JP7334509B2 - 三次元形状モデル生成システム、三次元形状モデル生成方法及びプログラム - Google Patents
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Description
一般的に、このような多視点画像からの対象物体の三次元形状の復元では、復元された三次元形状モデルの色を、多視点画像における視点画像中の対応する画素におけるRGB値(Red Green Blueのそれぞれのチャンネルの画素値)や、多視点画像における対応する複数枚の視点画像の各々におけるRGB値の平均値などを与える。
そのため、同一の対象物体を異なる光源下で撮像した視点画像を用いて三次元形状の復元を行った場合、実物とは異なる色で対象物体の三次元形状モデルが復元される。
同様に、同一の対象物体を異なる機種のデジタルカメラで撮像し、撮像した視点画像を用いて三次元形状の復元を行った場合も、異なる色で三次元形状モデルが復元される。
ハイパースペクトルカメラは、数十~数百バンドに細かく波長を分光して各々の強度を示すスペクトル情報をピクセル毎に保持する画像であるハイパースペクトル画像を撮像することができる。
上述したハイパースペクトルカメラを用いて、対象物体の分光反射率(波長ごとの光の反射率)を取得することで、多視点画像の視点画像間における撮像環境の光源の分光分布や、撮像に用いデジタルカメラの分光感度の違いに依存しない色の表現が可能である。
また、ハイパースペクトルカメラは、RGB画像を撮像する一般的なデジタルカメラと比較して、撮像される撮像画像の解像度が低いと言う問題がある。すなわち、ハイパースペクトルカメラで撮像した多視点画像から三次元形状モデルの生成を行う際、多視点画像における視点画像の解像度が三次元形状復元の精度に大きく影響する。
このため、対象物体の三次元形状モデルの高い精度による復元を行うためには、解像度の低いハイパースペクトル画像は適していない。
例えば、対象物体の百枚以上の多視点画像を撮像するためには、数時間の作業時間が必要となる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による三次元形状モデル生成システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態においては、図示しない外部装置から、三次元形状モデルとして復元する対象の対象物体を撮像した撮像画像が視点画像のデータとして供給される。この視点画像の各々は、異なる視点から撮像された多視点画像である。また、視点画像の各々は、複数の異なる分光感度の撮像装置のそれぞれで撮像された、同一及び異なる視点の撮像画像データが含まれている。また、本実施形態において用いる撮像装置は、ハイパースペクトルカメラではなく、例えば、一般のユーザが利用するデジタルカメラなどである。本実施形態においては、多視点画像を複数の視点画像(異なる視点、異なる分光感度を有する撮像装置で撮像された撮像画像)の集合体として説明する。
また、データ取得部101は、外部装置から供給される対象物体の多視点画像を撮像した光源の分光分布(光源分光分布)のデータを、光源分光分布記憶部109に書き込んで記憶させる。
図2は、視点画像記憶部108における分光感度グループデータテーブルの構成例を示す図である。分光感度グループデータテーブルは、分光感度グループ毎に設けられ、分光感度グループの分光感度のデータが示されている。また、分光感度グループデータテーブルは、レコード毎に、視点画像識別情報、視点画像インデックス及びカメラパラメータの欄を備えている。例えば、分光感度がそれぞれ異なる3台の撮像装置で撮像した場合、視点画像の各々は、異なる分光感度が3種類であるため、3個の分光感度グループに分類される。3個の分光感度グループの各々は、それぞれが同一数の視点画像であっても、異なった数の視点画像を有してもよい。
ここで、三次元形状モデルの生成の手法に関しては、例えば、視点画像からデプスマップを生成し、このデプスマップから三次元形状モデルを三次元点群として生成する(特許文献1を参照)。
そして、三次元形状復元部103は、推定したカメラパラメータを、視点画像記憶部108の分光感度グループデータテーブルにおける対応するカメラパラメータの欄に書き込んで記憶させる。
また、視点選択部104は、少なくとも2個以上の分光感度グループの各々から、少なくとも1個以上の視点画像を選択する。分光感度グループが2個未満の場合(1個あるいはゼロの場合)、分光反射率の推定を行うことができない(後述)。
視点選択部104は、以下の第1条件から第3条件までの3個の条件の全てを満たした場合、三次元形状モデルの部分が、それぞれの視点画像の視点位置からの可視性を有すると判定する。
