JP7318804B2 - 類似度計算機、認証システム、類似度計算方法、類似度計算プログラムおよび類似度計算プログラムの生成方法 - Google Patents

類似度計算機、認証システム、類似度計算方法、類似度計算プログラムおよび類似度計算プログラムの生成方法 Download PDF

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Description

本開示は、類似度計算機、認証システム、類似度計算方法、類似度計算プログラムおよび類似度計算プログラムの生成方法に関する。
特許文献1には、生体認証技術において、生体から得られる特徴量と、照合対象との類似度に基づいて照合処理を行う技術が開示されている。
国際公開第2017/209228号
機械学習において、入力データに所定のノイズを加えることで誤判定を誘発させる敵対的サンプル(Adversarial Examples)という攻撃手法が知られている。この手法は、学習済みモデルの演算の傾向に基づいて、誤判定させる対象となるデータと特徴量が近くなるようにノイズが算出される。
機械学習の分類において敵対的サンプルの影響を抑える手法が検討されているが、特許文献1に記載されたような特徴量の抽出を機械学習されたモデルに計算させる技術について敵対的サンプルの影響を抑える技術については、検討が遅れている。
本開示の目的の一例は、上述した課題を解決するために、学習に由来する変動に起因する誤判定の発生を抑えることができる類似度計算機、認証システム、類似度計算方法、類似度計算プログラムおよび類似度計算プログラムの生成方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、類似度計算機は、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段と、前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段とを備え、前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる。
本発明の第2の態様によれば、認証システムは、上記態様に係る類似度計算機と、前記類似度計算機の計算結果に基づいて生体認証を行う認証装置とを備える。
本発明の第3の態様によれば、類似度計算方法は、コンピュータが、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出し、前記コンピュータが、前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出し、前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる。
本発明の第4の態様によれば、類似度計算プログラムは、コンピュータを、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段、前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段として機能させ、前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる。
本発明の第5の態様によれば、類似度計算プログラムの生成方法は以下の手順を含む。すなわち、コンピュータが、データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように、N個の特徴量計算モデルを有する第1層と、前記第1層の計算結果を入力とするモデルを有する第2層とを有するモデルネットワークを学習させ、前記コンピュータが、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルと、第1データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果と第2データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果とに基づいて前記第1データと前記第2データの類似度を得るための類似度計算関数とを組み合わせることで、類似度計算プログラムを生成する。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、学習に由来する変動に起因する誤判定の発生を抑えることができる。
第1の実施形態に係る認証システムの構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る学習装置によって学習される分類モデルM0の構成図である。 第1の実施形態に係る学習装置による特徴量モデルの学習方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る認証装置による認証方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る学習装置によって学習される分類モデルM0の構成図である。 第3の実施形態に係る認証システムの構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態に係る認証装置による認証方法を示すフローチャートである。 類似度計算機の基本構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
《認証システムの構成》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る認証システム1の構成を示す概略ブロック図である。
