JP7337097B2 - 無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及びその装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに係り、さらに具体的には、端末が処理することができるデータ量またはデータ率により、信号を送受信する方法及びその装置に関する。
4G通信システム商用化以後、増加の勢いにある無線データトラフィック需要を充足させるために、改善された5G通信システムまたはpre-5G通信システムを開発するための努力がなされている。そのような理由で、5G通信システムまたはpre-5G通信システムは、4Gネットワーク以後(beyond 4G network)通信システムまたはLTEシステム以後(post LTE)以後のシステムと呼ばれている。高いデータ伝送率を達成するために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のようなところ)での具現が考慮されている。超高周波帯域での電波の経路損失緩和、及び電波の伝達距離を増大させるために、5G通信システムにおいては、ビームフォーミング(beam forming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO)、全次元多重入出力(FD-MIMO:full dimensional)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)の技術が論議されている。また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムにおいては、進化された小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN:cloud radio access network)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(D2D:device to device communication:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(coordinated multi-points)及び受信干渉除去(interference cancellation)のような技術開発がなされている。それ以外にも、5Gシステムにおいては、進歩されたコーディング変調(ACM:advanced coding modulation:ACM)方式であるFQAM(hybrid FSK and QAM modulation)及びSWSC(sliding window superposition coding)や、進歩された接続技術であるFBMC(filter bank multi carrier)、NOMA(non orthogonal multiple access)及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
一方、インターネットは、人間が情報を生成して消費する人間中心の連結網において、事物のような分散された構成要素間において情報をやり取りして処理する事物インターネット(IoT:Internet of Things)網で進化している。クラウドサーバなどとの連結を通じるビックデータ(big data)処理技術などが、IoT技術に結合されたIoE(internet of everything)技術も立ち上げられている。IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信、並びにネットワークインフラ、サービスインターフェース技術及び保安技術のような技術要素が要求され、最近では、事物間の連結のためのセンサネットワーク(sensor network)、事物通信(M2M:machine to machine)、MTC(machine type communication)のような技術が研究されている。IoT環境においては、連結された事物で生成されたデータを収集、分析し、人間の生に新たな価値を創出する知能型IT(internet technology)サービスが提供されうる。IoTは、既存のIT(Information technology)技術と、多様な産業との融合及び複合を介し、スマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカーまたはコネクティッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスのような分野にも応用される。
そのために、5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みがなされている。例えば、センサネットワーク、事物通信(M2M)、MTCのような技術が、5G通信技術であるビームフォーミング、MIMO及びアレイアンテナなどの技法によって具現されているのである。前述のビックデータ処理技術として、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)が適用されることも、5G技術とIoT技術との融合一例と言えるであろう。
前述のように、無線通信システムの発展により、多様なサービスを提供することができることになり、そのようなサービスを円滑に提供するための方案が要求されている。
本開示は、端末が実際支援することができるデータ率と、データ伝送に使用される資源に係わる情報を基に決定されたデータ率との差が発生する場合を最小化させることができる信号送受信方法を提供するものである。
本開示は、無線通信システムにおいて、信号を送受信する方法及びその装置に係わるものである。本開示の一実施形態による方法は、端末が支援することができる最大データ率を決定し、スケジューリング情報から決定された実際データ率と最大データ率とを比較し、該比較結果に基づき、スケジューリング情報によって信号を送信することができる。
本開示は、NRシステムにおいて、端末が支援するデータ率と、スケジューリング可能な伝送ブロックの大きさとがマッチングしない場合を最小化させることができる。また、本開示は、端末が支援するデータ率より大きい値に該当する大きさの伝送ブロックをスケジューリングされたときの端末動作方法を提供することができる。
NRシステムの下向きリンクまたは上向きリンクにおいて、前記データまたは制御チャンネルが伝送される無線資源領域である時間・周波数領域の基本構造を示した図面である。 5GシステムまたはNRシステムにおいて考慮されるサービスであるeMBB用、URLLC用、mMTC用のデータが、周波数・時間資源で割り当てられた様子について説明するための図面である。 5GシステムまたはNRシステムにおいて考慮されるサービスであるeMBB用、URLLC用、mMTC用のデータが、周波数・時間資源で割り当てられた様子について説明するための図面である。 一実施形態による、1つのトランスポートブロックがいくつかのコードブロックに分けられ、CRCが追加される過程について説明するための図面である。 一実施形態により、アウターコードが使われて送信される方式について説明するための図面である。 一実施形態により、アウターコードが使用された通信システムの構造について説明するためのブロック図である。 一実施形態により、1つのトランスポートブロックから分割されたいくつかのコードブロックに、第2チャンネルコードまたはアウターコードを適用し、1以上のパリティコードブロックを生成する方法について説明するための図面である。 一実施形態による、端末のPDSCHデコーディング及びPUSCH伝送いかんを判断する方法について説明するためのフローチャートである。 一実施形態による端末のブロック図である。 一実施形態による基地局のブロック図である。 端末に上位シグナリングに設定されたキャリアにおいて、特定時点における実際平均データ伝送率を計算するために、特定時点を含むスロットを決定する一例を図示した図面である。
一実施形態による、端末が信号を送受信する方法は、基地局からPDSCH(physical downlink shared channel)を介して受信されるデータに係わるダウンリンク制御情報を受信する段階と、ダウンリンク制御情報を基に、スロットに割り当てられたTB(transport block)の個数を決定する段階と、スロットに割り当てられたTBの個数を基に、端末のデータ率を決定する段階と、端末の最大データ率、及び決定されたデータ率の比較結果に基づき、データに対するデコーディングいかんを決定する段階と、を含んでもよい。
一実施形態による、端末が信号を送受信する方法において、デコーディングいかんを決定する段階は、決定されたデータ率が最大データ率以下である場合、端末のデータデコーディングが必要ではないと決定することができる。
一実施形態による、端末が信号を送受信する方法において、データ率は、端末のサービングセルそれぞれに対して、オーバーラッピングされるスロットに割り当てられたTB個数を基にも決定される。
一実施形態による、基地局が信号を送受信する方法は、端末から受信されたケイパビリティ情報を基に、端末の最大データ率を決定する段階と、端末のスロットに割り当てられるTBの個数を基に、端末のデータ率を決定する段階と、最大データ率及びデータ率の比較結果に基づき、PDSCH上でデータを伝送する段階と、を含み、端末のデータに対するデコーディングいかんは、最大データ率及びデータ率の比較結果を基にも決定される。
一実施形態による、基地局が信号を送受信する方法において、デコーディング必要いかんは、決定されたデータ率が最大データ率以下である場合、端末のデータデコーディングが必要ではないとも決定される。
一実施形態による、基地局が信号を送受信する方法において、データ率は、端末のサービングセルそれぞれに対してオーバーラッピングされるスロットに割り当てられたTB個数を基にも決定される。
一実施形態による、基地局が信号を送受信する方法において、端末のデータ率を決定する段階は、あらかじめ保存されたTBサイズ別に、データ率に係わる情報を基に、特定TBサイズに対応するデータ率を決定する段階を含んでもよい。
一実施形態による、信号を送受信する端末は、送受信部と、少なくとも1つのプロセッサと、を含み、該少なくとも1つのプロセッサは、基地局からPDSCHを介して受信されるデータに係わるダウンリンク制御情報を受信するように送受信部を制御し、ダウンリンク制御情報を基に、スロットに割り当てられたTBの個数を決定し、スロットに割り当てられたTBの個数を基に、端末のデータ率を決定し、端末の最大データ率、及び決定されたデータ率の比較結果に基づき、データに対するデコーディングいかんを決定することができる。
一実施形態による、信号を送受信する基地局は、送受信部と、少なくとも1つのプロセッサと、を含み、少なくとも1つのプロセッサは、端末から受信されたケイパビリティ情報を基に、端末の最大データ率を決定し、端末のスロットに割り当てられるTBの個数を基に、端末のデータ率を決定し、最大データ率及びデータ率の比較結果に基づき、PDSCH上でデータを伝送するように送受信部を制御し、端末のデータに対するデコーディングいかんは、最大データ率及びデータ率の比較結果を基にも決定される。
4G通信システム商用化以後、増加の勢いにある無線データトラフィック需要を充足するために、改善された5G通信システムまたはpre-5G通信システムを開発するための努力がなされている。そのような理由で、5G通信システムまたはpre-5G通信システムは、4Gネットワーク以後(beyond 4G network)通信システムまたはLTEシステム以後(post LTE)以後のシステムと呼ばれている。3GPPにおいて定められた5G通信システムは、NR(new radio)システムと呼ばれている。高データ伝送率を達成するために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のようなもの)における具現が考慮されている。超高周波帯域における電波の経路損失緩和、及び電波の伝達距離を増大させるために、5G通信システムにおいては、ビームフォーミング(beam forming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO)、全次元多重入出力(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)の技術が論議され、NRシステムに適用された。また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムにおいては、進化された小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN:cloud radio access network)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(D2D:device to device communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(coordinated multi-points)及び受信干渉除去(interference cancellation)のような技術開発がなされている。それ以外にも、5Gシステムにおいては、進歩されたコーディング変調(ACM:advanced coding modul
