以下に説明される図1~図26B、及びこの特許文書における本開示の原理を説明するために使用される様々な実施形態は、単なる例示のためのものであり、本開示の範囲を限定するものとして決して解釈されるべきではない。当業者は、本開示の原理が任意の適切に配置されたシステム又はデバイスで実装され得ることを理解するであろう。
以下、添付の図面を参照して本開示の好ましい実施形態を詳細に説明する。このとき、添付の図面において同じ構成要素は、可能な限り同じ符号で示されていることに留意されたい。なお、本開示の要旨を不明瞭にする公知の機能及び構成の詳細な説明は省略する。
本明細書で実施形態を説明するに当たり、本開示が属する技術分野において周知であり、本開示と直接関連しない技術内容については、説明を省略する。これは、不要な説明を省略することにより、本開示の要旨を曖昧にすることなく、明確に伝えることを意図している。
同様の理由で、添付の図面において、いくつかの構成要素は、誇張、省略、又は概略的に示されている。さらに、各構成要素のサイズは、実際のサイズを完全に反映するものではない。各図面中の同一又は対応する構成要素には、同じ参照番号を付した。
本開示の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述される実施形態を参照することによって明らかになるであろう。しかしながら、本開示は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施することができ、単に本実施形態は、本開示の開示を完全にし、本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者に、開示の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は、特許請求の範囲によって定義されるだけである。本明細書全体にわたって、同じ参照番号は、同じ構成要素を指す。
このとき、処理フローチャート図の各ブロックとフローチャート図の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって実行され得ることが理解できるだろう。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊コンピュータ、又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに実装することができるので、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行されるインストラクションは、フローチャート図のブロックに記載されている機能を実行する手段を生成する。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方法で機能を実施するために、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置を指向することができるコンピュータ利用可能又はコンピュータ可読メモリに格納することも可能であり、したがって、そのコンピュータ利用可能又はコンピュータ可読メモリに格納されたインストラクションは、フローチャート図のブロックに記載されている機能を実行するインストラクション手段を含む製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に搭載することも可能であるため、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置上で一連の動作ステップが実行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成して、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置を実行するインストラクションは、フローチャート図のブロックに記載されている機能を実行するためのステップを提供することも可能である。
さらに、各ブロックは、特定の論理機能を実行するための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント、又はコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例では、ブロックで言及された機能が、順序外で発生することも可能であることに留意されたい。例えば、連続して示されている2つのブロックは、実質的に同時に実行されてもよく、又はブロックが、時々対応する機能に従って逆順に実行されてもよい。
このとき、本実施形態で使用される「~部」という用語は、ソフトウェア又はFPGA(field programmable gate array)又はASIC(application specific integrated circuit)などのハードウェア構成要素を意味し、「~部」は、何らかの役割を果たす。ただし、「~部」は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。「~部」は、アドレス可能な記憶媒体に構成されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサを再生するように構成されてもよい。したがって、一例として、「~部」は、ソフトウェアコンポーネント、オブジェクト指向ソフトウェアコンポーネント、クラスコンポーネント、及びタスクコンポーネントなどのコンポーネントと、プロセス、関数、属性、プロシージャ 、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。コンポーネント及び「~部」の中で提供される機能は、より少ない数のコンポーネント及び「~部」に組み合わせることができ、又は追加のコンポーネントと「~部」にさらに分離することができる。さらに、コンポーネント及び「~部」は、デバイス又はセキュリティマルチメディアカード内の1つ又はそれ以上のCPUを再生するように実装されることもできる。
本開示の実施形態において、基地局(base station)は、ユーザ機器(user equipment:UE)のリソース割り当てを行うエンティティであり、gNodeB、gNB、eNodeB、eNB、NodeB、BS、無線接続ユニット、基地局コントローラ、又はネットワーク上のノードのうち少なくとも1つであってもよい。さらに、基地局は、NRシステムにおけるバックホール及びアクセスリンク(backhaul and access links)のネットワークを介して、UEにネットワーク接続を提供するgNBであるIABドナー(Integrated Access and Backhaul - donor)と、UEへのNR接続リンクをサポートし、IABドナー又は他のIABノードへのNRバックホールリンクをサポートするRAN(radio access network)ノードであるIABノードのうち少なくとも1つを含むネットワークエンティティであり得る。UEは、IAB-ノードを介して無線接続され、少なくとも1つのIAB-ノードとバックホールリンクを介して接続されたIAB-ドナーとデータを送受信することができる。
また、UEは、ターミナル、MS(Mobile Station)、携帯電話、スマートフォン、コンピュータ、又は通信機能を実行することができる様々な装置を含み得る。本開示において、ダウンリンク(Downlink:DL)は、基地局がUEに送信する信号の無線伝送経路であり、アップリンク(Uplink:UL)は、UEが基地局に送信する信号の無線伝送経路を意味する。さらに、以下でLTE又はLTE-Aシステムを一例として説明することができるが、同様の技術的背景又はチャネル形態を有する他の通信システムにも、本開示の実施形態を適用することができる。例えば、LTE-Aの後に開発される第5世代移動通信技術(5G、new radio、NR)が含まれてもよく、以下の5Gは、既存のLTE、LTE-A及び類似の他のサービスを含む概念であってもよい。さらに、本開示は、熟練した技術的知識を有する者の判断によって、本開示の範囲から大きく逸脱しない範囲で、いくつかの変形によって他の通信システムにも適用することができる。
以下、本開示は、無線通信システムにおいてネットワークスライス(又はネットワークスライシング)のインターワーキングを提供するための装置及び方法を提案する。具体的には、本開示を通じて、無線通信システムにおいてネットワークスライス機能を提供する5Gネットワークシステムと、EPSネットワークシステムとの間のインターワーキングのための技術について説明する。本開示では、5Gネットワークシステムを第1の無線通信システムと、EPSネットワークシステムを第2の無線通信システムと呼ぶことができ、2つのシステムはまた、まとめて無線通信システムと呼ぶことができる。
以下の説明で使用される信号を指す用語、チャネルを指す用語、制御情報を指す用語、ネットワークエンティティ(network entity)を指す用語、装置の構成要素を指す用語などは、説明の便宜上、例示されたものである。また、以下の説明で使用されるノードを識別するための用語、メッセージを指す用語、ネットワークエンティティ間のインターフェースを指す用語、様々な情報を指す用語などは、説明の便宜のために例示されている。したがって、本開示は、後述の用語に限定されず、同等の技術的意味を有する他の用語を使用することができる。
さらに、本開示は、いくつかの通信仕様(例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project))で使用される用語を使用して、様々な実施形態を説明するが、これは、説明のための例示に過ぎない。本開示の様々な実施形態は、他の通信システムにおいても、容易に修正及び適用することができる。
3GPP規格では、5Gネットワークシステムの構造(architecture)及び手順を標準化した。移動通信事業者は、5Gネットワークで様々なサービスを提供することができる。各サービスを提供するために、移動通信事業者は、サービス別に異なるサービス要件(例えば、遅延時間、通信範囲、データレート、帯域幅、信頼性(reliability)など)を満たす必要がある。本開示は、無線通信システムにおいてネットワークスライスを利用して、様々なサービスをサポートするための技術を説明する。
ネットワークスライシング(network slicing)をサポートする無線通信システムでは、異なるネットワークスライスへのトラフィックを、異なるPDU(protocol data unit)セッションによって処理できる。PDUセッションは、PDU接続サービスを提供するデータネットワークとUEとの間の関連(association)を意味することができる。ネットワークスライシングは、広帯域通信サービス、massiveIoT、V2Xなどのミッションクリティカル(mission critical)サービスなど、異なる特性を持つ様々なサービスをサポートするためのネットワーク機能(NF)の集合でネットワークを論理的に構成し、異なるネットワークスライスを分離する技術として理解することができる。したがって、あるネットワークスライスに通信障害が発生しても、他のネットワークスライスの通信は、影響を受けず、安定した通信サービスを提供することができる。本開示において、「スライス」は、「ネットワークスライス」を意味する用語として交互に使用できる。このようなネットワーク環境では、UEは、様々なサービスの提供を受けると、複数のネットワークスライスに接続することができる。そして、ネットワーク機能(NF)は、ハードウェアで駆動されるソフトウェアインスタンスとして、ネットワーク要素又は適切なプラットフォームでインスタンス化された仮想化機能として具現できる。
移動通信事業者は、ネットワークスライスを構成し、ネットワークスライスごとに、又はネットワークスライスのセットごとに、特定のサービスに適したネットワークリソースを割り当てることができる。ネットワークリソースとは、NF又は該NFが提供する論理リソース又は基地局の無線リソース割り当てなどを意味することができる。
例えば、移動通信事業者は、モバイルブロードバンドサービスを提供するために、ネットワークスライスAを構成し、車両通信サービスを提供するために、ネットワークスライスBを構成し、IoTサービスを提供するために、ネットワークスライスCを構成することができる。即ち、このように5Gネットワークでは、各サービスの特性に合わせて特化したネットワークスライスを介して、効率的に当該サービスを提供できる。
図1は、本開示の実施形態によるネットワークスライス関連の情報要素(information element:IE)の一構成例を示す図である。
前記ネットワークスライスを識別する識別子(或いは識別情報)として、3GPPで定義したS-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)が用いられる。図1は、このようなS-NSSAI IE(Information Element)構成の一例を示す。1つのS-NSSAIは、HPLMN(Home PLMN:Home Public Land Mobile Network)で使用されるSST(Slice/Service Type)116、HPLMNで使用されるSD(Slice Differentiator)118、serving PLMNで使用されるSST112、serving PLMNで使用されるSD114のうち少なくとも1つを含むことができる。さらに、S-NSSAI IEは、S-NSSAI IEに含まれるコンテンツの長さを示すフィールド110をさらに含むことができる。
非ローミング(non-roaming)状況では、serving PLMNで使用されるSST112は、HPLMNで使用されるSST116と同じであってもよく、serving PLMNで使用されるSD114は、HPLMNで使用されるSD118と同じであってもよい。
ローミング(roaming)状況では、serving PLMNで使用されるSST112は、VPLMN(Visited PLMN)で使用されるSSTであってもよく、serving PLMNで使用されるSD114は、VPLMNで使用されるSDであってもよい。
状況に応じて、1つのS-NSSAIを構成している各SST及び各SDの値がある場合と、ない場合とがある。
NSSAI(network slice selection assistance information)は、1つ以上のS-NSSAIを含むことができる。前記NSSAIの例としては、UEに格納されているConfigured NSSAI、UEが要求するRequested NSSAI、5GコアネットワークのNF(例えば、AMF(access and mobility function)、SMF(session management function)、UPF(user plane function)、PCF(policy control function)、UDM(user data management)、UDR(user data repository)、NSSF(network slice selection function)など)が決定し、UEが利用できるように許可されたAllowed NSSAI、UEがサブスクライブされているsubscribed NSSAIなどを含むことができるが、これは、一例に過ぎず、前記NSSAIの例は、前述の例に限定されない。
移動通信事業者は、5GネットワークとEPS(又はLTEベースのネットワーク又は4Gネットワークと呼ばれる)ネットワークとを一緒に運用できる。UEは、5Gネットワークに接続してサービスを利用し、その後、EPSネットワークに移動することができる。或いは、UEは、EPSネットワークに接続してサービスを利用し、その後、5Gネットワークに移動することができる。このようなUEの移動に関連したネットワーク間(システム間)のインターワーキングは、5GC(5Gコア)-EPCインターワーキング又は5GS(5Gシステム)-EPSインターワーキングと呼ばれることがある。
本開示では、ネットワークスライス機能を提供する5Gネットワークシステムと、EPSネットワークシステムとの間のインターワーキング(即ち、5GS-EPSインターワーキング)又は5GC-EPCインターワーキング方法の一例を提案する。
また、本開示では、5GSでセッション接続を確立して、通信サービスを利用しているUEがEPSに移動するか、EPSでセッション接続を確立して、通信サービスを利用しているUEが5GSに移動しても、中断なくサービスを利用できるようにするネットワーク動作及びUE動作の例を説明する。
図2は、本開示の実施形態に係るネットワークスライスの利用のためのネットワーク間のインターワーキングをサポートする無線通信システムの構造を示す図である。
本開示において、ネットワーク技術は、ITU(International Telecommunication Union)又は3GPPによって定義される標準規格(例えば、TS 23.501、TS 23.502、TS 23.503など)を参照することができ、図2のネットワーク構造に含まれる構成要素は、それぞれ物理的エンティティを意味するか、又は個々の機能(function)を実行するソフトウェア、又は、ソフトウェアと結合されたハードウェアを意味することができる。図2では、N1、N2、N3、…などのように、Nxで示された参照符号は、5Gコアネットワーク(CN)におけるNF間の公知のインターフェースを示しており、関連する説明は、標準規格(TS 23.501)を参照することができるので、具体的な説明は省略する。以下、図2の説明において、本開示と直接関係のないNFの図示/説明は省略する。