認証システム1は、学習装置10と認証装置20とを備える。
学習装置10は、生体データが入力されると当該生体データの特徴量を出力するように、特徴量抽出モデルのパラメータを学習させる。生体データの例としては、顔画像、静脈画像、指紋データ、音声データなどが挙げられる。特徴量抽出モデルは、ニューラルネットワークなどの機械学習モデルによって表される。
認証装置20は、学習装置10によって学習されたパラメータを有する特徴量抽出モデル(学習済みモデル)を用いて、生体データに基づくユーザの認証を行う。
なお、第1の実施形態に係る認証システム1は、学習装置10と認証装置20とを別個の装置として備えるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る認証システム1は、認証装置20が学習装置10の機能を有していてもよい。
《学習装置10の構成》
図2は、第1の実施形態に係る学習装置10によって学習される分類モデルM0の構成図である。
学習装置10は、分類モデル記憶部11、データセット取得部12、学習部13、モデル抽出部14、出力部15を備える。
分類モデル記憶部11は、ニューラルネットワークによって構成された分類モデルM0を記憶する。分類モデルM0は、図2に示すように、入力部M01、N個の特徴量算出部M02、平均化部M03、分類部M04、出力部M05を備える。
データセット取得部12は、入力サンプルである生体データと、出力サンプルである人物ラベルとを関連付けた学習用データセットを取得する。人物ラベルは、データセットにおける人物の数をPとした場合に、P次元のワンホットベクトルによって表される。
学習部13は、データセット取得部12が取得した学習用データセットを用いて、生体データが入力されると、当該生体データに該当する人物の事後確率を示すP次元のベクトルを出力するように、分類モデルM0のパラメータを学習させる。
モデル抽出部14は、学習部13によって学習された分類モデルM0から入力部M01、N個の特徴量算出部M02、および平均化部M03からなる部分モデルを、特徴量抽出モデルとして抽出する。
出力部15は、モデル抽出部14によって抽出された特徴量抽出モデルを認証装置20に出力する。出力は、ネットワーク等を介した通信によってなされてもよいし、可搬性の記憶装置を介してなされてもよい。
《分類モデルM0の構成》
分類モデルM0は、図2に示すように、入力部M01、N個の特徴量算出部M02、平均化部M03、および分類部M04を備える。
入力部M01は、入力された生体データをベクトルとしてN個の特徴量算出部M02に出力する。
各特徴量算出部M02は、2層以上のニューラルネットワークによって構成される。特徴量算出部M02は、入力部M01から入力されたベクトルを、低次元の特徴ベクトルに変換し、平均化部M03に出力する。特徴ベクトルは特徴量の一例である。また特徴量算出部M02は、特徴量関数、特徴量計算モデルの一例である。
平均化部M03は、N個の特徴量算出部M02から入力されたN個の特徴ベクトルの平均値を算出し、分類部M04に出力する。
分類部M04は、2層以上のニューラルネットワークによって構成される。分類部M04は、平均化部M03から入力された特徴ベクトルから、当該特徴ベクトルが表す人物の事後確率を示すP次元のベクトルに変換する。
《学習方法》
図3は、第1の実施形態に係る学習装置10による特徴量モデルの学習方法を示すフローチャートである。
学習装置10のデータセット取得部12は、図示しないデータベースから予め用意されたデータセットを取得する(ステップS1)。学習部13は、取得したデータセットを用いて、分類モデル記憶部11が記憶する分類モデルM0のパラメータを学習させる(ステップS2)。このとき、学習部13は、分類モデルM0の計算結果を用いて以下の式(1)に示す損失関数を最小化するように、勾配降下法により各パラメータを更新する。なお、学習部13は、分類モデルM0のうち特徴量算出部M02および分類部M04のパラメータを更新する。
Figure 0007318804000001
ここで、評価値Lの第1項であるLECEは、分類モデルM0の出力値とデータセットの出力サンプルとのクロスエントロピー誤差である。なお、当該クロスエントロピー誤差には、定数項を含んだものであってもよい。行列Mは、N個の特徴ベクトルを並べて得られるN×Pの行列である。det()は、行列式を示す関数である。
すなわち、第1の実施形態に係る損失関数の評価値Lの第2項は、N個の特徴量算出部M02の内積が小さいほど、すなわち直交性が高いほど小さくなる。したがって、式(1)に係る損失関数を用いることで、N個の特徴量算出部M02による特徴量の計算方法が互いに異なるように、パラメータを学習させることができる。このように学習されることで、N個の特徴量算出部M02に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる。
学習部13は、損失関数の評価値が所定の閾値を下回った場合、または所定回数だけ学習処理を繰り返した場合に、学習処理を終了する。
学習部13による学習処理が終了すると、モデル抽出部14は、学習部13によって学習された分類モデルM0から入力部M01、N個の特徴量算出部M02、および平均化部M03からなる部分モデルを、特徴量抽出モデルとして抽出する(ステップS3)。そして、出力部15は、抽出された特徴量抽出モデルを認証装置20に出力する(ステップS4)。
《認証装置20の構成》
認証装置20は、ユーザデータ記憶部21、モデル取得部22、抽出モデル記憶部23、生体データ取得部24、特徴量抽出部25、類似度算出部26、および認証部27を備える。
