以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどについて記載する。しかしながら、そのような説明は、本開示の範囲に対する限定として意図されるものではなく、むしろ例示的な実施形態の説明として提供されることを認識されたい。
リモートロケータオブジェクトの位置を追跡し、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた通知を生成するための電子デバイスが必要とされている。そのような技術は、そのようなデバイスを使用する及び/又はそのようなデバイスのユーザの使用を制御することを所望するユーザへの認識的負担を低減することができる。更に、そのような技術は、普通なら冗長なユーザ入力に浪費されるプロセッサ及びバッテリの電力を低減することができる。
以下の説明では、様々な要素について説明するために、「第1の」、「第2の」などの用語を使用するが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではない。例えば、記載する様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチを第2のタッチと呼ぶこともでき、同様に第2のタッチを第1のタッチと呼ぶこともできる。第1のタッチ及び第2のタッチはどちらもタッチであるが、これらは同じタッチではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつそれらを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。
「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。「~の場合(if)」という用語は、任意選択的に、文脈に応じて、「~とき(when)」若しくは「~とき(upon)」、又は「~と判定したことに応じて(in response to determining)」若しくは「~を検出したことに応じて(in response to detecting)」を意味すると解釈される。
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。任意選択的に、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも使用される。
電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。
デバイスは、典型的には、ウェブブラウジングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、テレビ会議アプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、写真管理アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの、様々なアプリケーションをサポートする。
タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(input/output、I/O)サブシステム106、周辺機器インタフェース118、RF回路108、他の入力コントロールデバイス116、及び外部ポート124を含む。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として知られている又は呼ばれることがある。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的コントロールを介して)ユーザ入力を受信及び/又は(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)アフォーダンスを表示するための実装面積が限られている低減されたサイズのデバイス上で、ユーザが他の方法ではアクセスできないことがある追加のデバイス機能へのユーザアクセスを可能にする。本明細書及び特許請求において使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触)の力若しくは圧力(単位面積当たりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力に対する代理(プロキシ)を指す。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値が、接触の推定される力を決定するために組み合わされる(例えば、加重平均される)。同様に、スタイラスの感圧性先端部が、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。いくつかの実装形態では、接触力又は圧力の代理測定値は、力又は圧力の推定値に変換され、力又は圧力の推定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定される圧力閾値である)。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触知感を感じる。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触知感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実施される。デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。
メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上のフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク記憶デバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。
1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。周辺機器インタフェース118は、デバイスの入力及び出力周辺機器をCPU120及びメモリ102に結合するために使用することができる。いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、メモリコントローラ122、及びCPU120は、任意選択的に、チップ104などのシングルチップ上に実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、短距離通信無線機などによって近距離通信(near field Communication、NFC)フィールドを検出するよく知られている回路を含む。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は、任意選択的に、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、エボリューションデータオンリ(Evolution,Data-Only、EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n及び/若しくはIEEE 802.11ac)、Bluetooth、Bluetoothローエネルギー(Bluetooth Low Energy、BTLE)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング及びプレゼンスレベレイジングエクステンション用のセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、ショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、及び/若しくはインスタントメッセージング(例えば、拡張可能なメッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、又は本明細書の出願日の時点でまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の好適な通信プロトコルを含むがこれらに限定されない、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のいずれかを使用する。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力コントロールデバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を、周辺機器インタフェース118に結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力コントロールデバイス116からの電気信号の受信/他の入力コントロールデバイス116への電気信号の送信を行う。いくつかの実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量コントロールのためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、図2の206)を含む。他の入力コントロールデバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。
プッシュボタンの素早い押下は、任意選択的に、タッチスクリーン112のロックを解除する、又は任意選択的に、タッチスクリーン上のジェスチャを使用してデバイスをロック解除するプロセスを開始する。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押下は、任意選択的に、デバイス100への電力をオン又はオフにする。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。ボタンのうちの1つ以上の機能性は、任意選択的に、ユーザによってカスタマイズ可能である。
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、任意選択的に、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信、及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。
タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触知接触に基づくユーザからの入力を受け入れるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる移動又は中断を検出する。例示的な実施形態では、投影型相互静電容量感知技術が使用される。タッチスクリーン112は、任意選択的に、LED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、又はLPD(light emitting polymer display)(発光ポリマーディスプレイ)技術を使用するが、他の実施形態では他のディスプレイ技術が使用される。
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、マルチタッチ感知タッチパッドと類似している。しかし、タッチスクリーン112は、デバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは、視覚出力を提供しない。
ユーザは、任意選択的に、スタイラス、指などの任意の適したオブジェクト又は付属物を使用して、タッチスクリーン112に接触する。一部の実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指ベースの接触及びジェスチャを主に使用して動作するように設計されるが、これは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより大きいため、スタイラスベースの入力ほど正確でない可能性がある。タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超える動画解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiの動画解像度を有する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部である。一部の実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、再充電システム、停電検出回路、並びにポータブルデバイスにおける電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、任意選択的に、静止画像又は動画をキャプチャする。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見ている間に、ユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために入手されるように、光センサはデバイスの前面に配置される。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面にあるタッチスクリーンディスプレイ112とは反対側のデバイス100の裏面に位置し、したがってタッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又は動画の取得のためのビューファインダとして使用することが可能である。いくつかの実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって単一の光センサ164が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又は動画の取得にも使用される。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された、接触強度センサを示す。デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。接触強度センサ165は、任意選択的に、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量性力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量性タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報、又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。いくつかの実施形態では、多機能デバイスが、ユーザの耳の近くに置かれた場合(例えば、ユーザが電話をかけている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。あるいは、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された、触知出力生成器を示す。デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギーを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触知フィードバック生成命令を触覚フィードバックモジュール133から受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイに表示される。デバイス100は、任意選択的に、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)、並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦向き又は横向き)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS若しくは他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、アプリケーション(又は命令セット)136、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、及び全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135を含む。更に、いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、図1A及び図3に示すように、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占めているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力コントロールデバイス116から取得した情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置、及び/又は姿勢に関する位置情報のうちの1つ以上を含む。
オペレーティングシステム126(例えば、WINDOWS、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、iOS、又はVxWorksなどの組込み型オペレーティングシステム)は、全般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶装置制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。いくつかの実施形態では、外部ポートは、マルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を(ディスプレイコントローラ156と連携して)検出する。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたかどうかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するかどうかを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定するために)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変更することなく、広範囲の既定閾値のうちのいずれかに設定することができる。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって決定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調整することができる)。加えて、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザに、(例えば、個々の強度閾値を調整すること、及び/又は複数の強度閾値をシステムレベルのクリック「強度」パラメータによって一度に調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質的に同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。別の例として、タッチ感知面上で指スワイプジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて1つ以上の指ドラッグイベントを検出し、その後それに続いて指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
本明細書では、「グラフィック」という用語は、それだけに限定されるものではないが、文字、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、動画、アニメーションなどを含む、ユーザに表示することができる任意のオブジェクトを含む。グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的な影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変化させる構成要素を含む、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリング及び表示する様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するための、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は、任意選択的にグラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、ブラウザ147、IM141、電子メール140、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するための、ソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、写真/ビデオメタデータとしてカメラ143に、位置に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138に、並びにローカルのイエローページウィジェット、気象ウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
● 動画プレーヤモジュール、
● 音楽プレーヤモジュール、
● 連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
● 電話モジュール138、
● テレビ会議モジュール139、
● 電子メールクライアントモジュール140、
● インスタントメッセージング(Instant messaging、IM)モジュール141、
● トレーニングサポートモジュール142、
● 静止画像及び/又は動画用のカメラモジュール143、
● 画像管理モジュール144、
● ブラウザモジュール147、
● カレンダーモジュール148、
● 任意選択的に辞書ウィジェット149-5、気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、アラーム時計ウィジェット149-4、計算機ウィジェット149-3、及びユーザによって入手された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含む、ウィジェットモジュール149、
● ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェットクリエータモジュール150、
● 検索モジュール151、
● 音楽プレーヤモジュール及びビデオプレーヤモジュールを統合した、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
● メモモジュール153、
● 地図モジュール154、並びに/又は、
● オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、JAVA対応アプリケーション、他のワードプロセッシングアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
連絡先モジュール137は、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、任意選択的に、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶された)アドレス帳又は連絡先リストを管理するために使用される。連絡先モジュール137による管理には、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始かつ/又は促進すること、などが含まれる。
前述したように、無線通信は、任意選択的に、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。電話モジュール138は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、任意選択的に、電話番号に対応する文字シーケンスの入力、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号へのアクセス、入力された電話番号の修正、それぞれの電話番号のダイヤル、通話の実行、及び通話終了時の接続切断又は通話停止のために使用される。
テレビ会議モジュール139は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、電話モジュール138、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、及び光センサ164と連携して、ユーザの指示に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始、実行、及び終了する実行可能な命令を含む。
電子メールクライアントモジュール140は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、ユーザの指示に応じて電子メールを作成、送信、受信、及び管理する実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又は動画画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
本明細書では、「インスタントメッセージング」とは、電話通信ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)と、インターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)との両方を指す。インスタントメッセージングモジュール141は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、インスタントメッセージに対応する文字シーケンスを入力し、以前に入力された文字を修正し、(例えば、電話通信ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用する、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのSIMPLE、XMPP、若しくはIMPSを使用する)それぞれのインスタントメッセージを送信し、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを閲覧する実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、送信される及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるようなグラフィック、写真、オーディオファイル、動画ファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。
トレーニングサポートモジュール142は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、ディスプレイコントローラ156、及び音楽プレーヤモジュールと連携して、(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー燃焼の目標を有する)トレーニングを作成し、トレーニング用の音楽を選択して再生し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングを監視するために使用されるセンサを較正し、トレーニングデータを表示、記憶、及び送信する実行可能な命令を含む。
カメラモジュール143は、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、画像管理モジュール144、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、及び光センサコントローラ158と連携して、静止画像若しくは(ビデオストリームを含む)ビデオをキャプチャしてメモリ102内に記憶し、静止画像若しくはビデオの特性を修正し、又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する実行可能な命令を含む。
画像管理モジュール144は、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、ディスプレイコントローラ156、及びカメラモジュール143と連携して、静止画像及び/若しくはビデオ画像を構成し、ラベル付けし、削除し、修正(例えば、編集)し、又は他の方法で操作し、(例えば、デジタルスライドショー若しくはアルバムで)提示し、記憶する実行可能な命令を含む。
ブラウザモジュール147は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、ウェブページ又はその一部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルを検索し、リンクし、受信し、表示することを含む、ユーザの指示に従ってインターネットをブラウズする実行可能な命令を含む。
カレンダーモジュール148は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、ディスプレイコントローラ156、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザの指示に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダー項目、to-doリストなど)を作成、表示、修正、及び記憶する実行可能な命令を含む。
ウィジェットモジュール149は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、目覚まし時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されたミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。
ウィジェットクリエータモジュール150は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、ディスプレイコントローラ156、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットにする)ために、ユーザによって使用される。
検索モジュール151は、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びディスプレイコントローラ156と連携して、ユーザの指示に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語)と一致するメモリ102内のテキスト、サウンド、音楽、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能な命令を含む。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、MP3プレーヤの機能を含む。動画及び音楽プレーヤモジュール152は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びに動画を(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能な命令を含む。
メモモジュール153は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの指示に従ってto-doリスト、メモなどを作成及び管理する実行可能な命令を含む。
地図モジュール154は、RF回路108、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、ブラウザモジュール147、及びディスプレイコントローラ156と連携して、任意選択的に、ユーザの指示に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転の道順、特定の位置又はその付近の店舗及び他の対象とする地点に関するデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信、表示、修正、及び記憶するために使用される。
オンラインビデオモジュール155は、タッチスクリーン112、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、ブラウザモジュール147、及びディスプレイコントローラ156と連携して、ユーザが特定のオンラインビデオを受信し、アクセスし、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによって)ブラウズし、(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上に)再生し、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、H.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオを他の方法で管理することを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
上記で特定したモジュール及びアプリケーションはそれぞれ、前述した1つ以上の機能及び本出願に記載した方法(例えば、本明細書に記載したコンピュータにより実装される方法及び他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令のセットに対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、様々な実施形態において、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされ、又は別の方法で再構成される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。例えば、動画プレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わされて、単一のモジュール(例えば、図1Aの動画及び音楽プレーヤモジュール152)にされる。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力コントロールデバイスである。そのような他の実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、それぞれのアプリケーション136-1(例えば、上述のアプリケーション137~151、155、380~390のいずれか)及びイベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)を含む。
イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。イベントソータ170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中であるときにタッチ感知ディスプレイ112に表示される現在のアプリケーションビューを示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用される再開情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、タッチ感知ディスプレイ112でのマルチタッチジェスチャの一部としてのユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る、かつ/又は所定の持続時間を超える入力の受信)があるときのみイベント情報を送信する。他の実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。
いくつかの実施形態では、イベントソータ170はまた、アクティブイベント認識部判定モジュール173及び/又はヒットビュー判定モジュール172を含む。
ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示しているときに、サブイベントが1つ以上のビュー内のどこで起きたかを判定するソフトウェア手順を提供する。
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。いくつかの実施形態では、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。したがって、タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。
アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンスにおける第1のサブイベント)が発生する最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、通常、ヒットビューとして特定されたタッチ又は入力ソースと同じタッチ又は入力ソースに関係する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部182によって取得されるイベント情報をイベントキューに記憶する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分であり、又は独立型のモジュールである。
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理するための命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、任意選択的に、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上が、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。
それぞれのイベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。
イベント受信部182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント比較部184は、イベント情報を、定義済みのイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、既定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント(187)内のサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチの取り消し、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上のタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112にわたるタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント1(187-1)の定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階に対する第1のリフトオフ(タッチ終了)、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階に対する第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112に3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビュー内で、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。いくつかの実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の伝送を遅らせる遅延アクションも含む。
それぞれのイベント認識部180が、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判定した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント失敗、イベント不可能、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。アクティブに関与しているビュー又は一連のサブイベントに関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又は動画プレーヤモジュールで使用される動画ファイルを記憶する。
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、それらの全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、口頭命令、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、ペンスタイラス入力、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、デバイスの移動、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。本実施形態、並びに以下で説明される他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺では描かれていない)を使用して、グラフィック上でジェスチャを実施することによって、それらのグラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能となる。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、デバイス100と接触した指の、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、ローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択的に含む。一部の実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
デバイス100は、任意選択的に、「ホーム」ボタン又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンをまた含む。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。前述したように、メニューボタン204は、任意選択的にデバイス100上で実行される1組のアプリケーション内の任意のアプリケーション136にナビゲートするために、任意選択的に使用される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフにしてデバイスをロックするプッシュボタン206、音量調整ボタン208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167もまた含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替の実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を介して、いくつかの機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力もまた受け入れる。
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。デバイス300は、通常、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続する1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を含む入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、通常、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330はまた、任意選択的に、キーボード及び/又はマウス(若しくは他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355と、デバイス300上に触知出力を生成する(例えば、図1Aを参照して前述した触知出力生成器167に類似している)触知出力生成器357と、センサ359(例えば、光、加速度、近接、タッチ感知、及び/又は図1Aを参照して前述した、接触強度センサ165に類似している接触強度センサ)とを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102内に記憶されているプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似したプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、任意選択的に、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するのに対して、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
図3の上記で特定した要素はそれぞれ、任意選択的に、前述したメモリデバイスのうちの1つ以上の中に記憶される。上記で特定したモジュールはそれぞれ、前述した機能を実行する命令セットに対応する。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。上記で特定したモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に組み合わされ、又は他の方法で再構成される。
次に、任意選択的に、例えばポータブル多機能デバイス100に実装されるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
図4Aは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
● セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)用の信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
● 時刻404、
● Bluetoothインジケータ405、
● バッテリ状態インジケータ406、
● 以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408
○ 不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、電話モジュール138のアイコン416、
○ 未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○ ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422、
○ ブラウザモジュール147のアイコン420、
● 以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○ IMモジュール141のアイコン424、
○ トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○ カメラモジュール143のアイコン430、
○ 画像管理モジュール144のアイコン428、
○ カレンダーモジュール148のアイコン426、
○ 気象ウィジェット149-1のアイコン438、
○ 株式ウィジェット149-2のアイコン434、
○ アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○ メモモジュール153のアイコン444、
○ 地図モジュール154のアイコン436、
○ オンラインビデオモジュール155のアイコン432、
○ デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、任意選択的に、デバイス300のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器357、及び/又はタッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)を含む。
以下の例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112(タッチ感知面及びディスプレイが組み合わされている)上の入力を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)で、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の1次軸(例えば、図4Bの453)に対応する1次軸(例えば、図4Bの452)を有する。このようにして、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されるユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにこれらの移動)は、タッチ感知面がディスプレイとは別個であるとき、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
加えて、以下の例は、主に指入力(例えば、指接触、指タップジェスチャ、指スワイプジェスチャ)を参照して与えられる一方、いくつかの実施形態では、指入力のうちの1つ以上が別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスベースの入力又はスタイラス入力)に置き換えられることを理解されたい。例えば、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置上に位置する間は、(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)マウスクリックによって置き換えられる。別の例として、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに、)マウスクリックであって、その後に(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動を伴うマウスクリックによって置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A~図4B)に関して説明された特徴のうちのいくつか又は全てを含むことができる。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以下ではタッチスクリーン504、を有する。あるいは、又はタッチスクリーン504に加えて、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及び300と同様に、いくつかの実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出する1つ以上の強度センサを含む。タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチ(複数)に、その強度に基づいて応答することができ、これは、異なる強度のタッチが、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び508を有する。物理的入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。入力機構506及び508は、含まれる場合、物理的であり得る。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。これらのアタッチメント機構は、ユーザがデバイス500を着用することを可能にする。そのようなアタッチメント機構は、含まれる場合、例えば帽子、眼鏡類、イアリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計のバンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどにデバイス500を取り付けることを可能にすることができる。
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、図1A、図1B、及び図3に関して説明した構成要素のうちのいくつか又は全てを含むことができる。デバイス500は、入力機構506及び/又は508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば回転可能入力デバイス又は押下可能及び回転可能入力デバイスである。いくつかの実施例では、入力機構508は、任意選択的にボタンである。デバイス500は、I/Oセクション514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/Oセクション514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に強度センサ524(例えば、接触強度センサ)とを有することができる。加えて、I/Oセクション514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー、及び/又は他の無線通信技術を使用してアプリケーション及びオペレーティングシステムデータを受信する通信ユニット530と接続することができる。
パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はそれらの組み合わせなどの様々なセンサを含み、それらは全て、I/Oセクション514に動作可能に接続することができる。いくつかの実施例では、入力機構508は、任意選択的にマイクロフォンである。
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700、900、1100、1300、及び1400(図7、図9、図11、図13、及び図14)を含む後述の技術を実行させることができる。いくつかの実施例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、それらに限定されるものではないが、磁気、光学、及び/又は半導体記憶装置を含むことができる。そのような記憶装置の例としては、磁気ディスク、CD、DVD、又はBlu-ray技術に基づく光学ディスク、並びにフラッシュ、ソリッドステートドライブなどの常駐ソリッドステートメモリなどが挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって、又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して、使用されるコンピュータ実行可能命令を、有形に含み又は記憶することができる任意の媒体であり得る。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の又は追加の構成要素を複数の構成で含むことができる。
