JP7316096B2 - Jig and robot removal method - Google Patents
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Description
本発明は、治具およびロボット取外方法に関する。 The present invention relates to a jig and robot removal method.
ロボットを保守または点検するため、壁に固定されたロボットを交換する場合がある。この場合、一般的には、クレーンを用いてロボットが交換される。下記の特許文献1には、クレーンによる吊り荷の吊り作業の容易化を図るための吊り具装置が開示されている。 In order to maintain or inspect the robot, the wall-fixed robot may be replaced. In this case, a crane is generally used to replace the robot. Patent Literature 1 below discloses a sling device for facilitating the work of lifting a load by a crane.
下記の特許文献1の吊り具装置は、クレーンに連結されるチェーンと、チェーンに取り付けられたフックと、フックに吊り上げられる吊り金具とを備えている。吊り金具は、吊り荷に取り付けられるものであり、チェーンを下方へ誘導するチェーン貫通孔と、チェーン貫通孔の下側に設けられたはめ合い溝とを有する。吊り金具のチェーン貫通孔を介して下方へ誘導されたチェーンがクレーンで吊り上げられるときに、そのチェーンに取り付けられたフックが吊り金具のはめ合い溝と係合する。これにより、吊り金具が取り付けられている吊り荷を吊り上げることができる。 A sling device disclosed in Patent Document 1 below includes a chain connected to a crane, a hook attached to the chain, and a sling fitting to be hoisted by the hook. The sling fitting is attached to a load to be hoisted, and has a chain through-hole for guiding the chain downward, and a fitting groove provided below the chain through-hole. When the chain guided downward through the chain through-hole of the hoisting fitting is lifted by a crane, the hook attached to the chain engages with the fitting groove of the hoisting fitting. Thereby, the load to which the hanging fitting is attached can be lifted.
ところで、上記特許文献1の吊り具装置では、チェーンをクレーンで吊り上げる過程において吊り荷が揺れる場合がある。したがって、クレーンで吊り上げるときの作業スペースを広く確保することが望まれる。しかし、ロボットの周りには、ロボット以外の物が配置されている場合があり、作業スペースが制約される傾向にある。 By the way, in the sling device of Patent Literature 1, the suspended load may sway during the process of hoisting the chain with a crane. Therefore, it is desirable to ensure a wide work space when lifting with a crane. However, objects other than the robot may be arranged around the robot, which tends to restrict the work space.
そこで、本発明は、作業スペースを抑制し得る治具およびロボット取外方法を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a jig and a method for removing a robot that can reduce the working space.
本発明の第1の態様は、壁に固定されたロボットを取り外すために用いられる治具であって、前記壁に対して着脱可能であり、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構と、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内するものであって、一端部が、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと、前記壁との間の隙間に挿入された状態で、前記壁に対して固定される少なくとも一対のレールと、を備える。 A first aspect of the present invention is a jig used for removing a robot fixed to a wall, the jig being detachable from the wall and supporting the robot in a direction away from the wall. A movable mechanism for moving and a slider capable of supporting the robot are slidably guided, one end of which is inserted into a gap between the wall and the robot arranged in a direction away from the wall. and at least one pair of rails fixed to the wall when inserted.
本発明の第2の態様は、壁に固定されたロボットを取り外すロボット取外方法であって、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構を前記壁に装着する可動機構装着工程と、前記可動機構を用いて前記ロボットを移動させるロボット移動工程と、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと前記壁との間の隙間に、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内する少なくとも一対のレールの一端部を挿入し、前記壁に対して前記一端部を固定するレール固定工程と、を含む。 A second aspect of the present invention is a robot removal method for removing a robot fixed to a wall, wherein a movable mechanism for supporting the robot and moving it away from the wall is attached to the wall. a mounting step; a robot moving step of moving the robot using the movable mechanism; and a slider capable of supporting the robot in a gap between the robot and the wall arranged in a direction away from the wall. a rail fixing step of inserting one end of at least one pair of rails for slidably guiding and fixing the one end to the wall;
本発明によれば、ロボットの移動方向を、壁から離間する方向および一対のレールが延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。 According to the present invention, the movement direction of the robot can be accommodated in the direction away from the wall and the direction in which the pair of rails extends, so it is possible to reduce the working space.
本発明について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The present invention will be described in detail below with reference to preferred embodiments and with reference to the accompanying drawings.