ユーザデータ記憶部21は、ユーザのアカウントデータと、当該ユーザの生体データとを関連付けて記憶する。
モデル取得部22は、学習装置10から学習済みの特徴量抽出モデルを取得する。
抽出モデル記憶部23は、モデル取得部22が取得した学習済みの特徴量抽出モデルを記憶する。
生体データ取得部24は、認証装置20に設けられたセンサ等から認証対象となる生体データを取得する。
特徴量抽出部25は、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルを用いてユーザデータ記憶部21が記憶する生体データおよび生体データ取得部24が取得した生体データから特徴ベクトルを抽出する。
類似度算出部26は、2つの特徴ベクトルどうしの類似度を算出する。類似度の尺度の例としては、L2距離、コサイン類似度、PLDA(Probabilistic Linear Discriminant Analysis)などが挙げられる。なお、認証装置20を実現するためのプログラムにおいて類似度算出部26を構成する関数は、類似度計算関数であるといえる。
認証部27は、類似度算出部26が算出した類似度に基づいて、ユーザデータ記憶部21に記憶されたユーザであるか否かの認証を行う。認証部27は、ユーザデータ記憶部21に記憶されたユーザであると判定した場合、当該ユーザのアカウントデータを返す。
《認証方法》
図4は、第1の実施形態に係る認証装置20による認証方法を示すフローチャートである。なお、認証方法の実行に先立ってモデル取得部22は、学習装置10から学習済みの特徴量抽出モデルを取得し、抽出モデル記憶部23に記録しているものとする。
認証装置20の生体データ取得部24は、認証装置20に接続されたセンサ等から生体データを取得する(ステップS21)。特徴量抽出部25は、ステップS21で取得した生体データを、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルに入力することで、特徴ベクトルを算出する(ステップS22)。すなわち、特徴量抽出部25は、N個の特徴量算出部M02によりN個の特徴ベクトルを算出し、平均化部M03によって当該N個の特徴ベクトルから1つの特徴ベクトルを生成する。次に、認証装置20は、ユーザデータ記憶部21が記憶するユーザを1つずつ選択し(ステップS23)、以下に示すステップS24からステップS25を実行する。
まず、特徴量抽出部25は、ステップS23で選択されたユーザに関連付けられた生体データを、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルに入力することで、特徴ベクトルを算出する(ステップS24)。すなわち、特徴量抽出部25は、N個の特徴量算出部M02によりN個の特徴ベクトルを算出し、平均化部M03によって当該N個の特徴ベクトルから1つの特徴ベクトルを生成する。次に、類似度算出部26は、ステップS22で算出した特徴ベクトルと、ステップS24で算出した特徴ベクトルとの類似度を算出する(ステップS25)。
認証部27は、ユーザデータ記憶部21が記憶する各ユーザについて、取得された生体データとの類似度を算出すると、算出された類似度のうち、所定の認証閾値を超えるものがあるか否かを判定する(ステップS26)。すべての類似度が認証閾値以下である場合(ステップS26:NO)、認証部27は、ステップS21で取得した生体データによる認証に失敗したと判定し(ステップS27)、処理を終了する。
他方、少なくとも1つの類似度が認証閾値を超える場合(ステップS26:YES)、認証部27は、最も高い類似度に係るユーザを特定し(ステップS28)、当該ユーザのアカウントデータを出力する(ステップS29)。
《作用・効果》
このように、第1の実施形態に係る認証システム1によれば、N個の特徴量算出部M02を有するニューラルネットワークを用いて、N個の特徴ベクトルを算出し、当該N個の特徴ベクトルに基づいて、取得された生体データとユーザデータ記憶部21が記憶する生体データとの類似度を算出する。N個の特徴量算出部M02を用いることで、出力される1つ1つの特徴量算出部M02の演算の傾向を隠蔽することができる。したがって、N個の特徴量算出部M02のアンサンブル学習の恩恵により、認証システム1は、学習に由来する変動に起因する誤判定の発生を抑えることができる。
〈第2の実施形態〉
第2の実施形態に係る認証システムは、第1の実施形態と比較して特徴量抽出モデルの学習に係る計算量を低減する。
第1の実施形態に係る認証システムは、図2に示す分類モデルを用いて特徴量抽出モデルの学習を行う。これに対し、第2の実施形態に係る認証システムは、図5に示す分類モデルを用いる。
図5は、第2の実施形態に係る学習装置10によって学習される分類モデルM0の構成図である。
第2の実施形態に係る分類モデルM0は、図5に示すように、入力部M01、共有特徴量算出部M11、N個の特徴量算出部M12、平均化部M03、および分類部M04を備える。
入力部M01は、入力された生体データをベクトルとして共有特徴量算出部M11に出力する。
共有特徴量算出部M11は、2層以上のニューラルネットワークによって構成される。共有特徴量算出部M11のネットワーク構造は、第1の実施形態に係る特徴量算出部M02を前段部分と後段部分とに切り分けたときの前段部分と同様の構造となる。共有特徴量算出部M11の計算結果は、N個の特徴量算出部M12に出力される。
各特徴量算出部M12は、2層以上のニューラルネットワークによって構成される。特徴量算出部M12のネットワーク構造は、第1の実施形態に係る特徴量算出部M02を前段部分と後段部分とに切り分けたときの後段部分と同様の構造となる。N個の特徴量算出部M12の計算結果は、それぞれ平均化部M03に出力される。
