以下、図面を参照して本発明の第1実施形態~第5実施形態を説明する。なお、図面においては、発明を理解し易いように、実際の寸法、形状、それらの比率とは異なる場合がある。また、図面に示すx軸方向、y軸方向、及びz軸方向は、互いに直交する方向である。-x軸方向、-y軸方向、及び-z軸方向は、それぞれx軸方向、y軸方向、及びz軸方向と反対の方向である。なお、以下の説明では、これらの軸方向の先端側の位置を、単に軸方向の位置という。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る水素分離装置100の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す水素分離装置100を図1中の矢印で示す方向から見たI-I断面図である。なお、図1及び2では、混合ガスの流路R1を実線の矢印で示し、水素の流路を破線の矢印で示す。水素分離装置100は、膜分離方式により混合ガスから水素を分離する。この混合ガスには、例えば副生ガスが用いられてもよい。水素分離装置100は、筐体110と、5つの膜モジュール120a~120e(総称して「膜モジュール120」ともいう。)と、供給管130と、排出管140と、収集管150a及び150b(総称して「収集管150」ともいう。)とを備える。
筐体110は、膜モジュール120a~120eを収容する。筐体110は、直方体の形状をしている。筐体110は、正面110aと、背面110bと、底面110cと、上面110dと、側面110eと、側面110fとを有する。正面110aと背面110b、底面110cと上面110d、側面110eと側面110fとは、それぞれ互いに対向する。これらの面において隣り合う面は互いに略直交する。なお、ここでは、説明の便宜上、「正面」、「背面」、「底面」、「上面」、「側面」という用語が用いられているが、水素分離装置100は、いずれの面を鉛直方向の下側にして使用されてもよい。
膜モジュール120a~120eは、混合ガスから水素を分離する。供給管130は、水素を含む混合ガスを供給するのに用いられる。排出管140は、混合ガスのうち膜モジュール120a~120eにより分離された水素以外のガスを排出するのに用いられる。収集管150a及び150bは、膜モジュール120a~120eにより分離された水素を収集するのに用いられる。
筐体110は内部に、互いに分離された収容室111と収集室112a及び112bとを有する。収集室112aは、z軸方向(第2の方向の一例)の端部(一端の一例)に設けられる。収集室112bは、-z軸方向の端部(第2の方向の他方の端部の一例)に設けられる。収容室111は、収集室112aと収集室112bとの間に設けられる。
筐体110の内部には、筐体110の内部を収集室112aとそれ以外の空間とに仕切る仕切り板161aが設けられる。仕切り板161aは、筐体110の内部の中心よりも上面110dに近い位置に設けられる。仕切り板161aは、矩形の形状をしている。仕切り板161aは、底面110c及び上面110dと略平行に延びる。仕切り板161aの-x軸方向の端部は側面110eに接し、x軸方向の端部は側面110fに接する。仕切り板161a、上面110d、側面110e、及び側面110fにより収集室112aが形成される。
仕切り板161bは、筐体110の内部を収集室112bとそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板161bは、筐体110の内部の中心より底面110cに近い位置に設けられる。仕切り板161bは、矩形の形状をしている。仕切り板161bは、底面110c及び上面110dと略平行に延びる。仕切り板161bの-x軸方向の端部は側面110eに接し、x軸方向の端部は側面110fに接する。仕切り板161b、底面110c、側面110e、及び側面110fにより収集室112bが形成される。また、仕切り板161a、仕切り板161b、側面110e、及び側面110fにより収容室111が形成される。
収容室111には、膜モジュール120a~120eが収容される。膜モジュール120a~120eは、筐体110の内部に流路R1が形成されるように配置される。流路R1は、-z軸方向に進み、収容室111の-z軸方向の端部で折り返した後、z軸方向に進み、収容室111のz軸方向の端部で折り返すのを繰り返しながら、x軸方向に進む。膜モジュール120a~120eは、x軸方向(第1の方向の一例)に沿って間隔を空けて互い違いに配置される。膜モジュール120a~120eは、いずれも-x軸方向を向くように設けられる。膜モジュール120a~120eの間隔は、全て同じであってもよいし、少なくとも1つが異なっていてもよい。膜モジュール120a、120c、及び120eのz軸方向の端部は仕切り板161aに接し、-z軸方向の端部は仕切り板161bから離隔されている。膜モジュール120b及び120dの-z軸方向の端部は仕切り板161bに接し、z軸方向の端部は仕切り板161aから離隔されている。膜モジュール120a~120eは、x軸方向に沿って見たときに一つ前又は後ろの膜モジュール120と一部が重なっている。すなわち、膜モジュール120a~120eは、x軸方向に沿って見たときに一つ前又は後ろの膜モジュール120と一部が重なっていない。
また、収容室111には、膜モジュール120a~120eと正面110aとの隙間からガスが流通するのを妨げるために、閉塞板162a~162eが設けられている。閉塞板162a~162eは、それぞれ膜モジュール120aと120bとの間、膜モジュール120bと120cとの間、膜モジュール120cと120dとの間、膜モジュール120dと120eとの間、及び膜モジュール120eと側面110fとの間に設けられる。閉塞板162a~162eは、矩形の形状をしている。閉塞板162a~162eの-y軸方向の端部は正面110aに接する。ただし、流路R1を妨げないように、閉塞板162a、162c、及び162eの-z軸方向の端部は、上述した膜モジュール120a、120c、及び120eと同様に、仕切り板161bから離隔されている。また、閉塞板162b及び162dのz軸方向の端部は、上述した膜モジュール120b及び120dと同様に、仕切り板161aから離隔されている。
側面110eの中央部には、供給管130により供給された混合ガスを収容室111に流入させる流入口115が形成されている。流入口115には、供給管130が接続されている。流入口115は、側面110eを貫通し、収容室111と供給管130とを連通させる。供給管130により供給された混合ガスは、流入口115を介して収容室111に流入する。
側面110fの中央部には、収容室111内の残りのガスを排出管140に流出させる流出口116(第1の流出口の一例)が形成されている。流出口116には、排出管140が接続されている。流出口116は、側面110fを貫通し、収容室111と排出管140とを連通させる。収容室111内の残りのガスは、流出口116を介して排出管140に流出する。
収集室112aには、膜モジュール120a、120c、及び120eにより分離された水素が収集される。仕切り板161aには、膜モジュール120a、120c、及び120eにより分離された水素を収集室112aに収集するために、流通口163a、163c、及び163eが形成されている。流通口163a、163c、及び163eは、仕切り板161aを貫通する。流通口163a、163c、及び163eには、それぞれ膜モジュール120a、120c、及び120eが接続されている。これにより、膜モジュール120a、120c、及び120eの内部と収集室112aとが連通する。膜モジュール120a、120c、及び120eにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール120a、120c、及び120eの内部を通り、流通口163a、163c、及び163eを介して収集室112aに移動する。
収集室112bには、膜モジュール120b及び120dにより分離された水素が収集される。仕切り板161bには、膜モジュール120b及び120dにより分離された水素を収集室112bに収集するために、流通口163b及び163dが形成されている。流通口163b及び163dは、仕切り板161bを貫通する。流通口163b及び163dには、膜モジュール120b及び120dが接続されている。これにより、膜モジュール120b及び120dの内部と収集室112bとが連通する。膜モジュール120b及び120dにより分離された水素は、膜モジュール120b及び120dの内部を通り、流通口163b及び163dを介して収集室112bに移動する。
側面110fにおいてz軸方向の端部及び-z軸方向の端部には、それぞれ収集室112a及び112b内の水素を収集管150a及び150bに流出させる流出口117a及び117b(第2の流出口の一例)が形成されている。流出口117a及び117bには、それぞれ収集管150a及び150bが接続されている。流出口117aは、側面110fを貫通し、収集室112aと収集管150aとを連通させる。流出口117bは、側面110fを貫通し、収集室112bと収集管150bとを連通させる。収集室112a及び112b内の水素は、それぞれ流出口117a及び117bを介して収集管150a及び150bに流出する。