図2は、非ローミング状況における5GSとEPSのインターワーキング構造の一例を示す。5GSは、ユーザ機器(UE)201の無線接続のためのNR(New Radio)基地局(NG-RAN(radio access node)又はgNB(next generation node B))203、AMF205、SMF(session management function)、UPF 、PCF、NSSF、UDM、UDRなどを含むことができる。EPSは、E-UTRA基地局(E-UTRAN(Evolved UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)、又はeNB(evolved node B))219、MME(mobility management entity)217、SGW(serving gateway)215、PGW(packet data network gateway、PGW-U及びPGW-Cから構成される)、PCRF(policy and charging rule function)、及びHSS(home subscriber server)などを含むことができる。
一実施形態によれば、AMF205及びMME217は、UEの無線ネットワーク接続(Access)及び移動性(Mobility)を管理するNF(Network Function)である。SMF、SGW及びPGWは、UEのセッション(Session)を管理するNFであり、セッション情報には、QoS(Quality of Service)情報、課金(charging)情報、パケット処理に関する情報が含まれる。UPF及びPGWは、ユーザプ平面トラフィック(例えば、User Plane traffic)を処理するNFであり、SMF及びSGWによって制御される。PCF及びPCRFは、無線通信システムにおいて、サービスを提供するための事業者ポリシー(Operator policy及び/又はPLMN policy)を管理するNFである。さらに、PCFは、AM(Access and Mobility)ポリシー及びUEポリシーを担当するPCFと、SM(Session Management)ポリシーを担当するPCFとに分けられる。AM/UEポリシー担当PCFと、SMポリシー担当PCFとは、論理的乃至物理的に分離されたNFであってもよく、又は論理的乃至物理的に1つのNFであってもよい。UDM及びHSSは、UEのサブスクリプション情報(UE subscription data)を格納及び管理するNFである。UDRは、データを格納及び管理するNF又はデータベース(Database、DB)である。UDRは、UEのサブスクリプション情報を格納し、UEのサブスクリプション情報を、UDMに提供することができる。さらに、UDRは、事業者ポリシー情報を格納し、PCFに事業者ポリシー情報を提供することができる。NSSFは、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンス(network slice instances)を選択するか、又はNSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)を決定する機能を実行するNFであり得る。
前記インスタンスは、NFがソフトウェアのコード形態で存在し、物理的コンピューティングシステム(例えば、コアネットワーク上に存在する特定のコンピューティングシステム)でNFの機能を実行するために、コンピューティングシステムから物理的又は/論理的なリソースが割り当てられ、NFの機能を実行可能な状態とすることを意味する。例えば、AMFインスタンス、SMFインスタンス、NSSFインスタンスなどは、それぞれコアネットワーク上に存在する特定のコンピューティングシステムから、AMF、SMF、NSSFなどの動作のために、物理的又は/及び論理的なリソースが割り当てられ使用可能な状態であることを意味する。したがって、物理的なAMF、SMF、NSSFデバイスが存在する場合、及びネットワーク上に存在する特定のコンピューティングシステムからAMF、SMF、NSSF動作のために、物理的又は/及び論理的なリソースが割り当てられ使用するAMFインスタンス、SMFインスタンス、NSSFインスタンスは、同じ動作を実行することができる。
5GSのUDMとEPSのHSSとは、1つのコンビネーション(コンボ)ノード(UDM+HSSと呼ばれる)207として構成できる。UDM+HSSノード207は、UEのサブスクリプション情報を格納することができる。5GSのSMFとEPSのPGW-Cとは、1つのコンボノード(SMF+PGW-Cという)211として構成できる。5GSのPCFとEPSのPCRFとは、1つのコンボノード(PCF+PCRFという)209として構成できる。5GSのUPFとEPSのPGW-Uとは、1つのコンボノード(UPF+PGW-Cという)213として構成できる。UE201は、E-UTRA基地局219を介して、EPSのMME217に接続して、EPSネットワークサービスを利用することができる。また、UEは、NR基地局を介して、5GSのAMF205に接続して、5GSネットワークサービスを利用することができる。
したがって、1つのNF又はネットワークエンティティが、異なるネットワークシステムを同時にサポートすることができ、これらのNF、ネットワークノード又はネットワークエンティティは、前述したコンボノード、コンボNF、統合(combined)ノード、統合NF、インターワーキング(interworking)ノード、インターワーキングNFなどと呼ばれることがある。さらに、前記コンボノードとして例示されたNFの機能は、2つ以上のネットワークエンティティ間のインターワーキングを通じて具現され得る。さらに、図示及び説明の便宜上、「+」記号又は「/」記号を使用して、異なるネットワークシステムを同時にサポートするNFを表示することもできる。例えば、SMFとPGW-Cとが、1つのコンボノードとして構成されている場合、PGW-C/SMF、PGW-C+SMF、SMF/PGW-C、又はSMF+PGW-Cとして表現することができる。
UEが、5GS又はEPSシステムを介して、データネットワーク(例えば、インターネットサービスを提供するネットワーク)に接続することによって、セッションを確立する。UEは、DNN(Data Network Name)又はAPN(Access Point Name)という識別子を用いて、それぞれのデータネットワークを区別することができる。データネットワークを区別するために、5GSでは、DNN(Data Network Name)を、EPSでは、APN(Access Point Name)を使用することができる。DNNとAPNとは、UEが、ネットワークシステムとセッションを接続する際に、ユーザ平面(user plane)に関連したNF、NF間インターフェース、事業者ポリシーなどを決定するために使用できる。DNNとAPNとは、同等の情報として理解することができ、同じ情報を伝達することができる。DNNは、例えば、PDUセッションのSMFとUPFを選択するために使用することができ、PDUセッションのデータネットワークとUPFとの間のインターフェース(例えば、N6インターフェース)を選択するために使用することができる。さらに、DNNは、PDUセッションに適用するための移動通信事業者のポリシーを決定するために使用され得る。
5GSでは、UEは、1つのデータネットワークに対して、少なくとも1つのネットワークスライスを介して接続することができる。UEが、5GSで複数のネットワークスライスを介して、何らかのデータネットワークとのPDUセッション接続を確立した後に、EPSに移動した場合には、SMF+PGW-Cノード211の判断に従って、一つのネットワークスライスを選択して、当該データネットワークとPDNセッションを確立することができる。
本開示では、EPSでセッション接続を確立して、通信サービスを利用しているUEのネットワークスライス関連のサブスクリプション情報に変更が発生した場合、その変更が、接続中のセッションに適用されるようにするネットワーク動作及びUE動作を提案する。ここで、前記UEは、5GSにサブスクライバーとして登録されたUEであってもよい。
UEがEPSによって確立されたセッション接続を使用している間に発生したネットワークスライス関連のサブスクリプション情報の変更を、使用中のセッションに適用するためには、大きく2つのステップの動作が行われる。1つは、ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報の変更を、セッションの管理を担当するNFに伝達することであり、もう1つは、セッションの管理を担当するNFの判断に従って、現在のセッションが接続され、進行中のシステムであるEPSから、セッションへ変更を適用するか、EPSでは、何の動作もせずに待ってから、後でUEが5GSに移動して、セッションを再確立するときに、変更を適用することである。
ネットワークスライスに関して、ネットワークシステムの動作は、5GSで行われるものであり、EPSでは、UEのネットワークスライス関連データが、失われないようにする動作を行う。ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報は、前述のように、UDRにサブスクリプションデータ(Subscription Data)の一種として保持することができ、例えば、Subscribed S-NSSAI(s)がこれに該当する。さらに、セッションの管理を担当するNFは、5GS-EPSシステムのSMF+PGW-Cノードを例に挙げられる。
ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報(Network Slice related subscription information)は、UEが、5GS又はEPSのいずれかのシステムを介して、セッションを確立している場合でも、いつでも変更することができる。
本開示の実施形態では、ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報の変更を、セッション管理を担当するNFに伝達する方法の例として、下記(1)~(3)の方法を提案する。本開示の実施形態では、サブスクリプション情報とサブスクリプションデータとは、同じ意味で交換可能に使用される。
(1)サブスクリプションデータ更新(subscription data update)を利用する方法、
(2)ポリシー更新(policy update)を利用する方法、及び
(3)APN情報更新(APN information update)を利用する方法。
前記(1)~(3)の方法の具体的な説明は、後述する。
従来のEPSシステムでは、UEが新しいセッションを確立すると、UEは、PCO(Protocol Configuration Options)によるセッション管理を担当するエンティティ(例えば、PGW)から、ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報を受信する。PCOは、PDN接続要求、ベアラ要求などのための様々なメッセージに含まれてもよく、PCOの基本的な説明は、3GPP TS 24.008仕様を参照することができる。UEは、PCOの一部としてネットワークスライス関連のサブスクリプション情報を格納した後、5GSに移動した場合に、この情報に基づいてネットワークスライスの使用を要求することができる。したがって、セッションの確立が完了した後に発生したネットワークスライス関連のサブスクリプション情報の変更の内容に応じて、進行中のセッションを修正又は解除する手順が必要である。本開示では、ネットワークスライス関連のサブスクリプション情報の変更を、進行中のセッションに適用する方法の例として、下記(a)~(b)の方法を提案する:
(a)EPSで進行中のセッションを解除する方法、
(b)EPSで進行中のセッションを修正する方法、及び
(c)EPSでは、UEが何の動作も実行せず、後でUEが、5GSに移動したとき、サブスクリプション情報の変更に合わせてセッションを確立する方法。
前記(a)~(b)の方法の具体的な説明は、後述する。
一方、セッションを管理するSMFによって提供されるNFサービスのうち、PDUセッションに関連するサービス動作は、5G規格(TS 23.502)で以下の表1のように定義されている。
図2の5Gシステム構造は、サービスベースのインターフェースをサポートし、SMFに関連するサービスベースのインターフェースは、<表1>に示されているように、「Nsmf」によって定義されている。<表1>において、「Nsmf_PDUSession」は、PDUセッションで動作するサービスを意味し、そのサービスは、PDUセッションの生成/削除/修正動作を含み、これらの動作は、AMFとSMFとの間のPDUセッション要求/応答メッセージの送受信を通じて実行され得る。<表1>に示されているように、SMFは、PDUセッションをサポートするために、AMFとSMFとの間の関連生成(association create)動作であり、AMFからPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを受信し、その応答として、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信することができる。<表1>において、他のサービス動作は、関連規格を参照することができ、具体的な説明は省略する。
以下の説明では、前述の様々な方法とその方法の組み合わせからなる方法の一部又は全部がサポートされることを前提として提案する実施形態について説明する。以下、図3~図26の実施形態における各NFの基本的な動作は、図2で対応するNFの説明と同様であるので、具体的な説明は省略する。図3~図26の実施形態では、UEは、5GSでサブスクライブされたUEであり、前記UEは、第1の無線通信システム(又は第1のネットワーク)である5GSから、第2の無線通信システム(又は第2のネットワーク)であるEPSに移動して、E-UTRANに接続された状態を仮定する。以下の実施形態において、UDM+HSSノード、PCF+PCRFノード、SMF+PGW-Cノード、UPF+PGW-Cノード等のようなコンボノードは、説明の便宜上、「ノード」の名称を省略して説明する。そして、以下の実施形態の一実施形態で定義されたメッセージの定義は、同じメッセージを使用する他の実施形態においても同じ意味として適用できる。図3~図26の実施形態は、説明の便宜上、区別して説明されているが、各実施形態は、個別に又は2つ以上の実施形態を組み合わせて実施されてもよい。
図3は、本開示の実施形態によるサブスクリプションデータ更新を用いたセッション解除方法を示す図である。
図3を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、subscribed S-NSSAI更新情報と、当該S-NSSAIに関連したAPN情報とを、SMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが、そのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替できない場合は、セッションを解除すると同時に、UEへセッション解除の理由を知らせることができる。
具体的には、ステップ301において、SMF+PGW-Cは、UDM+HSSにNudm_SDM_subscribeメッセージを送信する。このNudm_SDM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したSMF+PGW-Cに伝達するように指示する情報を含み得る。
UDMに関連するサービスベースのインターフェースは、前記Nudm_SDM_subscribeメッセージに示されているように、「Nudm」によって定義され、Nudm_SDM(Subscriber Data Management)は、UDM+HSSによって提供されるサービスの1つである。UDM+HSSは、Nudm_SDMを介して、必要に応じて、SMF+PGW-Cが、UEのサブスクリプション情報を検索することを可能にし、更新されたサブスクリプション情報を、SMF+PGW-Cに提供することができる。
ステップ302で、UDM+HSSノードは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信して、UEのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生した場合、その変更を通知するように要求する。UDRに関連するサービスベースのインターフェースは、Nudr_DM_subscribeメッセージに示されているように、「Nudr」によって定義され、Nudr_DM(Data Management)は、UDRによって提供されるサービスの1つである。UDRは、Nudr_DMを介して、UDRに格納されたデータを検索、生成、更新、変更通知サブスクリプション、変更通知サブスクリプションのキャンセル及び/又は削除することができる。