本明細書で使用される「アフォーダンス」という用語は、任意選択的に、デバイス100、300、及び/又は500(図1A、図3、及び図5A~図5B)のディスプレイスクリーンに表示されるユーザ対話グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、ボタン、画像(例えば、アイコン)、及びテキスト(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルが「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってカーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上に位置する間に、入力(例えば、押下入力)がタッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355又は図4Bのタッチ感知面451)上で検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素は、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装形態では、(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによって)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に動かされ、これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接対話を可能にするタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は図4Aのタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上の検出された接触が「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置で入力(例えば、接触による押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。フォーカスセレクタがとる具体的な形態にかかわらず、フォーカスセレクタは、一般に、ユーザが意図するユーザインタフェースとの対話について(例えば、ユーザがそれを通じて対話することを意図しているユーザインタフェース要素をデバイスに示すことによって)伝えるためにユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、対応のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その対応のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する所定の時間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均(average)値、接触の強度の平均(mean)値、接触の強度の上位10パーセンタイル値、接触の強度の最大の2分の1の値、接触の強度の最大の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づく。一部の実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この例では、第1の閾値を超えない特性強度を有する接触は第1の動作をもたらし、第1の強度閾値を上回るが第2の強度閾値を超えない特性強度を有する接触は第2の動作をもたらし、第2の閾値を超える特性強度を有する接触は第3の動作をもたらす。一部の実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較は、第1の動作を実行するべきか、それとも第2の動作を実行するべきかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するべきか否か(例えば、それぞれの動作を実行するべきか、それともそれぞれの動作を実行するのを見送るべきか)を判定するために使用される。
図5Cは、複数の強度センサ524A~524Dによってタッチ感知ディスプレイスクリーン504上で複数の接触552A~552Eを検出することを示している。図5Cは、追加として、強度単位に対する強度センサ524A~524Dの現在の強度測定値を示す強度ダイアグラムを含む。この例では、強度センサ524A及び524Dの強度測定値はそれぞれ9強度単位であり、強度センサ524B及び524Cの強度測定値はそれぞれ7強度単位である。いくつかの実装形態では、集約強度は、複数の強度センサ524A~524Dの強度測定値の和であり、この例では32強度単位である。いくつかの実施形態では、各接触に、集約強度の一部分であるそれぞれの強度が割り当てられる。図5Dは、力の中心554からの距離に基づいて、集約強度を接触552A~552Eに割り当てることを示している。より一般的には、一部の実装例では、各接触jは、既定の数学関数Ij=A・(Dj/ΣDi)に従って、集約強度Aの一部分である、それぞれの強度Ijが割り当てられ、ここで、Djは、力の中心からそれぞれの接触jまでの距離であり、ΣDiは、力の中心から全てのそれぞれ接触(例えば、i=1から最後まで)までの距離の和である。この例では、接触552A、552B、及び552Eのそれぞれに、集約強度の8強度単位の接触の強度が割り当てられ、接触552C及び552Dのそれぞれに、集約強度の4強度単位の接触の強度が割り当てられる。図5C~図5Dを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似若しくは同一の電子デバイスを使用して行うことができる。いくつかの実施形態では、強度センサは、単一の特性強度(例えば、単一の接触の単一の特性強度)を判定するために使用される。いくつかの実施形態では、接触の特性強度は、接触の1つ以上の強度に基づいている。強度ダイアグラムは、表示されたユーザインタフェースの一部ではなく、読み手の助けになるように図5C~図5Dに含まれていることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、任意選択的に、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムがスワイプ接触の強度に適用される。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、三角平滑化アルゴリズム、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的のために、スワイプ接触強度の幅の狭いスパイク又は下落を排除する。一部の実施形態では、特性強度を判定する目的のために、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、任意選択的に、開始位置から遷移して終了位置に到達し、その位置で接触の強度が増大している、連続するスワイプ接触を受信する。この例では、終了位置での接触の特性強度は、任意選択的に、スワイプ接触全体ではなく、連続するスワイプ接触の一部分のみ(例えば、スワイプ接触のうち終了位置の部分のみ)に基づいている。
タッチ感知面上の接触の強度は、任意選択的に、接触検出強度閾値、軽い押下強度閾値、深い押下強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けられる。一部の実施形態では、深い押下強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作とは異なる動作をデバイスが実行する強度に相当する。一部の実施形態では、軽い押下強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押下強度閾値を下回る(例えば、かつそれを下回ると接触が検出されなくなる公称接触検出強度閾値を上回る)特性強度を有する接触が検出されたとき、デバイスは、タッチ感知面上の接触の移動に従い、軽い押下強度閾値又は深い押下強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、フォーカスセレクタを動かす。一般に、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェースの値の様々なセットの間で一貫している。
深い押下強度閾値を下回る強度から、深い押下強度閾値を上回る強度への、接触の特性強度の増大は、「深い押下」の入力と呼ばれることがある。軽い押下強度閾値を下回る強度から、軽い押下強度閾値と深い押下強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、「軽い押下」の入力と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への、接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押下強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロである。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロより大きい。
本明細書に記載するいくつかの実施形態では、それぞれの押下入力を含むジェスチャを検出したことに応じて、又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)によって実行されたそれぞれの押下入力を検出したことに応じて、1つ以上の動作が実行され、それぞれの押下入力は、押下入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続く押下入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大(例えば、それぞれの押下入力の「ダウンストローク」)を検出したことに応じて実行される。
図5E~5Hは、図5Eの軽い押下強度閾値(例えば、「ITL」)を下回る強度から、図5Hの深い押下強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度への、接触562の強度の増大に対応する押下入力を含むジェスチャの検出を示す。接触562によって実行されるジェスチャは、タッチ感知面560上で検出され、既定の領域574内に表示されたアプリケーションアイコン572A~572Dを含む表示されたユーザインタフェース570上では、アプリ2に対応するアプリケーションアイコン572Bの上にカーソル576が表示される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、タッチ感知ディスプレイ504上に検出される。強度センサは、タッチ感知面560上の接触の強度を検出する。接触562は、タッチ感知面560上で維持される。デバイスは、接触562の強度が深い押下強度閾値(例えば、「ITD」)を上回ってピークに達したと判定する。いくつかの実施形態では、1つ以上の強度閾値と比較されるこの強度は、接触の特性強度である。ジェスチャの検出に応じて、ジェスチャ中に深い押下強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度を有する接触562に従って、図5F~5Hに示すように、アプリ2に対して最近開いた文書の縮尺が低減された表現578A~578C(例えば、サムネイル)が表示される。接触562に対する強度ダイアグラムは、表示されたユーザインタフェースの一部ではなく、読み手の助けになるように図5E~5Hに含まれていることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、表現578A~578Cの表示は、アニメーションを含む。例えば、図5Fに示すように、表現578Aが、アプリケーションアイコン572Bに近接して最初に表示される。表現578A~578Cは、アイコン572Bの上にアレイを形成する。アニメーションが進むにつれて、図5Gに示すように、表現578Aは上方へ動き、表現578Bが、アプリケーションアイコン572Bに近接して表示される。次いで、図5Hに示すように、表現578Aが上方へ動き、表現578Bが表現578Aに向かって上方へ動き、表現578Cが、アプリケーションアイコン572Bに近接して表示される。いくつかの実施形態では、アニメーションは、図5F~5Gに示すように、接触562の強度に従って進行し、接触562の強度が深い押下強度閾値(例えば、「ITD」)に向かって増大するにつれて、表現578A~578Cが現れ、上方へ動く。いくつかの実施形態では、アニメーションの進行が基づいている強度は、接触の特性強度である。図5E~5Hを参照して説明する動作は、デバイス100、300、又は500に類似若しくは同一の電子デバイスを使用して実行することができる。
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押下入力強度閾値との既定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値よりもX強度単位低い、又はヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値の75%、90%、若しくはなんらかの妥当な割合である)。いくつかの実施形態では、押下入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押下入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、その後のヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出するときにのみ検出され、それぞれの動作は、押下入力(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大又は接触の強度の減少)を検出したことに応じて実行される。いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続くヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。
説明を容易にするために、押下入力強度閾値に関連付けられた押下入力、又は押下入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、任意選択的に、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押下入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押下入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかを検出したことに応じてトリガされる。更に、押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行されるように動作が記載される例では、動作は、任意選択的に、押下入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス500は、1つ以上の触知出力生成器を含み、1つ以上の触知出力生成器は、以下の表1に記載されるように、異なるタイプの触知出力シーケンスを生成する。様々に異なる触知出力パターンを有する触知出力がデバイスによって生成されると(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)、触知出力は、ユーザがデバイスを保持又はタッチする際に様々に異なる触覚感覚を引き起こし得る。ユーザの感覚は、触知出力のユーザの知覚に基づいているが、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成される触知出力の波形、周波数、及び振幅の変化を識別することが可能である。いくつかの実施形態では、デバイスの1つ以上の触知出力生成器によって生成される特定のタイプの触知出力シーケンスは、特定の触知出力パターンに対応する。例えば、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の移動波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の持続時間などの触知出力の特性を指定する。
より具体的には、図5I~図5Kは、上述したもの並びに本明細書で論じるユーザインタフェース及び方法に関して記載したものなどの、様々なシナリオ及び様々な目的に好適な触覚フィードバックを生成するために、個々に又は組み合わせてのいずれかで、そのままで又は1つ以上の変換(例えば、変調、増幅、打切りなど)を介してのいずれかで、使用してもよいサンプル触知出力パターンのセットを提供する。これらの図に示す触知出力パターンに加えて、これらの触知出力パターンのそれぞれは、任意選択的に、例えば図5L~図5Nに1.0、0.75、0.5、及び0.25のゲインを有する変形形態によってそれぞれ示すフルタップ(FullTap)80Hz、フルタップ200Hz、ミニタップ(MiniTap)80Hz、ミニタップ200Hz、マイクロタップ(MicroTap)80Hz、及びマイクロタップ200Hzに対して示すように、触知出力パターンに対するゲイン値を変化させることによって、振幅が調整される。触知出力のパレットのこの例は、触知出力パターンのアレイを作成するために、3つの波形及び8つの周波数のセットをどのように使用することができるかを示す。図5L~図5Nに示すように、触知出力パターンのゲインを変化させることにより、パターンの周波数又は波形の形状を変化させることなく、パターンの振幅が変化する。いくつかの実施形態では、触知出力パターンの周波数を変化させることによっても、振幅がより低くなる。これは、いくつかの触知出力生成器では、可動質量に印加できる力に制限があるためである。したがって、波形を生成するために必要とされる加速が、触知出力生成器の動作力の範囲外の力を必要としないことを確実とするため、より高い周波数での質量の移動は、より低い振幅に抑制される(例えば、230Hz、270Hz、及び300Hzにおけるフルタップのピーク振幅は、80Hz、100Hz、125Nz、及び200Hzにおけるフルタップの振幅より低い)。
図5I~図5Nは、特定の波形を有する触知出力パターンを示す。触知出力パターンの波形は、中立位置(例えば、Xzero)に対する物理的変位、対、可動質量がその触知出力パターンで触知出力を生成するまでに経過する時間のパターンを表す。図5I~図5Nに示す例示的な波形は、可動質量の移動の最大限度及び最小限度を表すXmin値及びXmax値を含む。より大きな可動質量を有するより大きな電子デバイスの場合、質量の移動のより大きい、又はより小さい最小限度及び最大限度を有し得る。図5I~図5Nに示す例は、1次元における質量の移動を説明しているが、同様の原理は2次元又は3次元における可動質量の移動にも適用されるであろう。例えば、図5Iに示す第1の組の触知出力パターン(例えば、「フルタップ」の触知出力パターン)はそれぞれ、2つの完全なサイクルを有する振動(例えば、中立位置で開始かつ終了し、中立位置を3回交差する振動)を含む波形を有する。図5Jに示す第2の組の触知出力パターン(例えば、「ミニタップ」の触知出力パターン)はそれぞれ、1つの完全なサイクルを含む振動(例えば、中立位置で開始かつ終了し、中立位置を1回交差する振動)を含む波形を有する。図5Kに示す第3の組の触知出力パターン(例えば、「マイクロタップ」の触知出力パターン)はそれぞれ、完全なサイクルの2分の1を含む振動(例えば、中立位置で開始かつ終了し、中立位置を交差しない振動)を含む波形を有する。触知出力パターンの波形はまた、触知出力の開始時及び終了時の可動質量の漸進的な加速及び減速を表す開始バッファ及び終了バッファを含む。
図5I~図5Kに示すように、各触知出力パターンはまた、その特性周波数を有する触知出力からユーザが感じる触覚の「ピッチ」に影響を及ぼす対応する特性周波数を有する。離散触知出力の場合、(例えば、0.5、1、又は2回のサイクルを有する)個別の出力信号が生成され、特性周波数の値は、その特性周波数を有する触知出力を生成するために可動質量がどれだけ速く動く必要があるかを指定する。連続触知出力の場合、特性周波数は、触知出力生成器の可動質量によって所与の期間内に完了されるサイクルの数(例えば、1秒当たりのサイクル)を表す。図5I~図5Nに示すように、(例えば、フルタップ、ミニタップ、又はマイクロタップなどの、それぞれの波形によって画定される)各タイプの触知出力に対して、より高い周波数値は、可動質量のより速い移動(単数又は複数)、及び、したがって一般に、触知出力を完了させるためのより短い時間(例えば、離散触知出力に対して必要とされるサイクル数(単数又は複数)を完成させる時間と、開始及び終了バッファ時間との和を含む)に対応する。例えば、80Hzの特性周波数を有するフルタップは、100Hzの特性周波数を有するフルタップより、完了させるのに長くかかる(例えば、図5Iの35.4ms対28.3ms)。加えて、所与の周波数に対して、それぞれの周波数においてその波形内により多くのサイクルを有する触知出力は、同じそれぞれの周波数においてその波形内により少ないサイクルを有する触知出力より、完了させるのに長くかかる。例えば、150Hzにおけるフルタップは、150Hzにおけるミニタップより、完了させるのに長くかかり(例えば、19.4msと12.8ms)、150Hzにおけるミニタップは、150Hzにおけるマイクロタップより、完了させるのに長くかかる(例えば、12.8msと9.4ms)。しかし、異なる周波数の触知出力パターンでは、この規則性が当てはまらないことがある(例えば、より多くのサイクルを有するが周波数がより高い触知出力は、より少ないサイクルを有するが周波数がより低い触知出力よりも完了させる時間が短いことがあり、その逆もまた同様である)。例えば、300Hzにおいて、フルタップは、ミニタップと同じだけ長くかかる(例えば、9.9ms)。
図5I~図5Kに示すように、触知出力パターンはまた、特性振幅を有し、特性振幅は、触知信号内に含まれるエネルギー量、又はその特性振幅を有する触知出力によってユーザが感じ得る触覚の「強度」に影響を及ぼす。いくつかの実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、例えば、固定された又は(例えば、ユーザインタフェースのコンテキスト及び挙動に基づいてカスタマイズされる)様々な状態に従って動的に決定されるゲイン係数(例えば、0~1の値)、並びに/又は事前設定されたメトリック(例えば、入力ベースのメトリック、及び/若しくはユーザインタフェースベースのメトリック)によって、調整可能である。いくつかの実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、触知出力を生成するときの中立位置からの可動質量の最大変位を表す絶対値又は正規化値を指す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースベースのメトリック(例えば、境界横断速度メトリック)は、触知出力の生成をトリガするユーザインタフェースの変化中のユーザインタフェース要素の特性(例えば、ユーザインタフェース内の隠された又は可視の境界を越える要素の動きの速度)を示す。いくつかの実施形態では、入力ベースのメトリック(例えば、強度変化メトリック又は入力速度メトリック)は、触知出力の生成をトリガする入力中の入力の特性(例えば、押下入力における接触の特性強度の変化の速度、又はタッチ感知面にわたる接触の移動速度)を評価する。一部の実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は「包絡線」によって変調されてもよく、隣接するサイクルのピークは異なる振幅を有してもよく、上記の波形のうちの1つは、経時的に(例えば、0~1まで)変化する包絡線パラメータ乗算によって更に変調され、触知出力が生成されている間に経時的に触知出力の一部の振幅が徐々に調整される。
図5I~図5Kには、例示を目的として、サンプル触知出力パターンにおける特有の振幅、周波数、及び波形が表されているが、類似の目的で、他の振幅、周波数、及び波形を有する触知出力パターンを使用してもよい。また、60Hz~400Hzの範囲の他の周波数も用いることができる。例えば、0.5~4回のサイクルを有する波形を使用することができる。以下の表1は、触知出力/触覚フィードバック挙動及び構成の代表的な例、並びに本明細書で例示及び説明されるコンテンツベースの触知出力を管理するためのユーザインタフェースに関するそれらの使用例を提供する。
いくつかの実施形態では、ダウンロードされたアプリケーションは、ダウンロードされたパッケージからプログラム部分を抽出し、抽出された部分をコンピュータシステムのオペレーティングシステムと統合するインストールプログラムによって、インストール済みアプリケーションになる。本明細書では、「インストール済みアプリケーション」は、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び/又は500)上へダウンロードされ、デバイス上で起動する準備ができた(例えば、開かれた)ソフトウェアアプリケーションを指す。
本明細書で使用するとき、「実行中のアプリケーション」又は「開いているアプリケーション」という用語は、(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部として)保持された状態情報を有するソフトウェアアプリケーションを指す。開いている又は実行中のアプリケーションは、任意選択的に、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
● アプリケーションが使用されているデバイスのディスプレイスクリーンに現在表示されているアクティブなアプリケーション、
● 稼働していないが、(揮発性及び不揮発性それぞれの)メモリに記憶されており、かつアプリケーションの実行を再開するために使用することができる、状態情報を有する、中断又は休止状態のアプリケーション、及び
● 現時点で表示されていないが、そのアプリケーションに関する1つ以上のプロセスが1つ以上のプロセッサによって処理されている、バックグラウンドアプリケーション(又はバックグラウンドプロセス)。
概して、第1のアプリケーション中に第2のアプリケーションを開いても、第1のアプリケーションは閉じない。第2のアプリケーションが表示されており、かつ第1のアプリケーションが表示を終了されたとき、第1のアプリケーションは背景アプリケーションになる。本明細書では、「閉じているアプリケーション」という用語は、保持された状態情報を有していないソフトウェアアプリケーションを指す(例えば、閉じているアプリケーションに対する状態情報は、デバイスのメモリ内に記憶されていない)。したがって、アプリケーションを閉じることは、アプリケーションに対するアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去し、アプリケーションに対する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。
次に、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイス上で実施されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
ユーザインタフェース及び関連するプロセス
リモートロケータオブジェクトを初期化する
ユーザは、多くの異なる方法で電子デバイスと対話する。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトなどのオブジェクトの位置を追跡することができる。いくつかの実施形態では、位置追跡機能をサポートするリモートロケータオブジェクトは、位置追跡機能をサポートしないアイテムに取り付けることができる。以下に説明する実施形態は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトを初期化し、それによって電子デバイスとのユーザの対話を強化する方法を提供する。デバイスとの双方向作用を強化することにより、動作を実行するためにユーザが必要な時間の量を低減し、したがって、デバイスの電力使用量を低減してバッテリ駆動デバイスに対して電池寿命を増大する。人々がデバイスを使用することが理解される。人がデバイスを使用するとき、その人は、任意選択的にそのデバイスのユーザと呼ばれる。
図6A~図6Tは、本開示のいくつかの実施形態に従った、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトを初期化する例示的な方法を示す。これらの図中の実施形態は、図7A~図7Dを参照して説明するプロセスを含む、以下に説明するプロセスを例示するために使用される。
図6A~図6Tは、リモートロケータオブジェクトを初期化する電子デバイス500を示す。図6Aは、タッチスクリーン504を含む例示的なデバイス500を示す。図6Aに示すように、電子デバイス500は、ホーム画面ユーザインタフェース610を提示する。いくつかの実施形態では、ホーム画面ユーザインタフェース610は、アプリケーション起動ユーザインタフェースである。例えば、ホーム画面ユーザインタフェース610は、選択されると、電子デバイス500にアプリケーションを起動又は他の方法で提示させる、複数の選択可能なオプション(例えば、アイコン424、426、416、432、434、436、440、446、450、及び452)を含む。いくつかの実施形態では、ホーム画面ユーザインタフェース610は、複数のページ又はタブを含み、電子デバイス500上にインストールされた全ての起動可能なアプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、ホーム画面ユーザインタフェース610は、電子デバイス500上にインストールされ起動可能なアプリケーションのサブセットを含む。
図6Aはまた、初期化されていない状態にある例示的なリモートロケータオブジェクト600を示す。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、バッテリと、1つ以上の無線アンテナと、別の物理オブジェクト(例えば、財布、ハンドバック、バックパック、スーツケース、自動車、キーのセットなど)に関連付けられたときに、デバイスが専用リモートロケータオブジェクトとして機能することを可能にする、低電力プロセッサと、を備えるデバイスである。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、又はウォッチなどの、位置追跡機能を有する多目的デバイスである。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、位置データを電子デバイスに送信することができる。例えば、リモートロケータオブジェクト600は、任意選択的に、GPSロケータを含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、位置追跡機能を含まず、位置データを受信するために他の電子デバイス(例えば、デバイス500など)に依存する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、(例えば、Bluetooth、RF、IR、NFCなどを介して)電子デバイス500などの他の電子デバイスと無線通信することができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、初期化されていない状態及び初期化状態を有する。例えば、リモートロケータオブジェクトが最初に製造されたとき、リモートロケータオブジェクトは、初期化されていない状態にある。初期化されていない状態では、リモートロケータオブジェクトは、ラベルを割り当てられておらず、又は任意の特定のユーザ若しくはユーザアカウントに関連付けられていない。初期化状態では、リモートロケータオブジェクトは、ラベルを割り当てられ、かつ/又はそれぞれのユーザ若しくはユーザアカウントに関連付けられている。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを初期化することは、初期化データをリモートロケータオブジェクトに転送し、そのデータをリモートロケータオブジェクト上に記憶することを含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、初期化データを記憶せず、代わりに、電子デバイス(例えば、デバイス500など)又はサーバは、初期化データを記憶し、そのデータをリモートロケータオブジェクトの一意の識別子(例えば、シリアル番号など)と関連付ける。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600がデバイス500の閾値距離(例えば、1インチ、2インチ、5インチなど)内に配置されると、リモートロケータオブジェクト600は、図6Bに示すように、電子デバイス500とペアリングし、又はより一般的には、電子デバイス500と通信する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600を電子デバイス500とペアリングすることは、リモートロケータオブジェクト600と電子デバイス500との間にNFC通信リンクを確立することを含む。いくつかの実施形態では、電子デバイス500は、リモートロケータオブジェクト600から識別情報(例えば、リモートロケータオブジェクトのシリアル番号など)を受信する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、電子デバイス500の位置追跡機能を使用して、リモートロケータオブジェクト600の内部位置情報を更新する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、その位置情報をサーバにアップロードすることができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、無線通信リンク(例えば、Bluetooth、WiFiなど)を介して、その位置データをサーバにアップロードすることができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、リモートロケータオブジェクト600が電子デバイスと以前にペアリングされていなくても(例えば、リモートロケータオブジェクト600が初期化されていない状態にある間に、又はリモートロケータオブジェクト600が初期化状態にあるが、それぞれの電子デバイスとペアリングされていない間に)、電子デバイス(例えば、デバイス500など)と通信して、位置データをアップロードすることができる。
いくつかの実施形態では、電子デバイス500に隣接してリモートロケータオブジェクト600を配置したことに応じて、電子デバイス500は、図6Cに示すように、ユーザインタフェース620を表示して、ペアリング(例えば、初期化)プロセスを完了する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース620は、ペアリングが開始される前にデバイス500上に表示されていたユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース610)の上に重ね合わされるオーバーレイである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース620は、リモートロケータオブジェクト600の表現622を含む。いくつかの実施形態では、表現622は、リモートロケータオブジェクト600のアイコンである。いくつかの実施形態では、表現622は、リモートロケータオブジェクト600の3次元モデル及び/又は相互作用可能なモデルである。例えば、いくつかの実施形態では、表現622上のユーザ入力は、任意選択的に、ユーザ入力に従って表現622をスピン又は回転させる。いくつかの実施形態では、表現622は、ひとりでに(例えば、ユーザ関与なしに)スピン、回転、又は別の方法でアニメーション化する。例えば、図6D~図6Eは、ユーザ入力なしに回転する表現622を示す。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース620は、選択可能なオプション624(例えば、ボタン、アフォーダンスなど)を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション624の選択により、リモートロケータオブジェクト600を初期化(例えば、設定など)し、かつ電子デバイス500及び/又はデバイス500に関連付けられたユーザアカウントとリモートロケータオブジェクト600をペアリングする、プロセスを開始する。図6Eでは、ユーザ入力603は、リモートロケータオブジェクト600を初期化し、かつ電子デバイス500にリモートロケータオブジェクト600を接続(例えば、ペアリング)する、ユーザの要求を示す選択可能なオプション624を選択して受信される。ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図6Fに示すように、ユーザインタフェース630を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース630は、リモートロケータオブジェクト600のラベル(例えば、名前又は他の識別子)を選択するためのユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース630は、ユーザがオブジェクト600のラベルとして選択することができる1つ以上の既定のラベル(例えば、「バッグ」、「バックパック」、「キー」)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の既定のラベルは、オプションのリスト632として提供される。いくつかの実施形態では、リスト632は、より多くの既定のラベルを明らかにするようにスクロール可能である。いくつかの実施形態では、リスト632は、中心のアイテムが最大であり、かつアイテムのサイズが中心からの距離に基づいて減少するように、ローロデックススタイルで表示される。一部のアイテムでは、中心のアイテムは、ボックス634によって示されるように、現在選択されているアイテムである。
いくつかの実施形態では、リスト632は、カスタムラベルを提供するためのカスタムオプション(例えば、「その他」)を含む。図6F~図6Hは、カスタムオプションにナビゲートして選択する1つ以上のユーザ入力のシーケンスを示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイスは、図6Iなどの仮想キーボード638を表示する。いくつかの実施形態では、「その他」オプションは、テキスト入力フィールド634になる。いくつかの実施形態では、ユーザは、仮想キーボード638を使用して、カスタム識別子をテキストフィールド634に入力することができる。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース636は、リモートロケータオブジェクト600に使用されるラベルを確認する選択可能なオプション636を含む。 いくつかの実施形態では、ユーザがリモートロケータオブジェクト600のラベルを確認した後に、デバイス500は、図6Jに示すように、ユーザインタフェース640を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース640は、ペアリングプロセスが進行中であることを示す接続進行スプラッシュユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース640は、リモートロケータオブジェクト600の表現622を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース640は、選択された識別子をユーザの名前(例えば、リモートロケータオブジェクト600がJohnのキーである、又はそれに取り付けられるように、「Johnのキー」)で表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600へのペアリングは、リモートロケータオブジェクト600に固有の電子デバイス500上(例えば、及び/又はクラウドサーバ上)のプロファイルを作成することを含む。
いくつかの実施形態では、ペアリングの進行が正常に完了し、かつリモートロケータオブジェクト600が初期化された後に、デバイス500は、図6Kに示すように、ユーザインタフェース650を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、ユーザインタフェース650上に表示されているリモートロケータオブジェクトを示すラベル652(例えば、リモートロケータオブジェクト600、「Johnのキー」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、リモートロケータオブジェクト600の位置状態を示すラベル654を含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600の位置状態は、「あなたと一緒」ラベルが表示されるように、ユーザから閾値距離(例えば、1フィート、2フィート、3フィートなど)内にあることである。いくつかの実施形態では、ラベル654は、追加的に又は代替的に、いつリモートロケータオブジェクト600の位置が直近に更新されたかのインジケーションを含む。例えば、図6Kに示すように、リモートロケータオブジェクト600の位置データは、「たった今」(例えば、1秒以内、30秒以内、1分以内、2分以内など)更新された。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、地図656を含む。いくつかの実施形態では、地図656は、リモートロケータオブジェクト600の周囲(例えば、半径1マイル、半径2マイル、半径giveマイルなど)の位置の地図を表示する。 いくつかの実施形態では、地図656は、リモートロケータオブジェクト600を表すアイコン658を含む。いくつかの実施形態では、アイコン658は、リモートロケータオブジェクト600の現在位置を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、それぞれの機能を閲覧又はアクティブ化するために選択可能な、リモートロケータオブジェクト600に利用可能な1つ以上の機能を含む。例えば、選択可能なオプション659-1は、リモートロケータオブジェクト600の位置発見機能に対応する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション659-1の選択により、(例えば、方法1300及び1400に関して以下に説明するプロセスと同様に)アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーションでリモートロケータオブジェクト600を発見するためのユーザインタフェースの表示を引き起こす。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション659-2は、リモートロケータオブジェクト600の分離警告機能に対応する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション659-2の選択により、分離警告機能をオン又はオフにトグルする。リモートロケータオブジェクトの分離警告は、方法900に関して以下に更に詳細に説明する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション659-3は、リモートロケータオブジェクト600の信頼できる位置及び/又は人々を選択及び/又は管理するためのユーザインタフェースの表示を引き起こす。リモートロケータオブジェクトの信頼できる位置は、(方法900に関して以下に更に詳細に説明するように)以下で更に詳細に説明する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション659-1~659-3は、選択可能なオプションではなく、むしろ、利用可能な機能をユーザに示す非対話式インジケータである。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、選択可能なオプション657-1を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション657-1の選択により、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーション(例えば、「発見」アプリ)の表示と、リモートロケータオブジェクト600の設定を管理(例えば、閲覧及び編集)するためのアプリケーション内のユーザインタフェースへのナビゲーションと、を引き起こす。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース650は、ユーザインタフェース650を却下し、かつ初期化が開始される前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース610)を表示するために選択可能な、選択可能なオプション657-2を含む。
図6Kでは、ユーザ入力603は、リモートロケータオブジェクト600の設定をカスタマイズする要求に対応する選択可能なオプション657-1を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力603に応じて、電子デバイス500は、図6Lに示すように、ユーザインタフェース660を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーションのユーザインタフェースである(例えば、電子デバイス500は、ユーザ入力603に応じてアプリケーションを起動した)。
図6Lでは、ユーザインタフェース660は、ユーザインタフェース660上に表示されているリモートロケータオブジェクトを示すラベル662(例えば、リモートロケータオブジェクト600、「Johnのキー」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、リモートロケータオブジェクト600の位置状態を示すラベル664を含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600の位置状態は、「あなたと一緒」ラベルが表示されるように、ユーザから閾値距離(例えば、1フィート、2フィート、3フィートなど)内にあることである。いくつかの実施形態では、ラベル664は、追加的に又は代替的に、いつリモートロケータオブジェクト600の位置が直近に更新されたかのインジケーションを含む。例えば、図6Lに示すように、リモートロケータオブジェクト600の位置データは、「たった今」(例えば、1秒以内、30秒以内、1分以内、2分以内など)更新された。いくつかの実施形態では、ラベル664は、リモートロケータオブジェクト600が位置する場所に最も近い位置の説明を含む。例えば、図6Lに示すように、リモートロケータオブジェクト600は、「自宅の近く」であると判定される。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、リモートロケータオブジェクト600に利用可能な機能に対応する選択可能なオプション666-1及び選択可能なオプション666-2を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション666-1の選択により、(例えば、方法1300及び1400に関して以下に説明するプロセスと同様に)リモートロケータオブジェクト600を発見するためのユーザインタフェースの表示を引き起こす。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション666-2の選択により、リモートロケータオブジェクト600に可聴音を発させる。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション666-2は、トグルボタンであり、リモートロケータオブジェクト600は、電子デバイス500が、選択可能なオプション666-2を選択して可聴音を無効化する第2のユーザ入力を受信するまで、可聴音を連続的に発する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション666-2は、トグルボタンではなく、リモートロケータオブジェクト600は、ユーザが選択可能なオプション666-2を選択している限り、可聴音を発する。したがって、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、ユーザが選択可能なオプション666-2を選択している間にだけ、可聴音を発する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、リモートロケータオブジェクト600の通知設定を設定するオプションを含む。いくつかの実施形態では、通知設定は、分離警告に関して通知設定を編集するために選択可能な、選択可能なオプション668を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、リモートロケータオブジェクト600が共有されている人々を追加及び/又は管理するオプションを含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600が現在誰とも共有されていない場合、選択可能なオプション669は、「人々を追加する」を表示する。分離警告及び共有の動作は、図8A~図8Pに関して以下で更に詳細に説明する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、リモートロケータオブジェクト600の名前(例えば、ラベル)を変更する選択可能なオプション667を含む。いくつかの実施形態では、図6Mに示すように(ユーザインタフェースを下にスクロールした後に)、ユーザインタフェース600は、リモートロケータオブジェクト600を紛失したとしてマーキングする選択可能なオプション665を含む。紛失したとしてマーキングされたリモートロケータオブジェクトの特徴の更なる説明は、図10N~図10Rに関して以下で更に詳細に説明する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース660は、ユーザインタフェース660を却下する(例えば、リモートロケータオブジェクト600のオプションを設定することを完了する)選択可能なオプション663を含む。図6Mでは、ユーザ入力603は、選択可能なオプション663を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力603に応じて、電子デバイス500は、図6Nに示すように、ユーザインタフェース660を却下し、ユーザインタフェース670を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース670は、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーション(例えば、「発見」アプリ)のホーム画面である。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース670は、地図672及び追跡されているアイテムのリスト676を含む。いくつかの実施形態では、地図672は、電子デバイス500の現在位置を示すアイコン674-1を含む。いくつかの実施形態では、地図672は、追跡されているアイテムの位置を示すアイコンを含む。例えば、いくつかの実施形態では、地図672は、「配偶者のキー」の位置を示すアイコン674-2を含む。いくつかの実施形態では、地図672は、電子デバイスと一緒(例えば、ユーザと一緒)にあると判定されるアイテムのアイコンを表示しない。いくつかの実施形態では、地図672は、電子デバイスと一緒(例えば、キーなど、ユーザと一緒)にあると判定されるアイテムのアイコンを表示する。
いくつかの実施形態では、リスト676は、位置が追跡されている1つ以上のアイテムを含む。例えば、図6Nでは、リスト676は、アイテム678-1~678-3を含む。実施形態では、各アイテムは、アイテムに対応するアイコン(例えば、又は他の表現)、アイテムのラベル(例えば、キー、配偶者のキー、タブレットなど)、及びアイテムの位置情報(例えば、あなたと一緒、配偶者の職場の近く、自宅)を含む。いくつかの実施形態では、アイテムは、(例えば、より詳細に説明するように)アイテムの通知が無視されているかどうかに関する情報及びアイテムの通知を無視するために残された時間を含む。いくつかの実施形態では、アイテムは、(例えば、より詳細に説明するように)いつ位置情報が最後に更新されたかに関する情報を含む。いくつかの実施形態では、アイテムは、アイテムがユーザからどのくらい遠くにあるか(例えば、1フィート離れている、5マイル離れている、15フィート離れているなど)に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、アイテム678-1~678-4のそれぞれは、(例えば、図6L~図6Mを参照して説明したユーザインタフェースに類似している)それぞれのアイテムに固有のユーザインタフェースを表示するために選択可能である。図6Nでは、リスト676は、ユーザのキーに対応するリスト項目678-1と、ユーザの配偶者のキーに対応するリスト項目678-2と、ユーザのタブレットに対応するリスト項目678-3と、を含む。図6Nに示すように、ユーザインタフェース670は、ユーザのリモートロケータオブジェクト(アイテム678-1)、ユーザと共有されているリモートロケータオブジェクト(例えば、アイテム678-2)、電子デバイス(例えば、アイテム678-3)、及び任意選択的に他の人々(図示せず)、の位置情報を表示する。いくつかの実施形態では、リスト676は、追跡されているより多くのアイテムを表示するためにスクロール可能である、スクロール可能なリストである。いくつかの実施形態では、地図672は、リスト676に表示されたアイテムのみを表示し、リスト676を通してスクロールすることにより、地図672の更新を引き起こし、リスト676に現在表示されているアイテムの位置を表示させる。いくつかの実施形態では、地図672は、追跡されており、かつリスト676に現在表示されているアイテムのみでない、全てのアイテムを表示する。
