ここで、添付の図面を参照していくつかの実施形態が以下に、より完全に説明され、図面には本発明の全てというわけではないが、いくつかの実施形態が示されている。実際には、本発明の様々な実施形態が多くの異なる形で具体化され得るが、本明細書で示される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、適用可能な法律要件を本開示が満たすように提供される。同様の参照番号は同様の要素を全体にわたって指す。本明細書で使用されるように、用語「データ」、「コンテンツ」、「情報」、および同様の用語は、本発明の実施形態による伝送、受信、および/または格納可能なデータを指すために区別なく使用されることがある。したがって、いずれかのこのような用語の使用は、本発明の実施形態の精神および範囲を限定するものと理解されるべきではない。
さらに、本明細書で使用されるように、用語「回路機器」は、(a)ハードウェアのみの回路の実装形態(例えば、アナログ回路および/またはデジタル回路における実装形態)、(b)本明細書で説明される1つまたは複数の機能を装置に実施させるように共に機能し、1つまたは複数のコンピュータ可読メモリに格納されたソフトウェアおよび/またはファームウェア命令を含む回路とコンピュータプログラム製品との組合せ、ならびに(c)ソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しなくても、動作のためのソフトウェアまたはファームウェアが必要な(例えばマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などの)回路を指す。「回路機器」のこの定義は、いずれかの請求項に含む本明細書における本用語の全ての用途に適用される。さらなる例として、本明細書で使用されるように、用語「回路機器」は、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはその部分、ならびに付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアを備える実装形態をさらに含む。別の例として、用語「回路機器」は、本明細書で使用されるように、例えば、携帯電話のためのベースバンド集積回路もしくはアプリケーションプロセッサ集積回路、または(サーバ、セルラーネットワークデバイス、他のネットワークデバイス、および/もしくは他のコンピューティングデバイス内の)同様の集積回路をさらに含む。
本明細書で定義されるように、「コンピュータ可読ストレージ媒体」は、非一時的物理ストレージ媒体(例えば揮発性または不揮発性メモリデバイス)を指し、電磁気信号を指す「コンピュータ可読伝送媒体」と区別することができる。このような媒体は、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体(例えば、不揮発性媒体、揮発性媒体)および伝送媒体を含むがこれらに限定されない多くの形をしていてもよい。伝送媒体は例えば、同軸ケーブル、銅線、光ファイバケーブル、ならびに(ワイヤまたはケーブルのない空間を通って進む)搬送波(無線、光波、および赤外線波を含めた音響波および電磁波など)を含む。信号は、伝送媒体を通じて伝送される振幅、周波数、位相、偏波、または他の物理的性質の人工的な一時的変化を含む。非一時的コンピュータ可読媒体の例は、磁気コンピュータ可読媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の任意の磁気媒体)、光コンピュータ可読媒体(例えば、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、ブルーレイディスクなど)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュEPROM、またはコンピュータ可読の他の任意の非一時的媒体を含む。用語コンピュータ可読ストレージ媒体は、伝送媒体を除く任意のコンピュータ可読媒体を指すために本明細書で使用される。それでもコンピュータ可読ストレージ媒体を使用するものとして実施形態が説明される場合、コンピュータ可読媒体の他のタイプが代替実施形態におけるコンピュータ可読ストレージ媒体の代用にされるか、これに加えて使用され得ることが理解されよう。
様々な本発明の実施形態が本明細書で説明され示されてきたが、本明細書で説明される機能を実施するため、および/または、本明細書で説明される結果を取得するため、および/または、本明細書で説明される長所の1つもしくは複数を得るための様々な他の手段および/または構造を当業者は容易に想定し、このような変形形態および/または変更形態のそれぞれは、本明細書で説明される本発明の実施形態の範囲内にあるとみなされる。より一般には、本明細書で説明される全てのパラメータ、寸法、材料、および構成が例であることが意図され、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成が、固有の用途、または本発明の教示が使用される用途によって決まることを当業者は容易に認識するであろう。当業者は、本明細書で説明される本発明の固有の実施形態に対する多くの同等物を、日常的な実験にすぎないものを使用して認識するであろう、または確かめることができるであろう。したがって、ほんの一例として前述の実施形態が提示されること、ならびに、添付の特許請求の範囲およびその同等物の範囲内で明確に説明され特許請求されるもの以外の本発明の実施形態が実践され得ることが理解されよう。本開示の本発明の実施形態は、本明細書で説明されるそれぞれの個々の特徴、システム、項目、材料、キット、および/または方法を対象とする。さらに、2つ以上のこのような特徴、システム、項目、材料、キット、および/または方法の任意の組合せは、このような特徴、システム、項目、材料、キット、および/または方法が相互に一致しない場合、本開示の本発明の範囲に含まれる。
図1をここで参照すると、本明細書で説明される方法、処理、およびアプローチを実行するための装置およびシステムの例が提供されている。装置100が1つの実施形態の例として提供されること、および何らかの方式で本発明の範囲または精神を狭めるものと解釈されるべきでないことが理解されよう。この点に関して本開示の範囲は、本明細書で図示され説明されるものの他に、多くの潜在的実施形態を包含する。したがって、図1は、5Gシステムなどのワイヤレス通信システムにおける制御プレーンCIoTデータ転送を実行するための装置の構成の1つの例を示しているが、本開示の一定の実施形態を実行するために他の構成が同様に使用されてもよい。
装置100は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイル端末、モバイルコンピュータ、携帯電話、モバイル通信デバイス、ゲームデバイス、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、テレビデバイス、無線レシーバ、デジタルビデオレコーダ、ポジショニングデバイス、チップセット、(チップセットを備える)コンピューティングデバイス、その任意の組合せなどとして具体化され得る。いくつかの実例の実施形態では、装置100は、携帯電話、モバイルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポケットベル、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲーミングデバイス、テレビ、eペーパー、および他のタイプの電子システムなどの、モバイルコンピューティングデバイスとして具体化され、これらは、本発明の様々な実施形態を利用し得る。
装置100はコンピューティングデバイス102を含み、コンピューティングデバイス102は、プロセッサ104ならびに(不揮発性メモリ106および/または揮発性メモリ108などの)ストレージを含むことができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ104は、例えば、回路機器、(デジタルシグナルプロセッサが付随する)1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、(デジタルシグナルプロセッサが付随しない)1つもしくは複数のプロセッサ、1つもしくは複数のコプロセッサ、1つもしくは複数のマルチコアプロセッサ、1つもしくは複数のコントローラ、処理回路機器、1つもしくは複数のコンピュータ、(例えばASIC(特定用途向け集積回路)もしくはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む)他の様々な処理要素、またはそのいくつかの組合せを含む様々な手段として具体化され得る。したがって、図1には単一のプロセッサとして示されているが、いくつかの実施形態ではプロセッサ104は複数のプロセッサを備える。プロセッサ104によって送受信されるこれらの信号は、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェース規格、および/または、(Wi-Fi、(米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11、802.16などの)ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)技法などを含むがこれらに限定されない)任意の数の種々のワイヤラインもしくはワイヤレスネットワーキング技法による、シグナリング情報を含み得る。さらにこれらの信号は、発話データ、ユーザ生成データ、ユーザリクエストデータなどを含み得る。この点に関してモバイル端末には、1つまたは複数のエアインターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプなどで動作する能力があり得る。より具体的には、モバイル端末には、様々な第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、第5世代(5G)、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル(例えばセッション初期化プロトコル(SIP))などに従って動作する能力があり得る。例えばモバイル端末には、2Gワイヤレス通信プロトコルIS-136(時分割多重アクセス(TDMA))、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、IS-95(符号分割多元接続(CDMA))などに従って動作する能力があり得る。また例えばモバイル端末には、2.5Gワイヤレス通信プロトコル汎用パケット無線サービス(GPRS)、エンハンストデータGSM環境(エッジ)などに従って動作する能力があり得る。さらに例えばモバイル端末には、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、符号分割多元接続2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの、3Gワイヤレス通信プロトコルに従って動作する能力があり得る。モバイル端末にはさらに、ロングタームエボリューション(LTE)またはエボルブドユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)などの3.9Gワイヤレス通信プロトコルに従って動作する能力があり得る。さらに例えばモバイル端末は、第4世代(4G)ワイヤレス通信プロトコル等、および将来開発され得る同様のワイヤレス通信プロトコル従って動作する能力があり得る。
いくつかのナローバンドアドバンスト携帯電話システム(NAMPS)、およびトータルアクセス通信システム(TACS)、モバイル端末は、3重以上のモードの電話(例えば、デジタル/アナログ電話、またはTDMA/CDMA/アナログ電話)のように、本発明の実施形態からも恩恵を受けることがある。さらに装置100またはその構成要素には、Wi-Fiまたはワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)プロトコルに従って動作する能力があり得る。
プロセッサ104は、装置100のオーディオ/ビデオ機能および論理機能を実行するための回路機器を備えてもよいことが理解されている。例えばプロセッサ104は、デジタルシグナルプロセッサデバイス、マイクロプロセッサデバイス、アナログデジタルコンバータ、デジタルアナログコンバータなどを備えてもよい。モバイル端末の制御および信号処理機能は、これらのデバイスのそれぞれの能力に応じて、これらのデバイス間に配分されてもよい。プロセッサはさらに、内蔵内部ボイスコーダ(VC)、内蔵データモデム(DM)などを備えてもよい。さらにプロセッサは、1つまたは複数のソフトウェアプログラムを動作させるための機能を備えてもよく、ソフトウェアプログラムはメモリに格納されてもよい。例えばプロセッサ104には、ウェブブラウザなどの接続プログラムを動作させる能力があり得る。接続プログラムは、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)などのプロトコルに従って、位置に基づくコンテンツなどのウェブコンテンツを装置100が送受信することを可能にし得る。装置100には、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)を使用してインターネットまたは他のネットワーク全体にわたるウェブコンテンツを送受信する能力があり得る。
装置100はまた、(例えばイヤホンまたはスピーカ、リンガ、マイクロフォン、ユーザディスプレイ、ユーザ入力インターフェースなどを含む)ユーザインターフェース112を備えてもよく、ユーザインターフェース112はプロセッサ104に動作連結されてもよい。この点に関してプロセッサ104は、例えばスピーカ、リンガ、マイクロフォン、ディスプレイなどのユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の少なくともいくつかの機能を制御するように構成されたユーザインターフェース回路機器を備えてもよい。プロセッサ104および/またはプロセッサ104を備えるユーザインターフェース回路機器は、プロセッサ104にアクセス可能なメモリ(例えば不揮発性メモリ106、揮発性メモリ108など)に格納されたコンピュータプログラム命令(例えばソフトウェアおよび/またはファームウェア)を通じて、ユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の1つまたは複数の機能を制御するように構成されてもよい。図示されていないが、装置100は、装置100に関連した様々な回路(例えば検出可能な出力として機械的振動を発生させる回路)に電力供給するためのバッテリを備えてもよい。装置100は、ディスプレイ114をさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ114は、(プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プロジェクタ、ホログラフィディスプレイなどを含むいくつかの例を含む)当該の電子デバイスに適した任意のタイプのものであってよい。ユーザインターフェース112は、装置100がデータを受信することを可能にするデバイス(キーパッド、タッチディスプレイ(例えばディスプレイ114がタッチディスプレイとして構成されるいくつかの実例の実施形態)、ジョイスティック(図示せず)、および/または他の入力デバイスなど)を備えてもよい。キーパッドを含む実施形態では、キーパッドは、数字(0~9)および関連キー(#、*)、ならびに/または(装置100を動作させるための)他のキーを備えてもよい。
