以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を前方側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ1061も設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や左枠ランプ122L、右枠ランプ122R、および上部枠ランプ122Uが取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。前面枠扉106は、扉体の一例に相当する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる開放レバー1081を押すことによって開く。また、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサ1082も設けられている。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている球貯留皿126と、球貯留皿126に貯留された遊技球を遊技者の操作によって球貯留皿126から排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、を備える。また、図1では不図示であるが、球貸操作ボタン140の右横には、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタンも設けられている。さらに、十字キーや決定ボタンが配置された操作キーユニット190も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。
図2は、図1のパチンコ機100を裏側から見た背面図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600(図4参照)へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した球貯留皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図10参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図10参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図10参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図10参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図10参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図10参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
また、本実施形態では、主基板156上に、設定変更キー192と、設定変更ボタン194及び役物比率・設定表示器196が設けられている。本実施形態では、電源投入時にRAMクリアスイッチ180が押下されることを条件に設定変更キー192が操作されると、少なくとも大当り確率が異なる複数の設定からいずれかに設定することができる設定変更モードに移行することができる。設定変更モードにおいては、現在の設定が役物比率・設定表示器196に表示され、店員は、これを確認しながら設定変更ボタン194を押下することにより設定の変更を行うことができる。なお、電源投入時にRAMクリアスイッチ180の押下がなくとも、電源投入時に設定変更キー192が操作された場合に設定変更可能な構成としてもよい。
役物比率・設定表示器196は、主基板156に実装されるとともに主基板ケース158の内部に配置される7セグLED基板であり、店員に視認可能な態様で取り付けられている。役物比率・設定表示器196は、図19(A)に示すように、2ケタの7セグLEDが上下に配置されるとともに、右側に1ケタの7セグLEDがモジュール化されたものであり、役物比率モニタは、役物比率(YH)及び連続役物比率(RY)を報知するインジケータであり、設定モニタは、現在の設定を確認するためのモニタである。役物比率・設定表示器196は、例えば、赤色、緑色、青色、白色等の単色LEDにより構成されているが、赤・緑・オレンジの3色により発光可能なものとしてもよいし、フルカラーLEDであってもよい。なお、役物比率・設定表示器196のうちの少なくとも一部を、例えば、遊技盤200に設けて遊技者に視認可能としてもよい。
また、本実施形態では、第1副基板ケース162の背面に、ディップスイッチ基板198が配設されている。ディップスイッチ基板198の詳細については後述する。
図3(a)は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。ここで、矢印d2及びd3はパチンコ機100を設置場所に固定した状態における方向を示している。矢印d2はパチンコ機100の幅方向(左右方向と呼ぶ場合がある)を示し、正面視で左手を左、右手を右と呼ぶ場合がある。矢印d3はパチンコ機100の高さ方向(上下方向と呼ぶ場合がある)を示し、高い方を上、低い方を下と呼ぶ場合がある。なお、図3では図示しないが、パチンコ機100の奥行き方向(前後方向と呼ぶ場合がある)では、手前側を前方側又は正面側と呼ぶ場合があり、奥側を後方側又は背面側と呼ぶ場合がある。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
本体104に対する遊技盤200の取付構造は、様々な構造を採用可能であるが、例えば、本体104の正面視左側(ヒンジ部112側)に遊技盤200の正面視左側部200aを挿入し、ここを回動中心として遊技盤200を回動させつつ遊技盤200の正面視右側部200bを本体104に押圧し、セットする構造を採用可能であり、このような構造であれば作業性を向上できる場合がある。
遊技盤200は、板状の本体となる遊技板201に各種の部品が取り付けられたユニットである。遊技板201は、例えば、樹脂により形成され、その表面(正面)は、パチンコ機100のキャラクタ等を表示した装飾面を構成する。装飾面は、例えば、パチンコ機100のキャラクタ等を印刷したシートを貼り付けることで形成してもよい。遊技板201の右下方には振動センサSR3が配設されている。振動センサSR3で検出された場合、エラー処理(例えば画像や音による報知、遊技の継続を不能とする遊技停止等)を行うことができる。振動センサSR3は磁気センサ等、他の不正検出センサであってもよい。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。外レール202の一部は、本体104に着脱自在なレール部材209により形成されている。遊技領域124のうち、外レール202と内レール204との間の領域は発射された遊技球を案内する案内領域201aを形成している。
遊技盤200の遊技領域124以外の領域を非遊技領域と呼ぶ場合がある。遊技領域124と非遊技領域とは外レール202を境界として区別することができる。また、遊技球の発射強度を最大にした状態で遊技球が通過する領域よりも内側の領域は少なくとも遊技領域124と呼ぶことができる。遊技領域124は、遊技領域124内に演出装置等が存在することで遊技球が通過しない領域を含む場合がある。遊技中に遊技球が流下する点で遊技領域124を流下領域と呼び、メンテナンスやアクシデントを除いて遊技中に遊技球が流下しない点で非遊技領域を非流下領域と呼ぶ場合がある。遊技領域124は、その全域を流下領域と呼ぶことも可能であるが、演出装置等の存在により遊技球が流下することがない領域は非流下領域と呼んでもよい。
遊技領域124の略中央には、装飾図柄表示装置208を配設している。遊技領域124よりも下方には、主制御ランプ基板254が設けられており、図3(b)に示すように、主制御ランプ基板254上には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプRKと、電サポ中ランプRDと、右打ちランプRMと、ラウンド表示ランプRRとを配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
図3(b)に示すように、普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では縦2つのLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態ではそれぞれ上下2段、合計8つのLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218は、保留している特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。また、第2特別図柄保留ランプ220は、保留している特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
また、高確中ランプRKは、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプである。電サポ中ランプRDは、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、後述する電動チューリップ(電チュー)の羽根部材2311(図4参照)が長時間開放しやすい電サポ状態であることを示すためのランプである。右打ち表示ランプRMは、大当り遊技状態、確変状態及び電サポ状態であって、遊技者が右打ちすることでその恩恵を得られる状態となったことを示すためのランプである。ラウンド表示ランプRRは、大当りとなった場合に、当該大当りに係る大当り遊技におけるラウンド数を示すためのランプである。
図3(a)に示す遊技盤200には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244が設けられている。ワープ装置242は、装飾図柄表示装置208の左側に設けたワープ入口242aに入った遊技球をワープ出口242bからステージ244に排出する。ステージ244は、装飾図柄表示装置208よりも、下方でかつ前方側に設けられたものであり、ワープ装置242を抜けた遊技球が、往復動や回転運動等の動きをみせる舞台である。このステージ244では、遊技球が往復動や回転運動することで遊技球の滞留時間が長くなる。ステージ244にはステージカバー245が設けられている。
また、遊技領域124の上部には、本体104に支持されて第1演出可動ユニット7が配置されている。さらに、ステージ244よりも下方かつ後方側には、本体104に支持されて第2演出可動ユニット8が配置されているが、この図3(a)では、第2演出可動ユニット8は見えていない。
図3(a)に示すように、遊技領域124の上部の一部は、装飾上カバー203で覆われている。また、遊技領域124の右上部は、装飾右上カバー205で覆われており、装飾右上カバー205の奥(後方側)には、普図始動口228が配置されている。普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は、遊技島側に排出することはないが、入球した場合に所定の個数(例えば、1個)の賞球を払い出すとともに、入球した遊技球をパチンコ機100の裏側に誘導して遊技島側に排出するようにしてもよい。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
また、本実施形態では遊技盤200の中央下部に第1特図始動口230が1つ配設されている。この第1特図始動口230は、左側に延びたランプユニット9の右端に設けられたものである。このランプユニット9には、一般入賞口も配置されている。一般入賞口は、図示省略しているが、この他にも遊技領域の複数箇所に設けられており、一般入賞口に入球すると所定の球検出センサ(図示省略)が検出し、一般入賞口に入賞したとして、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として球貯留皿126に排出する。球貯留皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
また、遊技盤200の中央下部に1つ配設された第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として球貯留皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施形態では、遊技領域124の右下部にアタッカユニット23が設けられており、このアタッカユニット23にも電チュータイプの第1特図始動口が別途設けられている。以下、遊技盤200の中央下部に設けられた第1特図始動口230を第1特図始動口(固定)230と称し、アタッカユニット23に別途設けられた電チュータイプの第1特図始動口を第1特図始動口(可変)231と称して両者を区別する場合がある。なお、第1特図始動口(可変)231については、後述するアタッカユニット23の説明の中で詳述する。
また、アタッカユニット23には、第1特図始動口(可変)231の他に、第2特図始動口232や、複数の可変入賞口(アタッカ)234,235も設けられている。図3(a)に示す、中央下部に設けられた第1特図始動口(固定)230は、その配置上、右打ちした場合には、遊技球の入球が困難な構成となっている。一方、上述したステージ244の中央部には、ステージ244に到達した球が、遊技盤200の中央下部に設けられた第1特図始動口(固定)230へ入球し易くなるスペシャルルート244aが設けられている。なお、ステージ244を経由しなくても、左側から第1特図始動口(固定)230を狙うこともできる。したがって、遊技盤200の中央下部に設けられた第1特図始動口(固定)230は、左打ちを行うことで入球を期待することができる始動口である。
さらに、遊技領域124には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100では、遊技者が球貯留皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆および発射槌によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘等によって進行方向を変えながら下方に流下し、各種の入賞口や始動口に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。また、本実施形態では、本体104の空間部114の下辺に、遊技盤200から排出されるすべての遊技球を受け入れる排出球受入口(図示しない)が上方に開口するように形成されるとともに、排出球受入口に受け入れられた遊技球の通過を検出するアウト球検出センサSWoutが本体104の所定位置に設けられている。なお、アウト球検出センサSWoutは、遊技盤200側に設けられてもよい。本実施形態では、遊技盤200から排出されるすべての遊技球(アウト口240から排出された遊技球と各種入賞口に入賞した遊技球とを含む)は、この排出球受入口に受け入れられ、所定の排出通路を経由してパチンコ機100外に排出されるように構成されているが、アウト口240から排出された遊技球のみがアウト球検出センサSWoutを通過するようにしてもよい。
続いて、遊技領域124の右下部に設けられたアタッカユニット23について説明する。
図3に示すアタッカユニット23は、アタッカ前板2301(図8参照)にアタッカシール2302が貼られたものである。なお、図3では、アタッカシール2302の装飾模様等は図示省略されている。
図4は、図3に示すアタッカユニット23からアタッカ前板2301を取り除いた状態を示す斜視図である。
アタッカユニット23は、電チュータイプの特図1始動口(可変)231、第1アタッカとなる第1可変入賞口234、第2アタッカとなる第2可変入賞口235、第2特図始動口232、およびアタッカベース板2303に開口したアウト口236を有する。本実施形態では、特図1始動口(可変)231に入球すると球検出センサ2312が検出し、特図1始動口(可変)231に入賞したとして、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、1個)の球を賞球として球貯留皿126に排出する。また、第1可変入賞口234に入球すると球検出センサ2342が検出し、第1可変入賞口234に入賞したとして、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、6個)の球を賞球として球貯留皿126に排出する。また、第2可変入賞口235に入球すると球検出センサ2352が検出し、第2可変入賞口235に入賞したとして、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として球貯留皿126に排出する。また、特図2始動口232に入球すると球検出センサ2321が検出し、特図2始動口232に入賞したとして、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、1個)の球を賞球として球貯留皿126に排出する。
特図1始動口(可変)231は、シャッタ部材2311によって始動口の大きさが可変するものであり、図4(a)に示すシャッタ部材2311は、前方側に進出している。このようにシャッタ部材2311が前方側に進出した状態では、進出したシャッタ部材2311の上を遊技球が通過する。すなわち、図4(a)では図の左側から右側に向けて遊技球が通過する。特図1始動口(可変)231の球検出センサ2312は、シャッタ部材2311よりも下方であって、かつ下流側に、上流側を向いて配置されている。したがって、図4(a)に示す特図1始動口(可変)231では、遊技球が球検出センサ2312を通過することは困難であり、図4(a)に示す特図1始動口(可変)231は、入賞困難状態である。
第2アタッカとなる第2可変入賞口235は、第1アタッカとなる第1可変入賞口234よりも、遊技球の転動(流下)方向上流側に配置されたものである。この第2可変入賞口235は、シャッタ部材2351によって入賞口の大きさが可変するものであり、図4(a)に示すシャッタ部材2351は、前方側に進出している。また、第2可変入賞口用の球検出センサ2352は、前方側に進出したシャッタ部材2351よりも下方に、上方を向いて配置されている。シャッタ部材2351が前方側に進出した状態では、進出したシャッタ部材2351の上を遊技球が通過し、球検出センサ2352を通過することは困難である。したがって、図4(a)に示す第2可変入賞口235は、入賞困難状態である。
第1可変入賞口234も、第2可変入賞口235と同じく、シャッタ部材2341によって入賞口の大きさが可変するものであるが、球検出センサの配置位置が第2可変入賞口235とは異なる。この第1可変入賞口234に向かって転動してくる遊技球は、図4(a)では図の右側から左側に向けて転動してくる。第1可変入賞口234用の球検出センサ2342は、シャッタ部材2341よりも下方ではなく、シャッタ部材2341よりも下流側に、上流側を向いて配置されている。第1可変入賞口234では、シャッタ部材2341が前方側に進出した状態では、進出したシャッタ部材2341の上を遊技球が通過し、球検出センサ2342に到達する。一方、図4(a)に示すように、シャッタ部材2341が後方側に後退した状態では、遊技球は球検出センサ2342のない所に落下する。したがって、図4(a)に示す第1可変入賞口234は、入賞困難状態である。
遊技球が落下した先には、第2特図始動口232が配置されている。この第2特図始動口232は、入賞口の大きさが固定されたものであり、第2特図始動口232用の球検出センサ2321は、上方を向いて配置されている。この球検出センサ2321を通過した遊技球は、第1案内口2322を通って、パチンコ機100の裏側に誘導された後、遊技島側に排出される。
以上をまとめると、図4(a)に示すアタッカユニット23では、最上流に位置する特図1始動口(可変)231は入賞困難状態であり、次に位置する第2可変入賞口235も入賞困難状態であり、第1可変入賞口234も入賞困難状態である。
アタッカユニット23はこのように構成されているため、後述するように、小当りラッシュ以外の遊技状態では、特図2の図柄変動は特図1の図柄変動表示の結果が表示されることで破棄されるため、第2可変入賞口235が開放する可能性は極めて低く、第2可変入賞口235の開放タイミングのみを狙い撃ちするといった攻略が困難となっている。
図5は、図4で取り除いたアタッカ前板2301の裏面を示す図である。
図5に示すように、アタッカ前板2301の裏面には、アタッカベース板2303に向けて突出した球通路形成壁230rが設けられている。球通路形成壁230rは、アタッカユニット23に入球した遊技球が転動していく、下流側に向かって傾斜した球通路を形成するものである。また、シャッタ部材2311が進出する位置や、シャッタ部材2341,2351が進出する位置には、球通路形成壁230rが設けられておらず、進出したシャッタ部材2311やシャッタ部材2341,2351が球通路形成壁になる。すなわち、シャッタ部材2311やシャッタ部材2341,2351は、前方側へ進出した状態では下流側に向かって下方へ傾斜しており、この傾斜を利用して遊技球は下流側へ向かって転動していく。
図4(a)に示す実線の矢印は、図5に示す球通路形成壁230rや、進出したシャッタ部材2311やシャッタ部材2351の上を転動したり、あるいは落下する遊技球の経路を示すものである(以下の図における矢印も同様。)。なお、アタッカユニット23に入球した遊技球は、実線の矢印で示す特図1始動口(可変)231側のルートに向かう場合と、アタッカユニット23に設けられたアウト口236へ向かう場合とがある。
第2特図始動口232の手前まで落下してきた遊技球は、多くは第2特図始動口232に入球し、特図2変動遊技が開始される。第2特図始動口232に入球しなかった遊技球は、図3に示すアウト口240に到達し、遊技島側に排出される(二股に分かれた実線の矢印参照)。
図4に示すように、アタッカベース板2303には、リブが複数本設けられている。また、図5に示すように、アタッカ前板2301にも、リブが複数本設けられている。遊技球の流れに沿って上流側から見ていくと、特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311の中間位置手前から右端までいき、折り返して第2可変入賞口235のシャッタ部材2351の中間位置を超えたところまで、リブが設けられている。すなわち、上下2段に分かれて縦方向のリブが複数本設けられるとともに、折り返し部分では横方向のリブが1本設けられている。以下、アタッカベース板2303における、特図1始動口(可変)231側の上段の4本の縦方向のリブを、後側第1リブ23r1と称し、折り返し部分の1本の横方向のリブを後側横リブ23r2と称し、第2可変入賞口235側の下段の4本の縦方向のリブを、後側第2リブ23r3と称する。また、アタッカ前板2301における、特図1始動口(可変)231側の上段の3本の縦方向のリブを、前側第1リブ23f1と称し、折り返し部分の1本の横方向のリブを前側横リブ23f2と称し、第2可変入賞口235側の下段の3本の縦方向のリブを、前側第2リブ23f3と称する。
なお、図5に示すアタッカ前板2301には、前側第1リブ23f1、前側横リブ23f2、前側第2リブ23f3、および後述する前側縦リブ23f5の他に、各種の球案内リブ23f6~23f8も設けられている。
後側第1リブ23r1にしても、後側横リブ23r2にしても、後側第2リブ23r3にしても、また、前側第1リブ23f1にしても、前側横リブ23f2にしても、前側第2リブ23f3にしても、遊技球の転動速度を低下させるための減速用のリブである。
後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3によって転動速度が低下した遊技球は、第2可変入賞口235のシャッタ部材2351の上に滞留しやくすなる。特に、4本の後側第2リブ23r3のうち下流側の2本の後側第2リブ23r3は、進出したシャッタ部材2351によって形成される球経路に設けられたものであり、3本の前側第2リブ23f3のうち下流側の2本の前側第2リブ23f3も、進出したシャッタ部材2351によって形成される球経路に設けられたものである。
図6は、アタッカユニット23を図4(a)に示すB-B’線で断面し、真上から見た様子を示す図であり、図の下方側が前方側になる。なお、図6は断面を表すハッチングは省略している。
図6には、右側に第2可変入賞口235が示され、左側に第1可変入賞口234が示されている。図6に示す第2可変入賞口235のシャッタ部材2351は前方側に進出した状態であり、第2可変入賞口235は入賞困難状態である。一方、図6に示す第1可変入賞口234のシャッタ部材2341も前方側に進出した状態であるが、この第1可変入賞口234は入賞容易状態である。また、この図6では、遊技球Ba~Bcも示されている。図6では、遊技球は図の右側から左側に向かって転動(流下)する。
第2可変入賞口235の近傍には、4本の後側第2リブ23r3と、3本の前側第2リブ23f3が示されている。遊技球Ba,Bbは、これら7本の第2リブ23r3,23f3に引っかかり、シャッタ部材2351の上に滞留しやすくなる。なお、4本の後側第2リブ23r3において隣合うリブの間隔は、遊技球の直径以上であり、3本の前側第2リブ23f3において隣合うリブの間隔も、遊技球の直径以上である。
以上説明した後側第2リブ23r3にしても前側第2リブ23f3にしても、第1可変入賞口234よりも遊技球の転動(流下)方向上流側に設けられている。また、後側第2リブ23r3にしても前側第2リブ23f3にしても、一部のリブのみが第2可変入賞口235よりも上流側に設けられているが、全部のリブが、第2可変入賞口235よりも上流側に設けられていてもよい。
また、後側第2リブ23r3と前側第2リブ23f3のうち、いずれか一方のリブのみを設けるようにしてもよい。このことは、第2リブに限ったことではなく、後側に設けられたリブと前側に設けられたリブが両方ある場合(例えば、第1リブの場合等)に、いずれか一方側のリブのみ設けるようにしてもよい。
また、図6に示すように、前方側に進出した状態のシャッタ部材2351の前端とアタッカ前板2301との間には、隙間CS1が設けられている。この隙間CS1は、遊技球Ba,Bbの直径の半分以下であるが、前側第2リブ23f3の後方側への突出長よりは広い。一方、シャッタ部材2351の前後方向の長さ(幅)は、遊技球Ba,Bbの直径程度である。この隙間CS1が設けられていることで、入賞困難状態から、短時間のうちに入賞容易状態へ変化することができる。
図4(b)には、同図(a)に示すアタッカユニット23の第2可変入賞口235が入賞容易状態に変化した後の様子が示されている。すなわち、図4(b)に示す第2可変入賞口235のシャッタ部材2351は後方側に後退している。
シャッタ部材2351の上に遊技球が滞留した状態で、シャッタ部材2351が後退すると、シャッタ部材2351の上に滞留していた遊技球が一気に落下し、第2可変入賞口用の球検出センサ2352で検出される。したがって、遊技球がシャッタ部材2351を通過している状態でシャッタ部材2351が後退する場合に比べて、第2可変入賞口235への入賞率が向上し、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3は、入賞率向上手段でもある。第2可変入賞口235が入賞容易状態である間は、特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311を通過して第2可変入賞口235に転動してきた遊技球は、第2可変入賞口235よりも下流側に転動することはなく、実線で示す矢印のように、球検出センサ2352を通過し、第2案内口2353を通って、パチンコ機100の裏側に誘導された後、遊技島側に排出される。
図4(a)には、遊技球の流れとして2点鎖線でも示している。この2点鎖線は、第2可変入賞口235のシャッタ部材2351から第1可変入賞口234に向かって飛び出した遊技球の流れを示す。
上述のごとく、図4(a)に示す第1可変入賞口234では、シャッタ部材2341が後方側に後退した状態であり、入賞困難状態である。しかしながら、2点鎖線で示す流れで遊技球が飛んできた場合、球検出センサ2342を通過してしまう恐れがある。すなわち、入賞困難状態でありながらも第1可変入賞口234に入賞してしまう恐れがある。
しかしながら、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3によって転動速度が低下した遊技球は、第2可変入賞口235のシャッタ部材2351から第1可変入賞口234に向かって飛び出すほどの勢いはなくなり、シャッタ部材2351から、図5に示す球通路形成壁230rにおけるアタッカ中間部230r1にのった後、図4(a)において実線で示すように、すぐに落下する。したがって、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3は、第1可変入賞口234への入賞率を低下させる手段でもある。なお、厳密には、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3は、第1可変入賞口234への、本来であれば許されない入賞(イレギュラー入賞)の入賞率を低下させる手段であるといえる。
ところが、以上説明した、第1可変入賞口234への入賞率を低下させる、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3を設けていても、これらのリブ23r3,23f3によって減速されるはずの遊技球が、第1可変入賞口234に向かって飛び出してしまうことを完全になくすことは困難である。例えば、シャッタ部材2351の上で遊技球が弾んでしまった場合等は、第1可変入賞口234に向かって飛び出してしまうことがある。そこで、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341の下流側(球検出センサ2342側)の端部に、前方側に突出した入賞阻止突起2341aを設けている。この入賞阻止突起2341aは、シャッタ部材2341が後方側に後退した位置にあっても、球検出センサ2342の手前に突出している。このため、第1可変入賞口234に向かって飛び出してきた遊技球があっても、その遊技球は、入賞阻止突起2341aに衝突し、球検出センサ2342を通過できずに、点線で示すように落下する。さらに、図4(a)に示す、後退した位置にあるシャッタ部材2341における入賞阻止突起2341aの上には、縦リブの入賞阻止リブ23r4も設けられている。第1可変入賞口234に向かって飛び出してきた遊技球は、この入賞阻止リブ23r4に衝突し、入賞阻止突起2341aに衝突した場合と同じように、球検出センサ2342を通過できずに、点線で示すように落下する場合もある。
なお、第2可変入賞口235のシャッタ部材2351からすぐに落下した遊技球は、落下経路途中に設けられた、図4(a)に示す後側縦リブ23r5や、図5に示す前側縦リブ23f5に衝突して、減速したり、あるいは、第2特図始動口232に入球しやすくなる。
図7(a)は、図4(a)に示すアタッカユニット23の第1可変入賞口234が入賞容易状態に変化した後の様子を示す斜視図である。
図7(a)に示す第1可変入賞口234のシャッタ部材2341は前方側に進出している。この結果、図7(a)に示すアタッカユニット23では、最上流に位置する特図1始動口(可変)231は入賞困難状態であり、次に位置する第2可変入賞口235も入賞困難状態であり、第1可変入賞口234が入賞容易状態である。第2可変入賞口235のシャッタ部材2351よりも、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341は低い位置に設けられており、両シャッタ部材2341,2351の間には、図5に示す球通路形成壁230rのアタッカ中間部230r1が配置されている。図6に示すように、そのアタッカ中間部230r1と第1可変入賞口234のシャッタ部材2341は少し離れている。このため、第1可変入賞口234が入賞容易状態である間は、遊技球の多くは、実線で示す矢印のように、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341の上にのって、そのシャッタ部材2341の上を転がり、球検出センサ2342に到達するが、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341の上にのることができずに、下に落ちてしまい、第2特図始動口232側へ流下していく遊技球もある。第1可変入賞口234の球検出センサ2342を通過した遊技球は、第3案内口2343を通って、パチンコ機100の裏側に誘導された後、遊技島側に排出される。
また、図6に示すように、前方側に進出した状態のシャッタ部材2341の前端とアタッカ前板2301との間には、隙間CS1と同程度の隙間CS2が設けられている。この隙間CS2によって、第1可変入賞口234が入賞困難状態から、短時間のうちに入賞容易状態へ変化することができる他、シャッタ部材2341に設けられた入賞阻止突起2341aの突出長を長くとることができ、シャッタ部材2341が後方側に後退した位置にあっても入賞阻止突起2341aに、第1可変入賞口234に向かって飛び出してきたイレギュラーな遊技球が確実に衝突するようになる。さらに、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341が0.06秒などの極めて短い開放を1回だけ行う場合には、後側第2リブ23r3および前側第2リブ23f3によって転動速度が低下した遊技球がシャッタ部材2341に乗ったとしても、シャッタ部材2341の上を転動して球検出センサ2342に到達するまでに隙間CS2によってシャッタ部材2341が前方側に前進した位置から後方側に後退した位置に短時間で移動できるため、該遊技球が下に落ちて該開放による入賞率を低下させることができる。
図7(b)は、図4(a)に示すアタッカユニット23の特図1始動口(可変)231が入賞容易状態に変化した後の様子を示す斜視図である。
図7(b)に示す特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311は後方側に後退している。特図1始動口(可変)231が入賞容易状態である間は、アタッカユニット23に入球した遊技球は、特図1始動口(可変)231よりも下流側に転動することはなく、実線で示す矢印のように、球検出センサ2312を通過し、特図1変動遊技が開始される。球検出センサ2312を通過した遊技球は、第4案内口2313を通って、パチンコ機100の裏側に誘導された後、遊技島側に排出される。
以上、構造について詳述したアタッカユニット23では、第1可変入賞口234のアタッカと第2可変入賞口235のアタッカはいずれも大当り及び小当りの際に開閉するアタッカになる。特図高確率普図高確率状態(後述するバトルモード)では、後述するように右打ちが行われ、特図1始動口(可変)231への入球が容易な状態となって特図1がメインとなる図柄変動表示が行われる。また、本実施形態では、特図1については、大当りとならない場合は必ず小当りとなり、小当りとなった場合は、第1可変入賞口234がごく短時間(例えば、0.2秒×2回)開放するとともに、特図2が変動表示中の場合には、当該変動表示中の特図2の図柄変動表示が破棄され、はずれとなる。このため、バトルモードでは、アタッカへの入賞はほとんど期待することができない。一方、特図高確率普図低確率状態(後述する小当りラッシュ)では、特図1始動口(可変)231は入球容易状態にならず、したがって、右打ちされた遊技球は、特図2始動口232への入球が容易な状態となって特図2がメインとなる図柄変動表示が行われる。また、本実施形態では、特図2において小当りとなる場合があり(なお、はずれとなる場合もある。)、小当りとなった場合は、第2可変入賞口235が比較的長時間(例えば、0.8秒×12回)開放するので、第2可変入賞口235への遊技球の入球に期待を持たせることができる場合がある。
図8(a)は、第1可変入賞口234が入賞困難状態であるアタッカユニット23を示す図である。図8(a)に示すアタッカユニット23では、アタッカ前板2301は残し、アタッカシール2302のみが取り除かれている。アタッカ前板2301には、第1可変入賞口234におけるシャッタ部材2341の下流側(球検出センサ2342側)端部に対応する位置に、逃げ開口2301aが設けられている。この逃げ開口2301aは、アタッカシール2302が貼られると、前方側から塞がれてしまい、遊技者からは視認困難になる。
図8(b)は、第1可変入賞口234が入賞容易状態であるアタッカユニット23を示す図である。この図8(b)に示すアタッカユニット23でも、アタッカ前板2301は残し、アタッカシール2302のみが取り除かれている。図8(b)に示す逃げ開口2301aには、前方側に進出したシャッタ部材2341の入賞阻止突起2341aが入り込んでいる。逃げ開口2301aは、第1可変入賞口234の入賞容易状態において、前方側に突出した入賞阻止突起2341aが収納される空間である。入賞阻止突起2341aの先端は、逃げ開口2301aからさらに前方側に突出しておらず、アタッカシール2302が貼られると、アタッカシール2302によって、入賞阻止突起2341aの存在も遊技者からわからなくなる。ただし、アタッカシール2302にも開口を設けておき、入賞阻止突起2341aの先端が、逃げ開口2301aからさらに前方側へ突出するようにして、演出の一つとすることもできる。図6に示す逃げ開口2301aにも、前方側に進出したシャッタ部材2341の入賞阻止突起2341aが入り込んでいる。なお、図6に示すアタッカユニット23には、アタッカシール2302が貼られており、アタッカシール2302によって、逃げ開口2301aが塞がれている。逃げ開口2301aを設けておくことで、図6に示す隙間CS2と同様に、入賞阻止突起2341aの突出長を長くとることができ、シャッタ部材2341が後方側に後退した位置にあっても入賞阻止突起2341aに、第1可変入賞口234に向かって飛び出してきたイレギュラーな遊技球が確実に衝突するようになる。
図9は、アタッカユニット23の発光構造を説明するための図である。図9(a)は、アタッカベース板2303を前方側から見た図である。
図9(a)の他、図4等にも示したように、アタッカユニット23の右下部分には、複数の発光ダイオードD1が実装された前側LED基板2304が、アタッカベース板2303の前面に取り付けられている。不図示のアタッカ前板2301の裏面側には、上述した球通路形成壁の他、後方側に延在した細長い導光リブ(不図示)が複数本設けられている。複数の発光ダイオードD1のうちの一部の発光ダイオードD1には、導光リブが接触している。導光リブが接触した発光ダイオードD1の光は、この導光リブを通して前方に発せられる。
アタッカユニット23には、前方LED基板2304の他に、後方LED基板2305および中間LED基板2306も設けられている。図9(a)では、特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311を取り外すとともに、第1可変入賞口234のシャッタ部材2341および第2可変入賞口235のシャッタ部材2351も取り外している。アタッカベース板2303における、シャッタ部材2311が進退するシャッタ用開口2303a、シャッタ部材2351が進退する第1開口2303b、およびシャッタ部材2341が進退する第2開口2303cそれぞれの奥には、後方LED基板2305に実装された複数の発光ダイオードD3が見えている。シャッタ用開口2303aの奥側に位置する発光ダイオードD3は、シャッタ部材2311の動作期間中等に発光し、特図1始動口(可変)231の奥から光が漏れ出しているように見える。第1開口2303bの奥側に位置する発光ダイオードD3は、シャッタ部材2351の動作期間中等に発光し、第2可変入賞口235の奥から光が漏れ出しているように見える。第2開口2303cの奥側に位置する発光ダイオードD3は、シャッタ部材2341の動作期間中等に発光し、第1可変入賞口234の奥から光が漏れ出しているように見える。
図9(b)は、前方LED基板2304、中間LED基板2306、および後方LED基板2305の位置関係がわかるように、側方からこれら3枚のLED基板2304,2305,2306を示す斜視図であり、図の左側が前方側になる。
中間LED基板2306は、アタッカベース板2303の後面(裏面)から後方側に間隔をあけて配置され、ここでは不図示のリフレクタ部材によって、中間LED基板2306とアタッカベース板2303との間は覆われている。アタッカベース板2303は、後方側が透けて見えない光透過性の部材であり、中間LED基板2306に実装された複数の発光ダイオードD2は、発光していない状態では、アタッカベース板2303に隠されて視認不能である。一方、これらの発光ダイオードD2が、発光すると、アタッカベース板2303から光が出射されている(面発光している)ように見える。
以上説明したように、アタッカユニット23では、複数のLED基板(2304~2306)が、前後方向に間隔をあけて配置されている。各LED基板(2304~2306)に設けられた発光ダイオードD1~D3どうしは重なっていないが、重なっていてもよく、また、発光ダイオードD1~D3の照射範囲が重なっていてもよい。
次に、図10を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の機能ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0~65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや球貯留皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプRK、電サポ中ランプRD、右打ちランプRM、ラウンド表示ランプRR等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第1特図始動口(可変)231のシャッタ部材2311(図35参照)を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234,235のシャッタ部材2341,2351(図38参照)を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230,231に球が入賞したことを球検出センサが検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230,231に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。なお、遊技盤用ランプ442には、第2演出可動ユニット8に配置された発光ダイオードや、ランプユニット9に配置された発光ダイオードや、アタッカユニット23に配置された発光ダイオードD1~D3(図9参照)等が含まれている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S-ROM)416と、図3(a)に示す上部の第1演出可動ユニット7、後方側に隠れている第2演出可動ユニット8といった各種演出装置のモータ等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、各種演出装置等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、演出ボタン136や操作キーユニット190を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのメモリ508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。本実施形態では、一時的記憶領域としてメモリ508を用いており、メモリ508は、電源が遮断されても記憶状態を保持可能な記録媒体(例えば、EEPROMやフラッシュメモリ等)によって構成されている。これにより、例えば、大当り履歴に関する表示を表示するための情報を、主制御部300において初期化されたり設定変更が行われた場合にも保持することができる。なお、電源が遮断されると記憶情報が揮発するRAMを用いるようにしてもよい。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041や、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ1061等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、球貯留皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図11(a)~(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230,231に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、8つのランプのうちの一部のランプ(例えば、左から1番目の下段のランプ)を点滅させる「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、8つのランプのうちの一部のランプ(例えば、左から1番目の下段のランプ)を点滅させる「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
また、本実施形態では、特図1と特図2とで一方の特図が他方の特図の変動表示を行っているか否かにかかわらず、特図の変動表示を開始する仕様(このような仕様のパチンコ機を、「同時変動機」などと呼ばれる場合がある。)とされている。
図11(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図11(a)には、「特図A」から「特図Q」の17種類の特図が示されている。図11(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するランプを示し、黒塗りの部分が点灯するランプを示している。
本実施形態では、特図1の停止図柄態様として、15種類の大当り図柄(「特図A」,「特図B」,「特図E」~「特図Q」)が用意されている。「特図A」は5ラウンド(R)通常大当り図柄であり、「特図A」が停止表示されると第1可変入賞口234(以下、「Sアタッカ」という場合がある。)が開放する大当り遊技状態に移行し、当該大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態(チャレンジモード)になる。なお、「特図A」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で51回目の図柄変動表示が開始されるまでチャレンジモードが継続される。大当りが発生することなくチャレンジモードが終了すると特図低確率普図低確率状態(通常遊技状態)に移行する。また、「特図B」は後述する小当りラッシュに移行する10R確変超大当り図柄であり、「特図B」が停止表示されると第2可変入賞口235(以下、「Rアタッカ」という場合がある。)が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。
また、「特図E」は後述するバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図E」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態(バトルモード)になる。なお、「特図E」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で51回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図F」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図F」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図F」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で46回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図G」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図G」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図G」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で41回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。
また、「特図H」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図H」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図H」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で36回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図I」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図I」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図I」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で31回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図J」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図J」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図J」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で26回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。
また、「特図K」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図K」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図K」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で21回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図L」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図L」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図L」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で16回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。また、「特図M」~「特図Q」はバトルモードに移行する5R確変大当り図柄であり、「特図M」~「特図Q」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態がバトルモードになる。なお、「特図M」~「特図Q」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で11回目の図柄変動表示が開始されるまでバトルモードが継続される。大当りが発生することなくバトルモードが終了すると小当りラッシュに移行する。
なお、本実施形態では、特図1に関し15種類の大当り図柄を用意しているが、それよりも少ない種類の大当り図柄を用意してもよいし、それよりも多い種類の大当り図柄を用意してもよいことは言うまでもない。また、一部のラウンドで実質的に入賞が困難(例えば、短開放により入賞が困難)な大当りを用意してもよい。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、いずれの図柄による大当りとするかの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。なお、本実施形態では、後述するように、遊技状態によって特図1及び特図2の変動時間が大きく異なるように構成されている。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では0/100(すなわち、必ずはずれとなる。)であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では100/100(すなわち、必ず当りとなる。)に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、シャッタ部材2311は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かないシャッタ部材2311が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図1始動口(可変)231に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235(これらの可変入賞口を「アタッカ」という場合がある。)への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図1始動口(可変)231に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図1始動口(可変)231に進入し難い。上述のごとく、特図1始動口(可変)231は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図1始動口(可変)231は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」,「特図E」~「特図Q」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、大当り図柄毎に定められた回数の特図変動遊技が開始されるまでの間、電サポ状態が維持され、その後、非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図B」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態(チャレンジモード)になり、「特図B」該停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になり、「特図E」~「特図Q」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態(バトルモード)になる。
また、本実施形態では、特図1について、大当り図柄の他に小当り図柄(「特図C」)も用意されている。「特図C」で小当りした場合は、図柄の停止後に第1可変入賞口234のシャッタ部材2341が0.2秒の開放を最大で2回行う。なお、シャッタ部材2341の開放時間及び開放回数は適宜設定することができる。小当り遊技では、第1可変入賞口234に遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、小当り遊技が終了し、それ以降のシャッタ部材2341の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。なお、本実施形態では、上述したように構成されていることから、特図1による小当り遊技は、第1可変入賞口234への遊技球の進入が期待できない小当り遊技となっており、本実施形態における小当りは、はずれの一部とみることができる。
また、本実施形態では、上述したように、同時変動機であるので、特図1で大当り又は小当りとなって大当り遊技あるいは小当り遊技に移行する場合に特図2が変動表示中である状況や、特図2で大当り又は小当りとなって大当り遊技あるいは小当り遊技に移行する場合に特図1が変動表示中である状況が起こりうるが、この場合は、一方の特図で大当り又は小当りとなると他方の特図の変動表示は強制的に終了され、変動表示の結果が破棄されてはずれの結果が表示されることとなる。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図D」はハズレ図柄である。なお、本実施形態では、後述するように、特図1の図柄変動表示では、大当りとなる場合以外は全て小当りとなり、通常では「特図D」は表示されないが、特図2で大当り図柄又は小当り図柄が表示された場合に、特図1で図柄変動表示中である場合には、これが破棄されてハズレ図柄である「特図D」が表示されることとなる。
図11(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図11(b)には、「特図a」から「特図h」の8種類の特図が示されており、そのうち6種類の特図が大当り図柄(「特図a」~「特図f」)となっている。「特図a」は10R通常大当り図柄であり、「特図a」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、当該大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態(チャレンジモード)になる。なお、「特図a」で大当りした場合、特図1及び特図2で合計100回目の図柄変動表示が開始されるか、特図1で51回目の図柄変動表示が開始されるまでチャレンジモードが継続される。大当りが発生することなくチャレンジモードが終了すると特図低確率普図低確率状態(通常遊技状態)に移行する。また、「特図b」は小当りラッシュが継続する10R確変大当り図柄であり、「特図b」が停止表示されると第2可変入賞口235が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。また、「特図c」は小当りラッシュが継続する6R確変大当り図柄であり、「特図c」が停止表示されると第2可変入賞口235が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。また、「特図d」は小当りラッシュが継続する8R確変大当り図柄であり、「特図d」が停止表示されると第2可変入賞口235が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。また、「特図e」は小当りラッシュが継続する10R確変大当り図柄であり、「特図e」が停止表示されると第2可変入賞口235が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。なお、「特図c」~「特図e」は、ランクアップボーナス(RUボーナス)の大当り図柄であり、これらの図柄で大当りした場合には、大当り遊技の開始時において遊技者に何ラウンドの大当り遊技であるかが特定困難な演出を行う大当り遊技が行われる。また、「特図f」は小当りラッシュが継続する5R確変大当り図柄であり、「特図f」が停止表示されると第1可変入賞口234が開放する大当り遊技状態に移行し、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)になる。なお、一部のラウンドで実質的に入賞が困難(例えば、短開放により入賞が困難)な大当りを用意してもよい。また、特図2では、6種類の大当り図柄を用意しているが、それよりも少ない種類の大当り図柄を用意してもよいし、それよりも多い種類の大当り図柄を用意してもよい。
また、特図2でも、大当り図柄の他に小当り図柄(「特図g」)が用意されている。「特図g」で小当りした場合は、図柄の停止後に第2可変入賞口235のシャッタ部材2351が0.2秒の開放を最大で12回行う。ここで、特図1の小当り図柄(「特図C」)と比較すると、特図2で小当り(「特図g」が停止表示)した場合の方が、特図1で小当り(特図C」が停止表示)した場合よりも、第2可変入賞口235に多くの遊技球が入球しやすく、より多くの出球を獲得することができるようになっている。換言すれば、特図1の小当りでは出球を与えず、特図2の小当りで出球を与えるといったゲーム性になる。なお、シャッタ部材2351の開放時間及び開放回数は適宜設定することができる。