図6O~図6Tは、デバイス500が既に初期化状態にあるリモートロケータオブジェクトの閾値距離内に配置された実施形態を示す。図6Oは、デバイス500及びリモートロケータオブジェクト600を示す。図6Oでは、リモートロケータオブジェクト600は、初期化されており、デバイス500のユーザ及び/又はユーザアカウントに以前に関連付けられている。したがって、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600は、デバイス500とペアリングされている。図6Pでは、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト600の閾値距離で(例えば、NFC通信範囲内に)配置されている。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト600の閾値距離内にデバイス500を配置したことに応じて、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト600と通信し、デバイス500上に以前に表示されていたユーザインタフェースの上に重ね合わされたユーザインタフェース680を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース680は、リモートロケータオブジェクト600で利用可能な機能のサブセットを実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示する「クイック」制御シートである。図6Pでは、ユーザインタフェース680は、(例えば、図8A~図8Pに関して以下で更に詳細に説明する)分離警告をオン又はオフにトグルするために選択可能なトグル682を含む。いくつかの実施形態では、トグル682は、(例えば、図8A~図8Pに関して以下に更に詳細に説明する)どのくらい多くの位置例外がリモートロケータオブジェクト600に適用されるかのテキスト記述を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース680は、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーション(例えば、「発見」アプリ)及び(例えば、図6L~図6Mに関して上述したユーザインタフェース660と同様の)リモートロケータオブジェクト600の設定を管理(例えば、閲覧及び編集)するためのアプリケーション内のユーザインタフェースへのナビゲーションを表示するために選択可能な、選択可能なオプション684を含む。
図6Qは、デバイス500及びリモートロケータオブジェクト600を示す。図6Qでは、リモートロケータオブジェクト600は、初期化されており、別のユーザ(例えば、デバイス500のユーザ又はユーザアカウントではない)に関連付けられている。図6Qでは、リモートロケータオブジェクト600は、デバイスのユーザに関連付けられておらず、また、デバイス500のユーザと位置情報を現在共有していない。図6Rでは、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト600の閾値距離で(例えば、NFC通信範囲内に)配置されている。リモートロケータオブジェクト600の閾値距離内にデバイス500を配置したことに応じて、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト600と通信し、デバイス500上に以前に表示されていたユーザインタフェースの上に重ね合わされたユーザインタフェース690を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース690は、リモートロケータオブジェクト600で利用可能な機能を実行するための1つ以上の選択可能なオプションを表示する「クイック」制御シートである。図6Rでは、リモートロケータオブジェクト600はユーザに関連付けられておらず、かつユーザと共有されていないため、ユーザインタフェース690は、選択可能なオプション692及び選択可能なオプション694を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション692は、リモートロケータオブジェクト600を無視する(例えば、図10A~図10Rに関して以下でより詳細に説明するように、追跡警告を抑制する)ために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション694は、リモートロケータオブジェクト600の所有者からリモートロケータオブジェクト600の共有を要求するために選択可能である。
図6Rでは、ユーザ入力603は、選択可能なオプション694を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、通知696は、図6Sに示すように、リモートロケータオブジェクト600(例えば、それに関連付けられたユーザアカウント)の所有者のデバイス(例えば、デバイス500)上に表示される。いくつかの実施形態では、通知696は、リモートロケータオブジェクト600の所有者に、人(例えば、John)がリモートロケータオブジェクト600の共有を要求したことを示す。いくつかの実施形態では、通知696は、リモートロケータオブジェクト600を共有するオプションを表示するために選択可能である。例えば、図6Sでは、ユーザ入力603は、通知696を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、ユーザインタフェース698を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース698は、図8K~図8Nに関して以下でより詳細に説明するように、それぞれのリモートロケータオブジェクトが共有されているユーザを管理するためのユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース698は、要求者と共に自動的に表示され、リモートロケータオブジェクトの所有者は、要求者を選択して、リモートロケータオブジェクトを要求者と共有するプロセスを開始することができる(例えば、所有者が要求者のアカウント情報を検索する又は他の方法で入力する必要なしに)。
図7A~図7Dは、図6A~図6Tなどの、いくつかの実施形態に従った、リモートロケータオブジェクトを初期化する方法700を示す流れ図である。方法700は、任意選択的に、図1A~1B、2~3、4A~4B、及び5A~5Hを参照して上述したようなデバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイスで実行される。方法700における一部の動作は、任意選択で組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序は、任意選択で変更される。
後述するように、方法700は、リモートロケータオブジェクトを初期化する方法を提供する。この方法は、本開示のデバイスのユーザインタフェースと対話するときのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザインタフェースとのユーザの対話の効率を向上させることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
図6Bのようになど、いくつかの実施形態では、1つ以上の無線アンテナと、表示デバイスと、1つ以上の入力デバイスと、を有する電子デバイス(例えば、タッチスクリーン及び無線通信回路を含むモバイルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ、又はウェアラブルデバイス)、又はキーボード、マウス、トラックパッド、及びタッチスクリーンのうちの1つ以上、並びに無線通信回路を含むコンピュータ)は、1つ以上の無線アンテナを介して、図6Bのようになど、リモートロケータオブジェクト(例えば、Bluetooth及び/又はWiFiなどの無線で電子デバイスと通信することができるデバイス(デバイスは、任意選択的に、ユーザのキー、ユーザのハンドバックなどのユーザのアイテムに取り付けることができる))が電子デバイスの近くにあることを検出する(702)。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くに(例えば、5、10、又は20フィートなどの閾値距離以内に、NFC、Bluetooth、WiFiなどの無線通信プロトコルの有効距離内に)あることを検出したことに応じて、電子デバイスは、表示デバイスを介して、(例えば、表示されたコンテンツの底部1/2、1/3の上のオーバーレイなどの、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くで検出される前に表示デバイスを介して表示されていたものの上のオーバーレイに表示された)図6Cのようになど、ディスプレイの既定の領域内のリモートロケータオブジェクトを設定するための設定ユーザインタフェースを表示する(704)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがこの電子デバイス又は別の電子デバイスによって以前に設定されている場合には、設定ユーザインタフェースは表示されない。
いくつかの実施形態では、表示デバイスを介して、設定ユーザインタフェースを表示した後に、電子デバイスは、(例えば、リモートロケータオブジェクトを設定するための設定アフォーダンスの選択に応じて)表示デバイスを介して表示されたユーザインタフェースの既定の領域内に、図6Fのようになど、リモートロケータオブジェクトの識別子を選択するための識別子ユーザインタフェースを表示する(706)。いくつかの実施形態では、設定アフォーダンスの選択により、リモートロケータオブジェクト及び/又は電子デバイスを設定プロセスに入らせ、設定プロセスは、リモートロケータオブジェクトを初期化すること、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスとペアリングすること、そうでなければリモートロケータオブジェクトを電子デバイスのユーザが所有しているものとして識別すること、並びに/又はリモートロケータオブジェクト及び/若しくは電子デバイスの挙動を設定すること、を含む。いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースはまた、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くで検出される前に表示されていたものの上のオーバーレイとして表示される。いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースは、設定ユーザインタフェースのユーザインタフェース(例えば、設定ユーザインタフェースオーバーレイオブジェクト上の表示されたページ)である。いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースは、1つ以上の既定の識別子(例えば、「キー」、「ハンドバック」、「バックパック」など)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、カスタム識別子を提供することができる。いくつかの実施形態では、識別子は、スクロール可能なリスト又はスクロール可能なローロデックス内に表示される。
いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスを介して、図6Gのようになど、リモートロケータオブジェクトの対応する識別子を選択する1つ以上のユーザ入力を検出する(708)(例えば、リモートロケータオブジェクトについての説明を提供するリモートロケータオブジェクトの「キー」、「ハンドバック」などの名前を選択するユーザ入力を受信する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの対応する識別子が選択された後に(例えば、設定ユーザインタフェースを介して進む入力を受信したことに応じて、又はリモートロケータオブジェクトの既定の識別子の選択に応じて)、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースであって、図6Kのようになど、リモートロケータオブジェクトの少なくとも1つの機能の説明を含む、追加情報を有するユーザインタフェースを表示する(710)(例えば、リモートロケータデバイスの設定確認ページ又は設定概要ページを表示する)。いくつかの実施形態では、設定確認ページは、他の設定プロセスを実行する又はリモートロケータオブジェクトの他の設定を選択するための1つ以上の選択可能なオプションをユーザに提供する。例えば、設定確認ページは、リモートロケータオブジェクト及び/又は他の電子デバイスを管理及び位置特定すること専用のアプリケーションを起動する選択可能なオプションを含む。いくつかの実施形態では、設定確認ページは、リモートロケータオブジェクトで利用可能な異なる機能のインジケータを含む。例えば、リモートロケータオブジェクトは、任意選択的に、無線で発見する(例えば、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの相対位置又は絶対位置を三角測量することができるように、電子デバイスに相対又は絶対位置情報を提供する)ことができ、これは、追加情報に示され、リモートロケータオブジェクトは、任意選択的に、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスから分離されているときに、警告を電子デバイス上に表示させることができ、これは、追加情報に示される、などである。いくつかの実施形態では、電子デバイスはまた、対応する識別子とデバイスのユーザの名前との組み合わせでリモートロケータオブジェクトを識別する(例えば、ユーザの名前、及びリモートロケータオブジェクトが「キー」又は「ハンドバック」などに関連付けられているというインジケーションでリモートロケータオブジェクトをラベル付けする)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの存在を検出して、識別子を選択しリモートインジケータオブジェクトの機能にアクセスするための設定ユーザインタフェースを表示することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する上述した方法は、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトにラベルを割り当て、かつ他の設定機能を実行することができる、設定ユーザインタフェースを表示することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトの設定を実行するための専用のデバイスを必要とせずに、リモートロケータオブジェクトを遠隔で設定する方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェースは、図7Cのようになど、リモートロケータオブジェクトが第1の状態(例えば、設定されていない(例えば、現在ユーザアカウントを有して構成されていない)初期状態)にある間にリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くで検出されたときに、表示される(712)。いくつかの実施形態では、デバイスが設定されていない初期状態にあるとき、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトを設定する要求を示すリモートロケータオブジェクトの近くに配置されたときに、電子デバイスは、設定ユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの近くに電子デバイスを配置することにより、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間に無線通信接続を生成する(例えば、NFC、Bluetooth、WiFi Direct、WiFiなどの無線通信プロトコルを介して)。いくつかの実施形態では、無線通信接続を確立した後に、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトが初期状態にあると判定する(例えば、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトが初期状態にあるという信号を電子デバイスに送信する)。いくつかの実施形態では、リモートインジケータオブジェクトが任意の電子デバイスでかつて設定されていない、この対応する電子デバイスでかつて設定されていない(例えば、任意選択的に、別の電子デバイスで設定されているが、この対応する電子デバイスで設定されていない)、又は工場出荷時設定(例えば、工場リセット)にリセットされている場合に、リモートロケータオブジェクトは、第1の状態(例えば、初期状態)にある。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが第1の状態(例えば、初期状態)にない場合、電子デバイスの近くのリモートロケータオブジェクトを検出することにより、設定ユーザインタフェースの表示を引き起こさない。いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェースの代わりに、リモートロケータオブジェクトを設定すること以外のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた他の機能を実行するために、異なるユーザインタフェースが電子デバイス上に表示される。
(例えば、リモートロケータオブジェクトが第1の状態にあるときにリモートロケータオブジェクトの存在を検出することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトがまだ設定されていないときに設定ユーザインタフェースを表示することによって)リモートロケータオブジェクトが設定のための適切な状態にあるときに、リモートロケータオブジェクトを設定する能力をユーザに提供し、リモートロケータオブジェクトが設定のための適切な状態にないときに、リモートロケータオブジェクトを設定する能力をユーザに提供せず、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くに配置されたときに、リモートロケータオブジェクトがまだ設定されていないこと、設定が必要とされることとを自動的に判定し、設定ユーザインタフェースを表示することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、既定の領域は、表示されたユーザインタフェースの全て未満を占有し、電子デバイスの近くのリモートロケータオブジェクトを検出する(直)前に表示されていたユーザインタフェースの少なくとも一部分の表現は、図6Cのようになど、既定の領域の外側にあるユーザインタフェースの一部分上に表示される(714)(例えば、設定ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトに関連付けられていないアプリケーション又はホーム画面の上に重ね合わされて表示される)。例えば、電子デバイスが(例えば、特定のアプリケーション又はシステムユーザインタフェースの)それぞれのユーザインタフェースを表示しており、次いで(例えば、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスの近くに配置することによって)リモートロケータオブジェクト設定プロセスを開始するように、ユーザが電子デバイスと対話していた場合、設定ユーザインタフェースは、表示されていたもの(特定のアプリケーション又はシステムユーザインタフェースのユーザインタフェース)の上のオーバーレイに表示される。いくつかの実施形態では、オーバーレイは、表示されたコンテンツの底部(例えば、底部1/2、底部1/3、底部1/4など)の上に重ね合わされて表示される。
(例えば、設定プロセスに入る前に以前に表示されていたユーザインタフェースの上に重ね合わされたユーザの全て未満を占有するユーザインタフェースを表示することによって)設定ユーザインタフェースを表示する上述した方法は、(例えば、画面全体を包含せず、以前に表示されたコンテンツの上に重ね合わされた設定ユーザインタフェースを表示することによって)リモートロケータオブジェクトを設定するための最小限に侵入するユーザインタフェースをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが以前に表示されていたユーザインタフェースから離れてナビゲートし、リモートロケータオブジェクトの設定を完了した後にそのユーザインタフェースにナビゲートして戻る必要なく、設定プロセスを完了した後に、ユーザが以前のインタフェースに迅速に戻ることを可能にすることによって、又はリモートロケータオブジェクトの設定を実行している間に、ユーザが以前のユーザインタフェースのビューを維持することを可能にすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースは、図6Fのようになど、複数の既定の識別子(例えば、キー、自動車、ハンドバック、コンピュータ、バックパックなど)を含む(716)。いくつかの実施形態では、複数の既定の識別子の既定の識別子は、設定されているリモートロケータオブジェクトの識別子を設定するために選択可能である。例えば、ユーザ(例えば、John)が既定の識別子「キー」を選択する場合、リモートロケータオブジェクトは、以降、「Johnのキー」と呼ばれる。いくつかの実施形態では、複数の既定の識別子は、スクロール可能なリスト又はローロデックススタイルリスト内に表示される。いくつかの実施形態では、識別子ユーザインタフェースから識別子を選択した後に、設定プロセスは、リモートロケータオブジェクトの初期化を実行し、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに接続していることを示すユーザインタフェースを表示する。
(例えば、ユーザが選択するための複数の既定の識別子を表示することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの識別子の迅速な選択を可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、一般的に使用される識別子をユーザに提供して、ユーザが設定されているリモートロケータオブジェクトに最も良く適合する識別子を迅速に選択することを可能にすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの対応する識別子を選択する1つ以上のユーザ入力を検出することは、図6Iのようになど、カスタム識別子を提供するユーザ入力を検出することを含む(736)(例えば、識別子ユーザインタフェースは、ユーザがカスタム識別子を提供するオプションを含む)。いくつかの実施形態では、ユーザがカスタム識別子を提供するオプションは、(例えば、スクロール可能なリスト又はローロデックススタイルリストの底部に)複数の既定の識別子のリストと共に表示される。例えば、複数の既定の識別子を含むリストの識別子オプションのうちの1つは、カスタム識別子を提供するオプション(例えば、「その他」オプション)である。いくつかの実施形態では、カスタム識別子を提供するオプションの選択により、ユーザがカスタム識別子を提供するために、仮想キーボードを表示させる。いくつかの実施形態では、仮想キーボード(例えば、ソフトキーボード)は、画面の底部に表示され、識別子ユーザインタフェースを上方に変位させる。いくつかの実施形態では、ユーザがカスタム識別子のテキストを入力して、仮想キーボードを却下した後に、識別子ユーザインタフェースは、仮想キーボードによって変位される前のその元の位置に戻る。
(例えば、ユーザからカスタム識別子を受信することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトのカスタム識別子を提供するユーザ入力を受信することによって)より柔軟/堅固なデバイス設定を可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、複数の既定の識別子から選択する能力、並びにカスタム識別子を提供する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェースを表示することは、図6Jのようになど、リモートロケータオブジェクトの表現を含むペアリングアニメーションと、ペアリングプロセスを開始するための選択可能なアフォーダンスと、を表示すること(例えば、リモートロケータオブジェクトの画像又はアニメーションを表示すること)を含む(718)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトのアニメーションは、自動的に回転する3次元オブジェクト(例えば、3Dモデル)である。いくつかの実施形態では、ユーザは、リモートロケータオブジェクトのアニメーションと対話して、ユーザの対話に従ってリモートロケータオブジェクトを回転させることができる。いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスとペアリングするプロセスを開始する選択可能なオプション(例えば、アフォーダンス)(例えば、「接続」ボタン)を含む。いくつかの実施形態では、ペアリングプロセスを開始する選択可能なオプションを選択するユーザからの入力(例えば、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスとペアリングする要求に対応するユーザ入力)を受信した後に、設定ユーザインタフェースは、ペアリングプロセスが進行中であることを示すユーザインタフェースを表示する(例えば、設定ユーザインタフェースは、「接続中」を表示する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトをペアリングするプロセスを開始する選択可能なオプションを選択した後に、設定ユーザインタフェースは、ユーザがリモートロケータオブジェクトの識別子を選択するための識別子ユーザインタフェースを表示する。
(例えば、リモートロケータオブジェクトのペアリングアニメーション及びリモートロケータオブジェクトの設定を開始する選択可能なオプションを表示することによって)リモートロケータオブジェクトを設定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトの表現を表示し、ユーザが選択可能なオプションを選択してユーザがリモートロケータオブジェクトの設定を開始することを望むことを確認した後に、設定プロセスを開始することによって)ユーザがリモートロケータオブジェクトの設定を開始しようとしているという確認をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトを設定することを意図することなく、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに電子デバイスを意図せずに配置したときに、設定プロセスを開始することなく、リモートロケータオブジェクトの設定を確認する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースは、図6Kのようになど、リモートロケータオブジェクトが対応する識別子及びデバイスのユーザの名前で識別される、リモートロケータオブジェクトの位置のインジケーションを有する地図を含む(720)(例えば、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスとペアリングする設定プロセスを完了した後に、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースに表示する)。いくつかの実施形態では、追加情報を有するユーザインタフェースは、ユーザインタフェースが選択された識別子(例えば、「Johnのキー」)を使用してちょうどペアリングされたリモートロケータオブジェクトを参照しているというインジケーション(例えば、タイトル、ラベルなど)を含む。いくつかの実施形態では、追加情報を有するユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの現在位置の地図を含む。いくつかの実施形態では、地図は、リモートロケータオブジェクトの現在位置及び/又は電子デバイスの現在位置のインジケータを含む。いくつかの実施形態では、地図は、電子デバイスによって追跡されている他のオブジェクト(例えば、他のリモートロケータオブジェクト、他のデバイスなど)の位置を含む。いくつかの実施形態では、地図は、電子デバイスによって追跡されている他のデバイスの位置を表示することなく、リモートロケータオブジェクトの現在位置のみを表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの現在位置のインジケータは、リモートロケータオブジェクトを表すアイコン(例えば、キーのアイコン)である。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの現在位置の地図を含むリモートロケータオブジェクトに関する追加情報を有するユーザインタフェースに表示することによって)リモートロケータオブジェクトの設定を完了する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトの現在位置、リモートロケータオブジェクトの選択された識別子、及び実行することができる関連付けられた機能に関する情報を表示することによって)リモートロケータオブジェクトが正常に設定されたという確認及びその現在位置をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートして設定が成功したことを確認することを必要とせずに、ユーザが設定が成功したことを視覚的に確認することができる確認ページをユーザに表示することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースは、図6Kのようになど、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴に関する情報を含む(722)(例えば、追加情報を有するユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴の1つ以上のインジケーションを含む)。いくつかの実施形態では、インジケーションは、リモートロケータオブジェクトのそれぞれの特徴に対応するアクションを実行するために選択可能である。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴は、デバイスを追跡及び発見するためのアプリケーションを使用してリモートロケータオブジェクトを発見する、又は別の方法で位置特定するための特徴を含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴は、ユーザがリモートロケータオブジェクトから分離されているときに表示される警告を含む、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた通知及び/又は警告を管理するための特徴を含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴は、(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置が信頼できる人々と共有されるように、並びに/又はリモートロケータオブジェクトがユーザから分離されているが信頼できる人々及び/若しくは信頼できる位置と一緒にある場合に警告が生成されないように)信頼できる位置及び/又は人々を管理するための特徴を含む。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの設定を完了した後に、リモートロケータオブジェクトの特徴に関する情報を有するユーザインタフェースに表示することによって)リモートロケータオブジェクトの特徴を表示する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトの複数の特徴に関する情報を有するユーザインタフェースを表示することによって)ユーザが設定を完了した後に、電子デバイスが単一のユーザインタフェース内でリモートロケータオブジェクトで利用可能な主要な特徴をユーザに知らせることを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトを正常に設定してペアリングした後に、ユーザがリモートロケータオブジェクトの特徴に関する情報を求めている可能性が高いと判定することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースは、図6Kのようになど、デバイスのユーザが保持しているものとしてリモートロケータオブジェクトが検出されたことを示す情報を含む(724)(例えば、追加情報を有するユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの現在位置のテキストラベルを含む)。いくつかの実施形態では、現在位置がユーザまでの閾値距離(例えば、3フィート、5フィート、10フィート)内にある場合、テキストラベルは、「あなたと一緒」、又はオブジェクトをユーザが保持していることを示す任意の他の好適なラベルを表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの現在位置のテキストラベルは、現在位置が更新及び/又はリフレッシュされた時間を示すテキストラベルを含む。例えば、いくつかの実施形態では、位置リフレッシュ時間のテキストラベルは、位置が閾値時間(例えば、1分、5分など)内に更新されていた(例えば、リフレッシュされていた)場合、「たった今確認済」を表示する。いくつかの実施形態では、リフレッシュ時間が閾値時間を上回っていた場合、位置リフレッシュ時間は、任意選択的に、いつ直近のリフレッシュが行われたかを示す(例えば、「5分前に確認済」又は「5分前に最後に確認済」)を示す。
(例えば、リモートロケータオブジェクトをユーザが保持していることを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの機能に関する情報を表示する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトをユーザが保持しているというインジケーションを表示することによって)リモートロケータオブジェクトがその位置を適切に追跡及び/又は報告していること、並びにリモートロケータオブジェクトがユーザと一緒にあると自動的に判定することができるように、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの位置を適切に受信していることを電子デバイスがユーザに示すことを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置がユーザと同じ位置であるとユーザが別個に判定することを必要とせずに、リモートロケータオブジェクトがユーザと一緒にあることを自動的に判定して表示することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの機能に関する追加情報を有するユーザインタフェースは、図6Kのようになど、リモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションに関連付けられた選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む(726)(例えば、追加情報を有するユーザインタフェースは、(例えば、リモートロケータオブジェクト、及び任意選択的に他の電子デバイスを含む)デバイスを発見及び追跡するためのアプリケーションを起動する又は別の方法で表示するために選択可能な、選択可能なオプションを含む)。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出し(728)、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出したことに応じて、図6Kのようになど、リモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションのユーザインタフェースを表示する(730)(例えば、設定ユーザインタフェースの追加情報ペイン、及びホーム画面又はリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くで検出されたときに実行されていたアプリケーションなどの背景ユーザインタフェースの表示をリモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーション(例えば、デバイスを発見及び追跡するためのアプリケーション)と置き換える)。いくつかの実施形態では、デバイスを発見及び追跡するためのアプリケーションが表示されると、アプリケーションは、それぞれのリモートロケータオブジェクトに固有のユーザインタフェース(例えば、それぞれのリモートロケータオブジェクトの設定を閲覧及び/又は管理するための固有のユーザインタフェース)にナビゲートされる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションを表示する選択可能なオプションを提供することによって)追加の設定を提供する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションのユーザインタフェースを表示する選択可能なオプションのユーザの選択を受信したことに応じて、デバイスの初期設定を実行するが、リモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションを表示する選択可能なオプションを提供するための設定ユーザインタフェースを表示することによって)ユーザに迅速な設定プロセスを提供するが、またリモートロケータオブジェクトのより高度な設定を調整するオプションも提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトに対応するアプリケーションに手動でナビゲートすることを必要とせずに、リモートロケータデバイスを正常に設定した後に、追加の設定を変更する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の無線アンテナを介して、図6Rのようになど、電子デバイスに関連付けられたユーザアカウントとは異なるそれぞれのユーザアカウントに関連付けられている、それぞれのリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近く(例えば、1インチ以内、2インチ以内、3インチ以内)にあることを検出する(732)(例えば、ユーザは、別のユーザによって所有/構成されている、又は別の方法でこの電子デバイスのユーザに関連付けられていないリモートロケータオブジェクト上で(電子デバイスを使用して)NFCタップジェスチャを実行する)。いくつかの実施形態では、それぞれのリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近くにあることを検出したことに応じて、電子デバイスは、表示デバイスを介して、それぞれのリモートロケータオブジェクトが電子デバイスに関連付けられたユーザアカウント以外のユーザアカウントに関連付けられていることを示す情報ユーザインタフェースであって、図6Rのようになど、それぞれのユーザアカウントから、電子デバイスに関連付けられたユーザアカウントと共有し、それぞれのリモートロケータオブジェクトにアクセスするように要求するために選択可能な第1の選択可能なオプションを含む、情報ユーザインタフェースを表示する(734)(例えば、リモートロケータオブジェクトに対応する電子デバイス上で、設定ユーザインタフェースとは異なるユーザインタフェースを表示する)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの所有者(例えば、リモートロケータオブジェクトが構成されたユーザアカウント)からリモートロケータオブジェクトの共有を要求する選択可能なオプションを含む。いくつかの実施形態では、共有を要求することにより、リモートロケータオブジェクトの所有者の電子デバイス上に通知を表示させる。いくつかの実施形態では、電子デバイスの所有者は、上述のリモートロケータオブジェクトを共有する方法と同様に、共有要求を受諾し、所定の時間にわたってリモートロケータオブジェクトをユーザと共有する時間を設定することができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトをユーザと共有した後に、ユーザは、電子デバイスを介して(例えば、オブジェクトを追跡及び位置特定するためのアプリケーションを使用して)リモートロケータオブジェクトの位置を閲覧及び/又は追跡することができる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの所有者からリモートロケータオブジェクトの共有を要求する選択可能なオプションを有するユーザインタフェースに表示することによって)リモートロケータオブジェクトの共有を要求する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの所有者からリモートロケータオブジェクトを共有する迅速かつ効率的な要求を可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトの所有者が別個のユーザインタフェースにナビゲートしてリモートロケータオブジェクトをユーザと手動で共有する必要なしに、リモートロケータオブジェクトをユーザと共有する迅速な方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
図7A~図7Dにおける動作について記載された特定の順序は、単なる例示であり、記載された順序が動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法900、1100、1300、及び1400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図7A~図7Dに関して上述した方法700にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700を参照して上述したリモートロケータオブジェクトを初期化することは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法900、1100、1300、及び1400)を参照して本明細書に記載される、分離通知を提示すること、追跡通知を提示すること、及びリモートロケータオブジェクトを発見することなどの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、図1A~1B、3、5A~5Hに関連して上述したような)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって任意選択的に実行される。更に、図7A~図7Dを参照して上述した動作は、図1A~図1Bに示す構成要素によって任意選択的に実施される。例えば、表示する動作704、706、710、730、及び734、検出する動作702、708、728、及び732は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチスクリーン504上のコンタクトを検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチスクリーン上の第1の位置の第1のコンタクトがユーザインタフェース上のオブジェクトの選択などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他のプロセスが、図1A~1Bに示す構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
リモートロケータオブジェクトからの分離の通知
ユーザは、多くの異なる方法で電子デバイスと対話する。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトなどのオブジェクトの位置を追跡することができる。いくつかの実施形態では、位置追跡機能をサポートするリモートロケータオブジェクトは、位置追跡機能をサポートしないアイテムに取り付けることができる。以下に説明する実施形態は、電子デバイスがユーザに関連付けられたリモートロケータオブジェクトがユーザから分離されたという警告を提供し、それによって電子デバイスとのユーザの対話を強化する方法を提供する。デバイスとの双方向作用を強化することにより、動作を実行するためにユーザが必要な時間の量を低減し、したがって、デバイスの電力使用量を低減してバッテリ駆動デバイスに対して電池寿命を増大する。人々がデバイスを使用することが理解される。人がデバイスを使用するとき、その人は、任意選択的にそのデバイスのユーザと呼ばれる。
図8A~図8Pは、本開示のいくつかの実施形態に従った、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトとの分離の通知を表示する例示的な方法を示す。これらの図中の実施形態は、図9A~図9Gを参照して説明するプロセスを含む、以下に説明するプロセスを例示するために使用される。
図8A~図8Pは、リモートロケータオブジェクトとの分離の通知を表示する電子デバイス500を示す。図8Aは、タッチスクリーン504を含む例示的なデバイス500を示す。図8Aに示すように、電子デバイス500は、ロックスクリーンユーザインタフェース800(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース)を提示する。いくつかの実施形態では、ロックスクリーンユーザインタフェース800は、電子デバイス500が(例えば、スリープ(低電力)状態又はロック状態から)起きると表示されるユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ロックスクリーンユーザインタフェース800は、通知802を含む。いくつかの実施形態では、通知802は、「キー」とラベル付けされた(例えば、方法700を参照して説明するような)それぞれのリモートロケータオブジェクトがユーザから分離され、もはやユーザと一緒にはないことをユーザに通知する。いくつかの実施形態では、通知802は、リモートロケータオブジェクトのラベル(例えば、「Johnのキー」)を含む。いくつかの実施形態では、通知802は、ユーザからリモートロケータオブジェクトの判定された位置までの距離(例えば、2マイル)などの位置情報、及びいつ直近の位置更新が発生したか(例えば、「たった今」)を表示する。
いくつかの実施形態では、通知802は、リモートロケータオブジェクトがユーザから分離されていると電子デバイス500(例えば、又はサーバ)が判定すると表示される。例えば、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離(例えば、10フィート、50フィート、100フィート、1マイルなど)離れている場合、電子デバイス500は、通知802をトリガして、ユーザがリモートロケータオブジェクトから分離されていることをユーザに通知する。
方法700を参照して上述したように、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトがそれぞれの電子デバイス(例えば、リモートロケータオブジェクトがすれ違った別のモバイル電話)とペアリングされていなかったとしても、電子デバイスを介して位置データを更新、受信、及び/又はサーバに送信することができる。したがって、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトが電子デバイス500から分離されていても、その位置情報を更新することが可能である。通知802は、ロックスクリーンユーザインタフェース800上に表示されるように示されているが、通知802は、(例えば、他の通知を表示することができる全ての状況において)他のユーザインタフェース上に表示することができることが理解される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス500がそれぞれのリモートロケータオブジェクトの閾値距離内で移動する場合、通知802は、電子デバイス500上のディスプレイから却下される、又は別の方法で除去される。いくつかの実施形態では、通知802の表示をトリガする閾値距離は、通知をトリガするために特定の閾値距離が必要とされる一方で、通知を自動的に却下するために第2のより小さい閾値距離が必要とされるように、ヒステリシスを含む。
図8Aでは、通知802を選択するユーザ入力803が受信される(例えば、通知802に向けられたタッチスクリーン上のタップ)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図8Bに示すように、ユーザインタフェース810を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、それぞれのリモートロケータオブジェクトに固有の、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーション(例えば、「発見」アプリ)のユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、それぞれのリモートロケータオブジェクトの判定された位置を表示する地図811を含む。いくつかの実施形態では、地図811は、電子デバイス500の現在位置(例えば、ユーザの現在位置)に対応するアイコン812、及びそれぞれのリモートロケータオブジェクトの現在位置に対応するアイコン814を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、ユーザインタフェース810上に表示されているリモートロケータオブジェクトを示すラベル816(例えば、リモートロケータオブジェクト、「Johnのキー」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、リモートロケータオブジェクトの位置状態を示すラベル818を含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの位置状態は、ユーザから閾値距離よりも遠いことであり、その結果、「分離しています」ラベルが表示される。いくつかの実施形態では、ラベル818は、追加的に又は代替的に、いつリモートロケータオブジェクトの位置が直近に更新されたかのインジケーションを含む。例えば、図8Bに示すように、リモートロケータオブジェクトの位置データは、「たった今」(例えば、1秒以内、30秒以内、1分以内、2分以内など)更新された。いくつかの実施形態では、ラベル818は、リモートロケータオブジェクトが位置する場所に最も近い位置の説明を含む。例えば、図8Bに示すように、リモートロケータオブジェクトは、「レストランの近く」であると判定される。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、リモートロケータオブジェクトに利用可能な機能に対応する選択可能なオプション819-1及び選択可能なオプション819-2を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション819-1の選択により、(例えば、方法1300及び1400に関して以下に説明するプロセスと同様に)リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースの表示を引き起こす。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション819-2の選択により、リモートロケータオブジェクトに可聴音を発させる。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション819-2は、トグルボタンであり、リモートロケータオブジェクトは、電子デバイス500が、選択可能なオプション819-2を選択して可聴音を無効化する第2のユーザ入力を受信するまで、可聴音を連続的に発する。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション819-2は、トグルボタンではなく、リモートロケータオブジェクトは、ユーザが選択可能なオプション819-2を選択している限り、可聴音を発する。したがって、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、ユーザが選択可能なオプション819-2を選択している間にだけ、可聴音を発する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース810は、分離警告をオン又はオフにトグルするために選択可能なトグル819-3を含む。例えば、分離警告が有効化されているときの選択可能なオプション819-3の選択により、分離警告を無効化させ、分離警告が無効化されているときの選択可能なオプション819-3の選択により、分離警告を有効化させる。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション819-3は、分離警告(例えば、通知802)をトリガするために存在する例外(例えば、信頼できる位置)の数を示す。 いくつかの実施形態では、信頼できる位置(例えば、例外)は、追跡された各リモートロケータオブジェクトに固有であり、そのため、信頼できる位置の異なるセットは、リモートロケータオブジェクトごとに維持される。信頼できる人もまた、分離警告をトリガする例外として追加することができることが理解される。例えば、ユーザは、リモートロケータオブジェクトがユーザから分離されているが信頼できるユーザと一緒にあるときに、ユーザに分離警告が生成されないように、別のユーザ(例えば、「信頼できるユーザ」)を追加することができる。信頼できる位置の詳細は、図8E~図8Iに関して以下に説明する。