本開示の様々な実施形態では、Nudm_SDM_subscribeメッセージ及び/又はNudr_DM_subscribeメッセージの代わりに、TS 29.513に開示されたNudr_DataRepository_subscribeメッセージを使用することも可能である。例えば、Nudm_SDM_subscribeメッセージ及び/又はNudr_DM_subscribeメッセージは、UEのネットワーク登録手順で使用することができ、Nudr_DataRepository_subscribeメッセージは、SMF+PGW-Cが、セッションを確立又は変更する手順(session establishment procedure, 又はsession modification procedure)で使用することができる。
ステップ303において、Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生したことを検知した場合、ステップ304で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信して、subscribed S-NSSAIの変更 の結果を通知する。この変更の結果は、UEの更新されたsubscribed S-NSSAI(s)(以下、更新されたS-NSSAI(s))を含み得る。
本開示の様々な実施形態において、Nudr_DM_notifyメッセージの代わりに、TS29.513に開示されているNudr_DataRepository_Notifyメッセージを利用することも可能である。例えば、Nudr_DM_notifyメッセージは、UEのネットワーク登録手順で使用することができ、Nudr_DataRepository_Notifyメッセージは、SMF+PGW-Cが、セッションを確立又は変更する手順(session establishment procedure、又はsession modification procedure)で使用することができる。
ステップ305で、Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、変更の結果として受信された、前記更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連するAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むNudm_SDM_Notificationメッセージを、SMF+PGW-Cに送信する。例えば、UEのsubscribed S-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定すると、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続されている場合、UDRにおけるサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Cをsubscribed S-NSSAIリストから削除することができる。この場合、UDM+HSSは、SMF+PGW-CにNudm_SDM_Notificationメッセージを送信し、S-NSSAI Cの削除されたsubscribed S-NSSAIリスト、S-NSSAI A及びS-NSSAI Bに関連するAPN1、そして、この変更が、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(例えば、Cause値)を伝達することができる。
ステップ306では、Nudm_SDM_Notificationメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、UDM+HSSから前記受信したメッセージから前記理由情報(例えば、Cause値)を確認し、前記受信したメッセージに含まれた情報に基づいて、進行中のPDNセッションの調整方法を決定することができる。その決定方法は、次の1-1)~1-4)の処理に従う。
1-1)subscribed S-NSSAIリストから削除されたS-NSSAI があるかを確認する。
1-2)削除されたS-NSSAIが存在し、この削除されたS-NSSAIに関連するAPNに接続されたPDNセッションが、進行中であるかどうかを判断する。
1-3)当該APNに接続されたPDNセッションがある場合は、当該APNに接続できる他の代替S-NSSAIが、subscribed S-NSSAIリストに存在するかを確認する。
1-4)当該APNに接続できるS-NSSAIは、一つであるが、それが削除されたS-NSSAIに該当するか、当該APNに接続できるS-NSSAIが、複数あるが、ステップ305でUDM+HSSから伝達されたsubscribed S-NSSAIリストには、接続できるS-NSSAIが存在しない場合、SMF+PGW-Cは、当該APNに接続されているすべてのPDNセッションを解除することを決定する。ステップ305で説明した例によれば、S-NSSAI Cが、サブスクリプション情報から削除され、APN2に接続できる他のS-NSSAIが存在しないので、SMF+PGW-Cは、APN2に接続されているすべてのPDNセッションを解除するように決定できる。
ステップ307において、SMF+PGW-Cは、ステップ306の決定の結果に基づいて、当該APNに接続されたPDNセッション(例えば、IP-CAN(IP connectivity access network)セッション)の解除/終了をPCF+PCRFに要求し、PDNセッションを解除/終了させる。IP-CANセッションは、UEとIPネットワーク(即ち、APN)との間の関連を意味する。
その後、ステップ308~311において、SMF+PGW-Cは、SGW、MME、及びE-UTRANを介して、UEがPDNセッションを解除し、EPSベアラを非活性化することを可能にする。このとき、SMF+PGW-Cは、ステップ305のように、PDNセッション解除/終了の理由が、UEが該当APNをもはや利用できなくなったのでなく、ネットワークスライス関連情報の変更によるものであることを、UEに知らせることができる。
ステップ312で、UEは、SMF+PGW-CからEPSを経由して伝達された前記理由情報(Cause値)に基づいて、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更することができる。UE及び/又はネットワークは、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更する動作が、UE及び/又はネットワークによって定められた一定の時間内に開始されるか、又は一定の時間内に開始して終了できるように定めることができる。一定の時間は、UEとネットワークとにそれぞれ設定されてもよく、UEとネットワークとの間のシグナリング(例えば、RRCシグナリング、システム情報など)を介してUEに伝達されてもよい。さらに、UEは、PDNセッションを再確立又は変更する際に、PDNセッションID及びそれに対応するPDUセッションIDは、以前に使用されなかったIDを付与することができる。そのようなUE及び/又はネットワーク間の動作は、後述する他の実施形態にも適用することができる。
図4は、本開示の実施形態によるサブスクリプションデータ更新を用いたセッション修正方法を示す図である。
図4を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、subscribed S-NSSAI更新情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とを、SMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが、そのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替可能であれば、セッションを修正すると同時に、UEにセッション修正の理由と変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
具体的には、ステップ401において、SMF+PGW-Cは、UDM+HSSにNudm_SDM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudm_SDM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したSMF+PGW-Cに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ402で、UDM+HSSノードは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信して、UEのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生した場合、その変更を通知するように要求する。
ステップ403で、Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生したことを検知すると、ステップ404で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信して、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。この変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)を含み得る。
ステップ405で、Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果として伝達された更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連するAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むNudm_SDM_Notificationメッセージを、SMF+PGW-Cに送信する。例えば、UEのsubscribed S-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定すると、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続された場合、UDRにおけるサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Aが、subscribed S-NSSAIリストから削除される場合を仮定することができる。この場合、UDM+HSSは、SMF+PGW-CにNudm_SDM_Notificationメッセージを送信し、S-NSSAI Aが削除されたsubscribed S-NSSAIリスト、S-NSSAI A及びS-NSSAI Bに関連するAPN1、及びこの変更が、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(例えば、Cause値)を伝達することができる。
ステップ406で、Nudm_SDM_Notificationメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、UDM+HSSから前記受信したメッセージで、前記理由情報(例えば、Cause値)を確認し、前記受信したメッセージに含まれた情報に基づいて、進行中のPDNセッションの調整方法を決定することができる。その決定方法は、次の2-1)~2-4)の処理に従う。
2-1)subscribed S-NSSAIリストから削除されたS-NSSAIがあるかを確認する。
2-2)削除されたS-NSSAIが存在し、この削除されたS-NSSAIに関連するAPNに接続されたPDNセッションが進行中であるかどうかを判断する。
2-3)当該APNに接続されたPDNセッションがある場合は、そのAPNに接続できる他のS-NSSAIが、subscribed S-NSSAIリストに存在するかを確認する。
2-4)当該APNに接続することができ、削除されたS-NSSAIとは異なるS-NSSAIが、少なくとも1つ存在し、他のS-NSSAIが、ステップ405でUDM+HSSから伝達されたsubscribed S-NSSAIリストに存在する場合、SMF+PGW-Cは、当該APNに接続することができ、subscribed S-NSSAIリストにも存在する他のS-NSSAIに接続するように、そのAPNのすべてのPDNセッションを修正するように決定する。例えば、前述のように、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとが、APN1に接続されてもよく、subscribed S-NSSAIリストからS-NSSAI Aが削除された場合、SMF+PGW-Cは、APN1に接続されているすべてのPDNセッションに対して、S-NSSAI Aではなく、S-NSSAI Bが関連付けられるようにセッションを修正することができる。
ステップ407で、SMF+PGW-Cは、ステップ406の決定の結果に従って、当該APNに接続されたPDNセッション(例えば、IP-CANセッション)の修正をPCF+PCRFに要求し、PDNセッションを修正することを可能にする。
その後、ステップ408~411において、SMF+PGW-Cは、SGW、MME、及びE-UTRANを介して、UEがPDNセッションを修正し、EPSベアラを修正することを可能にする。このとき、SMF+PGW-Cは、ステップ405と同様に、PDNセッションの修正の理由が、UEが当該APNをもはや利用できなくなったのでなく、ネットワークスライス関連情報の変更によるものであることをUEに知らせることができる。さらに、SMF+PGW-Cは、当該PDNセッションに関連するS-NSSAI情報を変更して、更新されたPCOを介してUEに伝達できる。さらに、SMF+PGW-Cは、UDM+HSSから伝達された更新されたsubscribed S-NSSAI情報を、更新されたPCOを介してUEに伝達することができる。UEが、APN1のPDNセッションを最初に確立した時点で、既に前記のS-NSSAI Bが関連付けられると決定されている場合、ステップ407~411の動作は、省略され得る。
その後、ステップ412で、UEは、SMF+PGW-CからEPSを経由して伝達された前記理由情報(Cause値)に基づいて、当該APNに対してPDNセッションを再確立又は変更することができる。さらに、UE及び/又はネットワークは、当該APNに対してPDNセッションを再確立又は変更する動作が、UE及び/又はネットワークによって定められた一定の時間内に開始されるか、又は一定の時間内に開始して終了することができるように定められる。一定の時間は、UEとネットワークとにそれぞれ設定されてもよく、UEとネットワークとの間のシグナリング(例えば、RRCシグナリング、システム情報など)を介して、UEに伝達されてもよい。さらに、UEは、PDNセッションを再確立又は変更する際に、PDUセッションIDは、以前に使用されていないIDを付与することができる。
図5は、本開示の実施形態によるサブスクリプションデータ更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用する場合)を示す図である。
図5を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、subscribed S-NSSAI更新情報と、当該S-NSSAIに関連したAPN情報とを、SMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが、そのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを変更又は解除することができる。
具体的には、ステップ501において、SMF+PGW-Cは、UDM+HSSにNudm_SDM_subscribeメッセージを送信する。Nudm_SDM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが、変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したSMF+PGW-Cに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ502で、UDM+HSSノードは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信して、UEのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生した場合、その変更を通知するように要求する。
ステップ503で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生したことを検知した場合、ステップ504で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信して、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。この変更の結果は、UEに対して更新されたS-NSSAI(s)を含み得る。