一方、視点選択部104は、視点位置が第1条件、第2条件、第3条件のいずれか一つでも満たされない場合、その視点位置の視点画像を選択しない。
一方、視点位置307は、第2条件及び第3条件を満たすが、視点位置において部分201が視点画像に投影されないため、第1条件を満たしていない。
xj=(Oj・vj)×(-n・vj) …(1)
上記(1)式においては、Ojは、視点位置jの光軸ベクトルを示している。nは、三次元形状モデルの部分の法線ベクトルを示している。vjは、視点位置jから、三次元形状モデルの部分へ向かう視線ベクトルである。ここで、三次元形状モデルの部分が三次元メッシュモデルの面である場合、vjは、例えば、視点位置jからこの面の重心位置に向かうベクトルを用いる。
また、(1)式における第2項の「-n・vj」は、三次元形状モデルの部分に対して、より正面にある視点画像に対応する視点位置のコストが高くなる。
したがって、上記(1)式により求められる適正コストxjを用いることで、三次元形状モデルの部分に対してより正面にある視点画像に対応する視点位置であり、かつ、この部分に対応するピクセルがより中央近傍にある視点画像に対応する視点位置を選択することができる。
そして、分光反射率推定部105は、三次元形状モデルの部分毎に、分光反射率推定用視点群における各視点画像の分光感度と、光源の分光分布と、三次元形状モデルの部分に対応する視点画像における画素値とから、三次元形状モデルの部分の各々の分光反射率を推定する。
この主成分分析においては、分光反射率の実際の次元よりも、少ない数の分光反射率基底ベクトルの組み合わせで、分光反射率を表現できるようになる。すなわち、分光反射率基底ベクトルを用いることにより、推定する対象である分光反射率の次元を圧縮し、計算負荷を低減させる。
すなわち、分光反射率推定部105は、必要な数の分光反射率基底ベクトルb1からbNrを分光反射率基底ベクトル記憶部110から抽出する。
そして、分光反射率推定部105は、抽出した分光反射率基底ベクトルb1からbNrの各々の重み係数r1からrNrのそれぞれを、視点画像の画素値となる分光反射率sが得られるように推定し、推定結果から分光反射率ベクトルsを求める(後述)。
また、光源の分光分布lは、すでに計測された分光分布データとして、光源分光分布記憶部109に書き込まれている。分光反射率推定部105は、多視点画像が撮像された環境における光源の分光分布を光源分光分布記憶部109から読み出す。
また、(3)式を解く際、分光反射率データを表すために用いる分光反射率基底ベクトル(主成分)の数(以下、分光反射率基底ベクトル数)Nrの上限は、例えば、多視点画像を撮像する分光感度グループの数(撮像装置の数、あるいは色彩変化フィルタによる分光感度の調整数など)に基づいて決定される。
一例としては、3台の分光感度の異なる撮像装置を用い、チャンネルがR、G及びBの3個である場合、基底ベクトルの上限は、9(=3×3)となる。
また、分光反射率推定用視点群が三次元形状モデルの部分毎に求められ、部分の各々における分光感度グループ数qが異なる。このため、三次元形状モデルの部分それぞれにおいて、分光反射率推定部105が分光反射率基底ベクトル記憶部110から読み出す分光反射率基底ベクトルのセット(分光反射率基底ベクトル数Nr)が異なる。
図5(b)は、分光反射率のグラフであり、縦軸が分光反射率を示し、横軸が波長(可視光の400nmから700nmまでの波長帯域)を示している。
この図5(b)から判るように、本実施形態において推定される分光反射率は、真値に対して良く近似している。
そして、色算出部106は、読み込んだ分光分布と、三次元形状モデルの部分の各々の推定された分光反射率と、予め設定された等色関数とを用い、三次元形状モデルの部分それぞれの画素値(RGB値)を算出する。ここで、上記等色関数には、CIE(国際照明委員会)測色基準観察者等色関数などが用いられる。
図7(a)は各部が分光反射率データで示された三次元形状モデルの所定の視点からの画像を示している。図7(b)は、推定した分光反射率と、日光の分光分布と、等色関数とを用いて、部分毎に算出したRGB値の色の三次元形状モデルの所定の視点からの画像を示している。図7(c)は、推定した分光反射率と、蛍光灯の分光分布と、等色関数とを用いて、部分毎に算出したRGB値の色の三次元形状モデルの所定の視点からの画像を示している。図7(d)は、推定した分光反射率と、白熱灯の分光分布と、等色関数とを用いて、部分毎に算出したRGB値の色の三次元形状モデルの所定の視点からの画像を示している。
上述したように、色算出部106は、分光反射率推定部105により推定された分光反射率を用いて、光源分光分布記憶部109の光源分光分布データテーブルから、指定される光源の分光分布のデータを読出し、それぞれの光源下で視認される対象物体の色と同様に観察される三次元形状モデルを生成することができる。