ation)方式であるFQAM(hybrid FSK and QAM modulation)及びSWSC(sliding window superposition coding)や、進歩された接続技術であるFBMC(filter bank multi carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
一方、インターネットは、人間が情報を生成して消費する人間中心の連結網において、事物のような分散された構成要素間で情報をやり取りして処理する事物インターネット(IoT:Internet of Things)網に進化している。クラウドサーバなどとの連結を介するビックデータ(big data)処理技術などがIoT技術に結合されたIoE(internet of everything)技術も立ち上げられている。IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信、並びにネットワークインフラ、サービスインターフェース技術及び保安技術のような技術要素が要求され、最近では、事物間の連結のためのセンサネットワーク(sensor network)、事物通信(M2M:machine to machine)、MTC(machine type communication)などの技術が研究されている。IoT環境においては、連結された事物で生成されたデータを収集、分析し、人間の生に新たな価値を創出する知能型IT(internet technology)サービスが提供されうる。IoTは、既存のIT(Information technology)技術と、多様な産業との融合及び複合を介し、スマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカーまたはコネクティッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスのような分野にも応用される。
そのために、5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みがなされている。例えば、センサネットワーク(sensor network)、事物通信(M2M)、MTC(machine type communication)のような5G通信が、ビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどの技法によって具現されているのである。前述のビックデータ処理技術として、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)が適用されることも、5G技術とIoT技術との融合一例と言えるであろう。
一方、新たな5G通信であるNR(new radio access technology)においては、時間及び周波数の資源において、多様なサービスが自由に多重化されうるようにするためにデザインされており、それにより、waveform/numerologyなどや基準信号などが、当該サービスの必要により、動的にまたは自由に割り当てられうる。無線通信において、端末に最適サービスを提供するためには、チャネルの質と、干渉量測定とを介する最適化されたデータ送信が重要であり、それにより、正確なチャネル状態測定が必須である。しかし、周波数資源により、チャネル及び干渉特性が大きく変化しない4G通信とは異なり、5Gチャネルの場合、サービスにより、チャネル及び干渉特性が大きく変化するために、それを分けて測定させるFRG(frequency resource group)次元のsubset支援が必要である。一方、NRシステムにおいては、支援されるサービスの種類を、eMBB(enhanced mobile broadband)、mMTC(massive machine type communications)、URLLC(ultra-reliable and low-latency communications)などのカテゴリーに分けることができる。eMBBは、高容量データの高速伝送、mMTCは、端末電力最小化、及び多数端末の接続、URLLCは、高信頼度と低遅延とを目標にするサービスと見ることができる。端末に適用されるサービスの種類により、互いに異なる要求事項が適用されうる。
一方、最近次世代通信システムに対する研究が進められるにつれ、端末との通信をスケジューリングするさまざまな方案が論議されている。それにより、次世代通信システムの特性を考慮した効率的なスケジューリング及びデータ送受信方案が要求される実情である。
そのように、通信システムにおいて、複数のサービスがユーザに提供され、そのような複数のサービスをユーザに提供するために、特徴に合うように、各サービスを同一時区間内で提供することができる方法、及びそれを利用した装置が要求されうる。
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態についての説明において、本開示が属する技術分野に周知された折、本開示と直接に関連がない記述内容については、説明を省略する。それは、不要な説明を省略することにより、本開示の要旨を曖昧にすることなく、さらに明確に伝達させるためである。
同じ理由により、添付図面において、一部構成要素は、誇張されたり省略されたりして概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは、実際さいずを全面的に反映させるものではない。各図面において、同一であるか、あるいは対応する構成要素には、同一参照番号を付した。
本開示の利点、特徴、及びそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本開示は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態にも具現され、ただし、本実施形態は、本開示を完全なものにし、本開示が属する技術分野で当業者に、発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は、請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体にわたり、同一参照符号は、同一構成要素を指す。
ここで、処理フローチャートの各ブロックと、フローチャートのそれらの組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行されるものであるということを理解することができるであろう。それらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサにも搭載されるので、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサを介して遂行されるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を遂行する手段を生成することになる。それらコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するために、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備を志向することができるコンピュータ利用可能メモリ、またはコンピュータ可読メモリにも保存されるので、そのコンピュータ利用可能メモリ、またはコンピュータ可読メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。該コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備上において、一連の動作段階が遂行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備を遂行するインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を遂行するための段階を提供することも可能である。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を遂行するための1以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行形態においては、ブロックで言及された機能が、順序を外れて発生することも可能であるということに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている2つのブロックは、実は、実質的に同時に遂行されることも可能であり、あるいはそのブロックが折々該当する機能により、逆順に遂行されることも可能である。
ここで、本実施形態で使用される「~部」という用語は、ソフトウェア構成要素、あるいはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は、ある役割を遂行する。しかしながら、「~部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」は、アドレシングすることができる記録媒体にあるようにも構成されるが、1またはその以上のプロセッサを再生させるようにも構成される。従って、一例として、「~部」は、ソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。該構成要素内及び該「~部」内で提供される機能は、さらに少数の構成要素及び「~部」に結合されるか、あるいは追加される、構成要素及び「~部」にさらに分離されうる。それだけでなく、構成要素及び「~部」は、デバイスまたは保安マルチメディアカード内の、1またはそれ以上のCPUを再生させるようにも具現される。また、本実施形態において「~部」は、1以上のプロセッサを含んでもよい。
無線通信システムは、初期の音声主体のサービスを提供したところから脱し、例えば、3GPPのHSPA(high speed packet access)、LTE(long term evolution)またはE-UTRA(evolved universal terrestrial radio access)、LTE-A(LTE-Advanced)、3GPP2のHRPD、UMB(ultra mobile broadband)及びIEEEの802.16eのような通信標準と共に、高速、高品質のパケットデータサービスを提供する広帯域無線通信システムに発展している。また、5世代無線通信システムにおいて、5GまたはNRの通信標準が作られている。
広帯域無線通信システムの代表的な例として、NRシステムにおいては、下向きリンク(DL:downlink)及び上向きリンク(UL:uplink)においては、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)方式を採用している。さらに具体的には、下向きリンクにおいては、CP-OFDM(cyclic-prefix OFDM)方式が採用され、上向きリンクにおいては、CP-OFDMと共に、DFT-S-OFDM(discrete Fourier transform spreading OFDM)方式の二つが採用された。上向きリンクは、端末((UE:user equipment)またはMS(mobile station))が、基地局(gNode BまたはBS(base station))に、データまたは制御信号を伝送する無線リンクを意味し、下向きリンクは、基地局が端末に、データまたは制御信号を伝送する無線リンクを意味する。そのような多重接続方式は、一般的に、各ユーザ別に、データまたは制御情報を載せて送る時間・周波数資源を、互いに重ならないように、すなわち、直交性(orthogonality)がなされるように、割り当てて運用することにより、各ユーザのデータまたは制御情報を区分することができる。
NRシステムは、初期伝送において、復号失敗が発生した場合、物理階層において、当該データを再伝送するHARQ(hybrid automatic repeat request)方式を採用している。HARQ方式は、受信機がデータを正確に復号(デコーディング)することができない場合、受信機が送信機にデコーディング失敗を知らせる情報(NACK:negative acknowledgement)を伝送し、送信機が物理階層において、当該データを再伝送することができるようにする。受信機は、送信機が再伝送したデータを、以前にデコーディング失敗したデータと結合し、データ受信性能を高めることができる。また、受信機がデータを正確に復号した場合、送信機にデコーディング成功を知らせる情報(ACK:acknowledgement)を伝送し、送信機が新たなデータを伝送することができるようにする。
図1は、NRシステムの下向きリンクまたは上向きリンクにおいて、前記データまたは前記制御チャネルが伝送される無線資源領域である時間・周波数領域の基本構造を示した図面である。
図1において、横軸は、時間領域を示し、縦軸は、周波数領域を示す。時間領域における最小伝送単位は、OFDMシンボルであり、Nsymb個のOFDMシンボル1-02が集まり、1つのスロット1-06を構成することができる。サブフレームの長さは、1.0msと定義され、ラジオフレーム1-14は、10msにも定義される。周波数領域における最小伝送単位は、サブキャリアであり、全体システム伝送帯域(transmission bandwidth)の帯域幅は、全てで

