JP7306665B2 - ストレージ装置、データ移行方法、プログラム - Google Patents

ストレージ装置、データ移行方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置、データ移行方法、プログラムに関する。
記憶対象のデータのうち既に記憶しているデータと同一内容のデータを記憶しない重複排除という技術が知られている。
このような重複排除を行う技術の一つとして、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、分散型データ複製システムにおける複数の装置であるストレージクラスタ(ストレージ装置)のうちの一つの装置が実行する方法が記載されている。特許文献1によると、方法は、オブジェクトが記憶される間に複製されるインデックスの少なくとも一部のスキャンを実行するステップと、インデックスのスキャンに基づいてオブジェクトの少なくとも1つの冗長な複製を識別するステップと、インデックスの一部に重複排除レコードを書き込むことで冗長な複製を重複排除するステップと、を備えている。
特表2012-513640号公報
特許文献1に記載のようなシステムにおいて、ストレージ装置の容量が不足した場合、新たなストレージ装置を追加する場合がある。このようにストレージ装置を追加した場合、追加したストレージ装置にデータを格納するためには、例えば、手動で既存のバックアップジョブの格納先を新規のストレージ装置に振り分けることが必要になる。
以上のように、ストレージ装置を新たに追加した場合などにおいて、ストレージ装置間で空き容量に差が生じることがある。このような場合、空き容量差を埋めて各ストレージ装置を効率的に運用するためには、例えば、手動でジョブの格納先を変更するなど、非常に手間がかかる方法をとることが必要だった。このように、ストレージ装置を効率的に運用するために、効率的なデータ移行を行うことが難しい、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、ストレージ装置を効率的に運用するために、効率的なデータ移行を行うことが難しい、という問題を解決するストレージ装置、データ移行方法、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるストレージ装置は、
重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置であって、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部と、
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部と、
を有し、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるデータ移行方法は、
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置が、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得し、
取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、
判断の結果に基づいて、前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置に、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部と、
前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部と、
を実現させ、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断するプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、ストレージ装置を効率的に運用するために、効率的なデータ移行を行うことが難しい、という問題を解決するストレージ装置、データ移行方法、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態におけるストレージシステムの全体の構成の一例を示すブロック図である。 図1で示すストレージ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2で示すメタデータの一例を示す図である。 データ移行部による処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるストレージ装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるストレージ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6で示すメタデータの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるストレージ装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態におけるストレージ装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1から図5までを参照して説明する。図1は、ストレージシステム1の全体の構成の一例を示すブロック図である。図2は、ストレージ装置2の構成の一例を示すブロック図である。図3は、メタデータ271の一例を示す図である。図4は、データ移行部26による処理の一例を示す図である。図5は、ストレージ装置2の処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、ファイルを分割したブロックデータを重複排除した上で記憶するストレージ装置2を有するストレージシステム1について説明する。ストレージ装置2は、当該ストレージ装置2が記憶しているブロックデータを判別する際に用いるメタデータ271を有している。ストレージ装置2は、メタデータ271を参照することで、自身が記憶していないブロックデータのみを新たに記憶する重複排除処理を行う。また、本実施形態におけるストレージ装置2は、他のストレージ装置2から当該他のストレージ装置2が有するメタデータ271を取得するとともに、他のストレージ装置2の空き容量を示す情報である空き容量情報を取得する。そして、ストレージ装置2は、取得したメタデータ271と、空き容量情報と、に基づいて、他のストレージ装置2に対してデータの移行を行う。つまり、ストレージ装置2は、他のストレージ装置2が重複排除を行う際に用いる情報に基づいて、他のストレージ装置2に対するブロックデータの移行を行う。