〔実施の形態〕
図1は、治具10の設置状態を示す図である。この図1は上下方向を示している。下方向は、重力が働く方向であり、上方向は、重力が働く方向とは逆の方向である。なお、上下方向(鉛直方向)と直交する方向は水平方向である。
[Embodiment]
FIG. 1 is a diagram showing an installation state of a
治具10は、ロボット12を交換するための治具である。つまり、治具10は、ロボット12を取り外すための治具であり、ロボット12を取り付けるための治具でもある。ロボット12は、工作機械14に取り付け可能な産業用ロボットであり、本実施の形態では、天吊り式のロボットとする。
A
工作機械14は、保護カバー16を有し、保護カバー16には、加工対象物などを保護カバー16の内外に出し入れするための開口OPが設けられる。この開口OPは、不図示の開閉扉によって開閉される。
The
保護カバー16の内部には、ロボット12を固定するための壁18が設けられる。この壁18は、保護カバー16に固定される。なお、保護カバー16の上壁が、ロボット12を取り付けるための壁18とされてもよい。
A
図2は、ロボット12が壁18に固定された状態を示す図である。ロボット12は、ロボット12の基台12Aに設けられた複数の固定用孔12Hと、当該固定用孔12Hに対応する位置関係で壁18に設けられた複数の固定用孔18Hとの各々に挿入される螺合部材SMによって、壁18に吊り下げられた状態で固定される。螺合部材SMは、棒状のねじ部の一端に頭部が設けられたボルトであってもよい。
FIG. 2 shows the
複数の固定用孔12Hの各々は、ロボット12の基台12Aを貫通する状態で設けられる。一方、複数の固定用孔18Hの各々は、壁18を貫通する状態で設けられてもよく、壁18を非貫通の状態で設けられていてもよい。
Each of the
なお、本実施の形態では、複数の固定用孔18Hの各々は壁18を貫通する状態で設けられているものとし、複数の固定用孔12H、18Hは4つとする。また、本実施の形態では、複数の固定用孔12Hの各々には、螺合部材SMに対応するねじ溝が設けられていないものとし、複数の固定用孔18Hの各々には、螺合部材SMに対応するねじ溝が設けられているものとする。
In this embodiment, it is assumed that each of the plurality of
図3は、治具10を示す模式図である。治具10は、可動機構20、一対のレール22、スライダ24、レールベース26、および、レール支持部材28を主な構成要素として備える。
FIG. 3 is a schematic diagram showing the
可動機構20は、壁18に対して着脱可能であり、ロボット12を支持しながら、壁18から離間する方向(下方向)または壁18に近づく方向(上方向)に移動させるものであり、本実施の形態では、棒状部材20Aおよび可動支持具20Bの組を2つ有する。
The
棒状部材20Aは、基台12Aの固定用孔12H(図2参照)および壁18の固定用孔18Hに挿入されて壁18に固定されるものである。可動支持具20Bは、ロボット12を支持しながら棒状部材20Aに沿って棒状部材20Aを移動可能なものである。棒状部材20Aの具体例としては、固定用孔18Hに設けられるねじ溝に螺合可能な全ねじが挙げられ、可動支持具20Bの具体例としては、全ねじに螺合可能なナットが挙げられる。
The
一対のレール22は、スライダ24をスライド可能に案内するものであり、互いの間隔を同程度に保って延びている。一対のレール22は、概ね地平面と平行に延びていてもよく、当該一対のレール22の一端部から他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有していてもよい。
The pair of
一対のレール22の一端部は、壁18から下方向へ離間した位置に配置され、その位置で壁18に固定される。具体的には、一対のレール22の一端部は、壁18から下方向へ離間した位置で壁18に固定されるレールベース26に支持される。
One end of the pair of
一対のレール22の他端部は屈曲しており、当該他端部の先端にはスライダ24の移動を停止させるストッパ22Sが設けられる。なお、図1および図3に示す例では、一対のレール22の他端部が屈曲しているが、他の部分が屈曲していてもよい。また、一対のレール22に屈曲部がなくてもよい。
The other ends of the pair of
スライダ24は、ロボット12を支持しながら一対のレール22を移動可能なものであり、本実施の形態では、スライダ本体24A、支持台24B、連結部24Cおよびロボット支持部24Dを有する。
The
スライダ本体24Aは、一対のレール22をスライド可能なものであり、例えば、一対のレール22の間隔よりも大きい直径を有する円板状に形成される。このスライダ本体24Aは、一対のレール22の上に載置される。
The
支持台24Bは、ロボット支持部24Dが設けられる台座であり、スライダ本体24Aと間隔をあけて配置され、一対のレール22の上にスライダ本体24Aが載置されたときには一対のレール22の下方に位置する。
The support table 24B is a pedestal on which the
連結部24Cは、スライダ本体24Aと支持台24Bとを連結するものであり、一対のレール22の間に通される。この連結部24Cは、例えば、一対のレール22の間を挿通可能な棒状に形成される。なお、連結部24Cは、一対のレール22の間を挿通可能であれば1つであっても複数であってもよい。
The connecting
ロボット支持部24Dは、ロボット12を支持するものであり、支持台24Bに設けられる。本実施の形態では、一対のロボット支持部24Dが支持台24Bに設けられ、支持台24Bからスライダ本体24Aとは逆側に向かって概ね平行に延びている。一対のロボット支持部24Dの各々は、ロボット12における基台12Aの固定用孔12H(図2参照)に取り付けられる。例えば、一対のロボット支持部24Dの各々は、固定用孔12Hに挿通可能で外周面にねじ溝を有する棒状に形成されており、当該固定用孔12Hに挿通されて固定用孔12Hから突出する部分にナットを螺合することで、固定用孔12Hに取り付けられる。
The
レールベース26は、一対のレール22の一端部を支持するものであり、壁18から下方向へ離間した位置に配置され、その位置で壁18に固定される。レールベース26は、本実施の形態では、レール支持枠26A、回転軸26C、固定台26B、一対の固定棒26D、および、ストッパ26Sを有する。
The
レール支持枠26Aは、一対のレール22が延びる方向に沿ってスライダ24が移動可能な状態で一対のレール22の一端部を支持するものであり、一対のレール22の一端部を支持した状態では、スライダ24のスライダ本体24Aを挿入可能な挿入空間ISを有する。このレール支持枠26Aの断面は、例えば、断面コ字形の両端を内側に屈曲した形状である。
The
固定台26Bは、一対の固定棒26Dの台座であり、レール支持枠26Aと間隔をあけて配置される。固定台26Bは、例えば、板状に形成されており、一対のレール22の一端部を挿入空間ISに挿入する挿入方向と略平行に配置される。
The fixed