Figure 0007337097000001
または

Figure 0007337097000002
個のサブキャリア1-04によっても構成される。
時間・周波数領域において、資源の基本単位は、リソースエレメント(RE:resource element)1-12)であり、OFDMシンボルインデックス及びサブキャリアインデックスで示すことができる。リソースブロック(RB:resource blockまたはPRB:physical resource block)は、時間領域において、Nsymb個の連続されたOFDMシンボル1-02と、周波数領域においてNRB個の連続されたサブキャリア1-10ともm定義される。従って、1つのRB 1-08は、NsymbxNRB個のREによっても構成される。一般的に、データの最小伝送単位は、RB単位である。NRシステムにおいて、一般的に、Nsymb=14、NRB=12であり、

Figure 0007337097000003
Figure 0007337097000004
及びNRBは、システム伝送帯域の帯域幅に比例する。また、端末にスケジューリングされるRB個数に比例し、データレートが上昇しうる。
NRシステムにおいて、下向きリンクと上向きリンクとを周波数で区分して運用するFDDシステムの場合、下向きリンク伝送帯域幅と上向きリンク伝送帯域幅とが互いに異なりうる。チャネル帯域幅は、システム伝送帯域幅に対応するRF帯域幅を示す。表1は、NRシステム以前、4世代無線通信であるLTEシステムに定義されたシステム伝送帯域幅と、チャネル帯域幅(channel bandwidth)との対応関係を示す。例えば、10MHzチャネル帯域幅を有するLTEシステムは、伝送帯域幅(transmission bandwidth)が50個のRBによっても構成される。

Figure 0007337097000005
NRシステムは、[表1]で提示されたLTEのチャネル帯域幅よりさらに広いチャネル帯域幅で動作することができる。
NRシステムにおいて、下向きリンクデータまたは上向きリンクデータに係わるスケジューリング情報は、下向きリンク制御情報(DCI:downlink control information)を介し、基地局から端末に伝達されうる。DCIは、さまざまなフォーマットによって定義され、各フォーマットは、上向きリンクデータに係わるスケジューリング情報(UL grant)であるか、あるいは下向きリンクデータに係わるスケジューリング情報(DL grant)であるかということ、制御情報の大きさが小さいコンパクトDCIであるか否かということ、多重アンテナを使用した空間多重化(spatial multiplexing)を適用するか否かということ、電力制御用DCIであるか否かということなどを示すことができる。例えば、下向きリンクデータに係わるスケジューリング制御情報(DL grant)であるDCI format 1-1は、少なくとも次のような制御情報のうち一つを含んでもよい。
-キャリア指示子:どの周波数キャリアにおいて伝送されるかということを指示する。
-DCIフォーマット指示子:当該DCIが下向きリンク用であるか、または上向きリンク用であるかということを区分する指示子である。
-バンドウィズパート(BWP:bandwidth part)指示子:どのBWPにおいて伝送されるかということを指示する。
-周波数領域資源割り当て:データ伝送に割り当てられた周波数領域のRBを指示する。システム帯域幅及びリソース割り当て方式により、表現するリソースが決定される。
-時間領域資源割り当て:どのスロットのどのOFDMシンボルでデータ関連チャネルが伝送されるかということを指示する。
-VRB-to-PRBマッピング:仮想RB(VRB:virtual RB)インデックスと物理RB(PRB:physical RB)インデックスとをいかなる方式でマッピングするということを指示する。
-変調及びコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme):データ伝送に使用された変調方式とコーディングレートとを指示する。すなわち、QPSKであるか、16QAMであるか、64QAMであるかあるいは256QAMであるかという情報と共に、TBS及びチャネルコーディング情報を知らせることができるコーディングレート値を指示することができる。
-CBG伝送情報(codeblock group transmission information):CBG再伝送が設定されたとき、どのCBGが伝送されるかということに係わる情報を指示する。
-HARQプロセス番号(HARQ process number):HARQのプロセス番号を指示する。
-新たなデータ指示子(new data indicator):HARQ初期伝送であるか、または再伝送であるかということを指示する。
-重複バージョン(redundancy version):HARQの重複バージョンを指示する。
-PUCCH(physical uplink control channel)のための伝送電力制御命令(TPC(transmit power control) command)for PUCCH:上向きリンク制御チャネルであるPUCCHに対する伝送電力制御命令を指示する。
PUSCH伝送の場合、時間領域資源割り当て(time domain resource assignment)は、PUSCHが伝送されるスロットに係わる情報、及び当該スロットにおける開始シンボル位置Sと、PUSCHがマッピングされるシンボル個数とLによっても伝達される。ここで、Sは、スロット開始からの相対的な位置でもあり、Lは、連続されたシンボル個数でもあり、SとLは、下記のように定義される開始及び長さ指示子値(SLIV:start and length indicator value)からも決定される。

Figure 0007337097000006
NRシステムにおいては、一般的に、RRC設定を介し、1行に、SLIV値、PUSCHマッピングタイプ、及びPUSCHが伝送されるスロットに係わる情報が含まれた表を設定されうる。その後、DCIの時間領域資源割り当てにおいては、設定された表におけるindex値を指示することにより、基地局が端末に、SLIV値、PUSCHマッピングタイプ、PUSCHが伝送されるスロットに係わる情報を伝達することができる。
NRシステムにおいて、PUSCHマッピングタイプは、タイプA(type A)とタイプB(type B)とが定義されうる。PUSCHマッピングタイプAは、スロットにおいて、2番目または3番目のOFDMシンボルに、DMRSシンボルのうち最初シンボルが位置することができる。PUSCHマッピングタイプBは、PUSCH伝送で割り当てられた時間領域資源における最初OFDMシンボルに、DMRSシンボルのうち最初シンボルが位置することができる。
DCIは、チャネルコーディング及び変調過程を経て、下向きリンク物理制御チャネルであるPDCCH(physical downlink control channel)(または、制御情報、以下、混用して使用する)上で伝送されうる。
一般的に、DCIは、各端末に対して独立して、特定RNTI(radio network temporary identifier)(または、端末識別子)でスクランブルされ、CRC(cyclic redundancy check)が追加され、チャネルコーディングされた後、それぞれ独立してPDCCHに構成されても伝送される。PDCCHは、端末に設定された制御資源集合(CORESET:control resource set)でマッピングされても伝送される。
下向きリンクデータは、下向きリンクデータ伝送用物理チャネルであるPDSCH上においては伝送される。PDSCHは、制御チャネル伝送区間後からも伝送され、周波数領域における具体的なマッピング位置、変調方式などのスケジューリング情報は、PDCCHを介して伝送されるDCIを基にも決定される。
DCIを構成する制御情報において、MCSを介し、基地局は、端末に伝送するPDSCHに適用された変調方式と、伝送するデータの大きさ(TBS:transport block size)とを通知することができる。一実施形態により、MCSは、5ビット、またはそれよりもさらに大きいか、あるいは小さいビットによっても構成される。TBSは、基地局が伝送するデータ(TB)にエラー訂正のためのチャネルコーディングが適用される以前の大きさに該当する。
本開示において、トランスポートブロック(TB)とは、MAC(medium access control)ヘッダ、MAC制御要素(CE:control element)、1個以上のMAC SDU(service data unit)、パディング(padding)ビットを含んでもよい。他の例により、TBは、MAC階層において、物理階層(physical layer)に下げるデータ単位またはMAC PDU(protocol data unit)を示すことができる。
NRシステムにおいて支援する変調方式は、QPSK(quadrature phase shift keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAM及び256QAMであり、それぞれの変調オーダー(modulation order)(Qm)は、2、4、6、8に該当する。すなわち、QPSK変調の場合、シンボル当たり2ビット、16QAM変調の場合、シンボル当たり4ビット、64QAM変調の場合、シンボル当たり6ビットを伝送することができ、256QAM変調の場合、シンボル当たり8ビットを伝送することができる。
図2及び図3は、5GシステムまたはNRシステムにおいて考慮されるサービスであるeMBB用、URLLC用、mMTC用のデータが、周波数・時間資源に割り当てられた様子について説明するための図面である。
図2及び図3を介し、各システムにおいて、情報伝送のために、周波数資源及び時間資源が割り当てられた方式が確認されうる。
まず、図2は、全体システム周波数帯域2-00において、eMBB用、URLLC用、mMTC用のデータが割り当てられた様子を示す。eMBBデータ2-01とmMTCデータ2-09とが特定周波数帯域において割り当てられて伝送されている最中、URLLCデータ2-03,2-05,2-07が発生し、URLLCデータ2-03,2-05,2-07の伝送が必要な場合、基地局または端末は、eMBBデータ2-01及びmMTCデータ2-09がすでに割り当てられた部分を空けるか、伝送を行わず、URLLCデータ2-03,2-05,2-07を伝送することができる。前述のサービスのうちURLLCは、遅延時間を短縮させることが必要であるあめに、eMBBデータ2-01が割り当てられた資源の一部分に、URLLCデータ2-03,2-05,2-07が割り当てられても伝送される。ここで、eMBBデータ2-01が割り当てられた資源において、URLLCデータ2-03,2-05,2-07が追加して割り当てられて伝送される場合、重複される周波数・時間資源においては、eMBBデータが伝送されず、従って、eMBBデータの伝送性能が低くなりうるということは、言うまでもない。すなわち、そのような場合、URLLCデータの割り当てによるeMBBデータ伝送失敗が発生しうる。
図3においては、全体システム周波数帯域3-00を分け、各サブバンド3-02,3-04,3-06において、サービス及びデータを伝送する方法について説明することにする。サブバンド設定と係わる情報は、あらかじめ決定されてもおり、その情報は、基地局が端末に、上位シグナリングを介して伝送することができる。他の例により、サブバンドと係わる情報は、基地局またはネットワークノードが任意に分け、端末に別途のサブバンド設定情報の伝送なしに、サービスを提供することもできる。図3において、サブバンド3-02は、eMBBデータ3-08伝送、サブバンド3-04は、URLLCデータ3-10,3-12,3-14伝送、サブバンド3-06は、mMTCデータ3-16伝送に使用されると仮定する。
本実施形態全般において、URLLCデータ伝送に使用される伝送時間区間(TTI:transmission time interval)の長さは、eMBBデータ伝送またはmMTCデータ伝送に使用されるTTI長よりも短い。また、URLLCデータと係わる情報の応答は、eMBBデータまたはmMTCデータより迅速にも伝送され、それにより、低い遅延で情報が送受信されうる。前述の3種のサービスまたはデータを伝送するために、各タイプ別に使用する物理階層チャネルの構造は、異なりもする。例えば、伝送時間区間(TTI)の長さ、周波数資源の割り当て単位、制御チャネルの構造、及びデータのマッピング方法のうち少なくとも一つが異なりうる。
前述の実施形態においては、3種のサービスと3種のデータとを仮定して説明を行ったが、さらに多種のサービスと、それに該当するデータとが存在し、その場合にも、本開示の内容が適用されうる。
本開示で提案する方法及びその装置について説明するために、NRシステムにおける物理チャネル(physical channel)及び信号(signal)という用語が使用されうる。しかし、本開示の内容は、NRシステムだけではなく、他の無線通信システムにも適用される。
図4は、一実施形態による、1つのトランスポートブロックが、いくつかのコードブロックに分けられ、CRCが追加される過程について説明するための図面である。
図4を参照すれば、上向きリンクまたは下向きリンクにおいて伝送する1つのトランスポートブロック(TB)4-01は、最後または最前部に、CRC 4-03が追加される。CRC 4-03は、16ビット、24ビット、またはあらかじめ固定されたビット数を有するか、あるいはチャネル状況などによって可変的なビット数を有することができ、チャネルコーディングの成功いかんの判断に使用されうる。TB 4-01とCRC 4-03とが追加されたブロックは、いくつかのコードブロック(CB)4-07,4-09,4-11,4-13にも分けられる(4-05)。ここで、コードブロックは、最大サイズがあらかじめ定められて分けられ、その場合、最後のコードブロック4-13は、他のコードブロック4-07,4-09,4-11より大きさが小さくもある。ただし、それは一例であるのみ、他の例により、0、ランダム値、または1が最後のコードブロック4-13に挿入されることにより、最後のコードブロック4-13と異なるコードブロック4-07,4-09,4-11の長さが同一にもそろえられる。コードブロック4-07,4-09,4-11,4-13に、それぞれCRC4-17,4-19,4-21,4-23が追加されうる(4-15)。CRCは、16ビット、24ビット、またはあらかじめ固定されたビット数を有することができ、チャネルコーディングの成功いかんの判断にも使用される。
CRC 4-03を生成するために、TB 4-01と循環生成多項式(cyclic generator polynomial)とが使用され、該循環生成多項式は、多様な方法によっても定義される。例えば、24ビットCRCのための循環生成多項式gCRC24A(D)=D24+D23+D18+D17+D14+D11+D10+D7+D6+D5+D4+D3+D+1と仮定し、L=24とするとき、TBデータ