図8Bでは、ユーザ入力803は、選択可能なオプション819-1を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図8Cに示すように、発見モードに入り、ユーザインタフェース820を表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトまでの距離に基づいて、デバイス500は、(例えば、方法1300及び1400に関して以下に説明するプロセスと同様に)第1の発見モード(例えば、長距離のための地図ベースの発見モード)又は(短距離のための)第2の発見モードに入る。図8Cでは、デバイス500は、地図アプリケーションによるナビゲーションを使用してリモートロケータオブジェクトを発見することに対応する第1の発見モードに入る。図8Cでは、ユーザインタフェース820は、デバイス500の現在位置からリモートロケータオブジェクトの位置までの道順を表示している地図のためのユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、地図は、ユーザの現在位置に対応するアイコン812、リモートロケータオブジェクト(例えば、「キー」)の判定された位置に対応するアイコン814、及びリモートロケータオブジェクトに到達するために取る経路に対応するルート822を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース820は、ナビゲーションモードを構成してナビゲーションを開始するためのカード824を含む。いくつかの実施形態では、カード824は、説明829及び選択可能なオプション826を含む。いくつかの実施形態では、説明829は、ルートの距離、移動時間の長さ、ルートが最も速いルートであるかどうかなどに関する情報を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション826は、リモートロケータオブジェクトへのナビゲーションを開始するために選択可能である。いくつかの実施形態では、カード824は、ナビゲーションモードを変更する選択可能なオプション828-1、828-2、及び828-3を含む。例えば、選択可能なオプション828-1は、運転の道順のナビゲーションを設定するために選択可能であり、選択可能なオプション828-2は、徒歩の道順のナビゲーションを設定するために選択可能であり、選択可能なオプション828-3は、公共交通機関の道順のナビゲーションを設定するために選択可能である。
図8D~図8Jは、リモートロケータオブジェクトの分離警告を管理する例示的なプロセスを示す。図8Dは、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーションのホーム画面に対応するユーザインタフェース870を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース870は、図6Nに関して上述したユーザインタフェース670と類似している。図8Dでは、ユーザインタフェース870を表示している間に、ユーザ入力803は、「キー」とラベル付けされたリモートロケータオブジェクトに対応するアイテム878-1を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力803に応じて、デバイス500は、図8Eに示すように、ユーザインタフェース830を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース830は、図6Lに関して上述したユーザインタフェース660と類似している。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力803は、それぞれのリモートロケータオブジェクトの分離警告設定を設定する選択可能なオプション838を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力803に応じて、デバイス500は、図8Fに示すように、ユーザインタフェース840を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース840は、それぞれのリモートロケータオブジェクト(例えば、Johnのキー)の通知設定を修正するオプションをユーザに提供する。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース840は、分離警告(例えば、通知802など)をオン又はオフ(例えば、有効又は無効)にトグルするためのトグル842を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース840は、位置844-1及び位置844-2などの、それぞれのリモートロケータオブジェクトの(例えば、又は任意選択的に、他のリモートロケータオブジェクトの)信頼できる位置として以前に設定された位置のリストを表示する。
いくつかの実施形態では、信頼できる位置として位置が設定されていない場合、ユーザインタフェース840は、信頼できる位置を追加する選択可能なオプション846のみを含む。いくつかの実施形態では、図8Fに示すように、ユーザインタフェース840は、信頼できる位置844-1及び信頼できる位置844-2を表示する。いくつかの実施形態では、信頼できる位置のリスト項目は、信頼できる位置を表すアイコン(例えば、地図アイコン)と、ユーザによって任意選択的に選択される信頼できる位置のラベル(例えば、「自宅」又は「職場」)と、信頼できる位置が現在有効化されているというインジケーション(例えば、チェックマーク)と、を含む。いくつかの実施形態では、信頼できる位置844-1及び信頼できる位置844-2は、信頼できる位置を有効化又は無効化するために選択可能である。いくつかの実施形態では、信頼できる位置が無効化されているとき、チェックマークは、ディスプレイから除去されて、信頼できる位置が現在有効化されていないことを示す。上述のように、信頼できる位置は、リモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離よりも遠いが、信頼できる位置の所定の半径/距離内にある場合に、通知がトリガされないものである。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション842がオフにトグルされている場合、ユーザインタフェース840は、(図8Jに関して以下に説明するように)信頼できる位置のオプションを表示しない。
図8Fでは、ユーザ入力803は、新しい信頼できる位置を追加する選択可能なオプション846を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力803に応じて、デバイス500は、図8Gに示すように、新しい信頼できる位置を追加するためのユーザインタフェース850を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース850は、ユーザが住所を入力して、住所入力を介して信頼できる位置を追加することができる、テキスト入力フィールド852を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース850は、地図854を含む。いくつかの実施形態では、地図854は、ユーザが地図と相互作用して、地図の周囲を移動することができる、ピン856を含む。いくつかの実施形態では、信頼できる位置は、ピン856を所望の位置に移動させて、(例えば、「完了」アフォーダンスをクリックすることによって)その位置を信頼できる位置として設定することによって、追加することができる。いくつかの実施形態では、ピン856は、地図854の中心に固定され、ユーザは、ピンが意図された位置にあるように地図をパンすることによって、信頼できる位置を設定することができる。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース850は、半径オプション858-1~858-4を含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、信頼できる位置の半径を選択することができる。例えば、ユーザは、分離通知がトリガされない信頼できる位置の周囲の小さい半径(例えば、50フィート、100フィート、200フィートなどの選択可能なオプション858-1)、中間の半径(例えば、100フィート、200フィート、500フィートなどの選択可能なオプション858-2)、又は大きい半径(例えば、選択可能なオプション858-3、400フィート、600フィート、1000フィートなど)を選択することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、選択可能なオプション858-4を選択して、信頼できる位置のカスタム半径を提供することができる。いくつかの実施形態では、地図854は、(例えば、ピン856の周囲の点線の円として示される)ユーザによって選択された半径の視覚的インジケーションを表示する。図8Gに示すように、小さい半径に対応する選択可能なオプション858-1が現在選択されている。図8Gでは、中間の半径に対応する選択可能なオプション858-2を選択するユーザ入力803が受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、図8Hに示すように、地図854は、更新されて、選択された半径サイズを反映する。図8Hに示すように、ピン856の周囲の点線の円は、ここで「中間」サイズである。いくつかの実施形態では、ユーザは、地図854上でピンチジェスチャを実行して、点線の円のサイズを拡大又は縮小し、カスタム半径を提供することができる。いくつかの実施形態では、点線の円のサイズを拡大又は縮小するユーザのジェスチャに応じて、デバイス500は、半径選択をカスタム半径オプションに対応する選択可能なオプション858-4に自動的に移動させる。
図8Iでは、ユーザが新しい信頼できる位置を正常に追加した後に、新しい信頼できる位置は、ユーザインタフェース840内に表示される(例えば、信頼できる位置844-3)。信頼できる位置のセットは、それぞれのリモートロケータオブジェクトに固有であり、各リモートロケータオブジェクトは、信頼できる位置のそれ自体のセットを維持することが理解される。図8Iでは、ユーザ入力803は、トグル842を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、分離警告は、それぞれのリモートロケータオブジェクトに対して完全に無効化される(例えば、しかし、分離警告が無効化されていない他のリモートロケータオブジェクトに対して無効化されない)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図8Jに示すように、ユーザインタフェース840を更新して、信頼できる位置のリスト項目の表示を除去する。いくつかの実施形態では、ユーザがそれぞれのリモートロケータオブジェクトの分離警告を再有効化したことに応じて、信頼できる位置のリスト項目は、再表示される(例えば、それぞれのリモートロケータオブジェクトの信頼できる位置のセットは、復元される)。
図8K~図8Nは、リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有する例示的なプロセスを示す。図8Kでは、デバイス500は、ユーザインタフェース830を表示している。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース830は、図6Lに関して上述したユーザインタフェース660と類似している。いくつかの実施形態では、それぞれのリモートロケータオブジェクトが別のユーザと現在共有されている場合、それぞれのリモートロケータオブジェクトが共有されているユーザは、ユーザインタフェース830上に表示される(例えば、ユーザ837-1)。いくつかの実施形態では、それぞれのリモートロケータオブジェクトが誰とも共有されていない場合、選択可能なオプション839は、「人々を追加する」を表示し、それぞれのリモートロケータオブジェクトが他のユーザと共有されている場合、選択可能なオプション839は、「人々を管理する」を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力803は、それぞれのリモートロケータオブジェクトが共有されている人々を管理する(例えば、それぞれのリモートロケータオブジェクトの共有設定を管理する)選択可能なオプション839を選択して検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力803に応じて、デバイス500は、図8Lに示すように、ユーザインタフェース860を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース870は、それぞれのリモートロケータオブジェクトを共有する人々を選択するためのユーザインタフェースである。 いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有することにより、リモートロケータオブジェクトの所有者が有するのと同じ機能をその別のユーザに提供する。例えば、リモートロケータオブジェクトが共有されているユーザは、分離警告を設定及び受信することができ、リモートロケータオブジェクトの位置を追跡し、リモートロケータオブジェクトの位置を特定することができる(例えば、配偶者のキーのリモートロケータオブジェクトをユーザと共有するユーザの配偶者に対応する、図6Nに示されるリスト項目678-2と同様に)。
いくつかの実施形態では、図8Lに示すように、ユーザインタフェース860は、ユーザがリモートロケータオブジェクトを現在共有している、リモートロケータオブジェクトを以前に共有していた、又は他のリモートロケータオブジェクトを共有している、若しくは共有した、1人以上のユーザを含む。いくつかの実施形態では、ユーザのリスト項目内の各ユーザは、それぞれのユーザとの共有をトグル(例えば、有効化又は無効化)するために選択可能である(例えば、チェックマーク又はチェックマークの欠如それぞれによって示されるように)。いくつかの実施形態では、ユーザは、共有する可能性のあるユーザのリストからユーザを追加又は除去することができる。いくつかの実施形態では、ユーザ入力803は、それぞれのリモートロケータオブジェクトを共有する「姉妹」ユーザを選択して受信される。
いくつかの実施形態では、それぞれのリモートロケータオブジェクトを共有する「姉妹」ユーザを選択するユーザ入力803に応じて、デバイス500は、図8Mに示すように、ユーザインタフェース860の上に重ね合わされたカード870(例えば、ユーザインタフェース)を表示する。いくつかの実施形態では、カード870は、どのくらい長くリモートロケータオブジェクトを「姉妹」ユーザと共有するかの1つ以上のオプションをユーザに提供する。例えば、いくつかの実施形態では、選択可能なオプション872は、一日の終了までリモートロケータオブジェクトを共有することに対応し(共有するために選択可能である)、選択可能なオプション874は、リモートロケータオブジェクトを無期限に(例えば、ユーザが「姉妹」ユーザとの共有を手動で無効化するまで)共有することに対応する(共有するために選択可能である)。いくつかの実施形態では、他の可能性のある期間が可能である。いくつかの実施形態では、カード870は、「姉妹」ユーザと共有するプロセスをキャンセルしてカード870を却下するために選択可能な、選択可能なオプション876を含む。
図8Mでは、ユーザ入力803は、一日の終了まで「姉妹」ユーザと共有する選択可能なオプション872を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、一日の終了までそれぞれのリモートロケータオブジェクトを「姉妹」ユーザと共有するプロセスを開始する。いくつかの実施形態では、それぞれのリモートロケータオブジェクトを「姉妹」ユーザと共有した後に、ユーザインタフェース830は、図8Nに示すように、それぞれのリモートロケータオブジェクトが共有されるユーザのリスト内にユーザ837-2を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ837-2は、「姉妹」ユーザがアイテムの位置を特定することができ、かつ共有が9時間8分で満了するという、説明と共に表示される。いくつかの実施形態では、各リスト項目(例えば、ユーザ837-1及び837-2)は、それぞれのユーザの共有オプションを変更するために(例えば、共有を除去する、又は共有に対する時間制限を設定若しくは除去するために)選択可能である。それぞれのリモートロケータオブジェクトが共有されるユーザのセットは、それぞれのリモートロケータオブジェクトに固有であり、各リモートロケータオブジェクトは、共有されるユーザのそれ自体のセットを維持することが理解される。
図8O~図8Pは、拡張した分離通知の例示的な実施形態を示す。図8Oでは、デバイス500は、通知802を有するロックスクリーンユーザインタフェース800を表示している。図8Oでは、接触803は、通知802を選択してタッチスクリーン上で検出される。いくつかの実施形態では、接触803は、特定の強度閾値を上回る強度を有する(例えば、長い押圧、力押圧など)。いくつかの実施形態では、特定の強度閾値を上回る(又は閾値時間よりも長い)接触803に応じて、通知802は、図8Pに示すように、拡張した通知802に拡張する。いくつかの実施形態では、拡張した通知802は、地図804を含む。いくつかの実施形態では、地図804は、電子デバイス500の現在位置を示すアイコン806を含む。いくつかの実施形態では、地図804は、それぞれのリモートロケータオブジェクト(例えば、Johnのキー)の位置を示すアイコン808を含む。
いくつかの実施形態では、拡張された通知802は、リモートロケータオブジェクトに関するアクションを実行する選択可能なオプション809-1、809-2、及び809-3を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション809-1は、図8B~図8Cに関して上述したプロセスと同様に、アイテムを追跡及び発見するためのアプリケーションを使用してリモートロケータオブジェクトの位置を特定するために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション809-2は、それぞれのリモートロケータオブジェクトに可聴音を発させるために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション809-3は、それぞれのリモートロケータオブジェクトの現在位置を信頼できる位置のリストに追加し、図8Gに関して上述したユーザインタフェース850と同様のユーザインタフェース850を表示するために選択可能である。例えば、選択可能なオプション809-3のユーザ選択に応じて、ユーザインタフェース850は、ピン856がキーの判定された位置に配置されるような位置に自動的に(例えば、ユーザ入力なしに)パンされた地図854と共に表示される。いくつかの実施形態では、テキスト入力フィールド852は、キーの位置(例えば、したがって、ピン856の位置)に対応する住所を自動的に入力される。したがって、ユーザは、リモートロケータオブジェクトの現在の住所を手動で入力する、又はピン856がリモートロケータオブジェクトの位置に配置されるように地図を調整することを必要とせずに、リモートロケータオブジェクトの現在位置を迅速に追加することができる。
図9A~図9Gは、図8A~図8Pのようになど、いくつかの実施形態に従った、リモートロケータオブジェクトとの分離の通知を表示する方法900を示す流れ図である。方法900は、任意選択的に、図1A~図1B、図2~図3、図4A~図4B、及び図5A~図5Hを参照して上述したようなデバイス100、デバイス300、デバイス500などの電子デバイスにおいて実行される。方法900における一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
後述するように、方法900は、リモートロケータオブジェクトとの分離の通知を表示する方法を提供する。この方法は、本開示のデバイスのユーザインタフェースと対話するときのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザインタフェースとのユーザの対話の効率を向上させることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
図8Aのようになど、いくつかの実施形態では、1つ以上の無線アンテナと、表示デバイスと、1つ以上の入力デバイスと、を有する電子デバイス(例えば、タッチスクリーン及び無線通信回路を含むモバイルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ、又はウェアラブルデバイス)、又はキーボード、マウス、トラックパッド、及びタッチスクリーンのうちの1つ以上、並びに無線通信回路を含むコンピュータ)は、第1のリモートロケータオブジェクト(例えば、Bluetooth及び/又はWiFiなどの無線で電子デバイスと通信することができるリモートロケータオブジェクト。デバイスは、任意選択的に、ユーザのキー、ユーザのハンドバックなどのユーザのアイテムに取り付けることができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、1つ以上の電子デバイスに位置情報を提供することができる。)がユーザに関連付けられている(例えば、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスのユーザ及び/若しくはユーザアカウント並びに/又は電子デバイスに関連付けられるように設定されている)間に、図8Aのようになど、(例えば、ウォッチ、携帯電話、又は電子デバイスなどのユーザに関連付けられたデバイスに基づいて判定されたような)ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値(例えば、ユーザに関連付けられた位置とリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離閾値(例えば、50フィート、200フィート、500フィート、1/2マイル))を越えて増加したことを示す情報を取得する(902)。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトの位置に対するユーザの位置を追跡しているサーバから取得される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置を判定するための1つ以上のセンサ(例えば、GPSセンサ)を有する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、(関連付けられたユーザに関連付けられている、又は関連付けられていない)1つ以上の電子デバイスに位置情報を送信することができる。いくつかの実施形態では、位置情報は、第1のリモートロケータオブジェクトの位置を追跡しているサーバに送信される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、識別情報(例えば、リモートロケータオブジェクトのシリアル番号、リモートロケータオブジェクトの関連付けられたユーザの識別子など)を位置を判定するための1つ以上のセンサ(例えば、GPSセンサ)を有する(ユーザに関連付けられている、又は関連付けられていない)電子デバイスに送信することができる。いくつかの実施形態では、識別情報、及び/又はリモートロケータオブジェクトから識別情報を受信した電子デバイス内の1つ以上のセンサを使用して、サーバは、リモートロケータオブジェクトの位置(又は近似位置)に関する情報を受信することができる(例えば、識別情報を受信した電子デバイスは、識別情報及び/又は電子デバイスの自身の位置情報をサーバに送信する)。いくつかの実施形態では、情報は、電子デバイスと第1のリモートロケータオブジェクトとの間の直接無線通信技術を使用して(例えば、サーバとの又はサーバを介した通信ではなく)、第1のリモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離よりも離れていると判定する電子デバイスによって、取得される。
いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値を越えて増加したことを示す情報を取得したことに応じて、電子デバイスは、電子デバイスにおいて、図8Aのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトがユーザから分離されたことを示す分離警告を生成する(904)(例えば、リモートロケータオブジェクトがもはやユーザと一緒にはないことを示す通知又は他の警告を電子デバイス上に表示する)。いくつかの実施形態では、通知又は他の警告は、「キー」又は「ハンドバック」などのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた識別子を含み、ユーザの「キー」又は「ハンドバック」がもはやユーザと一緒にはないことを示す。
(例えば、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離より遠くにあると判定されたときに分離警告を提供することによって)リモートロケータオブジェクトとの分離をユーザに警告する上述した方法は、(例えば、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が閾値距離より遠いという情報を取得し、分離警告をユーザに提供することによって)リモートロケータオブジェクトがもはやユーザと一緒にはないという通知をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトから分離したという警告をユーザに迅速に提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、分離警告は、表示デバイスを介して表示される視覚要素を含み(906)(例えば、分離警告を生成することは、電子デバイス上の通知などの、視覚警告を表示することを含む)、分離警告を表示している間に、電子デバイスは、図8Aのようになど、分離警告に向けられた入力を含む(それで開始する)1つ以上の入力のシーケンスを検出する(908)(例えば、分離警告上の閾値時間より長い接触(例えば、長い押圧)又は閾値強度を超える強度を有する接触(例えば、力押圧)を受信することにより、拡張した分離警告(例えば、拡張した通知)の表示を引き起こす)。いくつかの実施形態では、拡張した分離警告は、リモートロケータオブジェクトの判定された位置を有する地図及びリモートロケータオブジェクトに関連付けられた1つ以上のオプションを表示する。いくつかの実施形態では、1つ以上のオプションは、リモートロケータオブジェクトがユーザから分離されており、かつ信頼できる位置にあるときに、分離警告が表示されないように、リモートロケータオブジェクトの現在位置を信頼できる位置としてマーキングするオプションを含む。
いくつかの実施形態では、(例えば、リモートロケータオブジェクトの現在位置を信頼できる位置としてマーキングする選択可能なオプションを選択するユーザ入力を含む)1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置をリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンとしてマーキングし(910)、それぞれのリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンは、図8Pのようになど、それぞれのリモートロケータオブジェクトが安全ゾーン内に留まっている間に、ユーザに関連付けられた位置とそれぞれのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値よりも大きい(それを越えて増加する)ときに、デバイスが分離警告を生成しない領域である(例えば、リモートロケータオブジェクトの現在位置を安全ゾーン(例えば、信頼できる位置)として追加する)。いくつかの実施形態では、安全ゾーンの半径内にあるオブジェクトは、ユーザから分離されていると判定されたときに、分離警告を生成しない。いくつかの実施形態では、安全ゾーンの半径は、調整可能であり、各信頼できる位置は、それ自体の設定半径を有する。いくつかの実施形態では、追跡されている各リモートロケータオブジェクト及び/又はデバイスは、信頼できる位置及び/又は安全ゾーンのそれ自体のセットを有する。いくつかの実施形態では、安全ゾーンは、信頼できる位置又は信頼できる人である。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが信頼できる位置と一緒にあると判定される(例えば、信頼できる人の位置に追従している、又は信頼できる人の1フィート、2フィート、3フィートなどの特定の閾値距離内にある)とき、分離警告は、生成されない。
(例えば、分離警告上に、リモートロケータオブジェクトの現在位置を安全ゾーンとして追加する選択可能なオプションを提供することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、(例えば、分離警告をトリガしているリモートロケータオブジェクトの現在位置を分離警告がトリガされない安全ゾーンとして追加させるために選択可能な選択可能なオプションを提供することによって)リモートロケータオブジェクトの現在位置を安全ゾーンとして追加する容易な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが追加の入力を実行する、若しくは別個のユーザインタフェースにビゲートする、及び/又は住所を入力する、若しくは位置を安全ゾーンとして手動で設定することを必要とせずに、位置を安全ゾーンとして追加するショートカット方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の入力のシーケンスは、図8G~図8Hのようになど、安全ゾーンのサイズ及び/又は形状を設定する(例えば、半径、中心点を選択する、及び/又は別の方法で安全位置の境界を定義する)ユーザ入力を含む(912)。いくつかの実施形態では、ユーザは、1つ以上の既定の半径を提示される。いくつかの実施形態では、ユーザは、安全位置のカスタム半径又は境界を提供することができる。
(例えば、安全ゾーンのサイズ及び/又は形状を設定するユーザ入力を受信することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、安全ゾーンエリアの迅速かつ効率的な設定を可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、安全であるとユーザが考えるが、固定された安全ゾーンのサイズ及び形状でカバーすることができない位置にリモートロケータオブジェクトがあるときに、ユーザが意図したエリアをカバーするために複数の安全ゾーンを潜在的に追加することを必要とせずに、又は過剰な分離警告を生成することなく)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置をリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンとしてマーキングすることは、ユーザ以外の人を安全な人としてマーキングすることを含み、分離警告は、図8Hのようになど、それぞれのリモートロケータオブジェクトが安全な人の閾値距離内に留まっている間に、ユーザに関連付けられた位置とそれぞれのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値よりも大きいときに、生成されない(958)(例えば、安全ゾーンは、信頼できる人とすることができる)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが信頼できる人の特定の閾値距離(例えば、1フィート、2フィート、3フィート)と一緒にあると判定されると、分離警告は、生成されない。例えば、ユーザは、ユーザのキーに取り付けられたリモートロケータオブジェクトの信頼できる人として配偶者を設定することができ、その結果、配偶者がキー(及びリモートロケータオブジェクト)を取ると、リモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離よりも遠くても、分離警告は生成されない。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンとして信頼できる人を設定することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトが人と一緒にあるときに分離警告が生成されないように、安全なゾーンとして人を設定することによって)リモートロケータオブジェクトが信頼できる人と一緒にあるときに、複数の安全ゾーンを設定する必要性を回避し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを継続的に更新する又は分離警告を無視することを必要とせずに、ポータブル安全ゾーンを設定する方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、ユーザは、図8Dのようになど、第2のリモートロケータオブジェクトを含む複数のリモートロケータオブジェクトに関連付けられている(914)(例えば、ユーザは、複数のリモートロケータオブジェクトを電子デバイス及び/若しくはユーザのユーザアカウントに関連付けている、かつ/若しくはペアリングしている、又は別の方法で複数のリモートロケータオブジェクトを追跡することができる(例えば、別のユーザは、任意選択的に、リモートロケータオブジェクトの位置をユーザと共有している))。いくつかの実施形態では、それぞれの領域が第1のリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンとして設定されているが、第2のリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンとして設定されておらず、かつ第1のリモートロケータオブジェクト及び第2のリモートロケータオブジェクトが、安全ゾーン内のそれぞれの位置に関連付けられている間に(916)(例えば、第1及び第2のリモートロケータオブジェクトは、それぞれの位置に位置している。いくつかの実施形態では、第1のリモートロケータオブジェクトは、安全ゾーンとしてマーキングされたそれぞれの位置を有する(例えば、又はそれぞれの位置は、それぞれの安全ゾーンの半径内にある)。いくつかの実施形態では、第2のリモートロケータオブジェクトは、安全ゾーンとしてマーキングされたそれぞれの位置を有さない。)、電子デバイスは、図8Aのようになど、(例えば、ウォッチ又は携帯電話などのユーザに関連付けられたデバイスに基づいて判定されるような)ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値(例えば、ユーザに関連付けられた位置とリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離閾値)を越えて増加したことを示す情報を取得する(918)。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトの位置に対するユーザの位置を追跡しているサーバから取得される。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離より離れていると判定する電子デバイスによって取得される。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図8Aのようになど、(例えば、ウォッチ又は携帯電話などのユーザに関連付けられたデバイスに基づいて判定されるような)ユーザに関連付けられた位置と第2のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値(例えば、ユーザに関連付けられた位置とリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離閾値)を越えて増加したことを示す情報を取得する(920)。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトの位置に対するユーザの位置を追跡しているサーバから取得される。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離より離れていると判定する電子デバイスによって取得される。
いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値を越えて増加したことを示す情報を取得し、かつユーザに関連付けられた位置と第2のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値を越えて増加したことを示す情報を取得したことに応じて、電子デバイスは、電子デバイスにおいて、図8Aのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトがユーザから分離されたことを示す分離警告を生成することなく、第2のリモートロケータオブジェクトがユーザから分離されたことを示す分離警告を生成する(922)(例えば、第1のリモートロケータオブジェクトの安全位置を設定することにより、第2のリモートロケータオブジェクトの安全位置を設定しない)。いくつかの実施形態では、第1のリモートロケータオブジェクトの安全位置のセットは、第2のリモートロケータオブジェクトの安全位置の異なるセットである。いくつかの実施形態では、各リモートロケータオブジェクトは、安全位置のそれ自体の専用のセットを有する。いくつかの実施形態では、各リモートロケータオブジェクトの安全位置のセットは、それぞれのリモートロケータオブジェクトにアクセスを有する(例えば、関連性及び/又は共有によりリモートロケータオブジェクトの位置を見ることができる)全てのユーザが安全位置の同じグローバルセットを有するように、グローバルである。いくつかの実施形態では、各ユーザは、各リモートロケータオブジェクトの安全位置のそれ自体のセットを有する(例えば、各ユーザは、他のユーザの安全位置に影響を及ぼすことなく、それぞれのリモートロケータオブジェクトの安全位置を設定することができる)。
(例えば、各リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンの異なるセットを維持し、リモートロケータオブジェクトの位置がその所与のリモートロケータオブジェクトの指定された安全ゾーン内にない場合に分離警告を生成することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを管理する上述した方法は、(例えば、各リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンのセットを維持することによって)異なるリモートロケータオブジェクトの異なる安全ゾーンを設定する方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、分離警告が不必要に生成されないように、ユーザが異なるリモートロケータオブジェクトの異なる安全ゾーンを設定することを可能にすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、分離警告は、図8Pのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置の表現を有する地図を含む(924)(例えば、1つ以上の基準を満す分離警告に向けられたユーザ入力を受信したことに応じて、拡張した分離警告が表示される)。いくつかの実施形態では、1つ以上の基準は、入力が閾値時間(例えば、0.1秒、0.3秒、0.5秒)より長い接触、若しくは特定の閾値より大きな強度を有する接触、又はそれらの任意の組み合わせであるときに、満たされる。いくつかの実施形態では、拡張した分離警告は、リモートロケータオブジェクトの判定された位置を有する地図を表示する。いくつかの実施形態では、拡張した分離警告は、リモートロケータオブジェクトの現在位置を信頼できる位置としてマーキングするオプションを含む。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの現在位置の表現を含む地図を表示することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、安全ゾーンに設定される位置を閲覧及び確認する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、安全ゾーンを追加した後に、ユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートして、リモートロケータオブジェクトの現在位置を確認し、又は安全ゾーン及び/若しくはリモートロケータオブジェクトの位置を検証することを必要とせずに、除去ロケータオブジェクトの現在位置の現在位置のインジケータを有する地図を表示することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、分離警告は、図8Aのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置が判定された時間のインジケーション、及び第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置とユーザに関連付けられた位置との間の距離のインジケーションを含む(926)(例えば、分離警告は、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離のテキストインジケータ(例えば、「2マイル離れている」)及び/又はリモートロケータオブジェクトの直近の位置更新のテキストインジケータ(例えば、「たった今確認済」又は「5分前に最後に確認済」)を表示する)。いくつかの実施形態では、テキストインジケータは、距離が変化するにつれて更新する。
(例えば、ユーザからリモートロケータオブジェクトまでの距離及び位置が直近に判定された時間を表示することによって)分離警告を表示する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトがどれだけ遠くにあるか、及びいつオブジェクトがその位置で最後に確認されたかを見る迅速な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザからどのくらい遠くにあるか、及びいつ位置が最後に判定されたかをユーザに知らせることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図8Aに記載されたようになど、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が対応する分離閾値未満である(例えば、リモートロケータオブジェクトとユーザとの間の距離は、電子デバイスと第1のリモートロケータオブジェクトの間の直接通信の有効範囲限界として定義される距離(例えば、10フィート、20フィート、40フィート)などの分離閾値を下回って低下する)ことを示す情報を取得する(928)。いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が対応する分離閾値未満であることを示す情報を取得したことに応じて、電子デバイスは、図8Aに記載されたようになど、分離警告を提示することを停止する(930)(例えば、分離警告を表示することを停止する、分離警告に関連付けられた触知出力又はオーディオ出力を出力することを停止する、など)。いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が増加する場合、デバイスは、分離警告を再び提示する。
(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離よりも大きく離れているときに分離警告を表示することによって、及びリモートロケータオブジェクトが対応する分離閾値未満であるときに分離警告を除去することによって)分離警告を表示する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザから対応する閾値距離以内にあると判定されたときに、分離警告の表示を停止することによって)適用可能でない限り分離警告が表示されないことを確実にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが分離警告にアクセスして、リモートロケータオブジェクトが実際にユーザから分離されているかどうかを判定することを必要とせずに、リモートロケータオブジェクトがユーザから特定の閾値距離以内に現在あると判定されたときに分離警告の表示を停止することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、対応する分離閾値は、図8Aに記載されるようになど、(例えば、ユーザがちょうど第1の分離閾値にいる場合に、繰り返し分離警告を提示して分離警告を提示することを停止することを回避するために、2フィート、5フィート、10フィートなどだけ)第1の分離閾値未満である(932)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトが分離警告を生成するための分離閾値未満である対応する分離閾値未満であるときに、分離警告の表示を停止することによって)分離警告を表示する上述した方法は、(例えば、通知を表示するとき及び通知を除去するときにヒステリシスを使用することによって)過度に頻繁に分離警告が表示されて除去されることを防止し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが分離警告を生成するための閾値距離に又は閾値距離付近にいるときに、分離警告が連続的に表示されて除去されるのを防止することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、電子デバイスにおいて、図8Dのようになど、複数の物理オブジェクト(例えば、1つ以上のリモートロケータオブジェクト、ウォッチ、電話機、コンピュータ、タブレットなどの1つ以上の他のデバイス)の位置情報を見る要求(例えば、分離警告又は分離警告内の選択可能なアフォーダンス上のタップジェスチャなどの分離警告の選択)を受信する(934)。いくつかの実施形態では、複数の物理オブジェクトの位置情報を見る要求を検出したことに応じて、電子デバイスは、図8Dのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトを含む複数の物理オブジェクトの位置情報を含む状態ユーザインタフェースを表示する(936)(例えば、ユーザ入力に応じて、オブジェクト及び/又は電子デバイスを発見及び/又は位置特定するためのアプリケーションを表示する)。いくつかの実施形態では、オブジェクトを発見及び/又は位置特定するためのアプリケーションは、リモートロケータオブジェクトの位置を特定及び/又は追跡するように設定される。いくつかの実施形態では、オブジェクトを発見及び/又は位置特定するためのアプリケーションは、リモートロケータオブジェクト及び/又は他の電子デバイスなどの複数のオブジェクトの位置を特性及び/又は追跡するように設定される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、電子デバイスは、追跡されているオブジェクトの地図及び/又はリストを含むアプリケーションのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、追跡されているオブジェクトの地図及び/又はリストは、それぞれのオブジェクトがユーザと一緒にある、又はランドマーク(例えば、職場、自宅、別のユーザなど)の近くにあるかどうかを含む、それぞれのオブジェクトの位置のインジケーション(例えば、テキストラベル及び/又は地図上の位置)と共に表示される。
(例えば、デバイスによって追跡されている複数のオブジェクトの位置情報を有するユーザインタフェースを表示することによって)複数のオブジェクトの位置情報を表示する上述した方法は、単一のユーザインタフェース内で追跡されている複数のオブジェクトを見る能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートして追跡されている各オブジェクトの位置情報を見る必要なしに、ユーザが電子デバイスによって追跡されている全てのオブジェクトの位置及び状態を見ることができる単一のユーザインタフェースを提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、物理オブジェクトの1つ以上の表現は、図8Dのようになど、物理オブジェクトがユーザによって選択された記述子で識別された第1の位置(例えば、自宅又は職場)に位置するというインジケーションでマーキングされる(938)。いくつかの実施形態では、インジケーションは、オブジェクトが「自宅の近く」又は「職場の近く」にあることを示すテキストインジケータである。いくつかの実施形態では、インジケーションは、それぞれのオブジェクトが特定のランドマークの近くにあることを示す地図上の対応するアイコンである(例えば、地図は、「自宅」又は「職場」の位置のインジケータを表示する)。
(例えば、追跡オブジェクトの位置の記述ラベルを表示することによって)追跡されたオブジェクトの位置を示す上述した方法は、追跡されたオブジェクトの位置の簡便なラベルをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、オブジェクトの位置が既知の位置に対応するかどうかをユーザが別個に判定する必要なしに、ユーザが選択した記述子で追跡されたオブジェクトの位置を自動的にラベル付けすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、物理オブジェクトの1つ以上の表現は、図8Dのようになど、物理オブジェクトがユーザに関連付けられた位置に対して定義された既定の位置にあるというインジケーションでマーキングされる(940)(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザの特定の距離(例えば、1フィート、3フィート、5フィートなど)内にあると判定された場合に、「私と一緒」インジケータを表示する)。
(位置がユーザから閾値距離内にある場合にオブジェクトがユーザと一緒にあるという記述ラベルを表示することによって)追跡されたオブジェクトの位置を示す上述した方法は、(例えば、オブジェクトがユーザと一緒にあるというラベルを表示することによって)オブジェクトがユーザと一緒にあるかどうかのひと目でわかる説明をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、オブジェクトの位置がユーザがいるのと同じ位置であるかどうかをユーザが別個に判定する必要なしに、簡単な記述ラベルを提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、状態ユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、図8Fのようになど、安全ゾーンを追加する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(942)(例えば、ユーザは、リモートロケータオブジェクトの信頼できる位置(例えば、安全ゾーン)を管理するための状態ユーザインタフェースのエリアにナビゲートする、かつ/又は信頼できる位置を追加する選択可能なオプションを選択する)。いくつかの実施形態では、安全ゾーンを追加する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、ユーザによって選択された位置に安全ゾーンを追加し(944)、それぞれのリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンは、図8Iのようになど、それぞれのリモートロケータオブジェクトが安全ゾーン内に留まっている間に、ユーザに関連付けられた位置とそれぞれのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値よりも大きい(それを越えて増加する)ときに、デバイスが分離警告を生成しない領域である(例えば、ユーザが新しい安全ゾーン又は信頼できる位置を追加することを可能にする)。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを管理するためのユーザ入力に応じて、安全ゾーンを管理するためのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、1つ以上の以前に設定された安全ゾーンは、ユーザが以前に設定された安全ゾーンをオン(分離警告がトリガされないように)又はオフ(分離警告がトリガされるように)にトグルすることができるように、ユーザに提示される。いくつかの実施形態では、安全ゾーンを管理するためのユーザインタフェースは、新しい安全ゾーンを選択するオプションを含む。いくつかの実施形態では、新しい安全ゾーンを追加する選択可能なオプションを選択することにより、新しい安全ゾーンを追加するためのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、新しい安全ゾーンを追加するためのユーザインタフェースは、地図及び/又はテキストフィールドを含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、地図を周囲に移動させ、安全位置として地図上の位置を選択する(例えば、周囲にピンを移動させる、又は地図上にピンをドロップする)ことができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、テキストフィールド内に住所をタイプ入力して、住所を安全位置として選択することができる。いくつかの実施形態では、ユーザが地図を周囲に移動させると、テキストフィールドは、ピンの現在の住所で更新される。いくつかの実施形態では、ユーザがテキストフィールド内に住所をタイプ入力すると、地図は、更新されて、住所の位置を表示する。
(例えば、分離警告が生成されない安全ゾーンとして位置を追加することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトが存在することが予想される場所として特定の位置を設定する能力をユーザに提供し、(例えば、リモートロケータオブジェクトが安全ゾーン内にあると判定されたときに、分離警告を無効化することによって)分離警告の不必要な表示を防止し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが分離警告を受信して、警告と相互作用し、リモートロケータオブジェクトが安全位置にあると判定する必要なしに、分離警告を抑制する方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、安全ゾーンを追加する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスは、図8Gのようになど、複数の既定のサイズ(例えば、小(例えば、100フィート、300フィート、500フィート)、中(1/4マイル、1/2マイル)、大(1マイル、2マイル))からの安全ゾーンのそれぞれのサイズの選択を含む(946)。いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザが追加したい位置の周囲の安全ゾーンの半径を選択することができる。いくつかの実施形態では、新しい安全ゾーンを追加するための地図ユーザインタフェースは、安全ゾーン(例えば、中心点の周囲の円形ゾーン)の半径又はサイズのインジケーションを表示する。
