JP7307985B2 - 外国語学習システムおよび外国語学習システムによる学習支援方法 - Google Patents

外国語学習システムおよび外国語学習システムによる学習支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の学習方法を効果的に組み合わせることで、外国語の習得を促進させるのに好適な外国語学習システム及び外国語学習システムによる学習支援方法である。
人間の言語能力は0歳から3歳までの幼児期に著しく発達することが知られている。特に言語の聞き取り能力は幼児期に母親や保護者の語りかけや会話を耳にすることによって自然に身につくものである。母親や保護者が外国語のネイティブスピーカーである場合には、その子供は、自然と外国語の聞き取りができるようになるが、母親や保護者が日本語のみしか話さない場合には、母親や保護者の語りかけや会話によって、外国語を身に着けることはできない。
日常生活において、外国語による語りかけや会話がない環境により、最も語学学習に適した幼児期に外国語教育を行う機会を逃してしまうこととなる。
外国語の学習には、ネイティブスピーカーによる外国語と日本語のアナウンスを交互に出力するものや、テレビ会議システムを用いて遠隔地にいる外国語のネイティブスピーカーと会話するもの等、様々なシステムが利用可能であるが、学習意欲をもって取り組まなければ効果が薄く、外国語の学習意欲が未発達で集中力の継続が困難な幼児に対して、効果的なシステムとは言えない。
幼児の母国語学習をモデルに適したシステムとして、特許文献1が挙げられる。特許文献1には、集中力が未発達な乳幼児の日常生活の中で、母国語で行われる母親や保護者の語りかけや家族の会話を、システムに接続された端末により翻訳者がリアルタイムに外国語に翻訳し、母国語と外国語をほぼ同時に聴かせることで両方の言語の運用能力開発を支援する外国語学習通信システムが記載されている。
特開2008-96884号公報
特許文献1に記載された技術によると、母親等の利用者によって母国語で話された内容を、システムに接続された翻訳者が翻訳し、翻訳された内容を利用者側にある、ぬいぐるみロボットによって再生されるため翻訳者が必要となり、高コストなシステムなものとなる。また、外国語は翻訳者の声となり母親による語りかけではないため、幼児の興味を喚起できない。つまり、無意識に母親等の保護者の話す内容を理解しようとする、幼児期の本能を活かすシステムになっていない。
また、特許文献1には、幼児の外国語の学習を継続させるための動機づけについては、言及されていない。
本発明の目的は、幼児期の特性を考慮した効果的な外国語学習システムおよび外国語学習システムによる学習支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の望ましい態様の一つの外国語学習システムは、ユーザ端末とサーバとがネットワークを介して接続される外国語学習システムであって、サーバは、ユーザIDと共に、学習レベルを記憶したユーザ管理テーブルを記憶しており、ユーザ端末に対し、入力されるユーザIDと、ユーザ管理テーブルとに基づき、学習レベルを取得し、取得した学習レベルに対応して、ユーザが読み上げる外国語のフレーズを「語りかけ」コンテンツとして、ユーザ端末のユーザに提供し、提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズを一定割合含む物語の音声ファイルを「かけ流し」コンテンツとして、ユーザ端末に送信し、ユーザ端末は、「かけ流し」コンテンツを再生する。
本発明によれば、幼児期の特性を利用した効果的な外国語を学習することができる。
外国語学習システムの一例を示す図である。 サーバ計算機のハードウェア構成の一例を示すである。 ユーザ管理テーブルの一例を示す図である。 進捗管理テーブルの一例を示す図である。 多読管理テーブルの一例を示す図である。 課金管理テーブルの一例を示す図である。 コンテンツ対応表の一例を示す図である。 「語りかけ」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 「かけ流し」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 絵本コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 アニメ・ドラマコンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 フラッシュカードコンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 ユーザ端末とサーバ計算機の処理シーケンスの一例を示した図である。 ログイン画面の一例を示した図である。 学習方法選択画面の一例を示した図である。 進捗報告画面の一例を示した図である。 コンテンツ対応表の作成処理フローの一例を示した図である。 絵本、アニメ・ドラマ、フラッシュカードのコンテンツの選択処理フローの一例を示した図である。
<学習方法の内容>
本発明者らは、幼児期の子供に対して外国語(英語)を如何に効果的に学習させるか、について、長期にわたり検討、試行して来た。その結果、以下に説明する5つの学習方法(学習手段といってもよい)を最適に組み合わせて学習させることで、外国語の習得を促進させることができることを突き止めた。
5つの学習方法とは、「語りかけ」「かけ流し」「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」の学習方法である。
「語りかけ」とは、母親や保護者が幼児(学習者)に対して、外国語で語りかける学習方法である。
「かけ流し」とは、ネイティブスピーカーによる会話や絵本の朗読をかけ流す学習方法である。
「絵本」とは、絵本の朗読を聞いたり、絵本を読んだりする学習方法である。
「アニメ・ドラマ」とは、習得する外国語によるアニメやドラマを観ることによる学習方法である。
「フラッシュカード」とは、主に名詞の語彙を増やすために行われる学習方法であって、単語帳による単語の暗記に類する。