Figure 0007337097000007
に対し、CRC

Figure 0007337097000008
は、

Figure 0007337097000009
をgCRC24A(D)で除算し、余りが0になる値に、

Figure 0007337097000010
を決定することができる。前述の例においては、一例として、CRC長Lを24に仮定して説明したが、CRC長Lは12、16、24、32、40、48、64のように、さまざまな長さにも決定される。
そのような過程でTBにCRCが追加された後、N個のCB 4-07,4-09,4-11,4-13にも分割される。分割されたそれぞれのCB 4-07,4-09,4-11,4-13に、CRC 4-17,4-19,4-21,4-23が追加されうる(4-15)。CBに追加されるCRCは、TBに追加されたCRCを発生するときとは異なる長さを有するか、あるいは他の循環生成多項式が使用されうる。しかし、TBに追加されたCRC 4-03と、コードブロックに追加されたCRC 4-17,4-19,4-21,4-23は、コードブロックに適用されるチャネルコードの種類によっても省略される。例えば、ターボコードではなく、LDPCコードがコードブロックに適用される場合、コードブロックごとに挿入されるCRC 4-17,4-19,4-21,4-23は、省略されうる。
しかし、LDPCが適用される場合にも、CRC 4-17,4-19,4-21,4-23は、そのままコードブロックにも追加される。また、ポーラコードが使用される場合にも、CRCが追加されうるか、あるいは省略されうる。
図4で説明したように、伝送するTBは、適用されるチャネルコーディングの種類により、1コードブロックの最大長が定められ、コードブロックの最大長により、TB、及びTBに追加されるCRCは、コードブロックにおける分割が行われうる。
従来、LTEシステムにおいては、分割されたCBにCB用CRCが追加され、CBのデータビット及びCRCは、チャネルコードにエンコーディングされ、コーディングされたビット(coded bits)が決定され、それぞれのコーディングされたビットについてあらかじめ約束されているようにレートマッチングされるビット数が決定されうる。
図5は、一実施形態により、アウターコードが使用されて伝送される方式について説明するための図面である。また、図6は、一実施形態により、アウターコードが使用された通信システムの構造について説明するためのブロック図である。
図5及び図6を参照すれば、アウターコードを使用して信号を伝送する方法について説明する。
図5においては、1つのトランスポートブロックがいくつかのコードブロックに分けられた後、各コードブロックにおいて、同じ位置にあるビットまたはシンボル5-04同士第2チャネルコードでエンコーディングされ、パリティビットまたはシンボル5-06が生成されうる(5-02)。その後、各コードブロックと、第2チャネルコードエンコーディングで生成されたパリティコードブロックとにそれぞれCRCが追加されうる(5-08、5-10)。
CRCは、チャネルコードの種類により、追加いかんが決定されうる。例えば、ターボコードが第1チャネルコードとして使用される場合には、CRC5-08,5-10が追加されるが、その後には、第1チャネルコードエンコーディングで、それぞれのコードブロック及びパリティコードブロックがエンコーディングされうる。本開示において、第1チャネルコードとしては、コンボリューショナル(convolutional)コード、LDPCコード、ターボ(turbo)コード及びポーラコードなどが使用されうる。しかし、それらは、一例であるのみ、多様なチャネルコードが、第1チャネルコードとして、本開示にも適用される。本開示において、第2チャネルコードとしては、例えば、リード・ソロモン(Reed-solomon)コード、BCHコード、ラプタ(Raptor)コード、パリティビット生成コードなどが使用されうる。しかし、それらは、一例であるのみ、多様なチャネルコードが、第2チャネルコードとして本開示にも適用される。
図6(a)を参照すれば、アウターコードが使用されない場合、第1チャネルコーディングエンコーダ6-01及び第1チャネルコーディングデコーダ6-05のみ送受信機においてそれぞれ使用され、第2チャネルコーディングエンコーダと第2チャネルコーディングデコーダは、使用されないのである。アウターコードが使用されない場合にも、第1チャネルコーディングエンコーダ6-01と第1チャネルコーディングデコーダ6-05は、後述するアウターコードが使用された場合と同一にも構成される。
図6(b)を参照すれば、アウターコードが使用される場合、送信するデータは、第2チャネルコーディングエンコーダ6-09を通過することができる。第2チャネルコーディングエンコーダ6-09を通過したビットまたはシンボルは、第1チャネルコーディングエンコーダ6-11を通過することができる。チャネルコーディングされたシンボルが、チャネル6-13を通過して受信機に受信されれば、受信機側においては、受信した信号を基に、第1チャネルコーディングデコーダ6-15と第2チャネルコーディングデコーダ6-17とを順次に動作させることができる。第1チャネルコーディングデコーダ6-15及び第2チャネルコーディングデコーダ6-17は、それぞれ、第1チャネルコーディングエンコーダ6-11及び第2チャネルコーディングエンコーダ6-09と対応する動作を遂行することができる。
図7は、一実施形態により、1つのトランスポートブロックから分割されたいくつかのコードブロックに、第2チャネルコードまたはアウターコードを適用し、1以上のパリティコードブロックを生成する方法について説明するための図面である。
図4で説明したように、1つのトランスポートブロックは、1以上のコードブロックにも分割される。そのとき、トランスポートブロックサイズにより、コードブロックが一つだけ生成される場合には、当該コードブロックに、CRCが加えられないのである。伝送するコードブロックに、アウターコードを適用すれば、パリティコードブロック7-40,7-42が生成されうる(7-24)。アウターコードを使用するとき、パリティコードブロック7-40,7-42は、最後のコードブロック後に位置することができる(7-24)。アウターコード後、CRC 7-26,7-28,7-30,7-32,7-34,7-36が追加されうる(7-38)。その後、各コードブロック及び各パリティコードブロックは、CRCと共に、チャネルコードでエンコーディングされうる。
NRシステムにおいて、TBの大きさは、下記の段階を経ても計算される。
段階1:割り当て資源内の1PRBにおいて、PDSCHマッピングに割り当てられたRE数である

