JP7340982B2 - 映像紹介装置及びプログラム - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 NHK仙台放送局編集、2019年5月1日発行の、第72回東北地方技術報告会予稿集に掲載。
本発明は、おすすめ映像をユーザに紹介する映像紹介装置及びプログラムに関する。
従来、映像コンテンツの視聴サービスを提供するシステムが知られている。このシステムの例として、アマゾンプライム・ビデオがある。アマゾンプライム・ビデオは、インターネットを介して、ビデオ・オン・デマンド(VOD)のサービスを提供するシステムである。
このシステムでは、ユーザが視聴した映像コンテンツの履歴を生成し、視聴履歴に基づいて、視聴済みの映像コンテンツに関連する映像コンテンツを紹介するサービスも付随している。
また、Webコミュニケーションサービス上の投稿データと共に、投稿したユーザの性格に関する情報を閲覧するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このシステムは、Webコミュニケーションサービスにて投稿された投稿データを取得し、投稿データに含まれる語句に基づいてユーザの性格を分析し、記憶部から分析結果の性格に対応した画像データを読み出し、画像データを表示するものである。
このようなシステムを用いることにより、ユーザは、前述の例では所望の映像コンテンツに関する情報及び性格に関する情報を容易に取得することができる。このため、所望の情報を取得するための検索、調査等の様々な作業が不要となり、時間及び作業負荷を低減することができる。
特開2013-196425号公報
一方で、テレビ業界においては、インターネットの普及に伴い、テレビ離れが増えつつあり、このままでは視聴者が減少する可能性がある。このような問題を解決するために、視聴者であるユーザに対し、当該ユーザの所望する映像を積極的に紹介する、新たなメディアサービスを提供することが考えられる。このようなメディアサービスを用いることにより、テレビに接触する機会が増え、好みの映像を視聴する動機となり得るからである。この新たなメディアサービスは、テレビ業界だけでなくネット業界のサービスとしても、今後活かせる可能性がある。
例えば、ユーザの性格を判定し、その性格に応じた映像を紹介することができれば、ユーザが所望の映像を視聴する機会が増え、視聴者数の減少及びテレビ離れを抑えることができる。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザの性格に応じたおすすめ映像を紹介する映像紹介装置及びプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の映像紹介装置は、おすすめ映像をユーザへ紹介する映像紹介装置において、表示器に表示された複数の評価用映像に対するそれぞれの評価値を、前記ユーザの操作に従い入力し、前記評価用映像毎の前記評価値に基づいて、予め設定された性格判定規則に従い、前記ユーザの性格を示す予め設定された性格タイプ毎のスコアを求め、当該スコアの最も大きい前記性格タイプを判定する性格判定部と、前記性格タイプの前記ユーザの操作により入力された前記評価値が所定値または所定値以上の映像について、当該映像の特徴が予め設定された前記性格タイプ毎の特徴データから、前記性格判定部により判定された前記性格タイプに対応する前記特徴データを設定する映像特徴設定部と、前記映像特徴設定部により設定された前記特徴データをユーザ特徴データとし、前記おすすめ映像毎の特徴が予め設定された前記おすすめ映像毎の前記特徴データを映像特徴データとして、前記ユーザ特徴データと前記映像特徴データとを比較し、前記ユーザ特徴データに対応する前記映像特徴データを特定し、当該映像特徴データに対応する前記おすすめ映像を特定し、当該おすすめ映像を前記表示器へ出力する映像選択部と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の映像紹介装置は、請求項1に記載の映像紹介装置において、前記性格判定規則を、複数の前記評価用映像に対するそれぞれの前記評価値のうち最大の前記評価値と最小の前記評価値との間の差に基づいて、前記性格タイプ毎の前記スコアが設定された規則、及び、前記評価用映像の前記評価値に基づいて、前記性格タイプ毎の前記スコアが設定された規則とする、ことを特徴とする。
また、請求項3の映像紹介装置は、請求項1または2に記載の映像紹介装置において、前記性格タイプを、直観タイプ、感覚タイプ、感情タイプ及び思考タイプとする、ことを特徴とする。
さらに、請求項4のプログラムは、コンピュータを、請求項1から3までのいずれか一項に記載の映像紹介装置として機能させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ユーザの性格に応じたおすすめ映像を紹介することができる。
本発明の実施形態による映像紹介装置のハードウェア構成例を示す概略図である。 映像紹介装置の制御部の構成例を示すブロック図である。 性格判定部の処理例を示すフローチャートである。 性格判定規則の例を説明する図である。 映像特徴設定部の処理例を示すフローチャートである。 性格タイプ毎の特徴DBのデータ構成例を示す図である。 映像選択部の処理例を示すフローチャートである。 映像毎の特徴DBのデータ構成例を示す図である。 おすすめ映像DBのデータ構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態(1)による映像紹介装置の制御部の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態(2)による映像紹介装置の制御部の構成例を示す図である。 アンケート調査に用いた映像を示す図である。 アンケート調査結果における映像評価の特性を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔アンケート結果から得られた知見〕
