説明の目的で、特定の例示的な実施形態について、今度は、図と併せて以下でさらに詳細に説明される。
本明細書に記載される実施形態は、請求される主題を実践し、そのような主題を実践する仕方を示すのに十分な情報を表す。添付の図に照らして以下の説明を読むと、当業者は、請求される主題の概念を理解し、本明細書で特に扱われないこれらの概念のアプリケーションを認識するだろう。これらの概念及びアプリケーションは、本開示の範囲及び添付の特許請求の範囲内に入ることを理解されたい。
その上、命令を実行する本明細書で開示されるいかなるモジュール、コンポーネント、又はデバイスも、コンピュータ/プロセッサ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、及び/又は他のデータなど、情報の記憶のための1つ又は複数の非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体を含むか又は他の方法でそれらへのアクセスを有しうることが諒解されよう。非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体の例の非網羅的なリストは、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶又は他の磁気記憶デバイス、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタルビデオディスク又はデジタル多用途ディスク(即ちDVD)、Blu-ray Disc(商標)、又は他の光記憶装置などの光ディスク、任意の方法又は技術で実装された揮発性及び不揮発性のリムーバブル及び非リムーバブル媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術を含む。いかなるそのような非一時的コンピュータ/プロセッサ記憶媒体も、デバイスの一部であるか、又はそれにアクセス可能もしくは接続可能でありうる。本明細書で説明されるアプリケーション又はモジュールを実装するためのコンピュータ/プロセッサ可読/実行可能命令は、そのような非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体によって記憶されるか又は他の方法で保持されうる。
本開示の態様は、無線ネットワーク中のアンライセンススペクトルにおけるアップリンク送信のための構成グラント送信モードを提供する。本開示では、構成グラント送信は、送信についての動的リソースグラントを通信することなしに実施される送信を指す。構成グラントアップリンク送信は、バースト送信でありうる。送信は、限定はされないが、1つ又は複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、PUSCH上のアップリンク制御情報(UCI)、又は復調参照信号(DM-RS)を含みうる。
ここで、図を参照して、いくつかの特定の例示的な実施形態について説明される。
通信システム
図1は、本開示の実施形態が実装されうる例示的な通信システム100を示す。概して、通信システム100は、複数の無線又は有線要素がデータ及び他のコンテンツを通信することを可能にする。通信システム100の目的は、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト、ユーザデバイスツーユーザデバイスなどを介してコンテンツ(音声、データ、ビデオ、テキスト)を提供することでありうる。通信システム100は、帯域幅などのリソースを共有することによって動作しうる。
この例では、通信システム100は、電子デバイス(ED)110a~110c、無線アクセスネットワーク(RAN)120a~120b、コアネットワーク130、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)140、インターネット150、及び他のネットワーク160を含む。図1では、ある数のこれらのコンポーネント又は要素が示されているが、任意の妥当な数のこれらのコンポーネント又は要素が通信システム100に含まれてよい。
ED110a~110cは、通信システム100中で、動作するか、通信するか、又はそれらの両方を行うように構成される。例えば、ED110a~110cは、無線又は有線通信チャネルを介して送信するか、受信するか、又はそれらの両方を行うように構成される。各ED110a~110cは、無線動作のための任意の好適なエンドユーザデバイスを表し、そのようなデバイスを、ユーザ機器/デバイス(UE)、無線送信/受信ユニット(WTRU)、モバイル局、固定又はモバイル加入者ユニット、セルラー電話、局(STA)、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タブレット、無線センサー、又はコンシューマーエレクトロニクスデバイスとして含みうる(又はそれらのように呼ばれうる)。
図1において、RAN120a~120bは、それぞれ、基地局170a~170bを含む。各基地局170a~170bは、ED110a~110cのうちの1つ又は複数と無線でインターフェースして、任意の他の基地局170a~170b、コアネットワーク130、PSTN140、インターネット150、及び/又は他のネットワーク160へのアクセスを可能にするように構成される。例えば、基地局170a~170bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB(NodeB)、発展型ノードB(eNodeB)、ホームeNodeB、gNodeB、送受信ポイント(TRP)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、又は無線ルータなど、いくつかのよく知られているデバイスのうちの1つ又は複数を含みうる(又はそれらでありうる)。いかなるED110a~110cも、代替又は追加として、任意の他の基地局170a~170b、インターネット150、コアネットワーク130、PSTN140、他のネットワーク160、又は上記の任意の組み合わせとインターフェースするか、アクセスするか、又はそれらと通信するように構成されてよい。通信システム100は、RAN120bなどのRANを含んでよく、対応する基地局170bは、直接的に又はインターネット150を介してコアネットワーク130にアクセスする。
ED110a~110c及び基地局170a~170bは、本明細書で説明される機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実装するように構成されることが可能な通信機器の例である。図1に示されている実施形態では、基地局170aは、他の基地局、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノード、要素、及び/又はデバイスを含みうる、RAN120aの一部を形成する。いかなる基地局170a、170bも、示されるように、単一の要素であるか、又は対応するRAN中に分散された、複数の要素であるか、又はその他でありうる。また、基地局170bは、他の基地局、要素、及び/又はデバイスを含みうる、RAN120bの一部を形成する。各基地局170a~170bは、「セル」又は「カバレージエリア」と呼ばれることがある特定の地理的領域又はエリア内で、無線信号を送信及び/又は受信する。セルは、セルセクタにさらに分割されることがあり、基地局170a~170bは、例えば、複数のトランシーバを採用して、複数のセクタにサービスを提供しうる。いくつかの実施形態では、無線アクセス技術がそのようなことをサポートする、ピコ又はフェムトセルが確立されることがある。いくつかの実施形態では、複数のトランシーバが、例えば、多入力多出力(MIMO)技術を利用して、各セルのために利用されうる。示されたRAN120a~120bの数は例にすぎない。通信システム100を考案するとき、いかなる数のRANも企図されてよい。
基地局170a~170bは、無線通信リンク、例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)などを利用して、1つ又は複数のエアインターフェース190を介してED110a~110cのうちの1つ又は複数と通信する。エアインターフェース190は、任意の好適な無線アクセス技術を利用しうる。例えば、通信システム100は、エアインターフェース190において、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、又はシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)など、1つ又は複数の直交又は非直交チャネルアクセス方法を実装しうる。
基地局170a~170bは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)を実装して、広帯域CDMA(WCDMA)を利用してエアインターフェース190を確立しうる。そのように行う際に、基地局170a~170bは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速パケットアップリンクアクセス(HSUPA)又はそれらの両方を任意選択で含む、高速パケットアクセス(HSPA)、発展型HPSA(HSPA+)などのプロトコルを実装しうる。代替として、基地局170a~170bは、LTE、LTE-A、及び/又はLTE-Bを利用して、発展型UTMS地上無線アクセス(E-UTRA)とのエアインターフェース190を確立しうる。通信システム100は、上記で説明されたような方式を含む、多重チャネルアクセス機能を利用しうることが企図される。エアインターフェースを実装するための他の無線技術は、IEEE802.11、802.15、802.16、CDMA2000、CDMA2000 1x、CDMA2000 EV-DO、IS-2000、IS-95、IS-856、GSM、EDGE、及びGERANを含む。もちろん、他の多重アクセス方式及び無線プロトコルが利用されてよい。
RAN120a~120bは、コアネットワーク130と通信していて、音声、データ、及び他のサービスなどの様々なサービスをED110a~110cに提供する。RAN120a~120b及び/又はコアネットワーク130は、1つ又は複数の他のRAN(図示されず)と直接的又は間接的に通信していることがあり、それは、コアネットワーク130によって直接的にサービスされることもされないこともあり、RAN120a、RAN120b又はそれらの両方と同じ無線アクセス技術を採用することも、しないこともある。コアネットワーク130はまた、(i)RAN120a~120b又はED110a~110c又はそれらの両方と、(ii)(PSTN140、インターネット150、及び他のネットワーク160などの)他のネットワークとの間のゲートウェイアクセスとしてサービスしうる。
ED110a~110cはまた、無線通信リンク、例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)などを利用して、1つ又は複数のSLエアインターフェースを介して互いに通信しうる。サイドリンクの構成グラントリソースは、基地局によって決定されうるか、又はチャネル占有を開始するUEによって、構成されたリソースプールから選択されうる。
加えて、ED110a~110cの一部又は全部は、異なる無線技術及び/又はプロトコルを利用して、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための機能を含みうる。無線通信の代わりに(又はそれに加えて)、EDは、サービスプロバイダ又はスイッチ(図示されず)に、及びインターネット150に、有線通信チャネルを介して通信しうる。PSTN140は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供するための回線交換電話ネットワークを含みうる。インターネット150は、コンピュータのネットワーク及びサブネット(イントラネット)又はそれらの両方を含み、インターネットプロトコル(IP)、送信制御プロトコル(TCP)及びユーザデータグラムプロトコル(UDP)などのプロトコルを組み込みうる。ED110a~110cは、複数の無線アクセス技術による動作が可能なマルチモードデバイスであり、そのようなことをサポートするのに必要な複数のトランシーバを組み込みうる。
図2A及び図2Bは、本開示による方法及び教示を実装しうる例示的なデバイスを示す。特に、図2Aは、例示的なED110を示し、図2Bは、例示的な基地局170を示す。これらのコンポーネントは、通信システム100中で、又は任意の他の好適なシステム中で利用されうる。
図2Aに示されているように、ED110は、少なくとも1つの処理ユニット200を含む。処理ユニット200は、ED110の様々な処理動作を実装する。例えば、処理ユニット200は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入出力処理、又はED110が通信システム100中で動作することを可能にする任意の他の機能を実施しうる。処理ユニット200はまた、上記でより詳細に説明された機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実装するように構成されうる。各処理ユニット200は、1つ又は複数の動作を実施するように構成された任意の好適な処理又はコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット200は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は特定用途向け集積回路を含みうる。
ED110はまた、少なくとも1つのトランシーバ202を含む。トランシーバ202は、少なくとも1つのアンテナ又はネットワークインターフェースコントローラ(NIC)204による送信のためのデータ又は他のコンテンツを変調するように構成される。トランシーバ202はまた、少なくとも1つのアンテナ204によって受信されたデータ又は他のコンテンツを復調するように構成される。各トランシーバ202は、無線又は有線送信のための信号を生成するための、及び/又は、無線又は有線で受信された信号を処理するための任意の好適な構造を含む。各アンテナ204は、無線又は有線信号を送信及び/又は受信するための任意の好適な構造を含む。1つ又は複数のトランシーバ202が、ED110中で利用されうる。1つ又は複数のアンテナ204が、ED110中で利用されうる。単一の機能ユニットとして示されているが、トランシーバ202はまた、少なくとも1つの送信機及び少なくとも1つの別個の受信機を利用して実装されうる。
ED110は、1つ又は複数の入力/出力デバイス206又はインターフェース(インターネット150への有線インターフェースなど)をさらに含む。入力/出力デバイス206は、ネットワーク中のユーザ又は他のデバイスとのインタラクションを可能にする。各入力/出力デバイス206は、ネットワークインターフェース通信を含む、スピーカー、マイクロフォン、キーパッド、キーボード、ディスプレイ、又はタッチスクリーンなど、ユーザに情報を提供するか又はユーザから情報を受信するための任意の好適な構造を含む。
加えて、ED110は、少なくとも1つのメモリ208を含む。メモリ208は、ED110によって利用され、生成され、又は収集される命令及びデータを記憶する。例えば、メモリ208は、上記で説明された、処理ユニット200によって実行される機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実装するように構成されたソフトウェア命令又はモジュールを記憶しうる。各メモリ208は、任意の好適な揮発性及び/又は不揮発性記憶及び取り出しデバイスを含む。ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなど、任意の好適なタイプのメモリが利用されうる。
図2Bに示されているように、基地局170は、少なくとも1つの処理ユニット250、少なくとも1つの送信機252、少なくとも1つの受信機254、1つ又は複数のアンテナ256、少なくとも1つのメモリ258、及び1つ又は複数の入力/出力デバイス又はインターフェース266を含む。図示されていないトランシーバが、送信機252及び受信機254の代わりに利用されうる。スケジューラ253が、処理ユニット250に結合されうる。スケジューラ253は、基地局170内に含まれるか、又は基地局170とは別個に動作されうる。処理ユニット250は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入出力処理、又は任意の他の機能など、基地局170の様々な処理動作を実装する。処理ユニット250はまた、上記でより詳細に説明された機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実装するように構成されることが可能である。各処理ユニット250は、1つ又は複数の動作を実施するように構成された任意の好適な処理又はコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット250は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は特定用途向け集積回路を含みうる。