平均化部M03は、N個の特徴量算出部M12から入力されたN個の特徴ベクトルの平均値を算出し、分類部M04に出力する。
分類部M04は、2層以上のニューラルネットワークによって構成される。分類部M04は、平均化部M03から入力された特徴ベクトルから、当該特徴ベクトルが表す人物の事後確率を示すP次元のベクトルに変換する。
このように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と比較して、共有特徴量算出部M11の数が少ないために、学習に係る計算量を低減することができる。なお、特徴量算出部M12は、第1の実施形態に係る特徴量算出部M02と比較して層の数が小さいため、少ない計算量で学習処理を行うことができる。
〈第3の実施形態〉
第3の実施形態に係る認証システムは、第1の実施形態および第2の実施形態と比較して、誤判定を生じる可能性を低減する。
《認証装置20の構成》
図6は、第3の実施形態に係る認証システム1の構成を示す概略ブロック図である。
第3の実施形態に係る認証装置20は、第1の実施形態に係る構成に加え、さらに検知用データ記憶部28を備える。
検知用データ記憶部28は、認証装置20の誤判定を生じさせる敵対的データを検知するために用いる生体データ(以下、検知用データともいう)を記憶する。敵対的データの例としては、複数のユーザの音声データとの類似度が高くなるような音声データ(Master Voice)などが挙げられる。検知用データの例としては、ユーザデータ記憶部21に記憶されていない、すなわちアカウントデータを有しない人物の生体データが挙げられる。
なお、他の実施形態においては、検知用データが検知用データ記憶部28に代えてユーザデータ記憶部21に記憶されていてもよい。この場合、ユーザデータ記憶部21は、検知用データに関連付けて、当該データが検知用データであることを示す情報を記憶する。
《認証方法》
図7は、第3の実施形態に係る認証装置20による認証方法を示すフローチャートである。なお、認証方法の実行に先立ってモデル取得部22は、学習装置10から学習済みの特徴量抽出モデルを取得し、抽出モデル記憶部23に記録しているものとする。
認証装置20の生体データ取得部24は、認証装置20に接続されたセンサ等から生体データを取得する(ステップS41)。特徴量抽出部25は、ステップS41で取得した生体データを、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルに入力することで、特徴ベクトルを算出する(ステップS42)。
次に、認証装置20は、検知用データ記憶部28が記憶する検知用データを1つずつ選択し(ステップS43)、以下に示すステップS44からステップS45を実行する。
まず、特徴量抽出部25は、ステップS43で選択された敵対的サンプルに係る生体データを、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルに入力することで、特徴ベクトルを算出する(ステップS44)。次に、類似度算出部26は、ステップS42で算出した特徴ベクトルと、ステップS44で算出した特徴ベクトルとの類似度を算出する(ステップS45)。
認証部27は、検知用データ記憶部28が記憶する各検知用データについて、取得された生体データとの類似度を算出すると、算出された類似度のうち、第1検出閾値を超えるものがあるか否かを判定する(ステップS46)。少なくとも1つの検知用データとの類似度が第1検出閾値を超える場合(ステップS46:YES)、ステップS41で取得した生体データが敵対的データである可能性が高いため、認証部27は、認証に失敗したと判定し(ステップS52)、処理を終了する。
また、認証部27は、ステップS45で算出された類似度の平均値が第2検出閾値を超えるものがあるか否かを判定する(ステップS47)。少なくとも1つの検知用データとの類似度が検出閾値を超える場合(ステップS47:YES)、ステップS41で取得した生体データが敵対的データである可能性が高いため、認証部27は、認証に失敗したと判定し(ステップS52)、処理を終了する。これは、Master Voiceなどの敵対的データが、複数の生体データとの類似度が高くなる特徴を有するためである。
他方、すべての検知用データとの類似度が検出閾値以下であり(ステップS46:NO)、かつ類似度の平均値が第2検出閾値以下である場合(ステップS47:NO)、認証装置20は、ユーザデータ記憶部21が記憶するユーザを1つずつ選択し(ステップS48)、以下に示すステップS49からステップS50を実行する。
まず、特徴量抽出部25は、ステップS47で選択されたユーザに関連付けられた生体データを、抽出モデル記憶部23が記憶する特徴量抽出モデルに入力することで、特徴ベクトルを算出する(ステップS49)。次に、類似度算出部26は、ステップS42で算出した特徴ベクトルと、ステップS49で算出した特徴ベクトルとの類似度を算出する(ステップS50)。
認証部27は、ユーザデータ記憶部21が記憶する各ユーザについて、取得された生体データとの類似度を算出すると、算出された類似度のうち、所定の認証閾値を超えるものがあるか否かを判定する(ステップS51)。なお認証閾値は、検出閾値と異なる値であってもよい。すべての類似度が認証閾値以下である場合(ステップS52:NO)、認証部27は、ステップS41で取得した生体データによる認証に失敗したと判定し(ステップS53)、処理を終了する。