図11(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」~「装飾10」と「特殊図柄」の11種類がある。特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231あるいは特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口(固定)230あるいは特図1始動口(可変)231に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、もしくは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う場合がある。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。なお、本実施形態では、特図1が主として変動表示が行われる通常遊技状態及び電サポ状態(チャレンジモード・バトルモード)においては、特図1の変動表示に合わせて装飾図柄の変動表示が行われ、特図2が主として変動表示が行われる非電サポ付き確変状態(小当りラッシュ)では、特図2の変動表示に合わせて装飾図柄の変動表示が行われる。一方で、通常遊技状態及び電サポ状態(チャレンジモード・バトルモード)では、特図2の変動表示が行われても装飾図柄の変動表示は行われず、後述する第4図柄や第2特図表示装置214においてのみ図柄変動表示が行われ、非電サポ付き確変状態(小当りラッシュ)では、特図1の変動表示が行われても装飾図柄の変動表示は行われず、第4図柄や第1特図表示装置212においてのみ図柄変動表示が行われる。
通常遊技状態あるいは電サポ状態(チャレンジモード・バトルモード)において第1特図表示装置212で5R通常大当り(「特図A」)を報知する場合、非電サポ付き確変状態(小当りラッシュ)において第2特図表示装置214で10R通常大当り(「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a~208cに、「装飾4-装飾4-装飾4」等の同じ偶数の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組合せを停止表示する。また、5R確変大当り(「特図E」~「特図Q」、「特図f」)を報知する場合には、図柄表示領域208a~208cに、「装飾3-装飾3-装飾3」及び「装飾7-装飾7-装飾7」以外の同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1-装飾1-装飾1」や「装飾5-装飾5-装飾5」等)を停止表示する。また、10R確変超大当り(「特図B」、「特図b」)を報知する場合には、図柄表示領域208a~208cに、「装飾3-装飾3-装飾3」又は「装飾7-装飾7-装飾7」を停止表示する。さらに、非電サポ付き確変状態(小当りラッシュ)において6R確変大当り(ランクアップボーナス)、8R確変大当り(ランクアップボーナス)、10R確変大当り(ランクアップボーナス)を報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cが同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが特殊図柄(番長の図柄)である装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾3-特殊図柄-装飾3」や「装飾4-特殊図柄-装飾4」等)を停止表示する。また、第2特図表示装置214で小当り(「特図g」)を報知する場合には、図柄表示領域208a~208cに、「装飾1-装飾2-装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。また、第1特図表示装置212で小当り(「特図C」)となる場合や、第2特図表示装置214でハズレ図柄(「特図h」)となる場合には、図柄表示領域208a~208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示して、遊技者にはずれ(実質はずれ)であることを報知する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示(「装飾図柄変動表示」という場合もある。)と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第2副制御部500が制御することによって行われる。
図11(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、上下に並んだ2つのLEDを交互に点灯させる「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図11(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するランプの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するランプの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図12を用いて、図10に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数値等が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図10に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図12に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理を実行するべくステップS113以降の処理に進む。
電断前の状態に復帰すると判定しない場合は(ステップS109;No)、その要因が図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180が遊技店の店員などにより操作されたものであるか否かを判定する(ステップS113)。すなわち、RAMクリアスイッチ180が操作された場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否かを判定する。RAMクリア信号がオンと判定された場合は(ステップS113;Yes)、設定変更キー192がON側に操作されているか否かを判定する(ステップS115)、設定変更キー192がON側に操作されていると判定した場合は(ステップS115;Yes)、設定変更処理を実行する(ステップS117)。
設定変更処理が実行されると、役物比率・設定表示器196における設定モニタに対応する7セグが「1」を示して点滅し、設定変更可能であることが示される。この状態で、設定変更ボタン194が押下操作されるごとに、設定モニタの7セグがインクリメントし、設定モニタに対応する7セグが「6」を示している状態で設定変更ボタン194が押下操作されると「1」に戻るようになっている。本実施形態では、少なくとも大当り確率の異なる設定1~6のうちからいずれかを選択可能とされており、所望とする設定に変更した後で設定変更キー192をOFF側に操作することで、設定が確定する。このとき、設定モニタに表示されている設定値は消去される。その後、設定が確定した後は、設定変更ボタン194を操作することにより設定値を設定モニタに一定時間(例えば、5秒間)再表示させることができる。なお、本実施形態では、設定値を役物比率・設定表示器196の設定モニタに表示させるようにしたが、例えば、装飾図柄表示装置208に表示させたり、音声出力により報知するようにしてもよい。また、本実施形態では、設定1~6の6段階設定としているが、6段階設定以外であってもよいし、設定変更を行わないものであってもよい。また、本実施形態では、設定モニタに表示される設定の初期値を「1」としたが、電源が遮断される前の設定値が保持され、保持された設定値が表示されるようにしてもよい。
また、ステップS113において、RAMクリア信号がONであると判定しなかった場合(ステップS113;No)や、ステップS115において設定変更キー192がON側に操作されていると判定しなかった場合は(ステップS115;No)、ステップS117の設定変更処理を実行することなく、ステップS119に移行する。
ステップS119では、基本回路302を初期状態にすべく初期化処理を実行する(ステップS119)。ここでは、RAMクリア信号がONである場合、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定し、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべく初期化処理を実行する。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。なお、本実施形態では、初期化が行われた場合であっても設定変更処理(ステップS117)で設定された設定値は保持される。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンド及びステップS117で選択された設定を示す設定コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS119)が行われたことを表すコマンドであり、後述する復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS121では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0~99とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS121の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS121内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図10に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図13を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図10に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図10に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235、第1特図始動口(固定)230、第1特図始動口(可変)231、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、一般入賞口、これらの可変入賞口234,235、これらの始動口230,231,232,228への入球があったと判定する。例えば、第1特図始動口(固定)230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口(固定)230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口(固定)230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口(固定)230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS121で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0~99とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0~99の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では、普図高確率状態では必ず当りとなり、普図低確率状態では必ずはずれとなる仕様であるため、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタを備えない構成としてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234、235や始動口230,231,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図10に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4~5に暗号化のための今回加工種別(0~3)、およびビット0~3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する2つのLEDの交互点滅を行う点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する2つのLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する2つのLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図11(d)に示す普図A)およびハズレ図柄(図11(d)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第1特図始動口(可変)231のシャッタ部材2311(図4参照)の開閉駆動用のソレノイド(図10に示す各種ソレノイド332の一部)に、シャッタ部材2311を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、アタッカユニット23に設けられた第1特図始動口(可変)231のシャッタ部材2311の開閉駆動用のソレノイド(図10に示す各種ソレノイド332の一部)に、シャッタ部材2311を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第1特図始動口(可変)231の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄や変動時間を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部に記憶する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する8つのLEDのうちの所定のLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算する。このとき、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短フラグがオンであって時短回数のうちの総変動回数が0となった場合には、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、主制御部300のRAM308には、10R大当りフラグ、8R大当りフラグ、6R大当りフラグ、5R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、10R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグがオフの場合には図11(b)に示す「特図b」、6R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオフの場合には「特図c」、8R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオフの場合には「特図d」、10R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオフの場合には「特図b」又は「特図e」、5R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオフの場合には「特図f」、10R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には「特図a」、小当りフラグがオンの場合には「特図g」、ハズレフラグがオンの場合には「特図h」それぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成するLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、10R確変大当り図柄(「特図b」、「特図e」)、6R確変大当り図柄(「特図c」)、8R確変大当り図柄(「特図d」)、5R確変大当り図柄(「特図f」)、10R通常大当り図柄(「特図a」)、小当り図柄(「特図g」)、ハズレ図柄(「特図h」)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。なお、同時変動機である本実施形態に係るパチンコ機100では、特図2の変動表示中に特図1の変動表示が行われている場合があるが、特図2変動表示時間が経過したタイミングで大当り図柄又は小当り図柄が停止表示される場合には、特図1の抽選結果のいかんにかかわらず、特図2の大当り図柄表示又は小当り図柄表示のタイミングで特図1では抽選結果が破棄されてはずれ図柄が停止表示されることとなる。また反対に、特図2の変動表示中に特図1変動表示時間が経過したタイミングで大当り図柄又は小当り図柄が停止表示される場合には、特図2の抽選結果のいかんにかかわらず、特図1の大当り図柄表示又は小当り図柄表示のタイミングで特図2では抽選結果が破棄されてはずれ図柄が停止表示されることとなる。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)第1可変入賞口234のシャッタ部材2341あるいは第2可変入賞口235のシャッタ部材2351の開閉駆動用のソレノイド(図10に示す各種ソレノイド332の一部)に、シャッタ部材2341あるいはシャッタ部材2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。なお、本実施形態では、大当り図柄により、第1可変入賞口234(Sアタッカ)が開放するか第2可変入賞口235(Rアタッカ)が開放するかが決定される。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)第1可変入賞口234のシャッタ部材2341あるいは第2可変入賞口235のシャッタ部材2351の開閉駆動用のソレノイド(図10に示す各種ソレノイド332の一部)に、シャッタ部材2341あるいはシャッタ部材2351を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、シャッタ部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、10ラウンド、6ラウンド、8ラウンド又は5ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、総変動回数100回及び特図1変動回数51回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。また、特図確率変動フラグがオンに設定されていれば、大当り遊技の終了と同時、RAM308に設けられた確変フラグをオンにする。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図1始動口(可変)231のシャッタ部材2311の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、シャッタ部材2311は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、1つは、大当り遊技中に第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図1始動口(可変)231に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数(出球数)が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、もう1つは、特図1始動口(可変)231に多くの遊技球が入球してしまうために、第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235へ所定個数の遊技球が入球するまでの時間が長くなって、大当り遊技が冗長となってしまい、遊技者に飽きられてしまうという問題もあるので、これを解決するためのものであるが、大当り遊技中においても時短フラグをオンのままにしてもよい。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
以上、第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235を用いた大当り遊技の例について説明したが、第2可変入賞口235を用いた小当り遊技についても同様である。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同様であるため、その説明は省略する。なお、本実施形態では、特図1状態更新処理において、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短フラグがオンであって時短回数のうちの総変動回数が0となった場合又は特図1変動回数が0となった場合には、時短フラグをオフにする。換言すれば、総変動回数が0となっていなくても、特図1変動回数が0となった場合には、その時点で時短フラグがオフになる。このように、特図2状態更新処理を実行してから特図1状態更新処理を実行するシーケンスとなっているため、同時変動機の仕様である本実施形態では、例えば、前回の図柄変動表示において、特図1及び特図2の一方で大当りあるいは小当りとなって他方の図柄変動表示が破棄されてハズレとなった場合には、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示よりも先に開始することとなる。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。特図2関連抽選処理(ステップS229)は、特図2の変動遊技を行っておらず、特図2の状態が非作動中であり、特図1及び特図2のいずれの大当り遊技中でもなく、また、特図1及び特図2のいずれの小当り遊技中でもなく、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1の変動遊技を行っておらず、特図1の状態が非作動中であり、特図1及び特図2のいずれの大当り遊技中でもなく、また、特図1及び特図2のいずれの小当り遊技中でもなく、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。すなわち、本実施形態では、特図1は、特図2が変動遊技中であるか否かにかかわらず、変動遊技を開始することができ、特図2は、特図1が変動遊技中であるか否かにかかわらず、変動遊技を開始することができるように構成されている(同時変動機)。
装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、本実施形態では、小当りラッシュにおいては、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われ、通常遊技状態及び電サポ状態(チャレンジモード、バトルモード)においては、特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。なお、小当りラッシュ中における特図1変動遊技の抽選結果が大当りとなる場合、後述するように、通常は、特図1変動時間が450~500秒と長い変動時間が選択され、特図2変動時間が8.5秒と短い変動時間が選択されるので、特図1変動遊技が開始してから終了するまでの間に、1回あるいは複数回の特図2変動遊技が実行される。そのため、特図1変動遊技が大当りとなる場合でも、特図2変動遊技において大当り又は小当りとなって、実行中の特図1変動遊技が破棄されるが、稀に、特図2変動遊技の結果によって特図1変動遊技が破棄されず、特図1で大当りとなってしまう場合がある。この場合では、例えば、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知と並行して、または、一旦特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知を中断して特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が実行される場合がある。また、通常遊技状態及び電サポ状態では、通常、右打ちで発射されたほとんどの遊技球が第1始動口(可変)231へ入球し、しかも、特図2変動時間が450~500秒と長い変動時間が選択され、特図1変動時間が2.5秒と短い変動時間が選択されるので、特図2変動遊技が開始されないか、特図2変動遊技が開始してから終了するまでの間に、特図1変動遊技において大当り又は小当りとなり、特図2変動遊技が破棄されるが、稀に、特図2変動遊技が破棄されず大当りとなる場合には、特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知と並行して、または、特図1始動口(固定)230、特図1始動口(可変)231への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知を中断して特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が実行される場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成したが、これに限定されるものではなく、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしてもよい。本実施形態では、後述するように、複数の特図を同時に変動させる場合には、通常遊技状態及び電サポ状態では、特図1の変動表示に合わせた演出表示を装飾図柄表示装置208に行わせる一方で特図2の変動表示に関しては演出表示を行わず、小当りラッシュでは、特図2の変動表示に合わせた演出表示を装飾図柄表示装置208に行わせる一方で特図1の変動表示に関しては演出表示を行わないようにしたが、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11~14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、入賞口入賞コマンド、アウト球コマンド、発射位置コマンド、特図変動開始コマンド、特図変動停止コマンド、特図停止種別コマンド(特図1及び特図2の変動開始時に送信されるコマンドであって、特図1と特図2のいずれかが先に停止表示するかを特定するコマンド)、特図当り開始コマンド、特図当り終了コマンド、大入賞口開放コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンド、設定コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0~10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が特図変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、さらに本実施形態では、特図変動開始コマンドがセットされるに際し、停止図柄を特定可能な停止図柄情報が含まれる。特図変動停止コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口(固定)230への入賞の有無、特図1始動口(可変)231への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、第1可変入賞口234への入賞の有無、第2可変入賞口235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。設定コマンドの場合であれば、設定の情報などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ(442,452)・スピーカ120に出力する演出制御情報、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ(442,452)・スピーカ120に出力する演出制御情報、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または球貯留皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは球貯留皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または球貯留皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第1特図始動口(可変)231や、第1可変入賞口234や第2可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図12に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
次に、図13に示される主制御部タイマ割込処理における普図関連抽選処理(ステップS223)、特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる判定用テーブルについて、図14及び図15を参照しながら説明する。ここで、図14(a)は、普図当否判定用テーブルの内容の一例を示す図であり、図14(b)は、特図1・2当否判定用テーブルの内容の一例を示す図であり、図15(a)は、特図1大当り図柄決定用振分けテーブルの内容の一例を示す図であり、図15(b)は、特図2大当り図柄決定用振分けテーブルの内容の一例を示す図である。
図14(a)に示す普図当否判定用テーブルは、普図当否判定時に用いられる普図用の当否判定用テーブルである。なお、このテーブルは、主制御部300のROM306に記憶されている。図14(a)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、普図低確率状態では、当りとなる値は存在せず、すなわち、当りの確率は0%であり、普図高確率状態では、当りの確率は100%である。なお、普図低確率状態(時短非作動時)においては、一定の確率(例えば、1%)で当りとなるようにしてもよいし、普図高確率状態(時短作動時)においては、一定の確率(例えば、1%)ではずれとなるようにしてもよい。
図14(b)に示す特図1・2当否判定用テーブルは、特図1及び特図2の当否判定を行う際に参照されるテーブルであって、設定1~6のいずれであるか、特図低確率状態であるか特図高確率状態であるかによって参照するレコードを選択する。なお、このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。
設定1の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/299の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/29.9の確率で大当りが選択される。
設定2の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/279の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/27.9の確率で大当りが選択される。
設定3の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/259の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/25.9の確率で大当りが選択される。
設定4の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/239の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/23.9の確率で大当りが選択される。
設定5の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/219の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/21.9の確率で大当りが選択される。
設定6の特図低確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/199の確率で大当りが選択され、特図高確率状態では、特図1及び特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/19.9の確率で大当りが選択される。
また、設定1~6のいずれにかかわらず、また、特図高確率状態であるか特図低確率状態であるかにかかわらず、特図1の大当り抽選の当否判定の結果として大当りとならなかった場合には2回開閉の小当りが選択される。なお、特図1ではずれとなる場合があってもよい。また、設定1~6のいずれにかかわらず、また、特図高確率状態であるか特図低確率状態であるかにかかわらず、特図2の大当り抽選の当否判定の結果として約1/10の確率で12回開閉の小当りが選択される。なお、小当りの確率を設定毎に異ならせるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、設定1~6のいずれにおいても、特図高確率状態における大当り確率の方が特図低確率状態における大当り確率よりも高い。また、本実施形態では、設定により大当り確率が異なっており、設定が高いほど大当りがしやすく、設定が低いほど大当りとなり難くなっている。したがって、設定が低いほど、大当りとなり難いが、例えば、バトルモードに移行した場合には、設定された電サポ回数が消化されやすくなって小当りラッシュに移行しやすく、また、小当りラッシュに移行した場合には、高設定よりも小当りの発生回数が多くなる傾向があり、異なるゲーム性を持たせることができる場合がある。
本実施形態では、いずれの設定においても、特図高確率状態と特図低確率状態とで大当り確率が10倍異なるように設定されるとともに、特図高確率状態において普図高確率状態と普図低確率状態とで特図1及び特図2の変動表示時間が大きく変化する。本実施形態では、特図高確率普図低確率状態(小当りラッシュ)における特図2の変動時間は、例えば、8.5秒の変動時間が選択されるようになっている。小当りラッシュでは、右打ちした場合には、第2特図始動口232へ多数の遊技球が入球しやすくなっており、特図2の変動表示を多数行うことができ、その結果、賞球の払出の期待できる小当りの発生頻度が高くなるような仕組みとなっている。また、保留されている特図2の図柄変動表示が4つ(満タン)である状態において、全ての特図2の図柄変動表示を消化するのにかかる時間よりも特図1の1回の図柄変動表示を消化するのにかかる時間の方が長いので、特図1で大当りが発生しにくいようになっている。一方、特図高確率普図高確率状態(バトルモード)及び特図低確率普図高確率状態(チャレンジモード)における特図2の変動時間は、例えば、450~500秒の変動時間が選択されるようになっている。したがって、バトルモード及びチャレンジモードでは、右打ちすれば特図2始動口232への入球頻度が低くなり、特図2始動口232へ入球した場合でも特図2の変動表示の結果が表示されるまでの時間がおよそ10分毎ということになるので、右打ちしても、遊技者にとっては実質的に不利益となる。
図15(a)は、特図1大当り図柄決定用振分けテーブルの一例を示すものであり、上述したようにして特図1の当否判定結果が大当りであることに基づいて、特図1の停止図柄を決定する。なお、このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。この特図1大当り図柄決定用振分けテーブルは、例えば、特図1の大当り図柄態様(図11(a)参照)に対応した乱数範囲が規定されている。
まず、特図1当否判定の結果が大当りであれば、「特図A」、「特図B」、「特図E」~「特図Q」からいずれか一つが選択される。なお、本実施形態では、遊技状態が普図高確率状態(電サポ状態)であるか否かにより、大当り図柄の選択率が異なるテーブル構成となっている。すなわち、大当り時の遊技状態が非電サポ状態(普図低確率状態)であれば、第1可変入賞口234が開放する5R通常大当り(特図低確率普図高確率大当り)である「特図A」が23/100、第2可変入賞口235が開放する10R確変超大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図B」が5/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が50回となるまで電サポ状態が付与される「特図E」が35/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が45回となるまで電サポ状態が付与される「特図F」が15/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が40回となるまで電サポ状態が付与される「特図G」が6/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が35回となるまで電サポ状態が付与される「特図H」が4/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が30回となるまで電サポ状態が付与される「特図I」が4/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が25回となるまで電サポ状態が付与される「特図J」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が20回となるまで電サポ状態が付与される「特図K」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が15回となるまで電サポ状態が付与される「特図L」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図M」が2/100となっている。
また、大当り時の遊技状態が電サポ状態(普図高確率状態)であれば、第1可変入賞口234が開放する5R通常大当り(特図低確率普図高確率大当り)である「特図A」が23/100、第2可変入賞口235が開放する10R確変超大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図B」が5/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が30回となるまで電サポ状態が付与される「特図I」が35/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が25回となるまで電サポ状態が付与される「特図J」が15/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が20回となるまで電サポ状態が付与される「特図K」が6/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が15回となるまで電サポ状態が付与される「特図L」が4/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図M」が4/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図N」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図O」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図P」が2/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図高確率大当り)で特図1の変動表示回数が10回となるまで電サポ状態が付与される「特図Q」が2/100となっている。
また、特図1当否判定の結果が小当りであれば、「特図C」が選択される。上述したように、「特図C」は、第1可変入賞口234が最大で2回の短開放を繰り返す小当りであり、賞球の払出が期待できない小当りである。
図15(b)は、特図2大当り図柄決定用振分けテーブルの一例を示すものであり、上述したようにして特図2の当否判定結果が大当りであることに基づいて、特図2の停止図柄を決定する。なお、このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。この特図2大当り図柄決定用振分けテーブルは、例えば、特図2の大当り図柄態様(図11(b)参照)に対応した乱数範囲が規定されている。
特図2当否判定の結果が大当りであれば、「特図a」~「特図f」のうちいずれか一つが選択される。すなわち、第1可変入賞口234が開放する10R通常大当り(特図低確率普図高確率大当り)である「特図a」が23/100、第2可変入賞口235が開放する10R超確変大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図b」が10/100、第2可変入賞口235が開放する6R確変大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図c」が13/100、第2可変入賞口235が開放する8R確変大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図d」が7/100、第2可変入賞口235が開放する10R確変大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図e」が5/100、第1可変入賞口234が開放する5R確変大当り(特図高確率普図低確率大当り)である「特図f」が42/100となっている。
また、特図2当否判定の結果が小当りであれば、「特図g」が選択される。上述したように、「特図g」は、第2可変入賞口235が最大12回短開放する小当りである。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図16(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図16(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS301の次のステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS305の次のステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS307の次のステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS309の次のステップS311では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136や操作キーユニット190の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS309で更新した演出データを演出ボタン136や操作キーユニット190の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS311の次のステップS313では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合にはこの命令を音源IC416に出力する。
ステップS313の次のステップS315では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ442,452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS315の次のステップS317では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS309で読み出した演出データの中に、図3(a)に示す上部の第1演出可動ユニット7や、後方側に隠れている第2演出可動ユニット8への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS317の次のステップS319では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS303に戻る。
図16(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS331では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図16(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS341では、第1副制御部メイン処理のステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS341の次のステップS343では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS319)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図17(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図17(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS403に戻る。
図17(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図17(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS441では、第2副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS441の次のステップS443では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図17(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS411における画像制御処理のフローチャートである。ステップS451では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS451の次のステップS453では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS453:Yes)、ステップS455に進み、そうでない場合は(ステップS453:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS455では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどにづいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS451でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS455の次のステップS457では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS457の次のステップS459では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS459:Yes)、ステップS461に進み、そうでない場合は(ステップS459:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS461では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する
次に、図18(a)は、Aルート・バトルモード演出選択テーブルの一例を示すものであり、通常遊技状態において「特図E」~「特図M」で大当りした場合に大当り遊技終了後に移行するバトルモード(Aルートで移行するバトルモード)における演出の内容を決定する。また、図18(b)は、Bルート・バトルモード演出選択テーブルの一例を示すものであり、電サポ状態(チャレンジモード・バトルモード)において「特図I」~「特図Q」で大当りした場合に大当り遊技終了後に移行するバトルモード(Bルートで移行するバトルモード)における演出内容を決定する。なお、このテーブルは、第1副制御部400のROM406に記憶されている。このAルート・バトルモード演出選択テーブル及びBルート・バトルモード演出選択テーブルは、例えば、大当り遊技終了後に付与される電サポ回数に対応した乱数範囲が規定されている。
まず、図18(a)に示すように、大当り遊技終了後に電サポ回数が35~50回の範囲で付与される場合には、敵役としての剣豪の初期ライフが1000であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値(すなわち、減少するライフ値)の大きさがおおよそ均等となるような演出パターンが45/100、剣豪の初期ライフが1000であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では大きなダメージ値で、後半の図柄変動表示では小さいダメージ値となるような演出パターンが30/100、剣豪の初期ライフが500であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおよそ均等となるような演出パターンが20/100、剣豪の初期ライフが300であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおよそ均等となるような演出パターンが5/100となっている。
また、大当り遊技終了後に電サポ回数が20~30回の範囲で付与される場合には、剣豪の初期ライフが1000であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが80/100、剣豪の初期ライフが300であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおおよそ均等となるような演出パターンが15/100、剣豪の初期ライフが100であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおよそ均等となるような演出パターンが20/100となっている。
また、大当り遊技終了後に電サポ回数が10~15回の範囲で付与される場合には、剣豪の初期ライフが1000であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが80/100、剣豪の初期ライフが500であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが15/100、剣豪の初期ライフが100であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが5/100となっている。
また、図18(b)に示すように、大当り遊技終了後に電サポ回数が15~30回の範囲で付与される場合には、剣豪の初期ライフが500であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では大きなダメージ値で、後半の図柄変動表示では小さいダメージ値となるような演出パターンが60/100、剣豪の初期ライフが100であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおおよそ均等となるような演出パターンが35/100、剣豪の初期ライフが50であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおよそ均等となるような演出パターンが5/100となっている。
また、大当り遊技終了後に電サポ回数が10回付与される場合には、剣豪の初期ライフが100であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが80/100、剣豪の初期ライフが50であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさが、前半の図柄変動表示では小さなダメージ値で、後半の図柄変動表示では大きなダメージ値となるような演出パターンが15/100、剣豪の初期ライフが10であり、特図1の図柄変動表示が行われる毎のダメージ値の大きさがおよそ均等となるような演出パターンが5/100となっている。
このように、本実施形態では、Aルートで確変大当りとなる場合とBルートで確変大当りとなる場合とで、見た目において剣豪に勝利しやすく、バトルモードから小当りラッシュに移行する期待感をより高めることができる場合がある。
次に、図19を参照して役物比率・設定表示器196及びディップスイッチ基板198の具体的構成について説明する。ここで、図19(A)は、役物比率・設定表示器196の具体的構成の一例を示す図であり、図19(B)は、ディップスイッチ基板198の具体的構成の一例を示す図である。
役物比率・設定表示器196は、上述したように、役物比率モニタと設定モニタとを有して構成されており、役物比率モニタは、連続役物比率(RY)及び役物比率(YH)を表示し、設定モニタは、現在の設定値を表示している。
ここで、連続役物比率とは、獲得する遊技球(すなわち、セーフ球)の数のうち役物が連続して作動する場合における当該役物の作動によるもの(すなわち、大当り遊技中において第1可変入賞口234が開放して入賞したことにより獲得する遊技球の数)の割合のことをいう。なお、アウト球の数に対する第1可変入賞口234への入賞により獲得する遊技球の数の割合であってもよい。また、役物比率とは、獲得する遊技球(すなわち、セーフ球)の数のうち役物の作動によるもの(すなわち、第1特図始動口(可変)231、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235が開放して入賞したことにより獲得する遊技球の数)の割合のことをいう。なお、アウト球の数に対する第1可変入賞口234、第2可変入賞口235、第1特図始動口(固定)230、第1特図始動口(可変)231、第2特図始動口232及び一般入賞口への入賞により獲得する遊技球の数の割合であってもよい。
本実施形態では、連続役物比率を算出した結果、連続役物比率が60%を超えていると判定した場合は、連続役物比率を表示する2ケタの7セグLEDを点滅表示させ、その後に、セキュリティ信号(RY)を出力する。ここで、セキュリティ信号(RY)は、連続役物比率が60%を超えた場合に出力されるエラー信号であり、情報出力回路336を介してパチンコ機100外に出力される。なお、主基板156に実装可能な試験端子から出力されてもよい。これにより、遊技機の型式申請試験を円滑に行わせることができる場合がある。
また、役物比率を算出した結果、役物比率が70%を超えていると判定した場合は、役物比率を表示する2ケタの7セグLEDを点滅表示させ、その後に、セキュリティ信号(YH)を出力する。ここで、セキュリティ信号(YH)は、役物比率が70%を超えた場合に出力されるエラー信号であり、情報出力回路336を介してパチンコ機100外に出力される。
なお、本実施形態では、連続役物比率あるいは役物比率が正常値の上限を超えた場合には、所定の7セグLEDを点滅させるようにしたが、例えば、発光色を変化させるようにしてもよい。
図19(B)に示すように、ディップスイッチ基板198には、8つのディップスイッチが配設されている。各ディップスイッチは、第1副基板160に接続されており、電源投入時に各ディップスイッチの位置を読み取り、演出の出現確率を変更することができ、例えば、設定示唆を実行する頻度や、予告の出現率や、演出モードの突入率等を設定することができる。
なお、以上説明したパチンコ機100では、大当り遊技では大当り図柄に応じて第1可変入賞口234と第2可変入賞口235のいずれかが開放し、特図1で小当りした場合と特図2で小当りした場合とで開放する可変入賞口の種類を変更するようにしたが、第2可変入賞口235の大当り遊技では開放せず、小当り遊技でのみ開放するようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100におけるゲームフローについて、図20を参照しながら説明する。図20は、ゲームフローについて説明する図である。
本実施形態にかかるパチンコ機100では、まず最初に、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)から開始する。そして、通常遊技状態において、特図の変動表示の結果、5R通常大当り図柄である「特図A」で大当りとなった場合は、大当り遊技終了後に特図低確率普図高確率状態であるチャレンジモードに移行する。チャレンジモードでは、特図1及び特図2による100回目の図柄変動表示の開始、又は、特図1による51回目の図柄変動表示の開始によりいわゆる「電サポ抜け」となり、通常遊技状態に戻る(転落する)。
また、通常遊技状態において、特図の変動表示の結果、10R確変超大当り図柄である「特図B」で大当りとなった場合は、大当り遊技終了後に特図高確率普図低確率状態である小当りラッシュに移行する。小当りラッシュでは、特図1よりも特図2の変動表示の結果が表示されやすくなる。上述したように、特図2では、第2可変入賞口235が最大12回開閉する小当り遊技が開始される小当りとなりやすく、小当りラッシュでは、大当りとなるまでに小当り遊技により多くの賞球の獲得が期待できる場合がある。
また、通常遊技状態において、特図の変動表示の結果、5R確変大当り図柄である「特図E」~「特図Q」で大当りとなった場合は、大当り遊技終了後に特図高確率普図高確率状態であるバトルモードに移行する。バトルモードでは、特図1及び特図2による100回目の図柄変動表示の開始、又は、特図1による51回目の図柄変動表示の開始により電サポ抜けとなり、小当りラッシュに移行する。
また、同様に、バトルモード及びチャレンジモードといった電サポ状態において、特図の変動表示の結果、5R確変大当り図柄である「特図E」~「特図Q」で大当りとなった場合も、大当り遊技終了後に特図高確率普図高確率状態であるバトルモードに移行する。ここで、図15(a)に示すように、大当り図柄によって大当り遊技終了後の電サポ回数が異なっており、電サポ回数が少ない大当り図柄によって大当りとなった方が電サポ抜けしやすくなる。本実施形態では、通常遊技状態のように非電サポ状態における大当り図柄の振分率と電サポ状態における大当り図柄の振分率が異なっており、通常遊技状態で大当りとなってバトルモードに移行するルート(Aルート)と、電サポ状態で大当りとなってバトルモードに移行するルート(Bルート)では、Bルートの方が電サポ回数が少なくなりやすい仕様となっている。すなわち、Aルートでは、電サポ回数が10~50回のバトルモードに移行し、選択される電サポ回数の平均が42.6回、電サポ抜けして小当りラッシュに移行する確率が43.5%であるのに対し、Bルートでは、電サポ回数が10~30回のバトルモードに移行し、選択される電サポ回数の平均が24.0回、電サポ抜け確率が62.4%であるので、Aルートでバトルモードに移行するよりもBルートでバトルモードに移行した場合の方が、電サポ抜けしやすく、小当りラッシュに移行しやすくなっている。ここで、バトルモードに移行した際に設定される電サポ回数を天井回数と呼ぶ場合があり、この電サポ回数を消化することを天井に到達するという場合がある。すなわち、本実施形態では、バトルモードよりも小当りラッシュの方が遊技者に有利な遊技状態であるということができる。
なお、バトルモード及びチャレンジモードのいずれの状態であっても「特図B」で大当りした場合には、大当り遊技の終了後、バトルモードやチャレンジモードに移行することなく小当りラッシュに移行し、「特図A」で大当りした場合には、大当り遊技の終了後、チャレンジモードに移行することとなる。
また、小当りラッシュにおいて特図2で確変大当りとなった場合は、電サポ回数は全て0回であり、すなわち、大当り遊技の終了後は特図高確率普図低確率状態である小当りラッシュが再び開始することとなる。すなわち、小当りラッシュにおいて「特図b」~「特図f」で大当りとなった場合は、大当り遊技終了後、再び小当りラッシュに移行する。一方、小当りラッシュにおいて、10R通常大当り図柄である「特図a」で大当りとなった場合は、大当り遊技終了後に特図低確率普図高確率状態であるチャレンジモードに移行する。すなわち、小当りラッシュが終了してチャレンジモードに転落する。
次に、図21~図22を参照しながら、上述したようにして構成されたパチンコ機100における特図1及び特図2の変動表示の一例について説明する。ここで、図21(a)は、通常遊技状態における各図柄表示装置における動作の一例について説明するタイミングチャートであり、同図(b)はバトルモードあるいはチャレンジモード中における各図柄表示装置における動作の一例について説明するタイミングチャートである。また、図22(a)は従来の遊技台においてバトルモードから小当りラッシュへ移行した場合の各図柄表示装置の動作について説明するタイミングチャートであり、同図(b)は本実施形態に係る遊技台においてバトルモードから小当りラッシュへの移行時における各図柄表示装置における動作の一例について説明するタイミングチャートである。
