JP7313088B1 - 弓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リムの弾性力を利用せずにケーブルの弾性力を使用して矢を発射する弓において、不使用時に小型となり収納や持ち運びがしやすく、弓全体の形状の設計の自由度や調整の自由度が大きい構造を有する弓を提供する。【解決手段】フレームと、フレームの第1の位置に配置される第1プーリーと、フレームの第2の位置に配置される第2プーリーと、第1プーリーと連動して回動する第1径小カムおよび第1径大カムと、第2プーリーと連動して回動する第2径小カムおよび第2径大カムと、第1プーリーと第2プーリーとに固定されるストリングと、第1径小カムと第2径大カムとの間に直線状に配置されストリングが引かれたときに第2径大カムに巻き取られることで弾性変形する第1ケーブルと、第2径小カムと第1径大カムとの間に直線状に配置されストリングが引かれたときに第1径大カムに巻き取られることで弾性変形する第2ケーブルとを備える弓。【選択図】 図1

Description

本発明は、リムの弾性力を利用せずに矢を発射する弓に関する。
従来のコンパウンドボウやリカーブボウでは、リムをたわませることでリムに弾性力を蓄積し、リムの弾性力を利用して矢を発射させている。リムをたわませるにはある程度大きな力を必要とするとともに、リムに蓄積する弾性力を常に一定にすることは容易でない。
上記のような課題を解決するため、例えば特許文献1には、リムを弾性変形させる代わりに、ボウ本体の両端に固定されたケーブルを弾性変形させることでケーブルに弾性力を蓄積し、ケーブルに蓄積された弾性力により矢を発射させる弓の技術が開示されている。
特許第6666536号公報
特許文献1に記載の弓は、ボウ本体を中央から上下端に向けて斜め後方に傾斜させ、弾性力を蓄積させるためのケーブルと矢をつがえるためのストリングをボウ本体の上下端に固定する構造を有する。つまりボウ本体が弓型の形状を有している。上記のように構成した弓では、ボウ本体の全長がほぼ弓の全長となる構造であるため、ボウ本体を小型化することが困難であった。そのため、不使用時の収納や持ち運びが不便であるという問題があった。また、弓の全体形状を変更するためにはボウ本体の形状を変更する必要があり、射手の好みに合わせて弓の形状を細かに調整することが容易ではなかった。
本発明は、リムの弾性力を利用せずにケーブルの弾性力を使用して矢を発射する弓において、不使用時に小型となり収納や持ち運びがしやすく、射手の好みに合わせて弓全体の形状の設計の自由度や調整の自由度が大きい構造を有する弓を提供する。
本発明の弓は、所定の長さを有するフレームと、前記フレームの第1の位置に配置される第1プーリーと、前記フレームの第2の位置に配置される第2プーリーと、前記第1プーリーと連動して回動する第1径小カムと、前記第1プーリーと連動して回動する第1径大カムと、前記第2プーリーと連動して回動する第2径小カムと、前記第2プーリーと連動して回動する第2径大カムと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに固定されるストリングであり、当該ストリングが引かれることで前記第1プーリーと前記第2プーリーとが回動するように構成されたストリングと、前記第1径小カムと前記第2径大カムとの間に直線状に配置され前記ストリングが引かれたときに前記第2径大カムに巻き取られることで弾性変形する第1ケーブルと、前記第2径小カムと前記第1径大カムとの間に直線状に配置され前記ストリングが引かれたときに前記第1径大カムに巻き取られることで弾性変形する第2ケーブルとを有する。
上記のように構成された弓では、ストリングが引かれることでプーリーが回動する。プーリーと連動して径小カムと径大カムが回動する。このとき、径小カムと径大カムとの間に配置されたケーブルは、径大カムに巻き取られる。径小カムと径大カムとの外径が異なることにより、径大カムに巻き取られるときにケーブルは引張方向に弾性変形し、弾性力がケーブルに蓄積される。ケーブルが径小カムと径大カムとの間に直線状に配置されることにより、弓型のボウ本体を使用する場合と比較して、小型の構造で弾性力を蓄積することができる。また、弾性力を蓄積する部分が直線状の形状であるため、様々な形状の部材と組み合わせることが容易となる。つまり、弓全体の形状の設計の自由度を向上させることができる。
前記構成において、前記第1の位置と前記第2の位置とを結ぶ方向に沿って前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが移動することで前記第1の位置と前記第2の位置との距離を伸縮可能に構成してもよい。また、前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが前記フレームに対する移動領域の任意の位置で前記フレームに固定可能に構成してもよい。
上記のように構成された弓では、プーリー間の距離を伸縮できる構造とすることで、ストリングやケーブルの張りの調整をすることが可能となる。また、不使用時にストリングやケーブルの張りを緩めることで、ストリングやケーブルの劣化を防止することが可能である。
前記構成において、前記フレームに固定される第1アームと、前記フレームに固定される第2アームと、前記第1アームに配置される第3プーリーと、前記第2アームに配置される第4プーリーとをさらに有し、前記ストリングは、前記第3プーリーと前記第4プーリーに掛け回される構成としてもよい。