回転軸26Cは、固定台26Bを基準としてレール支持枠26Aを回転させるものであり、回転軸26Cの一端はレール支持枠26Aの外周面側に回転可能に設けられ、回転軸26Cの他端側は固定台26Bに固定される。回転軸26Cは、壁18にレールベース26が取り付けられた状態では、上下方向に延び、一対のレール22の一端部を挿入空間ISに挿入する挿入方向と略直交する。
The
一対の固定棒26Dは、固定台26Bからレール支持枠26Aとは逆側に向かって概ね平行に延びている。一対の固定棒26Dの各々は、壁18の固定用孔18Hに取り付けられる。例えば、一対の固定棒26Dの各々は、固定用孔18Hに挿通可能で外周面にねじ溝を有しており、当該固定用孔18Hに挿通されて固定用孔18Hから突出する部分にナットを螺合することで、固定用孔18Hに取り付けられる。
A pair of fixed
なお、本実施の形態では、一対の固定棒26Dは、4つの固定用孔18Hのうち、可動機構20における一対の棒状部材20Aが取り付けられる2つの固定用孔18H以外の残りの2つの固定用孔18Hに取り付けられる。
In the present embodiment, the pair of fixing
ストッパ26Sは、レール支持枠26Aに挿入されるスライダ24の移動を停止させるものである。ストッパ26Sは、レール支持枠26Aに取り付けられており、レール支持枠26Aに支持される一対のレール22の一端部と対向する側に配置される。
The
レール支持部材28は、一対のレール22の他端部側を支持するものである。レール支持部材28は、本実施の形態では、一対の脚部28Aおよびレール固定部28Bと、補強部28Cとを有する。
The
一対の脚部28Aは、レール支持部材28の基礎となるものである。一対の脚部28Aの各々は、例えば、土台およびその土台に対して鉛直方向に延びる棒状の支柱により構成される。
The pair of
一対のレール固定部28Bの一方は、一対のレール22の一方を、一対の脚部28Aの一方に固定し、一対のレール固定部28Bの他方は、一対のレール22の他方を、一対の脚部28Aの他方に固定するものである。一対のレール固定部28Bの各々は、例えば、棒状に形成されており、各々のレール固定部28Bの一端は、地平面に沿って略水平に配置された状態で脚部28Aに取り付けられる。各々のレール固定部28Bの他端には一対のレール22がボルトなどを用いて固定される。
One of the pair of
補強部28Cは、一対の脚部28Aを補強するものである。補強部28Cは、例えば、棒状に形成されており、地平面に沿って略水平に配置される。この補強部28Cの一端は、一対の脚部28Aの一方に取り付けられ、補強部28Cの他端は、一対の脚部28Aの他方に取り付けられる。なお、図1および図3に示す例では、補強部28Cは複数であるが、1つであってもよい。
The reinforcing
次に、壁18に固定されたロボット12を取り外すロボット取外方法を説明する。ロボット取外方法は、治具10を用いて作業者により実行される。作業者は、人であってもロボットであってもよい。
Next, a robot removal method for removing the
図4は、ロボット取外方法を示すフローチャートである。ロボット取外方法は、可動機構装着工程S1、ロボット移動工程S2、レール固定工程S3、スライダ装着工程S4、可動機構脱離工程S5、ロボット搬送工程S6、スライダ脱離工程S7およびレール固定解除工程S8を含む。 FIG. 4 is a flow chart showing the robot removal method. The robot removal method includes a movable mechanism mounting step S1, a robot moving step S2, a rail fixing step S3, a slider mounting step S4, a movable mechanism removing step S5, a robot transporting step S6, a slider removing step S7, and a rail fixing releasing step S8. including.
可動機構装着工程S1は、可動機構20を壁18に装着する工程である。図5は、壁18に可動機構20が装着された状態を示す図である。
The movable mechanism mounting step S<b>1 is a step of mounting the
可動機構装着工程S1では、作業者は、壁18に対してロボット12を固定している4つの螺合部材SMのうち対角関係にある2つの螺合部材SMを外す。次に、作業者は、螺合部材SMを外した箇所の固定用孔12H、18Hに可動機構20の棒状部材20Aを挿入し、挿入した棒状部材20Aを壁18に固定する。次に、作業者は、壁18に固定された棒状部材20Aに対して可動支持具20Bを取り付け、取り付けた可動支持具20Bを棒状部材20Aに沿って移動させてロボット12の基台12Aに当接させる。
In the movable mechanism mounting step S<b>1 , the operator removes two diagonally opposite screw members SM among the four screw members SM that fix the
このように可動機構20は、ロボット12を固定するために壁18に設けられた既存の固定用孔18Hを用いて壁18に装着することができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
In this manner, the
ロボット移動工程S2は、壁18に装着された可動機構20を用いてロボット12を移動させる工程である。図6は、壁18からロボット12が移動された状態を示す図である。
The robot moving step S<b>2 is a step of moving the
ロボット移動工程S2では、作業者は、可動機構装着工程S1で外していない残りの2つの螺合部材SMを外し、壁18から離間する方向(下方向)に可動支持具20Bを移動させる。これにより、ロボット12は、棒状部材20Aに沿って壁18から離間する方向(下方向)に移動する。
In the robot moving step S2, the operator removes the remaining two screw members SM that have not been removed in the movable mechanism mounting step S1, and moves the
このように可動機構20は、棒状部材20Aに沿ってロボット12を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット12を揺らすことなく、棒状部材20Aが延びる方向に限定してロボット12を移動させることができる。
Thus, the
レール固定工程S3は、壁18から離間した位置(ロボット移動工程S2で壁18から離間されたロボット12と壁18との間の隙間)に一対のレール22の一端部を挿入し、その一端部を壁18に固定する工程である。図7は壁18にレールベース26が取り付けられた状態を示す図であり、図8はレールベース26に一対のレール22の一端部が取り付けられた状態を示す図である。
In the rail fixing step S3, one end of the pair of
