JP7322346B2 - リソース設定方法及び機器 - Google Patents

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Description

本開示は、通信分野に関し、特に、リソース設定方法及び機器に関する。
サイドリンク(sidelink、SL)通信は、基地局等のネットワーク機器を介さないで端末間で直接通信を行う技術である。SL通信はリソース利用率及びネットワーク容量の向上を実現することができるので、幅広い分野での適用が期待されている。
一般に、端末機器がデータを受信するプロセスは以下のようになる。まず、制御情報を受信し、受信した制御情報を復調し、トランスポートブロックサイズ、符号化変調方式、設定されたリソースなどを決定し、次にこれらの情報に基づいて該当するリソースにおいてデータを受信し、その後に受信したデータを復調する。通常、時間周波数リソースに対する伝送制御情報のリソースと伝送データのリソースの多重化方式には、時分割多重化(Time-Division Multiplexing、TDM)と周波数分割多重化(frequency-division multiplexing、FDM)の2種類の多重化方式が含まれる。例えば、長期進化(Long Term Evolution、LTE)型端末間の通信(Device-to-Device、D2D)のSLでは、(scheduling assignment)スケジューリング割当情報を載せる物理サイドリンク制御チャネル(Physical sidelink control channel、PSCCH)と、データを載せる物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)は、TDM方式で多重化される。また、LTE車両インターネット(vehicle to everything、V2X)では、SA情報を載せるPSCCHとデータを載せるPSSCHは、FDM方式で多重化される。TDMに比べて、FDM方式によるデータ伝送の遅延は小さいが、端末機器の処理能力に対する要求は高くなる。しかし、用途によって、端末機器の処理能力、データ伝送の遅延に対する要求が異なる。例えば、遠方の交通状況の提示、天気予報情報などの遅延要求が低い用途では、伝送制御情報のリソースと伝送データリソースがTDM方式で多重化されると、端末機器に対する性能要求が低くなる。緊急ブレーキ指示、追い越し指示などの遅延要求が厳しい用途では、伝送制御情報のリソース及び伝送データのリソースがFDM方式で多重化されると、データ伝送の遅延を低減させることができる。
以上のように、どのようにSL上の伝送制御情報のリソース及び伝送データのリソースを設定するかが、早急に解決すべき課題である。
本発明の実施形態は、どのようにSL上に伝送制御情報のリソース及び伝送データのリソースを設定するかという問題を解決するための、リソース設定方法及び機器を提供することを目的とする。
以上の技術的課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
第1の態様では、本発明の実施例がリソース設定方法を提供する。当該方法は、
第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するステップを有する。
前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、時分割多重化(TDM)又は周波数分割多重化(FDM)である。
第2の態様では、本発明の実施例がリソース設定機器を提供する。当該機器は、
第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するための第1の設定部を備える。
前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、時分割多重化(TDM)又は周波数分割多重化(FDM)である。
第3の態様では、本発明の実施例がリソース設定機器を提供する。当該機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによって実行されると、第1の態様に記載の方法におけるステップを実現する。
第4の態様では、本発明の実施例は、プロセッサによって実行されると、第1の態様に記載の方法におけるステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本発明の実施例が提供するリソース設定方法では、第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することが設定される。前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、TDM又はFDMである。即ち、本発明の実施例では、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースとSL上の伝送データに設定される候補リソースをTDM方式で多重化する、又はSL上の伝送制御情報に設定される候補リソースとSL上の伝送データに設定される候補リソースをFDM方式で多重化するように設定される。
本発明の実施例では、伝送制御情報の候補リソースと伝送データの候補リソースの多重化方法が提供されるので、SL上の伝送制御情報のリソースと伝送データのリソースをどのように設定するかという問題を解決することができる。
本開示の実施例が提供する通信システムのあり得る構成を示す図である。 本開示の実施例が提供するリソース設定方法におけるステップのフローチャートである。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第1の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第2の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第3の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第4の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第5の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第6の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第7の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第8の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第9の図である。 本開示の実施例が提供するリソースプールの構成を示す第10の図である。 本開示の実施例が提供するリソース設定機器の構成を示す図である。 本開示の実施例が提供するリソース設定機器のハードウェア構成を示す図である。
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を、明確かつ完全に説明するが、勿論、ここに説明される実施例は、あくまで本開示の実施例の一部であり、本開示の全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が格別の創意がなく容易に想到できる他のすべての実施例は、本開示の権利範囲に属するものとする。
本明細書では、用語「及び/又は」は、単なる関連対象の関連関係を説明するためのものであり、3つの種類の関係が存在しうることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在するケース、AとBとが同時に存在するケース、Bが単独で存在するケースの3つのケースを示す。なお、本明細書では、文字「/」は、一般的には、前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。数式では、文字「/」は、前後の関連対象が「除算」の関係であることを示す。また、別途説明がない限り、本明細書における「複数」とは、2つ又はその以上を指す。