<システム概要>
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、外国語学習システムの一例を示す図である。外国語学習システム100は、サーバ101、ユーザ端末103がインターネット等のネットワーク102を介して接続されている。
サーバ101は、ユーザを管理するユーザ管理情報220、学習コンテンツを管理し、提供するためのコンテンツ情報230を有している。コンテンツ情報には、「語りかけ」「かけ流し」「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」の5つからなる学習方法が含まれる。学習方法は、これに限らず、例えば、マンツーマンによる英会話等が含まれていても良い。サーバ101は、ユーザを管理する機能を有する管理サーバ、教育コンテンツを管理し、提供する教育コンテンツサーバを別のサーバとして構成しても、クラウドコンピューティング技術を用いて構成しても良い。
ユーザ端末103は、通信機能を有する、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォンである。ユーザ端末も同様に、処理部、メモリ、表示部、通信制御部、記憶部等を有する一般的なタブレット端末等である。
「語りかけ」は、サーバ101から提供されるフレーズを、母親等の保護者が幼児等の学習者に読み上げることによって、行われる学習方法である。サーバ101からユーザである母親に提供されるフレーズは、電子的にネットワーク102を介してユーザ端末103に提供される。ユーザ端末103では、サーバから送られたフレーズを表示部に表示し、表示されたフレーズを母親であるユーザが読み上げることによって行われる。より効果的は、電子的に送られてきたデータをPC等に接続されるプリンタで印刷して、フレーズが用いられる場所の近辺の壁に張り付けておくと良い。ユーザがプリンタを有していない場合には、サーバに接続されるプリンタでフレーズを印刷して、サーバを運営する事業者からフレーズが印刷された紙媒体をユーザに対して送付し、フレーズが用いられる場所の近辺に張り付けるようにしても良い。
「語りかけ」は、母親の発言内容を理解しようとする子供の本能を利用した効果的な学習方法であり、子供は外国語を勉強していると意識することなく、母国語と同様に外国語を身に着けることができる。本発明では、唯一母親という人間が主体的に取り組まなければならないため、この「語りかけ」による学習の継続する動機付けを行う外国語学習システムおよび方法を提供するという側面がある。
「かけ流し」とは、ネイティブスピーカーによる会話や絵本の朗読をかけ流す学習方法である。この「かけ流し」に含まれるフレーズは、「語りかけ」に含まれるフレーズが一定割合含まれており、「語りかけ」による学習と「かけ流し」による学習との間で、その内容を連動させることで、学習の相乗効果を図ることができる。尚、「かけ流し」に含まれるフレーズ中における「語りかけ」に含まれるフレーズの登場割合を一致率或いは連動率と呼ぶ。
「絵本」は、絵本の朗読を聞いたり、絵本を読んだりする学習方法である。本発明においては、サーバ101から提供される絵本コンテンツをユーザ端末103に表示し、朗読にあわせて字幕の色を変えることで、ユーザ端末上で絵本のコンテンツを再生する。或いは絵本を学習者に自読させて、学習者が読んだ単語数をシステムがカウントする。絵本コンテンツは必ずしもサーバ101から供給されるものに限らず、ユーザに対して提供された絵本コンテンツの内容をサーバ101が管理する形態であっても良い。
「絵本」の内容に、「語りかけ」に含まれるフレーズが一定割合含まれており、「語りかけ」「かけ流し」による学習と「絵本」による学習との間で、その内容を連動させることで、さらなる学習の相乗効果を図ることができる。尚、「絵本」に含まれるフレーズ中における「語りかけ」に含まれるフレーズの登場割合を一致率或いは連動率と呼ぶ。
「アニメ・ドラマ」は、習得する外国語によるアニメやドラマを観ることによる学習方法である。サーバ101からネットワーク102を経由してユーザ端末103にアニメやドラマのコンテンツを送信し、学習者はユーザ端末で外国語によるアニメやドラマを楽しむことで、自然に単語やフレーズを理解し、記憶する。
「アニメ・ドラマ」の内容に、「語りかけ」に含まれるフレーズが一定割合含まれており、「語りかけ」「かけ流し」「絵本」による学習と「アニメ・ドラマ」による学習との間で、その内容を連動させることで、さらなる学習の相乗効果を図ることができる。尚、「アニメ・ドラマ」に含まれるフレーズ中における「語りかけ」に含まれるフレーズの登場割合を一致率或いは連動率と呼ぶ。
尚、「アニメ・ドラマ」のコンテンツは必ずしもサーバ101から供給されるものに限らず、ユーザに対して提供された「アニメ・ドラマ」コンテンツの内容をサーバ101が管理する形態であっても良い。
「フラッシュカード」は、サーバ101からネットワーク102を介してユーザ端末103に、絵と単語に関する情報を送信し、ユーザ端末103が絵と単語を同時に表示し、或いは絵のみを表示する。主に学習者の名詞の語彙力を養うことを目的としたものである。「フラッシュカード」の内容に、「語りかけ」に含まれるフレーズが一定割合含まれており、「語りかけ」「かけ流し」「絵本」「アニメ・ドラマ」による学習と、「フラッシュカード」による学習との間で、その内容を連動させることで、さらなる学習の相乗効果を図ることができる。尚、「フラッシュカード」に含まれるフレーズ中における「語りかけ」に含まれるフレーズの登場割合を一致率或いは連動率と呼ぶ。
尚、「フラッシュカード」のコンテンツは必ずしもサーバ101から供給されるものに限らず、ユーザに対して提供された「フラッシュカード」コンテンツの内容をサーバ101が管理する形態であっても良い。
<サーバの構成>
図2は、サーバのハードウェア構成の一例を示すである。サーバ101は、一般のPパーソナルコンピュータと同じハードウェアで実現される。サーバ101は、インターネット等のネットワークとデータの送受信を行うための通信制御部204、表示部203、CPU等で構成される処理部201、及び記憶装置205を有し、これらは、バス等の通信線206により相互に接続されている。