図21(a)に示すように、特図1及び特図2の両方で図柄変動表示が行われている。なお、実行中の特図1の図柄変動表示は最終的に小当り図柄が確定表示される図柄変動表示である。特図1の図柄変動表示が開始した後、特図1の図柄変動時間(例えば、8秒)が経過してt11のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。本実施形態では、特図1及び特図2のいずれか一方が小当り又は大当りとなると、他方の図柄変動表示が変動表示の途中であってもその時点で破棄され、はずれ図柄が表示される。そのため、特図2では、特図1が小当り図柄で停止表示されるt11のタイミングで破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過してt12のタイミングになると、小当り遊技が開始される。上述したように、特図1が小当りとなって移行する小当り遊技では、第1可変入賞口234において短時間開放を2回行うが、第1可変入賞口234への遊技球の入球がほとんど期待できず、そのため、特図1の小当りは、実質的にははずれの結果と同視される。その後、t13のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間(例えば、0.5秒)が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、特図1及び特図2の図柄変動表示の両方が開始される。ただし、本実施形態では、上述したように、特図2状態更新処理を実行してから特図1状態更新処理を実行するシーケンスとなっているので、先に、特図2状態更新処理が実行されてt14のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始された後、続いて特図1状態更新処理が実行されてt15のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は450秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は8秒の通常変動(リーチなしハズレ)である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt16のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t16のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt17のタイミングになると、小当り遊技が開始される。その後、t18のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt19のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt20のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は480秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は55秒のSPハズレ変動(SPリーチありハズレ)である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt21のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t21のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt22のタイミングになると、上述した要領で小当り遊技が開始される。
このように、本実施形態では、同時変動機において、一方の特図の変動表示で大当り図柄又は小当り図柄が表示された場合には、他方の特図の当否判定の結果が大当り、小当り及びはずれのいかんにかかわらず破棄されてはずれ図柄が表示されるようになっている。
図21(b)に示す例は、バトルモード及びチャレンジモード中における各図柄表示装置における動作例を表しているが、バトルモード及びチャレンジモードでは、電サポ状態で特図1の変動時間が短縮される状態ではあるが、通常遊技状態と同様に特図1の図柄変動表示が特図2の図柄変動表示に優先して行われる遊技性となっているため、図21(a)と同様に、特図1の変動表示結果が表示され、これに伴って特図2の変動表示が破棄されやすい遊技性となっている。
すなわち、特図1の図柄変動表示が開始した後、特図1の図柄変動時間(例えば、2.5秒)が経過してt31のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。本実施形態では、バトルモード及びチャレンジモードにおいても、特図1及び特図2のいずれか一方が小当り又は大当りとなると、他方の図柄変動表示が変動表示の途中であってもその時点で破棄され、はずれ図柄が表示される。そのため、特図2では、特図1が小当り図柄で停止表示されるt31のタイミングで破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過してt32のタイミングになると、小当り遊技が開始される。上述したように、特図1が小当りとなって移行する小当り遊技では、通常遊技状態と同様に、第1可変入賞口234において短時間開放を2回行うが、第1可変入賞口234への遊技球の入球がほとんど期待できず、そのため、特図1の小当りは、実質的にははずれの結果と同視される。その後、t33のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間(例えば、0.5秒)が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt34のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt35のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は480秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は2.5秒の短縮変動(リーチなしハズレ)である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt36のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t36のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt37のタイミングになると、小当り遊技が開始される。その後、t38のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt39のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt40のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は500秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は2.5秒の短縮変動である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt41のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t41のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt42のタイミングになると、小当り遊技が開始される。その後、t43のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt44のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt45のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は450秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は15秒の(リーチありハズレ)のノーマルハズレ変動である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt46のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t46のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt47のタイミングになると、小当り遊技が開始される。その後、t48のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt49のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt50のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は490秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は2.5秒の(リーチなしハズレ)の短縮変動である。
その後も同様に、特図1の図柄変動時間が経過してt51のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t51のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt52のタイミングになると、小当り遊技が開始される。
本実施形態では、バトルモード及びチャレンジモードにおいて、特図1の図柄変動の変動時間は保留数に拘わらず決定されるようにしており、バトルモードから小当りラッシュへの移行をスムーズにしているが、保留数に応じた変動時間とする構成としてもよい。
図22(a)は、従来の遊技台においてバトルモードから小当りラッシュへ移行した場合の各図柄表示装置の動作について示されている。
本実施形態にかかるパチンコ機100は、バトルモードにおいて電サポ抜けすると遊技者により有利な遊技状態である小当りラッシュに移行する遊技性となっている。この場合、従来の同時変動機のパチンコ機では、遊技状態がバトルモードから小当りラッシュに移行したはいいものの、特図1及び特図2がいつまで経っても(10分などの長時間)変動表示の結果が表示されず、この期間では遊技者に有利な状態となることがないために遊技者にとって不利益になるとともに、あるいは、図柄変動表示の結果が表示されるまで、遊技球の発射を控える、いわゆる止め打ちが行われることにより、パチンコ機の稼働が低下して遊技店側にも不利益を被る場合がある。以下、その原理について、図22(a)を参照しながら説明する。
本実施形態にかかるパチンコ機100では、大当り以外は小当りとなる仕様となっているのに対し、図22(a)に示すパチンコ機では、少なくとも、特図1に関し、大当りあるいは小当りとならない場合にはハズレが表示される仕様となっている。具体的には、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)において、特図1及び特図2の両方で図柄変動表示が行われており、遊技状態はバトルモードであるため、電サポ状態である。そのため、特図2の図柄変動よりも特図1の図柄変動の方が、図柄変動の表示結果が表示されやすくなっている。なお、図22(a)に示す例では、51回目の特図1の変動遊技が開始されると電サポ抜けし、小当りラッシュに移行する。従来のパチンコ機によれば、特図1の図柄変動表示が開始されてから所定時間(例えば、2.5秒)が経過してt61のタイミングとなると特図1がはずれ図柄で停止表示するが、特図2では図柄変動表示が破棄されず、図柄変動表示が継続して行われる。なお、この特図1の図柄変動表示は、49回目の特図1の変動遊技である。その後、特図2の図柄変動表示が開始されてから所定時間(例えば、500秒)が経過してt62のタイミングとなると特図2がはずれ図柄で停止表示される。図22(a)に示す例では、ちょうど特図1の停止表示中に特図2がはずれ図柄で停止表示しているが、特図2がはずれ図柄で停止表示している状態で特図1の図柄変動表示が行われている場合もある。
そして、特図1の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過してt63のタイミングになると、保留されている特図1の図柄変動表示が1つ消化されて特図1の図柄変動表示が開始される。なお、この特図1の図柄変動表示は、50回目の特図1の変動遊技であり、2.5秒の(リーチなしハズレ)の短縮変動である。その後、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過してt64のタイミングになると、保留されている特図2の図柄変動表示が1つ消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は480秒のロング変動である。
その後、特図1の図柄変動表示が開始されてから所定時間が経過してt65のタイミングとなると特図1がはずれ図柄で停止表示するが、特図2では図柄変動表示が破棄されず、図柄変動表示が継続して行われる。特図1の図柄表示時間が経過してt66のタイミングになると、保留されている特図1の図柄変動表示が1つ消化されて特図1の図柄変動表示が開始される。なお、この特図1の図柄変動表示は、51回目の特図1の変動遊技であり、2.5秒の(リーチなしハズレ)の短縮変動である。ここで、バトルモードが開始されてから51回目の特図1の変動遊技が開始されたので、このタイミングで電サポ状態から非電サポ状態に移行する。すなわち、51回目の特図1の変動遊技の開始に伴い、遊技状態がバトルモードから小当りラッシュに移行する。同時変動機では、変動遊技の開始を契機として遊技状態が移行するので、遊技状態が移行した際の特図1の図柄変動表示は電サポ中において選択され得る変動時間となる。その後、特図1の図柄変動表示が開始されてから所定時間が経過してt67のタイミングとなると特図1がはずれ図柄で停止表示するが、特図2では依然として図柄変動表示が継続している。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt68のタイミングになると、保留されている特図1の図柄変動表示が1つ消化されて特図1の図柄変動表示が開始される。このときに選択される特図1の変動時間は、小当りラッシュにおいて選択され得る変動時間となるため、450~500秒といったロング変動となる。なお、t68のタイミングで開始した特図1の図柄変動の変動時間は450秒のロング変動である。その結果、特図1と特図2のいずれか一方の変動時間が経過するまではいずれの特図の表示結果が表示されないという問題が生じてしまう。このように、従来のパチンコ機の仕様では、バトルモードから小当りラッシュへの遊技状態の以降がスムーズに行われず、遊技者に飽きられるばかりでなく、パチンコ機の稼働率も低下し、遊技店の売上の低下につながる場合もある。
これに対し、本実施形態に係るパチンコ機100では、バトルモードにおいて電サポ抜けして小当りラッシュに移行する場合に、変動表示中の特図2を速やかに停止表示させるようにすることで、遊技状態の移行をスムーズにでき、その結果、遊技者に不利益を与えることなく、あるいは、止め打ちの必要がなくなるので、パチンコ機100の稼働率の低下を抑制でき、売り上げに貢献することができる場合がある。以下、その原理について、図22(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係るパチンコ機100では、図22(b)に示すように、特図1に関し、大当りとならない場合は全て小当りの結果が表示される仕様となっている。そのため、特図1で大当り又は小当りが表示されると、変動表示中の特図2が破棄されてはずれ図柄で停止表示される。具体的には、バトルモード(特図高確率普図高確率)において、特図1及び特図2の両方で図柄変動表示が行われており、遊技状態はバトルモードであるため、電サポ状態である。そのため、特図2の図柄変動よりも特図1の図柄変動の方が、図柄変動の表示結果が表示されやすくなっている。なお、図22(b)に示す例においても、51回目の特図1の変動遊技が開始されると電サポ抜けし、小当りラッシュに移行する。まず、特図1の図柄変動表示が開始されてから所定時間(例えば、2.5秒)が経過してt71のタイミングとなると特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2はt71のタイミングで破棄されてはずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過してt72のタイミングになると、小当り遊技が開始される。この特図1の小当りに係る小当り遊技では、上述したように、遊技球が入球困難な態様で第1可変入賞口234が動作するので、遊技球の入球はほとんど期待できない。なお、特図2では、特図1の小当り遊技の実行中、図柄変動表示の開始が留保される。その後、t73のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間(例えば、0.5秒)が経過すると、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt74のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt75のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は480秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は2.5秒の短縮変動(リーチなしハズレ)で50回目の変動遊技である。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt76のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t76のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt77のタイミングになると、小当り遊技が開始される。その後、t78のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1及び特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt79のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt80のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は500秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示は2.5秒の短縮変動(リーチなしハズレ)である。また、この特図1の図柄変動表示は、バトルモードが開始されてから51回目の特図1の変動遊技であり、そのため、t80のタイミングで電サポ状態から非電サポ状態に移行する。すなわち、51回目の特図1の変動遊技の開始に伴い、遊技状態がバトルモードから小当りラッシュに移行する。
その後、特図1の図柄変動時間が経過してt81のタイミングとなると、特図1が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図2も特図1の図柄停止表示のタイミング(すなわちt81のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図1の図柄表示時間が経過してt82のタイミングとなると、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。その後、t83のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間が経過すると、特図1および特図2のいずれの図柄変動表示も保留されている場合には、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt84のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt85のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は小当りラッシュにおいて選択され得る変動時間として、例えば、8.5秒の小当り短縮変動であり、特図1の図柄変動表示は500秒のロング変動である。このように、本実施形態では、小当りラッシュに移行した後、最初の図柄変動表示では、特図1が短縮変動によって小当り図柄が停止される。そのため、ロング変動の特図2の変動遊技が破棄されてはずれ図柄が停止され、小当り遊技が終了した後、特図2について、速やかに小当りラッシュにおいて選択され得る変動時間(すなわち、短縮された変動時間)が選択される一方、特図1については、ロング変動の変動時間が選択されるようになる。すなわち、特図1よりも特図2の方が図柄変動表示の結果が表示されやすくなるので、遊技状態の移行をスムーズに行わせることができるようになる場合がある。
その後、特図2の図柄変動時間が経過してt86のタイミングとなると、特図2が小当り図柄で停止表示される。そのため、変動表示中の特図1も特図2の図柄停止表示のタイミング(すなわち、t86のタイミング)で破棄され、はずれ図柄が停止表示される。その後、特図2の図柄表示時間が経過してt87のタイミングになると、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始される。上述したように、特図2が小当りとなって移行する小当り遊技では、第2可変入賞口235において短時間開放が最大12回行われ、第2可変入賞口235のシャッタ部材2351上を転動する遊技球が落下することにより第2可変入賞口235へ入球しやすくなって多くの賞球が払い出される場合がある。そのため、特図2の小当りは、多くの賞球の払い出しが期待できる小当りとなっている。
その後、t88のタイミングで小当り遊技が終了した後、所定の待機時間(例えば、0.5秒)が経過すると、上述した要領により、先に特図2状態更新処理が実行されてt89のタイミングで特図2の図柄変動表示が開始され、続いて特図1状態更新処理が実行されてt90のタイミングで特図1の図柄変動表示が開始される。ここで開始される特図2の図柄変動表示は5.5秒のはずれ短縮変動であり、特図1の図柄変動表示は500秒のロング変動である。その後、特図2の図柄変動時間が経過してt91のタイミングとなると、特図2がはずれ図柄で停止表示される。このとき、特図1の図柄変動表示は継続して行われている。その後、特図2の図柄表示時間が経過してt92のタイミングとなると、保留されている特図2の図柄変動表示が1つ消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。一方、特図1の図柄変動表示は継続して行われている。
なお、本実施形態では、小当りラッシュに移行時の1回目の図柄変動表示が仮に大当りとなる図柄変動表示である場合では、例えば、「大当り待機中」などの特定の表示を行い、遊技者に事前報知するようにしてもよく、また、この場合において、通常大当りと確変大当りとで報知態様を異ならせるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図23は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図23には、装飾図柄表示装置208が示されている。なお、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216については図示を省略している。
図23(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4-装飾1-装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、表示領域の左上には、ミニ図柄が表示されており、表示画面中央に大きく表示されている装飾図柄に合わせて変動表示及び停止表示が行われる。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄・保留数表示領域284が設けられている。第4図柄・保留数表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するとともに、保留数を報知するための領域であり、表示領域の左上には特図1の保留数表示領域が設けられ、左下には特図2の保留数表示領域が設けられている。また、表示領域の右上には、特図1の図柄変動中報知領域が設けられ、右下には特図2の図柄変動中報知領域が設けられている。なお、普図の図柄変動中報知領域や普図の保留数表示領域がさらに設けられてもよい。特図1の保留数表示領域に示す数値は、特図1保留ランプ218の示す保留数に整合されており、また、特図2の保留数表示領域に示す数値は、特図2保留ランプ220の示す保留数に整合されている。また、特図1の図柄変動中報知領域では、特図1の図柄停止中には、結果に応じて、例えば、大当りであれば「○」で停止表示され、小当りであれば「△」で停止表示され、はずれであれば「×」で停止表示される。また、特図1の図柄変動表示中では、「-」の表示が点滅し、特図1の図柄変動表示中であることを認識することができる場合がある。なお、特図2の図柄変動中表示領域における表示も、特図1の図柄変動中表示領域における表示と同様であり、こちらは、特図2の図柄変動表示及び停止表示に対応して表示態様が変化する。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させたり、保留数表示領域に表示されている数値の表示態様を変化させることで、先読み予告や実行中の図柄変動表示に関する予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図23に示す制御状態(遊技状態)は、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)である。この通常遊技状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。なお、通常遊技状態における装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコン表示領域の明示を省略しているが、特図2の保留アイコン表示領域が設けられるようにしてもよい。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数や特図1の保留数表示領域に示される数値の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数や特図2の保留数表示領域に示される数値によって表される。なお、特図2の保留アイコンの数によっても表されるようにしてもよい。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図23(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図23(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図23に示す制御状態(遊技状態)は、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)であるため、特図2の変動表示時間が、ほとんどの場合(はずれとなる場合、小当りとなる場合)、極端に長く(例えば、500秒)、特図2始動口232への入賞があまり意味をなさないためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で表示結果が表示されやすい方の特図の保留アイコン表示領域が表示される。すなわち、本実施形態では、制御状態が通常遊技状態あるいは電サポ状態(特図低確率普図高確率状態)である場合には、上述したように、特図1の表示結果が表示されやすいので、図23(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、制御状態が確変状態(特図高確率普図低確率状態)である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が表示される。
ここでは不図示であるが、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の変動表示開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図23(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄及びミニ図柄の変動表示までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図23(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図23(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図23(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図23(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄・保留数表示領域284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図23(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、同図(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ!!」という文字表示がなされている。
図23(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像2071が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図23(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄・保留数表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図23(n)では、SP(スペシャル)リーチ(剣豪リーチ)に発展している。図23(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、SPリーチまで発展することの予告であってもよい。
図24は、図23に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図23(o)から続く図24(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図24(s)まで続く。図24(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄・保留数表示領域284及びミニ図柄を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。あるいは、この場面において、設定示唆の表示を表示する場合があってもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾4-装飾4-装飾4」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄・保留数表示領域284やミニ図柄のみ表示されている。なお、ミニ図柄は、図柄が確定表示されるまで、いずれの図柄についても変動表示が継続して行われる。
その後、図24(v)に示すように、「再抽選!!」の文字の表示とともに装飾図柄が再度変動表示を開始し、再抽選演出が行われる。この再抽選演出では、大当りとなって当該大当り遊技終了後に遊技者に有利なバトルモードに移行することが確定する奇数の装飾図柄の組合せや、当該大当り遊技終了後にバトルモードよりもさらに有利な小当りラッシュに移行することが確定する装飾図柄の組合せである「装飾3-装飾3-装飾3」や「装飾7-装飾7-装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せが最終的に表示されることに対する期待感を煽っている。
その後、図24(w)に示すように、装飾図柄の組合せが、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの組合せから「装飾1-装飾1-装飾1」の確変大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せが表示されている様子が示されている。
図24(x)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図24(x)に示す特図1の第4図柄は「○」で停止表示するとともに、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。この図24(x)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図24(y)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「バトルチャンス大当り」の文字表示がなされ、「右打ちしてね!」の文字を表示して右打ちを促している。なお、図24(y)に示す大当り遊技開始演出において、設定示唆を含む表示を表示する場合があってもよい。この場合において、何らかの条件を満たす大当りとなった場合のみ(例えば、電源投入後の最初の大当りの場合のみ、5連チャン以上の大当りが発生した場合のみ、出玉が異なる複数の大当りのうちの最も出玉数の多い大当り(例えば、10R大当り等)となる場合のみ等)にのみ設定示唆を含む表示を表示するようにしてもよい。
また、一方で、図24(v)に示す再抽選演出の結果、例えば、図24(w’)~同図(y’)に示すように、再抽選前と装飾図柄の組合せが変化せず、同図(y’)に示すように、大当り遊技の終了後にチャレンジモードに移行する可能性を示す「チャレンジ大当り」の文字表示がなされる場合がある。すなわち、再抽選に失敗したことを演出する場合もある。しかしながら、本実施形態では、後述するように、確変大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せで停止表示しなかった場合でも、例えば、大当り演出における昇格演出に期待感を持たせることができるので、遊技者に期待感を持続させることができる場合がある。
図25は、図24(q)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図である。
また、一方、図25(r’)に示すように、殿様のキャラクタが敗北し、「装飾4-装飾3-装飾4」のはずれの組合せで装飾図柄が揺れ変動するような場合もある。この場合には、その後、図25(s’)に示すように、SPリーチ演出からデフォルトの背景画像に移行した後、特図1の変動表示の結果(小当り)が表示され、その後、小当り遊技が開始される。
図26(w’’)~同図(α’’)は、図24(v)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図である。
また、さらに、図26(W’’)に示すように、図24(v)に示す再抽選演出の結果、装飾図柄の組合せが、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの組合せから「装飾7-装飾7-装飾7」の確変超大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せが表示される場合もある。
その後、図26(x’’)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7-装飾7-装飾7」の10R確変超大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図1の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「777」の組合せで停止表示される。やがて、図26(y’’)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「ビッグチャンス大当り」の文字表示がなされ、「右打ちしてね!」の文字を表示して右打ちを促している。なお、図26(y’’)に示す大当り遊技開始演出において、設定示唆を含む表示を表示する場合があってもよい。
その後、大当り遊技が開始され、図26(z’’)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄変動表示での10R確変超大当りにかかる大当り遊技が開始されたことを示す演出が開始される。図26(z’’)は、大当り遊技が開始されて1ラウンド目に移行した様子を示しており、1ラウンド目に移行すると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央やや左側にマチ子先生のキャラクタMCKとともに「スーパーラッキー!」の文字が表示され、確変超大当りとなったことを祝福し、大量出玉獲得に対する期待感を持たせるようにしている。そして、表示画面の左下隅部に初回大当りからの当り回数(小当りを含む;「連チャン数表示」という場合がある)が表示され、左上隅部には、大当りとなった際の大当り装飾図柄である「装飾7」が表示されている。また、表示画面の中央上部には、ラウンド数表示として現在のラウンド数である「1R」が表示されている。また、表示画面の右下には、初回大当りからの総獲得賞球数が表示されており、この数値は大当り及び小当りにおいて獲得した賞球の数が適宜加算(カウントアップ)されていく。図26(z’’)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に4つの遊技球が入球し、初回大当り開始からトータルで40個の賞球を獲得したことを示す「40pt」が表示されている。なお、大当り遊技又は小当り遊技が終了した後に当該大当り遊技あるいは小当り遊技において獲得した賞球数を加算するようにしてもよい。また、本実施形態では、可変入賞口(第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)に入賞したことにより発生した賞球の数を加算するようにしているが、他の入賞口への入賞により獲得した賞球の数をも加算するようにしてもよく、例えば、右打ちすることにより入賞が可能な特定の一般入賞口への入賞により獲得した賞球の数をさらに加算するようにしてもよい。
図26(α’’)は、10ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。なお、図26(α’’)に示す例は、小当りラッシュに移行することが確定している演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「小当りラッシュ突入!」の文字が表示され、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に移行することが報知される。また、表示画面の右下には、総獲得賞球数として今回の大当り遊技で獲得された1000個の賞球が表示されている様子が示されている。なお、総獲得賞球数を示す表示は、チャレンジモードやバトルモードに移行することとなる場合でも小当りラッシュに移行する場合と同様に表示される。チャレンジモードに移行する場合には、総獲得賞球数の表示は、電サポ抜け(チャレンジモードが終了)するまで継続して表示されるが、通常大当りである場合には、総獲得賞球数の表示を行わないようにしてもよい。
なお、本実施形態では、再抽選演出の態様を1種類としているが、複数種類の態様があり、実行された再抽選演出の態様により再抽選前後で大当りの装飾図柄の組合せが変化する度合いが変化するようにしてもよく、例えば、役物の動作を伴う態様の再抽選演出>コマ送りによる図柄変動表示による再抽選演出>高速変動による再抽選演出>スロー変動による再抽選演出の順で再抽選前後で大当りの装飾図柄の組合せが変化する期待度が高いようにしてもよい。なお、期待度の順序や態様は上述したものに限定されず、適宜設定することができる。
図26(a)~同図(d)は、装飾図柄表示装置を中心とした大当り遊技における演出の一例を段階的に示す図である。なお、図26(a)~同図(d)では、装飾図柄表示装置208のみ図示し、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216の図示を省略している。
図26(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄変動表示において5R確変大当り(演出上では、通常大当りか確変大当りかの判別が困難なチャレンジ大当りとなっている。)となった後、1ラウンド目に移行した様子が示されている。1ラウンド目に移行すると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央やや左側にマチ子先生のキャラクタMCKとともに「おめでとう!」の文字が表示され、大当りとなったことを祝福している。そして、表示画面の左下隅部に初回大当りからの当り回数(小当りを含む;「連チャン数表示」という場合がある)が表示され、左上隅部には、大当りとなった際の大当り装飾図柄である「装飾4」が表示されている。また、表示画面の中央上部には、ラウンド数表示として現在のラウンド数である「1R」が表示されている。なお、ラウンド数の表示の下方に、例えば、今回の大当り遊技おいて獲得した賞球数と今回の大当り遊技において獲得が期待できる賞球数とを報知する表示(例えば、「24/300get!」等の表示)が表示されるようにしてもよい。また、表示画面の右下には、初回大当りからの総獲得賞球数が表示されており、この数値は大当り及び小当りにおいて獲得した賞球の数が加算(カウントアップ)されていく。図26(a)に示すタイミングでは、初回大当りである今回の大当りが開始してから第1可変入賞口234に4球の遊技球が入球したため、24球の賞球数を獲得した旨の「24pt」が表示されている。なお、総獲得賞球数の更新を当り遊技(大当り遊技、小当り遊技)の終了後に当該当り遊技において獲得した総賞球数を一括して加算するようにしてもよい。なお、本実施形態では、可変入賞口(第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)に入賞したことにより発生した賞球の数を加算するようにしているが、他の入賞口への入賞により獲得した賞球の数をも加算するようにしてもよく、例えば、右打ちすることにより入賞が可能な特定の一般入賞口への入賞により獲得した賞球の数をさらに加算するようにしてもよい。
図26(b)は、3ラウンド目の遊技が行われている様子が示されている。本実施形態では、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当り図柄の組合せで大当りとなったため、確変大当りであるか通常大当りであるかが遊技者に認識困難となっている。そのため、3ラウンド目において、当該大当りが確変大当りであるか否かを報知するための昇格演出が行われる。昇格演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の中央に、「昇格チャンス!」という文字が表示され、確変大当りとなることに対する期待感を持たせるようにしている。なお、昇格演出が行われなくてもよいし、昇格演出が行われる場合と行われない場合があってもよいし、昇格演出が必ず行われるようにしてもよい。本実施形態では、大当り時の装飾図柄の組合せにより確変大当りであることが確定している場合には、昇格演出が行われないようにしているが、昇格演出が行われてもよく、この場合、設定示唆が含まれるようにしてもよい。
その後、図26(c)に示すように、昇格演出の結果が表示されている様子が示されている。図26(c)に示す例では、昇格演出に成功した様子が示されているものであり、装飾図柄表示装置208の中央に「昇格!」「次回バトルモード突入」という文字が表示され、今回の大当りが確変大当りであることが報知される。一方、今回の大当りが通常大当りである等、昇格演出に失敗した場合には、図26(c’)に示すように、「残念・・・」の文字が表示される。なお、昇格演出に失敗することにより、通常大当りであることを確定報知するようにしてもよいし、確変大当りである場合には、他の昇格演出(例えば、エンディングにおける逆転演出等)に期待を持たせるようにして、未だに確変大当りであるか否かを明らかにしないようにしてもよい。なお、図26(c)に示すタイミングでは、3ラウンド目であって、第1可変入賞口234に遊技球が28個入球し、168球の賞球を獲得していることが示されている。
図26(d)は、5ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。なお、図26(d)に示す例は、確変大当りであることが確定している演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「バトルモード突入!」の文字が表示され、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)に移行することが報知される。また、図26(d)に示すタイミングでは、表示画面の右下に表示されている総獲得賞球数の表示が「300pt」となっており、今回の大当り遊技において300球の賞球を獲得したことが報知されている。一方、通常大当りであることが確定している場合には、図26(d’)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に「大当り終了」「チャレンジモード突入!」という文字が表示され、チャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)に移行することが報知される。なお、総獲得賞球数を示す表示は、チャレンジモードに移行することとなる場合でもバトルモードに移行する場合と同様にカウントアップが行われ、カウントアップ後の総獲得賞球数の表示は、チャレンジモードが終了するまで継続して表示されるが、通常大当りである場合には、総獲得賞球数の表示を行わないようにしてもよい。
なお、大当りとなったときの大当りの装飾図柄の組合せによって大当り遊技中の昇格演出に成功する期待度を変化させるようにしてもよく、例えば、奇数図柄での大当り>偶数図柄での大当りの順で昇格演出に成功しやすいようにしてもよい。
次に、図27を参照しながらチャレンジモードにおける演出について説明する。ここで、図27は、装飾図柄表示装置を中心としたチャンレンジモードにおける演出の一例を段階的に示す図である。なお、図27でも、装飾図柄表示装置208のみ図示し、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216の図示を省略している。
図27(a)は、初回大当りに係る大当り遊技が終了し、チャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)に移行した様子が示されている。なお、上述したように、本実施形態に係るパチンコ機100は、特図1と特図2が同時に図柄変動表示をすることが可能な同時変動機であるため、大当り遊技が終了すると、特図1の図柄変動表示と特図2の図柄変動表示の両方が略同時に開始することとなる。そして、チャレンジモードでは、通常遊技状態と同様に特図1の図柄変動表示に合わせて装飾図柄の変動表示が行われる。
図27(a)に示す装飾図柄表示装置208には、大当りの装飾図柄の組合せである「装飾4-装飾4-装飾4」が停止表示されている。また、装飾図柄の上方には「チャレンジモード中」の文字が表示されており、チャレンジモード中であることを報知している。また、装飾図柄表示装置208の右上隅に、第4図柄・保留数表示領域284が設けられている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アコン表示領域280が設けられている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ図柄が「444」で停止表示しており、その下方には、当り(大当り、小当り)の発生回数と初回大当りからの総獲得賞球数が表示されている。なお、図27(a)に示すタイミングでは、当り回数が1回であることを示す「1回目」の文字が表示されており、総獲得賞球数が300球であることを示す「300pt」が表示されている。また、表示画面の右下部分には、チャレンジモードが維持される特図1の図柄変動表示回数が表示されている。なお、図27(a)に示すタイミングでは、特図1が残り50回変動表示が行われるとチャレンジモードが終了する旨を示唆する残り変動回数表示として「あと50回」の文字が表示されている。
さらに、図27に示す制御状態(遊技状態)は、チャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)である。このチャレンジモードにおける装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。なお、チャレンジモードにおける装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコン表示領域の明示を省略しているが、特図2の保留アイコン表示領域が設けられるようにしてもよい。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。図27(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの特図1の保留アイコンh11~h14が表示されており、これら4つの特図1の保留アイコンh11~h14はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
一方、特図2の保留アイコン表示領域には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図27に示す制御状態(遊技状態)は、チャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)であるため、特図2の変動表示時間が、ほとんどの場合(はずれとなる場合、小当りとなる場合)、極端に長く(例えば、500秒)、特図2始動口232への入賞があまり意味をなさないためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で表示結果が表示されやすい方の特図の保留アイコン表示領域が表示される。すなわち、本実施形態では、制御状態が通常遊技状態、チャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)及びバトルモード(特図高確率普図高確率状態)である場合には、上述したように、特図1の表示結果が表示されやすいので、図27(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、制御状態が小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が表示される。
ここでは不図示であるが、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよいし、異なる表示態様であっもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の変動表示開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が現れている。
図27(b)では、大当り遊技が終了して特図1及び特図2のそれぞれ1回目の図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始している。なお、変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。また、残り変動回数表示も「あと50回」から「あと49回」に変化している。
図27(c)では、大当り遊技の終了後、1回目の特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。図27(c)に示すように、本実施形態では、チャレンジモード中は、特図1の変動時間が特図2の変動時間よりも短く、また、特図1において大当り以外は全て小当りとなるため、特図1において小当り図柄が表示されると、変動表示中の特図2が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾4-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「541」で停止表示している。なお、この演出例では、図27(b)に示すタイミングから図27(c)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図27(d)では、大当り遊技が終了して特図1及び特図2のそれぞれ2回目の図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始する。また、残り変動回数表示も「あと49回」から「あと48回」に変化している。さらに、図27(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分に、「高設定!」の文字とともに煙草を燻らすゴル爺のキャラクタGLGが出現し、高設定であることを示唆する表示が表示される場合がある。本実施形態では、高設定(例えば、設定4~6)である場合にゴル爺のキャラクタGLGが出現して高設定であることを示唆する場合がある。なお、本実施形態では、設定4~6であることを示唆しているが、示唆する設定はいずれでもよく、例えば、設定6であることを示唆するものであってもよいし、設定2~6であること(設定1を否定すること)を示唆するものであってもよい。
図27(e)では、大当り遊技の終了後、2回目の特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図1において小当り図柄が表示されるとともに、特図2の変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾8-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「487」で停止表示している。なお、この演出例では、図27(d)に示すタイミングから図27(e)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
その後、チャレンジモードが継続して行われ、図27(f)に示すタイミングでは、大当り遊技の終了後49回目の特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図1において小当り図柄が表示されるとともに、特図2の変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。なお、図27(f)に示すタイミングでは、特図1の保留が「4」であり、特図2の保留が「4」であるので、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ「4」であることを表示している。また、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図27(g)では、大当り遊技が終了して特図1及び特図2のそれぞれ50回目の図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「3」となる。また、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始する。また、残り変動回数表示も「あと1回」から「ラスト」に変化しており、チャレンジモードにおける最後の図柄変動表示であることを表示している。
その後、図27(h)に示すように、チャレンジモードにおける特図1の最後の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図1において小当り図柄が表示されるとともに、特図2の変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾4-装飾8」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「448」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、装飾図柄の上方に表示されていた「チャレンジモード中」の表示が「チャレンジモード終了」の表示に変化し、チャレンジモードが終了することを報知している。そして、その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
そして、図27(i)に示すように、小当り遊技が終了し、大当り遊技が終了してから51回目の特図1の図柄変動表示が開始されると、チャレンジモードが終了し、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)に移行する。上述したように、チャレンジモードから通常遊技状態に移行した際の特図1の変動時間と特図2の変動時間は、チャレンジモードにおいて選択され得る変動時間であるため、特図1は短縮変動、特図2はロング変動となっている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「2」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始する。また、装飾図柄の上方に表示されていた「チャレンジモード終了」の表示が「左打ちに戻してください」の表示に変化するとともに、右打ち表示も消去され、遊技者に左打ちすることを報知している。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図27(j)に示すように、特図1の図柄変動表示が終了して小当り図柄が表示されるとともに、特図2の図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾3-装飾5-装飾8」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示し、ミニ図柄もこれに合わせて「358」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。なお、装飾図柄の上方に表示された「左打ちに戻してください」の表示は、例えば、通常遊技状態に移行してから所定回数の図柄変動表示(例えば、3回)が開始されるまで継続してもよいし、特定の入賞口(例えば、特図1始動口(固定)230への遊技球の入球を検出した場合に消去するようにしてもよい。
次に、図28~図32を参照しながら、バトルモードにおける演出について説明する。ここで、図28は、装飾図柄表示装置を中心としたバトルモードにおける演出の一例を段階的に示す図であり、図29は、装飾図柄表示装置を中心としたバトルモードにおける別の演出例を段階的に示す図であり、図30は、バトルモードにおいて連続演出が行われている様子を段階的に示す図であり、図31は、バトルモードにおいて保留予告が行われている様子を段階的に示す図である。なお、図28~図32でも、装飾図柄表示装置208のみ図示し、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216の図示を省略している。
図28(a)は、図26(d)に示す演出に続く演出の一例を示している。図28(a)では、その後にラウンド数表示が消去され、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)に移行する演出が行われている。
図28(b)は、初回大当りに係る大当り遊技が終了し、バトルモードに移行した様子が示されている。なお、バトルモードでは、通常遊技状態やチャレンジモードと同様に特図1の図柄変動表示に合わせて装飾図柄の変動表示が行われる。
図28(b)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下部分に大当りの装飾図柄の組合せである「装飾4-装飾4-装飾4」が停止表示されている。また、表示画面の中央部分には、殿様のキャラクタHDSと剣豪のキャラクタKNGが対峙している様子が表示されるとともに、バトルモードにおけるミッションの説明としての「剣豪をやっつけろ!」の文字が表示されている。剣豪のキャラクタKNGの右側にはライフゲージが表示されており、剣豪の残り体力を表している。ライフゲージの上方には残りライフ値として「1000」が表示されており、剣豪の残り体力の初期値が1000であって、図28(b)に示すタイミングでは体力が満タンであることを示している。本実施形態では、特図1の図柄変動表示が行われると殿様のキャラクタHDSが剣豪のキャラクタKNGに攻撃してライフが減少する演出を行う場合がある。なお、図柄変動表示毎にライフが減少する演出を必ず行ってもよいし、何らの演出を行わずに剣豪のキャラクタKNGのライフが減少しない場合があってもよい。すなわち、本実施形態では、バトルモードにおいて図柄変動表示を実行することにより剣豪のキャラクタKNGのライフを減少させ、最終的にライフが「0」になるとミッションが達成されるようになっている。後述するように、本実施形態では、大当り遊技の終了後にバトルモードに移行した場合、当該大当り遊技が終了してから大当り図柄によって定められた電サポ回数の特図1の図柄変動表示が実行されることによりミッションが達成され、ミッション達成の結果として小当りラッシュに移行する演出が行われる。また、装飾図柄表示装置208の右上隅に、第4図柄・保留数表示領域284が設けられている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アコン表示領域280が設けられている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ図柄が「444」で停止表示しており、その下方には、当り(大当り、小当り)の発生回数と初回大当りからの総獲得賞球数が表示されている。なお、図28(b)に示すタイミングでは、当り回数が1回であることを示す「1回目」の文字が表示されており、総獲得賞球数が300球であることを示す「300pt」が表示されている。