各送信機252は、1つ又は複数のED又は他のデバイスへの無線又は有線送信のための信号を生成するための任意の好適な構造を含む。各受信機254は、1つ又は複数のED又は他のデバイスから無線又は有線で受信された信号を処理するための任意の好適な構造を含む。別個のコンポーネントとして示されているが、少なくとも1つの送信機252及び少なくとも1つの受信機254は、トランシーバへと組み合わされうる。各アンテナ256は、無線又は有線信号を送信及び/又は受信するための任意の好適な構造を含む。ここでは、共通アンテナ256が、送信機252と受信機254の両方に結合されているものとして示されているが、1つ又は複数のアンテナ256が、送信機252に結合されてよく、1つ又は複数の別個のアンテナ256が、受信機254に結合されてよい。各メモリ258は、ED110に関連して上記で説明されたものなど、任意の好適な揮発性及び/又は不揮発性記憶及び取り出しデバイスを含む。メモリ258は、基地局170によって利用され、生成され、又は収集される命令及びデータを記憶する。例えば、メモリ258は、上記で説明された、処理ユニット250によって実行される機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実装するように構成されたソフトウェア命令又はモジュールを記憶しうる。
各入力/出力デバイス266は、ネットワーク中のユーザ又は他のデバイスとのインタラクションを可能にする。各入力/出力デバイス266は、ネットワークインターフェース通信を含む、ユーザに情報を提供するか又はユーザからの情報を受信/提供するための任意の好適な構造を含む。
構成グラント送信
基地局170は、構成グラントアップリンク送信をそれぞれ送信しうるED110との無線通信をサポートするように構成される。ED110からのアップリンク送信は、時間周波数リソースのセット上で実施される。構成グラントアップリンク送信は、基地局170が要求/許可機構にリソースを動的に割り当てることなしに、アップリンクリソースを利用して送信されるアップリンク送信である。構成グラント送信を実施することによって、総ネットワークオーバーヘッドリソースが節約されうる。さらに、要求/許可手順をバイパスすることによって、時間節約が提供されうる。構成グラントアップリンク送信を送信するか、又は構成グラントアップリンク送信を送信するように構成されたEDは、構成グラントモードで動作すると呼ばれることがある。構成グラントアップリンク送信は、「グラントフリー」、「グラントなし」、「スケジュールフリー」、又は「スケジュールなし」送信と時々呼ばれる。様々なEDからの構成グラントアップリンク送信は、共有の指定されたリソースユニットを利用して送信されてよく、その場合、構成グラントアップリンク送信は、競合ベースの送信である。1つ又は複数の基地局170は、構成グラントアップリンク送信のブラインド検出を実施しうる。
実施形態による無線ネットワークでは、いかなるEDも、例えば、アプリケーション及びデバイスタイプ及び要件に応じて、グラントベース又は構成グラントの送信のために構成されることが可能である。通常、構成グラント送信は、ED接続セットアップにおいてリソース構成又はリソース事前構成を含み、動作中にリソース再構成又は更新を有しうる。いくつかの実施形態では、構成グラントリソースは、いくつかのシナリオでは、UE固有シグナリング、又はブロードキャスト、又はマルチキャストシグナリングによってEDのために構成されることが可能である。2つ以上の構成グラント送信は、同じ構成されたリソースを共有することができる。さらに、いくつかの実施形態では、グラントベースの送信は、専用リソースを利用することができるか、又は(完全に又は部分的に)リソースを時間間隔中の構成グラントリソースと共有することができる。
構成グラント及びグラントベースの送信のいずれも、関連するアプリケーション要件及びサービス品質(QoS)に応じて、任意のアプリケーショントラフィック又はサービスタイプのために利用されることが可能である。非限定的な例として、構成グラント送信は、低レイテンシ要件を満たす超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)トラフィックと、シグナリングオーバーヘッドを節約するショートパケットを持つ拡張モバイルブロードバンド(eMBB)トラフィックと、リンク適応の利点を動的に享受し、リソース利用及びスペクトル効率を向上させるeMBBトラフィックとのために利用されることが可能である。本出願は、特に、アンライセンススペクトルにおいて、構成グラントを利用して、スケジュールされたアップリンク手順のためのリッスンビフォアトーク(LBT)オーバーヘッド及び潜在的なLBT失敗を克服することに関係する。本出願の態様は、余分のレイテンシを緩和してよく、スペクトル効率を改善しうる。
1つのED、又はEDのグループは、同じパラメータ又はリソース構成を共有するために、グループ識別子(ID)又は無線ネットワーク一時ID(RNTI、例えば、構成グラント(CG)RNTI又はグラントベース(GB)のRNTI)を有しうる。グループIDは、事前構成されるか、又は各EDに対して動的に構成されることが可能である。グループIDを持つEDに対するパラメータ又はリソース構成は、半静的又は動的シグナリングによって実施されることが可能である。いくつかの実施形態では、グループIDは、例えば、グループ中のEDのリソース非アクティブ化又はアクティブ化のために利用されることが可能である。いくつかの実施形態では、新無線の構成グラント(NR CG)及びさらなる拡張ライセンス支援型アクセス(FeLAA)自律アップリンク(AUL)では、アクティブ化及び非アクティブ化は、UE固有のダウンリンク制御情報(DCI)を通して実施されることが可能である。非限定的な例として、アクティブ化又は非アクティブ化されるリソースは、グループ中の各EDに関連する周波数、時間、及び参照信号(RS)を含むことができる。
構成グラント送信は、グラントベースの送信のスケジューリング要求/許可手順に関連するレイテンシ及び制御オーバーヘッドをなくし、より多くの送信繰り返しを可能にして、成功した検出の尤度を増加させるか、又は所望の信頼性を達成することができる。
上記のような理由により、アップリンクの構成グラント送信は、5G新無線(NR)エアインターフェースの3GPP研究項目においてサポートされることが合意されている。
しかし、悪いチャネル条件及び/又は永続的なリソース衝突を経験しているEDについては、構成グラント送信において利用される事前構成されたトランスポートフォーマットと比較して、成功した復号を保証するために、及び/又は基地局によるアップリンクスケジューリングのリンク適応を活用するために、トランスポートブロック(TB)を、競合なしのグラントベースの送信にスイッチすることがしばしば望まれる。
構成グラントリソース構造
NRライセンス帯域における構成グラント送信をサポートするために、ED又はEDのグループのために構成された関連するリソースは、以下のいずれか又は全てを含むことができる。
1)送信時間間隔(TTI)、例えばシンボル、ミニスロット又はスロット中の周波数リソース。一例では、物理リソースブロック(PRB)方式が提供される。PRB方式は、物理開始周波数リソースブロック(RB)及び割り当てサイズ、即ち、割り当てられるRBの数を示す。
2)1つのデータ送信時間間隔の開始/終了位置を含む、時間リソース。例えば、TTIは、1つのシンボル、ミニスロット、又はスロットであることが可能である。
3)参照信号(RS)又はRS構成、ここで、各EDは、関与するシナリオに応じて、1つ又は複数の参照信号(RS)、例えば、復調参照信号(DMRS)で構成されることが可能である。EDのグループについて、各EDは、異なるRSを有することも有しないこともあるし、又はRSの異なるセットを有することも有しないこともある。異なるRSは、例えば、URLLCアプリケーション又はマッシブマシンタイプ通信(mMTC)アプリケーションなど、アプリケーションに応じて互いに直交又は非直交であることが可能であることに留意されたい。
4)以下の2つのパラメータのうちの1つを含みうる、ED/EDグループ固有のホッピングパラメータ。1つのパラメータは、ホッピングパターンサイクル期間を含みうる。一実施形態では、絶対参照持続時間(例えば、それ自体を繰り返す前の20個のTTI)が定義される。絶対参照持続時間中に、再びホッピングパターンを繰り返す前に取るべきホッピングステップの数(例えば、10回)は、構成グラント送信のためにアクセス可能な時間間隔リソースの周期性(例えば、2つのTTI)に基づいて決定されることが可能である。別の実施形態では、ホッピング絶対回数が定義されることが可能であり、例えば、それ自体を繰り返す前に20回ホッピングする。他のパラメータは、1つ又は複数のホッピングパターンインデックスを含むことがあり、1つのEDは、1つ又は複数のホッピングパターンインデックスを有しうる。
5)ED毎の1つ又は複数のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスID。
6)ED毎の1つ又は複数の変調及びコーディング方式(MCS)、ここで、構成グラントEDは、送信のためにどのMCSを利用すべきかを明示的又は暗黙的に示すことができる。
7)構成グラント送信繰り返しの数K、これにおいて、1つ又は複数のK値が、EDのために構成されることが可能であり、どのK値を利用すべきかは、EDチャネル条件、サービスタイプなどを考慮に入れる特定のルールに依存する。
8)(例えば、EDのための)電力ランピングステップサイズを含む、電力制御パラメータ。
9)一般的なグラントベースのデータ及び制御送信に関連する情報を含む、他のパラメータ。時々、構成グラントリソースのサブセットは、「固定」又は「予約済み」リソースと呼ばれることが可能であるが、グラントベースのリソースのサブセットは、基地局によって動的にスケジュールされることが可能な「フレキシブル」リソースと呼ばれることが可能であることに留意されたい。
ハイブリッド自動再送要求
上記で論じられたように、ED110は、構成グラント送信のためにリソースの特定のセットを利用するように構成されうる。ED110のうちの2つ以上がアップリンクリソースの同じセット上でデータを送信することを試みるときに、衝突が起こりうる。起こりうる衝突を緩和するために、ED110は、繰り返しを利用しうる。オリジナルの構成グラントアップリンク送信の、グラントなしの繰り返しは、本明細書では「構成グラント繰り返し」と呼ばれる。本明細書における、構成グラント繰り返しについてのいかなる議論も、第1の又は後続の繰り返しのいずれかを指すものと理解されたい。本明細書では、「繰り返し」という用語は、送信されるデータの単純な繰り返し、ならびに非同期のハイブリッド自動再送要求(HARQ)を利用した繰り返しの両方、即ち、高レート転送誤り訂正コーディングと物理レイヤ自動再送要求(ARQ)誤り制御との組み合わせを含む。
ライセンス帯域NRでは、信頼性を改善し、肯定応答(ACK)又は否定応答(NACK)メッセージを待つことに関連するレイテンシをなくすために、複数の自動的な構成グラント繰り返しが構成されうる。繰り返しは、以下の条件のうちの少なくとも1つが満たされるまで、ED110によって実施されうる。
(1)基地局170がTBを正常に受信し復号したことを示すACKメッセージが、基地局170から受信される。ACKは、専用ダウンリンク肯定応答チャネル中で送信されてよく、個々のダウンリンク制御情報(DCI)として送信されてよく、データチャネル中で送信されてよく、グループACK/NACKの一部として送信されてよい、など。
(2)繰り返しの数が、Kに達する。言い換えれば、ED110がK回の繰り返しを実施しており、ACKが基地局170からまだ受信されない場合、ED110は、基地局170にデータを送信するのを試みることを断念する。いくつかの実施形態では、基地局170又はネットワークが経時的にKを調整することができるように、Kは、基地局170によって半静的に構成される。
(3)許可が、構成グラントからグラントベースへのスイッチを実施する基地局170から受信される。
実施形態では、構成グラント繰り返しは、否定応答(NACK)メッセージを受信することによって、又は、例えば、タイマーが満了する前に、肯定応答(ACK)メッセージを受信することに失敗することによってトリガされうる。代替実施形態では、K回の構成グラント繰り返しは、基地局170からの応答とは無関係に実施される。
1つ又は複数の構成グラント繰り返しが実施されるリソースは、事前構成されてよく、その場合、基地局は、アプリオリ情報に基づいてリソースを決定する。代替として、構成グラント初期送信又は1つ又は複数の繰り返しが実施されるリソースは、例えば、オリジナルの構成グラントアップリンク送信のパイロット信号中の識別子に従って決定されうる。これは、基地局が、パイロットシンボル中の識別子を検出すると、どのアップリンクリソースが1つ又は複数の繰り返しを搬送するかを予測するか又は他の方法で識別することを可能にしうる。
構成グラント送信は、グラントベースの手順に関連するレイテンシ及び制御オーバーヘッドを低減し、より多くの再送信/繰り返しを可能にして信頼性を高めることができる。しかし、アップリンクスケジューリング及び許可シグナリングの欠如により、構成グラントEDは、少なくとも初期の構成グラント送信のために、固定の変調及びコーディング方式(MCS)レベルを利用するように事前構成される必要がありうる。一実施形態では、構成グラントEDは、構成グラントアップリンク送信のための所与のリソースユニットのために最も信頼できるMCSレベルを利用するように構成される。
アンライセンススペクトルアクセス
上述されたように、ライセンススペクトルの帯域幅の不足及び費用、ならびにデータ送信容量に対する需要の増加を考慮すれば、アップリンク通信トラフィックなど、少なくとも一部の通信トラフィックをアンライセンススペクトルにオフロードすることへの関心の高まりがある。例えば、多くの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)が動作するアンライセンス5GHzスペクトルへの著しい関心がある。従って、このスペクトル中で動作するためには、領域固有のアンライセンススペクトル規制へのコンプライアンスとともに、WLANとの効率的で公平な共存が必要でありうる。
それぞれ、3GPPリリース(Rel)13及びRel14の、ライセンス支援型アクセス(LAA)及び拡張LAA(eLAA)は、アンカーライセンスキャリアの支援を受けてオペレータのスモールセルにおいてアンライセンスコンポーネントキャリア(CC)をアグリゲートすることを通して、スペクトル効率的なMBBエアインターフェース(AI)を、広大で課金なしのアンライセンススペクトルに移植することを目的としている。
しかし、eLAAでのUL送信は、GB方式の周辺でのみ構築されている。包括的なアンライセンスソリューションを提示するために、リッスンビフォアトーク(LBT)などの規制要件が媒体アクセス設計に課される必要がある。従って、eLAAでのUL送信は、以下のために、複数の競合レベルにより、レイテンシ及び成功した媒体アクセス機会に関して不利であった。
・例えば、スタンドアロン(SA)展開で、即ち、アンカーライセンスセルなしに、スケジューリング要求(SR)を送信するED、
・EDの中でもそのEDをスケジュールする基地局、
・(特に自己キャリアスケジューリングの)スケジュールされた許可を送信する基地局、及び
・GB送信を追跡するED
本開示の態様は、統合された新無線アンライセンス(NR-U)エアインターフェースの一部としてCG送信方式を可能にすることによって、アンライセンススペクトルにおけるアップリンク送信の課題に対処する。
EDがアンライセンススペクトルにアクセスしてアンライセンススペクトルサブバンド上で送信することができる前に、EDは、送信する前にチャネルがアイドルであることを検査するために、(例えば、初期クリアチャネルアセスメント(ICCA)及び拡張クリアチャネルアセスメント(ECCA)を含む)リッスンビフォアトーク(LBT)動作を実施する。アンライセンススペクトル帯域のサブバンドは、例えば、動作の地理的領域においてIEEE802.11規格によって定義された1つ又は複数のアンライセンスチャネル、又は無線通信規格によって定義された1つ又は複数の帯域幅パート(BWP)を含む、周波数リソースのグループを含みうる。
欧州及び日本などの領域では、アンライセンススペクトルにアクセスすることを試みるデバイスは、負荷ベース機器(LBE)LBT手順又はフレームベース機器(FBE)LBT手順のいずれかに準拠する必要がある。
LBE LBT手順では、アンライセンススペクトルにアクセスすることを試みるデバイスは、成功したクリアチャネルアセスメント(CCA)の後に送信し始めることができる。そのようなLBE LBT手順において採用されるCCA機構は、WLANにおいて採用されるのと同じCCA機構、即ちキャリアセンス多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)でありうるか、又はそれは、エネルギー検出ベースのCCAに基づきうる。例えば、エネルギー検出ベースのCCAは、ランダムバックオフを利用して、競合ウィンドウのサイズと、送信リソースを求める競合に成功するとデバイスがアンライセンススペクトル中で送信しうる最大時間量を決定するそれぞれの最大チャネル占有時間(MCOT)とを決定しうる。
FBE LBT手順では、アンライセンススペクトルにアクセスすることを試みるデバイスは、短い成功したエネルギー検出ベースのCCAの後の周期的瞬間のみにおいて送信し始めることができる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース13ロングタームエボリューション(LTE)仕様は、アンライセンススペクトルにおけるライセンス支援型アクセス(LAA)のためのフレームワークを提供する。そのフレームワークは、アンライセンススペクトルにアクセスすることを試みる各デバイスが準拠しなければならないカテゴリー4(CAT4)LBT手順(ランダムバックオフ又はECCAを伴うLBT)を含む。WIFI/WLANのためのCSMA/CAにおけるLBT機構と同様に、3GPPリリース13 CAT4 LBT機構では、各デバイスは、ランダムバックオフカウンタ又は競合ウィンドウ(CW)を独立して生成し、「ビジー」アセスメント、即ち、チャネルがビジーであることに起因してCCAが終了された場合、バックオフカウンタはフリーズされて、次のアクセス試行において優先度が維持される。
アンライセンススペクトルにおける構成グラントUL送信