ステップ505で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果として伝達された更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むNudm_SDM_Notificationメッセージを、SMF+PGW-Cに送信する。例えば、UEのsubscribed S-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定すると、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続されている場合、UDRにおけるサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Cをsubscribed S-NSSAIリストから削除することができる。この場合、UDM+HSSは、SMF+PGW-C にNudm_SDM_Notificationメッセージを送信し、S-NSSAI Cが削除されたsubscribed S-NSSAIリスト、S-NSSAI A及びS-NSSAI Bに関連するAPN1、及びこの変更が、subscribed S-NSSAIの変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(例えば、Cause値)を伝達することができる。
ステップ506で、前記Nudm_SDM_Notificationメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は修正するかを決定することができる。
その後、ステップ507では、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEが、EPSから5GSに移動したことを認識することができ、EPSから5GSへのモビリティ登録手順がトリガされる。
ステップ508で、モビリティ登録手順のトリガに応じて、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求(Registration Request)メッセージを送信することができる。このときのPCOには、ステップ501~506で説明した、使用したAPNに関連するS-NSSAI変更やSubscribed S-NSSAI更新に関する情報は、含まれなくてもよい。
その後、ステップ509で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを用いて登録手順を実行する。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用する連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用するEPSから5GSへのモビリティ登録手順(mobility registration procedure)を開示している。ステップ509に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ510で、モビリティ登録手順の中で、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。ステップ511で、SMF+PGW-Cは、ステップ506の決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、ステップ512~514において、SMF+PGW-Cは、ステップ511の決定に従って、N4セッション(SMFとUPFとの間のセッション)及びSMポリシー・アソシエーションの解除又は修正を行い、ステップ510で、「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージに応答して、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ515で、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1で説明した方法を用いて、図5に示すように、モビリティ登録手順の残りの動作を続行する。
図6は、本開示の実施形態によるサブスクリプションデータ更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用しない場合)を示す図である。
図6を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、subscribed S-NSSAI更新情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とを、SMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが、そのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ601で、SMF+PGW-Cは、UDM+HSSにNudm_SDM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudm_SDM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したSMF+PGW-Cに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ602で、UDM+HSSノードは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信して、UEのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生した場合、その変更を通知するように要求する。
ステップ603で、Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプション情報(Subscription Data)に変更が発生したことを検知した場合、ステップ604で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信して、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。この変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)を含み得る。
ステップ605で、Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、変更の結果として伝達された更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連するAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S -NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むNudm_SDM_Notificationメッセージを、SMF+PGW-Cに送信する。例えば、UEのsubscribed S-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定すると、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続されている場合、UDRにおけるサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Cをsubscribed S-NSSAIリストから削除することができる。この場合、UDM+HSSは、SMF+PGW-CにNudm_SDM_Notificationメッセージを送信し、S-NSSAI Cが削除されたsubscribed S-NSSAIリスト、S-NSSAI A及びS-NSSAI Bに関連するAPN1、及びこの変更が、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(例えば、Cause値)を伝達することができる。
ステップ606で、前記Nudm_SDM_Notificationメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は変更するか否かを決定することができる。
一方、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEがEPSから5GSに移動したことを認識することができる。ステップ608で、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求メッセージを送信することができる。このときのPCOには、ステップ601~606で説明した、使用したAPNに関連するS-NSSAI変更やSubscribed S-NSSAI更新に関する情報は、含まれない場合がある。選択的な実施形態による図6の例では、図5のステップ507の動作は、省略されているが、ステップ507の動作をステップ608の前に実行することもできる。
その後、ステップ609で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを利用しない登録手順を開始することができる。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用しない連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.2.3と、関連図4.11.1.2.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用しない、EPSから5GSへのモビリティ登録手順が開示されている。ステップ609に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ610で、モビリティ登録手順中に、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。
ステップ611で、SMF+PGW-Cは、ステップ606の決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの確立を決定することができる。
ステップ612において、SMF+PGW-Cは、確立することを決定したPDUセッションのためのSMコンテキストを生成し応答する。ステップ610で、「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージに応答して、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ613、614では、ステップ611の決定に従い、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.3.2.2、セクション4.11.2.3と、関連図4.3.2.2.1-1及び4.11.2.3-1で説明した方法を用いて、図6に示すように、UE開始セッション確立手順及びモビリティ登録手順の残りの動作を続行する。
図7は、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション解除方法を示す図である。
図7を参照すると、PCF+PCRFは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAI情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とに基づいて、ポリシーを更新してSMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが当該APNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替できない場合には、セッションを解除すると同時に、UEにセッション解除の理由を知らせることができる。
具体的には、ステップ701において、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報を、サブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudr_DM_subscribeメッセージを送信したPCF+PCRFに伝達するように指示する情報を含むことができる。UDR関連のサービスベースのインターフェースは、Nudr_DM_subscribeメッセージに示されているように、「Nudr」によって定義され、Nudr_DM(Data Management)は、UDRによって提供されるサービスの1つである。UDRは、Nudr_DMを介して、UDRに格納されたデータを、検索、生成、更新、変更通知サブスクリプション、変更通知サブスクリプションのキャンセル及び/又は削除することができる。本開示では、UDM+HSSはもちろん、PCF+PCRFもNudr_DMサービスを利用することができる。
ステップ702で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ703で、UDRは、PCF+PCRFにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ704で、Nudr_DM_notifyメッセージを受信したPCF+PCRFは、前記変更の結果に基づいてポリシーを更新する。例えば、前記更新の結果、削除されたS-NSSAIがある場合、当該削除されたS-NSSAIとその関連APNに適用されるポリシーを削除することができる。
ステップ705で、PCF+PCRFは、更新されたポリシー情報をSMF+PGW-Cに伝達する。
その後、ステップ706~712の動作は、図3の実施形態におけるステップ306~312の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図23A及び23Bは、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション解除方法の別の例を示す図である。
図23~図26の実施形態において、SMF+PGW-C、PCF+PCRF、UDR間で送受信されるメッセージの少なくとも1つは、基本的に、NR規格TS 29.513におけるSM Policy Association Managetion手順で用いられるメッセージであり得る。これらのメッセージを使用して、以下の実施形態による様々な情報を伝達することができる。しかしながら、以下の実施形態に示されるメッセージは、一例であり、特定のメッセージのフォーマットに限定されないことに留意すべきである。
図23A及び図23Bを参照すると、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFに固有のセッションに関連する情報を要求することができ、PCF+PCRFは、サブスクライバーのUEとSMF+PGW-Cとが、特定のセッションを通じて利用しようとするサービスに関連する情報を、UDRに要求して伝達され得る。また、PCF+PCRFは、UDRから伝達され得る情報(例えば、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータ)に変更がある場合、変更の有無と変更された内容とを通知されるように、サブスクリプションをUDRに要求することができる。UDRは、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータのうちいずれかに変更が発生した場合、変更されたデータを管理するPCF+PCRFに通知することができる。PCF+PCRFは、UDRから伝達された情報に基づいてポリシーを決定し、SMF+PGW-Cに通知することができる。SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFから伝達されたポリシーに基づいて、subscribed S-NSSAI情報が変更され、当該S-NSSAIに関連したAPNにUEが接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、代替可能でない場合は、セッションを解除するとともに、UEにセッション解除の理由を知らせることができる。
具体的には、ステップ2301において、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFにNpcf_SMPolicyControl_Create requestを送信して、SMF+PGW-Cが確立しようとするセッションを管理するために利用されるポリシー情報を要求することができる。PCF+PCRFは、セッション管理ポリシー関連情報(例えば、Session Management Policy Association、又はSM Policy Association)を生成して、SMF+PGW-Cに提供することができる。セッション管理ポリシー関連情報は、以下の<表2a>、<表2b>の例示された情報のうち少なくとも1つを含むことができる。<表2a>、<表2b>は、説明の便宜上、1つの表を区分して示したものである。セッション管理ポリシー関連情報は、セッションポリシー関連情報又はセッションポリシー管理/制御サブスクリプション情報と呼ばれることがある。
