JP7317359B2 - 地方創生プロモーション・システム - Google Patents

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Description

本発明は、日本のふるさと情報を国の内外に発信し、特産品の展示・販売、観光案内と旅行の手配、産業振興や国際交易のための情報収集などを行う地方出先機関としての機能や災害時の応援機能も備えたシステムに係り、特に河川の護岸と水面を総合的に利用して多機能の浮体構造を主たる手段として地方創生情報の発信と収集を行う地方創生プロモーション・システムに関する。
東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を向上させる地方創生がクローズアップされている。従来から、東京都内には、地方の出先機関(県事務所等)や、ふるさと創生の一環として事業以来、観光紹介や特産品の販売等を行う、所謂アンテナショップが多く出店されている。
このような施設は、情緒的には地方出身者にふるさとの香りを届けるという機能に加え、当該地方の産業育成、観光開発などのための情報収集活動の責務を担っている。
地方創生は、自ら考え自ら行う地域づくり事業(通称ふるさと創生事業)をさらに発展させ、地方人口の都市部への集中を抑制するため、地域産業の育成、観光施策の強化などが提起され、具体的な施策も実現がなされ、あるいは実現途上にある。なお、ここで言う“地方”とは、狭義では“地方創生”政策での“地方”を指し、基本的には“都道府県”単位の行政区画に属する土地のうち、東京都や大阪府などの都市圏を除く土地を想定する。しかしながら、本発明での“地方”なる用語は、概念としては東京都以外を地方と称するが、これらを厳密に区別するものではない。また、東京も日本国の一地方であることから、東京も“地方”に含めてもよいものである。
東京圏への人口流入を減速させる施策として、公的には中央官庁の地方移転が計画されているが、民間サイドでの対策には地方の文化、産業に対する若者の関心を惹起させる必要がある。東京都に限定してみても、前記のアンテナショップの効用も当然あるが、さらなる施策も必要である。上記の出先機関やアンテナショップは、謂わば“客待ち”の静的対応機関とも言えない訳でもない。
現世相で言えば、地方文化や地方産業への興味を引かせるためには、例えばインターネットの検索数の順位が上位にくるようなキャッチコピーを頒布するとか、キャラバンなどを組織するなど、ダイナミックな施策が求められる。求められる施策は地方創生という文言にとらわれることなく、世界に向けて我が国の産業・文化の様々な情報を発信し、世界における我が国の存在価値を大いに高めるものとする必要がある。
かつて、日本の輸出振興策の一環として、巡航見本市船を海外に派遣していた歴史がある。この施策は、工業製品の海外への輸出が主たる目的ではあったが、同時に日本の文化を広め、日本という、当時は地球上では未だ極東の小国であった日本という国に興味をもたせることで観光客の誘致をももたらす効果をも意図するものであった。産業製品や文化を持って世に出て行くという思想は地方創生のプロモーション活動の一つとして極めて有用である。
一方、アンテナショップは客の関心を呼ぶために都心の一等地に設置するのが一般的である。しかしながら、このような場所は地価が高く、その維持と運営には多くの費用がかかっているのが悩みの種である。その解決策の一つに、水面を利用する方法がある。水面(護岸設備、橋梁、海岸)の利用には、河川法、海岸法は勿論のこと、管理主体に応じて、国土交通省、自治体ごとの法律・条令等をクリアする必要があるが、このクリア条件等については本発明の対象外なので、説明は省略する。
なお、本発明で言うところの“プロモーション”は、一般的な製品、サービスについての関心向上や購買力促進ためのメッセージ活動に限定解釈されるべきものではなく、前記した地方創生に関わる幅広いコミュニケーション活動を意図するものと理解すべきである。
東京の都心には多くの河川が存在する。その中でも都心を縫って流れる神田川、日本橋川、墨田川、等とそれらの支流は古くから日本文化を生み、そして育んできた。これらの河川の水面を利用することで、かなり低コストの施設を実現できる。河川の水面を利用した商業施設を開示したものとしては、例えば、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開昭64-18797号公報 実開昭56-13097号公報
