一実施形態による無線通信システムにおいて、モバイルエッジコンピューティング(MEC:mobile edge computing)の移転を支援する方法は、SMF(session management function)がAF(application function)にUPF(user plane function)変更に係わる事前通知情報を伝送する段階と、前記SMFが、前記AFの要請により、前記UPFと係わる動作を制御する段階と、前記SMFが、前記UPF変更に係わる事後通知情報を前記AFに伝送する段階と、前記AFが、前記UPFに係わる制御情報を更新する段階と、を含んでもよい。
本開示の一実施形態による無線通信システムにおいて、SMFがAFと端末との経路を制御する方法は、AFから、UPF変更の許容いかんに係わる情報を含むAF要請メッセージを受信する段階と、前記AFと端末との経路に含まれたUPFの変更が必要か否かということを決定する段階と、前記決定結果に基づき、前記AFに、UPFの変更に係わる情報を含む通知(notification)を送信する段階と、前記UPF変更の許容いかんに係わる情報に基づき、所定時間の間、前記AFからの応答メッセージの受信を待機するか否かということを判断する段階と、前記判断結果に基づき、前記UPFを含む前記AFと前記端末との経路の変更を制御する段階と、を含んでもよい。
本開示の一実施形態によれば、前記方法は、前記UPF変更が許容されるか否かに係わる情報に基づき、前記所定時間の間、前記AFから前記応答メッセージが受信されない場合、前記AFの応答をNACKと識別する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態によれば、前記方法は、前記AFから、前記通知に対する前記応答メッセージを受信する段階をさらに含み、前記応答メッセージを受信する段階は、前記所定時間内にMEC移転が完了した場合には、前記AFからACKメッセージを受信し、前記所定時間内にMEC移転が完了していない場合には、前記AFからNACKメッセージを受信するものでもある。
本開示の一実施形態によれば、前記所定の時間は、前記AFからの応答メッセージの受信を待機する最大待機時間であり、前記通知は、前記所定の時間に係わる情報を含むものでもある。
本開示の一実施形態によれば、前記AFの応答メッセージは、前記AFから、前記SMFに即座に伝送されるか、あるいはNEF(network exposure function)を経て、前記SMFに伝送されるものであり、PCF(policy control function)を経ずに伝送されるものでもある。
本開示の一実施形態によれば、前記通知は、早期通知(early notification)または遅達(late notification)のうち少なくとも一つであり、前記早期通知は、前記AFと前記端末との新たな経路が設定される前、前記AFに送信されるものであり、前記遅達は、前記AFと前記端末との新たな経路が設定された後、前記AFに送信されるものでもある。
本開示の一実施形態によれば、前記通知は、早期通知であり、前記AFと前記端末との経路の変更を制御する段階は、前記UPF変更が許容されるか否かに係わる情報に基づき、前記所定時間の間、UPFを変更しない段階を含むものでもある。
本開示の一実施形態によれば、前記通知は、遅達であり、前記AFと前記端末との経路の変更を制御する段階は、前記UPF変更が許容されるか否かに係わる情報に基づき、前記所定時間の間、変更されたUPFを介するPDU(protocol data unit)セッションを活性化させない段階を含むものでもある。
本開示の一実施形態による無線通信システムにおいて、AFと端末との経路を制御するSMFは、送受信部と、メモリと、AFから、UPF変更が許容されるか否かに係わる情報を含むAF要請メッセージを受信するように、前記送受信部を制御し、前記AFと端末との経路に含まれたUPFの変更が必要であるか否かということを決定し、前記決定結果に基づき、前記AFに、UPFの変更に係わる情報を含む通知を送信するように、前記送受信部を制御し、前記UPF変更が許容されるか否かに係わる情報に基づき、所定時間の間、前記AFからの応答メッセージの受信を待機するか否かということを判断し、前記判断結果に基づき、前記UPFを含む前記AFと前記端末との経路の変更を制御する少なくとも1つのプロセッサと、を含んでもよい。
以下、本開示の実施例のつき、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態についての説明において、本開示が属する技術分野に周知されており、本開示と直接関連性がない記述内容については、説明を省略する。それは、不要な説明を省略することにより、本開示の要旨を不明確にさせず、さらに明確に伝達するためである。
同じ理由により、添付図面において、一部構成要素は、誇張されたり省略されたりして概略的に図示されている。また、各構成要素の大きさは、実際サイズを全面的に反映させるものではない。各図面において、同一であるか、あるいは対応する構成要素には、同一参照番号を付した。
本開示の利点、特徴、及びそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本開示は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態にも具現され、ただし、本実施形態は、本開示を完全なものにし、本開示が属する技術分野で当業者に、本開示の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は、特許請求の範囲の範疇によって定義されるのみである。明細書全体にわたり、同一参照符号は、同一構成要素を指す。
このとき、処理フローチャート図面の各ブロックと、フローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって実行されうるということを理解することができるであろう。それらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサにも搭載されるので、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサを介して実行されるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を実行する手段を生成することになる。それらコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するために、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能なメモリに保存されることも可能であるので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能なメモリに保存されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を実行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。該コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上において、一連の動作段階が実行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を実行するインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための、1以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例においては、ブロックで言及された機能が、順序を外れて発生することも可能であるということに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている2つのブロックは、実際に実質的に同時に実行されることも可能であり、あるいはそのブロックが時折当該機能により、逆順に実行されることも可能である。
このとき、本実施形態で使用される「~部」という用語は、ソフトウェアまたはFPGA(field programmable gate array)またはASIC(application specific integrated circuit)のようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は、ある役割を実行する。しかしながら、「~部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」は、アドレッシングすることができる記録媒体に存在するようにも構成され、1またはそれ以上のプロセッサを再生させるようにも構成される。従って、一例として、「~部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と「~部」とのうちで提供される機能は、さらに少数の構成要素及び「~部」に結合されるか、あるいはさらなる構成要素と「~部」とにさらに分離されうる。それだけではなく、構成要素及び「~部」は、デバイス内または保安マルチメディアカード内の1またはそれ以上のCPU(central processing unit)を再生させるようにも具現される。また、本実施形態において「~部」は、1以上のプロセッサを含んでもよい。
本開示の実施形態に係わる具体的説明において、移動通信規格標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)が明細に述べている5G移動通信規格上の無線接続網NR(new radio)と、コア網であるパケットコア(5Gシステム、5G core networkまたはNG(next generation)core)とを主な対象にするが、本開示の主要旨は、類似した技術的背景を有するその他通信システムにも、本開示の範囲を大きく外れない範囲において、若干の変形で適用可能であり、それは、本開示の技術分野において当業者の判断で可能であろう。
以下、説明の便宜のために、3GPP LTE(long term evolution)規格(5G、NR、LTE、またはそれと類似したシステムの規格)で定義されている用語及び名称が一部使用されうる。しかし、本開示は、前述の用語及び名称によって限定されるものではなく、他の規格によるシステムにも、同一に適用されうる。