(例えば、安全ゾーンのサイズのユーザ選択を受信することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、安全ゾーンの迅速かつ効率的な設定を可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが所望の安全ゾーンサイズをカバーするために複数の安全ゾーンを追加する必要なしに、又はユーザが新しい安全ゾーンを追加するたびに、ユーザが追加のユーザ入力を実行してカスタムサイズを提供する必要なしに、安全ゾーンのサイズを設定する容易な方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、安全ゾーンを追加する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスは、図8Gのようになど、安全ゾーンの動的に選択されたサイズに対応する入力(例えば、安全ゾーンの半径を選択するためのドラッグ入力)を含む(948)。いくつかの実施形態では、ユーザは、新しい安全ゾーンを追加するためのユーザインタフェースの地図上に表示された円形ゾーンをサイズ変更することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、(例えば、既定のサイズを選択する又は地図上で手動でサイズ変更するのではなく、特定の半径を入力することによって)安全ゾーンのカスタム半径又は面積を提供することができる。
(例えば、安全ゾーンのサイズを手動で調整するユーザ入力を受信することによって)リモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを設定する上述した方法は、安全ゾーンのサイズの微細な制御をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、所望のカスタム安全ゾーンサイズに到達するように安全ゾーンのサイズを修正する容易な方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、状態ユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、図8K~図8Lのようになど、複数の物理オブジェクトのそれぞれの物理オブジェクトの位置をデバイスのユーザ以外の対応するユーザと共有する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(950)(例えば、ユーザは、リモートロケータオブジェクトが共有されるユーザを管理するための状態ユーザインタフェースのエリアにナビゲートし、かつ/又は共有されるユーザを追加する選択可能なオプションを選択する)。 いくつかの実施形態では、物理オブジェクトのうちの1つの位置を別のユーザと共有する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図8M~図8Nのようになど、それぞれの物理オブジェクトの位置を判定すること、それぞれの物理オブジェクトの位置とその別のユーザの位置との間の分離の量が対応する分離閾値を上回ると分離警告を受信すること、及び物理オブジェクトに関連付けられた識別子を選択すること、のうちの1つ以上を含む、それぞれの物理オブジェクトの位置に対応する複数の特徴に、対応するユーザがアクセスすることを可能にする(952)(例えば、リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有する)。
いくつかの実施形態では、1人以上の以前に共有されたユーザは、ユーザが以前に共有されたユーザをオン又はオフにトグルすることができるように、ユーザに提示される。いくつかの実施形態では、共有されるユーザを管理するためのユーザインタフェースは、新しい共有されるユーザを選択するオプションを含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有することにより、リモートロケータオブジェクトの位置を追跡及び/又は閲覧する能力をその別のユーザに提供する。いくつかの実施形態では、その別のユーザは、リモートロケータオブジェクトのユーザ(例えば、所有者)に利用可能なリモートロケータオブジェクトの特徴の全て又はサブセットにアクセスすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、共有されるユーザは、リモートロケータオブジェクトの分離警告を受信し、かつ/又はリモートロケータオブジェクトの安全ゾーンを管理することができる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置を追跡する能力を含む、リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有することによって)リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有する上述した方法は、(例えば、複数のユーザがリモートロケータオブジェクトを追跡することができるように、リモートロケータオブジェクトの所有者にも利用可能な複数の特徴を共有を受信するユーザに自動的に提供することによって)それぞれのリモートロケータオブジェクトの特徴を他のユーザと共有する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、同じ機能を達成するために、それぞれが異なるユーザに関連付けられた複数のリモートロケータオブジェクトを使用する必要なく、リモートロケータオブジェクトを他のユーザと共有する方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、物理オブジェクトのうちの1つの位置を別のユーザと共有する要求に対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスは、図8Mのようになど、制限された期間(例えば、1時間、一日の残りなどの、ユーザによって選択された制限された時間)にわたって共有を可能にすることを含む(954)。いくつかの実施形態では、ユーザがリモートロケータオブジェクトを共有するユーザを選択すると、ユーザは、どのくらい長くリモートロケータオブジェクトを共有するかを選択するオプションを提示される。いくつかの実施形態では、ユーザは、一日の残り、又は無期限になど、所定の持続時間を提供される。いくつかの実施形態では、ユーザは、カスタム持続時間を提供することができる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトを別のユーザとユーザが指定した持続時間にわたって共有することによって)リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有する上述した方法は、デバイスが共有をオフにするために追加の入力を必要とする必要性を回避し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、所望の時間の後にユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートし、かつ/又は他のユーザとの共有を除去することを覚えている必要なしに、リモートロケータオブジェクトを他のユーザと共有するための持続時間を設定する方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のリモートロケータオブジェクトの位置が第2のユーザと共有されているときに(956)、第1のリモートロケータオブジェクトが第2のユーザに関連付けられている間に、電子デバイスは、図8Aのようになど、(例えば、ウォッチ又は携帯電話などのユーザに関連付けられたデバイスに基づいて判定されるような)第2のユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値(例えば、第2のユーザに関連付けられた位置とリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離閾値)を越えて増加したことを示す情報を取得する(956)。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトの位置に対する第2のユーザの位置を追跡しているサーバから取得される。いくつかの実施形態では、情報は、第1のリモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離より離れていると判定する電子デバイス(例えば、第2のユーザの電子デバイス)によって取得される。
いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値を越えて増加したことを示す情報を取得したことに応じて、電子デバイスは、電子デバイスにおいて、図8Aのようになど、第1のリモートロケータオブジェクトが第2のユーザから分離されたことを示す分離警告を生成する(956)(例えば、第1のユーザに関連付けられたデバイスにおいて分離警告を生成する代わりに、又はそれに加えて、この分離警告は、第2のユーザに関連付けられたデバイスにおいて生成される)。いくつかの実施形態では、この分離警告は、リモートロケータオブジェクトが複数のユーザのうちの少なくとも1人の第1の分離閾値内にある限り、リモートロケータオブジェクトが複数のユーザに関連付けられているときに生成されない。例えば、各対応するユーザによって受信された分離警告は、リモートロケータオブジェクトと対応するユーザとの間の分離の発生に特有である。いくつかの実施形態では、それぞれの共有されるユーザは、第1のユーザ(例えば、所有者)がリモートロケータオブジェクトから分離されるたびに、分離警告を受信する。
(例えば、共有されるユーザに対して分離警告を生成することによって)リモートロケータオブジェクトを別のユーザと共有する上述した方法は、(例えば、対応する共有されるユーザがリモートロケータオブジェクトから分離されているかどうかを判定し、分離警告を対応する共有されるユーザに表示することによって)共有されるユーザがリモートロケータオブジェクトから分離されたという警告を共有されるユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、デバイスの所有者が共有されるユーザに分離を別個に通知する、又はリモートロケータオブジェクトの位置を追跡して、それが依然として共有されるユーザと一緒にあるかどうかを判定する必要なしに、共有されるユーザが分離警告を受信することができる方法を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
図9A~図9Gにおける動作について記載された特定の順序は、単なる例示であり、記載された順序が動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、1100、1300、及び1400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図9A~図9Gに関して上述した方法900にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900を参照して上述した分離通知を提示することは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、1100、1300、及び1400)を参照して本明細書に記載される、リモートロケータオブジェクトを初期化すること、追跡通知を提示すること、及びリモートロケータオブジェクトを発見することなどの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、図1A~1B、3、5A~5Hに関連して上述したような)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって任意選択的に実行される。更に、図9A~図9Gを参照して上述した動作は、図1A~図1Bに示す構成要素によって任意選択的に実施される。例えば、表示する動作936、及び検出する動作908、942、950は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチスクリーン504上のコンタクトを検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチスクリーン上の第1の位置の第1のコンタクトがユーザインタフェース上のオブジェクトの選択などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他のプロセスが、図1A~1Bに示す構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
リモートロケータオブジェクトによる追跡の通知
ユーザは、多くの異なる方法で電子デバイスと対話する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、その位置を電子デバイスに報告することができる。以下に説明する実施形態は、電子デバイスが未知のリモートロケータオブジェクトがユーザの位置を追跡しているという警告を提供し、それによって電子デバイスとのユーザの対話を強化する方法を提供する。デバイスとの双方向作用を強化することにより、動作を実行するためにユーザが必要な時間の量を低減し、したがって、デバイスの電力使用量を低減してバッテリ駆動デバイスに対して電池寿命を増大する。人々がデバイスを使用することが理解される。人がデバイスを使用するとき、その人は、任意選択的にそのデバイスのユーザと呼ばれる。
図10A~図10Rは、本開示のいくつかの実施形態に従った、電子デバイスが未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡の通知を表示する例示的な方法を示す。これらの図中の実施形態は、図11A~図11Eを参照して説明するプロセスを含む、以下に説明するプロセスを例示するために使用される。
図10A~図10Rは、未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡の通知を表示する電子デバイス500を示す。図10Aは、タッチスクリーン504を含む例示的なデバイス500を示す。図10Aに示すように、電子デバイス500は、ロックスクリーンユーザインタフェース1000(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース)を提示する。いくつかの実施形態では、ロックスクリーンユーザインタフェース1000は、電子デバイス500が(例えば、スリープ状態又はロック状態から)起きると表示されるユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ロックスクリーンユーザインタフェース1000は、通知1002を含む。いくつかの実施形態では、通知1002は、未知のリモートロケータオブジェクト(例えば、任意選択的に、「ロケータ」)がユーザの位置を追跡している(例えば、追っている)ことをユーザに通知する。いくつかの実施形態では、通知1002は、オブジェクトのラベル及び所有者の名前などの、リモートロケータオブジェクトの所有者の個人情報を隠す。いくつかの実施形態では、通知1002は、未知のリモートロケータオブジェクトの所有者がリモートロケータオブジェクトの位置を見ることができることをユーザに示す。
いくつかの実施形態では、通知1002は、リモートロケータオブジェクトの位置がユーザの位置を追っていると電子デバイス500(例えば、又はサーバ)が判定すると表示される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置が閾値時間(例えば、30分、1時間、2時間)にわたってユーザの位置と同じ(又は5フィート、10フィート、20フィートなどの、その閾値距離内)である場合に、ユーザの位置を追っていると判定される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置が閾値距離(例えば、1マイル、2マイル、3マイル)にわたって移動した後にユーザの位置と同じである場合に、ユーザの位置を追っていると判定される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置がユーザから閾値距離(例えば、2フィート、3フィート、4フィート、10フィート)内にある場合に、ユーザの位置を追っていると判定される。いくつかの実施形態では、対応するリモートロケータオブジェクトは、対応するリモートロケータオブジェクトがデバイス500のユーザ/ユーザアカウントに関連付けられておらず、かつデバイス500のユーザ/ユーザアカウントと共有されていない(例えば、別のユーザアカウントに関連付けられている)場合に、未知であると判定される。いくつかの実施形態では、以前にユーザと共有されていたが、ユーザと現在共有されていないリモートロケータオブジェクトもまた、追跡警告をトリガする未知のリモートロケータオブジェクトであると見なされる。いくつかの実施形態では、上記の任意の組み合わせは、リモートロケータオブジェクトがユーザを追っているかどうかを判定するための要因又は要件であり得る。
通知1002は、ロックスクリーンユーザインタフェース1000上に表示されるように示されているが、通知1002は、(例えば、他の通知を表示することができる全ての状況において)他のユーザインタフェース上に表示することができることが理解される。
図10Aでは、ユーザ入力1003は、通知1002を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、電子デバイス500は、図10Bに示すように、ユーザインタフェース1010を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1010は、別のユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェースなど)の上に重ね合わされるカードユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1010は、ユーザの(例えば、したがって、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトの)現在位置を示す地図1012を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1010は、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトに対して機能を実行する選択可能なオプション1014-1~1014-3を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1014-1は、未知のリモートロケータオブジェクトが一日の残りの間ユーザを追跡することを許可する(例えば、したがって、一日の残りの間対応する未知のリモートロケータオブジェクトの今後の追跡警告を抑制する)ために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1014-2は、未知のリモートロケータオブジェクトが無期限にユーザを追跡することを許可する(例えば、したがって、対応する未知のリモートロケータオブジェクトの全ての今後の追跡警告を抑制する)ために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1014-3は、リモートロケータオブジェクトに関するより多くの情報を提供するために選択可能である。
図10Bでは、ユーザ入力1003は、選択可能なオプション1014-1を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、未知のリモートロケータが一日の残りの間ユーザの位置を追跡することを許可するプロセスを開始する。いくつかの実施形態では、未知のリモートロケータがユーザの位置を追跡することを許可されると、追跡警告(例えば、通知1002など)は、現在の日付の残りの間デバイス500上にもはや表示されない。いくつかの実施形態では、未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡が許可された後に、未知のリモートロケータオブジェクトは、アイテムを追跡及び発見するためのユーザのアプリケーションに追加され、任意選択的に、図10Cのようになど、デバイス500が追跡しているアイテムとしてユーザインタフェース1020上に表示される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1020は、ユーザインタフェース670と類似している。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1020は、未知のリモートロケータオブジェクトに対応するアイテム1026-1をリスト表示する。いくつかの実施形態では、アイテム1026-1は、追跡警告が抑制される時間の長さ(例えば、更に8時間13分間)を示す。いくつかの実施形態では、アイテム1026-1は、リモートロケータオブジェクトの所有者の名前又はラベルを明らかにせず、リモートロケータオブジェクトの所有者のプライバシー(例えば、それに関連付けられたユーザアカウント)を保護する。いくつかの実施形態では、未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡が許可されている間に、ユーザは、図8A~図8Pに関して上述した分離警告802と同様に、未知のリモートロケータオブジェクトがユーザの位置から閾値距離(例えば、10フィート、30フィート、100フィート)より大きくだけ分離する場合に、分離警告を受信することができる。
図10Dでは、ユーザ入力1003は、ユーザインタフェース1010内の選択可能なオプション1014-2を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図10Eに示すように、ユーザインタフェース1030を表示する。いくつかの実施形態では、無期限に追跡を許可するために、デバイス500は、ユーザがデバイス500を未知のリモートロケータオブジェクトから閾値距離(例えば、1インチ、3インチ、5インチ)内に持ってくることを必要とする。いくつかの実施形態では、これにより、ユーザが未知のリモートロケータオブジェクトを発見したこと、及び/又はユーザがどのアイテムがユーザの位置を追跡しているかを正確に知っている(例えば、かつ誤ったオブジェクトを誤って承認しない)ことを確実にする。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1030は、デバイス500を使用して未知のリモートロケータオブジェクトをタップする(例えば、デバイス500を未知のリモートロケータオブジェクトまで閾値距離内に持ってくる)ようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1030は、リモートロケータオブジェクトをデバイス500でタップするイラストレーション1032(例えば、静止画像、短いビデオ、アニメーションなど)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1030は、未知のリモートロケータオブジェクトに可聴音を発させるために選択可能な、選択可能なオプション1034を含む。
図10Fでは、ユーザは、デバイス500を未知のリモートロケータオブジェクト1000まで上記の閾値距離内に持ってくる。いくつかの実施形態では、デバイス500を未知のリモートロケータオブジェクト1000まで閾値距離内に持ってきたことに応じて、デバイス500と未知のリモートロケータオブジェクト1000との間に通信が確立される。いくつかの実施形態では、デバイス500は、未知のリモートロケータオブジェクト1000がユーザの位置を追跡している未知のリモートロケータオブジェクトであることを確認する。いくつかの実施形態では、デバイス500を未知のリモートロケータオブジェクト1000まで閾値距離内に持ってきたことに応じて、デバイス500は、未知のリモートロケータオブジェクトが一日の残りの間(例えば、又は任意選択的に、ユーザが許可を除去するまで)ユーザの位置を追跡することを許可するプロセスを開始する。いくつかの実施形態では、未知のリモートロケータオブジェクトが許可された後に、未知のリモートロケータオブジェクトは、(例えば、図10Cに関して上述したのと同様に)図10Gに示すように、ユーザインタフェース1020に追加される。いくつかの実施形態では、アイテム1026-1は、リモートロケータオブジェクトが無期限に無視されるというインジケータを有して表示される。いくつかの実施形態では、アイテム1026-1は、ユーザの許可設定を変更する(例えば、オブジェクトを無視することに関する時間制限を設定する、又は許可を除去する、など)ために選択可能である。
図10Hでは、ユーザ入力1003は、ユーザインタフェース1010内の選択可能なオプション1014-3を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図10Iに示すように、ユーザインタフェース1040を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1040は、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトの表現1042を表示する。いくつかの実施形態では、表現1042は、リモートロケータオブジェクトのアイコンである。いくつかの実施形態では、表現1042は、リモートロケータオブジェクトの相互作用可能なモデルである。例えば、いくつかの実施形態では、表現1042上のユーザ入力は、任意選択的に、ユーザ入力に従って表現1042をスピン又は回転させる。いくつかの実施形態では、表現1042は、ひとりでに(例えば、ユーザ関与なしに)スピン、回転、又は別の方法でアニメーション化する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1040は、選択可能なオプション1044-1、1044-2、及び1044-3を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1044-1は、リモートロケータオブジェクトに可聴音を発させて、ユーザがリモートロケータオブジェクトを発見することを可能にするために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1044-2は、(例えば、図10B~図10Gに関して上述したのと同様のプロセスで)ユーザがリモートロケータオブジェクトを無視することを可能にするために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1044-3は、リモートロケータオブジェクトを無効化する命令を表示するために選択可能である。例えば、図10Jでは、ユーザ入力1003は、選択可能なオプション1044-3を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、ユーザインタフェース1050を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1050は、リモートロケータオブジェクトの表現1052を表示する。いくつかの実施形態では、表現1052は、図10K~図10Mに示すように、リモートロケータオブジェクトを分解及び無効化する(例えば、任意選択的に、リモートロケータオブジェクト内のバッテリを取り外す)ステップを示すアニメーションである。選択可能なオプション1054の選択により、リモートロケータオブジェクトがユーザの位置を追跡することを許可することなく、デバイス500にユーザインタフェース1050を表示することを停止させる。
図10N~図10Pは、未知のリモートロケータオブジェクトの所有者によって紛失したとしてマーキングされた未知のリモートロケータオブジェクトの追跡通知を表示する例示的な実施形態を示す。図10Nでは、通知1002は、ロックスクリーンユーザインタフェース1000上に表示されている。いくつかの実施形態では、通知1002は、紛失したロケータがユーザの位置を追っていることを示す。いくつかの実施形態では、通知1002は、紛失したリモートロケータオブジェクトの位置がユーザの位置を追っているとの判定に応じて、デバイス500上に表示される。したがって、いくつかの実施形態では、紛失したリモートロケータオブジェクトの通知1002は、(例えば、リモートロケータオブジェクトが紛失したことを通知1002が示すことを除いて)図10Aに関して上述した通知1002をトリガしたのと同じ要因及び/又は要件に基づいてトリガされる。
図10Nでは、ユーザ入力1003は、通知1002を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図10Oに示すように、ユーザインタフェース1060を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1060は、(例えば、表現1042と同様の)リモートロケータオブジェクトの表現1062を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1060は、選択可能なオプション1064-1、1064-2、及び1064-3を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1064-1は、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを表示するために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1064-2は、紛失したリモートロケータオブジェクトに可聴音を発させるために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1064-3は、(例えば、図10K~図10Mに関して上述したユーザインタフェース1050と同様に)リモートロケータオブジェクトを無効化する命令を表示するために選択可能である。
図10Oでは、ユーザ入力1003は、選択可能なオプション1064-1を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、ユーザインタフェース1060を更新して、オブジェクトの所有者によって提供されたメッセージ1066を明らかにする。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1064-1は、所有者からのメッセージを明らかにするために選択可能であることから、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者に連絡するプロセスを開始するために選択可能であることに、更新される。いくつかの実施形態では、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者に連絡するプロセスは、1つ以上の通信媒体(例えば、通話、テキスト、電子メールなど)を使用して所有者に連絡する1つ以上の選択可能なオプションを表示することを含む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの所有者のプライバシーは、(例えば、メッセージ1066に個人情報を含めることによってなど)所有者が個人の詳細を明らかにすることを選択しない限り、維持される(例えば、所有者の名前、連絡先の詳細は、ユーザに明らかにされない)。
図10Q~図10Rは、デバイス500が紛失したとしてマーキングされた(しかしながら、ユーザの位置を追跡していない)リモートロケータオブジェクト1000の閾値距離(例えば、1、3、5インチなどのNFC通信距離)内に配置される例示的な実施形態を示す。図10Qは、デバイス500及びリモートロケータオブジェクト1000を示す。図10Qでは、リモートロケータオブジェクト1000は、リモートロケータオブジェクト1000の所有者によって紛失したとしてマーキングされている。図10Rでは、ユーザは、デバイス500をリモートロケータオブジェクト1000の閾値距離内に持ってくる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1000の閾値距離内にデバイス500を配置したことに応じて、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト1000と通信し、デバイス500上に以前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース1070)の上に重ね合わされたユーザインタフェース1080を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1080は、リモートロケータオブジェクト1000に関する情報、及びリモートロケータオブジェクト1000の所有者(又はそれに関連付けられたユーザアカウント)に連絡する1つ以上の選択可能なオプションを表示する「クイック」制御シートである。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1080は、リモートロケータオブジェクト1000の所有者からのメッセージ1082を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1080は、選択可能なオプション1084-1、1084-2、及び1084-3を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1084-1は、リモートロケータオブジェクト1000の位置を所有者に送信するために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1084-2は、テキストメッセージを所有者に送信するために選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1084-3は、所有者に電話するために選択可能である。いくつかの実施形態では、上述したのと同様に、リモートロケータオブジェクトの所有者のプライバシーは、(例えば、メッセージ1082に個人情報を含めることによってなど)所有者が個人の詳細を明らかにすることを選択しない限り、維持される(例えば、所有者の名前、連絡先の詳細は、ユーザに明らかにされない)。
図11A~図11Eは、図10A~図10Rのようになど、いくつかの実施形態に従った、未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡の通知を表示する方法700を示す流れ図である。方法1100は、任意選択的に、図1A~図1B、図2~図3、図4A~図4B、及び図5A~図5Hを参照して上述したようなデバイス100、デバイス300、デバイス500などの電子デバイスにおいて実行される。方法1100における一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
後述するように、方法1100は、未知のリモートロケータオブジェクトによる追跡の通知を表示する方法を提供する。この方法は、本開示のデバイスのユーザインタフェースと対話するときのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザインタフェースとのユーザの対話の効率を向上させることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
図10Aのようになど、いくつかの実施形態では、1つ以上の無線アンテナと、表示デバイスと、1つ以上の入力デバイスと、を有する電子デバイス(例えば、タッチスクリーン及び無線通信回路を含むモバイルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ、又はウェアラブルデバイス)、又はキーボード、マウス、トラックパッド、及びタッチスクリーンのうちの1つ以上、並びに無線通信回路を含むコンピュータ)は、電子デバイスのユーザ以外のユーザに関連付けられたリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの近く(例えば、ユーザの3フィート以内、10フィート以内、20フィート以内)にある間に、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たす(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザ及び/若しくは電子デバイスの位置を追跡している、又は他の方法で追っている)との判定に従って、図10Aのようになど、ユーザ入力なしに、ユーザに関連付けられていないリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすことを示す追跡警告を自動的に提示する(1102)(例えば、未知のリモートロケータオブジェクト(例えば、ユーザに関連付けられていない、かつ/又はユーザと共有されていないリモートロケータオブジェクト)がユーザ及び/若しくは電子デバイスを追跡していることを示す通知又は他の警告を電子デバイス上に表示する)。いくつかの実施形態では、追跡基準は、リモートロケータオブジェクトの位置が閾値時間/距離(例えば、例えば最後の20フィート、50フィート、100フィート、最後の5分、10分、15分などの間の、時間及び/又は距離)よりも長い間電子デバイスを追っている又は追跡している場合に、満たされる。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置が閾値時間及び/又は距離にわたって電子デバイスの1、2、3フィート以内である場合に、電子デバイスを追っている又は追跡していると見なされる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトと電子デバイスとの間の距離が(時間及び/又は距離の)閾値量にわたって実質的に変化しない(例えば、5%、10%、15%以内)場合に、電子デバイスを追っている又は追跡していると見なされる。いくつかの実施形態では、これらの基準の任意の組み合わせが想到される。いくつかの実施形態では、追跡警告の選択(例えば、追跡通知上のタップ入力などの追跡通知の選択)に応じて、詳細な追跡警告が表示される。いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられていないリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たさない場合、追跡警告は表示されない。いくつかの実施形態では、ユーザに関連付けられていないが、ユーザと共有されているリモートロケータオブジェクトは、追跡基準を満たさないため、追跡警告を引き起こさない。いくつかの実施形態では、上述の基準のうちの1つ以上が満たされない場合、追跡基準は満たされない。
(例えば、未知のリモートロケータオブジェクトがユーザを追跡しているときに、ユーザに追跡警告を自動的に表示することによって)未知のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすことをユーザに警告する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザを追跡していると判定された場合には、ユーザの入力なしに追跡警告を自動的に表示することによって)リモートロケータオブジェクトがユーザを追っている場合に警告をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、潜在的に認可されていないリモートロケータオブジェクトがユーザの位置を追っているという警告をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、追跡基準は、図10Aのようになど、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置がユーザに関連付けられた位置の所定の閾値距離内にある(例えば、未確認のリモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離(例えば、1フィート、2フィート、3フィート)内にある)という要件、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置が少なくとも閾値時間にわたってユーザに関連付けられた位置の閾値距離内に留まっている(例えば、リモートロケータオブジェクトが閾値時間(例えば、5分、15分、30分)にわたってユーザから閾値距離内に留まっている)という要件、リモートロケータオブジェクトがユーザに関連付けられていない(例えば、未確認のリモートロケータオブジェクトがユーザによって所有されていない、又は別の方法でユーザと共有されていない(いくつかの実施形態では、未確認のリモートロケータオブジェクトは別のユーザに所有されている、又は別の方法で別のユーザに関連付けられている))という要件、及びリモートロケータオブジェクトが別のユーザに位置を報告している(例えば、その別のユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を追跡し、したがってユーザの位置を追跡することができるように、未確認のリモートロケータオブジェクトが別のユーザ/ユーザアカウントに設定及びペアリングされている、又は別の方法で関連付けられている)という要件のうちの1つ以上を含む(1104)。いくつかの実施形態では、追跡基準は、ユーザが移動した、又は別の方法で位置を変更した場合であっても、リモートロケータオブジェクトがユーザから閾値距離内に留まっているという要件を含む。いくつかの実施形態では、追跡基準は、リモートロケータオブジェクトがユーザによって移動された閾値距離量(例えば、50フィート、100フィート、200フィートなど)にわたって、ユーザから閾値距離内に留まっているという要件を含む。いくつかの実施形態では、追跡基準は、これらの要件の任意の組み合わせを含む。
(例えば、1つ以上の追跡基準が満たされていると判定することによって)未知のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすことをユーザに警告する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザを追っていると判定するときに、特定の条件の満足を必要とすることによって)電子デバイスが、リモートロケータオブジェクトが本当にユーザを追っていると判定して、追跡警告を不必要に表示することを回避することすることを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトが実際にユーザの位置を追っている可能性が高い場合に、許可されていないリモートロケータオブジェクトがユーザの位置を追っているという警告をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、追跡警告は、図10Iのようになど、ユーザがリモートロケータオブジェクトを視覚的に識別することを可能にする情報(例えば、リモートロケータオブジェクトの仮想3次元モデルなどのリモートロケータオブジェクトの視覚又はテキスト記述)を含む選択可能なオプションを含む(1108)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの視覚的イラストレーションなどの情報を表示して、ユーザがリモートロケータオブジェクトを識別することを可能にすることによって)未知のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすことをユーザに警告する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトのイラストレーションを表示することによって)ユーザを追っているリモートロケータオブジェクトを発見して識別する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトがどのように見え得るかを判定するためにユーザが別個の調査を実行することを必要とせずに、リモートロケータオブジェクトを発見して識別する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、追跡警告は、図10Bのようになど、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションを含む(1106)(例えば、追跡警告は、未確認のリモートロケータオブジェクトの追跡警告が抑制される又は別の方法で表示されないように、リモートロケータオブジェクトの追跡を無視するために選択可能な、選択可能なオプションを含む)。いくつかの実施形態では、ユーザは、リモートロケータオブジェクトを無視するための持続時間を設定することができる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた今後の追跡警告を無視する選択可能なオプションを提供することによって)追跡警告を無視する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトがユーザに既知である場合にリモートロケータオブジェクトの警告を無効化して、ユーザが却下するために追加の入力を実行しなければならない追跡警告の更なる表示を防止するオプションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザに不必要に警告を提供して、ユーザが追跡警告を毎回無視するべきであることを検証する必要なしに、今後の警告を自動的に却下するオプションをユーザに与えることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Bのようになど、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択(例えば、「警告を消す」アフォーダンスの選択、続いて「一日の終了まで」アフォーダンスの選択)を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(1110)。いくつかの実施形態では、「警告を消す」アフォーダンスを選択するユーザ入力を受信したことに応じて、デバイスは、どれほど長く警告を無視するかの持続時間を選択する選択可能なオプションを含むユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、一日の終了まで追跡警告を消すために選択可能な「一日の終了まで」アフォーダンス及び/又は追跡警告を無期限に消すプロセスを開始するために選択可能な「無期限に」アフォーダンスなどの、所定の持続時間オプションが表示される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Cのようになど、所定の時間閾値(例えば、1時間、2時間、一日の終了まで、週の終了まで)にわたってリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告の表示を取り止める(1112)。いくつかの実施形態では、ユーザは、カスタム持続時間を提供することができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告の表示をデバイスが取り止めている間であっても、デバイスは、他のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たす場合には、他のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという警告を生成し続ける(例えば、追跡を無視することは、追跡が検出された特定のリモートロケータオブジェクトにのみ適用される)。
(例えば、所定の時間にわたって警告を無視するオプションの選択を検出したことに応じて、所定の時間にわたって今後の警告の表示を取り止めることによって)追跡警告を消す上述した方法は、リモートロケータオブジェクトが所定の時間にわたってユーザを追っていることをユーザが予想するときに、所定の時間にわたって追跡警告を無効化する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが今後の追跡警告を却下し、かつ所定の時間後に追跡警告を後で再有効化することを必要とせずに、又はユーザが所定の時間の間に追跡警告を却下し続けることを必要とせずに、所定の時間にわたって追跡警告を抑制する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Cのようになど、デバイス上の位置追跡状態ユーザインタフェース内で見るために利用可能な物理オブジェクトのセットにリモートロケータオブジェクトを追加する(1114)(例えば、今後の追跡警告を無視するユーザ入力を受信した後に、ユーザに関連付けられた物理オブジェクトを含む状態ユーザインタフェースに未確認のリモートロケータオブジェクトを追加する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡状態ユーザインタフェースに追加されると、リモートロケータオブジェクトは、ユーザに関連付けられた位置に対するその位置のインジケーション及び/又はどれほど長くユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を無視しているかのインジケーションを有して表示される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡状態ユーザインタフェースに追加されると、リモートロケータオブジェクトの所有者の名前は、示されない。例えば、リモートロケータオブジェクトは、「誰かのロケータ」、「未知のロケータ」などとして識別される。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた追跡警告を無視するように選択したときに、電子デバイスによって追跡されているオブジェクトのセットにリモートロケータオブジェクトを追加することによって)未知のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという警告を無視する上述した方法は、(例えば、ユーザによって追跡されているオブジェクトのセットとともに、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトを表示することによって)ユーザが追跡警告を却下した後であっても、リモートロケータオブジェクトが依然としてユーザを追跡しているというリマインダをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を物理的に確認して、リモートロケータオブジェクトが依然としてユーザを追跡しているかどうかを判定する必要なく、追跡警告を消した後にリモートロケータオブジェクトの位置を追跡する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Dのようになど、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択(例えば、「警告を消す」アフォーダンスの選択、続いて「永久に」又は「無期限に」アフォーダンスの選択)を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(1116)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Gのようになど、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告の表示を取り止める(1118)(例えば、所与のリモートロケータオブジェクトの追跡警告を恒久的に無視する、又は別の方法で抑制する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告の表示をデバイスが取り止めている間であっても、デバイスは、他のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たす場合には、他のリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという警告を生成し続ける(例えば、追跡を無視することは、追跡が検出された特定のリモートロケータオブジェクトにのみ適用される)。
(例えば、今後の追跡警告を無期限に抑制することによって)追跡警告を消す上述した方法は、ユーザが却下するために追加の入力を実行しなければならない不必要な今後の追跡警告の表示を無効化する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの共有を要求する必要なしに追跡警告を無視する、又は追跡警告を常に無視して全ての今後の警告を抑制する能力をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Dのようになど、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択(例えば、「警告を消す」アフォーダンスの選択、続いて「永久に」又は「無期限に」アフォーダンスの選択)を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(1120)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Eのようになど、リモートロケータオブジェクト及びデバイスの両方を含む既定の動作を実行してリモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視する要求を確認するようにユーザに促す(1122)(例えば、追跡警告を無期限に無視させる前に、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた追跡警告を無期限に無視するためにユーザからのアクティブな確認を必要とする)。いくつかの実施形態では、アクティブな確認は、電子デバイスを用いてリモートロケータオブジェクト上でNFCタップジェスチャを実行することを含む。いくつかの実施形態では、アクティブな確認は、選択可能なオプションを選択することを含む。