上記のように構成された弓では、フレームと第1アームと第2アームの組み合わせにより、弓全体の形状を最適に設定することが容易となる。また、ストリングを第3プーリーと第4プーリーに掛け回す構造とすることで、弓の全体形状を射手が弓を引きやすい形にすることが容易となる。
前記構成において、前記第1アームは前記フレームに対して着脱可能であり、前記第2アームは前記フレームに対して着脱可能である構成としてもよい。
上記のように構成された弓では、第1アームと第2アームを取り換えるだけで簡単に弓全体の形状を変化させることが可能となる。また、収納時や持ち運び時に第1アームと第2アームをフレームから取り外して、小型化することが可能となる。
前記構成において、前記フレームに対して着脱可能なグリップをさらに有する構成としてもよい。
上記のように構成された弓では、フレームと第1アームと第2アームの組み合わせに加えて、さらにグリップの組み合わせにより弓全体の形状を様々に変化させることが可能となる。
前記構成において、前記フレームの前記第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線に対して前記第1アームの傾斜角度を変更可能であり、前記フレームの前記第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線に対して前記第2アームの傾斜角度を変更可能である構成としてもよい。
上記のように構成された弓では、フレームに対して第1アームおよび第2アームの傾斜角度を変化させることで、フレームに対する第3プーリーおよび第4プーリーの前後方向の位置を変化させることができる。これにより、第1アームおよび第2アームの傾斜角度を変化させるだけで容易にドローレングス(弦の引き長さ)の調整が可能である。
前記構成において、前記第1アームを前記フレームから取り外した状態で、前記第1アームは前記第3プーリーの回動軸の位置を中心として折り畳み可能に構成し、前記第2アームを前記フレームから取り外した状態で、前記第2アームは前記第4プーリーの回動軸の位置を中心として折り畳み可能に構成してもよい。
上記のように構成された弓では、第1アームおよび第2アームをフレームから取り外した際に小さく折り畳んだ状態で収納や持ち運びをすることができる。
本発明によれば、リムの弾性力を利用せずにケーブルの弾性力を使用して矢を発射する弓において、不使用時に小型となり収納や持ち運びがしやすく、射手の好みに合わせて弓全体の形状の設計の自由度や調整の自由度が大きい構造を有する弓を提供することができる。なお、エネルギー蓄積部分の質量が小さいため、効率的なエネルギー変換が可能である。
本発明の一実施形態に係る弓の斜視図である。 弓の左側面図である。 弓の背面図である。 径小カムおよび径大カムへのケーブルの配置を模式的に示した図である グリップ、レスト、第1プーリー、第2プーリー等を取り付けた状態のフレームの斜視図である。 フレームの上方の拡大斜視図である。 第2アームの斜視図である。 第2アームの上下方向の移動を示す左側面図である。 フレームの別の実施形態を示す背面図である。 本発明の弓をクロスボウに応用した例を示す平面図である。 フレームの別の実施形態とそれをクロスボウに応用した例を示す平面図である。 図11のクロスボウのストリングの配置を示す斜視図である。
以下、一例として示す図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る弓1の斜視図である。弓1は、フレーム10、第1アーム20、第2アーム30、グリップ40、レスト50、ストリング60、ケーブル70等により構成されている。ストリング60の上端は、フレーム10に設けられた第1プーリー80に固定されるとともに第1プーリー80に掛け回されている。ストリング60の下端はフレーム10に設けられた第2プーリー90に固定されるとともに第2プーリー90に掛け回されている。さらに、ストリング60は、第1アーム20に設けられた第3プーリー25と第2アーム30に設けられた第4プーリー35とに掛け回されている。なお、第1プーリー80、第2プーリー90、第3プーリー25、第4プーリー35は同一平面上に配置される。射手が第3プーリー25と第4プーリー35の中間位置においてストリング60に矢をつがえて(ノッキングし)、矢を後方に引く(ドローイングする)ことにより、第1プーリー80、第2プーリー90、第3プーリー25、第4プーリー35が連動して回動(回転)する。このとき、第1プーリー80および第2プーリー90に掛け回されたストリング60が後方へ送り出されるため、射手は大きな力を必要とせずにストリング60を後方に引いて第1プーリー80および第2プーリー90を回動させることができる。この第1プーリー80および第2プーリー90の回動により、後述するようにケーブル70に弾性力を蓄積させる。なお、本明細書において、矢の射出方向を前方、矢を引く方向を後方として説明を進める。また、本発明においてストリングを固定するもしくは掛け回す滑車のことをプーリーと呼ぶ。