本開示の実施例に係る技術的手段を明確に説明するために、本開示の実施例では、「第1の「第2の」などの文言を用いて、機能又は作用がほぼ同じである同一項目又は類似項目を区別する。「第1の」、「第2の」などの文言は数及び実行順序について限定しないことは、当業者に理解され得る。
本開示の実施例では、「例示的には」又は「例えば」などの語は、例、例証又は説明を示すためのものである。本開示の実施例では、「例示的には」又は「例えば」と説明されるいかなる実施例又は設計案は、他の実施例又は設計案より好適であるか又は優位性があると解釈されるべきではない。正確的には、「例示的には」又は「例えば」などの語の使用は、具体的な方式で関連概念を呈することを目的とする。別途説明がない限り、本明細書における「複数」とは、2つ又はその以上を指す。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの1つのあり得る構成を示す図である。図1に示すように、当該通信システムは、ネットワーク機器11(図1では、ネットワーク機器を基地局として例示している)と、第1の端末機器12及び第2の端末機器13(図1では、第1の端末機器及び第2の端末機器を携帯電話として例示している)とを備えてもよい。ネットワーク機器11と、第1の端末機器12と第2の端末機器13との間は、いずれも無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)により無線接続が確立され、第1の端末機器12と第2の端末機器13との間にサイドリンクが確立される。
本発明の実施例に係る通信システムにおけるネットワーク機器11は、基地局、コアネットワーク機器、送受信ノード(Transmission and Reception Point、TRP)、中継局又はアクセスポイント等であってもよい。また、ネットワーク機器11は、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)ネットワークにおけるBTS(Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)におけるNB(NodeB)であってもよく、LTEにおけるeNBやeNodeB(evolutional NodeB)であってもよい。ネットワーク機器11は、クラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)のシナリオにおける無線コントローラであってもよい。また、ネットワーク機器11は、5G通信システム中の基地局(gNB)や将来進化型ネットワーク中のネットワーク機器であってもよい。
第1の端末機器12及び第2の端末機器13は、ワイヤレスUEであり得る。該ワイヤレスUEは、ユーザに音声及び/又は他のトラフィックデータ接続を提供するデバイス、無線通信機能を有するハンドルデバイス、コンピューティングデバイス若しくは無線モデムに接続可能の他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5GネットワークにおけるUE、又は将来進化型PLMNネットワークにおけるUEなどであってもよい。無線UEは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができる。無線UEは、携帯電話(又は「セルラー」電話と呼ばれる)などのモバイル端末や、モバイル端末を有するコンピュータとであってもよく、例えば、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換するポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵型若しくは車載型モバイルデバイスなどであってもよく、さらに、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ局(Wireless Local Loop、WLL)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などのデバイスである。また、無線端末は、移動機器、UE端末、アクセス端末、無線通信機器、端末部、端末局、移動局(Mobile Station)、モバイル(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、遠方局、遠隔端末(Remote Terminal)、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、ユーザエージェント(User Agent)、端末機器などであってもよい。本発明の実施形態において、図1は、一例として、端末が携帯電話である場合を示している。
なお、図1に示す通信システムは、本発明の実施例に係る通信システムのあり得る構成図であり、本開示はこれに限定されない。本発明の実施例に係る通信システムは、他のシステムであってもよい。例えば、ネットワーク機器11を備えなく、上述した第1端末機器12と第2の端末機器13のみを備え、第1端末機器12と第2の端末機器13との間にはサイドリンクが確立されるシステムであってもよい。
本発明の実施形態が提供するリソース設定方法の実行主体は、上述したsidelink上の通信の受信側端末機器であってもよく、sidelink上の通信の受信側端末機器において、該リソース設定方法を実現可能な機能モジュール及び/又は機能実体であってもよく、具体的には、実際の使用に応じて決定されてもよく、ここでは限定しない。
本発明の実施形態が提供するリソース設定方法は、具体的に、図2に示すように、
S11、第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するステップを有する。
前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、時分割多重化(TDM)又は周波数分割多重化(FDM)である。
即ち、TDMでSL上の伝送制御情報に設定される候補リソースと伝送データ設定される候補リソースを多重化する、又はFDM方式でSL上の伝送制御情報に設定される候補リソースと伝送データ設定される候補リソースを多重化する。
例示的に、制御情報はスケジューリング割当情報(scheduling assignment、SA)であってもよい。
任意選択的に、上述の実施形態では、前記第1の目標方式は、以下のいずれかの方式によって決定される。
方式1:前記第1の目標方式がネットワークにより事前設定される。
方式2:前記第1の目標方式がネットワーク機器により端末機器のために設定される。
方式3:前記第1の目標方式が端末機器により自己定義される。
方式4:前記第1の目標方式が送信側端末機器により受信側端末機器のために設定される。
方式5:前記第1の目標方式がプロトコルにより事前定義される;
以下、前記方式2(前記第1の目標方式がネットワーク機器により端末機器のために設定される)の具体的な実現方式について、さらに詳細に説明する。
第1の態様では、前記方式2(前記第1の目標方式がネットワーク機器により端末機器のために設定される)は、
前記ネットワーク機器が、前記第1のリソースのリソースプールと前記第2のリソースのリソースプールの多重化方式を設定することにより実現され得る。
例えば、ネットワーク機器は第1のリソースのリソースプールと第2のリソースのリソースプールの多重化方式をTDMに設定すると、端末機器は第1のリソースのリソースプールから選択した伝送制御情報のリソースと第2のリソースのリソースプールから選択した伝送データのリソースの多重化方式は必然的にTDMとなる。そのため、ネットワーク機器は、前記第1のリソースのリソースプールと第2のリソースのリソースプールの多重化方式をTDMに設定することにより、第1の目標方式をTDMに設定することができる。
また、ネットワーク機器が第1のリソースのリソースプールと第2のリソースのリソースプールの多重化方式をFDMに設定すると、端末機器が第1のリソースのリソースプールから選択した伝送制御情報のリソースと第2のリソースのリソースプールから選択した伝送データのリソースの多重化方式は必然的にFDMとなる。そのため、ネットワーク機器は、前記第1のリソースのリソースプールと第2のリソースのリソースプールの多重化方式をFDMに設定することにより、第1の目標方式をFDMに設定することができる。
第2の態様では、前記方式2(前記第1の目標方式がネットワーク機器により端末機器のために設定される)は、