アンライセンススペクトルにおける構成グラントアップリンク送信をサポートすることに関連する上記の課題に対処する方法及びデバイスが提供される。いくつかの実施形態では、同じグループ中のEDは、同時にアンライセンススペクトルにアクセスし、構成グラントアップリンク送信のためにアンライセンススペクトルサブバンドの時間周波数リソース又は少なくとも時間ドメインリソースを共有するために、それぞれのLBT CCA手順の成功に続いてそれらの送信開始時間を整合させるように構成される。
構成又は再構成は、ダウンリンク無線リソース制御(DL RRC)シグナリング、又はRRCシグナリングとダウンリンク制御情報(DCI)アクティブ化との組み合わせを通して行われることが可能である。
本開示のいくつかの実施形態では、EDのグループは、それらの送信開始時間を、構成グラント送信サイクル参照時間、及び構成グラント送信サイクル期間によって特徴付けられる共通の構成グラント送信サイクルと整合させるように構成される。同じ構成グラント送信サイクルで構成されたEDは、同じアンライセンススペクトルサブバンドへとグループ化されうる。アンライセンススペクトルサブバンドは、例えば、20/40/80/100/160MHzの帯域幅を持つ、1つ又は複数のBWP、又は1つ又は複数のアンライセンススペクトルチャネルを含みうる。
サブバンド時間周波数リソースは、グループEDによって、サブバンド内のそれらのそれぞれのグラントフリーアップリンク送信のために共有されるが、送信開始ポイントが時間的に整合されるので、グループEDは、CCA手順中に互いにブロックしない。
ヌメロロジは、特定の信号を通信するために利用される、エアインターフェースの物理レイヤパラメータのセットとして定義される。OFDMベースの通信では、ヌメロロジは、少なくともサブキャリア間隔(SCS)及びOFDMシンボル持続時間に関して記述され、また、高速フーリエ変換(FFT)/逆FFT(IFFT)長さ、送信時間スロット長さ、及びサイクリックプレフィックス(CP)長さ又は持続時間などの他のパラメータによって定義されうる。後でさらに詳細に論じられるように、本開示によるアンライセンススペクトルにおける構成グラントUL送信のために利用されるヌメロロジは、ある機能をサポートするように選択されうる。
構成グラント送信サイクルのヌメロロジ
所与のアンライセンススペクトルサブバンドのために、構成グラントEDのグループによって利用される、整合された構成グラント送信サイクルは、他のアンライセンススペクトルサブバンドのために利用される、整合された構成グラント送信サイクルに対して非同期であることが可能である。異なるアンライセンススペクトルサブバンドにおいて利用されるそれぞれのヌメロロジ及び整合時間ユニット(ATU)は、異なっていてもよい。ATUの例は、限定はされないが、スロット、ミニスロット及びシンボルを含む。
異なるヌメロロジの利用に関してフレキシブルであるフレーム構造が提案されている。前記のように、ヌメロロジは、特定の信号を通信するために利用される、エアインターフェースの物理レイヤパラメータのセットとして定義される。ヌメロロジは、少なくともSCS及びOFDMシンボル持続時間に関して記述され、また、高速フーリエ変換(FFT)/逆FFT(IFFT)長さ、送信時間スロット長さ、及びサイクリックプレフィックス(CP)長さ又は持続時間などの他のパラメータによって定義されうる。いくつかの実装では、ヌメロロジの定義は、いくつかの候補波形のうちのどの1つが信号を通信するために利用されるかをも含みうる。可能な波形候補は、限定はされないが、直交周波数分割多重(OFDM)、フィルタードOFDM(f-OFDM)、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、ユニバーサルフィルタードマルチキャリア(UFMC)、一般化周波数分割多重(GFDM)、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)、低密度署名マルチキャリア符号分割多重アクセス(LDS-MC-CDMA)、ウェーブレットパケット変調(WPM)、ナイキストよりも高速な(FTN)波形、低ピーク対平均電力比波形(低PAPR WF)、パターン分割多重アクセス(PDMA)、格子区分多重アクセス(LPMA)、リソース拡散多重アクセス(RSMA)、及びスパース符号多重アクセス(SCMA)から選択される1つ又は複数の直交又は非直交波形を含みうる。
これらのヌメロロジは、異なるヌメロロジのサブキャリア間隔が互いの整数倍であるという意味でスケーラブルであってよく、異なるヌメロロジの時間スロット長さも、互いの整数倍である。スケーラブルヌメロロジのいくつかのセットでは、サブキャリア間隔と時間スロット長さは、2n倍に異なる。複数のヌメロロジにわたるそのようなスケーラブル設計は、実装の利益、例えば、時分割複信(TDD)コンテキストにおけるスケーラブルな総OFDMシンボル持続時間を提供する。
複数のEDが周波数リソースを共有するとき、各EDは、UEのそれぞれの構成グラントULバーストを送信するときに1つ又は複数の周波数インターレースを利用することができる。従って、いくつかの実施形態では、異なるEDはそれぞれ、直交周波数インターレースのそれぞれのセットを利用して、アンライセンスサブバンド内でそれらのそれぞれの構成グラントULバーストを送信する。
タイプ1 NR TCGと呼ばれる、NRのために企図されている構成グラントを伴う送信(TCG)の1つのタイプは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを利用して構成情報をEDに提供することを含む。構成情報の例は、限定はされないが、周期性、オフセット、時間周波数割り当て、ED固有の復調参照信号(DMRS)構成、変調コーディング方式/送信ブロックサイズ(MCS/TBS)、繰り返しの数(K)及び電力制御を含む。
タイプ2 NR TCGと呼ばれる第2のタイプでは、RRCシグナリングは、構成情報の一部をEDに提供するために利用されることが可能であり、他の構成情報は、アクティブ化ダウンリンク制御情報(DCI)中でEDに提供される。RRCシグナリング中で提供されうる構成情報の例は、限定はされないが、周期性、電力制御、繰り返しの数(K)、及びMCS/TBSを含む。アクティブ化DCI中で提供されうる構成情報の例は、限定はされないが、オフセット、時間周波数割り当て、MCS/TBS、及びED固有のDMRS構成情報を含む。
アンライセンススペクトルにおける構成グラント送信のための時間ドメインリソース割り当てに関して、以下の2つのパラメータが、上記で識別されたタイプ1とタイプ2の両方でRRCシグナリングを通して構成される。
K回の繰り返し:例えば、同じPUSCHのK={1,2,4,8}回の連続送信。
周期性:以下の周期性が、構成されたサブキャリア間隔に応じてサポートされうる。
15kHz:2、7、n*14、ここで、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,320,640}、
30kHz:2、7、n*14、ここで、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,640,1280}、
ノーマルCPを伴う60kHz:2、7、n*14、ここで、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560}、及び
拡張CP(ECP)を伴う60kHz:2、6、n*12、ここで、n={1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560}
以下の2つのパラメータが、タイプ1ではRRCを介して、及びタイプ2ではアクティブ化DCIを介して構成される。
timeDomainAllocation:startSymbolAndLengthを含んでいるテーブルエントリを示す時間ドメインにおける構成アップリンクグラントの割り当て、及び
timeDomainOffset:タイプ1の場合は、時間ドメインにおけるシステムフレーム番号(SFN)=0に関する、及びタイプ2の場合は、アクティブ化DCIが送信されたスロットに関する、リソースのオフセット
それらがアンライセンススペクトルにおける動作に適用されるべきであった場合、送信構成グラントのための既存のタイプ1及びタイプ2手順に伴ういくつかの潜在的問題がある。
タイプ1及びタイプ2手順の場合、送信する準備ができている送信を有する構成グラント可能なEDでは、EDは、LBT失敗の結果として、事前構成されたリソースへのアクセスを獲得することができないことがある。送信は、バースト送信でありうる。送信は、限定はされないが、1つ又は複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、PUSCH上のアップリンク制御情報(UCI)、又は復調参照信号(DM-RS)を含みうる。EDが、期間の構成された時間リソースの前にチャネルにアクセスすることを試みた場合、及びそのようなLBT失敗が起こった場合、EDは、次の構成グラント期間までチャネルアクセスを譲歩する必要があるだろう。K回の繰り返し構成は、そのような場合は有用でない。冗長バージョン(RV)値によっては、第1の送信が第1のスロットを逸した場合、再送信は、K回の繰り返しの残りが構成された後続のスロットにおいて開始することができないことがある。既存のタイプ1及びタイプ2手順は、グラントフリースロット毎に適用される構成グラント機会の開始シンボル及び長さを構成することを含む。そのような手順は、バースト送信内のギャップが回避されるべきである場合、あまりに抑制的でありうる。手順があまりに抑制的であることがあり、なぜなら、最初の直交周波数ドメイン多重化(OFDM)シンボル(スロット中に14個のOFDMシンボルがあるとき、OS#0)以外の開始シンボル、及び/又は最後のOFDMシンボル(OS#13)において終了しないPUSCH長さを有する任意の構成が、CG時間リソースのスロット間にギャップを生じうるからである。サブキャリア間隔によっては、そのようなギャップは、他のノードがチャネルを取得するのに十分であることが可能である。
CG時間リソースが1つより多くのアクセス機会を有するとき、これは、EDが、リソースにアクセスし、CG時間送信リソース内の複数のロケーションのうちの1つにおいて送信を開始することを可能にする。「アクセス機会」という用語は、CG時間送信リソース内の特定の持続時間ではなく、チャネルアクセス開始ポイントを定義することが意図されている。CG時間リソース内の第1のアクセス機会の開始の前に、EDは、このアクセス機会においてチャネルにアクセスするために、第1のLBT手順を実施する。第1のLBTが成功した場合、EDは、第1の送信機会においてPUSCH上で送信を開始することができる。しかし、LBTが失敗した場合、EDは、既存の手順で起こることがあるような、残りの構成された期間についてチャネルアクセスの譲歩をしない。次の構成された時間リソースまで譲歩する代わりに、EDは、CG時間リソース中の第2のアクセス機会の前に、別のLBTを試みる。LBTが第2の送信機会において不成功であった場合、EDは、第3のアクセス機会の前にLBTを試みる。EDは、LBTが成功するか、又はEDが現在のCG時間送信リソース中の全てのアクセス機会を使い果たすまで、後続のアクセス機会においてLBTを実施することを試み続ける。EDが、現在のCG時間送信リソース中のアクセス機会のいずれかにおいて送信を開始することができない場合、EDは、後続の期間内の次のCG時間送信リソース中のアクセス機会を譲歩することができる。
本出願の譲受人に譲渡された、以前に出願された特許出願(2017年9月1日に出願された米国特許出願第15/694,558号)では、LBTに対するリソース利用を改善するためのNR-Uのグラントフリー(GF)ソリューションが開示された。この開示は、LBT中の相互ブロッキングを回避するためにそれらのアクセス開始ポイントを整合させながら、UEの選択されたセットを、同じ時間ドメインリソース、及び同じアンライセンスチャネル上の直交又は同じ周波数インターレースで構成することを含む。この開示はまた、UEを、事前構成された時間リソースにわたる複数のアクセス機会で構成することを含む。事前構成された期間の開始の前に、UEは、第1のアクセス機会にアクセスすることに向けてLBT手順を実施する。LBTが成功した場合、UEは、1つ又は複数のPUSCH上で送信する。しかし、LBTが失敗した場合、UEは、残りの事前構成された期間についてチャネルアクセスを譲歩せず、同じ期間中の次のアクセス機会においてチャネルにアクセスすることを試みる。
しかし、タイプ1及びタイプ2のための従来のNRリソース構成とともに、提案されるソリューションを利用することは、NRリソース構成プロセスに対するいくつかの修正の形態を含む。本出願の譲受人に譲渡された、2018年9月28日に出願された米国仮特許出願第62/739,106号は、アンライセンススペクトルにおける構成グラント(CG)を伴う送信の時間ドメインリソース構成のための方法を開示した。NR Rel-15 CGに対する拡張の中には、送信リソースの期間内のCG時間ドメインリソース持続時間と、成功したLBT手順時に、UEがCG時間ドメインリソース持続時間内にCGアップリンク送信を開始するための複数のアクセス機会を識別する時間ドメインリソース割り当て情報とのインジケーションがあった。
以後の修正は、複数のチャネルアクセス機会の提案される方法に基づく物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソース割り当て及び送信のための2つのオプションを提供することを含み、それらは、以下のものとして取り込まれた。
1)各PUSCHが、例えば、パラメータstartSymbolandLength(SLIV)からの長さLを利用して、2つの連続するチャネルアクセス機会間の複数のシンボルにわたるように構成され、
2)各PUSCHが、スロット境界において終了するフルスロットにわたるように構成される。第1のPUSCHは、LBT手順が成功する機会をマークしているシンボルにおいて開始する。第1のPUSCHの送信が、スロット又はミニスロットの第1のOFDMシンボルの後に開始する場合、パンクチャリング及び/又はレートマッチングが利用されてもよい。
上記の2つのオプションは、PUSCHがスロット境界を横断することを許可されないというNRにおける以前の合意に準拠する。しかし、第2のオプションは、ED側におけるパンクチャリング/レートマッチング、及び基地局側における関連する複雑さを回避するための最近の合意によって排除された。
アンライセンススペクトルにおける動作では、連続するCGスロット中に割り当てられたリソース間のギャップは回避されるべきである。上記で説明された第1のオプションは、(スロット毎に14個のOFDMシンボルを考えると)2つ又は7つのOFDMシンボルミニスロットPUSCHでのみうまく動作する。2つより多くのOFDMシンボル及びスロット中の満杯の数未満のOFDMシンボルを有するミニスロットPUSCHを利用することに利益がありうる。しかし、これは、連続するCGスロット中に割り当てられたリソース間のギャップに、又はミニスロットPUSCHの全てのサイズ、即ち、OFDMシンボル中の長さが等しくないことにつながりうる。本出願の態様は、同じ又は異なるサイズを有する複数のミニスロットPUSCHを利用するためのソリューションを提案する。
7つのOFDMシンボル毎にアップリンク送信を開始することは、60kHz以上のサブキャリア間隔には好適なグラニュラリティであるが、NR-Uにおいてサポートされる15及び30kHzサブキャリア間隔には好適でないことがある。本出願の態様は、15及び30kHzサブキャリア間隔をサポートするために7つ未満のOFDMシンボルを有するミニスロットPUSCHを利用するためのソリューションを提案する。
CG PUSCHは、データペイロードに加えて、復調参照信号(DMRS)とアップリンク制御情報(UCI)の両方を搬送することができる。長さが2つのOFDMシンボルであるPUSCHは、高いオーバーヘッドにより、十分なリソースを与えないことがある。本出願の態様は、60kHz以下のSCSが利用されるとき、オーバーヘッドを含む十分なリソースを可能にする、2つより多くのOFDMシンボルだが7つ未満のOFDMシンボルであるサイズを有するミニスロットPUSCHを利用するためのソリューションを提案する。
各PUSCHは、アップリンク制御情報(UCI)中で、対応するHARQ IDを搬送する。持続時間中の全ての2つのOFDMシンボルであるPUSCHを利用する実装は、あまりに多くのHARQプロセスを占有し、従って、長いバーストにおいて、もしくは頻繁な再送信が必要とされるとき、又はそれらの両方で、新しいトランスポートブロック(TB)を送信する能力を制限する。本出願の態様は、必要とされるHARQ IDの数を潜在的に低減することができる、2つより多くのOFDMシンボルだが7つ未満のOFDMシンボルであるサイズを有するミニスロットPUSCHを利用するためのソリューションを提案する。
NR Rel.15では、UEは、異なるTBのスロット毎に2つ又は4つの時分割多重された(TDMされた)PUSCHのみをサポートしうる。いくつかのUEは、スロット毎に7つの時分割多重(TDMされた)PUSCHをサポートしないことがある。本出願の態様は、スロット毎に2つより多くのTDMされたPUSCHを可能にするために2つより多くのOFDMシンボルを有するミニスロットPUSCHを利用するためのソリューションを提案する。
従って、PUSCH持続時間/チャネルアクセス機会を構成する/示す際にさらなるフレキシビリティを提供するための拡張が必要とされる。
いくつかの実施形態では、本開示で提案される特定の実装を定義するために利用されるインジケーションも提供される。このインジケーションは、ネットワーク側デバイスによって、無線リソース制御(RRC)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング又はそれらの両方中で送信されうる。
