この出願の実施形態は、ネットワークリソースがネットワークスライスに割り当てられるとき、リソースが浪費され、ネットワークスライスの性能が悪いという既存の技術における問題を解決するための、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。この出願の実施形態は、対応するデバイスを更に提供する。
この出願の第1の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。要求は、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を含む。スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントにより送信された応答を受信する。応答は、サービス体感要件情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を含む。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報をネットワークデバイスに送信する。第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報は、ネットワークデバイスにより、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)ネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、運用、管理及び保守(operation, administration, and maintenance, OAM)ネットワークエレメントである。ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス、トランスポートネットワークデバイス及びネットワーク管理ネットワークエレメントのうち少なくとも1つを含む。スライス管理ネットワークエレメントがNSSFであるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントはOAMでもよい。第2のエリアに関する情報は、第1のエリアに関する情報と同じでもよく或いは異なってもよく、第2の時間に関する情報は、第1の時間に関する情報と同じでもよく或いは異なってもよい。この出願によれば、ネットワークデバイスが第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいてリソースをスケジューリングできることが、第1の態様から分かる。これは、リソーススケジューリングの精度及びネットワークリソース利用率を改善し、また、ネットワークスライスの性能を改善する。
可能な実現方式では、第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実現方式では、応答は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含んでもよく、当該方法は以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のサービス体感情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を決定する。
第2のエリアに関する情報は、第1のエリア内で最も悪いサービス体感を有するエリアを示してもよく、第2の時間に関する情報は、第1の時間内で最も悪いサービス体感を有する時間を示してもよい。この場合、リソーススケジューリングの精度及び利用率を更に改善するために、最も悪いサービス体感を有するエリア又は時間内のネットワークスライスについて、更なるリソースが優先的又は有意にスケジューリングされてもよい。逆に、第2のエリアに関する情報は、代替として、第1のエリア内で最も良いサービス体感を有するエリアを示してもよく、第2の時間に関する情報は、第1の時間内で最も良いサービス体感を有する時間を示してもよい。この場合、リソーススケジューリングの精度及び利用率を更に改善するために、最も良いサービス体感を有するエリア又は時間内のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースは、優先的又は有意に低減されてもよい。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応するスライス品質情報をネットワークデバイスに送信する。スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第2のサービス体感情報、及び第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
第2のサービス体感情報は、体感品質(Quality of Experience, QoE)情報でもよく、満足度レベル情報は、達成情報でもよく、目標サービスレベル合意要件情報は、SLA要件情報でもよい。第2のサービス体感情報及び満足度レベル情報がネットワークデバイスに更に送信され、それにより、ネットワークデバイスがより正確なリソーススケジューリングを実行できることが、第2の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第3の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、第2のエリアに関する情報は、アクセスネットワークデバイスにより、第2のエリアに関する情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングするために使用され、第2の時間に関する情報は、アクセスネットワークデバイスにより、第2の時間に関する情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングするために使用される。アクセスネットワークデバイスが、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスについてより正確にアクセスネットワークリソースをスケジューリングし得ることが、第3の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第1の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第4の可能な実現方式では、満足度レベル情報は、不満、満足又は過剰満足を含む。不満は、第2のサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報を満たさないことを意味する。満足は、第2のサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報の要件を満たすことを意味する。過剰満足は、第2のサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報を超えることを意味する。満足度レベル情報がネットワークリソーススケジューリングをより正確にできることが、第4の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第5の可能な実現方式では、要求が第3のエリアに関する情報を更に含むとき、第3のエリアに関する情報により示される第3のエリアは、第1のエリアに関する情報により示される第1のエリアを含み、第3のエリアに関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3のエリア内の第1のエリアに関する情報を要求するために使用される。要求が第3のエリアに関する情報を含み、それにより、第1のエリアを決定するための範囲が狭くなることが、第5の可能な実現方式から分かる。これは、第1のエリアを決定する効率を改善し、また、リソーススケジューリングの効率を改善する。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第6の可能な実現方式では、要求が第3の時間に関する情報を更に含むとき、第3の時間に関する情報により示される第3の時間は、第1の時間に関する情報により示される第1の時間を含み、第3の時間に関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3の時間内の第1の時間に関する情報を要求するために使用される。要求が第3の情報に関する情報を含み、それにより、第1の時間を決定するための範囲が狭くなることが、第6の可能な実現方式から分かる。これは、第1の時間を決定する効率を改善し、また、リソーススケジューリングの効率を改善する。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第6の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第7の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する前に、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの第3のサービス体感情報を取得する。第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定する。第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、目標サービスレベル合意要件に対応する。第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しない場合、リソーススケジューリングの精度を改善するために、第1の態様におけるリソース調整方法が実行される必要があると決定され得ることが、第7の可能な実現方式から分かる。
第3のサービス体感情報は、全体のネットワークスライスのサービス体感情報でもよく、或いは、全体のネットワークスライスのサービス体感情報ではなく、ネットワークスライスのエリア又は時間(例えば、第4のエリア又は第4の時間)に対応するサービス体感情報でもよい。
可能な実現方式では、第1の態様の第7の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第8の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報を目標サービスレベル合意要件情報と比較する。第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たすか或いは満たさない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定する。
可能な実現方式では、第1の態様の第8の可能な実現方式を参照して、第9の可能な実現方式では、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しない場合、スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定することは、以下を含んでもよい。第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、不満に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定し、或いは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、スライス管理ネットワークエレメントは、過剰満足に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定する。
可能な実現方式では、第1の態様の第8又は第9の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第10の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を低減し、或いは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を増加させる。この可能な実現方式では、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、これは、第1のネットワークスライスによりサービス提供できるユーザ数がより少なく、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数が低減される必要があることを示し、或いは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、これは、第1のネットワークスライスによりサービス提供できるユーザ数がより多く、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数が増加する必要があることを示す。
第3のサービス体感情報は、全体のネットワークスライスのサービス体感情報でもよく、或いは、全体のネットワークスライスのサービス体感情報ではなく、ネットワークスライスのエリア又は時間(例えば、第4のエリア又は第4の時間)に対応するサービス体感情報でもよい。
可能な実現方式では、第1の態様の第2~第10の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第11の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得する。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定する。スライス管理ネットワークエレメントは、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定する。この実現方式では、テナントにより提供される初期サービスレベル合意要件情報は、単一のグレードの要件又は複数のグレードの要件を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、初期サービスレベル合意要件情報に基づいて複数のグレードの要件を直接的又は間接的に決定し、要件から1つのグレードの要件を目標サービスレベル合意要件情報として選択してもよい。実際には、目標サービスレベル合意要件情報は、代替として初期サービスレベル合意要件情報でもよい。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第11の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第12の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感に関する要件、又はサービスのユーザ満足度割合に関する要件のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
第1の態様又は第1の態様の第1~第11の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の他の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報、第2のサービス体感情報又は第3のサービス体感情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数情報、サービスのユーザ数情報、サービスの平均ユーザ体感情報、又はサービスのユーザ満足度割合情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第12の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第13の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、サービス体感情報要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。サービス体感情報要求は、第2のネットワークスライスのサービス体感情報を要求するために使用される。サービス体感情報要求は、第2のネットワークスライスのスライス識別情報及び/又は第2のネットワークスライスに対応するサービスエリアに関する情報を含む。第2のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスと同じでもよく或いは異なってもよい。サービス体感情報要求は、加入要求又は要求(request)でもよい。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第13の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の14の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、ネットワークスライスが作成される必要があること、又はネットワークスライスが削除される必要があることを習得する。
可能な実現方式では、第1の態様又は第1の態様の第1~第14の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第15の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメイン(network domain)により引き起こされたと決定する。問題のエリアは、第1のエリア又は第2のエリアを含み、問題の時間は、第1の時間又は第2の時間を含む。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する。
第15の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントは、まず、問題のエリア及び問題の時間を引き起こすネットワークドメイン(例えば、アクセスネットワークドメイン)を正確に見つけ、次いで、問題のエリア(すなわち、第2のエリア)に関する情報及び/又は問題の時間(すなわち、第2の時間)に関する情報を、ネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信してもよい。この方法は、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリング状態を盲目的に調整することを回避し、リソーススケジューリングの精度を改善できる。
可能な実現方式では、第15の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第16の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたと決定することは、以下を含む。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得する。
スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの制御プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメントであるとき、スライス管理ネットワークエレメントが、問題のエリア及び/又は時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得するために、キャリアネットワークの管理に位置するネットワーク管理ネットワークエレメントと相互作用し得ることが、第16の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第16の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第17の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第1の信頼レベル情報を取得する。第1の信頼レベル情報は、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたという情報の信頼レベルを示すために使用される。スライス管理ネットワークエレメントは、第1の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定する。
可能な実現方式では、第1の態様の第7~第17の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第18の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定し、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する。
第18の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントは、まず、第1のネットワークスライスの第3のサービス体感が目標サービスレベル合意要件情報を満たさないネットワークドメイン(例えば、アクセスネットワークドメイン)を正確に見つけ、次いで、問題のエリア(すなわち、第2のエリア)に関する情報及び/又は問題の時間(すなわち、第2の時間)に関する情報を、ネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信してもよい。この方法は、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリング状態を盲目的に調整することを回避し、リソーススケジューリングの精度を改善できる。
可能な実現方式では、第18の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第19の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないことを習得する。
スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの制御プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメントであるとき、スライス管理ネットワークエレメントが、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないこと習得するために、キャリアネットワークの管理プレーンに位置するネットワーク管理ネットワークエレメントと相互作用し得ることが、第19の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第19の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第20の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、第2のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第2の信頼レベル情報を取得する。第2の信頼レベル情報は、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないという情報の信頼レベルを示すために使用される。スライス管理ネットワークエレメントは、第2の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定する。
可能な実現方式では、第1の態様の第15~第20の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第21の可能な実現方式では、第1のネットワークドメイン又は第2のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
この出願の第2の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を受信する。ネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)ネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、運用、管理及び保守(operation, administration, and maintenance, OAM)ネットワークエレメントである。ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス、トランスポートネットワークデバイス及びネットワーク管理ネットワークエレメントのうち少なくとも1つを含む。スライス管理ネットワークエレメントがNSSFであるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントはOAMでもよい。第2のエリアに関する情報は、第1のエリアに関する情報と同じでもよく或いは異なってもよく、第2の時間に関する情報は、第1の時間に関する情報と同じでもよく或いは異なってもよい。この出願によれば、ネットワークデバイスが第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいてリソースをスケジューリングできることが、第2の態様から分かる。これは、リソーススケジューリングの精度及びネットワークリソース利用率を改善し、また、ネットワークスライスの性能を改善する。
可能な実現方式では、第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスに対応し且つスライス管理ネットワークエレメントにより送信されたスライス品質情報を受信する。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。ネットワークデバイスは、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整する。
サービス体感情報は、体感品質(Quality of Experience, QoE)情報でもよく、満足度レベル情報は、達成情報でもよく、目標サービスレベル合意要件情報は、SLA要件情報でもよい。ネットワークデバイスが、サービス体感情報及び/又は満足度レベル情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースをより正確に調整してもよく、それにより、ネットワークデバイスがより正確なリソーススケジューリングを実行できることが、この可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第2の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2のエリアは、第2のエリアに関する情報により示されるエリアである。
可能な実現方式では、第2の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第3の可能な実現方式では、第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
可能な実現方式では、第2の態様の第1~第3の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第4の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2の時間は、第2の時間に関する情報により示される時間である。
可能な実現方式では、第の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第5の可能な実現方式では、第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
可能な実現方式では、第2の態様の第1~第3の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第5の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報、及び目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2のエリアは、第2のエリアに関する情報により示されるエリアであり、第2の時間は、第2の時間に関する情報により示される時間である。
可能な実現方式では、第2の態様の第1~第6の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第6の可能な実現方式では、ネットワークデバイスが、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークリソースのためにスケジューリングされたリソースを調整することは、以下を含んでもよい。第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのための更なるリソースをスケジューリングし、或いは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを低減する。第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、これは、第1のネットワークスライスのリソースが不十分であることを示し、更なるリソースが第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされる必要があることが、この可能な実現方式から分かる。第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、これは、第1のネットワークスライスのリソースが冗長であることを示し、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースが低減される必要があることを示す。このように、リソース利用率が改善できる。
可能な実現方式では、第2の態様又は第2の態様の第1~第6の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第7の可能な実現方式では、ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス、トランスポートネットワークデバイス及びネットワーク管理ネットワークエレメントのうち少なくとも1つを含む。
可能な実現方式では、第2の態様又は第2の態様の第1~第7の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第8の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、アクセスネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングするか、或いは、アクセスネットワークデバイスは、第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングする。
この出願の第3の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された要求を受信する。要求は、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を含む。データ分析ネットワークエレメントは、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を決定する。データ分析ネットワークエレメントは、応答をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。応答は、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を含む。
データ分析ネットワークエレメントは、キャリアネットワークデータ又はサービスデータを分析可能なネットワークエレメントであり、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function, NWDAF)ネットワークエレメントでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントは、管理データ分析システム(Management Data Analytic System, MDAS)ネットワークエレメントでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能ネットワークエレメントNSSFである。スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、運用、管理及び保守ネットワークエレメントOAMである。データ分析ネットワークエレメントが、ネットワークデバイスがより正確なリソーススケジューリングを実行するのを助けるために、第1のネットワークスライスの第1の問題のエリアに関する情報及び/又は第1のネットワークスライスの第1の問題の時間に関する情報を決定し得ることが、第3の態様から分かる。
可能な実現方式では、第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を決定する。応答は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含んでもよい。
可能な実現方式では、第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第2の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、正のサービス体感要件情報及び/又は負のサービス体感要件情報を含む。正のサービス体感要件情報は、第1のサービスレベル合意要件情報が過剰に満たされるフィルタ情報であり、負のサービス体感要件情報は、第2のサービスレベル合意要件情報が満たされないフィルタ情報である。
可能な実現方式では、第3の態様又は第3の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第3の可能な実現方式では、要求が第3のエリアに関する情報を更に含むとき、第3のエリアに関する情報により示される第3のエリアは、第1のエリアに関する情報により示される第1のエリアを含み、当該方法は以下を更に含んでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、第3のエリアに関する情報に基づいて、サービス体感要件情報に対応する第3のエリア内の第1のエリアに関する情報を取得する。要求が第3のエリアに関する情報を搬送し、それにより、検索可能な範囲が狭くなり、データ分析ネットワークエレメントが第1のエリアに関する情報を迅速に決定するのを助けることが、この可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第3の態様又は第3の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第4の可能な実現方式では、要求が第3の時間に関する情報を更に含むとき、第3の時間に関する情報により示される第3の時間は、第1の時間に関する情報により示される第1の時間を含み、当該方法は以下を更に含んでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、第3の時間に関する情報に基づいて、第3の時間に関する情報からサービス体感要件情報に対応する第1の時間に関する情報を取得する。要求が第3の時間に関する情報を搬送し、それにより、検索可能な範囲が狭くなり、データ分析ネットワークエレメントが第1の時間に関する情報を迅速に決定するのを助けることが、この可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第3の態様又は第3の態様の第1~第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第5の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感に関する要件、又はサービスのユーザ満足度割合に関する要件のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
可能な実現方式では、第3の態様又は第3の態様の第1~第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第6の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数情報、サービスのユーザ数情報、サービスの平均ユーザ体感情報、又はサービスのユーザ満足度割合情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願の第4の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスのリソース構成情報を受信する。リソース構成情報は、最大リソース構成情報(maximum resource configuration information)及び/又は保証リソース構成情報(guarantee resource configuration information)を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークリソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスであり、例えば、OAM又はNSSFでもよい。ネットワークリソースがネットワークスライスに結び付けられる必要がないことが、第4の態様から分かる。言い換えると、ネットワークリソースは指定のネットワークスライスのために構成されない。第4の態様において提供されるネットワークリソーススケジューリング方法によれば、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより示される最大利用可能リソース数により制限され、ネットワークデバイスは、保証された利用可能リソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングしてもよい。当該方法によれば、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスにより実際に必要とされるリソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを柔軟にスケジューリングし、ネットワークスライスがリソースを必要とするときにネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることを約束し、スケジューリングされたリソース数は、保証された利用可能リソース数以上である。いくつかの緊急事態では、ネットワークスライスは、リソースを使用することを更に許可されてもよく、使用されるリソース数は、最大利用可能リソース数以下である。当該方法は、ネットワークスライスが利用可能リソースを有することを保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
可能な実現方式では、第4の態様を参照して、第4の態様の第1の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースは、第2のネットワークスライスにより使用されることを許可される。第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースが、代替として、第2のネットワークスライスにより使用されてもよいことが、この可能な実現方式から分かる。特に、第1のネットワークスライスが過剰なリソースを使用する必要がないとき、第1のネットワークスライスがリソースを必要とするときにリソースが第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされ、スケジューリングされたリソース数が保証された利用可能リソース数以上であることが保証できるという条件で、保証された利用可能リソース数内の残りのリソースは、他のネットワークスライスにより使用されることを許可される。当該方法は、リソース利用の柔軟性を改善する。
可能な実現方式では、第4の態様又は第4の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第2の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は最大エアインタフェースリソース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報である。
可能な実現方式では、第4の態様又は第4の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第3の可能な実現方式では、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、最大リソース構成情報により制限される数の範囲内で、保証リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのための保証された利用可能リソースを優先的にスケジューリングする。
可能な実現方式では、第4の態様又は第4の態様の第1~第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第4の態様の可能な実現方式では、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報である。ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1の時間内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
第1の時間は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれてもよく、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の外側において予め交渉されてもよく或いは含まれてもよく、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれる必要はない。
可能な実現方式では、第4の態様又は第4の態様の第1~第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第5の可能な実現方式では、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報である。ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1のエリア内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。第1のエリアは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれてもよく、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の外側において予め交渉されてもよく或いは含まれてもよく、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれる必要はない。
可能な実現方式では、第4の態様又は第4の態様の第1~第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第6の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスに対応し且つスライス管理ネットワークエレメントにより送信されたスライス品質情報を受信する。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。ネットワークデバイスは、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整する。
可能な実現方式では、第4の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第7の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
可能な実現方式では、第4の態様の第7の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第8の可能な実現方式では、第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
可能な実現方式では、第4の態様の第7又は第8の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第9の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
可能な実現方式では、第4の態様の第9の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第10の可能な実現方式では、第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
可能な実現方式では、第4の態様の第9の可能な実現方式を参照して、第4の態様の第11の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するサービス体感情報、第1のネットワークスライスの第2の時間に対応するサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報、及び目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
可能な実現方式では、第4の態様の第6~第11の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第12の可能な実現方式では、ネットワークデバイスが、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークリソースのためにスケジューリングされたリソースを調整することは、以下を含んでもよい。第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのための更なるリソースをスケジューリングし、或いは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを低減する。
この出願の第5の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定する。リソース構成情報は、最大リソース構成情報(maximum resource configuration information)及び/又は保証リソース構成情報(guarantee resource configuration information)を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。リソース構成情報は、ネットワークデバイスにより、リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークリソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスであり、例えば、OAM又はNSSFでもよい。ネットワークリソースがネットワークスライスに結び付けられる必要がないことが、第5の態様から分かる。言い換えると、ネットワークリソースは指定のネットワークスライスのために構成されない。ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含む。第5の態様において提供されるネットワークリソーススケジューリング方法によれば、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより示される最大利用可能リソース数により制限され、ネットワークデバイスは、保証された利用可能リソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングしてもよい。当該方法によれば、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスにより実際に必要とされるリソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを柔軟にスケジューリングし、ネットワークスライスがリソースを必要とするときにネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることを約束し、スケジューリングされたリソース数は、保証された利用可能リソース数以上である。いくつかの緊急事態では、ネットワークスライスは、リソースを使用することを更に許可されてもよく、使用されるリソース数は、最大利用可能リソース数以下である。当該方法は、ネットワークスライスが利用可能リソースを有することを保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
可能な実現方式では、第5の態様を参照して、第5の態様の第1の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は最大エアインタフェースリソース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報である。