前記ネットワーク機器がUuインタフェースを介して端末機器のために前記第1の目標方式を設定することにより実現され得る。
即ち、ネットワーク機器がUuインタフェースを介して端末機器のために前記第1の目標方式を設定する。
任意選択的に、前記第1の目標方式が前記ネットワーク機器によりUuインタフェースを介して前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器は、前記Uuインタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加される無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを前記端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングには指示情報が付加されることは、
前記指示情報がRRCシグナリングのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記RRCシグナリングに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、前記第1の目標方式が前記ネットワーク機器によりUuインタフェースを介して前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器は、前記Uuインタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加される下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)を前記端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記DCIに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記DCIのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記DCIに指示情報が付加される方法は、
前記DCIに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
第3の態様では、前記方式2(前記第1の目標方式がネットワーク機器により端末機器のために設定される)は、さらに、
前記ネットワーク機器によりPC5インタフェースを介して端末機器のために前記第1の目標方式を設定することにより実現され得る。
即ち、ネットワーク機器がPC5インタフェースを介して端末機器のために前記第1の目標方式を設定する。
任意選択的に、前記第1の目標方式が前記ネットワーク機器によりPC5インタフェースを介して前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器は、前記PC5インタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加されるSL制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を前記端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記SCIに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記SCIのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記SCIに指示情報が付加されることは、
前記SCIに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、前記第1の目標方式が前記ネットワーク機器によりPC5インタフェースを介して端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器は、前記PC5インタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加されるRRCシグナリングを前記端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記RRCシグナリングに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
以下、前記方式4(前記第1の目標方式が送信側端末機器により受信側端末機器のために設定される)の具体的な実現方式について、さらに詳細に説明する。
前記方式4(前記第1の目標方式が送信側端末機器により受信側端末機器のために設定される)は、
前記送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために前記第1の目標方式を設定することを含む。
任意選択的に、前記送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために前記第1の目標方式を設定することは、
前記送信側端末機器は、前記PC5インタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加されるSL制御情報(Sidelink Control Information、SCI)SCIを前記受信側端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記SCIに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記SCIのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記SCIに指示情報が付加されることは、
前記SCIに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して受信側端末機器のために前記第1の目標方式を設定することは、
前記送信側端末機器は、前記PC5インタフェースを介して、前記第1の目標方式を示す指示情報が付加されるRRCシグナリングを前記送信側端末機器に送信することを含む。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されることにより実現される。
さらに選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記RRCシグナリングに、前記指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
本開示の実施例が提供するリソース設定方法では、第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することが設定される。前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、TDM又はFDMである。即ち、本発明の実施例では、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースとSL上の伝送データに設定される候補リソースをTDM方式で多重化する、又はSL上の伝送制御情報に設定される候補リソースとSL上の伝送データに設定される候補リソースをFDM方法で多重化するように設定される。本発明の実施例では、伝送制御情報の候補リソースと伝送データの候補リソースの多重化方法が提供されるので、SL上の伝送制御情報のリソースと伝送データのリソースをどのように設定するかという問題を解決することができる。
また、上述の実施例が提供するリソース設定方法は、さらに、
第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップを含む。
前記制御リソースプールは、前記第1のリソースのリソースプールであり、前記データリソースプールは、前記第2のリソースのリソースプールである。
任意選択的に、上述した第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップは、
M個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定することを含む。
M、Nは、非負整数である。