また、以下説明で使用される接続ノード(node)を識別するための用語、網客体(ネットワークエンティティ)を指す用語、メッセージを指す用語、ネットワークエンティティ間のインターフェースを指す用語、多様な識別情報を指す用語などは、説明の便宜のために例示されているのである。従って、本開示で使用される用語に限定されるものではなく、同等な技術的意味を有する対象を指す他の用語も使用されうる。
以下において、本開示についての説明において、関連する公知の機能または構成に係わる具体的な説明が、本開示の要旨を必要以上に不明確にしうると判断される場合には、その詳細な説明を省略するのである。以下、添付された図面を参照し、本開示の一実施例について説明する。
本開示の一実施形態は、5G移動通信ネットワークシステムあるいはNR移動通信ネットワークシステムと、モバイルエッジコンピューティング(MEC)とが連結される場合、端末が、MECからサービスを提供される状況に係わるものである。端末がMECを介してサービスを提供されるにあたり、端末とMECとのデータ送受信は、5G移動通信ネットワーク及び一部外部伝送網を介しても行われる。端末は、基地局(RAN:radio access network)と、無線通信を介してデータを送受信し、該RANは、5Gの核心網(5GC:5G core network)の構成要素であるUPFを介し、外部に位置したデータネットワーク(DN:data network)に/からデータを送受信する経路を有することができる。このとき、そのような連結を管理する5GCを構成する要素として、AMF(access and mobility function)、UPF、PCF、SMF、UDR/UDM(user data repository/user data management)、NEFなどが含まれるのである。そのような構成要素は、制御のための通信手続き制御のために関与することができる。
移動通信システムにおいては、端末の移動により、連結される基地局(RAN)、5G核心網(5GC)の一部構成要素、またはPDUセッションの変更が3GPPで定義されたハンドオーバー手続きによって発生しうる。
図1は、一実施形態による、無線通信システムのネットワーク構造及びインターフェースを図示する図面である。
さらに具体的には、図1は、MECを介してサービスを提供されるための端末(UE:user equipment)、5G移動通信システム、MECノード、及び制御のためのAF(MEC orchestrator)の間の関係を図示する図面である。図1を参照すれば、端末と連結されるネットワーク構造及びインターフェースは、RAN、UPF、DN、AMF、SMF、PCF、UDM/UDR、NEF及びAFを含んでもよい。
図2ないし図4は、一実施形態による端末の移動によって発生しうるハンドオーバーの各状況について説明するための図面である。このとき、UPFの変更を決定するか、あるいはデータを伝達するPDUセッションの管理及び制御は、5GCのSMF、及びSMFの動作に一助となりうるAMF、PCF、UDM/UDRの関連手続きを介しても行われる。
図2は、一実施形態によるハンドオーバー状況を図示する図面である。さらに具体的には、図2は、PDUセッション変更のないハンドオーバー状況を図示する。図2を参照すれば、端末の移動によってハンドオーバーが発生したとき、無線区間を担当するRANにつき、RAN1からRAN2に変更が発生したが、5GC内のデータを伝達するUPFは、変更されないシナリオが図示される。
図3は、一実施形態によるハンドオーバー状況を図示する図面である。さらに具体的には、図3は、PDUセッションが変更されたが、同一MECノードに接続されるシナリオを図示する。図3を参照すれば、端末の移動により、RANの変更及びUPFの変更が共に発生した場合、既存のUPF1とUPF2とがサービスを提供しているMEC1ノードと通信が可能であるシナリオが図示される。
図4は、一実施形態によるハンドオーバー状況を図示する図面である。図4を参照すれば、端末の移動により、RANとUPFとの変更と共に、サービスを提供するMECノードの変更が伴うシナリオが図示される。このとき、該端末は、ハンドオーバー発生後、サービスをMEC1ノードから、MEC2ノードから提供されることになる。このとき、RAN2は、既存のデータを伝達していたUPF1と連結か可能である。
本開示において、図2のシナリオに該当する場合、5GC内部において、端末とDNとの連結を区分するPDUセッション及びPDUセッションアンカーの変更がないのである。その場合、ハンドオーバー発生時、5GCの内部動作において、サービス連結が持続されうる。
一方、図3及び図4のシナリオに該当する状況においては、いずれも新たなUPFへの移転が必要であり、このとき、外部に見える端末のアドレス、すなわち、PDUセッションアンカーのアドレスが変更されうる。そのような状況において、外部に位置したMECノードは、端末のアドレスが変わることになり、サービスの連結を新たに結ばなければならないので、サービスの途切れが発生しうる。併せて、図4のシナリオにおいては、サービスを提供するMECが変わることになるので、5GCにおいて、端末で送受信しなければならないトラフィックを、MEC1からMEC2に移転しなければならないさらなる手続きが要求されうる。このとき、MEC移転に対する支援を補助するための方法として、L2(layer 2)基板またはL3(layer 3)基盤のトンネリングプロトコルであるVXLAN(virtual extensible local area network)、NVGRE(network virtualization using generic routing encapsulation)、LISP(locator identifier separation protocol)のようなプロトコルが、端末及びMECノード、またはそれらの間に位置したプロキシサーバを介して支援されうる。
一方、3GPPにおいては、MEC及びその他バーチカルサービスの支援のために、5GS外部に位置したAFにおいて、特定ネットワークトラフィックを制御することができるように要請するトラフィックルーティングに対するAF影響機能を、TS 23.501とTS 23.502とにおいて定義した。
関連手続きに係わる一実施形態は、図5を参照して説明され、このとき、AFがNEFを介して伝達する因子は、表1を参照して説明される。該機能を介し、AFは、自体のサービスを利用する端末で発生するトラフィックを特定DNN(data network name)に送ることができるように、トラフィック経路を要請することができ、このとき、時間と場所とに係わる条件、及びさらなる情報を5GCに伝達することができる。一実施形態において、AFは、追加してイベント購読を要請したPDUセッションの生成/削除、DNAI(DN access identifier)の変更、SMFがAF通知を受け、PDUセッションが特定条件を満足させた場合のような発生イベントに係わる通知を受けることができる。このとき、該通知は、SMFが特定動作を実行する前に送る早期通知と、特定動作を実行後に送る遅達とに分けられうる。前述の通知を送る手続きは、図6を参照して説明される。
前述のように、表1は、トラフィックルーティングに対するAF影響手続きに使用されるAF伝達因子を示す表である。
以下、本開示においては、前述の各状況において、MECノードが移転される場合、端末が提供されているサービスを途切れさせない方法に係わる具体的な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
本開示の第1実施形態は、図3のシナリオにおいて、UPFの変更により、グループMECノード上において、端末のアドレスが変更される場合、それによるサービスの断絶を解決するための方法に係わるものである。図3のシナリオによれば、端末の移動により、端末と通信するRANの移転がなされ、RANの移転により、UPFの移転が共になされうる。このとき、UPFの移転条件は、既存のUPF1のサービス領域に属さないRAN2に移転される場合、その他の理由により、RAN2とUPF1との連結が許容されない場合、及び内部管理ポリシーによってなされる場合を含むのである。本実施形態は、例示的に、RANのハンドオーバー準備過程において、UPFの変更が必要である場合を知ることができる場合(例:N2基盤ハンドオーバー)を対象にする。
本実施形態によれば、RANハンドオーバーにより、UPF1からUPF2にPDUセッションを移す過程において、ULCL(uplink classifier)を使用するI-UPF(intermediate user plane function)を使用し、UPF1とUPF2とに同時に端末が連結を維持する方法を介し、UPFを移転する過程が提案されうる。併せて、MECは、5GC外部に位置したエンティティであり、5GCによる制御が不可能であり、UPFの変更と、UEのアドレス変更とによる再設定(reconfiguration)が発生しうる。従って、再設定が完了する以前、UPF2を介してデータを送ることになる場合、データ損失が発生し、本実施形態においては、それを防止するために、一定待機時間を活用する方法を提案する。図7は、本開示を適用した端末とMECとの通信のための5GCデータ伝達経路を図示する図面である。
一実施形態において、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響要請を送るとき、表1に定義された因子以外にも、再設定時間(reconfiguration time)を追加して送ることができる。この再設定時間は、UPFが変わった場合、MEC内部における連続したサービス提供のために、MEC内部設定を変更するのにかかる時間であり、経験的知識、または予想による値を設定して使用することができる。併せて、該再設定時間は、MECだけではなく、UPFからMECまでデータが伝達される経路に位置しうるゲートウェイまたはプロキシのような中間エンティティの設定が変更されることを含んでも計算される。すなわち、該再設定時間は、UPF変更によるMEC、及び影響を受けるエンティティ再設定のために必要な時間を指すのである。表2は、表1の因子に追加された再設定時間を含むトラフィックルーティングに対するAF影響因子の実施形態を示す。