図23Aのステップ2302において、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DataRepository_Query requestメッセージを送信して、SMF+PGW-C情報を要求したセッションと、当該セッションを通じて利用しようとするサービスと、サブスクライバー関連の情報とを、UDRに要求することができる。PCF+PCRFが、UDRに情報を要求するときには、SUPI、DNN、及びS-NSSAIに基づいて、必要な情報を判断して要求することができる。
ステップ2303で、UDRは、その応答として、PCF+PCRFにNudr_DataRepository_Query responseメッセージを送信し、PCF+PCRFから要求されたセッションのセッション管理ポリシーデータ(例えば、Session Management Policy Data)を、PCF+PCRFに伝達することができる。
ステップ2304で、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DataRepository_subscribe requestメッセージを送信し、PCF+PCRFと管理するセッションに関するポリシーデータとに、変更が発生した場合、発生の有無及び/又は変更された情報を通知するように要求することができる。
ステップ2305において、UDRは、ステップ2304の要求を受け入れるかどうかを決定して、要求を受け入れる場合、その応答として、PCF+PCRFにNudr_DataRepository_subscribe responseメッセージを送信して、PCF+PCRFに知らせることができる。
ステップ2306で、PCF+PCRFは、UDRから受信した情報に基づいて、セッション管理ポリシーを決定することができる。
ステップ2307で、PCF+PCRFは、セッション管理ポリシー関連情報を生成し、生成された情報を含むNudr_DataRepository_Create responseメッセージを、SMF+PGW-Cに伝達することができる。このとき、セッション管理ポリシー関連情報には、ステップ2306で決定したポリシーが含まれ得る。
ステップ2308で、UDRは、サブスクリプションデータ(subscription data)、UEポリシーデータ(UE policy data)、又はセッション管理ポリシーデータ(session management policy data)のうち少なくとも1つで、subscribed S-NSSAI又はsubscribed S-NSSAIに関連する情報が変更されたかどうかを認識/確認することができる。
ステップ2309において、UDRは、subscribed S-NSSAI変更により、変更すべきセッション管理ポリシーデータがあるかどうかを決定することができる。変更すべきセッション管理ポリシーデータがあるかどうかを決定できる方法の一例は、前記<表2a>、<表2b>で例示したセッション管理ポリシー関連情報中に、subscribed S-NSSAIの変更により影響を受ける情報があるかどうかを確認する方法がある。subscribed S-NSSAIの変更によって影響を受けるかどうかは、subscribed S-NSSAIリストから削除されたS-NSSAIが存在するか、削除されたsubscribed DNNがあり、そのDNNに関連するS-NSSAIが、subscribed S-NSSAIリストに含まれているか、削除されたsubscribed S-NSSAI又は削除されたDNNが存在し、そのS-NSSAI又はそのDNNに関連するsubscribed GBRがあるか、削除されたsubscribed S-NSSAI又は削除されたDNNがあり、そのS-NSSAI又はそのDNNに関連するsubscribed S-NSSAIサブスクリプション情報があるかを判断することができる。ここで、前記判断は、<表2a>、<表2b>において、Subscribed GBR情報、S-NSSAIサブスクリプション情報などに基づいて行うことができる。
ステップ2310で、UDRは、ステップ2309で判断したセッション管理ポリシー関連情報の変更に基づいて、ステップ2304で説明した当該セッション管理ポリシー関連情報をサブスクリプション要求したPCF+PCRFに、Nudr_DataRepository_Notify要求メッセージを送信し、セッション管理ポリシー関連情報に変更があることを通知することができる。
ステップ2311で、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DataRepository_Notify応答メッセージを送信して、ステップ2310への応答を行うことができる。
ステップ2312で、PCF+PCRFは、ステップ2310でUDRから伝達されたセッション管理ポリシー関連情報の変更関連情報(例えば、session policy control data is removed)を確認し、当該セッション管理ポリシー関連情報の変更関連情報に基づいて、影響を受けるセッションがあるかどうかを判断する。例えば、セッション管理ポリシー関連情報の変更関連情報を分析した結果、特定のセッション管理ポリシー関連情報が削除され、当該ポリシーが適用されるセッションを管理しているSMF+PGW-Cがあるかどうかを判断することができる。また、ステップ2312で、PCF+PCRFは、当該セッションの解除/終了が要求されるかどうかを判断することができる。
ステップ2313で、PCF+PCRFは、ステップ2312で判断した内容に基づいて、変更すべきセッションを管理しているSMF+PGW-Cに、Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify要求メッセージを送信して、セッション管理ポリシーを変更する必要があることを通知することができる。
ステップ2314で、SMF+PGW-Cは、Npcf_SMPolicyContron_UpdateNotify応答メッセージを送信して、ステップ2313への応答を行うことができる。
ステップ2315で、SMF+PGW-Cは、進行中のPDNセッションの調整方法を決定することができる。この決定方法は、以下の3-1)~3-4)の処理に従う。
3-1)subscribed S-NSSAIリストから削除されたS-NSSAIがあるかを確認する。
3-2)削除されたS-NSSAIが存在し、その削除されたS-NSSAIに関連するAPNに接続されたPDNセッションが、進行中であるかどうかを判断する。
3-3)当該APNに接続されたPDNセッションがある場合には、そのAPNに接続できる他のS-NSSAIが、subscribed S-NSSAIリストに存在するかを確認する。
3-4)当該APNに接続できるS-NSSAIは、一つであるが、それが、削除されたS-NSSAIに該当するか、当該APNに接続できるS-NSSAIが複数あるが、subscribed S-NSSAIリストには、前記接続できるS-NSSAIが存在しない場合、SMF+PGW-Cは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを解除するように決定する。例えば、UEのS-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定し、S-NSSAI AとS-NSSAI Bとは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続できると仮定した場合、UDRでサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Cが変更された場合、前記3-4)で「当該APNに接続できるS-NSSAIは、1つであるが、それが、削除されたS-NSSAIに該当する場合」に対応する。この時点で、S-NSSAI Cが、サブスクリプション情報から削除され、APN2に接続できる他のS-NSSAIが存在しないため、SMF+PGW-Cは、APN2に接続されているすべてのPDNセッションを解除するように決定できる。
ステップ2315において、SMF+PGW-Cは、ステップ2313の前にsubscribed S-NSSAIリストを保持してもよく、このリストは、UEが、ネットワークに登録する過程(registration procedure)で、UDR又はUDM+HSSが直接又は他のNF(又はnetwork entity)を介して、サブスクリプションデータ情報を伝達するか、又はSMF+PGW-Cが、セッションを確立又は修正する過程(session establishment procedure、又はsession modification procedure)で、UDR又はUDM+HSSが、直接又は他のNF(又はnetwork entity)を介して、サブスクリプション情報を伝達した場合に該当する。サブスクリプション情報を伝達するメッセージは、Nudr_DataRepository_Query、Nudr_DM_Notify、又はNudm_SDM_Notificationなどが利用され得る。
ステップ2315で、削除されるか、又は影響を受けるAPNがあるかは、削除されるか、又は影響を受けるDNNが存在し、そのDNNが指示するデータネットワークと同じデータネットワークを指示するAPNがあるかどうかによって判断することができ、これは、ステップ2309で、UDRが実行するか、ステップ2312で、PCF+PCRFが実行することもできる。
ステップ2316において、SMF+PGW-Cは、ステップ2315における決定結果に基づいて、当該APNに接続されたPDNセッション(例えば、IP-CAN(IP connectivity access network)セッション)の解除/終了をPCF+PCRFに要求し、PDNセッションを解除/終了させる。IP-CANセッションは、UEとIPネットワーク(即ち、APN)との間の関連を意味する。
その後、ステップ2317~2320において、SMF+PGW-Cは、SGW、MME、及びE UTRANを介して、UEがPDNセッションを解除し、EPSベアラを非活性化することを可能にする。このとき、SMF+PGW-Cは、PDNセッション解除/終了の理由が、UEが当該APNをもはや利用できなくなったためではなく、ネットワークスライス関連情報の変更によるものである理由情報(Cause値)を介してUEに知らせることができる。
その後、ステップ2321で、UEは、SMF+PGW-CからEPSを経由して伝達された理由情報(Cause値)に基づいて、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更することができる。UE及び/又はネットワークは、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更する動作が、UE及び/又はネットワークによって定められた一定の時間内に開始されるか、又は一定の時間内に開始して終了できるように定めることができる。一定の時間は、UEとネットワークとにそれぞれ設定されてもよく、UEとネットワークとの間のシグナリング(例えば、RRCシグナリング、システム情報など)を介して、UEに伝達されてもよい。さらに、UEは、PDNセッションを再確立又は変更する際に、PDNセッションID及びそれに対応するPDUセッションIDは、以前に使用されなかったIDを付与することができる。そのようなUE及び/又はネットワーク間の動作は、後述する別の実施形態にも適用することができる。
図8は、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法を示す図である。
図8を参照すると、PCF+PCRFは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAI情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とに基づいてポリシーを更新して、SMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEが当該APNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替可能であれば、セッションを修正すると同時に、UEにセッション修正の理由と、変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
具体的には、ステップ801において、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したPCF+PCRFに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ802で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ803で、UDRは、PCF+PCRFにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAI変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ804で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したPCF+PCRFは、前記変更の結果に基づいてポリシーを更新する。例えば、前記更新の結果、削除されたS-NSSAIがある場合、当該削除されたS-NSSAIに関連したAPNに他のS-NSSAIが接続され得る場合、その関連したAPNに適用されるポリシーのS-NSSAIを変更することができる。
ステップ805で、PCF+PCRFは、更新されたポリシー情報をSMF+PGW-Cに伝達する。
以降のステップ806~812の動作は、図4の実施形態におけるステップ406~412の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図24A及び図24Bは、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法の別の例を示す図である。
図24A及び図24Bを参照すると、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFに固有のセッションに関連する情報を要求することができ、PCF+PCRFは、サブスクライバーのUEと、SMF+PGW-Cとが、特定のセッションを通じて利用しようとするサービスに関連する情報を、UDRに要求して伝達され得る。また、PCF+PCRFは、UDRから伝達され得る情報(例えば、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータ)に変更がある場合、変更の有無と変更された内容とを通知されるように、UDRにサブスクリプションを要求することができる。UDRは、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータのうちいずれかに変更が発生した場合、変更されたデータを管理するPCF+PCRFに通知することができる。PCF+PCRFは、UDRから伝達された情報に基づいてポリシーを決定し、SMF+PGW-Cに通知することができ、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFから伝達されたポリシーに基づいて、subscribed S-NSSAI情報が変更され、当該S-NSSAIに関連したAPNにUEが接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、代替可能であれば、セッションを修正するとともに、UEにセッション修正の理由と変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
図24A及び図24Bの実施形態において、ステップ2401~2414は、図23の実施形態で説明したステップ2301~2314と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図24Aのステップ2415では、ステップ2315の3-1)~3-4)の処理に従うが、3-4)の処理で当該APNに接続できるS-NSSAIが複数あり、subscribed S-NSSAIリストに接続可能な他のS-NSSAIが存在する場合、SMF+PGW-Cは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを解除せずに、そのAPNに関連するS-NSSAIを修正するように決定する。例えば、UEのS-NSSAIとして、S-NSSAI A、S-NSSAI B、S-NSSAI Cを仮定し、S-NSSAI AとS-NSSAI Bは、APN1に接続され、S-NSSAI Cは、APN2に接続できると仮定した場合、UDRでサブスクリプション情報の変更の結果として、S-NSSAI Aが変更された場合、前記3-4)で「当該APNに接続できるS-NSSAIが複数あり、subscribed S-NSSAIリストに接続可能な他のS-NSSAIが存在する場合」に該当する。この時点で、S-NSSAI Aが、サブスクリプション情報から削除され、APN1に接続できる他のS-NSSAIであるS-NSSAI Bが存在するため、SMF+PGW-Cは、APN1に接続されているすべてのPDNセッションを修正するように決定できる。