図2は弓1の左側面図、図3は弓1の背面図である。図2、図3に示すように、フレーム10の上方側の端部(第1の位置)に第1プーリー80が配置され、フレーム10の下方側の端部(第2の位置)に第2プーリー90が配置される。第1の位置において、第1プーリー80を挟んで背面から見て左側に第1径小カム81、右側に第1径大カム82が配置される。第1プーリー80、第1径小カム81、第1径大カム82は、互いに固定された状態で第1回転軸83に挿通され、第1回転軸83を中心として互いに連動して回動する。第2の位置において、第2プーリー90を挟んで背面から見て左側に第2径大カム92、右側に第2径小カム91が配置される。第2プーリー90、第2径小カム91、第2径大カム92は、互いに固定された状態で第2回転軸93に挿通され、第2回転軸93を中心として互いに連動して回動する。第1径小カム81と同一直線上の下方に第2径大カム92が配置され、第1径大カム82と同一直線上の下方に第2径小カム91が配置される。第1径大カム82の外径は第1径小カム81の外径より大きく、第2径大カム92の外径は第2径小カム91の外径より大きい。また、第1径小カム81の外径は第2径小カム91の外径と等しく、第1径大カム82の外径は第2径大カム92の外径と等しい。第3プーリー25は、第3回転軸23に挿通され、第3回転軸23を中心として回転する。第4プーリー35は、第4回転軸33に挿通され、第4回転軸33を中心として回転する。
図4は第1径小カム81、第1径大カム82、第2径小カム91、第2径大カム92へのケーブル70の配置を模式的に示した図である。ケーブル70は、ともに弾性変形(伸縮)可能な弾性材料により形成された第1ケーブル71と第2ケーブル72により構成される。図4はケーブル71、72をともに弓1の左側から見た図である。ケーブル71の上端部はボビン81Aに固定され、下端部はボビン92Aに固定される。ボビン81Aは第1径小カム81の内側に配置され、第1回転軸83に固定される。ボビン92Aは第2径大カム92の内側に配置され、第2回転軸93に固定される。ケーブル72の上端部はボビン82Aに固定され、下端部はボビン91Aに固定される。ボビン82Aは第1径大カム82の内側に配置され、第1回転軸83に固定される。ボビン91Aは第2径小カム91の内側に配置され、第2回転軸93に固定される。以上により、第1ケーブル71は、第1径小カム81と第2径大カム92との間に直線状に配置され、第2ケーブル72は、第1径大カム82と第2径小カム91との間に直線状に配置される。左側面から見たとき、第1ケーブル71と第2ケーブル72とが、上下方向の中央で交差するように配置される。
射手がストリング60を後方に引くと、第1プーリー80は第1回転軸83を中心に第1方向D1(図2、図4)に回動し、第2プーリー90は第2回転軸93を中心に第2方向D2(図2、図4)に回動する。このとき、第1プーリー80と連動して第1方向D1に回動する第1径小カム81は、第1ケーブル71を下方に送り出す。つまり、第1プーリー80は第1ケーブル71の張力を緩める方向に回動する。また、第2プーリー90と連動して第2方向D2に回動する第2径大カム92は、第1ケーブル71を外周に巻き取る。つまり、第2プーリー90は第1ケーブル71の張力を強める方向に回動する。第2径大カム92の外径が第1径小カム81の外径よりも大きいため、第1径小カム81が第1ケーブル71を送り出す長さよりも第2径大カム92が第1ケーブル71を巻き取る長さの方が長い。よって、第1ケーブル71は、引張方向に弾性変形する。弾性力は射手が矢を射出するまで第1ケーブル71に蓄積された状態となる。また、第1プーリー80と連動して第1方向D1に回動する第1径大カム82は、第2ケーブル72を外周に巻き取る。つまり、第1プーリー80は第2ケーブル72の張力を強める方向に回動する。また、第2プーリー90と連動して第2方向D2に回動する第2径小カム91は、第2ケーブル72を上方に送り出す。つまり、第2プーリー90は第2ケーブル72の張力を緩める方向に回動する。第1径大カム82の外径が第2径小カム91の外径よりも大きいため、第2径小カム91が第2ケーブル72を送り出す長さよりも第1径大カム82が第2ケーブル72を巻き取る長さの方が長い。よって、第2ケーブル72は、引張方向に弾性変形する。弾性力は射手が矢を射出するまで第2ケーブル72に蓄積された状態となる。なお、各カムは、側面視において偏平状の円形に形成されている。つまり、カムの外周上の位置によって中心からの距離(半径)が異なるように形成されている。これにより、カムの回動角度によって、ケーブルを送り出したり、巻き取ったりする量が変動する。本発明においてプーリーと連動して回動してケーブルを送り出したり巻き取ったりする略円筒形状の部材をカムと呼ぶ。ケーブルを巻き取るという意味ではリールと呼んでもよい。
上記のような構造を採用することで、射手が弓を引いたとき、第1ケーブル71と第2ケーブル72には引張方向の弾性力が蓄積される。射手が矢を離す(リリースする)と、弾性変形した第1ケーブル71と第2ケーブル72が元に戻る復元力により、フレーム10の上方側の第1径小カム81と第1径大カム82は第1方向D1と逆方向に回動し、フレーム10の下方側の第2径小カム91と第2径大カム92は第2方向D2と逆方向に回動する。第1径小カム81および第1径大カム82と連動して回動する第1プーリー80はストリング60を上方に引っ張る方向に回動する。第2径小カム91および第2径大カム92と連動して回動する第2プーリー90はストリング60を下方に引っ張る方向に回動する。これにより後方に引かれたストリング60が前方に引き戻され、ストリング60にノッキングされた矢が前方へ射出される。