図8は、本実施形態によるUPFの移転手続きを図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、端末の移動により、RAN1からRAN2にハンドオーバーが発生することをRAN1とRAN2とが感知することができる。それにより、ハンドオーバー準備手続きが実行されうる。
段階2において、5GCにおいて、UPFの変更を感知することができる場合(例:N2基盤ハンドオーバー)、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSI(generic public subscription identifier)と、現在UEのアドレスとを送ることができる。また、SMFは、追加して現在UEの位置を送ることができる。該GPSIは、AFにおいて、UE確認のために使用するためにも伝送され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDN(mobile subscriber integrated services digital network)が伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送られるさらなる因子でもある。それを基に、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階3において、RAN間のハンドオーバー手続きが完了されうる。このとき、端末と連結されたRANが、RAN1からRAN2に移転されうる。併せて、I-UPFの挿入がなされうる。このとき、I-UPFは、RAN1及びRAN2と同時に連結が可能でなければならないのである。I-UPFの生成、及びRAN1との連結は、段階1でも可能であるが、RAN2との連結は、段階3で実行されうる。その後、端末とMECとの通信は、RAN2、I-UPF、UPF1を経てもなされる。
段階4において、SMFは、データ伝達経路の最適化のために、UPF2の挿入を決定し、目的地UPFを選択することができる。
段階5において、SMFは、UPF2との連結を生成し、I-UPFにデータが伝達されうるように、UPF2を設定することができる。
段階6において、SMFは、UPF2との連結が完了された後、AFに、端末の確認のためのGPSI、UEのUPF2のアドレスを伝達することができる。このとき、UPF1のアドレスも、共にAFに伝達されうる。
段階6-1において、SMFから通知を受けたAFは、MECノードに、UEのアドレスが変わりうるということを知らせることができる。またAFは、GPSIに該当するUEとの連結に対し、新たなアドレス、すなわち、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定することになる。
段階6-1が実行される間、端末で発生したデータがUPF2を介して伝送される場合、損失が発生しうる。従って、そのような現象を防止するために、段階7において、端末で発生したデータは、既存のUPF1を介して伝達されうる。SMFは、段階0において、AFから受けた再設定に必要な時間程度待機することができる。
段階8において、UPF1でサービスを受けるUEに該当するQoSフローがUPF2に移転されうる。併せて、SMFは、I-UPFを更新し、端末で発生したデータが、UPF2を介し、MECに伝達されるようにする。
段階9において、SMFは、I-UPFとUPF1との連結を解除し、直接のデータ伝達が可能になるように、UPF2とRAN2とを再設定することができる。
[第2実施形態]
図9は、前述の第1実施形態において、RANのハンドオーバー準備過程において、UPFが変更されたか否かを知ることができない場合(例:Xn基盤のハンドオーバー)に対応するための手続きについて説明するための図面である。
段階1において、端末の移動により、RAN1からRAN2にハンドオーバーが発生することを、RAN1とRAN2とが感知し、ハンドオーバー準備手続きを行うことができる。
段階2において、RAN間のハンドオーバー手続きが完了されれば、端末と連結されたRANが、RAN1からRAN2に移転されうる。併せて、I-UPFの挿入がなされうる。このとき、I-UPFは、RAN1及びRAN2と同時に連結が可能でなければならないのである。I-UPFの生成、及びRAN1との連結は、段階1でも可能であるが、RAN2との連結は、本段階で実行されうる。その後、端末とMECとの通信は、RAN2、I-UPF、UPF1を経てもなされる。
段階3において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、追加して現在UEの位置を伝送することができる。GPSIは、AFでUEを確認するために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に伝送される因子である。それを基に、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階4において、SMFは、データ伝達経路を最適化させるために、UPF2の挿入を決定し、目的地UPFを選択することができる。
段階5において、SMFは、UPF2との連結を生成し、I-UPFにデータが伝達されうるように、UPF2を設定することができる。
段階6において、SMFは、UPF2との連結が完了された後、AFに、端末の確認のためのGPSI、UEのUPF2のアドレスを伝達することができる。このとき、UPF1のアドレスも、共にAFに伝達されうる。
段階6-1において、SMFから通知を受けたAFは、MECノードに、UEのアドレスが変わりうるということを知らせることができる。また、AFは、GPSIに該当するUEとの連結に対し、新たなアドレス、すなわち、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。
段階6-1が実行される間、端末で発生したデータが、UPF2を介して伝送される場合、損失が発生しうる。従って、そのような現象を防止するために、段階7において、端末で発生したデータは、既存のUPF1を介して伝達されうる。SMFは、段階0において、AFから受けた再設定に必要な時間程度待機することができる。
段階8において、UPF1でサービスを受けるUEに該当するQoSフローがUPF2に移転されうる。併せて、SMFは、I-UPFを更新し、端末で発生したデータが、UPF2を介し、MECに伝達されるようにする。
段階9において、SMFは、I-UPFとUPF1との連結を解除し、直接のデータ伝達が可能になるように、UPF2とRAN2とを再設定することができる。
[第3実施形態]
図10は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。一実施形態において、本手続きは、前述の第1実施形態において、端末の移動により、目的地がMEC1からMEC2に移動される場合、RANの変更、UPFの変更、及びMECの変更が同時に起きるシナリオでもある。
このとき、MEC移転に必要な時間の間、UPF2を介するMEC2との通信は、活性化されないのである。UPF2が準備され、端末のデータを伝送する場合、MEC2が準備されていないために、データの損失が発生しうる。従って、そのような移転時間を、MECがSMFに知らせる必要があり、既存のトラフィックルーティングに対するAF影響を更新するか、あるいは特定端末に限定して移転される端末と限定し、トラフィックルーティングに対するAF影響を再送する方式によっても実行される。このとき、AFは、移転にかかる時間を要請に追加して送ることができる。表3は、要請に使用されうる因子を示す表である。
図11は、本実施形態によるUPFの移転手続きを図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、端末の移動により、RAN1からRAN2にハンドオーバーが発生することを、RAN1とRAN2とが感知し、それにより、ハンドオーバー準備手続きが実行されうる。
段階2において、5GCにおいて、UPFの変更を感知することができる場合(例:N2基盤ハンドオーバー)、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを基に、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階3において、RAN間のハンドオーバー手続きが完了されうる。このとき、端末と連結されたRANが、RAN1からRAN2に移転されうる。併せて、I-UPFの挿入がなされうる。このとき、I-UPFは、RAN1及びRAN2と同時に連結が可能でなければならないのである。I-UPFの生成、及びRAN1との連結は、段階1でも可能であるが、RAN2との連結は、段階3で実行されうる。その後、端末とMECとの通信は、RAN2、I-UPF、UPF1を経てもなされる。
段階4において、SMFは、データ伝達経路の最適化のために、UPF2の挿入を決定し、目的地UPFを選択することができる。
段階5において、SMFは、UPF2との連結を生成し、I-UPFにデータが伝達されうるように、UPF2を設定することができる。
段階6において、SMFは、UPF2との連結が完了された後、AFに、端末の確認のためのGPSI、UEのUPF2のアドレスを伝達することができる。このとき、UPF1のアドレスも、共にAFに伝達されうる。
段階6-1において、SMFから通知を受けたAFは、MECノードに、UEのアドレスが変わりうるということを知らせることができる。またAFは、GPSIに該当するUEとの連結に対し、新たなアドレス、すなわち、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定することになる。
段階6-1が実行される間、端末で発生したデータが、UPF2を介して伝送される場合、損失が発生しうる。従って、そのような現象を防止するために、段階7において、端末で発生したデータは、既存のUPF1を介して伝達されうる。SMFは、段階0において、AFから受けた再設定に必要な時間程度待機することができる。
段階8において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテキスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。段階8は選択的に提供されうる。