ステップ2415で、影響を受けるAPNがあるかどうかは、影響を受けるDNNが存在し、そのDNNが指示するデータネットワークと同じデータネットワークを指示するAPNがあるかどうかによって判断することができ、これは、ステップ2409で、UDRが実行してもよく、ステップ2412で、PCF+PCRFが実行してもよい。
ステップ2416において、SMF+PGW-Cは、ステップ2415における決定結果に従って、当該APNに接続されたPDNセッション(例えば、IP-CAN(IP connectivity access network)セッション)の修正(modification)を、PCF+PCRFに要求して、PDNセッションを修正するようにする。前記IP-CANセッションは、UEとIPネットワーク(即ち、APN)との間の関連を意味する。
その後、ステップ2417~2420において、SMF+PGW-Cは、SGW、MME、及びE-UTRANを介して、UEがPDNセッションを修正し、EPSベアラを更新することを可能にする。このとき、SMF+PGW-Cは、PDNセッション変更の理由が、UEが当該APNをもはや利用できなくなったためではなく、ネットワークスライス関連情報の変更によるものであることを知らせる理由情報(Cause値)と、ネットワークスライス関連情報の変更事項とを、UEに知らせることができる。
その後、ステップ2421で、UEは、SMF+PGW-CからEPSを経由して伝達された前記理由情報(Cause値)に基づいて、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更することができる。UE及び/又はネットワークは、当該APNのPDNセッションを再確立又は変更する動作が、UE及び/又はネットワークによって定められた一定の時間内に開始されるか、又は一定の時間内に開始して終了できるように定めることができる。一定の時間は、UEとネットワークとにそれぞれ設定されてもよく、UEとネットワークとの間のシグナリング(例えば、RRCシグナリング、システム情報など)を介して、UEに伝達されてもよい。さらに、UEは、PDNセッションを再確立又は変更する際に、PDNセッションID及びそれに対応するPDUセッションIDは、以前に使用されなかったIDを付与することができる。そのようなUE及び/又はネットワーク間の動作は、後述する他の実施形態にも適用することができる。
図9は、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用する場合)を示す図である。
図9を参照すると、PCF+PCRFは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAI情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とに基づいて、ポリシーを更新してSMF+PGW-Cに伝達し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ901において、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したPCF+PCRFに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ902で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ903で、UDRは、PCF+PCRFにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAI変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ904で、Nudr_DM_notifyメッセージを受信したPCF+PCRFは、前記変更の結果に基づいてポリシーを更新する。例えば、前記更新の結果、削除されたS-NSSAIがある場合、当該削除されたS-NSSAIに関連したAPNに他のS-NSSAIが接続され得る場合、その関連したAPNに適用されるポリシーのS-NSSAIを変更することができる。
ステップ905で、PCF+PCRFは、更新されたポリシー情報を、SMF+PGW-Cに伝達する。ステップ906で、更新されたポリシー情報を受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は修正するかどうかを決定することができる。
ステップ907で、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEがEPSから5GSに移動したことを認識することができ、EPSから5GSへのモビリティ登録手順がトリガされる。
ステップ908で、モビリティ登録手順のトリガに応じて、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求メッセージを送信することができる。このときのPCOには、ステップ901~906で説明した、使用したAPNに関連するS-NSSAIの変更や、Subscribed S-NSSAI更新に関する情報は、含まれない場合がある。
その後、ステップ909で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを利用して登録手順を実行する。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用する連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用するEPSから5GSへのモビリティ登録手順(mobility registration procedure)が開示されている。ステップ909に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ910で、モビリティ登録手順中に、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。ステップ911で、SMF+PGW-Cは、ステップ906の決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、ステップ912~914において、SMF+PGW-Cは、ステップ911の決定に従って、N4セッション(SMFとUPFとの間のセッション)及びSMポリシー・アソシエーションの解除又は修正を実行し、ステップ910で「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージに応答して、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ915で、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1で説明した方法を用いて、図5に示すように、モビリティ登録手順の残りの動作を続行する。
図25A及び図25Bは、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用する場合)の別の例を示す図である。
図25A及び図25Bを参照すると、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFに固有のセッションに関連する情報を要求することができ、PCF+PCRFは、サブスクライバーのUEと、SMF+PGW-Cとが、特定のセッションを通じて利用しようとするサービスに関連する情報を、UDRに要求して伝達され得る。また、PCF+PCRFは、UDRから伝達され得る情報(例えば、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータ)に変更がある場合、変更の有無と変更された内容とを通知されるように、UDRにサブスクリプションを要求することができる。UDRは、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータのうちいずれかに変更が発生した場合、変更されたデータを管理するPCF+PCRFに通知することができる。PCF+PCRFは、UDRから伝達された情報に基づいてポリシーを決定し、SMF+PGW-Cに通知することができ、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFから伝達されたポリシーに基づいて、subscribed S-NSSAI情報が変更され、当該S-NSSAIに関連するAPNにUEが接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、後でUEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
図25A及び図25Bの実施形態におけるステップ2501~2514は、図23の実施形態で説明したステップ2301~2314と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図25のステップ2515で、PCF+PCRFからポリシー関連情報を受信したSMF+PGW-Cは、図23の実施形態におけるステップ2315の方法、又は図24の実施形態におけるステップ2415の方法によるPDNセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、ステップ2516で、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEがEPSから5GSに移動したことを認識することができ、EPSから5GSへのモビリティ登録手順がトリガされる。
ステップ2517で、モビリティ登録手順のトリガに応じて、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求メッセージを送信することができる。このときのPCOには、使用したAPNに関連するS-NSSAIの変更やSubscribed S-NSSAIの更新に関する情報は、含まれない場合がある。
その後、ステップ2518で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを利用して登録手順を実行する。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用する連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用するEPSから5GSへのモビリティ登録手順(mobility registration procedure)が開示されている。ステップ2518に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ2519で、モビリティ登録手順中に、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。ステップ2520で、SMF+PGW-Cは、ステップ2515での決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、ステップ2521~ステップ2523において、SMF+PGW-Cは、ステップ2520の決定に従って、N4セッション(SMFとUPFとの間のセッション)及びSMポリシー・アソシエーションの解除又は修正を実行し、ステップ2519で、「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージに応答して、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ2524で、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.1.3.3と、関連図4.11.1.3.3-1で説明した方法を用いて、図25に示すように、モビリティ登録手順の残りの動作を続けて進行する。
図10は、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用しない場合)を示す図である。
図10を参照すると、PCF+PCRFは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAI情報と、当該S-NSSAIに関連するAPN情報とに基づいてポリシーを更新して、SMF+PGW-Cに転送し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ1001において、PCF+PCRFは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したPCF+PCRFに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1002で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1003で、UDRは、PCF+PCRFにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAI変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1004で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したPCF+PCRFは、前記変更の結果に基づいてポリシーを更新する。例えば、前記更新の結果、削除されたS-NSSAIがある場合、当該削除されたS-NSSAIに関連したAPNに、他のS-NSSAIが接続され得る場合、その関連したAPNに適用されるポリシーのS-NSSAIを変更することができる。
ステップ1005で、PCF+PCRFは、更新されたポリシー情報をSMF+PGW-Cに伝達する。
ステップ1006で、前記Nudm_SDM_Notificationメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、ステップ1007で、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEがEPSから5GSに移動したことを認識することができる。
ステップ1008で、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求メッセージを送信することができる。このときのPCOには、ステップ1001~ステップ1006で説明した、使用したAPNに関連するS-NSSAI変更や、Subscribed S-NSSAI更新に関する情報は、含まれない場合がある。
その後、ステップ1009で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを利用しない登録手順を開始することができる。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用しない連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.2.3と、関連図4.11.2.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用しないEPSから5GSへのモビリティ登録手順が開示されている。ステップ609に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ1010で、モビリティ登録手順中に、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。
ステップ1011で、SMF+PGW-Cは、ステップ1006の決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの確立を決定することができる。
ステップ1012で、SMF+PGW-Cは、確立することを決定したPDUセッションのためのSMコンテキストを生成し応答する。ステップ1010において、「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージへの応答として、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ1013、1014で、ステップ1011の決定に従って、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.3.2.2及びセクション4.11.2.3、及び関連図4.3.2.2.1-1及び図4.11.2.3-1で説明した方法を用いて、図10に示すように、UE開始セッション確立手順及びモビリティ登録手順の残りの動作を続行する。
図26A及び図26Bは、本開示の実施形態によるポリシー更新を用いたセッション修正方法(N26インターフェースを利用しない場合)の別の例を示す図である。