装置100は、(RAM、リードオンリメモリ(ROM)、不揮発性RAM(NVRAM)、加入者識別モジュール(SIM)、リムーバブルユーザアイデンティティモジュール(R-UIM)などの)不揮発性メモリ106および/または揮発性メモリ108などのメモリを備えてもよい。メモリの他に装置100は、他の取外し可能メモリおよび/または固定式メモリを備えてもよい。いくつかの実施形態では、揮発性メモリ108には、(動的および/または静的RAM、オンチップまたはオフチップキャッシュメモリなどを含む)ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得る。いくつかの実施形態では、不揮発性メモリ106は組込み式および/または取外し可能であってもよく、例えばリードオンリメモリ、フラッシュメモリ、磁気ストレージデバイス(例えばハードディスク、フロッピーディスクドライブ、磁気テープ等)、光ディスクドライブおよび/または媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)などを含んでもよい。揮発性メモリ108のように、不揮発性メモリ106には、データの一時記憶のためのキャッシュエリアを含み得る。メモリは、モバイル端末の機能を実施するためにモバイル端末によって使用され得る1つまたは複数のソフトウェアプログラム、命令、情報の要素、データなどを格納してもよい。例えばメモリは、装置100を一意に識別可能な国際移動体装置識別(IMEI)コードなどの識別子を含んでもよい。
図1に戻ると、実例の実施形態では、装置100は、本明細書で説明される様々な機能を実施するための様々な手段を含む。これらの手段には、プロセッサ104、不揮発性メモリ106、揮発性メモリ108、ユーザインターフェース112、またはディスプレイ114の1つまたは複数を含み得る。本明細書で説明されるような装置100の手段は、例えば回路機器、ハードウェア要素(例えば適切にプログラムされたプロセッサ、組合せ論理回路など)、(適切に構成された処理デバイス(例えばプロセッサ104)によって実行可能であり、コンピュータ可読媒体(例えばストレージ106または108)に格納されたコンピュータ可読プログラム命令(例えばソフトウェアまたはファームウェア)を備える)コンピュータプログラム製品、またはそのいくつかの組合せとして具体化され得る。
いくつかの実例の実施形態では、図1に示された手段の1つまたは複数は、チップまたはチップセットとして具体化され得る。言い換えれば装置100は、構造アセンブリ(例えばベースボード)上の材料、構成要素、および/またはワイヤを含む1つまたは複数の物理パッケージ(例えばチップ)を備えてもよい。構造アセンブリは、構造アセンブリに含まれる構成要素回路機器の物理的強度、サイズの保存、および/または、電気的相互作用の限界を提供し得る。この点に関してプロセッサ104、メモリ106および/もしくは108、ユーザインターフェース112、ならびに/またはディスプレイ114は、チップまたはチップセットとして具体化され得る。したがって場合によっては、装置100は単一のチップ上で、または単一の「システムオンチップ」として、本発明の実施形態を実行するように構成されてもよく、実行するように構成された構成要素を備えてもよい。したがって場合によっては、チップまたはチップセットは、本明細書で説明される機能を提供するための1つまたは複数の動作を実施するための手段とみなされてもよい。
例えばプロセッサ104は、(デジタルシグナルプロセッサが付随する)1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、(デジタルシグナルプロセッサが付随しない)1つもしくは複数のプロセッサ、1つもしくは複数のコプロセッサ、1つもしくは複数のマルチコアプロセッサ、1つもしくは複数のコントローラ、処理回路機器、1つもしくは複数のコンピュータ、(例えばASIC(特定用途向け集積回路)もしくはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む)他の様々な処理要素、1つもしくは複数の他のタイプのハードウェアプロセッサ、またはそのいくつかの組合せを含む様々な手段として具体化され得る。したがって、図1には単一のプロセッサとして示されているが、いくつかの実施形態では、プロセッサ104は複数のプロセッサを備える。複数のプロセッサは互いに動作通信中であってもよく、本明細書で説明されるような装置100の1つまたは複数の機能を実施するように一括して構成されてもよい。複数のプロセッサは単一のコンピューティングデバイス上で具体化されてもよく、または装置100として機能するように一括して構成された複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されてもよい。装置100が1つの装置100として具体化される実施形態では、プロセッサ104は(図1に示されている)プロセッサ104として具体化されてもよく、またはプロセッサ104を備えてもよい。いくつかの実例の実施形態では、プロセッサ104は(メモリ106および/または108に格納されているか、そうでなければプロセッサ104にアクセス可能な)命令を実行するように構成される。これらの命令はプロセッサ104によって実行されると、本明細書で説明されるような装置100の機能の1つまたは複数を装置100に実施させ得る。したがってハードウェアまたはソフトウェア方法によって構成されても、その組合せによって構成されても、プロセッサ104は、適宜構成されつつ本発明の実施形態による動作を実施可能なエンティティを備えることができる。したがって例えばプロセッサ104がASICまたはFPGA等として具体化されるとき、プロセッサ104は、本明細書で説明される1つまたは複数の動作を行うように明確に構成されたハードウェアを備えてもよい。あるいは別の例として、メモリ106および/または108に格納され得るものなどの命令の実行器としてプロセッサ104が具体化されるとき、命令は、本明細書で説明される1つまたは複数のアルゴリズムおよび動作を実施するようにプロセッサ104を明確に構成してもよい。
メモリ106および/または108は、例えば揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそのいくつかの組合せを備えてもよい。この点に関してメモリ106および/または108は、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を備えてもよい。図1には単一のメモリとして示されているが、メモリ106および/または108は複数のメモリを備えてもよい。複数のメモリが単一のコンピューティングデバイス上で具体化されてもよく、または装置100として機能するように一括して構成された複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されてもよい。様々な実例の実施形態では、メモリ106および/または108には、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリ、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタルバーサタイルディスクリードオンリメモリ(DVD-ROM)、光ディスク、(情報を格納するように構成された)回路機器、またはそのいくつかの組合せを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ106および/または108には、(図1に示されている)揮発性メモリ108および/または不揮発性メモリ106を含んでもよい。メモリ106および/または108は、様々な実例の実施形態による様々な機能を装置100が実行することを可能にするための情報、データ、アプリケーション、命令などを格納するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実例の実施形態では、メモリ106および/または108は、プロセッサ104によって処理するための入力データをバッファするように構成される。さらにまたはあるいは、メモリ106および/または108は、プロセッサ104による実行のためのプログラム命令を格納するように構成されてもよい。メモリ106および/または108は、静的情報および/または動的情報の形の情報を格納してもよい。格納された情報には、例えば画像、コンテンツ、メディアコンテンツ、ユーザデータ、アプリケーションデータなどを含んでもよい。この格納された情報は、この機能の実施の過程でプロセッサ104によって格納および/または使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、装置100は、別のコンピューティングデバイスとの間でデータを送受信するように構成された通信インターフェース(図示せず)をさらに備えることができ、通信インターフェースは、回路機器、ハードウェア、(コンピュータ可読媒体(例えばメモリ106および/もしくは108)に格納され、処理デバイス(例えばプロセッサ104)によって実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含む)コンピュータプログラム製品、またはその組合せにおいて具体化された任意のデバイスまたは手段として具体化されてもよい。いくつかの実例の実施形態では、通信インターフェースは、プロセッサ104として少なくとも部分的に具体化されるか、そうでなければプロセッサ104によって制御される。この点に関して通信インターフェースは、バスなどを介してプロセッサ104と通信中でもよい。通信インターフェースは、1つまたは複数のリモートコンピューティングデバイスと通信を可能にするための、例えばアンテナ、トランスミッタ、レシーバ、トランシーバ、および/またはサポートハードウェアもしくはソフトウェアを含んでもよい。装置100が1つの装置100として具体化される実施形態では、通信インターフェースはトランスミッタおよびレシーバとして具体化されてもよく、またはこれらを備えてもよい。通信インターフェースは、コンピューティングデバイス間通信のために使用され得る任意のプロトコルを使用してデータを送受信するように構成されてもよい。この点に関して通信インターフェースは、装置100および1つまたは複数のコンピューティングデバイスが通信中になり得るワイヤレスネットワーク、ワイヤラインネットワーク、そのいくつかの組合せなどでデータの伝送のために使用され得る任意のプロトコルを使用してデータを送受信するように構成されてもよい。例として、通信インターフェースは、サーバまたは他のコンテンツソースからネットワークでコンテンツ(例えばウェブページコンテンツ、ストリーミングメディアコンテンツなど)を受信すること、および/またはそうでなければこのコンテンツにアクセスすることを行うように構成されてもよい。通信インターフェースはさらに、バスなどを介してメモリ106および/もしくは108、ユーザインターフェース112、ならびに/またはプロセッサ104と通信中でもよい。
ユーザインターフェース112は、プロセッサ104と通信中でもよく、ユーザ入力の指示を受信すること、および/または可聴出力、視覚出力、機械出力、もしくは他の出力をユーザに提供することを行うように構成されてもよい。したがってユーザインターフェース112は、例えばキーボード、マウス、ジョイスティック、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォン、スピーカ、および/または他の入出力メカニズムを含んでもよい。装置100が1つの装置100として具体化される実施形態では、ユーザインターフェース112は、(図1に示されている)ディスプレイ114などのユーザ入力インターフェース、および(キーパッド、マウス等の)他の構成要素として具体化されてもよく、またはこれらを備えてもよい。ユーザインターフェース112は、バスなどを介してメモリ106および/もしくは108、通信インターフェース、センサ、スピーカ、ならびに/またはプロセッサ104と通信中でもよい。いくつかの実例の実施形態では、ユーザインターフェース112は、単一の入出力メカニズムを備えてもよい。他の実施形態では、ユーザインターフェース112は、ディスプレイ114などのコンテンツディスプレイおよびタッチディスプレイを備えてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース112は、仮想キーボード、仮想ピアノ、または(ユーザ入力のための指定キーを伴う)アプリケーションなどの、コンテンツディスプレイ部分および専用ユーザ入力部分とのタッチディスプレイユーザインターフェースを備えてもよい。
プロセッサ104は、回路機器、ハードウェア、(コンピュータ可読媒体(例えばメモリ106および/もしくは108)に格納され、処理デバイス(例えばプロセッサ104)によって実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含む)コンピュータプログラム製品、またはそのいくつかの組合せなどの様々な手段として具体化されてもよく、いくつかの実施形態では、プロセッサ104として具体化されるか、そうでなければプロセッサ104によって制御される。プロセッサ104はさらに、バスなどを介してメモリ106および/もしくは108またはユーザインターフェース112の1つまたは複数と通信中でもよい。
プロセッサ104は、タッチディスプレイなどのユーザインターフェース112からユーザ入力を受信するように構成されてもよい。ユーザ入力または信号は、ユーザ入力を指示可能な位置情報を搬送し得る。この点に関して、位置は2次元空間内のユーザ入力の位置を含んでもよく、ユーザ入力の位置はタッチディスプレイユーザインターフェースの表面に相対的なものであってもよい。例えば位置は、位置を判定し得るように、2次元座標系(例えばX軸およびY軸)に相対的な座標位置を含んでもよい。したがってプロセッサ104は、判定された位置における、または判定された位置の所定の近傍内の(例えば所定の許容範囲内の)(タッチディスプレイユーザインターフェースに表示された)キーまたは画像に対応する要素/命令/コマンドを判定し得る。プロセッサ104は、タッチまたは他のユーザ入力の位置に基づいてプロセッサ104によって判定された要素/命令/コマンドに対応するキーに関連した機能またはアクションを実施するようにさらに構成されてもよい。