図3は、膜モジュール120の一例を示す斜視図である。図4は、膜モジュール120の一例を示す分解斜視図である。膜モジュール120は、水素透過膜121と、ステンレス鋼繊維体122と、メタルガスケット123a及び123bと、パンチングプレート124と、支持体125と、枠体126とを有する。
図5は、水素透過膜121の一例を示す平面図である。図6は、図5に示す水素透過膜121を図5中の矢印で示す方向から見たII-II断面図である。水素透過膜121は、混合ガスから水素だけを選択的に透過させる金属の膜である。水素透過膜121は、例えば純バナジウムにより形成されている。水素透過膜121は、円板状の形状をしている。なお、以下の説明では、水素透過膜121において混合ガスが接触する側を一次側といい、水素が透過する側を二次側という。
ステンレス鋼繊維体122は、水素透過膜121に付加される応力を吸収する。ステンレス鋼繊維体122は、衝撃吸収性がある素材で形成されている。ステンレス鋼繊維体122は、円板状の形状をしている。ステンレス鋼繊維体122の直径は、水素透過膜121において混合ガスが接触する領域(以下、「有効領域」という。)の直径より大きく、水素透過膜121の直径以下である。
メタルガスケット123a及び123bは、水素透過膜121を透過した水素を密封する。メタルガスケット123a及び123bは、環状の形状をしている。メタルガスケット123a及び123bは、例えば銅により形成されている。メタルガスケット123a及び123bの直径は、水素透過膜121の直径と略同一である。メタルガスケット123a及び123bの内径は、水素透過膜121の有効領域の直径以上である。
パンチングプレート124は、水素透過膜121を保持する。パンチングプレート124は、金属等の剛性のある素材により形成されている。パンチングプレート124は、円板状の形状をしている。パンチングプレート124の直径は、水素透過膜121の直径より小さく、水素透過膜121の有効領域の直径以上である。パンチングプレート124の表面には、水素透過膜121を透過した水素を流通させる複数の貫通孔181が形成されている。なお、貫通孔181の形状及び数は、図4に示す例に限定されず、どのような形状及び数であってもよい。パンチングプレート124の表面は、ステンレス鋼繊維体122を介して水素透過膜121を支持する。これにより、水素透過膜121の形状が保たれる。
図7は、支持体125の一例を示す平面図である。図8は、図7に示す支持体125を図7中の矢印で示す方向から見たIII-III断面図である。支持体125は、水素透過膜121、ステンレス鋼繊維体122、メタルガスケット123a及び123b、及びパンチングプレート124を支持する。支持体125は、扁平な円柱の一部を高さ方向に沿って切り取ったような形状をしている。支持体125の表面には、凹部191が形成されている。凹部191には、パンチングプレート124、メタルガスケット123b、ステンレス鋼繊維体122、水素透過膜121、及びメタルガスケット123aが順番に収容される。凹部191の底部は、平らな円形の底に向かって徐々に窄まっている。
凹部191の底部には、底から順番に段192及び193が形成されている。段192は、パンチングプレート124の周縁部を支持する。段192は、平面視で環状の形状をしている。段192の直径は、パンチングプレート124が収まるように定められる。段192の内径は、水素透過膜121の有効領域の直径以上である。凹部191には、最初にパンチングプレート124が収容される。パンチングプレート124は、段192に支持される。これにより、パンチングプレート124と凹部191の底との間に空間が形成される。この空間には、水素透過膜121により分離された水素が収容される。
段193は、メタルガスケット123a及び123bの周縁部と、水素透過膜121の周縁部とを支持する。段193は、段192と同様に、平面視で環状の形状をしている。段193の直径は、水素透過膜121が収まるように定められている。段193の幅は、メタルガスケット123a及び123bの幅以上である。段193の内径は、パンチングプレート124の直径より大きい。凹部191には、パンチングプレート124に続いて、メタルガスケット123b、ステンレス鋼繊維体122、水素透過膜121、メタルガスケット123aが順番に収容される。メタルガスケット123b、ステンレス鋼繊維体122、水素透過膜121、及びメタルガスケット123aは、段193に支持される。
支持体125の内部には、水素透過膜121を透過した水素を流通させるために、流路194が形成されている。凹部191の底には、流路194の入り口195が形成されている。支持体125の側面には、流路194の出口196が形成されている。流路194の出口196には、水素透過膜121を透過した水素を収集室112a又は112bに流通させるために、流通管197が接続されている。流通管197は、流通口163a~163eのいずれかに挿入される。なお、流路194及び流通管197の延びる方向及び流路194の出口196の位置は、図8に示す例に限定されず、適宜変更されてもよい。
図9は、枠体126の一例を示す平面図である。図10は、図9に示す枠体126を図9中の矢印で示す方向から見たIV-IV断面図である。枠体126は、水素透過膜121を支持体125に固定するために、凹部191に圧入される。枠体126の直径は、凹部191に嵌り合うように定められる。支持体125の凹部191に、パンチングプレート124、メタルガスケット123b、ステンレス鋼繊維体122、水素透過膜121、及びメタルガスケット123aが順番に収容された後、枠体126は凹部191に圧入される。枠体126は、中空の筒状の形状をしており、枠体126の中空部から水素透過膜121が一次側に露出する。水素透過膜121において枠体126の中空部から露出し、かつメタルガスケット123a、123bで挟み込まれていない部分が、上述した有効領域となる。
混合ガスは、水素透過膜121の一次側の表面に接触する。水素透過膜121の表面において混合ガスに含まれる水素が分離し、水素透過膜121を透過する。水素透過膜121を透過した水素は、ステンレス鋼繊維体122及びパンチングプレート124を介して、凹部191の底に形成された空間に移動する。そして、水素は、入り口195から流路194に移動し、流路194及び流通管197を通って収集室112a又は112bに移動する。
図11は、混合ガスから水素を分離する方法の一例を説明する図である。まず、供給管130を通って送られてきた混合ガスが流入口115からx軸方向に沿って収容室111に流入する(ステップS1)。
収容室111に混合ガスが流入すると、膜モジュール120a~120eにおいて順番に混合ガスから水素が分離される(ステップS2)。より詳細には、収容室111に流入した混合ガスは、まず膜モジュール120aに到達し、膜モジュール120aにおいて混合ガスから水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール120aにより分離された水素以外の残りのガスは、流路R1に沿って移動して膜モジュール120bに到達し、膜モジュール120bにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール120a及び120bにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R1に沿って移動して膜モジュール120cに到達し、膜モジュール120cにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール120a~120cにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R1に沿って移動して膜モジュール120dに到達し、膜モジュール120dにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール120a~120dにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R1に沿って移動して膜モジュール120eに到達し、膜モジュール120eにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール120a~120eにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R1に沿って移動する。また、膜モジュール120a~120eにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール120a~120eの内部を通って収集室112a又は112bに移動する。