ステップS101:
データ取得部101は、外部装置から供給される多視点画像における視点画像の各々に対し、それぞれが撮像された際の分光感度の情報を付加して、視点画像記憶部108に書き込んで記憶させる。
視点画像分類部102は、視点画像記憶部108を参照して、視点画像毎に付加された分光感度により、視点画像の各々を分光感度グループに分類する。
そして、視点画像分類部102は、分類した視点画像それぞれを、対応する分光感度グループデータテーブルに書き込んで記憶させる。
三次元形状復元部103は、視点画像記憶部108の多視点画像における視点画像を用いて、多視点画像から対象物体の三次元形状を推定し、三次元形状モデルを生成する。
そして、三次元形状復元部103は、生成した三次元形状モデルのデータ(三次元座標における三次元点群の各点の座標値、あるいは三次元メッシュモデルの頂点の座標値)を、三次元形状モデル記憶部111に書き込んで記憶させる。
視点選択部104は、三次元形状モデル記憶部111における三次元形状モデルから、分光反射率が推定されていない部分を抽出する。
そして、視点選択部104は、視点画像記憶部108における分光感度グループデータテーブルのカメラパラメータを参照し、抽出した部分に対して第1条件から第3条件を満たす可視性を有する視点画像を、各分光感度グループの各々から抽出する。
分光反射率推定部105は、画素値のチャンネル数と分光感度グループ数とに対応した数の分光反射率基底ベクトルを、分光反射率基底ベクトル記憶部110から読み出す。
分光反射率推定部105は、視点画像記憶部108を参照して、選択された視点画像の各々における三次元形状モデルの部分に対応する画素値(RGB値)を読み込む。
また、分光反射率推定部105は、視点画像記憶部108の分光感度グループデータテーブルを参照し、選択された視点画像の各々の分光感度を読み込む。
また、分光反射率推定部105は、光源分光分布記憶部109から、多視点画像を撮像した環境の光源の分光分布を読み出す。
分光反射率推定部105は、視点画像の各々の三次元形状モデルの部分の画素値と、視点画像それぞれを撮像した撮像装置の分光感度と、光源の分光分布とを用い、(2)式及び(3)式の各々により、三次元形状モデルにおける対象としている部分の分光反射率を推定する。
分光反射率推定部105は、推定した分光反射率を、三次元形状モデルの対象としている部分に対応させて、三次元形状モデル記憶部111に書き込んで記憶させる。
視点選択部104は、三次元形状モデル記憶部111を参照して、三次元形状モデルにおいて分光反射率が推定されていない部分の有無を確認し、処理が終了したか否かの判定を行う。
このとき、視点選択部104は、分光反射率が推定されていない部分がある場合、分光反射率の推定処理が終了していないため、処理をステップS104へ進める。
一方、視点選択部104は、分光反射率が推定されていない部分がない場合、三次元形状モデルの全ての部分の分光反射率の推定処理が終了しているため、処理を終了する。
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態による三次元形状モデル生成システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態においても、図示しない外部装置から、三次元形状モデルとして復元する対象の対象物体を撮像した撮像画像データが視点画像として供給される。この視点画像の各々は、異なる分光感度の撮像装置を複数用い、異なる視点から撮像された多視点画像である。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみ説明する。
光源分光分布推定部113は、例えば、分光分布基底ベクトル記憶部114から、複数の分光分布基底ベクトルを読み込む。そして、光源分光分布推定部113は、分光反射率の場合と同様に、多視点画像を撮像した環境における光源の分光分布を、読み込んだ複数の分光分布基底ベクトルの重み付け和で表現する。光源分光分布推定部113は、各分光分布基底ベクトルの重み付けを行う重み係数を推定することにより、光源の分光分布を推定する。
この主成分分析においては、分光反射率の場合と同様に、分光分布の実際の次元よりも、少ない数の分光分布基底ベクトルの組み合わせで、分光分布を表現できるようになる。すなわち、分光分布基底ベクトルを用いることにより、推定する対象である光源の分光分布の次元を圧縮し、計算負荷を低減させる。
この分光分布基底ベクトルの合成も、図4に示す分光反射率基底ベクトルを合成して分光反射率を表現する場合と同様である。
(5)式で用いる視点画像は、三次元形状モデルの部分をいくつかサンプリングし、そのサンプリングした部分の分光反射率推定用視点群の視点画像である。