本発明者らは、ユーザの性格に応じたおすすめ映像を紹介するという目的を達成すべく、鋭意検討を行った。その結果、ユーザに映像を提示してその映像評価を分析することにより、ユーザの性格を判定できることを見出した。また、判定した性格に応じた好みの映像を、おすすめ映像として紹介できることを見出した。
具体的には、本発明者らは、性格及び映像評価に関するアンケート調査を、被検者159人に対して行った。アンケート調査は、性格判定のための質問を40問、映像を見てどの程度良いと感じたかの映像評価を5段階で行う質問を10問用意し、合計50問の回答をユーザから得るものである。
図12は、アンケート調査に用いた映像を示す図である。アンケート調査に用いた映像として、映像Aは「海外の街」、映像Bは「雨の渋谷」、映像Cは「教室」、映像Dは「市場」、映像Eは「噴水」、映像Fは「都会の夜景」、映像Gは「電車」、映像Hは「火事」、映像Iは「夕方の公園」、映像Jは「スポーツ」をそれぞれ表した、10秒間の音声なしの動画である。
アンケート調査により、図12に示す合計10の映像を用いて、それぞれの映像につき5段階の映像評価が得られた。
また、アンケート調査により、「ユングの心理」(福島哲夫、「ユング心理学で分かる8つの性格」、PHP研究所、2011年)に基づき、被検者を4つの性格タイプに分けた。そして、その性格タイプ毎に、映像評価の結果を平均してその値を比較した特性グラグが得られた。
4つの性格タイプは、「直観タイプ」「感覚タイプ」「感情タイプ」「思考タイプ」である。この4つの性格タイプは、ユングにより分類された性格のタイプであり、外界の情報を把握する際に主に活用する機能を主要機能とし、その他の機能を劣等機能として、何かを感じ取って理解する主要機能がどれに該当するかによって分類されたものである。
「直観タイプ」は、インスピレーションが強く自由奔放な性格である。「感覚タイプ」は、五感を使って物事をありのままに受け止める性格である。「感情タイプ」は、他人及び自分の気持ちを一番大切にする性格である。「思考タイプ」は、物事を論理的に考えて把握する性格である。
図13は、アンケート調査結果における映像評価の特性を示す図である。横軸は映像A~Jの種類を示し、縦軸は映像A~Jに対する5段階(0~4)の評価値を示す。評価値が0に近いほど、心地よくない(評価低い)ことを示し、評価値が4に近いほど、心地よい(評価高い)ことを示す。また、グラフ内の折れ線は、4つの性格タイプのそれぞれについて、映像A~Jのそれぞれの評価値を平均した値の特性を表している。
横軸において、丸で囲まれた記号の映像B,C,E,H,Iは、4つの性格タイプにおいて、評価値にある程度の差があることを示している。
図13から、例えば、映像B,Cにおいて、評価値の差を4つの性格タイプで比較すると、「感覚タイプ」については大きい差があるのに対し(α)、「思考タイプ」については大きい差がない(β)ことがわかる。このように、性格タイプ毎に、映像評価の仕方が異なることがわかる。
図13に示した特性を整理すると、4つの性格タイプのそれぞれについて、以下に示すように、映像評価の仕方及び好みの映像の特徴があることがわかった。
「直観タイプ」の映像評価の仕方は、他の性格タイプが低く評価している映像H「火事」に対して、低く評価していない。「直観タイプ」の好みの映像の特徴は、「自然」「街並み」「乗物」である。
「感覚タイプ」の映像評価の仕方は、良いと思う映像と良くないと思う映像の評価の仕方に大きく差をつける(映像評価値の差が2以上である)。「感覚タイプ」の好みの映像の特徴は、「人混み」「街並み」「夕日」「光」「スポーツ」である。
「感情タイプ」の映像評価の仕方は、他の性格と比べて日常的な映像に対してつまらないと感じる。「感情タイプ」の好みの映像の特徴は、「人が少ない(静寂)」「夕方」「夜」である。
「思考タイプ」の映像評価の仕方は、良いと思う映像と良くないと思う映像の評価の仕方に差をあまりつけない(映像評価値の差が1以下である)。「思考タイプ」の好みの映像の特徴は、「夜」「天気(雨)」「都会」である。
このように、映像A~Jに対する映像評価の差等に基づいて、ユーザの性格を判定することができ、判定した性格毎に、好みの映像を選択することができる。
つまり、本発明者らは、ユーザに映像を提示してその映像評価を分析することにより、ユーザの性格を判定できることを見出し、ユーザの性格と映像評価との間の関係性を導き出した。また、本発明者らは、判定した性格に応じた好みの映像を、おすすめ映像として紹介できることを見出した。このような知見は、主に、後述する図2に示す映像紹介装置1の制御部10の構成、後述する評価用映像DB21、後述する性格判定規則DB22、及び後述する性格タイプ毎の特徴DB24に反映される。以下、映像紹介装置について説明する。
〔映像紹介装置〕
次に、本発明の実施形態による映像紹介装置について説明する。図1は、本発明の実施形態による映像紹介装置のハードウェア構成例を示す概略図である。この映像紹介装置1は、CPU11と、プログラム、DB(データベース)及びデータ等を記憶するROM及びRAMからなる記憶部12と、アプリケーションのプログラム、DB及びデータ等を記憶する記憶装置(例えばハードディスク装置)13と、当該映像紹介装置1のオペレータであるユーザによる操作器3の操作に伴い、所定のデータを入力制御する操作/入力部14と、ユーザに対し映像を提示し、データ入力操作等を促すための画面情報を表示器2に出力する表示出力インターフェース部15と、インターネット等のネットワークを介してプログラム、DB及びデータ等の送受信を行う通信部16と、を備えて構成される。これらの構成部は、システムバス17を介して相互に接続される。