本出願では、構成グラント(CG)時間リソースという表現は、構成グラント送信(CG)のために利用される送信リソースを指すことが意図されている。本開示の特定の実施形態では、CG送信は、CGアップリンク送信である。CG時間リソースは、複数のCG時間リソース持続時間から構成されうる。CGアップリンク送信は、CG時間リソース持続時間中に1つ又は複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を利用して送信されうる。各PUSCHは、1つ又は複数のOFDMシンボルを含む。いくつかの実施形態では、CG時間リソース持続時間はスロットと呼ばれることがある。そのような場合、スロットは、複数のPUSCH持続時間を含むと考えられてよい。スロット中に1つより多くのPUSCH持続時間があるとき、本開示の目的では、これらのPUSCH持続時間は、それらがスロットのサイズよりも小さいので、本明細書ではミニスロットPUSCHと呼ばれることがある。このサブスロットサイズのPUSCH持続時間は、サブスロットPUSCH、部分スロットPUSCH、又は部分サブフレームPUSCHと呼ばれることもある。
本出願の態様は、構成グラント送信リソース持続時間内にアップリンク送信のためのチャネルアクセス機会を構成する際のフレキシビリティを提供する。送信リソース持続時間の1つの非限定的な例は、スロットでありうる。アップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)中で送信されうる。構成グラント送信リソース持続時間は、複数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを含む。特定の実施形態では、スロット中のOFDMシンボル(OS)の数は、14である。PUSCHは、典型的には、スロット中の14個のOSの全て、又はサブセットにわたる。いくつかの実装では、アップリンク送信のためのリソースは、別個のPUSCHとそれぞれ見なされる、整数個の等しいサイズのミニスロットがスロット内に収まるように割り当てられる。これは、スロット内のOFDMシンボルの数が、ミニスロット中のOFDMシンボルの数によって均等に分割可能であるときに生じる。例えば、スロット毎に合計14個のOFDMシンボルでは、単一のOFDMシンボルよりも大きいミニスロットについて2つの可能な結果がある。これらの2つの結果は、スロット毎に7つのミニスロットを生じる、ミニスロット毎に2つのOFDMシンボルであるか、又はスロット毎に2つのミニスロットを生じる、ミニスロット毎に7つのOFDMシンボルである。いくつかの実施形態では、スロット中のミニスロットの全てが、サイズが等しいわけではない。これは、スロット内のOFDMシンボルの数が、特定のミニスロットサイズによって均等に分割可能でないときに生じる。その結果は、複数の同じサイズのミニスロットと、これらの他の同じサイズのミニスロットよりも小さいか又は大きい数のOFDMシンボルを有する1つのミニスロットとがある、ということである。これらのミニスロットは、本開示ではPUSCH持続時間と呼ばれることがある。より小さい又はより大きいOFDMシンボルサイズのミニスロットのためのリソースは、スロットの開始において、又はスロットの終了において割り当てられることが可能である。スロット中の第1のアクセス機会は、スロットの第1のOFDMシンボルにおいて、又は、スロット中の第1のOFDMシンボルではない代替的に定義されたOFDMシンボルにおいて開始しうる。いくつかの実施形態では、第1のスロット中のミニスロットの配置は、第2又は後続のスロットと同様に、又は第2又は後続のスロットと別様に構成されうる。いくつかの実施形態では、全てのスロットは、同様の様式で構成されてよいが、LBT手順を利用する第1のスロット中の成功したチャネルアクセスの後に、第1のスロットの後の第2及び後続のスロットは、デフォルトの又は事前構成されたPUSCHリソース割り当てを利用しうる。様々な実施形態の例について、以下でさらに詳細に説明される。
いくつかの実施形態では、ネットワークは、UEに時間ドメイン割り当て情報を示すことによってUEを構成する。これは、例えば、SLIV(startSymbolAndLength)パラメータを提供することを含みうる。UEは、(SLIVパラメータ中に提供される)L、Sの値と、より小さい又はより大きいOFDMシンボルサイズのミニスロットがスロットの開始又は終了にあるかどうか、及びEDがチャネルに正常にアクセスする第1のスロットの後のスロットのためにデフォルト構成が利用されるかどうかなど、他の構成パラメータとに基づいて、スロット中の複数のPUSCHのための時間ドメインリソースを、従って、アクセス機会のロケーションを決定することができる。
以下で説明される様々な実施形態は、概して、アンライセンススペクトルにおける構成グラント(CG)アップリンク送信に言及するが、説明される原理は、ライセンス又はアンライセンススペクトルにおける、ダウンリンク中の半永続的スケジューリング(SPS)、サイドリンク送信、又はV2X送信に適用されうることが理解される。
第1の実施形態は、LBT結果に従って、複数の同じサイズのミニスロットPUSCHと、これらの同じサイズのPUSCHよりも小さいミニスロットPUSCHとの上でCG UL送信を送信するために、構成グラント(CG)アップリンク送信リソース持続時間中に、複数のPUSCHを、従って、複数のアクセス機会を構成することを可能にする。リソースが、CGアップリンク送信リソース持続時間の終了において、より小さいミニスロットPUSCHに割り当てられるとき、これは、第1の代替(Alt-1)と呼ばれることがある。一方、リソースが、CGアップリンク送信リソース持続時間の開始において、より小さいミニスロットPUSCHに割り当てられるとき、これは、第2の代替(Alt-2)と呼ばれる。Alt-1及びAlt-2を示す例は、以下で提供される。
図3Aは、2つのフルスロット310、320、及び第3のスロット330の部分を含む、構成グラント(CG)リソース300のために利用されるべき送信リソースを示す。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。各スロットは、14個のOFDMシンボル(OS)を含み、それらのうちの1つが310aとして識別されている。OSの最上行302に示されているOFDMシンボルは、スロット内のミニスロットPUSCHの可能な構成の表現である。OSの最下行305は、複数のアクセス機会のうちの1つにおける成功したリッスンビフォアトーク(LBT)手順時にCGアップリンク送信のために利用されるスロット内のミニスロットPUSCHの表現である。第1のスロット310を参照すると、それぞれ持続時間中に4つのOFDMシンボル、即ちL=4の3つのミニスロットPUSCH306a、306b、306cと、合計14個のOFDMシンボルについて持続時間中にただ2つのOFDMシンボルである単一のミニスロット306dとがあることがわかる。第1のミニスロットPUSCH306aは、第1のスロット310の第1のOFDMシンボル310a、即ちS=0において開始する(S)ように構成される。従って、第1のアクセス機会307aは、第1のOFDMシンボル(OS#0)上で開始するように構成され、第2のアクセス機会307bは、第5のOFDMシンボル(OS#4)上で開始するように構成され、第3のアクセス機会307cは、第9のOFDMシンボル(OS#8)上で開始するように構成され、より短いミニスロットのためでありうる、第4のアクセス機会307dは、第13のOFDMシンボル(OS#12)上で開始する。4つのOFDMシンボルをそれぞれ有する3つのミニスロット306a、306b、306cが最初に配置され、それらの後に、ただ2つのOFDMシンボルである単一のミニスロット306dが続く。この同じパターンが、図3Aにおける後続の第2及び第3のスロット320、330について構成される。
OSの最下行305に示されているように、最初の2つのアクセス機会307a、307bについて、LBT手順は不成功であり、従って、CG UL送信は、構成されたミニスロットPUSCH306a、306b上で行われない。第3のアクセス機会307cにおいて、LBT手順は成功であり、第3の構成されたミニスロットPUSCH306cは、4つのOFDMシンボルのCGアップリンク送信(PUSCH1)を送信するために利用される。PUSCH1が第3のミニスロットPUSCH306c中で送信されると、CG時間リソースの連続するスロット間のギャップを作成するのを回避するために、2つのOFDMシンボルを占有している追加のCGアップリンク送信(PUSCH2)が、構成されたより短いミニスロットPUSCH306dを利用して送信される。チャネルがアクセスされたので、CGアップリンク送信は、第2及び第3のスロット320、330中で送信される。第2及び第3のスロット320、330において、OFDMシンボルの最上行302に示されている構成は、OFDMシンボルの最下行305、即ち、それぞれ持続時間中に4つのOFDMシンボルの3つのミニスロットPUSCHと、持続時間中にただ2つのOFDMシンボルである単一のミニスロットPUSCHとに示されているように(PUSCH3、PUSCH4、PUSCH5、PUSCH6及びPUSCH7)、CGアップリンク送信のために利用される。より一般的には、CGリソースが3つのスロットよりも長くなりうるとき、CGアップリンク送信は、チャネルが解放されるまでスロット中で続行する。
図3Aにおける構成された同じサイズのミニスロットPUSCHの数は、3であることが示されているが、より一般的には、それは、nとして示されることが可能である。ミニスロットPUSCH中のOFDMシンボルの数は、4であることが示されているが、より一般的には、例えば、SLIVパラメータによって示される、Lとして示されることが可能である。スロット、又はより一般的にはCGアップリンク送信リソース持続時間中のOFDMシンボルの数は、14であることが示されているが、より一般的には、Nsymbolとして示されることが可能である。L<Nsymbolである場合、UEは、Lを、CG時間リソース持続時間の各CGアップリンク送信リソース持続時間内の最初の(又は最後の)n個の連続するミニスロットの長さとして解釈する。いくつかの実施形態では、nは、
のように構成されることが可能である。Lshort=Nsymb-nL>0、即ち、mod(Nsymb,L)≠0である場合、より短いミニスロットPUSCHが、CG時間リソース持続時間の各CGアップリンク送信リソース持続時間の終了において、又は開始において導入されることが可能である。Lshort=0である場合、CGアップリンク送信リソース持続時間中のOFDMシンボルの数は、ミニスロットPUSCH中のOFDMシンボルの数Lによって均等に分割可能であり、その結果、整数n個の同じサイズのミニスロットが生じ、異なるサイズのミニスロットはまったく生じない。
Lの許容値は、Lshort≧Lminとなるように制限されてよく、これは、復調参照信号(DMRS)及びアップリンク制御情報(UCI)オーバーヘッド、周波数ドメインリソース(全帯域幅、インターレースベース、サブバンド、広帯域)、CG動作のために構成されたHARQ処理の数、ならびにスロット中の様々なトランスポートブロックサイズ(TBS)を持つPUSCHの時分割多重(TDM)のためのUE能力のうちの1つ又は複数に基づいて決定される、事前定義又は事前構成された最小のCG PUSCH長さである。ミニスロットPUSCHが、OFDMシンボルの最小の定義された数よりも少なく有する場合、オーバーヘッドとペイロードの両方をサポートするのに十分な数のOFDMシンボルがないことがあるので、PUSCH長さの最小値Lminを有することが有用でありうる。
L=Nsymbolである場合、フルスロット割り当てが、スロット境界における潜在的チャネルアクセスとともに利用されることが可能である。しかし、チャネルアクセス確率は、NR-Uにおいてサポートされる60kHz以下のサブキャリア間隔には好適でないことがある。
図3Aでは、Sは、CGリソース持続時間を構成するとき、CGリソース持続時間の各スロット中の第1のミニスロットPUSCHの開始シンボルとして0に構成されている。いくつかの実施形態では、Sは、0以外の何らかの他の値に構成される。S≠0である実施形態では、S≠0を利用することは、第1のスロット中の第1のミニスロットPUSCHに適用される。CGリソース持続時間中の後続のスロットは、S=0に戻る。
図3Bは、2つのフルスロット310、320と、第3のスロット330の部分とを有するCG時間リソース300の実施形態を示し、各スロットは、14個のOFDMシンボルを有する。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。この例では、Sは、0に等しくなく、mod(14,L)の値に等しく構成される。この場合、L=4であり、従って、Sの値=2である。この例では、Sの値は、図3AにおけるLshortの値に等しい。これは、スロット内のOFDMシンボルの残りの数が、ミニスロットPUSCH中のOFDMシンボルの数であるLによって均等に分割可能であるときに好都合である。この特定のシナリオでは、スロットの構成を示すOFDMシンボルの最上行302に示されているように、第1のミニスロットPUSCH346aは、第3のOFDMシンボル(OS#2)において開始するように構成され、第2のミニスロットPUSCH346bは、第7のOFDMシンボル(OS#6)において開始するように構成され、第3のミニスロットPUSCH346cは、第11のOFDMシンボル(OS#10)において開始するように構成される。この配置は、第1のスロット310の全てOFDMシンボルを埋める。上記のように、第2及び後続のスロット320、330では、Sは、S=2が構成情報中に示されているにもかかわらず、0に等しく構成され、ミニスロットPUSCHの配置は、それぞれの後続のスロットの第1のOFDMシンボルから開始する。OFDMシンボルの第2の行305では、最初の2つのアクセス機会347a、347bにおける最初の2つのLBT手順が不成功であり、従って、最初の2つのアクセス機会の時点ではチャネルアクセスがないことがわかる。第3のアクセス機会347c上で、LBT手順は成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が、第3のミニスロットPUSCH346c中で行われる。
第2のスロット320は、図3Aの第2のスロット320と同様の構成と、CGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3、PUSCH4)を送信するための同じサイズの3つのミニスロットPUSCH348a、348b、348c、及びCGアップリンク送信(PUSCH5)を送信するための単一のミニスロットPUSCH348dを利用する同様の送信フォーマットとを有する。第3のスロット330及び後続のスロットは、CGアップリンク送信リソースを解放するまで、同じ構成及び送信配置を有する。
図3Cは、単一のスロット中に、複数の同じサイズのミニスロット、及び単一のより小さいサイズのミニスロットがあるという点で図3Aと同様である、CG時間リソース300の別の代替を示す。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。違いは、図3Cでは、上記のようにAlt-2と呼ばれる、単一のより小さいサイズのミニスロットPUSCHがスロットの開始に割り当てられることである。図3Cは、OFDMシンボルの最上行302において、第1のOFDMシンボル(S=0)において開始する単一のより小さいサイズのミニスロットPUSCH356aを持つ構成を示しており、次いで、3つの連続する同じサイズのミニスロットPUSCH356b、356c、356dが、14個のOFDMシンボルスロットの残りを埋める。OFDMシンボルの最下行305に示されているように、最初の3つのLBT手順は、最初の3つのアクセス機会357a、357b、357cにおいて不成功であるが、第4のLBT手順は、第4のアクセス機会357dにおいて成功であり、従って、第1のCGアップリンク送信(PUSCH1)が、第3のミニスロットPUSCH356d上で送信される。第2のスロット320上では、CGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3、PUSCH4、PUSCH5)が、ミニスロットPUSCH358a、358b、358c、358d中で送信される。後続のスロット330は、関連するミニスロット中に追加のCGアップリンク送信を有するだろう。
図3Dは、2つのフルスロット310、320と、第3のスロット330の部分とを有するCG時間リソース300の実施形態を示し、各スロットは、14個のOFDMシンボルを有する。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。この例では、Sは、0に等しくなく、mod(14,L)に等しく構成される。この場合、L=4であり、従って、Sの値=2である。Sは、図3Bにおけるのと同じであり、従って、図3Dの第1のスロット310は、図3Bのスロット310と同じ構成を有する。この特定のシナリオでは、スロットの構成を示すOFDMシンボルの最上行302に示されているように、第1のミニスロットPUSCH366aは、第3のOFDMシンボル(OS#2)において開始するように構成され、第2のミニスロット366bは、第7のOFDMシンボル(OS#6)において開始するように構成され、第3のミニスロット366cは、第11のOFDMシンボル(OS#10)において開始するように構成される。この配置は、第1のスロット310の全てOFDMシンボルを埋める。上記のように、第2及び後続のスロット320、330では、Sは、S=2が構成情報中に示されているにもかかわらず、0に等しく構成され、ミニスロットPUSCHの配置は、それぞれのスロットの第1のOFDMシンボルから開始する。OFDMシンボルの第2の行305では、最初の2つのLBT手順は、最初の2つのアクセス機会367a、367bにおいて不成功であり、従って、最初の2つのミニスロット366a、366bにはチャネルアクセスがないことがわかる。第3のアクセス機会367c上で、LBT手順は成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が、第3のミニスロット366c中で行われる。