本明細書で説明されるように、NB-N1モードは、NB-N1モードで動作するシステムだけに、対応する開示が適用されることを示す。マルチアクセスシステムについては、このケースは、NB-IoTによってE-UTRAを介した5Gネットワークサービスへのアクセスを、現在サーブしている無線アクセスネットワークが提供する場合に適用される。さらにWB-N1モードは、WB-N1モードで動作するシステムだけに、対応する開示が適用されることを示す。マルチアクセスシステムについては、このケースは、システムがNB-N1モードではなくN1モードで動作する場合に適用される。
図2および図3は、5GシステムにおけるN6インターフェース上でのデータネットワークへの制御プレーンを介したUEのユーザデータの転送のための実例の処理を示す。本明細書で使用されるように「5Gシステム」、「5GS」、「5GMM」、「3GPP」などは、第5世代ワイヤレス通信プロトコルを指す。
ユーザ機器220(UE220)とデータネットワーク227との間のセルラー版モノのインターネット(CIoT)データ転送のためのシステム200を説明する。いくつかの実施形態では、システム200は、最初のNASメッセージの新しい制御プレーンサービスリクエストを導入することができる。いくつかの実施形態では、3GPPアクセス番号221を伴う次世代無線アクセスネットワーク222(NG-RAN(Next Generation Radio Access Network)222)を介して、ユーザ機器220(UE220)からAMF223にデータを伝送することができる。いくつかの実施形態では、サービスリクエストまたは制御プレーンサービスリクエストメッセージをUS220から受信すると、AMF223は、例えば5G AKAベースの1次認証と鍵合意手順またはEAPベースの1次認証と鍵合意手順などの共通手順を開始してもよい。システム200を通る可能なメッセージ経路が、図2の「制御プレーンを介したUEユーザデータ転送」として識別される断続線として示されている。制御プレーンのルート(断続線)は、AMF223からセッション管理機能224(SMF224)への経路、SMF224からユーザプレーン機能226(UPF(User Plane Function)226)への経路、およびUPF226からデータネットワーク227への経路に沿って進むことができる。システム200は、認証サーバ205または同様のものを備えることができ、認証サーバ機能210(AUSF(Authentication Server Function)210)、統合データ管理212(UDM(Unified Data Management)212)、および統合データリポジトリ214(UDR214)をさらに含むことができる。システム200は、ポリシ制御機能225(PCF(Policy Control Function)225)をさらに含むことができる。システム200またはそのいずれかの構成要素は、図1の装置、またはそのいずれかの変形物もしくは構成要素によって具体化することができる。したがって処理および方法の以下の説明は、図1の装置、またはそのいずれかの変形物もしくは構成要素によって少なくとも部分的に同様に実行できる処理および方法を説明する。
サービスリクエスト手順の目的は、5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードに5GMMモードを変更することである。ユーザプレーンリソースを伴わずに確立されるPDUセッションのためのユーザプレーンリソースの確立をリクエストするために、制御プレーンCIoT EPS最適化を伴うEPSサービスをUEが使用していない場合。後者のケースでは、UEがPDUセッションのためのユーザプレーンリソースを確立する必要がある場合、5GMMモードは5GMM-IDLEモードまたは5GMM-CONNECTEDモードが可能である。UEが制御プレーンCIoT EPS最適化を伴うEPSサービスを使用している場合、この手順は、制御プレーンを介したユーザデータのUEによって開始される転送のために使用することができる。
図4をここで参照すると、5GシステムにおけるN6インターフェース上でのデータネットワークへの制御プレーンを介したUEユーザデータのアップリンク転送が示されている。いくつかの実施形態では、処理は、AMFによってUEがCIoT制御プレーン最適化(CP-CIoT)に登録することを含む。処理は、UEとAMFの両方におけるNASセキュリティコンテキストの確立、ならびにUEとAMFの両方における暗号化および完全性保護をさらに含むことができる。処理は、制御プレーンサービスリクエスト(例えばngKSI、payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ,PDUセッションID])の、UEからAMFへの伝送をさらに含むことができる。処理は、NASを介したスモールデータ転送が可能なSMFをAMFによって選択することをさらに含むことができる。処理は、AMFからSMFへのNsmf_PDUSession_DataTransferリクエスト(例えばpayload_container(ユーザデータ)、PDUセッションID)の伝送をさらに含むことができる。処理は、構成の優先または互換性に基づいてユーザデータ配信のためにUPFまたはNEFをSMFによって選択することをさらに含むことができる。処理はさらに、「SMFによるUPFまたはNEFの選択」ステージによる、AMFによってサービス受入れメッセージをUEに戻す伝送をその後または同時に含むことができる。処理は、PFCP_data_forwarding(N4- トンネルID、payload_container[ユーザデータ])メッセージを、選択されたUPFまたはNEFにSMFによって伝送することをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態では、サービスリクエスト手順は、制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスをUEが使用していないときに開始することができる。いくつかの実施形態では、UEは制御プレーンサービスリクエストメッセージを送信し、T3517をスタートさせて状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDに入ることができる。
以下のケースのためにUEは、以下のときにサービスリクエスト手順を起動してもよい。
a)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードで、ネットワークからページングリクエストを受信する、
b)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードで、非3GPPアクセスを指示するアクセスタイプを伴うネットワークから通知を受信する、
c)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードで、未決のアップリンクシグナリングを有する、
d)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードで、未決のアップリンクユーザデータを有する、
e)UEが、5GMM-CONNECTEDモードで、またはRRC非アクティブ指示を伴う5GMM-CONNECTEDモードで、ユーザデータトランスポートのために使用されるPDUセッションのために確立されたユーザプレーンリソースがないことによる未決のユーザデータを有する、
f)UEが、非3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードで、アクセス層接続がUEとネットワークとの間で確立されたという指示を非3GPPアクセスの下層から受信する、
g)UEが、非3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードのとき、UEが、3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードで、3GPPアクセスを指示するアクセスタイプを伴うネットワークから通知を受信する、
h)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-IDLE、5GMM-CONNECTEDモードで、またはRRC非アクティブ指示を伴う5GMM-CONNECTEDモードで、緊急サービスフォールバックのリクエストを上層から受信し、緊急サービスフォールバックを実施する、あるいは
i)UEが、3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードで、もしくはRRC非アクティブ指示を伴う5GMM-CONNECTEDモードで、下層からフォールバック指示を受信する、およびまたは、UEが、登録、サービスリクエスト、もしくは登録解除手順以外の未決のNAS手順を有する。
ケースaについて、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプは、「モバイルターミネーティングリクエスト」を指示する。UEは、ESMデータトランスポートメッセージを含んでもよい。UEは、ESMデータトランスポートメッセージ以外のどのようなESMメッセージも含めない。
ケースbについて、制御プレーン無線ベアラを介して送信するべき未決のIPまたは非IPユーザデータをUEが有する場合、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプは、「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する。UEは、ESMメッセージコンテナIEにESMデータトランスポートメッセージを含める。UEがCP-EDTをサポートする場合、UEはRRC接続を確立するために、NASリクエスト内の制御プレーンサービスリクエストメッセージを下層に提供する。
ケースbおよびmについて、ユーザプレーン無線ベアラを介して送信するべき未決のIPまたは非IPユーザデータをUEが有する場合、UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプを「モバイルオリジネーティングリクエスト」にセットし、制御プレーンサービスタイプIE内の「アクティブ」フラグを1にセットする。UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージ内にどのようなESMメッセージコンテナもNASメッセージコンテナIEも含めない。
ケースcについて、UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプを「モバイルオリジネーティングリクエスト」にセットする。制御プレーンサービスリクエストメッセージが、SMS(ショートメッセージサービス)メッセージ、または任意の適切なメッセージングプロトコルによる他の任意の同様のメッセージフォーマットを送信するためのものである場合、UEは、NASメッセージコンテナIEにSMSメッセージまたは同様のものを含め、制御プレーンサービスリクエストメッセージにどのようなESMメッセージコンテナIEも含めない。制御プレーンサービスリクエストメッセージが、SMSメッセージと異なるシグナリングを送信するためのものである場合、UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージにどのようなESMメッセージコンテナもNASメッセージコンテナIEも含めない。
いくつかの実施形態では、サービスリクエスト手順は、制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスをUEが使用しているとき、ネットワークによって受け入れられてもよい。ケースaを再び参照すると、制御プレーンサービスタイプが「モバイルターミネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、1)制御プレーンのみの指示に関連付けられたPDUセッションのため、もしくは制御プレーンのみの指示に関連付けられていないPDUセッションのために、AMFがPDUセッションステータス同期を開始する必要がある場合、ユーザプレーンを介して配信するべき未決のダウンリンクユーザデータはなく、UEは、制御プレーンサービスタイプIE内の「アクティブ」フラグに1をセットしなかった、または、2)UEのための制御プレーンデータバックオフ時間がAMFに格納され、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートのためにAMFが輻輳制御を非アクティブにすることに決めた場合、AMFはサービス受入れメッセージを送信する。
さらにAMFは、1)制御プレーン手順もしくは他の任意のNASシグナリング手順を介してユーザデータのトランスポートを開始すること、2)UEによってサポートされ、ネットワークによって必要とされる場合、ユーザプレーン無線ベアラのセットアップを開始すること、または、3)ダウンリンクシグナリングが未決の場合、5GMM共通手順に関連のないNASシグナリングメッセージをUEに送信することを行ってもよい。
ケースbを再び参照すると、制御プレーンサービスタイプが「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、もしあれば、制御プレーンのみの指示に関連付けられたPDUセッションのため、または制御プレーンのみの指示に関連付けられていないPDUセッションのためにAMFがPDUセッションステータス同期を実施する必要があり、ユーザプレーンを介して配信するべき未決のダウンリンクユーザデータがなく、UEが制御プレーンサービスタイプIE内の「アクティブ」フラグに1をセットしなかった場合、AMFはサービス受入れメッセージを送信する。
さらにAMFは、1)未決のさらなるダウンリンクユーザデータもしくはシグナリングをAMFが有していない限り、ESMレイヤからの指示の受信時にNASシグナリング接続の解放を開始すること、2)ユーザプレーンを介して配信するべきダウンリンクユーザデータが未決であるか、UEが制御プレーンサービスタイプIE内の「アクティブ」フラグを1にセットした場合、ユーザプレーン無線ベアラのセットアップを開始すること、3)制御プレーンを介して配信するべきダウンリンクユーザデータが未決の場合、ESMデータトランスポートメッセージをUEに送信すること、4)ダウンリンクシグナリングが未決の場合、5GMM共通手順に関連のないNASシグナリングメッセージをUEに送信すること、または、5)NASセキュリティモード制御手順が開始されず、PDUセッションステータス同期を実施するためにAMFが上記で指定されたようなサービス受入れメッセージを送信せず、上記の項目1から4に指定された手順のいずれもAMFが開始しなかった場合、サービスリクエスト手順を完了させるためにサービス受入れメッセージを送信することを行ってもよい。いくつかの実施形態では、AMFは、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートのための輻輳制御をアクティブにすることをAMFが決めた場合、ユーザプレーン無線ベアラのセットアップを開始することができる。