収容室111内の残りのガスが流出口116に到達すると、このガスが流出口116からx軸方向に沿って流出し、排出管140を通って外部に送られる(ステップS3)。また、収集室112a又は112b内の水素が流出口117a又は117bに到達すると、収集室112a及び112b内の水素がそれぞれ流出口117a及び117bからx軸方向に沿って流出し、収集管150a及び150bを通って外部に送られる(ステップS4)。なお、残りのガスの流出と水素の流出とは並行して行われてもよい。
第1実施形態によれば、流路形成が問題とならず、単位時間当たりの水素収集量を増やすことができる。仮に、単一の膜モジュール120だけが用いられたとすると、混合ガスに含まれる水素が全て分離されない場合がある。しかし、第1実施形態では、複数の膜モジュール120が用いられるため、最初の膜モジュール120により混合ガスに含まれる水素が全て分離されなくても、後段の膜モジュール120により残りの水素が分離されるため、単位時間当たりの水素収集量が増える。また、第1実施形態で説明したように膜モジュール120a~120e、収容室111、収集室112a及び112b、流入口115、流出口116、流出口117a及び117bを配置することにより、単に膜モジュール120a~120eを並列に並べた構成に比べて、水素分離装置100の小型化が図れる。
2.第2実施形態
図12は、第2実施形態に係る水素分離装置200の一例を示す斜視図である。図13は、図12に示す水素分離装置200を図12中の矢印で示す方向から見たV-V断面図である。図14は、図13に示す水素分離装置200を図13中の矢印で示す方向から見たVI-VI断面図である。なお、図12~14では、混合ガスの流路を実線の矢印で示し、水素の流路を破線の矢印で示す。水素分離装置200は、筐体210と、4つの膜モジュール220a~220d(総称して「膜モジュール220」ともいう。)と、供給管230と、排出管240と、収集管250とを備える。
筐体210は、膜モジュール220a~220dを収容する。筐体210は、第1実施形態で説明した筐体110と同様に、直方体の形状をしており、正面210aと、背面210bと、底面210cと、上面210dと、側面210eと、側面210fとを有する。膜モジュール220a~220dは、第1実施形態で説明した膜モジュール120a~120eと同様の構成を有する。供給管230、排出管240、及び収集管250は、それぞれ第1実施形態で説明した供給管130、排出管140、及び収集管150a又は150bと同様である。
筐体210は内部に、互いに分離された供給室211と、2つの収容室212a及び212b(総称して「収容室212」ともいう。)と、排出室213と、収集室214とを有する。供給室211は、-z軸方向(第2の方向の一例)の端部(一方の端部の一例)に設けられる。排出室213は、y軸方向の端部に設けられる。収集室214は、z軸方向の端部(第2の方向の他方の端部の一例)に設けられる。収容室212a及び212bは、供給室211と収集室214との間に設けられる。
筐体210の内部には、仕切り板261~264が設けられる。仕切り板261は、筐体210内の空間を供給室211とそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板261は、筐体210内部の中心より底面210cに近い位置に設けられる。仕切り板261は、矩形の形状をしており、底面210c及び上面210dと略平行に延びる。仕切り板261の-x軸方向の端部は側面210eに接し、x軸方向の端部は側面210fに接する。仕切り板261、底面210c、側面210e、及び側面210fにより供給室211が形成される。
仕切り板262は、筐体210内の空間を収集室214とそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板262は、筐体210内部の中心より上面210dに近い位置に設けられる。仕切り板262は、矩形の形状をしている。仕切り板262は、底面210c及び上面210dと略平行に延びる。仕切り板262の-x軸方向の端部は側面210eに接し、x軸方向の端部は側面210fに接する。仕切り板262、上面210d、側面210e、及び側面210fにより収集室214が形成される。
仕切り板263は、筐体210内の空間を排出室213とそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板263は、筐体210内部の中心より背面210bに近い位置に設けられる。仕切り板263は、矩形の形状をしており、正面210a及び背面210bと略平行に延びる。仕切り板263の-x軸方向の端部は側面210eに接し、x軸方向の端部は側面210fに接する。仕切り板263、背面210b、側面210e、及び側面210fにより排出室213が形成される。
仕切り板264は、筐体210内の空間のうち供給室211、排出室213、及び収集室214以外の空間を収容室212aと収容室212bとに仕切る。仕切り板264は、側面210eと側面210fとの略中間の位置に設けられる。仕切り板264は、矩形の形状をしており、側面210e及び210fと略平行に延びる。仕切り板264のz軸方向の端部は仕切り板262に接し、-z軸方向の端部は仕切り板261に接する。仕切り板264、側面210e、仕切り板261、及び仕切り板262により収容室212aが形成される。また、仕切り板264、側面210f、仕切り板261、及び仕切り板262により収容室212bが形成される。
収容室212aには、膜モジュール220a及び220b(膜モジュールの組の一例)が収容される。膜モジュール220a及び220bは、x軸方向(第1の方向の一例)に沿って並べられる。膜モジュール220a及び220bは、それぞれ収容室212aの-x軸方向の端部及びx軸方向の端部に、互いに対向するように配置される。
収容室212bには、膜モジュール220c及び220d(膜モジュールの組の一例)が収容される。膜モジュール220c及び220dは、膜モジュール220a及び220bと同様に、x軸方向(第1の方向の一例)に沿って並べられる。膜モジュール220c及び220dは、それぞれ収容室212bの-x軸方向の端部及びx軸方向の端部に、互いに対向するように配置される。
供給室211には、収容室212a及び212bに供給される混合ガスが収容される。側面210eにおいて-z軸方向の端部には、混合ガスを供給管230から供給室211に流入させる流入口215が形成されている。流入口215には、供給管230が接続されている。流入口215は、側面210eを貫通し、供給室211と供給管230とを連通させる。供給管230を通じて供給された混合ガスは、流入口215を介して供給室211に流入する。
仕切り板261において収容室212aの中心に対応する位置には、供給室211内の混合ガスを収容室212aに供給するために、流通口265aが形成されている。仕切り板261において収容室212bの中心に対応する位置には、供給室211内の混合ガスを収容室212bに供給するために、流通口265bが形成されている。流通口265a及び265bは、仕切り板261を貫通する。
供給室211には、供給室211内の混合ガスを収容室212a及び212bに供給するノズル270a及び270b(総称して「ノズル270」ともいう。)(噴出部の一例)が設けられている。ノズル270aは、流通口265aに接続されている。ノズル270aは、流通口265aからz軸方向に沿って延びる。ノズル270aの先端は、収容室212aの中央部に位置する。供給室211内の混合ガスは、ノズル270aに流入し、ノズル270aの先端から膜モジュール220aと膜モジュール220bとの間に噴出される。ノズル270aによる混合ガスの噴出方向には、ノズル270aから見て膜モジュール220a及び220bがある-x軸方向及びx軸方向が含まれてもよい。
ノズル270bは、流通口265bに接続されている。ノズル270bは、流通口265bからz軸方向に沿って延びる。ノズル270bの先端は、収容室212bの中央部に位置する。供給室211内の混合ガスは、ノズル270bに流入し、ノズル270bの先端から膜モジュール220cと膜モジュール220dとの間に噴出される。ノズル270bによる混合ガスの噴出方向には、ノズル270bから見て膜モジュール220c及び220dがある-x軸方向及びx軸方向が含まれてもよい。
排出室213には、混合ガスのうち膜モジュール220a~220dにより水素に分離されずに残ったガスが収容される。仕切り板263において収容室212aの中心に対応する位置には、収容室212a内の残りのガスを排出室213に流通させる流通口267aが形成されている。仕切り板263において収容室212bの中心に対応する位置には、収容室212b内の残りのガスを排出室213に流通させる流通口267bが形成されている。流通口267a及び267bは、仕切り板263を貫通する。流通口267aは、収容室212aと排出室213とを連通させる。流通口267bは、収容室212bと排出室213とを連通させる。収容室212a及び212b内の残りのガスは、それぞれ流通口267a及び267bを介して排出室213に移動する。