図3Dからわかるように、Sが、0でない値に構成されたとき、ギャップは、スロットの開始において導入される。ネットワークは、このタイプのフレキシビリティを利用して、CGアップリンク送信の開始の前にギャップを意図的に作成しうる。ネットワークは、様々な理由により、そのようなギャップを利用することを希望することがあり、1つの理由は、UEが、他のDL又はUL送信の終了の後にLBTを実施することを可能にすることでありうる。
第2のスロット320は、図3Cの第2のスロット320と同様のスケジューリング構成と、単一のミニスロットPUSCH368a中のCG送信(PUSCH2)、及びミニスロットPUSCH368b、368c、368d中のCG送信(PUSCH3、PUSCH4、PUSCH5)の同様の送信フォーマットとを有する。第3のスロット330及び後続のスロットは、CGアップリンク送信リソースを解放するまで、同じ構成及び送信配置を有する。
図3B及び図3Dの例における構成のより一般化された形態では、Sは、=mod(Nsymb,L)+mLとして構成されることが可能であり、ここで、
であるが、第1のスロット中の長さLの構成されたミニスロットPUSCHの数は、
として構成されることに留意されたい。
より少ないOFDMシンボルを持つより短いミニスロットPUSCHがスロットの開始において構成されること(Alt-1)がサポートされるのか、又はより短いミニスロットPUSCHがスロットの終了において構成されること(Alt-2)がサポートされるのかをUEに通知するために、ネットワークデバイスは、何らかの形態のメッセージを送信しうる。例えば、Alt-1が構成されるのかAlt-2が構成されるのかを示すためのインジケーションビットが、無線リソース制御(RRC)メッセージング中で、又はアクティブ化ダウンリンク制御インジケーション(DCI)中で提供されることが可能である。
同じ構成中で2つの異なるサイズのPUSCHが利用されうるので、トランスポートブロックサイズ(TBS)は、両方のOFDMサイズのPUSCHのために維持されることが可能であるか、又は異なるTBSは、異なるOFDMサイズのPUSCHのために利用されることが可能である。同じTBSサイズを維持するために、基地局は、(タイプ1又はタイプ2では)RRC中で、又はタイプ2ではDCI中で、より短いミニスロットPUSCH中のCGアップリンク送信とともに利用されるべき、より高いMCS値を示すことができる。そうではなく、全てのCG送信のために同じMCSレベルが利用される場合、UEは、より短いミニスロットPUSCHの送信とともにのみ利用されるべき、より小さいTBSを、例えば、示されたmcsAndTBSパラメータから導出する。
いくつかの実施形態では、より短いミニスロットは、ペイロードデータ以外の何らかの他の形態の情報のために利用されうる。例えば、より短いミニスロット中で送信される情報は、サウンディング参照信号(SRS)、チャネル状態情報(CSI)、チャネル品質情報(CQI)、又は基地局によって構成されない他の情報を送信するために利用されうる。
第2の実施形態は、複数の同じサイズのミニスロットと、これらの同じサイズのミニスロットよりも長いミニスロットとを送信するために、CG送信リソース持続時間中に複数のアクセス機会を構成することを可能にする。
図4Aは、2つのフルスロット410、420、及び第3のスロット430の部分を含む、CG時間リソース400のために利用されるべき送信リソースを示す。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。各スロットは、14個のOFDMシンボルを含む。最上行402に示されているOFDMシンボルは、スロット内のミニスロットPUSCHのための可能な構成の表現であり、OFDMシンボルの最下行405は、複数のアクセス機会のうちの1つにおける成功したLBT手順時にCGアップリンク送信のために利用されるスロット内のミニスロットPUSCHの表現である。第1のスロット410を参照すると、それぞれ持続時間中に4つのOFDMシンボル、即ちL=4の2つのミニスロットPUSCH406a、406bと、合計14個のOFDMシンボルについて持続時間中に6つのOFDMシンボルである単一のミニスロットPUSCH406cとがあることを理解することができる。第1のミニスロットPUSCH406aは、第1のスロット410の第1のOFDMシンボル、即ちS=0において開始する(S)ように構成される。従って、第1のアクセス機会407aは、第1のOFDMシンボル(OS#0)上で開始するように構成され、第2のアクセス機会407bは、第5のOFDMシンボル(OS#4)上で開始するように構成され、より長いミニスロットのためでありうる、第3のアクセス機会407cは、第9のOFDMシンボル(OS#8)上で開始するように構成される。その結果、4つのOFDMシンボルの2つのミニスロットPUSCH406a、406bが最初に配置され、それらの後に、持続時間中に6つのOFDMシンボルである単一のミニスロットPUSCH406cが続く。このより長いミニスロットPUSCHは、スロットの終了において構成されるので、この実施形態は、上記のように、Alt-1と呼ばれる。この同じパターンが、図4Aにおける後続の第2及び第3のスロット420、430について構成される。OFDMシンボルの最下行405に示されているように、最初の2つのアクセス機会407a、407bについて、LBT手順は不成功であり、従って、CGアップリンク送信は、最初の2つのミニスロットPUSCH406a、406b中で行われない。アクセス機会407cにおいて、LBT手順は成功であり、第3のミニスロットPUSCH406cは、6つのOFDMシンボルのCGアップリンク送信(PUSCH1)を送信するために利用される。PUSCH1が送信されると、追加のCGアップリンク送信が、第2及び第3のスロット420、430上で続行する。第2及び第3のスロット420、430では、最上行402に示されている構成は、最下行405に示されているCGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3、PUSCH4、及びPUSCH5)、即ち、それぞれ持続時間中に4つのOFDMシンボルの2つのミニスロットPUSCH、及び持続時間中に6つのOFDMシンボルである単一のミニスロットPUSCHのために利用される。より一般的には、CGリソースが3つのスロットよりも長くなりうるとき、CGアップリンク送信は、チャネルが解放されるまでスロット中で続行する。
ミニスロットPUSCH中のOFDMシンボルの数は、4であることが示されているが、より一般的には、Lとして示されることが可能である。スロット、又はより一般的にはCGアップリンク送信リソース持続時間中のOFDMシンボルの数は、14であることが示されているが、より一般的には、Nsymbolであることが可能である。L<Nsymbolである場合、Lは、CGリソース持続時間の各CGアップリンク送信リソース持続時間内の最初の(又は最後の)n-1個の連続するミニスロットPUSCHの長さである。いくつかの実施形態では、nは、
として構成されることが可能である。mod(Nsymbol,L)>0である場合、Llong=L+mod(Nsymbol,L)個のOFDMシンボルを有する、より長いミニスロットPUSCHが、CGリソース持続時間の各スロットの最後において、又は開始において導入されることが可能である。mod(Nsymbol,L)=0である場合、CGアップリンク送信リソース持続時間中のOFDMシンボルの数は、ミニスロットPUSCH中のOFDMシンボルの数Lによって均等に分割可能であり、その結果、整数個の同じサイズのミニスロットPUSCHが生じ、異なるサイズのミニスロットPUSCHはまったく生じない。
Lの許容値は、L≧Lminとなるように制限されてよく、これは、復調参照信号(DMRS)及びアップリンク制御情報(UCI)オーバーヘッド、周波数ドメインリソース(全帯域幅、インターレースベース、サブバンド、広帯域)、CG動作のために構成されたHARQ処理の数、ならびにスロット中の様々なトランスポートブロックサイズ(TBS)を持つPUSCHの時分割多重(TDM)のためのED能力(EDはUEでありうるので、UE能力としても知られている)のうちの1つ又は複数に基づいて決定される、事前定義又は事前構成された最小のCGミニスロット長さである。この場合、Lは、Lminよりも大きくなければならず、なぜならば、異なるサイズを有する単一のミニスロットが、他の最小スロットよりも少ないOFDMシンボルを有し、Lmin以上でなければならない、上記で説明された実施形態とは対照的に、Lは、2つの可能なミニスロットサイズのうちのより小さいほうであるからである。
L=Nsymbolである場合、フルスロット割り当てが、スロット境界における潜在的チャネルアクセスとともに利用されることが可能である。しかし、チャネルアクセス確率は、NR-Uにおいてサポートされる60kHz以下のサブキャリア間隔には好適でないことがある。
図4Aでは、Sは、CGリソース持続時間の各スロット中の第1のミニスロットPUSCHの開始シンボルとして0に構成されている。いくつかの実施形態では、Sは、0以外の何らかの他の値に構成される。S≠0である実施形態では、S≠0を利用することは、第1のスロット中の第1のミニスロットPUSCHのみに適用される。CGリソース持続時間中の後続のスロットは、S=0に戻る。
図4Bは、2つのフルスロット410、420と、第3のスロット430の部分とを有するCG時間リソース400の実施形態を示し、各スロットは、14個のOFDMシンボルを有する。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。この例では、Sは、0に等しくなく、mod(14,L)に等しく構成される。この場合、L=4であり、従って、Sの値=2である。この特定のシナリオでは、スロットの構成を示すOFDMシンボルの最上行402に示されているように、第1のミニスロットPUSCH446aは、第3のOFDMシンボル(OS#2)において開始するように構成され、第2のミニスロット446bは、第7のOFDMシンボル(OS#6)において開始するように構成され、第3のミニスロット446cは、第11のOFDMシンボル(OS#10)において開始するように構成される。この配置は、第1のスロット410の全てOFDMシンボルを埋める。上記のように、第2及び後続のスロット420、430では、Sは、S=2が構成情報中に示されているにもかかわらず0に等しく構成され、ミニスロットPUSCHの配置は、それぞれのスロットの第1のOFDMシンボルから開始する。OFDMシンボルの第2の行405では、最初の2つのLBT手順が不成功であり、従って、最初の2つのアクセス機会447a、447bの時点ではチャネルアクセスがないことがわかる。第3のアクセス機会447c上で、LBT手順は成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が、第3のミニスロットPUSCH446c中で行われる。
第2のスロット420は、図4Aの第2のスロット420と同様のスケジューリング構成と、CGアップリンク送信(PUSCH2及びPUSCH3)を送信するための同じサイズの2つのミニスロットPUSCH448a、448b、ならびにCGアップリンク送信(PUSCH4)を送信するための単一のより長いミニスロットPUSCH448cの同様の送信フォーマットとを有する。第3のスロット430及び後続のスロットは、CGアップリンク送信リソースを解放するまで、構成及び送信するための同じ配置を有する。
図4Cは、単一のスロット中に、複数の同じサイズのミニスロットPUSCH、及び単一のより大きいサイズのミニスロットPUSCHがあるという点で図4Aと同様である、CG時間リソース400の別の代替を示す。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。違いは、図4Cでは、上記のようにAlt-2と呼ばれる、単一のより大きいサイズのミニスロットPUSCHが第1のスロットの開始のために構成されることである。図4Cは、OFDMシンボルの最上行402において、第1のOFDMシンボル(S=0)において開始するように構成された単一のより大きいサイズのミニスロットPUSCH456aを持つ構成を示しており、次いで、L個のOFDMシンボルを有する2つの連続する同じサイズのミニスロットPUSCH456b、456cが、14個のOFDMシンボルスロットの残りを埋める。最下行405に示されているように、最初の2つのアクセス機会457a、457bにおける最初の2つのLBT手順は、不成功であるが、第3のアクセス機会457cにおける第3のLBT手順は、成功であり、従って、第1のCGアップリンク送信(PUSCH1)が、第3のミニスロット456c上で送信される。第2のスロット420では、CGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3、及びPUSCH4が、ミニスロットPUSCH458a、458b、458c中で送信される。後続のスロット430は、関連するミニスロット中に追加のCGアップリンク送信を有するだろう。
図4Dは、2つのフルスロット410、420と、第3のスロット430の部分とを有するCG時間リソース400の実施形態を示し、各スロットは、14個のOFDMシンボルを有する。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。この例では、Sは、0に等しくなく、mod(14,L)+Lに等しく構成される。この場合、L=4であり、従って、Sの値=6である。この特定のシナリオでは、潜在的構成の最上行402に示されているように、第1のミニスロットPUSCH466aは、第7のOFDMシンボル(OS#6)において開始するように構成され、第2のミニスロットPUSCH466bは、第11のOFDMシンボル(OS#10)において開始するように構成される。この配置は、第1のスロット410の全てOFDMシンボルを埋める。上記のように、第2及び後続のスロット420、430では、Sは、0に等しく構成され、ミニスロットPUSCHの配置は、それぞれのスロットの第1のOFDMシンボルから開始する。OFDMシンボルの第2の行405では、第1のアクセス機会467aにおける第1のLBT手順は、不成功であり、従って、ミニスロットPUSCH466a上の第1のアクセス機会467aの時点でのチャネルアクセスはないことがわかる。第2のアクセス機会467b上で、LBT手順は成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が、第2のミニスロットPUSCH466b中で行われる。
図4Dからわかるように、Sが、0でない値に構成されたとき、ギャップは、スロットの開始に導入される。ネットワークは、このタイプのフレキシビリティを利用して、CGアップリンク送信の開始の前にギャップを意図的に作成しうる。ネットワークは、様々な理由により、そのようなギャップを利用することを希望することがあり、1つの理由は、UEが、他のDL又はUL送信の終了の後にLBTを実施することを可能にすることでありうる。
第2のスロット420は、図4Cの第2のスロット420と同様の構成と、CGアップリンク送信(PUSCH2)を送信する単一のより大きいミニスロットPUSCH468a、ならびにCGアップリンク送信(PUSCH3及びPUSCH4)を送信するL個のOFDMシンボルを有する同じサイズの2つのミニスロットPUSCH468b、468cの同様の送信フォーマットとを有する。第3のスロット430及び後続のスロットは、CGアップリンク送信リソースを解放するまで、構成及び送信のための同じ配置を有する。
図4B及び図4Dの例における構成のより一般化された形態では、Sは、=mod(Nsymb,L)+mLとして構成されることが可能であり、ここで、
であるが、第1のスロット中の長さLの構成された連続するミニスロットPUSCHの数は、
として構成されることに留意されたい。
より多いOFDMシンボルを持つより大きいサイズのミニスロットPUSCHがスロットの開始において構成されること(Alt-1)がサポートされるのか、又はより大きいサイズのミニスロットがスロットの終了において構成されること(Alt-2)がサポートされるのかをUEに通知するために、ネットワークデバイスは、何らかの形態のメッセージを送信しうる。例えば、Alt-1が構成されるのかAlt-2が構成されるのかを示すためのインジケーションビットが、RRCメッセージング中で、又はアクティブ化DCI中で提供されることが可能である。
いくつかの実施形態では、L個のOFDMシンボルを有する他の同じサイズのミニスロットとの組み合わせで、より短いミニスロットPUSCHが利用されるのか、より長いミニスロットPUSCHが利用されるのかを示すために、ネットワークデバイスは、何らかの形態のメッセージを送信しうる。例えば、長いミニスロットPUSCHが構成されるのか短いミニスロットPUSCHが構成されるのかを示すためのインジケーションビットが、RRCメッセージング中で、又はアクティブ化DCI中で提供されることが可能である。いくつかの実施形態では、2ビットの構成メッセージが、ネットワークデバイスによって、RRCメッセージング中で、又はアクティブ化DCI中で送信されてよく、これにおいて、一方のビットは、Alt-1が構成されるのかAlt-2が構成されるのかを示し、他方のビットは、長いミニスロットPUSCHが構成されるのか短いミニスロットPUSCHが構成されるのかを示す。