図26A及び図26Bを参照すると、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFに固有のセッションに関する情報を要求することができ、PCF+PCRFは、サブスクライバーのUEと、SMF+PGW-Cとが、特定のセッションを通じて利用しようとするサービスに関する情報を、UDRに要求して伝達され得る。また、PCF+PCRFは、UDRから伝達され得る情報(例えば、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータ)に変更がある場合、変更の有無と変更された内容とを通知されるように、UDRにサブスクリプションを要求することができる。UDRは、サブスクリプションデータ、UEポリシーデータ、又はセッション管理ポリシーデータのうちいずれかに変更が発生した場合、変更されたデータを管理するPCF+PCRFに通知することができる。PCF+PCR は、UDRから伝達された情報に基づいてポリシーを決定し、SMF+PGW-Cに通知することができ、SMF+PGW-Cは、PCF+PCRFから伝達されたポリシーに基づいて、subscribed S-NSSAI情報が変更され、当該S-NSSAIに関連するAPNに、UEが接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、後でUEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
図26A及び図26Bの実施形態におけるステップ2601~2614は、図23の実施形態で説明したステップ2301~2314と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図26Aのステップ2615で、PCF+PCRFからポリシー関連情報を受信したSMF+PGW-Cは、図23の実施形態におけるステップ2315の方法、又は図24の実施形態におけるステップ2415の方法によるPDNセッションの解除又は修正を決定することができる。
その後、UEの移動に応じて、UE又はNG-RANは、UEがEPSから5GSに移動したことを認識することができる。
ステップ2616で、UEは、EPSでPDNセッションを最初に確立したときに保存したPCOを含めて、NG-RANに登録要求メッセージを送信することができる。このときのPCOには、使用したAPNに関連するS-NSSAIの変更やSubscribed S-NSSAIの更新に関する情報は、含まれない場合がある。
その後、ステップ2617で、EPSから5GSに移動したUEは、N26インターフェースを利用しない登録手順を開始することができる。EPSとの連動をサポートする5GSは、N26インターフェースを利用しない連動手順をサポートすることができる。TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.11.2.3と、関連図4.11.2.3-1を参照すると、N26インターフェースを利用しないEPSから5GSへのモビリティ登録手順が開示されている。ステップ609に示すように、モビリティ登録手順の一部を実行することができる。
ステップ2618で、モビリティ登録手順中に、AMFは、SMF+PGW-CにPDUセッションのためのSMコンテキスト生成を要求する。SMコンテキスト生成要求のために、<表1>で説明したPDUセッション要求メッセージである「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージを使用することができる。
ステップ2619で、SMF+PGW-Cは、ステップ2615の決定に基づいて、当該DNN(APN)に接続されたPDUセッションの確立を決定することができる。
ステップ2620で、SMF+PGW-Cは、確立することを決定したPDUセッションのためのSMコンテキストを生成し応答する。ステップ2618において、「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」要求メッセージへの応答として、SMF+PGW-Cは、AMFに「Nsmf_PDUSession_CreateSMContext」応答メッセージを送信する。
その後、ステップ2621、2622で、ステップ2619の決定に従い、TS 23.502規格(v16.6.0)のセクション4.3.2.2及びセクション4.11.2.3、及び関連図4.3.2.2.1-1及び図4. 11.2.3-1で説明した方法を用いて、図10に示すように、UE開始セッション確立手順及びモビリティ登録手順の残りの動作を続行する。
図11は、本開示の実施形態によるAPN情報更新とセッション一時解除指示子を用いたセッション解除方法を示す図である。
図11を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAIに関連するAPN情報と、セッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)をMMEに伝達し、MMEは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを一時的に解除することを通知し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替可能でない場合は、セッションを解除すると同時に、UEにセッション解除の理由を知らせることができる。
具体的には、ステップ1101において、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1102で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1103で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1104で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連のAPNとSMF+PGW-Cを判断する。ステップ1105で、UDM+HSSは、ステップ1104で判断したAPN情報とセッション一時解除指示子を含むサブスクリプションデータ(subscription data)を含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1106で、MMEは、UDM+HSSにサブスクリプションデータを受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1107で、MMEは、受信したメッセージを含むセッション一時解除指示子を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1108で、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)のうち少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
以降のステップ1109~1115の動作は、図3の実施形態で対応するステップ306~312の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図12は、本開示の実施形態によるAPN情報更新及びセッション一時解除指示子を用いたセッション修正方法を示す図である。
図12を参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAIに関連するAPN情報と、セッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)をMMEに伝達し、MMEは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを一時的に解除することを通知し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替可能であれば、セッションを修正すると同時に、UEにセッション修正の理由と変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
具体的には、ステップ1201で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1202で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1203で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1204で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1205で、UDM+HSSは、ステップ1204で判断したAPN情報とセッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)を含むサブスクリプション情報とを含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1206で、MMEは、UDM+HSSに、サブスクリプションデータを受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1207で、MMEは、受信したメッセージを含むセッション一時解除指示子を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1208で、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
以降のステップ1209~1215の動作は、図4の実施形態で対応するステップ406~412の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図13A及び図13Bは、本開示の実施形態によるAPN情報更新及びセッション一時解除指示子を用いた5GS PDUセッション確立方法(N26インタフェースを利用する場合)を示す図である。
図13A及び図13Bを参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を受け取った後、更新されたsubscribed S-NSSAIに関連したAPN情報と、セッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)をMMEに転送し、MMEは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを一時的に解除することを通知し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ1301で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1302で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1303で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含み得る。
ステップ1304で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1305で、UDM+HSSは、ステップ1304で判断したAPN情報とセッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)を含むサブスクリプションデータを含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1306で、MMEは、UDM+HSSに、サブスクリプションデータを受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1307で、MMEは、受信したメッセージを含むセッション一時解除指示子を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1308において、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
ステップ1309で、MMEからステップ1308のメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は修正するかを決定することができる。
以降のステップ1310~1318の動作は、図5の実施形態において対応するステップ507~515の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図14A及び図14Bは、本開示の実施形態によるAPN情報更新及びセッション一時解除指示子を用いた5GS PDUセッション確立方法(N26インターフェースを利用しない場合)を示す図である。
図14A及び図14Bを参照すると、UDM+HSSは、UDRから更新されたsubscribed S-NSSAI情報を伝達された後、更新されたsubscribed S-NSSAIに関連したAPN情報と、セッション一時解除指示子(Temporary Session Delete Indicator)をMMEに伝達し、MMEは、そのAPNに接続されているすべてのPDNセッションを一時的に解除することを通知し、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断した後、UEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ1401で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1402で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1403で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1404で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1405で、UDM+HSSは、ステップ1404で判断したAPN情報とセッション一時解除指示子を含むサブスクリプション情報とを含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1406で、MMEは、UDM+HSSにサブスクリプションデータを受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1407で、MMEは、受信したメッセージを含むセッション一時解除指示子を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1408において、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
ステップ1409で、MMEからステップ1408のメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は修正するかを決定することができる。
以降のステップ1411~1417の動作は、図6の実施形態で対応するステップ608~614の動作と同じであるので、具体的な説明は省略する。
図15は、本開示の実施形態によるAPN情報とS-NSSAI更新情報とを用いたセッション解除方法を示す図である。
図15の実施形態は、図11の実施形態でUDM+HSSが、MMEにAPN情報が更新されたことを知らせるメッセージに、当該APNに接続できるS-NSSAIリストとAPNの情報とに変更はないが、S-NSSAI情報には、変更があることを知らせる理由情報(Cause値)を伝達することができる。MMEは、UDM+HSSから伝達されたCause値と、S-NSSAI情報とに基づいて、PDNセッションの解除を決定することができる。また、SMF+PGW-Cは、UEが当該APNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、代替できない場合は、セッションを解除すると同時に、UEにセッション解除の理由を知らせることができる。
具体的には、ステップ1501において、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1502で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1503で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIから変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1504で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1505で、UDM+HSSは、ステップ1504で判断したAPN情報、更新されたS-NSSAI(s)、及び理由情報のうち少なくとも1つを含むサブスクリプション情報(subscription data)を含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1506で、MMEは、UDM+HSSに前記サブスクリプション情報を受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1507で、MMEは、前記理由情報を含むサブスクリプション情報を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1508で、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
以降のステップ1509~1515の動作は、図3の実施形態において対応するステップ306~312の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図16は、本開示の実施形態によるAPN情報とS-NSSAI更新情報とを用いたセッション修正方法を示す図である。