そして、光源分光分布推定部113は、サンプリングした部分の分光反射率と、各視点画像における部分に対応する画素値と、視点画像を撮像した撮像装置の分光感度とを用いて、(5)式を解いて重み係数aを推定することにより、光源の分光分布の推定を行う。このサンプリングする部分は、三次元形状モデルから選択しても良いし、視点画像における画素から選択しても良い。
また、(5)式を解く際、分光分布データを表すために用いる分光分布基底ベクトル(主成分)の数(以下、分光分布基底ベクトル数)Nχの上限は、例えば、多視点画像を撮像する分光感度グループの数(撮像装置の数、あるいは色彩変化フィルタによる分光感度の調整数など)に基づいて決定される。
分光反射率の推定から行う場合、分光反射率推定部105は、光源分光分布記憶部109から、予め設定されているデフォルトの光源の分光分布を読み込み、分光反射率の推定を(2)式及び(3)式を用いて行う。
次に、分光分布の推定を行う場合、光源分光分布推定部113は、上記デフォルトの光源の分光分布により求められた分光反射率を用い、分光分布の推定を(4)式及び(5)式を用いて行う。
次に、分光反射率の推定を行う場合、分光反射率推定部105は、上記デフォルトの分光反射率により求められた分光分布を用い、分光反射率の推定を(2)式及び(3)式を用いて行う。
また、このとき、分光分布の推定及び分光反射率の推定を繰り返す回数を予め設定して、繰り返し回数がこの設定した回数になった場合に処理を終了してもよいし、得られた数値と直前の計算結果の数値との差が所定の値になった場合に処理を終了する構成としてもよい。
このとき、光源分光分布推定部113は、参照物体と対象物体とを同一画像として撮像された視点画像を用いる場合、分光感度グループの少なくとも2個以上から、上記参照物体が撮像されている視点画像を選択し、光源推定用視点群を生成する。
そして、光源分光分布推定部113は、光源推定用視点群における視点画像に対応した分光感度と、参照物体の所定の部分の既知の分光反射率と、光源推定用視点群における視点画像の上記所定の部分に対応する位置の画素値とを用いて、(4)式及び(5)式により、多視点画像を撮像した光源の分光分布を算出する。
以下、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態による三次元形状モデル生成システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態においても、図示しない外部装置から、三次元形状モデルとして復元する対象の対象物体を撮像した撮像画像データが視点画像として供給される。この視点画像の各々は、異なる分光感度の撮像装置を複数用い、異なる視点から撮像された多視点画像である。以下、第1の実施形態と異なる構成及び動作のみ説明する。
そして、グレースケール画像生成部115は、グレースケール画像に変換した視点画像の各々を、グレースケール画像記憶部116に書き込んで記憶させる。
また、第3の実施形態の場合、三次元形状復元部103は、グレースケール画像が生成された以降における三次元形状モデルの生成を、グレースケール画像記憶部116に記憶されているグレースケールの視点画像を用いて行う。
Y=0.299×R+0.587×G+0.144×B …(6)
Y=0.2126×R+0.7152×G+0.0722×B …(7)
このため、グレースケール画像生成部115は、視点画像をグレースケール画像に変換する際、それぞれの対応する部分が同様のグレースケールとなるように、視点画像のRGB値の各々に対して分光感度に対応した調整パラメータを求め、上記(6)式あるいは(7)式において、求めた調整パラメータを重み係数とともにRGB値のそれぞれに乗算して、輝度値Yを求めてグレースケール画像を生成する。
すなわち、グレースケール画像生成部115は、分光反射率及び分光分布の各々を乗算して求めた分光放射輝度が、それぞれの分光感度の異なる撮像装置で同一となるように調整パラメータを求める。
そして、グレースケール画像生成部115は、分光感度の異なる撮像装置で撮像した視点画像の各々の画素のRGB値それぞれに対して、(6)式あるいは(7)式において、重み係数とともに調整パラメータを乗算して、グレースケール画像を生成する。
そして、三次元形状復元部103は、新たに生成された三次元形状モデルを、三次元形状モデル記憶部111に記憶されている三次元形状モデルに上書きする(変更する)。
これにより、分光反射率推定部105は、分光反射率推定用視点群の視点画像を用いて、三次元形状モデルの部分の各々の分光反射率を推定する。
そして、グレースケール画像生成部115は、新たに求められた三次元形状モデルの部分からサンプリングした部分の分光反射から上述した調整パラメータを求めて、新たなグレースケール画像を生成する。
101…データ取得部
102…視点画像分類部
103…三次元形状復元部