記憶装置13には、映像紹介装置1の基本的な機能を提供するOS(オペレーティングシステム)プログラム、映像紹介プログラム、及び、映像紹介プログラムにて使用する各種DB及びデータ等が記憶されている。
映像紹介プログラムは、ユーザの性格に応じた映像をおすすめ映像として紹介するプログラムである。具体的には、映像紹介プログラムは、ユーザへ提示した映像の評価値を入力し、所定の性格判定規則に従ってユーザの性格を判定し、その性格に対応する特徴データを取得し、その特徴データに対応する映像をおすすめ映像として出力する。
尚、映像紹介プログラムは、当該映像紹介装置1が処理を行うときに、CPU11により記憶装置13から記憶部12のRAMに読み出されて実行される。また、各種DB及びデータ等は、映像紹介プログラムの実行に伴い、CPU11により記憶装置13から記憶部12のRAMに読み出される。また、映像紹介プログラムの実行に伴い生成されるDB及びデータ等は、CPU11によって記憶部12のRAMから記憶装置13へ書き込まれる。
また、映像紹介プログラム、DB及びデータ等は、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもでき、前述のとおり、通信部16によりネットワークを介して送受信することもできる。
ここで、OSプログラムは、CPU11により実行され、映像紹介装置1の基本的な機能として、記憶部12、記憶装置13、操作/入力部14、表示出力インターフェース部15及び通信部16を管理する。そして、このOSプログラムがCPU11によって実行された状態で、前述の映像紹介プログラムが実行される。
制御部10は、CPU11及び記憶部12により構成され、CPU11が記憶装置13に記憶された映像紹介プログラムを記憶部12に読み出して実行することにより、映像紹介装置1全体を統括制御する。図1は、映像紹介プログラム等が記憶装置13から記憶部12に読み出された状態を示している。このように、映像紹介装置1は、図1に示したハードウェア構成により、制御部10が映像紹介プログラムに従って各種処理を行う。
映像紹介装置1は、パーソナルコンピュータであってもよいし、携帯型のスマートフォン等のモバイル端末であってもよい。映像紹介装置1がモバイル端末である場合、映像紹介装置1は、表示器2及び操作器3を備えている。
〔制御部10〕
次に、映像紹介装置1の制御部10について説明する。図2は、映像紹介装置1の制御部10の構成例を示すブロック図である。この制御部10-1は、性格判定部20、評価用映像DB21、性格判定規則DB22、映像特徴設定部23、性格タイプ毎の特徴DB24、映像選択部25、映像毎の特徴DB26及びおすすめ映像DB27を備えている。
(性格判定部20)
性格判定部20は、ユーザへ提示した映像に対する評価値を入力し、評価値に基づき所定の性格判定規則に従って、ユーザの性格タイプを判定する。そして、性格判定部20は、ユーザの性格タイプを含む性格データを映像特徴設定部23に出力する。
図3は、性格判定部20の処理例を示すフローチャートである。性格判定部20は、評価用映像DB21から評価用映像を読み出し(ステップS301)、評価用映像を表示器2に出力する(ステップS302)。
これにより、ユーザに対し、評価用映像に対する評価値を決定させることができる。ユーザは、表示器2に表示された評価用映像を見ることで、評価用映像の評価を行い、その評価値を決定する。評価値は、図13に示したとおり、5段階(0~4)で表され、0に近いほど心地よくない(評価が低い)ことを示し、評価値が4に近いほど心地よい(評価が高い)ことを示す。
性格判定部20は、ユーザによる操作器3の操作に従い、表示器2に表示された評価用映像の評価値を入力する(ステップS303)。性格判定部20は、全ての評価用映像の処理が完了したか否かを判定し(ステップS304)、全ての評価用映像の処理が完了していないと判定した場合(ステップS304:N)、ステップS301へ移行する。
一方、性格判定部20は、ステップS304において、全ての評価用映像の処理が完了したと判定した場合(ステップS304:Y)、ステップS305へ移行する。
評価用映像DB21には、予め設定された複数の評価用映像が格納されている。評価用映像DB21には、例えば図12に示した映像A~Jが格納されている。評価用映像DB21に格納された評価用の映像A~Jのそれぞれについて評価値が入力された場合、ステップS304における全ての評価用映像の処理が完了したと判定される。
本発明者らの実験によれば、評価用映像DB21に格納された評価用映像としては、少なくとも以下の5本の映像を用いることが、ユーザの性格を精度高く判定し、おすすめ映像を精度高く選択する観点で望ましい、という知見が得られている。
(1)1本の「スピード感のある映像」
(2)1本の「災害を連想させる映像」
(3)2本の「日常的な映像」
(4)1本の「「子供」、「夕方」または「木」のある映像」
「スピード感のある映像」は、映像フレーム間において、例えばオブジェクトの動き量が所定量以上である映像をいう(例えば図12の映像J)。「災害を連想させる映像」は、火事、地震(地割れ等)、水害、事故等を表現した映像をいう(例えば図12の映像H)。「日常的な映像」は、日常生活において目にする景色等の映像をいう(例えば図12の映像C,G,I)。「「子供」、「夕方」または「木」のある映像」は、例えば図12の映像Iである。