図16の実施形態は、図12の実施形態でUDM+HSSが、MMEにAPN情報が更新されたことを知らせるメッセージに、当該APNに接続できるS-NSSAIリストとAPNの情報とに変更はないが、S-NSSAI情報には、変更があることを知らせる理由情報(Cause値)を伝達することができる。MMEは、UDM+HSSから伝達されたCause値とS-NSSAI情報とに基づいて、PDNセッションの解除を決定することができる。そして、SMF+PGW-Cは、UEが当該APNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるか否かを判断し、代替可能であれば、セッションを修正するとともに、UEにセッション修正の理由と変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
具体的には、ステップ1601で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1602で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知した場合、ステップ1603で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含み得る。
ステップ1604で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1605で、UDM+HSSは、ステップ1604で判断したAPN情報、更新されたS-NSSAI(s)、及び前記理由情報のうち少なくとも1つを含むサブスクリプション情報(subscription data)を含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1606で、MMEは、UDM+HSSに前記サブスクリプション情報を受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1607で、MMEは、前記理由情報を含むサブスクリプション情報を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1608において、MMEは、SMF+PGW-Cに当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
以降のステップ1609~1615の動作は、図4の実施形態で対応するステップ406~412の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図17A及び図17Bは、本開示の実施形態によるAPN情報及びS-NSSAI更新情報を用いた5GS PDUセッション確立方法(N26インタフェースが存在する場合)を示す図である。
図17A及び図17Bの実施形態は、図13A及び図13Bの実施形態において、UDM+HSSが、MMEにAPN情報が更新されたことを知らせるメッセージに、当該APNに接続できるS-NSSAIリストとAPNの情報とに変更はないが、S-NSSAI情報には、変更があることを知らせる理由情報(Cause値)を伝達することができる。MMEは、UDM+HSSから伝達されたCause値とS-NSSAI情報とに基づいて、PDNセッションの解除を決定することができる。そして、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、後でUEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ1701で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1702で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRは、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知すると、ステップ1703で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1704で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1705で、UDM+HSSは、ステップ1704で判断したAPN情報、更新されたS-NSSAI(s)、及び前記理由情報のうち少なくとも1つを含むサブスクリプション情報(subscription data)を含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1706で、MMEは、UDM+HSSに前記サブスクリプション情報を受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1707で、MMEは、前記理由情報を含むサブスクリプション情報を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1708で、MMEは、SMF+PGW-Cに、当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
ステップ1709で、MMEからステップ1708のメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションの解除又は修正を決定することができる。
以降のステップ1710~1718の動作は、図5の実施形態において対応するステップ507~515の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図18A及び図18Bは、本開示の実施形態によるAPN情報及びS-NSSAI更新情報を用いた5GS PDUセッション確立方法(N26インタフェースが存在しない場合)を示す図である。
図18A及び図18Bの実施形態は、図14A及び図14Bの実施形態において、UDM+HSSが、MMEにAPN情報が更新されたことを知らせるメッセージに、当該APNに接続できるS-NSSAIリストとAPNの情報とに変更はないが、S-NSSAI情報には、変更があることを知らせる理由情報(Cause値)を伝達することができる。MMEは、UDM+HSSから伝達されたCause値とS-NSSAI情報とに基づいて、PDNセッションの解除を決定することができる。そして、SMF+PGW-Cは、UEがそのAPNに接続できるように代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、後でUEが5GSに移動したときに、関連セッションを修正又は解除することができる。
具体的には、ステップ1801で、UDM+HSSは、UDRにNudr_DM_subscribeメッセージを送信する。前記Nudr_DM_subscribeメッセージは、サブスクリプション情報の変更に関する情報をサブスクライブするメッセージであり、UEのsubscribed S-NSSAIが変更又は削除されるなどのイベントが発生すると、変更又は削除された後のsubscribed S-NSSAI情報を、Nudm_SDM_subscribeメッセージを送信したUDM+HSSに伝達するように指示する情報を含むことができる。
ステップ1802で、前記Nudr_DM_subscribeメッセージを受信したUDRが、S-NSSAIのサブスクリプションデータに変更が発生したことを検知した場合、ステップ1803で、UDRは、UDM+HSSにNudr_DM_notifyメッセージを送信し、subscribed S-NSSAIの変更の結果を通知する。前記変更の結果は、UEの更新されたS-NSSAI(s)、前記更新されたS-NSSAI(s)に関連したAPN(s)(即ち、更新されたsubscribed S-NSSAIが接続されたAPN情報)、サブスクリプションデータ変更の理由情報(例えば、Cause値)のうち少なくとも1つを含むことができる。
ステップ1804で、前記Nudr_DM_notifyメッセージを受信したUDM+HSSは、前記変更の結果に基づいて、関連するAPNとSMF+PGW-Cとを判断する。ステップ1705で、UDM+HSSは、ステップ1804で判断したAPN情報、更新されたS-NSSAI(s)、及び前記理由情報のうち少なくとも1つを含むサブスクリプション情報(subscription data)を含むメッセージをMMEに伝達し、ステップ1806で、MMEは、UDM+HSSに前記サブスクリプション情報を受信/反映したことを確認する応答メッセージを送信する。
ステップ1807で、MMEは、前記理由情報を含むサブスクリプション情報を確認し、そのAPNに対するすべてのPDNセッションを一時的に解除する必要があることを認識して、PDNセッション解除をトリガする。ステップ1808で、MMEは、SMF+PGW-Cに、当該APN情報と、セッションの解除とが、subscribed S-NSSAI変更によるものであり、APNの変更によるものではないことを意味する理由情報(Cause値)の少なくとも1つを含むメッセージを送信することができる。
ステップ1809で、MMEからステップ1808のメッセージを受信したSMF+PGW-Cは、図3の実施形態におけるステップ306の方法、又は図4の実施形態におけるステップ406の方法に従って、PDNセッションを解除又は修正するかを決定することができる。
以降のステップ1811~1817の動作は、図6の実施形態で対応するステップ608~614の動作と同様であるので、具体的な説明は省略する。
図19は、本開示の実施形態に係るAPNとS-NSSAIとの関連関係の一例を示す図である。
図19を参照すると、図19の(a)は、UE1901のS-NSSAIとしてAPN#1(1903)に接続され得るS-NSSAI#A(1905)が、subscribed S-NSSAIリストから削除された場合の例である。この場合、本開示では、SMF+PGW-Cは、APN#1(1903)に接続できる代替可能な他のS-NSSAIがあるかどうかを判断し、代替可能でない場合は、PDNセッションを解除すると同時に、UEにセッション解除の理由を知らせることができる。
図19の(b)は、APN#1(1903)に接続され得るS-NSSAI#A(1905)及びS-NSSAI#B(1907)中のS-NSSAI#A(1905)が、subscribed S-NSSAIリストから削除された場合の例である。この場合、本開示において、SMF+PGW-Cは、APN#1(1903)に接続できる代替可能なS-NSSAI♯B(1907)を確認し、PDNセッションを修正すると同時に、UEにセッション修正の理由と変更されたS-NSSAIとを知らせることができる。
一方、前述の実施形態は、互いに組み合わせて実施することができる。例えば、特定の実施形態の一部又は全部が、他の実施形態の一部又は全部と組み合わせられるように実施することができ、そのような結合形態も本開示の範囲に含まれることは明らかである。
図20は、本開示の実施形態に係るUEの構造を示す図である。
図20を参照すると、UEは、トランシーバ2001、プロセッサ2003を含むように実装することができる。本開示では、プロセッサ2003は、回路又はアプリケーション固有の統合回路、又は少なくとも1つのプロセッサとして実装することができる。
トランシーバ2001は、基地局、他のUE、及びネットワークエンティティと信号を送受信することができる。トランシーバ2001は、例えば、基地局から送信されるシステム情報を受信したり、同期信号、基準信号及び/又は制御情報に基づいて、データを送受信したりすることができる。
プロセッサ2003は、前記の図1~図26の実施形態によって提案された少なくとも1つの実施形態によるUEの全体的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ2003は、前述の図面とフローチャートに従う動作を実行するように、各ブロック間の信号フローを制御することができる。具体的には、プロセッサ2003は、基地局からの制御信号に従って動作し、基地局、他のUE及び/又はネットワークエンティティとメッセージ又は信号を送受信することができる。
また、UEは、トランシーバ2001を介して送受信される情報と、プロセッサ2003を介して生成される情報のうち少なくとも1つを記憶することができる記憶部とを含むことができる。
図21は、本開示の実施形態に係るネットワーク機能(NF)の構造を示す図である。図21のNFは、NFインスタンス(NF instance)を含むことができる。
図21に示されるNFは、前述した様々なネットワーク機能をサポートするエンティティを意味することができ、例えば、MME(mobility management entity)、AMF(access and mobility function)、SMF(session management function)、インターワーキングNF、UDM(user data management)、UDR(user data repository)、PCF(policy control function)、コンボノードなど、図2で説明したNFのうち少なくともいずれか1つを意味することができ、特定のNFに限定されるものではない。さらに、NFは、インスタンスの形態で提供されてもよく、インスタンスとして提供される場合には、NFがソフトウェアのコード形式で存在し、物理コンピューティングシステム、例えば、コアネットワーク上に存在する特定のコンピューティングシステムにおけるNFの機能を実行するために、コンピューティングシステムから物理的又は/及び論理的なリソースを割り当てられ、実行可能な状態を意味することができるので、図21の構造は、物理的な区分を意味しても、論理的な区分を意味してもよい。
図21を参照すると、NFは、トランシーバ2101、プロセッサ2103を含むことができる。
トランシーバ2101は、他のネットワークエンティティ(NF)と信号を送受信することができる。トランシーバ2101は、例えば、他のネットワークエンティティ(NF)又は基地局に、制御情報とデータの送受信のためのシグナリングをやり取りすることができる。
プロセッサ2103は、前記の図1~図26の実施形態で提案された少なくとも1つの実施形態によるNFの全体的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ2103は、前述の図面とフローチャートに従う動作を実行するように、各ブロック間の信号フローを制御することができる。具体的には、プロセッサ2103は、他のネットワークエンティティ又は基地局から受信されるシグナリングに従って動作し、UE、基地局及び/又は他のネットワークエンティティとメッセージ又は信号を送受信することができる。
また、NFは、トランシーバ2101を介して送受信される情報と、プロセッサ2103を介して生成される情報のうち少なくとも1つを記憶することができる記憶部を含むことができる。
図22は、本開示の実施形態に係る基地局の構造を示す図である。
図22を参照すると、基地局は、トランシーバ2201、プロセッサ2205、バックホール通信部2203を含むことができる。本開示では、プロセッサ2205は、回路又はアプリケーション固有の統合回路、又は少なくとも1つのプロセッサとして実装することができる。
トランシーバ2201は、UEと信号を送受信することができる。トランシーバ2201を介して、例えば、UEにシステム情報、同期信号又は基準信号、又は制御情報及びデータを送信することができる。バックホール通信部2203は、ネットワーク内の他のノード(NF)と通信を行うための有線又は無線インターフェースを提供する。
プロセッサ2205は、前記の図1~図26の実施形態で提案された少なくとも1つの実施形態による基地局の全体的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ2205は、前述の図及びフローチャートに従う動作を実行するように、各ブロック間の信号フローを制御することができる。具体的には、基地局制御部は、UE及び/又はネットワークエンティティとメッセージ又は信号を送受信することができる。
また、基地局は、トランシーバ2201とバックホール通信部2203を介して送受信される情報と、プロセッサ2205を介して生成された情報のうち少なくとも1つを記憶することができる記憶部を含むことができる。
前述の詳細な説明から明らかなように、本開示の様々な実施形態による装置及び方法によれば、ネットワークスライス機能を提供する5Gネットワークシステム構造と、EPSネットワークシステムとの間のインターワーキング方法を提供することによって、移動通信システムにおけるサービスを効果的に提供できるようにする。
以上、本明細書及び図面に開示された実施形態は、本開示の内容を容易に説明し、理解を助けるために特定の例を提示したものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではない。したがって、本開示の範囲は、本明細書に開示された実施形態に加えて、本開示に基づいて導出されるすべての変更又は変形された形態が、本開示の範囲に含まれると解釈されるべきである。
本開示が、様々な実施形態で説明されているが、当業者には、様々な変更及び修正を提案することができる。本開示は、添付の特許請求の範囲内に属するそのような変更及び修正を含むことが意図されている。