段階8-1において、段階8を介して移転時間を獲得した場合、SMFは、移転時間の間待機することができる。
段階9において、UPF1でサービスを受けるUEに該当するQoSフローがUPF2に移転されうる。併せて、SMFは、I-UPFを更新し、端末で発生したデータが、UPF2を介し、MECに伝達されるようにする。
段階10において、SMFは、I-UPFとUPF1との連結を解除し、直接のデータ伝達が可能になるように、UPF2とRAN2とを再設定することができる。
[第4実施形態]
図12は、前述の第3実施形態において、RANのハンドオーバー準備過程において、UPFが変更されたか否かを知ることができない場合(例:Xn基盤のハンドオーバー)に対応するための手続きについて説明するための図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、端末の移動により、RAN1からRAN2にハンドオーバーが発生することを、RAN1とRAN2とが感知し、ハンドオーバー準備手続きを実行することができる。
段階2において、RAN間のハンドオーバー手続きが完了されれば、端末と連結されたRANが、RAN1からRAN2に移転されうる。併せて、I-UPFの挿入がなされうる。このとき、I-UPFは、RAN1及びRAN2と同時に連結が可能でなければならないのである。I-UPFの生成、及びRAN1との連結は、段階1でも可能であるが、RAN2との連結は、本段階で実行されうる。その後、端末とMECとの通信は、RAN2、I-UPF、UPF1を経てもなされる。
段階3において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、追加して現在UEの位置を伝送することができる。GPSIは、AFでUEを確認するために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に伝送される因子である。それを基に、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階4において、SMFは、データ伝達経路を最適化させるために、UPF2の挿入を決定し、目的地UPFを選択することができる。
段階5において、SMFは、UPF2との連結を生成し、I-UPFにデータが伝達されうるように、UPF2を設定することができる。
段階6において、SMFは、UPF2との連結が完了された後、AFに、端末の確認のためのGPSI、UEのUPF2のアドレスを伝達することができる。このとき、UPF1のアドレスも、共にAFに伝達されうる。
段階6-1において、SMFから通知を受けたAFは、MECノードに、UEのアドレスが変わりうるということを知らせることができる。また、AFは、GPSIに該当するUEとの連結に対し、新たなアドレス、すなわち、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。
段階6-1が実行される間、端末で発生したデータが、UPF2を介して伝送される場合、損失が発生しうる。従って、そのような現象を防止するために、段階7において、端末で発生したデータは、既存のUPF1を介して伝達されうる。SMFは、段階0において、AFから受けた再設定に必要な時間程度待機することができる。
段階8において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテキスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。段階8は選択的に提供されうる。
段階8-1において、SMFは、移転時間の間待機することができる。
段階9において、UPF1でサービスを受けるUEに該当するQoSフローがUPF2に移転されうる。併せて、SMFは、I-UPFを更新し、端末で発生したデータが、UPF2を介し、MECに伝達されるようにする。
段階10において、SMFは、I-UPFとUPF1との連結を解除し、直接のデータ伝達が可能になるように、UPF2とRAN2とを再設定することができる。
[第5実施形態]
図13は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。本開示の第5実施形態は、5GCにおいて、セッションとサービスとの連続性を支援するための方法であるSSC(session and service continuity)を支援するための手続きを応用したものである。特に、本実施形態は、SSC Mode2方法である、セッションを切って新たに結ぶ順序による過程によるものでもある。既存の5GCのSSC Mode2手続きに基づき、5GCの状況のみを考慮し、UPF準備のいかんにより、セッションを切って新たに結ぶことになる場合、MECは、まだ移転されていないために、サービスの断絶が発生しうる。併せて、MECの場合、変更されたUE端末のアドレスを知ることができないために、応用端において、サービスの連続性を支援しないのであるならば、新たな端末と認識し、新たにサービスを開始しなければならなくもなる。そのような問題を解消するために、本実施形態によれば、MECに、端末の変更に係わる情報を伝達し、MECは、移転が必要である場合、MEC移転に必要な時間を伝達するようにすることができる。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。段階2-1は、選択的に提供されうる。
段階3において、SMFは、トラフィックルーティングに対するAF影響要請MEC再設定時間(表3)の間待機することができる。
段階4において、SMFは、MEC再設定時間の間待機しながら、AFから、段階2-1を介して発生したトラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信することができる。受信しないのであるならば、次の段階に進むことができる。段階4は、選択的に提供されうる。
段階4-1において、トラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信した場合、SMFは、MECが準備するのに必要な時間があることを認知し、その時間の間待機することができる。
段階5において、SSC Mode2手続きにより、既存のPDUセッションが解除されうる。
段階6において、SSC Mode2手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階7において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結を、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。追加し、既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階7-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
[第6実施形態]
図14は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。さらに具体的には、図14は、前述の第5実施形態において、SSC Mode3を利用する方法について説明するための図面である。SSC Mode3は、PDUセッションの移転のために、新たな連結をまず生成した後、既存の連結を解除する順序による。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。段階2-1は、選択的に提供されうる。
段階3において、SMFは、トラフィックルーティングに対するAF影響要請MEC再設定時間(表3)の間待機することができる。
段階4において、SMFは、MEC再設定時間の間待機しながら、AFから、段階2-1を介して発生したトラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信することができる。受信しないのであるならば、次の段階に進むことができる。段階4は、選択的に提供されうる。
段階4-1において、トラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信した場合、SMFは、MECが準備するのに必要な時間があることを認知し、その時間の間待機することができる。
段階5において、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階6において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結を、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。追加し、既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階6-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階7において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションを変更し、既存のPDUセッションが解除されうる。
[第7実施形態]
図15は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。本開示の第7実施形態は、前述の第5実施形態において、SSC Mode3の利用において、移転時間の間待機するSMFが、PDUセッションを変更する時間を端末に知らせることにより、端末が新たなPDUセッションを利用する時点を調節して適用する場合に係わるものである。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、要請因子に新たに追加された再設定時間を共に追加して送ることができる。その後、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。段階2-1は、選択的に提供されうる。
段階3において、SMFは、トラフィックルーティングに対するAF影響要請MEC再設定時間(表3)の間待機することができる。