性格判定部20は、ステップS304(Y)から移行して、性格判定規則DB22から性格判定規則を読み出す(ステップS305)。そして、性格判定部20は、複数の映像のそれぞれについての評価値及び性格判定規則に基づいて、ユーザの性格を示す性格タイプ毎にスコアを求める(ステップS306)。これにより、「直観タイプ」のスコア、「感覚タイプ」のスコア、「感情タイプ」のスコア及び「思考タイプ」のスコアが求められる。
性格判定規則DB22には、複数の映像のそれぞれの評価値から性格タイプ毎のスコアを求めるための性格判定規則が格納されている。性格判定規則は予め設定される。
図4は、性格判定規則DB22に格納された性格判定規則の例を説明する図である。(1)は、最大・最小の評価値の差に基づいてスコアを付与する性格判定規則を示す。(2)は、映像C「教室」(日常的な映像)の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則を示す。(3)は、映像H「火事」(災害を連想させる映像)の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則を示す。(4)は、映像I「夕方の公園」(「子供」、「夕方」または「木」がある映像)の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則を示す。(5)は、映像J「スポーツ」(スピード感がある映像)の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則を示す。
尚、図4に示した性格判定規則は一例である。これに加え、映像A「海外の街」の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則、映像B「雨の渋谷」の評価値に基づいてスコアを付与する性格判定規則が含まれ、同様に、映像D,E,F,Gの性格判定規則も含まれる。
例えば、性格判定部20は、性格判定規則DB22から、図4に示した(1)~(5)等の性格判定規則を読み出す。そして、性格判定部20は、映像A~Jのそれぞれの評価値のうち最大の評価値及び最小の評価値を特定し、これらの差を求める。
性格判定部20は、図4に示した(1)の性格判定規則を用いて、差と閾値z1とを比較し、差が閾値z1以上であると判定した場合、「感覚タイプ」のスコア及び「感情タイプ」のスコアにそれぞれ1を加算する。一方、性格判定部20は、差と閾値z2とを比較し、差が閾値z2以下であると判定した場合、「直観タイプ」のスコア及び「思考タイプ」のスコアにそれぞれ1を加算する。
また、性格判定部20は、差が閾値z1よりも小さく、かつ閾値z2よりも大きいと判定した場合、全ての性格タイプについてスコアの加算を行わない。ここで、閾値z1,z2は予め設定され、z1>z2である。
次に、性格判定部20は、図4に示した(2)の性格判定規則を用いて、映像C「教室」の評価値と閾値cとを比較し、評価値が閾値c以上であると判定した場合、「思考タイプ」のスコアに1を加算する。一方、性格判定部20は、評価値が閾値cよりも小さいと判定した場合、全ての性格タイプについてスコアの加算を行わない。
次に、性格判定部20は、図4に示した(3)の性格判定規則を用いて、映像H「火事」の評価値と閾値hとを比較し、評価値が閾値h以下であると判定した場合、「感情タイプ」のスコアに1を加算する。一方、性格判定部20は、評価値が閾値hよりも大きいと判定した場合、全ての性格タイプについてスコアの加算を行わない。
同様に、性格判定部20は、図4に示した(4)(5)等の性格判定規則を用いて、性格タイプ毎のスコアの加算処理を行う。
尚、映像C「教室」のような日常的な映像については、図4に示した(2)の性格判定規則が用いられ、映像H「火事」のような災害を連想させる映像については、図4に示した(3)の性格判定規則が用いられる。また、映像I「夕方の公園」のような「子供」、「夕方」または「木」がある映像については、図4に示した(4)の性格判定規則が用いられ、映像J「スポーツ」のようなスピード感がある映像については、図4に示した(5)の性格判定規則が用いられる。
図3に戻って、性格判定部20は、ステップS306にて求めた性格タイプ毎のスコアについて、スコアの最も大きい性格タイプを特定し、ユーザの性格を判定する(ステップS307)。そして、性格判定部20は、判定した性格の性格タイプを含む性格データを映像特徴設定部23に出力する(ステップS308)。
このように、性格判定部20により、ユーザが評価した複数の映像に対するそれぞれの評価値を用いて、最大・最小の評価値の差に基づく性格判定規則、及び映像A~Jのそれぞれの評価値に基づく性格判定規則から、ユーザの性格を判定することができる。
(映像特徴設定部23)
図2に戻って、映像特徴設定部23は、性格判定部20から性格データを入力し、予め設定された性格タイプ毎の特徴データから、性格データに対応する特徴データを抽出し、ユーザの性格に対応した特徴データを設定する。そして、映像特徴設定部23は、ユーザの性格に対応した特徴データを映像選択部25に出力する。
図5は、映像特徴設定部23の処理例を示すフローチャートである。映像特徴設定部23は、性格判定部20から性格データを入力する(ステップS501)。そして、映像特徴設定部23は、性格タイプ毎の特徴DB24から、性格データに対応する特徴データを読み出す(ステップS502)。映像特徴設定部23は、読み出した特徴データの示す特徴を、ユーザ好みの映像の特徴に設定する(ステップS503)。
図6は、性格タイプ毎の特徴DB24のデータ構成例を示す図である。特徴DB24には、性格タイプ及びその性格に対応した特徴データが格納されている。具体的には、「直観タイプ」の性格に対応して「自然」「街並み」「乗物」・・・が格納され、「感覚タイプ」の性格に対応して「人混み」「街並み」「夕日」「光」「スポーツ」・・・が格納されている。