さらに、図28に示す制御状態(遊技状態)は、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)である。このバトルモードにおける装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。なお、バトルモードにおける装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコン表示領域の明示を省略しているが、特図2の保留アイコン表示領域が設けられるようにしてもよい。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。図28(b)には、特図1の保留アイコン表示領域281に1つの特図1の保留アイコンh11が表示されており、この1つの特図1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
一方、特図2の保留アイコン表示領域には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図28に示す制御状態(遊技状態)は、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)であるため、特図2の変動表示時間が、ほとんどの場合(はずれとなる場合、小当りとなる場合)、極端に長く(例えば、500秒)、特図2始動口232への入賞があまり意味をなさないためである。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が現れている。
図28(c)では、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、殿様のキャラクタHDSと剣豪のキャラクタKNGの上方には、遊技状態がバトルモードであることを示す「バトルモード中」の文字が表示されており、その旨を報知している。なお、変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図28(d)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。図28(d)に示すように、本実施形態では、バトルモード中は、特図1の変動時間が特図2の変動時間よりも短く、また、特図1において大当り以外は全て小当りとなるため、特図1において小当り図柄が表示されると、変動表示中の特図2が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾4-装飾8」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「448」で停止表示している。なお、この演出例では、図28(c)に示すタイミングから図28(d)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が3つ入球し、特図1の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図28(d)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が10減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。すなわち、バトルモードにおいて電サポ抜けに近づき、小当りラッシュへの移行に近づいたことを演出している。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図28(e)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「2」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図28(f)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾4-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「541」で停止表示している。なお、この演出例では、図28(e)に示すタイミングから図28(f)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図28(f)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が40減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図28(g)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。さらに、図28(g)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分に、「高設定!」の文字とともに煙草を燻らすゴル爺のキャラクタGLGが出現し、高設定であることを示唆する表示が表示される場合がある。本実施形態では、バトルモードにおいても高設定示唆を行う場合があるが、高設定示唆を行わないようにしてもよい。
図28(h)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。なお、この演出例では、図28(g)に示すタイミングから図28(h)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図28(h)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が100減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。そして、当該小当り遊技が終了すると、特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。
その後、バトルモードが継続して行われ、図28(i)に示すタイミングでは、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示が行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の保留数が「4」となっており、特図2の保留数が「3」となっている。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も行われている。また、剣豪の残り体力を示すライフ値は「360」を示しており、これに応じてライフゲージも減少して表されている。
その後、図28(j)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾4」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。「装飾4」の装飾図柄による大当りは大当り遊技の終了後にチャレンジモードに転落する可能性があるため、図28(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に「ピンチ!!」の文字が表示され、バトルモードからチャレンジモードに転落する可能性があることを示唆している。なお、図28(j)に示すタイミングから図28(k)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。
その後、図28(l)に示すように、剣豪のキャラクタKNGが殿様のキャラクタHDSに斬りかかり、殿様のキャラクタHDSが敗北し、ミッションに失敗したことを示す「残念!!」の文字が表示される演出が表示されるとともに、中図柄表示領域208bに「装飾4」の装飾図柄が停止表示され、「装飾4-装飾4-装飾4」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。このとき、装飾図柄は、右下部分に移動しながら縮小表示されている。その後、図28(m)に示すように、装飾図柄が中央に拡大して移動するとともに、「装飾4-装飾4-装飾4」の装飾図柄の組合せでの揺れ変動が継続される。また、このとき、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消去されており、第4図柄・保留数表示領域284やミニ図柄及び連チャン回数と総獲得賞球数のみが表示されている。なお、ミニ図柄は、図柄が確定表示されるまで、いずれの図柄についても変動表示が継続して行われる。
その後、図28(n)に示すように、「再抽選!!」の文字の表示とともに装飾図柄が再度変動表示を開始し、遊技者により有利な大当りの装飾図柄の組合せが最終的に表示されることに対する期待感を煽っている。
その後、図28(o)に示すように、装飾図柄の組合せが、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの組合せから「装飾1-装飾1-装飾1」の確変大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せが表示されている様子が示されている。
図28(p)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図28(p)に示す特図1の第4図柄は「○」で停止表示するとともに、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。やがて、図28(q)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「バトルチャンス大当り」の文字表示がなされる。なお、今回の大当りは、初回大当りからバトルモードを介して続けて発生した大当りであるので、「右打ちしてね!」の文字に換えて2連チャン目であることを示す「2回目」の文字が表示される。また、一方で、図28(n)に示す再抽選演出の結果、図24を参照して上述したように、例えば、再抽選前と装飾図柄の組合せが変化せず、大当り遊技の終了後にチャレンジモードに移行する可能性を示す「チャレンジ大当り」の文字表示がなされる場合もある。すなわち、再抽選に失敗したことを演出する場合もある。
図29は、図28(q)に示す大当りに係る大当り遊技の終了に続いて行われる演出の一例について示されている。すなわち、図29(a)は、図28(q)に示す大当りに係る大当り遊技の終了後に続く演出であり、図29(a)では、その後にラウンド数表示が消去され、バトルモードに再度移行する演出が行われている。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下に初回大当りからの連チャン回数として「2回目」の文字に更新されているとともに、総獲得賞球数の表示も当該大当り遊技において獲得した賞球数(300球)が加算されて合計600球を獲得したことを示す「600pt」に更新されている。
図29(b)は、初回大当りに係る大当り遊技が終了し、バトルモードに移行した様子が示されている。図29(b)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下部分に大当りの装飾図柄の組合せである「装飾1-装飾1-装飾1」が停止表示されている。また、表示画面の中央部分には、殿様のキャラクタHDSと剣豪のキャラクタKNGが対峙している様子が表示されるとともに、バトルモードにおけるミッションの説明としての「剣豪をやっつけろ!」の文字が表示されている。剣豪のキャラクタKNGの右側にはライフゲージとともに、ライフゲージの上方には残りライフ値として「300」が表示されており、剣豪の残り体力の初期値が300であって、図29(b)に示すタイミングでは体力が満タンであることを示している。本実施形態では、通常遊技状態で大当りとなってバトルモードに移行するルート(Aルート)よりも、電サポ状態(チャレンジモード・バトルモード)で大当りとなってバトルモードに移行するルート(Bルート)の方が、バトルモードにおいて電サポ抜けしやすくなっており、ミッションの演出においても、ライフ値の初期値が小さい値となりやすくなったり、剣豪のキャラクタKNGの体力が減りやすくなったりしてミッションが達成されやすいような演出が行われる。また、図29(b)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅に、第4図柄・保留数表示領域284が設けられている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ図柄が「111」で停止表示しており、その下方には、当り(大当り、小当り)の発生回数と初回大当りからの総獲得賞球数が表示されている。なお、図29(b)に示すタイミングでは、当り回数が2回であることを示す「2回目」の文字が表示されており、総獲得賞球数が600球であることを示す「600pt」が表示されている。さらに、図29(b)に示す遊技状態はバトルモードであるため、装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。図29(b)には、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの特図1の保留アイコンh11~h14が表示されており、この4つの特図1の保留アイコンh11~h14は、いずれもデフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。一方、特図2の保留アイコン表示領域には、一つも保留アイコンが表示されていない。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が現れている。
図29(c)では、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、殿様のキャラクタHDSと剣豪のキャラクタKNGの上方には、遊技状態がバトルモードであることを示す「バトルモード中」の文字が表示されており、その旨を報知している。なお、変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図29(d)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。図29(d)に示すように、バトルモード中は、特図1の変動時間が特図2の変動時間よりも短く、また、特図1において大当り以外は全て小当りとなるため、特図1において小当り図柄が表示されると、変動表示中の特図2が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾4-装飾8」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「448」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(d)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が10減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図29(e)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「2」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図29(f)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾4-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「541」で停止表示している。なお、この演出例では、図29(e)に示すタイミングから図28(f)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(f)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が50減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図29(g)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図29(h)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。なお、この演出例では、図29(g)に示すタイミングから図29(h)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(h)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が40減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。そして、当該小当り遊技が終了すると、特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。
その後、バトルモードが継続して行われ、図29(i)に示すタイミングでは、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示が行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の保留数が「4」となっており、特図2の保留数が「3」となっている。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も行われている。また、剣豪の残り体力を示すライフ値は「50」を示しており、これに応じてライフゲージも減少して表されている。また、図29(i)に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分に、「高設定!」の文字とともに煙草を燻らすゴル爺のキャラクタGLGが出現し、高設定であることを示唆する表示が表示されている。
図29(j)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(j)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が40減少してライフ値が10になるとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図29(k)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図29(l)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾5-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「451」で停止表示している。なお、この演出例では、図29(k)に示すタイミングから図28(l)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(l)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が5減少して残りライフ値が5になるとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図29(m)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図29(m)に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に「チャンス!」の文字が表示されている様子が示されている。これは、当該図柄変動表示が消化されることでミッションが達成し、小当りラッシュに移行する可能性があることを示唆している。
その後、図29(n)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタHDSが剣豪のキャラクタKNGを斬りつける様子が示されている。このとき、剣豪のキャラクタKNGのライフ値が5減少して残りライフ値が0になるとともに、ライフゲージもゲージ残りがないことを示している。その後、図29(o)に示すように、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。なお、この演出例では、図29(n)に示すタイミングから図29(o)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図29(o)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪のキャラクタKNGが倒されるとともに、殿様のキャラクタHDSが勝利のポーズを決めており、「やったね!」の文字が表示され、ミッションが達成されたことを報知している。すなわち、バトルモードにおいて予め定められた変動表示回数の特図1の図柄変動表示が実行されたことから電サポ抜けし、小当りラッシュに移行することが報知されているということができる。また、図29(m)における「チャンス!」の文字表示ははずれとなって電サポ抜けとなることを予告しているということができる。
図29(p)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。図29(p)に示す演出例では、バトルモードに移行してから大当り図柄毎に定められた回数の図柄変動表示が開始されると電サポ抜けしてバトルモードから小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に移行する。上述したように、バトルモードから小当りラッシュに移行した際の特図1の変動時間と特図2の変動時間は、バトルモードにおいて選択され得る変動時間であるため、特図1は短縮変動、特図2はロング変動となっている。また、装飾図柄表示装置208では、小当りラッシュに移行すると、特図1の図柄変動表示よりも特図2の図柄変動表示の方が表示結果が表示されやすくなるため、表示されていた特図1の保留アイコン表示領域281が消去されて特図2の保留アイコン表示領域282が表示される。特図2保留アイコン表示領域282には3つの保留アイコンh21~h23が表示されており、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。なお、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンとで表示態様が異なっていてもよい。また、表示画面の上方では、小当りラッシュに移行したことを報知する「小当りラッシュ突入!」の文字の表示が表示されている。なお、剣豪のキャラクタKNGが倒されていて、殿様のキャラクタHDSが勝利のポーズを決めている演出は継続している。また、ライフゲージ及びライフ値も消去され、装飾図柄の表示位置も右下部分から左下部分に移動し、特図2の変動表示に合わせた装飾図柄の変動表示が行われている。
図29(q)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾1-装飾4」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「514」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。なお、図29(q)に示すタイミングでは、「小当りラッシュ突入!」の文字の表示が継続して表示されており、また、剣豪のキャラクタKNGが倒されていて、殿様のキャラクタHDSが勝利のポーズを決めている演出は継続している。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。このように、本実施形態では、バトルモードから小当りラッシュに移行した際に実行される特図1及び特図2の最初の図柄変動表示では、バトルモードにおいて選択され得る変動時間による図柄変動表示が特図1と特図2のそれぞれで行われるため、その結果、特図2よりも特図1の方が早く表示結果が表示される。特図1は大当り以外は小当りとなるため、特図2のロング変動は必ず破棄されるので、その次に開始される特図1の特図2の図柄変動表示では、小当りラッシュにおいて選択され得る変動時間(すなわち、特図1は超ロング変動で、特図2は短縮変動)となるため、スムーズな遊技状態の移行を実現できる場合がある。
なお、本実施形態では、バトルモードにおいて電サポ抜けするとバトルモードよりも遊技者に有利な小当りラッシュに移行するようにしたが、バトルモード(特図高確率普図高確率)において電サポ抜けすると、特図の変動時間がバトルモードよりも短い超短縮変動モードに移行するようにしてもよい。その結果、図柄変動表示の消化効率が向上し、遊技者に有利な状態となる場合がある。
図30は、バトルモード中における連続予告の一例を示している。図30(a)は、バトルモード中において特図1及び特図2の図柄変動表示が行われている様子が示されている。なお、図30(a)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208には、表示画面の右下部分に装飾図柄が変動表示されるとともに、左上隅部にミニ図柄が変動表示されている。また、ミニ図柄の下方に表示されている連チャン回数の表示は「1回目」と表示されており、その下方の総獲得賞球数の表示は「300pt」と表示されている。また、剣豪のキャラクタKNGのライフ値は「780」であり、ライフゲージもそれに合わせて減少されている。また、図30(a)に示すタイミングでは、特図1の保留がないため、特図1の保留アイコン表示領域281には保留アイコンが表示されていない。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が現れている。
図30(b)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾4-装飾8」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「448」で停止表示している。なお、この演出例では、図30(a)に示すタイミングから図30(b)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が3つ入球し、特図1の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図30(b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が30減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図30(c)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「2」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図30(c)に示す演出例では、連続予告が開始されており、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に「連続攻撃3回!」という文字が表示されている。この連続予告は、特図1の保留内に、少なくとも不利になる遊技状態に移行(転落)することとなる大当り(例えば、チャレンジモードに移行する大当り)が含まれていないことを予告報知するものである。図30(c)に示す装飾図柄表示装置208では、「連続攻撃3回!」と表示することで、少なくとも3回の図柄変動表示ではチャレンジモードに移行する大当りが含まれておらず、いずれの図柄変動表示もはずれ(特図1小当り)となることが示唆され、遊技者に安心させることができる場合がある。
図30(d)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾4-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「541」で停止表示している。なお、この演出例では、図30(c)に示すタイミングから図30(d)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図30(d)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負う様子が示されている。ただし、この演出例では、合計3回の攻撃を行うことが予告されていることから、ここではライフ値の減少は行わず、これに換えて、表示画面の中央上方に、ライフ値を30減少させたことにより、累積したダメージ値が30であることを表す「30dmg」が表示され、連続攻撃が終了した時点で減少したライフ値の累積値をまとめて減算するようにしている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図30(e)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、表示画面の中央では「あと2回!」と表示されており、はずれの結果が少なくともあと2回続くことを示唆している。
図30(f)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。なお、この演出例では、図30(e)に示すタイミングから図30(f)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図30(f)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負う様子が示されている。ただし、この演出例でも、合計3回の攻撃を行うことが予告されていることから、ここでもライフ値の減少は行わず、これに換えて、表示画面の中央上方に、ライフ値を50減少させたことにより、累積したダメージ値が80となったことを表す「80dmg」が表示され、連続攻撃が終了した時点で減少したライフ値の累積値をまとめて減算するようにしている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図30(g)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「3」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、表示画面の中央では「ラスト!」と表示されており、はずれの結果が少なくともあと1回続くことを示唆している。
図30(h)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾1-装飾4」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「514」で停止表示している。なお、この演出例では、図30(g)に示すタイミングから図30(h)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図30(h)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負う様子が示されている。図30(h)に示す演出例では、今回を含めてこれまでに剣豪のキャラクタKNGに対して与えたダメージ値として「Total 200dmg」が表示画面の中央に表示されるとともに、ライフゲージの上方に表示されているライフ値がカウントダウンしている様子が示されている。すなわち、この演出例では、連続予告の最後の演出において、今回までのダメージ値をライフ値から減算している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図30(i)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図30(l)に示す装飾図柄表示装置208では、連続予告が終了したため、「Total 200dmg」の文字が消去されており、また、ライフ値のカウントダウンが終了してダメージ値の累積値が減算された値である「550」がライフ値として表示されている。
図31は、バトルモード中における保留予告の一例を示している。なお、図31(a)~同図(f)に示す演出は、図29(a)~同図(f)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図31(g)は、バトルモードが継続して行われている様子が示されている。図31(g)に示すタイミングでは、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示が行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の保留数が「3」となっており、特図2の保留数が「2」となっている。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も行われている。また、剣豪の残り体力を示すライフ値は「120」を示しており、これに応じてライフゲージも減少して表されている。また、図30(g)に示す演出例では、特図1の3つ目の保留が発生したときに、第三の保留アイコンh13の表示態様がデフォルトの表示態様とは異なる予告の表示態様、すなわち、赤色の表示態様で表示されている様子が示されている。本実施形態において、この保留予告(赤色の保留予告)は、大当り予告ではなく、はずれ確定の予告であって、当該赤色の表示態様に対応する保留が消化されることによって特図1ではずれ(小当り)となって電サポ抜けし、バトルモードから小当りラッシュに移行することを事前に予告するものである。なお、本実施形態では、この保留予告が発生したことにより、小当りラッシュに移行することが確定することを事前に予告するものとしているが、小当りラッシュに移行しない(すなわち、バトルモードが継続する)いわゆるガセの保留予告である場合があってもよい。この場合において、保留予告の態様(色や形状やアニメーション等)により、小当りラッシュに移行する信頼度を異ならせるようにしてもよい。
図31(h)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。なお、この演出例では、図31(g)に示すタイミングから図31(h)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図31(h)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が20減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図31(i)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「2」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図31(j)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。なお、この演出例では、図31(i)に示すタイミングから図31(j)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図31(j)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が60減少するとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図31(k)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。
図31(l)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾5-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「451」で停止表示している。なお、この演出例では、図31(k)に示すタイミングから図31(l)に示すタイミングの間に特図1始動口(可変)231に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図1の保留が満タン(4つ)となり、特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図31(l)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が10減少して「30」になるとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図31(m)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図31(m)に示す演出例では、保留予告の対象である特図1の図柄変動表示が行われている様子が示されており、当該図柄変動表示が行われてはずれ(小当り)となるとミッションが達成されて小当りラッシュに移行する期待感を持たせている。なお、図29(m)に示すように、ミッションが達成されて小当りラッシュに移行することを予告する「チャンス!」の文字を表示してもよい。
その後、図31(n)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタHDSが剣豪のキャラクタKNGを斬りつける様子が示されている。このとき、剣豪のキャラクタKNGのライフ値が30減少して残りライフ値が0になるとともに、ライフゲージもゲージ残りがないことを示している。その後、図31(o)~同図(q)に示す演出が行われる。なお、図31(o)~同図(q)に示す演出は、図29(o)~同図(q)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図32は、バトルモード中における保留予告の一例を示している。なお、図32(a)~同図(e)に示す演出は、図28(a)~同図(e)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図32(f)は、バトルモードが継続して行われている様子が示されている。図32(f)に示すタイミングでは、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示が行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の保留数が「3」となっており、特図2の保留数が「2」となっている。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も行われている。また、剣豪の残り体力を示すライフ値は「650」を示しており、これに応じてライフゲージも減少して表されている。また、図32(f)に示す演出例では、特図1の3つ目の保留が発生したときに、第三の保留アイコンh13の表示態様が虹色の表示態様で表示されている様子が示されている。本実施形態において、この保留予告(虹色の保留予告)は、大当り予告であって、当該大当りが大当り遊技終了後に小当りラッシュに移行することとなる確変超大当りとなることを予告するものである。なお、本実施形態では、この保留予告が発生したことにより、10R確変超大当りとなることを事前に予告するものとしているが、10R確変超大当りとならずにはずれとなるガセの保留予告である場合があってもよいし、他の種類の大当りとなることが少なくとも確定することを事前に予告するものであってもよい。
図32(g)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。なお、この演出例では、図32(f)に示すタイミングから図32(g)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図32(g)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が50減少して残りライフ値が「600」になるとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始され、上述した要領で、図柄変動表示が行われる。
図32(h)は、バトルモードが継続して行われている様子が示されている。図32(h)に示すタイミングでは、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示が行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の保留数が「4」となっており、特図2の保留数が「3」となっている。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も行われている。また、剣豪の残り体力を示すライフ値は「360」を示しており、これに応じてライフゲージも減少して表されている。
図32(i)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。特図1では小当り図柄が表示され、特図2では、特図1が小当りとなったことにより図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾4-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「541」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図32(i)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄停止表示に応じて殿様のキャラクタHDSの所持する刀の刃先から怪光線が出力され、剣豪のキャラクタKNGがダメージを負い、ライフ値が10減少してライフ値が「350」になるとともにライフゲージも減少している様子が示されている。その後、特図1の小当りに係る小当り遊技が開始される。
図32(j)では、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11~h14の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示され、第四の保留アイコンh14が第三の保留アイコンh13の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh13として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図1に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「3」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図32(j)に示す演出例では、保留予告の対象である特図1の図柄変動表示が行われている様子が示されており、当該図柄変動表示が行われて確変超大当りとなり、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行する期待感を持たせている。
その後、図32(k)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。「装飾7」の装飾図柄による大当りは大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行するため、図32(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に「大チャンス!」の文字が表示され、バトルモードから小当りラッシュに遊技状態が昇格することを示唆している。
その後、図32(m)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタHDSが剣豪のキャラクタKNGを斬りつける様子が示されている。このとき、剣豪のキャラクタKNGのライフ値が一気に350減少して残りライフ値が0になるとともに、ライフゲージもゲージ残りがないことを示している。このとき、装飾図柄は縮小して表示画面の右下部分に移動している。その後は、図32(n)に示すように、殿様のキャラクタHDSが剣豪のキャラクタKNGに勝利し、表示画面の中央上部に「やったね!」の文字を表示して遊技者を祝福する。また、表示画面の右下部分に表示されている装飾図柄も「装飾7-装飾7-装飾7」の確変超大当り確定の装飾図柄の組合せで揺れ変動している。その後、図32(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7-装飾7-装飾7」の10R確変超大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図1の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「777」の組合せで停止表示される。やがて、図32(p)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「ビッグチャンス大当り」の文字表示がなされる。なお、今回の大当りは、初回大当りからバトルモードを介して続けて発生した大当りであるので、「右打ちしてね!」の文字に換えて2連チャン目であることを示す「2回目」の文字が表示される。
なお、本実施形態では、10R確変超大当りとなる図柄変動表示を対象とした保留予告が行われた場合、当該保留予告の対象である図柄変動表示においてミッションが達成した演出を行うようにしたが、ミッションが達成された演出を行わず、大当り遊技において小当りラッシュに移行することを報知するようにしてもよい。
次に、図33~図44を参照しながら、小当りラッシュにおける演出について説明する。ここで、図33は、装飾図柄表示装置を中心とした小当りラッシュにおける演出の一例を段階的に示す図であり、図34は、図33(n)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図であり、図35は、小当りラッシュにおいて連続予告が行われている様子を段階的に示す図であり、図36は、小当りラッシュにおいて行われる連続予告の別の演出例を段階的に示す図であり、図37は、図36に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図38は、図37(22)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図であり、図39は、図36(11)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図であり、図40は、小当りラッシュにおいて行われる連続予告の別の演出例を段階的に示す図であり、図41は、図40に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図42は、図40(11)に示す演出に続く別の演出例について段階的に示す図であり、図43は、小当りラッシュにおいて行われる連続予告の別の演出例を段階的に示す図であり、図44は、図43に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図33~図44でも、装飾図柄表示装置208のみ図示し、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216の図示を省略している。
図33(a)は、図29(p)に示す演出に続いて行われる演出であり、図29(q)に示す演出と同様の演出であるため、説明を省略する。
図33(b)では、遊技状態が小当りラッシュに移行して特図2の短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)が開始した様子が示されている。なお、この特図2の短縮変動は、はずれとなる図柄変動表示である。一方、特図1ではロング変動(例えば、500秒のロング変動)も開始されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央部分には、殿様のキャラクタHDS及び剣豪のキャラクタKNGに換えて、番長のキャラクタTDRが登場するとともに、番長のキャラクタTDRの上方に「小当りラッシュ中」の文字が表示され、現在の遊技状態が小当りラッシュであることが報知されている。また、ミニ図柄の下方では、当り回数の表示と総獲得賞球数の表示も引き続き行われている。
図33(c)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図33(d)に示すように特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。この特図2の図柄変動表示は、小当りとなる短縮変動(例えば、8.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h22の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図33(d)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208における表示画面の中央右側に番長のキャラクタTDRの吹き出しが表示され、この吹き出しには「チャンス!」の文字が表示されている。これにより、当該図柄変動表示で当り(大当り・小当り)となる可能性があることを予告している。なお、本実施形態では、「チャンス!」の吹き出しが表示された場合には、当該図柄変動表示において必ず小当りになるようにしているが、小当りあるいは大当りとならない場合があってもよい。
図33(e)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。なお、この演出例では、図33(d)に示すタイミングから図33(e)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が2つとなっている。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図33(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「小当りだ!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図33(f)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図33(f)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に3つの遊技球が入球したため30個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「30/100get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図33(g)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「100/100get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では100個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図33(h)に示すように、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21,h22の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「1」となり、特図2の保留数が「1」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図33(h)に示すタイミングでは、今回の小当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示されている様子が示されている。その後、図33(i)に示すように、「600pt」とされていた総獲得賞球数に今回の小当り遊技で獲得した100個分の賞球数が加算されて「700pt」に更新されている。なお、この演出例では、図33(h)に示すタイミングから図33(i)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも3つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。さらに、本実施形態では、図33(i)に示すように、番長のキャラクタTDRの右側に「設定4以上かも!」の文字が付された吹き出しが表示される場合がある。本実施形態では、高設定(例えば、設定4~6)である場合に「設定4以上かも!」の吹き出しが出現して高設定であることを示唆する場合がある。なお、本実施形態では、設定4~6であることを示唆しているが、示唆する設定はいずれでもよく、例えば、設定6であることを示唆するものであってもよいし、設定2~6であること(設定1を否定すること)を示唆するものであってもよい。
図33(j)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図33(k)に示すように特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。この特図2の図柄変動表示は、大当りとなる短縮変動(例えば、15秒の短縮リーチ変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。
その後、図33(l)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾4」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。「装飾4」の装飾図柄による大当りは大当り遊技の終了後にチャレンジモードに転落する可能性があるため、図33(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に「ピンチ!!」の文字が表示され、小当りラッシュからチャレンジモードに転落する可能性があることを示唆している。
その後、図33(m)に示すように、中図柄表示領域208bに「装飾4」が停止表示し、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの装飾図柄の組合せが表示され、揺れ変動が開始される。上述したように、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの装飾図柄の組合せは、通常大当りである可能性を示す装飾図柄の組合せであるので、遊技者を慰めるメッセージとして「残念!」の文字が表示されている。その後、図33(n)に示すように、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が消去される。なお、第4図柄・保留数表示領域284やミニ図柄及び連チャン回数と総獲得賞球数のみが表示されている。なお、ミニ図柄は、図柄が確定表示されるまで、いずれの図柄についても変動表示が継続して行われる。
その後、図33(o)に示すように、「再抽選!!」の文字の表示とともに装飾図柄が再度変動表示を開始し、遊技者により有利な大当りの装飾図柄の組合せが最終的に表示されることに対する期待感を煽っている。
その後、図33(p)に示すように、再抽選演出の結果、再抽選前と装飾図柄の組合せが変化せず、再抽選に失敗したことの演出が行われ、その後、図33(q)に示すように、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの組合せで確定表示され、ミニ図柄もこれに合わせて「444」で停止表示される。また、特図2の第4図柄が「○」で停止表示するとともに、特図1の第4図柄が「×」で停止表示する。なお、このとき、「ほんとに残念・・・」の文字が表示され、遊技者を慰めている。しかしながら、上述したように、確変大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せで停止表示しなかった場合でも、例えば、大当り演出における昇格演出に期待感を持たせることができるので、遊技者に期待感を持続させることができる場合がある。そして、特図2の図柄表示時間が経過すると、図33(r)では大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「チャレンジ大当り」の文字表示がなされる。なお、今回の大当りは、初回大当りから4回目の当り(大当り・小当り)であるため、これを示す「4回目」の文字が表示される。また、表示画面の右下隅部には総獲得賞球数の表示が表示されている。
また、一方、図33(n)に続く図34(o’)に示すように、「再抽選!!」の文字の表示とともに装飾図柄が再度変動表示を開始し、その後、図34(p’)に示すように、装飾図柄の組合せが、「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの組合せから「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当りが確定であることを示す装飾図柄の組合せが表示される場合もある。この場合は、図33(q’)に示すように、特図2の第4図柄が「○」で停止表示するとともに、変動表示中の特図1が破棄されて第4図柄にはずれであることを示す「×」で停止表示する。また、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。さらに、本実施形態では、通常大当りである可能性を示す「装飾4-装飾4-装飾4」の大当りの装飾図柄の組合せから、確変大当りが確定する「装飾1-装飾1-装飾1」の大当りの装飾図柄に昇格したことを祝福する「やったね!大逆転!」の文字が表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図34(r’)では大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに、大当り遊技終了後に小当りラッシュに移行することを示す「小当りラッシュ継続大当り!」の文字表示がなされる。また、この文字表示の下方には、初回大当りからの当り回数を示す「4回目」の文字が表示される。また、表示画面の右下隅部には総獲得賞球数の表示が表示されている。また、図34(r’-2)に示すように、総獲得賞球数が飾り文字で表示される場合があり、この表示により高設定示唆(例えば、設定5以上であることの示唆)が行われる場合がある。なお、総獲得賞球数の表示による高設定示唆を行わないようにしてもよい。
さらに、図33(j)に続いて図34(k’’)~同図(r’’)に示す演出が行われる場合がある。すなわち、図34(k’’)は、特図2の図柄表示時間が経過して特図2の保留が消化され、特図2の図柄変動表示が開始される様子が示されている。この特図2の図柄変動表示は、大当りとなる短縮変動(例えば、15秒の短縮リーチ変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。
その後、図34(l’’)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。「装飾1」の装飾図柄による大当りは確変大当りであり、大当り遊技の終了後に小当りラッシュに再び移行するため、表示画面の中央に「チャンス到来!」の文字が表示され、小当りラッシュが継続することを示唆している。その後、図34(p’’)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208に「装飾1」が停止表示され、揺れ変動が行われる。
その後は、図34(q’’)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図2の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。一方で、変動表示中の特図1は、特図4が大当りとなったことによって破棄されてはずれとなり、第4図柄は「×」で停止表示する。また、装飾図柄表示装置208では、確変大当りとなったことを祝福する「やったね!」の文字表示も表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図34(r’’)に示すように大当り開始演出が開始される。なお、図34(r’’)に示す演出は、図34(r’)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図35は小当りラッシュ中の連続予告の一例について示すものである。
図35(a)では、小当りラッシュにおいて特図2の短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)が行われている様子が示されている。なお、この特図2の短縮変動は、はずれとなる図柄変動表示である。一方、特図1ではロング変動(例えば、500秒のロング変動)も行われている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も行われており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の第4図柄も変動表示も行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央部分には、番長のキャラクタTDRが登場するとともに、番長のキャラクタTDRの上方に「小当りラッシュ中」の文字が表示されており、現在の遊技状態が小当りラッシュであることが報知されている。また、ミニ図柄の下方では、当り回数の表示と総獲得賞球数の表示も引き続き行われており、図35(a)に示すタイミングでは、初回の大当りから8回の当り(大当り・小当り)が発生しており、これを示す「8回目」の連チャン回数の表示と、初回の大当りからの総獲得賞球数が1700個であること示す「1700pt」の総獲得賞球数表示が表示されている。