段階4において、SMFは、MEC再設定時間の間待機しながら、AFから、段階2-1を介して発生したトラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信することができる。受信しないのであるならば、次の段階に進むことができる。段階4は、選択的に提供されうる。
段階5において、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションを生成する。このとき、端末に、MEC移転に必要な時間を知らせ、段階7で必要な時間の間待機することができるようにする。
段階6において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結を、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。追加し、既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階6-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階7において、トラフィックルーティングに対するAF影響要請を受信した場合、UEはMECが準備するのに必要な時間があることを認知し、その時間の間待機することができる。
段階8において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションを変更し、既存のPDUセッションを解除することができる。
[第8実施形態]
図16は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。本開示の第8実施形態は、AFが、SMFまたはPCFを介し、端末の位置情報を報告される状況において、動的に端末のネットワークトラフィックを、特定MECに変更するための手続きに係わるものである。このとき、端末の位置をリアルタイムに報告されるAFは、動的にトラフィックルーティングに対するAF影響要請と、特定位置のMECが移転されたり、その準備にかかったりする時間を知らせることにより、サービスの連続性を維持するための手続きを実行することができる。本実施形態は、例示的に、既存のMEC1におけるMEC2使用において、SSC Mode2を使用する場合に係わるものである。
段階0において、AFは、特定端末の位置を報告されうるように、イベント購読を、NEFを介し、PCFあるいはSMFに要請することができる。端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、端末の位置を、NEFを介し、AFに報告することができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。UEの位置は、AMFのイベントを、SMFまたはPCFが受信することによって獲得されうる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階2において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。
段階3において、その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送ることができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。
段階4において、SMFは、トラフィックルーティングに対するAF影響要請MEC再設定時間(表3)の間待機することができる。
段階5において、SSC Mode2手続きにより、既存のPDUセッションが解除されうる。
段階6において、SSC Mode2手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階7において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結を、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。追加し、既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階7-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
[第9実施形態]
図17は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するための図面である。本開示の第9実施形態は、第8実施形態において、SSC Mode3を使用する場合に係わるものである。
段階0において、AFは、特定端末の位置を報告されうるように、イベント購読を、NEFを介し、PCFあるいはSMFに要請することができる。端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、端末の位置を、NEFを介し、AFに報告することができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを送ることができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。UEの位置は、AMFのイベントを、SMFまたはPCFが受信することによっても獲得される。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
段階2において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。
段階3において、その後、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送ることができる(表3参照)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。
段階4において、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階5において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結を、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。追加し、既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階6において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階7において、段階3で伝達された移転時間の間、ネットワークに含まれるエンティティが待機することができる。このとき、待機する主体は、端末(段階7a)あるいは5GC(段階7b)にもなる。
段階8において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションを変更し、既存のPDUセッションが解除されうる。
[第10実施形態]
本開示の第10実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第10実施形態は、5GCにおいて、セッションとサービスとの連続性を支援するための方法であるSSCを支援するための手続きを応用したものである。
本開示の実施形態において、AFは、初期のトラフィックルーティングに対する影響要請伝達時、UPF変更が許容されるか否かを明示的に伝達し、AFが準備されていない状態におけるUPFの変更を防止することができる。その後、AFは、UPF変更が準備された状態において、動的にトラフィックルーティングに対するAF影響要請を特定端末を対象に送ることにより、UPF変更を制御することができる。本開示において、「UPFの変更」は、新たなUPFを設定すること、または新たなUPFへの連結を活性化させる(activate)ことなどを含んでもよい。例えば、「UPFの変更」は、SMFがAFに早期通知を送信した後、新たなUPFを設定することを含んでもよい。または、「UPFの変更」は、SMFが新たなUPFを設定した後、AFに遅達を送信した後、新たなUPFへの連結を活性化させることを含んでもよい。従って、SMFが、「UPF変更が許容されるか否か」により、AFの応答を待機するか否かということを決定する動作は、早期通知に係わる手続き、及び遅達に係わる手続きにいずれも適用されうる。
表4は、本実施形態において使用される因子について説明する表である。一実施形態において、既存のTS 23.501に定義されたトラフィックルーティングに対するAF影響要請に、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)と移転時間とが因子として新たに追加されうる。一実施形態において、各因子は、それぞれ分離されて使用されうる。UPF変更可否は、5GC内部ポリシーにより、UPFの変更が必要である場合、PCFまたはSMFが、そのようなPDUセッションの移転を許容するか否かということを示すことができる。もしこの因子が許容されないと設定された場合、SMFは、内部ポリシーにより、UPF変更が必要であるとしても、UPFの変更を行わないのである。しかし、そのような場合にも、SMFは、UPF変更が必要であるという通知を、AFに送る動作を継続して実行することができる。
一実施形態において、移転時間は、AFがUPF変更と係わる通知を受信した後、PCFを介してSMFに応答するときに使用する因子であり、特定UEの移転を準備するためにかかる時間を知らせるものでもある。従って、SMFは、AFから新たに受信された特定UEの移転時間を考慮し、PDUセッションの移転を行うことができる。本実施形態は、例示的に、既存のMEC1におけるMEC2使用において、SSC Mode2を使用する場合に係わるものである。
図18は、第10実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、初期に受けたAF要請において、UPF変更が許容されるならば、SMFは、即座に段階5を実行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。