レール固定工程S3では、作業者は、図7に示すように、レールベース26を壁18に固定する。具体的には、作業者は、壁18に設けられる4つの固定用孔18Hのうち、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる2つの固定用孔18Hの各々に、レールベース26の固定棒26Dを挿入し、挿入した固定棒26Dを壁18に固定する。
In the rail fixing step S3, the worker fixes the
このようにレールベース26は、ロボット12を固定するために壁18に設けられた既存の固定用孔18Hを用いて、壁18に取り付けることができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
Thus, the
レールベース26は、壁18に取り付けられた状態では、壁18から離間されたロボット12と壁18との間の隙間に位置し、その位置において上下方向に沿った回転軸26Cの周りを回転可能な状態である。したがって、作業者は、レール支持枠26Aを回転させることで、保護カバー16(図1参照)の内部にある工作機械14の部品などを避けて一対のレール22を配置できるように、レールベース26の位置を必要に応じて予め調整することができる。
When the
次に、作業者は、保護カバー16の開口OP(図1参照)を介して、保護カバー16の内部に一対のレール22の一端部を進入させ、図8に示すように、一対のレール22の一端部をレールベース26のレール支持枠26Aに挿入する。この際、作業者は、保護カバー16の外部に配置されている一対のレール22の他端部側をレール支持部材28に固定する(図1参照)。
Next, the operator inserts one end of the pair of
スライダ装着工程S4は、ロボット移動工程S2で壁18から離間されたロボット12をスライダ24に装着する工程である。図9は、ロボット12にスライダ24が装着された状態を示す図である。
The slider mounting step S4 is a step of mounting the
スライダ装着工程S4では、まず、作業者は、レール支持枠26Aに支持された一対のレール22の一端部にスライダ24を配置する。具体的には、図3に示すように、作業者は、一対のレール22の他端部側から、一対のレール22の間にスライダ24の連結部24Cを通してスライダ本体24Aを一対のレール22上に載置する。その後、作業者は、スライダ本体24Aをレール支持枠26Aの挿入空間ISにまで移動させる。これにより、レール支持枠26Aに支持された一対のレール22の一端部にスライダ24が配置される。
In the slider mounting step S4, first, the worker places the
次に、作業者は、一対のレール22の一端部に配置したスライダ24をロボット12に装着する。具体的には、図9に示すように、作業者は、ロボット12の基台12Aに設けられる4つの固定用孔12Hのうち、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる2つの固定用孔12Hの各々に、スライダ24のロボット支持部24Dを挿入し、挿入したロボット支持部24Dを基台12Aに固定する。これにより、ロボット12は、スライダ24に支持される。
Next, the operator mounts the
このようにスライダ24は、ロボット12を壁18に固定するためにロボット12に設けられた既存の固定用孔12Hを用いてロボット12を支持することができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
Thus, the
可動機構脱離工程S5は、スライダ24にロボット12が装着された状態で、可動機構装着工程S1で装着された可動機構20を脱離する工程である。図10は、スライダ24にロボット12が装着されたまま可動機構20が脱離された状態を示す図である。
The movable mechanism detachment step S5 is a step of detaching the
可動機構脱離工程S5では、作業者は、棒状部材20Aに可動支持具20Bが取り付けられている状態で、あるいは、棒状部材20Aから可動支持具20Bを取り外した後に、壁18の固定用孔18Hから棒状部材20Aを外す。これにより、壁18からロボット12が取り外され、当該ロボット12を支持するスライダ24によって保護カバー16の外部にロボット12を搬送可能な状態となる。
In the movable mechanism detachment step S5, the operator removes the
ロボット搬送工程S6は、スライダ24に支持されたロボット12を搬送する工程である。図11は、一対のレール22の他端部側にロボット12が搬送された状態を示す図である。ロボット搬送工程S6では、作業者は、ロボット12を支持した状態のスライダ24を、一対のレール22の一端部から他端部に移動させることで、保護カバー16(図1参照)の内部から外部にロボット12を搬送する。
The robot transporting step S6 is a step of transporting the
スライダ脱離工程S7は、スライダ24をロボット12から外す工程である。スライダ脱離工程S7では、作業者は、ロボット12の固定用孔12Hに固定されたスライダ24のロボット支持部24Dの固定を解除することで、スライダ24をロボット12から外す。これにより、ロボット12は、例えばカートなどを用いて他の場所に運搬可能となる。
The slider detachment step S7 is a step of detaching the
レール固定解除工程S8は、壁18に対する一対のレール22の一端部の固定を解除する工程である。レール固定解除工程S8では、作業者は、レールベース26のレール支持枠26Aに挿入された一対のレール22の一端部を抜去し、壁18の固定用孔18Hに固定されたレールベース26の固定棒26Dを外す。
The rail unfixing step S8 is a step of unfixing one end of the pair of
次に、壁18に固定されたロボット12を取り付けるロボット取付方法を説明する。ただし、ロボット取付方法は、ロボット取外方法と類似するため、ここでは、ロボット取外方法と異なる点を主として説明する。
Next, a robot mounting method for mounting the
ロボット取付方法は、レール固定工程S3、スライダ装着工程S4、ロボット搬送工程S6、可動機構装着工程S1、スライダ脱離工程S7、レール固定解除工程S8、ロボット移動工程S2および可動機構脱離工程S5の順に実行される。 The robot mounting method includes a rail fixing step S3, a slider mounting step S4, a robot transporting step S6, a movable mechanism mounting step S1, a slider removing step S7, a rail fixing releasing step S8, a robot moving step S2, and a movable mechanism removing step S5. Executed in order.