側面210fにおいてy軸方向の端部には、排出室213内の残りのガスを排出管240に流出させる流出口217(第1の流出口の一例)が形成されている。流出口217には、排出管240が接続されている。流出口217は、側面210fを貫通し、排出室213と排出管240とを連通させる。排出室213内の残りのガスは、流出口217を介して排出管240に流出する。
収集室214には、膜モジュール220a~220dにより分離された水素が収集される。仕切り板262において膜モジュール220a~220dに対向する位置には、それぞれ膜モジュール220a~220dにより分離された水素を収集室214に収集するために、流通口266a~266dが形成されている。流通口266a~266dは、仕切り板262を貫通する。流通口266a~266dには、それぞれ膜モジュール220a~220dが接続されている。これにより、膜モジュール220a~220dの内部と収集室214とが連通する。膜モジュール220a~220dにより分離された水素は、膜モジュール220a~220dの内部を通り、流通口266a~266dを介して収集室214に移動する。
側面210fにおいてz軸方向の端部には、収集室214内の水素を収集管250に流出させる流出口216(第2の流出口の一例)が形成されている。流出口216には、収集管250に接続されている。流出口216は、側面210fを貫通し、収集室214と収集管250とを連通させる。収集室214内の水素は、流出口216を介して収集管250に流出する。
図11を参照して、第2実施形態に係る混合ガスから水素を分離する方法の一例について説明する。まず、供給管230を通って送られてきた混合ガスが流入口215からx軸方向に沿って供給室211に流入する(ステップS1)。供給室211内の混合ガスは、ノズル270a及び270bにより収容室212a及び212bに噴出される。
収容室212a及び212b内に混合ガスが噴出されると、膜モジュール220a~220dにおいて混合ガスから水素が分離される(ステップS2)。より詳細には、ノズル270aにより噴出された混合ガスは、膜モジュール220a及び220bに到達し、膜モジュール220a及び220bにおいて水素が分離される。膜モジュール220a及び220bにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール220a及び220bの内部を通って収集室214に移動する。混合ガスのうち膜モジュール220a及び220bにより分離された水素以外の残りのガスは、流通口267aを介して排出室213に移動する。一方、ノズル270bにより噴出された混合ガスは、膜モジュール220c及び220dに到達し、膜モジュール220c及び220dにおいて水素が分離される。膜モジュール220c及び220dにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール220c及び220dの内部を通って収集室214に移動する。図14に示すとおり、混合ガスのうち膜モジュール230c及び230dにより分離された水素以外の残りのガスは、流通口267bを介して排出室213に移動する。
排出室213内の残りのガスが流出口217に到達すると、このガスが流出口217からx軸方向に沿って流出し、排出管240を通って外部に送られる(ステップS3)。収集室214内の水素が流出口216に到達すると、この水素が流出口216からx軸方向に沿って流出し、収集管250を通って外部に送られる(ステップS4)。なお、残りのガスの流出と水素の流出とは並行して行われてもよい。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、流路形成が問題とならず、単位時間当たりの水素収集量を増やすことができる。また、第2実施形態で説明したように、膜モジュール220a~220d、供給室211、収容室212a及び212b、排出室213、収集室214、流入口215、流出口216、及び流出口217を配置することにより、単に膜モジュール220a~220dを並列に並べた構成に比べて、水素分離装置200の小型化が図れる。
3.第3実施形態
図15は、第3実施形態に係る水素分離装置300の一例を示す斜視図である。図16は、図15に示す水素分離装置300を図15中の矢印で示す方向から見たVII-VII断面図である。なお、図15及び16では、混合ガスの流路を実線の矢印で示し、水素の流路を破線の矢印で示す。図17は、図16に示す水素分離装置300を図16中の矢印で示す方向から見たVIII-VIII断面図である。水素分離装置300は、筐体310と、5つの膜モジュール320a~320e(総称して「膜モジュール320」ともいう。)と、供給管330と、排出管340a及び340b(総称して「排出管340」ともいう。)と、収集管350とを備える。
筐体310は、膜モジュール320a~320eを収容する。筐体310は、第1実施形態で説明した筐体110と同様に、直方体の形状をしており、正面310aと、背面310bと、底面310cと、上面310dと、側面310eと、側面310fとを有する。膜モジュール320a~320eは、第1実施形態で説明した膜モジュール120a~120eと同様の構成を有する。供給管330、排出管340a及び340b、及び収集管350は、それぞれ第1実施形態で説明した供給管130、排出管140、及び収集管150a、150bと同様である。
筐体310は内部に、互いに分離された供給室311と、収容室312と、排出室313a及び313b(総称して「排出室313」ともいう。)と、収集室314とを有する。供給室311、排出室313a、及び排出室313bは、z軸方向(第1の方向の一例)の端部(一方の端部の一例)に設けられる。供給室311、排出室313a、及び排出室313bは、筐体310の内部においてy軸方向(第2の方向の一例)に沿って並べて配置される。排出室313aは、筐体310の内部においてy軸方向の端部に設けられる。排出室313bは、筐体310の内部において-y軸方向の端部に設けられる。供給室311は、排出室313aと排出室313bとの間に設けられる。収集室314は、筐体310の内部において-z軸方向の端部(第1の方向の他方の端部の一例)に設けられる。収容室312は、排出室313a、排出室313b、及び供給室311と収集室314との間に設けられる。
筐体310の内部には、仕切り板361~364が設けられる。仕切り板361は、筐体310内の空間を供給室311、排出室313a、及び排出室313bを含む上部空間とそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板361は、筐体310内部の中心より上面310dに近い位置に設けられる。仕切り板361は、矩形の形状をしており、底面310c及び上面310dと略平行に延びる。仕切り板361のy軸方向の端部は側面310eに接し、-y軸方向の端部は側面310fに接する。上面310d、仕切り板361、側面310e、及び側面310fにより上部空間が形成される。
仕切り板362は、上部空間を排出室313aとそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板362は、上部空間の中心より側面310eに近い位置に設けられる。仕切り板362は、矩形の形状をしており、側面310e及び310fと略平行に延びる。仕切り板362のz軸方向の端部は上面310dに接し、-z軸方向の端部は仕切り板361に接する。側面310e、仕切り板362、仕切り板361、及び上面310dにより排出室313aが形成される。
仕切り板363は、上部空間を排出室313bとそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板363は、側面310fと仕切り板362との略中間の位置に設けられる。仕切り板363は、矩形の形状をしており、側面310f及び仕切り板362と略平行に延びる。仕切り板362のz軸方向の端部は上面310dに接し、-z軸方向の端部は仕切り板361に接する。側面310f、仕切り板363、仕切り板361、及び上面310dにより排出室313bが形成される。また、仕切り板361~363及び上面310dにより供給室311が形成される。
仕切り板364は、筐体310内の空間を収集室314とそれ以外の空間とに仕切る。仕切り板364は、筐体310内部の中心より底面310cに近い位置に設けられる。仕切り板364は、矩形の形状をしており、底面310c及び上面310dと略平行に延びる。仕切り板364のy軸方向の端部は側面310eに接し、-y軸方向の端部は側面310fに接する。仕切り板364、底面310c、側面310e、及び側面310fにより収集室314が形成される。また、仕切り板361及び364、側面310e及び310fにより収容室312が形成される。