段階3において、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表4)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。他の端末に影響を及さないように、新たなAF要請を送る場合、AFは、特定UE識別子(target UE identifier)を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子(transaction identifier)を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階4において、SMFは、MEC移転時間の間待機することができる。このとき、追ってSSC Mode動作にかかる時間を勘案し、SMFは、AF要請に含まれた移転時間よりさらに短い時間を待機することができる。
段階5において、SSC Mode2手続きにより、既存のPDUセッションが解除されうる。
段階6において、SSC Mode2手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階7において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階7-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
[第11実施形態]
本開示の第11実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第11実施形態は、前述の第10実施形態において、SSC Mode3手続きを活用する方法に係わるものである。一実施形態において、第11実施形態のトラフィックルーティングに対するAF影響要請に使用される因子は、第10実施形態と同一でもある。
図19は、第11実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、初期に受けたAF要請において、UPF変更が許容される場合、SMFは、即座に段階5を実行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。
段階3において、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表4)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響が及ぼされないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階4において、SMFは、MEC移転時間の間待機することができる。このとき、追ってSSC Mode動作にかかる時間を勘案し、SMFは、AF要請に含まれた移転時間よりさらに短い時間を待機することができる。
段階5において、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。このときSMFは、端末にMEC移転に必要な時間を知らせ、段階7において、必要な時間の間待機することができるようにする。
段階6において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。またSMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階6-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階7において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションが変更され、既存のPDUセッションが解除されうる。
[第12実施形態]
本開示の第12実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第12実施形態は、前述の第11実施形態において、SSC Mode3手続きを活用するが、MECの移転の待機時間において、端末が新たなPDUセッションを生成後、移転する時点を決定する解除タイマ(release timer)を活用する方法に係わるものである。一実施形態において、第12実施形態のトラフィックルーティングに対するAF影響要請に使用される因子は、第10実施形態と同一でもある。
図20は、第12実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、初期に受けたAF要請において、UPF変更が許容される場合、SMFは、即座に段階5を実行することができる。許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を開始し、必要な移転に必要な時間を計算することができる。
段階3において、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる(表4)。このとき、AFは、移転に必要な時間を共に伝送することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響が及ぼされないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階4において、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。このとき、SMFは、端末にMEC移転に必要な時間を知らせ、段階7において、必要な時間の間待機することができるようにする。
段階5において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階5-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階6において、端末は、段階4でSMFから受信した移転時間の間待機することができる。
段階7において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションが変更され、既存のPDUセッションが解除されうる。
[第13実施形態]
本開示の第13実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第13実施形態において、本開示は、5GCにおいて、セッションとサービスとの連続性を支援するための方法であるSSCを支援するための手続きを応用したものである。
本開示の実施形態において、AFは、初期のトラフィックルーティングに対する影響要請伝達時、UPF変更が許容されるか否かを明示的に伝達し、AFが準備されていない状態におけるUPFの変更を防止することができる。その後、AFは、UPF変更が準備された状態において、動的にトラフィックルーティングに対するAF影響要請を特定端末を対象に送ることにより、UPF変更を制御することができる。
表5は、本実施形態において使用される因子について説明する表である。一実施形態において、既存のTS 23.501に定義されたトラフィックルーティングに対するAF影響要請に、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)が因子として新たに追加されうる。UPF変更可否は、5GC内部ポリシーにより、UPFの変更が必要である場合、PCFまたはSMFが、そのようなPDUセッションの移転を許容するか否かということを示すことができる。もしこの因子が許容されないと設定された場合、SMFは、内部ポリシーにより、UPF変更が必要であるとしても、UPFの変更を行わないのである。しかし、そのような場合にも、SMFは、UPF変更が必要であるという通知を、AFに伝送する動作を継続して実行することができる。
本実施形態において、AFは、特定端末のサービスを継続して支援するために、必要な資源及び情報の移転が完了した状態において、特定端末のために、AF要請を送ることができる。前述の第10実施形態、第11実施形態、第12実施形態において、AFが、トラフィックルーティングに対するAF影響要請に移転時間を明示的に伝達したことと異なり、本実施形態によるAFは、移転が完了した後、トラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。それを受信したSMFは、即座にPDUセッション移転のための後動作を実行することができる。本実施形態は、例示的に、既存のMEC1におけるMEC2使用において、SSC Mode2を使用する場合に係わるものである。
図21は、第10実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在UEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、初期に受けたAF要請において、UPF変更が許容されるならば、SMFは、即座に段階5を実行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例えば、仮想マシンイメージあるいはサービス関連コンテクスト)の移転を行うことができる。
段階3において、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響を及ぼさないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階4において、SSC Mode2手続きにより、既存のPDUセッションが解除されうる。
段階5において、SSC Mode2手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階6において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階6-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
[第14実施形態]
本開示の第14実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第14実施形態は、前述の第13実施形態において、SSC Mode3手続きを活用する方法に係わるものである。一実施形態において、第14実施形態のトラフィックルーティングに対するAF影響要請に使用される因子は、第13実施形態と同一でもある。