他方、少なくとも1つの類似度が認証閾値を超える場合(ステップS51:YES)、認証部27は、最も高い類似度に係るユーザを特定し(ステップS53)、当該ユーザのアカウントデータを出力する(ステップS54)。
《作用・効果》
このように、第3の実施形態に係る認証システム1によれば、取得した生体データが未知の生体データと類似する場合に、ユーザの生体データとの比較を行わずに認証処理を終了する。これにより、認証システム1は、敵対的データによって誤判定を生じる可能性を低減することができる。
なお、第3の実施形態において、認証部27は、生体データが敵対的データであるか否かを判定するために、ステップS46およびステップS27の判定を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る認証部27は、ステップS46およびステップS27の何れか一方の判定のみを行ってもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
上述した実施形態に係る認証システム1は、学習装置10および認証装置20によって構成されるが、単独のコンピュータによって構成されるものであってもよい。または、学習装置10および認証装置20がそれぞれ複数のコンピュータに分けて配置し、複数のコンピュータが互いに協働することで学習装置10および認証装置20として機能するものであってもよい。
上述した実施形態に係る認証システム1は、損失関数として数(1)に示すものを用いるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る認証システム1の学習装置10は、以下に示す数(2)を損失関数としてもよい。
Figure 0007318804000002
すなわち、数(1)に、さらに第3項として、入力xの事後確率ベクトルp(k|x)と、入力xの敵対的サンプルの事後確率ベクトルp(k|AX(x))との差分のノルムを設けてもよい。
また、上述の実施形態に係る認証システム1は、分類モデルM0から分類部M04を除くことで特徴量抽出モデルを抽出するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る認証システム1は、特徴量算出部M02のみを抽出してもよい。この場合、認証装置20は、予め入力部M01および平均化部M03に相当する機能を有する。
また、上述の実施形態に係る認証システム1は、学習時にN個の特徴量算出部M02を同じデータセットを用いて学習させるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る認証システムは、特徴量算出部M02を異なるデータセットを用いて学習させてもよい。
また、上述の実施形態においては、類似度計算機を認証装置20に実装させるが、これに限られない。他の実施形態においては、類似度計算機が単独に機能してもよいし、他の装置に組み込まれてもよい。
〈基本構成〉
図8は、類似度計算機30の基本構成を示す概略ブロック図である。
上述した実施形態では、類似度計算機30の一実施形態として図1に示す構成について説明したが、類似度計算機30の基本構成は、図8に示すとおりである。
すなわち、類似度計算機30は、特徴量算出手段31および類似度算出手段32を基本構成とする。
特徴量算出手段31は、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する。
類似度算出手段32は、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、第1データと第2データの類似度を算出する。
N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる。
これにより、類似度計算機30は、学習に由来する変動に起因する誤判定の発生を抑えることができる。
〈コンピュータ構成〉
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ92、ストレージ93、インタフェース94を備える。
上述の学習装置10、認証装置20、類似度計算機30は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ93に記憶されている。プロセッサ91は、プログラ
ムをストレージ93から読み出してメインメモリ92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ92に確保する。プロセッサ91の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ90は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ91によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ93の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ93は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース94または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ93は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ93に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
〈付記〉