また、「感情タイプ」の性格に対応して「人が少ない(静寂)」「夕方」「夜」・・・が格納され、「思考タイプ」の性格に対応して「夜」「天気(雨)」「都会」「ライトアップ」・・・が格納されている。
この性格タイプ毎の特徴DB24は、例えば「直観タイプ」の性格のユーザは、「自然」「街並み」「乗物」・・・を特徴とする映像を好むことを示している。同様に、「感覚タイプ」「感情タイプ」及び「思考タイプ」の性格のユーザは、対応する特徴データの示す特徴を有する映像を好むことを示している。
図6に示した性格タイプ毎の特徴DB24は、前述のアンケート調査により得られた知見が反映されたものであり、予め設定される。各性格タイプの被検者が好む映像は、評価値が例えば評価値4(または評価値が3以上)の映像とし、その映像から抽出された特徴データが予め設定される。
例えば、映像特徴設定部23は、性格判定部20から入力した性格データが「感情タイプ」を示している場合、図6に示した性格タイプ毎の特徴DB24から「感情タイプ」に対応する特徴データである「人が少ない(静寂)」「夕方」「夜」・・・を読み出す。そして、映像特徴設定部23は、ユーザ好みの映像の特徴が「人が少ない(静寂)」「夕方」「夜」・・・であることを認識する。
図5に戻って、映像特徴設定部23は、ステップS502,S503にて、性格タイプ毎の特徴DB24から読み出した、ユーザ好みの映像の特徴を示す特徴データを映像選択部25に出力する(ステップS504)。
例えば、映像特徴設定部23は、性格タイプ毎の特徴DB24から「感情タイプ」に対応する特徴データである「人が少ない(静寂)」「夕方」「夜」・・・を読み出した場合、これらの特徴を含む特徴データを映像選択部25に出力する。
このように、映像特徴設定部23により、予め設定された性格タイプ毎の特徴データから、ユーザの性格に対応した特徴データ、すなわちユーザが好む映像の特徴を示す特徴データを設定することができる。
(映像選択部25)
図2に戻って、映像選択部25は、映像特徴設定部23から特徴データを入力し、このユーザの特徴データ(ユーザ特徴データ)と、予め設定された映像毎の特徴データ(映像特徴データ)とを比較する。そして、映像選択部25は、ユーザ特徴データに対応する映像特徴データ(ユーザ特徴データが複数の場合、そのうちの一つの特徴データを含む映像特徴データ)を特定し、当該映像特徴データに対応する映像インデックスを、ユーザが好む映像の特徴に合致する映像インデックスとして特定する。そして、映像選択部25は、予め設定された映像群から、映像インデックスに対応する映像を選択し、その映像をおすすめ映像として表示器2に出力する。
図7は、映像選択部25の処理例を示すフローチャートである。映像選択部25は、映像特徴設定部23から特徴データを入力する(ステップS701)。そして、映像選択部25は、映像毎の特徴DB26から、入力した特徴データに対応する映像インデックスを読み出す(ステップS702)。
図8は、映像毎の特徴DB26のデータ構成例を示す図である。映像毎の特徴DB26には、映像インデックス及びその映像インデックスに対応した特徴データが格納されている。例えば、映像インデックス「1」の特徴データとして「スポーツ」が格納され、映像インデックス「2」の特徴データとして、「自然」「街並み」が格納されている。
この映像毎の特徴DB26は、例えば映像インデックス「1」の映像の特徴が「スポーツ」であることを示しており、映像インデックス「2」の映像の特徴が「自然」及び「街並み」であることを示している。
図8に示した映像毎の特徴DB26は、映像インデックスの映像に対する特徴が特徴データとして定義されたものであり、予め設定される。
例えば、映像特徴設定部23から入力した特徴データが、「感覚タイプ」に対応する特徴データ「人混み」「街並み」「夕日」「光」「スポーツ」・・・を示している場合を想定する。
この場合、映像選択部25は、映像毎の特徴DB26から、入力した特徴データ「人混み」「街並み」「夕日」「光」「スポーツ」・・・のうちの少なくとも一つの特徴データを含む映像インデックスを特定する。この例では、映像選択部25は、入力した特徴データ「人混み」「街並み」「夕日」「光」「スポーツ」・・・のうちの「スポーツ」に対応する映像インデックス「1」を特定し、映像毎の特徴DB26からこの映像インデックス「1」を読み出す。この場合、映像選択部25は、複数の異なる映像インデックスを読み出すこともあり得る。
図7に戻って、映像選択部25は、おすすめ映像DB27から、ステップS702にて読み出した映像インデックスに対応するおすすめ映像のファイルを読み出す(ステップS703)。これにより、おすすめ映像DB27の中から、ユーザの性格に応じたおすすめ映像が選択される。
図9は、おすすめ映像DB27のデータ構成例を示す図である。おすすめ映像DB27は、映像インデックス及びその映像インデックスに対応したおすすめ映像のファイルが格納されている。例えば、映像インデックス「1」のおすすめ映像のファイルとして「×××.mpg」が格納され、映像インデックス「2」のおすすめ映像のファイルとして「△△△.mpg」が格納されている。これらのおすすめ映像は、例えば1分間の音声付き映像である。
図9に示したおすすめ映像DB27は、ユーザに対し、その性格に応じて紹介するために用意された映像であり、予め設定される。
図7に戻って、映像選択部25は、ステップS703にて読み出したおすすめ映像のファイルを再生することで、おすすめ映像を表示器2へ出力する(ステップS704)。