第1ケーブル71および第2ケーブル72は、ポリアリレート繊維、アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、カーボン繊維等で形成される。具体的には、東洋紡株式会社のザイロン(登録商標)、株式会社クラレのベクトラン(登録商標)等を使用することが可能である。繊維の端部をボビン81A(82A)もしくはボビン92A(91A)に固定し、ボビン81A(82A)とボビン92A(91A)の間を複数回掛け回した上で他端部をボビン81A(82A)もしくはボビン92A(91A)に固定することで、第1ケーブル71および第2ケーブル72を形成している。これらの繊維を束ねて帯状の形状とすることで必要な弾性力と強度を確保することもできる。なお、繊維を編むことで強度を向上させることも可能である。束ねたり編んだりすることで必要な強度を確保できる場合は、必ずしもボビン81A(82A)とボビン92A(91A)の間に繊維を複数回掛け回す必要はなく、繊維の端部をボビンに固定するだけでもよい。上述した繊維をテフロン(登録商標)製の円筒の内側に配設し、円筒の両端部において繊維がリング状に円筒の外側に露出する構造とすることもできる。直線状の繊維の端部にリング状の形成する方法は、船舶のアンカーロープの結び方を応用することが可能である。繊維の端部にリング状の形成することで、リング状の端部をボビンの外周に通すだけで、第1ケーブル71および第2ケーブル72をボビン(カム)に固定することができる。つまり、ケーブルの着脱を容易にすることができる。
図5は、グリップ40、レスト50、第1プーリー80、第2プーリー90等を取り付けた状態のフレーム10の斜視図である。図5を用いてフレーム10の構造について説明する。図5に示すように、フレーム10は、左プレート11、右プレート12、連結軸13、移動軸14、左移動プレート15、右移動プレート16等により構成される。左プレート11および右プレート12は、それぞれ第1の位置と第2の位置を接続する所定の長さを有する直線状に形成される板部材である。左プレート11と右プレート12とは同一形状を有する。左プレート11および右プレート12には、中央部を板厚方向にくり抜いた切り欠き11A、12Aが複数形成される。切り欠き11A、12Aは、各プレートの長手方向に一定の長さを有し、端部は半円形に形成されている。切り欠き11A、12Aは、移動軸14が上下方向に移動する際のガイド溝として使用したり、アクセサリ類をフレーム10に固定したりする際にボルトを挿入する穴として使用することが可能である。連結軸13は円筒状の部材である。左プレート11および右プレート12の両端(上下端)が2つの連結軸13に固定されることにより、左プレート11と右プレート12とが左右方向に所定の距離を隔てて配置される。
左プレート11および右プレート12には、グリップ40を固定するために後方へ延出させた延出部11B、12Bが2か所ずつ形成される。グリップ40は、矢を発射するときに射手が掴む部分である。グリップ40の上端と下端には、グリップ40をフレーム10に接続するための接続板41、42が固定されている。左プレート11の2か所の延出部11Bと右プレート12の2か所の延出部12Bには、接続板41、42を固定するボルトを挿入するためのボルト穴が形成されている。接続板41、42には、ナットを配置する凹部が設けられている。延出部11B、12Bに挿通したボルトを接続板41、42の凹部に配置したナットに固定することで、グリップ40はフレーム10に着脱可能に固定される。レスト50は、矢を発射するときに矢を載せて支持する部分である。レスト50の前方側には、レスト50をフレーム10に接続するため接続板51が固定され、接続板51にはボルト穴が形成されている。左プレート11および右プレート12には、レスト50を固定するためのナットを配置する凹部が設けられている。接続板51に挿通したボルトを左プレート11および右プレート12の凹部に配置したナットに固定することで、レスト50はフレーム10に着脱可能に固定される。
図6は、フレーム10の上方の拡大斜視図である。図6を用いて、第1回転軸83を上下方向(第1の位置と第2の位置を結ぶ方向)に移動させる構造について説明する。なお、フレーム10の下方の第2回転軸93を上下方向に移動させる構造は、上下対称に配置される以外は図6と同一形状であるため、説明は省略する。左移動プレート15および右移動プレート16は、所定の長さを有する直線状に形成される板部材である。左移動プレート15および右移動プレート16の一端(上端)が第1回転軸83に固定され、他端(下端)が円筒状の移動軸14に固定される。これにより、左移動プレート15と右移動プレート16とが左右方向に所定の距離を隔てて配置される。なお、第1回転軸83の外周には、第1プーリー80、第1径小カム81、第1径大カム82が挿通され、これらが一体的に第1回転軸83を中心として回動する。左移動プレート15および右移動プレート16は、左プレート11および右プレート12の内側に配置される。左移動プレート15と右移動プレート16には、中央部を板厚方向にくり抜いた切り欠き15A、16Aが形成される。切り欠き15A、16Aは、各プレートの長手方向に一定の長さを有し、端部は半円形に形成されている。