104…視点選択部
105…分光反射率推定部
106…色算出部
107…画像表示部
108…視点画像記憶部
109…光源分光分布記憶部
110…分光反射率基底ベクトル記憶部
111…三次元形状モデル記憶部
113…光源分光分布推定部
114…分光分布基底ベクトル記憶部
115…グレースケール画像生成部
116…グレースケール画像記憶部
Claims (10)
- 多視点画像から対象物体の分光反射率を含む三次元形状モデルを生成する三次元形状モデル生成システムであり、
前記多視点画像における視点画像から前記対象物体の三次元形状と、当該多視点画像における視点画像の各々のカメラパラメータとを推定する三次元形状復元部と、
前記多視点画像における前記視点画像の各々を、それぞれの撮像に用いた撮像装置の分光感度毎のグループに分類する多視点画像分類部と、
前記三次元形状モデルの各部分に対応する視点の前記視点画像の各々を、少なくとも2つの前記グループからそれぞれ一枚以上選択し、分光反射率推定用視点群とする視点選択部と、
前記分光反射率推定用視点群における前記視点画像の各々の前記分光感度と、撮像環境における光源の分光分布と、前記視点画像それぞれの対応する画素値とから、前記三次元形状モデルの各部分の分光反射率を推定する分光反射率推定部と、
前記光源の環境下において、分光感度の異なる前記撮像装置の各々で撮像した撮像画像から、当該光源の分光分布を推定する光源分光分布推定部と、
を備え、
前記分光反射率推定部が、複数の分光反射率基底ベクトルの重み付け和を前記分光反射率として算出する際、光源の分光分布と視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記重み付け和との内積と、前記視点画像の色成分チャンネルの画素値のとの差分が最小化されるように前記複数の分光反射率基底ベクトルに対する重み係数を定める処理と、
前記光源分光分布推定部が、複数の分光分布基底ベクトルの重み付け和を光源の分光分布として算出する際、当該重み付け和と前記視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記分光反射率との内積と、前記視点画像の画素値との差分が最小化されるように前記複数の分光分布基底ベクトルに対する重み係数を定める処理とを、
繰り返す
ことを特徴とする三次元形状モデル生成システム。 - 前記視点選択部が、
前記視点画像を前記グループの各々から選択する際、前記視点からの前記三次元形状モデルの前記部分の可視性を判定し、当該部分の可視性を有する前記視点の前記視点画像を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記視点選択部が、
前記三次元形状モデルの前記部分の三次元座標値及び法線ベクトルと、前記視点の三次元座標値及び視線ベクトルとの各々から、前記三次元形状モデルの前記部分に対する前記視点からの可視性の度合いを示す適性スコアを算出し、当該適性スコアに対応して前記視点画像を選択する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記分光反射率推定部が、
前記分光反射率推定用視点群の前記視点画像の各々が選択された前記グループの種類の数に応じて、前記分光反射率を表現するために用いる分光反射率基底ベクトルの数を決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記光源分光分布推定部が、
前記分光反射率が既知の参照物体を前記分光感度が異なる撮像装置で撮像した前記撮像画像の各々の対応する画素値と、前記分光反射率と、前記分光感度とから前記光源の前記分光分布を推定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記多視点画像における前記視点画像の各々の画素値をグレースケール値に変換し、グレースケール画像を生成するグレースケール画像生成部
をさらに備え、
前記三次元形状復元部が、
前記グレースケール画像の各々を用いて、前記対象物体の三次元形状と前記視点のカメラパラメータとを推定する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記グレースケール画像生成部が、
前記視点画像を撮像した前記撮像装置の各々の前記分光感度と、前記三次元形状モデルの前記部分の分光反射率と、前記光源の分光分布とから、前記視点画像における前記画素値のグレースケール化を行う際に用いる調整パラメータを前記分光感度毎に生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 前記三次元形状モデルの前記部分の分光反射率と、所定の光源の分光分布とから、当該光源の環境下で視認される色を算出する色算出部を