処理部201は、記憶装置205に格納される各種プログラム210をメモリ202に読み込み、種々の処理を実行する。メモリ202は、CPUのワークエリアとしても利用される。以下、プログラムが行為主体であるかのように記載する場合があるが、実際には処理部(CPU)が、当該プログラムを実行して処理を行う主体であることは言うまでもない。尚、各種プログラムで実現される機能の一部を、ASICやFPGA等の専用ハードウェアを用いて実現することも可能であり、その場合も処理部201の動作として説明する。また、これらの装置において実現される機能の一部あるいは全部は、クラウドコンピューティング技術を用いて、実現することができる。
記憶装置205は、各種プログラム210の他、ユーザのアカウント等を管理するユーザ管理情報220、各種コンテンツ情報230を記憶する。ユーザ管理情報220は、ユーザのアカウントの管理するユーザ管理テーブル221、各ユーザの学習進捗状況の管理する進捗管理テーブル222、各ユーザのサービス料金を管理する課金管理テーブル223等を含む。
コンテンツ情報230として、5つの学習方法である「語りかけ」「かけ流し」「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」が記憶されている。コンテンツ情報230には、「語りかけ」コンテンツ232、「かけ流し」コンテンツ233、「絵本」コンテンツ234、「アニメ・ドラマ」コンテンツ235、「フラッシュカード」コンテンツ236の他、コンテンツ対応表231が含まれる。コンテンツ対応表231は、図7で詳細に説明するが、各ユーザの外国語の習得レベルを表すレベルや学習の進捗に合わせ、学習方法毎に適切なレベルのコンテンツを対応させて管理するものである。
<各種テーブル>
図3は、ユーザ管理テーブル221の一例を示す図である。ユーザ管理テーブル221は、登録ユーザを一意に識別するユーザID301、ユーザID301に対して、例えば母親の氏名であるユーザ名302、学習者である子供の名前303、学習者の習得レベルを表すレベル304、ユーザアカウントのパスワード305を対応して記憶している。システムの管理者は、ユーザから提供された情報に基づいて各項目を入力部(図示せず)によって入力し、記憶装置205に記憶する。処理部201がユーザ管理プログラムを実行することによって、ユーザ管理テーブル221に格納して管理する。
例えば、ユーザID301が「N1」は、ユーザ名302「X001」、子供名303「0001」、レベル304「1」、パスワード306「10a20」として記憶されている。
ユーザ名は、母親の名前に限らず他の保護者の名前であっても良い。レベルは、例えば、教育を開始した直後のレベル1から最終段階のレベル10の10段階から構成される習得レベルを表すが、これに限らず、5段階や20段階等であってもよく、学習者の習得レベルを表す情報である。
図4は、進捗管理テーブルの一例を示す図である。進捗管理テーブル222は、図3のユーザIDと同様、ユーザID301に対し、1月から12月のうちの現在の月の情報402、5つの学習方法である「語りかけ」403、「かけ流し」404、「絵本」405、「アニメ・ドラマ」406、「フラッシュカード」407の進捗をそれぞれ管理する情報が記憶されている。例えば、ユーザID301が「N1」のユーザは、月情報402が「9月」において、「語りかけ」403の進捗率が「80%」、「かけ流し」404の進捗率が「60%」、「絵本」405の進捗率が「50%」であることを示している。尚、月情報402は、週毎に進捗を管理するのであれば、9月第1週とすれば、週毎の進捗を管理することができる。
処理部201が進捗管理プログラム212を実行し、進捗管理テーブル222を管理する。例えば、「語りかけ」は、ユーザが語りかけを行った際に、ユーザ自身がユーザ端末に実績を入力すると、その情報がネットワーク102、通信制御部204を介して、サーバ101に入力される。このユーザによる実績の入力に基づき、進捗管理プログラム212が進捗管理テーブル222の「語りかけ」403に登録する。
「かけ流し」403の進捗率は、サーバ101がユーザ端末103からの要求により、「かけ流し」コンテンツを送信した実績、或いは、サーバから「かけ流し」コンテンツを受信したユーザ端末からの完了報告に基づいて、進捗管理プログラム212を実行する処理部201によって、管理される。
「絵本」405、「アニメ・ドラマ」406、「フラッシュカード」407の進捗管理は、ユーザ端末からの要求に応じて、サーバ101からユーザ端末に送信され、ユーザ端末上で表示されたコンテンツの実績、或いは、サーバから各種コンテンツを受信したユーザ端末からの完了報告に基づいて、ユーザからの実績の入力を要することなくシステムが自動で管理する。各学習方法の進捗率は、後述するコンテンツ対応表でユーザ毎に提供されるコンテンツに対する実績に基づいて計算する。
図5は、多読管理テーブル222-1の一例を示す図である。多読管理は、図4の進捗管理テーブル222の内、「絵本」405の進捗を管理する他の方法である。
学習者が絵本を多読することで、所謂英語脳を身に着けるといわれており、多読の進捗管理を多読管理テーブル222-1によって行う。
多読管理テーブル222-1は、ユーザID301に対し、月情報502、絵本の題名503、絵本に含まれるワード数504、絵本を読んだ回数505、当該月に読んだワード数の合計値である総語数506が対応して管理されている。
例えば、ユーザID301が「N1」のユーザが9月に題名503「AT The Lake」「Os DFS」という絵本を読み、「AT The Lake」はワード数504「47」、「Os DFS」はワード数「27」が含まれる。ユーザN1は、「AT The Lake」を2回、「Os DFS」を1回読んでいるので、ユーザN1の9月の総語数505は、「101」とカウントされている。多読管理テーブル222-1も、図4に示した「絵本」の進捗と同様に、進捗管理プログラム212を処理部201が実行することで、管理され総語数506を把握する。