フレーム10の上端に固定された連結軸13が左移動プレート15、右移動プレート16の切り欠き15A、16Aに挿通される。移動軸14が左プレート11、右プレート12の切り欠き11A、12Aに挿通される。移動軸14を切り欠き11A、12Aに沿って上下方向にスライドさせることで、移動軸14に固定された左移動プレート15、右移動プレート16が上下方向に移動する。これにより、左移動プレート15、右移動プレート16の先端に固定された第1回転軸83を上下方向に移動させることができる。つまり、第1回転軸83に挿通された第1プーリー80と第2回転軸93に挿通された第2プーリー90をフレーム10の長手方向に移動可能に構成している。ボルト17は、移動軸14に挿通されるとともに、連結軸13に挿通される。ボルト17に形成された螺子溝は、連結軸13に螺合されている。これにより、ボルト17を回転させることで、連結軸13に対する移動軸14の位置を上下方向に変化させるとともに固定することができる。
上記のように、第1回転軸83および第2回転軸93を上下方向に移動させることで、第1プーリー80(第1の位置)と第2プーリー90(第2の位置)との間の距離を伸縮可能に構成している。第1プーリー80と第2プーリー90の位置を最適な位置でフレーム10に固定することで、ストリングやケーブルの張りの調整をすることが可能となる。また、不使用時にストリングやケーブルの張力を緩めることができ、ストリングやケーブルの劣化を抑制することが可能である。さらに、ストリングやケーブルの交換時等にストリングやケーブルの着脱を容易にすることが可能である。
図7は、第2アーム30の斜視図である。なお、第1アーム20も第2アーム30と同一形状であり、第2アーム30と上下対称に配置される構成であるため、第1アーム20の説明は省略する。図7に示すように、第2アーム30は、左プレート31、右プレート32、第4回転軸33、第4プーリー35により構成されている。左プレート31(右プレート32)は、ともに直線状の板部材である下プレート31L(32L)と上プレート31U(32U)とにより構成される。左プレート31、右プレート32は、それぞれ中央部を板厚方向にくり抜いた切り欠き31A、32Aを有する。下プレート31L(32L)と上プレート31U(32U)とは、一端側において第4回転軸33に固定され、第4回転軸33を中心として互いに回動可能に構成される。つまり、下プレート31L(32L)と上プレート31U(32U)との相対角度を変更することが可能に構成される。図2等に示すように、下プレート31L(32L)の他端は、フレーム10の下端において第2回転軸93に挿通され固定されている。また、上プレート31U(32U)の他端は、移動軸14に挿通され固定されている。移動軸14は、第2回転軸93の上方でフレーム10の切り欠き11A、12Aに挿入されて上下方向に移動可能に構成されている。
図8は、第2アーム30の上下方向の移動を示す左側面図である。移動軸14を左移動プレート15、右移動プレート16に固定せずに、移動軸14がフレーム10の切り欠き11A、12Aに沿って移動可能な構造を採用することで、第2アーム30を上下方向に移動可能に構成することができる。図8に示すように、第2回転軸93をフレーム10に固定した状態で、移動軸14を上下方向(第1の位置と第2の位置を結ぶ方向)に沿って移動させることで、上プレート31U(32U)が上方へスライドするとともに、下プレート31L(32L)が第2回転軸93を中心に回動する。これにより、第2回転軸93を中心に第4回転軸33の位置が上方へ円弧上に移動する。つまり、第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線に対して第2アーム30の傾斜角度を変更することが可能となる。上プレート31U(32U)の他端を移動軸14に固定することで、第2回転軸93の上下方向の移動と連動して第2アーム30の傾斜角度を変更させることができる。なお、移動軸14とは別の位置で上プレート31U(32U)をフレーム10の切り欠き11A、12Aに固定することも可能である。その場合、第2回転軸93の上下方向の移動とは独立して第2アーム30の傾斜角度を変更させることができる。
上記のように第2アーム30の傾斜角度を変更することで、フレーム10に対する第3プーリー25および第4プーリー35の上下方向および前後方向の位置を変化させることができる。フレーム10に対する第4回転軸33の前後方向の位置が変動することは、ドローレングスDLを変化させることになる。つまり、移動軸14を上下方向に移動させるだけで容易にドローレングスの調整が可能である。また、第2アーム30において、下プレート31L(32L)と上プレート31U(32U)は、第4回転軸33を回動軸として互いに回動可能である。つまり、下プレート31L(32L)と上プレート31U(32U)との相対角度を変更することができる。これにより、第2アーム30をフレーム10から取り外した状態で、第2アーム30は第4回転軸33(第4プーリー35の回動軸)を中心として折り畳み可能に構成されている。よって、第2アーム30は、小さく折り畳んで持ち運びや収納をすることができる。なお、第1アーム20も第2アーム30と同様に上下方向に移動可能に構成することができる。