収容室312には、膜モジュール320a~320eが収容される。膜モジュール320a~320eは、筐体310の中心と対向するように配置される。膜モジュール320a及び320cは、収容室312において、それぞれ-x軸方向の端部及びx軸方向の端部(第2の方向の一方の端部及び他方の端部の一例)に配置される。膜モジュール320b及び320dは、収容室312において、それぞれ-y軸方向の端部及びy軸方向の端部(第3の方向の一方の端部及び他方の端部の一例)に配置される。膜モジュール320eは、収容室312において-z軸方向の端部、すなわち収集室314側の端部に配置される。
供給室311には、収容室312に供給される混合ガスが収容される。上面310dの中央部には、混合ガスを供給管330から供給室311に流入させる流入口315が形成されている。流入口315には、供給管330が接続されている。流入口315は、上面310dを貫通し、供給室311と供給管330とを連通させる。供給管330を通じて供給された混合ガスは、流入口315を介して供給室311に流入する。
仕切り板361において収容室312の中心に対応する位置には、供給室311内の混合ガスを収容室312に供給するために、流通口365が形成されている。流通口365は、仕切り板361を貫通する。
供給室311には、供給室311内の混合ガスを収容室312に供給するノズル370(「噴出部」の一例)が設けられている。なお、図17では、ノズル370の図示が省略されている。ノズル370は、流通口365に接続されている。ノズル370は、流通口365から-z軸方向に延びる。ノズル370の先端は、収容室312の中心部に位置する。供給室311内の混合ガスは、ノズル370に流入し、ノズル370の先端から膜モジュール320a~320eの間に噴出される。ノズル370による混合ガスの噴射方向には、ノズル370から見て膜モジュール320a~320eがある-x軸方向、-y軸方向、x軸方向、y軸方向、及び-z軸方向が含まれてもよい。
排出室313a及び313bには、混合ガスのうち膜モジュール320a~320eにより水素に分離されずに残ったガスが収容される。仕切り板361において膜モジュール320dと仕切り板362との間に対応する位置には、収容室312内の残りのガスを排出室313aに流通させる流通口367a(貫通孔の一例)が形成されている。仕切り板361において膜モジュール320bと仕切り板363との間に対応する位置には、収容室312内の残りのガスを排出室313bに流通させる流通口367b(貫通孔の一例)が形成されている。流通口367a及び367bは、それぞれ仕切り板361を貫通する。流通口367aは、収容室312と排出室313aとを連通させる。流通口367bは、収容室312と排出室313bとを連通させる。収容室312内の残りのガスは、流通口367a及び367bを介して排出室313a及び313bに移動する。
上面310dにおいてy軸方向の端部及び-y軸方向の端部には、それぞれ排出室313a及び313b内の残りのガスを排出管340a及び340bに流出させる流出口316a及び316b(総称して、「流出口316」ともいう。)(第1の流出口の一例)が形成されている。流出口316a及び316bには、それぞれ排出管340a及び340bに接続されている。流出口316aは、上面310dを貫通し、排出室313aと排出管340aとを連通させる。同様に、流出口316bは、上面310dを貫通し、排出室313bと排出管340bとを連通させる。排出室313a及び313b内の残りのガスは、それぞれ流出口316a及び316bを介して排出管340a及び340bに流出する。
収集室314には、膜モジュール320a~320eにより分離された水素が収集される。仕切り板364において膜モジュール320a~320eに対向する位置には、それぞれ膜モジュール320a~320eにより分離された水素を収集室314に収集するために、流通口366a~366eが形成されている。流通口366a~366eは、仕切り板364を貫通する。流通口366a~366eには、それぞれ膜モジュール320a~320eが接続されている。これにより、膜モジュール320a~320eの内部と収集室314とが連通する。膜モジュール320a~320eにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール320a~320eの内部を通り、流通口366a~366eを介して収集室314に移動する。
側面310fにおいて-z軸方向の端部には、収集室314内の水素を収集管350に流出させる流出口317(第2の流出口の一例)が形成されている。流出口317には、収集管350が接続されている。流出口317は、側面310fを貫通し、収集室314と収集管350とを連通させる。収集室314内の水素は、流出口317を介して収集管350に流出する。
図11を参照して、第3実施形態に係る混合ガスから水素を分離する方法の一例について説明する。まず、供給管330を通って送られてきた混合ガスが流入口315から-z軸方向に沿って供給室311に流入する(ステップS1)。供給室311内の混合ガスは、ノズル370により収容室312に噴出される。
混合ガスが収容室312に噴出されると、膜モジュール320a~320eにおいて混合ガスから水素が分離される(ステップS2)。より詳細には、ノズル370により噴出された混合ガスは、膜モジュール320a~320eに到達し、膜モジュール320a~320eにおいて水素が分離される。膜モジュール320a~320eにより分離された水素は、膜モジュール320a~320eの内部を通って収集室314に移動する。混合ガスのうち膜モジュール320a~320eにより分離された水素以外の残りのガスは、流通口367a及び367bを介して排出室313a及び313bに移動する。
排出室313a及び313b内の残りのガスが流出口316a及び316bに到達すると、このガスが流出口316a及び316bからz軸方向に沿って流出し、排出管340a及び340bを通って外部に送られる(ステップS3)。収集室314内の水素が流出口317に到達すると、収集室314内の水素が流出口317から-y軸方向に沿って流出し、収集管350を通って外部に送られる(ステップS4)。なお、残りのガスの流出と水素の流出とは並行して行われてもよい。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、流路形成が問題とならず、単位時間当たりの水素収集量を増やすことができる。また、第3実施形態で説明したように、膜モジュール320a~320e、供給室311、収容室312、排出室313a及び313b、収集室314、流入口315、流出口316a及び316b、流出口317を配置することにより、単に膜モジュール320a~320eを並列に並べた構成に比べて、水素分離装置300の小型化が図れる。
4.第4実施形態
図18は、第4実施形態に係る水素分離装置400の一例を示す斜視図である。なお、図18では、混合ガスの流路R2を実線の矢印で示し、水素の流路を破線の矢印で示す。また、図18に示す円の中に黒の円が描かれた記号は、紙面奥側から手前に向かう矢印(y軸方向)を表す。水素分離装置400は、筐体410と、5つの膜モジュール420a~420h(総称して「膜モジュール420」ともいう。)と、供給管430と、収集管440と、排出管450とを備える。
筐体410は、膜モジュール420a~420hを収容する。筐体410は、両端が閉じた中空の筒状の形状をしている。筐体410は、底面410a及び410bと、側面410cとを有する。底面410aと底面410bとは、互いに対向する。底面410a及び410bと側面410cとは互いに交わる。
膜モジュール420a~420hは、第1実施形態で説明した膜モジュール120a~120eと同様の構成を有する。供給管430、収集管440、及び排出管450は、それぞれ第1実施形態で説明した供給管130、収集管150a又は150b、及び排出管140と同様である。
筐体410は内部に、互いに分離された収容室411と、収集室412とを有する。収集室412は、筒状の形状をしており、筐体410の中心部に設けられる。収容室411は、収集室412と側面410cとの間に設けられる。収容室411は、収集室412を取り囲む。
筐体410の内部には、仕切り部材461が設けられる。仕切り部材461は、筐体410内の空間を収容室411と収集室412とに仕切る。仕切り部材461は、筒状の形状をしている。仕切り部材461は、筐体410の中心において、筐体410の高さ方向であるz軸方向に延びる。仕切り部材461のz軸方向の端部は底面410aに接し、-z軸方向の端部は底面410bに接する。仕切り部材461、底面410a及び410bにより収集室412が形成される。また、仕切り部材461、側面410c、底面410a及び410bにより収容室411が形成される。