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段と、
前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段と
を備え、
前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる
類似度計算機。
(付記2)
データを入力することで前記N個の特徴量関数への入力として共有される共有特徴量を得るための共有特徴量関数を用いて、前記第1データに係る共有特徴量と前記第2データに係る共有特徴量とを算出する共有特徴量算出手段を備え、
前記N個の特徴量関数は、それぞれ前記共有特徴量を入力することで前記特徴量を出力し、
前記特徴量算出手段は、前記第1データに係る共有特徴量を前記N個の特徴量関数に入力することで前記第1データに係るN個の特徴量を算出し、前記第2データに係る共有特徴量を前記N個の特徴量関数に入力することで前記第2データに係るN個の特徴量を算出する
付記1に記載の類似度計算機。
(付記3)
前記N個の特徴量関数は、
データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように学習された、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークのうちの、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルによって構成される
付記1または付記2に記載の類似度計算機。
(付記4)
前記モデルネットワークは、前記入力サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果の内積が小さくなるように学習される
付記3に記載の類似度計算機。
(付記5)
前記モデルネットワークは、前記入力サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果と、前記入力サンプルの敵対的サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果との差が小さくなるように学習される
付記3または付記4に記載の類似度計算機。
(付記6)
前記データは生体情報を表すデータである
付記1から付記5の何れかに記載の類似度計算機。
(付記7)
付記6に記載の類似度計算機と、
前記類似度計算機の計算結果に基づいて生体認証を行う認証装置と
を備える認証システム。
(付記8)
前記類似度計算機は、入力された生体データと、認証対象の人物に係る生体データとの類似度を計算し、
前記認証装置は、前記類似度が第1閾値を超える場合に、認証に成功したと判定する
付記7に記載の認証システム。
(付記9)
前記類似度計算機は、入力された生体データと、認証対象でない人物に係る生体データである検知用データとの類似度をさらに計算し、
前記認証装置は、前記検知用データに係る類似度が第2閾値を超える場合に、認証対象の人物に係る生体データとの類似度に関わらず前記認証に失敗したと判定する
付記8に記載の認証システム。
(付記10)
コンピュータが、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出し、
前記コンピュータが、前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出し、
前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる
類似度計算方法。
(付記11)
コンピュータを、
データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段、
前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段
として機能させ、
前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なる
類似度計算プログラム。
(付記12)
コンピュータが、データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークを学習させ、
前記コンピュータが、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルと、第1データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果と第2データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果とに基づいて前記第1データと前記第2データの類似度を得るための類似度計算関数とを組み合わせることで、類似度計算プログラムを生成する
類似度計算プログラムの生成方法。
上記類似度計算機、認証システム、類似度計算方法、類似度計算プログラムおよび類似度計算プログラムの生成方法のうち少なくとも1つによれば、学習に由来する変動に起因する誤判定の発生を抑えることができる。
1 認証システム
10 学習装置
11 分類モデル記憶部
12 データセット取得部
13 学習部
14 モデル抽出部
15 出力部
20 認証装置
21 ユーザデータ記憶部
22 モデル取得部
23 抽出モデル記憶部
24 生体データ取得部
25 特徴量抽出部
26 類似度算出部
27 認証部

Claims (9)

  1. データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段と、