特許文献1は、中空状の浮体に飛行機用の滑走路、ヘリポート、シャトル船、モーターボートなどの船舶係留設備を備え、娯楽施設、店舗、宿泊施設を備えたイベントシティー用水上浮揚構造物を開示する。また、特許文献2も特許文献1と同様に、河川あるいは海岸に係留する巨大な台船を用い、この台船の上に構築したショッピングセンターを開示する。
特許文献1に開示のイベントシティー用水上浮揚構造物は、滑走路を備え、特許文献2に記載のショッピングセンターも一辺が数百メートルと説明されているように、共に巨大な浮揚構造物(浮体)で、かつ特注で設計製造されるものである。
そして、このような巨大浮揚構造物は、日本では河川よりも海岸に係留されるのが普通と理解される。このような巨大浮揚構造物は、自治体単位で設置される小規模施設であるアンテナショップや地方自治体の出先機関には不向きである。なお、従来のこの種の浮体構造利用の分野では、係留する護岸、海岸との相乗効果に留意したものは存在しない。
本発明は、旧来から神田川や日本橋川に行き交う観光用の屋形船に注目し、その妥当な大きさと小回り機能を利用すると共に、係留する護岸(岸壁等)の面を発明の重要な構成要件として取り込むことで、単なる河川上を往来する観光手段を超越して地方認識のための代表的景観(シンボル絵)と当該地方産業(地場産業)の紹介・誘致、観光開発などのための情報発信と収集活動の活性化を担う媒体を実現するものである。
すなわち、本発明の目的は、既存の屋形船を適宜改造した特装屋形船とすることで地方創生のための様々な情報発信と情報収集機能を持たせた地方創生プロモーション・システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は複数の屋形船を用いて、各屋形船のそれぞれに特徴的な独自の機能を奏する設備を搭載させ、これら複数の屋形船群と係留する護岸の表面区画とを一体化した地方単位のプロモーション・ステーションとする点に特徴を有する。
本発明の特徴的構成を以下に記述する。なお、以下の記述では、発明の構成要件に実施例で使用する参照符号を併記するが、これは本発明の理解を容易にするためであり、本発明は参照符号で表記される構成に限定されるものではない。
本発明は、河川1000の護岸400と水面1100に設定された地方毎に割り当てられた繋船区画420に連結係留した複数の特装屋形船からなる船団1200からなる多機能の浮体構造を主たる構成とし、下記の構成をさらに備えて地方創生情報の発信と収集を行う地方創生プロモーション・システムである。特装屋形船とは、船体は既存の屋形船で、措定の目的に応じた艤装を施した屋形船を意味し、設備の低コスト化を実現する。
(1)前記護岸400は、前記繋船区画420の上方を前記水面1100側から仰ぎ見て略全体が視認できる位置とサイズで描かれた地方認識のための代表的シンボル絵410を有し、
前記船団1200は、店舗船(水上ショップ)100、管理船200、および倉庫船300を含み、各船は互いに解除可能に連結され、少なくとも前記店舗船100の前記護岸400とは反対側の舷側に巡回船(水上バス、シャトル、巡行屋形船)500と接舷して顧客の渡船に供する桟橋機構を備えた。
(2)前記店舗船100の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁110を有し、前記周壁110の内部に当該地方の産物等を陳列して販売するための商品棚105a~105nを配置した。
(3)前記店舗船100の前部デッキ108に前記管理船200の後部タラップと連通する前部タラップ116を設けた。
(4)前記管理船200の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁110を有し、前記周壁110の内部に事務室201と商談設備203、および簡易宿泊施設204を設けた。
(5)前記管理船200の前記事務室201の後方に前記店舗船100の前記前部タラップ116と連通する後部タラップ115を設けた。
(6)前記倉庫船300の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁110を設けて、前記周壁110の内部に冷凍庫301、冷蔵庫302、常温収納棚303を収納し、後部デッキ102に商品等の搬入・搬出のための荷役用タラップ304を設置した。
(7)前記店舗船100の前記後部デッキ102と前部デッキ108の何れかに給水・手洗い設備109を設置した。
(8)前記店舗船100、管理船200、および倉庫船300の船底内に当該船体の平行度を調整するトリムタンク装置117、118を備えた。
(9)前記店舗船100と前記管理船200の一方または双方の船内に外部電源から電力を引き込むための受電装置127を備えた。