可能な実現方式では、第5の態様又は第5の態様の第1の態様の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第2の態様の可能な実現方式では、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるか、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報である。
第1の時間は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれてもよく、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の外側において予め交渉されてもよく或いは含まれてもよく、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれる必要はない。
可能な実現方式では、第5の態様又は第5の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第3の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定する。
可能な実現方式では、第5の態様又は第5の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第5の態様の第4の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報を取得する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報及びスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、更新されたリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。
可能な実現方式では、第5の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第5の可能な実現方式では、リソースに関する情報は、第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するリソースに関する情報を含む。第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、スライス品質情報及び第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに対応するリソースに関する情報及び第2のエリアに対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
可能な実現方式では、第5の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第6の可能な実現方式では、リソースに関する情報は、第1のネットワークスライスの第2の時間に対応するリソースに関する情報を含む。第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、スライス品質情報及び第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2の時間に対応するリソースに関する情報及び第2の時間に対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
可能な実現方式では、第5の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第5の態様の第7の可能な実現方式では、リソースに関する情報は、第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するリソースに関する情報、及び第1のネットワークスライスの第2の時間に対応するリソースに関する情報を含む。第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報及びスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに対応するリソースに関する情報、第2の時間に対応するリソースに関する情報、第2のエリアに対応するサービス体感情報、及び第2の時間に対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
可能な実現方式では、第5の態様の第4~第7の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第5の態様の第8の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を更新し、それにより、更新された最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソース未満ではない。
可能な実現方式では、第5の態様の第4~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第5の態様の第9の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメント又はデータ分析デバイスからスライス品質情報を取得する。
この出願の第6の態様は、ネットワークスライスのためのユーザ数制御方法を提供する。当該方法は、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を受信する。指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報又はユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用される。スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)ネットワークエレメントである。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、リソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスででもよく、例えば、OAMでもよい。ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数が、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて制御されてもよく、それにより、ユーザ数制御の精度が改善できることが、第6の態様から分かる。
可能な実現方式では、第6の態様を参照して、第6の態様の第1の可能な実現方式では、指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報を示すために使用され、スライス管理ネットワークエレメントが、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザ数制限情報に基づいて、状態情報に対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。この可能な実現方式では、異なる状態情報は、異なる制御モードに対応する。したがって、ユーザ数制御は、状態情報に基づいて正確に実行できる。
可能な実現方式では、第6の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第2の可能な実現方式では、状態情報は、テスト状態又は安定状態を含む。
可能な実現方式では、第6の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第3の可能な実現方式では、状態情報がテスト状態であるとき、制御モードは、段階的制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、段階的な方式でユーザをターゲットネットワークスライスに接続してもよく、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であり、或いは、段階的な方式でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去してもよい。
可能な実現方式では、第6の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第4の可能な実現方式では、状態情報が安定状態であるとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。具体的には、ターゲットネットワークスライスの安定状態に基づいて、スライス管理ネットワークエレメントは、一度にユーザをターゲットネットワークスライスに接続してもよく、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であり、或いは、一度にターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去してもよい。
可能な実現方式では、第6の態様を参照して、第6の態様の第5の可能な実現方式では、指示情報は、ユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用され、スライス管理ネットワークエレメントが、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザ数制限情報に基づいて、信頼レベルに対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
可能な実現方式では、第6の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第6の可能な実現方式では、信頼性が信頼性要件を満たさないとき、制御モードは、段階的制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、段階的な方式でユーザをターゲットネットワークスライスに接続し、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であるか、或いは、段階的な方式でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去する。
可能な実現方式では、第6の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第7の可能な実現方式では、信頼性が信頼性要件を満たすとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、一度にユーザをターゲットネットワークスライスに接続し、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であるか、或いは、一度にターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去する。
可能な実現方式では、第6の態様又は第6の態様の第1~第7の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第8の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を受信することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を受信する。サービスレベル合意要件情報は、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を含む。明らかに、ネットワーク管理ネットワークエレメントによりスライス管理ネットワークエレメントに送信されたターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報が、ユーザ数制限情報を含まない場合、ユーザ数制限情報は別途送信されてもよく、ターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報と共に送信されてもよい。
可能な実現方式では、第6の態様又は第6の態様の第1~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第9の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を受信することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信され且つターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報を受信する。スライス管理ネットワークエレメントが、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
可能な実現方式では、第6の態様又は第6の態様の第1~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第10の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を受信することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信され且つ時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報を受信する。スライス管理ネットワークエレメントが、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
可能な実現方式では、第6の態様又は第6の態様の第1~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第11の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を受信することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信され且つターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報、及びネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信され且つターゲットネットワークスライスの時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報を受信する。スライス管理ネットワークエレメントが、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、エリアに関する情報により示されるエリア内で且つ時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
可能な実現方式では、第6の態様又は第6の態様の第1~第11の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第12の可能な実現方式では、ユーザ数制限情報は、オンラインユーザ数制限情報及び/又は登録ユーザ数制限情報を含む。
この出願の第7の態様は、ネットワークスライスのためのユーザ数制御方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を決定する。指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報又はユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。指示情報及びユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、リソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスででもよく、例えば、OAMでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、NSSFである。ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数が、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて制御されてもよく、それにより、ユーザ数制御の精度が改善できることが、第7の態様から分かる。
可能な実現方式では、第7の態様を参照して、第7の態様の第1の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を決定することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を取得する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、サービスレベル合意要件情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を決定する。
可能な実現方式では、第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第2の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。エリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
可能な実現方式では、第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第3の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスの時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報は、時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
可能な実現方式では、第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第4の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報、ターゲットネットワークスライスの時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。エリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報は、時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
可能な実現方式では、第7の態様又は第7の態様の第1~第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第7の態様の第5の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。スライス品質情報は、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報及び/又はサービスレベル合意要件情報に対するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス品質情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新する。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、更新されたユーザ数制限情報又は指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
可能な実現方式では、第7の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第6の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ターゲットネットワークスライスのスライス品質情報を取得することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメント又はデータ分析ネットワークエレメントからスライス品質情報を取得する。
可能な実現方式では、第7の態様の第5又は第6の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第7の可能な実現方式では、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報は、エリアに関する情報により示されるエリアに対応するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報を含み、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、スライス品質情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、エリアに関する情報により示されるエリアに対応するサービス体感情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新する。
可能な実現方式では、第7の態様の第5又は第6の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第8の可能な実現方式では、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報は、時間に関する情報により示される時間に対応するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報を含み、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、スライス品質情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、時間に関する情報により示される時間に対応するサービス体感情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新する。
可能な実現方式では、第7の態様の第5又は第6の可能な実現方式を参照して、第7の態様の第8の可能な実現方式では、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報は、エリアに関する情報により示されるエリアに対応するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報、及び時間に関する情報により示される時間に対応するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報を含み、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、スライス品質情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新することは、以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、エリアに関する情報により示されるエリアに対応するサービス体感情報、及び時間に関する情報により示される時間に対応するサービス体感情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報又は指示情報を更新する。
この出願の第8の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供する。スライス管理ネットワークエレメントは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第9の態様は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第10の態様は、データ分析ネットワークエレメントを提供する。データ分析ネットワークエレメントは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、データ分析ネットワークエレメントは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第11の態様は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第12の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第13の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供する。スライス管理ネットワークエレメントは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第14の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第15の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第16の態様は、ネットワークデバイスを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第17の態様は、データ分析ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第18の態様は、ネットワークデバイスを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第19の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第20の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第21の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第22の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第23の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第24の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第25の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第26の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第27の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第28の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第29の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第30の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第31の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第32の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第33の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第34の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第35の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第36の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、スライス管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、スライス管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第37の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワークデバイスをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワークデバイスに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第38の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、データ分析ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、データ分析ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第39の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワークデバイスをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワークデバイスに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第40の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワーク管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワーク管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第41の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、スライス管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、スライス管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第42の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワーク管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワーク管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
第8の態様、第15の態様、第22の態様、第29の態様及び第36の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第1の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第9の態様、第16の態様、第23の態様、第30の態様及び第37の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第2の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第10の態様、第17の態様、第24の態様、第31の態様及び第38の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第3の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第11の態様、第18の態様、第25の態様、第32の態様及び第39の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第4の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第12の態様、第19の態様、第26の態様、第33の態様及び第40の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第5の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第13の態様、第20の態様、第27の態様、第34の態様及び第41の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第6の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第14の態様、第21の態様、第28の態様、第35の態様及び第42の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第7の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
この出願の第43の態様は、通信システムを提供する。通信システムは、
第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたスライス管理ネットワークエレメントと、
第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたネットワークデバイスと、
第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたデータ分析ネットワークエレメントと
を含む。
この出願の第44の態様は、通信システムを提供する。通信システムは、
第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたネットワークデバイスと、
第5の態様又は第5の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたネットワーク管理ネットワークエレメントと
を含む。
この出願の第45の態様は、通信システムを提供する。通信システムは、
第6の態様又は第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたスライス管理ネットワークエレメントと、
第7の態様又は第7の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成されたネットワーク管理ネットワークエレメントと
を含む。
この出願の実施形態では、リソースがネットワークスライスのためにスケジューリングされるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、参照される必要があるエリアに関する情報及び/又は時間に関する情報をネットワークデバイスに送信し、それにより、ネットワークデバイスは、エリアに関する情報及び/又は時間に関する情報に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングできる。このように、正確なリソーススケジューリングが実現され、ネットワークリソース利用率が改善され、ネットワークスライスの性能も改善される。
この出願の第46の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。第1のネットワークスライスの状態情報は、第1のネットワークスライスが未署名サービスレベル合意(service level agreement, SLA)状態又は署名済みSLA状態にあることを含む。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
未署名SLA状態は、テスト状態又は新規作成状態を含む。署名済みSLA状態は、安定状態を含む。ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス又はトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含んでもよい。ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態にあるか署名済みSLA状態にあるかに基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよく、それにより、スケジューリング精度を改善することが、第46の態様から分かる。
可能な実現方式では、第46の態様を参照して、第46の態様の第1の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのエアインタフェースリソースをスケジューリングする。
可能な実現方式では、第46の態様又は第46の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第46の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワークデバイスは、第2のネットワークスライスの状態情報が、第2のネットワークスライスが署名済みSLA状態にあると決定する。第1のネットワークスライスの状態情報が、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態にあるとき、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスよりも優先して、第2のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
ネットワークデバイスが、SLAが署名されたネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングすることが、第46の態様の第2の可能な実現方式から分かる。このように、SLAが署名されていないネットワークスライスが、SLAが署名されたネットワークスライスに影響を与えることを防止できる。第1のネットワークスライスは未署名SLA状態にあるので、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためのリソーススケジューリングの優先度を低減してもよい。言い換えると、ネットワークデバイスは、SLAが署名された他のネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングし、残りのリソースが存在するときにのみ、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
可能な実現方式では、第46の態様又は第46の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第46の態様の第3の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワークデバイスは、第2のネットワークスライスの状態情報が、第2のネットワークスライスが未署名SLA状態にあると決定する。
第1のネットワークスライスの状態情報が、第1のネットワークスライスが署名済みSLA状態にあるとき、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、第2のネットワークスライスよりも優先して、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
第1のネットワークスライスが署名済みSLA状態にあること、又は第1のネットワークスライスが未署名SLA状態から署名済みSLA状態に入ったことをネットワークデバイスが習得した場合、他の新たに確立されたネットワークスライスが第1のネットワークスライスのリソースを先取りすることを防止するために、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのためのリソーススケジューリングの優先順位を増加させることが、第46の態様の第3の可能な実現方式から分かる。
可能な実現方式では、第46の態様又は第46の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第46の態様の第4の可能な実現方式では、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報を決定することは、以下を含んでもよい。ネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの状態指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。状態指示情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を含む。
可能な実現方式では、第46の態様又は第46の態様の第1~第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第46の態様の第5の態様の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスのリソース構成情報を受信する。リソース構成情報は、最大リソース構成情報(maximum resource configuration information)及び/又は保証リソース構成情報(guarantee resource configuration information)を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報及び第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を更に含んでもよい。
可能な実現方式では、第46の態様の第5の可能な実現方式を参照して、第46の態様の第6の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は、最大エアインタフェース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェース構成情報である。
この出願の第47の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。第1のネットワークスライスの状態情報は、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態又は署名済みSLA状態にあることを含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報をネットワークデバイスに送信する。第1のネットワークスライスの状態情報は、ネットワークデバイスにより、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
未署名SLA状態は、テスト状態又は新規作成状態を含んでもよい。署名済みSLA状態は、安定状態を含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークリソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスであり、例えば、OAM、NSSF又はNSMFでもよい。ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス又はトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスの状態情報をネットワークデバイスに適時に通知でき、それにより、ネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのSLA状態に基づいて、対応するリソーススケジューリングを実行することが、第46の態様から分かる。
可能な実現方式では、第47の態様を参照して、第47の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定する。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。リソース構成情報は、ネットワークデバイスにより、リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を更に含んでもよい。
可能な実現方式では、第47の態様又は第47の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第47の態様の第2の可能な実現方式では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は、最大エアインタフェース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェース構成情報である。
可能な実現方式では、第47の態様の第1又は第2の可能な実現方式を参照して、第47の態様の第3の可能な実現方式では、リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を含む。
この出願の第48の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信する。スライス品質情報は、ネットワークデバイスにより、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
スライス管理ネットワークエレメントが、まず、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たすことができないネットワークドメイン(例えば、アクセスネットワークドメイン)を正確に見つけ、次いで、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワークドメイン内のネットワークデバイスに提供し、それにより、ネットワークドメイン内のネットワークデバイスがリソーススケジューリングを調整できることが、第48の態様から分かる。当該方法は、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリング状態を盲目的に調整することを回避し、リソーススケジューリングの精度を改善できる。
可能な実現方式では、第48の態様を参照して、第48の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。
可能な実現方式では、第48の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第48の態様の第2の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのスライス品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報であるとき、当該方法は、以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定する。
可能な実現方式では、第48の態様、第48の態様の第1の可能な実現方式又は第2の可能な実現を参照して、第48の態様の第3の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第48の態様の第4の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定することは、以下を含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから指示情報を取得する。指示情報は、第1のネットワークドメインのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすことを示すために使用される。
スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
可能な実現方式では、第48の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第48の態様の第5の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントから指示情報を取得することは、以下を含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、要求メッセージをネットワーク管理ネットワークエレメントに送信する。要求メッセージは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか又は過剰に満たすネットワークドメインを要求するために使用される。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された応答メッセージを受信する。応答メッセージは、指示情報を含む。
可能な実現方式では、第48の態様の第4又は第5の可能な実現方式を参照して、第48の態様の第6の可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから信頼レベル情報を取得する。信頼レベル情報は、指示情報の信頼レベルを示すために使用される。
スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信することは、以下を含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、信頼レベル情報に基づいて、第1ネットワークスライスのスライス品質情報を第1ネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信する。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第48の態様の第7の可能な実現方式では、サービス体感情報は、エリアに関する情報及び/又は時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。エリアに関する情報は、問題のエリアに関する情報でもよく、時間に関する情報は、問題の時間に関する情報でもよい。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~7の可能な実現方式を参照して、第48の態様の第8の可能な実現方式では、満足度レベル情報は、不満、満足又は過剰満足を含む。
可能な実現方式では、第48の態様の又は第48の態様の第1~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第48の態様の第9の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得する。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定する。スライス管理ネットワークエレメントは、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定する。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~第9の可能な実現方式を参照して、第48の態様の第10の可能な実現方式では、第1のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~第10の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第48の態様の第11の可能な実現方式では、ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含む。
可能な実現方式では、第48の態様又は第48の態様の第1~第11の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第48の態様の第12の可能な実現方式では、サービスレベル合意要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数要件情報、サービスの平均ユーザ体感要件情報及びサービスのユーザ満足度割合要件情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対するユーザ体感が、サービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願の第49の態様は、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。指示情報は、第1のネットワークドメインのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすことを示すために使用される。
スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たす第1のネットワークドメイン、例えば、アクセスネットワークドメインを通知されてもよく、それにより、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリングが盲目的に調整されることを防止でき、リソーススケジューリングの精度が改善できることが、第49の態様から分かる。
可能な実現方式では、第49の態様を参照して、第49の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、信頼レベル情報を決定する。信頼レベル情報は、指示情報の信頼レベルを示すために使用される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、信頼レベル情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第49の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
可能な実現方式では、第49の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第49の態様の第3の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのスライス品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報であるとき、当該方法は以下を更に含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定する。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第3の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第4の態様の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する前に、当該方法は以下を更に含んでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第4の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第5の可能な実現方式では、サービス体感情報は、エリアに関する情報及び/又は時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第6の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントが指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する前に、当該方法は以下を更に含む。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された要求メッセージを受信する。要求メッセージは、サービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすネットワークドメインを要求するために使用される。
ネットワーク管理ネットワークエレメントが指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信することは、以下を含む。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、応答メッセージをスライス管理ネットワークエレメントに送信する。応答メッセージは、指示情報を含む。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第6の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第7の可能な実現方式では、当該方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得する。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定する。
スライス管理ネットワークエレメントは、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定する。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第7の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第8の可能な実現方式では、第1のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
可能な実現方式では、第49の態様又は第49の態様の第1~第8の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第49の態様の第9の可能な実現方式では、サービスレベル合意要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数要件情報、サービスの平均ユーザ体感要件情報及びサービスのユーザ満足度割合要件情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願の第50の態様は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第51の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第52の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供する。スライス管理ネットワークエレメントは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第53の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つによる、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに従って、ネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成されたユニット又はモジュール、例えば、受信ユニット、送信ユニット及び処理ユニットを含んでもよい。
この出願の第54の態様は、ネットワークデバイスを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第55の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第56の態様は、スライス管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第57の態様は、ネットワーク管理ネットワークエレメントを提供し、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、トランシーバ、及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行できるコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第58の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第59の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第60の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第61の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第62の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第63の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第64の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第65の態様は、1つ以上のコンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されたとき、プロセッサは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行する。
この出願の第66の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第46の態様又は第46の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワークデバイスをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワークデバイスに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第67の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第47の態様又は第47の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワーク管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワーク管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第68の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第48の態様又は第48の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、スライス管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、スライス管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
この出願の第69の態様は、チップシステムを提供する。チップシステムは、第49の態様又は第49の態様の可能な実現方式のうちいずれかの1つにおける機能を実現する際に、ネットワーク管理ネットワークエレメントをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な実現方式では、チップシステムは、メモリを更に含んでもよい。メモリは、ネットワーク管理ネットワークエレメントに必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他の個別デバイスを含んでもよい。
第50の態様、第54の態様、第58の態様、第62の態様及び第66の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第46の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第51の態様、第55の態様、第59の態様、第63の態様及び第67の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第47の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第52の態様、第56の態様、第60の態様、第64の態様及び第68の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第48の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第53の態様、第57の態様、第61の態様、第65の態様及び第69の態様におけるいずれかの実現方式によりもたらされる技術的効果については、第49の態様における異なる実現方式によりもたらされる技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
この出願の明細書、特許請求の範囲及び添付の図面において、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」のような用語は、同様の対象物の間を区別することを意図しているが、必ずしも特定の順序又は配列を示すとは限らない。このようなに使用される用語は、適切な状況において交換可能であり、これは、この出願の実施形態において同じ属性を有する対象物を記述するための単なる区別方式であることが理解されるべきである。さらに、「含む」、「有する」という用語及びいずれかの他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意味し、それにより、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイスは、必ずしもこれらのユニットに限定されるものではなく、このようなプロセス、方法、製品又はデバイスに明示的に列挙されていないか或いは固有の他のユニットを含んでもよい。
ネットワークスライス形式が第5世代(5th generation, 5G)ネットワークにおいて使用され、それにより、適切な特徴のネットワークリソースが、異なる要件を有するサービスに割り当てられる。異なるサービスの要件は異なり、ネットワークスライスのタイプも異なる。図1に示すように、いくつかのタイプのネットワークスライス、及びネットワークスライスのタイプとテナントとネットワークリソースとの間の対応関係が記述されている。明らかに、この出願の実施形態において提供される解決策は5Gネットワークに限定されず、ネットワークスライスを含む全てのネットワークに適用可能である。
図1は、この出願の実施形態によるネットワークスライスのシナリオの概略図である。
図1に示すように、複数の異なるタイプのネットワークスライス、例えば、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)、超高信頼性低遅延通信(ultra high-reliability and low-latency communication, URLLC)、及び大規模のモノのインターネット(massive internet of things, mIoT)が存在する。明らかに、ネットワークスライスは、ここに記載のいくつかのタイプに限定されず、ネットワークスライスは、テナント定義タイプを更に有してもよい。
各タイプのネットワークスライスは、それ自身の特性を有し、異なる分野に適用可能である。例は以下の通りである。
eMBBは、超高解像度ビデオ、ホログラフィック技術、拡張現実及び仮想現実のようなアプリケーションに主に使用され、ネットワーク帯域幅及びネットワーク速度に対して高い要件を有する。
URLLCは、無人運転、車両のインターネット、自動工場及び遠隔医療のような分野で主に使用され、低遅延及び高信頼性を要求する。
mIoTは、測定、建設、農業、物流、スマートシティ及び家庭のような分野で大規模のモノのインターネットのセンサを配備するために主に使用され、遅延及び移動性に対して高い要件を有さない。
テナントは、要件に基づいて様々なタイプのネットワークスライスを貸すことができる。ほとんどのテナントは、様々なアプリケーションを提供する企業である。
ネットワークスライスは、実際には、無線アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース及び送信リソースの分割である。異なるタイプのスライスがユーザにサービスを提供するとき、対応する無線アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース及び送信リソースが、ユーザのためにサービスサポートを提供する。
この出願におけるネットワークスライスはまた、略称でスライスとも呼ばれ、スライス、スライスインスタンス又はスライスサブインスタンスを含むが、これらに限定されない。スライスは、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information, S-NSSAI)IDを使用することにより一意に識別されてもよく、スライスインスタンスは、ネットワークスライス情報(network slice information, NSI)IDを使用することにより一意に識別されてもよく、スライスサブインスタンスは、ネットワークスライス選択情報(network slice selection information, NSSI)IDを使用することにより一意に識別されてもよい。
ネットワークスライスのリソースは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより管理及び制御される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークリソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスである。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、運用、管理及び保守OAMネットワークエレメントでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、ネットワークスライス選択機能NSSFネットワークエレメントでもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの実際の状態に基づいて、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、トランスポートネットワークデバイス又は他のスライス管理ネットワークエレメントのようなネットワークデバイスに通知し、ネットワークスライスの対応するリソースを調整してもよい。
ネットワークスライスのリソースを管理及び制御するとき、スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントからネットワークスライスの関連情報、例えば、ネットワークスライスに対応するエリアに関する情報、又はネットワークスライスに対応する時間に関する情報を更に取得してもよく、それにより、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスに対応するエリアに関する情報、又はネットワークスライスに対応する時間に関する情報に基づいて、リソースをスケジューリングしてもよい。これは、リソーススケジューリングの精度及び利用率を改善し、また、ネットワークスライスの性能を改善し得る。データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワークエレメントでもよく、また、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントは、MDASでもよい。
図2は、この出願の実施形態による、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の実施形態の概略図である。
図2に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の実施形態は、以下のステップを含んでもよい。
101:スライス管理ネットワークエレメントは、要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。要求は、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を含む。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)ネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、運用、管理及び保守(OAM)ネットワークエレメントである。データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワークエレメントでもよく、また、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントは、MDASでもよい。
第1のネットワークスライスは、キャリアネットワーク内のいずれかのネットワークスライスでもよく、テスト状態の新規に作成されたネットワークスライスでもよく、或いは、安定状態のネットワークスライスでもよい。
第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、以下の情報、すなわち、
第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感に関する要件、又はサービスのユーザ満足度割合に関する要件のうち少なくとも1つを含んでもよく、サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。ユーザ数に関する要件は、ユーザ数に関するフィルタの要件でもよく、ユーザ数に関する要件は、登録ユーザ数に関する要件及び/又はオンラインユーザ数に関する要件を含んでもよい。サービスの平均ユーザ体感に関する要件は、サービスの平均ユーザ体感に関するフィルタ要件でもよく、サービスの平均ユーザ体感に関する要件は、平均オピニオンスコア(Mean Opinion Score, MOS)に関するフィルタ要件を含んでもよい。サービスのユーザ満足度割合に関する要件は、サービスのユーザ満足度割合に関するフィルタ要件でもよい。
第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、目標サービスレベル合意要件情報に対応する情報を意味する。
目標サービスレベル合意要件情報は、第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感に関する要件、又はサービスのユーザ満足度割合に関する要件を含み、サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。ユーザ数に関する要件は、登録ユーザ数に関する要件及び/又はオンラインユーザ数に関する要件を含んでもよい。サービスの平均ユーザ体感に関する要件は、サービスの平均ユーザ体感に関する要件でもよく、サービスの平均ユーザ体感に関する要件は、平均オピニオンスコア(Mean Opinion Score, MOS)を含んでもよい。サービスのユーザ満足度割合に関する要件は、サービスのユーザ満足度割合に関する要件でもよい。
サービス体感要件情報は、第1のネットワークスライスの問題のエリア及び/又は時間をフィルタリングするために使用される。
第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、正のサービス体感要件情報及び/又は負のサービス体感要件情報を含んでもよい。正のサービス体感要件情報は、第1のサービスレベル合意要件情報が過剰に満たされるフィルタ情報であり、負のサービス体感要件情報は、第2のサービスレベル合意要件情報が満たされないフィルタ情報である。
第1のサービスレベル合意要件情報及び第2のサービスレベル合意要件情報は、目標サービスレベル合意要件情報と同じでもよく或いは異なってもよい。
例えば、目標サービスレベル合意要件は、スライスの登録ユーザの最大数が1,000,000に等しく、サービスの平均MOSが3に等しく、サービスのユーザ満足度割合が90%に等しいことである。
可能な設計では、第1のサービスレベル合意要件情報及び第2のサービスレベル合意要件情報が目標サービスレベル合意要件情報と同じであるとき、正のサービス体感要件情報は、スライスの登録ユーザの最大数が1,000,000よりも大きく、サービスの平均MOSが3よりも大きく、サービスのユーザ満足度割合が90%よりも大きいことであり、負のサービス体感要件情報は、スライスの登録ユーザの最大数が1,000,000未満であり、サービスの平均MOSが3未満であり、ユーザ満足度割合が90%未満であることである。
他の可能な設計では、第1のサービスレベル合意要件情報又は第2のサービスレベル合意要件情報が目標サービスレベル合意要件情報と異なるとき、正のサービス体感要件情報は、スライスの登録ユーザの最大数が1,200,000よりも大きく、サービスの平均MOSが4よりも大きく、サービスのユーザ満足度割合が95%よりも大きいことであり、負のサービス体感要件情報は、スライスの登録ユーザの最大数が800,000未満であり、サービスの平均MOSが2.5未満であり、ユーザ満足度割合が85%未満であることである。
可能な実現方式では、目標サービスレベル合意要件情報は、以下の方式で決定されてもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得する。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定する。
スライス管理ネットワークエレメントは、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定する。
スライス管理ネットワークエレメントは、テナント、ネットワーク管理ネットワークエレメント又はキャリア構成情報から、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得してもよい。
可能な設計では、初期サービスレベル合意要件情報は複数のグレードを有する。例は以下の通りである。
1:登録ユーザの最大数は1,050,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は95%に等しい。
2:登録ユーザの最大数は1,000,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は90%に等しい。
3:登録ユーザの最大数は950,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は85%に等しい。
4:登録ユーザの最大数は900,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は80%に等しい。
この場合、スライス管理ネットワークエレメントは、初期サービスレベル合意要件情報内の1つのグレードのサービスレベル合意要件情報を、目標サービスレベル合意要件情報として直接決定してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、目標サービスレベル合意要件情報が、登録ユーザの最大数が950,000に等しく、サービスの平均MOSが3に等しく、サービスのユーザ満足度割合が85%であると決定する。
他の可能な実現方式では、初期サービスレベル合意要件情報は1つのグレードのみを有する。例えば、登録ユーザの最大数は1,000,000であり、サービスの平均MOSは3であり、サービスのユーザ満足度割合は90%である。この場合、スライス管理ネットワークエレメントは、初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、複数のグレードのサービスレベル合意要件情報を決定してもよい。例は以下の通りである。
1:登録ユーザの最大数は1,050,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は95%に等しい。
2:登録ユーザの最大数は1,000,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は90%に等しい。
3:登録ユーザの最大数は950,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は85%に等しい。
4:登録ユーザの最大数は900,000に等しく、サービスの平均MOSは3に等しく、サービスのユーザ満足度割合は80%に等しい。
次いで、スライス管理ネットワークエレメントは、複数のグレードのサービスレベル合意要件情報内の1つのグレードのサービスレベル合意要件情報を、目標サービスレベル合意要件情報として決定する。例えば、目標サービスレベル合意要件情報は、登録ユーザの最大数が1,000,000であり、サービスの平均MOSが3であり、サービスのユーザ満足度割合が90%であることである。
102:スライス管理ネットワークエレメントにより送信された要求を受信した後に、データ分析ネットワークエレメントは、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を決定する。
第1のエリアに関する情報は、通常では、正のサービス体感要件情報又は負のサービス体感要件情報が満たされるエリアを示す。第1の時間に関する情報は、通常では、正のサービス体感要件情報又は負のサービス体感要件情報が満たされる時間を示す。
ネットワークスライスは、通常では、エリア及び時間との対応関係を有する。ネットワークスライスに対応する無線アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースは、ネットワークスライスのエリア又は時間が変化するにつれて変化してもよい。したがって、ネットワークスライスは、いくつかのエリア及び/又はいくつかの時間で目標サービスレベル合意要件情報を満たしてもよく、いくつかのエリア及び/又はいくつかの時間で目標サービスレベル合意要件情報を満たすことができず、いくつかのエリア及び/又はいくつかの時間で目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす。
この出願のこの実施形態では、データ分析ネットワークエレメントは、サービス体感要件情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件が満たされることができないエリア若しくは時間、又は目標サービスレベル合意要件が過剰に満たされるエリア若しくは時間を決定してもよい。具体的には、データ分析ネットワークエレメントは、負のサービス体感要件情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件が満たされることができないエリア又は時間を決定してもよく、或いは、データ分析ネットワークエレメントは、正のサービス体感要件情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件が過剰に満たされるエリア又は時間を決定してもよい。
エリアに関する情報は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)通信ネットワークで定義されたエリアに関する情報でもよく、これは、略称で通信ネットワークエリアに関する情報、例えば、サービングセルA又は登録エリアBと呼ばれてもよい。エリアに関する情報は、代替として、非3GPP通信ネットワークで定義されたエリアに関する情報でもよい。例えば、位置情報は、特定の地理的位置範囲、例えば、経度及び緯度又は全地球測位システム(global positioning system, GPS)位置情報であり、これは、略称で地理的エリアに関する情報と呼ばれてもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
時間に関する情報は、絶対時間、例えば、2017年1月1日00:00から2017年1月30日24:00まで、又は毎週月曜日から金曜日まででもよく、或いは、相対時間に関する情報、例えば、要求が受信される前の1ヶ月以内でもよい。時間に関する情報の粒度は、時間、分又は日でもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
103:データ分析ネットワークエレメントは、応答をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。応答は、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を含む。
可能な実現方式では、データ分析ネットワークエレメントは、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を決定する。応答は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含む。
第1のサービス体感情報は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する。
可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数情報、サービスのユーザ数情報、サービスの平均ユーザ体感情報、又はサービスのユーザ満足度割合情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。第1のネットワークスライスのユーザ数情報は、第1のネットワークスライスの登録ユーザ数情報及び/又はオンラインユーザ数情報を含んでもよい。サービスのユーザ数情報は、サービスの登録ユーザ数情報及び/又はオンラインユーザ数情報を含んでもよい。サービスの平均サービス体感情報は、サービスの平均オピニオンスコアMOSを含んでもよい。サービスのユーザ満足度割合情報は以下でもよい。例えば、サービスAのサービスユーザ満足度は、サービスAのMOSが3よりも大きいユーザの割合が90%であることを示す。
104:データ分析ネットワークエレメントにより送信された応答を受信した後に、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報をネットワークデバイスに送信する。
第2のエリアに関する情報は、第1のエリアに関する情報と同じでもよく、第2の時間に関する情報も、第1の時間に関する情報と同じでもよい。
代替として、第2のエリアに関する情報は、第1のエリアに関する情報と異なってもよく、第2の時間に関する情報は、第1の時間に関する情報と異なってもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のエリアに関する情報に基づいて第2のエリアに関する情報を決定してもよく、第2のエリアに関する情報のフォーマットは、第1のエリアに関する情報のフォーマットとは異なってもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1の時間に関する情報に基づいて第2の時間に関する情報を決定してもよい。第2の時間に関する情報のフォーマットは、第1の時間に関する情報のフォーマットとは異なってもよい。代替として、第2の時間に関する情報により示される時間は、第1のエリアに関する情報により示される時間に含まれてもよい。
可能な実現方式では、応答は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含んでもよい。この場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のサービス体感情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を決定してもよい。
第1のエリアに関する情報により示されるエリアは第1のエリアであり、第2のエリアに関する情報により示されるエリアは第2のエリアである。第2のエリアは、第1のエリアに含まれる。また、第2のエリアは、リソース問題がより深刻である第1のエリア内のエリア、例えば、より少ないリソースが存在するエリア、又はより冗長なリソースが存在するエリアであることも理解され得る。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応するスライス品質情報をネットワークデバイスに送信してもよい。スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第2のサービス体感情報、及び第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
第2のサービス体感情報は、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応する。
満足度レベル情報は、不満、満足及び過剰満足を含む。
不満、満足及び過剰満足は、以下のように理解されてもよい。
例えば、ネットワークスライスのサービスレベル合意要件(スライスSLA要件)は、サービスの平均MOSが3であり、サービスのユーザ満足度割合が90%であることである。以下の場合について説明する。
1:実際のサービスの平均MOSは4であり、実際のサービスのユーザ満足度割合は95%である。これは過剰満足に属する。
2:実際のサービスの平均MOSは3であり、実際のサービスのユーザ満足度割合は90%である。これは満足に属する。
3:実際のサービスの平均MOSは2であり、実際のサービスのユーザ満足度割合は85%である。これは不満に属する。
不満、満足及び過剰満足の上記の表現形式に加えて、満足度レベル情報はまた、他の表現形式を有してもよい。例えば、満足度レベル情報はまた、パーセント値として表されてもよい。例えば、サービス体感情報は、目標サービスレベル合意要件情報の80%であるか、或いは、サービス体感情報は、目標サービスレベル合意要件情報の120%である。これは、ここでは具体的に限定されない。
105:ネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。
ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス、トランスポートネットワークデバイス及びネットワーク管理ネットワークエレメントのうち少なくとも1つを含んでもよい。
アクセスネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)デバイス、例えば、5G基地局(gNodeB, gNB)でもよい。
コアネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワークエレメント、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワークエレメント、セッション管理機能(session management function, SMF)ネットワークエレメント又はアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワークエレメントのうち少なくとも1つを含んでもよい。
トランスポートネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間のバックホールリンク、例えば、ルータを含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントがNSSFであるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントはOAMでもよい。
ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、アクセスネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングし、第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングする。
ネットワークデバイスがコアネットワークデバイスであるとき、コアネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのコアネットワークリソースをスケジューリングし、第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのコアネットワークリソースをスケジューリングする。
ネットワークデバイスがトランスポートネットワークデバイスであるとき、トランスポートネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのトランスポートネットワークリソースをスケジューリングし、第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのトランスポートネットワークリソースをスケジューリングする。
ネットワークデバイスがネットワーク管理ネットワークエレメントであるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされ且つ第2のエリア及び/又は第2の時間に対応するリソース数を調整するように、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス又はトランスポートネットワークデバイスを制御する。
この出願のこの実施形態では、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするとき、ネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいてリソースをスケジューリングしてもよい。これは、リソーススケジューリングの精度及び利用率を改善し、また、第1のネットワークスライスの性能を改善し得る。
可能な実現方式では、ステップ101において、スライス管理ネットワークエレメントが要求を送信するとき、要求は、第3のエリアに関する情報及び/又は第3の時間に関する情報を更に含んでもよい。
この出願のこの実施形態における要求は、加入要求メッセージ又は直接要求メッセージでもよい。直接要求メッセージは、NWDAFが直ちに応答メッセージを返信することを要求し、加入要求メッセージは、加入報告条件が満たされた後にNWDAFが応答メッセージを返信することを要求する。
第3のエリアに関する情報により示される第3のエリアは、第1のエリアに関する情報により示される第1のエリアを含み、第3のエリアに関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3のエリア内の第1のエリアに関する情報を要求するために使用される。
第3の時間に関する情報により示される第3の時間は、第1の時間に関する情報により示される第1の時間を含み、第3の時間に関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3の時間内の第1の時間に関する情報を要求するために使用される。
この出願のこの実施形態では、第3のエリアは第1のエリアを含み、第1のエリアは第2のエリアを含む。第3の時間は第1の時間を含み、第1の時間は第2の時間を含む。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信するステップ101の前に、当該方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの第3のサービス体感情報を取得する。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定する。第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、目標サービスレベル合意要件に対応する。
この出願のこの実施形態の可能な設計では、第3のサービス体感情報は、第1のネットワークスライスの第4のエリアに関する情報及び/又は第4の時間に関する情報に対応する。言い換えると、第3のサービス体感情報は、エリアに関する第4の情報及び/又は時間に関する第4の情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報である。第4のエリアは、全体のネットワークスライスのサービスエリアでもよく、或いは、全体のネットワークスライスのサービスエリアの一部でもよい。第4の時間は、全体のネットワークスライスの全てのサービス時間でもよく、或いは、全体のネットワークスライスのいくつかのサービス時間でもよい。第1のサービス体感情報は、第1のネットワークスライスに対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応し、第2のサービス体感情報は、第1のネットワークスライスに対応する第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応する。第4のエリアは第1のエリアを含み、第1のエリアは第2のエリアを含む。第4の時間は第1の時間を含み、第1の時間は第2の時間を含む。
可能な実現方式では、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応するか否かは、以下の方式で決定されてもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報を目標サービスレベル合意要件情報と比較する。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさないか或いは過剰に満たす場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定する。
可能な実現方式では、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定された後に、スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定することは、以下を含んでもよい。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、不満の場合に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報、すなわち、上記の負のサービス体感要件情報を決定する。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、スライス管理ネットワークエレメントは、過剰満足の場合に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報、すなわち、上記の正のサービス体感要件情報を決定する。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさないか或いは過剰に満たすとき、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数は、以下の方式で更に調整されてもよい。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を低減する。