図6は、課金管理テーブル223の一例を示す図である。課金管理テーブル223には、ユーザID301に対して、月の情報602、基本料金603とオプション料金604が対応して管理されている。5つの学習方法の内、「語りかけ」「かけ流し」を基本料金603とし、「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」をオプションとして設定することができる。これ以外にも、5つの学習方法を全て基本料金とし、ユーザ管理テーブル221の子供名303に登録された子供の兄弟、姉妹を含んだ計3名までを登録するための料金としてオプションを設定しても良い。この場合、ユーザ管理テーブル221には、子供名303に登録された子供の兄弟、姉妹の名前をユーザIDに対応して登録する列を設ければよい。
例えば、ユーザN1は、9月の学習契約として基本とオプションを選択しており、それぞれ、5000円と2000円の計7000円というように、課金管理プログラム214を処理部201が実行することで、課金情報をユーザ毎に管理する。
図7は、コンテンツ対応表231の一例を示す図である。コンテンツ対応表231は、ユーザの習得レベルに合わせて、各学習方法から適切なレベルのコンテンツを組み合わせ、各ユーザに提供するコンテンツの内容を管理するための情報である。コンテンツ対応表231は、コンテンツ対応表作成プログラム213を処理部201が実行することで作成される。コンテンツ対応表231の作成については、図17及び18を用いて後述する。
コンテンツ対応表231は、ユーザID301に対し、現在の月を表す月情報702、ユーザの現在の習得レベルを表すレベル703、「語りかけ」コンテンツを表す「語りかけ」ID704、「かけ流し」コンテンツを表す「かけ流し」ID705、「絵本」コンテンツを表す「絵本」ID706、「アニメ・ドラマ」コンテンツを表す「アニメ・ドラマ」コンテンツID707、「フラッシュカード」のコンテンツを表す「フラッシュカード」ID708が対応して記憶される。
つまり、各ユーザに対し、各学習方法において、当該月に提供されるべきコンテンツを管理するものである。例えば、ユーザID301「N1」のユーザは、レベル703が「1」であるので、9月に提供される各学習方法は、以下の通りとなる。「語りかけ」704は「A1」で特定される内容であり、「かけ流し」705は「B1-1」特定される内容であり、「絵本」706は「C1-1」特定される内容であり、「アニメ・ドラマ」707は「D1-1」特定される内容であり、フラッシュカード708は「E1-1」特定される内容となる。
各学習法におけるコンテンツの内容は、ユーザの習得レベルの他、各学習の進捗状況に基づいて決定されても良い。
図7に示したように、ユーザID「N3」のレベルは「2」で、ユーザID「N2」のレベル「1」より高いため、「絵本」のコンテンツをC2-1からC3-3と幅広く選択できるようになっている。但し、各学習方法におけるコンテンツは、ユーザID「N1」のようにユーザの習得レベルに合わせて、一律にレベルに合わせた内容を提供するようにしても良い。
図8は、語りかけコンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。語りかけコンテンツ管理テーブル232は、「語りかけ」の内容を特定する「語りかけ」ID704に対応して、学習レベルに対応したレベル802、「語りかけ」のフレーズが用いられる状況を示す情報803、語りかけの内容となるフレーズ804とを記憶している。「語りかけ」のフレーズは、語りかけID704によって、特定される記憶装置の記憶領域に格納しても良い。
「語りかけ」とは、母親や保護者が幼児である子供に対して、外国語で語りかける学習方法である。母親は、サーバから提供されるフレーズを読み上げることによって、子供に対して語りかけによる学習を行う。この「語りかけ」は、サーバからユーザである母親に提供されるフレーズは、電子的にネットワーク102を介して提供され、ユーザ端末103に表示されるフレーズを読み上げることによって行われても良いが、より効果的は、電子的に送られてきたデータをプリントアウトし、フレーズが用いられる場所の近辺に張り付けておくと良い。ユーザがプリンタ等を有していない場合には、サーバを運営する事業者からフレーズが印刷された紙媒体をユーザに対して送付しても良い。
例えば、「語りかけ」ID704が「A1」は、レベル「1」の内容であり、その状況803は「起床」であるため、フレーズ内容804として「It’s time to get up.」や「How are you today?」という英語のフレーズが外国語として登録されている。ユーザである母親は、このフレーズが記載された紙を、状況803に合わせて寝室の壁に張り付け、起床時に子供に語りかける。母親の発言内容を理解しようとする本能を有する子供は、外国語を勉強していると意識することなく、母国語と同様に自然と外国語を身に着けることができる。
図9は、「かけ流し」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。「かけ流し」コンテンツ管理テーブル233は、「かけ流し」内容、例えば、物語の音声ファイルを一意に識別する「かけ流し」ID705に対し、かけ流される物語の題名902、「かけ流し」の内容に関連する「語りかけ」の内容を特定する「語りかけ」ID704、「語りかけ」IDによって特定される「語りかけ」の進捗903、「語りかけ」に含まれるフレーズと「かけ流し」に含まれるフレーズとの一致率を表す連動率904が対応して記憶されている。
例えば、「かけ流し」ID705「B1-1」に対し、題名902「リスの魔法使いがやってきた(1)」と、「語りかけ」ID704「A1」と、その進捗903「低(30%)」と、連動率903「高(60%)」とが対応している。
例えば、この連動率903は、「語りかけ」ID「A1」のフレーズと、「かけ流し」に含まれるフレーズの一致率により、高、中、低と用意されている。高の場合には、連動率が60%となり、「かけ流し」に含まれるフレーズの内、「語りかけ」のフレーズと同じフレーズが60%含まれ、同様に、中の場合には40%、低の場合には30%含まれることを示している。尚、連動率の数字は適宜、学習効果を得られるよう変更することができる。