(10)前記店舗船100と前記管理船200の一方または双方の船底内に自家発電装置128を備えた。
(11)前記店舗船100、管理船200、および倉庫船300の何れか、又は全ての屋根111にソーラー発電パネル129を備えた。
(12)前記船団1200のそれぞれを構成する前記管理船200と、前記水上バス等の巡回船500、都道府県607、市町村608を、ネットワーク604を介してデータ処理を行うサーバ601を備えて、システムの統括制御を行うセンターステーション600を備え、地方創生情報の発信と収集を行うようにした。
(13)前記船団1200のそれぞれを構成する前記管理船200に情報端末(PC、タブレット等)210を備え、地方への旅行紹介や定住希望者への説明にトラベルサービスエージェント606、ウェザーサービス機関605からの情報を利用する構成とした。
(14)前記船団1200に関心を持った顧客や利用希望者は、スマートホンやタブレット603、あるいはパソコン602から、希望する地方の船団の混雑状況、予約、水上バスの運行情報などの利用情報を得ることを可能とした。
(15)前記護岸400と前記船団1200の近傍に繋船柱401(ボラード、又はビット)を設け、前記繋船柱401に前記船団1200の船の何れかに備えた受電装置127に電力を供給するための給電端子設備402を設置した。
(16)前記護岸400に給水栓403を設け、前記船団1200の船の何れかに備えた給水タンク120に公共水道から給水できるようにした。
本発明は上記の構成および後述する実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であることは言うまでもない。
上記構成を有する本発明に係る地方創生プロモーション・システムによれば、東京都内の中枢を流れる日本橋川や神田川に行き交う観光用の屋形船に注目し、その妥当な大きさと小回り機能を利用し、係留する護岸(岸壁等)の面を発明の重要な構成要件として取り込むことで、地方認識のための代表的景観(シンボル絵)と当該地方産業(地場産業)の紹介・誘致、観光開発などのための情報収集活動の活性化を担う媒体を実現することができる。
本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する店舗船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図。 本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する管理船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図。 本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する倉庫船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図。 本発明に係る地方創生プロモーション・システムを護岸と共に示す正面概念図。 本発明に係る地方創生プロモーション・システムを護岸と共に示す鳥瞰図。 本発明に係る地方創生プロモーション・システムのシステム構成例の説明図。
以下、本発明に係る地方創生プロモーション・システムの実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する店舗船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図である。後述するように、本実施例の地方創生プロモーション・システムは、そのハードウエアとして1艘の店舗船100と1艘の管理船200、および1艘の倉庫船300の計3艘で1ユニットの船団1200と地方のシンボル絵410をペイントした護岸400の部分とで構成する。そして、これに情報通信テクノロジー(ICT)を組み込んだシステムとして説明する。
先ず、本実施例の船団1200について、それを構成する各船(屋形船)について詳細に説明する。図4と図5で後述するように、船団1200を繋留する護岸400は、地方毎(ここでは県毎)に割り当てられた繋船区画420の上方で河川1000の前記水面1100側(例えば対岸、あるいは河川1000を巡行する水上バス等の巡回船500)からほぼ全体が視認できる位置とサイズで描かれた地方認識のための代表的シンボル絵410を有する。
船団1200は、店舗船(水上ショップ)100、管理船(オフィス船)200、および倉庫船300からなる。各船は互いに連結が解除可能に連結されており、少なくとも店舗船100の護岸400とは反対側の舷側に巡回船(水上バス、シャトル、巡行屋形船)500が接舷して顧客が渡船するように桟橋機構を備えている。