Figure 0007337097000011
を計算する。

Figure 0007337097000012
は、

Figure 0007337097000013
によっても計算される。ここで、

Figure 0007337097000014
は、12であり、

Figure 0007337097000015
は、PDSCHに割り当てられたOFDMシンボル数を示すことができる。

Figure 0007337097000016
は、同じCDMグループのDMRSが占める、1PRB内のRE数である。

Figure 0007337097000017
は、上位シグナリングに設定される1PRB内のオーバーヘッドが占めるRE数であり、0、6、12、18のうち一つにも設定される。その後、PDSCHに割り当てられた総RE数NREが計算されうる。NREは、

Figure 0007337097000018
によって計算され、nPRBは、端末に割り当てられたPRB数を示す。
段階2:臨時情報ビット数Ninfoは、

Figure 0007337097000019
によっても計算される。ここで、Rは、コードレートであり、Qmは、変調オーダー(modulation order)であり、その値の情報は、制御情報において、MCSビットフィールドと、あらかじめ約束された表とを利用しても伝達される。また、νは、割り当てられたレイヤ数である。もしNinfo≦3824であり、下記の段階3を介し、TBSが計算されうる。それ以外には、段階4を介し、TBSが計算されうる。
段階3:

Figure 0007337097000020


Figure 0007337097000021
との数式を介し、

Figure 0007337097000022
が計算されうる。TBSは、下記[表2]において、

Figure 0007337097000023
より小さくない値のうち

Figure 0007337097000024
に最も近い値にも決定される。

Figure 0007337097000025
段階4:

Figure 0007337097000026


Figure 0007337097000027
との数式を介し、

Figure 0007337097000028
が計算されうる。TBSは、

Figure 0007337097000029
値と下記[pseudo-code 1]とを介しても決定される。

Figure 0007337097000030
NRシステムにおいて、1つのCBがLDPCエンコーダに入力されれば、パリティビットが追加されて出力されうる。そのとき、LDCPベースグラフ(LDCP base graph)により、パリティビットの量が異なりうる。特定入力に対し、LDPCコーディングによって生成される全てのパリティビットを送らせる方法をFBRM(full buffer rate matching)と言うことができ、伝送可能なパリティビット数に制限を置く方法を、LBRM(limited buffer rate matching)と言うことができる。データ伝送のために資源が割り当てられれば、LDPCエンコーダ出力が、循環バッファ(circular buffer)に作られ、作られたバッファのビットは、割り当てられた資源ほど反復して伝送され、そのとき、循環バッファの長さを、Ncbと言うことができる。LDPCコーディングによって生成される全てのパリティビットの数をNとすれば、FBRM方法においては、Ncb=Nになる。LBRM方法において、Ncbは、min(N, Nref)になり、Nrefは、

Figure 0007337097000031
で与えられ、RLBRMは、2/3にも決定される。TBSLBRMは、前述のTBSを求める方法において、当該セルにおいて、端末が支援する最大レイヤ数を示し、当該セルにおいて、端末に設定された最大変調オーダー、または設定されていない場合には、64QAMを仮定し、コードレートは、最大コードレートである948/1024を仮定し、NREは、156・nPRBと仮定し、nPRBは、nPRB,LBRMで仮定することができる。nPRB,LBRMは、下記の[表3]としても与えられる。

Figure 0007337097000032
NRシステムにおいて、端末が支援する最大データ率は、下記の[数式1]を介しても決定される。

Figure 0007337097000033
数式1において、Jは、周波数集積(carrier aggregation)にまとめられたキャリアの数であり、Rmax=948/1024であり、

Figure 0007337097000034
は、最大レイヤ数、

Figure 0007337097000035
は、最大変調オーダー、f(j)は、スケーリング指数、μは、副搬送波間隔を意味する。f(j)は、1、0.8、0.75、0.4のうち1つの値を、端末が報告することができ、μは、下記の表4によっても与えられる。

Figure 0007337097000036
また、

Figure 0007337097000037
は、平均OFDMシンボル長であり、

Figure 0007337097000038
は、

Figure 0007337097000039
によっても計算され、

Figure 0007337097000040
は、BW(j)において、最大RB数である。OH(j)は、オーバーヘッド値であり、FR1(6GHz以下帯域)の下向きリンクにおいては、0.14、上向きリンクにおいては、0.18としても与えられ、FR2(6GHz超過帯域)の下向きリンクにおいては、0.08、上向きリンクにおいては、0.10としても与えられる。[数式1]を介し、30kHz副搬送波間隔において、100MHz周波数帯域幅を有するセルにおける下向きリンクにおける最大データ率は、下記の[表5]によっても計算される。

Figure 0007337097000041
一方、端末が、実際データ伝送において測定されうる実際データ率は、データ量をデータ伝送時間で除した値にもなるのである。それは、1TB伝送においては、TBS、または2 TB伝送ではTBSの和をTTI長で除した値にもなる。一例として、表5を求めた仮定のように、30kHz副搬送波間隔において、100MHz周波数帯域幅を有するセルにおける下向きリンクにおける最大実際データ率は、割り当てられたPDSCHシンボル数により、下記の[表6]のようにも決定される。

Figure 0007337097000042
[表5]を介し、端末が支援する最大データ率を確認して見ることができ、[表6]を介して割り当てられたTBSによる実際データ率を確認して見ることができる。そのとき、スケジューリング情報により、最大データ率より実際データ率がさらに大きい場合がありもする。
無線通信システム、特に、NRシステムにおいては、端末が支援することができるデータ率が、基地局と端末との間で互いに約束されうる。それは、端末が支援する最大周波数帯域、最大変調オーダー、最大レイヤ数などを利用しても計算される。しかし、計算されたデータ率は、実際データ伝送に使用される伝送ブロック(TB)の大きさ(TBS:transport block size)及びTTI長から計算される値と異なりうる。
それにより、端末は自体が支援するデータ率に該当する値より大きいTBSを割り当てられる場合が生じうる。そのような場合を最小化させ、前述の場合の端末動作を定義することが必要にもなる。以下の実施形態においては、最大データ率と実際データ率とが合わない場合を解決するための方法及びその装置を提供する。
以下、本開示の実施形態について、添付した図面と共に詳細に説明する。また、本開示についての説明において、関連する機能または構成に係わる具体的な説明が、本開示の要旨を必要以上に曖昧にしうると判断された場合、その詳細な説明は、省略する。そして、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であり、それは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによっても異なる。従って、その定義は、本明細書全般にわたる内容を基になされなければならないのである。以下、基地局は、端末の資源割り当てを行う主体であり、gNode B(gNB)、eNodeB(eNB)、NodeB、BS、無線接続ユニット、基地局制御器、またはネットワーク上のノードのうち少なくとも一つでもある。端末は、UE、MS、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータ、または通信機能を遂行することができるマルチメディアシステムを含んでもよい。本発明において、下向きリンク(DL)は、基地局が端末に伝送する信号の無線送信経路であり、上向きリンク(UL)は、端末が基地局に伝送する信号の無線送信経路を意味する。また、以下において、NRシステムを一例とし、本開示の実施形態について説明するが、類似の技術的背景またはチャネル形態を有するそれ以外の通信システムにも、本開示の実施形態が適用されうる。また、本開示の実施形態は、熟練された技術的知識を有した者の判断でもって、本開示の範囲を大きく外れない範囲において一部変形を介し、他の通信システムにも適用されうる。
本開示においては、従来の物理チャネル及び信号という用語を、データまたは制御信号と混用して使用することができる。例えば、PDSCHは、データが伝送される物理チャネルであるが、本開示においては、PDSCHをデータであると言うことができる。
以下、本開示において、上位シグナリングは、基地局から、物理階層の下向きリンクデータチャネルを利用して端末に、または端末から、物理階層の上向きリンクデータチャネルを利用して基地局に伝達する信号伝達方法であり、RRC signalingまたはMAC制御要素(CE)とも言及される。
本開示においては、peak data rate、max data rate、最大データ率などが混用されても使用される。
*[第1実施形態]
第1実施形態は、peak data rateを超えることになるスケジューリングを判断する方法、及びpeak data rateを超えて伝送されたとき、端末の動作方法及びその装置に係わるものである。それについて、図8を参照して後述する。
端末は、スケジューリング情報が含まれた下向きリンク制御情報を受信し、スケジューリング情報を把握することができ、その後、下記の方法で、実際データ率を計算することができる。端末は、スケジューリング情報から送受信しなければならないデータの量またはTBS値を知ることができ、また、PDSCHまたはPUSCHがマッピングされるシンボルの数を把握することができる。
方法1:スケジューリングされたPDSCHまたはPUSCHのTBS、またはTBSの和を実際伝送時間で除することにより、実際データ伝送のデータ率を計算することができる。
方法2:スケジューリングされたPDSCHまたはPUSCHのTBS、またはTBSの和を、割り当てられたシンボル数と平均シンボル長