同じ構成中で2つの異なるOFDMサイズのPUSCHが利用されうるので、トランスポートブロックサイズ(TBS)は、両方のサイズのミニスロットのために維持されることが可能であるか、又は異なるTBSは、異なるOFDMサイズのPUSCHのために利用されることが可能である。同じTBSサイズを維持するために、基地局は、(タイプ1又はタイプ2では)RRC中で、又はタイプ2ではDCI中で、より長いミニスロットPUSCH中のCGアップリンク送信とともに利用されるべき、より低いMCS値を示すべきである。そうではなく、全てのCG送信のために同じMCSレベルが利用される場合、UEは、より長いミニスロット上の送信とともにのみ利用されるべき、より大きいTBSを、例えば、構成情報中に示されるmcsAndTBSパラメータから導出する。
いくつかの実施形態では、ネットワーク側デバイスは、ハイブリッド構成でUEを構成しうる。ハイブリッド構成は、同じアクティブ構成持続時間について、UEがチャネルにアクセスすることを試みる全てのCG時間リソーススロットのスロット毎に、複数のミニスロットPUSCHを含む。しかし、送信中に、UEが、スロット中にチャネルに正常にアクセスすると、もしあれば、後続のCG時間リソーススロットでは、デフォルトの又は事前定義されたPUSCHリソース割り当て構成が利用される。第2及び後続の送信スロットのためのデフォルトの又は事前定義されたPUSCHリソース割り当て構成の特定の例は、単一のCG PUSCH送信のためにフルスロットを利用することを含みうる。CGアップリンク送信がスロットmにおいて開始した場合、UEは、スロットm+1から開始する全ての残りのCGスロットにデフォルト構成を適用する。基地局は、CGスロットm+1から開始して、ミニスロットPUSCH構成ではなく、デフォルトPUSCH構成に従って、CG UEのPUSCH復調参照信号(DMRS)のブラインド検出を開始しうる。
ハイブリッド構成が利用されるべきであることをUEに通知するために、ネットワークデバイスは、構成情報を送信する。例えば、構成情報は、ハイブリッド構成が利用されるべきであることを示すためのインジケーションビットを、RRC又はアクティブ化DCI中に含みうる。
UEが、構成された送信リソースにアクセスすることを試みる前に、UEは、上記で説明された2つの実施形態のAlt-1又はAlt-2のいずれかについて上記で説明されたのと同じ手順に従ってよく、ここで、ミニスロットPUSCHのうちの1つは、全てのCG時間リソース送信スロットについて、示されたL個のOFDMシンボルよりも少数の又は多数のOFDMシンボルを有する。いくつかの実施形態では、上記で説明された2つの実施形態のAlt-1又はAlt-2による構成が適用されるスロットの数は、チャネルアクセス試行の最大数に基づいて決定される。チャネルアクセス試行の最大数に対する制限は、UEがCAT4の代わりにCAT2 LBT手順からスイッチするように示される基地局主導型チャネル占有時間(COT)内にCG時間リソースが入ったときに適用可能でありうる。
いくつかの実施形態では、PUSCH送信などのCG送信は、構成されたPUSCH開始位置のみにおいて開始しうる。
いくつかの実施形態では、2つの連続するアクセス機会間のOFDMシンボルの最小数を示すための追加のパラメータが利用されうる。このパラメータは、チャネルアクセス試行の数を制限するために利用されうる。特定の例では、L=2であるとき、チャネルアクセス機会は、1つおきのPUSCHの開始時にある、4つのOFDMシンボル毎に生じるように、追加のパラメータを介して制限されうる。
図5Aは、3つのフルスロット510、520、530を含むCG時間リソース500のために利用されるべき送信リソースを示す。3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。各スロットは、14個のOFDMシンボルを含む。第1のスロット510の構成は、3つの同じサイズのミニスロットPUSCH506a、506b、506c、及び単一のより小さいサイズのミニスロットPUSCH506dがあるという点で、図3Aの第1のスロット310と同様である。図5Aは、最上行502において、各スロットの構成を示し、最下行505において、成功したチャネルアクセスがあるときに生じたCGアップリンク送信を示している。第1のスロット510では、LBT手順は、全ての4つのアクセス機会507a、507b、507c、507dにおいて不成功であり、従って、第1のスロット510の構成されたミニスロットPUSCH506a、506b、506c、506dは送信されない。第2のスロット520では、LBT手順は、第1のアクセス機会517aにおいて不成功であり、CGアップリンク送信は、第1のミニスロットPUSCH516a中で送信されない。LBT手順は、第2のアクセス機会517bにおいて成功であり、従って、第2の構成されたミニスロットPUSCH516bは、CGアップリンク送信(PUSCH1)のために利用される。チャネルが正常にアクセスされたので、第2のスロット520中の構成されたミニスロットPUSCH516c、516dの残りは、CG送信(PUSCH2、PUSCH3)を送信するために利用されることが可能である。第2のスロット520においてCG時間リソース500に正常にアクセスした後に、構成は、第3のスロット530、及びもしあれば、いずれかの後続のスロットにおいて、デフォルトの又は事前定義されたPUSCHリソース割り当て構成にスイッチされることが可能である。図5Aの特定の例では、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成は、第3のスロット530の全体が、単一のCG送信(PUSCH4)のために利用されるというものである。いくつかの実施形態では、ハイブリッド構成情報は、デフォルト構成パラメータとして、UEがそれの関係するパラメータ、例えば、SLIV及びmcsAndTBSを利用するための、前のCG構成への参照、例えば、構成IDを含みうる。いくつかの他の実施形態では、そのようなデフォルト構成パラメータは、ハイブリッド構成情報自体の中に含まれる。
ハイブリッド構成は、繰り返し又はHARQ再送信を送信する際の関連するオーバーヘッド及び複雑さの問題又は特殊処理を最小限に抑えながら、増加したチャネルアクセス確率のために、ミニスロットの細かいグラニュラリティを活用する。
ハイブリッド構成で、Alt-2を、即ち、第1のスロットの開始のために構成された短い又は長いミニスロットPUSCHを利用することは、第1の送信スロットの開始において短い又は長いミニスロットPUSCHを利用してCGアップリンク送信を送信する尤度を低減し、なぜならば、第1の送信スロットの最後のアクセス機会よりも、第1の送信スロットの最初のアクセス機会におけるほうが、LBT手順が不成功になる確率がより高いからである。
図5B、図5C、図5D及び図5Eは、L個のOFDMシンボルを有する複数の同じサイズのミニスロットPUSCHと組み合わせて、より短い及びより長い単一のミニスロットPUSCHをスケジュールするためのハイブリッド構成の異なる実施形態のさらなる例であり、これにおいて、第1のミニスロットPUSCHは、第1のOFDMシンボル(S=0)において、又はミニスロットPUSCHが正常にアクセスされる第1のスロット中の代替的OFDMシンボルにおいて開始するように構成される。例の各々において3つのスロットのみが示されているが、これは、開示される詳細に焦点を当てるためのCGリソースの部分図にすぎない。実装に応じて、より多い又はより少ないスロットが各CGリソースに含まれうることを理解されたい。
図5Bでは、より短い単一のミニスロットPUSCHが、スロットの第1のOFDMシンボル(S=0)において開始するように構成され、従って、OFDMシンボルの最上行502に示されている構成は、図3Cの最上行302に示されているものと同様に見える。OFDMシンボルの最下行505に示されているように、第1のスロット510では、最初の3つのLBT手順は、最初の3つのアクセス機会において不成功である。第4のLBT手順は、第4のアクセス機会において成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が行われる。この実施形態はハイブリッド構成を利用するので、図5Bの第2及び後続のスロット520、530は、例えば、チャネルが解放されるまで、各後続のCGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3)のためにフルスロットを利用して、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成を利用する。従って、チャネルが、CG時間リソースの持続時間内のスロットの第1の機会において正常にアクセスされない限り、より短いミニスロットPUSCHは送信されない。
図5Cでは、より長い単一のミニスロットPUSCHが、スロットの第1のOFDMシンボル(S=0)において開始するように構成され、従って、OFDMシンボルの最上行502に示されている構成は、図4Cの最上行402に示されているものと同様に見える。OFDMシンボルの最下行505に示されているように、第1のスロット510では、最初の2つのLBT手順は、最初の2つのアクセス機会において不成功である。第3のLBT手順は、第3のアクセス機会において成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が行われる。この実施形態はハイブリッド構成を利用するので、図5Cの第2及び後続のスロット520、530は、例えば、チャネルが解放されるまで、各後続のCGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3)のためにフルスロットを利用して、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成を利用する。従って、チャネルが、CG時間リソースの持続時間内のスロットの第1の機会において正常にアクセスされない限り、より長いミニスロットPUSCHは送信されない。
図5Dでは、ミニスロットは、スロットの第1のOFDMシンボル(S≠0)以外のOFDMシンボルにおいて開始するように構成される。図5Dの例では、Sはmod(14,L)に等しく、これにおいて、L=4であり、Sの得られた値=2である。Sは、図5DではLshortに等しく示されている。図5Dの第1のスロット510について、OFDMシンボルの最上行502に示されている構成は、図3Bの最上行302に示されている第1のスロット310と同様に見える。ハイブリッド構成では、CGアップリンク送信がデフォルトPUSCHリソース割り当て構成を有する第1のスロットの後の第2及び後続のスロットのために、スロットの各々は、CGアップリンク送信が行われうる第1のスロットとして働くように構成され、即ち、連続するミニスロットPUSCHの開始シンボル及び長さの同じ組み合わせが、連続的に割り当てられたスロットにわたって繰り返される。図5Dに見られるように、最下行505において、第1のスロット510では、全ての3つのLBT手順は、最初の3つのアクセス機会において不成功である。スロットの各々は第1のスロット510のように構成されるので、次に、第2のスロット520は、複数のミニスロットPUSCHを有し、これらの最初のものは、S=2、即ち第3のOFDMシンボルにおいて開始する。第2のスロット520の第1のアクセス機会における第1のLBT手順は、不成功である。第2のLBT手順は、第2のアクセス機会において成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が行われる。第2のCGアップリンク送信(PUSCH2)が、第2のスロット520の第2のミニスロットPUSCHにおいて行われる。この実施形態はハイブリッド構成を利用するので、図5Dの第3及び後続のスロット530は第3のOFDMシンボルにおいて開始するように構成されているが、UEがデフォルトPUSCHリソース割り当て構成にスイッチしうるので、それらは、実際には、第1のOFDMシンボル上で開始しうる。図5Dのデフォルト構成は、例えば、チャネルが解放されるまで、各後続のCGアップリンク送信(PUSCH3)のためにフルスロットを利用している。
図5Eでは、ミニスロットPUSCHは、スロットの第1のOFDMシンボル(S≠0)以外のOFDMシンボルにおいて開始するように構成される。図5Eの例では、Sは、この場合も2に等しく、連続するミニスロットPUSCHの開始シンボル及び長さの同じ組み合わせが、連続的に割り当てられたスロットにわたって繰り返される。図5Eに見られるように、OFDMシンボルの最下行505において、第1のスロット510では、最初の2つのLBT手順は、最初の2つのアクセス機会において不成功である。第3のアクセス機会における第3のLBT手順は、成功であり、CGアップリンク送信(PUSCH1)が行われる。この実施形態はハイブリッド構成を利用するので、図5Eの第2及び後続のスロット520、530は、例えば、チャネルが解放されるまで、各後続のCGアップリンク送信(PUSCH2、PUSCH3)のためにフルスロットを利用して、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成を利用しうる。
S=mod(Nsymb,L)を示しながら、ハイブリッド構成で、Alt-2を、即ち、第1のスロットの開始のために構成された短い又は長いミニスロットPUSCHを利用することにより、LBT結果にかかわらず、第1の送信スロットの開始において短い又は長いミニスロットPUSCHを利用してCGアップリンク送信を送信する必要がなくなる。この所見は、SをS=mod(Nsymb,L)+mLとして示すより一般的な事例について当てはまり、ここで、
である。これは、そのスロットNsymb-S中の残りのシンボルの数が、常にLによって均等に分割可能であるからである。一方、後続のスロットは、図5D及び図5Eの例に示されているように、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成に戻る。
ハイブリッド構成はまた、アクティブCG構成毎に複数のオフセットを利用して達成されることが可能である。第1のオフセットは、第1のCG送信持続時間(D1)に関連付けられ、複数のミニスロットPUSCHがAlt-1又はAlt-2のいずれかにあるようにスロット毎に構成される。第2の(より大きい)オフセットは、第2のCG送信持続時間(D2)に関連付けられ、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成が適用される。
オフセットは、D1及びD2のスロットが、時間的に連続するか又は時間的に重複するように構成されうる。重複する場合には、UEがチャネルを取得し、重複するスロットのうちの1つ中で、又はそれらの直前のスロット中で送信し始めた後に、UEは、次のスロットにおいてデフォルトPUSCHリソース割り当て構成を適用し始めることができる。
ハイブリッド構成はまた、同じアクティブCG構成の代わりに、複数のアクティブCG構成を利用して達成されることが可能である。第1のアクティブ構成は、第1の周期性と、第1のオフセットと、複数のミニスロットPUSCHがAlt-1又はAlt-2のいずれかにあるようにスロット毎に構成される第1のCG時間リソース(D1)とを含む、時間ドメインリソース構成パラメータの第1のセットに関連付けられる。第2のアクティブ構成は、第2の周期性と、第2のオフセットと、デフォルトPUSCHリソース割り当て構成が適用される第2のCG時間リソース(D2)とを含む、時間ドメインリソース構成パラメータの第2のセットに関連付けられる。これら2つの構成は、それぞれ、第1及び第2の周期性、オフセット、及びCG時間リソースパラメータの値をマッチングすることによって、同じCG時間リソースをターゲットにする。UEがチャネルにアクセスし、その同じCG時間リソース中のスロットのうちの1つ中で送信し始めた後に、UEは、次のスロットから開始して、第2のPUSCHリソース割り当て構成を含む、第2のアクティブ構成を適用することができる。いくつかの場合には、第1及び第2のアクティブCG構成が、CG時間リソースの第1のスロットの同じアクセス機会を共有し、UEが、そのアクセス機会においてチャネルに正常にアクセスした場合、UEは、CG時間リソースの全てのスロットに、第2のPUSCHリソース割り当て構成を含む、第2のアクティブ構成のみを適用する。
スロットにおけるミニスロットの構成を可能にするか、又はそのスロット内で複数のミニスロットPUSCHが生じることを示す、以下で説明される追加の実施形態がある。例えば、2つのOFDMシンボル又は7つのOFDMシンボルのグラニュラリティが十分である(Nsymbol=14の場合)と見なされ、オフセット毎にCGリソース持続時間内に非一様な割り当てパターンを作成することが望ましい場合、Dビットの長さのビットマップが、RRC又はアクティブ化DCI中で利用されることが可能であり、このようにして、ビットマップ中の各ビットは、ミニスロットPUSCH長さ及びビットマップサイズD=n*NumberOfTransmissionSlotsPer Offsetを示す、SLIV中で示されるような、L個のOFDMシンボルに対応する。利用中のサブキャリア間隔(SCS)に基づいてCG時間リソース内に所望のギャップ持続時間を作成するために、1つ又は複数の「0」がビットマップ中に示されることが可能である。そのような実施形態は、部分スロットが割り当てられることをも可能にする。
短い又は長いミニスロットPUSCHが、L個のOFDMシンボルを有する複数の同じサイズのミニスロットPUSCHとともに利用される、上記の例において説明されたように、Alt-1又はAlt-2のいずれかが利用される場合、異なるトランスポートブロックサイズ(TBS)が、短い又は長いミニスロットPUSCH上の送信のために利用される。可能なオプションは以下の通りである。
いくつかの実施形態では、短い又は長いミニスロットPUSCH上で初期に送信されるトランスポートブロック(TB)のHARQ再送信は、CGリソース上の再送信の基準に従って、同じ期間内の又は後続の期間内の、短い又は長いミニスロットPUSCHの同様の発生時にのみ送信されることが可能である。