収容室411には、膜モジュール420a~420hが収容される。膜モジュール420a~420hは、筐体410の内部に流路R2が形成されるように配置される。流路R2は、収集室421の周りを螺旋状に旋回しながら-z軸方向に進む。膜モジュール420a~420hは、収集室421の周りに設けられ、収集室421を中心とした螺旋に沿って配置される。膜モジュール420a~420hは、いずれもz軸方向を向くように設けられる。膜モジュール420a~420hは、-z軸方向に沿って間隔を空けて設けられる。膜モジュール420a~420hの間隔は、全て同じであってもよいし、少なくとも一部が異なっていてもよい。膜モジュール420a~420dは、それぞれ収集室412から見てy軸方向、-x軸方向、-y軸方向、及びx軸方向に配置される。同様に、膜モジュール420e~420hは、それぞれ収集室412から見てy軸方向、-x軸方向、-y軸方向、及びx軸方向に配置される。
底面410aにおいて膜モジュール420aと対向する位置には、混合ガスを供給管430から収容室411に流入させる流入口415が形成されている。流入口415には、供給管430に接続されている。流入口415は、底面410aを貫通し、収容室411と供給管430とを連通させる。供給管430を通じて供給された混合ガスは、流入口415を介して収容室411に流入する。
底面410bにおいて、側面413の-x軸方向の端部と収集室412との間に対応する位置には、収容室411内の残りのガスを排出管450に流出させる流出口416(第1の流出口の一例)が形成されている。流出口416には、排出管450が接続されている。流出口416は、底面410bを貫通し、収容室411と排出管450とを連通させる。収容室411内の残りのガスは、流出口416を介して排出管450に流出する。
収集室412は、膜モジュール420a~420hにより分離された水素が収容される。仕切り部材461において膜モジュール420a~420hに対向する位置には、それぞれ膜モジュール420a~420hにより分離された水素を収集室412に収集するために、流通口465a~465hが形成されている。流通口465a~465hは、仕切り部材461を貫通する。流通口465a~465hには、それぞれ膜モジュール420a~420hが接続されている。これにより、膜モジュール420a~420hの内部と収集室412とが連通する。膜モジュール420a~420hにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール420a~420hの内部を通り、流通口465a~465hを介して収集室412に移動する。
底面410bの中央部には、収集室412内の水素を収集管440に流出させる流出口417(第2の流出口の一例)が形成されている。流出口417には、収集管440が接続されている。流出口417は、底面410bを貫通し、収集室412と収集管440とを連通させる。収集室412内の水素は、流出口417を介して収集管440に流出する。
図11を参照して、第4実施形態に係る混合ガスから水素を分離する方法の一例について説明する。まず、供給管430を通って送られてきた混合ガスが流入口415から-z軸方向に沿って収容室411に流入する(ステップS1)。
混合ガスが収容室411に流入すると、膜モジュール420a~420hにおいて混合ガスから水素が分離される(ステップS2)。より詳細には、混合ガスは、まず膜モジュール420aに到達し、膜モジュール420aにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール420aにより分離された水素以外の残りのガスは、流路R2に沿って移動して膜モジュール420bに到達し、膜モジュール420bにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール420a及び420bにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R2に沿って移動して膜モジュール420cに到達し、膜モジュール420cにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール420a~420cにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R2に沿って移動して膜モジュール420dに到達し、膜モジュール420dにおいて水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール420a~420dにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R2に沿って移動する。そして、上述した膜モジュール420a~420dと同様に、膜モジュール420e~420hにおいても順番に残りのガスから水素が分離される。混合ガスのうち膜モジュール420a~420hにより分離された水素以外の残りのガスは、さらに流路R2に沿って移動して流出口416に到達する。一方、膜モジュール420a~420hにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール420a~420hの内部を通って収集室412に移動する。
収容室411内の残りのガスが流出口416に到達すると、このガスが流出口416から-z軸方向に沿って流出し、排出管450を通って外部に送られる(ステップS3)。収集室412内の水素が流出口417に到達すると、この水素が流出口417を介して-z軸方向に沿って流出し、収集管440を通って外部に送られる(ステップS4)。なお、残りのガスの流出と水素の流出とは並行して行われてもよい。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様に、流路形成が問題とならず、単位時間当たりの水素収集量を増やすことができる。また、第4実施形態で説明したように、膜モジュール420a~420h、収容室411、収集室412、流入口415、流出口416、及び流出口417を配置することにより、単に膜モジュール420a~420hを並列に並べた構成に比べて、水素分離装置400の小型化が図れる。
5.第5実施形態
図19は、第5実施形態に係る水素分離装置500の一例を示す斜視図である。なお、図19では、混合ガスの流路を実線の矢印で示し、水素の流路を破線の矢印で示す。水素分離装置500は、筐体510と、4つの膜モジュール520a~520d(総称して「膜モジュール520」ともいう。)と、供給管530a及び530b(総称して「供給管530」ともいう。)と、排出管540a及び540b(総称して「排出管540」ともいう。)と、収集管550a~550c(総称して「収集管550」ともいう。)とを備える。
膜モジュール520a~520dは、第1実施形態で説明した膜モジュール120a~120eと同様の構成を有する。供給管530a及び530bは、排出管540a及び540b、及び収集管550a~550cは、それぞれ第1実施形態で説明した供給管130、排出管140、及び収集管150a、150bと同様である。
筐体510は、互いに分離する蓋部560及び570と、本体部581~583とを有する。筐体510は、蓋部560及び570、本体部581~583、及び膜モジュール520a~520dを結合することにより、一体に形成される。
蓋部560(第1の蓋部の一例)は、筐体510の一端を閉じる。蓋部560は、筒状部材561とフランジ562(第1のフランジの一例)とを有する。筒状部材561は、少なくとも一端が開口する筒状の形状を有している。筒状部材561の直径は、膜モジュール520a~520dの直径と略同一である。フランジ562は、筒状部材561のz軸方向の端部を閉じる。フランジ562には、貫通孔563a及び563b(第1の貫通孔の一例)が形成されている。
蓋部570(第2の蓋部の一例)は、筐体510の他端を閉じる。蓋部570は、蓋部560と同様に、筒状部材571とフランジ572(第2のフランジの一例)とを有する。フランジ572は、筒状部材571の-z軸方向の端部を閉じる。フランジ572には、貫通孔563a及び563bと対向する位置に、貫通孔573a及び573b(第2の貫通孔の一例)が形成されている。
本体部581~583は、筐体510の側面を構成する。本体部581~583は、それぞれ両端が開口する中空の筒状の形状をしている。本体部581~583の直径は、膜モジュール520a~520dの直径と略同一である。
本体部581~583と膜モジュール520a~520dとは交互に配置される。膜モジュール520a及び520b(膜モジュールの組の一例)は、互いに対向し、z軸方向及び-z軸方向から本体部581を挟むように配置される。同様に、膜モジュール520c及び520d(膜モジュールの組の一例)は、互いに対向し、z軸方向及び-z軸方向から本体部583を挟むように設けられる。蓋部560及び570は、開口する-z軸方向の端及びz軸方向の端が互いに対向する状態で、膜モジュール520a~520dと本体部581~583とをz軸方向及び-z軸方向から挟むように配置される。なお、蓋部560、膜モジュール520a、本体部581、膜モジュール520b、本体部582、膜モジュール520c、本体部583、膜モジュール520d、及び蓋部570の間には、密封性を高めるために、それぞれシール部材が設けられてもよい。