第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を増加させる。
実際に、図2に対応する実施形態では、第1のエリア及び第2のエリアの双方が問題のエリアとみなされてもよく、第1の時間及び第2の時間の双方が問題の時間とみなされてもよい。
上記の実施形態では、まず、問題のエリア及び/又は問題の時間を引き起こすネットワークドメインが決定され、次いで、ネットワークデバイスが決定される。したがって、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法は、以下の2つの可能な実現方式を更に含んでもよい。
可能な実現方式では、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたと決定する。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する。
第1のネットワークドメインは、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン又はトランスポートネットワークドメインでもよい。
問題のエリアは、第1のエリア又は第2のエリアを含み、問題の時間は、第1の時間又は第2の時間を含む。
可能な設計では、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得してもよい。
スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの制御プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSSF)であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得するために、キャリアネットワークの管理プレーンに位置するネットワーク管理ネットワークエレメント(例えば、OAM)と相互作用してもよい。スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの管理プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSMF)であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得するために、キャリアネットワークの管理プレーンに位置するネットワーク管理ネットワークエレメント(例えば、MDAS)と相互作用してもよい。
他の可能な設計では、スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、問題のエリア及び/又は問題の時間が、ネットワークデバイスが位置する第1のネットワークドメインにより引き起こされたと決定してもよい。
これらの設計のうちいずれか1つにおいて、問題のエリア及び/又は問題の時間が、ネットワークデバイスが位置する第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得した後に、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定し、図2の実施形態における問題のエリア及び/又は問題の時間をネットワークデバイスに送信する。ネットワークデバイスは、第1のネットワークドメイン内の全てのネットワークデバイス、又は第1のネットワークドメイン内のいくつかのネットワークデバイス、例えば、問題のエリア/問題の時間に関連する第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスのみを示してもよい。
上記の第1の設計では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第1の信頼レベル情報を更に取得してもよい。第1の信頼レベル情報は、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたという情報の信頼レベルを示すために使用される。スライス管理ネットワークエレメントは、第1の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定する。第1の信頼レベル情報の表現形式の詳細については、図5の実施形態におけるユーザ数制限情報の信頼レベルの表現形式を参照する。詳細はここでは説明しない。
スライス管理ネットワークエレメントにより、第1の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定するための具体的な方法は、以下の通りである。第1の信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも高いとき(例えば、第1の信頼レベル情報の値が90%よりも大きいとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定する。逆に、第1の信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも低いとき(例えば、第1の信頼レベル情報の値が60%未満であるとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定しない。言い換えると、スライス管理ネットワークエレメントが問題のエリア及び/又は問題の時間をその後に送信するネットワークデバイスは、第1のネットワークドメイン内にない。
他の可能な実現方式では、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法は以下を更に含んでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定し、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定することは、以下を含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないことを習得する。
スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの制御プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSSF)であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないこと習得するために、キャリアネットワークの管理プレーンに位置するネットワーク管理ネットワークエレメント(例えば、OAM)と相互作用してもよい。スライス管理ネットワークエレメントがキャリアネットワークの管理プレーンに位置するスライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSMF)であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないこと習得するために、キャリアネットワークの管理プレーンに位置するネットワーク管理ネットワークエレメント(例えば、MDAS)と相互作用してもよい。
他の可能な設計では、スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定してもよい。
上記の設計のいずれか1つにおいて、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないことを習得した後に、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定し、図2の実施形態における問題のエリア/問題の時間をネットワークデバイスに送信する。ネットワークデバイスは、第2のネットワークドメイン内の全てのネットワークデバイス、又は第2のネットワークドメイン内のいくつかのネットワークデバイス、例えば、問題のエリア/問題の時間に関連する第2のネットワークドメイン内のネットワークデバイスのみを示してもよい。
上記の第1の設計では、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないことを習得した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第2の信頼レベル情報を更に取得してもよい。第2の信頼レベル情報は、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないという情報の信頼レベルを示すために使用される。スライス管理ネットワークエレメントは、第2の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定する。第2の信頼レベル情報の表現形式の詳細については、図5の実施形態におけるユーザ数制限情報の信頼レベルの表現形式を参照する。詳細はここでは説明しない。
スライス管理ネットワークエレメントにより、第2の信頼レベル情報に基づいてネットワークデバイスを決定するための具体的な方法は、以下の通りである。第2の信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも高いとき(例えば、第2の信頼レベル情報の値が90%よりも大きいとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定する。逆に、第2の信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも低いとき(例えば、第2の信頼レベル情報の値が60%未満であるとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第2のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定しない。言い換えると、スライス管理ネットワークエレメントが問題のエリア及び/又は問題の時間をその後に送信するネットワークデバイスは、第2のネットワークドメイン内にない。
上記に、この出願のこの実施形態におけるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング解決策について、スライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス及びデータ分析ネットワークエレメントの観点から説明した。以下に、図3を参照して、この出願の実施形態による、ネットワークスライスのための他のリソーススケジューリング方法について説明する。
図3に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態は、以下のステップを含んでもよい。
201:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定する。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。
最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークリソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスである。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントはOAM又はNSSFでもよい。
可能な実現方式では、この出願のこの実施形態では、第1のネットワークスライスのリソース構成情報は、第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に基づいて決定されてもよい。
目標サービスレベル合意要件情報は、図2に対応する実施形態において説明した目標サービスレベル合意要件情報と同じでもよい。詳細はここでは再び説明しない。
202:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。
ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含んでもよい。アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスの意味については、ステップ105を参照する。詳細はここでは再び説明しない。ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は最大エアインタフェースリソース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報である。
可能な実現方式では、より細かいリソーススケジューリングを実現するために、リソース構成情報は、全体の第1のネットワークスライスに対応しなくてもよく、第1のネットワークスライスの1つ以上のエリアに対応するリソース構成情報ででもよく、或いは、1つ以上の期間に対応するリソース構成情報でもよい。
この場合、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるか、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報である。
203:ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスのリソース構成情報を受信した後に、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするとき、ネットワークデバイスは、まず、要求リソース数を考慮する。要求リソース数が、保証リソース構成情報により示される第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソース数を超えない場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのために要求リソース数をスケジューリングする。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソース数が第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソース数の範囲内であるという条件で、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。要求リソース数が第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソース数を超えるが、最大リソース構成情報により示される第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソース数を超えない場合、少なくとも、実際の状況に基づいて、保証された利用可能リソース数が第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされる。
例えば、最大で20ユニットのリソースが第1のネットワークスライスに利用可能であり、11ユニットのリソースが第1のネットワークスライスに利用可能であることが保証される。8ユニットのリソースが必要である場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのために8ユニットのリソースをスケジューリングする。15ユニットのリソースが必要である場合、リソースが十分であるときには15ユニットのリソースが第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされ、或いは、リソースが不十分であるときには少なくとも11ユニットのリソースが第1のネットワークスライスにスケジューリングされる。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより示される最大利用可能リソース数により制限され、ネットワークデバイスは、保証された利用可能リソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングしてもよい。当該方法によれば、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスにより実際に必要とされるリソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを柔軟にスケジューリングし、ネットワークスライスがリソースを必要とするときにネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることを約束し、スケジューリングされたリソース数は、保証された利用可能リソース数以上である。いくつかの緊急事態では、ネットワークスライスは、リソースを使用することを更に許可されてもよく、使用されるリソース数は、最大利用可能リソース数以下である。この方法は、ネットワークスライスが利用可能リソースを有することを保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースは、第2のネットワークスライスにより使用されることを許可される。特に、第1のネットワークスライスが過剰なリソースを使用する必要がないとき、第1のネットワークスライスがリソースを必要とするときにリソースが第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされ、スケジューリングされたリソース数が保証された利用可能リソース数以上であることが保証できるという条件で、保証された利用可能リソース数内の残りのリソースは、他のネットワークスライスにより使用されることを許可される。当該方法は、リソース利用の柔軟性を改善する。
最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報が、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるとき、ネットワークデバイスは、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1の時間内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。第1の時間は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれてもよく、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の外側において予め交渉されてもよく或いは含まれてもよく、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれる必要はない。
最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報が、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるとき、ネットワークデバイスは、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1のエリア内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。第1のエリアは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれてもよく、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の外側において予め交渉されてもよく或いは含まれてもよく、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に含まれる必要はない。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより示される最大利用可能リソース数により制限され、保証された利用可能リソース数に基づいて、リソースがネットワークスライスのために優先的にスケジューリングされてもよい。当該方法によれば、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスにより実際に必要とされるリソース数に基づいて、ネットワークスライスのためのリソースを柔軟にスケジューリングし、ネットワークスライスがリソースを必要とするときにネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングすることを約束し、スケジューリングされたリソース数は、保証された利用可能リソース数以上である。いくつかの緊急事態では、ネットワークスライスは、リソースを使用することを更に許可されてもよく、使用されるリソース数は、最大利用可能リソース数以下である。当該方法は、ネットワークスライスが利用可能リソースを有することを保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
上記に、リソースが第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされるときに、リソース構成情報が参照される必要がある場合について説明した。実際には、リソース構成情報が構成された後に、リソース構成情報は変化してもよい。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、実際の状況に基づいて第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新し、次いで、リソース構成情報をネットワークデバイスに適時に通知する。リソース構成情報の更新プロセスの理解については、図4を参照する。図4に示すように、図3に対応する実施形態に基づいて、この出願の実施形態による、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態は以下のステップを含んでもよい。
301:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報を取得する。
より細かいスケジューリングが考慮される場合、リソースに関する情報は、対応するエリア又は対応する時間内のリソースに関する情報を含んでもよい。
具体的には、リソースに関する情報は、第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するリソースに関する情報を含んでもよく、及び/又はリソースに関する情報は、第1のネットワークスライスの第2の時間に対応するリソースに関する情報を含んでもよい。第1のエリアは、第2のエリアと同じでもよく或いは異なってもよく、第2の時間は、第1の時間と同じでもよく或いは異なってもよい。
302:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメント又はデータ分析デバイスから、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。
スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、図2に対応する実施形態において説明した第1のサービス体感情報、第2のサービス体感情報又は第3のサービス体感情報と同じでもよい。詳細はここでは再び説明しない。
満足度レベル情報は、不満、満足、過剰満足又は他の表現形式を含んでもよく、また、図2に対応する実施形態において説明した満足度レベル情報と同じである。詳細はここでは再び説明しない。
ステップ301におけるリソースに関する情報が、第2のエリアに対応するリソースに関する情報である場合、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含んでもよい。
第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
リソースに関する情報が、第2の時間に対応するリソースに関する情報である場合、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
303:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報及びスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
リソースに関する情報が第2のエリアに対応するリソースに関する情報である場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに対応するリソースに関する情報及び第2のエリアに対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
リソースに関する情報が第2の時間に対応するリソースに関する情報である場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2の時間に対応するリソースに関する情報及び第2の時間に対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
リソースに関する情報が第2のエリアに対応するリソースに関する情報及び第2の時間に対応するリソースに関する情報である場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2のエリアに対応するリソースに関する情報、第2のエリアに対応するサービス体感情報、第2の時間に対応するリソースに関する情報、及び第2の時間に対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する。
リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含むので、更新中に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を更新し、それにより、更新された最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソース未満ではない。
304:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、更新されたリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。
更新されたリソース構成情報は、更新された最大リソース構成情報及び/又は更新された保証リソース構成情報を含む。
305:ネットワークデバイスは、更新されたリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
ネットワーク管理ネットワークエレメントにより示される更新された最大利用可能リソース数により制限され、ネットワークデバイスは、更新後の保証された利用可能リソース数に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングしてもよい。これは、リソースの柔軟性を改善する。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を適時に更新してもよく、それにより、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを適時に調整でき、それにより、リソーススケジューリングの精度及び第1のネットワークスライスの性能を改善する。
実際に、ネットワーク管理ネットワークエレメントがリソース構成情報を更新しない場合、ネットワークデバイスはまた、以下の場合に、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整してもよい。
ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスに対応し且つスライス管理ネットワークエレメントにより送信されたスライス品質情報を受信する。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
ネットワークデバイスは、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整する。
第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含んでもよい。
第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含んでもよい。
第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するサービス体感情報、第2の時間に対応するサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報、及び目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含んでもよい。
第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
ネットワークデバイスが、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークリソースのためにスケジューリングされたリソースを調整することは、以下を含んでもよい。第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのための更なるリソースをスケジューリングし、或いは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを低減する。
ネットワーク管理ネットワークエレメントが第1のネットワークスライスのリソース構成情報を適時に更新する解決策と、ネットワークデバイスが第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報に基づいて第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整する解決策との双方に従って、リソーススケジューリングの精度及び第1のネットワークスライスの性能の双方が改善できる。2つの解決策が比較される。前者の解決策は、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、より多くの次元でより大量のデータを分析した後に、更新されたリソース構成情報を取得するので、より正確になる可能性があり、精度はより高い。後者の解決策は、ネットワークデバイスが第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報に基づいて第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整することを考慮し得るので、より時宜を得るものである。2つの解決策が一緒に使用された場合、より良い効果が達成できる。
図3及び図4の上記の解決策では、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報の指示の下でのネットワークスライスのためのリソーススケジューリング解決策が記載されている。実際に、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリングに関連する内容は、ユーザ数制御を更に含む。以下に、図5を参照して、この出願の実施形態におけるユーザ数制御方法について説明する。図5に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるユーザ数制御方法の実施形態は、以下のステップを含んでもよい。
401:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を決定する。
ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報は、アクセスユーザ数に関する制限を示し、オンラインユーザ数情報又は登録ユーザ数情報を含んでもよい。ユーザ数制限情報は、通常では、最大ユーザ数情報、すなわち、ユーザ容量情報である。
指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報又はユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用される。
状態情報は、テスト状態又は安定状態を含む。テスト状態は、ターゲットネットワークスライスが新規に作成されたスライスであるか或いはテスト段階にあることを意味する。言い換えると、キャリア及びテナントは、ターゲットネットワークスライスに関するサービスレベル合意に正式に署名していない。安定状態は、ターゲットネットワークスライスが安定段階にあることを意味する。言い換えると、キャリア及びテナントは、ターゲットネットワークスライスに関するサービスレベル合意に正式に署名している。
テスト状態又は安定状態を示す具体的な表現形式は、この出願のこの実施形態では限定されない。例えば、表現形式は、2進列挙値でもよく、0はテスト状態を示し、1は安定状態を示す。代替として、Fがテスト状態を示すために使用され、Tが安定状態を示すために使用される。明らかに、テスト状態又は安定状態は、代替として、他の形式で示されてもよい。
信頼レベルは、信頼性レベルを示す。信頼レベルの具体的な形式は、この出願のこの実施形態では限定されない。例えば、信頼レベルは[0,1]の間隔の浮動小数点数でもよく、より大きい浮動小数点値は、より高い信頼性レベルを示す。他の例では、信頼レベルは、0%から100%の範囲のパーセンテージ値でもよく、より高いパーセンテージは、より高い信頼性レベルを示す。他の例では、信頼レベル情報は、代替として、予め定義された集合(例えば、{A,B,C,D})内の列挙値でもよく、異なる列挙値は、異なる信頼性レベルに対応する(例えば、A>B>C>D)。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、リソースを配備可能であり且つネットワークの動作を管理及び維持可能なデバイスででもよく、例えば、OAMでもよい。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントがターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を決定する方式は、この出願のこの実施形態では限定されず、方式のうち1つは以下の通りでもよい。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を取得する。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、サービスレベル合意要件情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を決定する。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、テナントからターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を取得してもよい。サービスレベル合意要件情報の意味は、上記の実施形態において説明したサービスレベル合意要件情報の意味と基本的に同じである。詳細はここでは再び説明しない。
402:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのユーザアクセス、リソース配備及び機能実行を管理及び制御可能なネットワークエレメントである。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)ネットワークエレメントである。ユーザ数に対するより細かい制御を実現するために、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
エリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
代替として、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスの時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報は、時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
この実施形態におけるエリアに関する情報及び時間に関する情報の意味の理解については、ステップ102における上記の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
403:ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を受信した後に、スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
指示情報がターゲットネットワークスライスの状態情報を示すために使用されるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザ数制限情報に基づいて、状態情報に対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
状態情報がテスト状態であるとき、制御モードは、段階的制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、段階的な方式でユーザをターゲットネットワークスライスに接続してもよく、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であり、或いは、段階的な方式でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去してもよい。
状態情報が安定状態であるとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。具体的には、ターゲットネットワークスライスの安定状態に基づいて、スライス管理ネットワークエレメントは、一度にユーザをターゲットネットワークスライスに接続してもよく、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であり、或いは、一度にターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去してもよい。
指示情報がユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用されるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザ数制限情報に基づいて、信頼レベルに対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
信頼レベルが信頼性要件を満たさないとき、制御モードは、段階的制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、段階的な方式でユーザをターゲットネットワークスライスに接続し、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であるか、或いは、段階的な方式でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去する。
信頼性が信頼性要件を満たすとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントは、一度にユーザをターゲットネットワークスライスに接続し、ユーザ数はユーザ数制限情報により制限される数であるか、或いは、一度にターゲットネットワークスライスによりサービス提供されているユーザを除去する。
信頼レベルが信頼レベル要件を満たすか否かの理解については、ステップ401における信頼レベルの表現形式を参照する。信頼レベルが特定の値である場合、信頼レベルが信頼レベル閾値よりも大きいか否かは、信頼レベル閾値を設定する方式で決定されてもよい。信頼レベルが予め定義された集合内の列挙値である場合、信頼レベル要件が満たされるか否かは、信頼レベルが対応する列挙値であるか否かを決定する方式で決定されてもよい。さらに、異なる信頼レベルに対応する制御モードは異なり、上記の段階的モード又はワンタイムモードに限定されない。他の対応する制御モードが存在してもよい。
この出願のこの実施形態では、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより受信され且つネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報でもよい。サービスレベル合意要件情報は、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を含む。明らかに、ネットワーク管理ネットワークエレメントによりスライス管理ネットワークエレメントに送信されたターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報が、ユーザ数制限情報を含まない場合、ユーザ数制限情報は別途送信されてもよく、ターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報と共に送信されてもよい。
ユーザ数制限情報がエリアに対応するユーザ数制限情報であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
ユーザ数制限情報が時間に対応するユーザ数制限情報であるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、指示情報及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御する。
図2~図5に対応する実施形態は、上記に別個に記載されている。実際には、これらの実施形態は互いに独立ではなく、互いに関連してもよい。ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング及びユーザ数制御の双方は、ネットワークスライスのテナントにより提案されたサービスレベル合意要件、及びネットワークスライスのサービス体感情報に関連する。図6は、ネットワークスライスシナリオにおけるネットワークアーキテクチャの実施形態の概略図である。図6に示すように、上記の実施形態に関連するネットワークエレメントは、アプリケーション機能(Application Function, AF)ネットワークエレメント、アクセスネットワークデバイス、制御プレーンリソース又はユーザプレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス(例えば、AMF又はPCF)、スライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSSF)、データ分析ネットワークエレメント(例えば、NWDAF)及びネットワーク管理ネットワークエレメント(例えば、OAM)のような第三者ネットワークエレメントを含む。スライス管理ネットワークエレメント(例えば、NSSF)及びデータ分析ネットワークエレメント(例えば、NWDAF)は、実際にはコアネットワークデバイスに属する。
図6に対応するアーキテクチャにおいて、以下に、図7A-1及び図7A-2を参照して、この出願の実施形態におけるネットワークスライスに関連するリソーススケジューリング及びユーザ数制御のプロセスについて説明する。
501:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスを作成する。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、テナントからネットワークスライスのサービスレベル合意(Service Level Agreement, SLA)要件情報を取得する。SLA要件情報の具体的な内容及び意味については、図2における目標サービスレベル合意要件情報の内容及び意味を参照する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、SLA要件情報に基づいてネットワークスライスを作成する。ここで、ネットワークスライスを作成することは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのためのリソース構成情報を設定することを具体的に意味する。
実際に、ネットワークスライスは、新規に作成されたネットワークスライスに限定されず、代替として、既存のネットワークスライスでもよい。ネットワークスライスが既存のネットワークスライスである場合、リソース構成情報は設定される必要はない。
リソース構成情報は、図3に対応する実施形態において説明した最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報でもよい。
リソース構成情報は、ネットワークスライスのためにスケジューリングできるネットワークリソースを示すために使用される。ネットワークリソースは、アクセスネットワークリソース又はコアネットワークリソースを含んでもよく、或いは、トランスポートネットワークリソースを含んでもよい。
可能な設計では、1つのネットワークスライスに対応するアクセスネットワークリソースは、ネットワークスライスに対応する保証エアインタフェースリソース又はネットワークスライスに対応する最大エアインタフェースリソースを含んでもよい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのためにアクセスネットワークリソースを構成することは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのために保証エアインタフェースリソース又は最大エアインタフェースリソースを構成することを具体的に意味する。ここでのエアインタフェースリソースは、物理リソースブロック(physical resource block, PRB)、アクセスネットワークデバイスのプロセッサリソース又は記憶リソースのような実際の物理リソースでもよい。すなわち、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スケジューリングされた物理リソースをアクセスネットワークデバイスに指示する。エアインタフェースリソースは、代替として、アクセスネットワークデバイスのアップリンク/ダウンリンクデータパケット損失率、無線リソース制御(radio resource control, RRC)接続の最大/平均数、及びデータユニット(data unit, DU)の平均遅延のような、エアインタフェース性能を反映するパラメータでもよい。すなわち、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、これらの性能パラメータを使用することにより、スケジューリングされた物理リソースをアクセスネットワークデバイスに指示する。
可能な設計では、1つのネットワークスライスに対応するコアネットワークリソースは、ネットワークスライスに対応する保証コアネットワークリソース又はネットワークスライスに対応する最大コアネットワークリソースを含んでもよい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのためにコアネットワークリソースを構成することは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのために保証コアネットワークリソース又は最大コアネットワークリソースを構成することを具体的に意味する。コアネットワークリソースの説明は、上記のアクセスネットワークリソースの説明と同じである。コアネットワークリソースは、具体的には、コアネットワークの物理リソース、例えば、UPFの記憶リソース又はAMFのCPUリソースでもよく、コアネットワークの性能を反映するパラメータ、例えば、N3インタフェース上の汎用パケット無線サービス・トンネリングプロトコル(general packet radio service Tunnelling Protocol, GTP)データパケットのスループット、N6インタフェースの出力リンクの使用率、又はAMF上の登録ユーザの平均/最大数でもよい。
可能な設計では、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのためにアクセスネットワークリソースを構成することは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスに対応するアクセスネットワークリソース構成情報をアクセスネットワークデバイスに送信することを具体的に意味する。この場合、アクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークリソース構成情報に基づいて、ネットワークスライスのために対応するアクセスネットワークリソースをスケジューリングする。アクセスネットワークリソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報又は最大エアインタフェースリソース構成情報を含み、アクセスネットワークデバイスは、基地局又はアクセスネットワークドメイン管理デバイスでもよい。さらに、ネットワーク管理ネットワークエレメントがコアネットワークリソースを構成することは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがコアネットワークリソース構成情報をコアネットワークデバイスに送信し、コアネットワークデバイスが、コアネットワークリソース構成情報に基づいて、対応するコアネットワークリソースをスケジューリングすることを具体的に意味する。コアネットワークリソース構成情報は、保証コアネットワークリソース構成情報又は最大コアネットワークリソース構成情報を含み、コアネットワークデバイスは、具体的には、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス(AMF、SMF又はUPF等)、又はコアネットワークドメイン管理デバイスでもよい。