尚、映像選択部25は、性格判定部20から性格データを入力し、おすすめ映像と共に性格データも表示器2へ出力するようにしてもよい。これにより、ユーザは、おすすめ映像に加え、自らの性格を知ることができる。
このように、映像選択部25により、ユーザの性格に対応した特徴データが示す特徴、すなわちユーザが好む映像の特徴を有する映像が、おすすめ映像DB27の中から選択され、おすすめ映像としてユーザへ紹介することができる。
以上のように、本発明の実施形態による映像紹介装置1によれば、性格判定部20は、ユーザへ提示した評価用映像に対する評価値を入力し、評価値に基づき、性格判定規則DB22に格納された性格判定規則に従って、性格タイプ毎のスコアを求め、スコアの最も大きい性格タイプをユーザの性格タイプとして判定する。
評価用映像としては、発明者らの知見から、少なくとも1本の「スピード感のある映像」、1本の「災害を連想させる映像」、2本の「日常的な映像」及び1本の「「子供」、「夕方」または「木」のある映像」が用いられる。
性格判定規則は、評価用映像に対する最大・最小の評価値の差に基づいた性格タイプ毎のスコア、及び、評価用映像に対する評価値に基づいた性格タイプ毎のスコアが定義された規則であり、前述のアンケート調査から得られた知見が反映されたものである。
映像特徴設定部23は、性格タイプ毎の特徴DB24に格納された特徴データから、性格データに対応する特徴データを抽出し、ユーザの性格に対応した特徴データを設定する。
性格タイプ毎の特徴DB24に格納された特徴データは、当該性格タイプのユーザが好む映像の特徴を示すデータであり、前述のアンケート調査から得られた知見が反映されたものである。
映像選択部25は、ユーザの性格に対応した特徴データと、映像毎の特徴DB26に格納された特徴データとを比較し、前者の特徴データに対応する後者の特徴データを特定し、特定した特徴データに対応する映像をおすすめ映像DB27から読み出し、読み出した映像をおすすめ映像として出力する。
これにより、ユーザの性格に応じたおすすめ映像を紹介することができる。そして、ユーザが所望の映像を視聴する機会を増やすことができ、視聴者数の減少及びテレビ離れを抑えることができる。
〔他の実施形態(1)〕
次に、本発明の他の実施形態による映像紹介装置1について説明する。図10は、本発明の他の実施形態(1)による映像紹介装置1の制御部10の構成例を示す図である。この制御部10-2は、ユーザの性格を判定する際に、評価用映像毎の評価値を入力データとし、性格タイプを示す性格データを出力データとするNN(ニューラルネットワーク)を用いるものである。
制御部10-2は、性格判定部30、評価用映像DB21、NN31、映像特徴設定部23、性格タイプ毎の特徴DB24、映像選択部25、映像毎の特徴DB26及びおすすめ映像DB27を備えている。
図2に示した制御部10-1とこの制御部10-2とを比較すると、両制御部10-1,10-2は、評価用映像DB21、映像特徴設定部23、性格タイプ毎の特徴DB24、映像選択部25、映像毎の特徴DB26及びおすすめ映像DB27を備えている点で共通する。
一方、制御部10-2は、性格判定部20に代わる性格判定部30、及び性格判定規則DB22に代わるNN31を備えている点で、性格判定部20及び性格判定規則DB22を備えている制御部10-1と相違する。以下、図10において、図2と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(性格判定部30)
性格判定部30は、ユーザへ提示した評価用映像毎の評価値を入力し、評価用映像毎の評価値をNNの入力データとしてNN31に出力する。そして、性格判定部30は、性格タイプを示す性格データをNNの出力データとしてNN31から入力する。NN31から入力する性格データは、当該NN31により、学習にて設定された重みパラメータを用いて演算された性格タイプを示すデータである。性格判定部30は、性格データを映像特徴設定部23に出力する。
(NN31)
NN31は、性格判定部30から評価用映像毎の評価値を入力し、これらの評価値を入力データとして、予め設定された重みパラメータを用いてNNの演算を行うことで、性格タイプ毎のスコアを算出する。そして、NN31は、スコアの最も高い性格タイプを示す性格データを性格判定部30に出力する。
例えば評価用映像が、図12に示した映像A~Jである場合、NN31は、映像Aの評価値、映像Bの評価値、・・・及び映像Jの評価値を入力データとして、NNの演算を行う。
尚、NN31が用いる重みパラメータは、NN31を学習する学習装置(図示せず)により設定される。学習装置は、評価用映像毎の評価値及び性格タイプを示す性格データを学習データとして、NN31に対して教師ありの学習を行う。
NN31としては、例えばCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)、RNN(Recurrent Neural Network:再帰型ニューラルネットワーク)、LSTM(Long Short-Term Memory)が用いられる。
また、NN31の代わりに、サポートベクターマシン(Support Vector Machine)、決定木(Decision Trees)等の他の演算部を用いるようにしてもよい。要するに、当該演算部は、評価用映像毎の評価値及び予め設定されたパラメータを用いた演算を行い、評価用映像毎の評価値に対応する性格タイプを示す性格データを求めることができればよい。
以上のように、本発明の他の実施形態(1)の映像紹介装置1によれば、性格判定部30は、ユーザへ提示した評価用映像毎の評価値をNNの入力データとして、NN31に演算を行わせ、NN31から性格データを入力する。