ケースmを再び参照すると、制御プレーンサービスタイプが「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージ、および、1にセットされた制御プレーンサービスタイプIE内の「アクティブ」フラグを受信すると、AMFがリクエストを受け入れる場合、AMFは、制御プレーンのみの指示を伴わずに確立されたPDUセッションの全てのアクティブなEPSベアラコンテキストのためにユーザプレーン無線ベアラのセットアップを開始し、AMFがリクエストを受け入れない場合、AMFは、サービスリクエスト手順を完了させるためにサービス受入れメッセージを送信する。いくつかの実施形態では、AMFは、ユーザプレーンベアラを確立するためにリクエストを受け入れるべきかどうかを決めるときのローカルポリシおよびUEの好ましいCIoTネットワーク挙動の他に、UEによってサポートされるユーザプレーン無線ベアラの最大数を考慮することができる。AMFがリクエストを受け入れる場合、全てのPDUセッションが制御プレーンのみの指示を伴わずに確立されたものとみなされる。いくつかの実施形態では、NB-N1モードのUEは、ユーザプレーン無線ベアラの最大数(例えば、最大数2)をサポートすることができる。
ケースcを再び参照すると、「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスタイプを伴うが、ESMメッセージコンテナIEを伴わない制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、もしあれば、AMFは以下のように進み、制御プレーンのみの指示に関連付けられたPDUセッションのため、または制御プレーンのみの指示に関連付けられていないPDUセッションのためにAMFがPDUセッションステータス同期を実施する必要があり、ユーザプレーンを介して配信するべき未決のダウンリンクユーザデータがない場合、AMFはサービス受入れメッセージを送信する。
さらにAMFは、1)ユーザプレーンを介して配信するべきダウンリンクユーザデータが未決の場合、ユーザプレーン無線ベアラのセットアップを開始すること、2)制御プレーンを介して配信するべきダウンリンクユーザデータが未決の場合、ESMデータトランスポートメッセージをUEに送信すること、3)ダウンリンクシグナリングが未決の場合、5GMM共通手順に関連のないNASシグナリングメッセージをUEに送信すること、または、4)NASセキュリティモード制御手順が開始されず、PDUセッションステータス同期を実施するためにAMFが上記で指定されたようなサービス受入れメッセージを送信せず、上記の項目1から3に指定された手順のいずれもAMFが開始しなかった場合、サービスリクエスト手順を完了させるためにサービス受入れメッセージを送信することを行ってもよい。
NB-N1モードでは、ケースa、b、c、およびmについて、ユーザプレーン無線ベアラのセットアップをAMFが開始する必要がある場合、AMFは、UEネットワーク能力IEにおいてUEによって指示された多重DRBサポートに基づいて、追加のユーザプレーン無線ベアラの確立をUEがサポートできるかチェックする。
ケースa、b、およびcについて、EPSベアラコンテキストステータスIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ネットワークは、ネットワーク側ではアクティブだが、非アクティブにするようにUEによって指示された、これらのEPSベアラコンテキスト全てをローカルに(ネットワークとUEとの間のピアツーピアのシグナリングを用いずに)非アクティブにする。制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれるEPSベアラコンテキストステータスIE内で、デフォルトのEPSベアラコンテキストが非アクティブとマークされ、このデフォルトベアラがAMFにおけるUEの最後のPDN接続に関連付けられていない場合、AMFは、UEへのピアツーピアのESMシグナリングを用いずに、デフォルトのEPSベアラコンテキストを伴うPDN接続に関連付けられた全てのEPSベアラコンテキストをローカルに非アクティブにする。デフォルトベアラがAMFにおけるUEの最後の残りのPDN接続に関連付けられ、PDN接続を伴わない5GMM-REGISTEREDがUEとAMFによってサポートされる場合、AMFは、UEへのピアツーピアのESMシグナリングを用いずに、デフォルトのEPSベアラコンテキストを伴うPDN接続に関連付けられた全てのEPSベアラコンテキストをローカルに非アクティブにする。
EPSベアラコンテキストステータスIEが制御プレーンサービスリクエストに含まれ、AMFがサービス受入れメッセージに応答することを決めた場合、AMFは、EPSベアラコンテキストがネットワーク側に存在しない場合を除いて、どのEPSベアラコンテキストがAMFにおいてアクティブであるかを指示するPDUセッションステータスIEを含める。
AMFがPDUセッションステータス同期を開始する必要がある場合、AMFは、EPSベアラコンテキストステータスIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれていなかった場合も、サービス受入れメッセージにPDUセッションステータスIEを含めてもよい。
ESMデータトランスポートメッセージと抱き合わせにされた制御プレーンサービスリクエストメッセージの受信時にAMFがサービス受入れメッセージを送信する事例において、また、このメッセージ内で「アップリンクデータ伝送の後にさらなるアップリンクデータ伝送もさらなるダウンリンクデータ伝送も予想されない」に解放支援指示IEがセットされる場合、または制御プレーンデータバックオフタイマーのサポートをUEが指示した場合、または制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートのために輻輳制御をアクティブにすることをAMFが決めた場合、AMFはサービス受入れメッセージにT3448値IEを含める。
AMFがサービス受入れメッセージを送信し、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートのために輻輳制御を非アクティブにすることを決めた場合、AMFは、UEのために格納された制御プレーンデータバックオフ時間を削除し、AMFはサービス受入れメッセージにタイマーT3448値IEを含めない。
ケースa、b、c、およびmについて、EPSベアラコンテキストステータスIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれるか、AMFがPDUセッションステータス同期を開始する必要がある場合、AMFがサービス受入れメッセージを送信するとき、AMFはサービスリクエスト手順が成功裏に完了したとみなす。EPSベアラコンテキストステータスIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれず、AMFがPDUセッションステータス同期を開始する必要がない場合、AMFは以下のケースにおいて、サービスリクエスト手順が成功裏に完了したとみなす。
- AMFがNASセキュリティモード制御手順を成功裏に完了したとき、
- 無線ベアラ確立が必要な場合、ユーザプレーンがセットアップされたという指示をAMFが下層から受信したとき、
- 制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信し、5GMM共通手順が完了すると、もしあれば、制御プレーンサービスリクエストメッセージが成功裏に整合性チェックされ、妥当な場合、制御プレーンサービスリクエストメッセージ内のESMメッセージコンテナまたはNASメッセージコンテナが成功裏に解読され、無線ベアラ確立が必要でなく、未決の5GMM共通手順に関連のないダウンリンクユーザデータまたはシグナリングをAMFが有する場合、および
- サービス受入れメッセージの伝送と共に、またはNASシグナリング接続の解放を開始するという決定と共に、制御プレーンサービスリクエストメッセージが成功裏に整合性チェックされ、妥当な場合、制御プレーンサービスリクエストメッセージ内のESMメッセージコンテナまたはNASメッセージコンテナが成功裏に解読され、無線ベアラ確立が必要でなく、どのような未決のダウンリンクユーザデータまたはシグナリングもAMFが有していない場合。
サービスリクエスト手順が成功裏に完了したとAMFがみなすと、AMFは、1)もしあれば、ESMメッセージコンテナIEのコンテンツをESMレイヤに転送すること、および、2)もしあれば、NASメッセージコンテナIEのコンテンツを転送することを行う。
ケースa、b、およびcについて、UEは以下のいずれかの受信を、手順の完了が成功したものとみなす。
- セキュリティモードコマンドメッセージ、
- サービス拒絶メッセージと異なり5GMM共通手順に関連のない、セキュリティ保護された5GMMメッセージ、
- セキュリティ保護されたESMメッセージ、および
- ユーザプレーン無線ベアラがセットアップされたという指示の下層からの受信。
手順が成功裏に完了すると、UEは、サービスリクエスト試行カウンタをリセットし、タイマーT3417を停止して状態5GMM-REGISTEREDに入る。
いくつかの実施形態では、セキュリティ保護された5GMMメッセージは、例えばサービス受入れメッセージ、および、ESMメッセージのESMデータトランスポートメッセージが可能である。
ケースmについて、UEは、ユーザプレーン無線ベアラがセットアップされたという下層からの指示を、手順の完了が成功したものとみなす。UEは、サービス受入れメッセージの受信を、ユーザプレーン無線ベアラの確立を伴わない手順の完了とみなす。両ケースについて、UEは、サービスリクエスト試行カウンタをリセットし、タイマーT3417を停止して状態5GMM-REGISTEREDに入る。
ケースbについて、UEはまた、RRC接続が解放されたという下層からの指示を、手順の完了が成功したものとみなす。UEは、サービスリクエスト試行カウンタをリセットし、タイマーT3417を停止して状態5GMM-REGISTEREDに入る。
ケースa、c、およびmについて、UEは、RRC接続が解放されたという下層からの指示を異常ケースとみなす。
ケースa、b、およびcについて、AMFがPDUセッションステータス同期を開始する必要がある場合、UEは、セキュリティモードコマンドメッセージ、または(ユーザプレーン無線ベアラがセットアップされ、サービスリクエスト手順の完了が成功したと判定されたという)下層からの指示を受信した後でも、サービス受入れメッセージを受信することができる。セキュリティモードコマンドメッセージ、または(ユーザプレーン無線ベアラがセットアップされたという)下層からの指示を受信すると、UEは、タイマーT3449をスタートする。5GMM共通手順に関連のないセキュリティ保護されたESMメッセージまたはセキュリティ保護された5GMMメッセージをUEが受信すると、UEはタイマーT3449を停止する。タイマーT3449の動作中にサービス受入れメッセージをUEが受信した場合、UEはサービス受入れメッセージを扱い、タイマーT3449を停止する。UEが状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDでなく、タイマーT3449が動作していない場合、サービス受入れメッセージの受信はプロトコルエラーとみなされ、UEは5GMMステータスメッセージを返し、そうでなければUEはサービス受入れメッセージを扱い、また、UEがサービス受入れメッセージを扱い、PDUセッションステータスIEがメッセージに含まれる場合、UEは、(UEにおいてアクティブだが、非アクティブになるようにAMFによって指示された)これらのEPSベアラコンテキスト全てをローカルに(UEとAMFの間のピアツーピアのシグナリングを用いずに)非アクティブにする。サービス受入れメッセージに含まれるEPSベアラコンテキストステータスIE内でデフォルトのEPSベアラコンテキストが非アクティブとマークされ、このデフォルトベアラがUEにおける最後の残りのPDN接続に関連付けられていない場合、UEは、AMFへのピアツーピアのESMシグナリングを用いずに、デフォルトのEPSベアラコンテキストを伴うPDN接続に関連付けられた全てのEPSベアラコンテキストをローカルに非アクティブにする。デフォルトベアラがAMFにおけるUEの最後の残りのPDN接続に関連付けられ、PDN接続を伴わない5GMM-REGISTEREDがUEおよびAMFによってサポートされる場合、UEはAMFへのピアツーピアのESMシグナリングを用いずに、デフォルトのEPSベアラコンテキストを伴うPDN接続に関連付けられた全てのEPSベアラコンテキストをローカルに非アクティブにする。
受信されたサービス受入れメッセージ内にT3448値IEが存在する場合、UEはタイマーT3448が動作していれば停止し、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートが成功したとみなし、T3448値IEにおいて提供された値でタイマーT3448をスタートする。
制御プレーンCIoT EPS最適化を伴うEPSサービスをUEが使用しており、サービス受入れメッセージ内にT3448値IEが存在し、このタイマーがゼロまたは非アクティブにされていることを値が示す場合、UEはこのケースを異常ケースとみなし、T3448値IEが存在しないかのように進む。
5GMM-IDLEモードのUEが制御プレーンサービスリクエストメッセージを送信することによってサービスリクエスト手順を開始し、サービス受入れメッセージがT3448値IEを含まない場合、およびタイマーT3448が動作している場合、UEはタイマーT3448を停止する。