例示的に、図3に示すように、前記したM個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定することは、具体的に、1個の制御リソースプール31が1個のデータリソースプール32に関連付けられるように設定することであり得る。
例示的に、図4に示すように、前記したM個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定することは、具体的に、1個の制御リソースプール31が複数のデータリソースプール32に関連付けられるように設定することであり得る。図4において、1個の制御リソースプール31が2個のデータリソースプール32に関連付けられるように設定する場合を例示している。
例示的に、図5に示すように、前記したM個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定することは、具体的に、複数の制御リソースプール31が1個のデータリソースプール32に関連付けられるように設定ことであり得る。図5において、2個の制御リソースプール31が1個のデータリソースプール32に関連付けられるように設定する場合を例示している。
さらに、M個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定され、M、Nが共に正の整数である場合、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有し得る。
前記第1のキャリアセットは、前記M個の制御リソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。前記第2のキャリアセットは、前記N個のデータリソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。
例示的に、図6は、2個の制御リソースプール31が1個のデータリソースプール32に関連付けられるように設定する場合を例示している。図6に示すように、M個の制御リソースプール31の各々が存在するキャリアからなる第1のキャリアセットは、キャリアAとキャリアBを含む。N個のデータリソースプール32の各々が存在するキャリアからなる第2のキャリアセットは、キャリアAを含む。このとき、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有し、且つ、当該共通セットはキャリアAである。
なお、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは共通セットを有する場合、M個の制御リソースプールの各々が存在する周波数セットとN個のデータリソースプールの各々が存在する周波数セットとは、共通セットを有さなくてもよい。例示的に、図7に示すように、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは共通セットを有し、且つ唯一の共通セットはキャリアCであり、M個の制御リソースプールの各々が存在する周波数セットは、キャリアCの一部の周波数(周波数bから周波数c)のみを含み、一方、N個のデータリソースプールの各々が存在する周波数セットはキャリアCの他の一部の周波数(周波数a~周波数b)のみを含む場合、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セット(キャリアC)を有しており、M個の制御リソースプールの各々が存在する周波数セットとN個のデータリソースプールの各々が存在する周波数セットとは、共通セットを有さなくてもよい。
さらに、M個の前記制御リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定され、M、Nが共に正の整数である場合、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有さなくてもよい。
前記第1のキャリアセットは、前記M個の制御リソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。第2のキャリアセットは、前記N個のデータリソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。
例示的に、図8は、1個の制御リソースプール31が2個のデータリソースプール32に関連付けられる場合を例示している。図8に示すように、M個の制御リソースプール31の各々が存在するキャリアからなる第1のキャリアセットは、キャリアAを含み、一方、N個のデータリソースプール32の各々が存在するキャリアからなる第2のキャリアセットは、キャリアBとキャリアCを含む。このとき、第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有さない。
任意選択的に、前記した第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップは、
1つのリソースプールに、少なくとも1つの前記制御リソースプール及び少なくとも1つの前記データリソースプールを設定することを含む。
例示的に、図9に示すように、図9のa、b、c、dにおいて、いずれも1個のリソースプールに1個の制御リソースプール及び2個のデータリソースプールを設定する場合を例示している。図9のaにおいて、制御リソースプールとデータリソースプールとは、時間領域が異なり、周波数領域が同じであり、2つのデータリソースプールは時間領域が同じで、周波数領域が異なる。図9のbにおいて、制御リソースプールとデータリソースプールとは、時間領域が異なり、周波数領域で同じであり、2つのデータリソースプールは時間領域が異なり、周波数領域で同じである。図9のcにおいて、制御リソースプールとデータリソースプールとは、時間領域が同じで、周波数領域が異なり、2つのデータリソースプールは時間領域が同じで、周波数領域が異なる。図9のdにおいて、制御リソースプールとデータリソースプールとは、時間領域が同じで、周波数領域が異なり、2つのデータリソースプールは時間領域が異なり、周波数領域が同じである。
任意選択的に、上述した第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップは、
1つのリソースプールに、前記制御リソースのみ又は前記データリソースプールのみを設定することを含む。
例示的に、図10は、1個のリソースプールを制御リソースプールとし、2個のリソースプールをデータリソースプールとし、計3つのリソースプールを設定する場合を例示している。図10において、制御リソースプール31とデータリソースプール32とは、それぞれ異なるリソースプールに存在する。
以下、UEが第2の目標方式で設定された制御リソースプールとデータリソースプールから、SL上の伝送制御情報とSL上のデータを選択して送信する方法について説明する。
方案1:
ネットワークは制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに事前設定し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図11に示すように、各々が1個の制御リソースプール31と1個のデータリソースプール32とを含む、3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、同じリソースプールに存在する制御リソースプールとデータリソースプールとは関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はFDMであり、リソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はTDMである場合、UEはリソースプール#1又はリソースプール#2内の第1のリソースと第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
方案2:
ネットワークは制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をTDMに事前設定し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図12に示すように、3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、リソースプール#1は制御リソースプールに設定され、リソースプール#2とリソースプール#3はデータリソースプールに設定され、制御リソースプールは2個のデータリソースプールの両方に関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2の多重化方式はTDMで、リソースプール#1とリソースプール#3の多重化方式はFDMである場合、UEはリソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
方案3:
端末機器は制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに自己定義し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図11に示すように、各々が1個の制御リソースプール31と1個のデータリソースプール32とを含む3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、同じリソースプール中の制御リソースプールがデータリソースプールに関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はFDMであり、リソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重方式はTDMである場合、UEはリソースプール#1又はリソースプール#2内の第1のリソースと第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
方案4:
端末機器は制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに自己定義し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図12に示すように、3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、リソースプール#1が制御リソースプールに設定され、リソースプール#2とリソースプール#3がデータリソースプールに設定され、制御リソースプールが2個のデータリソースプールに関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2の多重化方式はTDMで、リソースプール#1とリソースプール#3の多重化方式はFDMである場合、UEはリソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
方案5:
ネットワーク機器はRRCシグナリング(例えば、SIB)を送信し、RRCシグナリングには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がFDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図11に示すようである場合、UEは、リソースプール#1又はリソースプール#2内の第1のリソースと第2のリソースを選択し、制御情報とデータの伝送を実行する。
方案6:
ネットワーク機器はRRCシグナリング(例えば、SIB)を送信し、RRCシグナリングには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がTDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図12に示すようである場合、UEは、リソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
方案7:
送信側端末機器はSCIを送信し、SCIには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がFDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図11に示すようである場合、UEは、リソースプール#1とリソースプール#2内の第1のリソース又は第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
方案8:
送信側端末機器はSCIを送信し、SCIには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がTDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図12に示すようである場合、UEは、リソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
方案9:
ネットワーク機器はDCIシグナリングを送信し、DCIシグナリングには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がFDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図11に示すようである場合、UEは、リソースプール#1とリソースプール#2中の第1のリソース又は第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
方案10:
ネットワーク機器はDCIシグナリングを送信し、DCIシグナリングには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がTDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図12に示すようである場合、UEは、リソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
方案11:
ネットワーク機器はSLRRCシグナリング(例えば、MIB-SL、MIB-SL-V2X)を送信し、RRCシグナリングには、制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式がTDMであることを示す指示情報が付加され、かつ第2の目標方式で設定されたリソースプールが図12に示すようである場合、UEは、リソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#2内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
さらに、本発明の実施形態は、リソース設定機器を提供する。具体的に、図13に示すように、該リソース設定機器130は、
第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを設定するための第1の設定部131を備える。
前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、TDM又はFDMである。
任意選択的に、前記第1の目標方式は、プロトコルにより事前定義される、又はネットワークにより事前設定される、又はネットワーク機器により端末機器のために設定される、又は端末機器により自己定義される、又は送信側端末機器により受信側端末機器のために設定される。
任意選択的に、前記第1の目標方式がネットワーク機器により前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器が、前記第1のリソースのリソースプールと前記第2のリソースのリソースプールの多重化方式を設定することを含む。
任意選択的に、前記第1の目標方式がネットワーク機器により前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器がUuインタフェースを介して端末機器のために前記第1の目標方式を設定することを含む。
任意選択的に、前記第1の目標方式が前記ネットワーク機器によりUuインタフェースを介して前記端末機器のために設定されることは、
前記ネットワーク機器が、前記Uuインタフェースを介して、指示情報が付加される無線リソース制御シグナリングを前記端末機器に送信すること、
又は、
前記ネットワーク機器が、前記Uuインタフェースを介して、指示情報が付加される下り制御情報(DCI)を前記端末機器に送信すること、を含む。
ここで、前記指示情報は、前記第1の目標方式を示すために用いられる。