図9は、フレームの別の実施形態として、フレーム110を示す背面図である。フレーム10では第1径小カム81、第1径大カム82、第2径小カム91、第2径大カム92の左右方向の外側にフレーム10を配置していたが、フレーム110ではこれらのカムの内側であって左右方向の中央の位置にフレーム110を配置している。なお、フレーム10のように左右の2つのプレートに分割したフレームを図9のように左右方向の中央の位置に配置することも可能であるが、本実施例のフレーム110はフレームを左右に分割せず1つの板状(棒状)部材を中央に配置している。ただし、フレーム110の上下方向の端部においては、第1プーリー80および第2プーリー90との干渉を避けるためにフレーム110は左右方向に二分割され第1プーリー80および第2プーリー90の左右両側で第1回転軸83および第2回転軸93に固定されている。グリップ140とレスト150をフレーム110に対して着脱可能に固定している。フレーム110の上下方向の中央(レスト150の位置)には、矢を通すための穴が前後方向に貫通している。
フレーム110を使用することで、フレームを左右に二分割する場合と比較してフレームの構造を簡素化することができるとともに、弓全体を小型化することが可能となる。また、中央部にフレームが存在しているので、グリップやレストの配置が容易となる。なお、グリップやレストをフレームと一体的に成形することも可能である。
図10は、本発明の弓をクロスボウに応用した例を示す平面図である。クロスボウ200は、上述したフレーム10、ストリング60、ケーブル70、第1プーリー80(第1径小カム81、第1径大カム82を含む)、第2プーリー90(第2径小カム91、第2径大カム92を含む)に、弓を載置する台座210を追加することで構成することが可能である。台座210は、フレーム10に対して長手方向が直交する向きで配置され、フレーム10に固定される。台座210は、ストリング60を引いた状態で固定する弦受け211、矢の方向をガイドするガイド溝212を有する。なお、図示していないが、弦受け211からストリング60をリリースするためのトリガー等、通常のクロスボウが有する構成をクロスボウ200は有している。図10に示すように、ストリング60を弦受け211に装着する。この状態でガイド溝212に矢を配置し、トリガーを引くことでストリング60がリリースされ矢が前方に発射される。
クロスボウ200として例示したように、本発明では、少なくともフレーム10、ストリング60、ケーブル70、第1プーリー80、第2プーリー90を有することで、矢を発射するための弾性力を蓄積することができる。本発明では、上記の構造をエネルギー蓄積体と呼称する。本発明のエネルギー蓄積体は、コンパウンドボウやリカーブボウのような形だけではなく、クロスボウのような形にも応用できる。本発明ではストリング60を引くのに大きな力を必要としないため、従来のクロスボウと比較して容易に発射の準備をすることができる。
図11は、フレームの別の実施形態であるフレーム310をクロスボウに応用した例を示す平面図である。クロスボウ300は、フレーム310、台座320、ストリング60、ケーブル70、第1プーリー80(第1径小カム81、第1径大カム82を含む)、第2プーリー90(第2径小カム91、第2径大カム92を含む)、補助アーム331、332、補助プーリー341、342により構成される。クロスボウ300では、フレーム310の長手方向が台座320の長手方向と平行に配置されている。つまり、クロスボウ200と異なり、フレーム310、ケーブル70等が矢の発射方向と平行に配置されている。フレーム310は、フレーム10と同様に、左右に配置された板部材により形成されている。フレーム310においては、フレーム110と同様に、第1径小カム81、第1径大カム82、第2径小カム91、第2径大カム92の内側にフレーム310を配置している。また、これまでの実施形態では、ストリング60を掛け回す全てのプーリーを同一平面上に配置していたが、本実施形態では第1プーリー80と補助プーリー341が第2プーリー90と補助プーリー342に対して、左右方向に所定距離ずれた位置に配置されている。
台座320は、フレーム310の左右の板部材の間に配置されフレーム310に固定される。台座320は、ストリング60を引いた状態で固定する弦受け321、矢の方向をガイドするガイド溝322、ガイド溝322に沿って矢とともに前後方向に移動するスライダ323、スライダ323の前方方向への移動を所定の位置で規制するストッパ324を有する。なお、図示していないが、弦受け321からストリング60をリリースするためのトリガー等、通常のクロスボウが有する構成をクロスボウ300は有している。補助アーム331、332は、一端が第1プーリー80と同軸上に固定され、他端が第1プーリー80よりも前方上方へ延出している。補助アーム331、332の他端にそれぞれ補助プーリー341、342が回動可能に配置される。補助プーリー341と補助プーリー342とは、前後方向および上下方向において互いに同じ位置に配置される。第1プーリー80、第2プーリー90、補助プーリー341、補助プーリー342に掛け回されたストリング60にスライダ323が固定される。スライダ323をガイド溝322に沿って後方に移動させることで、ストリング60が後方に引かれる。この状態でスライダ323を弦受け321に装着する。さらにガイド溝322に沿って矢を配置しトリガーを引くことで、スライダ323が弦受け321からリリースされストリング60により前方に移動する。これにより、矢が前方に発射される。ガイド溝322の前方側の端部に配置されたストッパ324にスライダ323が衝突することで、スライダ323の前方への移動はストッパ324の位置で止められる。これによりストリング60が前方へ飛び出すことを抑制する。