Figure 0007337097000043
との積で除し、実際データ伝送のデータ率を計算することができる。
方法3:当該スロットで送信または受信しなければならないPDSCHまたはPUSCHに含まれた全てのTBサイズの和を求め、TBサイズの和をスロット長で除し、スロットにおける実際データ率を計算することができる。
基地局と端末は、前述の方法のうち一つ、または1以上が結合された方法でもって、実際データ率を計算することができ、実際データ率を、[数式1]で提供されたpeak data rate計算方法によって計算された端末が支援するデータ率と比較することができる。peak data rateは、[数式1]で提供される方法に限定されるものではなく、多様な方法によって変形されても適用される。
該比較結果、実際データ率がpeak data rateより大きければ、下向きリンクスケジューリング及びPDSCH伝送において、端末はPDSCHデコーディングを試みず、当該PDSCHのHARQ-ACKフィードバックをNACKで生成し、基地局に伝達することができる。また、該比較結果において、実際データ率がpeak data rateより大きければ、上向きリンクスケジューリング及びPUSCH伝送において、端末はPUSCHを伝送しないのである。基地局は、特定端末にスケジューリングしたとき、NACKが連続して発生したとき、端末のcapabilityを新たに判断することができる。
前述の方法1、方法2、方法3で言及されたPDSCHは、当該端末にだけ伝送されるデータでもある。すなわち、前記PDSCHをスケジューリングする制御情報が、特定端末に固有値として伝達するC-RNTI値でもって、一部マスキングがPDCCHで伝達する場合に制限されうる。すなわち、システム情報伝達用、ページング用、ランダムアクセス用に伝達されるPDSCHは、前述の計算から除かれうる。または、他の方法としては、用途に係わりなく、全てのPDSCHに含まれたデータビット数の和を利用して適用することも可能であろう。
図8は、一実施形態による、端末のPDSCHデコーディング及びPUSCH伝送いかんを判断する方法について説明するためのフローチャートである。
基地局と端末は、PDSCHデコーディング及びPUSCH伝送いかんを決定するプロセスを始めることができる(8-01)。
基地局と端末は、端末がサポート可能なpeak data rateを計算し、特定データ伝送のためのスケジューリング情報を決定することができる(8-02)。peak data rateは、[数式1]、または変形された方法を介しても計算される。
基地局と端末は、スケジューリング情報から実際データ率を計算し、計算された実際データ率とpeak data rateとを比較することができる(8-03)。
もし実際データ率がpeak data rateを超える場合には、当該スケジューリング情報を無視することができる(8-05)。ここで、当該スケジューリング情報を無視するということは、PUSCH伝送において、端末は、スケジューリングされたPUSCHを伝送しないということを意味する。または、端末は、一般的には、当該PDSCHのHARQ-ACKフィードバックをNACKに生成して基地局に伝達するが、例外の場合には、HARQ-ACKフィードバックを基地局に伝達しないのである。例外の場合は、フォールバックモードDCIまたはDCIフォーマット1_0でスケジューリングされながら、DAIに1つのPDSCHだけ伝送されたということを端末が指示された場合であるか、あるいはキャリア集積(carrier aggregation)が設定されず、1つのPDSCHだけ伝送される場合でもある。また、例外の場合は、1つのPDSCHに係わるHARQ-ACKだけ伝送される場合でもある。
また、比較(8-03)結果、実際データ率がpeak data rateを超えない場合には、基地局と端末は、スケジューリング情報によるデータ送受信を行うことができる(8-04)。
前述の動作が遂行されることにより、PDSCHデコーディング及びPUSCH伝送いかんを決定するプロセスが終了するのである(8-06)。
前述のところで、TBS和を求めるところにおいて受信されたPDSCHのTBSの和を求めることは、いくつかのCCに設定され、CAを遂行する端末は、多くのCCにおいて、同時、同じスロット、あるいは同じ時点で受信されたPDSCHの和を意味するものでもある。
[第1-1実施形態]
第1-1実施形態は、端末のpeak data rateを超えないように、基地局がスケジューリングする方法を提供する。
端末は、自体のpeak data rateに係わる情報を基地局に報告する。それは、単位時間当たり、端末がプロセシングすることができるデータの量を意味すると見ることができる。従って、基地局は、特定端末に、当該端末のpeak data rateを超すほどのデータを1回に伝送しないであろう。基地局が、端末のスケジューリングいかん及びスケジューリング方法を決定するにおいて、そのようなことを判断する方法が必要である。
基地局は、端末に、特定周波数帯域だけのチャネルを測定して報告するように、設定及び指示することができる。それは、subband CQI(channel quality indicator)でもあり、それを活用し、基地局は、端末にsubband CQIを基準に周波数帯域を割り当てることができる。
基地局は、端末から報告されたsubband CQI、または他のチャネル測定結果を受信する。基地局は、報告を受けた結果を基に、チャネル利得が高い順にサブバンドあるいはRBを整列させる。チャネル利得が高い順にRBを整列するという意味は、RB indexを、subband CQIが高いものから整列させるという意味でもある。
基地局は、端末に、整列されたRB index、またはsubband CQIが高いRBから、当該端末にスケジューリングを行う。基地局は、当該端末に、peak data rateが過ぎないほどまでRBを割り当て、それ以上は割り当てない。
前述のところにおいて、当該端末に、peak data rateが過ぎないほどまでRBを割り当てる方法を下記で説明する。
基地局は、特定端末に、スケジューリングする設定を基に、MCS index(または、MCS indexに該当するcoding rate)と、PRB割り当てによるTBS値、あるいはそれによる実際data rateとをあらかじめ計算することができ、前記TBS値を保存しておくことができる。

前記表は、MCS index、及び割り当てられたPRB数によって決定されうるTBSの大きさによって決定されるdata rate値を、Mbps単位で表示した表である。前記一例は、4個のレイヤ、256QAM、及び14シンボル割り当てで伝送する場合でもある。もし端末のpeak data rate値が866.7Mbpsであるとするならば、前記表において、濃く着色されたところは、端末のpeak data rateより高いdata rateに該当するTBSでスケジューリングされる領域になる。従って、基地局は、端末のpeak data rateより高くなるMCS indexとRB数との組み合わせは使用せずにスケジューリングしなければならない。その実行のために、基地局は、前記表のような値を保存するか、スケジューリング不可能な組み合わせを保存するか、あるいは特定MCSで割り当てることができる最大PRB数を保存することができる。それは、例えば、下記のような表で提供されうる。

Figure 0007337097000045
前記表は、MCS index、及びpeak data rateで端末が報告したscaling factorであるf値により、特定設定において端末に割り当てられる最大PRB数を記録した表である。前記特定設定は、変わりうるので、関連スケジューリング設定が変わるたびに、基地局は、当該端末に割り当てることができるPRB数を新たに計算することができるであろう。
[第1-2実施形態]
第1-2実施形態は、peak data rateを超えることになるスケジューリングを判断する方法、及びpeak data rateを超えて伝送されたとき、端末の動作方法及びその装置の他の一例に係わるものである。
端末は、スケジューリング情報が含まれた下向きリンク制御情報を受信し、スケジューリング情報を把握することができ、それにより、下記の方法で、実際データ率を計算することができる。端末は、スケジューリング情報から送受信しなければならないデータの量、またはTBS値を知ることができ、またPDSCHまたはPUSCHがマッピングされるシンボルの数を把握することができる。それにより、実際データ伝送のデータ率は、現在伝送されているPDSCHあるいはPUSCHに実際に含まれるコードブロックの大きさの和を、実際伝送時間で除することによって得ることができるであろう。それは、コードブロックグループ(CBG:code block group)単位で再伝送が行われうることを考慮したものでもある。すなわち、下向きリンクの場合、端末が、特定単位のCC(component carrier)のグループに含まれたCCにおいて、特定時点で伝送されるPDSCHに含まれたコードブロックをいずれも考慮し、実際データ率を計算するものである。上向きリンクの場合には、端末が、特定単位のCCのグループに含まれたCCにおいて、特定時点で伝送されるPUSCHに含まれたコードブロックをいずれも考慮し、実際データ率を計算するものである。前述のところにおいて、特定時点で伝送されるPDSCHとは、特定時点を含むOFDMシンボルにマッピングされるPDSCHを示すものでもある。下向きリンクデータ伝送において、実際データ率は、下記数式1-1によっても計算される。

Figure 0007337097000046

Figure 0007337097000047
は、j番目PDSCHで伝送されるDL-SCHのコードブロック個数を意味する(number of code blocks for DL-SCH of the PDSCH transmission)
-j番目PDSCHをスケジューリングするDCIに、CBGTI(code block group transmission information)情報が含まれており、前記CBGTI情報がr番目コードブロックが伝送されないと指示するならば、

Figure 0007337097000048
であり、それ以外の場合には、

Figure 0007337097000049
は、j番目PDSCHで伝送されるDL-SCHのr番目コードブロックの大きさとも定義される(if the DCI format scheduling the PDSCH transmission includes a CBGTI field indicating that the UE shall not transmit the r-th code block,

Figure 0007337097000050
otherwirse,

Figure 0007337097000051
is the r-th code block size for DL-SCH of the j-th PDSCH transmission)

Figure 0007337097000052
は、j番目PDSCHがマッピングされたシンボルの平均シンボル長とも定義され、一般的に、cyclic prefixを考慮して計算された値でもある(average OFDM symbol duration for numerology μ(j)of the j-th PDSCH, i.e.