(例えば、ユーザが無期限に追跡警告を無視するように要求しているという確認を必要とすることによって)追跡警告を消す上述した方法は、リモートロケータオブジェクトが実際に発見されていないときに、追跡通知の偶発的な却下を回避し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクト及び電子デバイスの両方と物理的に相互作用することによって、ユーザからの確認を必要とすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、既定の動作は、図10Fのようになど、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスの所定の距離内に持ってくる(例えば、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間にNFC通信が確立されるように、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスの近距離通信距離(例えば、1インチ、2インチ、3インチ)内に持ってくる)ことを含む(1124)。いくつかの実施形態では、NFCタップジェスチャを実行することは、ユーザがどのリモートロケータオブジェクトが無期限に無視されているかを知っているという(例えば、電子デバイスへの)確認として機能する。いくつかの実施形態では、プロンプトは、選択されると、リモートロケータオブジェクトにサウンドを再生させるアフォーダンスを含む、ユーザインタフェース内に表示される。
(例えば、リモートロケータオブジェクトを電子デバイスの所定の距離内に配置することによって、ユーザが無期限に追跡警告を無視するよう要求しているという確認を必要とすることによって)追跡警告を消す上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトとのNFC通信リンクを確立して、リモートロケータオブジェクトの識別情報を確認することによって)ユーザが発見したリモートロケータオブジェクトが、ユーザを追跡しているのと同じリモートロケータオブジェクトであることを電子デバイスが確認することを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトの近接内で電子デバイスを物理的に移動させることによって、ユーザからの確認を必要とすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Hのようになど、追跡基準を満たすリモートロケータオブジェクトに関する追加情報を表示する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(1126)(例えば、「更に詳しく」アフォーダンスの選択を検出する)。いくつかの実施形態では、追跡基準を満たすリモートロケータオブジェクトに関する追加情報を表示する選択可能なオプションの選択を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Iのようになど、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションを表示する(1128)(例えば、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションは、リモートロケータオブジェクトがもはや位置情報を別のユーザに送信しないように、リモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する命令を表示するプロセスを開始するために選択可能である)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションを含むユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトにおいてサウンドを再生する選択可能なオプション、リモートロケータオブジェクトを無視する選択可能なオプション、及び/又はユーザがリモートロケータオブジェクトを視覚的に識別することを可能にする情報(例えば、リモートロケータオブジェクトの視覚表現)を含む。
(例えば、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションと共に、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトに関する追加情報を表示することによって)リモートロケータオブジェクトに関する情報を表示する上述した方法は、電子デバイスに関する情報を迅速に見て、リモートロケータオブジェクトがユーザに未知であるとユーザが判定した後に、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションをユーザに提供する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個のインタフェースにナビゲートする必要なしに、又は別個の調査を実行してリモートロケータオブジェクトに関する情報を受信し、かつ/若しくはリモートロケータオブジェクトを無効化する必要なしに、ユーザに更なる情報を提供し、リモートロケータオブジェクトを無効化するための情報をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Jのようになど、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションの選択を検出する(1130)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションの選択を検出したことに応じて、電子デバイスは、図10K~図10Mのようになど、従った場合に、リモートロケータオブジェクトがその位置を報告することを防止する命令(例えば、テキスト、オーディオ、ビデオ、又は画像ベースの命令などの、リモートロケータオブジェクトを分解してバッテリなどの電源を取り外す命令)を表示する(1132)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがその位置を報告することを防止する命令は、選択された場合に、リモートロケータオブジェクトにサウンドを生成させる(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を特定することを可能にするために)選択可能なユーザインタフェースオブジェクトと共に表示される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを分解する命令は、リモートロケータオブジェクトを分解する、かつ/又はその電源を取り外すために実行するステップのアニメーション及び/又はステップごとのイラストレーションを含む。
(例えば、リモートロケータオブジェクトを無効化する命令を表示することによって)リモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する情報を提供する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する、容易にアクセス可能な画面上のステップごとの説明的な命令をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個の調査を実行してリモートロケータオブジェクトを無効化する方法を判定する必要なしに、ユーザが認識しておらず、かつユーザの位置を追跡することを望まない、リモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する命令をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが追跡基準を満たすという今後の警告を無視するようにユーザが要求したとの判定に従って、ユーザに関連付けられた位置と第1のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の分離の量が第1の分離閾値を越えて増加したことを示す情報を取得したことに応じて、電子デバイスは、電子デバイスにおいて、図10Cに記載されているようになど、リモートロケータオブジェクトがユーザから分離されたことを示す分離警告を生成する(1134)(例えば、今後の追跡警告を無視するユーザ入力を受信し、かつ/又は未確認のリモートロケータオブジェクトをユーザに関連付けられた物理オブジェクトを含む状態ユーザインタフェースに追加した後に、電子デバイスは、方法900に関して説明した分離警告と同様に、リモートロケータオブジェクトとユーザとの間の距離が閾値距離(例えば、50フィート、200フィート、500フィート、1/2マイル)を越えている場合に、分離警告を表示する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの所有者の名前は、分離警告上に示されない。例えば、リモートロケータオブジェクトは、「誰かのロケータ」、「未知のロケータ」などとして識別される。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトを認識して追跡警告を無視するように要求することをユーザが示したときに、分離警告を提供することによって)リモートロケータオブジェクトの分離警告を受信する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトがもはやユーザを追跡していないときに、電子デバイスが自動的にユーザに知らせることを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトが依然としてユーザを追跡しているかどうかを見るようにユーザが確認し続ける必要なしに、リモートロケータオブジェクトがもはやユーザを追跡しておらず、かつユーザから分離されているときに、警告を提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされているとの判定に従って、追跡警告は、図10Nのようになど、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされているというインジケーションを含む(1136)(例えば、(例えば、オブジェクトの所有者及び/又はリモートロケータオブジェクトに関連付けられたユーザアカウントによって)リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされている場合、追跡警告は、リモートロケータオブジェクトが紛失したこと(例えば、「紛失したロケータがあなたの位置を追跡しています」)を示す)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされているというインジケーションを表示することによって)紛失したリモートロケータオブジェクトの追跡警告を表示する上述した方法は、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされている(例えば、その結果、必ずしも悪意からユーザを追跡してない)ことを電子デバイスがユーザに迅速かつ効率的に知らせることを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、リモートロケータオブジェクトが紛失しており、かつ悪意からユーザを追跡していない可能性が高いという情報をユーザに都合よく提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図10Oのようになど、リモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを表示する要求に対応する、追跡警告に向けられた入力を含む1つ以上の入力のシーケンスを検出する(1138)(例えば、紛失したリモートロケータオブジェクトがユーザの位置を追っていることを示す通知を選択するユーザ入力を受信したことに応じて、所有者からのメッセージを表示するために選択可能な選択可能なオプションを含むユーザインタフェースを表示する)。いくつかの実施形態では、所有者からのメッセージは、所有者がリモートロケータオブジェクトを紛失したとしてマーキングすると、提供される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトにサウンドを再生させる選択可能なオプション、並びに/又はリモートロケータオブジェクトを分解及び/若しくは無効化する命令を表示する選択可能なオプションを含む。
いくつかの実施形態では、追跡警告に向けられた入力を含む1つ以上の入力を検出したことに応じて、電子デバイスは、図10Pのようになど、リモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを表示する(1140)(例えば、ユーザインタフェース上に所有者からのメッセージを表示する)。いくつかの実施形態では、所有者からのメッセージを表示する選択可能なオプションは、所有者からのメッセージが表示されると、ユーザインタフェースから除去される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの所有者の名前は、示されない、又は別の方法で隠される。例えば、メッセージは、「所有者」からなどとして表示される。
紛失したリモートロケータオブジェクトに関する情報を表示する(例えば、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを表示する)上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを迅速かつ効率的に閲覧する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者からのカスタムメッセージをユーザに提供し、したがって、紛失したリモートロケータオブジェクトに関するより多くの情報をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、所有者からのメッセージを表示している間に、電子デバイスは、図10Pのようになど、選択されると、所有者と通信するプロセスを開始する1つ以上の選択可能なオプションを表示する(1142)(例えば、所有者からのメッセージを表示した後に、(例えば、電話通話、テキストメッセージ、又は電子メールを介して)リモートロケータオブジェクトの所有者に連絡するプロセスを開始する選択可能なオプションを表示する)。いくつかの実施形態では、所有者に連絡するプロセスを開始する選択可能なオプションは、所有者からのメッセージを表示する選択可能なオプションを置き換える。いくつかの実施形態では、所有者と通信するプロセスを開始する選択可能なオプションの選択により、所有者に連絡する1つ以上の方法に対応する1つ以上のオプションの表示を引き起こす。いくつかの実施形態では、所有者の識別情報及び/又は所有者の連絡先情報は、示されない、又は別の方法で隠される。例えば、所有者は、「未知のロケータの所有者」又は「紛失したロケータの所有者」などとして識別され、電話番号、電子メールアドレスなどは、ユーザに決して示されない(例えば、所有者のプライバシーを保護するために)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの所有者は、自分の情報を共有することを決定することができる(例えば、自分の情報をメッセージ自体に提供することによって)。
(例えば、紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者に通信又は連絡するプロセスを開始する1つ以上のオプションを提供することによって)紛失したリモートロケータオブジェクトの所有者に連絡する上述した方法は、所有者に連絡する迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートする必要なしに、又は別個の調査を実行して所有者に連絡する方法を判定する必要なしに、所有者に連絡する便利な方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、所有者からのメッセージを表示している間に、電子デバイスは、図10Pのようになど、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションを表示する(1144)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプションの選択を検出したことに応じて、電子デバイスは、図10K~図10Mのようになど、従った場合に、リモートロケータオブジェクトがその位置を報告することを防止する命令(例えば、テキスト、オーディオ、ビデオ、又は画像ベースの命令などの、リモートロケータオブジェクトを分解してバッテリなどの電源を取り外す命令)を表示する(1146)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがその位置を報告することを防止する命令は、選択された場合に、リモートロケータオブジェクトにサウンドを生成させる(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を特定することを可能にするために)選択可能なユーザインタフェースオブジェクトと共に表示される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを分解する命令は、紛失したとしてマーキングされていない、ユーザを追跡しているリモートロケータオブジェクトを無効化するオプションのユーザの選択に応じて、ユーザに表示されたのと、同じ命令である。
(例えば、リモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する命令を表示することによって)紛失したリモートロケータオブジェクトを無効化するオプションを提供する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされている場合であっても、紛失したリモートロケータオブジェクトを無効化する方法に関する迅速にアクセス可能な命令を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個の調査を実行してリモートロケータオブジェクトを無効化する方法を判定する必要なしに、リモートロケータオブジェクトを無効化するオプション及び命令をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがサウンドを再生する要求に対応するユーザ入力を受信したことに応じて、電子デバイスは、図10I及び図12Iのようになど、リモートロケータオブジェクトに可聴音を発させる(1148)(例えば、リモートロケータオブジェクトがサウンドを再生する選択可能なオプションを選択するユーザ入力を受信する、リモートロケータオブジェクトに信号を送信する、又は別の方法でリモートロケータオブジェクトにサウンドを再生させる)。いくつかの実施形態では、選択可能なオプションは、追加情報を表示する選択可能なオプションを選択したことに応じて表示されるユーザインタフェース(例えば、「更に詳しく」ユーザインタフェース)上に表示される。いくつかの実施形態では、選択可能なオプションは、今後の警告を無視する要求を確認するための既定の動作を実行するようにユーザに促すユーザインタフェース上に表示される。いくつかの実施形態では、選択可能なオプションは、紛失したリモートロケータオブジェクトがユーザを追跡していることを示すユーザインタフェース上に表示される。いくつかの実施形態では、選択可能なオプションは、追跡警告に関連付けられたユーザインタフェースのうちのいずれか上に表示される。
(例えば、リモートロケータオブジェクトにサウンドを発させることによって)リモートロケータオブジェクトを識別する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトを位置特定及び識別する容易な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトを探索し視覚的に識別し発見する必要なしに、リモートロケータオブジェクトにサウンドを再生させるオプションをユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、図10Qのようになど、紛失したとしてマーキングされており(1150)、かつリモートロケータオブジェクトが電子デバイスの所定の距離内にあるとの判定に従って(例えば、ユーザは、電子デバイスの1インチ、2インチ、3インチ以内など、電子デバイスを用いてリモートロケータオブジェクト上でNFCタップジェスチャを実行する)、電子デバイスは、図10Rのようになど、表示デバイスを介して、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされているというインジケーション、リモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージ、及び、選択されると、リモートロケータオブジェクトの所有者と通信するプロセスを開始する1つ以上の選択可能なオプションを表示する(1152)(例えば、リモートロケータオブジェクトに対応する電子デバイス上に、追跡警告とは異なるユーザインタフェースを表示する)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトが紛失したとしてマーキングされているというインジケーションを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの所有者からのメッセージを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、それぞれの通信方法(例えば、通話、テキスト、電子メール)を使用して所有者に連絡する、又は別の方法で通信するプロセスを開始するために選択可能な1つ以上の選択可能なオプションを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの位置をリモートロケータオブジェクトの所有者に送信する(例えば、リモートロケータオブジェクトの所有者の電子デバイス上に通知を表示させる)ために選択可能な選択可能なオプションを含む。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクト上でNFCタップジェスチャを実行すると、リモートロケータオブジェクトに関する情報を表示することによって)紛失したリモートロケータオブジェクトに関する情報を表示する上述した方法は、迅速かつ更なるユーザ入力なしに、ユーザが発見したリモートロケータオブジェクトに関する情報を閲覧する能力をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがユーザの電子デバイスを用いてリモートロケータオブジェクトをタップして、リモートロケータオブジェクトが紛失したかどうかに関する情報を受信し、所有者からのメッセージを閲覧し、所有者に連絡するオプションを提供することを可能にすることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
図11A~図11Eにおける動作について記載された特定の順序は、単なる例示であり、記載された順序が動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1300、及び1400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図11A~図11Eに関して上述した方法1100にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1100を参照して上述した追跡通知を提示することは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1300、及び1400)を参照して本明細書に記載される、リモートロケータオブジェクトを初期化すること、分離通知を提示すること、及びリモートロケータオブジェクトを発見することなどの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、図1A~1B、3、5A~5Hに関連して上述したような)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって任意選択的に実行される。更に、図11A~図11Eを参照して上述した動作は、図1A~図1Bに示す構成要素によって任意選択的に実施される。例えば、表示する動作1128、1132、1140、1142、1144、1146、及び1152、並びに検出する動作1110、1116、1120、1126、1130、及び1138は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチスクリーン504上のコンタクトを検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチスクリーン上の第1の位置の第1のコンタクトがユーザインタフェース上のオブジェクトの選択などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他のプロセスが、図1A~1Bに示す構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
リモートロケータオブジェクトの位置を特定する
ユーザは、多くの異なる方法で電子デバイスと対話する。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトなどのオブジェクトの位置を追跡することができる。いくつかの実施形態では、位置追跡機能をサポートするリモートロケータオブジェクトは、位置追跡機能をサポートしないアイテムに取り付けることができる。以下に説明する実施形態は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトを発見する発見モードを開始し、それによって電子デバイスとのユーザの対話を強化する方法を提供する。デバイスとの双方向作用を強化することにより、動作を実行するためにユーザが必要な時間の量を低減し、したがって、デバイスの電力使用量を低減してバッテリ駆動デバイスに対して電池寿命を増大する。人々がデバイスを使用することが理解される。人がデバイスを使用するとき、その人は、任意選択的にそのデバイスのユーザと呼ばれる。
図12A~図12FFは、本開示のいくつかの実施形態に従った、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する例示的な方法を示す。これらの図中の実施形態は、図13A~図13F及び図14A~図14Dを参照して説明するプロセスを含む、以下に説明するプロセスを例示するために使用される。
図12A~図12FFは、リモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する電子デバイス500を示す。図12Aは、タッチスクリーン504を含む例示的なデバイス500を示す。図12Aに示すように、電子デバイス500は、ユーザインタフェース1210を提示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1210は、図6Lに関して上述したユーザインタフェース660と類似している。
図12Aでは、ユーザ入力1203は、リモートロケータオブジェクトがデバイス500から2マイル離れている間に、選択可能なオプション1216-1を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、リモートロケータオブジェクトを発見する発見モードに入る。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがデバイス500から閾値距離(例えば、50フィート、500フィート、1マイル、2マイル、3マイルなど)よりも大きく離れているため、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図12Bに示すように、地図ベースの発見モードに入る。
図12Bでは、ユーザインタフェース1222は、デバイス500の現在位置からリモートロケータオブジェクトの位置までの道順を表示している地図アプリケーションのユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、地図は、ユーザの現在位置に対応するアイコン1221、リモートロケータオブジェクトの判定された位置に対応するアイコン1224(例えば、「キー」)、及びリモートロケータオブジェクトに到達するために取る経路に対応するルート1222を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1220は、ナビゲーションモードを構成してナビゲーションを開始するためのカード1224を含む。いくつかの実施形態では、カード1224は、説明1229及び選択可能なオプション1226を含む。いくつかの実施形態では、説明1229は、ルートの距離、移動時間の長さ、ルートが最も速いルートであるかどうかなどに関する情報を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1226は、リモートロケータオブジェクトへのナビゲーションを開始するために選択可能である。いくつかの実施形態では、カード1224は、ナビゲーションモードを変更する選択可能なオプション1228-1、1228-2、及び1228-3を含む。例えば、選択可能なオプション1228-1は、運転する道順のナビゲーションを設定するために選択可能であり、選択可能なオプション1228-2は、歩く道順のナビゲーションを設定するために選択可能であり、選択可能なオプション1228-3は、公共交通機関の道順のナビゲーションを設定するために選択可能である。
図12Cでは、ユーザ入力1203は、リモートロケータオブジェクトがデバイス500から30フィート離れている間に、ユーザインタフェース1210内の選択可能なオプション1216-1を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、リモートロケータオブジェクトを発見する発見モードに入る。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトがデバイス500から閾値距離(例えば、50フィート、500フィート、1マイル、2マイル、3マイルなど)未満離れているため、ユーザ入力に応じて、デバイス500は、図12Dに示すように、相対位置ベースの発見モードに入る。
図12Dでは、ユーザインタフェース1230は、相対位置ベースの発見モードに対応する。いくつかの実施形態では、相対位置ベースの発見モードは、デバイス500が(例えば、コンパスと同様に)リモートロケータオブジェクトの相対位置を表示することによってリモートロケータオブジェクトの位置にユーザを案内する発見モードである。
図12Dでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500から30フィート離れている。いくつかの実施形態では、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近傍内にあると判定することができるが、オブジェクトがデバイス500から特定の距離離れており、デバイス500が対応する無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、RF、IRなど)の有効通信範囲の外(又はその限界付近)にあるため、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を判定することができない。図12Dでは、リモートロケータオブジェクト1200が第1の距離範囲(例えば、30フィート~50フィート、35フィート~60フィートなど)にある間に、ユーザインタフェース1230は、ディスプレイの周囲に散在する1つ以上のインジケータ1234(例えば、ドット)を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイスを周囲に移動させてリモートロケータオブジェクト1200の位置を特定するのを助けるようにユーザに命令するテキスト1236を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータ1234は、特定の量の振動周波数及び強度を有する。いくつかの実施形態では、以下で更に詳細に説明するように、1つ以上のインジケータの振動の強度及び周波数は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近くに移動するにつれて、増加する(例えば、かつリモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から遠くに移動するにつれて、減少する)。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータ1234は、ディスプレイの周囲にランダムに散在する。いくつかの実施形態では、図12F~図12Iに関して以下でより詳細に説明するように、1つ以上のインジケータ1234は、リモートロケータオブジェクトの大まかな方向に向かって付勢される(例えば、向かって進んでいる)。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータ1234は、オブジェクトが近くに移動するにつれてより明るくなり(かつ任意選択的に、オブジェクトが遠くに移動するにつれてより暗くなる)、オブジェクトが近くに移動するにつれて色を変更し、かつ/又は不透明度を変更する(オブジェクトが近くに移動するにつれてより不透明になり、オブジェクトが遠くに移動するにつれてより不透明でなくなる(例えば、より透明になる))ことによってなど、リモートロケータオブジェクトがデバイス500の近くに移動するにつれて、視覚特性を変更する。いくつかの実施形態では、オブジェクトが近くに移動するにつれて、より多くのインジケータ1234が表示される(例えば、かつ任意選択的に、オブジェクトが遠くに移動するにつれて、より少ないインジケータ1234が表示される)。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイス500が向かって追跡しているリモートロケータオブジェクトを示すラベル1232(例えば、Johnのキー)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、選択可能なオプション1238-1及び選択可能なオプション1238-2を含む。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1238-1は、発見モードを出て、デバイス500が発見モードに入る前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース1210)に戻るために、選択可能である。いくつかの実施形態では、選択可能なオプション1238-2は、リモートロケータオブジェクト1200に可聴音を発させるために選択可能である。
図12Eでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500から40フィートの距離まで遠くに離れて移動する(例えば、デバイス500が移動した、かつ/又はリモートロケータオブジェクト1200が移動した)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近傍内にあるとデバイス500が判定することができない距離に移動する(例えば、除去ロケータオブジェクト1200は、対応する直接無線通信媒体の有効範囲の外に移動した)。 いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200が40フィート離れていることに応じて、ユーザインタフェース1230は、テキスト1236がデバイス500とリモートロケータオブジェクト1200との間に「低信号」が存在することを示すように更新される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がここでより遠くに離れているため、ユーザインタフェース上のインジケータ1234の数は、(例えば、図12Dと比較して)減少する。いくつかの実施形態では、インジケータ1234は、より小さい振動強度を有する(又は振動強度を有さない)。
図12Fでは、リモートロケータオブジェクト1200は、35フィートの距離までデバイス500の近くに移動する(例えば、デバイス500が移動した、かつ/又はリモートロケータオブジェクト1200が移動した)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近傍内にあると判定することができる(しかし、正確な位置を判定することはできない)。したがって、図12Fでは、テキスト1236は、周囲を移動してリモートロケータオブジェクトの位置を特定するのを助けるようにユーザに命令する。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータは、図12Dと同様の振動強度及び周波数を有する。
図12Gでは、リモートロケータオブジェクト1200は、30フィートの距離までデバイス500の近くに移動する(例えば、デバイス500が移動した、かつ/又はリモートロケータオブジェクト1200が移動した)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近傍内にあると判定することができる(しかし、正確な位置を判定することはできない)。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータは、リモートロケータオブジェクト1200の判定された方向に向かって進み始める。いくつかの実施形態では、1つ以上のインジケータは、リモートロケータオブジェクトがデバイス500から35フィート離れていたときよりも大きい振動強度及び/又は周波数を有する。
図12Hでは、ユーザ入力1203は、選択可能なオプション1238-2を選択して受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて、リモートロケータオブジェクト1200は、図12Iに示すように、可聴音を発する。
図12Jでは、リモートロケータオブジェクト1200は、25フィートの距離までデバイス500の近くに移動する(例えば、デバイス500が移動した、かつ/又はリモートロケータオブジェクト1200が移動した)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を判定することができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を判定することができることに応じて(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が閾値距離内にあることに応じて)、ユーザインタフェース1230は、更新されて、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの方向に向けられた矢印1231を含む(かつ、いくつかの実施形態では、もはやインジケータ1234を表示しない)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、一緒に収束して矢印1231に形成されるインジケータ1234のアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの距離及び相対方向を示すテキスト1233(例えば、「左に25フィート」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイス500の「前」又は「前方」方向を表すインジケータ1235を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの方向を示すインジケータ1237を含む(例えば、矢印1231がインジケータ1237に向けられるように)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイスを(例えば、反時計回りに)回転させて、デバイス500の「前方」方向(例えば、インジケータ1235)をリモートロケータオブジェクト1200の方向(例えば、インジケータ1237)と整列させる方向を示す、円弧1239を含む。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から25フィート離れている間に、デバイス500は、周期的な触知出力を放出する。いくつかの実施形態では、周期的な触知出力は、グラフ1201によって示されるように、低強度を有する「タップ」(例えば、マイクロタップ)である。いくつかの実施形態では、触知出力は、対応する周波数(例えば、1秒毎、0.5秒毎)での個別の「タップ」である。以下で更に詳細に説明するように、いくつかの実施形態では、触知出力の周波数及び/又は強度は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近くに移動するにつれて、増加する(例えば、かつ任意選択的に、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から遠くに移動するにつれて、減少する)。いくつかの実施形態では、デバイス500が向きの変化を検出すると、デバイス500は、向き(例えば、距離及び/又は相対方向)が変化したことをデバイス500が検出することを示す(例えば、距離を示す、上述した対応する周波数での個別のタップとは異なる、かつ任意選択的に、それに加えて)離散触知出力を放出する。
図12Kでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500から30フィート離れた距離まで遠くに離れて移動する。いくつかの実施形態では、デバイス500は、ユーザインタフェース1230を更新して、正確な位置のインジケータ(例えば、矢印1231、インジケータ1235、1237など)の表示を除去し、リモートロケータオブジェクトがデバイス500の近傍内にあるとデバイス500が判定することができるが正確な位置を判定することができないことと一致する、1つ以上のインジケータ1234及びテキスト1236を表示する(例えば、図12Hに関して上述したものと同様のユーザインタフェースを表示することに戻る)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、インジケータ1234に分裂する(例えば、分解する)矢印1231のアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、デバイス500は、任意の触知出力を出力しない。したがって、いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイス500とリモートロケータオブジェクト1200との間の距離に基づいて、正確な方向モードと正確でない方向モードとの間で切り替えられる。
図12Lでは、リモートロケータオブジェクト1200は、20フィートの距離までデバイス500の近くに戻って移動する(例えば、デバイス500が移動した、かつ/又はリモートロケータオブジェクト1200が移動した)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、再び、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を判定することができる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を判定することができることに応じて(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が閾値距離内にあることに応じて)、ユーザインタフェース1230は、更新されて、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの方向に向けられた矢印1231を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの距離及び相対方向を示すテキスト1233(例えば、「左に20フィート」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイス500の「前」又は「前方」方向を表すインジケータ1235を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクトの方向を示すインジケータ1237を含む(例えば、矢印1231がインジケータ1237に向けられるように)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、デバイスを(例えば、反時計回りに)回転させて、デバイス500の「前方」方向(例えば、インジケータ1235)をリモートロケータオブジェクト1200の方向(例えば、インジケータ1237)と整列させる方向を示す、円弧1239を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500がリモートロケータオブジェクト1200から20フィートの距離にあることに応じて、デバイス500は、グラフ1201によって示されるように、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から25フィートであったときに出力された強度よりも大きい強度を有する離散触知出力を出力する。したがって、いくつかの実施形態では、触知出力は、リモートロケータオブジェクトがデバイス500の近くに移動するにつれて、周波数及び/又は強度が増加する(かつ任意選択的に、距離が増加するにつれて、周波数及び/又は強度が減少する)。
図12Mでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500の「前方」方向と整列するように移動する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230の背景色は、(例えば、緑色に、白色から)変化して、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列していることを示す。いくつかの実施形態では、テキスト1233は、更新されて、「20フィート前方」を表示する。いくつかの実施形態では、インジケータ1237は、インジケータ1235が任意選択的に黒色ドットの周囲にリングを表示するように、インジケータ1235と融合する。いくつかの実施形態では、黒色ドットは、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列していないときのインジケータ1235よりも大きいサイズである。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の前の所定の角度範囲(例えば、10度、15度、20度など)内にあるときに、デバイス500と整列していると見なされる。いくつかの実施形態では、角度範囲は、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに移動する際に、一定である。いくつかの実施形態では、角度範囲は、ユーザがリモートロケータオブジェクト1200の近くに移動するにつれて、増加する(例えば、角度範囲は、固定円錐であり、リモートロケータオブジェクト1200の近くに移動することは、大きな角度範囲が依然として固定円錐内にあると見なされるように、円錐を更に上方に移動させることと同様である)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列しているときに、離散触知出力のパターンは、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列していないときのパターンとは異なる。例えば、いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列していないときに、離散触知出力のパターンは、タップ-タップ-タップ(例えば、規則的なビートでの)であり、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500と整列しているときに、離散触知出力のパターンは、タップ-タップタップ-タップ(例えば、ダブルビートでの、又は任意選択的に、スタッカートのビートでの)である。 これらは単なる例示的な実施例であり、他の離散触知出力パターンが可能であることが理解される。
図12N~図12Oは、パルス方式でインジケータ1235の周囲でサイズが増加する(例えば、所定の半径まで増加し、折りたたまれてインジケータ1235に戻り、次いで再びサイズが増加する)ようになど、アニメーション化するインジケータ1235の周囲のリングを示す。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の前方に位置している(例えば、デバイス500と整列している)間に、このパルス状アニメーションは、継続する(いくつかの実施形態では、以下で説明するドットの変化に加えて)。
図12Pでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500から10フィート離れた距離に移動する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500の右に向かってわずかに移動しているが、リモートロケータオブジェクト1200が依然としてデバイス500と整列していると見なされるように、角度範囲内に留まる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から10フィート離れて移動したことに応じて、インジケータ1235は、(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が20フィート離れていたときとは対照的に)サイズが増加する。いくつかの実施形態では、デバイス500によって出力/生成された離散触知出力は、グラフ1201によって示されるように、強度及び/又は周波数が増加される。
図12Qでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500と整列している間に、デバイス500から5フィート離れた距離に移動する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から5フィート離れて移動したことに応じて、インジケータ1235は、(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が10フィート離れていたときとは対照的に)更にサイズが増加する。いくつかの実施形態では、デバイス500によって出力された離散触知出力は、強度及び/又は周波数が増加される。
図12Qでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500と整列している間に、デバイス500から3フィート離れた距離に移動する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500から所定の距離(例えば、2フィート、3フィート、4フィート)内にある。そのような実施形態では、ユーザインタフェース1230は、インジケータ1235がディスプレイの中心に移動されて、リモートロケータオブジェクト1200の表現と同じ又は同様のサイズを有するように、更新される(例えば、図12Uに以下に示すように)。いくつかの実施形態では、インジケータ1235の周囲のリング1241は、デバイス500のリモートロケータオブジェクト1200からの距離を示す(例えば、距離が減少するにつれて減少し、距離が増加するにつれて増加する)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1230は、リモートロケータオブジェクト1200の距離及び相対方向を示すテキスト1233の表示を維持する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500から所定の距離内にある間に、デバイス500は、前述した離散触知出力とは対照的に、任意選択的にリモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近くに移動するにつれて強度が変化する、連続触知出力(例えば、振動)を出力する。図12Rでは、デバイス500は、グラフ1201によって示されるように、低強度で連続振動を出力する。
図12Sでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500と整列している間に、デバイス500から2フィート離れた距離に移動する。いくつかの実施形態では、リング1241は、インジケータ1235の周囲のサイズが低減して、より近い距離を示す(いくつかの実施形態では、インジケータ1235が前と同じサイズのままである間に)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、グラフ1201によって示されるように、(例えば、リモートロケータオブジェクトが3フィート離れているときとは対照的に)より高い強度の連続振動を出力する。
図12Tでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500と整列している間に、デバイス500から1フィート離れた距離に移動する。いくつかの実施形態では、リング1241は、インジケータ1235の周囲のサイズが低減して、より近い距離を示す(いくつかの実施形態では、インジケータ1235が前と同じサイズのままである間に)。いくつかの実施形態では、デバイス500は、グラフ1201によって示されるように、(例えば、リモートロケータオブジェクトが2フィート離れているときとは対照的に)より高い強度の連続振動を出力する。
図12Uでは、リモートロケータオブジェクト1200は、デバイス500と同じ位置(又は、0.25フィートなどの実質的に同じ位置)に移動する。いくつかの実施形態では、リング1241は、もはやユーザインタフェース1235上に表示されず、インジケータ1235は、リモートロケータオブジェクト1200の表現に変化する。 いくつかの実施形態では、テキスト1233は、更新されて、「ここ」を表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータがデバイス500と同じ又は実質的に同じ位置にあるときに、デバイス500は、触知出力を提供しない。図12U~図12Vは、リモートロケータオブジェクト1200の表現1235が任意選択的にリモートロケータオブジェクト1200の3次元アニメーション又は相互作用可能なモデルであることを示す。