図12は、クロスボウ300のストリング60の配置を示す斜視図である。ストリング60の配置を分かりやすく示すため、図12ではフレーム310や台座320を省略する。また、破線は他部材の奥に隠れた部分であることを示す。第2プーリー90の上部に一端を固定されたストリング60は、前方に延出されて下方から前方を介して上方に向けて補助プーリー341に掛け回され、スライダ323に向けて後方に延出する。スライダ323の位置で前方に折り返されたストリング60は、再度前方に延出されて上方から前方を介して下方に向けて補助プーリー342に掛け回され、第1プーリー80の下部に固定される。これにより、スライダ323を後方に引いたときに、第1プーリー80(第1径小カム81、第1径大カム82)が第1方向D1に回動し、第2プーリー90(第2径小カム91、第2径大カム92)が第2方向D2に回動する。よって、クロスボウ300は、弓1やクロスボウ200と同様に機能する。
クロスボウ300として例示したように、本発明では、補助プーリー341、342等を設けるとともに、第1プーリー80と第2プーリー90とを左右方向にずらして配置することで、フレームの長手方向に沿ってストリング60を引いて弾性力を蓄積することができる。これにより、フレームに直交する方向に沿ってストリング60を引く構造と比較して、弓全体の形状を小型化することができる。
以上説明したように、本発明では、少なくともフレーム10、ストリング60、ケーブル70、第1プーリー80、第2プーリー90で構成されたエネルギー蓄積体を用いて、ストリング60に弾性力を蓄積することによって矢を発射する構造を有する。ストリング60を後方に引くために大きな力を必要とせず、常に一定の弾性力を蓄積することができる。また、ケーブル70を直線状に配置することで、フレーム10を小型にすることができる。また、上記のエネルギー構造体に第1アーム20、第2アーム30、グリップ40、レスト50等を着脱可能に組み合わせることができ、射手の好みに合わせて弓の形状を容易にカスタマイズすることができる。ストリング60やケーブル70を強く張る必要がないため、各部品を着脱して持ち運び、特別な工具等を使用することなく現地で組み立てを行うことが可能となる。また、台座210、320等を組み合わせてクロスボウを構成するなど様々な応用可能性がある。
前記実施例において、主にフレームの上下にアームを配置する構造を説明したが、弓の構造はこれに限定されない。アームを1つだけ追加した構造や3つ以上追加した構造、またクロスボウの実施例で示したようなアームを設けない構造も本発明に含まれる。
前記実施例において、ストリング60は、第1プーリー80に上端部を固定され、第2プーリー90に下端部を固定されているが、ストリング60を各プーリーに固定する位置は厳密にストリングの端部でなくてもよい。ストリング60が第1プーリー80と第2プーリー90との間に張られる限り、ストリング60を各プーリーに固定する位置は特に限定されない。ケーブル70についても同様である。
前記実施例において、径小カムと径大カムの間にプーリーを配置する構成を説明したが、径小カム、径大カムとプーリーとの位置関係はこれに限られない。径小カム、径大カムとプーリーとが連動して回動する限り、例えば径小カム、径大カム、プーリーという順序で配置することも可能である。
前記実施例において、下プレート31L(32L)をフレーム10に固定して上プレート31U(32U)を上下方向に移動させる構成を説明したが、上プレート31U(32U)をフレームに固定して下プレート31L(32L)を上下方向に移動させる構成とすることも可能である。
前記実施例においては本発明の構成を説明するために最低限必要なものについての説明をしたが、通常の弓に装着されるような構成を本発明の弓に追加することも可能である。例えば、反動を吸収するためのスタビライザーや、照準を合わせるためのサイト等を追加することは可能である。
前記実施例において、本発明のエネルギー蓄積体を弓に利用することを説明した。しかしながら、弾性力をエネルギーとしてケーブルに蓄積しておいて、そのエネルギーを弓以外の機械の動作等に使用することも可能である。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…弓、10、110、310…フレーム、11…左プレート、11B…延出部、12…右プレート、11A、12A…切り欠き、12B…延出部、13…連結軸、14…移動軸、15…左移動プレート、16…右移動プレート、15A、16A…切り欠き、17…ボルト、20…第1アーム、23…第3回転軸、25…第3プーリー、30…第2アーム、31…左プレート、32…右プレート、31A、32A…切り欠き、31L、32L…下プレート、31U、32U…上プレート、33…第4回転軸、35…第4プーリー、40、140…グリップ、41、42…接続板、50、150…レスト、51…接続板、0…ストリング、70…ケーブル、71…第1ケーブル、72…第2ケーブル、80…第1プーリー、81…第1径小カム、82…第1径大カム、81A、82A…ボビン、83…第1回転軸、90…第2プーリー、91…第2径小カム、92…第2径大カム、91A、92A…ボビン、93…第2回転軸、200、300…クロスボウ、210…台座、211…弦受け、212…ガイド溝、320…台座、321…弦受け、322…ガイド溝、323…スライダ、324…ストッパ、331、332…補助アーム、341、342…補助プーリー。