図5をここで参照すると、5GシステムにおけるN6インターフェース上での制御プレーンを介したダウンリンクユーザデータ配信のためのネットワーク開始NASトランスポート処理が示されている。いくつかの実施形態では、ネットワーク開始NASトランスポート手順は、5GMMメッセージにおいてAMFからUEへの制御プレーン上のCIoTユーザデータのトランスポートを提供するために使用することができる。いくつかの実施形態では、処理は、AMFによってUEがCIoT制御プレーン最適化(CP-CIoT)に登録することを含む。処理は、UEとAMFの両方におけるNASセキュリティコンテキストの確立、ならびに、UEとAMFの両方における暗号化および完全性保護をさらに含むことができる。処理は、AMFとSMFとの間の関連付け(関連付け)の確立をさらに含むことができる。処理は、UPF PFCP(UPF)とのSMFの関連付けをさらに含むことができる。処理は、UPFからSMFへのPFCP_data_forwarding(N3-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージの伝送をさらに含むことができる。処理は、SMFからAMFへのNsmf_PDUSession_DataTransfer通知(payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)メッセージの伝送をさらに含むことができる。処理は、AMFとUEからもしくはこれらの間の伝送もしくはトランスポートまたはダウンリンクNASトランスポートデータ(もしくはダウンリンクNASトランスポート経路の確立)(例えば、ngKSI、payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ,PDUセッションID])をさらに含むことができる。
いくつかの実施形態では、5GMM-CONNECTEDモードでAMFは、DL NASトランスポートメッセージを送信することによってNASトランスポート手順を開始する。いくつかの実施形態では、5GMM-CONNECTEDモードのUEのためのユーザデータを指示する5GSMメッセージをSMFから受信すると、AMFはPDUセッションID IEにPDUセッション情報(PDUセッションID)を含め、ペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEを5GSMメッセージにセットすることができる。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、UEは、タイマーT3346が動いていればこれを停止することができるか停止する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータ転送」にセットされた場合、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、ペイロードコンテナIE内の5GSMメッセージとPDUセッションIDが有効な場合、UEはCIoTユーザデータを上層(例えばAMF、SMF、UPFなど)に転送することができるか転送する。
いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスリクエストメッセージなどのサービスリクエストメッセージは、メッセージタイプ、重要性、方向、存在、フォーマット、長さなどに応じて定義することができる。いくつかの実施形態では、サービスリクエストメッセージは、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートをリクエストするために、UEによってAMFに送信することができる。したがって、いくつかの実施形態では、メッセージは、制御プレーンサービスリクエストのタイプ、デュアルの重要性、およびネットワークへのUEの方向を有することができる。テーブル1は、制御プレーンサービスリクエストメッセージコンテンツについてのいくつかの実例の情報要素を識別する。
いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプは、ペイロードコンテナIEをUEが含む場合に含めることができる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEは、転送するべき1つまたは複数のデータパケットをUEが有する場合に含めることができる。いくつかの実施形態では、PDUセッションステータスIEは、(メッセージを送信するアクセスタイプに関連付けられ、UE内でアクティブな)PDUセッションをUEが指示する必要があるときに含めることができる。いくつかの実施形態では、非3GPPアクセスに関連付けられたPDUセッションのための3GPPアクセスを介したページングまたは通知に応答してサービスリクエストメッセージが送信され、3GPPアクセス上での再確立が許可された非3GPPアクセスに関連付けられたPDUセッションのユーザプレーンリソースをUEが指示する必要がある場合、または、UEが3GPPアクセス上でのユーザプレーンリソースの再確立を許可するPDUセッションがない場合に、許可されたPDUセッションステータスIEを含めることができる。いくつかの実施形態では、UEがサービスリクエストメッセージを最初のNASメッセージとして送信しており、UEが非クリアテキストIEを送信する必要がある場合に、NASメッセージコンテナIEを含めることができる。
いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナ情報要素の目的は、1つまたは多数のペイロードをトランスポートすることである。多数のペイロードがトランスポートされる場合、各ペイロードの関連付けられた情報もペイロードと共にトランスポートされる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナ情報要素は、図6に示されているようにコード化される。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEは、最小長4オクテットおよび最大長65538オクテットのタイプ6の情報要素が可能である。
したがって、いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナコンテンツ(オクテット4からオクテットn)は、最大値65535オクテットを有してもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされ、制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナコンテンツは、最初の3オクテットが含まれないことを除いて、UEパラメータアップデートデータタイプのためのユーザデータコンテナIEのコンテンツが値「0」にセットされるのと同じ方式でコード化される。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナコンテンツのコード化は、特定の用途によって決まる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされ、DL NASトランスポートメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナコンテンツは、最初の3オクテットが含まれないことを除いて、ユーザデータコンテナIEのコンテンツと同じ方式でコード化することができる。
いくつかの実施形態では、図7に示されているように、新しいペイロードコンテナタイプ「CIoTユーザデータコンテナ」を使用することができる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプ情報要素の目的は、ペイロードコンテナ情報要素に含まれるペイロードのタイプを指示することであり得る。いくつかの実施形態では、例えばペイロードコンテナタイプ値(オクテット1)は、「4、3、2、1~0、0、0、1」のビットを有することができ、ここで、「0、0、0、1」は、CIoTユーザデータコンテナを指す。
いくつかの実施形態では、AMFからUEにCIoTユーザデータをトランスポートするためにDL NASトランスポートメッセージが使用されるとき、ペイロードコンテナタイプは、「CIoTユーザデータコンテナ」にセットすることができ、ユーザデータは、テーブル2に示されているようなペイロードコンテナIEに含めることができる。
代替実施形態によれば、制御プレーンサービスリクエスト手順は、UEが5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードに変更することを可能にする。制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスをUEが使用している場合、この手順は、制御プレーンを介したユーザデータのユーザ機器転送のために使用することができる。例えば制御プレーンサービスリクエスト手順は、5GMM-IDLEモードのUEのための制御プレーンを介したアップリンクもしくはダウンリンクユーザデータまたはSMSメッセージのトランスポートのために使用することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、3GPPアクセス上で非稼働モードで動作しているとき、未決のユーザデータアップリンクおよびSMSメッセージを有することができ、未決のダウンリンクユーザデータもしくはSMSメッセージを有することができ(ネットワークからページングリクエストを受信してもよい)、ならびに/または、未決のアップリンクシグナリングを有することができる。いくつかの実施形態では、3GPPアクセス上で非稼働モードで動作するユーザ機器は、未決のアップリンクユーザデータを有することができ、一方でUEは、制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスも使用する。
図8をここで参照すると、非稼働モードのユーザ機器のためのN6インターフェース上でのデータネットワークへの制御プレーンを介した単一のユーザデータのアップリンク転送のための処理が示されている。図8の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。UEは、非稼働モードにとどまっている間、制御プレーンサービスタイプ”モバイルオリジネーティングリクエスト”、payload_container_name、「CIoTユーザデータコンテナ」、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID、PDUセッションステータス、および/または解放支援情報などの、制御プレーンサービスリクエストをAMFに送信する。いくつかの実施形態では、その後AMFは、例えばNsmf_PDUSession_DataTransferリクエスト(ユーザデータ、PDUセッションID)のようなユーザデータを、UEに関連付けられたSMFに転送することができる。同時またはほぼ同時にAMFは、サービス受入れ(PDUセッションステータス)メッセージをUEに送信して返すことができる。次にUEは、非稼働モードから接続モードにスイッチすることができる。同時またはほぼ同時にSMFは次に、構成に基づいてユーザデータ配信のためのUPFまたはNEFを選択することができる。その後、無線リソース制御(RRC)接続をUEとAMFとの間に確立することができる。次にSMFは、PFCP_data_forwarding(N4-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージなどを、選択されたUPFまたはNEFに送信することができる。同時またはほぼ同時にAMFは次に、解放支援情報に基づいてRRC接続を解放することができる。
図9をここで参照すると、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータおよびSMSメッセージのアップリンク転送のための処理が示されている。図9の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。UEは、非稼働モードにとどまっている間、制御プレーンサービスタイプ”モバイルオリジネーティングリクエスト”、payload_container_type=”多数のペイロード”、payload_container[ペイロードエントリ1(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、ユーザデータ、PDUセッションID、PDUセッションステータス、解放支援情報、ペイロードエントリ2(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、SMS)~])などの、制御プレーンサービスリクエストをAMFに送信する。AMFは、UEに関連付けられたSMFおよびSMS機能(SMSF:SMS Function)にユーザデータを転送することができる。例えばAMFは、Nsmf_PDUSession_DataTransferリクエスト(ユーザ名、PDUセッションID)をSMFに送信すること、および、Nsmsf_SMService_ForwardSMRequest(SMSメッセージ)をSMSFに送信することができる。次にAMFは、サービス受入れ(PDUセッションステータス)メッセージをUEに送信して返すことができる。UEはその後、非稼働モードから接続モードにスイッチすることができる。次にSMFは同時またはほぼ同時に、構成に基づいてユーザデータ配信のためのUPFまたはNEFを選択することができる。その後、UEとAMFとの間にRRC接続を確立することができる。AMFはその後、解放支援情報に基づいてRRC接続を解放することができる。