図22は、第14実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更いかん(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在のUEのアドレスとを送ることができる。また、SMFは、現在のUEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUEの確認のために使用され、GPSI、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、初期に受けたAF要請において、UPF変更が許容されるならば、SMFは、即座に段階5を実行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を行うことができる。
段階3において、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響が及ぼされないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階4において、SMFは、AFから新たなトラフィックルーティングに対する影響要請を受信することができる。このとき、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階5において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。
段階5-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階6において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションが変更され、既存PDUセッションが解除されうる。
[第15実施形態]
本開示の第15実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第15実施形態は、前述の第14実施形態において、追加してSMFがAFに通知を伝送するとき、PDUセッションの変更を待機する時間を明示的に共に伝達する方法に係わるものである。一実施形態において、経路変更に係わる通知を受けたAFは、5GSに2種方法で応答を送ることができる。最初の可能な応答の方法は、端末の経路変更により、既存のトラフィックルーティングに対するAF影響の内容が変更される場合、新たな要請を送るか、あるいは既存の要請を更新する方法でもある。2番目の可能な応答の方法は、既存トラフィックルーティングに対するAF影響要請の変更が必要ではない場合、通知に対する応答(Ack)を送る方法でもある。一実施形態において、第15実施形態のトラフィックルーティングに対するAF影響要請に使用される因子は、第13実施形態と同一でもある。
図23は、第15実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0において、AFは、特定の端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。本開示において、「UPFの変更」は、新たなUPFを設定すること、または新たなUPFへの連結を活性化させることなどを含んでもよい。例えば、「UPFの変更」は、SMFがAFに、早期通知を送信した後、新たなUPFを設定することを含んでもよい。または、「UPFの変更」は、SMFが新たなUPFを設定した後、AFに遅達を送信した後、新たなUPFへの連結を活性化させることを含んでもよい。従って、SMFが、「UPF変更の許容いかん」により、AFの応答を待機するか否かということを決定する動作は、早期通知に係わる手続き、及び遅達に係わる手続きにいずれも適用されうる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在UEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在のUEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、SMFは、AF要請で受信したUPF許容可否、AF特性、内部ポリシーを考慮し、UPF変更が許容されるか否かを決定することができる。SMFの決定により、UPF変更が許容されるならば、SMFは、即座に段階5を遂行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。通知には、SMFが内部ポリシーにより、AFの応答を待機する時間が含まれてもよい。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を行うことができる。
段階3aにおいて、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響が及ぼされないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階3bにおいて、既存トラフィックルーティングに対するAF影響の変更が必要ではなく(例えば、「UPF変更が許容されるか否か」が「許容せず」であり、「許容」への変更が必要ではない場合)、NEFとSMFとがUPF変更による通知に対する応答(ACK)を支援する場合、AFは、SMFに、UPF変更に準備ができているということを、ACKを介して伝送することができる。一実施形態において、段階2で受信されたSMFの待機時間の間、段階2-1を完了することができない場合、否定応答(NACK)を伝送することができる。
段階3aと段階3bは、AFの決定によって選択的にも実行される。
段階4において、SMFは、AFから、新たなトラフィックルーティングに対する影響要請または応答(ACK)を受信することができる。このとき、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階5において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存UEアドレスを共に伝達することもできる。ここで、段階2で説明されたように、SMFは、AF要請で受信したUPF許容可否に基づき、UPF変更が許容された場合、即座に段階7を遂行するか、あるいはUPF変更が許容されない場合、AFから応答を受信するまで待機することができるということは、言うまでもない。併せて、SMFが内部ポリシーにより、AFの応答を待機する時間を送ることができる。
段階5-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階6aにおいて、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響が及ぼされないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階6bにおいて、既存のトラフィックルーティングに対するAF影響の変更が必要ではなく(例えば、「UPF変更が許容されるか否か」が「許容せず」であり、「許容」への変更が必要ではない場合)、NEFとSMFとがUPF変更による通知に対する応答(ACK)を支援する場合、AFは、SMFに、UPF変更に準備ができているということを、ACKを介して伝送することができる。一実施形態において、段階5で受信されたSMFの待機時間の間、段階5-1を完了することができない場合、否定応答(NACK)を伝送することができる。
段階6aと段階6bは、AFの決定によって選択的にも実行される。
段階7において、SSC Mode3手続きにより、使用PDUセッションが変更され、既存PDUセッションが解除されうる。
本開示の一実施形態によれば、第15実施形態において、SSC Mode2が使用されうる。例えば、第15実施形態において、段階7は、段階4と連続的に実行されうる。
[第16実施形態]
本開示の第16実施形態は、図4に該当する移転を支援するための方法及び手続きについて説明するためのものである。第16実施形態は、前述の第15実施形態において、SMFがAFの応答を待機する時間を、トラフィックルーティングに対するAF影響を要請して応答される過程において、AFが獲得することができる過程を含む。一実施形態において、第16実施形態のトラフィックルーティングに対するAF影響要請に使用される因子は、第13実施形態と同一でもある。
図24は、第16実施形態によるPDUセッション移転手続きを、AFの要請によって変更する方法を図示する図面である。
段階0aにおいて、AFは、特定の端末またはサービスフローを対象にし、NEFを介し、SMFにトラフィックルーティングに対するAF影響要請を送ることができる。このとき、AFは、UPF変更可否(allow reallocation of UPF)を明示的に送ることができる。首尾よくAF要請が反映された場合、端末は、MEC1に位置したサービスを、RAN1とUPF1とを介して利用することができる。
段階0bにおいて、SMFは、AFに対する応答メッセージ内に、UPF変更発生時、SMFがAFの応答を待機する最大時間を共に伝達することができる。
段階1において、PCFとSMFは、端末の移動により、UPFの変更が必要であるということを、内部ポリシー及びAF要請を介して認知することができる。
段階2において、SMFは、AFに、UPF変更に係わる早期通知を送ることができる。このとき、SMFは、関連UEのGPSIと、現在のUEのアドレスとを伝送することができる。また、SMFは、現在のUEの位置を追加して送ることができる。GPSIは、AFでUE確認のために使用され、外部ID(external ID)またはMSISDNが伝送されうる。UEの位置は、DNAIとDNとの経路を最適化させるために、AFに選択的に送ることになるさらなる因子でもある。それを利用し、AFは、MECの移転が必要であるか否かということを知ることができることにもなる。併せて、MECノードまたは中間伝達ネットワークにおいて、端末とMECとの経路が最適化されうる。
このとき、SMFは、初期のAF要請で受信したUPF許容可否、AF特性、内部ポリシーを考慮し、UPFを許容するか否かを決定することができる。SMFの決定により、UPF変更が許容されるならば、SMFは、即座に段階5を実行することができる。もし許容されていないのであるならば、SMFは、AFから、新たなAF要請を受信するまで待機することができる。このとき、待機時間の最大値は、内部ポリシーによっても決定される。段階0bで伝送された最大待機時間が異なる場合、通知に新たな最大待機時間が含まれてもよい。