リソース構成情報で配信される、構成されたリソースの数の具体的な表現形式は限定されない。数は、合計リソースの割合でもよく、例えば、合計エアインタフェースリソースの30%がスライスのために構成されるか、或いは、合計コアネットワークリソースの40%がスライスのために構成され、或いは、具体的なリソース値、例えば、PRB値又はUPF記憶空間のサイズでもよい。
上記の設計方式に加えて、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、エリアに関する情報に基づいて、ネットワークスライスのためのネットワークリソースを構成してもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの異なるエリア、例えば、異なるトラッキングエリア(tracking area, TA)、TAリスト、異なるセル(cell)又はセルリストについて、異なるアクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースを構成する。エリアに関する情報の定義及び形式は、この出願では限定されない。ここでのエリアに関する情報は、図3の実施形態におけるステップ202における第1のエリアに関する情報と同等である。可能な設計では、最初に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの異なるエリアのためにネットワークリソースを均等に構成してもよい。これは、初期状態では、ネットワーク管理は、ネットワークスライスのサービス体感情報を有さないか或いはほとんど有さず、異なるエリアのために異なるネットワークリソースをどのように構成するかを知らないからである。
上記の設計方式に加えて、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、時間に関する情報に基づいて、ネットワークスライスのためのネットワークリソースを構成してもよい。例えば、日中/夜、アイドル/ビジー時間、02:00~04:00、及び月曜日~金曜日のような時間に関する異なる情報に基づいて、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのために異なるアクセスネットワークリソース又はコアネットワークリソースを構成する。時間に関する情報の定義及び形式は、この出願では限定されない。ここでの時間に関する情報は、図3の実施形態におけるステップ202における第1の時間に関する情報と同等である。可能な設計では、最初に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの異なる時間のためにネットワークリソースを均等に構成してもよい。これは、初期状態では、ネットワーク管理は、ネットワークスライスのサービス体感情報を有さないか或いはほとんど有さず、異なる時間のために異なるネットワークリソースをどのように構成するかを知らないからである。
明らかに、上記方式のうち1つ以上が組み合わせて使用されてもよい。
502:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスに対応する初期ユーザ数情報及び指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
ネットワークスライスの初期ユーザ数情報は、図5の実施形態におけるステップ401におけるユーザ数制限情報と同等であり、ネットワークスライスの初期登録ユーザ数情報又はネットワークスライスの初期オンラインユーザ数情報を含んでもよい。ユーザ数情報は、スライス管理ネットワークエレメントに対して、ネットワークスライスに対するアクセスユーザ数制御を実行するように命令するために使用される。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された登録ユーザ数情報に基づいて、登録を通じてネットワークスライスにアクセスするためのユーザの要求を許可又は拒否するか、或いは、ネットワークスライスから登録ユーザを除去し、ネットワークスライスの登録ユーザ数を制御する。他の例では、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたオンラインユーザ数情報に基づいて、オンライン状態に入るためのユーザの要求を許可又は拒否するか、或いは、オンラインユーザをオフライン又はアイドル状態に変化させ、ネットワークスライスのオンラインユーザ数を制御する。ユーザ数情報は、通常では、最大ユーザ数情報、すなわち、ユーザ容量情報である点に留意すべきである。例えば、初期ユーザ数情報は、ネットワークスライスの初期最大登録ユーザ数情報又はネットワークスライスの初期最大オンラインユーザ数情報を含んでもよい。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスに対応するSLA要件情報をスライス管理ネットワークエレメントに更に通知してもよい。ここでのSLA要件情報は、トライアル実行段階、すなわち、テスト状態のSLA要件情報でもよい。テストが終了した後に、安定状態のSLA要件情報が更に決定されてもよい。SLA要件は、2つのレベルの要件、すなわち、ネットワークスライス粒度におけるサービス体感要件又はサービス粒度におけるサービス体感要件を含んでもよいが、これらに限定されない。ネットワークスライス粒度におけるサービス体感要件は、ネットワークスライスに関する全体的なサービス体感要件、例えば、ネットワークスライスの登録ユーザ数に関する要件(例えば、≦1,000,000)、オンラインユーザ数に関する要件(例えば、≦800,000)、ネットワークスライスのエンドツーエンド遅延に関する要件(例えば、≦2ms)、及びネットワークスライスの負荷要件を意味する。サービス粒度におけるサービス体感要件は、ネットワークスライス内のサービスに関するサービス体感要件、例えば、ネットワーク内のサービスAのユーザ数に関する要件(例えば、≦500,000)、サービスAの平均体感に関する要件(例えば、平均オピニオンスコアMOS≧3)、サービスAのユーザ総数に対してサービスAの平均オピニオンスコアが3よりも大きいユーザ数の割合に関する要件(例えば、≧95%)を意味する。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ユーザ数情報をSLA要件情報に含めて、SLA要件情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信してもよく、或いは、SLA要件情報の一部としてユーザ数情報を使用しなくてもよいが、ユーザ数情報及びSLA要件情報をスライス管理ネットワークエレメントに別途送信してもよい点に留意すべきである。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、エリアに基づいて、ユーザ数情報又はSLA要件をスライス管理ネットワークエレメントに更に送信してもよい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、異なるエリアに対応する異なるユーザ数情報又はSLA要件をスライス管理ネットワークエレメントに通知する。例えば、TA1は最大で1,000,000の登録ユーザ及びSLA要件1に対応し、TA2は最大で2,000,000の登録ユーザ及びSLA要件2に対応する。ここでのエリアは、ステップ402におけるエリアに関する情報と同等である。
この出願のこの実施形態における全てのエリアに関する情報は、3GPP通信ネットワークで定義されたエリアに関する情報でもよく、これは、略称で通信ネットワークエリアに関する情報、例えば、サービングセルA又は登録エリアBと呼ばれてもよい。エリアに関する情報は、代替として、非3GPP通信ネットワークで定義されたエリアに関する情報でもよい。例えば、位置情報は、特定の地理的位置範囲である(例えば、経度及び緯度又は全地球測位システム(global positioning system, GPS)位置情報であり、これは、略称で地理的エリアに関する情報と呼ばれてもよい)。
可能な実現方式では、ユーザ数情報又はSLA要件は、代替として、時間に基づいて送信されてもよい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、異なる時間に対応する異なるユーザ数情報又はSLA要件をスライス管理ネットワークエレメントに通知する。例えば、期間1は最大で1,000,000の登録ユーザ及びSLA要件1に対応し、期間2は最大で2,000,000の登録ユーザ及びSLA要件2に対応する。ここでの時間ドメインは、ステップ402における時間に関する情報と同等である。
この実施形態における全ての時間に関する情報は、絶対時間、例えば、2017年1月1日00:00から2017年1月30日24:00まで、又は毎週月曜日から金曜日まででもよく、或いは、相対時間に関する情報、例えば、ユーザ数情報又はSLA要件情報が送信された後の1ヶ月以内でもよい。時間に関する情報の粒度は、時間、分又は日でもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実現方式では、指示情報は第1の指示情報でもよく、第1の指示情報は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたユーザ数情報又はSLA要件情報の信頼レベル情報を示すために使用される。信頼レベル情報は、ネットワーク管理ネットワークエレメントの、ユーザ数情報又はSLA要件情報の確実性/信頼レベルを示し、ユーザ数情報又はSLA要件情報の信頼性レベルを測定するための情報である。信頼レベル情報がユーザ数情報又はSLA要件情報の信頼性レベルを反映でkるという条件で、信頼レベル情報の具体的な形式は、この出願では限定されない。例えば、信頼レベルは[0,1]の間隔の浮動小数点数でもよく、より大きい浮動小数点値は、より高い信頼性レベルを示す。他の例では、信頼レベルは、0%から100%の範囲のパーセンテージ値でもよく、より高いパーセンテージは、より高い信頼性レベルを示す。他の例では、信頼レベル情報は、代替として、予め定義された集合(例えば、{A,B,C,D})内の列挙値でもよく、異なる列挙値は、異なる信頼性レベルに対応する(例えば、A>B>C>D)。
一般的に、安定状態のネットワークスライスと比較して、新規に作成されたネットワークスライス又はテスト状態のネットワークスライスについて、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより設定される状態に対応する信頼値は、比較的低い。例えば、信頼値は60%である。これは、ネットワーク管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのサービス体感情報を有さないか或いはほとんど有さないからである。言い換えると、この場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、少ない情報に基づいてユーザ数情報又はSLA要求を生成する。したがって、この場合、信頼レベルは比較的低い。
可能な実現方式では、指示情報は、代替として、第2の指示情報でもよく、第2の指示情報は、ネットワークスライスが新規に作成されたネットワークスライスであるか、或いは、ネットワークスライスがテスト状態又は安定状態にあることを示すために使用される。新規に作成されたネットワークスライス又はテスト状態のネットワークスライスについて、キャリア及びネットワークテナントはSLAに正式に署名しておらず、ネットワーク内で調整が継続的に実行される。安定状態のネットワークスライスについて、キャリア及びネットワークテナントはSLAに正式に署名しており、ネットワークは比較的安定状態にあり、リソースは頻繁に調整されない。テスト状態又は安定状態を示す具体的な表現形式は、この出願では限定されない。例えば、表現形式は、2進列挙値でもよく、0はテスト状態を示し、1は安定状態を示す。代替として、Fはテスト状態を示し、Tは安定状態を示す。明らかに、テスト状態又は安定状態は、代替として、他の形式で示されてもよい。
503:スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された初期ユーザ数情報及び指示情報に基づいて、ネットワークスライスに対してユーザ数制御を実行する。
アクセスユーザ数制御は、ネットワークスライスの登録ユーザ数、又はネットワークスライスのオンラインユーザ数に対する制御を意味する。詳細については、ステップ502を参照する。
スライス管理ネットワークエレメントが、第1の指示情報に基づいて、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたユーザ数情報又はSLA要件情報に対応する信頼性レベルが比較的低く、例えば、60%であることを習得したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザがネットワークスライスにステップ毎に或いは段階的にアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスの登録ユーザの最大数が10,000,000であることをスライス管理ネットワークエレメントに通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、毎回1,000,000ユーザのみがネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよい。ユーザは、多数のユーザが一度にネットワークスライスにアクセスすることを防止するために、ネットワークスライスにステップ毎に或いは段階的にアクセスすることを許可される。多数のユーザが一度にネットワークスライスにアクセスした場合、ネットワークスライスのサービス体感がかなり低下し、安定した段階にあった他のネットワークスライスのサービス体感さえも影響を受ける。同様に、ネットワークのユーザ数が低減される必要があるとき、スライス管理ネットワークエレメントが、ユーザ数情報又はSLA要件情報に対応する信頼性が比較的低いと決定した場合、スライス管理ネットワークエレメントはまた、ステップ毎に或いは段階的に、ユーザを除去してもよく、或いは、ユーザを他のネットワークスライスに移行させてもよい。ネットワークスライスの多数のユーザのサービス体感に同時に影響を与えることを回避するために、ネットワークスライスのユーザ数は、ステップ毎に或いは段階的に低減され、それにより、ネットワークスライスのサービス体感に影響を与えることを回避する。ネットワークスライスのユーザ数がステップ毎に或いは段階的に増加又は低減することは、図5の実施形態における段階的制御モードに対応する。
スライス管理ネットワークエレメントが、第2の指示情報に基づいて、ネットワークスライスがテスト段階にあるか或いは新規に作成されたネットワークスライスであることを習得したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、ユーザがネットワークスライスにステップ毎に或いは段階的にアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスの登録ユーザの最大数が10,000,000であることをスライス管理ネットワークエレメントに最初に通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、毎回1,000,000ユーザのみがネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよい。ネットワークスライスのユーザ数がステップ毎に或いは段階的に増加又は低減することは、図5の実施形態における段階的制御モードに対応する。
スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントからエリアに関する情報を更に受信した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、エリアに関する情報に基づいて、ネットワークスライスに対するアクセスユーザ数制御を更に実行してもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスのTA1に対応する登録ユーザの最大数が1,000,000であり、ネットワークスライスのTA2に対応する登録ユーザの最大数が2,000,000であることをスライス管理ネットワークエレメントに通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、最大で1,000,000ユーザがネットワークスライスのTA1に登録し、最大で2,000,000ユーザがTA2に登録することを可能にする。
スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワーク管理ネットワークエレメントから時間に関する情報を更に受信した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、時間に関する情報に基づいて、ネットワークスライスに対するアクセスユーザ数制御を更に実行してもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、期間1(例えば、週末)に対応する登録ユーザの最大数が1,000,000であり、期間2(例えば、平日)に対応する登録ユーザの最大数が2,000,000であることをスライス管理ネットワークエレメントに通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、最大で1,000,000ユーザが期間1内にネットワークスライスのTA1に登録し、最大で2,000,000ユーザが期間2内にネットワークスライスに登録することを可能にする。
504:スライス管理ネットワークエレメントは、第1の要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。第1の要求は、ネットワークスライスに対応するサービス体感情報を要求するために使用される。
実際に、501において新規に作成されたネットワークスライスに対応するサービス体感情報、又は他のネットワークスライスのサービス体感情報が、ここで要求されてもよい。他のネットワークスライスは、安定状態になっているネットワークスライスでもよい。代替として、複数のネットワークスライスのサービス体感情報が同時に要求されてもよい。複数のネットワークスライスのサービス体感情報が要求されるとき、問題のネットワークスライスのその後の処理プロセスは常に同じである。
各ネットワークスライスに対応するサービス体感情報は、ネットワークスライス粒度における体感情報及びネットワークスライスのサービス粒度における体感情報を含む。
ネットワークスライス粒度における体感情報は、ネットワークスライスの全体的なサービス体感を反映できる情報であり、ネットワークスライスのユーザ数情報(例えば、ネットワークスライスの登録ユーザ又はオンラインユーザの数)、ネットワークスライスのエンドツーエンド遅延情報、ネットワークスライスの負荷情報等を含んでもよい。
サービス粒度における体感情報は、ネットワークスライス内のサービスの体感を反映できる情報であり、サービスのサービス粒度における品質情報(すなわち、サービスの全体的なサービス体感を反映する情報)、及びサービスのユーザ粒度における品質情報(すなわち、サービスを実行する各ユーザを反映するサービス体感情報)を含む。サービス粒度における品質情報は、サービスのユーザ数情報(サービスの登録ユーザ又はオンラインユーザの数)、サービスの平均ユーザ体感値(例えば、サービスAの平均MOSが3に等しい)、サービスのユーザ体感値分布情報(例えば、MOS値が[3,4]の間隔にあるユーザの割合が60%であり、MOS値が[4,5]の間隔にあるユーザの割合が30%である)等を含む。
第1の要求は、要求されたネットワークスライスのネットワークスライス識別情報を含む。ネットワークスライス識別情報は、ネットワークスライスを一意に識別するために使用される。ネットワークスライス識別情報は、具体的には、ネットワークスライス選択サポート情報(network slice selection assistance information, NSSAI)、S-NSSAI、NSI及びNSSIのうち1つ以上でもよい。
第1の要求は、サービス識別子情報を更に含んでもよい。具体的には、第1の要求は、サービス識別子情報に対応するネットワークスライスに対応するサービス体感情報を要求するために具体的に使用される。言い換えると、ネットワークスライスに対応する要求されたサービス体感情報は、サービスの品質情報を含む。
ネットワークスライスに対応する上記のサービス体感情報は、表1に示すように、テーブルの形式で提示されてもよい。明らかに、表1は、データ構造の表現形式のみを反映しており、他のデータ構造でもよい。
さらに、エリアに関する情報のようないくつかの情報要素は任意選択であるが、必須ではない。エリアに関する情報が存在しないとき、これは、スライス体感情報がネットワーク全体の体感情報であり、エリアに限定されないことを示す。表1におけるネットワークスライス1は、501における新規に作成されたネットワークスライスでもよく、或いは、いずれかの既存のネットワークスライスでもよい。
可能な実現方式では、第1の要求はエリアに関する情報を含む。具体的には、第1の要求は、エリアに関する情報に対応するネットワークスライスのサービス体感情報を要求するために具体的に使用される。
可能な実現方式では、第1の要求は時間に関する情報を含む。具体的には、第1の要求は、時間に関する情報に対応するネットワークスライスのサービス体感情報を要求するために具体的に使用される。
このステップにおいて要求されるネットワークスライスのサービス体感情報は、図2の実施形態におけるステップ105における第3のサービス体感情報と同等である。
505:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第2の要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。
第2の要求は、ネットワークスライスに対応するサービス体感情報を要求するために使用される。
ステップ505は、ステップ504に基づいて理解されてもよいが、実行主体は、スライス管理ネットワークエレメントからネットワーク管理ネットワークエレメントに変更される。
506:データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのサービス体感情報を取得する。
データ分析ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントの要求に基づいて、ネットワークスライスのサービス体感情報を取得してもよく、或いは、ネットワークスライスのサービス体感情報を自律的に取得してもよい。ここでのネットワークスライスは、第1のネットワークスライス、第2のネットワークスライス、第3のネットワークスライス又は他のネットワークスライスでもよく、或いは、複数のネットワークスライスでもよい。代替として、ステップ506は以下のように記述されてもよい。データ分析ネットワークエレメントは、第Nのネットワークスライスのサービス体感情報を取得し、Nは特定の値であるか、或いは、複数の値の集合でもよい。
データ分析ネットワークエレメントは、以下の方式でネットワークスライスのサービス体感情報を取得する。
データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライスに対応するAFから、ネットワークスライスに関連するサービス体感情報を直接取得する。
この方式は、AFにより提供された情報が信頼できるという前提に基づいてもよい。この場合、AFは、ネットワークスライスのサービス体感情報、例えば、ネットワークスライスのユーザ数、エンドツーエンド遅延、サービスの平均MOS、MOS分布及び単一ユーザのMOSを提供できる。データ分析ネットワークエレメントは、体感データを収集し、スライス管理ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントにより要求されたネットワークスライスの体感情報を取得するために、簡単な統計計算を実行する。例えば、AFは、サービスAを実行する単一ユーザのユーザ体感データ、例えば、単一ユーザにより実行されるサービスAのMOS、及び単一ユーザにより実行されるサービスAの遅延をデータ分析ネットワークエレメントに提供できる。この場合、データ分析ネットワークエレメントは、全ての単一ユーザのユーザ体感に基づいて、サービスAの平均MOS値、サービスAの平均エンドツーエンド遅延、サービスのユーザ体感分布等を取得できる。データは、サービス体感情報としてスライス管理ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントに送信される。
データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライス内のサービスに対してモデルトレーニングを実行することにより、ネットワークスライスに関連する体感情報を取得する。
例えば、この方式は、以下のいくつかのステップを含んでもよい。
ステップA:データ分析ネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントからサービスの履歴サービスデータを収集し、ネットワークエレメント(例えば、RAN、AMFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント又はUPFネットワークエレメント)からサービス品質フロー(Quality of Service flow, QoS flow)レベルにおいて履歴ネットワークデータを取得してもよい。
例えば、この出願におけるサービスデータは、帯域幅、遅延、パケット損失率、ジッタバッファ、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol, TCP)輻輳ウィンドウ、TCP受信ウィンドウ、メディア符号化タイプ及びメディア符号化レートのようなパラメータのデータでもよい。
この出願のQoSフローレベルにおけるネットワークデータは、以下のパラメータ、すなわち、帯域幅、遅延、パケット損失率、参照信号受信電力(reference signal receiving power, RSRP)、参照信号受信品質(reference signal receiving quality, RSRQ)、ブロック誤り率(block error rate, BLER)、チャネル品質インジケータ(channel quality indication, CQI)、ネットワークスライス識別情報及びデータネットワーク名(data network name, DNN)のうちいずれか1つのデータでもよい。
具体的には、表2に示すように、データ分析ネットワークエレメントは、AFネットワークエレメントを介して、ビデオサービス、決済サービス、自動運転サービス及び垂直(vertical)サービスのような1つ以上のサービスに対応するサービス履歴データを取得する。表3に示すように、データ分析ネットワークエレメントは、5G NFから履歴ネットワークデータを取得してもよい。
例えば、表2は、テナントのサービス体感データのデータ内容の例を示し、表3は、5G NFのネットワークデータの内容の例を示す。詳細については、表2及び表3を参照する。
ステップB:データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライス内の各サービスのサービス体感モデルを取得するために、履歴ネットワークデータ及び履歴サービスデータを分析する。
サービス体感モデルは、サービスデータとネットワークデータとの間の変化関係を示す。例えば、サービス体感モデルは以下の式で示される。
H(x)=W0X0+W1X1+W2X2+W3X3+W4X4+W5X5+...+WnXn (1)
変数Xはそれぞれのネットワークデータを表し、例えば、X1はGFBRでもよく、X2はPDBでもよく、X3はPERであり、X4はネットワークデータX4であり、X5はネットワークデータX5であり、Wnは第nの変数の重みを表し、nは変数の数を表し、Xnは第nの変数を表し、nは1以上の整数であり、H(x)の値はサービスデータの値を示す。
ステップC:モデル関係及び現在の或いは予測されるネットワークデータXに基づいて、データ分析ネットワークエレメントは、現在の或いは予測されるH(X)の値、すなわち、現在の或いは予測されるサービスデータの値を計算できる。サービスデータの計算値は、継続的に収集及び記憶され、サービス体感情報としてスライス管理ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントに送信される。
507:データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのサービス体感情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
ステップ507は、ステップ504に基づいて開始されてもよく、或いは、データ分析ネットワークエレメントにより能動的にトリガされてもよい。言い換えると、データ分析ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメントの要求に基づいて、サービス体感情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信してもよく、或いは、能動的にサービス体感情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信してもよい。このステップにおけるネットワークスライスのサービス体感情報は、ステップ501における新規に作成されたネットワークスライスのサービス体感情報でもよく、或いは、他の既存のネットワークスライスのサービス体感情報を含んでもよい。
可能な実現方式では、ネットワークスライスの時間に関する情報に対応するサービス体感情報、例えば、第1の時間に関する情報に対応するサービス体感情報が送信される。
可能な実現方式では、ネットワークスライスのエリアに関する情報に対応するサービス体感情報、例えば、第1のエリアに関する情報に対応するサービス体感情報が送信される。
サービス体感情報については、ステップ504におけるサービス体感情報の説明を参照する。
可能な実現方式では、データ分析ネットワークエレメントは、第3の指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに更に送信してもよい。第3の指示情報は、ネットワークスライスのサービス体感情報に対応し且つデータ分析ネットワークエレメントにより送信された信頼レベル情報を示すために使用されるか、或いは、第3の指示情報は、新規に作成されたネットワークスライスの体感情報が収集されたことを示すために使用される。
508:データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのサービス体感情報をネットワーク管理ネットワークエレメントに送信する。
ステップ508は、ステップ507を参照して実行されてもよいが、サービス体感情報が送信される対象は、スライス管理ネットワークエレメントからネットワーク管理ネットワークエレメントに変更される。
509:スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントにより送信されたネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、ネットワークスライスのサービス体感がSLA要件を満たすか否かを決定する。
このステップにおいて、ネットワークスライスは、ステップ501における新規に作成されたネットワークスライスを含んでもよく、或いは、他の既存のネットワークスライスを含んでもよい。各ネットワークスライスについて、スライス管理ネットワークエレメントがネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件を満たすか否かを決定する方式、及びその後の処理動作は同じである。
このステップにおいて、スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントにより送信されたサービス体感情報をテナントのSLA要件と直接的又は間接的に比較し、SLA要件が満たされるか否かを決定する。サービス体感情報及びSLA要件が同じタイプの情報である場合、サービス体感情報は、SLA要件と直接比較できる。サービス体感情報がSLA要件と直接比較できないとき、スライス管理ネットワークエレメントは、まず、NWDAFから受信したサービス体感情報を処理し、サービス体感情報をSLA要件情報と同じタイプの情報に変換し、次いで、当該情報をSLA要件情報と比較する必要がある。
具体的には、ネットワークスライスのサービス体感が時間のSLA要件を満たすか否かは、対応する時間に基づいて決定されてよく、ネットワークスライスのサービス体感がエリアのSLA要件を満たすか否かは、対応するエリアに基づいて決定されてもよい。
510:第1のネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件を満たすことができないと決定した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、クエリ要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信する。クエリ要求は、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を照会するために使用される。
第1のネットワークスライスは、ステップ501における新規に作成されたネットワークスライスでもよく、或いは、いずれかの既存のネットワークスライスでもよく、第1のネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件を満たすことができないと決定されるという条件で、第1のネットワークスライスとして使用されてもよい。したがって、第1のネットワークスライスは、対応するSLA要件が満たされることができない複数のネットワークスライスでもよい。言い換えると、クエリ要求は、複数のネットワークスライスが対応する要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を照会するために使用されてもよい。
指定の要件は、指定のネットワークスライス粒度におけるサービス体感要件又は指定のサービス粒度におけるサービス体感要件を含む。指定の要件は、上記の実施形態におけるサービス体感情報と同じである。例えば、指定の要件は、ネットワークスライスのユーザ数が1,000,000以下であり、エンドツーエンド遅延が2ms以下であり、平均MOSが3以上であり、ユーザ満足度割合(MOSが3よりも大きいユーザの割合)が90%以上であることである。指定の要件は、第1のネットワークスライスのSLA要件に基づいて取得される。指定の要件の具体的な値は、通常では、SLA要件の値と同じである。
1つ以上のネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件を満たすことができない場合が存在してもよく、各ネットワークスライスが対応する指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報が要求される。例えば、ネットワークスライス1がSLA要件1を満たすことができず、ネットワークスライス2がSLA要件2を満たすことができない場合、クエリ要求は、ネットワークスライス1が指定の要件1を満たすことができないエリア/時間、及びネットワークスライス2が指定の要件2を満たすことができないエリア/時間を実際に要求する。指定の要件1はSLA要件1と等しくてもよく、指定の要件2はSLA要件2と等しくてもよい。
具体的には、クエリ要求は、少なくとも1つのフィルタ条件を含み、各フィルタ条件は、1つのネットワークスライスに対応し、ネットワークスライスは、対応するSLA要件を満たすことができないネットワークスライスである。各フィルタ条件は、照会された内容のフィルタをデータ分析ネットワークエレメントに示すために使用され、上記の指定の要件に基づいて生成される。例えば、ネットワークスライス1に対応するフィルタ条件は、ネットワークスライスのユーザ数が1,000,000未満であり、エンドツーエンド遅延が2msよりも大きく、平均MOSが3未満であり、ユーザ満足度が80%未満であることである。ステップ509において、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスのサービス体感がエリアに基づいて対応するSLA要件を満たすことができないと決定した場合、言い換えると、スライス管理ネットワークエレメントが、エリア内の対応するネットワークスライスのサービス体感がSLA要件を満たすことができないと決定した場合、ステップ510において、クエリ要求は、指定の要件が満たされることができないサブエリア/サブ時間に関する情報を照会する点に留意すべきである。この場合、ネットワークスライスに対応し且つクエリ要求内にあるフィルタ条件は、エリアに関する情報を含むべきであり、フィルタ条件内のエリアに関する情報は、図2の実施形態の第3のエリアに関する情報に対応する。
さらに、ステップ509において、スライス管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスのサービス体感が時間に基づいて対応するSLA要件を満たすことができないと決定した場合、言い換えると、スライス管理ネットワークエレメントが、時間内の対応するネットワークスライスのサービス体感がSLA要件を満たすことができないと決定した場合、ステップ510において、クエリ要求は、指定の要件が満たされることができないサブエリア/サブ時間に関する情報を照会する。この場合、ネットワークスライスに対応し且つクエリ要求内にあるフィルタ条件は、時間に関する情報を含むべきであり、フィルタ条件内の時間に関する情報は、図2の実施形態の第3の時間に関する情報に対応する。
代替として、上記の方式が組み合わせて使用されてもよい。具体的には、ネットワークスライスに対応し且つクエリ要求内にあるフィルタ条件は、時間に関する情報及びエリアに関する情報の双方を含んでもよい。言い換えると、ステップ510において、クエリ要求は、指定の要件が満たされることができない時間内のサブ時間に関する情報、又は指定の要件が満たされることができないエリア内のサブエリアに関する情報を照会する。
第1のネットワークスライスのようなネットワークスライスについて、複数のフィルタ条件が存在してもよい。ここでのフィルタ条件は、図2の実施形態におけるサービス体感要件情報と同じ意味を有する。詳細はここでは再び説明しない。
このステップにおける指定の要件及び少なくとも1つのフィルタ基準は、図2の実施形態におけるサービス体感要件情報と同じ機能的意味を有する。詳細はここでは再び説明しない。
このステップは、クエリ要求が、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を照会するために使用される例を使用することにより記載されている点に留意すべきである。他の可能な設計では、クエリ要求が、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を照会するために使用される他のシナリオが存在する。例えば、スライス管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスが対応するSLA要件を過剰に満たすと決定したとき、クエリ要求は、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を照会するために使用される。この方法は、指定の要件が満されることができないエリア/時間に関する情報を照会するための上記の方法と同様である。このクエリ要求内の指定の要件は、上記のクエリ要求内の指定の要件と異なってもよい。詳細はここでは再び説明しない。
他の可能な設計では、クエリ要求は、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが第1の指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を照会し、第1のネットワークスライスが第2の指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を照会するために使用されてもよい。第1の指定の要件は、第2の指定の要件と同じでもよく或いは異なってもよい。
511:データ分析ネットワークエレメントは、クエリ要求に基づいて、応答メッセージをスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
応答メッセージは、第1のネットワークスライスが対応する指定の要件を満たすことができない時間/エリアに関する情報を含む。ステップ510における第1のネットワークスライスが複数のネットワークスライスであるとき、ここでの応答メッセージは、複数のネットワークスライスが対応する所定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を含んでもよい。
このステップにおいて、対応する指定の要件が満たされることができない時間/エリアに関し且つ応答メッセージに含まれる情報は、図2の実施形態における第1のエリアに関する情報/第1のエリアに関する情報と同等である。
可能な実現方式では、応答メッセージは、時間に関するエリア/情報に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含む。ここでの第1のサービス体感情報は、図2の実施形態における第1のサービス体感情報と同じ意味を有する。
ステップ509及び510が実行された後に、ネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件を満たすことができないと決定したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントから、ネットワークスライスがSLA要件を満たすことができない具体的なエリア/時間を照会し、データ分析ネットワークから、問題のエリア/時間に対応する具体的なサービス体感情報を取得してもよく、それにより、その後、ネットワークリソースが当該エリアのみにおいてネットワークについて正確に調整され、全体のネットワークに対する盲目的なネットワークリソース調整を回避する。これは、重い作業負荷及びネットワークリソースの無駄を回避する。
他の可能な設計では、クエリ要求が、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を照会するために使用される場合、応答メッセージは、第1のネットワークスライスが指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を含む点に留意すべきである。この方法は、応答メッセージが、第1のネットワークスライスが対応する指定の要件を満たすことができない時間/エリアに関する情報を含む上記の方法と同様である。詳細はここでは説明しない。
他の可能な設計では、クエリ要求が、データ分析ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスが第1の指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報を照会し、第1のネットワークスライスが第2の指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を照会するために使用される場合、応答メッセージは、第1のネットワークスライスが第1の指定の要件を満たすことができないエリア/時間に関する情報、及び第1のネットワークスライスが第2の指定の要件を過剰に満たすエリア/時間に関する情報を含む。
512b:スライス管理ネットワークエレメントは、第1の通知メッセージをネットワークデバイスに送信する。第1の通知メッセージは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワークデバイスに通知するために使用される。
第1の通知メッセージは、第1のネットワークスライスに対応するネットワークスライス識別情報を含む。
第1のネットワークスライスのスライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は第1のネットワークスライスのSLA要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。スライス品質情報の具体的な意味については、図2の実施形態におけるスライス品質情報の意味を参照する。
可能な実現方式では、第1の通知メッセージは、エリアに関する情報を更に含む。エリアに関する情報は、クエリ要求/応答メッセージを介してデータ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得された情報であり、第1のネットワークスライスが指定の要件を満たすことができないか或いは過剰に満たすエリアに関する情報である。ここでのエリアに関する情報は、図2の実施形態における第2のエリアに関する情報に対応し、第2のエリアに関する情報は、第1のエリアに関する情報と同等であると考えられる。第1の通知メッセージに含まれるエリアに関する情報は、ネットワークスライスがSLA要件を満たすことができないか或いは過剰に満たす具体的なエリアを通知するために使用され、それにより、アクセスネットワークデバイスは、具体的なエリアのみについてリソース調整を実行し、細かいネットワークリソース調整手順を実行し、それにより、盲目的な試みを回避する。これは、ネットワークリソースの割り当てを最適化する。
可能な実現方式では、第1の通知メッセージは、時間に関する情報を更に含む。第1の通知メッセージ内の時間に関する情報は、第1の要求/応答メッセージを介してデータ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得された情報であり、各ネットワークスライスが指定の要件を満たすことができないか或いは過剰に満たす時間に関する情報である。ここでの時間に関する情報は、図2の実施形態における第2の時間に関する情報に対応し、第2の時間に関する情報は、第1の時間に関する情報と同等であると考えられる。
可能な実現方式では、ステップ512bの前に、ステップ512aが更に存在してもよい。
512a:アクセスネットワークデバイスは、第3の要求をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
第3の要求は、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を要求するために使用される。
513b:スライス管理ネットワークエレメントは、第2の通知メッセージをネットワーク管理ネットワークエレメントに更に送信してもよい。第2の通知メッセージは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワーク管理ネットワークエレメントに通知するために使用される。
このステップの動作方式は、ステップ512bと同様であり、第2の通知メッセージが送信される対象のみが、アクセスネットワークデバイスからスライス管理ネットワークエレメントに変更される必要がある。
可能な実現方式では、ステップ512aと同様に、ステップ513aがステップ513bの前に更に存在してもよい。
513a:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第4の要求をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
第4の要求は、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を要求するために使用される。
このステップの詳細については、512aを参照する。
514:ネットワークデバイスは、ステップ512bにおいてスライス管理ネットワークエレメントから取得された第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