図35(b)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。なお、この演出例では、図35(a)に示すタイミングから図35(b)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾1-装飾7」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「417」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。図35(c)に示す演出例では、この特図2の図柄変動表示は、はずれとなる短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始されており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図35(c)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRの右側に大きく「3」の数字が表示され、カウントダウンの連続予告が開始されている様子が示されている。この連続予告は、数字が「0」となる図柄変動表示において遊技者に有利な状態となることを示唆している。また、この連続予告において「0」が表示される図柄変動表示よりも前の図柄変動表示では、はずれとなることが確定する図柄変動表示となっており、この連続予告が行われることにより、小当りラッシュが継続する安心感を遊技者に持たせることができる場合がある。なお、本実施形態では、カウントダウンの連続予告が開始された場合は、数字が「0」となるまで継続して行われるようにしているが、数字が「0」になる前にカウントダウンが終了してしまうガセの連続予告が行われる場合があってもよい。
図35(d)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾5-装飾1-装飾4」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「514」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。図35(e)に示す演出例では、この特図2の図柄変動表示は、はずれとなる短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始されており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図35(c)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRの右側に大きく「2」の数字が表示され、連続予告が継続している様子が示されている。
図35(f)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。なお、この演出例では、図35(e)に示すタイミングから図35(f)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾4-装飾5-装飾1」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「451」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。図35(g)に示す演出例では、この特図2の図柄変動表示は、はずれとなる短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始されており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図35(g)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRの右側に大きく「1」の数字が表示され、連続予告が継続している様子が示されている。
図35(h)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。なお、この演出例では、図35(g)に示すタイミングから図35(h)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも2つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。図35(i)に示す演出例では、この特図2の図柄変動表示は、小当りとなる短縮変動(例えば、8.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始されており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図35(i)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRの右側に大きく「0」の数字が表示され、連続予告が継続している様子が示されている。
すると、図35(j)に示すタイミングで、番長のキャラクタTDRの右側に「ボタンを押せ!」の文字が付された吹き出しが表示される。これに応じて、図35(k)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図35(l)に示すように、吹き出しにおける「ボタンを押せ!」の文字が「小当りGETだぜ!」の文字に変化する場合がある。すなわち、実行中の特図2の図柄変動表示において、小当りとなる可能性があることを示唆する予告が行われている。なお、本実施形態では、連続予告において演出ボタン136の操作を促す演出が行われた場合は、必ず実行中の特図2の図柄変動表示において小当りとなるようにしたが、演出ボタン136の操作があった場合に、別の表示を行ってもよく、例えば、小当りとなる信頼度が異なる複数の表示のうちの一の表示が表示されるようにし、小当りとならない場合でも演出ボタン136の操作を促す演出が行われる場合があってもよい。
その後、図35(m)に示すタイミングで、特図2において小当り図柄が表示され、変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図35(m)に示す装飾図柄表示装置208では、連続予告が行われた結果として特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。その後は、図35(m)~同図(p)に示す演出が行われる。なお、図35(m)~同図(p)に示す演出は、図33(f)~同図(i)に示す演出と同様(高設定示唆を除く)であるので、説明を省略する。
図36~図39は、小当りラッシュ中の連続予告の別の演出例について示すものである。なお、図36(1)~同図(6)に示す演出は、図35(a)~同図(f)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。図36(7)に示す演出例では、この特図2の図柄変動表示は、はずれとなる短縮変動(例えば、5.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始されており、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、図36(7)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRの右側に飾り文字の「1」の数字が表示され、連続予告が継続している様子が示されるとともに、設定示唆が行われている。なお、設定示唆を行うタイミングは、連続予告におけるいずれのタイミングでもよく、また、連続予告におけるタイミングによって示唆する設定の範囲を異ならせるようにしてもよい。例えば、「3」の数字が飾り文字である場合は、設定5又は6であることを示唆し、「0」の数字が飾り文字である場合は、設定1を否定することを示唆するものであってもよい。その後は、図36(8)~図36(11)に示す演出が行われる。なお、図36(8)~同図(11)に示す演出は、図35(h)~同図(k)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。
この演出例では、図36(11)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図36(12)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、また、表示態様が変化した番長のキャラクタTDRの右側には「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される場合がある。すなわち、実行中の特図2の図柄変動表示において小当りとなるとともに、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に2つの小当りがさらに含まれていることを示唆する予告が行われている。すなわち、連続予告の対象となる図柄変動表示において実行中の図柄変動表示に関する予告(当該変動予告)に、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に関する先読み予告が含まれる場合があることが示されている。遊技者は、この予告を見ることにより、大量の賞球の払い出しに期待する場合がある。
図36(13)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図36(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!1つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、3回の小当りの保留連チャンのうちの1回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図36(14)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図36(14)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に6つの遊技球が入球したため60個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「60/100get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図36(15)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「100/100get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では100個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図36(16)に示すように、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「1」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図36(16)に示す演出例では、小当りの保留連チャンが予告されていることから、今回の小当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションが留保されている。また、番長のキャラクタTDRの右側には、特図2の保留内に2つの小当りが保留されていることを示唆する「あと2つ!」の文字が付された吹き出しが表示されている。
図36(17)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図36(17)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!2つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、3回の小当りの保留連チャンのうちの2回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図36(18)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図36(18)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に3つの遊技球が入球したため30個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、前回の小当り遊技において獲得した賞球数も含めて「130/200get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図37(19)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「200/200get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前回の小当り遊技と合算して200個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図37(20)に示すように、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h22の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「0」となり、特図2の保留数が「1」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図37(20)に示す演出例では、小当りの保留連チャンが予告されていることから、今回の小当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションも留保されている。また、番長のキャラクタTDRの右側には、特図2の保留内にあと1つの小当りが保留されていることを示唆する「あと1つ!」の文字が付された吹き出しが表示されている。
図37(21)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。一方、特図1は図柄変動表示が継続している。なお、この演出例では、図37(20)に示すタイミングから図37(21)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が2つ入球し、特図2の保留が3つとなっている。また、装飾図柄表示装置208では、特図2のはずれの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾4-装飾5」のはずれの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「145」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示され、特図1の第4図柄では未だ変動表示中であることを示す「-」が点滅表示されている。
その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図37(22)に示すように特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。この特図2の図柄変動表示は、小当りとなる短縮変動(例えば、8.5秒の短縮変動)である。一方、特図1ではロング変動が依然として継続している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の第4図柄も変動表示を開始している。また、番長のキャラクタTDRの右側における「あと1つ!」の文字が付された吹き出しは継続して表示されている。
図37(23)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図37(23)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!3つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、3回の小当りの保留連チャンのうちの3回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図37(24)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図37(24)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に4つの遊技球が入球したため40個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、2回の小当り遊技において獲得した賞球数も含めて「240/300get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図37(25)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「300/300get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前2回の小当り遊技と合算して300個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図37(26)に示すように、小当り遊技が終了し、特図2において図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。なお、特図1は保留された図柄変動表示が存在しないため、図柄変動表示は開始されない。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21,h22の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の保留数が「1」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図37(26)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRが着衣して縮小表示されるとともに、3回分の小当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示されている様子が示されている。その後、図37(27)に示すように、「1700pt」とされていた総獲得賞球数に今回の小当りの連チャンで獲得した300個分の賞球数が加算されて「2000pt」に更新されている。なお、本実施形態では、2000個というキリのよい数以上の遊技球が獲得されたため、表示画面の中央に大きく「2000ptゲット!!」の文字が付された図柄が表示される様子が示されている。また、図37(27’)に示すように、「2000」の数字の部分が飾り文字で表示されて設定示唆を行う場合があってもよい。この場合、例えば、飾り文字で表示された場合には、設定4以上であることを示唆するものであってもよい。
本実施形態では、連続予告の対象となった保留が小当りあるいは大当りである場合に、上述した保留連チャンの先読み予告を含む当該予告演出を実行したが、例えば、連続予告の対象を特定の図柄変動表示(はずれSPリーチ等)としてもよいし、また、連続予告の対象となった保留以降に保留された図柄変動表示のが特定の図柄変動表示である場合にも保留連チャン先読み予告を含む当該予告演出を実行するようにしてもよい。
図38(23a)は、図37(22)に続く別の演出例を示している。
図38(23a)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図37(23a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!3つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、3回の小当りの保留連チャンのうちの3回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
続いて、図38(24a)では、番長のキャラクタTDRの右側に表示されていた吹き出しの文字が「さらに2つあるぞ!」に変化している。本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示のうちの最後の図柄変動表示で小当りとなった際に、保留されている特図2の図柄変動表示に関する先読み予告をさらに行う場合がある。すなわち、図38(24a)では、小当りの保留3連チャンの当該変動予告+先読み予告演出を行った後、当該先読み予告の対象の最後の図柄変動表示の結果、小当りとなった際に、さらに先読み予告を行う場合があることが示されている。これにより、遊技者に、より大量の出玉に期待させることができる場合がある。なお、本実施形態では、小当りとなる図柄変動表示の数を報知するのようにしたが、一部又は全部について小当りとならない場合において先読み予告が行われる場合があってもよい。
図38(25a)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図38(25a)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に4つの遊技球が入球したため40個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、2回の小当り遊技において獲得した賞球数も含めて「240/300get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図38(26a)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「300/300get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前2回の小当り遊技と合算して300個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図38(27a)に示すように、小当り遊技が終了し、特図2において図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21,h22の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の保留数が「1」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図38(27a)に示す演出例では、小当りの保留連チャンがさらに予告されていることから、今回の小当り遊技において獲得した賞球数についても総獲得賞球数に加算されるアニメーションが留保されている。また、番長のキャラクタTDRの右側には、特図2の保留内に2つの小当りが保留されていることを示唆する「あと2つ!」の文字が付された吹き出しが表示されている。
図38(28a)では、特図2の図柄変動表示が終了し、小当り図柄が表示されたときの様子を示している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示される。また、図38(28a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!4つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、3回の小当りの保留連チャンのうちの3回目の小当りとなったことに加えて、さらにもう1回の小当りが数珠つなぎ的な保留連チャンとなっていることを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図38(29a)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図38(29a)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に7つの遊技球が入球したため70個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、3回の小当り遊技において獲得した賞球数も含めて「370/400get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図38(30a)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「400/400get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前3回の小当り遊技と合算して400個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図38(31a)に示すように、小当り遊技が終了し、特図2において図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の保留数が「0」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図38(31a)に示す演出例では、小当りの追加の保留連チャンが予告されていることから、今回の小当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションも留保されている。また、番長のキャラクタTDRの右側には、特図2の保留内にあと1つの小当りが保留されていることを示唆する「あと1つ!」の文字が付された吹き出しが表示されている。
図38(32a)では、特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示される。また、図38(32a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!5つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、追加して5回となった小当りの保留連チャンのうちの5回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図38(33a)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図38(33a)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に6つの遊技球が入球したため60個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、4回の小当り遊技において獲得した賞球数も含めて「460/500get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図38(34a)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「500/500get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前4回の小当り遊技と合算して500個の賞球が払い出されたことを報知している。なお、この演出例では、図38(33a)に示すタイミングから同図(34a)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が1つ入球し、特図2の保留が1つとなっている。
その後、図38(35a)に示すように、小当り遊技が終了し、特図2において図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図2の保留が消化されて特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の保留数が1減少され、特図2の保留数が「0」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図38(35a)に示すタイミングでは、番長のキャラクタTDRが着衣して縮小表示されるとともに、5回分の小当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示されている様子が示されている。その後、図38(36a)に示すように、「1700pt」とされていた総獲得賞球数に今回の小当りの連チャンで獲得した500個分の賞球数が加算されて「2200pt」に更新されている。なお、本実施形態では、2000個というキリのよい数以上の遊技球が獲得されたため、表示画面の中央に大きく「2000ptゲット!!」の文字が付された図柄が表示される様子が示されている。
図39(12b)は、図36(11)に続く別の演出例を示している。
図36(11)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図39(12b)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れ、さらに、露になった褌がトリコロールカラーである表示態様に変化し、また、表示態様が変化した番長のキャラクタTDRの右側には「トリコロール!!小当り1つとなんかキタ!」の文字が付された吹き出しが表示される場合がある。すなわち、実行中の特図2の図柄変動表示において小当りとなるとともに、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に確変大当りがさらに含まれていることを示唆する予告が行われている。すなわち、連続予告の対象となる図柄変動表示において実行中の図柄変動表示に関する予告(当該変動予告)に、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に関する先読み予告が含まれる場合があることが示されている。遊技者は、この予告を見ることにより、大量の賞球の払い出しに期待する場合がある。なお、吹き出しの文字表示を他の文字表示としてもよく、例えば、当該図柄変動の結果が小当りで、当該図柄変動以降に保留された図柄変動表示に小当り1つと大当りが含まれる場合は、「小当り1つゲットだぜ!」の文字を表示しつつ、番長のキャラクタTDRの褌をトリコロールカラーで表示することで、大当りの先読み予告を行うようにしてもよい。あるいは、「小当りいっぱいゲットだぜ!」といったように、通常の表示とは異なる文字表示とすることで大当りの保留連チャンが発生することを示唆するようにしてもよい。また、本実施形態では、小当りラッシュにおいて確変大当りとなった場合は、再び小当りラッシュに移行(ループ)するが、確変大当りの一部がバトルモードに転落するものを含んでもよい。すなわち、小当りラッシュからバトルモードに転落する確変大当りがあってもよい。
図39(13b)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図39(13b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じて番長のキャラクタTDRの右側に「よっしゃ!1つ目!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りになったことを報知している。すなわち、複数回の当り(大当り、小当り)を含む保留連チャンのうちの1回目の小当りとなったことを演出している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図39(14b)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図39(14b)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に6つの遊技球が入球したため60個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「60/100get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字が番長のキャラクタTDRに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図39(15b)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「100/100get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では100個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図39(16b)に示すように、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「1」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図39(16b)に示す演出例では、保留連チャン(大当りあるいは小当り)が予告されていることから、今回の小当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションが留保されている。また、番長のキャラクタTDRの右側には、特図2の保留内に当りが保留されていることを示唆する「なんか来るぞ!」の文字が付された吹き出しが表示されている。なお、本実施形態では、保留された図柄変動表示に大当りとなる図柄変動表示が含まれている場合に、トリコロール色の褌の番長のキャラクタTDRを表示するようにしたが、これに限らず、例えば、小当りの保留連チャンと大当りの保留連チャンの両方が含まれている場合に表示されてもよいし、小当りの保留連チャンのみが含まれている場合に表示されてもよい。
その後、図39(17b)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成されて「リーチ!」の文字が表示され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。その後、図39(18b)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208に「装飾1」が停止表示され、揺れ変動が行われる。このとき、番長のキャラクタTDRは表示画面の左下部分に縮小表示されるとともに「キタコレ!」の文字が付された吹き出しが表示され、確変大当りが確定したことが報知される。
その後は、図39(19b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図2の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。一方で、変動表示中の特図1は、特図2が大当りとなったことによって破棄されてはずれとなり、第4図柄は「×」で停止表示する。また、装飾図柄表示装置208では、確変大当りとなったことを祝福する「やったね!」の文字表示も表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図39(20b)に示すように大当り開始演出が開始される。なお、図39(20b)に示す演出は、連チャン回数の表示と総獲得賞球数の表示が異なること以外は図34(r’)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図39(21b)は、5R確変大当りの5ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「大当り終了 小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に再度移行することが報知される。また、図39(21b)に示すタイミングでは、表示画面の右下に表示されている総獲得賞球数の表示が「1700+100+300pt」となっており、前回の小当りで100球、今回の大当りで300球の賞球を獲得し、これらがそれ以前に獲得した1700球に加算されることが報知されている。
その後、図39(22b)に示すように、大当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。このとき、表示画面の中央において「小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュに再度移行したことが報知されている。「小当りラッシュ継続!」の文字表示は、その後、図39(23b)に示すタイミングで消去される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「0」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図39(22b)~同図(23b)に示すように、番長のキャラクタTDRが着衣して縮小表示されるとともに、1回の小当り遊技と1回の大当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示される。その後、図39(24b)に示すように、「1700pt」とされていた総獲得賞球数に今回の連チャンで獲得した400個分の賞球数が加算されて「2100pt」に更新されている。なお、本実施形態では、2000個というキリのよい数以上の遊技球が獲得されたため、表示画面の中央に大きく「2000ptゲット!!」の文字が付された図柄が表示される様子が示されている。
図40~図42は、小当りラッシュ中の連続予告の別の演出例について示すものである。なお、図40(1)~同図(11)に示す演出は、図35(a)~同図(k)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、図40(11)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図40(12)に示すように、マチ子先生のキャラクタMCKとともにその右側には「おめでとう!大当りよ!おまけもあるわよ!」の文字が付された吹き出しが表示される場合がある。すなわち、実行中の特図2の図柄変動表示において大当りとなるとともに、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に少なくとも1つの小当りが含まれていることを示唆する予告が行われている。つまり、連続予告の対象となる図柄変動表示において実行中の図柄変動表示に関する予告(当該変動予告)に、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に関する先読み予告が含まれる場合があることが示されている。遊技者は、この予告を見ることにより、大量の賞球の払い出しに期待する場合がある。
その後、図40(13)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成されて「リーチ!」の文字が表示され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。一方、マチ子先生のキャラクタMCKが表示画面の左下部分に縮小して移動するとともにその右側に「くるわよ!」の文字が付された吹き出しが表示され、大当りとなることに期待を持たせている。その後、図40(14)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208に「装飾1」が停止表示され、揺れ変動が行われる。このとき、マチ子先生のキャラクタMCKの右側に表示されていた吹き出しの文字が「やったね!」に変化し、確変大当りとなったことを報知している。
その後は、図40(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図2の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。一方で、変動表示中の特図1は、特図4が大当りとなったことによって破棄されてはずれとなり、第4図柄は「×」で停止表示する。また、装飾図柄表示装置208では、確変大当りとなったことを祝福する「やったね!」の文字表示も装飾図柄の上方に表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図40(16)に示すように大当り開始演出が開始される。なお、図40(16)に示す演出は、連チャン回数の表示と総獲得賞球数の表示が異なること以外は図34(r’)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図40(17)は、5R確変大当りの5ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「大当り終了 小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に再度移行することが報知される。また、図40(17)に示すタイミングでは、表示画面の右下に表示されている総獲得賞球数の表示が「1700+300pt」となっており、今回の大当りで300球の賞球を獲得し、これらがそれ以前に獲得した1700球に加算されることが報知されている。また、表示画面の左下にはマチ子先生のキャラクタMCKが再び現れるとともに、その右側には「まだまだあるわよ!」の文字が付された吹き出しが表示され、当りの保留連チャンが発生することを予告報知している。なお、本実施形態では、当りの保留連チャンが発生することを条件に予告報知を行うこととしているが、当りの保留連チャンがない場合にガセの予告報知を行うようにしてもよい。また、この演出例では、図40(16)に示すタイミングから図40(17)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。
図40(17)に続く図41(18)では、大当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第一の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「1」となり、特図2の保留数が「3」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図41(18)に示す装飾図柄表示装置208では、マチ子先生のキャラクタMDKが表示画面の中央左側に表示されるとともに、「おまけがあるわよ!」の文字が付された吹き出しが表示され、当りの保留連チャンに対する期待感を持たせている。なお、図41(18)に示す演出例では、当りの保留連チャンが予告されていることから、今回の大当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションが留保されている。
図41(19)では、特図1及び特図2の図柄変動表示が終了したときの様子を示している。すなわち、特図2において小当り図柄が表示され、そのために変動表示中の特図1が破棄されてはずれ図柄が表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の小当りの結果に応じて、装飾図柄が「装飾1-装飾2-装飾3」の小当りの装飾図柄の組合せで停止表示している。また、ミニ図柄もこれに合わせて「123」で停止表示している。そして、第4図柄・保留数表示領域284では、特図2の第4図柄に小当りであることを示す「△」が表示され、特図1の第4図柄にはずれであることを示す「×」が表示される。また、図41(19)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2において小当りの図柄が停止表示されたことに応じてマチ子先生のキャラクタMCKの右側に「おまけよ!」の文字が付された吹き出しが表示され、遊技者に小当りの保留連チャンが発生したことを報知している。その後、特図2の小当りに係る小当り遊技が開始されることとなる。
図41(20)では、特図2の図柄表示時間(例えば、0.5秒)が経過して小当り遊技が行われている様子が示されている。特図2の小当りに係る小当り遊技は、上述したように、第2可変入賞口235へ遊技球が入球しやすい状態となり、賞球の獲得の期待できる小当り遊技である。図41(20)に示すタイミングでは、小当り遊技が開始してから第2可変入賞口235に2つの遊技球が入球したため20個の賞球が払い出され、表示画面の右下部分では、前回の大当り遊技において獲得した賞球数も含めて「320/400get!」の文字が表示されている。なお、ミニ図柄の下方に表示されている総獲得賞球数の表示は更新されていない。また、表示画面の中央では、小当り遊技中であることを示す「SMALLボーナス!」の文字がマチ子先生のキャラクタMCKに重ねて表示されており、遊技者に小当り遊技中であることを報知している。
その後、第2可変入賞口235の所定回数(12回)の開閉、又は、第2可変入賞口235に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入球すると小当り遊技が終了する。図41(21)に示すタイミングでは、第2可変入賞口235に10個の遊技球が入球したことにより小当り遊技が終了した様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下部分では、獲得した賞球数に応じて「400/400get!」の文字が表示されており、今回の小当り遊技では前回の大当り遊技と合算して400個の賞球が払い出されたことを報知している。
その後、図41(22)に示すように、小当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「0」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図41(22)に示すタイミングでは、着衣した番長のキャラクタTDRが表示されるとともに、大当り遊技及び小当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示されている様子が示されている。その後、図41(23)に示すように、「1700pt」とされていた総獲得賞球数に今回の小当りの連チャンで獲得した400個分の賞球数が加算されて「2100pt」に更新されている。なお、本実施形態では、2000個というキリのよい数以上の遊技球が獲得されたため、表示画面の中央に大きく「2000ptゲット!!」の文字が付された図柄が表示される様子が示されている。
図42(12a)は、図40(11)に続く別の演出例を示している。
図40(11)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図42(12a)に示すように、コパンダのキャラクタKPDが出現し、その右側には「大当りの保留連」の文字が付された吹き出しが表示される場合がある。また、図42(12a)では、第一の保留アイコンh21が保留予告の表示態様(金色)で表示されている。すなわち、この演出例では、連続予告の対象である当該変動において大当りとなることを予告するとともに、大当りの保留連チャンがさらに発生することを示唆する予告が行われている。つまり、連続予告の対象となる図柄変動表示において実行中の図柄変動表示に関する予告(当該変動予告)に、開始が保留されている特図2の図柄変動表示に関する先読み予告が含まれる場合があることが示されている。遊技者は、この予告を見ることにより、大量の賞球の払い出しに期待する場合がある。なお、この演出例では、保留予告の対象である特図2の図柄変動表示が保留された時点(第2特図始動口232への遊技球の入球を検出した時点)で保留アイコンの表示態様を保留予告の表示態様で表示するようにしている。すなわち、連続予告の対象である図柄変動表示の後に発生した保留に基づく先読み予告については、連続予告とは別の種類の先読み予告が行われる。なお、この保留アイコンの表示態様の変化は、図柄変動表示の保留が発生した時点であってもよいし、保留が発生した時点ではデフォルトの表示態様で表示し、その後、表示態様が変化してもよい。また、段階的に保留アイコンの表示態様が変化するようにしてもよい。
その後、図42(13a)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成されて「リーチ!」の文字が表示され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。一方、コパンダのキャラクタKPDが表示画面の左下部分に縮小して移動するとともにその右側に「きたよ」の文字が付された吹き出しが表示され、大当りとなることに期待を持たせている。その後、図42(14a)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208に「装飾1」が停止表示され、揺れ変動が行われる。このとき、コパンダのキャラクタKPDの右側に表示されていた吹き出しの文字が「やったね!」に変化し、確変大当りとなったことを報知している。また、図42(13a)に示す演出例では、揺れ変動している装飾図柄の周りで多数の星の図柄の点滅表示が行われている様子が示されている。この星の図柄の点滅表示による演出は高設定示唆の演出であり、例えば、設定4以上であることを示唆する演出である。なお、示唆する設定については上述に限らず、適宜設定することができることはいうまでもない。
その後は、図42(15a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1-装飾1-装飾1」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図2の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「111」の組合せで停止表示される。一方で、変動表示中の特図1は、特図4が大当りとなったことによって破棄されてはずれとなり、第4図柄は「×」で停止表示する。また、装飾図柄表示装置208では、確変大当りとなったことを祝福する「やったね!」の文字表示も装飾図柄の上方に表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図42(16a)に示すように大当り開始演出が開始される。なお、図42(16a)に示す演出は、連チャン回数の表示と総獲得賞球数の表示が異なること以外は図34(r’)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図42(17a)は、5R確変大当りの5ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「大当り終了 小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に再度移行することが報知される。また、図42(17a)に示すタイミングでは、表示画面の右下に表示されている総獲得賞球数の表示が「1700+300pt」となっており、今回の大当りで300球の賞球を獲得し、これらがそれ以前に獲得した1700球に加算されることが報知されている。また、表示画面の左下にはコパンダのキャラクタKPDが再び現れるとともに、その右側には「保留連チャンするよ」の文字が付された吹き出しが表示され、大当りの保留連チャンが発生することを予告報知している。なお、本実施形態では、大当りの保留連チャンが発生することを条件に予告報知を行うこととしているが、大当りの保留連チャンがない場合にガセの予告報知を行うようにしてもよい。また、大当りの保留連チャンではなく、小当りの保留連チャンが発生する場合にも行ってもよい。また、この演出例では、図42(16a)に示すタイミングから図42(17a)に示すタイミングの間に特図2始動口232に遊技球が少なくとも1つ入球し、特図2の保留が満タン(4つ)となっている。
図42(18a)では、大当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h24の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第一の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示され、第四の保留アイコンh24が第三の保留アイコンh23の表示位置に移動して、第三の保留アイコンh23として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「1」となり、特図2の保留数が「3」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図42(18a)に示す装飾図柄表示装置208では、コパンダのキャラクタKPDが表示画面の中央左側に表示され、大当りの保留連チャンに対する期待感を持たせている。なお、図42(18a)に示す演出例では、大当りの保留連チャンが予告されていることから、今回の大当り遊技において獲得した賞球数について総獲得賞球数に加算されるアニメーションが留保されている。
その後、図42(19a)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾5」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成されて「リーチ!」の文字が表示され、リーチ演出が開始される。このとき、装飾図柄が中央に移動しながら拡大表示される。このとき、コパンダのキャラクタKPDは、右下部分に縮小しながら移動し、その右側に「またきたよ」の文字が付された吹き出しが表示され、保留連チャンによる大当りに対する期待を持たせている。その後、図42(20a)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208に「装飾5」が停止表示され、揺れ変動が行われる。このとき、コパンダのキャラクタKPDの右側に表示された吹き出しに「やったね!」の文字が付された吹き出しが表示され、確変大当りが確定したことが報知される。
その後は、図42(21a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5-装飾5-装飾5」の5R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されるとともに、特図2の第4図柄は「○」で停止表示し、ミニ図柄も「555」の組合せで停止表示される。一方で、変動表示中の特図1は、特図4が大当りとなったことによって破棄されてはずれとなり、第4図柄は「×」で停止表示する。また、装飾図柄表示装置208では、確変大当りとなったことを祝福する「やったね!」の文字表示も表示されている。その後、特図2の図柄表示時間が経過すると、図42(22a)に示すように大当り開始演出が開始される。なお、図42(22a)に示す演出は、図39(20b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図42(23a)は、5R確変大当りの5ラウンド目が終了して大当り終了演出が行われている様子が示されている。大当り終了演出が開始すると、装飾図柄表示装置208の中央に「大当り終了 小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)に再度移行することが報知される。また、図42(23a)に示すタイミングでは、表示画面の右下に表示されている総獲得賞球数の表示が「1700+300+300pt」となっており、2回の大当りでそれぞれ300球ずつの賞球を獲得し、これらがそれ以前に獲得した1700球に加算されることが報知されている。
その後、図42(24a)に示すように、大当り遊技が終了し、特図1及び特図2のそれぞれにおいて図柄変動表示が開始した様子が示されている。すなわち、特図1の保留及び特図2の保留が消化されて特図1及び特図2の図柄変動表示が開始される。このとき、表示画面の中央において「小当りラッシュ継続!」の文字が表示され、小当りラッシュに再度移行したことが報知されている。「小当りラッシュ継続!」の文字表示は、その後、消去される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21~h23の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh21の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh22が第一の保留アイコンh21の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh21として表示され、第三の保留アイコンh23が第二の保留アイコンh22の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh22として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、特図2に係る装飾図柄の変動表示も開始され、第4図柄・保留数表示領域284では、特図1及び特図2の保留数がそれぞれ1減少され、特図1の保留数が「0」となり、特図2の保留数が「2」となる。また、第4図柄・保留数表示領域284において特図1及び特図2の第4図柄の変動表示も開始している。また、図42(24a)に示すタイミングでは、着衣した番長のキャラクタTDRが表示されるとともに、2回の大当り遊技において獲得した賞球数が総獲得賞球数に加算されるアニメーションが表示されている様子が示されている。その後、図42(25a)に示すように、「1700pt」とされていた総獲得賞球数に今回の連チャンで獲得した600個分の賞球数が加算されて「2300pt」に更新されている。なお、本実施形態では、2000個というキリのよい数以上の遊技球が獲得されたため、表示画面の中央に大きく「2000ptゲット!!」の文字が付された図柄が表示される様子が示されている。
図43~図44は、小当りラッシュ中の連続予告の別の演出例について示すものである。なお、図43(1)~同図(17)に示す演出は、図35(a)~同図(p)に示す演出と同様であり、また、図43(18)~図44(24)に示す演出は、大当り回数の表示及び総獲得賞球数の表示が異なっている点を除いて図33(l)~同図(r)と同様であるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図43(7)に示すように、カウントダウンの数字(「1」の数字)の表示態様が図35(g)に示す表示態様とは異なっており、飾り文字の表示態様で表示される場合がある。このように、カウントダウンの数字が飾り文字で表示されることで高設定であることを示唆する場合がある。ここで、飾り文字で表示される数字については「1」に限らず他の数字が表示される場合であってもよいし、「3」~「0」の数字の全てで飾り文字が表示されるようにしてもよい。この場合、飾り文字で表示されるカウントダウンの数字が多いほど、高設定である可能性が高まるようにしてもよい。
本実施形態では、図43~図44の演出例では、連続予告の対象である図柄変動表示において演出ボタン136の操作を促す演出が行われ、演出ボタン136が操作されると、当該図柄変動に関する予告とともに連続予告の対象である図柄変動表示が保留された後に保留された図柄変動表示に当り(大当り、小当り)が含まれている場合には、先読み予告も含んだ演出が行われるが、大当りのうち、遊技者にとって不利な遊技状態となる大当り(通常大当り)となる場合には、当該大当りに関する先読み予告を行わないようにしている。これにより、先読み予告を行ったものの、遊技者に不利な遊技状態に移行する大当りとなったことにより遊技者が落胆し、予告に対する信頼性を損なわないようにすることができる場合がある。なお、連続予告の対象である図柄変動表示が保留された後に保留された図柄変動表示に通常大当りと小当りが含まれている場合であって、小当りの後に当該通常大当りとなる場合には、当該変動予告と小当りとなることに関する先読み予告(例えば、通常大当りとなる前の小当りの回数を示唆する先読み予告)とを含む予告演出が行われるが、連続予告の対象である図柄変動表示が保留された後に保留された図柄変動表示に通常大当りが含まれる場合には、それ以前に小当りが含まれたとしても先読み予告を含まない演出が行われるようにしてもよい。
以上の記載では、
『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第二の遊技状態に移行する場合(以下、「第一の場合」という。)があり[例えば、図20に示すように、通常遊技状態において5R確変大当りとなると当該大当りに係る大当り遊技の終了後にバトルモードに移行する等]、
前記第一の場合において、はずれとなる前記図柄変動表示が実行されることで前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する場合(以下、「第二の場合」という。)があり[例えば、図20に示すように、通常遊技状態からバトルモードに移行した場合において、所定回数(例えば、50回)の特図1の図柄変動表示が実行されて電サポ抜けすると、大当り遊技が開始されることなくバトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に該第二の遊技状態に移行する場合(以下、「第三の場合」という。)があり[例えば、図20に示すように、バトルモードにおいて5R確変大当りとなると当該大当りに係る大当り遊技の終了後に再びバトルモードに移行する等]、