図6Aは、第1のスロットの終了における単一のより長いミニスロットPUSCHのための構成の例を示し(Alt-1)、ここで、S=0であり、最初の2つのアクセス機会における最初の2つのLBT手順は、不成功であるが、第3のLBT手順は、成功である。図6Aは、図4Aと同様の配置のミニスロットPUSCH及び成功したアクセスを有する。CGアップリンク送信(PUSCH1及びPUSCH4)が行われるミニスロットPUSCH621、631は同じサイズであるので、これらの繰り返すサイズのミニスロットPUSCH621、631は、チャネルが依然として利用可能である間は、第1の繰り返し(初期送信)、及び第2の繰り返し、及び場合によっては、必要な場合はさらなる繰り返しのために利用されることが可能である。
図6Bは、第1のスロットの開始における単一のより短いミニスロットPUSCHの例を示し(Alt-2)、ここで、S=0であり、最初の3つのアクセス機会における最初の3つのLBT手順は、不成功であるが、第4のLBT手順は、成功である。図6Bは、図3Cと同様の配置のミニスロットPUSCH及び成功したアクセスを有する。CGアップリンク送信(PUSCH2及びPUSCH6)が行われるミニスロットPUSCH622、632は同じサイズであるので、これらの繰り返すサイズのミニスロットPUSCH622、632は、チャネルが依然として利用可能である間は、第1の繰り返し(初期送信)、及び第2の繰り返し、及び場合によっては、必要な場合はさらなる繰り返しのために利用されることが可能である。
いくつかの実施形態では、短い又は長いミニスロットPUSCHを利用して初期に送信されるトランスポートブロック(TB)のHARQ再送信は、専用リソース上のスケジュールされた(グラントベースの)再送信にのみ制限されることが可能である。
いくつかの実施形態では、短い又は長いミニスロットPUSCH上で初期に送信されるTBのK回の繰り返し(K>1)は、非連続なリソース、即ち、同じ期間内の、又は後続の期間中で継続される、連続するCGスロットの短い又は長いミニスロットPUSCHの同様の発生の上でのみサポートされることが可能である。
いくつかの実施形態では、K>1は、そのような初期送信では可能にされないことがあり、例えば、短いミニスロットPUSCHとともに利用されるより小さいTBSは、より大きいサイズPUSCH上で送信されるときのコーディング利得から恩恵を受けるために十分小さくなりうる。そうではなく、全ての構成されたPUSCHのために同じTBSが仮定される場合、UEは、CGリソース上のHARQ再送信のために通常の手順に従う。
UEは、同じスロット又は同じ期間内で、初期送信の送信から、最初の利用可能な連続するCG PUSCHリソースを最初に選択して、示されたK回の繰り返しの一部又は全部を送信しうる。もしあれば、残りの繰り返しが、次いで、非連続リソース中で送信される。低レイテンシアプリケーションでは、そのような残りの繰り返しはドロップされうる。
ハイブリッド構成が利用される場合、特にAlt-2が第1のスロットにおいて利用されるときは、異なるTBSを利用して第1のスロット内のミニスロットCGアップリンク送信上で初期に送信されるTBのHARQ再送信は、専用リソース上のスケジュールされた(グラントベースの)再送信に制限されうる。
(K>1である場合の)実際の繰り返しの数は、複数のミニスロットPUSCHが利用される第1のCGスロット中で初期に送信されるTBのために長さL(多くともn)のミニスロットPUSCHを利用して実際の送信されたCGアップリンク送信の数によって制限されうる。
図7は、スロットの終了において構成された単一のより短いミニスロットPUSCHを持つハイブリッド構成の例を示し(Alt-1)、ここで、S=0であり、最初の5つのアクセス機会における最初の5つのLBT手順は、不成功であるが、第6のLBT手順は、第2のスロット中で、成功である。図7は、図5Aと同様の配置のミニスロットPUSCH及びハイブリッド構成を有する。図7の特定の例では、成功したCGアップリンク送信を有する第1のスロットの後のスロットが、CGアップリンク送信のためにデフォルトフルスロットを利用するので、フルスロット730CGアップリンク送信の前の、スロット720中に生じる3つのミニスロットPUSCH721、722、723のみが、繰り返しのために利用されることが可能である。最初の2つのミニスロットPUSCH721、722、及び場合によっては第3のミニスロットPUSCH723、より短いミニスロットPUSCHは、全てのミニスロットPUSCHのために同じTBSが利用されることが可能であるかどうか、及びより短いミニスロットPUSCHがデータ送信のために利用されるか他のアップリンク情報又は信号のために利用されるかに応じて、第1の繰り返し(初期送信)、第2の繰り返し、及び場合によっては第3の繰り返しのために利用されうる。
いくつかの実施形態では、繰り返しは、短いミニスロットCGアップリンク送信上で初期に送信されるTBのためにサポートされないことがある。これは、同様のリソース又はその特定のトランスポートブロックサイズ(TBS)の再発生が、後続のスロットにおいて保証されないことに起因する。
図8は、本開示の実施形態による、ユーザ機器(UE)中で実施される例示的な動作800の流れ図である。
ステップ810において、UEが、基地局から、CG送信リソース中の複数のCGアップリンク送信のためにUEを構成するためのCGリソース構成情報を受信する。CG送信リソースは、例えば、スロットでありうる。CG送信リソースは、複数のPUSCH持続時間を含み、各PUSCH持続時間は、複数のOFDMシンボルを含む。PUSCH持続時間は、図3Aから図3D、図4Aから図4D、図5Aから図5E、図6A、図6B及び図7における上記の実施形態で説明されたミニスロットでありうる。CGリソース構成情報は、CG送信リソース内の固定サイズのPUSCH持続時間のインジケーションを含む。CGリソース構成情報は、UEがCG送信リソース内でCGアップリンク送信を開始するための複数のアクセス機会を構成するために利用される。
任意選択であると見なされうるステップ820において、UEは、固定サイズのPUSCH持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数に基づいて、CG送信リソース中の複数のPUSCH持続時間を構成する。
ステップ830において、CG送信リソースが、複数のアクセス機会のうちの1つにおいて成功したリッスンビフォアトーク(LBT)手順があった第1のCG送信リソースであるとき、UEは、固定サイズのPUSCH持続時間に基づく持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数を含む、CGアップリンク送信を送信する。
例示的な動作800は、例示的な実施形態を示している。図示された動作を実施する様々な仕方、ならびに実施されうる他の動作の例について、本明細書で説明される。さらなる変形形態が明らかであるか、又は明らかになろう。
図9は、本開示の実施形態による、アンライセンススペクトルにおける構成グラントを利用するためにネットワーク側デバイス中で実施される例示的な動作900の流れ図である。
ステップ910において、ネットワークデバイスが、CG送信リソース中の複数のCGアップリンク送信のためにUEを構成するためのリソース構成情報をUEに送信する。CG送信リソースは、複数のPUSCH持続時間を含み、各PUSCH持続時間は、複数のOFDMシンボルを含む。CGリソース構成情報は、CG送信リソース内の固定サイズのPUSCH持続時間のインジケーションを含む。CGリソース構成情報は、UEがCG送信リソース内でCGアップリンク送信を開始するための複数のアクセス機会を構成するために利用される。
ステップ920において、CG送信リソースが、複数のアクセス機会のうちの1つにおけるUEによる成功したLBT手順を含む第1のCG送信リソースであるとき、ネットワークデバイスは、固定サイズのPUSCH持続時間に基づく持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数を有する、CGアップリンク送信を受信する。
例示的な動作900は、例示的な実施形態を示している。図示された動作を実施する様々な仕方、ならびに実施されうる他の動作の例について、本明細書で説明される。さらなる変形形態が明らかであるか、又は明らかになろう。
本明細書で提供される実施形態方法の1つ又は複数のステップは、対応するユニット又はモジュールによって実施されうることを諒解されたい。例えば、信号は、送信ユニット又は送信モジュールによって送信されうる。信号は、受信ユニット又は受信モジュールによって受信されうる。信号は、処理ユニット又は処理モジュールによって処理されうる。それぞれのユニット/モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせでありうる。例えば、ユニット/モジュールのうちの1つ又は複数は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC)などの集積回路でありうる。モジュールがソフトウェアである場合、それらは、必要なときに全体又は部分として、処理のために個々に又は一緒に、必要に応じて単一又は複数のインスタンスにおいて、プロセッサによって取り出されうること、ならびに、モジュール自体が、さらなる展開及びインスタンス化のための命令を含みうることを諒解されよう。
ED及び基地局に関する追加の詳細は、当業者に知られている。従って、これらの詳細は、明瞭さのためにここでは省略される。
上記の説明には、説明の目的で、実施形態の完全な理解を提供するための多数の詳細が記載されている。しかし、これらの特定の詳細が必要でないことは、当業者には明らかであろう。他の例では、よく知られている電気的構造及び回路は、理解を不明瞭にしないためにブロック図の形態で示されている。例えば、本明細書で説明される実施形態が、ソフトウェアルーチンとして実装されるか、ハードウェア回路として実装されるか、ファームウェアとして実装されるか、又はそれらの組み合わせとして実装されるかに関する特定の詳細は、提供されない。
本開示の実施形態は、機械可読媒体に記憶されたコンピュータプログラム製品(それらの中にコンピュータ可読プログラムコードを具備した、コンピュータ可読媒体、プロセッサ可読媒体、又はコンピュータ利用可能媒体とも呼ばれる)として表されることが可能である。機械可読媒体は、ディスケット、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、メモリデバイス(揮発性又は不揮発性)、又は同様の記憶機構を含む、磁気的、光学的、電気的記憶媒体を含む、任意の好適な有形非一時的媒体であることが可能である。機械可読媒体は、実行されたとき、本開示の実施形態による方法のステップをプロセッサに実施させる、命令、コードシーケンス、構成情報、又は他のデータの様々なセットを含んでいることが可能である。当業者は、説明された実装を実装するために必要な他の命令及び動作も機械可読媒体に記憶されることが可能であることを諒解されよう。機械可読媒体に記憶された命令は、プロセッサ又は他の好適な処理デバイスによって実行されることが可能であり、説明されたタスクを実施するために回路とインターフェースすることができる。
図面の内容は、説明の目的で意図されているにすぎず、本発明は、図面に明示的に示され本明細書で説明された特定の例示的な実施形態に決して限定されない。例えば、図1は、実施形態が実装されうる通信システムのブロック図である。他の実施形態は、図示されたものよりも多くのネットワーク要素を含むか、又は図示された例とは異なるトポロジーを有する通信システムにおいて実装されうる。同様に、他の図における例も、説明の目的で意図されているにすぎない。
他の実装の詳細も、異なる実施形態の間で異なることができる。例えば、上記の例のいくつかは、NR及びLTE用語に言及している。しかし、本明細書で開示される実施形態は、いかなる形でもNR又はLTEシステムに限定されない。
加えて、主に方法及びシステムのコンテキストで説明されているが、例えば、非一時的プロセッサ可読媒体に記憶された命令のように、他の実装も企図される。命令は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されたとき、1つ又は複数のプロセッサに方法を実施させる。
本出願の第1の例では、アンライセンススペクトルにおける構成グラントを利用したユーザ機器(UE)のための方法が提供される。本方法は、UEにおいてネットワークデバイスから、構成グラント(CG)送信リソース中の複数のCGアップリンク送信のためにUEを構成するためのCGリソース構成情報を受信することを含む。CG送信リソースは、複数のPUSCH持続時間を含み、各PUSCH持続時間は、複数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを含む。CGリソース構成情報は、CG送信リソース内の固定サイズのPUSCH持続時間のインジケーションを含む。CGリソース構成情報は、UEがCG送信リソース内でCGアップリンク送信を開始するための複数のアクセス機会を構成するために利用される。CG送信リソースが、複数のアクセス機会のうちの1つにおける成功したリッスンビフォアトーク(LBT)手順を含む第1のCG送信リソースであるとき、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間に基づく持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数を有する、CGアップリンク送信を送信することを含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数に基づいて、CG送信リソース中の複数のPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、複数のPUSCH持続時間を構成することは、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間を構成することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間を構成することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間を構成することとのうちの少なくとも1つを含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのPUSCH持続時間、及び成功したLBT手順を含む第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数に基づく持続時間を有する、CGアップリンク送信を送信することは、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に、少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信、各第1のCGアップリンク送信を送信することと、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間中に第2のCGアップリンク送信を送信することと、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中に第3のCGアップリンク送信を送信することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信を、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間中に第2のCGアップリンク送信を送信することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信を、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中に第3のCGアップリンク送信を送信することとのうちの少なくとも1つを含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間中のCGアップリンク送信は、第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間又は最後のPUSCH持続時間中に位置する。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのTB持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中のCGアップリンク送信は、第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間又は最後のPUSCH持続時間中に位置する。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間、もしくは固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間が、第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間であるか、又は固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間、もしくは固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間が、第1のCG送信リソース中の最後のPUSCH持続時間であるというインジケーションをUEが受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、PUSCH持続時間のうちの1つが、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいか、又はPUSCH持続時間のうちの1つが、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいというインジケーションをUEが受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、CG送信リソース中の開始OFDMシンボルのインジケーションを受信することであって、インジケーションは、第1のPUSCH持続時間中の第1のCGアップリンク送信の開始OFDMシンボルを示す、受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、Sが0に等しくない場合、Sの値を、複数の構成されたCG送信リソースのうちの第1のCG送信リソースのみに、又は第1のCG送信リソースにアクセスするためのLBT手順が成功であった第1のCG送信リソースのみに適用する。