(付記3)のいずれかに記載の超音波美容装置。
コントローラは、ユーザの肌を撮像した画像データ(IM1,IM2,IM3)に基づいて超音波ビームの焦点を決定する、(付記1)乃至(付記4)のいずれか1項に記載の超音波美容装置。
コントローラは、画像データ(IM1)からユーザの指先を検出し、検出した指先が指し示す位置に基づいて焦点を決定する、(付記5)に記載の超音波美容装置。
コントローラは、画像データ(IM1,IM2)からユーザに付されたマーカー(MR)を検出し、検出したマーカーの位置に基づいて焦点を決定する、(付記5)に記載の超音波美容装置。
コントローラは、画像データ(IM3)からユーザの身体の所定の部位を検出し、検出した部位の位置に基づいて焦点を決定する、(付記5)に記載の超音波美容装置。
コントローラは、
画像データからケア対象領域を判定し(S210)、
複数の焦点移動パターンのそれぞれを示す焦点移動情報の中から、ケア対象領域を含む焦点移動パターンを示す焦点移動情報を選択し(S211)、
選択された焦点移動情報を参照して、焦点を決定する(S110)、
(付記8)に記載の超音波美容装置。
コントローラは、複数の超音波振動子に、支持体によって支持されているカートリッジから所定の距離離れた焦点に集束する超音波ビームを放射させる、(付記1)乃至(付記4)のいずれか1項に記載の超音波美容装置。
空間中の焦点(FP)に集束する超音波ビーム(USW)を放射可能な超音波美容装置(1)に対して着脱可能なカートリッジ(50)であって、
液体(L)を保持する保持部(51)と、
超音波ビームの伝搬経路上に保持部が位置するようにカートリッジを超音波美容装置に連結する連結機構(52)と
を具備する、カートリッジ。
液体は、水分および美容成分を含有する、(付記11)に記載のカートリッジ。
保持部は、液体を保持可能な多孔質材を含む、(付記11)または(付記12)に記載のカートリッジ。
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
16 :超音波振動子
17 :イメージセンサ
41 :支持体
42 :ベース
50 :カートリッジ
51 :保持部
52 :連結機構
Claims (12)
- 複数の超音波振動子と、
液体を保持するカートリッジを支持可能な支持体と、
ユーザの肌を撮像した画像データに基づいて超音波ビームの空間中の焦点を決定し、且つ、前記複数の超音波振動子に、前記支持体によって支持されているカートリッジを通過して前記焦点に集束する超音波ビームを放射させることにより、前記液体を前記ユーザの肌に向けて放出するコントローラと
を具備し、
前記カートリッジは、前記支持体に対して着脱可能である、
超音波美容装置。 - 前記コントローラは、前記複数の超音波振動子に、前記ユーザの肌の表面に定められた焦点に集束する超音波ビームを放射させる、請求項1に記載の超音波美容装置。
- 前記液体は、水分および美容成分を含有する、請求項1または請求項2に記載の超音波美容装置。
- 前記カートリッジは、前記液体を保持可能な多孔質材を含む、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の超音波美容装置。
- 前記コントローラは、前記画像データから前記ユーザの指先を検出し、検出した指先が指し示す位置に基づいて前記焦点を決定する、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の超音波美容装置。
- 前記コントローラは、前記画像データから前記ユーザに付されたマーカーを検出し、検出したマーカーの位置に基づいて前記焦点を決定する、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の超音波美容装置。
- 前記コントローラは、前記画像データから前記ユーザの身体の所定の部位を検出し、検出した部位の位置に基づいて前記焦点を決定する、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の超音波美容装置。
- 前記コントローラは、
前記画像データからケア対象領域を判定し、
複数の焦点移動パターンのそれぞれを示す焦点移動情報の中から、前記ケア対象領域を含む焦点移動パターンを示す焦点移動情報を選択し、
前記選択された焦点移動情報を参照して、前記焦点を決定する、
請求項7に記載の超音波美容装置。 - 前記コントローラは、前記複数の超音波振動子に、前記支持体によって支持されているカートリッジから所定の距離離れた焦点に集束する超音波ビームを放射させる、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の超音波美容装置。
- 請求項1~請求項9の何れかに記載の超音波美容装置に対して着脱可能なカートリッジであって、
液体を保持する保持部と、
前記超音波ビームの伝搬経路上に前記保持部が位置するように前記カートリッジを前記超音波美容装置に連結する連結機構と
を具備する、カートリッジ。 - 前記液体は、水分および美容成分を含有する、請求項10に記載のカートリッジ。
- 前記保持部は、前記液体を保持可能な多孔質材を含む、請求項10または請求項11に記載のカートリッジ。
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JP2005245521A (ja) | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Japan Natural Laboratory Co Ltd | イオン導入器、超音波美顔器並びに化粧品添加物を使用する美肌又は美容システム。 |
JP2007050204A (ja) | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Motoyoshi Fujimori | 超音波美顔美容器 |
JP2012514516A (ja) | 2009-01-09 | 2012-06-28 | ピオン−テック・カンパニー・リミテッド | 機能性コールドスチーム美容器 |
WO2019065362A1 (ja) | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 学校法人日本医科大学 | 超音波治療装置 |
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