「かけ流し」コンテンツ管理テーブル233は、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が低い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズを完全には記憶していない段階であるので、連動率が高い「かけ流し」IDを選択し、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズをかなり記憶している段階であるので、連動率が低い「かけ流し」IDを選択できるようになっている。
尚、「かけ流し」の音声ファイルは、「かけ流し」ID704によって、特定される記憶装置のコンテンツ格納領域237(図2)に格納する。
図10は、「絵本」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。「絵本」コンテンツ管理テーブル234は、「絵本」のファイルを一意に識別する「絵本」ID706に対し、絵本の題名1002、対応する「語りかけ」ID704、「語りかけ」フレーズと「絵本」に含まれるフレーズの一致率を表す連動率1004と、「語りかけ」の進捗1003が対応して記憶されている。
例えば、「絵本」コンテンツ管理テーブル234は、「絵本」ID「C1-1」に対し、題名「On the Farm(1)」、「語りかけ」ID704「A1」、連動率「高(50%)」、「語りかけ」進捗「低(30%)」が対応して記憶されている。このように「語りかけ」の進捗が低い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズを完全には記憶していない段階であるので、連動率が高い「絵本」IDを選択し、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズをかなり記憶している段階であるので、連動率が低い「絵本」IDを選択できるようになっている。
尚、「絵本」の内容(絵本ファイル)は、「絵本」ID706によって、特定される記憶装置のコンテンツ格納領域237(図2)に格納する。
図11は、「アニメ・ドラマ」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。「アニメ・ドラマ」コンテンツ管理テーブル235は、「アニメ・ドラマ」のファイルを一意に識別する「アニメ・ドラマ」ID707に対し、学習者の習得レベルに対応するレベル304、アニメ・ドラマの題名1102、対応する「語りかけ」ID704、「語りかけ」フレーズと「アニメ・ドラマ」に含まれるフレーズの一致率を表す連動率1104と、「語りかけ」の進捗1103が対応して記憶されている。
例えば、「アニメ・ドラマ」ID「D1-1」は、題名「Chole’s Closet(1)」、「語りかけ」ID704「A1」、連動率「高(40%)」、「語りかけ」進捗「低(30%)」、レベル「1」が対応して記憶されている。このように「語りかけ」の進捗が低い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズを完全には記憶していない段階であるので、連動率が高い「アニメ・ドラマ」IDを選択し、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズをかなり記憶している段階であるので、連動率が低い「アニメ・ドラマ」IDを選択できるようになっている。
尚、「アニメ・ドラマ」の内容(動画ファイル)は、「アニメ・ドラマ」ID707によって、特定される記憶装置のコンテンツ格納領域237(図2)に格納する。
図12は、「フラッシュカード」コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。「フラッシュカード」コンテンツ管理テーブル236は、「フラッシュカード」のファイルを一意に識別するフラッシュカードID708に対し、学習者の習得レベルに対応したレベル304、単語と絵の情報を格納する単語1202、対応する「語りかけ」ID704、「語りかけ」フレーズとフラッシュカードに含まれる単語の一致率を表す連動率1204と、「語りかけ」の進捗1203が対応して記憶されている。
例えば、フラッシュカードID「E1-1」は、単語「banana, apple, kiwi…」、「語りかけ」ID704「A1」、連動率「高(20%)」、「語りかけ」進捗「低(30%)」が対応して記憶されている。このように「語りかけ」の進捗が低い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズ(単語)を完全には記憶していない段階であるので、連動率が高いフラッシュカードIDを選択し、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズ(単語)をかなり記憶している段階であるので、連動率が低いフラッシュカードIDを選択できるようになっている。
尚、「フラッシュカード」の単語と絵の情報を記憶するフラッシュカードファイルは、「フラッシュカード」ID708によって、特定される記憶装置のコンテンツ格納領域237(図2)に格納してもよい。
図10、図11、図12の例では、「語りかけ」の進捗を管理しているが、「語りかけ」の進捗に代えて「かけ流し」の進捗を管理することもできる。その場合、図4に示した進捗管理テーブル222から各ユーザの「かけ流し」404の進捗率を取得する。図7に示したコンテンツ対応表231で、各ユーザに提供される「かけ流し」ID705を特定して、図10から図12の「語りかけ」ID704の欄にその内容を格納する。
「かけ流し」の進捗率に応じて「絵本」、「アニメ・ドラマ」等のコンテンツを選択するようにすることで、ネイティブの発音による外国語を聞き取れるようになった段階で、連動率の低い「絵本」や「アニメ・ドラマ」等を学習者に提供できる。これは、学習者が、「絵本」や「アニメ・ドラマ」の内容をある程度理解できる状態で、より多くのフレー