図12W~図12AAは、拡張現実発見モードを使用してリモートロケータオブジェクトの位置を特定する例示的な方法を示す。図12Wでは、リモートロケータオブジェクト1200は、環境1250内に位置しており、環境1250内のオブジェクトの背後に完全に又は部分的に覆い隠されている(例えば、図12Wに示すように、テーブルの背後の椅子上にある)。図12Wでは、デバイス500は、発見モードにあり、(例えば、図12Oに関して上述したユーザインタフェース1230と同様の)ユーザインタフェース1230を表示している。いくつかの実施形態では、デバイス500は、地面に対して実質的に水平である(例えば、コンパスのように保持されている)。
図12Xでは、ユーザは、デバイス500を垂直位置に立たせ始める(例えば、地面と垂直であるように、例えば、写真を撮る場合のように持ち上げている)。いくつかの実施形態では、ユーザがデバイス500を垂直位置に立たせていることを検出したことに応じて、デバイス500は、図12Xに示すように、拡張現実(augmented reality、AR)発見モードに入る。いくつかの実施形態では、デバイス500がAR発見モードに入ると、デバイス500は、触知出力(例えば、単一の離散触知出力、又はタップ)を放出する。図12Xでは、デバイス500は、ユーザインタフェース1240を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1240は、AR発見モードに対応し、デバイス500のカメラによってキャプチャされたように環境1250を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1240は、環境1250の表示の上に重ね合わされた1つ以上のAR要素を含む。例えば、図12Xでは、ユーザインタフェース1240は、リモートロケータオブジェクトの距離及び相対位置を示すラベル、リモートロケータオブジェクトの識別子、並びに矢印を表示する。いくつかの実施形態では、矢印は、リモートロケータオブジェクト1200に向かって向けられている間に、地面に対して平行である(又は、環境1250内の何らかの他の基準と何らかの他の関係にある)ように、デバイス500によって表示される。したがって、いくつかの実施形態では、デバイス500が上又は下に(例えば、地面に対してより垂直に、又はより垂直でなく)傾斜すると、デバイス500は、ユーザインタフェース1240内に表示された地面に対して垂直であるかのように、矢印の表示を維持する。
図12Yは、ユーザがデバイス500を垂直位置に立たせ続けることを示す。いくつかの実施形態では、上述のように、デバイス500がAR発見モデルにあるとき、矢印は、ユーザインタフェース1240内に表示された3次元環境内のリモートロケータオブジェクトの方向に向く要素(例えば、2次元又は3次元要素)である。 したがって、デバイス500が上向きに立っているとき、矢印は、3次元空間内のリモートロケータオブジェクト1200の位置に向かってディスプレイ「内」に向いているように見える。
図12Zでは、デバイス500は、ここで、デバイス500のカメラがリモートロケータオブジェクト1200の位置に面しているように立っており、ユーザインタフェース1240は、リモートロケータオブジェクト1200の位置を含む環境1250を表示する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200の位置がユーザインタフェース1240上に示されている(例えば、デバイス500のカメラがリモートロケータオブジェクト1200の位置に面している)とき、矢印は、(例えば、リモートロケータオブジェクトがユーザインタフェース1240上に示されているときの)リモートロケータオブジェクトの位置に向かって飛ぶかのようにアニメーション化される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200の位置がユーザインタフェース1240上に示されているとき、ユーザインタフェース1240は、リモートロケータオブジェクト1200に取り付けられている、又はリモートロケータオブジェクト1200に対して配置されているかのように、風船1242(又は何らかの他のARオブジェクト)を表示する。いくつかの実施形態では、図12Zに示すように、リモートロケータオブジェクト1200が覆い隠されているため、風船1242は、リモートロケータオブジェクト1200の隠れた位置をマーキングするのに役立つ(例えば、風船上の糸は、リモートロケータオブジェクト1200に取り付けられ、またリモートロケータオブジェクト1200を覆い隠す同じオブジェクト(例えば、テーブル)によって部分的に覆い隠されている)。任意の拡張現実要素を使用して、リモートロケータオブジェクト1200の位置を視覚的に識別することができる(例えば、必ずしも風船ではない)ことが理解される。
図12AAは、リモートロケータオブジェクト1200がもはや(例えば、テーブルによって)覆い隠されていないように環境1250を側面角度から見るために、ユーザが環境1250の周囲を回転することを示す。図12AAでは、ユーザインタフェース1240は、リモートロケータオブジェクトに取り付けられた風船1242と共に、リモートロケータオブジェクト1200の覆い隠されていない位置を表示する。したがって、拡張現実発見モードにある間に、デバイス500は、ユーザが環境の周囲を移動することを可能にし、ユーザインタフェース1240上に表示されたAR要素は、リモートロケータオブジェクト1200が風船1242(又は任意の他の好適なインジケータ)によって継続的に識別されるように、ユーザの移動に対して自動的に調整する。
図12BB~図12FFは、拡張現実発見モードを使用してリモートロケータオブジェクトの位置を特定する代替の例示的な方法を示す。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200は、環境1250内に位置しており、任意選択的に、環境1250内のオブジェクトの背後に(例えば、テーブル上、テーブルの背後、次の部屋に、道路を横切って、など)覆い隠されていない、部分的に覆い隠されている、又は完全に覆い隠されている。図12BBでは、リモートロケータオブジェクト1200は、完全に覆い隠されている(例えば、点線で示されるように、テーブルの背後の椅子上にある)。図12BBでは、デバイス500は、発見モードにあり、(例えば、図12Oに関して上述したユーザインタフェース1230と同様の)ユーザインタフェース1230を表示している。いくつかの実施形態では、デバイス500は、地面に対して実質的に水平である(例えば、コンパスのように保持されている)。
図12CCでは、デバイス500は、デバイス500上のカメラが環境1250に向かって面するように、垂直に持ち上げられており、リモートロケータオブジェクト1200の位置をキャプチャすることができる。いくつかの実施形態では、デバイス上のカメラがリモートロケータオブジェクト1200の位置をキャプチャすることができると判定したことに応じて、デバイス500は、AR発見モードに入り、デバイスの1つ以上のカメラによって取得された物理空間の画像及び物理空間内に存在しない1つ以上の仮想要素を含むユーザインタフェース1260を表示する。いくつかの実施形態では、AR発見モードは、デバイスがリモートロケータオブジェクトの位置の閾値距離内(例えば、2、5、10、20、又は50フィート以内)にあるかどうか、かつ/又はデバイスのカメラがリモートロケータオブジェクトの推定された位置若しくは判定された位置を含む視野を有するかどうかに基づいて表示される。いくつかの実施形態では、デバイス上のカメラは、デバイス500が図12BBの発見モードにある間に、環境の画像を定期的にキャプチャして、リモートロケータオブジェクト1200の位置をキャプチャしてAR発見モードに入ることができるかどうかを判定する。いくつかの実施形態では、デバイス500は、リモートロケータオブジェクトの位置を判定して、ユーザインタフェース1260内のリモートロケータオブジェクトの位置にインジケータ1262を配置する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトからのデバイスの向き及び/又は距離は、カメラ画像に基づいて判定される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトからのデバイスの向き及び/又は距離は、GPS受信機、WiFi三角測量、加速度計、ジャイロスコープ、慣性測定ユニットなどのデバイスの1つ以上の他のセンサ、又はこれらの様々なセンサの組み合わせに基づいて判定される。いくつかの実施形態では、インジケータ1262は、拡張現実要素であり、白色、青色、赤色、黒色、又は任意の好適な色である。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200が環境1250内のオブジェクトによって覆い隠されている場合、インジケータ1262は、リモートロケータオブジェクト1200が覆い隠されていないかのように、リモートロケータオブジェクト1200に対応するユーザインタフェース1260上の位置に表示される。いくつかの実施形態では、インジケータ1262のサイズは、以下に示すように、リモートロケータオブジェクト1200までの距離に基づく。
図12DDでは、ユーザは、デバイス500をリモートロケータオブジェクト1200の近くに移動させる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500の近くに移動したことに応じて、インジケータ1262のサイズは、それに応じて増加される。例えば、リモートロケータオブジェクト1200が覆い隠されていなかった場合、デバイス500がそれの近くに移動しているため、より大きく表示され、インジケータ1262は、リモートロケータオブジェクト1200のサイズを表す。
図12EEでは、ユーザは、デバイス500をリモートロケータオブジェクト1200の更に近くに移動させる。いくつかの実施形態では、デバイス500がリモートロケータオブジェクト1200から閾値距離(例えば、10フィート、20フィート、30フィート)以内に移動すると、インジケータ1262は、更新されて、ユーザインタフェース1260上に表示されたリモートロケータオブジェクト1200を取り囲むリングになる。いくつかの実施形態では、インジケータ1262がドットからリモートロケータオブジェクト1200の周囲のリングに変化する閾値距離は、環境1250内で、リモートロケータオブジェクト1200がリモートロケータオブジェクト1200であるとデバイス500が(例えば、任意選択的に、画像認識プロセスで)認識する距離である。いくつかの実施形態では、デバイス500がオブジェクトをリモートロケータオブジェクト1200として認識すると、インジケータ1262は、リモートロケータオブジェクト1200の正確な位置を強調するために、リモートロケータオブジェクト1200を取り囲むリングに変更される。いくつかの実施形態では、インジケータ1262は、リモートロケータオブジェクト1200の位置を取り囲むように表示される(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が覆い隠されており、したがって、ユーザインタフェース1262上に表示されていない場合)。いくつかの実施形態では、インジケータ1262は、デバイス500がリモートロケータオブジェクト1200からの閾値距離内に移動したことに応じて、ドットからリングに変化する(例えば、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500によって視認可能である、かつ/又は識別/認識されることを必要とせずに)。
図12FFでは、ユーザは、デバイス500をリモートロケータオブジェクト1200の更に近くに移動させる。図12FFに示すように、インジケータ1262は、ユーザインタフェース1260上でサイズが増加するリモートロケータオブジェクト1200のサイズに比例して、サイズが増加し続ける(例えば、カメラがリモートロケータオブジェクト1200の近くに移動しているため)。上述のAR発見モードは、テーブル上又はテーブル付近のリモートロケータオブジェクトを例示しているが、リモートロケータオブジェクトが別の部屋で、道路を横切って、別の建物内でなど、完全に覆い隠されているときに、AR発見モードを使用することができることが理解される。例えば、ユーザインタフェース1260は、任意選択的に、ユーザが環境の周囲を移動して(例えば、道路を横断する、ホールを歩行する、など)、リモートロケータオブジェクト1200が位置する適切な位置を発見することができるまで、リモートロケータオブジェクトの位置にあるドットとしてインジケータ1262を表示する。そのような実施形態では、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500によってキャプチャされて認識される位置にユーザがデバイス500を移動させる(例えば、リモートロケータオブジェクト1200が位置する部屋に入る、リモートロケータオブジェクトを覆い隠しているテーブルの周囲を移動するなど)とすぐに、インジケータ1262は、リモートロケータ1200の周囲のリングに変更される。いくつかの実施形態では、インジケータ1262は、リモートロケータオブジェクト1200がデバイス500によってキャプチャされて認識される位置にユーザが移動することを必要とせずに、リングに変化する。
図13A~図13Fは、図12A~図12FFのようになど、いくつかの実施形態に従った、リモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する方法1300を示す流れ図である。方法1300は、任意選択的に、図1A~図1B、図2~図3、図4A~図4B、及び図5A~図5Hを参照して上述したようなデバイス100、デバイス300、デバイス500などの電子デバイスにおいて実行される。方法1300における一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
後述するように、方法1300は、リモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する方法を提供する。この方法は、本開示のデバイスのユーザインタフェースと対話するときのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザインタフェースとのユーザの対話の効率を向上させることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
図12Jのようになど、いくつかの実施形態では、表示デバイス及び1つ以上の入力デバイスを有する電子デバイス(例えば、タッチスクリーン及び無線通信回路を含むモバイルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ、又はウェアラブルデバイス)、又はキーボード、マウス、トラックパッド、及びタッチスクリーンのうちの1つ以上、並びに無線通信回路を含むコンピュータ)は、リモートロケータオブジェクト発見モードにある間に、図12Jのようになど、表示デバイスを介して、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向を示す第1の視覚的インジケータ(例えば、矢印)を表示する(1302)(例えば、リモートロケータオブジェクトがデバイスに対して位置すると判定された方向に向けられた矢印を表示する)。いくつかの実施形態では、前方方向(例えば、デバイスの正面に対して0°)に対応する第2のインジケータ(例えば、ドット)が表示される。いくつかの実施形態では、(例えば、ディスプレイの中心に対して)リモートロケータオブジェクトの方向に対応する第1のインジケータ(例えば、矢印)が表示される。いくつかの実施形態では、矢印は、ディスプレイの中心から第2のインジケータに向かって向いている(例えば、したがって、リモートロケータオブジェクトに向かって向いている)。 いくつかの実施形態では、第1のインジケータと第2のインジケータとの間に円弧が表示されて、デバイスを回転させてリモートインジケータをデバイスの正面に整列させる(例えば、デバイスを円弧の方向に回転させて第1のインジケータと第2のインジケータとの整列を引き起こす)方向をユーザに示す。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケータを表示している間に、電子デバイスは、図12Lのようになど、電子デバイスの向きの変化を検出する(1304)(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かう、又はリモートロケータオブジェクトから離れるデバイスの回転を検出する)。いくつかの実施形態では、向きの変化は、デバイス内の1つ以上のセンサを使用して検出される。いくつかの実施形態では、デバイスは、加速度計、ジャイロスコープ、GPSセンサ、又はデバイスの回転位置を判定するための任意の他の好適なセンサを含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスの向きの変化を検出したことに応じて、電子デバイスは、図12Lのようになど、第1の視覚的インジケータの外観を変更して(例えば、矢印を回転させて)、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向を示す(1306)(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向に向かって又は離れて回転されると、表示は、更新されて、デバイスに対するリモートロケータオブジェクトの方向の変化を反映する)。例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって回転する(例えば、デバイスの正面がリモートロケータオブジェクトに向かって回転される)と、矢印は、回転して、デバイスの上部に向かって向く(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置に従って)、及び/又は第1のインジケータは、第1のインジケータに向かって移動する(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置に従って)。 したがって、矢印及び/又は第1のインジケータは、「ライブに」更新されて、リモートロケータオブジェクトに向かって向けられる。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向にインジケータを表示し、デバイスの向きが移動するとインジケータを更新することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向にインジケータを表示し、ユーザがリモートロケータオブジェクトを発見するためにデバイスを移動又は回転させるとインジケータを更新することによって)リモートロケータオブジェクトを発見するための容易かつ直感的な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、電子デバイスを使用してリモートロケータオブジェクトを発見する容易な方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケータの外観を変更して、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向を示すことは(1308)、図12Lのようになど、デバイスが回転すると、第1の視覚的インジケータを回転させること(1310)(例えば、リモートロケータオブジェクトに対するデバイスの向きの変化に従って、矢印を回転させること)を含む。いくつかの実施例では、矢印は、コンパスに類似しており、リモートロケータオブジェクトの判定された方向に向き、更新されて(例えば、連続的に、0.5秒ごとに、1秒ごとに、向きが変更されたと判定されるたびに)、リモートロケータオブジェクトに対するデバイスの向きの変化を反映する(例えば、電子デバイスが周囲を移動する若しくは回転すると、又はリモートロケータデバイスが周囲を移動されると)。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケータの外観を変更して、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向を示すことは(1308)また、図12Mのようになど、第1の視覚的インジケータがデバイスの第1の部分と所定の整列を有するとの判定に従って、ユーザインタフェースの少なくとも一部分の色を変更すること(1312)を含む(例えば、第1の視覚的インジケータがデバイスの第1の部分と所定の整列を有することを示すために)。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの前方に整列していると判定された場合に、第1の視覚的インジケータ又は第1の視覚的インジケータの背後の背景の色を変更する。いくつかの実施形態では、デバイスの第1の部分は、デバイスの上部及び/又はデバイスの正面(例えば、スクリーンの反対のデバイスの側面)である。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに面している場合、又は電子デバイスの横方向がリモートロケータオブジェクトに向かって向いている場合に、所定の整列を有すると判定される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスの方向の特定の角度(例えば、10度、15度など)内にある場合に、所定の整列を有すると判定される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスと整列していると判定されると、ユーザインタフェースの背景は、異なる色(例えば、緑色、青色など)に更新される。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスと整列していると判定されると、第1の視覚的インジケータ(例えば、矢印)は、サイズ、形状、及び/又は色を変更する。
(例えば、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向と整列しているときに、ユーザインタフェースの少なくとも一部分の色を変更することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、電子デバイスが正しい方向に向けられていることを示す迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが正しい方向を向いていると判定してリモートロケータオブジェクトの位置を特定するひと目でわかる方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図12Lのようになど、デバイスの向きがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に対して変化すると、触知出力のシーケンスを生成する(1314)(例えば、リモートロケータオブジェクトに対する電子デバイスの向き及び/又は距離に基づいて、触知出力のシーケンス(例えば、触知フィードバック、触知振動など)を生成する)。いくつかの実施形態では、触知出力のシーケンスは、対応する周波数での周期的な触知パルスである。いくつかの実施形態では、触知パルスの周波数は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって移動するにつれて、増加する。いくつかの実施形態では、触知パルスの周波数は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトとの整列に向かって回転するにつれて、増加する。いくつかの実施形態では、触知パルスは、デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって回転される、又はリモートロケータオブジェクトの近くに移動されるたびに、生成される(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かって5度の回転毎のパルス、及び/又は電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって3フィート近くに移動する毎のパルス)。いくつかの実施形態では、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって回転する、又はリモートロケータオブジェクトの近くに移動すると、触知出力の強度及び/又は持続時間が変化する(例えば、増加及び/又は減少する)。いくつかの実施形態では、触知出力のシーケンスの任意の特性は、向き及び/若しくは距離の変化が生じたことをユーザに警告するために、並びに/又はリモートロケータオブジェクトに向かって移動若しくはリモートロケータオブジェクトとの整列に回転するようにユーザを励ますために、変更する、又は別の方法で修正することができる。
(例えば、デバイスの向きがリモートロケータオブジェクトの方向及び/又は位置に対して変化すると、触知出力のシーケンスを提供することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、情報の表示を必要とすることなく、又はユーザがディスプレイを見る必要なしに、リモートロケータオブジェクトを発見する命令をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがデバイスを見て、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに移動している又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて移動しているかを判定する必要なしに、リモートロケータオブジェクトを発見する非視覚的方法をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に対するデバイスの向きが第1の向き基準を満たすとの判定に従って(例えば、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトに向けられている、又はリモートロケータオブジェクトと整列している(例えば、10度以内、15度以内、20度以内))、電子デバイスは、図12Mのようになど、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に対するデバイスの向きが変化すると生成される触知出力のシーケンス内の触知出力とは異なる触知出力を生成する(1316)(例えば、矢印が電子デバイスの上部に向かって向いているように、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向けられている(例えば、整列している)ときに、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向けられていない(例えば、整列していない)ときに生成される触知出力とは異なる触知出力を生成する)。いくつかの実施形態では、触知出力は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向けられていない(例えば、整列されていない)ときに生成される触知出力よりも高い強度、長い持続時間、速い周波数、又は異なる出力パターンを有する。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に対するデバイスの向きが第1の向き基準を満たさない場合に、異なる触知出力(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向けられていない、又は整列していないときに生成される触知出力)を生成する。
(例えば、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向と整列したときに触知出力を提供することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、ユーザが正しい方向を向いているという迅速かつ効率的な触知確認を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て同じ判定を実行する必要なしに、ユーザがリモートロケータオブジェクトの方向を現在向いているという触知確認をユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト発見モードに入る前に、電子デバイスは、図12Cのようになど、リモートロケータオブジェクトを発見するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクトと共に、リモートロケータオブジェクトに関する情報を含むリモートロケータオブジェクトの情報ユーザインタフェースを表示する(1318)(例えば、情報ユーザインタフェースは、地図並びに/又はリモートロケータオブジェクトの設定を変更する及び/若しくはリモートロケータオブジェクトにサウンドを生成させることなどのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のアフォーダンスを含む)(例えば、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のアフォーダンスのうちの1つは、リモートロケータオブジェクトを発見又は位置特定するプロセス(例えば、発見モード又は追跡モード)を開始するためのアフォーダンスを含む)。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの情報ユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、図12Cのようになど、リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出する(1320)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出したことに応じて、電子デバイスは、図12Dのようになど、リモートロケータオブジェクト発見モードに入る(1322)(例えば、リモートロケータオブジェクトを発見する要求に対応する選択可能なオプションを選択するユーザ入力に応じて、デバイスは、リモートロケータオブジェクト発見モードに入る)。いくつかの実施形態では、地図ベースの発見モード及び電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離に基づくリモートロケータオブジェクト発見モードを含む、異なる2つの発見モードが存在する。いくつかの実施形態では、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が閾値距離(例えば、30フィート、100フィート、500フィート、1マイル、2マイル)を上回る場合、電子デバイスは、現在位置からリモートロケータオブジェクトの位置まで移動する方法に関する道順と共に地図が表示される(例えば、方法1400に関して以下に説明する地図ベースの発見モードと同様の)地図ベースの発見モードに入る。いくつかの実施形態では、地図ベースの発見モードに入ることは、地図アプリケーションを起動することと、任意選択的にナビゲーションモードに入ることと、を含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が閾値距離を下回る場合、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクト発見モードに入る。
(例えば、情報ユーザインタフェース上に発見モードに入る選択可能なオプションを提供することによって)リモートロケータオブジェクト発見モードに入る上述した方法は、発見モードに入る迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが別個のユーザインタフェースにナビゲートする必要なしに、又はリモートロケータオブジェクト発見モードに入るために追加の入力を実行する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケータは、シミュレートされたオブジェクト(例えば、2次元矢印又は3次元矢印)であり、第1の視覚的インジケータは、図12X~図12Zのようになど、物理空間の少なくとも一部分に対して実質的に固定された向きに留まるように、デバイスの向きが変化するにつれて外観が変化する(1324)(例えば、矢印の向きは、床に対して固定される)。いくつかの実施形態では、矢印の向きは、デバイスの回転(例えば、ヨー回転)に基づいて左又は右に回転する(例えば、コンパスと同様に)。いくつかの実施形態では、矢印は、背面(例えば、ディスプレイの反対のデバイスの側面)がリモートロケータオブジェクトに近いようにデバイスが上向きに傾斜されたときに、デバイス内に向いていることをシミュレートするように(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向に向くことを維持するように3次元空間内で)移動する。
(例えば、ユーザが電子デバイスを回転させる、パンする、又は傾斜させるときでも、3次元空間内で第1の視覚的インジケータが向かう方向を維持することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、ユーザ及びデバイスが占有する物理空間に対する方向の一貫した表現を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、3次元全てのリモートロケータオブジェクトの位置を表示することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図12Xのようになど、拡張現実発見モードに入る要求を受信する(1326)(例えば、拡張現実発見モードに入る要求に対応するユーザ入力を受信する)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、拡張現実発見モードに入る選択可能なオプションの選択を含む。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、(例えば、ディスプレイの反対の側面上の)デバイスのカメラが前方に(例えば、又はリモートロケータオブジェクトに向かって)面しているように、デバイスを持ち上げること(例えば、ピッチ回転)を含む。いくつかの実施形態では、拡張現実発見モードに入る要求に応じて、電子デバイスは、図12Zのようになど、デバイスの1つ以上のカメラの視野の表現を表示し、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に基づいて判定された位置に仮想オブジェクトを表示する(1328)(例えば、デバイスのより多くのカメラのうちの1つを使用して、環境をキャプチャしディスプレイ上に環境を表示する(例えば、現実を表示する)、拡張現実モードに入る)。いくつかの実施形態では、仮想オブジェクトは、ディスプレイ上の環境内に表示される(例えば、現実を拡張する)。いくつかの実施形態では、風船などの仮想オブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの位置の上に浮遊して表示され、任意選択的に、リモートロケータオブジェクトの位置で終端する糸を有する。いくつかの実施形態では、仮想オブジェクトは、1つ以上のカメラの視野が変化すると(例えば、物理空間内のカメラの向きの変化に基づいて)、物理空間に対する固定関係を維持するように仮想オブジェクトがディスプレイ上を移動するように、物理空間に対して固定される。例えば、ユーザが環境内で周囲を移動すると、1つ以上のカメラは、ユーザが環境の周囲を移動していることをキャプチャし、ディスプレイ上の環境内に表示された仮想オブジェクトを含むディスプレイ上の環境は、更新されて、環境内のデバイスの移動を反映する。
(例えば、拡張現実発見モードに入り、リモートロケータオブジェクトの位置に仮想オブジェクトを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、(例えば、デバイスのディスプレイ上にユーザの環境を拡張現実として表示し、拡張現実環境内に、リモートロケータオブジェクトの位置に容易に識別可能な仮想オブジェクトを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの正確な位置の視覚的インジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、仮想オブジェクトを容易に位置特定して仮想オブジェクトに向かって移動することによって、リモートロケータオブジェクトをより迅速に発見することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、拡張現実発見モードに入る要求は、図12Xのようになど、デバイスの向きを第1の向きから第2の向きに変更することを含む(1330)(例えば、電子デバイスをピッチ方向に持ち上げることなど、デバイスが地面に対して実質的に平行である向き(例えば、第1の向き範囲内の向き)からデバイスが地面に対して実質的に垂直である向き(例えば、第1の向き範囲とは異なる第2の向き範囲内の向き)に)。
(例えば、ユーザが電子デバイスを上向きに回転させると、拡張現実発見モードに入ることによって)拡張現実発見モードに入る上述した方法は、(例えば、ユーザがデバイスのカメラを(例えば、下向きとは対照的に)前向きに向けると、ユーザが拡張現実モードに入ることを望む可能性が高いと自動的に判定することによって)拡張現実発見モードに入る迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが追加の入力を実行して又は別個のユーザインタフェースにナビゲートして拡張現実発見モードに入る必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、拡張現実発見モードに入る要求に応じて、電子デバイスは、図12Zに記載されるようになど、物理空間内のリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向かって飛ぶ第1の視覚的インジケータのアニメーションを表示する(1332)(例えば、デバイスが第1の向きから第2の向きに変化したとの判定に従って、ARモードに切り替えて、リモートロケータオブジェクトに向かって移動するように(例えば、3次元的に、ディスプレイ内に移動するかのように)リモートロケータオブジェクトをアニメーション化する)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、環境を表示しており、視覚的インジケータは、環境内でリモートロケータオブジェクトの位置に向かって移動する。いくつかの実施形態では、アニメーションは、拡張現実環境内のリモートロケータオブジェクトの位置に向かって飛ぶ矢印(例えば、第1の視覚的インジケータ)である。
(例えば、デバイスが拡張現実モードに入ると、リモートロケータオブジェクトの方向に3次元的に移動する視覚的インジケータのアニメーションを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの方向を示す上述した方法は、デバイスが拡張現実モードに入ると、リモートロケータオブジェクトの方向及び位置を迅速かつ効率的に提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、図12Xのようになど、拡張現実モードに入ることに対応する触知出力(例えば、電子デバイスが拡張現実モードに入ると、単一のタップなどの、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に向かって飛ぶ第1の視覚的インジケータのアニメーションに対応する触知出力)を生成する(1334)。
(例えば、デバイスが拡張現実モードに入ると、触知フィードバックを生成することによって)拡張現実発見モードに入る上述した方法は、(例えば、ユーザが拡張現実モードに入ったという物理的フィードバックを提供することによって)デバイスが拡張現実発見モードに入ったというフィードバックをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て、ユーザが拡張現実モードに入ったと判定する必要なしに、(例えば、ユーザが不注意に拡張現実モードに入った場合に)ユーザが拡張現実モードに入ったという非視覚的インジケーションを提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトファインダモードは、図12Hのようになど、リモートロケータオブジェクトにおけるサウンドの生成を要求するための選択可能なアフォーダンスを含む(1336)(例えば、選択可能なアフォーダンスの選択に応じて、リモートロケータオブジェクトにサウンドを生成するように命令するリモートロケータオブジェクトへの命令を(任意選択的にリモートサーバを介して)送信する)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトに可聴音を生成させるオプションを提供することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する容易な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトを発見する他の非聴覚的方法を使用する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト発見モードは、図12Jのようになど、デバイスの位置からリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置への方向のテキスト記述を含む(1338)(例えば、ディスプレイ上に、曲がる方向及びリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置までの距離(例えば、「左に22フィート」)を表示する)。いくつかの実施形態では、テキスト記述は、リモートロケータオブジェクトの方向に向けられた第1の視覚的インジケータの下に表示される。いくつかの実施形態では、テキスト記述は、リモートロケータオブジェクトまでの距離及び/又は電子デバイスに対するリモートロケータオブジェクトの向きが変化するにつれて、更新される。
(例えば、デバイスに対するリモートロケータオブジェクトの位置のテキスト記述を表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する容易な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが回転又は周囲を移動してリモートロケータオブジェクトの方向及び距離を判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクト発見モードは、図12Jのようになど、ユーザインタフェースの既定の部分に静止要素(例えば、デバイスの前方方向を表すドット)と、第1の視覚的インジケータの既定の部分(例えば、矢印の先端)が静止要素の近くに移動する、及び静止要素から遠くに離れて移動するにつれて、サイズが変化する要素(例えば、静止要素から第1の視覚的インジケータの既定の部分までの円弧)と、を含む(1340)(例えば、ユーザインタフェース内に、リモートロケータオブジェクトに向かって向けられた矢印、デバイスの「北」を表すドット、及びドットと矢印の先端との間の円弧を表示する)。いくつかの実施形態では、円弧は、デバイスを回転させてリモートロケータオブジェクトを電子デバイスと整列させる(例えば、デバイスの「北」と整列する)方向をユーザに示す。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの位置が電子デバイスに対して変化するにつれて、円弧は、リモートロケータオブジェクトがデバイスとの整列の近くに、整列から遠くに離れて移動しているかどうかに基づいて、サイズを変更する(例えば、それぞれ、より短くなる、又はより長くなる)。
(例えば、デバイスの前方方向を表す静止要素と静止要素からリモートロケータオブジェクトに向かって向けられた矢印の先端までの円弧とを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトに対する電子デバイスの不整合の程度を示す迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが回転又は周囲を移動して、どの方向がリモートロケータオブジェクトの方向と整列するように向いているかを判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、デバイスの使用時の誤りを削減しながら、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、図12Mのようになど、第1の視覚的インジケータの既定の部分が静止要素に対して所定の向きを有するように、デバイスが向けられるとき(1342)(例えば、第1の視覚的インジケータがデバイスの上部に向かって向けられているように、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向と整列している(例えば、5度以内、10度以内、20度以内)とき)、電子デバイスは、図12Mのようになど、静止要素の外観を変更し(1344)(例えば、ドットのサイズ及び/又は色を変更する)、静止要素の外観の変化に対応する触知出力を生成する(1346)(例えば、静止要素の外観を変更すると同時に、又はその後に、単一のタップなどの、ユーザが電子デバイスをリモートロケータオブジェクトの方向と整列させたことをユーザに示す触知出力を生成する)。任意選択的に、矢印又はユーザインタフェースの背景の色などのユーザインタフェースの一部分の色を変更する。
(例えば、ユーザが電子デバイスをリモートロケータオブジェクトの方向と整列させたときに、静止要素の外観を変更し、触知出力を提供することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向と整列していることを確認する自動的方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、視覚的インジケータは、図12M~図12Qのようになど、所定の向き範囲内にあるときに、所定の向きを有する(1348)(例えば、リモートロケータオブジェクトの整列が既定の角度範囲(例えば、10度、15度、20度)内にあるとき、視覚的インジケータは、デバイスがリモートロケータオブジェクトと整列していることを示す)。いくつかの実施形態では、所定の向き範囲は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の異なる距離に対して同じである(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトの近くに移動するにつれて、依然として整列内にあると見なされる角度範囲は、一定のままである)。いくつかの実施形態では、所定の向き範囲は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離に基づいて、変化する(例えば、角度範囲が増加する、又は角度範囲が減少する)。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向との整列から角度範囲内にあるときに、リモートロケータオブジェクトの方向と整列するとして視覚的インジケータを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、電子デバイスをリモートロケータオブジェクトと整列させる際の誤差の範囲をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトに向かって移動している間に(例えば、他のオブジェクトの周囲を移動している間に)わずかに整列していないだけのときに、ユーザがリモートロケータオブジェクトの方向ともはや整列していないことを不必要に示すことなく)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、図12J~図12Qのようになど、電子デバイスは、第1の視覚的インジケータの既定の部分が静止要素に対して所定の向きを有するようにデバイスが向けられている間に、離散触知出力のシーケンスを生成し(1350)、離散触知出力間の間隔は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が変化するにつれて変化する(例えば、離散触知出力間の間隔は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が減少するにつれて減少し、離散触知出力間の間隔は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が増加するにつれて増加する(例えば、触知出力の周波数を増加させる))。いくつかの実施形態では、離散触知出力のシーケンス内の触知出力の振幅及び/又は触知出力パターンもまた、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離に基づいて変化する。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて又は近くに移動するにつれて、触知出力の周波数を変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離を伝達する迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て、ユーザが正しい方向に移動しているかどうかを判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が所定の距離閾値(例えば、2フィート、3フィート、4フィート)を下回って減少すると、電子デバイスは、図12Rのようになど、外観が変化してリモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向を示す第1の視覚的インジケータの表示を、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置する方向に関係なく、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離の変化に基づいて外観が変化する第2の視覚的インジケータと置き換える(1352)(例えば、第2の視覚的インジケータは、ドット及びドットの周囲のリングを含む)。いくつかの実施形態では、ドットは、拡大された静止アイテムである。いくつかの実施形態では、ドットの周囲のリングは、デバイスがリモートロケータオブジェクトに近づくにつれて、ドットに向かって収縮する。
(例えば、ユーザがリモートロケータデバイスから閾値距離内にあるときに、第1の視覚的インジケータを第2の視覚的インジケータに変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトが閾値距離より遠くにあるときに第1の視覚的インジケータを使用し、リモートロケータオブジェクトが閾値距離内にあるときに第2の視覚的インジケータを使用することによって)リモートロケータオブジェクトまでの距離に基づいてリモートロケータオブジェクトの位置に関する追加情報を提供する、リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースを自動的に提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが第2の視覚的インジケータをアクティブ化するために追加の入力を実行する必要なしに、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するための異なる視覚的インジケータに自動的に切り替えることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が所定の閾値(例えば、2フィート、3フィート、4フィートなどの、第1の視覚的インジケータが第2の視覚的インジケータと置き換えられる閾値)を上回るとの判定に従って、電子デバイスは、図12Qのようになど、離散触知出力間の間隔が、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離の変化に基づいて変化する、離散触知出力のシーケンスを生成する(1354)(例えば、リモートロケータオブジェクトに対する電子デバイスの向き及び/又は距離に基づいて、離散触知出力を生成する)。
いくつかの実施形態では、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が所定の閾値を下回るとの判定に従って、電子デバイスは、図12Rのようになど、離散触知出力のシーケンスを生成することを停止し、連続触知出力を生成する(1356)(例えば、連続振動を生成する)。いくつかの実施形態では、連続振動は、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに移動するにつれて、強度が増加する(かつユーザがリモートロケータオブジェクトから離れて移動するにつれて、強度が減少する)。いくつかの実施形態では、ユーザが所定の閾値内に移動し、その後、所定の閾値の外に移動して戻る場合、連続触知出力は、停止し、離散触知出力のシーケンスが再開する。