蓋部560及び570、膜モジュール520a~520d、及び本体部581~583は、ボルト591a及び591b(総称して「ボルト591」ともいう。)とナット592a及び592b(総称して「ナット592」ともいう。)(締結部材の一例)とにより結合される。ボルト591aは、蓋部560及び570が膜モジュール520a~520dと本体部581~583とを挟んだ状態において、貫通孔563a及び573aに挿入される。ボルト591aとナット592aとにより、蓋部560及び570と、膜モジュール520a~520dと、本体部581~583とが締め付けられて結合される。同様に、ボルト591bは、蓋部560及び570が膜モジュール520a~520dと本体部581~583を挟んだ状態において、貫通孔563b及び573bに挿入される。ボルト591bとナット592bとにより、蓋部560及び570と、膜モジュール520a~520dと、本体部581~583とが締め付けられて結合される。
本体部581及び583(第1の本体部の一例)の内部には、それぞれ収容室511a及び511b(総称して「収容室511」ともいう。)が形成される。収容室511aは、本体部581、膜モジュール520a、及び膜モジュール520bにより形成される。収容室511bは、本体部583、膜モジュール520c、及び膜モジュール520dにより形成される。
本体部581及び583の側面には、x軸方向の端部に、それぞれ混合ガスを供給管530a及び530bから収容室511a及び511bに流入させる流入口513a及び513b(総称して「流入口513」ともいう。)が形成されている。流入口513a及び513bには、それぞれ供給管530a及び530bが接続されている。流入口513aは、本体部581を貫通し、収容室511aと供給管530aとを連通させる。流入口513bは、本体部583を貫通し、収容室511bと供給管530bとを連通させる。供給管530a及び530bを通じて供給された混合ガスは、流入口513a及び513bを介して収容室511a及び511bに流入する。
本体部581及び583の-x軸方向の端部には、それぞれ収容室511a及び511b内の残りのガスを排出管540a及び540bに流出させる流出口514a及び514b(第1の流出口の一例)が形成されている。流出口514a及び514bは、本体部581及び583を貫通する。流出口514a及び514bには、それぞれ排出管540a及び540bが接続されている。流出口514aは、収容室511aと排出管540aとを連通させる。流出口514bは、収容室511bと排出管540bとを連通させる。収容室511内の残りのガスは、流出口514a及び514bを介して排出管540a及び540bに流出する。
蓋部560、蓋部570、及び本体部582(第2の本体部の一例)の内部には、それぞれ収集室512a~512c(総称して「収集室512」ともいう。)が形成される。収集室512aは、筒状部材561、フランジ562、及び膜モジュール520aにより形成される。収集室512bは、本体部582、膜モジュール520b、及び膜モジュール520cにより形成される。収集室512cは、筒状部材571、フランジ572、及び膜モジュール520dにより形成される。収集室512a~512cには、それぞれ膜モジュール520a、膜モジュール520b及び520c、膜モジュール520dにより分離された水素が収集される。膜モジュール520aにより分離された水素は、膜モジュール520aの内部を通って収集室512aに移動する。膜モジュール520b及び520cにより分離された水素は、それぞれ膜モジュール520b及び520cの内部を通って収集室512bに移動する。膜モジュール520dにより分離された水素は、膜モジュール520dの内部を通って収集室512cに移動する。
筒状部材561、本体部582、及び筒状部材571の側面には、-x軸方向の端部に、それぞれ収集室512a~512c内の水素を収集管550a~550cに流出させる流出口515a~515c(第2の流出口の一例)が形成されている。流出口515a~515cには、それぞれ収集管550a~550cが接続されている。流出口515a~515cは、それぞれ筒状部材561、本体部582、及び筒状部材571を貫通する。流出口515aは、収集室512aと収集管550aとを連通させる。流出口515bは、収集室512bと収集管550bとを連通させる。流出口515cは、収集室512cと収集管550cとを連通させる。収集室512a~512c内の水素は、それぞれ流出口515a~515cを介して収集管550a~550cに流出する。
図11を参照して、第5実施形態に係る混合ガスから水素を分離する方法の一例について説明する。まず、供給管530a及び530bを通って送られてきた混合ガスが流入口513a及び513bから-x軸方向に沿って収容室511a及び511bにそれぞれ流入する(ステップS1)。
混合ガスが収容室511a及び511bに流入すると、膜モジュール520a~520dにおいて混合ガスから水素が分離される(ステップS2)。より詳細には、収容室511aに流入した混合ガスは、膜モジュール520a及び520bに到達し、膜モジュール520a及び520bにおいて水素が分離される。膜モジュール520aにより分離された水素は、膜モジュール520aの内部を通って、収集室512aに移動する。膜モジュール520bにより分離された水素は、膜モジュール520bの内部を通って、収集室512bに移動する。一方、収容室511bに流入した混合ガスは、膜モジュール520c及び520dに到達し、膜モジュール520c及び520dにおいて水素が分離される。膜モジュール520cにより分離された水素は、膜モジュール520cの内部を通って、収集室512bに移動する。膜モジュール520dにより分離された水素は、膜モジュール520dの内部を通って、収集室512cに移動する。
収容室511a及び511b内の残りのガスが流出口514a及び514bに到達すると、このガスが流出口514a及び514bから-x軸方向に沿って流出し、排出管540a及び540bを通って外部に送られる(ステップS3)。より詳細には、収容室511aに流入した混合ガスのうち膜モジュール520a及び520bにより分離された水素以外の残りのガスは、流出口514aから流出し、排出管540aを通って外部に送られる。一方、収容室511bに流入した混合ガスのうち膜モジュール520c及び520dにより分離された水素以外の残りのガスは、流出口514bから流出し、排出管540bを通って外部に送られる。
収集室512a~512c内の水素が流出口515a~515cに到達すると、この水素が流出口515a~515cから-x軸方向に沿って流出し、収集管550a~550cを通って外部に送られる(ステップS4)。なお、残りのガスの流出と水素の流出とは並行して行われてもよい。
第5実施形態によれば、第1実施形態と同様に、流路形成が問題とならず、単位時間当たりの水素収集量を増やすことができる。また、第5実施形態で説明したように、膜モジュール520a~520d、収容室511a及び511b、収集室512a~512c、流入口513a及び513b、流出口514a及び514b、及び流出口515a~515cを配置することにより、単に膜モジュール520a~520dを並列に並べた構成に比べて、水素分離装置500の小型化が図れる。また、ボルト591とナット592とにより、筐体510と膜モジュール520a~520dとが一体に形成されるため、筐体510を形成するために溶接等の結合作業を行わなくてもよい。
6.変形例
本発明は、上述した第1実施形態~第5実施形態に限定されない。上述した第1実施形態~第5実施形態は、組み合わせて用いられてもよい。また、上述した第1実施形態~第5実施形態は、以下の例のように変形されてもよい。さらに、以下の変形例は、組み合わせて用いられてもよい。
上述した第1実施形態において、膜モジュール120の配置は、図1及び2に示す例に限定されない。例えば膜モジュール120a~120eは、z軸方向に対して斜めに配置されてもよい。また、膜モジュール120a~120eは、x軸方向から見たときに、一つ前又は後ろの膜モジュール120と重ならなくてもよい。収容室111及び収集室112の数及び配置は、図1及び2に示す例に限定されない。例えば収集室112は、1つだけ設けられてもよい。収集室112は、y軸方向又は-y軸方向の端部に設けられてもよい。流入口115、流出口116、及び流出口117の位置は、図1及び2に示す例に限定されない。例えば流入口115は、正面110a、背面110b、底面110c、又は上面110dにおいて-x軸方向の端部に形成されてもよい。流出口117a及び117bは、それぞれ背面110b及び正面110aに形成されてもよい。膜モジュール120の数は、図1及び2に示す例に限定されない。膜モジュール120の数は、いくつであってもよい。筐体110の形状は、図1及び2に示す例に限定されない。例えば筐体110の形状は、直方体以外の六面体の形状であってもよいし、筒状の形状であってもよい。また、直方体の形状をした筐体110に収容室111及び収集室112を一つずつ設け、供給管130、排出管140、収集管150を一つずつ設けた場合には、水素分離装置100を複数組み合わせることが容易になる。