そして、護岸400と船団1200の間に繋船柱(ボラード、又はビット)401が設けられており、各船をこの繋船柱401にロープ等で舫っている。なお、この繋船柱401には船団1200の船の何れか(本実施例では店舗船100)に備えた受電装置127を通して各船に電力を供給するための給電端子設備402を備えている。
この店舗船100には飲料水や手洗水を貯留する給水タンク(以下、水槽とも言う)120が設置されている。水槽120の水はポンプ121で必要な個所に給水される。この水槽への水補給を別途に用意する補給船から定期的に行うようにしてもよいが、護岸400側の適当な場所に給水栓(水道栓)403を設置して置き、繋留した店舗船100側に設けた受水ホース(図示せず)を結合することで常に給水可能状態として置くのが望ましい。アクセスの容易さを考慮すれば、給水栓403を繋船柱401と一体化する構成としてもよいものである。この場合、給電端子設備402を設ける繋船柱401と給水栓403を設ける繋船柱401とを別にするのが好ましい。
店舗船100の船体101の中央領域の大部分の外側は、風雨などの外部雰囲気から内部の店舗領域を遮断する周壁110を有している。周壁110には、複数のガラス窓112が設けられている。周壁110の船尾側には後部扉113が、船首側には前部扉114が設けてある。そして、周壁110の内部に当該地方の産物などを陳列して販売するための商品棚105a~105nが配置されている。利用客(来客)は水上バスからタラップ104を渡って、後部扉113から階段106を踏み下って店舗の床面103に降りる。
店舗内には、地方の産物を主体とする様々な産品を展示し販売するための商品棚105(105a、105b・・・105n)が配置されている。商品の購買を希望する顧客は入口(階段106辺り)に置いてある買い物籠(ショッピングバスケット)124を持って商品を取り出してバスケットに入れ、帰りの際にレジスタ125で代金の清算を行って階段106を登って後部デッキ102に戻る。
代金の清算業務、産品の陳列、在庫管理等は、人手によっている。これらの業務の担い手としては、当該地方の人材であることが好ましい。例えば、求人を地方自治体や市町村で行い、農業閑散期にはその地方の農業従事者の就労を斡旋したり、若者に体験的に地元の産物の小売りや産業の紹介、誘致などを経験する機会を提供することで、各地方自治体や市町村の雇用の幅を広げることができるとともに、地元の産物を取り扱ったり、地元のアピールなどをすることで、当該地元の良さを再認識する機会にもなる。こうした経験は、より地域の活性化を意識することに繋がる。
また、人材確保が難しい時の対応として、精算業務を無人化したり、店舗の中に自動販売機122を設置したりしてもよい。
後部デッキ102には給水・手洗い設備109が設けられている。なお、参照符号119は汚水タンクを示す。
この店舗船の前部デッキ108には椅子123などが置かれ、階段107を登ってこのデッキに出て、椅子123に座ったりして外の景色を見ながら休息することができるようになっている。参照符号111は屋根を示す。この屋根111にはソーラー発電パネル129を設置して補助エネルギー源とするのが望ましい。
この店舗船100は、後述する管理船200や倉庫船300と同様に、平底船である。商品の増減、顧客の人数変化や移動などで船内の床面103に掛かる荷重の変化は船のバランスを崩す。店舗船100の船底内には当該船体の平行度を調整するトリムタンク装置117、118を備えている。トリムタンク装置は複数のトリムタンク117の間での水の移動と外部の河川との間での取水・排水を行うトリムポンプ118で構成される。トリムタンク117は床面に平行な前後左右位置に複数個設置されている。
上記した床面103の平行度の変化(床面の傾斜量)を図示しない傾斜センサで検知し、トリムポンプ118を作動させて平行バランスをとるようにしている。なお、顧客の人数や商品の重量変化による喫水の変化に対しても、トリムタンク117に貯留する水の総量を制御することで対応させることができる。
店舗船100の前部デッキ108には、隣接して連結されている管理船200の後部タラップと連通する前部タラップ116が設けられている。この前部タラップ116は、隣接する管理船200への通路となっている。商品購入の相談や旅行の相談、移住の相談などを希望する顧客は、この前部タラップ116を通って管理船に移動できるようになっている。なお、バリアロープ126で顧客の通行の安全が保たれている。後部デッキ102には椅子123が配置され、また隣接する倉庫船への渡り通路となる後部タラップ115が設置されている。