前記第三の場合において、はずれとなる前記図柄変動表示が実行されることで前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する場合(以下、「第四の場合」という。)があり[例えば、図20に示すように、バトルモードから再度バトルモードに移行した場合において、所定回数(例えば、30回目)の特図1の図柄変動表示が実行されて電サポ抜けすると、大当り遊技が開始されることなくバトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の場合よりも前記第四の場合の方が、はずれとなる前記図柄変動表示の実行回数が少ない回数で前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行しやすい[例えば、図20に示すように、Aルートによりバトルモードに移行した場合よりも、Bルートによりバトルモードに移行した場合の方が、電サポ抜けする特図1の図柄変動表示の回数の平均が少なく、バトルモードから小当りラッシュに移行しやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、遊技制御手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、遊技制御手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第三の遊技状態に移行するのに足りる図柄変動表示に満たずに大当りとなってしまった場合でも残念な気持ちを緩和できる場合がある。
ここで、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御のみを実行可能なものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を必ず実行するものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行しない場合があるものであってもよい。
また、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。
また、遊技制御手段は、第一の遊技状態と第二の遊技状態と第三の遊技状態のみ移行可能なものであってもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態と第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、第一の遊技状態と第二の遊技状態と第三の遊技状態に必ず移行するものであってもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態と第三の遊技状態に移行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に必ず移行してもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第二の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第二の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態のみから第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第一の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態以外の遊技状態から第三の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第一の場合においてのみ、はずれとなる図柄変動表示が実行されることでく第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第一の場合以外の場合においても、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第二の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第二の遊技状態に移行する場合があってもよい。また、第二の遊技状態のみにおいて大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、第三の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第三の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第三の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第三の場合において、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第三の場合においてのみ、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第三の場合以外の場合においても、はずれとなる図柄変動表示が実行されることで第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数で第二の遊技状態から第三の遊技状態にのみ移行しやすくてもよいし、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数で第二の遊技状態から第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行しやすくてもよい。また、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数で第二の遊技状態から第三の遊技状態に必ず移行しやすくてもよいし、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数で第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しやすくない場合があってもよい。
また、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数でのみ第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しやすくてもよいし、第二の場合よりも第四の場合の方が、はずれとなる図柄変動表示の実行回数が少ない回数以外にも第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しやすくてもよい。
また、『 前記遊技制御手段は、前記大当り遊技の終了後に前記第二の遊技状態に移行する場合に複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数を選択可能な手段であり[例えば、図15(a)に示すように、制御部300は、特図1大当り図柄決定用振分けテーブルに基づき、大当り図柄により電サポ抜けする特図1の図柄変動表示の回数を選択する等]、
前記はまり回数とは、大当り遊技が開始されることなく前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行するのに必要なはずれとなる前記図柄変動表示の実行回数のことであり、
前記第一の場合に選択される前記はまり回数の平均よりも、前記第三の場合に選択される該はまり回数の平均の方が少ない[例えば、図20に示すように、Aルートによりバトルモードに移行した場合よりも、Bルートによりバトルモードに移行した場合の方が、電サポ抜けする特図1の図柄変動表示の回数の平均が少なく、バトルモードから小当りラッシュに移行しやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、常時第三の遊技状態へ移行する期待を抱かせることができる場合がある。
ここで、遊技制御手段は、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合に複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数のみを選択可能なものであってもよいし、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合に複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数以外の回数も選択可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合に複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数を必ず選択するものであってもよいし、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合に複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数を選択しない場合があるものであってもよい。
また、遊技制御手段は、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合にのみ複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数を選択可能なものであってもよいし、大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行する場合以外の場合にも複数種類のはまり回数から一の種類のはまり回数を選択可能なものであってもよい。
また、第一の場合に選択されるはまり回数の平均よりも、第三の場合に選択されるはまり回数の平均のみの方が少なくてもよいし、第一の場合に選択されるはまり回数の平均よりも、第三の場合に選択されるはまり回数の平均以外のもの方も少なくてもよい。また、第一の場合に選択されるはまり回数の平均よりも、第三の場合に選択されるはまり回数の平均の方が必ず少なくてもよいし、第一の場合に選択されるはまり回数の平均よりも、第三の場合に選択される該はまり回数の平均の方が少なくない場合があってもよい。
また、第一の場合に選択されるはまり回数の平均のみよりも、第三の場合に選択されるはまり回数の平均の方が少なくてもよいし、第一の場合に選択されるはまり回数の平均以外のものよりも、第三の場合に選択される該はまり回数の平均の方が少なくてもよい。
また、『 前記図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技が開始され、
前記複数種類の大当り図柄は、それぞれ前記はまり回数が対応付けられており[例えば、図15(a)に示すように、大当り図柄により電サポ抜けする特図1の図柄変動表示の回数が選択される等]、
前記複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄は、第一の大当り図柄[例えば、「特図E」等]であり、
前記複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄は、第二の大当り図柄[例えば、「特図I」等]であり、
前記第一の大当り図柄に対応付けられた前記はまり回数は、第一の回数[例えば、50回等]であり、
前記第二の大当り図柄に対応付けられた前記はまり回数は、第二の回数[例えば、30回等]であり、
前記第一の回数は、前記第二の回数よりも多い回数であり、
前記第一の遊技状態で大当りとなる場合に前記第一の大当り図柄が表示される確率[例えば、非電サポ中において「特図E」が選択される確率は35/100等]と、前記第二の遊技状態で大当りとなる場合に前記第二の大当り図柄が表示される確率[例えば、電サポ中において「特図I」が選択される確率は35/100等]が同じである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第一の回数と第二の回数よりも少ない第三の回数(例えば、10回)は、第一の遊技状態で大当りした場合にはまり回数として選択される場合があるが、第二の遊技状態で大当りした場合には、第一の遊技状態よりも選択されやすくしてもよい。
ここで、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技のみが開始されてもよいし、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技以外の遊技が開始されてもよい。また、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技が必ず開始されてもよいし、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技が開始されない場合があってもよい。
また、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合にのみ大当り遊技が開始されてもよいし、図柄変動表示が実行された結果、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合以外の場合にも大当り遊技が開始されてもよい。また、図柄変動表示が実行された結果でのみ、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技が開始されてもよいし、図柄変動表示が実行された結果以外の結果でも、複数種類の大当り図柄のうちの一の種類の大当り図柄が表示された場合に大当り遊技が開始されてもよい。
また、複数種類の大当り図柄は、それぞれはまり回数のみが対応付けられていてもよいし、複数種類の大当り図柄は、それぞれはまり回数以外のものも対応付けられていてもよい。また、複数種類の大当り図柄は、それぞれはまり回数が必ず対応付けられていてもよいし、複数種類の大当り図柄は、それぞれはまり回数が対応付けられていない場合があってもよい。
また、複数種類の大当り図柄は、第一の大当り図柄と第二の大当り図柄のみであってもよいし、第一の大当り図柄と第二の大当り図柄以外の大当り図柄があってもよい。また、第一の大当り図柄と第二の大当り図柄が必ずあってもよいし、第一の大当り図柄と第二の大当り図柄がない場合があってもよい。
また、第一の大当り図柄に対応付けられたはまり回数は、第一の回数と第二の回数のみであってもよいし、第一の回数と第二の回数以外の回数もあってもよい。また、第一の大値図柄に対応付けられたはまり回数は、必ず第一の回数と第二の回数であってもよいし、第一の回数と第二の回数がない場合があってもよい。
また、第一の回数は、第二の回数のみよりも多い回数であってもよいし、第二の回数以外の回数よりも多い回数であってもよい。また、第一の回数は、第二の回数よりも必ず多い回数であってもよいし、第二の回数よりも少ない回数である場合があってもよい。
また、第一の遊技状態で大当りとなる場合に第一の大当り図柄が表示される確率と、第二の遊技状態で大当りとなる場合に第二の大当り図柄が表示される確率のみが同じであってもよいし、第一の遊技状態で大当りとなる場合に第一の大当り図柄が表示される確率と、第二の遊技状態で大当りとなる場合に第二の大当り図柄が表示される確率以外の確率も同じであってもよい。また、第一の遊技状態で大当りとなる場合に第一の大当り図柄が表示される確率と、第二の遊技状態で大当りとなる場合に第二の大当り図柄が表示される確率が必ず同じであってもよいし、第一の遊技状態で大当りとなる場合に第一の大当り図柄が表示される確率と、第二の遊技状態で大当りとなる場合に第二の大当り図柄が表示される確率が同じでない場合があってもよい。
また、『 前記第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に該第三の遊技状態に移行する場合がある[例えば、小当りラッシュ中に「特図b」~「特図f」で大当りすると、当該大当りに係る大当り遊技の終了後、再び小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一旦第三の遊技状態に移行した場合は、大当りにも期待しながら遊技できる場合がある。
ここで、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第三の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。また、第三の遊技状態においてのみ大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、『 前記第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する場合もある[例えば、通常遊技状態において「特図B」で大当りすると、当該大当りに係る大当り遊技の終了後、小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一気に有利な第三の遊技状態に移行で可能な大当りを有することで、遊技者にさらに期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
なお、前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、『 第一の始動入賞手段[例えば、特図1始動口(可変)231等]と、
第二の始動入賞手段[例えば、特図2始動口232等]と、
前記図柄表示手段は、第一の図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212等]と第二の図柄表示手段[例えば、第2特図表示装置214等]を含む手段であり、
前記第一の図柄表示手段は、前記第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)を実行可能な図柄表示手段であり、
前記第二の図柄表示手段は、前記第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)を実行可能な図柄表示手段であり、
前記第一の始動入賞手段は、第一の状態[例えば、シャッタ部材2311が閉鎖した状態等]と第二の状態[例えば、シャッタ2311が開放した状態等]に変化可能な始動入賞手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態よりも遊技球が前記第一の始動入賞手段に入球しやすい状態であり、
前記第二の遊技状態は、確変状態と電サポ状態を含む遊技状態[例えば、特図高確率普図高確率状態等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記確変状態と非電サポ状態を含む遊技状態であり[例えば、特図高確率普図低確率状態等]、
前記電サポ状態では、前記非電サポ状態よりも前記第一の始動入賞手段が前記第二の状態になりやすい状態であり[例えば、普図低確率状態では当り確率は0%であり、普図高確率状態では当り確率は100%であり、シャッタ2311が開放した状態になりやすい等]、
前記第二の遊技状態では、前記第二の図柄変動表示よりも前記第一の図柄変動表示で大当りとなりやすく[例えば、図21(b)に示すようにバトルモードでは、特図1の図柄変動表示が短縮変動であり、特図2の図柄変動表示がロング変動であり、特図2よりも特図1の図柄変動表示の結果で大当りとなりやすい等]、
前記第三の遊技状態では、前記第一の図柄変動表示よりも前記第二の図柄変動表示で大当りとなりやすく[例えば、図21(b)に示すように小当りラッシュでは、特図2の図柄変動表示が短縮変動であり、特図1の図柄変動表示がロング変動であり、特図2よりも特図1の図柄変動表示の結果で大当りとなりやすい等]、
前記第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄[例えば、「特図g」等]が表示された場合に第二の小当り遊技[例えば、第2可変入賞口235が開放する小当り遊技等]が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段のみを含むものであってもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段以外の図柄表示手段も含むものであってもよい。また、図柄表示手段は、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段を必ず含むものであってもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段を含まない場合があるものであってもよい。
また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示以外のことも実行可能なものであってもよい。また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合にのみ図柄変動表示を実行可能なものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合以外の場合にも図柄変動表示を実行可能なものであってもよい。
また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示以外のことも実行可能なものであってもよい。また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に図柄変動表示を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合にのみ図柄変動表示を実行可能なものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合以外の場合にも図柄変動表示を実行可能なものであってもよい。
また、第一の始動入賞手段は、第一の状態と第二の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、第一の状態と第二の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第一の始動入賞手段は、第一の状態と第二の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態と第二の状態に変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の状態は、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすい状態のみであってもよいし、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすい状態以外の状態であってもよい。また、第二の状態は、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に必ず入球しやすい状態であってもよいし、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすい状態でない状態である場合があってもよい。
また、第二の遊技状態は、確変状態と電サポ状態のみを含むものであってもよいし、確変状態と電サポ状態以外の状態も含むものであってもよい。また、第二の遊技状態は、確変状態と電サポ状態を必ず含むものであってもよいし、確変状態と電サポ状態を含まない場合があるのであってもよい。
また、第三の遊技状態は、確変状態と非電サポ状態のみを含むものであってもよいし、確変状態と非電サポ状態以外の状態も含むものであってもよい。また、第三の遊技状態は、確変状態と非電サポ状態を必ず含むものであってもよいし、確変状態と非電サポ状態を含まない場合があるものであってもよい。
また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態にのみなりやすい状態であってもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態以外の状態にもなりやすい状態であってもよい。また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態に必ずなりやすい状態であってもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすくない場合がある状態であってもよい。
また、電サポ状態では、非電サポ状態のみよりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすい状態であってもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態以外の状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすい状態であってもよい。
また、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示でのみ大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示以外の図柄変動表示でも大当りとなりやすくてもよい。また、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示で必ず大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示で大当りとなりやすくない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態でのみ、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示で大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態でも、第二の図柄変動表示よりも第一の図柄変動表示で大当りとなりやすくてもよい。
また、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示でのみ大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示でも大当りとなりやすくてもよい。また、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示で必ず大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示で大当りとなりやすくない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態でのみ、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示で大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態でも、第一の図柄変動表示よりも第二の図柄変動表示で大当りとなりやすくてもよい。
また、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第二の小当り遊技のみが開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第二の小当り遊技以外の遊技が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第二の小当り遊技が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第二の小当り遊技が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合にのみ第二の小当り遊技が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合以外にも第二の小当り遊技が開始されてもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示と前記第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合があり、
前記第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であり[例えば、図7(b)に示すように、電サポ状態では、右打ちすることにより特図1始動口(可変)231に入賞し易くなるので特図1の図柄変動表示が実行されやすく、左打ちよりも右打ちの方が大当りとなりやすい等]、
前記第三の遊技状態では、前記左打ちした場合よりも前記右打ちした場合の方が有利な遊技状態であり[例えば、図4(a)に示すように、小当りラッシュでは、右打ちすることにより入賞可能な特図2始動口232への遊技球の入賞により実行される特図2の図柄変動表示の方が特図1の図柄変動表示よりも結果が表示されやすいので、右打ちしたほうが大当りとなりやすい等]、
複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で前記第一の図柄変動表示を実行可能であり、
複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で前記第二の図柄変動表示を実行可能であり、
前記第二の遊技状態では、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、前記第二の図柄変動表示の変動時間の方が長く[例えば、バトルモードでは、特図2の変動時間は450~500秒のロング変動が選択されるため、特図1の変動時間よりも長い等]、
前記第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄[例えば、「特図C」等]が表示された場合に第一の小当り遊技[例えば、第1可変入賞口234が開放する小当り遊技等]が開始され、
少なくとも前記確変状態では、前記第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示され[例えば、図14(b)に示すように、特図1では大当り以外は全て小当りとなる等]、
前記第二の図柄変動表示の実行中に、前記第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて前記第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示される[例えば、図21(b)に示すように、特図2の図柄変動表示中に、特図1で小当り又は大当りとなると実行中の特図2の図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合のみがあってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合以外の場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が必ず実行されている状態となってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されていない状態となる場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方のみが実行されている状態となる場合があってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方以外の図柄変動表示も実行されている状態となる場合があってもよい。
また、第二の遊技状態のみ、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態でも、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよい。また、第二の遊技状態では、必ず左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよいし、第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態でない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態のみ、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態でも、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよい。また、第三の遊技状態では、必ず左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態であってもよいし、第三の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が有利な遊技状態でない場合があってもよい。
また、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間でのみ第一の図柄変動表示を実行可能であってもよいし、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間以外の変動時間で第一の図柄変動表示を実行可能であってもよい。また、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で必ず第一の図柄変動表示を実行してもよいし、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で第一の図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間でのみ第二の図柄変動表示を実行可能であってもよいし、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間以外の変動時間で第二の図柄変動表示を実行可能であってもよい。また、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で第二の図柄変動表示を必ず実行してもよいし、複数種類の変動時間のうちの選択された一の変動時間で第二の図柄変動表示を実行しないばあいがあってもよい。
また、第二の遊技状態では、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間のみの方が長くてもよいし、第二の遊技状態では、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間以外の変動時間の方が長くてもよい。また、第二の遊技状態では、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間の方が必ず長くてもよいし、第二の遊技状態では、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間の方が長くない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態でのみ、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間の方が長くてもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態でも、選択され得る前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも、第二の図柄変動表示の変動時間の方が長くてもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技のみが開始されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技以外の遊技が開始されてもよい。また、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合にのみ第一の小当り遊技が開始されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行された結果、小当り図柄が表示された場合以外の場合にも第一の小当り遊技が開始されてもよい。また、第一の図柄変動表示が実行された結果でのみ、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技が開始されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行された結果以外の結果でも、小当り図柄が表示された場合に第一の小当り遊技が開始されてもよい。
また、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方のみが表示されてもよいし、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方以外の図柄が表示されてもよい。また、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が必ず表示されてもよいし、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されない場合があってもよい。
また、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合にのみ、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよいし、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合以外の場合にも、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよい。また、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果のみが表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよいし、少なくとも確変状態では、第一の図柄変動表示の結果以外の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよい。
また、確変状態でのみ、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよいし、確変状態以外の状態でも、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄のみが表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄以外の図柄が表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にのみはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段以外の図柄表示手段にもはずれ図柄が表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示のみが破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合にのみ、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合以外の場合にも、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中にのみ、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中以外にも、第一の図柄表示手段において大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示された場合、実行中の第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。
また、『 第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234等]と、
第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235が等]と、
を備え、
前記第一の図柄表示手段において小当り図柄[例えば、「特図C」等]が表示されると前記第一の可変入賞手段が開状態となり、
前記第二の図柄表示手段において小当り図柄[例えば「特図g」等]が表示されると前記第二の可変入賞手段が開状態となり、
前記第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて前記第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、前記第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて前記第二の可変入賞手段が開状態となった場合の方が、賞球が払い出されやすい[例えば、図4(a)に示すように、特図1で小当りとなった場合には、第1可変入賞口234が最大で2回の短開放を行うが、実質的に第1可変入賞口234への入球は困難であり、図4(b)に示すように、特図2で小当りとなった場合には、第2可変入賞口235が最大で12回の短開放が行われ、第2可変入賞口234のシャッタ部材2351上を流下する遊技球が落下しやすい構成であるので、賞球が払い出されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第三の遊技状態においてのみ遊技球を増やすことができる場合がある。
ここで、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段のみが開状態となってもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段以外の可変入賞手段が開状態となってもよい。また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が必ず開状態となってもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が開状態とならない場合があってもよい。
また、第一の図柄表示手段において小当り図柄のみが表示されると第一の可変入賞手段が開状態となってもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄以外の図柄が表示されると第一の可変入賞手段が開状態となってもよい。
また、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段のみが開状態となってもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段以外の可変入賞手段が開状態となってもよい。また、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が必ず開状態となってもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が開状態とならない場合があってもよい。
また、第二の図柄表示手段において小当り図柄のみが表示されると第二の可変入賞手段が開状態となってもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄以外の図柄が表示されると第二の可変入賞手段が開状態となってもよい。
また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合の方が、賞球のみが払い出されやすくてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合の方が、賞球以外のものも払い出されやすくてもよい。また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合の方が、賞球が必ず払い出されやすくてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合の方が、賞球が払い出されやすくない場合があってもよい。
また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合のみ、賞球が払い出されやすくてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第一の可変入賞手段が開状態となった場合よりも、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されて第二の可変入賞手段が開状態となった場合以外の場合にも、賞球が払い出されやすくてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示の開始を保留可能な保留手段[例えば、主制御部300等]と、
複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告[例えば、図35(a)~同図(n)や、図36(3)~図37(25)に示す連続予告等]であり、
前記第一の先読み予告は、該第一の先読み予告の対象である図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が保留された後で開始される先読み予告であり[例えば、図36(2)~同図(3)に示すように、先読み予告の対象である特図2の第四の保留アイコンh24に係る図柄変動表示が保留された後に先読み予告が開始されている等]、
前記第一の先読み予告は、前記第一の図柄変動表示の実行中において、第一の演出を開始する場合がある先読み予告であり[例えば、図36(11)~同図(12)に示すように、演出ボタン136が操作されると、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示が実行される場合がある等]、
前記第一の演出とは、前記第一の図柄変動表示が保留された後で保留された図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)に関する情報と該第一の図柄変動表示に関する情報を少なくとも含む情報に基づく内容の演出のことである[例えば、図36(12)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示では、連続予告の対象である図柄変動表示の結果が小当りであるとともに、保留されている特図2の図柄変動表示に2つの小当りが含まれていることを示唆している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、先読み予告手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、先読み予告手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、先読み予告の対象の図柄変動表示において複数の特典に期待できる場合がある。
ここで、保留手段は、図柄変動表示の開始のみを保留可能なものであってもよいし、図柄変動表示の開始以外のことも保留可能なものであってもよい。また、保留手段は、図柄変動表示を必ず保留するものであってもよいし、図柄変動表示を保留しない場合があるものであってもよい。
また、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の先読み予告以外のことも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の先読み予告を実行しない場合があるものであってもよい。
また、先読み予告手段は、第一の先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の先読み予告以外の先読み予告も実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、第一の先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の先読み予告を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第一の先読み予告の対象である図柄変動表示が保留された後でのみ開始されるものであってもよいし、第一の先読み予告の対象である図柄変動表示が保留された後以外でも開始されるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第一の先読み予告の対象である図柄変動表示が保留された後で必ず開始されるものであってもよいし、第一の先読み予告の対象である図柄変動表示が保留された後で開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第一の図柄変動表示の実行中において、第一の演出のみを開始する場合があるものであってもよいし、第一の図柄変動表示の実行中において、第一の演出以外の演出も開始する場合があるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第一の図柄変動表示の実行中において、第一の演出を必ず開始するものであってもよいし、第一の図柄変動表示の実行中において、第一の演出を開始しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第一の図柄変動表示の実行中においてのみ、第一の演出を開始する場合があるものであってもよいし、第一の図柄変動表示の実行中以外においても、第一の演出を開始する場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の先読み予告は、前記第一の図柄変動表示が特定の図柄変動表示[例えば、小当りとなる図柄変動表示等]である場合に実行される場合がある先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の先読み予告は、第一の図柄変動表示が特定の図柄変動表示である場合にのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の図柄変動表示が特定の図柄変動表示である場合以外の場合にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第一の図柄変動表示が特定の図柄変動表示である場合に必ず実行されるものであってもよいし、第一の図柄変動表示が特定の図柄変動表示である場合に実行されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記特定の図柄変動表示とは、或る特典[例えば、小当り等]が付与されることとなる図柄変動表示のことであり、
前記第一の先読み予告は、前記或る特典が付与されることとなる前記第二の図柄変動表示が保留されている場合に前記第一の演出を実行することがある先読み予告であり[例えば、図36(12)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示は、保留されている特図2の図柄変動表示に小当りが含まれている場合に開始される場合がある等]、
前記第一の先読み予告は、前記或る特典が付与されることとなる前記第二の図柄変動表示が保留されていない場合に、前記第一の図柄変動表示の実行中において、前記第一の演出とは別の第二の演出[例えば、図35(l)に示すように、番長のキャラクタTDRとともに「小当りGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示等]を開始する先読み予告であり[例えば、図35(l)に示すように、連続予告の対象である図柄変動表示よりも後に保留された図柄変動表示に小当りが含まれていない場合は、番長のキャラクタTDRとともに「小当りGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示が開始される等]、
前記第二の演出とは、実行中の前記第一の図柄変動表示の結果、前記或る特典が付与されることを予告する予告演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の先読み予告が開始された時点で遊技者を喜ばせることができる場合がある。
また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に第一の演出のみを実行することがあるものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に第一の演出以外の演出も実行することがあるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に第一の演出を必ず実行するものであっててもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に第一の演出を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合にのみ第一の演出を実行することがあるものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合以外の場合にも第一の演出を実行することがあるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合に第一の演出のみを実行することがあるものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合に第一の演出以外の演出も実行することがあるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合に第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合に第一の演出を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合にのみ第一の演出を実行することがあるものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留されていない場合以外にも第一の演出を実行することがあるものであってもよい。
また、『 前記第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に前記或る特典が付与されることとなる図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図37(21)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示が開始された後に保留された、第二の保留アイコンh22及び第三の保留アイコンh23に係る図柄変動表示であって小当りが含まれている図柄変動表示等]」という。)が含まれている場合に、該第三の図柄変動表示に係る該或る特典の付与が開始されるまで該第第一の演出が継続することがある[例えば、図37(12)~図38(22)及び図39(23a)~同図(32a)に示すように、番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「小当り3つGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示が開始された後に、小当りとなる図柄変動表示が保留された場合、当該保留に係る図柄変動表示の結果、小当りとなるまで継続する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合に、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告のみが継続することがあってもよいし、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合に、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告以外の先読み予告も継続することがあってもよい。また、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合に、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告が必ず継続してもよいし、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合に、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告が継続しない場合があってもよい。
また、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合にのみ、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告が継続することがあってもよいし、第一の演出が開始された後で保留された図柄変動表示に或る特典が付与されることとなる図柄変動表示が含まれている場合以外の場合にも、該図柄変動表示に係る或る特典の付与が開始されるまで第二の先読み予告が継続することがあってもよい。
また、『 前記或る特典は、少なくとも第一の大当り[例えば、「特図a」が表示される大当り等]と第二の大当り[例えば、「特図b」~「特図f」が表示される大当り等]を含み、
前記第一の大当りは、該第一の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が変化する大当りであり[例えば、「特図a」で大当りすると、当該大当りに係る大当り遊技の終了後にチャレンジモードに移行する等]、
前記第二の大当りは、該第二の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が変化しない大当りであり[例えば、「特図b」~「特図f」で大当りすると、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に再び小当りラッシュに移行する等]、
前記第一の先読み予告は、前記第二の大当りとなる前記第二の図柄変動表示が保留されている場合に、前記第一の図柄変動表示の実行中に前記第一の演出を開始することがある先読み予告であり[例えば、図39(12b)に示す番長のキャラクタTDRが巨大化するとともに服が破れた表示態様に変化し、「トリコロール!!小当り1つとなんかキタ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示等]、
前記第一の先読み予告は、前記第一の大当りとなる前記第二の図柄変動表示が保留されている場合に、前記第一の図柄変動表示の実行中に前記第二の演出を開始する先読み予告である[例えば、図43(12)~同図(24)に示すように、連続予告の対象である図柄変動表示が保留された後に保留された図柄変動表示に通常大当りとなる図柄変動表示が含まれている場合に、番長のキャラクタTDRとともに「小当りGETだぜ!」の文字が付された吹き出しが表示される演出表示が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、過剰に遊技者を期待させないことができる場合がある。
ここで、或る特典は、第一の大当りと第二の大当りのみを含むものであってもよいし、第一の大当りと第二の大当り以外の大当りも含むものであってもよい。また、或る特典は、少なくとも第一の大当りと第二の大当りを必ず含むものであってもよいし、少なくとも第一の大当りと第二の大当りを含まない場合があるものであってもよい。
また、第一の大当りは、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態のみが変化するものであってもよいし、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態以外のものも変化するものであってもよい。また、第一の大当りは、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が必ず変化するものであってもよいし、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第一の大当りは、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後にのみ該大当り遊技の前後で遊技状態が変化するものであってもよいし、第一の大当りに係る大当り遊技の終了後以外にも該大当り遊技の前後で遊技状態が変化するものであってもよい。
また、第二の大当りは、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態のみが変化しないものであってもよいし、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態以外のものも変化しないものであってもよい。また、第二の大当りは、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が必ず変化しないものであってもよいし、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後に該大当り遊技の前後で遊技状態が変化する場合があるものであってもよい。