ズや単語に触れることで、効果的に外国語の習得を図るためである。
尚、図10-12の内容は、管理者によって、それぞれのコンテンツと共にサーバ101の記憶装置205に記憶される。それぞれのコンテンツを特定するIDは、記憶場所やファイル名として機能し、各コンテンツを格納するコンテンツ格納領域237からIDを用いて読み出すことができる情報である。
<処理シーケンス>
図13は、ユーザ端末とサーバ計算機の処理シーケンスの一例を示した図である。ユーザは、ユーザ端末103に表示される図14で示すログイン画面を用いて、ユーザIDとパスワードを入力して外国語学習システムにログインする(S1301)。
ログイン要求を受信したサーバ101の処理部201がユーザ管理プログラムを実行し、図3に示したユーザ管理テーブル211を参照して認証処理を実行する(S1302)。
ステップS1302で認証された場合は、図15に示したように、「語りかけ」、「かけ流し」、「絵本」、「アニメ・ドラマ」、「フラッシュカード」の学習方法を選択するメニュー画面情報をサーバからユーザ端末に送信する(S1303)。認証が却下された場合には、ログイン失敗を通知する情報を送信する。
ログインが許可されたユーザは、ユーザ端末103に表示される学習方法を選択するメニュー画面から、学習方法を選択し(S1304)、選択された学習方法をサーバに送信する。ここで、学習方法の他に、ユーザは「かけ流し」、「絵本」、「アニメ・ドラマ」の題名等を選択できるようユーザ端末に表示させても良い。
サーバ101では、選択された学習方法や「かけ流し」、「絵本」、「アニメ・ドラマ」の題名が、ユーザに許可されたものかコンテンツ対応表を参照して判断する(S1305)。例えば、図7のユーザID「N1」が、絵本の題名「On the Farm(2)」を選択しようとすると、絵本の題名「On the Farm(2)」に対応する「絵本」ID C1-2がコンテンツ対応表に登録されていないので、許可されない。選択された題名の絵本が開けるように、学習者のレベルアップを図るよう未履修のコンテンツが通知される(S1307)。
ユーザが未履修のコンテンツが実行される(S1308)、或いは、ステップS1305で選択されたメニューが許可された場合、サーバ101は、選択されたメニューを処理し(S1309)、選択されたメニューに対応するコンテンツをユーザに提供する。ここで、選択メニューの処理は、ユーザIDと、選択された「語りかけ」「かけ流し」「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」の学習メニューに基づいて、図7のコンテンツ対応表から選択された学習メニューのコンテンツIDを特定し、コンテンツIDに対応するコンテンツをユーザ端末に送信する動作である。例えば、ユーザ「N1」が選択した学習メニューが「かけ流し」の場合、コンテンツIDとして「B1-1」が特定される。
サーバ101は、ユーザに提供されたコンテンツに応じて進捗管理テーブル222を更新する(S1310)。ユーザ端末103は、サーバ101から送信されたコンテンツを再生する(S1311)。
図16は、進捗報告画面の一例を示した図である。進捗報告画面1600は、進捗管理テーブル222の内容に基づいて、ユーザ毎に報告される進捗データである。
カレンダー1601に、各学習方法の実施状況がマーク1602で表示されることで、日々の進捗を把握することができる。例えば、「語りかけ」を実施すると「〇」、「かけ流し」を実施すると「△」、「絵本」を実施すると「□」、「アニメ・ドラマ」を実施すると「☆」、「フラッシュカード」を実施すると「▽」がカレンダー上の実施した日に表示される。尚、マークの代わりに、各学習方法に対応した色で表示することも可能である。
進捗報告画面1600には、各学習方法の進捗に合わせてユーザに対する連絡事項やアドバイスを伝える領域1603がある。この領域1603には、特に、母親の協力が不可欠な「語りかけ」学習の継続意欲を維持する連絡事項やアドバイスを伝えるよう、進捗管理プログラムによって、連絡事項やアドバイスが作成される。
<コンテンツ対応表作成>
図17は、コンテンツ対応表231の作成処理フローの一例を示した図である。このフローに関する処理は、コンテンツ対応表作成プログラム213を処理部201が実行することにより実行される。
まず、コンテンツ対応表作成プログラム213は、ログインしたユーザのユーザIDに基づき、図3に示した登録ユーザ管理テーブル221からユーザのレベルを、図4に示した進捗管理テーブル222から「語りかけ」の進捗率を取得する(S1701)。
次に、ステップS1702にて、「語りかけ」の進捗率が30%未満か判定する。進捗率が30%未満の場合、ステップS1704に進み、連動率の高いコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図9のかけ流しコンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の高い「かけ流し」コンテンツを選択する。
ステップS1702で、「語りかけ」の進捗率が30以上の場合、ステップS1703で進捗率が30%以上50%未満か判定する。進捗率が30%以上50%未満の場合、ステップS1705に進み、連動率の中のコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図9の「かけ流し」コンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の中の「かけ流し」コンテンツを選択する。尚、この場合、連動率が高い「かけ流し」コンテンツを含めても良い。
それ以外の場合は、進捗率が50%となるので、ステップS1706に進み、連動率の低いコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図9のかけ流しコンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の引く「かけ流し」コンテンツを選択する。尚、この場合、連動率が高、中の「かけ流し」コンテンツを含めても良い。