任意選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記指示情報がRRCシグナリングの少なくとも1つの情報と共同符号化されること、
又は、
前記RRCシグナリングに、前記指示情報を載せるためのビットである少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、前記DCIに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記DCIのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されること、
又は、
前記DCIに、前記指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、前記第1の目標方式が送信側端末機器により受信側端末機器のために設定されることは、
前記送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために前記第1の目標方式を設定することを含む。
任意選択的に、前記第1の目標方式が送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために設定されることは、
前記送信側端末機器が、前記PC5インタフェースを介して、前記受信側端末機器に指示情報が付加されるSL制御情報SCIを送信すること、
又は、
前記送信側端末機器が、前記PC5インタフェースを介して、前記受信側端末機器に指示情報が付加されるRRCシグナリングを送信することを含む。
前記指示情報は、前記第1の目標方式を示すために用いられる。
任意選択的に、前記SCIに指示情報が付加されることは、
前記指示情報が前記SCIの少なくとも1つとの情報と共同符号化されること、
又は、
前記SCIに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
前記指示情報がRRCシグナリング中の少なくとも1つと共同符号化されること、
又は、
前記RRCシグナリングに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される。
任意選択的に、図13に示すように、前記機器130は、さらに、
第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するための第2の設定部132を備える。
前記制御リソースプールは、前記第1のリソースのリソースプールであり、前記データリソースプールは、前記第2のリソースのリソースプールである。
任意選択的に、前記第2の設定部132は、具体的に、M個の前記リソースプールがN個の前記データリソースプールに関連付けられるように設定することに用いられる。
M、Nは、非負整数である。
任意選択的に、M、Nは共に正の整数である。
第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有する。
方案1:
ネットワークは制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに事前設定し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図11に示すように、各々が1個の制御リソースプール31と1個のデータリソースプール32とを含む、3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、同じリソースプールに存在する制御リソースプールとデータリソースプールとは関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はFDMであり、リソースプール#内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はTDMである場合、UEはリソースプール#1又はリソースプール#2内の第1のリソースと第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
任意選択的に、M、Nは共に正の整数である。
第1のキャリアセットと第2のキャリアセットとは、共通セットを有さない。
前記第1のキャリアセットは、前記M個の制御リソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。前記第2のキャリアセットは、N個のデータリソースプールの各々が存在するキャリアからなるセットである。
方案3:
端末機器は制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに自己定義し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図11に示すように、各々が1個の制御リソースプール31と1個のデータリソースプール32とを含む3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、同じリソースプール中の制御リソースプールがデータリソースプールに関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式はFDMであり、リソースプール#内の制御リソースプールとデータリソースプールの多重方式はTDMである場合、UEはリソースプール#1又はリソースプール#2内の第1のリソースと第2のリソースを選択して、制御情報とデータの伝送を実行する。
任意選択的に、前記第2の設定部132は、具体的に、1つのリソースプールに、1つのみの前記制御リソース又は前記リソースプールを設定することに用いられる。
方案4:
端末機器は制御リソースプールとデータリソースプールの多重化方式をFDMに自己定義し、第2の目標方式で設定されたリソースプールは、図12に示すように、3つのリソースプール(リソースプール#1、リソースプール#2、リソースプール#3)を有し、リソースプール#1が制御リソースプールに設定され、リソースプール#2とリソースプール#3がデータリソースプールに設定され、制御リソースプールが2個のデータリソースプールに関連付けられ、リソースプール#1とリソースプール#2の多重化方式はTDMで、リソースプール#1とリソースプール#3の多重化方式はFDMである場合、UEはリソースプール#1内の第1のリソースを選択して制御情報の伝送を実行し、リソースプール#内の第2のリソースを選択してデータの伝送を実行する。
図14は本発明の実施例におけるリソース設定機器のハードウェア構成を示す図である。前記リソース設定機器140は、無線周波数部101、ネットワークモジュール102、音声出力部103、入力部104、センサ105、表示部106、ユーザ入力部107、インタフェース部108、メモリ109、プロセッサ110、及び電源111などの部品を含むが、これらに限定されない。図14に示すリソース設定機器の構成は、限定的なものではなく、図示以上又は以下の部品、又はいくつかの部品の組み合わせ、又は異なる部品を含めてもよく、当業者であれば、それらを容易に想到することができる。本開示の実施形態では、リソース設定機器は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、パームトップ、車載端末、装着可能機器、歩数計などを含むが、これらに限定されない。
無線周波数部101は、第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するために用いられる。
前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、TDM又はFDMである。
容易に理解されるだろうが、本開示の実施形態では、無線周波数部101は情報の送受信若しくは通話中における信号の送受信を行うために用いられることができる。具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ610に処理させる。また、アップリンクデータを基地局に送信する。一般に、無線周波数部101はアンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。さらに、無線周波数部101は無線通信システムによってネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