図2は本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する管理船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図である。図1の店舗船と同様に、屋根111は仮想線で示してある。管理船200の中央領域の大部分の外側に店舗船と同様の外部環境を遮断する周壁110を有している。また、適当な部分にガラス窓112が設けられている。前記周壁110の内部に事務室201と商談設備203、および簡易宿泊施設204が設置されている。
事務室201の一画には観光地などの案内パンフレット類202が置いてある。また、商談等の顧客対応の机203には情報端末(PC)やタブレット210も置いてある。商談や旅行相談、移住相談を希望する顧客は、店舗船100から後部タラップ115を渡って後部扉113を通り、事務室201に入る。ここで、担当者と面談するようになっている。なお、管理船200の後部デッキにも椅子123が置いてあり、管理船に用事の無い顧客でもこの椅子を利用して一休みできる。
なお、図に示す管理船200の前部デッキには洗面所と簡易シャワー等の設備の洗面スポット206を有し、前部扉114でこのデッキに出られる。ここに手洗い所も設けるのが好ましい。手洗い所を設ける場合には、店舗船100に設けたものと同様の汚水タンクを船底に設置する。前部デッキには長椅子207等を置いて、休み処を提供している。店舗船100の前部デッキ108のバリアロープ126と同様に、この前部デッキにも安全のためのバリアロープ126が張り巡らされている。
管理船200の床面103の下方で、船底内にトリムタンク117、トリムポンプ118が設置されており、床面103の平行バランスを調整するようになっている。なお、手洗い所・簡易シャワー設備(洗面スポット)206のための給水タンク208が設置されている。ポンプは図示を省略した。屋根111には、ソーラー発電パネル129が設置されている。給水、給電は前記した店舗船と同様の構成とすることができるが、店舗船との間を連結する電力線と給水パイプを設置することもできる。
本発明において、管理船200は、前記店舗船100で取り扱う地方の産物や人材の確保等の船団1200に関する管理だけではなく、該当する地方、すなわち都道府県や市町村の出先機関としての機能を備える。
店舗船100でその地方の産物を提供し、その品質をアピールし、当該産品を販売する一方で、管理船200は、当該地方の情報や魅力を伝える窓口として、当該地元へ関心を持つ企業や個人に対し、相談窓口、交渉窓口となり、様々な分野からの地方創生の足がかりとなる役目を担う。
例えば、個人に対しては移住やそれに伴う住宅、雇用、子育て、福祉などの情報を気軽に聞けるような窓口を設ける。企業に対しては、地元への誘致や産物の紹介・斡旋、その他の情報を各地方の担当者が直接提供するような窓口を設けてもよい。
また、海外からの輸出入の商談や、人的交流、コミュニケーション活動等の発展につながる相談等にも適宜対応できるよう窓口を設けることもできる。
さらには、震災時における適切な支援の要請や、募金の受付などの窓口となる。このように、様々な人や企業が、当該地方まで出向かなくても、当該地方の関係者と直接ふれ合い情報を共有することができ、より交流を深め、信頼を高めることができるものとなっている。
また、管理船200の事務室201の前方区画には簡易宿泊施設204が設けられている。ここには、簡易ベッド205が複数設けられており、当該地方からの上京者に宿泊の便宜を図るようになっている。管理船200を二階建て構造として、一階に事務室、二階に簡易宿泊施設204を配置する構成であってもよく、その配置やベッド数等は限定されるものではない。
このように簡易宿泊施設204を備えることで、当該地方から気軽に上京することができる環境を整え、当該船団1200で働いたり、地元の生産者や企業が首都圏や他の地方への営業活動を行う基盤を提供することが可能となる。
図3は、本発明に係る地方創生プロモーション・システムを構成する倉庫船の構造例の説明図で、(a)は屋根を除去して内部構造を示す平面図、(b)は船底の一部を透視して示す側面図である。この倉庫船300の中央領域の大部分の外側には外部環境を遮断する周壁110を有する。屋根111は同図(a)では仮想線で示した。周壁110の内部には、冷凍庫301、冷蔵庫302、常温収納棚303を有し、後部デッキ102に商品等の搬入・搬出のための荷役用タラップ304が設置されている。図3では、荷役用タラップ304を後部タラップ115と同等のものとして示したが、荷役用タラップ304は後部タラップ115よりも幅広で強固なものとするのが好ましい。