Figure 0007337097000053
Note that normal cyclic prefix is assumed)

Figure 0007337097000054
は、1スロット内において、j番目PDSCHがマッピングされたり、j番目PDSCH伝送のために割り当てられたりするOFDMシンボル個数でもある(the number of symbols of the j-th PDSCH allocation within the slot)
-Jは、特定サービングセル、またはCCのまとまり単位において、特定時点で伝送されるPDSCHの個数を意味する。
前記数式1-1で計算された実際データ率と、前記数式1を利用して計算された端末の最大下向きリンクデータ率とを比較し、該比較結果、実際データ率がpeak data rateより高ければ、下向きリンクスケジューリング及びPDSCH伝送において端末は、PDSCHデコーディングを試みず、当該PDSCHのHARQ-ACKフィードバックをNACKに生成し、基地局に伝達することができる。基地局は、特定端末にスケジューリングしたとき、NACKが連続して発生するとき、端末のcapabilityを新たに判断することができる。
前記数式1-1で言及されたPDSCHは、当該端末にだけ伝送されるデータでもある。すなわち、前記PDSCHをスケジューリングする制御情報が、特定端末に固有値として伝達されるC-RNTI値でもって、一部マスキングがPDCCHで伝達される場合にも制限される。すなわち、システム情報伝達用、ページング用、ランダムアクセス用に伝達されるPDSCHは、前記の計算から除かれうる。または、他の方法としては、用途に係わりなく、全てのPDSCHに含まれたデータビット数の和を利用して適用することも可能であろう。
上向きリンクデータ伝送において、実際データ率は、下記数式1-2によっても計算される。

Figure 0007337097000055

Figure 0007337097000056
は、j番目PUSCHで伝送されるUL-SCHのコードブロック個数を意味する(number of code blocks for UL-SCH of the PUSCH transmission)
-j番目PUSCHをスケジューリングするDCIに、CBGTI(codeblock group transmission information)情報が含まれており、前記CBGTI情報がr番目コードブロックが伝送されないと指示するならば、

Figure 0007337097000057
であり、それ以外の場合には、

Figure 0007337097000058
は、j番目PUSCHで伝送されるUL-SCHのr番目コードブロックの大きさとも定義される(if the DCI format scheduling the PUSCH transmission includes a CBGTI field indicating that the UE shall not transmit the r-th code block,

Figure 0007337097000059
otherwise,

Figure 0007337097000060
is the r-th code block size for UL-SCH of the j-th PUSCH transmission)

Figure 0007337097000061
は、j番目PUSCHがマッピングされたシンボルの平均シンボル長とも定義され、一般的に、cyclic prefixを考慮して計算された値でもある(average OFDM symbol duration for numerology μ(j)of the j-th PUSCH, i.e.

Figure 0007337097000062
Note that normal cyclic prefix is assumed)

Figure 0007337097000063
は、1スロット内において、j番目PUSCHがマッピングされるか、あるいはj番目PUSCH伝送のために割り当てられたOFDMシンボル数でもある(the number of symbols of the j-th PUSCH allocation within the slot)
-Jは、特定サービングセル、またはCCのまとまり単位において、特定時点で伝送されるPUSCHの個数を意味する。
前記数式1-2で計算された実際データ率と、前記数式1を利用して計算された端末の最大上向きリンクデータ率とを比較し、該比較結果、実際データ率がpeak data rateより高ければ、上向きリンクスケジューリング及びPUSCH伝送において端末は、PUSCHを伝送しないのである。
[第1-3実施形態]
第1-3実施形態においては、前記第1実施形態における方法3(当該スロットで送信または受信しなければならないPDSCHまたはPUSCHに含まれた全てのTBの大きさの和を求め、TBサイズの和をスロット長で除し、スロットにおける実際データ率を計算することができる)の具体的な方法を提供する。
前記実施形態においては、スケジューリングするTBの大きさが、端末が支援する最大伝送率に該当する値を超えないようにする方法を提供した。しかし、前記数式1-1あるいは前記数式1-2を利用する方法を使用したときには、TB単位再伝送時、初期伝送に使用したシンボル数より少数のOFDMシンボルを利用して再伝送することが不可能でもある。例えば、30kHz副搬送波間隙と273 PRBとを利用したデータ伝送において、最大MCS及び14O FDMシンボルを利用する場合、端末の最大伝送率(peak data rateあるいはmaxdata rate)は、2,295Mbpsにもなり、それにより、最大スケジュール可能なTBSは、1,147,488ビットになる。もし前述のようなTBSを有する初期伝送が失敗した場合、再伝送において、もし13シンボルだけ利用して伝送するならば、PDSCHあるいはPUSCHの長さが13シンボルになるので、当該データの伝送率は、端末の最大伝送率より高くもなる。従って、実質的に前述の場合において、13シンボルを利用した再伝送は、不可能である。従って、代わりに、当該スロットで伝送されるPDSCHあるいはPUSCHに含まれたTBSの和をスロット長で除し、端末の最大伝送率と比較する方法が望ましい。
特定時点(基準時点(reference time))における端末の実際平均伝送率は、当該時点を含むスロットでスケジューリングされたPDSCHあるいはPUSCHに含まれたTBあるいはCBの総ビット数の和を考慮して決定することができる。前述のところにおいて、特定時点を含むスロットは、図11のようにも決定される。図11は、端末において、上位シグナリングに設定されたキャリアにおいて、前記特定時点を含むスロットを決定する一例を図示した図面である。副搬送波間隔により、キャリアごとに、スロット長が異なり、表示されたスロットが、特定時点を含むスロットになる。特定時点が変わりながら、例えば、基準時点Aから基準時点Bに、当該特定時点を含むスロットが、例えば、スロットA1,A2,A3からスロットB1,B2,B3にも変わる。図11の一例において、スロットA1とスロットB1は、同じスロットであり、スロットA2とスロットB2は、同じスロットでもある。従って、例えば、基準時点Aにおける端末の実際平均伝送率を計算するとき、前記当該特定時点である基準時点Aを含むスロット(すなわち、スロットA1,A2,A3)にマッピングされて伝送されるPDSCHあるいはPUSCHだけ考慮し、前記PDSCHあるいはPUSCHで伝送されるコードブロックを利用することができる。基準時点Dから基準時点Eに変わるときは、基準時点を含むスロットは、D1、D2、D3からE1、E2、E3に変わり、その場合は、基準時点を含むスロットがいずれも変わることになる。端末は、前述のところのように計算された実際伝送率が、数式1のように計算された自体の最大伝送率より低くスケジューリングされた場合にだけ、PDSCH受信及びPUSCH送信のための動作を遂行することができ、もし自体の最大伝送率より、計算された実際伝送率がさらに高い場合、当該スロットにおけるPDSCH受信及びPUSCH送信の動作を省略することができる。本実施形態において、基準時点を含むスロットは、オーバーラップされたスロットとすることができる。
前記方法は、下記のようにさらに実行されうる。
UEは、全ての時点において、次の条件を満足させない重畳されたPDSCH/PUSCH伝送を処理する必要がない、ここで、セルグループ内の与えられたキャリアに係わる特定時点を含むスロットに含まれた全てのPDSCH/PUSCHが考慮され、特定時点を含むスロットは、オーバーラッピングされたスロットとも説明される:(A UE is not required to handle overlapped PDSCH/PUSCH transmissions not fulfilling the following condition at all points in time, where all PDSCH/PUSCH contained in the slot including the certain point in time for a given carrier in a cell group is considered, where the slot including the certain point in time is named the overlapped slot)

Figure 0007337097000064

Figure 0007337097000065
は、セルグループにおいて、j番目キャリアのオーバーラッピングされたスロット内のm番目PDSCH/PUSCHにおいて、伝送ブロックのスケジューリングされたコードブロックの個数を示す(

Figure 0007337097000066
is the number of scheduled code blocks of the transport block in the m-th PDSCH/PUSCH in the overlapped slot of the j-th carrier in the cell group)
-Jは、セルグループを構成するキャリアの数を示す(J is the number of configured carriers in the cell group)

Figure 0007337097000067
は、セルグループにおいて、j番目キャリアのオーバーラッピングされたスロット内のm番目PDSCH/PUSCHのコードブロック内のビットの個数を示す(

Figure 0007337097000068
is the number of bits in a code block of the m-th PDSCH/PUSCH in the overlapped slot of the j-th carrier in the cell group)
-スロット長