リソース設定機器140はネットワークモジュール102を介して、ユーザに、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどの無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。
音声出力部103は、無線周波数部101若しくはネットワークモジュール102が受信した又はメモリ109に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。さらに、音声出力部103はリソース設定機器140が実行する特定機能に関連する音声出力(例えば、呼び出し信号の受信音、メッセージの着信音など)を提供することもできる。音声出力部103はスピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力部104は音声若しくは映像信号を受信するために用いられる。入力部104は図学処理装置(GraphicsProcessingUnit、GPU)1041及びマイクロフォン1042を含むことができ、GPU1041はビデオ撮影モード又は画像撮影モードで撮影装置(例えば、カメラ)によって撮影された静止画像又は動画画像の画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示されてもよい。図学処理装置1041によって処理された画像フレームはメモリ109(若しくは他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数部101若しくはネットワークモジュール102を介して送信されてもよい。マイクロフォン1042は音声を受信し、該音声を音声データに処理することができる。処理された音声データは電話通話モードの場合に、無線周波数部101を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力される。
リソース設定機器140は光センサ、モーションセンサ、及び他のセンサなどのような少なくとも1つのセンサ105をさらに備える。具体的には、光センサは、周辺光の明暗によって表示パネル1061の輝度を調節することができる周辺光センサと、リソース設定機器140が耳元に移動すると表示パネル1061及び/又はバックライトを消灯することができる近接センサとを含む。モーションセンサの1つとして、加速度計センサは、複数の方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出し、静止時に重力の大きさ及び方向を検出することができ、リソース設定機器の姿勢(例えば、縦横画面の切り替え、関連するゲーム、磁力計の姿勢較正など)、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)などを識別するために使用されてもよい。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよいが、ここでその説明は省略する。
表示部106は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報を表示するために用いられる。表示部106は、表示パネル1061を含み、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態でパネル1061を構成する。
ユーザ入力部107は、数字や文字の入力を受け付け、リソース設定機器のユーザ設定や機能制御に関するキー信号入力の生成を行うために用いられる。具体的には、ユーザ入力部107は、タッチパネル1071と、他の入力装置372とを含むことができる。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザがタッチパネル1071上又はその付近で行うタッチ操作(例えば、ユーザが指やスタイラス等を用いてタッチパネル1071上又はタッチパネル1071の付近で行う操作)を受け付ける。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの2つの部分を備えてもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作がもたらす信号を検出して、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチ点座標に変換して、プロセッサ110に送り、プロセッサ110からのコマンドを受信して実行する。また、タッチパネル1071は、抵抗式、静電容量式、赤外線、表面弾性波等の複数のタイプにより実現することができる。ユーザ入力部1071は、タッチパネル107の他に、他の入力装置1072をさらに備えてもよい。具体的には、他の入力装置1072は、物理キーボード、機能キー(例えば、音量調節ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、ジョイスティックを含むことができるが、これらに限定されない。
また、タッチパネル1071は、表示パネル1061に重ねられ、タッチパネル1071上又はその付近でタッチ操作が検出されると、プロセッサ110に送信してタッチイベントの種類を判定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントの種類に応じて表示パネル1061上に対応する視覚出力を提供する。図14では、タッチパネル1071と表示パネル1061が、リソース設定機器の入力機能及び出力機能を実現するために、互いに独立した2つの構成要素として示されているが、実施例によっては、タッチパネル1071と表示パネル1061が一体化されてリソース設定機器の入出力機能を実現することもでき、特に制限はない。
インタフェース部108は、外部デバイスとリソース設定機器140とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部デバイスは、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又はバッテリチャージャ)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有するデバイスを接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポートヘッドフォンポートなどを含むことができる。インタフェース部108は、外部デバイスから入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力をリソース設定機器140内の1つ以上の要素に伝送するために用いられてもよく、又はリソース設定機器140と外部デバイスとの間でデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ109は、ソフトウェアプログラムや各種データを記憶するために用いられる。メモリ109は、オペレーティングシステム、サウンド再生機能、イメージ再生機能などの少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションなどを記憶するプログラム記憶領域と、携帯電話機の使用に応じて作成されたデータ(例えば、音声データ、電話帳等)を記憶するデータ記憶領域とを主に含むことができる。また、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つのディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ、又は他の揮発性固体記憶デバイスを含んでもよい。
プロセッサ110は、リソース設定機器全体の各部を各種インタフェース及び回線で接続し、メモリ109に格納されたソフトウェアプログラムやモジュールを実行又は実現し、メモリ109に格納されたデータを呼び出すことで、リソース設定機器の各種機能や処理データを実行し、リソース設定機器をモニタリングする端末の制御センタである。プロセッサ110は、1つ以上の処理部を含んでもよく、オプションとして、プロセッサ110は、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。なお、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ110に統合されていなくてもよい。