この倉庫船300にも、その床面103の下部で、その船底内に当該船体101の平行度を調整するトリムタンク117、トリムポンプ118を備えている。
倉庫船300の後部デッキ102側には荷役用の大型の後部扉113が、また前部デッキ108側には同様の大型の前部扉114が設けてある。前部デッキ108側に大型の全部扉114を設けたのは、同様の倉庫船をさらに連結することを想定したためである。店舗船100での商品の販売が好調である場合に、商品の大幅な備蓄を必要とする場合を、あるいは災害などの発生時のための備蓄倉庫としての機能を確保するために倉庫船の増結が要請されることを想定している。
この倉庫船300の屋根111にソーラー発電パネル129を備えることもできる。
上記した店舗船100、管理船200、および倉庫船300を1ユニットとして船団を構成し、これを日本橋川や神田川の護岸に沿って配置する。船団の配置は、日本列島の北海道から沖縄県に、列島上の配置順に並べる方法、地域ごとに河川の特定領域(例えば支流毎)に集約して並べる方法、宝探しのようにランダム配置で顧客の好奇心を煽る配置方法等が考えられる。
このように、日本の各地方の船団を一定のエリアに集約することで、例えば日本に旅行に来ている外国人は、ここ訪れることで日本全国の情報に触れ、産品を手に取ることができ、さらに各地方への興味を沸かせることができ、各地方への旅行意欲を促進することもできるものとなっている。
図4は本発明に係る地方創生プロモーション・システムを護岸と共に示す正面概念図である。河川の護岸、所謂堤防は河川1000の水面1100から流れに沿って両側立ち上がっている。通常は所定の傾斜で水面から両側に開くように立ち上がって水の収容容積が漸次増加するようになって、増加する河川の流水を外部から隔離して外部に漏出するのを防止するものであることは言うまでもない。したがって、河川の水面から空中に出ている護岸400は過去の洪水の際の水面の高さを超えて、予想される氾濫を抑制する高さとされている。
日本橋川や神田川、墨田川などの都市部を縫って流れる河川の状況を見て分かるように、平時における護岸はかなりの高さであり、河川の幅やその流路の傾斜(流速に関連)にもよるが、河川側の斜面の面積は数メートルから十メートルに達するところもある。このような広い面積を持つ護岸400の表面を区画し、それぞれの区画毎にその地方を代表するシンボル絵410をペイントする。ペイントに代えてシンボル絵を描いたパネルを取り付けてもよい。この区画は当該地方の船団1200を繋留するための繋船区画420とする。
地方を代表するシンボル絵410として、本実施例では4県(岐阜、愛知、静岡、神奈川)のサンプルを図示してある。このシンボル絵410は、河川1000の水面1100を航行する船舶、ここでは観光用の屋形船である水上バス等の巡回船500に乗船している乗客等にアピールするダイナミックな構図、色彩、必要により最低限の文字で構成する。
本実施例では、船団1200は3艘の屋形船で構成される。3艘の中央に店舗船100が位置し、その舳先は図に向かって右を向いている。店舗船100の舳先側に艫を連結した管理船200、および店舗船100の艫に艫を連結した倉庫船300で構成される。図4では、富士山と松からなるシンボル絵を描いた静岡県の繋船区画420に繋留されている船団1200の店舗船100に水上バス等の巡回船500が接舷している状態を示している。
図5は本発明に係る地方創生プロモーション・システムを護岸と共に示す鳥瞰図である。構図は図4と略同様であるが、静岡と愛知の倉庫船300Rが店舗船の艫に舳先側を連結している点で異なる。また、船団を構成する各船は船体と屋根のみの簡易表記としてある。店舗船100、管理船200、倉庫船300の舳先および艫の向きは河川の流れ方向や顧客の移乗の容易性などの条件を考慮して決める。
図6は本発明に係る地方創生プロモーション・システムのシステム構成例の説明図である。このシステムは、船団1200のそれぞれを構成する管理船200、巡回船500である水上バス(501,502、・・、506、・・)、都道府県607、市町村608、データ処理を行うサーバ601を備えてシステムの統括制御を行うセンターステーション
600とを、ネットワーク604を介して接続したICT環境である。
船団1200のそれぞれを構成する管理船200には情報端末(PC、タブレット等)210を備え、地方への旅行紹介や定住希望者への説明にトラベルサービスエージェント606、ウェザーサービス機関605からの情報を利用可能としている。なお、河川の状況や船舶の運航情報については、国土交通省の公開情報を利用できる。このシステムは、アプリケーションとしてネット上に“地方創成サイト”(例)として公開される。