    前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段と
    を備え、
    前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なり、
    前記N個の特徴量関数は、
    データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように学習された、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークのうちの、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルによって構成される
    類似度計算機。
  2. データを入力することで前記N個の特徴量関数への入力として共有される共有特徴量を得るための共有特徴量関数を用いて、前記第1データに係る共有特徴量と前記第2データに係る共有特徴量とを算出する共有特徴量算出手段を備え、
    前記N個の特徴量関数は、それぞれ前記共有特徴量を入力することで前記特徴量を出力し、
    前記特徴量算出手段は、前記第1データに係る共有特徴量を前記N個の特徴量関数に入力することで前記第1データに係るN個の特徴量を算出し、前記第2データに係る共有特徴量を前記N個の特徴量関数に入力することで前記第2データに係るN個の特徴量を算出する
    請求項1に記載の類似度計算機。
  3. 前記モデルネットワークは、前記入力サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果の内積が小さくなるように学習される
    請求項1または請求項2に記載の類似度計算機。
  4. 前記モデルネットワークは、前記入力サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果と、前記入力サンプルの敵対的サンプルを入力したときの前記N個の特徴量計算モデルの計算結果との差が小さくなるように学習される
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の類似度計算機。
  5. 前記データは生体情報を表すデータである
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の類似度計算機。
  6. 請求項5に記載の類似度計算機と、
    前記類似度計算機の計算結果に基づいて生体認証を行う認証装置と
    を備える認証システム。
  7. コンピュータが、データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出し、
    前記コンピュータが、前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出し、
    前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なり、
    前記N個の特徴量関数は、
    データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように学習された、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークのうちの、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルによって構成される
    類似度計算方法。
  8. コンピュータを、
    データに基づいて当該データに係る特徴量を得るためのN個の特徴量関数を用いて、第1データに係るN個の特徴量と第2データに係るN個の特徴量とを算出する特徴量算出手段、
    前記第1データに係るN個の特徴量と前記第2データに係るN個の特徴量とに基づいて、前記第1データと前記第2データの類似度を算出する類似度算出手段
    として機能させ、
    前記N個の特徴量関数に同じデータが代入された場合に得られるN個の特徴量の値は、互いに異なり、
    前記N個の特徴量関数は、
    データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように学習された、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークのうちの、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルによって構成される
    類似度計算プログラム。
  9. コンピュータが、データを入力サンプルとし、複数のクラスのうち当該データが属するクラスを示すワンホットベクトルを出力サンプルとする学習用データセットを用いて、入力されたデータに対応して当該データが属する前記クラスの事後確率を示すベクトルを出力するように、N個の特徴量計算モデルを有する第1計算部と、前記第1計算部の計算結果を入力とするモデルを有する第2計算部とを有するモデルネットワークを学習させ、
    前記コンピュータが、学習済みの前記N個の特徴量計算モデルと、第1データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果と第2データに係る前記N個の特徴量計算モデルの計算結果とに基づいて前記第1データと前記第2データの類似度を得るための類似度計算関数とを組み合わせることで、類似度計算プログラムを生成する
    類似度計算プログラムの生成方法。
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