レール固定工程S3では、作業者は、壁18における2つの固定用孔18Hの各々にレールベース26の固定棒26Dを挿入し、挿入した固定棒26Dを壁18に固定する。その後、作業者は、一対のレール22の一端部をレールベース26のレール支持枠26Aに挿入する。この際、作業者は、保護カバー16の外部に配置されている一対のレール22の他端部側をレール支持部材28に固定する。
In the rail fixing step S<b>3 , the worker inserts the fixing
スライダ装着工程S4では、作業者は、一対のレール22の他端部にスライダ24を配置する。その後、作業者は、カートなどを用いて運搬してきたロボット12における2つの固定用孔12Hの各々にスライダ24のロボット支持部24Dを挿入し、挿入したロボット支持部24Dを基台12Aに固定する。
In the slider mounting step S<b>4 , the worker places the
ロボット搬送工程S6では、作業者は、ロボット12を支持した状態のスライダ24を、一対のレール22の他端部から一端部に移動させる。これによりロボット12は、壁18から下方向に離間した位置に配置される。
In the robot transfer step S6, the operator moves the
可動機構装着工程S1では、作業者は、ロボット12においてスライダ24のロボット支持部24Dが挿入となる2つの固定用孔12Hと、壁18においてレールベース26の固定棒26Dが挿入となる2つの固定用孔18Hとに可動機構20の棒状部材20Aを挿入する。その後、作業者は、固定用孔12H、18Hに挿入した棒状部材20Aを壁18に固定し、その棒状部材20Aに対して可動支持具20Bを取り付けてロボット12の基台12Aに当接させる。これにより、ロボット12が壁18に連結される。
In the movable mechanism mounting step S1, the operator installs two fixing
スライダ脱離工程S7では、作業者は、固定用孔12Hに固定されたスライダ24のロボット支持部24Dの固定を解除し、一対のレール22の一端部から別の箇所にスライダ24を移動させる。
In the slider detachment step S7, the operator releases the
レール固定解除工程S8では、作業者は、レールベース26のレール支持枠26Aに挿入された一対のレール22の一端部を抜去する。その後、作業者は、壁18の固定用孔18Hに固定されたレールベース26の固定棒26Dを外し、別の箇所にレールベース26を移動させる。これにより、壁18と、その壁18から離間した位置において棒状部材20Aを介して壁18に連結されているロボット12との間の隙間に空間が確保される。
In the rail fixing release step S8, the operator removes one end of the pair of
ロボット移動工程S2では、作業者は、壁18に近づく方向(上方向)に可動支持具20Bを移動させることで、壁18にロボット12の基台12Aを接触させる。
In the robot moving step S<b>2 , the operator moves the
可動機構脱離工程S5では、作業者は、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる固定用孔12H、18Hに螺合部材SMを取り付けてロボット12を壁18に仮固定する。次に、作業者は、壁18の固定用孔18Hから棒状部材20Aを外して固定用孔12H、18Hから抜去するとともに、当該固定用孔12H、18Hに螺合部材SMを取り付けてロボット12を壁18に仮固定する。その後、作業者は、仮固定した4か所の螺合部材SMを調整してロボット12を壁18に固定する。
In the movable mechanism detachment step S5, the operator temporarily fixes the
〔変形例〕
以上、本発明の一例として上記実施の形態が説明されたが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることはもちろんである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
[Modification]
Although the above embodiment has been described as an example of the present invention, the technical scope of the present invention is not limited to the scope described in the above embodiment. It goes without saying that various modifications or improvements can be made to the above embodiments. It is clear from the description of the scope of claims that forms with such modifications or improvements can also be included in the technical scope of the present invention.
(変形例1)
上記実施の形態では、一対のレール22の一端部を壁18に固定するためにレールベース26が用いられた。しかし、レールベース26はなくてもよい。レールベース26がない場合、一対のレール22の一端部は、レールベース26に代わる所定の固定具によって壁18に固定される。なお、上記の可動機構20を、一対のレール22の一端部を壁18に固定する固定具として用いてもよい。
(Modification 1)
In the above embodiment, the
(変形例2)
上記実施の形態では、ロボット12が、壁18に吊り下げられた状態で固定される天吊り式のものであった。しかし、ロボット12は、例えば、鉛直方向に延びる壁に固定されるものであってもよい。ロボット12が鉛直方向に延びる壁に固定される場合、一対のレール22からスライダ24が脱落することを防止するために、当該一対のレール22に対してスライダ24を支持するスライダ支持部が設けられていてもよい。
(Modification 2)
In the above-described embodiment, the
(変形例3)
上記実施の形態では、一対のレール22が採用された。しかし、複数対のレール22が採用されてもよい。複数対のレール22が採用される場合、一対のレール22に比べて、より重量が大きいロボット12を搬送し易くなる。この場合、レール支持枠26Aは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22の一端部を支持するものとして形成されてもよい。また、スライダ本体24Aは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22上をスライド可能に形成されてもよい。また、スライダ24の連結部24Cは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22の間の各々に通されるものであってもよく、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22のうち特定のレール22の間に通されるものであってもよい。
(Modification 3)
A pair of
(変形例4)
上記の実施の形態および変形例1~3は、矛盾の生じない範囲で任意に組み合わされてもよい。
(Modification 4)
The embodiment and Modifications 1 to 3 described above may be combined arbitrarily within a consistent range.
〔実施の形態から得られる発明〕
以上の実施の形態および変形例から把握しうる発明について、以下に記載する。
[Invention obtained from the embodiment]
Inventions that can be understood from the above embodiments and modifications will be described below.
(第1の発明)
第1の発明は、壁(18)に固定されたロボット(12)を取り外すために用いられる治具(10)である。治具(10)は、可動機構(20)および少なくとも一対のレール(22)を備える。可動機構(20)は、壁(18)に対して着脱可能であり、ロボット(12)を支持しながら壁(18)から離間する方向に移動させるものである。一対のレール(22)は、ロボット(12)を支持可能なスライダ(24)をスライド可能に案内するものであって、一端部が、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)と、壁(18)との間の隙間に挿入された状態で、壁(18)に対して固定されるものである。
(First invention)
A first invention is a jig (10) used to remove a robot (12) fixed to a wall (18). A jig (10) comprises a movable mechanism (20) and at least a pair of rails (22). The movable mechanism (20) is detachable from the wall (18), and moves the robot (12) in a direction away from the wall (18) while supporting the robot (12). A pair of rails (22) slidably guides a slider (24) capable of supporting the robot (12), one end of which is positioned away from the wall (18). ) and the wall (18) and fixed to the wall (18).
これにより、ロボット(12)の移動方向を、壁(18)から離間する方向および一対のレール(22)が延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。 As a result, the movement direction of the robot (12) can be accommodated in the direction away from the wall (18) and in the direction in which the pair of rails (22) extend, thereby reducing the working space.
壁(18)およびロボット(12)の各々には、ロボット(12)を壁(18)に固定するための螺合部材(SM)が挿入される固定用孔(18H、12H)が形成され、可動機構(20)は、壁(18)およびロボット(12)に形成された固定用孔(18H、12H)に挿入されて、壁(18)に固定される棒状部材(20A)と、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を支持しながら移動可能な可動支持具(20B)とを有してもよい。これにより、可動機構(20)は、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット(12)を揺らすことなく、棒状部材(20A)が延びる方向に限定してロボット(12)を移動させることができる。 The wall (18) and the robot (12) are each formed with fixing holes (18H, 12H) into which screw members (SM) for fixing the robot (12) to the wall (18) are inserted, The movable mechanism (20) includes a rod-shaped member (20A) inserted into fixing holes (18H, 12H) formed in the wall (18) and the robot (12) and fixed to the wall (18); and a movable support (20B) that is movable while supporting the robot (12) along (20A). Thereby, the movable mechanism (20) can move the robot (12) along the rod-shaped member (20A). Therefore, the operator can move the robot (12) only in the direction in which the bar member (20A) extends without shaking the robot (12).