例えば、スライス品質情報が、ネットワークスライス1がSLA要件1の60%のみを満たすことを示す場合、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークスライス1のために更なるエアインタフェースリソースをスケジューリングするか或いはネットワークスライス1のためにエアインタフェースリソースを優先的にスケジューリングし、SLA要件1に対するネットワークスライス1の満足度レベルが増加し(例えば、100%に増加する)、最終的に、ネットワークスライス1の品質がSLA要件1を満たすことができることを確保する。アクセスネットワークデバイスは、更なるエアインタフェースリソースをスケジューリングし、スケジューリングされたエアインタフェースリソース数は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された最大エアインタフェースリソース数(例えば、30%)の範囲内にある点に留意すべきである。すなわち、スケジューリングされた更なるエアインタフェースリソース数は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより配信された最大エアインタフェースリソース数を超えることはできない。さらに、アクセスネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された保証エアインタフェースリソース数(例えば、20%)を参照して、更なるエアインタフェースリソースを更にスケジューリングする必要がある。例えば、更なるエアインタフェースリソースがスケジューリングされ、スケジューリングされた更なるエアインタフェースリソース数は、保証エアインタフェースリソース数(例えば、20%)に近い。
他の例では、スライス品質情報が、ネットワークスライス1がSLA要件1の120%を満たすことを示す場合、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークスライス1のためにスケジューリングされたエアインタフェースリソースを低減するか或いはエアインタフェースリソースのスケジューリング優先度を低減し、SLA要件1に対するネットワークスライス1の満足度レベルが低減され(例えば、100%に低減される)、最終的に、ネットワークスライス1の品質がSLA要件1を満たすことができることを確保する。アクセスネットワークデバイスは、エアインタフェースリソースを低減し、スケジューリングされたエアインタフェースリソース数は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された最大エアインタフェースリソース数(例えば、30%)の範囲内にある点に留意すべきである。すなわち、スケジューリングされたエアインタフェースリソース数は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより配信された最大エアインタフェースリソース数を超えることはできない。さらに、アクセスネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された保証エアインタフェースリソース数(例えば、20%)を参照して、エアインタフェースリソースを更に低減する必要がある。例えば、エアインタフェースリソースが低減され、スケジューリングされたエアインタフェースリソース数は、保証エアインタフェースリソース数(例えば、20%)に近い。
SLA要件1は、或るグレードのネットワークスライス1の目標SLA要件でもよい。このグレードの目標SLA要件を取得するための方法の詳細については、図2の例を参照する。
可能な実現方式では、ステップ512bにおいてネットワークデバイスにより取得されたスライス品質情報が、第1のネットワークスライスの時間に関する情報に対応するスライス品質情報である場合、ネットワークデバイスは、代替として、時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。すなわち、ネットワークデバイスは、時間に関する情報のみに基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソーススケジューリングを調整する。
可能な実現方式では、ステップ512bにおいてネットワークデバイスにより取得されたスライス品質情報が、第1のネットワークスライスのエリアに関する情報に対応するスライス品質情報である場合、ネットワークデバイスは、代替として、エリアに関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。すなわち、ネットワークデバイスは、エリアに関する情報のみに基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソーススケジューリングを調整する。
ステップ514の後に、ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス又はトランスポートネットワークデバイスでもよい。例えば、ネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイスである。アクセスネットワークデバイスは、エアインタフェースリソーススケジューリングデータ、例えば、時間(例えば、期間又は時点)において或いはエリア(例えば、セル又はセルリスト)内で各ネットワークスライスのために基地局によりスケジューリングされたエアインタフェースリソース数のようなデータ(例えば、エアインタフェース物理リソースブロックのタイプ及び数)、又はスケジューリング優先度を継続的に生成する。データは、継続的に測定され、エアインタフェースリソーススケジューリングデータとして収集され、ネットワーク管理ネットワークエレメントに報告される。データは、その後、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより、エアインタフェースリソースを検出及び調整するために使用される。
エアインタフェースリソース数の表現形式は、各ネットワークスライスについてアクセスネットワークデバイスにより具体的に呼び出されるエアインタフェース物理リソースブロックのタイプ及び数、例えば、CPU数、メモリ数及びチャネル数に限定されず、或いは、アクセスネットワークデバイスの合計エアインタフェースリソースに対する各ネットワークスライスについてアクセスネットワークデバイスにより呼び出されるエアインタフェースリソースの割合でもよい。例えば、ネットワークスライス1は20%のリソースを占有し、ネットワークスライス2は30%のリソースを占有する。
515:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの取得されたサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのネットワークリソース構成情報を調整し、それにより、第1のネットワークスライスは、対応するSLA要件を満たすことができる。
ネットワーク管理ネットワークエレメントにより取得された第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、ステップ508に従ってデータ分析ネットワークエレメントから取得された第1のネットワークスライスのサービス体感情報、又はステップ513bに従ってスライス管理ネットワークエレメントから取得された第1のネットワークスライスのスライス品質情報を含んでもよい。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスが対応するSLA要件を満たすことができないと決定したとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースの構成を増加させる。詳細については、ステップ501における説明を参照する。逆に、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスが対応するSLA要件を過剰に満たすと決定したとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースの構成を低減する。詳細については、ステップ501における説明を参照する。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスのサービス体感が対応するSLA要件をちょうど満たすと決定した場合、アクセスネットワークリソース、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースの構成は調整される必要はない。可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより取得された第1のネットワークスライスのサービス体感情報が、時間又はエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報である場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、時間又はエリアに基づいて、第1のネットワークスライスのネットワークリソースの構成を調整してもよい。
可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのネットワークリソースを調整するとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、アクセスネットワークデバイスから取得されたエアインタフェースリソーススケジューリングデータを更に考慮する必要がある。エアインタフェースリソーススケジューリングデータは、第1のネットワークスライスのためにアクセスネットワークデバイスによりエアインタフェースリソースをスケジューリングするプロセスにおいて生成される。
例えば、ネットワークスライス1のためにネットワーク管理ネットワークエレメントにより設定された初期エアインタフェースリソース構成情報は、最大エアインタフェースリソース構成が30%であり、保証エアインタフェースリソース構成が20%であることを含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライス1のためにアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたエアインタフェースリソース数が20%であることを取得し、ステップ508又はステップ513bに従って、エアインタフェースリソース数が20%であるときにネットワークスライス1がSLA要件1の80%のみを満たすことを取得した場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、エアインタフェースリソースの構成を調整してもよく、最大エアインタフェースリソースの構成は30%であり、保証エアインタフェースリソースの構成は23%であり、それにより、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークスライスのためのエアインタフェースリソース数を(例えば、23%に)増加させる。最終的に、ネットワークスライス1は、SLA要件1の100%を満たす。
他の例では、ネットワークスライス2のためにネットワーク管理ネットワークエレメントにより設定された初期エアインタフェースリソース構成情報は、最大エアインタフェースリソース構成が30%であり、保証エアインタフェースリソース構成が25%であることを含む。ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライス2のためにアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたエアインタフェースリソース数が25%であることを取得し、ステップ508又はステップ513bに従って、エアインタフェースリソース数が25%であるときにネットワークスライス2がSLA要件2の120%のみを満たすことを取得した場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、アクセスネットワークリソースの構成を調整してもよく、それにより、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークスライスのためのエアインタフェースリソース数を(例えば、20%に)低減する。最終的に、ネットワークスライス2は、SLA要件2の100%を満たす。
明らかに、コアネットワークリソース構成情報の調整の理解については、アクセスネットワークリソース構成情報の調整を参照し、調整されるリソースのタイプのみが異なる。コアネットワークリソース構成情報の理解については、ステップ501を参照する。
新規に作成されたネットワークスライス又はテスト段階におけるネットワークスライスについては、ステップ502~515が繰り返し実行された後に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメント及びスライス管理ネットワークエレメントから取得されたネットワークスライスのサービス体感データに基づいて、ネットワークスライス及び他の関連するネットワークスライスのリソース構成情報を継続的に調整でき、ネットワークスライスがネットワークスライス上のテナントにより提案されたSLA要件を可能な限り満たすことを可能にする。SLA要件が満たされることができない場合、安定段階における他の既存のネットワークスライスの品質が影響されない限り、満たされることができる新規SLA要件がテナントと交渉される必要がある。
516:新規に作成されたネットワークスライスが安定段階に入った後に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、新規に作成されたネットワークスライスにより満たされることができる新規SLA要件を決定し、新規SLA要件に基づいて新規ユーザ数情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
新規ユーザ数情報の意味は、ステップ502における初期ユーザ数情報の意味に基づいて具体的に決定されてもよい。
新規SLA要件は、ステップ101におけるSLA要件と同じでもよく或いは異なってもよい。可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、新規に作成されたネットワークスライスネットワークに対応する新規SLA要件をスライス管理ネットワークエレメントに更に通知してもよい。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第4の指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに更に通知してもよい。第4の指示情報は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された新規ユーザ数情報又は新規SLA要件情報の信頼レベル情報をスライス管理ネットワークエレメントに通知するために使用される。一般的に、テスト段階のネットワークスライスと比較して、ネットワークスライスが安定状態にあるとき、当該状態に対応し且つネットワーク管理ネットワークエレメントにより設定された信頼値は、より高い(例えば、信頼値は99%である)。
可能な実現方式では、他の可能な設計では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第5の指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに更に通知してもよい。第5の指示情報は、ネットワークスライスが安定状態にあることを示すために使用される。この状態では、ネットワークは比較的安定しており、リソースは頻繁に調整できない。さらに、ネットワーク管理ネットワークエレメントはテナントと交渉し、新規SLA要件を最終的な署名済みSLA要件として使用する必要がある。
517:スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された新規ユーザ数情報に基づいて、ネットワークスライスに対してアクセスユーザ数制御を実行する。
アクセスユーザ数制御は、ネットワークスライスの登録ユーザ数又はネットワークスライスのオンラインユーザ数を制御することを意味する。詳細については、ステップ502を参照する。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントがネットワーク管理ネットワークエレメントから第4の指示情報を更に受信した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第4の指示情報に基づいて、ネットワークスライスに対してユーザ数制御を更に実行してもよい。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントが、第4の指示情報に基づいて、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された新規ユーザ数情報又は新規SLA要件情報に対応する信頼レベルが比較的高い(例えば、99%)ことを習得したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、多数のユーザが同時にネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスの登録ユーザ数が10,000,000を超えないことをスライス管理ネットワークエレメントに新たに通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、10,000,000のユーザがネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよく、ステップ毎に或いは段階的にユーザを除去するか或いはユーザがネットワークスライスにアクセスすることを可能にする必要はない。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントがネットワーク管理ネットワークエレメントから第5の指示情報を更に受信した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、第5の指示情報に基づいて、ネットワークスライスに対してユーザ数制御を更に実行してもよい。具体的には、スライス管理ネットワークエレメントが、第5の指示情報に基づいて、ネットワークスライスが安定段階にあることを習得したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、多数のユーザが同時にネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントが最初に、ネットワークスライスの登録ユーザ数が10,000,000を超えないことをスライス管理ネットワークエレメントに通知した場合、スライス管理ネットワークエレメントは、10,000,000のユーザがネットワークスライスにアクセスすることを可能にしてもよい。
明らかに、スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第4の指示情報及び第5の指示情報を受信してもよい。この場合、スライス管理ネットワークエレメントは、上記の方式のみでユーザ数を制御する必要がある。
可能な実現方式では、新規ユーザ数情報又は新規SLA要件はまた、エリアに基づいて送信されてもよい。これはステップ501と同じである。
この出願のこの実施形態では、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの異なる状態及びネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたネットワークスライスの異なる状態情報又は信頼レベルに基づいて、ネットワークスライスのアクセスユーザ数に対して異なる制御を実行できる。これは、ユーザ数制御の精度及び細かさを改善する。さらに、ネットワークスライスの品質が対応するSLA要件を満たすことができないと決定したとき、スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントから、ネットワークスライスがSLA要件を満たすことができない具体的なエリア及び/又は時間を照会してもよく、それにより、その後、ネットワークリソースが当該エリアのみにおいてネットワークについて正確に調整され、全体のネットワークに対する盲目的なネットワークリソース調整を回避する。これは、重い作業負荷及びネットワークリソースの無駄を回避する。
図7Bは、この出願の実施形態による、ネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。
図7Bに示すように、図2の実施形態を参照して、この出願のこの実施形態において提供されるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態は、以下のステップのうち1つ以上を含んでもよい。
520:スライス管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。
スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
ここでの第1のネットワークスライスのサービス体感情報の詳細の理解については、図2の実施形態におけるサービス体感情報(例えば、第3のサービス体感情報)の意味及び内容を参照する。
可能な実現方式では、ここでの第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、第1のネットワークスライスの全体のネットワーク範囲又は全体の時間範囲に対応するサービス体感情報でもよい。
他の可能な実現方式では、ここでの第1のネットワークスライスのサービス体感情報は、代替として、第1のネットワークスライスのエリアに関する情報又は第1のネットワークスライスの時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報でもよい。
満足度レベル情報は、不満、満足、過剰満足を含んでもよい。具体的には、満足度レベル情報の意味及び表現形式については、図2の実施形態における満足度レベル情報を参照する。
データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得された第1のネットワークスライスのスライス品質情報の詳細については、図7A-1の実施形態におけるステップ504及び507において、データ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得されたネットワークスライスに対応するサービス体感情報の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
可能な実現方式では、第1のネットワークスライスのスライス品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報のみを含む場合、この実施形態は以下を更に含んでもよい。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定する。満足度レベル情報は、不満、満足、過剰満足を含む。具体的には、満足度レベル情報の意味及び表現形式については、図2の実施形態における満足度レベル情報を参照する。第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報の詳細については、図2の実施形態における目標サービスレベル合意要件情報を参照する。
521:スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
第1のネットワークスライスの品質情報が、目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含むとき、スライス管理ネットワークエレメントは、満足度レベル情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと直接決定してもよい。
第1のネットワークスライスの品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報のみを含むとき、スライス管理ネットワークエレメントが、サービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する方式の詳細については、ステップ509を参照する。
522:スライス管理ネットワークエレメントは、要求をネットワーク管理ネットワークエレメントに送信する。
要求は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすネットワークドメインを要求するために使用される。
ネットワークドメインは、通常では、アクセスネットワークドメイン(RANドメイン)、コアネットワークドメイン(CNドメイン)及びトランスポートネットワークドメイン(TNドメイン)を含むが、これらに限定されない。
523:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
可能な実現方式では、ステップ523の前に、以下のステップのうち1つ以上が更に含まれてもよい。
ステップA:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、データ分析ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。
このステップの方法については、ステップ520において、データ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得するための方法を参照するか、或いは、図7A-1に対応する実施形態のステップ505及び508において、データ分析ネットワークエレメントからネットワーク管理ネットワークエレメントによりネットワークスライスのサービス体感情報を取得するための方法を参照する。
ステップB:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
このステップの方法については、ステップ7Aに対応する実施形態のステップ521又はステップ509を参照する。
この実現方式では、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすという決定結果は、ステップ523を実行するための前提条件である。
言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントが、第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすと決定した場合、ステップ523及び後続のステップ524は実行されなくてもよい。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスの配備、保守及び管理を担うネットワークエレメントであり、ネットワークスライスのグローバルデータを習得できる。したがって、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定でき、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を過剰に満たすか或いは満たすことができない問題のネットワークドメインを更に見つけることができる。例えば、問題のネットワークドメインは、RANドメイン、CNドメイン及びTNドメインのうち1つ以上である。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、問題のネットワークドメインを第1のネットワークドメインとして使用する。具体的には、ネットワークスライスについて、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、各ネットワークドメインに対応する1つ以上のキーパフォーマンス指標(key performance indicator, KPI)を予め設定してもよい。ネットワークスライスの実際の動作中に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、各ネットワークドメインのキーパフォーマンス指標の実際に測定された値を予め設定された値と比較して、問題のエリアを見つける。
524:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
指示情報は、第1のネットワークドメインのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすことを示すために使用される。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメントからの要求に応じて、指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信してもよい。
他の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに能動的に送信してもよい。すなわち、ステップ522は実行されなくてもよい。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、信頼レベル情報をスライス管理ネットワークエレメントに更に送信してもよい。信頼レベル情報は、指示情報の信頼レベルを示すために使用される。信頼レベル情報の表現形式の詳細については、図5の実施形態におけるユーザ数制限情報の信頼レベルの表現形式を参照する。詳細はここでは説明しない。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、内部ポリシー又はアルゴリズムに従って信頼レベル情報を生成する。
525:スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定する。
この実施形態におけるステップ522、ステップ523及びステップ524は、任意選択のステップである点に留意すべきである。他の可能な実現方式では、3つのステップは実行されなくてもよいが、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと自律的に決定してもよい。例えば、具体的な決定方法については、ステップ523におけるネットワーク管理ネットワークエレメントの決定方法を参照する。
526:スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信する。
ステップ525における実現方式のうちいずれか1つに従って、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定した後に、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスを決定し、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワークデバイスに送信する。ネットワークデバイスは、第1のネットワークドメイン内の全てのネットワークデバイス、又は第1のネットワークドメイン内のいくつかのネットワークデバイス、例えば、第1のネットワークドメイン内にあり且つエリアに関する情報/時間に関する情報に対応するネットワークデバイスのみを示してもよい。
スライス品質情報は、ネットワークデバイスにより、スライス品質情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
例えば、第1のネットワークドメインがアクセスネットワークドメインであるとき、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をアクセスネットワークドメイン内のアクセスネットワークデバイスに送信し、それにより、アクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのエアインタフェースリソースをスケジューリングする。アクセスネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのより多く或いはより少ないエアインタフェースリソースをスケジューリングする方式の詳細については、図2のステップ105又は図7A-2の実施形態のステップ514における関連説明を参照する。
第1のネットワークドメインがコアネットワークドメイン又はトランスポートネットワークドメインであるとき、リソーススケジューリング方法は、基本的に、第1のネットワークドメインがアクセスネットワークドメインであるときと同じであり、違いは、コアネットワークリソース又はトランスポートネットワークリソースがスケジューリングされる点のみである。
第1のネットワークドメインが、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち2つ以上の組み合わせであるとき、リソーススケジューリング方法も基本的に同じであり、違いは、対応するリソースが対応するネットワークドメインで別々にスケジューリングされる点である。
可能な実現方式では、スライス管理ネットワークエレメントが、ステップ524においてネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定し、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された信頼レベル情報を更に受信し、信頼レベル情報は指示情報の信頼レベルを示すために使用される場合、スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、信頼レベル情報に基づいて、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信してもよい。
具体的には、信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも高いとき(例えば、信頼レベル情報の値が90%よりも大きいとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信する。逆に、信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも低いとき(例えば、信頼レベル情報の値が60%未満であるとき)、スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信しない。
このステップにおける第1のネットワークスライスの品質情報は、第1のネットワークスライスの全体のネットワーク範囲又は全体の時間範囲に対応するスライス品質情報でもよく、或いは、エリアに関する情報又は時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのスライス品質情報でもよい。例えば、エリアに関する情報又は時間に関する情報は、図2の実施形態における方法を使用することによりスライス管理ネットワークエレメントにより決定された第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報でもよい。言い換えると、図7Bの実施形態における方法は、図2の実施形態における方法と組み合わせて使用されてもよい。図2に示す実施形態における方法におけるステップ104の前に、スライス管理ネットワークエレメントは、図7Bにおける方法を使用することにより、まず、第1のネットワークドメインを見つけてもよく、次いで、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信し、それにより、第1のネットワークドメインにおけるネットワークデバイスが、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
図7Bに対応する実施形態では、スライス管理ネットワークエレメントは、まず、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たすことができないネットワークドメイン(例えば、アクセスネットワークドメイン)を正確に見つけ、次いで、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワークドメイン内のネットワークデバイスに提供しもよく、それにより、ネットワークドメイン内のネットワークデバイスは、リソーススケジューリングを調整できる。この方法は、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリング状態を盲目的に調整することを回避し、リソーススケジューリングの精度を改善できる。
図7Cは、この出願の実施形態によるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態の概略図である。
図7Cに示すように、図3又は図4の実施形態における方法を参照して、この出願において提供されるネットワークスライスのためのリソーススケジューリング方法の他の実施形態は、以下のステップのうち1つ以上を含む。
530:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。
第1のネットワークスライスの状態情報は、第1のネットワークスライスの未署名SLA状態又は署名済みSLA状態を含む。
未署名SLA状態は、第1のネットワークスライスに対するサービスレベル合意がスライステナントと署名されていないことを意味する。言い換えると、第1のネットワークスライスは、新規に作成されたネットワークスライス又は依然としてテスト段階にあるネットワークスライスである。
署名済みSLA状態は、第1のネットワークスライスに対するサービスレベル合意が、スライステナントと署名されたことを意味する。言い換えると、第1のネットワークスライスは、安定状態のネットワークスライス又はテスト段階が完了したネットワークスライスである。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、内部構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスに対応するサービスレベル合意がテナントと署名されているか否かを決定し、第1のネットワークスライスの状態情報を決定してもよい。
他の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、代替として、データ分析ネットワークエレメントから取得された第1のネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスの状態情報を決定してもよい。第1のネットワークスライスのスライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、又は第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、サービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たすか否かに基づいて、第1のネットワークスライスの状態情報を決定してもよい。例えば、サービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たす場合、第1のネットワークスライスの状態情報が署名済みSLA状態又は同等の安定状態であると決定され、或いは、サービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、第1のネットワークスライスの状態情報が未署名SLA状態又は同等のテスト状態であると決定される。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報に対応する信頼レベル情報を更に決定してもよい。信頼レベル情報は、状態情報の信頼レベルを示すために使用される。信頼レベル情報の具体的な表現形式については、図5の実施形態におけるユーザ数制限情報の信頼レベルの表現形式を参照する。
531:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態指示情報をネットワークデバイスに送信する。
状態指示情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を含む。
可能な実現方式では、ステップ531の前に、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークデバイスにより送信される状態要求メッセージを受信する。状態要求メッセージは、第1のネットワークスライスの状態情報を要求するために使用される。
他の可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態指示情報をネットワークデバイスに能動的に送信してもよく、すなわち、ネットワークデバイスの状態要求メッセージに基づいて状態指示情報を送信する必要はない。
ステップ101において説明した方法と同様に、目標サービスレベル合意要件情報が複数のグレードのサービスレベル合意要件情報に基づいて取得される場合、例えば、目標サービスレベル合意要件情報が複数のグレードのサービスレベル合意要件情報内の1つのグレードのサービスレベル合意要件情報である場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、状態情報に対応する目標サービスレベル合意要件情報をネットワークデバイスに更に示してもよい点に留意すべきである。具体的には、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスに対するSLAが署名されていないことをネットワークデバイスに通知するか、或いは、署名されたネットワークスライスのSLAをネットワークデバイスに通知する。
可能な実現方式では、状態指示情報は、リソース構成情報に含まれ、ネットワーク管理ネットワークエレメントによりネットワークデバイスに一緒に送信されてもよい。リソース構成情報の意味及び内容の詳細については、図3又は図4の実施形態におけるリソース構成情報の意味を参照する。
他の可能な実現方式では、状態指示情報は、リソース構成情報から独立してネットワーク管理ネットワークエレメントによりネットワークデバイスに送信されてもよい。
可能な実現方式では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報に対応する信頼レベル情報をネットワークデバイスに更に送信してもよい。信頼レベル情報は、状態指示情報に含まれ、ネットワークデバイスに送信されてもよく、或いは、状態指示情報から独立してネットワークデバイスに送信されてもよい。
532:ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。
可能な実現方式では、ネットワークデバイスは、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの状態指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスの状態情報を決定する。
他の可能な実現方式では、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報を自律的に決定する。詳細については、ステップ520においてネットワーク管理ネットワークエレメントにより第1のネットワークスライスの状態情報を決定するための方法を参照する。ネットワークデバイスが第1のネットワークスライスの状態情報を自律的に決定できる場合、ステップ530及び531は省略されてもよい。
目標サービスレベル合意要件情報が複数のグレードのサービスレベル合意要件情報に基づいて取得される場合、ネットワークデバイスは、状態情報に対応する目標サービスレベル合意要件情報を、自律的に或いはネットワーク管理ネットワークエレメントの通知に基づいて更に決定してもよい点に留意すべきである。具体的には、ネットワークデバイスは、ネットワークスライスに対するSLAが署名されていないと決定するか或いは署名されたネットワークスライスのSLAを決定する。
533:ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの状態情報が第1のネットワークスライスの未署名SLA状態であり、第2のネットワークスライスの状態情報が第2のネットワークスライスの署名済みSLA状態であるとき、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスよりも優先して、第2のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。言い換えると、この場合、ネットワークデバイスは、第2のネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングし、残りのリソースが存在するときにのみ、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。第2のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスと異なる他のネットワークスライスである。
他の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの状態情報が第1のネットワークスライスの署名済みSLA状態であり、第2のネットワークスライスの状態情報が第2のネットワークスライスの未署名SLA状態であるとき、ネットワークデバイスは、第2のネットワークスライスよりも優先して、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。言い換えると、この場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためのリソースを優先的にスケジューリングし、残りのリソースが存在するときにのみ、第2のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。
他の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの状態情報が第1のネットワークスライスの未署名SLA状態であり、第2のネットワークスライスの状態情報が第2のネットワークスライスの未署名SLA状態であるとき、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライス及び第2のネットワークスライスのためのリソースを等しくスケジューリングする。言い換えると、この場合、2つのネットワークスライスの間に優先度の差はなく、リソーススケジューリングは、同じ機会でネットワークデバイスから取得されてもよい。
他の可能な実現方式では、第1のネットワークスライスの状態情報が第1のネットワークスライスの署名済みSLA状態であり、第2のネットワークスライスの状態情報が第2のネットワークスライスの署名済みSLA状態であるとき、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライス及び第2のネットワークスライスのためのリソースを等しくスケジューリングするか、或いは、ネットワークデバイスは、他の情報に基づいて、第1のネットワークスライス及び第2のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。例えば、ネットワークデバイスは、異なるスライスのプリエンプション優先度情報に基づいて、異なるネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。他の例では、ネットワークデバイスは、代替として、異なるスライスについて署名された具体的なSLAに基づいて、異なるネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。例えば、第1のネットワークスライスについて署名されたSLAの要件が、第2のネットワークスライスについて署名されたSLAの要件よりも高い場合、リソースは、第1のネットワークスライスのために優先的にスケジューリングされる。
可能な実現方式では、ネットワークデバイスが、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの状態指示情報に対応する信頼レベル情報を更に受信し、信頼レベル情報が状態情報の信頼レベルを示すために使用される場合、ネットワークデバイスは、代替として、信頼レベル情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。例えば、信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも高いとき(例えば、信頼レベル情報の値が90%よりも大きいとき)、ネットワークデバイスは、上記のいくつかの可能な方式で、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。逆に、信頼レベル情報が予め設定された信頼値よりも低いとき(例えば、信頼レベル情報の値が60%未満であるとき)、ネットワークデバイスは、上記のいくつかの可能な方式で、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしない。ネットワークデバイスが信頼レベル情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする他の可能な実現方式が存在する。これは本発明では限定されない。