地方についての興味を持ち、船団1200に関心を持った顧客や利用希望者は、スマートホンやタブレット603、あるいはパソコン602から、上記のサイトにアクセスし、希望する地方の船団の混雑状況、予約、水上バスの運行情報などの利用情報を得ることができる。
実際に関心を持つ地方の船団を訪問する際は、これらの船団を巡回する水上バス等の巡回船500に乗船し、巡回する巡回船500が目当てのシンボル絵410の繋船区画420に係留されている船団の店舗船100に接舷して乗船を行う(図4参照)。巡回船500は、予め乗客(顧客)の希望する地方の繋船区画420への訪問スケジュールに従って指定された船団1200の繋船区画420に接近し、その店舗船100に接舷する。図6では、なお、巡回船500等の接舷する船は店舗船100に限ることはなく、乗客が買い物客のみ、あるいは当該地方の情報収集や商談・移住相談など、の事情によっては管理船200としてもよい。
図6では、巡回船502と506が所定地方の船団1200の店舗船200に接舷している状況を示している。巡回船500については、次の接舷時刻、あるいは他の巡回船の接舷時刻が表示されており、利用客はその表示をみて帰りの計画を立てることになる。
本システムに所属する屋形船(巡回船500、船団の管理船200)は、ネットワーク604を介してセンターステーション600につながっており、巡回船の運航スケジュール、運航状況、利用客の数や滞在時間、販売や相談、等の各種データを処理して、巡回船500や管理船200に対して必要な対応等を指示する。この対応には、対象河川を通行する船舶の運航管制を含ませることができる。
本システムで利用する岸壁は連続したものに限らない。例えば支流を含めた岸壁を断続的に利用し、あるいは地方をグループ化して複数の河川に割り当てるようにすることができる。
本実施例により、観光用の屋形船を利用すると共に、係留する護岸(岸壁等)の面を構成要件として取り込むことで、単なる河川を往来する観光手段を超越して地方認識のための代表的景観(シンボル絵)と当該地方産業(地場産業)の紹介・誘致、観光開発などのための情報収集活動の活性化を担うプロモーション・システムを実現することができる。
本実施例では、使用する船団を店舗船、管理船、倉庫船の3艘で構成するものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、予想される利用者数によって、それぞれの船の数を増やすことができる。この場合、増加する船もまた従来の屋形船を基本とした改造船とすることで、低コスト化と構成変更の迅速性を保証できる。
なお、本実施例では、屋形船の改造船で説明したが、特装屋形船としては、狭義の屋形船に限定するものではなく、本発明の目的を達成しうる大きさ装備を備えた専用船を開発し船団を構成するものであってもよい。
100・・・店舗船(水上ショップ)
101・・・船体
102・・・後部デッキ
103・・・床面
104・・・タラップ
105・・・商品棚
106・・・主階段
107・・・連絡用階段
108・・・前部デッキ
109・・・給水・手洗い設備
110・・・周壁
111・・・屋根
112・・・窓
113・・・後部扉
114・・・前部扉
115・・・後部タラップ
116・・・前部タラップ
117・・・トリムタンク
118・・・トリムポンプ
119・・・汚水タンク
120・・・給水タンク
121・・・給水ポンプ
122・・・自動販売機
123・・・椅子
124・・・バスケット
125・・・レジスタ
126・・・バリアロープ
127・・・受電箱
128・・・自家発電装置
129・・・ソーラー発電パネル
200・・・管理船
201・・・事務室
202・・・パンフレット類
203・・・机
204・・・宿泊区画
205・・・ベッド
206・・・洗面スポット
207・・・長椅子
208・・・給水タンク
210・・・情報端末
300・・・倉庫船
301・・・冷凍庫
302・・・冷蔵庫
303・・・常温収納棚
304・・・荷役用タラップ
400・・・護岸
401・・・繋船柱
402・・・給電端
403・・・給水栓
410・・・シンボル絵
420・・・繋船区画
500・・・巡回船(水上バス、巡行屋形船、シャトル)
600・・・センターステーション
601・・・サーバ
602・・・パソコン(PC)
603・・・スマホ、
604・・・ネットワーク
605・・・ウェザーサービス
606・・・トラベルエージェント
607・・・都道府県
608・・・市町村