リソース設定機器140は、様々な構成要素に電力を供給するための電源111(例えば、バッテリ)をさらに含んでもよく、オプションとして、電源111は、電力管理システムを介してプロセッサ110に論理的に接続されてもよく、これにより、電力管理システムを介して、充電、放電、及び消費電力管理などを管理する機能を実現することができる。
また、リソース設定機器140は、いくつかの図示しない機能ブロックを含むが、ここでその説明が省略される。
本開示の実施例は、図14に示すように、プロセッサ110と、メモリ109と、メモリ109に記憶され、プロセッサ110上で実行可能なプログラムと、を備えるリソース設定機器をさらに提供し、該プログラムは、プロセッサ110によって実行されることで、前記リソース設定方法の実施例の各プロセスを実現し、同様の技術的効果をもたらすことができ、重複を避けるために、ここではその説明を省略する。
本開示の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記のビーム失敗検出方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成するプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、重複を避けるため、ここではその説明を省略する。ここで、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスク等である。
本明細書において、用語「含む」、「備える」又はそれらの任意の他の変形形態は、非排他的な包含をカバーするように意図され、したがって、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又は装置は、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素も含み、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、「……を含む」という表現によって定義される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、又は装置内に他の同一の要素がさらに存在することを除外しない。
以上の実施形態の説明により、当業者は、上記実施形態の方法が、ソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアプラットフォームによって実現でき、当然ながら、ハードウェアによっても実現できるが、前者がより好ましい実施形態である場合が多い、と明確に理解することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的な部分、換言すれば、従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に記憶され、本開示の各実施例に記載された方法を端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってよい)に実行させるためのいくつかの命令を含む。
以上、図面を参照しながら本発明の実施例について説明したが、本開示は、上述の具体的な実施形態に限定されるものではなく、上述の具体的な実施形態は、単なる例示であって、限定的なものではなく、当業者は、本開示の教示を受けて、本発明の要旨及び特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの形態を得ることができ、それらはすべて本開示の保護範囲内に含まれる。
〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2018年08月06日に出願された、出願番号が201810885871.4である中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その内容の全てが参照によって本出願に組み込まれる。

Claims (4)

  1. 第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するステップを有する、リソース設定方法であって、
    前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、時分割多重化(TDM)又は周波数分割多重化(FDM)であり、前記第1の目標方式は送信側端末機器により受信側端末機器のために設定され、
    前記リソース設定方法は、
    第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップをさらに有し、
    前記第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定するステップは、
    1つのリソースプールに、前記制御リソースプールのみ又は前記データリソースプールのみを設定することを含み、
    前記制御リソースプールは、前記第1のリソースのリソースプールであり、前記データリソースプールは、前記第2のリソースのリソースプールである、
    ことを特徴とする、
    リソース設定方法。
  2. 前記第1の目標方式が送信側端末機器により受信側端末機器のために設定されることは、
    前記送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために前記第1の目標方式を設定することを含み、
    ここで、前記第1の目標方式が前記送信側端末機器によりPC5インタフェースを介して前記受信側端末機器のために設定されることは、
    前記送信側端末機器が、前記PC5インタフェースを介して、指示情報が付加されるSL制御情報SCIを前記受信側端末機器に送信すること、又は、
    前記送信側端末機器が、前記PC5インタフェースを介して、指示情報が付加されるRRCシグナリングを前記受信側端末機器に送信すること、を含み、前記指示情報は、前記第1の目標方式を示すために用いられる、
    ことを特徴とする請求項に記載のリソース設定方法。
  3. 前記SCIに指示情報が付加されることは、
    前記指示情報が前記SCIのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されること、又は、
    前記SCIに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される、
    及び/又は、
    前記RRCシグナリングに指示情報が付加されることは、
    前記指示情報がRRCシグナリングのうちの少なくとも1つの情報と共同符号化されること、又は、
    前記RRCシグナリングに、指示情報を載せるための少なくとも1つのターゲットビットを持たせることにより実現される、
    ことを特徴とする請求項に記載のリソース設定方法。
  4. リソース設定機器であって、
    第1のリソースと第2のリソースを第1の目標方式で多重化することを決定するための第1の設定部を備え、
    前記第1のリソースは、SL上の伝送制御情報に設定される候補リソースであり、前記第2のリソースは、SL上の伝送データに設定される候補リソースであり、前記第1の目標方式は、時分割多重化(TDM)又は周波数分割多重化(FDM)であり、前記第1の目標方式は送信側端末機器により受信側端末機器のために設定され、
    前記リソース設定機器は、
    第2の目標方式で制御リソースプール及びデータリソースプールを設定する第2の設定部をさらに備え、
    前記第2の設定部は、具体的に、
    1つのリソースプールに、前記制御リソースプールのみ又は前記データリソースプールのみを設定することに用いられ、
    前記制御リソースプールは、前記第1のリソースのリソースプールであり、前記データリソースプールは、前記第2のリソースのリソースプールである、
    ことを特徴とする、リソース設定機器。
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