いくつかの実施形態では、SMSメッセージが送信されるとき、または多数のアップリンクユーザデータが送信されるべきときに、非稼働モードのUEのための制御プレーンを介したアップリンクユーザデータ転送のための処理を実行することができる。いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクユーザデータを有している場合、UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプを「モバイルオリジネーティングリクエスト」にセットする。いくつかの実施形態では、UEはペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットする。いくつかの実施形態では、UEはこのようなリクエストと共に、送信するべきユーザデータに関連付けられたPDUセッション情報(PDUセッションID、PDUセッションステータス)をPDUセッションID IEに含めることができる。いくつかの実施形態では、UEが、送信するべきSMSメッセージまたは送信するべき多数のアップリンクユーザデータをさらに有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、ペイロードコンテナIEに含めるべき個々のペイロードエントリとして、SMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。各ユーザデータエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされる。SMSメッセージエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「SMS」にセットされる。いくつかの実施形態では、UEは制御プレーンサービスリクエストメッセージを送信し、T3517(タイマー)をスタートさせて状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDに入ることができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプが「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、AMFはサービス受入れメッセージをUEに送信する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、AMFは、UEに関連付けられたSMFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、およびペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、AMFは各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて同様にハンドリングする。いくつかの実施形態では、PDUセッションステータスIEがメッセージに含まれているか、AMFがPDUセッションステータス同期を実施する必要がある場合、AMFは、サービス受入れメッセージが送信されるアクセスタイプに関連付けられたどのPDUセッションがAMFにおいてアクティブであるかを指示するために、PDUセッションステータスIEをサービス受入れメッセージに含める。いくつかの実施形態では、手順が成功裏に完了すると、UEはサービスリクエスト試行カウンタをリセットし、タイマーT3517を停止して状態5GMM-REGISTEREDに入る。いくつかの実施形態では、UEはまた、RRC接続が解放されたという下層からの指示を手順の完了が成功したものとみなす。いくつかの実施形態では、PDUセッションステータス情報要素がサービス受入れメッセージに含まれる場合、UEは、3GPPアクセスに関連付けられたUE側でアクティブだが非アクティブになるようにAMFによって指示されたこれらのPDUセッション全てのローカルな解放を実施する。
図10をここで参照すると、制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスをUEが使用している間、未決のダウンリンクユーザデータを有するための、3GPPアクセス上で非稼働モードのユーザ機器のための処理が示されている。図10の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータ、またはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのダウンリンク転送を含むことができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。いくつかの実施形態では、アプローチはその後、AMF/SMFの関連付けの確立を含み、その後、SMF/UPF PFCPの関連付けの確立を含むことができる。メッセージは次に、Nsmf_PDUSession_DataTransfer通知(ユーザデータ、PDUセッションID)メッセージを伝送するために、UPFからSMFに、またSMFからAMFに伝送される。AMFは次に、ダウンリンク転送に関連するUEをページングし、UEは、制御プレーンサービスリクエスト(制御プレーンサービスタイプ=”モバイルターミネーティングリクエスト”、payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID、および/または解放支援情報)をAMFに伝送する。次にAMFは、サービス受入れ(PDUセッションステータス)メッセージをUEに送信して返し、UEはその後、非稼働モードから接続モードにスイッチする。AMFは次に、DL NASトランスポート(payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)メッセージをUEに送信することができる。
図11をここで参照すると、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータおよびSMSメッセージのダウンリンク転送のための処理が示されている。図11の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータ、またはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのダウンリンク転送を含むことができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。いくつかの実施形態では、アプローチはその後、AMF/SMFの関連付けの確立を含み、その後、SMF/UPF PFCPの関連付けの確立を含むことができる。処理は、UPFからSMFへのPFCP_data_forwarding(N4-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージの伝送をさらに含むことができる。処理は、SMFからAMFへのNsmf_PDUSession_DataTransfer通知(ユーザデータ、PDUセッションID)メッセージの伝送をさらに含むことができる。AMFは次に、AMFがサービスリクエストを受信する準備ができているUEをページングする。次にUEは、制御プレーンサービスリクエスト(制御プレーンサービスタイプ=”モバイルターミネーティングリクエスト”、payload_container_type=”多数のペイロード”、payload_container[ペイロードエントリ1(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、ユーザデータ、PDUセッションID、PDUセッションステータス、解放支援情報_ペイロードエントリ2(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、SMS)~])をAMFに送信する。次にAMFは、サービス受入れ(PDUセッションステータス)メッセージをUEに送信し、UEはその後、非稼働モードから接続モードにスイッチする。AMFは次に、DL NASトランスポート(payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)メッセージをUEに伝送する。
いくつかの実施形態では、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータおよびSMSメッセージのためのダウンリンクユーザデータ転送のための処理を実行することができる。いくつかの実施形態では、処理は、AMFがダウンリンクユーザデータをSMFから受信することを含み、UEのページングを開始することができる。いくつかの実施形態では、AMFからページングを受信すると、UEは制御プレーンサービスリクエストを開始することができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプは、「モバイルターミネーティングリクエスト」を指示する。さらに、いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクユーザデータを有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットする。いくつかの実施形態では、UEは、送信するべきユーザデータに関連付けられたPDUセッション情報(PDUセッションID、PDUセッションステータス)をPDUセッションIDに含めることができる。いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクSMSメッセージを有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「SMS」にセットし、SMSメッセージをペイロードコンテナIEに含める。いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクユーザデータとSMSメッセージの両方を有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、本明細書で説明されるアプローチのいずれかによる個々のペイロードエントリとしてSMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。いくつかの実施形態では、送信するべき多数のアップリンクユーザデータまたは多数のSMSメッセージを有する場合、個々のペイロードエントリとしてそれぞれをペイロードコンテナIEに含めることができる。いくつかの実施形態では、処理は、UEが制御プレーンサービスリクエストメッセージをAMFに送信することを含み、T3517(タイマー)をスタートさせて状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDに入ることができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプが「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、AMFはサービス受入れメッセージをUEに送信する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、AMFは各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、本明細書で説明されるアプローチのいずれかに従ってハンドリングする。いくつかの実施形態では、PDUセッションステータスIEがメッセージに含まれているか、AMFがPDUセッションステータス同期を実施する必要がある場合、AMFは、サービス受入れメッセージが送信されるアクセスタイプに関連付けられたどのPDUセッションがAMFにおいてアクティブであるかを指示するために、PDUセッションステータスIEをサービス受入れメッセージに含める。いくつかの実施形態では、処理は、UEがサービスリクエスト試行カウンタをリセットし、タイマーT3517を停止して状態5GMM-REGISTEREDに入るとき、手順が成功裏に完了すると続けることができる。UEはまた、RRC接続が解放されたという下層からの指示を手順の完了が成功したものとみなす。いくつかの実施形態では、PDUセッションステータス情報要素がサービス受入れメッセージに含まれる場合、UEは、3GPPアクセスに関連付けられたUE側でアクティブだが非アクティブになるようにAMFによって指示されたこれらのPDUセッション全てのローカルな解放を実施する。いくつかの実施形態では、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットすること、およびペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットすることによって、DL NASトランスポートメッセージを使用するダウンリンクユーザデータを含めることができる。いくつかの実施形態では、送信するべきダウンリンクSMSメッセージがさらにある場合、AMFはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、SMSメッセージおよびダウンリンクユーザデータを別個のペイロードエントリとしてペイロードコンテナに含め、各エントリは、各エントリのためのペイロードを指示するために、ペイロードコンテナタイプを含めるようにフォーマットされる(個別に送信されるときと同じ)。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、UEはペイロードコンテナIEのコンテンツを上層に転送することができる。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、UEは、SMSメッセージスタックエンティティにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送することができる。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、UEは、各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、本明細書で説明されるアプローチのいずれかに従ってハンドリングすることができる。
図12をここで参照すると、接続モードのユーザ機器のためにCIoTユーザデータを、制御プレーンを介して配信することができる。図12は、接続モードのユーザ機器のためのN6インターフェース上でのデータネットワークへの制御プレーンを介したユーザ機器の単一のユーザデータのアップリンク転送のための処理を示す。図12の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。UEは次に接続モードになる。いくつかの実施形態では、アプローチはその後、UL_NAS_TRANSPORT(payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID、PDUセッションステータス、解放支援情報)メッセージをUEがAMFに伝送することを含むことができる。AMFは次に、UEに関連付けられたSMFにユーザデータを転送することができる。AMFは、Nsmf_PDUSession_DataTransferリクエスト(ユーザデータ、PDUセッションID)メッセージをSMFに伝送することができる。SMFは次に、構成に基づいてユーザデータ配信のためのUPFまたはNEFを選択し、PFCP_data_forwarding(N4-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージをUPFに伝送することができる。AMFはその後、解放支援情報に基づいてRRC接続を解放し、可能なダウンリンクデータをUEに伝送することができる。UEとAMFとの間のRRC接続は解放することができ、UEは接続モードから非稼働モードにスイッチことができる。