具体的には、第1のネットワークスライスの状態情報に加えて、ネットワークデバイスが第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする方式については、図3又は図4の実施形態を参照する。言い換えると、ネットワークデバイスは、代替として、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングしてもよい。詳細はここでは再び説明しない。
この実施形態では、ネットワークデバイスは、以下のデバイスタイプ、すなわち、アクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち1つ以上を含む。ここでのネットワークデバイスの具体的な意味については、図3又は図4の実施形態におけるネットワークデバイスを参照する。
ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、ステップ533は、具体的に、アクセスネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのエアインタフェースリソースをスケジューリングすることである。
ネットワークデバイスがコアネットワークデバイスであるとき、ステップ533は、具体的に、コアネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのコアネットワークリソースをスケジューリングすることである。
ネットワークデバイスがトランスポートネットワークデバイスであるとき、ステップ533は、具体的に、トランスポートネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのトランスポートネットワークリソースをスケジューリングすることである。
ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイス、コアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスの2つ以上の組み合わせであるとき、ステップ533において、対応するネットワークデバイスは、対応するネットワークリソースをそれぞれスケジューリングする。
図7Dは、この出願の実施形態によるユーザ数制御方法の他の実施形態の概略図である。
図7Dに示すように、図5の実施形態の方法を参照して、この出願のこの実施形態において提供されるユーザ数制御方法の他の実施形態は、以下のステップのうち1つ以上を含んでもよい。
540:新たなターゲットネットワークスライスが作成される必要があるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスの初期ユーザ数制限情報を決定する。
ユーザ数制限情報の意味及び内容の詳細については、図5の実施形態におけるユーザ数制限情報を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
ネットワークスライスが新規に作成された場合、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライスのテナントにより提供された初期サービスレベル合意要件情報に基づいて初期ユーザ数制限情報を決定してもよい。初期サービスレベル合意要件情報は、通常では、パイロット実行に使用され且つ正式なサービスレベル合意が署名される前にテナントにより提供されたサービスレベル合意要件であり、初期ユーザ数制限情報を含んでもよい点に留意すべきである。
541:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスの初期ユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
このステップの詳細については、ステップ402において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信するための方法を参照する。違いは、ステップ402における指示情報がこのステップにおいて送信されない点のみである。詳細はここでは再び説明しない。
542:スライス管理ネットワークエレメントは、初期ユーザ数制限情報に基づいてターゲットネットワークスライスのユーザ数を制御する。
このステップの詳細については、ステップ403において、ユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するための方法を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
543:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのスライス品質情報を取得する。
スライス品質情報は、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又はターゲットネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件に対するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。スライス品質情報の意味及び内容の詳細については、図2~図7A-2の実施形態におけるスライス品質情報の意味及び内容を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、スライス管理ネットワークエレメント又はデータ分析ネットワークエレメントからターゲットネットワークスライスのスライス品質情報を取得してもよい。詳細については、図4又は図7A-1及び図7A-2の実施形態においてネットワーク管理ネットワークエレメントにより第1のネットワークスライスのスライス品質情報又はサービス体感情報を取得するための方法を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
544:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのスライス品質情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスの新規ユーザ数制限情報を決定する。
任意選択で、スライスの品質情報がターゲットネットワークスライスのサービス体感情報のみを含むとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、目標サービスレベル合意の要件情報に対するサービス体感情報の満足度レベル情報を更に決定してもよい。満足度レベル情報は、不満、満足、過剰満足を含んでもよく、或いは、満足度レベル情報は、他の表現形式でもよい。これはここでは限定されない。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対するターゲットネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスの新規ユーザ数制限情報を決定する。例えば、満足度レベル情報が不満であるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより決定される新規ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数は、初期ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数よりも少ない。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数を低減すると決定する。逆に、満足度レベル情報が過剰満足であるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより決定される新規ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数は、初期ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数よりも大きい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数を増加させると決定する。他の例では、満足度レベル情報が満足であるとき、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより決定される新規ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数は、初期ユーザ数制限情報に含まれるユーザ数と等しい。言い換えると、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数を変更しないと決定する。
545:ネットワーク管理ネットワークエレメントは、新規ユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。
詳細については、ステップ541を参照する。違いは、ステップ541における初期ユーザ数制限情報が新規ユーザ数制限情報に置き換えられる点である。
546:スライス管理ネットワークエレメントは、新規ユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスにサービス提供されるユーザ数を制御する。
可能な実現方式では、新規ユーザ数制限情報が初期ユーザ数制限情報と等しいとき、スライス管理ネットワークエレメントは、如何なる動作も実行する必要はない。
可能な実現方式では、新規ユーザ数制限情報が初期ユーザ数制限情報よりも小さいとき、スライス管理ネットワークエレメントは、より多くのユーザがターゲットネットワークスライスにアクセスすることを防止する必要があり、ターゲットネットワークスライスからターゲットネットワークスライスにアクセスする冗長なユーザを除去する必要さえある。
他の可能な実現方式では、新規ユーザ数制限情報が初期ユーザ数制限情報よりも大きいとき、スライス管理ネットワークエレメントは、より多くのユーザがターゲットネットワークスライスにアクセスすることを可能にする。
ステップ543~546のうち1つ以上が繰り返し実行され、ネットワーク管理ネットワークエレメント及びスライス管理ネットワークエレメントは、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を継続的に交換及び更新してもよく、それにより、ユーザ数が最適状態、すなわち、ターゲットネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たす状態を達成する。
説明を容易にするために、データ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得されるネットワークスライスのサービス体感情報(例えば、第1のエリアに関する情報/第1の時間に関する情報に対応するサービス体感情報)のタイプが、スライス管理ネットワークエレメントによりネットワークデバイスに送信されるネットワークスライスのサービス体感情報(例えば、第2のエリアに関する情報/第2の時間に関する情報に対応するサービス体感情報)のタイプと同じであることが、この出願のいくつかの実施形態におけるいくつかのステップ(例えば、図7A-2に示す実施形態におけるステップ511及び512b)において記載され得る点に留意すべきである。例えば、2つのサービス体感情報は、ネットワークスライスのネットワーク粒度における体感情報及びサービス粒度における体感情報をそれぞれ含む。実際に、2つのサービス体感情報は、代替として、異なるタイプの体感情報を含んでもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントからスライス管理ネットワークエレメントにより取得されるネットワークスライスのサービス体感情報は、ユーザ粒度における体感情報を含み、スライス管理ネットワークエレメントによりネットワークデバイスに送信されるネットワークスライスのサービス体感情報は、ネットワーク粒度における体感情報及びサービス粒度における体感情報を含む。言い換えると、スライス管理ネットワークエレメントは、受信したサービス体感情報に基づいて、送信対象のサービス体感情報を生成してもよい。送信対象のサービス体感情報は、受信したサービス体感情報と同じでもよく或いは異なってもよい。これはまた、ネットワーク管理ネットワークエレメントにも適用可能である。
さらに、この実施形態では、スライス管理ネットワークエレメント及びネットワーク管理ネットワークエレメントの双方は、データ分析ネットワークエレメントからネットワークスライスのサービス体感情報を取得する点に留意すべきである。説明を容易にするために、この実施形態は、スライス管理ネットワークエレメント及びネットワーク管理ネットワークエレメントの双方が同じデータ分析ネットワークエレメントと相互作用する例を使用することにより記載されている。例えば、スライス管理ネットワークエレメント及びネットワーク管理ネットワークエレメントが、ネットワークスライスのサービス体感情報を取得するために、異なるデータ分析ネットワークエレメントと相互作用し得るシナリオが存在してもよい。これはこの実施形態では除外されない。
さらに、この出願の実施形態におけるネットワークエレメントが、ここに記載される。
スライス管理ネットワークエレメントは、以下の機能、すなわち、ネットワークスライスのユーザアクセスを管理及び制御する機能、リソース配備機能、並びにネットワーク管理コマンドを実行する機能のうち少なくとも1つを有するネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)ネットワークエレメントである。スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、スライス管理ネットワークエレメントは、OAM、NSMF又は通信サービス管理機能(communication service management function, CSMF)ネットワークエレメントである。
データ分析ネットワークエレメントは、以下のタイプのデータ、すなわち、キャリアネットワークデータ、サービスデータ又はユーザデータのうち少なくとも1つを分析する機能を有するネットワークエレメントである。データ分析ネットワークエレメントは、キャリアネットワークの制御プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントは、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワークエレメントでもよい。データ分析ネットワークエレメントは、代替として、キャリアネットワークの管理プレーンに位置してもよい。例えば、データ分析ネットワークエレメントはMDASでもよい。
ネットワーク管理ネットワークエレメントは、以下の機能、すなわち、ネットワークリソース配備機能及びネットワーク運用管理機能のうち少なくとも1つを有するネットワークエレメントである。例えば、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、NSSF、OAM、NSMF又はCSMFでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、制御プレーン上のNSSFでもよく、対応するネットワーク管理ネットワークエレメントは、OAM、NSMF又はCSMFでもよい。
スライス管理ネットワークエレメントは、代替として、管理プレーン上のNSMF又はCSMFでもよく、対応するネットワーク管理ネットワークエレメントは、MDASでもよい。
上記に、主に、ネットワークエレメントの間の相互作用の観点から、この出願の実施形態において提供される解決策を説明した。上記の機能を実施するために、上記のスライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス、データ分析ネットワークエレメント及びネットワーク管理ネットワークエレメントは、機能を実現するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の機能と組み合わせて、この出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを容易に認識するべきである。機能がハードウェアにより実行されるか、コンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
物理デバイスの観点から、上記のスライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントは、物理デバイスにより実現されてもよく、複数の物理デバイスにより一緒に実現されてもよく、或いは、物理デバイスの内部の論理機能ユニットでもよい。これはこの出願の実施形態では具体的に限定されない。
例えば、上記のスライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントは、図8における通信デバイスにより実現されてもよい。図8は、この出願の実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。通信デバイスは、少なくとも1つのプロセッサ601、メモリ602及び通信線603を含む。通信デバイスは、トランシーバ604及び通信インタフェース606のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。
プロセッサ601は、汎用中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, サーバIC)、又はこの出願の解決策においてプログラム実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路でもよい。
通信線603は、上記のコンポーネントの間で情報を送信するための経路を含んでもよい。
トランシーバ604は、トランシーバのようないずれかの装置であり、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)のような他のデバイス又は通信ネットワークと通信するように構成される。トランシーバ604は、代替として、トランシーバ回路又はトランシーバでもよい。通信デバイスがスライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントであるとき、通信デバイスはトランシーバを含んでもよい。
通信デバイスは、通信インタフェース606を更に含んでもよい。
メモリ602は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、静的情報及び命令を記憶可能な他のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は情報及び命令を記憶可能な他のタイプの動的記憶デバイスでもよく、或いは、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)、他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体、他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で期待されるプログラムコードを包含又は記憶可能であり且つコンピュータによりアクセス可能ないずれかの他の媒体でもよいが、これらに限定されない。メモリは独立して存在してもよく、通信線603を通じてプロセッサ601に接続される。メモリ602は、代替として、プロセッサ601と統合されてもよい。
メモリ602は、この出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサ601は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、この出願の上記の方法の実施形態において提供されるドローン監視方法を実現するように構成される。
可能な実現方式では、この出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令はまた、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれる。これはこの出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
具体的なの実現方式の中で、プロセッサ601は、1つ以上のCPU、例えば、図8におけるCPU0及びCPU1を含んでもよい。
具体的な実現方式の中で、実施形態では、通信デバイスは、複数のプロセッサ、例えば、図8におけるプロセッサ601及びプロセッサ605を含んでもよい。各プロセッサは、シングルコア(single-CPU)プロセッサ又はマルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータ実行可能命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路及び/又はプロセッサコアでもよい。
機能ユニットの観点から、この出願におけるスライス管理ネットワークエレメント、ネットワークデバイス、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントは、上記の方法の実施形態に基づいて機能ユニットに分割されてもよい。例えば、各機能ユニットは、それぞれ対応する機能に基づく分割を通じて取得されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの機能ユニットに統合されてもよい。統合された機能ユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図9は、スライス管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図9に示すように、この出願におけるスライス管理ネットワークエレメント70の実施形態は、受信ユニット701、処理ユニット702及び送信ユニット703を含んでもよい。
送信ユニット703は、要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信するように構成される。要求は、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を含む。
受信ユニット701は、データ分析ネットワークエレメントにより送信された応答を受信するように構成される。応答は、サービス体感要件情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を含む。
送信ユニット703は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報は、ネットワークデバイスにより、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
上記の解決策によれば、ネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいてリソースをスケジューリングできる。これは、リソーススケジューリングの精度及びネットワークリソース利用率を改善し、また、ネットワークスライスの性能を改善する。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第1のサービス体感情報に基づいて、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、送信ユニット703は、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応するスライス品質情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第2のサービス体感情報、及び第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、第2のエリアに関する情報は、アクセスネットワークデバイスにより、第2のエリアに関する情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングするために使用され、第2の時間に関する情報は、アクセスネットワークデバイスにより、第2の時間に関する情報に基づいて第1のネットワークスライスのためのアクセスネットワークリソースをスケジューリングするために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、満足度レベル情報は、不満、満足及び過剰満足を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、要求は、第3のエリアに関する情報を更に含む。第3のエリアに関する情報により示される第3のエリアは、第1のエリアに関する情報により示される第1のエリアを含み、第3のエリアに関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3のエリア内の第1のエリアに関する情報を要求するために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、要求は、第3の時間に関する情報を更に含む。第3の時間に関する情報により示される第3の時間は、第1の時間に関する情報により示される第1の時間を含み、第3の時間に関する情報は、データ分析ネットワークエレメントから、サービス体感要件情報に対応する第3の時間内の第1の時間に関する情報を要求するために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第1のネットワークスライスの第3のサービス体感情報を取得し、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しない場合、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定するように構成される。第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、目標サービスレベル合意要件に対応する。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第3のサービス体感情報を目標サービスレベル合意要件情報と比較し、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさないか或いは過剰に満たす場合、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報に対応しないと決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、不満に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定し、或いは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、過剰満足に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たさない場合、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を低減し、或いは、第3のサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を過剰に満たす場合、第1のネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を増加させるように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得し、第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定し、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感に関する要件、及びサービスのユーザ満足度割合に関するフィルタ要件のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願のいくつかの実施形態では、送信ユニット703は、加入要求をデータ分析ネットワークエレメントに送信するように更に構成される。加入要求は、第2のネットワークスライスのサービス体感情報を要求するために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット701は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、新たなネットワークスライスが作成される必要があること、又はネットワークスライスが削除される必要があることを習得するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメイン(network domain)により引き起こされたと決定するように更に構成される。問題のエリアは、第1のエリア又は第2のエリアを含み、問題の時間は、第1の時間又は第2の時間を含む。スライス管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたことを習得するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第1の信頼レベル情報を取得し、第1の信頼レベル情報は、問題のエリア及び/又は問題の時間が第1のネットワークドメインにより引き起こされたという情報の信頼レベルを示すために使用され、第1の信頼レベル情報及び第1のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定する、ように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないことを習得するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット702は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから第2の信頼レベル情報を取得し、第2の信頼レベル情報は、第3のサービス体感情報が第2のネットワークドメインのために目標サービスレベル合意要件情報に対応しないという情報の信頼レベルを示すために使用され、第2の信頼レベル情報及び第2のネットワークドメインに基づいてネットワークデバイスを決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークドメイン又は第2のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメント70は、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、スライス管理ネットワークエレメント70は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、スライス管理ネットワークエレメント70が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、スライス管理ネットワークエレメント70は、図2又は図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図9における受信ユニット701、処理ユニット702及び送信ユニット703の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図9における処理ユニット702の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図9における受信ユニット701及び送信ユニット703の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメントは、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図10は、ネットワークデバイスの概略構造図である。図10に示すように、この出願において提供されるネットワークデバイス80の実施形態は、受信ユニット801、処理ユニット802及び送信ユニット803を含んでもよい。
受信ユニット801は、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報を受信するように構成される。
処理ユニット802は、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願におけるネットワークデバイスは、第2のエリアに関する情報及び/又は第2の時間に関する情報に基づいてリソースをスケジューリングできる。これは、リソーススケジューリングの精度及びネットワークリソース利用率を改善し、また、ネットワークスライスの性能を改善する。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット801は、第1のネットワークスライスに対応し且つスライス管理ネットワークエレメントにより送信されたスライス品質情報を受信するように更に構成される。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
処理ユニット802は、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2のエリアは、第2のエリアに関する情報により示されるエリアである。
この出願のいくつかの実施形態では、第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2の時間は、第2の時間に関する情報により示される時間である。
この出願のいくつかの実施形態では、第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報、及び目標サービスレベル合意要件に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。第2のエリアは、第2のエリアに関する情報により示されるエリアであり、第2の時間は、第2の時間に関する情報により示される時間である。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット802は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、第1のネットワークスライスのための更なるリソースをスケジューリングし、或いは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを低減するように構成される。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイス80は、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、ネットワークデバイスにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイス80は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワークデバイス80が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワークデバイス80は、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、ネットワークデバイスにより実行される方法を実行する。
具体的には、図10における受信ユニット801、処理ユニット802及び送信ユニット803の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図10における処理ユニット802の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図10における受信ユニット801及び送信ユニット803の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイスは、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図11は、データ分析ネットワークエレメントの概略構造図である。図11に示すように、この出願において提供されるデータ分析ネットワークエレメント90の実施形態は、受信ユニット901、処理ユニット902及び送信ユニット903を含んでもよい。
受信ユニット901は、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された要求を受信するように構成される。要求は、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報を含む。
処理ユニット902は、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を決定するように構成される。
送信ユニット903は、応答をスライス管理ネットワークエレメントに送信するように構成される。応答は、サービス体感要件情報に対応する第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報を含む。
データ分析ネットワークエレメントが、ネットワークデバイスがより正確なリソーススケジューリングを実行するのを助けるために、第1のネットワークスライスの第1の問題のエリアに関する情報及び/又は第1のネットワークスライスの第1の問題の時間に関する情報を決定し得ることが、この出願の解決策から分かる。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット902は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を決定するように構成される。応答は、第1のエリアに関する情報及び/又は第1の時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報を更に含む。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、正のサービス体感要件情報及び/又は負のサービス体感要件情報を含む。正のサービス体感要件情報は、第1のサービスレベル合意要件情報が過剰に満たされるフィルタ情報であり、負のサービス体感要件情報は、第2のサービスレベル合意要件情報が満たされないフィルタ情報である。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット902は、要求が第3のエリアに関する情報を更に含み、第3のエリアに関する情報により示される第3のエリアが第1のエリアに関する情報により示される第1のエリアを含むとき、第3のエリアに関する情報に基づいて、サービス体感要件情報に対応する第3のエリア内の第1のエリアに関する情報を取得するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット902は、要求が第3の時間に関する情報を更に含み、第3の時間に関する情報により示される第3の時間が第1の時間に関する情報により示される第1の時間を含むとき、第3の時間に関する情報に基づいて、第3の時間に関する情報からサービス体感要件情報に対応する第1の時間に関する情報を取得するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスのサービス体感要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数に関する要件、サービスの平均ユーザ体感MOSに関する要件、又はサービスのユーザ満足度割合に関する要件のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスの第1のサービス体感情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数情報、サービスのユーザ数情報、サービスの平均ユーザ体感MOS情報、及びサービスのユーザ満足度割合情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願のこの実施形態において提供されるデータ分析ネットワークエレメント90は、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、データ分析ネットワークエレメント90は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、データ分析ネットワークエレメント90が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、データ分析ネットワークエレメント90は、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、データ分析ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図11における受信ユニット901、処理ユニット902及び送信ユニット903の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図11における処理ユニット902の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図11における受信ユニット901及び送信ユニット903の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイスは、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図2又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図12は、ネットワークデバイスの概略構造図である。図12に示すように、この出願において提供されるネットワークデバイス100の実施形態は、受信ユニット1001、処理ユニット1002及び送信ユニット1003を含んでもよい。
受信ユニット1001は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスのリソース構成情報を受信するように構成される。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用され、保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。
処理ユニット1002は、第1のネットワークスライスのリソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のこの実施形態において提供される解決策によれば、ネットワークスライスのリソースは、ネットワークスライスに結び付けられる必要はない。リソースが使用される必要があるとき、最大利用可能リソース数により制限され、保証された利用可能リソースが優先的に使用される。これは、リソースがネットワークスライスに利用可能であること保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースは、第2のネットワークスライスにより使用されることを許可される。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は最大エアインタフェースリソース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報である。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、最大リソース構成情報により制限される数の範囲内で、保証リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのための保証された利用可能リソースをスケジューリングすることを優先的に保証するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報が第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるとき、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1の時間内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報が第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるとき、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報に基づいて、第1のエリア内で第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1001は、第1のネットワークスライスに対応し且つスライス管理ネットワークエレメントにより送信されたスライス品質情報を受信するように構成される。スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
処理ユニット1002は、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを調整するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2のエリアに対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、第2のエリアは、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされるエリアである。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークスライスに対応するスライス品質情報は、第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件情報に対する第2の時間に対応するサービス体感情報の満足度レベル情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、第2の時間は、目標サービスレベル合意要件が満されることができないか或いは過剰に満たされる時間である。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を満たすことができない場合、第1のネットワークスライスのための更なるリソースをスケジューリングし、或いは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件を過剰に満たす場合、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのためにスケジューリングされたリソースを低減するように構成される。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイス100は、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイス100は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワークデバイス100が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワークデバイス100は、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、ネットワークデバイスにより実行される方法を実行する。
具体的には、図12における受信ユニット1001、処理ユニット1002及び送信ユニット1003の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図12における処理ユニット1002の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図12における受信ユニット1001及び送信ユニット1003の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイスは、図3、図4又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図3、図4又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図13は、ネットワーク管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図13に示すように、この出願におけるネットワーク管理ネットワークエレメント110の実施形態は、受信ユニット1101、処理ユニット1102及び送信ユニット1103を含んでもよい。