このように、「語りかけ」の進捗に応じて、「かけ流し」のコンテンツを選択する。つまり、「語りかけ」の進捗が低い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズを完全には記憶していない段階であるので、連動率が高い「かけ流し」IDを選択し、「語りかけ」ID704「A1」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズをかなり記憶している段階であるので、連動率が低い「かけ流し」IDを選択する。これにより、「語りかけ」「かけ流し」という二種類の学習の相乗効果を増大させることができる。
ステップS1704、S1705、S1706の何れかで選択された「かけ流し」コンテンツの「かけ流しID」を、コンテンツ対応表に記憶させる。
ステップS1704、S1705、S1706では、「かけ流し」のコンテンツのみを選択したが、「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」についても連動率に応じて選択しても良い。その場合、図18に示すステップは不要となる。
図17に示した「語りかけ」の進捗率は単なる例示であって、学習効果に応じてこれ以
外の値を用いるようにしても良い。
図18は、コンテンツ対応表231の作成処理フローの一例を示した図である。特に、「絵本」、「アニメ・ドラマ」、「フラッシュカード」のコンテンツの選択処理フローに関する。このフローに関する処理は、コンテンツ対応表作成プログラム213を処理部201が実行することにより実行される。
まず、コンテンツ対応表作成プログラム213は、ログインしたユーザのユーザIDに基づき、図3に示した登録ユーザ管理テーブル221からユーザのレベルを、図4に示した進捗管理テーブル222から「かけ流し」の進捗率を取得する(S1801)。
次に、ステップS1802にて、「かけ流し」の進捗率が30%未満か判定する。進捗率が30%未満の場合、ステップS1804に進み、連動率の高いコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図10-12の「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の高い「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツを選択する。
ステップS1802で、「かけ流し」の進捗率が30以上の場合、ステップS1803で進捗率が30%以上50%未満か判定する。進捗率が30%以上50%未満の場合、ステップS1805に進み、連動率の中のコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図10-12の「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の高い「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツを選択する。尚、この場合、連動率が高い「絵本」等のコンテンツを含めても良い。
それ以外の場合は、進捗率が50%となるので、ステップS1806に進み、連動率の低いコンテンツを選択する。ここで、選択されるコンテンツは、図10-12の「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツ管理テーブルに基づき、連動率の高い「絵本」「アニメ・ドラマ」「フラッシュカード」コンテンツを選択する。尚、この場合、連動率が高、中のコンテンツを含めても良い。
このように、「かけ流し」の進捗に応じて、「絵本」等のコンテンツを選択する。つまり、「語りかけ」と連動する「かけ流し」の進捗が低い場合、学習者である子供が「かけ流し」フレーズを完全には記憶していない段階であるので、連動率が高い「絵本」等を選択し、「かけ流し」の進捗が高い場合、学習者である子供が「語りかけ」フレーズをかなり記憶している段階であるので、連動率が低い「絵本」等を選択する。
即ち、「語りかけ」と連動率の高い絵本等はその内容を理解しやすい。学習者である子供は、絵本やアニメ・ドラマといったコンテンツに興味を持つので、絵本やアニメ等の内容を理解すると、絵本やアニメ等の続きが見たくなる。このように、ある程度、絵本やアニメ・ドラマの内容が理解できる段階で、これらのコンテンツを与えることで、外国語を勉強しているという意識を持つことなく、習得できる。
また、絵本やアニメ等に興味を持った子供は、絵本やアニメ等の続きが見たくなるが、絵本やアニメ等の続きを見るためには、「かけ流し」の進捗率を上げなければならず、「かけ流し」の進捗率を上げるためには「語りかけ」の進捗率を上げる必要があるため、子供の次の話が見たいと母に要求し、この要求に応じて母親が「語りかけ」の進捗率を向上させることとなる。
本発明の外国語学習システムによれば、「絵本」子供の要求により、母親が「語りかけ」学習を行う動機づけを維持することができる。
つまり、本発明の外国語学習システムによれば、母親等による外国語の「語りかけ」により、「絵本」や「アニメ・ドラマ」の内容が理解できるようになり、「絵本」や「アニメ・ドラマ」に興味を持つことで、「語りかけ」学習を継続する動機づけを与えることができる。
図18に示した「語りかけ」の進捗率は単なる例示であって、学習効果に応じてこれ以外の値を用いるようにしても良い。
100:外国語学習システム、101:サーバ、102:ネットワーク、103:ユーザ端末、201:処理部、202:メモリ、204:通信制御部、205:記憶装置、211:ユーザ管理プログラム、212:進捗管理プログラム、213:コンテンツ対応表作成プログラム、214:課金管理プログラム、221:登録ユーザ管理テーブル、222:進捗管理テーブル、223:課金管理テーブル、231:コンテンツ対応表、232:語りかけコンテンツ管理テーブル、233:かけ流しコンテンツ管理テーブル、234:絵本コンテンツ管理テーブル、235:アニメ・ドラマコンテンツ管理テーブル、236:フラッシュカードコンテンツ管理テーブル、237:コンテンツ格納領域。