さらに備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の三次元形状モデル生成システム。 - 多視点画像から対象物体の分光反射率を含む三次元形状モデルを生成する三次元形状モデル生成装置における三次元形状モデル生成方法であり、
前記三次元形状モデル生成装置が、
前記多視点画像における視点画像から前記対象物体の三次元形状と、当該多視点画像における視点画像の各々のカメラパラメータとを推定する三次元形状復元過程と、
前記多視点画像における前記視点画像の各々を、それぞれの撮像に用いた撮像装置の分光感度それぞれのグループに分類する多視点画像分類過程と、
前記三次元形状モデルの各部分に対応する視点の前記視点画像の各々を、少なくとも2つの前記グループからそれぞれ一枚以上選択し、分光反射率推定用視点群とする視点選択過程と、
前記分光反射率推定用視点群における前記視点画像の各々の前記分光感度と、撮像環境における光源の分光分布と、前記視点画像それぞれの対応する画素値とから、前記三次元形状モデルの各部分の分光反射率を推定する分光反射率推定過程と、
前記光源の環境下において、分光感度の異なる前記撮像装置の各々で撮像した撮像画像から、当該光源の分光分布を推定する光源分光分布推定過程と、
を実行し、
前記分光反射率推定過程において、複数の分光反射率基底ベクトルの重み付け和を前記分光反射率として算出する際、光源の分光分布と視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記重み付け和との内積と、前記視点画像の色成分チャンネルの画素値のとの差分が最小化されるように前記複数の分光反射率基底ベクトルに対する重み係数を定める処理と、
前記光源分光分布推定過程において、複数の分光分布基底ベクトルの重み付け和を光源の分光分布として算出する際、当該重み付け和と前記視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記分光反射率との内積と、前記視点画像の画素値との差分が最小化されるように前記複数の分光分布基底ベクトルに対する重み係数を定める処理とを、
繰り返す
ことを特徴とする三次元形状モデル生成方法。 - 多視点画像から対象物体の分光反射率を含む三次元形状モデルを生成する三次元形状モデル生成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであり、
前記コンピュータを、
前記多視点画像における視点画像から前記対象物体の三次元形状と、当該多視点画像における視点画像の各々のカメラパラメータとを推定する三次元形状復元手段、
前記多視点画像における前記視点画像の各々を、それぞれの撮像に用いた撮像装置の分光感度それぞれのグループに分類する多視点画像分類手段、
前記三次元形状モデルの各部分に対応する視点の前記視点画像の各々を、少なくとも2つの前記グループからそれぞれ一枚以上選択し、分光反射率推定用視点群とする視点選択手段、
前記分光反射率推定用視点群における前記視点画像の各々の前記分光感度と、撮像環境における光源の分光分布と、前記視点画像それぞれの対応する画素値とから、前記三次元形状モデルの各部分の分光反射率を推定する分光反射率推定手段、
前記光源の環境下において、分光感度の異なる前記撮像装置の各々で撮像した撮像画像から、当該光源の分光分布を推定する光源分光分布推定手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記分光反射率推定手段が、複数の分光反射率基底ベクトルの重み付け和を前記分光反射率として算出する際、光源の分光分布と視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記重み付け和との内積と、前記視点画像の色成分チャンネルの画素値のとの差分が最小化されるように前記複数の分光反射率基底ベクトルに対する重み係数を定める処理と、
前記光源分光分布推定手段が、複数の分光分布基底ベクトルの重み付け和を光源の分光分布として算出する際、当該重み付け和と前記視点画像の色成分チャンネルの分光感度の積に対する前記分光反射率との内積と、前記視点画像の画素値との差分が最小化されるように前記複数の分光分布基底ベクトルに対する重み係数を定める処理とを、
繰り返す
ことを特徴とするプログラム。
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富永 昌治,"マルチバンドイメージング技術とビジョン応用",情報処理学会論文誌,日本,社団法人情報処理学会,2006年03月15日,Vol.47, No.SIG 5(CVIM 13),pp.20-34 |
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