図20は、第1実施形態の変形例に係る水素分離装置600の一例を示す斜視図である。図21は、図20に示す水素分離装置600を図20中の矢印で示す方向から見たIX-IX断面図である。図22は、図20に示す水素分離装置600を図20中の矢印で示す方向から見たX-X断面図である。水素分離装置600は、基本的には第1実施形態で説明した水素分離装置100と同様の構成を備える。膜モジュール120a~120eは、図22に示すように、平面視で図2に示す例と同様に配置される。ただし、筐体110の内部には、図21に示すように、単一の収集室112cだけが-z軸方向の端部に設けられる。筐体110の内部には、筐体110の内部を収集室112cとそれ以外の空間とに仕切る仕切り板161cが設けられる。また、水素分離装置600は、単一の収集管150cだけを備える。収集管150cは、収集室112cの流出口117cに接続されている。膜モジュール120a~120eにより分離された水素は、収集室112cに収集され、収集管150cを通って外部に送られる。
上述した第2実施形態において、膜モジュール220の配置は、図12~14に示す例に限定されない。例えば膜モジュール220a~220dは、z軸方向に対して斜めに配置されてもよい。供給室211、収容室212、排出室213、及び収集室214の数及び配置は、図12~14に示す例に限定されない。例えば3つ以上の収容室212が設けられてもよい。流入口215、流出口216、流出口217の位置は、図12~14に示す例に限定されない。例えば流入口215は、底面210cに形成されてもよい。流出口216は、上面210dに形成されてもよい。流出口217は、背面210bに形成されてもよい。膜モジュール220の数は、図12~14に示す例に限定されない。膜モジュール220の数は、いくつであってもよい。筐体210の形状は、図12~14に示す例に限定されない。例えば筐体210の形状は、直方体以外の六面体の形状であってもよいし、筒状の形状であってもよい。収容室212に混合ガスを噴出する装置は、ノズル270に限定されない。混合ガスを噴出する装置であれば、どのような装置が用いられてもよい。
上述した第3実施形態において、膜モジュール320の配置は、図15~17に示す例に限定されない。例えば単一の面に複数の膜モジュール320が配置されていてもよい。供給室311、収容室312、排出室313、及び収集室314の数及び配置は、図15~17に示す例に限定されない。例えば排出室313が1つだけ設けられてもよいし、3以上の排出室313が設けられてもよい。収集室314は、-z軸方向の端部に加えて、y軸方向の端部、-y軸方向の端部、x軸方向の端部、-x軸方向の端部のうち少なくとも1つに設けられてもよい。流入口315、流出口316、及び流出口317の位置は、図15~17に示す例に限定されない。例えば流出口316aは、側面310eにおいてz軸方向の端部に設けられてもよい。流出口316bは、側面310fにおいてz軸方向の端部に設けられてもよい。流出口317は、底面310cに設けられてもよい。膜モジュール320の数は、図15~17に示す例に限定されない。膜モジュール320の数は、いくつであってもよい。筐体310の形状は、図15~17に示す例に限定されない。例えば筐体310の形状は、直方体以外の六面体の形状であってもよい。収容室312に混合ガスを噴出する部品は、ノズル370に限定されない。混合ガスを噴出する装置であれば、どのような装置が用いられてもよい。
上述した第4実施形態において、膜モジュール420の配置は、図18に示す例に限定されない。例えば膜モジュール420a~420hは、x軸方向又はy軸方向に対して斜めに配置されてもよい。収集室412から見て互いに異なる方向に配置される膜モジュール420の数は4つに限定されない。例えば3つの膜モジュール420が収集室412から見て3方向に配置されてもよい。また、5つの膜モジュール420が収集室412から見て5方向に配置されてもよい。収容室411及び収集室412の数及び配置は、図18に示す例に限定されない。例えば2つの収集室412が設けられてもよい。この場合、2つ目の収集室412は、筐体410の中心に設けられた1つ目の収集室412と筐体410との間に設けられてもよい。流入口415、流出口416、及び流出口417の位置は、図18に示す例に限定されない。例えば流入口415は、側面410cにおいてz軸方向の端部に形成されてもよい。流出口416は、側面410cにおいて-z軸方向の端部に形成されてもよい。膜モジュール420の数は、図18に示す例に限定されない。膜モジュール420の数は、いくつであってもよい。筐体410の形状は、図18に示す例に限定されない。例えば筐体410の形状は、直方体等の六面体の形状であってもよい。
上述した第5実施形態において、膜モジュール520の配置は、図19に示す例に限定されない。収容室511及び収集室512の数及び配置は、図19に示す例に限定されない。例えば収容室511は、1つだけ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。収集室512は、2つだけ設けられてもよいし、4つ以上設けられてもよい。流入口513、流出口514、流出口515の位置は、図19に示す例に限定されない。例えば流入口513と流出口514とは、対応する本体部581又は583において、流入口513と対応する本体部581又は583の中心とを結ぶ線と、流出口514とこの中心とを結ぶ線とが交わるような位置に形成されてもよい。膜モジュール520の数は、いくつであってもよい。膜モジュール520の数は、図19に示す例に限定されない。2つの本体部581及び582と、2つの膜モジュール520を一組のセットとしたときに、このセットが何組設けられてもよい。筐体510の形状は、図19に示す例に限定されない。例えば筐体510の形状は、直方体等の六面体の形状であってもよい。蓋部560及び570と、膜モジュール520と、本体部581~583とを結合させる部材は、ボルト591とナット592に限定されない。蓋部560及び570と、膜モジュール520と、本体部581~583とを締め付けて結合する部材であれば、どのような部材が用いられてもよい。
上述した第1実施形態~第5実施形態において、水素分離装置100、200、300、400、及び500から流出した残りのガスには、水素が含まれている場合がある。そこで、水素分離装置100、200、300、400、及び500から流出した残りのガスが再び水素分離装置100、200、300、400、及び500に供給されてもよい。例えば排出管140、240、340、450、540が、それぞれ供給管130、230、330、430、530に接続される。排出管140、240、340、450、540に流出した残りのガスは、それぞれ再び供給管130、230、330、430、530を通って筐体110、210、310、410、510内に流入する。このようにして、混合ガスに含まれる水素の量が閾値以下になるまで、混合ガスから水素を分離する処理が繰り返されてもよい。これにより、水素の回収率(収集率)を向上させることができる。
上述した第1実施形態~第5実施形態において、水素透過膜121の素材は、純バナジウムに限定されない。例えば水素透過膜121の素材は、バナジウムを主たる金属とする合金であってもよいし、5族に属する金属(例えばニオブ、バナジウム、タンタル)等のバナジウム以外の金属であってもよい。
上述した第1実施形態~第5実施形態において、水素分離装置100、200、300、400、及び500は、それぞれ筐体110、210、310、410、及び510の内部を加熱する加熱部を有してもよい。加熱部には、例えばリボンヒーターが用いられてもよい。筐体110、210、310、410、及び510の内部の温度は、加熱部により例えば300~330度に加熱されてもよい。
上述した第1実施形態~第5実施形態において、水素を含む混合ガスは、予め水素を含んだ副生ガスに限定されず、都市ガス、有機ハイドライド、メタノール、アンモニア等の改質反応で水素が含まれるようになるガスも含まれ、水素を含むガスであればどのようなガスであってもよい。
上述した第1実施形態~第5実施形態において、水素分離装置100、200、300、400、及び500により分離された水素は様々な用途で利活用されてもよい。例えば水素は、自動車用の燃料電池や家庭用の燃料電池に用いられてもよいし、水素発電に用いられてもよい。また、この水素は、工業・産業用の水素として用いられてもよい。
本発明は、混合ガスから水素を分離する方法として提供されてもよい。