図13をここで参照すると、接続モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザデータまたはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのアップリンク転送のための処理が示されている。図13の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。UEは次に接続モードになる。いくつかの実施形態では、アプローチはその後、UEからAMFへのUL_NAS_TRANSPORT(payload_container_type=”多数のペイロード”、payload_container[ペイロードエントリ1(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、ユーザデータ、PDUセッションID、PDUセッションステータス、解放支援情報)、ペイロードエントリ2(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、SMS)~])メッセージの伝送を含むことができる。AMFは、UEに関連付けられたSMFにユーザデータを転送し、Nsmf_PDUSession_DataTransferリクエスト(ユーザデータ、PDUセッションID)を伝送し、Nsmsf_SMService_ForwardSMRequest(SMSメッセージ)をSMSFに送信することができる。SMFは次に、構成に基づいてユーザデータ配信のためのUPFまたはNEFを選択し、PFCP_data_forwarding(N4-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージをUPFまたはNEFに送信することができる。同時またはほぼ同時にAMFは、解放支援情報に基づいてRRC接続を解放し、可能なダウンリンクデータをUEに輸送することができる。その後、UEとAMFとの間のRRC接続を解放することができる。UEは次に、接続モードから非稼働モードにスイッチすることができる。
いくつかの実施形態では、接続モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザのユーザデータのアップリンク転送のための処理を以下のように実行することができる。具体的には、UEが送信するべきアップリンクユーザデータを有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットすることができる。UEは、送信するべきユーザデータに関連付けられたPDUセッション情報(PDUセッションID、PDUセッションステータス)をPDUセッションID IEに含めることができる。いくつかの実施形態では、送信するべきSMSメッセージ、または送信するべき多数のユーザのアップリンクユーザデータをUEがさらに有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、ペイロードコンテナIEに含めるべき個々のペイロードエントリとしてSMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。各ユーザデータエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされる。SMSメッセージエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「SMS」にセットされる。いくつかの実施形態では、UEは、上記のようにフォーマットされたペイロードコンテナタイプおよびペイロードコンテナを、UL NASデータトランスポートメッセージに含めることができ、メッセージをAMFに送信する。いくつかの実施形態では、UL NASデータトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEがUL NASデータトランスポートメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、AMFは、UEに関連付けられたSMFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、UL NASデータトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEがUL NASデータトランスポートメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、UL NASデータトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEがUL NASデータトランスポートメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、AMFは各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、上記で説明されたのと同じ方式をハンドリングする。
図14をここで参照すると、接続モードのユーザ機器のための制御プレーン上でのダウンリンクユーザデータ配信のための処理が説明されている。5GMMメッセージにおけるAMFからUEへの制御プレーン上でのCIoTユーザデータのトランスポートを提供するために、接続モードのユーザ機器のためのネットワーク開始NASトランスポート手順を使用することができる。例えば、5GシステムにおけるN6インターフェース上でのデータネットワークへの制御プレーンを介した単一のユーザデータのダウンリンク転送のための処理が図14に示されている。図14の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。UEは次に接続モードになる。いくつかの実施形態では、UEのために選ばれたAMFとSMFとの間にAMF/SMFの関連付けを確立することができる。いくつかの実施形態では、SMFとUPFとの間にSMF/UPF PFCPの関連付けを確立することができる。いくつかの実施形態では、UPFからSMFに、またSMFからAMFに、ダウンリンク転送に関連したメッセージを伝送することができる。いくつかの実施形態では、少なくともSMFからAMFへのメッセージは、Nsmf_PDUSession_DataTransfer通知(payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)メッセージを含むことができる。いくつかの実施形態では、ダウンリンクNASトランスポート(payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”、payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)を、AMFとUEとの間で伝送することができる。
図15をここで参照すると、接続モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のユーザデータまたはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのダウンリンク転送のための処理が示されている。5GMMメッセージ内でAMFからUEへの制御プレーン上でのCIoTユーザデータのトランスポートを提供するために、接続モードのユーザ機器のためのネットワーク開始NASトランスポート手順を使用することができる。図15の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。UEは次に接続モードになる。いくつかの実施形態では、UEのために選ばれたAMFとSMFとの間にAMF/SMFの関連付けを確立することができる。いくつかの実施形態では、SMFとUPFとの間にSMF/UPF PFCP関連付けを確立することができる。いくつかの実施形態では、UPFは、PFCP_data_forwarding(N4-u tunnerl ID、payload_container[ユーザデータ])メッセージをSMFに伝送することができる。SMFは次に、Nsmf_PDUSession_DataTransfer通知(payload_container[ユーザデータ]、PDUセッションID)メッセージをAMFに伝送することができる。AMFは次に、ダウンリンクNASトランスポート(payload_container_type=”多数のペイロード”、payload_container[ペイロードエントリ1 タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、ユーザデータ、PDUセッションID、PDUセッションステータス、解放支援情報)、ペイロードエントリ2(タイプ=”CIoTユーザデータコンテナ”、SMS)~])メッセージをUEに伝送することができる。
接続モードのユーザ機器のための制御プレーンを介したダウンリンクユーザデータ転送のための処理は、5GMMメッセージシステムにおいて実行することができる。例えば、AMFが送信するべきダウンリンクユーザデータを有している場合、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットすることができる。UEは、送信するべきユーザデータに関連付けられたPDUセッション情報(PDUセッションID、PDUセッションステータス)をPDUセッションIDに含めることができる。いくつかの実施形態では、UEに送信するべきSMSメッセージ、またはUEに送信するべき多数のダウンリンクユーザデータをAMFがさらに有する場合、AMFはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、ペイロードコンテナIE内の個々のペイロードエントリとしてSMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。各ユーザデータエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされる。SMSメッセージエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「SMS」にセットされる。いくつかの実施形態では、AMFは、上記のようにフォーマットされたペイロードコンテナタイプおよびペイロードコンテナをDL NASデータトランスポートメッセージに含め、メッセージをUEに送信することができる。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、UEはペイロードコンテナIEのコンテンツを上層に転送する。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、UEは、SMSメッセージスタックエンティティにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、UEは各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、上記で説明されたのと同じ方式をハンドリングする。
図16をここで参照すると、非稼働モードのユーザデバイスのための制御プレーンを介したSMSメッセージのアップリンク転送のための処理。図16の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。UEは次に、制御プレーンサービスリクエスト(制御プレーンサービスタイプ=”モバイルオリジネーティングリクエスト”、payload_container_type=”SMS”、payload_container[SMSメッセージ])をAMFに伝送することができる。AMFは次に、例えばNsmsf_SMService_ForwardSMRequest(SMSメッセージ)メッセージのようなSMSメッセージを、UEに関連付けられたSMSFに転送することができる。AMFは次に、サービス受入れ(理由値)メッセージをUEに伝送して返すことができ、UEは非稼働モードから接続モードにスイッチすることができる。その後、UEとAMFとの間にRRC接続を確立することができる。
いくつかの実施形態では、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のSMSメッセージまたはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのアップリンク転送のための手順は、図9、図16、2つのいくつかの組合せまたはその変形形態に示されているものと同様であることが可能である。
いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクSMSメッセージを有している場合、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介したアップリンクSMSメッセージトランスポートのための手順を実行することができる。例えば、UEが送信するべきアップリンクSMSメッセージを有している場合、UEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプを「モバイルオリジネーティングリクエスト」にセットすることができる。いくつかの実施形態では、UEはペイロードコンテナタイプIEを「SMS」にセットし、SMSメッセージをペイロードコンテナIEに含める。いくつかの実施形態では、UEが、送信するべきユーザデータまたは送信するべき多数のSMSメッセージをさらに有する場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、ペイロードコンテナIEに含めるべき個々のペイロードエントリとして、SMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。SMSメッセージエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「SMS」にセットすることができる。各ユーザデータエントリについて、ペイロードエントリのペイロードコンテナタイプIEは「CIoTユーザデータコンテナ」にセットすることができる。いくつかの実施形態では、UEは次に、制御プレーンサービスリクエストメッセージを送信し、T3517(タイマー)をスタートさせて状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDに入ることができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプが「モバイルオリジネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、AMFはサービス受入れメッセージをUEに送信することができる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送することができる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および/またはペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送することができる。いくつかの実施形態では、AMFは、UEに関連付けられたSMFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送することができる。いくつかの実施形態では、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送することができる。いくつかの実施形態では、AMFは次に、各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、上記のようにハンドリングすることができる。