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、CG送信リソース中の複数のPUSCH持続時間を構成するとき、開始OFDMシンボルは、CG送信リソース中の第1のOFDMシンボルと、mod(Nsymbols,L)によって定義されるCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、Nsymbolsは、第1の期間中のOFDMシンボルの数に等しく、Lは、CGアップリンク送信時間ドメインリソース持続時間中に定義されるOFDMシンボルの数である、OFDMシンボルと、m*L+mod(Nsymbols,L)によって定義されるCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、m=0、1からn-1である、OFDMシンボルとのうちの1つである。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースと同じ構成でPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第2及び後続のCG送信リソース中で、Sが0に等しくないとき、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成でPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、CG送信リソース中のそれぞれのPUSCH持続時間中に複数のCGアップリンク送信を送信するとき、開始OFDMシンボルは、成功したLBT手順を含むCG送信リソース中の第1のOFDMシンボルと、mod(Nsymbols,L)によって定義される成功したLBT手順を含むCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、Nsymbolsは、第1の期間中のOFDMシンボルの数に等しく、Lは、CGアップリンク送信時間ドメインリソース持続時間中に定義されるOFDMシンボルの数である、OFDMシンボルと、m*L+mod(Nsymbols,L)によって定義される成功したLBT手順を含むCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、m=0、1からn-1である、OFDMシンボルとのうちの1つである。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第1のCG送信リソース中の成功したCGアップリンク送信の後の第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成でCGアップリンク送信を送信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成は、期間全体を占有している単一のPUSCH持続時間中の単一のCGアップリンク送信を含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第1のCG送信リソース中の成功したCGアップリンク送信の後の第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースの構成と同じ構成でCGアップリンク送信を送信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのTBブロック持続時間は、部分的に、OFDMシンボルの最小数以上である必要がある固定サイズのTBブロック持続時間の持続時間よりも小さいTBブロック持続時間によって定義される。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのTBブロック持続時間は、部分的に、OFDMシンボルの最小数以上である必要がある固定サイズのTBブロックによって定義される。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいCGアップリンク送信を送信するためのより高い変調及びコーディング方式(MCS)値を受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズの持続時間よりも大きいCGアップリンク送信を送信するためのより低いMCS値を受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間、又は固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中にCGアップリンク送信を送信するための単一のMCS値を受信することをさらに含む。
第1の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、無線リソース制御(RRC)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)中でMCS値を受信することをさらに含む。
本出願の第2の例では、プロセッサ及びコンピュータ可読媒体を含むユーザ機器(UE)が提供される。コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行されたとき、上記で説明された方法を実施するコンピュータ実行可能命令をその上に記憶している。
本出願の第3の例では、アンライセンススペクトルにおける構成グラントを利用するためのネットワークデバイスのための方法が提供される。本方法は、ネットワークデバイスによってユーザ機器(UE)に、CG送信リソース中の複数のCGアップリンク送信のためにUEを構成するための構成グラント(CG)リソース構成情報を送信することを含む。CG送信リソースは、複数のトランスポートブロック(TB)持続時間を含み、各PUSCH持続時間は、複数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを含む。CGリソース構成情報は、CG送信リソース内の固定サイズのPUSCH持続時間のインジケーションを含む。CGリソース構成情報は、UEがCG送信リソース内でCGアップリンク送信を開始するための複数のアクセス機会を構成するために利用される。CG送信リソースが、複数のアクセス機会のうちの1つにおけるUEによる成功したリッスンビフォアトーク(LBT)手順を含む第1のCG送信リソースであるとき、本方法は、ネットワークデバイスが、固定サイズのPUSCH持続時間に基づく持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数を有する、CGアップリンク送信を受信することを含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間、及び第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数に基づいて、CG送信リソース中の複数のPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、複数のPUSCH持続時間を構成することは、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間を構成することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間を構成することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しい少なくとも1つのPUSCH持続時間、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間を構成することとのうちの少なくとも1つを含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのPUSCH持続時間、及び成功したLBT手順を含む第1のCG送信リソース中の複数のOFDMシンボルの数に基づく持続時間を有する、CGアップリンク送信を受信することは、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に、少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信、各第1のCGアップリンク送信を受信することと、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間中に第2のCGアップリンク送信を受信することと、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中に第3のCGアップリンク送信を受信することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信を、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間中に第2のCGアップリンク送信を受信することと、固定サイズのPUSCH持続時間に等しいPUSCH持続時間中に少なくとも1つの第1のCGアップリンク送信を、及び固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中に第3のCGアップリンク送信を受信することとのうちの少なくとも1つを含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいCGアップリンク送信は、成功したLBT手順を含む第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間又は最後のPUSCH持続時間中に位置する。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいCGアップリンク送信は、成功したLBT手順を含む第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間又は最後のPUSCH持続時間中に位置する。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間、もしくは固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間が、第1のCG送信リソース中の最初のPUSCH持続時間であるか、又は固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間、もしくは固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間が、第1のCG送信リソース中の最後のPUSCH持続時間であるというインジケーションをネットワークデバイスが送信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、PUSCH持続時間のうちの1つが、固定サイズのPUSCH持続時間より大きいか、又はPUSCH持続時間のうちの1つが、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいというインジケーションをネットワークデバイスが送信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、CG送信リソース中の開始OFDMシンボルのインジケーションを送信することであって、インジケーションは、第1のPUSCH持続時間中の第1のCGアップリンク送信の開始OFDMシンボルを示す、送信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、Sが0に等しくない場合、Sの値を、複数の構成されたCG送信リソースのうちの第1のCG送信リソースのみに、又は第1のCG送信リソースにアクセスするためのLBT手順が成功であった第1のCG送信リソースのみに適用する。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、CG送信リソース中の複数のPUSCH持続時間を構成するとき、開始OFDMシンボルは、CG送信リソース中の第1のOFDMシンボルと、mod(Nsymbols,L)によって定義されるCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、Nsymbolsは、第1の期間中のOFDMシンボルの数に等しく、Lは、CGアップリンク送信時間ドメインリソース持続時間中に定義されるOFDMシンボルの数である、OFDMシンボルと、m*L+mod(Nsymbols,L)によって定義されるCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、m=0、1からn-1である、OFDMシンボルとのうちの1つである。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースと同じ構成でPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第2及び後続のCG送信リソース中で、Sが0に等しくないとき、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成でPUSCH持続時間を構成することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、CG送信リソース中のそれぞれのPUSCH持続時間中に複数のCGアップリンク送信を受信するとき、開始OFDMシンボルは、成功したLBT手順を含むCG送信リソース中の第1のOFDMシンボルと、mod(Nsymbols,L)によって定義される成功したLBT手順を含むCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、Nsymbolsは、第1の期間中のOFDMシンボルの数に等しく、Lは、CGアップリンク送信時間ドメインリソース持続時間中に定義されるOFDMシンボルの数である、OFDMシンボルと、m*L+mod(Nsymbols,L)によって定義される成功したLBT手順を含むCG送信リソース中のOFDMシンボルであって、m=0、1からn-1である、OFDMシンボルとのうちの1つである。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第1のCG送信リソース中の成功したCGアップリンク送信の後の第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成でCGアップリンク送信を受信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、第1のCG送信リソースの構成とは異なる事前定義された構成は、期間全体を占有している単一のPUSCH持続時間中の単一のCGアップリンク送信を含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、第1のCG送信リソース中の成功したCGアップリンク送信の後の第2及び後続のCG送信リソース中で、第1のCG送信リソースの構成と同じ構成でCGアップリンク送信を受信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのTBブロック持続時間は、部分的に、OFDMシンボルの最小数以上である必要がある固定サイズのTBブロック持続時間の持続時間よりも小さいTBブロック持続時間によって定義される。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、固定サイズのTBブロック持続時間は、部分的に、OFDMシンボルの最小数以上である必要がある固定サイズのTBブロックによって定義される。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいCGアップリンク送信を送信するためのより高い変調及びコーディング方式(MCS)値を送信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズの持続時間よりも大きいCGアップリンク送信を送信するためのより低いMCS値を送信することをさらに含む。
第3の例に関係するいくつかの実施形態では、本方法は、固定サイズのPUSCH持続時間、固定サイズのPUSCH持続時間よりも小さいPUSCH持続時間、又は固定サイズのPUSCH持続時間よりも大きいPUSCH持続時間中にCGアップリンク送信を送信するための単一のMCS値を送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、無線リソース制御(RRC)メッセージ又はダウンリンク制御情報(DCI)中でMCS値を受信することをさらに含む。
本出願の第4の例では、プロセッサ及びコンピュータ可読媒体を含むネットワーク側デバイスが提供される。コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行されたとき、上記で説明された方法を実施するコンピュータ実行可能命令をその上に記憶している。
上記で説明された実施形態は、例であることのみを意図されている。改変、修正及び変形は、当業者によって特定の実施形態に遂行されることができる。特許請求の範囲は、本明細書に記載された特定の実施形態によって限定されるべきではなく、全体として本明細書に合致する様式で解釈されるべきである。