(例えば、ユーザが所定の距離閾値内に移動すると、離散触知出力から連続触知出力に変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が所定の距離まで低下したことを伝達する迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て、どれくらいユーザがリモートロケータオブジェクトから遠くにいるかを判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、連続触知出力は、図12R~図12Tのようになど、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離の変化に基づいて、触知出力特性(例えば、振幅及び/又は周波数)が変化する(1358)(例えば、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が減少するにつれて、振幅及び/若しくは強度が増加し、かつ/又はデバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が減少するにつれて、周波数が増加する)。いくつかの実施形態では、振幅、強度、及び/又は周波数は、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が増加するにつれて、減少する。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに又は遠くに離れて移動するにつれて、触知出力の振幅、強度、及び/又は周波数を変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、ユーザがリモートロケータオブジェクトに向かって又は離れて移動しているかどうかを伝達する迅速かつ効率的な方法を提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て、ユーザが正しい方向に移動しているかどうかを判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスに対して位置している方向を示す第1の視覚的インジケータ(例えば、矢印)が表示デバイスを介して表示される、リモートロケータオブジェクト発見モードにある間に、電子デバイスは、図12CCのようになど、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスのカメラの視野に対応する電子デバイスの環境内の位置にあることを検出する(1360)(例えば、電子デバイスのカメラがリモートロケータオブジェクトの位置を含む環境の視野をキャプチャしている(又は、それがアクティブ化された場合には、キャプチャしているであろう)ことを判定する)。いくつかの実施形態では、発見モードにある間に、電子デバイスのカメラは、カメラの可視視野を定期的にスキャンして、リモートロケータオブジェクトの位置がカメラの可視視野内にあるかどうかを判定する。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトの方向情報及び/又は電子デバイスの向き情報に基づいてなど、カメラを使用しそのような判定を行うことなく、リモートロケータオブジェクトがカメラの視野内にあるかどうかを判定する。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスのカメラの視野に対応する電子デバイスの環境内の位置にあることを検出したことに応じて、電子デバイスは、図12CCのようになど、表示デバイスを介して、電子デバイスのカメラによってキャプチャされたコンテンツを表示するカメラユーザインタフェースと、カメラの視野内のリモートロケータオブジェクトの位置に対応するコンテンツ内の位置に、カメラによってキャプチャされたコンテンツ上に重ね合わされた、第1の視覚的インジケーションと、を表示する(1362)(例えば、カメラによってキャプチャされた視野がリモートロケータオブジェクトの位置を含むと判定された場合、ユーザインタフェースを更新して、カメラユーザインタフェースを表示する)。いくつかの実施形態では、カメラユーザインタフェースは、カメラの現在の可視視野を表示する(例えば、ディスプレイは、カメラがキャプチャしているものを表示する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの判定された位置を示すインジケータが、カメラユーザインタフェース上に表示される。いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケーションは、風船に取り付けられ、かつリモートロケータオブジェクトの位置で終端する、糸を有する風船である。いくつかの実施形態では、第1の視覚的インジケーションは、リモートロケータオブジェクトの現在位置を示すドット(例えば、白色ドット、赤色ドットなど)である。いくつかの実施形態では、カメラユーザインタフェースは、拡張現実ユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、デバイスが既に拡張現実表示モードにある場合(例えば、ユーザが電子デバイスを持ち上げたことに応じて)、拡張現実ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトの位置に第1の視覚的インジケーションを含む。
(例えば、デバイスのカメラがリモートロケータオブジェクトを含むビューをキャプチャしていると判定して、カメラユーザインタフェースに自動的に入り、リモートロケータオブジェクトを含むビューを表示し、リモートロケータオブジェクトの位置の視覚的インジケーションを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するビューファインダスタイルの方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが追加の入力を実行する、又はカメラユーザインタフェースを別個にアクティブ化する必要なしに、カメラスタイルの位置特定方法に自動的に入ることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、電子デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が所定の距離閾値(例えば、2フィート、3フィート、4フィート、又はリモートロケータオブジェクトがカメラによってキャプチャされ、かつカメラユーザインタフェース上に明確に見られて表示される任意の距離)を下回って減少したことに応じて、電子デバイスは、図12EEのようになど、第1の視覚的インジケータの表示を、カメラの視野内のリモートロケータオブジェクトの位置に対応するコンテンツ内の位置を取り囲む第2の視覚的インジケータと置き換える(1364)(例えば、第1の視覚的インジケータを第2の視覚的インジケータにモーフィングする)。いくつかの実施形態では、第2の視覚的インジケータは、リング又は他の円形要素である。いくつかの実施形態では、リングは、リモートロケータオブジェクトの周囲に表示される。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、視野内のリモートロケータオブジェクトをユーザが探しているリモートロケータオブジェクトとして認識し、リングは、リモートロケータオブジェクトを取り囲み、ユーザにリモートロケータオブジェクトの位置を強調する。いくつかの実施形態では、リングは、デバイスがリモートロケータオブジェクトから閾値距離に到達すると(例えば、電子デバイスがカメラの視野内のリモートロケータオブジェクトを認識するという要件なしに)、表示される。いくつかの実施形態では、リングは、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトに近づくにつれて、大きくなり、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトから遠くなるにつれて、小さくなる。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、可視であり(例えば、覆い隠されていない)、リモートロケータオブジェクトは、電子デバイス上に表示され(例えば、デバイスのカメラによってキャプチャされるため)、リング(例えば、環境の表示に追加される仮想要素)は、カメラによってキャプチャされた環境内のリモートロケータオブジェクトを取り囲む。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトは、覆い隠されており(例えば、完全に又は部分的に)、したがって、電子デバイス上に表示されず(例えば、それが覆い隠されていることにより、カメラがリモートロケータオブジェクトをキャプチャすることができないため)、リングは、リモートロケータオブジェクトの判定された位置を取り囲む。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの周囲に視覚的インジケータを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、(例えば、ユーザの環境の表示上に重ね合わされたリモートロケータオブジェクトの位置に視覚的インジケータを表示し、これによりリモートロケータオブジェクトの位置を強調することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する視覚的方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがカメラユーザインタフェース内を探索して表示された視野内のリモートロケータオブジェクトを発見する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
図13A~図13Fにおける動作について記載された特定の順序は、単なる例示であり、記載された順序が動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1100、及び1400)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図13A~図13Fに関して上述した方法1300にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1300を参照して上述したリモートロケータオブジェクト発見モードは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1100、及び1400)を参照して本明細書に記載される、リモートロケータオブジェクトを初期化すること、分離通知を提示すること、追跡通知を提示すること、及びリモートロケータオブジェクトを発見することなどの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、図1A~1B、3、5A~5Hに関連して上述したような)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって任意選択的に実行される。更に、図13A~13Fを参照して上述した動作は、図1A~図1Bに示す構成要素によって任意選択的に実施される。例えば、表示する動作1302、1318、1328、1332、及び1362、検出する動作1304、1320、及び1360、並びに受信する動作1326は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチスクリーン504上のコンタクトを検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチスクリーン上の第1の位置の第1のコンタクトがユーザインタフェース上のオブジェクトの選択などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他のプロセスが、図1A~1Bに示す構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
図14A~図14Dは、図12A~図12FFのようになど、いくつかの実施形態に従った、リモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する方法1400を示す流れ図である。方法1400は、任意選択的に、図1A~図1B、図2~図3、図4A~図4B、及び図5A~図5Hを参照して上述したようなデバイス100、デバイス300、デバイス500などの電子デバイスにおいて実行される。方法1400における一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
後述するように、方法1400は、リモートロケータオブジェクトを追跡及び発見するためのユーザインタフェースを提示する方法を提供する。この方法は、本開示のデバイスのユーザインタフェースと対話するときのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザインタフェースとのユーザの対話の効率を向上させることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
図12Aのようになど、いくつかの実施形態では、表示デバイス及び1つ以上の入力デバイスを有する電子デバイス(例えば、タッチスクリーン及び無線通信回路を含むモバイルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ、又はウェアラブルデバイス)、又はキーボード、マウス、トラックパッド、及びタッチスクリーンのうちの1つ以上、並びに無線通信回路を含むコンピュータ)は、図12Aのようになど、表示デバイス上に、リモートロケータオブジェクトを発見するためのリモートロケータオブジェクト発見モードを開始するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、リモートロケータオブジェクトを発見する、又は別の方法で位置特定する選択可能なオプション)と共に、リモートロケータオブジェクトに関する情報(例えば、地図、リモートロケータオブジェクトの設定を変更する、かつ/又はリモートロケータオブジェクトにサウンドを生成させるなどのリモートロケータオブジェクトに関連付けられた動作を実行するための1つ以上のアフォーダンス)を含むリモートロケータオブジェクトの情報ユーザインタフェースを表示する(1402)。いくつかの実施形態では、選択可能なオプションの選択により、デバイスをオブジェクト発見モードに入らせる。いくつかの実施形態では、電子デバイスからリモートロケータオブジェクトまでの距離に応じて、デバイスは、異なる発見モードに入る。
いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトの情報ユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、図12Aのようになど、リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出する(1404)(例えば、ユーザは、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する選択可能なオプションを選択する)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトを発見するためのユーザインタフェースオブジェクトの選択を検出したことに応じて(1406)、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第1の閾値距離(例えば、100フィート、0.5マイル、1マイル、2マイルなど)より遠いとの判定に従って、電子デバイスは、図12Bのようになど、リモートロケータオブジェクトまでの道順を有する地図ユーザインタフェースを含む第1の発見モードを表示する(1408)(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するための第1の発見モードに入る)。いくつかの実施形態では、第1の発見モードは、地図を使用して、リモートロケータオブジェクトの位置を特定することを含む。いくつかの実施形態では、地図は、情報ユーザインタフェースを表示しているアプリケーションとは異なるアプリケーション(例えば、専用の地図アプリケーション)である。いくつかの実施形態では、地図は、電子デバイスの現在位置からリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置まで移動する道順を自動的に判定して表示する。いくつかの実施形態では、地図は、徒歩、運転、又は公共交通サービスに基づいて、道順を判定する。いくつかの実施形態では、地図は、距離に基づいて適切な交通機関モードを使用する(例えば、1マイル未満の場合は、徒歩、及び1マイルを超える場合は、運転など)。いくつかの実施形態では、地図は、道路及び道路情報、並びに、デバイスの現在位置からリモートロケータオブジェクトの位置までのそれらの道路に沿った推奨されるルートを表示するオーバーレイを含む。
いくつかの実施形態では、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第1の閾値距離未満(例えば、100フィート未満など)であるとの判定に従って、電子デバイスは、図12Dのようになど、第1の発見モードとは異なり、かつデバイスの現在位置に対するリモートロケータオブジェクトの位置を示す、第2の発見モードを表示する(1410)(例えば、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するための第2の発見モードに入る)。いくつかの実施形態では、第1の閾値距離は、Bluetoothなどの直接無線通信プロトコルの有効範囲である(例えば、デバイスが直接無線通信プロトコルを使用してリモートロケータオブジェクトと通信することができる場合、デバイスは、第1の閾値距離未満にあり、デバイスが直接無線通信プロトコルを使用してリモートロケータオブジェクトと通信することができない場合、firs閾値距離よりも遠い)。 いくつかの実施形態では、第2の発見モードは、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するためのコンパス様デバイスとして電子デバイスを使用するユーザインタフェースを表示することを含む。例えば、デバイスは、リモートロケータオブジェクトの方向を判定して、ユーザを判定された方向に移動するように案内することができる(例えば、電子デバイスをリモートロケータオブジェクトの方向に回転させることによって)。いくつかの実施形態では、第2の発見モードでは、方法1300で上述したようになど、リモートロケータオブジェクトの方向及び/又は距離を示すために、視覚的インジケータがディスプレイ上に表示される。いくつかの実施形態では、第2の発見モードは、地図及び/又は地図上に重ね合わされた道路の道順を含まない。第1及び第2の発見モードはまた、上述した方法1300を参照して説明している。
(例えば、リモートロケータオブジェクトが特定の距離より遠くにあるときに、地図を使用してリモートロケータオブジェクトの位置を特定することを含む第1のロケータモードに入り、リモートロケータオブジェクトがこの距離より近くにあるときに、リモートロケータオブジェクトの相対位置を示すことを含む第2のロケータモードに入ることによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、(例えば、地図の使用がリモートロケータオブジェクトの位置を特定する有用な方法であるように、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離より遠くに離れているときに、地図を使用して、かつ、(例えば、地図の使用と比較したときに)相対位置ベースの位置特定方法の使用がリモートロケータオブジェクトの位置を特定するより有用な方法であるように、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスから閾値距離未満離れているときに、異なる相対位置ベースの位置特定方法を使用して、リモートロケータオブジェクトの位置を特定することによって)電子デバイスからのリモートロケータオブジェクトの距離に応じて、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する最良のモードをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが位置特定モードを切り替えるかどうかを別個に判定して、その後別個のユーザインタフェースにナビゲートする、又は位置特定モードを切り替えるために追加の入力を実行する必要なしに、リモートロケータオブジェクトからの距離に基づいて、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するより適切な方法をユーザに自動的に提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の発見モードのためのユーザインタフェースは、図12Dのようになど、複数のオブジェクトと、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離が変化するにつれて変化する、複数のオブジェクトの1つ以上の特性と、を含む(1412)(例えば、第2の発見モードは、デバイスとリモートロケータの間の距離が変化する際の変化に反応する1つ以上のオブジェクトを含むユーザインタフェースを表示することを含む)。いくつかの実施形態では、1つ以上のオブジェクトは、リモートロケータオブジェクトの向き、距離、及び/又は方向に基づいて、サイズが増加する、周囲を移動する、又は振動する、ユーザインタフェースの周囲に散在する1つ以上のドット(例えば、ドットの雲)を含む。
(例えば、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離及び/又は向きが変化するにつれて、特性を変更する複数のオブジェクトを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの位置を特定しようと試みているが、正確な方向及び/又は距離を提供することができないというインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、複数のオブジェクトの特性を変更して、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの位置を特定しようとアクティブに試みており、かつユーザの移動に反応することをユーザに示すことによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離が変化するにつれて、複数のオブジェクトの特性を変更することは、以下のうちの1つ以上(例えば、以下の任意の1つ又は任意の組み合わせ)を含む:図12Fのようになど、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に近づくにつれて、オブジェクトの数を増加させること(例えば、リモートロケータオブジェクトまでの距離が減少するにつれて、ユーザインタフェース上により多くのドットを表示すること、及び/又はリモートロケータオブジェクトまでの距離が増加するにつれて、ユーザインタフェース上により少ないドットを表示すること)、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に近づくにつれて、オブジェクトの輝度を増加させること(例えば、リモートロケータオブジェクトまでの距離に基づいて、ドットの輝度及び/又は不透明度を変更すること)、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に近づくにつれて、オブジェクトの色を変更すること(例えば、リモートロケータオブジェクトまでの距離が減少するにつれて、黒色から緑色、又は灰色から黒色などに変化すること)、及びデバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に近づくにつれて、オブジェクトの移動速度を増加させること(例えば、ドットは、振動する(例えば、特定のエントロピーを有する))(1414)。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトまでの距離が減少するにつれて、ドットは、より迅速に振動する、又はより長い距離をカバーする(例えば、エントロピーの増加)。
(例えば、デバイスとリモートロケータオブジェクトとの間の距離及び/又は向きが変化するにつれて、複数のオブジェクトの特性を変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、デバイスがリモートロケータオブジェクトの正確な位置を判定することができない場合であっても、リモートロケータオブジェクトの位置及び方向の大まかなインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、複数のオブジェクトの特性を変更して、ユーザがリモートロケータオブジェクトに向かって移動している可能性があることを示すことによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、複数のユーザインタフェース要素は、図12F~図12Gのようになど、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離に関係なく、デバイスの移動速度に基づいて、デバイスの位置及び/又は向きの変化に反応する(例えば、デバイスを周囲に移動させて、どこにリモートロケータオブジェクトが位置するかのより良い考えを得るようにユーザを励ますために)(1416)。いくつかの実施形態では、ドットは、デバイスが回転されると(例えば、ヨー方向)、ユーザインタフェースの周囲を移動する。いくつかの実施形態では、ドットは、リモートロケータオブジェクトとの特定の向きを維持するように周囲を移動する(例えば、オブジェクトは、デバイスが回転されているときでも、同じ3次元位置に留まる)。いくつかの実施形態では、オブジェクトは、概してリモートロケータオブジェクトに向かう方向に移動する。
(例えば、デバイスの動きに基づいて複数のオブジェクトを変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、電子デバイスがユーザの移動に対して反応し、かつリモートロケータオブジェクトの位置を特定しようと試みているというインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、複数のオブジェクトの位置を変更して、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの位置を特定しようとアクティブに試みている間にユーザの移動に反応することをユーザに示すことによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、複数のユーザインタフェース要素の大部分は、図12F~図12Gのようになど、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置からより遠いユーザインタフェース上の位置の第2のセットよりも、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置により近いユーザインタフェース上の位置の第1のセット内に表示される(1418)(例えば、ドットは、リモートロケータオブジェクトの方向に向かって付勢される(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かって磁気吸引されるかのように))。いくつかの実施形態では、全てのドットがリモートロケータオブジェクトの方向にあるわけではない。いくつかの実施形態では、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスからより近くにあるほど、より多くのドットがリモートロケータオブジェクトの方向に向かって付勢される。例えば、リモートロケータオブジェクトが電子デバイスから遠く離れており、その結果リモートロケータオブジェクトの方向及び/又は位置が正確ではない場合、ドットは、任意の方向に向かって付勢されない。いくつかの実施形態では、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの近くに移動して、リモートロケータオブジェクトの方向及び/又は位置がより正確に判定されるにつれて、更により多くのドットが判定された方向に向かって付勢される。
(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向に複数のオブジェクトを付勢することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの正確な位置が未知である場合でも、より正確な位置を判定することができるように、その方向に移動するようにユーザを励ますのに役立つように、リモートロケータオブジェクトの方向の大まかなインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、複数のオブジェクトを付勢された方向に移動させて、リモートロケータオブジェクトの方向に移動するようにユーザを励ますことによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の発見モードを表示している間に、電子デバイスは、図12Jのようになど、デバイスの位置の変化を検出する(1420)(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かって、又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れてデバイスを移動させる)。いくつかの実施形態では、デバイスの位置の変化を検出したことに応じて、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第2の閾値距離(例えば、20フィート、25フィート、30フィートなどの、第1の閾値距離未満の距離)未満であるとの判定に従って、電子デバイスは、図12Jのようになど、第2の発見モードから第2の発見モードとは異なる第3の発見モードに切り替える(1422)(例えば、複数のオブジェクトを表示する代わりに、方法1300に関して上述したリモート発見モードと同様に、方向インジケータを表示するモードに切り替える)。いくつかの実施形態では、第2の閾値距離は、リモートロケータオブジェクトの距離及び/又は方向を判定するための1つ以上の通信プロトコルの有効距離である。例えば、特定の距離内で、特定の通信プロトコル(例えば、Bluetooth)は、距離及び/又は方向情報を提供することができ、その後、電子デバイスは、リモートロケータオブジェクトがその特定の距離内にあるときに、第3の発見モードに切り替え、リモートロケータオブジェクトがその特定の距離を上回るときに、第2の発見モードに留まる。デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第2の閾値距離より遠いとの判定に従って、デバイスを第2の発見モードに維持する。いくつかの実施形態では、デバイスが第2の閾値距離未満であることから閾値距離よりも遠いことに移動する場合、デバイスは、第3の発見モードから第2の発見モードに切り替えて戻る。電子デバイスは、移動するものとして説明されているが、本開示は、リモートロケータオブジェクトもまた、電子デバイスに向かって、又は電子デバイスから遠くに離れて移動することができ、電子デバイスは、上述のように、相対距離及び/又は向きの変化に反応することを意図していることが理解される。
(例えば、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの特定の距離内にあるときに、方向インジケータを表示することによって)発見モードを切り替える上述した方法は、(例えば、電子デバイスがリモートロケータデバイスの位置及び方向を特定の精度で判定することができるときに、方向インジケータを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定するより正確な方法をユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置を特定するより正確なモードをアクティブ化するために追加の入力を実行する必要なしに、リモートロケータオブジェクトの位置を特定するより正確なモードに自動的に変更することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の発見モードは、デバイスからリモートロケータオブジェクトへの正確な方向を示すことなく、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離の変化に大まかに反応する複数のオブジェクト(例えば、ドットの雲)を含み(例えば、ドットの雲は、デバイスに対するリモートロケータオブジェクトの距離及び/又は位置が変化すると、ユーザインタフェース上で周囲を移動する。いくつかの実施形態では、ドットの雲は、リモートロケータオブジェクトの方向に向かって進むが、リモートロケータオブジェクトの方向又は距離の正確なインジケーションを提供しない)、第3の発見モードは、図12Jのようになど、リモートロケータオブジェクトに向かう方向を示す方向インジケータ(例えば、矢印)を含む(1424)(例えば、方向インジケータは、リモートロケータオブジェクトの判定された方向に向かって向く(例えば、リモートロケータオブジェクトの方向に向かって進む代わりに))。
(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトの正確な位置を判定することができないときに、リモートロケータオブジェクトの正確な方向を示さない複数のオブジェクトを表示し、デバイスがリモートロケータオブジェクトのより正確な位置を判定することができるときに、リモートロケータオブジェクトのより正確な方向を表示する方向インジケータを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、リモートロケータオブジェクトの位置及び/又は方向の最も適切なインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトの正確な距離及び方向を提供することが実際にできるかどうかをユーザが別個に判定する必要なしに、リモートロケータオブジェクトの位置を判定するデバイスの能力に基づいて、適切なインジケータをユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の発見モードから第3の発見モードに切り替えることは、図12Jのようになど、マージして方向インジケータを形成する複数のオブジェクトをアニメーション化することを含む(1426)(例えば、ユーザインタフェースは、矢印に変形するドットの雲のアニメーションを表示する)。
(例えば、複数のオブジェクトを方向インジケータにアニメーション化することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、(例えば、(電子デバイスが正確な方向を判定することができないことを示した)ドットの雲を(電子デバイスがより正確な方向を判定することができることを示す)方向インジケータにモーフィングすることによって)ユーザが特定の閾値距離内に現在移動して、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトの方向をより正確に判定することができるというインジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第3の発見モードを表示している間に、電子デバイスは、図12Kのようになど、デバイスの位置の変化を検出する(1428)(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かって、又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れてデバイスを移動させる)。いくつかの実施形態では、デバイスの位置の変化を検出したことに応じて、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第2の閾値距離(又は第2の閾値距離よりわずかに大きい、若しくは第2の閾値距離未満のヒステリシス閾値距離)より遠いとの判定に従って、電子デバイスは、図12Kのようになど、第3の発見モードから第2の発見モードに切り替える(1430)(例えば、デバイスが第2の閾値距離よりも遠くにあることに戻って移動する場合、第2の発見モードに切り替えて戻る)。いくつかの実施形態では、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第3の閾値距離未満であるとの判定に従って、デバイスを第3の発見モードに維持する。いくつかの実施形態では、デバイスは、複数のドットに分裂する矢印のアニメーションを表示する。
(例えば、リモートロケータオブジェクトまでの距離が第2の閾値距離を上回るように変化する場合、第2の発見モードに切り替えて戻ることによって)発見モードを切り替える上述した方法は、電子デバイスがリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて移動して、その結果、より正確な方向及び/又は位置をもはや判定することができないことを電子デバイスがユーザに示すことを可能にし、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが第2の発見モードをアクティブ化するために追加の入力を実行する必要なしに、ユーザが第2の閾値距離の外に移動すると、オブジェクトを発見するのにより適切な第2の発見モードに自動的に切り替えることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第3の発見モードを表示している間に、電子デバイスは、図12Rのようになど、デバイスの位置の変化を検出する(1432)(例えば、リモートロケータオブジェクトに向かって、又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れてデバイスを移動させる)。デバイスの位置の変化を検出したことに応じて、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第3の閾値距離(例えば、2フィート、3フィート、4フィートなどの、第2の閾値距離未満の距離)未満であるとの判定に従って、電子デバイスは、図12Rのようになど、第3の発見モードから第2の発見モードとは異なる第4の発見モードに切り替える(1434)(例えば、方向インジケータが示されない第4の発見モードに切り替える)。いくつかの実施形態では、第4の発見モードにある間に、ユーザインタフェースは、非方向インジケータを表示する。いくつかの実施形態では、第4の発見ノードにある間に、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトまでの距離のテキストインジケータを表示し続ける。いくつかの実施形態では、第4の発見モードにある間に、テキストインジケータは、リモートロケータオブジェクトの位置の方向を示さない。いくつかの実施形態では、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置から第3の閾値距離より遠いとの判定に従って、デバイスを第3の発見モードに維持する。
(例えば、リモートロケータオブジェクトまでの距離が第3の閾値距離内であるときに、第4の発見モードに切り替えることによって)発見モードを切り替える上述した方法は、距離が特定の閾値に到達したときに、オブジェクトを発見するためにより適切な第4の発見モードをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが第4の発見モードをアクティブ化するために追加の入力を実行する必要なしに、閾値距離内のオブジェクトを発見するのにより適切な第4の発見モードに自動的に切り替えることによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第4の発見モードは、図12Rのようになど、拡張又は収縮して、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離の変化を示す、グラフィカルインジケータを含む(1436)(例えば、リングは、デバイスがリモートロケータオブジェクトの近くに又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて移動するにつれて、拡張又は収縮する)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リングの中心にドットを表示し、リングは、拡張又はドット内に収縮して、デバイスがリモートロケータオブジェクトの近くに又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて移動することを表す。いくつかの実施形態では、リングは、デバイスがリモートロケータオブジェクトの近くに移動するにつれて、拡張する(例えば、遠近効果によりリモートロケータオブジェクトがディスプレイ上のサイズが増加することに比例して、増大する)。いくつかの実施形態では、リングは、デバイスがリモートロケータオブジェクトから遠くに離れて移動するにつれて、収縮する(例えば、リモートロケータオブジェクトがディスプレイ上のサイズが減少することに比例して漸減的に)。
(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに移動するにつれて収縮する円形のグラフィカルインジケータを表示することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置に接近しているという迅速かつ効率的な視覚的インジケーションをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置に近づいているという視覚的インジケータをユーザに提供することによって)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第4の発見モードにある間に、電子デバイスは、図12Uのようになど、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置の第4の閾値距離内にあることを検出する(1438)。いくつかの実施形態では、デバイスがリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置の第4の閾値距離内にあることを検出したことに応じて、電子デバイスは、図12Uのようになど、ユーザインタフェースの一部分の表示をリモートロケータオブジェクトの表現と置き換える(1440)(例えば、任意選択的にドットをリモートロケータオブジェクトの3次元モデルに変換するアニメーション化された遷移で、デバイスの上部を表すドット(例えば、方法1300に関して上述した静止要素)をリモートロケータオブジェクトの3次元モデルと置き換える)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、リモートロケータオブジェクトのモデルの最終サイズに到達するまでサイズが増加するドットのアニメーションを表示する。
(例えば、ドットの表示をリモートロケータオブジェクトの表示に変更することによって)リモートロケータオブジェクトの位置を特定する上述した方法は、(例えば、リモートロケータオブジェクトのイラストレーションを表示することによって)ユーザがリモートロケータオブジェクトの位置に現在いるというインジケーションをユーザに提供し、物理空間内でリモートロケータオブジェクトを識別するために使用することができるリモートロケータオブジェクトの視覚化を自動的に提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の発見モードは、図12Dのようになど、対応する触知出力なしに、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離の第1の1つ以上の非方向視覚的インジケーションを含む(1442)(例えば、第2の発見モードの間に、非方向視覚的インジケーションは、任意の触知出力を生成することなく、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する際にユーザを案内するために使用される)。いくつかの実施形態では、第4の発見モードは、図12Rのようになど、対応する触知出力と共に、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離の第2の1つ以上の非方向視覚的インジケーションを含む(1444)(例えば、第4の発見モードの間に、非方向視覚的インジケーションはまた、リモートロケータオブジェクトの位置を特定する際にユーザを案内するために使用される(任意選択的に、第2の発見モードで使用されるのとは異なる非方向視覚的インジケーション))。いくつかの実施形態では、第4の発見モードの間に、デバイスがリモートロケータオブジェクトに近づく又は遠くに離れるにつれて周波数及び/又は振幅が変化する振動も生成される。
(例えば、第4の発見モードの間に触知フィードバックを提供するが、第2の発見モードの間に触知フィードバックを提供しないことによって)触知フィードバックを提供する上述した方法は、(例えば、ユーザが自分の探索を中断して、環境から目をそらし、デバイスを見てユーザがリモートロケータオブジェクトの近くに移動しているかどうかを判定する必要なしに)デバイスがリモートロケータオブジェクトに向かって実際に移動していることをデバイスがより正確に判定することができるときのモードで、ユーザがリモートロケータオブジェクトに近接している又は向かって移動しているという物理的フィードバックをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第3の発見モードは、図12Jのようになど、リモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置に対するデバイスの向きの変化に基づいて変化する、対応する離散触知出力を含む(1446)(例えば、第3の発見モードの間に、生成される触知出力は、離散的(例えば、個別の「タップ」)であり、任意選択的に、特定の周波数で提供される)。いくつかの実施形態では、第4の発見モードは、図12Rのようになど、デバイスとリモートロケータオブジェクトに関連付けられた位置との間の距離の変化に基づいて変化する、対応する連続触知出力(例えば、デバイスがリモートロケータオブジェクトに近づく又はリモートロケータオブジェクトから遠くに離れるにつれて、周波数及び/又は振幅が変化する連続振動)を含む(1448)。
(例えば、第3の発見モードの間に離散触知出力を生成し、第4の発見モードの間に連続触知出力を生成することによって)触知フィードバックを提供する上述した方法は、ユーザがリモートロケータオブジェクトを容易に発見する、かつ/又は見ることができるであろうように、ユーザがリモートロケータオブジェクトから特定の距離からリモートロケータオブジェクトから非常に近い距離まで移動したという触知フィードバックをユーザに提供し、これにより、ユーザと電子デバイスとの間の相互作用を簡略化し、電子デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザがディスプレイを見て、ユーザがリモートロケータオブジェクトを視覚的に発見するのに十分に近いと判定する必要なしに)ユーザ-デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザが電子デバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を削減し、電子デバイスのバッテリ寿命を改善する。
図14A~図14Dにおける動作について記載された特定の順序は、単なる例示であり、記載された順序が動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1100、及び1300)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図14A~図14Dに関して上述した方法1400にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1400を参照して上述したリモートロケータオブジェクト発見モードは、任意選択的に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、900、1100、及び1300)を参照して本明細書に記載される、リモートロケータオブジェクトを初期化すること、分離通知を提示すること、追跡通知を提示すること、及びリモートロケータオブジェクトを発見することなどの特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、図1A~1B、3、5A~5Hに関連して上述したような)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって任意選択的に実行される。更に、図14A~図14Dを参照して上述した動作は、図1A~図1Bに示す構成要素によって任意選択的に実施される。例えば、表示する動作1402、1408、1410、検出する動作1404、1420、1428、1432、及び1438、並びに受信する動作は、任意選択的に、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施される。イベントソータ170のイベントモニタ171は、タッチスクリーン504上のコンタクトを検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、イベント情報をそれぞれのイベント定義186と比較し、タッチスクリーン上の第1の位置の第1のコンタクトがユーザインタフェース上のオブジェクトの選択などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他のプロセスが、図1A~1Bに示す構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
上述のように、本技術の一態様は、ユーザが関心を持つ可能性のあるアイテムをユーザが追跡及び位置特定する能力を向上させるために、特定かつ合法的ソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、場合によっては、この収集されたデータが、特定の人物を一意的に特定する、又は特定するために使用できる、個人情報データを含み得ることを想到している。そのような個人情報データは、位置ベースのデータ、オンライン識別子、人口統計データ、生年月日、電話番号、電子メールアドレス、自宅住所、ユーザの健康若しくはフィットネスレベル(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、又は任意の他の個人情報を含むことができる。
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。更には、ユーザに利益をもたらす、個人情報データに関する他の使用もまた、本開示によって想到される。いくつかの実施形態では、個人情報データは、リモートロケータオブジェクトの位置を識別し、かつ/又はユーザの位置を識別するために使用することができる。したがって、このような個人情報データを使用することにより、ユーザがリモートロケータオブジェクトを識別し、発見し、かつ別の方法でそれと相互作用することを可能にする。いくつかの実施形態では、健康及びフィットネスのデータは、ユーザの好みに従って使用して、一般的なウェルネスへの洞察を提供することができ、又はウェルネス目標を追求する技術を使用した個人に対する正のフィードバックとして使用することができる。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、転送、記憶、又は他の使用に関与するそれらエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到している。具体的には、そのようなエンティティは、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は上回ると一般に認識されるプライバシー慣行を実現し、一貫して適用することが予想されるであろう。更に、そのような収集/共有は、ユーザの承諾を受けた後に、又は適用可能な法律に明記された他の正当な根拠に基づいて行われるべきである。ユーザからの個人情報は、正当な使用のためのみに収集されるべきである。個人データの使用に関するそのような情報は目立つべきであり、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。加えて、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、より高い基準を課す役割を担い得る管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び基準に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act、HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。例えば、広告配信サービスの場合においてなど、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択できるように構成することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」のオプションを提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザには、アプリケーションをダウンロードする際に、自身の個人情報データがアクセスされることを通知することができ、次いで、そのアプリケーションによって個人情報データがアクセスされる直前に、再び注意を促すことができる。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。
データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションを含めて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、識別子を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)、及び/又は差分プライバシーなどの他の方法によって、容易にしてもよい。更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。例えば、位置データ及び通知は、集約された非個人情報データ又は最低限の量の個人情報に基づいてユーザに配信することができる。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。
個人特定可能な情報データは、意図しない若しくは許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理され、取り扱われるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は上回ると一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に適した様々な変更で本発明及び様々な記載された実施形態を最良の形で使用することを有効化するために、これらの実施形態を選択し記載した。