また、第二の大当りは、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後にのみ該大当り遊技の前後で遊技状態が変化しないものであってもよいし、第二の大当りに係る大当り遊技の終了後以外にも該大当り遊技の前後で遊技状態が変化しないものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出のみを開始することがあるものであってもよいし、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出以外の演出もを開始することがあるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出を必ず開始するものであってもよいし、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出を開始しないことがあるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合にのみ、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出を開始することがあるものであってもよいし、第二の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合以外の場合にも、第一の図柄変動表示の実行中に第一の演出のみを開始することがあるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出のみを開始するものであってもよいし、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出以外の演出も開始するものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出を必ず開始するものであってもよいし、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合に、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出を開始しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合にのみ、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出を開始するものであってもよいし、第一の大当りとなる第二の図柄変動表示が保留されている場合以外の場合にも、第一の図柄変動表示の実行中に第二の演出を開始するものであってもよい。
また、『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、制御部300等]を備え、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記或る特典は、小当りを含み、
前記第三の遊技状態は、賞球が払い出されやすい小当り遊技[例えば、「特図g」で小当りとなって第2可変入賞口235が最大12回開閉される小当り遊技等]が開始されやすい遊技状態であり、
前記第三の遊技状態において前記第一の先読み予告が開始されると、前記第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなる[例えば、図35(c)~同図(h)に示すように、連続予告が開始されてから連続予告の対象である図柄変動表示が開始されるよりも前までの図柄変動表示ははずれとなっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の先読み予告の実行中は第三の遊技状態が終了しないため、遊技者に安心させることができる場合がある。
ここで、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御のみを実行可能なものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を必ず実行するものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行しない場合があるものであってもよい。
また、遊技制御手段は、第一の遊技状態と第三の遊技状態に移行する制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の遊技状態と第三の遊技状態に移行する制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、第一の遊技状態と第三の遊技状態に移行する制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の遊技状態と第三の遊技状態に移行する制御を実行しない場合があるものであってもよい。
また、遊技制御手段は、第一の遊技状態と第三の遊技状態にのみ移行する制御を実行可能なものであってもよいし、第一の遊技状態と第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する制御を実行可能なものであってもよい。
また、第三の遊技状態は、第一の遊技状態のみよりも有利な遊技状態であってもよいし、第一の遊技状態以外の遊技状態よりも有利な遊技状態であってもよい。また、第三の遊技状態は、第一の遊技状態よりも必ず有利な遊技状態であってもよいし、第一の遊技状態よりも有利な遊技状態でない場合があってもよい。
また、或る特典は、小当りのみを含んでもよいし、小当り以外も含んでもよい。また、或る特典は、小当りを必ず含んでもよいし、小当りを含まない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態は、賞球が払い出されやすい小当り遊技のみが開始されやすいものであってもよいし、賞球が払い出されやすい小当り遊技以外の遊技も開始されやすいものであってもよい。また、第三の遊技状態は、賞球が払い出されやすい小当り遊技が必ず開始されやすいものであってもよいし、賞球が払い出されやすい小当り遊技が開始されやすくない場合があるものであってもよい。
また、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示のみがはずれとなってもよいし、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示以外の図柄変動表示もはずれとなってもよい。また、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示が必ずはずれとなってもよいし、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとならない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示のみが開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなってもよいし、第三の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示以外の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなってもよい。また、第三の遊技状態において第一の先読み予告のみが開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなってもよいし、第三の遊技状態において第一の先読み予告以外の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなってもよい。また、第三の遊技状態においてのみ第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示はずれとなってもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態において第一の先読み予告が開始されると、第一の図柄変動表示が開始されるまでの図柄変動表示がはずれとなってもよい
また、『 前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図42(12a)に示す保留予告等]であり、
前記第二の先読み予告は、前記或る特典[例えば、確変大当り等]が付与されることとなる前記第二の図柄変動表示が保留された場合に開始されることがある先読み予告であり[例えば、図42(12a)に示すように、連続予告の対象である図柄変動表示が保留された後で保留された図柄変動表示に大当りとなる図柄変動表示が含まれる場合に保留予告が開始される場合がある等]、
前記第二の先読み予告は、前記第一の先読み予告とは別の先読み予告であり、
前記第二の先読み予告は、連続予告ではない先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ開始されることがあるものであってもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留された場合以外にも開始されることがあるものであってもよい。また、第二の先読み予告は、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず開始されてもよいし、或る特典が付与されることとなる第二の図柄変動表示が保留された場合に開始されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、制御部300等]と、
第一の始動入賞手段[例えば、特図1始動口(可変)231等]と、
第二の始動入賞手段[例えば、特図2始動口232等]と、
前記第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第一の図柄変動表示を実行可能な第一の図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212等]と、
前記第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第二の図柄変動表示を実行可能な第二の図柄表示手段[例えば、第2特図表示装置214等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示と前記第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合があり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態とは別の遊技状態であり、
前記第一の始動入賞手段は、第一の状態[例えば、シャッタ部材2311が閉鎖した状態等]と第二の状態[例えば、シャッタ2311が開放した状態等]に変化可能な始動入賞手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態よりも遊技球が前記第一の始動入賞手段に入球しやすい状態であり、
前記第二の遊技状態は、電サポ状態[例えば、普図高確率状態等]を含む遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、非電サポ状態[例えば、普図低確率状態等]を含む遊技状態であり、
前記電サポ状態では、前記非電サポ状態よりも前記第一の始動入賞手段が前記第二の状態になりやすく[例えば、普図低確率状態では当り確率は0%であり、普図高確率状態では当り確率は100%であり、シャッタ2311が開放した状態になりやすい等]、
前記第二の遊技状態において、前記第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があり、
前記第三の遊技状態において、前記第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があり、
前記第二の遊技状態では、前記第二の図柄変動表示の変動時間よりも前記第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く[例えば、図21(b)に示すようにバトルモードでは、特図1の図柄変動表示が短縮変動であり、特図2の図柄変動表示がロング変動であり、特図2の図柄変動表示の時間よりも特図1の図柄変動表示の時間の方が短い等]、
前記第三の遊技状態では、前記第一の図柄変動表示の変動時間よりも前記第二の図柄変動表示の変動時間の方が短く[例えば、図21(b)に示すように小当りラッシュでは、特図2の図柄変動表示が短縮変動であり、特図1の図柄変動表示がロング変動であり、特図1の図柄変動表示の時間よりも特図2の図柄変動表示の時間の方が短い等]、
前記第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄[例えば、「特図A」「特図B」「特図E」~「特図Q」等]と小当り図柄[例えば、「特図C」等]のいずれか一方が表示され[例えば、図14(b)に示すように、特図1では大当り以外は全て小当りとなる等]、
前記第二の図柄変動表示の結果、小当り図柄[例えば、「特図g」等]が表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、前記第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球が払い出されやすく[例えば、図4(a)に示すように、特図1で小当りとなった場合には、第1可変入賞口234が最大で2回の短開放を行うが、実質的に第1可変入賞口234への入球は困難であり、図4(b)に示すように、特図2で小当りとなった場合には、第2可変入賞口235が最大で12回の短開放が行われ、第2可変入賞口234のシャッタ部材2351上を流下する遊技球が落下しやすい構成であるので、賞球が払い出されやすい等]、
前記第二の図柄変動表示の実行中に、前記第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて前記第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示され[例えば、図21(b)に示すように、特図2の図柄変動表示中に、特図1で小当り又は大当りとなると実行中の特図2の図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される等]、
前記第二の遊技状態に移行してから或る回数[例えば、51回等]の前記第一の図柄変動表示が開始されると、該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の図柄変動表示が開始されて前記第三の遊技状態に移行した際に実行中の該第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の前記第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、
前記第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで該第二の図柄変動表示が破棄されて前記第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示される[例えば、図22(b)に示すように、特図1の51回目の図柄変動表示の開始時における特図1の変動時間と特図2の変動時間は、バトルモードにおいて選択され得る変動時間となるため、特図2の変動時間よりも特図1の変動時間の方が短く、そのため、特図1で小当り図柄が先に表示されて特図2の図柄変動表示が破棄されてはずれ図柄が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、図柄表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、図柄表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行する条件を或る回数目の第一の図柄変動表示の開始としているので、第三の遊技状態に移行した時点での第二の図柄変動表示を第一の図柄変動表示の結果が表示されることで確実に破棄できるため、第二の遊技状態から第三の遊技状態への移行をスムーズにすることができる場合がある。
ここで、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御のみを実行可能なものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に必ず移行する制御を実行するものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第一の図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第一の図柄変動表示以外の図柄変動表示も実行可能なものであってもよい。また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第一の図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第一の図柄変動表示を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の図柄表示手段は、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合にのみ第一の図柄変動表示を実行可能なものであってもよいし、第一の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合以外の場合にも第一の図柄変動表示を実行可能なものであってもよい。
また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第二の図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示も実行可能なものであってもよい。また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第二の図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合に第二の図柄変動表示を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄表示手段は、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合にのみ第二の図柄変動表示を実行可能なものであってもよいし、第二の始動入賞手段への遊技球の入球があった場合以外の場合にも第二の図柄変動表示を実行可能なものであってもよい。
また、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合のみがあってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合以外の場合もあってもよい。また、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態となる場合が必ずあってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態とならない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態のみとなる場合があってもよいし、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が実行されている状態以外の状態となる場合があってもよい。
また、遊技制御手段は、第二の遊技状態と第三の遊技状態にのみ移行可能なものであってもよいし、第二の遊技状態と第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、第二の遊技状態と第三の遊技状態に必ず移行するものであってもよいし、第二の遊技状態と第三の遊技状態に移行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の始動入賞手段は、第一の状態と第二の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、第一の状態と第二の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第一の状態と第二の状態に必ず変化するものであってもよいし、第一の状態と第二の状態に変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の状態は、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段にのみ入球しやすい状態であってもよいし、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段以外の入賞手段にも入球しやすい状態であってもよい。また、第二の状態は、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に必ず入球しやすい状態であってもよいし、第一の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすくない状態となる場合であってもよい。
また、第二の状態は、第一の状態のみよりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすい状態であってもよいし、第一の状態以外の状態よりも遊技球が第一の始動入賞手段に入球しやすい状態であってもよい。
また、第二の遊技状態は、電サポ状態のみを含むものであってもよいし、電サポ状態以外の状態も含むものであってもよい。また、第二の遊技状態は、電サポ状態を必ず含むものであってもよいし、電サポ状態を含まない場合がある状態であってもよい。
また、第三の遊技状態は、非電サポ状態のみを含むものであってもよいし、非電サポ状態以外の状態も含むものであってもよい。また、第三の遊技状態は、非電サポ状態を必ず含むものであってもよいし、非電サポ状態を含まない場合がある状態であってもよい。
また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態にのみなりやすくてもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態以外の状態にもなりやすくてもよい。また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態に必ずなりやすくてもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすくない場合があってもよい。
また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段のみが第二の状態になりやすくてもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態よりも第一の始動入賞手段以外の入賞手段も第二の状態になりやすくてもよい。また、電サポ状態では、非電サポ状態のみよりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすくてもよいし、電サポ状態では、非電サポ状態以外の状態よりも第一の始動入賞手段が第二の状態になりやすくてもよい。
また、第二の遊技状態において、第二の始動入賞手段へのみ遊技球が入球する場合があってもよいし、第二の遊技状態において、第二の始動入賞手段以外の入賞手段へも遊技球が入球する場合があってもよい。また、第二の遊技状態において、第二の始動入賞手段へ必ず遊技球が入球してもよいし、第二の遊技状態において、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態においてのみ、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態においても、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があってもよい。
また、第三の遊技状態において、第二の始動入賞手段へのみ遊技球が入球する場合があってもよいし、第三の遊技状態において、第二の始動入賞手段以外の入賞手段へも遊技球が入球する場合があってもよい。また、第三の遊技状態において、第二の始動入賞手段へ必ず遊技球が入球してもよいし、第三の遊技状態において、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球しない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態においてのみ、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があってもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態においても、第二の始動入賞手段へ遊技球が入球する場合があってもよい。
また、第二の遊技状態でのみ、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短くてもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態でも、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短くてもよい。また、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が必ず短くてもよいし、第二の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短くない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態でのみ、第一の図柄変動表示の変動時間よりも第二の図柄変動表示の変動時間の方が短くてもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態でも、第一の図柄変動表示の変動時間よりも第二の図柄変動表示の変動時間の方が短くてもよい。また、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示の変動時間よりも第二の図柄変動表示の変動時間の方が必ず短くてもよいし、第三の遊技状態では、第一の図柄変動表示の変動時間よりも第二の図柄変動表示の変動時間の方が短くない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方のみが表示されてもよいし、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄以外の図柄も表示されてもよい。また、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が必ず表示されてもよいし、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合にのみ、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよいし、第一の図柄変動表示の結果が表示された場合以外の場合にも、大当り図柄と小当り図柄のいずれか一方が表示されてもよい。
また、第二の図柄変動表示の結果、小当り図柄のみが表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示の結果、小当り図柄以外の図柄も表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示の結果、小当り図柄が必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の結果、小当り図柄が表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示の結果においてのみ、小当り図柄が表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示の結果以外の結果においても、小当り図柄が表示される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球のみが払い出されやすくてもよいし、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球以外のものも払い出されやすくてもよい。また、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球が必ず払い出されやすくてもよいし、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球が払い出されやすくない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技よりも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方のみが、賞球が払い出されやすくてもよいし、第一の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方以外でもも、第二の図柄変動表示で小当り図柄が表示されて実行される小当り遊技の方が、賞球が払い出されやすくてもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄のみが表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄以外の図柄も表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段のみにはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段以外の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示のみが破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄のみが表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄以外の図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。また、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段においてのみ大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中に、第一の図柄表示手段以外の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。
また、第二の図柄変動表示の実行中にのみ、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよいし、第二の図柄変動表示の実行中以外にも、第一の図柄表示手段において大当り図柄又は小当り図柄が表示されると、実行中の該第二の図柄変動表示が破棄されて第二の図柄表示手段にはずれ図柄が表示されてもよい。
また、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態にのみ移行してもよいし、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行してもよい。また、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始された場合にのみ、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始された場合以外の場合にも、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよい。また、第二の遊技状態にのみ移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態に移行してから或る回数の第一の図柄変動表示が開始されると、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよい。
また、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示のみが破棄されてもよいし、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示も破棄されてもよい。また、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が必ず破棄されてもよいし、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄のみが表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄以外の図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。また、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置にのみ大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置以外の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間のみよりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の図柄変動表示が開始されて第三の遊技状態に移行した際に実行中の第一の図柄変動表示の変動時間は、実行中の第二の図柄変動表示の変動時間以外の変動時間よりも短く、第一の図柄表示装置に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、『 前記第一の図柄表示手段と前記第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、前記第一の図柄変動表示と前記第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、該第一の図柄変動表示よりも先に該第二の図柄変動表示が開始される[例えば、図21(a)に示すように、第2状態更新処理を実行してから特図1状態更新処理を実行するシーケンスとなっているため、先に特図2の図柄変動表示が開始されてから、続いて特図1の図柄変動表示が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の遊技状態において第一の図柄表示手段に小当りが表示されることで確実に第二の図柄変動表示を破棄させることができる場合がある。
ここで、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示のみが開始されてもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示も開始されてもよい。また、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合にのみ、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が開始されてもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合以外の場合にも、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が開始されてもよい。また、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後でのみ、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が開始されてもよいし、第一の図柄表示手段と第二の図柄表示手段の両方に図柄が表示された後以外にも、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示の両方が保留されている場合、第一の図柄変動表示よりも先に第二の図柄変動表示が開始されてもよい。
また、『 前記第二の遊技状態において、前記第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず該第一の図柄変動表示の変動時間が決定される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行した場合に、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず、例えば、短縮変動が実行されることにより素早く第二の図柄変動表示を破棄することで、スムーズに遊技状態の移行を行わせることができる場合がある。
ここで、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間のみが決定されてもよいし、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間以外のことも決定されてもよい。また、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が必ず決定されてもよいし、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が決定されない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数のみに拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が決定されてもよいし、第二の遊技状態において、第一の図柄変動表示の保留数以外のことにも拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が決定されてもよい。また、第二の遊技状態においてのみ、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が決定されてもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態においても、第一の図柄変動表示の保留数に拘わらず第一の図柄変動表示の変動時間が決定されてもよい。
また、『 前記複数種類の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態では、前記第二の図柄変動表示の変動時間よりも前記第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、前記第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで該第二の図柄変動表示が破棄される[例えば、図21(a)に示すように通常遊技状態では、特図2の図柄変動表示の変動時間が450~500秒のロング変動であり、特図2の図柄変動表示の時間よりも特図1の図柄変動表示の時間の方が短いため、特図1で大当り図柄又は小当り図柄が表示されて特図2の図柄変動表示が破棄される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示で小当りする可能性がある場合でも第一の図柄変動表示により確実に破棄することができるため、第一の遊技状態において第二の図柄変動表示で小当りをさせて意図しない出玉が獲得されるのを防止できる場合がある。
ここで、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示のみが破棄されてもよいし、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示以外の図柄変動表示も破棄されてもよい。また、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が必ず破棄されてもよいし、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄のみが表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄以外の図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。また、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段にのみ大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の遊技状態では、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段以外の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、第一の遊技状態でのみ、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第一の遊技状態以外の遊技状態でも、第二の図柄変動表示の変動時間よりも第一の図柄変動表示の変動時間の方が短く、第一の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第二の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、『 前記第三の遊技状態では、前記第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで該第一の図柄変動表示が破棄される[例えば、図22(b)に示すように小当りラッシュでは、特図2はの図柄変動表示は短縮変動であり、特図1の図柄変動表示の変動時間が450~500秒のロング変動であり、特図1の図柄変動表示の時間よりも特図2の図柄変動表示の時間の方が短いため、特図2で大当り図柄又は小当り図柄が表示されると特図1の図柄変動表示が破棄される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示のみが破棄されてもよいし、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示以外の図柄変動表示も破棄されてもよい。また、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が必ず破棄されてもよいし、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄のみが表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄以外の図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよい。また、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段にのみ大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第三の遊技状態では、第二の図柄表示手段以外の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、第三の遊技状態でのみ、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態でも、第二の図柄表示手段に大当り図柄又は小当り図柄が表示されることで第一の図柄変動表示が破棄されてもよい。
また、『 第一の可変入賞手段[例えば、第1可変入賞口234等]と、
第二の可変入賞手段[例えば、第2可変入賞口235等]と、
を備え、
前記第一の可変入賞手段は、第三の状態[例えば、シャッタ部材2341が後退した状態等]と第四の状態[例えば、シャッタ部材2341が突出した状態等]に変化可能な可変入賞手段であり、
前記第四の状態は、前記第三の状態よりも遊技球が前記第一の可変入賞手段に入球しやすい状態であり、
前記第二の可変入賞手段は、第五の状態[例えば、シャッタ部材2351が突出した状態等]と第六の状態[例えば、シャッタ部材2351が後退した状態等]に変化可能な可変入賞手段であり、
前記第六の状態は、前記第五の状態よりも遊技球が前記第二の可変入賞手段に入球しやすい状態であり、
前記第一の図柄表示手段において小当り図柄[例えば、「特図C」等]が表示されると前記第一の可変入賞手段が前記第四の状態となる小当り遊技(以下、「第一の小当り遊技[例えば、第1可変入賞口234が最大2回短開放する小当り遊技等]」という。)が開始され、
前記第二の図柄表示手段において小当り図柄[例えば、「特図g」等]が表示されると前記第二の可変入賞手段が前記第六の状態となる小当り遊技(以下、「第二の小当り遊技[例えば、第2可変入賞口235が最大12回短開放する小当り遊技等]」という。)が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示のうち第二の図柄変動表示において小当りとなった場合にのみ出玉を獲得しやすくすくことができる場合がある。
ここで、第一の可変入賞手段は、第三の状態と第四の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、第三の状態と第四の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第一の可変入賞手段は、第三の状態と第四の状態に必ず変化するものであってもよいし、第三の状態と第四の状態に変化しない場合があるものであってもよい。
また、第四の状態は、第三の状態よりも遊技球が第一の可変入賞手段にのみ入球しやすい状態であってもよいし、第三の状態よりも遊技球が第一の可変入賞手段以外の入賞手段にも入球しやすい状態であってもよい。また、第四の状態は、第三の状態よりも遊技球が第一の可変入賞手段に必ず入球しやすい状態であってもよいし、第三の状態よりも遊技球が第一の可変入賞手段に入球しやすい状態でない場合があってもよい。
また、第四の状態は、第三の状態のみよりも遊技球が第一の可変入賞手段に入球しやすい状態であってもよいし、第三の状態以外の状態よりも遊技球が第一の可変入賞手段に入球しやすい状態であってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第五の状態と第六の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、第五の状態と第六の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第二の可変入賞手段は、第五の状態と第六の状態に必ず変化するものであってもよいし、第五の状態と第六の状態に変化しない場合があるものであってもよい。
また、第六の状態は、第五の状態よりも遊技球が第二の可変入賞手段にのみ入球しやすい状態であってもよいし、第五の状態よりも遊技球が第二の可変入賞手段以外の入賞手段にも入球しやすい状態であってもよい。また、第六の状態は、第五の状態よりも遊技球が第二の可変入賞手段に必ず入球しやすい状態であってもよいし、第五の状態よりも遊技球が第二の可変入賞手段に入球しやすい状態でない場合があってもよい。
また、第六の状態は、第五の状態のみよりも遊技球が第二の可変入賞手段に入球しやすい状態であってもよいし、第五の状態以外の状態よりも遊技球が第二の可変入賞手段に入球しやすい状態であってもよい。
また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技のみが開始されてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技以外の遊技が開始されてもよい。また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が必ず開始されてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段のみが第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段以外の入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。また、第一の図柄表示手段において小当り図柄のみが表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第一の図柄表示手段において小当り図柄以外の図柄が表示されても第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。また、第一の図柄表示手段においてのみ小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第一の図柄表示手段以外に図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第一の可変入賞手段が第四の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。
また、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技のみが開始されてもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技以外の遊技が開始されてもよい。また、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が必ず開始されてもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段のみが第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段以外の入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。また、第二の図柄表示手段において小当り図柄のみが表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第二の図柄表示手段において小当り図柄以外の図柄が表示されても第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。また、第二の図柄表示手段においてのみ小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよいし、第二の図柄表示手段以外に図柄表示手段において小当り図柄が表示されると第二の可変入賞手段が第六の状態となる小当り遊技が開始されてもよい。
また、『 前記第一の小当り遊技において前記第一の可変入賞手段が前記第四の状態となる合計時間[例えば、0.2秒の短開放×最大2回等]よりも、前記第二の小当り遊技において前記第二の可変入賞手段が前記第六の状態となる合計時間[例えば、0.2回秒の短開放×最大12回等]の方が長い、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の図柄変動表示と第二の図柄変動表示のうち第二の図柄変動表示において小当りとなった場合にのみ出玉を獲得しやすくすくことができる場合がある。
ここで、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間のみの方が長くてもよいし、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間以外の時間の方が長くてもよい。また、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が必ず長くてもよいし、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が長くない場合があってもよい。
また、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技においてのみ第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が長くてもよいし、第一の小当り遊技において第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技以外の遊技においても第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が長くてもよい。また、第一の小当り遊技のみにおいて第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が長くてもよいし、第一の小当り遊技以外の遊技においても第一の可変入賞手段が第四の状態となる合計時間よりも、第二の小当り遊技において第二の可変入賞手段が第六の状態となる合計時間の方が長くてもよい。
また、『 遊技球の流下速度を低下させる減速手段[例えば、後側第1リブ23r1、後側横リブ23r2、後側第2リブ23r3、前側第1リブ23f1、前側横リブ23f2、前側第2リブ23f3、球案内リブ23f6~23f8等]を備え、
前記第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすく[例えば、図7(b)に示すように、電サポ状態では、右打ちすることにより特図1始動口(可変)231に入賞し易くなるので特図1の図柄変動表示が実行されやすく、左打ちよりも右打ちの方が大当りとなりやすい等]、
前記第三の遊技状態では、前記左打ちした場合よりも前記右打ちした場合の方が大当りとなりやすく[例えば、図4(a)に示すように、小当りラッシュでは、右打ちすることにより入賞可能な特図2始動口232への遊技球の入賞により実行される特図2の図柄変動表示の方が特図1の図柄変動表示よりも結果が表示されやすいので、右打ちしたほうが大当りとなりやすい等]、
前記第一の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第一のシャッタ部材[例えば、シャッタ部材2341等]を有する可変入賞手段であり、
前記第三の状態は、前記第一のシャッタ部材が後方に退避した状態であり、
前記第四の状態は、前記第一のシャッタ部材が前方に突出した状態であり、
前記第二の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第二のシャッタ部材[例えば、シャッタ部材2351等]を有する可変入賞手段であり、
前記第五の状態は、前記第二のシャッタ部材が前方に突出した状態であり、
前記第六の状態は、前記第二のシャッタ部材が後方に退避した状態であり、
前記第一の可変入賞手段は、前記第四の状態において前記第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球が入球可能な可変入賞手段であり[例えば、図7(a)に示すように、突出したシャッタ部材2341の一端から他端までを転動した遊技球が第1可変入賞口234に入球する等]、
前記第二の可変入賞手段は、前記第五の状態から前記第六の状態となる際に、前記第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することで入球可能な可変入賞手段であり[例えば、図4(b)に示すように、シャッタ部材2351が突出状態から退避した状態となったときにシャッタ部材2351上を転動している遊技球が落下して第2可変入賞口235に入球する等]、
前記第二の可変入賞手段が前記第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、該第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が該第一の可変入賞手段に案内され[例えば、図7(a)に示すように、第2可変入賞口235は第1可変入賞口234の遊技球の流下方向の上流側に配置されており、シャッタ部材2351が突出状態の第2可変入賞口235に入球しなかった遊技球は第1可変入賞口234に案内される等]、
前記減速手段は、少なくとも前記第二のシャッタ部材上を転動する遊技球の流下速度を低下させる手段である[例えば、図6に示すように、後側第1リブ23r1、後側横リブ23r2、後側第2リブ23r3、前側第1リブ23f1、前側横リブ23f2、前側第2リブ23f3、球案内リブ23f6~23f8によりシャッタ部材2351上を転動する遊技球を減速させる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、減速手段は、遊技球の流下速度のみを低下させるものであってもよいし、遊技球の流下速度以外の速度も低下させるものであってもよい。また、減速手段は、遊技球の流下速度を必ず低下させるものであってもよいし、遊技球の流下速度を低下させない場合があるものであってもよい。
また、第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合のみの方が大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当り以外にもなりやすくてもよい。また、第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が必ず大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態でのみ、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくてもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態でも、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくてもよい。
また、第三の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合のみの方が大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当り以外にもなりやすくてもよい。また、第三の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が必ず大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態では、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくない場合があってもよい。
また、第三の遊技状態でのみ、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくてもよいし、第三の遊技状態以外の遊技状態でも、左打ちした場合よりも右打ちした場合の方が大当りとなりやすくてもよい。
また、第一の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第一のシャッタ部材のみを有するものであってもよいし、前後方向に進退可能な第一のシャッタ部材以外の部材も有するものであってもよい。また、第一の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第一のシャッタ部材を必ず有するものであってもよいし、前後方向に進退可能な第一のシャッタ部材を有しない場合があるものであってもよい。
また、第三の状態は、第一のシャッタ部材が後方にのみ退避した状態であってもよいし、第一のシャッタ部材が後方以外にも退避した状態であってもよい。また、第三の状態は、第一のシャッタ部材が後方に必ず退避した状態であってもよいし、第一のシャッタ部材が後方に退避しない場合がある状態であってもよい。
また、第四の状態は、第一のシャッタ部材が前方にのみ突出した状態であってもよいし、第一のシャッタ部材が前方以外にも突出した状態であってもよい。また、第四の状態は、第一のシャッタ部材が前方に必ず突出した状態であってもよいし、第一のシャッタ部材が前方に突出しない場合がある状態であってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第二のシャッタ部材のみを有するものであってもよいし、前後方向に進退可能な第二のシャッタ部材以外の部材も有するものであってもよい。また、第二の可変入賞手段は、前後方向に進退可能な第二のシャッタ部材を必ず有するものであってもよいし、前後方向に進退可能な第二のシャッタ部材を有しない場合があるものであってもよい。
また、第五の状態は、第二のシャッタ部材が前方にのみ突出した状態であってもよいし、第二のシャッタ部材が前方以外にも突出した状態であってもよい。また、第五の状態は、第二のシャッタ部材が前方に必ず突出した状態であってもよいし、第二のシャッタ部材が前方に突出しない場合がある状態であってもよい。
また、第六の状態は、第二のシャッタ部材が後方にのみ退避した状態であってもよいし、第二のシャッタ部材が後方以外にも退避した状態であってもよい。また、第六の状態は、第二のシャッタ部材が後方に必ず退避した状態であってもよいし、第二のシャッタ部材が後方に退避しない場合がある状態であってもよい。
また、第一の可変入賞手段は、第四の状態において遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球のみが入球可能なものであってもよいし、第四の状態において遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球以外の遊技球も入球可能なものであってもよい。また、第一の可変入賞手段は、第四の状態において遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球が必ず入球するなものであってもよいし、第四の状態において遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球が入球しない場合があるものであってもよい。