Claims (6)

  1. ユーザ端末とサーバとがネットワークを介して接続される外国語学習システムであって、
    前記サーバは、
    ユーザIDと共に、学習者の学習レベルを記憶したユーザ管理テーブルを記憶しており、
    ユーザIDと、前記ユーザ管理テーブルとに基づき、学習者の学習レベルを取得し、
    前記取得した学習レベルに対応して、保護者が学習者に対して読み上げる外国語のフレーズを「語りかけ」コンテンツとして、前記ユーザ端末に提供し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より高い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より低い物語の音声ファイルを「かけ流し」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より低い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より高い物語の音声ファイルを「かけ流し」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、「かけ流し」コンテンツを再生する
    ことを特徴とする外国語学習システム。
  2. 前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より高い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より低い物語の絵本ファイルを「絵本」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より低い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より高い物語の絵本ファイルを「絵本」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、「絵本」コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の外国語学習システム。
  3. 前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より高い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より低いアニメ・ドラマのファイルを「アニメ・ドラマ」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より低い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より高いアニメ・ドラマのファイルを「アニメ・ドラマ」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、「アニメ・ドラマ」コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の外国語学習システム。
  4. 前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より高い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より低いフラッシュカードのファイルを「フラッシュカード」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より低い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より高いフラッシュカードのファイルを「フラッシュカード」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、「フラッシュカード」コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の外国語学習システム。
  5. 前記サーバ又は前記ユーザ端末に接続され、前記ユーザ端末に提供された「語りかけ」コンテンツの外国語のフレーズを印刷するプリンタをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の外国語学習システム。
  6. ユーザ端末とサーバとがネットワークを介して接続される外国語学習システムによる学習支援方法であって、
    前記サーバは、
    ユーザIDと、学習者の学習レベルを記憶したユーザ管理テーブルとに基づき、学習者の学習レベルを取得し、
    前記取得した学習レベルに対応して、保護者が学習者に対して読み上げる外国語のフレーズを「語りかけ」コンテンツとして、前記ユーザ端末に提供し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より高い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より低い物語の音声ファイルを「かけ流し」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記提供された「語りかけ」コンテンツによる学習の進捗率が第1の値より低い場合、前記提供された「語りかけ」コンテンツのフレーズの登場割合が第2の値より高い物語の音声ファイルを「かけ流し」コンテンツとして、前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、「かけ流し」コンテンツを再生する
    ことを特徴とする学習支援方法。
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東大生や超有名ブロガーも太鼓判!! 「手軽!」「低額!」「楽しい!」"お勉強アプリ"特大号,iPhoneMagazine vol.3,株式会社三栄書房,2012年09月18日,34~34

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