一対のレール(22)は、一端部から他端部に向かって、他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有してもよい。これにより、ロボット(12)を支持したスライダ(24)が、一端部から他端部に向かってスライドするときに加速することを抑制することができる。 The pair of rails (22) may have a sloping portion from one end to the other end and away from the ground plane toward the other end. As a result, the slider (24) supporting the robot (12) can be prevented from accelerating when sliding from one end to the other end.
治具(10)は、他端部側を支持するレール支持部材(28)を備えてもよい。これにより、一対のレール(22)は、スライダ(24)を安定した状態でスライド可能に案内することができる。 The jig (10) may include a rail support member (28) that supports the other end side. Thereby, the pair of rails (22) can slidably guide the slider (24) in a stable state.
治具(10)は、上記の隙間に位置する状態で壁(18)に固定され、一端部を支持するレールベース(26)を備えてもよい。これにより、一対のレール(22)を安定させ易くなる。 The jig (10) may include a rail base (26) that is fixed to the wall (18) in the above gap and supports one end. This makes it easier to stabilize the pair of rails (22).
レールベース(26)は、壁(18)から離間する方向に沿った回転軸(26C)を有し、回転軸(26C)の周りを回転可能な状態で壁(18)に固定されてもよい。これにより、レールベース(26)は、作業者に対して、レールベース(26)を回転させることで、工作機械(14)の部品などを避けて一対のレール(22)を配置できるように、レールベース(26)の位置を必要に応じて予め調整させることができる。 The rail base (26) has an axis of rotation (26C) along a direction away from the wall (18) and may be fixed to the wall (18) for rotation about the axis of rotation (26C). . As a result, the rail base (26) allows the operator to rotate the rail base (26) so that the pair of rails (22) can be arranged while avoiding parts of the machine tool (14). The position of the rail base (26) can be pre-adjusted as needed.
レールベース(26)は、壁(18)に形成される複数の固定用孔(18H)のうち、棒状部材(20A)が固定される固定用孔(18H)とは別の固定用孔(18H)の少なくとも1つに固定されてもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(18H)を用いて、レールベース(26)を壁(18)に取り付けることができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。 The rail base (26) has a plurality of fixing holes (18H) formed in the wall (18) that are different from the fixing holes (18H) to which the rod-shaped member (20A) is fixed. ) may be fixed to at least one of This allows the rail base (26) to be attached to the wall (18) using existing fixing holes (18H) in the wall (18) for fixing the robot (12). Therefore, the number of parts of the jig (10) can be reduced, and work efficiency can be easily improved.
治具(10)は、スライダ(24)を備え、スライダ(24)は、一対のレール(22)をスライド可能なスライダ本体(24A)と、ロボット(12)を支持するロボット支持部(24D)と、ロボット支持部(24D)が設けられる支持台(24B)と、スライダ本体(24A)と支持台(24B)とを連結し、一対のレール(22)の間に通される連結部(24C)と、を有してもよい。これにより、スライダ(24)は、一対のレール(22)のスライド時に脱離することなく安定してスライドすることができる。 The jig (10) comprises a slider (24) comprising a slider body (24A) slidable on a pair of rails (22) and a robot support (24D) for supporting the robot (12). and a support base (24B) on which a robot support part (24D) is provided, the slider body (24A) and the support base (24B) are connected, and a connecting part (24C) passed between the pair of rails (22) ) and may have Thereby, the slider (24) can slide stably without detaching when the pair of rails (22) slide.
レールベース(26)は、一対のレール(22)が延びる方向に沿ってスライダ(24)が移動可能な状態で一端部を支持するレール支持枠(26A)を有してもよい。これにより、レールベース(26)は、スライダ(24)の移動(スライド)を確保しながら、一対のレール(22)の一端部における支持位置を一定に支持し易くなる。 The rail base (26) may have a rail support frame (26A) that supports one end while allowing the slider (24) to move along the direction in which the pair of rails (22) extends. This makes it easier for the rail base (26) to support the support position at one end of the pair of rails (22) while securing the movement (sliding) of the slider (24).
ロボット支持部(24D)は、ロボット(12)に形成される複数の固定用孔(12H)のうち、棒状部材(20A)が挿入される固定用孔(12H)とは別の固定用孔(12H)の少なくとも1つに取り付けられてもよい。これにより、スライダ(24)は、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(12H)を用いて、ロボット(12)を支持することができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。 The robot support part (24D) has a fixing hole (12H) different from the fixing hole (12H) into which the rod-shaped member (20A) is inserted, among the plurality of fixing holes (12H) formed in the robot (12). 12H). This allows the slider (24) to support the robot (12) using existing fixing holes (12H) in the wall (18) for fixing the robot (12). Therefore, the number of parts of the jig (10) can be reduced, and work efficiency can be easily improved.
(第2の発明)
第2の発明は、壁(18)に固定されたロボット(12)を取り外すロボット取外方法である。ロボット取外方法は、可動機構装着工程(S1)、ロボット移動工程(S2)およびレール固定工程(S3)を含む。可動機構装着工程(S1)は、ロボット(12)を支持しながら壁(18)から離間する方向に移動させる可動機構(20)を壁(18)に装着する。ロボット移動工程(S2)は、可動機構(20)を用いてロボット(12)を移動させる。レール固定工程(S3)は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)と壁(18)との間の隙間に、ロボット(12)を支持可能なスライダ(24)をスライド可能に案内する少なくとも一対のレール(22)の一端部を挿入し、壁(18)に対して一端部を固定する。
(Second invention)
The second invention is a robot removal method for removing a robot (12) fixed to a wall (18). The robot removal method includes a movable mechanism mounting step (S1), a robot moving step (S2) and a rail fixing step (S3). In the movable mechanism mounting step (S1), a movable mechanism (20) is mounted on the wall (18) to move the robot (12) away from the wall (18) while supporting the robot (12). The robot moving step (S2) moves the robot (12) using the movable mechanism (20). In the rail fixing step (S3), a slider (24) capable of supporting the robot (12) is slid into the gap between the robot (12) and the wall (18) arranged in a direction away from the wall (18). One end of at least one pair of guide rails (22) is inserted and one end is fixed against the wall (18).