また、第一の可変入賞手段は、第四の状態においてのみ遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球が入球可能なものであってもよいし、第四の状態以外の状態においても遊技球が第一のシャッタ部材の一端から他端までを転動した遊技球が入球可能なものであってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第五の状態から第六の状態となる際に、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することでのみ入球可能なものであってもよいし、第五の状態から第六の状態となる際に、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下すること以外のことでも入球可能なものであってもよいし。また、第二の可変入賞手段は、第五の状態から第六の状態となる際に、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することで必ず入球するものであってもよいし、第五の状態から第六の状態となる際に、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することで入球しない場合があるものであってもよい。
また、第二の可変入賞手段は、第五の状態から第六の状態となる際にのみ、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することで入球可能なものであってもよいし、第五の状態から第六の状態となる際以外にも、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球が落下することで入球可能なものであってもよい。
また、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段にのみ案内されてもよいし、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段以外にも案内されてもよい。また、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に必ず案内されてもよいし、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に案内されない場合があってもよい。
また、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球のみが第一の可変入賞手段に案内されてもよいし、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球以外の遊技球も第一の可変入賞手段に案内されてもよい。また、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側にのみ配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に案内されてもよいし、第二の可変入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側以外にも配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に案内されてもよい。
また、第二の可変入賞手段のみが第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に案内されてもよいし、第二の可変入賞手段以外の入賞手段が第一の可変入賞手段よりも遊技球の流下方向の上流側に配置されて、第二の可変入賞手段に入球しなかった遊技球が第一の可変入賞手段に案内されてもよい。
また、減速手段は、少なくとも第二のシャッタ部材上を転動する遊技球の流下速度のみを低下させるものであってもよいし、第二のシャッタ部材上を転動する遊技球の流下速度以外の速度も低下させるものであってもよい。また、少なくとも第二のシャッタ部材上を転動する遊技球の流下速度を必ず低下させるものであってもよいし、少なくとも第二のシャッタ部材上を転動する遊技球の流下速度を低下させない場合があるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の説明では、
『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300等]と、
複数の演出を実行可能な演出手段[例えば装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ](特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図29(b)~同図(n)に示す剣豪のキャラクタKNGのライフを0にして倒すミッションの演出等]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、図29(o)に示す殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出等]であり
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されると開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合がある[例えば、図29(o)~同図(p)に示すように、殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が行われると、小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、遊技制御手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、遊技制御手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、大当りしない場合であってもミッションの動向に注目させることができる場合がある。
ここで、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御のみを実行可能なものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を必ず実行するものであってもよいし、複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行しない場合があるものであってもよい。
また、演出手段は、複数の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数の演出以外のことも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数の演出を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の演出は、第二の遊技状態においてのみ開始される場合があるものであってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態においても開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第二の遊技状態において必ず開始されるものであってもよいし、第二の遊技状態において開始されない場合があるものであってもよい。
また、第二の演出は、ミッションが達成された場合にのみ開始されるものであってもよいし、ミッションが達成された場合以外の場合にも開始されるものであってもよい。また、第二の演出は、ミッションが達成された場合に必ず開始されるものであってもよいし、ミッションが達成された場合に開始されない場合があるものであってもよい。
また、第二の演出が開始されると第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態にのみ移行する場合があってもよいし、第二の演出が開始されると第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行する場合があってもよい。また、第二の演出が開始されると第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の演出が開始されると第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の演出が開始されると第二の遊技状態のみから大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第二の演出が開始されると第二の遊技状態以外の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。また、第二の演出が開始された場合にのみ第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に移行する場合があってもよいし、第二の演出が開始された場合以外の場合にも第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく第三の遊技状態に移行する場合があってもよい。
また、『 前記第二の遊技状態が開始すると前記第一の演出が開始され、該第二の遊技状態が終了することに関連して前記第二の演出が開始される場合がある[例えば、図29(b)~同図(o)に示すように、バトルモードに突入するとミッションの演出が開始され、電サポ抜けするとミッションが達成されて殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の遊技状態の期間全体をミッションによる演出により注目させることができる場合がある。
ここで、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出のみが開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出以外の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が必ず開始されてもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始されない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連してのみ第二の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了すること以外にも関連して第二の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態のみが終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態以外の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよい。
また、第二の遊技状態が開始すると第一の演出のみが開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出以外の演出も開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が必ず開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態が開始すると第一の演出が開始されず、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよい。
また、第二の遊技状態のみが開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態が開始すると第一の演出が開始され、第二の遊技状態が終了することに関連して第二の演出が開始される場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]を備え、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球が払い出されやすい遊技状態であり[例えば、小当りラッシュではバトルモードよりも、賞球が払い出されやすい「特図g」で小当りになりやすい等]、
前記遊技制御手段は、前記第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数[例えば、特図1の電サポ回数(10回、15回、20回、25回、30回、35回、40回、45回、50回)等]のうちの一の種類のはまり回数を選択可能な手段であり、
前記はまり回数とは、大当り遊技が開始されることなく前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行するのに必要なはずれとなる前記図柄変動表示の実行回数のことであり、
前記第二の遊技状態が開始した後で前記複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の前記図柄変動表示が実行された場合(以下、「第五の場合」という。)に該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行し[例えば、特図1の電サポ回数50回が選択された場合、特図1の図柄変動表示が50回実行されるとバトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
前記第五の場合に前記ミッションが達成されて前記第二の演出が開始される[例えば、図29(b)~同図(o)に示すように、特図1の図柄変動表示が50回実行されると、ミッションが達成したとして殿様のキャラクタHDSが勝利のポーズを決めている演出が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、はまり回数が少ないことを期待しながらミッションの演出の動向に注目させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第三の遊技状態は、第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球のみが払い出されやすいものであってもよいし、第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球以外のものも払い出されやすいものであってもよい。また、第三の遊技状態は、第二の遊技状態よりも小当り遊技により必ず賞球が払い出されやすいものであってもよいし、第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球が払い出されやすくない場合があるものであってもよい。
また、遊技制御手段は、第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数のうちの一の種類のはまり回数のみを選択可能なものであってもよいし、第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数のうちの一の種類のはまり回数以外の回数を選択可能なものであってもよい。また、遊技制御手段は、第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数のうちの一の種類のはまり回数を必ず選択するものであってもよいし、第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数のうちの一の種類のはまり回数を選択しない場合があるものであってもよい。
また、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態にのみ移行してもよいし、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行してもよい。また、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合にのみ第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態が開始した後で複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合以外の場合にも第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよい。また、第二の遊技状態が開始した後でのみ複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態が開始した後以外でも複数種類のはまり回数のうちの選択されたはまり回数の図柄変動表示が実行された場合に第二の遊技状態から第三の遊技状態に移行してもよい。
また、第五の場合にミッションが達成されて第二の演出のみが開始されてもよいし、第五の場合にミッションが達成されて第二の演出以外の演出も開始されてもよい。また、第五の場合にミッションが達成されて第二の演出が必ず開始されてもよいし、第五の場合にミッションが達成されて第二の演出が開始されない場合があってもよい。
また、第五の場合にのみミッションが達成されて第二の演出が開始されてもよいし、第五の場合以外の場合にもミッションが達成されて第二の演出が開始されてもよい。
また、『 複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告[例えば、図30(c)~同図(h)に示す連続攻撃の演出が行われる連続予告等]であり、
前記第一の先読み予告は、前記図柄変動表示の実行毎に前記ミッションが達成される方向に演出が実行される連続予告であり[例えば、図30(c)~同図(h)に示すように、特図1の図柄変動表示が行われる毎に剣豪のキャラクタKNGにダメージを与える連続攻撃による連続予告演出等]、
前記第一の先読み予告は、前記第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始される場合がある先読み予告である[例えば、図30(c)~同図(h)に示すように、保留されている特図1の図柄変動表示がいずれも小当りである場合に連続予告演出が行われる場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
従来の先読み予告を行う遊技台は、大当りを期待させるものであったが、この遊技台によれば、先読み予告が行われることで、例えば、遊技状態が変化する大当りとなって遊技状態が変化するといった心配を抱かせることなく、第二の遊技状態から第三の遊技状態となることに対する期待感を持たせ、従来とは異質の期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の先読み予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の先読み予告を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、図柄変動表示の実行毎にミッションが達成される方向に演出のみが実行される連続予告であってもよいし、図柄変動表示の実行毎にミッションが達成される方向に演出以外のものも実行される連続予告であってもよい。また、第一の先読み予告は、図柄変動表示の実行毎にミッションが達成される方向に演出が必ず実行される連続予告であってもよいし、図柄変動表示の実行毎にミッションが達成される方向に演出が実行されない場合がある連続予告であってもよい。
また、第一の先読み予告は、第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合以外の場合にも開始される場合があるものであってもよい。また、第一の先読み予告は、第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に必ず開始されるものであってもよいし、第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の先読み予告は、第二の遊技状態においてのみ、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始される場合があるものであってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態においても、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始される場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図31(g)~同図(n)に示す保留予告や、図32(f)~同図(n)に示す保留予告等]であり、
前記第二の先読み予告は、前記第一の先読み予告とは別の先読み予告であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり[例えば、バトルモードにおいて「特図B」の確変超大当りで大当りした場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技過程とは、前記第五の場合に該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである[例えば、バトルモードに移行してから特図1の図柄変動表示が所定回数実行されて電サポ抜けすると、バトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の先読み予告が行われることにより第三の遊技状態への移行に対する期待感を持たせることができるとともに、大当りとなる可能性についても期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態にのみ移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行してもよい。また、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程でのみ第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程以外の遊技過程でも第三の遊技状態に移行してもよい。また、第二の遊技状態においてのみ第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行してもよい。
また、『 複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図31(g)~同図(n)に示す保留予告や、図32(f)~同図(n)に示す保留予告等]であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり[例えば、バトルモードにおいて「特図B」の確変超大当りで大当りした場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されることなく該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである[例えば、バトルモードに移行してから特図1の図柄変動表示が所定回数実行されて電サポ抜けすると、バトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の先読み予告が行われることにより第三の遊技状態への移行に対する期待感を持たせることができるとともに、大当りとなる可能性についても期待を持たせることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の先読み予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、複数種類の先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の先読み予告を実行しない場合があるものであってもよい。
また、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態にのみ移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態以外の遊技状態にも移行してもよい。また、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に必ず移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程でのみ第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程以外の遊技過程でも第三の遊技状態に移行してもよい。また、第二の遊技状態においてのみ第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行してもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態において第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で第三の遊技状態に移行してもよい。
また、『 前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図28(l)に示す殿様のキャラクタHDSが敗北する演出等]であり、
前記第三の演出は、前記ミッションに失敗したことを報知する演出であり、
前記第三の演出が開始されると或る大当り[例えば、「特図A」の通常大当り、「特図E」~「特図Q」の5R確変大当り等]となり、
前記或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に移行する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の演出は、ミッションに失敗したことのみを報知するものであってもよいし、ミッションに失敗したこと以外のことも報知するものであってもよい。また、第三の演出は、ミッションに失敗したことを必ず報知するものであってもよいし、ミッションに失敗したことを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第三の演出が開始されると或る大当りのみとなってもよいし、第三の演出が開始されると或る大当り以外の大当りとなってもよい。また、第三の演出が開始されると必ず或る大当りとなってもよいし、第三の演出が開始されると或る大当りとならない場合があってもよい。
また、第三の演出のみが開始されると或る大当りとなってもよいし、第三の演出以外の演出が開始されても或る大当りとなってもよい。
また、或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態にのみ移行してもよいし、或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態以外の遊技状態にも移行してもよい。また、或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に必ず移行してもよいし、或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普つ低確率)等]であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第一の場合[例えば、図28に示すように、通常遊技状態において5R確変大当りとなったとなった場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後にバトルモードに移行してミッションの演出が開始される等]」という。)があり、
前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に該第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第三の場合[例えば、図29に示すように、バトルモードにおいて5R確変大当りとなったとなった場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後にバトルモードに再び移行してミッションの演出が開始される等]」という。)があり、
前記第一の場合よりも前記第三の場合の方が、前記ミッションが達成されやすい[例えば、図20に示すように、通常遊技状態で5R確変大当りとなった場合よりも、バトルモードで5R確変大当りとなった場合の方が、平均電サポ回数が少ないので電サポ抜けしやすく、ミッションが達成されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が必ず開始されてもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態にのみ移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態以外の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。
また、第一の遊技状態において大当り遊技が開始された場合にのみ、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第一の遊技状態において大当り遊技が開始された場合以外の場合にも、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。また、第一の遊技状態においてのみ大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第一の遊技状態以外の遊技状態においても大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出以外の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が必ず開始されてもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態にのみ移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態以外の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後にのみ第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後以外にも第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。
また、第二の遊技状態において大当り遊技が開始された場合にのみ、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態において大当り遊技が開始された場合以外の場合にも、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。また、第二の遊技状態においてのみ大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよいし、第二の遊技状態以外の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に第二の遊技状態に移行して第一の演出が開始される場合があってもよい。
また、第一の場合よりも第三の場合の方が、ミッションのみが達成されやすくてもよいし、第一の場合よりも第三の場合の方が、ミッション以外も達成されやすくてもよい。また、第一の場合よりも第三の場合の方が、ミッションが必ず達成されやすくてもよいし、第一の場合よりも第三の場合の方が、ミッションが達成されやすくない場合があってもよい。
また、第一の場合よりも第三の場合の方のみが、ミッションが達成されやすくてもよいし、第一の場合よりも第三の場合以外の場合の方が、ミッションが達成されやすくてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214等]と、
複数の演出を実行可能な演出手段[例えば装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ](特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球が払い出されやすい遊技状態であり[例えば、小当りラッシュではバトルモードよりも、賞球が払い出されやすい「特図g」で小当りになりやすい等]、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図29(b)~同図(n)に示す剣豪のキャラクタKNGのライフを0にして倒すミッションの演出等]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、図29(o)に示す殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されると開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合があり[例えば、図29(o)~同図(p)に示すように、殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が行われると、小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技状態が開始した後で、大当り遊技が開始されることなくはずれとなる前記図柄変動表示が或る回数(以下、「或るはまり回数」という。)実行された場合(以下、「第五の場合」という。)に該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行し、
前記第五の場合に前記ミッションが達成されて前記第二の演出が開始され[例えば、図29(b)~同図(o)に示すように、特図1の図柄変動表示が50回実行されると、ミッションが達成したとして殿様のキャラクタHDSが勝利のポーズを決めている演出が開始される等]、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告[例えば、図30(c)~同図(h)に示す連続攻撃の演出が行われる連続予告等]であり、
前記第一の先読み予告は、前記図柄変動表示の実行毎に前記ミッションが達成される方向に演出が実行される連続予告であり[例えば、図30(c)~同図(h)に示すように、特図1の図柄変動表示が行われる毎に剣豪のキャラクタKNGにダメージを与える連続攻撃による連続予告演出等]、
前記第一の先読み予告は、前記第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始される場合がある先読み予告である[例えば、図30(c)~同図(h)に示すように、保留されている特図1の図柄変動表示がいずれも小当りである場合に連続予告演出が行われる場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記遊技制御手段は、前記第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数[例えば、特図1の電サポ回数(10回、15回、20回、25回、30回、35回、40回、45回、50回)等]のうちの一の種類のはまり回数を前記或るはまり回数として選択可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図31(g)~同図(n)に示す保留予告や、図32(f)~同図(n)に示す保留予告等]であり、
前記第二の先読み予告は、前記第一の先読み予告とは別の先読み予告であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり[例えば、バトルモードにおいて「特図B」の確変超大当りで大当りした場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技過程とは、前記第五の場合に前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである[例えば、バトルモードに移行してから特図1の図柄変動表示が所定回数実行されて電サポ抜けすると、バトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300等]と、
複数の演出を実行可能な演出手段[例えば装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ](特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図29(b)~同図(n)に示す剣豪のキャラクタKNGのライフを0にして倒すミッションの演出等]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、図29(o)に示す殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されると開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合があり[例えば、図29(o)~同図(p)に示すように、殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が行われると、小当りラッシュに移行する等]、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図31(g)~同図(n)に示す保留予告や、図32(f)~同図(n)に示す保留予告等]であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり[例えば、バトルモードにおいて「特図B」の確変超大当りで大当りした場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後に小当りラッシュに移行する等]、
前記第二の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されることなく該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである[例えば、バトルモードに移行してから特図1の図柄変動表示が所定回数実行されて電サポ抜けすると、バトルモードから小当りラッシュに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の遊技状態が開始すると前記第一の演出が開始され、該第二の遊技状態が終了することに関連して前記第二の演出が開始される場合がある[例えば、図29(b)~同図(o)に示すように、バトルモードに突入するとミッションの演出が開始され、電サポ抜けするとミッションが達成されて殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図28(l)に示す殿様のキャラクタHDSが敗北する演出等]であり、
前記第三の演出は、前記ミッションに失敗したことを報知する演出であり、
前記第三の演出が開始されると或る大当り[例えば、「特図A」の通常大当り、「特図E」~「特図Q」の5R確変大当り等]となり、
前記或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に移行する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普つ低確率)等]であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第一の場合[例えば、図28に示すように、通常遊技状態において5R確変大当りとなったとなった場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後にバトルモードに移行してミッションの演出が開始される等]」という。)があり、
前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に該第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第三の場合[例えば、図29に示すように、バトルモードにおいて5R確変大当りとなったとなった場合に、当該大当りに係る大当り遊技の終了後にバトルモードに再び移行してミッションの演出が開始される等]」という。)があり、
前記第一の場合よりも前記第三の場合の方が、前記ミッションが達成されやすい[例えば、図20に示すように、通常遊技状態で5R確変大当りとなった場合よりも、バトルモードで5R確変大当りとなった場合の方が、平均電サポ回数が少ないので電サポ抜けしやすく、ミッションが達成されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段[例えば、主制御部300等]と、
複数の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
或る先読み予告[例えば、図30(c)~同図(h)に示す連続攻撃の演出が行われる連続予告等]を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態[例えば、バトルモード(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態[例えば、小当りラッシュ(特図高確率普図低確率状態)等]であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図29(b)~同図(n)に示す剣豪のキャラクタKNGのライフを0にして倒すミッションの演出等]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、図29(o)に示す殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態における少なくとも一部の期間において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されたことに関連して開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合があり[例えば、図29(o)~同図(p)に示すように、殿様のキャラクタHDSによる勝利のポーズを決めている演出が行われると、大当り遊技が実行されることなく小当りラッシュに移行する等]、
前記或る先読み予告は、該或る先読み予告が実行されている図柄変動表示において前記ミッションが達成される方向に演出が実行される先読み予告であり[例えば、図30(c)~同図(h)に示す、特図1の図柄変動表示が行われる毎に剣豪のキャラクタKNGにダメージを与える連続攻撃による連続予告演出等]、
前記或る先読み予告は、前記第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示において遊技状態が該第二の遊技状態から変化しない場合[例えば、図30(c)~同図(h)に示すように、保留されている複数の図柄変動表示が全てはずれとなる図柄変動表示である場合等]に開始される場合がある先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記ミッションが達成されるまでの進捗状況を報知[例えば、図30(a)に示す剣豪のキャラクタKNGのライフゲージ及びライフ値によりミッションが達成されるまでの進捗状況を報知している等]する報知手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記ミッションが達成されない場合であっても前記第三の遊技状態に移行する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の遊技状態においてはまり回数が第一の回数[例えば、50回等]となることで該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する場合があり、
前記第二の遊技状態において前記はまり回数が第二の回数[例えば、30回等]となることで該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する場合があり、
前記はまり回数とは、大当りとなることなく図柄変動表示が連続してはずれとなる回数のことであり、
前記第一の回数と前記第二の回数は、異なる回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技制御手段は、前記第二の遊技状態に移行してからの前記はまり回数を複数種類のはまり回数のうちから選択可能な手段である[例えば、図15(a)に示すように、制御部300は、特図1大当り図柄決定用振分けテーブルに基づき、大当り図柄により電サポ抜けする特図1の図柄変動表示の回数を選択する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の遊技状態において或る大当り[例えば、「特図B」での大当り等]となった場合、該或る大当りに係る大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の遊技状態は、確変状態と電サポ状態を含む遊技状態[例えば、特図高確率普図高確率状態等]であり、
前記第三の遊技状態は、確変状態と非電サポ状態を含む遊技状態[例えば、特図高確率普図低確率状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記第一の遊技状態とは、通常遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第三の遊技状態とは、小当り遊技により賞球が得られやすい小当りラッシュ状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図28(l)に示す殿様のキャラクタHDSが敗北する演出等]であり、
前記第三の演出は、前記ミッションに失敗したことを報知する演出であり、
前記第三の演出が開始されたことに関連して前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に移行する[例えば、図11(a)に示すように、「特図A」の通常大当りとなってチャレンジモード(特図低確率普図高確率状態)に移行する、あるいは、「特図E」~「特図Q」の5R確変大当りとなってバトルモードに移行する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
(付記R1-1)
複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも小当り遊技により賞球が払い出されやすい遊技状態であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されると開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合があり、
前記第二の遊技状態が開始した後で、大当り遊技が開始されることなくはずれとなる前記図柄変動表示が或る回数(以下、「或るはまり回数」という。)実行された場合(以下、「第五の場合」という。)に該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行し、
前記第五の場合に前記ミッションが達成されて前記第二の演出が開始され、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告であり、
前記第一の先読み予告は、前記図柄変動表示の実行毎に前記ミッションが達成される方向に演出が実行される連続予告であり、
前記第一の先読み予告は、前記第二の遊技状態において、保留されている複数の前記図柄変動表示のいずれも大当りとは別の結果である場合に開始される場合がある先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-2)
付記R1-1に記載の遊技台であって、
前記遊技制御手段は、前記第二の遊技状態に移行してから複数種類のはまり回数のうちの一の種類のはまり回数を前記或るはまり回数として選択可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-3)
付記R1-1又はR1-2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告であり、
前記第二の先読み予告は、前記第一の先読み予告とは別の先読み予告であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり、
前記第二の遊技過程とは、前記第五の場合に前記第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-4)
複数の遊技状態のうちの一の遊技状態に移行する制御を実行可能な遊技制御手段と、
複数の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の先読み予告を実行可能な先読み予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第二の遊技状態であり、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第三の遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第二の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり
前記第一の演出は、前記第二の遊技状態において開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、ミッションによる演出であり、
前記第二の演出は、前記ミッションが達成されると開始される演出であり、
前記第二の演出が開始されると前記第二の遊技状態から大当り遊技が実行されることなく前記第三の遊技状態に移行する場合があり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告であり、
前記第二の遊技状態において前記第二の先読み予告が開始されると、その後に第一の遊技過程と第二の遊技過程のいずれか一方の遊技過程で前記第三の遊技状態に移行し、
前記第一の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が実行され、該大当り遊技の終了後に前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことであり、
前記第二の遊技過程とは、前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されることなく該第二の遊技状態から前記第三の遊技状態に移行する遊技過程のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-5)
付記R1-1乃至R1-4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態が開始すると前記第一の演出が開始され、該第二の遊技状態が終了することに関連して前記第二の演出が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-6)
付記R1-1乃至R1-5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記ミッションに失敗したことを報知する演出であり、
前記第三の演出が開始されると或る大当りとなり、
前記或る大当りに係る大当り遊技が終了した後で前記第三の遊技状態とは異なる遊技状態に移行する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-7)
付記R1-1乃至R1-6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の遊技状態のうちの一の遊技状態は、第一の遊技状態であり、
前記第二の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第三の遊技状態は、前記第一の遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に前記第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があり、
前記第二の遊技状態において大当り遊技が開始されると、該大当り遊技の終了後に該第二の遊技状態に移行して前記第一の演出が開始される場合(以下、「第三の場合」という。)があり、
前記第一の場合よりも前記第三の場合の方が、前記ミッションが達成されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1-8)
付記R1-1乃至R1-7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
図45は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図45に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図1に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段903がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段903にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段903に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136の操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図45に示すパチンコ機900は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
次に、図46を用いて本発明に適用可能な遊技台としてのスロットマシン(回胴遊技機)について説明する。ここで、図46は、本発明に適用可能なスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図46に示すスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図40において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010~1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
本実施例において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010~1012が構成されている。リール1010~1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010~1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010~1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010~1012の背面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのリールバックライト(図示省略)が配置されている。リールバックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010~1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010~1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。以下、有効となる入賞ラインを有効ラインと呼ぶ場合がある。
告知ランプ1023は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
メダル投入ボタン1030~1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットと言う)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施例においては、メダル投入ボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン1031が押下されると2枚投入され、メダル投入ボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、メダル投入ボタン1032はMAXメダル投入ボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1041は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン1030~1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1041から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器1025、遊技情報表示器1026、および払出枚数表示器1027は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。
スタートレバー1035は、リール1010~1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、メダル投入ボタン1030~1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010~1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット1036には、操作手段の一例としてのストップボタン1037~1039が設けられている。ストップボタン1037~1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010~1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010~1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037~1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという。なお、各ストップボタン1037~1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037~1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1034は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
メダル投入ボタン1032の右側には、操作手段の一例としてのチャンスボタン1100が設けられている。チャンスボタン1100は、リール1010~1012の動作に関連する操作が可能であったり、液晶表示装置1057の表示に関連する操作が可能であったりする。また、チャンスボタン1100は、上記実施例によるパチンコ機100と同様に複数の状態を取ることが可能であり、チャンスボタン1100の操作有効期間中に状態変化可能であってもよい。
情報表示ボタンユニット1050には、情報表示ボタン1046が設けられている。情報表示ボタン1046は、例えば、ユーザメニュー(例えば、遊技者個人の遊技履歴情報を設定するためのメニュー)を呼び出すための操作ボタンであり、複数のボタンから構成されている。本実施形態では、情報表示ボタン1046は、操作手段に相当する。
ストップボタンユニット1036の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル1062が設けられており、タイトルパネルランプ1064は、タイトルパネル1062を点灯するランプである。タイトルパネル1062の下部には、メダル払出口1055、メダルの受皿1061が設けられている。
音孔1081はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1060が配設されており、演出装置1060の上部には音孔1043が設けられている。この演出装置1060は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ1063a、左シャッタ1063bからなるシャッタ(遮蔽装置)1063と、このシャッタ1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ1063a、左シャッタ1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
本発明に係る遊技台は図47(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2009が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD-ROM、CD-ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。すなわち、適用させることを妨げる要因がない限りは、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用しても、一つのまとまりのある技術的思想として成り立つ。