段階2-1において、AFは、MEC1からMEC2に、UEのサービス提供に必要なデータ(例:仮想マシンイメージ、サービス関連コンテクスト)の移転を行うことができる。
段階3aにおいて、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響を及ぼさないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階3bにおいて、既存のトラフィックルーティングに対するAF影響の変更が必要ではなく(例えば、「UPF変更が許容されるか否か」が「許容せず」であり、「許容」への変更が必要ではない場合)、NEFとSMFとがUPF変更による通知に対する応答(ACK)を支援する場合、AFは、SMFに、UPF変更に準備ができているということを、ACKを介して伝送することができる。一実施形態において、段階2で受信されたSMFの待機時間の間、段階2-1を完了することができない場合、否定応答(NACK)を伝送することができる。
段階3aと段階3bは、AFの決定によって選択的にも実行される。
段階4において、SMFは、AFから、新たなトラフィックルーティングに対する影響要請または応答(ACK)を受信することができる。このとき、SSC Mode3手続きにより、新たなPDUセッションが生成されうる。
段階5において、SMFは、AFに、新たなUEのアドレスを知らせることができる。このとき、SMFは、GPSIに該当するUEとの連結において、新たなアドレス、例えば、UPF2で割り当てられた端末アドレスを利用し、既存の連結を再設定可能にする。SMFは、追加して既存のUEアドレスを共に伝達することもできる。ここで、段階2で説明されたように、SMFは、AF要請で受信したUPF許容可否に基づき、UPF変更が許容された場合、即座に段階7を実行するか、あるいはUPF変更が許容されない場合、AFから応答を受信するまで待機することができるということは、言うまでもない。
段階5-1において、AFは、伝達されたUEの新たなアドレスを利用し、サービス連結を変更することができる。
段階6aにおいて、サービス移転が完了すれば、AFは、トラフィックルーティングに対するAF影響を新たに送るか、あるいは既存の要請を更新することができる。新たなAF要請を送る場合、他の端末に影響を及ぼさないように、AFは、特定UE識別子を使用し、対象を限定することができる。更新の場合、AFは、AFトランザクション識別子を使用し、更新する以前のAF要請を指定することができる。
段階6bにおいて、既存のトラフィックルーティングに対するAF影響の変更が必要ではなく(例えば、「UPF変更が許容されるか否か」が「許容せず」であり、「許容」への変更が必要ではない場合)、NEFとSMFとがUPF変更による通知に対する応答(ACK)を支援する場合、AFは、SMFに、UPF変更の準備ができているということを、ACKを介して伝送することができる。一実施形態において、段階2で受信されたSMFの待機時間の間、段階5-1を完了することができない場合、否定応答(NACK)を伝送することができる。
段階6aと段階6bは、AFの決定によって選択的にも実行される。
段階7において、SSC Mode3手続きにより、PDUセッションが変更され、既存のPDUセッションが解除されうる。
本開示の一実施形態によれば、第16実施形態において、SSC Mode2が使用されうる。例えば、第16実施形態において、段階7は、段階4と連続して実行されうる。
本開示の多様な実施形態による装置及びその方法によれば、5G移動通信システムを使用する端末が分散されたモバイルエッジコンピューティングノードを介してサービスを提供される状況において、ノードを変える場合、サービス連結の途切れがないようにすることができる。
また、本開示を介し、車両端末は、分散されたV2Xサーバを、車両の位置及びネットワーク状況による途切れなしに変更し、最適のサービスノードを介し、高レベルのサービス提供を受けることができる。このとき、車両端末とは、車両に内蔵された装置でもあり、またはスマートフォンやブラックボックスのように、車両に取り付けられた端末でもある。また、本発明の実施形態によるモバイルエッジクラウドの移転方法は、V2X以外の他のバーチカルサービス(vertical service)にも適用可能であるということは、当業者に容易に理解されるであろう。本発明の実施形態のよるV2Xサービスプロバイダ(SP:service provider)は、5Gに特化されたサービスを提供することができる。
図25は、一実施形態によるエンティティ構造を図示する図面である。
図25を参考すれば、該エンティティは、送受信部2310、プロセッサ2320及びメモリ2330を含んでもよい。本発明においてプロセッサ2320は、回路、アプリケーション特定統合回路、または少なくとも1つのプロセッサと定義されうる。ただし、該エンティティの構成要素は、前述の例に限定されるものではない。例えば、該エンティティは、前述の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むか、あるいはさらに少ない構成要素を含んでもよい。それだけではなく、送受信部2310、プロセッサ2320及びメモリ2330が、1つのチップとしても具現される。
送受信部2310は、他のネットワークエンティティと信号を送受信することができる。送受信部2310は、例えば、端末にシステム情報を伝送することができ、同期信号または基準信号を伝送することができる。
プロセッサ2320は、本発明で提案する実施形態によるエンティティの全般的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ2320は、前述の図面を参照して説明された動作を実行するように、各ブロック間の信号フローを制御することができる。
メモリ2330は、前述の送受信部2310を介して送受信される情報、及びプロセッサ2320を介して生成される情報のうち少なくとも一つを保存することができる。また、メモリ2330は、基地局で獲得される信号に含まれた制御情報またはデータを保存することができる。メモリ2330は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスク、CD-ROM(compact disc read only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような記録媒体、または記録媒体の組み合わせによっても構成される。また、メモリ2330は、複数個のメモリによっても構成される。一実施形態において、メモリ2330は、ビーム基盤協力通信を支援するためのプログラムを保存することができる。
本開示の請求項、または明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態によっても具現される。
ソフトウェアで具現される場合、1以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を保存するコンピュータで読み取り可能な記録媒体、またはコンピュータプログラム製品が提供されうる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体、またはコンピュータプログラム製品に保存される1以上のプログラムは、電子装置内の1以上のプロセッサによって実行可能になるように構成される(configured for execution)。1以上のプログラムは、電子装置をして、本開示の請求項または明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令語(instructions)を含む。
そのようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM、フラッシュメモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ROM、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、磁気ディスク保存装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)、他の形態の光学保存装置、磁気カセット(magnetic cassette)にも保存される。または、それらの一部または全部の組み合わせによって構成されたメモリにも保存される。また、それぞれの構成メモリは、多数個含まれてもよい。
また、該プログラムは、インターネット、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WLAN(wireless local area network)またはSAN(storage area network)のような通信ネットワーク、またはそれらの組み合わせによって構成された通信ネットワークを介してアクセスすることができる取り付け可能な(attachable)保存装置にも保存される。そのような保存装置を、外部ポートを介し、本開示の実施形態を実行する装置に接続することができる。また、通信ネットワーク上の別途の保存装置を、本開示の実施形態を実行する装置に接続することもできる。
前述の本開示の具体的な実施形態において、本開示に含まれる構成要素は、提示された具体的な実施形態により、単数または複数に表現された。しかし、単数または複数の表現は、説明の便宜のために、提示された状況に適して選択されたものであり、本開示は、単数または複数の構成要素に制限されるものではなく、複数に表現された構成要素であるとしても、単数にも構成され、単数で表現された構成要素であるとしても、複数で構成されうる。
一方、本明細書と図面とに開示された本開示の実施形態は、本開示の記述内容を容易に説明し、本開示の理解の一助とするために、特定例を提示したものであるにすぎず、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは、本開示が属する技術分野で当業者に自明なことである。また、前述のそれぞれの実施例は、必要により、互いに組み合わされて運用されうる。また、本実施形態は、他のシステム、例えば、LTEシステム、5GまたはNRシステムなどにも適用されうる。