1000・・・河川
1100・・・水面
1200・・・船団

Claims (14)

  1. 河川の護岸と水面に設定され、地方毎に割り当てられた繋船区画に連結係留した複数の特装屋形船で構成した船団からなる多機能の浮体構造を主たる構成として地方創生情報の発信と収集を行う地方創生プロモーション・システムであって、
    前記護岸は、前記繋船区画の上方を前記水面側から仰ぎ見て略全体が視認できる位置とサイズで描かれた地方認識のための代表的シンボル絵を有し、
    前記船団は、店舗船、管理船、および倉庫船を含み、各船は互いに解除可能に連結され、少なくとも前記店舗船の前記護岸とは反対側の舷側に水上バスと接舷して顧客の渡船に供する桟橋機構を備えたことを特徴とする地方創生プロモーション・システム。
  2. 前記店舗船の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁を有し、前記周壁の内部に当該地方の産物を陳列して販売するための商品棚が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  3. 前記店舗船の前部デッキに前記管理船の後部タラップと連通する前部タラップを有することを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  4. 前記管理船の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁を有し、前記周壁の内部に事務室と商談設備、および簡易宿泊施設が設けられており、
    前記事務室の後方に前記店舗船の前記前部タラップと連通する後部タラップを有することを特徴とする請求項に記載の地方創生プロモーション・システム。
  5. 前記倉庫船の中央領域の大部分の外側に外部環境を遮断する周壁を有し、前記周壁の内部に冷凍庫、冷蔵庫、常温収納棚を有し、後部デッキに商品の搬入・搬出のための荷役用タラップが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  6. 前記店舗船の後部デッキと前部デッキの何れかに給水・手洗い設備が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  7. 前記店舗船、管理船、および倉庫船の船底内に船体の平行度を調整するトリムタンク装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  8. 前記店舗船と前記管理船の一方または双方の船底内に外部電源から電力を引き込むための受電装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  9. 前記店舗船と前記管理船の一方または双方の船底内に自家発電装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  10. 前記店舗船、管理船、および倉庫船の何れか、又は全ての屋根にソーラー発電パネルを備えたことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  11. 前記船団のそれぞれを構成する前記管理船と、前記水上バス、都道府県、市町村を、ネットワークを介して地方創生プロモーション情報のためのデータ処理を行うサーバを備えてシステムの統括制御を行うセンターステーションを備え、地方創生情報の発信と収集を行うことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  12. 前記護岸と前記船団の近傍に繋船柱が設けられており、前記繋船柱に前記船団の船の何れかに備えた受電装置に電力を供給するための給電端子設備を有することを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  13. 前記船団に関心を持った顧客や利用希望者は、スマートホンやタブレット、あるいはパソコンから、希望する地方の船団の混雑状況、予約、水上バスの運行情報の利用情報を得ることを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
  14. 前記護岸に給水栓を設け、記船団の船の何れかに備えた給水タンクに公共水道から給水できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の地方創生プロモーション・システム。
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