NN31は、評価用映像毎の評価値を入力データとして、学習装置により学習され設定された最適な重みパラメータを用いてNNの演算を行い、スコアの最も高い性格タイプを示す性格データを求める。
ここで、図2に示した性格判定規則DB22を用いる場合は、図4に示した性格判定規則を手動にて予め設定する必要があるのに対し、NN31を用いる場合は、学習装置により学習され設定された重みパラメータを使用すれば済む。
これにより、ユーザの性格を判定するための仕組みを、簡易な手法を利用して構成することができ、ユーザの性格を精度高く判定することができる。
〔他の実施形態(2)〕
図11は、本発明の他の実施形態(2)による映像紹介装置1の制御部10の構成例を示す図である。この制御部10-3は、図2に示した制御部10-1の処理に加え、評価用映像DB21に格納される評価用映像を選択し、性格タイプ毎の特徴DB24に格納される特徴データを設定し、映像毎の特徴DB26に格納される特徴データを設定するものである。つまり、制御部10-3は、評価用映像DB21、性格タイプ毎の特徴DB24及び映像毎の特徴DB26を生成するための構成部等を備える。
制御部10-3は、性格判定部20、評価用映像DB21、性格判定規則DB22、映像特徴設定部23、性格タイプ毎の特徴DB24、映像選択部25、映像毎の特徴DB26、おすすめ映像DB27、評価用映像選択部32、映像DB33及び特徴データ設定部34,35を備えている。
図2に示した制御部10-1とこの制御部10-3とを比較すると、両制御部10-1,10-3は、性格判定部20、評価用映像DB21、性格判定規則DB22、映像特徴設定部23、性格タイプ毎の特徴DB24、映像選択部25、映像毎の特徴DB26及びおすすめ映像DB27を備えている点で共通する。
一方、制御部10-3は、制御部10-1の構成に加え、評価用映像選択部32、映像DB33及び特徴データ設定部34,35を備えている点で、制御部10-1と相違する。
(評価用映像選択部32)
評価用映像選択部32は、映像DB33から映像を読み出し、読み出した映像に基づいて、当該映像の特徴データを生成する。これにより、映像DB33に格納された全ての映像の特徴データが生成される。
具体的には、評価用映像選択部32は、映像の字幕テキスト、EPG(Electronic Programming Guide:電子番組表)に含まれる要約(映像に対応する番組の要約)、画像処理等を用いて、特徴データを生成する。
例えば評価用映像選択部32は、映像の字幕テキストに含まれるデータのうち、所定の手法にて特徴を表したデータを抽出し、当該データを特徴データとして生成する。EPGの要約についても同様である。
また、例えば評価用映像選択部32は、映像を構成するフレーム間の動き量を算出し、動き量に基づいて動きの有無を判定する。そして、評価用映像選択部32は、動きが有ると判定し、他の条件に合致する場合、特徴データ(例えば「スポーツ」)を生成する。また、例えば評価用映像選択部32は、映像に対する画像認識処理により、例えば「木」「子供」が存在するか否かを判定し、「木」または「子供」が存在する場合、特徴データ「木」または「子供」を生成する。
評価用映像選択部32は、評価用映像を選択する際のその特徴データを入力し、入力した特徴データ(入力特徴データ)と生成した映像毎の特徴データ(生成特徴データ)とを比較する。そして、評価用映像選択部32は、入力特徴データに対応する生成特徴データを特定し、特定した生成特徴データに対応する映像を、評価用映像として選択し、評価用映像を評価用映像DB21に格納する。
例えば、評価用映像選択部32は、前述の5本の映像((1)1本の「スピード感のある映像」、(2)1本の「災害を連想させる映像」、(3)2本の「日常的な映像」及び(4)1本の「「子供」、「夕方」または「木」のある映像」)を評価用映像として選択したい場合、それぞれの特徴データを入力する。
そして、評価用映像選択部32は、前述の特徴データの比較を行い、映像DB33に格納された映像群から5本の映像を評価用映像として選択し、5本の評価用映像を評価用映像DB21に格納する。
これにより、評価用映像DB21には、前述の5本の映像が評価用映像として格納され、新たな評価用映像DB21が生成される。このような5本の映像を評価用映像として用いることで、ユーザの性格を精度高く判定し、精度の高いおすすめ映像をユーザへ紹介することができる。また、ユーザの所望する映像を評価用映像として評価用映像DB21に格納することができる。さらに、既に生成された評価用映像DB21に対し、新たな評価用映像を追加することができる。
(特徴データ設定部34)
特徴データ設定部34は、性格タイプ、及び当該性格タイプのユーザにおける評価の高い映像(例えば評価値4の映像)を入力する。そして、特徴データ設定部34は、評価用映像選択部32と同様の処理を行うことで、入力した映像に基づいて特徴データを生成する。
特徴データ設定部34は、生成した特徴データを、入力した性格タイプの特徴データとして、性格タイプ毎の特徴DB24に格納する。例えば、性格タイプとして「直観タイプ」が入力され、「直観タイプ」のユーザにより評価値4が付された映像が入力された場合、当該映像に基づいて特徴データが生成され、「直観タイプ」の特徴データとして性格タイプ毎の特徴DB24に格納される。
このように、特徴データ設定部34により、性格タイプ毎のユーザにより評価された評価の高い映像を用いて、当該映像の特徴データが生成され、性格タイプ毎の特徴データとして特徴DB24に格納され、性格タイプ毎の特徴DB24が生成される。
(特徴データ設定部35)
特徴データ設定部35は、おすすめ映像DB27に格納されるおすすめ映像を入力し、評価用映像選択部32と同様の処理を行うことで、入力したおすすめ映像に基づいて特徴データを生成する。