処理ユニット1102は、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定するように構成される。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。
送信ユニット1103は、、第1のネットワークスライスのリソース構成情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。リソース構成情報は、ネットワークデバイスにより、リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
この出願のこの実施形態において提供される解決策によれば、ネットワークスライスのリソースは、ネットワークスライスに結び付けられる必要はない。リソースが使用される必要があるとき、最大利用可能リソース数により制限され、保証された利用可能リソースが優先的に使用される。これは、リソースがネットワークスライスに利用可能であること保証するだけでなく、リソースの柔軟性を改善する。
この出願のいくつかの実施形態では、最大リソース構成情報は最大エアインタフェースリソース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェースリソース構成情報である。
この出願のいくつかの実施形態では、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1の時間に対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報であるか、或いは、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報は、第1のエリアに対応する最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報である。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1102は、第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1102は、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報を取得し、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得し、スライス品質情報は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び/又は目標サービスレベル合意要件に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を含み、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソースに関する情報及びスライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新する、ように構成される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、更新されたリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1102は、リソースに関する情報が第1のネットワークスライスの第2のエリアに対応するリソースに関する情報を含み、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第2のエリアに対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含むとき、第2のエリアに対応するリソースに関する情報及び第2のエリアに対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1102は、リソースに関する情報が第1のネットワークスライスの第2の時間に対応するリソースに関する情報を含み、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第2の時間に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含むとき、第2の時間に対応するリソースに関する情報及び第2の時間に対応するサービス体感情報に基づいて、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を更新するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1102は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を更新するように構成され、それにより、更新された最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスのためにネットワークデバイスによりスケジューリングされたリソース未満ではない。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1101は、スライス管理ネットワークエレメント又はデータ分析デバイスからスライス品質情報を取得するように構成される。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント110は、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメント110は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワーク管理ネットワークエレメント110が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワーク管理ネットワークエレメント110は、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図13における受信ユニット1101、処理ユニット1102及び送信ユニット1103の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図13における処理ユニット1102の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図13における受信ユニット1101及び送信ユニット1103の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメントは、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図3、図4、又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図14は、スライス管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図14に示すように、この出願において提供されるスライス管理ネットワークエレメント120の実施形態は、受信ユニット1201、処理ユニット1202及び送信ユニット1203を含んでもよい。
受信ユニット1201は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を受信するように構成される。指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報又はユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用される。
処理ユニット1202は、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するように構成される。
この実施形態における解決策によれば、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数は、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて制御されてもよく、それにより、ユーザ数制御の精度が改善できる。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1201は、指示情報がターゲットネットワークスライスの状態情報を示すために使用されるとき、ユーザ数制限情報に基づいて、状態情報に対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、状態情報は、テスト状態又は安定状態を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、状態情報がテスト状態であるとき、制御モードは、段階的制御モードである。
この出願のいくつかの実施形態では、状態情報が安定状態であるとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1202は、指示情報がユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用されるとき、ユーザ数制限情報に基づいて、信頼レベルに対応する制御モードで、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、信頼性が信頼性要件を満たさないとき、制御モードは、段階的制御モードである。
この出願のいくつかの実施形態では、信頼性が信頼性要件を満たすとき、制御モードは、ワンタイム制御モードである。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1201は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信されたターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を受信するように構成される。サービスレベル合意要件情報は、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1201は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信され且つターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報を受信するように構成される。
処理ユニット1202は、指示情報及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報に基づいて、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するように構成される。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメント120は、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、スライス管理ネットワークエレメント120は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、スライス管理ネットワークエレメント120が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、スライス管理ネットワークエレメント120は、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図14における受信ユニット1201、処理ユニット1202及び送信ユニット1203の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図14における処理ユニット1202の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図14における受信ユニット1201及び送信ユニット1203の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメントは、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図15は、ネットワーク管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図15に示すように、この出願において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント130の実施形態は、受信ユニット1301、処理ユニット1302及び送信ユニット1303を含んでもよい。
処理ユニット1302は、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報を受信するように構成される。指示情報は、ターゲットネットワークスライスの状態情報又はユーザ数制限情報の信頼レベルを示すために使用される。
送信ユニット1303は、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報及び指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信するように構成される。指示情報及びユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
この出願において提供される解決策によれば、ターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数は、指示情報及びユーザ数制限情報に基づいて制御されてもよく、それにより、ユーザ数制御の精度が改善できる。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1302は、ターゲットネットワークスライスのサービスレベル合意要件情報を取得し、サービスレベル合意要件情報に基づいて、ターゲットネットワークスライスのユーザ数制限情報を決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、送信ユニット1303は、ターゲットネットワークスライスのエリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信するように構成される。エリアに関する情報、及びエリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報は、スライス管理ネットワークエレメントにより、エリアに関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、エリアに関する情報により示されるエリア内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、送信ユニット1303は、ターゲットネットワークスライスの時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信する。時間に関する情報、及び時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報は、時間に関する情報に対応するユーザ数制限情報により示される数の範囲内で、時間に関する情報により示される時間内でターゲットネットワークスライスによりサービス提供されるユーザ数を制御するために使用される。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント1300は、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメント1300は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワーク管理ネットワークエレメント1300が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワーク管理ネットワークエレメント1300は、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図15における受信ユニット1301、処理ユニット1302及び送信ユニット1303の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図15における処理ユニット1302の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図15における受信ユニット1301及び送信ユニット1303の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメントは、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図5又は図7A-1及び図7A-2に対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図16は、スライス管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図16に示すように、この出願におけるスライス管理ネットワークエレメント140の実施形態は、受信ユニット1401、処理ユニット1402及び送信ユニット1403を含んでもよい。
処理ユニット1402は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定するように構成される。
送信ユニット1403は、第1のネットワークスライスのスライス品質情報を第1のネットワークドメイン内のネットワークデバイスに送信するように構成される。スライス品質情報は、ネットワークデバイスにより、スライス品質情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
この出願において提供される解決策によれば、スライス管理ネットワークエレメントは、まず、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が目標サービスレベル合意要件情報を満たすことができないネットワークドメイン(例えば、アクセスネットワークドメイン)を正確に見つけ、次いで、第1のネットワークスライスのスライス品質情報をネットワークドメイン内のネットワークデバイスに提供し、それにより、ネットワークドメイン内のネットワークデバイスがリソーススケジューリングを調整できる。この方法は、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリング状態を盲目的に調整することを回避し、リソーススケジューリングの精度を改善できる。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1401は、データ分析ネットワークエレメント又はネットワーク管理ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1402は、第1のネットワークスライスのスライス品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報であるとき、第1のネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1402は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1401は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから指示情報を取得するように構成される。指示情報は、第1のネットワークドメインのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすことを示すために使用される。
処理ユニット1402は、指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、送信ユニット1403は、要求メッセージをネットワーク管理ネットワークエレメントに送信するように構成される。要求メッセージは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか又は過剰に満たすネットワークドメインを要求するために使用される。
受信ユニット1401は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された応答メッセージを受信するように構成される。応答メッセージは、指示情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1401は、ネットワーク管理ネットワークエレメントから信頼レベル情報を取得するように構成される。信頼レベル情報は、指示情報の信頼レベルを示すために使用される。
処理ユニット1402は、信頼レベル情報及び指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、サービス体感情報は、エリアに関する情報及び/又は時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、満足度レベル情報は、不満、満足又は過剰満足を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1402は、
第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得し、
第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定し、
少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定するように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワークデバイスは、以下のデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス、ユーザプレーンリソース又は制御プレーンリソースを割り当てるためのコアネットワークデバイス及びトランスポートネットワークデバイスのうち少なくとも1つを含む。
この出願のいくつかの実施形態では、サービスレベル合意要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数要件情報、サービスの平均ユーザ体感要件情報及びサービスのユーザ満足度割合要件情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対するユーザ体感が、サービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメント140は、図7Bに対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図7Bに対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、スライス管理ネットワークエレメント140は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、スライス管理ネットワークエレメント140が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、スライス管理ネットワークエレメント140は、図7Bに対応する方法の実施形態において、スライス管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図16における受信ユニット1401、処理ユニット1402及び送信ユニット1403の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図16における処理ユニット1402の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図16における受信ユニット1401及び送信ユニット1403の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるスライス管理ネットワークエレメントは、図7Bに対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図7Bに対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図17は、ネットワーク管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図17に示すように、この出願において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント150の実施形態は、受信ユニット1501、処理ユニット1502及び送信ユニット1503を含んでもよい。
処理ユニット1502は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定し、
指示情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信するように構成され、指示情報は、第1のネットワークドメインのサービス体感情報が第1のネットワークドメインのために第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすことを示すために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たす第1のネットワークドメイン、例えば、アクセスネットワークドメインをスライス管理ネットワークエレメントに通知してもよく、それにより、他の正常に動作するネットワークドメインのリソーススケジューリングが盲目的に調整されることを防止でき、リソーススケジューリングの精度が改善できる。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1502は、信頼レベル情報を決定するように更に構成される。信頼レベル情報は、指示情報の信頼レベルを示すために使用される。
送信ユニット1503は、信頼レベル情報をスライス管理ネットワークエレメントに送信するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1501は、データ分析ネットワークエレメントから第1のネットワークスライスのスライス品質情報を取得するように構成される。スライス品質情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのサービス体感情報、及び目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報のうち少なくとも1つを含む。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1502は、第1のネットワークスライスのスライス品質情報が第1のネットワークスライスのサービス体感情報であるとき、第1のネットワークスライスのサービス体感情報に基づいて、目標サービスレベル合意要件情報に対する第1のネットワークスライスのサービス体感情報の満足度レベル情報を決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1502は、第1のネットワークスライスのサービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすと決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、サービス体感情報は、エリアに関する情報及び/又は時間に関する情報に対応する第1のネットワークスライスのサービス体感情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1501は、スライス管理ネットワークエレメントにより送信された要求メッセージを受信するように更に構成される。要求メッセージは、サービス体感情報が第1のネットワークスライスの目標サービスレベル合意情報を満たすことができないか或いは過剰に満たすネットワークドメインを要求するために使用される。
送信ユニット1503は、応答メッセージをスライス管理ネットワークエレメントに送信するように更に構成される。応答メッセージは、指示情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1502は、
第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報を取得し、
第1のネットワークスライスの初期サービスレベル合意要件情報に基づいて、少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報を決定し、
少なくとも1つのサービスレベル合意要件情報のうち1つを目標サービスレベル合意要件情報として決定するように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、第1のネットワークドメインは、以下のもの、すなわち、アクセスネットワークドメイン、コアネットワークドメイン及びトランスポートネットワークドメインのうち少なくとも1つを含む。
この出願のいくつかの実施形態では、サービスレベル合意要件情報は、以下の情報、すなわち、第1のネットワークスライスのユーザ数要件情報、サービスの平均ユーザ体感要件情報及びサービスのユーザ満足度割合要件情報のうち少なくとも1つを含む。サービスのユーザ満足度割合は、サービスに対応するユーザ体感がサービスのユーザ総数に対する予め設定された値未満ではないユーザ数の割合である。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント150は、図7Bに対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図7Bに対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメント150は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワーク管理ネットワークエレメント150が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワーク管理ネットワークエレメント150は、図7Bに対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図17における受信ユニット1501、処理ユニット1502及び送信ユニット1503の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図17における処理ユニット1502の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図17における受信ユニット1501及び送信ユニット1503の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメントは、図7Bに対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図7Bに対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図18は、ネットワークデバイスの概略構造図である。図18に示すように、この出願において提供されるネットワークデバイス160の実施形態は、受信ユニット1601、処理ユニット1602及び送信ユニット1603を含んでもよい。
処理ユニット1602は、第1のネットワークスライスの状態情報を決定するように構成される。第1のネットワークスライスの状態情報は、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態又は署名済みSLA状態にあることを含む。
処理ユニット1602は、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように更に構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1602は、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのエアインタフェースリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1602は、第2のネットワークスライスの状態情報が、第2のネットワークスライスが署名済みSLA状態にあると決定するように更に構成される。
処理ユニット1602は、第1のネットワークスライスの状態情報が、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態にあるとき、第1のネットワークスライスよりも優先して、第2のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1602は、第2のネットワークスライスの状態情報が、第2のネットワークスライスが未署名SLA状態にあると決定するように更に構成される。
処理ユニット1602は、第1のネットワークスライスの状態情報が第1のネットワークスライスの署名済みSLA状態であるとき、第2のネットワークスライスよりも優先して、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするように構成される。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1602は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスの状態指示情報に基づいて、第1のネットワークスライスの状態情報を決定するように構成される。状態指示情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を含む。
この出願のいくつかの実施形態では、受信ユニット1601は、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより送信された第1のネットワークスライスのリソース構成情報を受信するように構成される。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報及び第1のネットワークスライスの状態情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングする。リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を更に含んでもよい。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は、最大エアインタフェース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェース構成情報である。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイス160は、図7Cに対応する方法の実施形態において、ネットワークデバイスにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図7Cに対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイス160は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワークデバイス160が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワークデバイス160は、図7Cに対応する方法の実施形態において、ネットワークデバイスにより実行される方法を実行する。
具体的には、図18における受信ユニット1601、処理ユニット1602及び送信ユニット1603の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図18における処理ユニット1602の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図18における受信ユニット1601及び送信ユニット1603の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイスは、図7Cに対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図7Cに対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、機能ユニットが統合を通じて分割されるとき、図19は、ネットワーク管理ネットワークエレメントの概略構造図である。図19に示すように、この出願において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント170の実施形態は、受信ユニット1701、処理ユニット1702及び送信ユニット1703を含んでもよい。
処理ユニット1702は、第1のネットワークスライスの状態情報を決定するように構成される。第1のネットワークスライスの状態情報は、第1のネットワークスライスが未署名SLA状態又は署名済みSLA状態にあることを含む。
送信ユニット1703は、第1のネットワークスライスの状態情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。第1のネットワークスライスの状態情報は、ネットワークデバイスにより、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスの状態情報をネットワークデバイスに適時に通知でき、それにより、ネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスのSLA状態に基づいて、対応するリソーススケジューリングを実行する。
この出願のいくつかの実施形態では、処理ユニット1702は、第1のネットワークスライスのリソース構成情報を決定するように構成される。リソース構成情報は、最大リソース構成情報及び/又は保証リソース構成情報を含む。最大リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの最大の利用可能リソースを示すために使用される。保証リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの保証された利用可能リソースを示すために使用される。ネットワーク管理ネットワークエレメントは、第1のネットワークスライスのリソース構成情報をネットワークデバイスに送信する。リソース構成情報は、ネットワークデバイスにより、リソース構成情報に基づいて、第1のネットワークスライスのためのリソースをスケジューリングするために使用される。リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を更に含んでもよい。
この出願のいくつかの実施形態では、ネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスであるとき、最大リソース構成情報は、最大エアインタフェース構成情報であり、及び/又は、保証リソース構成情報は、保証エアインタフェース構成情報である。
この出願のいくつかの実施形態では、リソース構成情報は、第1のネットワークスライスの状態情報を含む。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメント170は、図7Cに対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行するように構成される。したがって、この出願のこの実施形態の理解については、図7Cに対応する方法の実施形態における関連説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、ネットワーク管理ネットワークエレメント170は、統合を通じて分割された機能ユニットの形式で提示される。ここでの「機能ユニット」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は上記の機能を提供できる他のデバイスでもよい。簡単な実施形態では、当業者は、ネットワーク管理ネットワークエレメント170が図8に示す形式でもよいことを理解し得る。
例えば、図8におけるプロセッサ601は、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよく、それにより、ネットワーク管理ネットワークエレメント170は、図7Cに対応する方法の実施形態において、ネットワーク管理ネットワークエレメントにより実行される方法を実行する。
具体的には、図19における受信ユニット1801、処理ユニット1802及び送信ユニット1803の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよい。代替として、図19における処理ユニット1702の機能/実現プロセスは、メモリ602に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、図8におけるプロセッサ601により実現されてもよく、図19における受信ユニット1701及び送信ユニット1703の機能/実現プロセスは、図8におけるトランシーバ604を通じて実現されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるネットワーク管理ネットワークエレメントは、図7Cに対応する実施形態における方法を実行するように構成されてもよい。したがって、この出願のこの実施形態において取得できる技術的効果については、図7Cに対応する方法の実施形態を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
この出願の図9~図19におけるデバイスでは、コンポーネントの間の通信接続が実現される。具体的には、処理ユニット(又はプロセッサ)、記憶ユニット(又はメモリ)及びトランシーバユニット(トランシーバ)は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を通じて互いに通信する。この出願の上記の方法の実施形態は、プロセッサに適用されてもよく、或いは、プロセッサは、上記の方法の実施形態におけるステップを実現する。プロセッサは、集積回路チップでもよく、信号処理能力を有する。実現プロセスでは、上記の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより実行されてもよい。プロセッサは、中央処理装置(central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、CPUとNPの組み合わせ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサは、この出願に開示される方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行してもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよく、或いは、プロセッサは、いずれかの従来のプロセッサ等でもよい。この出願に開示される方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサを使用することにより直接実行されて完了してもよく、或いは、復デコーディングプロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することにより実行されて完了してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。1つのプロセッサのみが図面に示されているが、装置は複数のプロセッサを含んでもよく、或いは、プロセッサは複数のプロセッサユニットを含む。具体的には、プロセッサは、シングルコア(single-CPU)プロセッサ又はマルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。
メモリは、プロセッサにより実行されるコンピュータ命令を記憶するように構成される。メモリは、記憶回路又はメモリでもよい。メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、或いは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの双方を含んでもよい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリでもよく、外部キャッシュとして使用される。メモリは、プロセッサから独立してもよく、或いは、プロセッサ内の記憶ユニットでもよい。これはここでは限定されない。1つのメモリのみが図面に示されているが、装置は、代替として、複数のメモリを含んでもよく、或いは、メモリは複数の記憶ユニットを含む。
トランシーバは、プロセッサと他のユニット又はネットワークエレメントとの間のコンテンツ交換を実現するように構成される。具体的には、トランシーバは、装置の通信インタフェースでもよく、トランシーバ回路又は通信ユニットでもよく、或いは、トランシーバでもよい。トランシーバは、代替として、プロセッサの通信インタフェース又はトランシーバ回路でもよい。任意選択で、トランシーバはトランシーバチップでもよい。トランシーバは、送信ユニット及び/又は受信ユニットを更に含んでもよい。可能な実現方式では、トランシーバは、少なくとも1つの通信インタフェースを含んでもよい。他の可能な実現方式では、トランシーバは、代替として、ソフトウェアの形式で実現されたユニットでもよい。この出願の実施形態では、プロセッサは、トランシーバを通じて他のユニット又はネットワークエレメントと相互作用してもよい。例えば、プロセッサは、トランシーバを通じて他のネットワークエレメントからコンテンツを取得又は受信する。プロセッサ及びトランシーバが2つの物理的に分離されたコンポーネントである場合、プロセッサは、トランシーバを使用することなく、装置内の他のユニットとコンテンツを交換してもよい。
可能な実現方式では、プロセッサ、メモリ及びトランシーバは、バスを使用することにより互いに接続されてもよい。バスは、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(peripheral component interconnect, PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バス等でもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。
この出願の実施形態では、「例」又は「例えば」のような用語は、例、例示又は説明を与えることを表すために使用される。この出願の実施形態において「例」又は「例えば」を使用することにより記載されるいずれかの実施形態又は設計上の解決策は、他の実施形態又は設計上の解決策よりも好ましいこと又は有利であることとして解釈されるべきでない。正確には、「例」又は「例えば」のような用語の使用は、具体的な方式で相対的概念を提示することを意図する。
この出願の実施形態では、理解を容易にするために、複数の例が説明に使用される。しかし、これらの例は単なる例であり、これは、これらの例がこの出願を実現するための最適な実現方式であることを意味しない。
この出願の実施形態では、説明を容易にするために、要求メッセージ、応答メッセージ、及び様々な他のメッセージの名称が使用される。しかし、これらのメッセージは、搬送される必要があるコンテンツ又は実現される必要がある機能を記述するための例として単に使用される。メッセージの具体的な名称は、この出願では限定されない。例えば、メッセージは、第1のメッセージ、第2のメッセージ及び第3のメッセージでもよい。これらのメッセージは、いくつかの特定のメッセージでもよく、或いは、メッセージ内のいくつかのフィールドでもよい。これらのメッセージは、代替として、様々なサービス動作を表してもよい。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実現方式に使用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されてもよい。
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ実行可能命令がコンピュータにロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が全部又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk (SSD))等でもよい。
この出願において提供される技術的解決策は、上記に詳細に記載されている。この出願の原理及び実現方式は、ここでは、この出願の具体的な例を通じて記載されている。実施形態に関する説明は、この出願の方法及び主要な概念を理解するのを助けるために単に提供されている。さらに、当業者は、この出願の概念に基づいて、具体的な実現方式及び適用範囲に変更を加えることができる。したがって、この明細書の内容は、この出願への限定として解釈されないものとする。