Figure 0007337097000069
において、m(j)は、セルグループ内のj番目キャリアのスロットに係わるヌメロロジーを示す(Slot duration

Figure 0007337097000070
where m(j) is the numerology for a slot of the j-th carrier in the cell group)
DataRateは、CG単位別周波数範囲別に適用される[3GPP TS 38.306]におけるサブクローズ4.1.2によって与えられる大略的なデータレートによって計算される(DataRate is computed by the approximate date rate given by Subcluase 4.1.2 in [3GPP TS 38.306] based on applying per frequency range per CG only)
すなわち、前述のところにおいて、

Figure 0007337097000071
は、特定セルグループのj番目キャリアにおいてオーバーラップされたスロットでスケジューリングされたPDSCHあるいはPUSCHに含まれてスケジュールされたコードブロックの数であり、

Figure 0007337097000072
は、特定セルグループのj番目キャリアでオーバーラップされたスロットでスケジューリングされたm番目PDSCHあるいはPUSCHに含まれてスケジュールされたコードブロックの大きさであり、

Figure 0007337097000073
は、スロット長であり、特定セルグループのj番目キャリアにおいて、m(j)の副搬送波間隔を有するときのスロット長である。m(j)が0であるならば、15kHz副搬送波間隔、m(j)が1であるならば、30kHz副搬送波間隔、m(j)が2であるならば、60kHz副搬送波間隔、m(j)が3であるならば、120kHz副搬送波間隔を意味する。DateRateは、前記数式1で提供する方法で決定されるか、あるいは3GPP標準TS 38.306で提供する端末の最大伝送率を決定する方法によっても計算される。Jは、当該セルグループにおいて、端末に設定されたキャリア数である。
[第2実施形態]
第2実施形態においては、[数式1]の代わりに、peak data rateを計算する方法を提供する。
まず、TBSmaxは、1スロットで伝送することができる最大TBSとも定義される。そのために、前述のTBSを求める方法において、当該セルにおいて、端末が支援する最大レイヤ数、当該セルにおいて、端末に設定された最大変調オーダーが適用され、コードレートは、最大コードレートである948/1024を仮定し、nPRBは、当該周波数帯域において、PRB数、NRE=156・nPRB、NRE=158・nPRBまたはNRE=160・nPRBとも決定される。NREは、nPRBの倍数に多様に変形されても適用される。
端末が特定セルにおいて、2個のコードワード(codeword)、または2個のTB伝送を設定された場合には、それぞれTBについて、TBSmax,1とTBSmax,2とを定義することができる。端末が、TBSmax,1とTBSmax,2とを求めるときには、それぞれのTBに使用することができる最大レイヤ数を仮定し、前述のところにおけるTBSmaxのような方法で計算することができる。

Figure 0007337097000074
をj番目設定されたセルにおいて、i番目TBの最大TBSとするとき、peak data rateは、下記[数式2]を介しても計算されるのである。

Figure 0007337097000075
数式2においてμは、副搬送波間隔が、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzであるとき、それぞれ0、1、2、3、4によっても与えられる。
本開示の実施形態を遂行するための、端末と基地局との送信部、受信部、処理部が、それぞれ図9と図10とに図示されている。第1実施形態または第2実施形態における実際データ率を計算し、送受信方法を遂行するために、基地局と端末との受信部、処理部、送信部が、それぞれ前述の実施形態によって動作することができる。
図9は、一実施形態による端末のブロック図である。
図9に図示されているように、本開示の端末は、端末機受信部9-00、端末機送信部9-04及び端末機処理部9-02を含んでもよい。端末機受信部9-00と端末機と送信部9-04とを総称し、本開示においては、送受信部とも称することができる。該送受信部は、基地局と信号を送受信することができる。ここで、該信号は、制御情報とデータとを含んでもよい。そのために、該送受信部は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機と、受信される信号を低ノイズ増幅し、周波数を下降変換するRF受信機とによっても構成される。
また、該送受信部は、無線チャネルを介して信号を受信し、端末機処理部9-02に出力し、端末機処理部9-02から出力された信号を、無線チャネルを介して伝送することができる。端末機処理部9-02は、前述の本開示の実施形態により、端末が動作するように、一連の過程を制御することができる。例えば、端末機受信部9-00は、基地局から、データ伝送のためのスケジューリング情報が含まれた制御情報とデータとを受信し、端末機処理部9-02は、端末のpeak data rateと、スケジューリングされたデータ量とを比較してデコーディング及び伝送のいかんを決定し、それにより、信号処理を行うことができる。その後、端末機送信部9-04から伝送する必要がある信号を基地局に伝達することができる。
図10は、一実施形態による基地局のブロック図である。
図10に図示されているように、本開示の基地局は、基地局受信部10-01、基地局送信部10-05及び基地局処理部10-03を含んでもよい。基地局受信部10-01と基地局送信部10-05とを総称し、本開示においては、送受信部と称することができる。該送受信部は、端末と信号を送受信することができる。ここで、該信号は、制御情報とデータとを含んでもよい。そのために、該送受信部は送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機と、受信される信号を低ノイズ増幅し、周波数を下降変換するRF受信機とによっても構成される。また、該送受信部は、無線チャネルを介して信号を受信し、基地局処理部10-03に出力し、基地局処理部10-03から出力された信号を無線チャネルを介して伝送することができる。
基地局処理部10-03は、前述の本開示の実施形態によって基地局が動作するように、一連の過程を制御することができる。例えば、基地局処理部10-03は、端末のpeak data rateを計算し、peak data rateを超えない範囲でTBSを決定してスケジューリングを行い、制御情報を生成することができる。
その後、基地局送信部10-05で生成された制御情報を送信し、基地局受信部10-01は、端末のフィードバックまたは上向きリンクデータ信号を受信することができる。
なお、本明細書と図面とに開示された本発明の実施形態は、本発明の記述内容を容易に説明し、本発明の理解の一助とするために、特定例を提示したものであるのみ、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の技術的思想を基とする他の変形例が実施可能であるということは、本発明が属する技術分野で当業者に自明なものである。また、前述のそれぞれの実施形態は、必要により、互いに組み合わされて運用することができる。例えば、第1実施形態と第2実施形態とが結合されて適用されることが可能であり、または、第1実施形態の一部分と第2実施形態の一部分とが組み合わされて適用されることが可能であろう。また、前記実施形態は、LTEシステム、5Gシステムなどに、前記実施形態の技術的思想を基とする他の変形例が実施可能であろう。
9-00 端末機受信部
9-02 端末機処理部
9-04 端末機送信部
10-01 基地局受信部
10-03 基地局処理部
10-05 基地局送信部

Claims (9)

  1. 端末が信号を送受信する方法において、
    基地局からPDSCH(physical downlink shared channel)を介して受信される少なくとも1つのTB(transport block)に係わるダウンリンク制御情報を受信する段階と、
    前記ダウンリンク制御情報に基づき、少なくとも1つのサービングセルにつき、各サービングセルのスロットから伝送されるTB内のビットの個数の和を、前記各サービングセルのスロット長で除した結果、獲得された値を合わせ、前記端末のデータ率を決定する段階と、
    前記端末の最大データ率及び前記決定されたデータ率の比較結果に基づき、前記各サービングセルのスロットにおけるPDSCHの処理いかんを決定する段階と、を含む、方法。
  2. 前記PDSCHの処理いかんを決定する段階は、
    前記決定されたデータ率が、前記最大データ率を越える場合、前記端末の前記各サービングセルのスロットにおけるPDSCHの処理が必要ではないと決定する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記各サービングセルのスロットは、特定時点とオーバーラッピングされる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのサービングセルのうちj番目のサービングセルのスロット長は、10 -3 /2 m(j) と決定され、
    m(j)は、前記j番目のサービングセルのスロットのヌメロロジーである請求項1に記載の方法。
  5. 信号を送受信する端末において、
    送受信部と、
    前記送受信部に接続された少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    基地局からPDSCH(physical downlink shared channel)を介して受信される少なくとも1つのTB(transport block)に係わるダウンリンク制御情報を受信し
    前記ダウンリンク制御情報に基づき、少なくとも1つのサービングセルにつき、各サービングセルのスロットから伝送されるTB内のビットの個数の和を、前記各サービングセルのスロット長で除した結果、獲得された値を合わせ、前記端末のデータ率を決定し、
    前記端末の最大データ率及び前記決定されたデータ率の比較結果に基づき、前記各サービングセルのスロットにおけるPDSCHの処理いかんを決定する、端末。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記決定されたデータ率が前記最大データ率を越える場合、前記端末の前記各サービングセルのスロットにおけるPDSCHの処理が必要ではないと決定する、請求項に記載の端末。
  7. 前記各サービングセルのスロットは、特定時点とオーバーラッピングされる、請求項に記載の端末。
  8. 前記少なくとも1つのサービングセルのうちj番目のサービングセルのスロット長は、10 -3 /2 m(j) と決定され、
    m(j)は、前記j番目のサービングセルのスロットのヌメロロジーである、請求項5に記載の端末。
  9. 請求項1に記載の方法を遂行するコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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