これにより、ロボット(12)の移動方向を、壁(18)から離間する方向および一対のレール(22)が延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。 As a result, the movement direction of the robot (12) can be accommodated in the direction away from the wall (18) and in the direction in which the pair of rails (22) extend, thereby reducing the working space.
壁(18)およびロボット(12)の各々には、ロボット(12)を壁(18)に固定するための螺合部材(SM)が挿入される固定用孔(18H、12H)が形成され、可動機構装着工程(S1)は、螺合部材(SM)を外し、壁(18)およびロボット(12)に形成された固定用孔(18H、12H)に可動機構(20)の棒状部材(20A)を挿入して壁(18)に固定し、ロボット移動工程(S2)は、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を支持しながら移動可能な可動機構(20)の可動支持具(20B)を用いて、ロボット(12)を移動させてもよい。これにより、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット(12)を揺らすことなく、棒状部材(20A)が延びる方向に限定してロボット(12)を移動させることができる。 The wall (18) and the robot (12) are each formed with fixing holes (18H, 12H) into which screw members (SM) for fixing the robot (12) to the wall (18) are inserted, In the movable mechanism mounting step (S1), the threaded member (SM) is removed, and the rod-shaped member (20A) of the movable mechanism (20) is inserted into the fixing holes (18H, 12H) formed in the wall (18) and the robot (12). ) is inserted and fixed to the wall (18), and in the robot moving step (S2), a movable support ( 20B) may be used to move the robot (12). Thereby, the robot (12) can be moved along the rod-shaped member (20A). Therefore, the operator can move the robot (12) only in the direction in which the bar member (20A) extends without shaking the robot (12).
レール固定工程(S3)は、一端部を支持するレールベース(26)を隙間に配置し、配置したレールベース(26)を壁(18)に固定することで、壁(18)に対して一端部を固定してもよい。これにより、一対のレール(22)を安定させ易くなる。 In the rail fixing step (S3), a rail base (26) that supports one end is placed in the gap, and the placed rail base (26) is fixed to the wall (18), thereby fixing the one end to the wall (18). part can be fixed. This makes it easier to stabilize the pair of rails (22).
レール固定工程(S3)は、壁(18)に形成される複数の固定用孔(18H)のうち、棒状部材(20A)が固定される固定用孔(18H)とは別の固定用孔(18H)の少なくとも1つにレールベース(26)を固定してもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(18H)を用いて、レールベース(26)を壁(18)に取り付けることができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。 In the rail fixing step (S3), among the plurality of fixing holes (18H) formed in the wall (18), a fixing hole (18H) different from the fixing hole (18H) to which the rod-shaped member (20A) is fixed ( 18H) may be fixed to at least one of the rail bases (26). This allows the rail base (26) to be attached to the wall (18) using existing fixing holes (18H) in the wall (18) for fixing the robot (12). Therefore, the number of parts of the jig (10) can be reduced, and work efficiency can be easily improved.
ロボット取外方法は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)をスライダ(24)に装着するスライダ装着工程(S4)と、スライダ(24)にロボット(12)が装着された状態で、可動機構装着工程(S1)で装着された可動機構(20)を脱離する可動機構脱離工程(S5)と、を含んでもよい。 The robot removal method comprises a slider mounting step (S4) of mounting the robot (12) arranged in the direction away from the wall (18) to the slider (24), and mounting the robot (12) on the slider (24). a movable mechanism detachment step (S5) of detaching the movable mechanism (20) mounted in the movable mechanism mounting step (S1) in the state of being attached.
スライダ装着工程(S4)は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)に形成される複数の固定用孔(12H)のうち、棒状部材(20A)が挿入される固定用孔(12H)とは別の固定用孔(12H)の少なくとも1つに、スライダ(24)のロボット支持部(24D)を取り付けてもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(12H)を用いて、ロボット(12)をスライダ(24)に支持することができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。 In the slider mounting step (S4), among a plurality of fixing holes (12H) formed in the robot (12) arranged in a direction away from the wall (18), a fixing hole into which the rod-shaped member (20A) is inserted. A robot support (24D) of the slider (24) may be attached to at least one fixing hole (12H) other than the hole (12H). This allows the robot (12) to be supported on the slider (24) using existing fixing holes (12H) in the wall (18) for fixing the robot (12). Therefore, the number of parts of the jig (10) can be reduced, and work efficiency can be easily improved.
10…治具 12…ロボット
14…工作機械 16…保護カバー
18…壁 20…可動機構
22…一対のレール 24…スライダ
26…レールベース 28…レール支持部材
DESCRIPTION OF
Claims (16)
前記壁に対して着脱可能であり、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構と、
前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内するものであって、一端部が、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと、前記壁との間の隙間に挿入された状態で、前記壁に対して固定される少なくとも一対のレールと、
を備える治具。 A jig used to remove the robot from a wall to which the robot is suspended and fixed ,
a movable mechanism that is detachable from the wall and moves the robot in a direction away from the wall while supporting the robot;
A slider capable of supporting the robot is slidably guided, one end of which is inserted into a gap between the robot arranged in a direction away from the wall and the wall, at least one pair of rails fixed to the wall;
Jig with
前記壁および前記ロボットの各々には、前記ロボットを前記壁に固定するための螺合部材が挿入される固定用孔が形成され、
前記可動機構は、
前記壁および前記ロボットに形成された前記固定用孔に挿入されて、前記壁に固定される棒状部材と、
前記棒状部材に沿って前記ロボットを支持しながら移動可能な可動支持具と、
を有する、治具。 The jig according to claim 1,
Each of the wall and the robot is formed with a fixing hole into which a threaded member for fixing the robot to the wall is inserted,
The movable mechanism is
a rod-shaped member inserted into the fixing hole formed in the wall and the robot and fixed to the wall;
a movable support that can move while supporting the robot along the rod-shaped member;
A jig.