Claims (10)

  1. 所定の長さを有する直線状に形成されたフレームと、
    前記フレームの第1の位置に配置される第1プーリーと、
    前記フレームの第2の位置に配置される第2プーリーと、
    前記第1の位置に配置され、前記第1プーリーと連動して回動する第1径小カムと、
    前記第1の位置に配置され、前記第1プーリーと連動して回動する第1径大カムと、
    前記第2の位置に配置され、前記第2プーリーと連動して回動する第2径小カムと、
    前記第2の位置に配置され、前記第2プーリーと連動して回動する第2径大カムと、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーとに固定されるストリングであり、当該ストリングが引かれることで前記第1プーリーと前記第2プーリーとが回動するように構成されたストリングと、
    前記第1径小カムと前記第2径大カムとの間に直線状に配置され、前記ストリングが引かれたときに前記第2径大カムに巻き取られることで弾性変形する第1ケーブルと、
    前記第2径小カムと前記第1径大カムとの間に直線状に配置され、前記ストリングが引かれたときに前記第1径大カムに巻き取られることで弾性変形する第2ケーブルと、を備え
    前記第1ケーブルは、前記第1径小カムと前記第2径大カムとを結ぶ線上に一直線状に配置され、
    前記第2ケーブルは、前記第2径小カムと前記第1径大カムとを結ぶ線上に一直線状に配置され、
    前記フレームは前記第1の位置と前記第2の位置とを接続する直線に沿って直線状に形成されたことを特徴とする弓。
  2. 前記第1の位置と前記第2の位置とを結ぶ方向に沿って前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが移動することで前記第1プーリーが配置された前記第1の位置と前記第2プーリーが配置された前記第2の位置との距離を伸縮可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の弓。
  3. 前記第1プーリーおよび前記第2プーリーは、前記フレームの長手方向に沿って形成された切り欠きに挿通されて前記長手方向に沿って移動可能に構成され、
    前記第1プーリーおよび前記第2プーリーが前記フレームに対する移動領域の任意の位置で前記フレームに固定可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の弓。
  4. 前記フレームに固定される第1アームと、
    前記フレームに固定される第2アームと、
    前記第1アームに配置される第3プーリーと、
    前記第2アームに配置される第4プーリーと、をさらに有し、
    前記ストリングは、前記第1プーリーと前記第2プーリーに掛け回されるとともに前記第3プーリーと前記第4プーリーに掛け回されることを特徴とする請求項1に記載の弓。
  5. 前記第1アームは、前記フレームに対して着脱可能であり、
    前記第2アームは、前記フレームに対して着脱可能であることを特徴とする請求項4に記載の弓。
  6. 前記フレームに対して着脱可能なグリップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の弓。
  7. 前記フレームの前記第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線に対して前記第1アームの傾斜角度を変更することで前記第1プーリーに対する前記第3プーリーの位置を変更可能であり、
    前記フレームの前記第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線に対して前記第2アームの傾斜角度を変更することで前記第2プーリーに対する前記第4プーリーの位置を変更可能であることを特徴とする請求項4に記載の弓。
  8. 前記第1アームを前記フレームから取り外した状態で、前記第1アームは前記第3プーリーの回動軸の位置を中心として折り畳み可能に構成されており、
    前記第2アームを前記フレームから取り外した状態で、前記第2アームは前記第4プーリーの回動軸の位置を中心として折り畳み可能に構成されていること特徴とする請求項5に記載の弓。
  9. 前記フレームに対して長手方向が直交する向きで配置された台座と、
    前記台座に設けられ、前記ストリングを引いた状態で固定する弦受けと、
    前記弦受けの固定を解除するトリガーをさらに備えること特徴とする請求項1に記載の弓。
  10. 前記フレームに対して長手方向が平行に配置された台座と、
    前記台座に設けられ、前記ストリングを引いた状態で固定する弦受けと、
    前記弦受けの固定を解除するトリガーをさらに備えること特徴とする請求項1に記載の弓。
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