図17をここで参照すると、制御プレーンCIoT 5GS最適化を伴う5GSサービスをUEが使用している間、3GPPアクセス上で非稼働モードのユーザ機器が、未決のダウンリンクSMSメッセージを有することができるアプローチ、および、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介したSMSメッセージのダウンリンク転送のためのアプローチが説明されている。図17の処理またはその任意の部分は、図1の装置などの任意の適切なコンピューティングデバイス、および具体的には、1つまたは複数のメモリデバイスに格納されたコンピュータプログラム命令と併用して1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。図示のように、処理は、例えばNG-RANを介して、AMFによってユーザ機器がCIoT制御プレーン最適化に登録することを含むことができる。次にUEおよびAMFは両方、NASセキュリティコンテキストを介したセキュリティセットアップを実行し、暗号化および完全性保護手順を実行する。次にUEは非稼働モードになる。AMFおよびSMSFは次に、これらの間の関連付けを確立することができる。処理は、Nsmsf_SMService_ForwardSM(SMSメッセージ)メッセージをSMSFがAMFに伝送すること、その後AMFがUEをページングすることをさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、UEは次に、ページングされたことに応答して、制御プレーンサービスリクエスト(制御プレーンサービスタイプ=”モバイルターミネーティングリクエスト”、payload_container_type=”CIoTユーザデータコンテナ”または”SMS”、payload_container[ユーザデータまたはSMS]、~)をAMFに送信する。AMFは次に、サービス受入れ(理由値)伝送をUEに送信する。UEは次に、非稼働モードから接続モードにスイッチする。AMFは次に、DL NASトランスポート(payload_container_type=”SMS”、payload_container[SMSメッセージ])メッセージをUEに送信することができる。
いくつかの実施形態では、非稼働モードのユーザ機器のための制御プレーンを介した多数のSMSメッセージまたはSMSメッセージとユーザデータとの組合せのダウンリンク転送のための処理は、AMFがダウンリンクユーザデータをSMSFから受信すること、および、UEのページングを開始することを含むことができる。いくつかの実施形態では、AMFからページングを受信すると、UEは、制御プレーンサービスリクエストを開始する。制御プレーンサービスリクエストメッセージの制御プレーンサービスタイプは、SMSメッセージが転送されることをリクエストされることを指示するための「モバイルターミネーティングリクエスト」を指示してもよい。さらに、UEが送信するべきアップリンクユーザデータを有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「CIoTユーザデータコンテナ」にセットし、ペイロードコンテナIEをユーザデータコンテナにセットすることができる。UEは、送信するべきユーザデータに関連付けられたPDUセッション情報(PDUセッションID、PDUセッションステータス)をPDUセッションID IEに含めることができる。いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクSMSメッセージを有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「SMS」にセットし、SMSメッセージをペイロードコンテナIEに含めることができる。いくつかの実施形態では、UEが送信するべきアップリンクユーザデータとSMSメッセージの両方を有している場合、UEはペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、本セクションの初めの方で指定されたような個々のペイロードエントリとしてSMSメッセージおよびアップリンクユーザデータをペイロードコンテナに含める。いくつかの実施形態では、処理は、制御プレーンサービスリクエストメッセージをAMFに、UEによって、およびUEから送信し、T3517(タイマー)をスタートさせて状態5GMM-SERVICE-REQUEST-INITIATEDに入ることをさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプが「モバイルターミネーティングリクエスト」を指示する制御プレーンサービスリクエストメッセージを受信すると、5GMM共通手順の完了後、AMFはサービス受入れメッセージをUEに送信する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、AMFは、UEに関連付けられたSMFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、AMFは、UEに関連付けられたSMSFにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEが制御プレーンサービスリクエストメッセージに含まれる場合、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、AMFは、各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、本セクションの初めの方で説明されたものと同じようにハンドリングする。いくつかの実施形態では、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEを「SMS」にセットし、ペイロードコンテナIEにSMSメッセージを含めることによって、DL NASトランスポートメッセージを使用したダウンリンクSMSメッセージを含めることができる。送信するべきダウンリンクユーザデータがさらにある場合、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEを「多数のペイロード」にセットし、別個のペイロードエントリとしてSMSメッセージおよびダウンリンクユーザデータをペイロードコンテナに含めることができ、各エントリは、各エントリのためのペイロードを指示するために、ペイロードコンテナタイプを含めるようにフォーマットされる(個別に送信されるときと同じ)。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「SMS」にセットされた場合、UEは、SMSメッセージスタックエンティティにペイロードコンテナIEのコンテンツを転送する。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされた場合、および、ペイロードコンテナIEが成功裏に整合性チェックを通過し、PDUセッションIDが有効な場合、UEはペイロードコンテナIEのコンテンツを上層(例えば、AMF、SMSFなど)に転送する。いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージを受信すると、ペイロードコンテナIEが含まれる場合、およびペイロードコンテナタイプIEが「多数のペイロード」にセットされた場合、UEは、各ペイロードエントリを抽出し、エントリタイプが「CIoTユーザデータコンテナ」であるか「SMS」であるかに基づいて、本部分の他の場所で説明されたのと同様にハンドリングする。
メッセージ制御
いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスリクエストメッセージは、制御プレーンを介したユーザデータのトランスポートをリクエストするために、UEによってAMFに送信される。制御プレーンサービスリクエストメッセージは、(メッセージ、接続、またはその他の)タイプ、ペイロード、ステータス、および他の特性を指示可能な様々なコンテンツを収めることができる。制御プレーンサービスリクエストのための可能なコンテンツの選択が、テーブル3において下記に提供されている。
いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナタイプIEは、UEがペイロードコンテナIEを含める場合、このようなメッセージに含めることができる。いくつかの実施形態では、ペイロードコンテナIEは、UEが転送するべき1つまたは多数のデータパケットを有している場合、このようなメッセージに含めることができる。いくつかの実施形態では、PDUセッションID IEは、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされるとき、このようなメッセージに含めることができる。いくつかの実施形態では、PSU セッションステータスIEは、UEにおいてアクティブであり、メッセージが送信されるアクセスタイプに関連付けられたPDUセッションをUEが指示する必要があるとき、含めることができる。いくつかの実施形態では、解放支援指示IEは、さらなるアップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が予想されるかどうかをネットワークに知らせるために、UEによってこのようなメッセージに含めることができる。いくつかの実施形態では、NASメッセージコンテナIEは、UEが最初のNASメッセージとして制御プレーンサービスリクエストメッセージを送信しており、UEが非クリアテキストIEを送信する必要がある場合に、含めることができる。
UL NASトランスポートメッセージは、メッセージペイロードおよび関連付けられた情報をUEからAMFにトランスポートすることができる。UL NASトランスポートメッセージは、メッセージ識別、コンテナタイプ、ペイロード、接続/切断プロトコルなどを指示可能な様々なコンテンツを収めることができる。UL NASトランスポートメッセージのための可能なコンテンツの選択が、テーブル4において下記に提供されている。
いくつかの実施形態では、PDUセッションID IEは、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされるとき、UEによってUL NASトランスポートメッセージに含めることができる。いくつかの実施形態では、解放支援指示IEは、さらなるアップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が予想されるかどうかをネットワークに知らせるために、UEによって含めることができる。
いくつかの実施形態では、DL NASトランスポートメッセージは、メッセージペイロードおよび関連付けられた情報をUEにトランスポートするためにネットワークから送信することができる。このようなDL NASトランスポートメッセージから選択されるコンテンツの例が、テーブル5において下記に提供されている。
いくつかの実施形態では、AMFは、ペイロードコンテナタイプIEが「CIoTユーザデータコンテナ」にセットされるとき、ネットワークからUEに送信されるこのようなUL NASトランスポートメッセージにPDUセッションID IEを含めることができる。
いくつかの実施形態では、「CIoTユーザデータコンテナ」は、ペイロードコンテナIEに含まれるペイロードのタイプを指示するペイロードコンテナタイプIEである。ペイロードコンテナタイプ値(オクテット1)は、SMSメッセージのための2ビット、CIoTユーザデータコンテナのための1ビット、および、多数のペイロードのための4+3+2+1ビットを含むことができる。
ユーザデータコンテナIEは、UEとネットワークとの間で転送されるユーザデータをカプセル化するために使用することができる。したがって、ユーザデータコンテナIEIは、いくつかの実施形態では、図18に示されるように特徴づけることができ、オクテット1がそのようなものとしてユーザデータコンテナIEIを指定し、オクテット2および3がユーザデータコンテナコンテンツの長さを指定し、オクテット4~nがユーザデータコンテナコンテンツ(ユーザデータ)を収めるか、含む。
いくつかの実施形態では、SMSメッセージコンテナIEは、最大長253オクテット(最大2,024ビット)の、UEとネットワークとの間で転送されるSMSメッセージをカプセル化するために使用することができる。したがって、SMSメッセージコンテナIEは、いくつかの実施形態では、図19に示されるように特徴づけることができ、オクテット1がそのようなものとしてSMSメッセージコンテナIEIを指定し、オクテット2がSMSメッセージコンテナコンテンツの長さを指定し、オクテット3~n(ここでnは4から253まで)がSMSメッセージコンテナコンテンツ(SMSメッセージ)を指定するか収める。SMSメッセージIEは、数ある中でもCP-DATA、CP-ACK、CP-ERRORなどであるがこれらに限定されない任意の適切なタイプまたはプロトコルのSMSメッセージを収めることができる。
いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプIEは、制御プレーンサービスリクエストメッセージの目的を指定するために追加することができる。いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプIEは、図20に示されているように特徴づけることができる。したがって、いくつかの実施形態では、制御プレーンサービスタイプIEIは、1つまたは複数のオクテットとして編成することができ、ここで、オクテット1は、制御プレーンサービスタイプ値(ビット1~3)、予備(ビット4)、および制御プレーンサービスタイプIEI(ビット5~8)を含む。したがってビット1~3は、モバイルオリジネーティングリクエスト、モバイルターミネーティングリクエスト、またはその他を指示するために使用することができる。
本明細書に示された本発明の多くの変更形態および他の実施形態が、前述の説明および関連付けられた図面に提示された教示の利益を有する(これらの発明が関係する)当業者には思い浮かぶであろう。したがって、開示の固有の実施形態に本発明が限定されるべきでないこと、ならびに、変更形態および他の実施形態が添付の特許請求の範囲の範囲に含まれることを意図することが理解されよう。その上、前述の説明および関連付けられた図面は、要素および/または機能の一定の実例の組合せの文脈で実例の実施形態を説明するが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、要素および/または機能の異なる組合せが代替実施形態によって提供され得ることを理解されたい。この点に関して、例えば、添付の特許請求の範囲のいくつかにおいて示され得るように、上記で明示的に説明されたものと異なる要素および/または機能の組合せも想定される。本明細書で固有の用語が用いられるが、これらは、包括的かつ記述的な意味のみで、また限定する目的でなく、使用される。