前記一対のレールは、前記一端部から他端部に向かって、前記他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有する、治具。 The jig according to claim 1 or 2,
A jig, wherein the pair of rails has a sloping portion that is further away from the ground plane toward the other end from the one end toward the other end.
前記一対のレールの他端部側を支持するレール支持部材を備える、治具。 The jig according to any one of claims 1 to 3,
A jig comprising a rail support member that supports the other end side of the pair of rails .
前記隙間に位置する状態で前記壁に固定され、前記一端部を支持するレールベースを備える、治具。 The jig according to any one of claims 1 to 4,
A jig comprising a rail base that is fixed to the wall while positioned in the gap and supports the one end.
前記レールベースは、前記壁から離間する方向に沿った回転軸を有し、前記回転軸の周りを回転可能な状態で前記壁に固定される、治具。 The jig according to claim 5,
The jig according to claim 1, wherein the rail base has a rotation axis extending in a direction away from the wall, and is fixed to the wall so as to be rotatable about the rotation axis.
前記レールベースは、前記壁に形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が固定される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに固定される、治具。 The jig according to claim 5 or 6, which is dependent on claim 2,
The rail base is fixed to at least one of the plurality of fixing holes formed in the wall, which is different from the fixing hole to which the rod-shaped member is fixed. .
前記スライダを備え、
前記スライダは、前記一対のレールをスライド可能なスライダ本体と、前記ロボットを支持するロボット支持部と、前記ロボット支持部が設けられる支持台と、前記スライダ本体と前記支持台とを連結し、前記一対のレールの間に通される連結部と、を有する、治具。 The jig according to any one of claims 1 to 7,
comprising the slider;
The slider includes a slider body slidable on the pair of rails, a robot support section that supports the robot, a support base on which the robot support section is provided, the slider body and the support base that are connected to each other, and and a connecting portion passed between the pair of rails.
前記レールベースは、前記一対のレールが延びる方向に沿って前記スライダが移動可能な状態で前記一端部を支持するレール支持枠を有する、治具。 The jig according to claim 8, which is dependent on any one of claims 5 to 7,
The jig according to claim 1, wherein the rail base has a rail support frame that supports the one end while the slider is movable along the direction in which the pair of rails extends.
前記ロボット支持部は、前記ロボットに形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が挿入される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに取り付けられる、治具。 A jig according to claim 8 or 9 depending on claim 2,
The robot support part is a jig attached to at least one of the plurality of fixing holes formed in the robot, which is different from the fixing hole into which the rod-like member is inserted. .
前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構を前記壁に装着する可動機構装着工程と、
前記可動機構を用いて前記ロボットを移動させるロボット移動工程と、
前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと前記壁との間の隙間に、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内する少なくとも一対のレールの一端部を挿入し、前記壁に対して前記一端部を固定するレール固定工程と、
を含むロボット取外方法。 A robot removal method for removing the robot from a wall to which the robot is fixed in a suspended state ,
a movable mechanism mounting step of mounting on the wall a movable mechanism that supports the robot and moves it away from the wall;
a robot moving step of moving the robot using the movable mechanism;
One end of at least a pair of rails for slidably guiding a slider capable of supporting the robot is inserted into a gap between the robot and the wall arranged in a direction away from the wall, a rail fixing step of fixing the one end by
Robotic removal method including.
前記壁および前記ロボットの各々には、前記ロボットを前記壁に固定するための螺合部材が挿入される固定用孔が形成され、
前記可動機構装着工程は、前記螺合部材を外し、前記壁および前記ロボットに形成された前記固定用孔に前記可動機構の棒状部材を挿入して前記壁に固定し、
前記ロボット移動工程は、前記棒状部材に沿って前記ロボットを支持しながら移動可能な前記可動機構の可動支持具を用いて、前記ロボットを移動させる、ロボット取外方法。 A robot removal method according to claim 11, comprising:
Each of the wall and the robot is formed with a fixing hole into which a threaded member for fixing the robot to the wall is inserted,
In the movable mechanism mounting step, the screw member is removed, and a rod-shaped member of the movable mechanism is inserted into the fixing hole formed in the wall and the robot to fix it to the wall;
The robot moving step moves the robot using a movable support of the movable mechanism capable of moving while supporting the robot along the rod member.
前記レール固定工程は、前記一端部を支持するレールベースを前記隙間に配置し、配置した前記レールベースを前記壁に固定することで、前記壁に対して前記一端部を固定する、ロボット取外方法。 The robot removal method according to claim 11 or 12,
In the rail fixing step, a rail base that supports the one end is arranged in the gap, and the arranged rail base is fixed to the wall, thereby fixing the one end to the wall, removing the robot. Method.
前記レール固定工程は、前記壁に形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が固定される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに前記レールベースを固定する、ロボット取外方法。 A robot removal method according to claim 13 depending on claim 12,
The rail fixing step includes fixing the rail base to at least one of the plurality of fixing holes formed in the wall, which is different from the fixing hole to which the rod-like member is fixed. robot removal method.
前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットを前記スライダに装着するスライダ装着工程と、
前記スライダに前記ロボットが装着された状態で、前記可動機構装着工程で装着された前記可動機構を脱離する可動機構脱離工程と、
を含む、ロボット取外方法。 The robot removal method according to any one of claims 11 to 14,
a slider mounting step of mounting the robot arranged in a direction away from the wall to the slider;
a movable mechanism detachment step of detaching the movable mechanism mounted in the movable mechanism mounting step in a state where the robot is mounted on the slider;
Robotic removal method.
前記スライダ装着工程は、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットに形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が挿入される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに、前記スライダのロボット支持部を取り付ける、ロボット取外方法。 A robot removal method according to claim 15 depending on claim 12, comprising:
In the slider mounting step, among the plurality of fixing holes formed in the robot arranged in a direction away from the wall, the fixing holes other than the fixing holes into which the rod-like members are inserted are inserted. and attaching a robot support of the slider to at least one of
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