特徴データ設定部35は、生成した特徴データを、入力したおすすめ映像の映像インデックスと共に映像毎の特徴DB26に格納する。
このように、特徴データ設定部35により、おすすめ映像DB27に格納されるおすすめ映像を用いて、当該おすすめ映像の特徴データが生成され、当該おすすめ映像の映像インデックスと共に映像毎の特徴DB26に格納される。また、当該おすすめ映像がおすすめ映像DB27に格納される。
以上のように、本発明の他の実施形態(2)の映像紹介装置1によれば、評価用映像選択部32は、映像DB33から映像を読み出し、前述の手法にて当該映像の特徴データを生成し、選択する映像の特徴データを入力し、入力した特徴データと生成した映像毎の特徴データとを比較する。そして、評価用映像選択部32は、入力した特徴データに対応する映像毎の特徴データを特定し、特定した特徴データに対応する映像を評価用映像として選択し、評価用映像DB21に格納する。
特徴データ設定部34は、性格タイプ、及び当該性格タイプのユーザにおいて評価の高い映像を入力し、前述の手法にて当該映像の特徴データを生成し、生成した特徴データを、入力した性格タイプの特徴データとして、性格タイプ毎の特徴DB24に格納する。
特徴データ設定部35は、おすすめ映像DB27に格納されるおすすめ映像を入力し、前述の手法にて当該おすすめ映像の特徴データを生成し、生成した特徴データを、当該おすすめ映像の映像インデックスと共に映像毎の特徴DB26に格納する。
これにより、評価用映像選択部32の処理にて、入力した特徴データに対応する評価用映像を映像DB33から選択することができるから、手動にて評価用映像を選択する場合に比べ、評価用映像DB21の生成負荷を低減することができる。また、字幕テキスト等に基づいて特徴データが生成され、この特徴データを用いて評価用映像が選択されるから、性格判定部20において、ユーザの性格を精度高く判定することができる。
また、特徴データ設定部34の処理にて性格タイプ毎の特徴DB24が生成され、特徴データ設定部35の処理にて映像毎の特徴DB26が生成されるから、手動により特徴DB24,26が生成される場合に比べ、特徴DB24,26の生成負荷を低減することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。前記実施形態では、性格タイプを4つの「直観タイプ」「感覚タイプ」「感情タイプ」「思考タイプ」として説明したが、5以上の性格タイプであってもよい。
また、図11に示した制御部10-3において、評価用映像選択部32及び特徴データ設定部34,35は、映像に基づいて、映像の字幕テキスト、EPGに含まれる映像の番組の要約、画像処理等を用いて、特徴データを生成するようにした。これに対し、評価用映像選択部32及び特徴データ設定部34,35は、映像に基づいて、映像の字幕テキスト、EPGに含まれる映像の番組の要約、画像処理等を用いて、予め設定された複数の特徴データから、映像の特徴に合致する特徴データを選択するようにしてもよい。
1 映像紹介装置
2 表示器
3 操作器
10,10-1,10-2,10-3 制御部
11 CPU
12 記憶部
13 記憶装置
14 操作/入力部
15 表示出力インターフェース部
16 通信部
17 システムバス
20,30 性格判定部
21 評価用映像DB
22 性格判定規則DB
23 映像特徴設定部
24,26 特徴DB
25 映像選択部
27 おすすめ映像DB
31 NN(ニューラルネットワーク)
32 評価用映像選択部
33 映像DB
34,35 特徴データ設定部

Claims (4)

  1. おすすめ映像をユーザへ紹介する映像紹介装置において、
    表示器に表示された複数の評価用映像に対するそれぞれの評価値を、前記ユーザの操作に従い入力し、前記評価用映像毎の前記評価値に基づいて、予め設定された性格判定規則に従い、前記ユーザの性格を示す予め設定された性格タイプ毎のスコアを求め、当該スコアの最も大きい前記性格タイプを判定する性格判定部と、
    前記性格タイプの前記ユーザの操作により入力された前記評価値が所定値または所定値以上の映像について、当該映像の特徴が予め設定された前記性格タイプ毎の特徴データから、前記性格判定部により判定された前記性格タイプに対応する前記特徴データを設定する映像特徴設定部と、
    前記映像特徴設定部により設定された前記特徴データをユーザ特徴データとし、前記おすすめ映像毎の特徴が予め設定された前記おすすめ映像毎の前記特徴データを映像特徴データとして、
    前記ユーザ特徴データと前記映像特徴データとを比較し、前記ユーザ特徴データに対応する前記映像特徴データを特定し、当該映像特徴データに対応する前記おすすめ映像を特定し、当該おすすめ映像を前記表示器へ出力する映像選択部と、
    を備えたことを特徴とする映像紹介装置。
  2. 請求項1に記載の映像紹介装置において、
    前記性格判定規則を、複数の前記評価用映像に対するそれぞれの前記評価値のうち最大の前記評価値と最小の前記評価値との間の差に基づいて、前記性格タイプ毎の前記スコアが設定された規則、及び、前記評価用映像の前記評価値に基づいて、前記性格タイプ毎の前記スコアが設定された規則とする、ことを特徴とする映像紹介装置。
  3. 請求項1または2に記載の映像紹介装置において、
    前記性格タイプを、直観タイプ、感覚タイプ、感情タイプ及び思考タイプとする、ことを特徴とする映像紹介装置。
  4. コンピュータを、請求項1から3までのいずれか一項に記載の映像紹介装置として機能させるためのプログラム。
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