図1は、ストレージシステム1全体の構成の一例を示すブロック図である。図1を参照すると、ストレージシステム1は、バックアップサーバ3と、ストレージ装置2(ストレージ装置2-1、ストレージ装置2-2、…。以下、特に区別しない場合はストレージ装置2と表記する)と、を有している。図1で示すように、バックアップサーバ3とストレージ装置2とは、互いに通信可能なよう接続されている。
なお、ストレージシステム1の構成は、図1で例示する場合に限定されない。例えば、ストレージシステム1は、複数のバックアップサーバ3を有しても構わないし、3つ以上の複数のストレージ装置2を有しても構わない。
ストレージ装置2は、バックアップサーバ3から記憶対象のファイルを取得する。すると、ストレージ装置2は、ファイルを分割してブロックデータを生成するとともに、ブロックデータに対する重複排除を行う。
また、ストレージ装置2は、他のストレージ装置2から、重複排除を行う際に用いる情報であるメタデータ271を取得するとともに、他のストレージ装置2の空き容量を示す空き容量情報を取得する。そして、ストレージ装置2は、取得したメタデータ271と空き容量情報とに基づいて、他のストレージ装置2に対するデータの移行を行う。なお、ストレージ装置2によるデータ移行のタイミングは、任意に設定することが出来る。ストレージ装置2は、バックアップサーバ3からのデータを取得したバックアップ時に限らず、バックグラウンド処理としてデータの移行処理を行うことが出来る。
図2は、ストレージ装置2の構成の一例を示している。図2を参照すると、ストレージ装置2は、例えば、ファイルシステム部21と、重複排除部22と、データ格納部23と、メタデータ取得部24と、容量情報取得部25と、データ移行部26と、記憶装置27と、を有している。
例えば、ストレージ装置2は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、記憶装置と、を有している。ストレージ装置2は、例えば、記憶装置が有するプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
ファイルシステム部21は、ファイルを分割することで生成するブロックデータの格納先を示す情報などを管理する。ファイルシステム部21は、バックアップサーバ3から送信されたファイルの書き込み要求、読み出し要求などの各種処理要求を受信すると、受信した各種処理要求に応じた処理を実行する。なお、ファイルシステム部21は、バックアップサーバ3からファイルを分割したブロックデータの形でファイルを受信しても構わない。
例えば、ファイルシステム部21は、バックアップサーバ3からファイルの書き込み要求を受信する。すると、ファイルシステム部21は、受信した書き込み対象のファイルを固定長または可変長のブロックデータへと分割する。そして、分割したブロックデータを重複排除部22へと送信する。
重複排除部22は、ファイルシステム部21からブロックデータを受信する。すると、重複排除部22は、受信したブロックデータが既にストレージ装置2に格納されているか否か確認する重複判定処理を実行する。そして、重複排除部22は、重複の有無に応じた処理を行う。
例えば、重複排除部22は、ブロックデータのデータ内容に基づいて、当該データ内容を代表する固有のハッシュ値を算出する。具体的には、例えば、重複排除部22は、予め設定されたハッシュ関数(例えば、SHA-2などの暗号学的ハッシュ関数)を用いて、ブロックデータのデータ内容からハッシュ値を算出する。
続いて、重複排除部22は、算出したハッシュ値を用いて、ハッシュ値算出元のブロックデータが既にストレージ装置2に格納されているか否か調べる。例えば、重複排除部22は、既に記憶装置27に格納しているブロックデータに基づいて算出されるハッシュ値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報とを対応付けた情報であるメタデータ271を記憶している。重複排除部22は、当該メタデータ271を参照することで、同一内容のブロックデータが既にストレージ装置2に格納されているか否か判断する。つまり、重複排除部22は、記憶対象であるブロックデータのデータ内容から算出したハッシュ値が上記メタデータ271に含まれるか否か確認する。そして、算出したハッシュ値が上記メタデータ271に含まれる場合、重複排除部22は、同一内容のブロックデータが既にストレージ装置2に格納されていると判断する。
同一内容のブロックデータが既にストレージ装置2に格納されていると判断した場合、重複排除部22は、メタデータ271を参照して、ハッシュ値と対応付けられている格納位置を示す情報を取得する。そして、重複排除部22は、取得した格納位置を示す情報をファイルシステム部21に返却する。このように、重複排除部22は、既に同一内容のブロックデータが格納されている場合、同一内容のブロックデータを再度格納しない。
一方、算出したハッシュ値が上記メタデータ271に含まれない場合、重複排除部22は、同一内容のブロックデータがストレージ装置2に格納されていないと判断する。このような場合、重複排除部22は、ブロックデータをデータ格納部23に出力する。
データ格納部23は、重複排除部22からブロックデータを受信する。すると、データ格納部23は、受信したブロックデータを記憶装置27に格納データ272として格納する。そして、データ格納部23は、ブロックデータの格納先を示す情報をファイルシステム部21へと返却する。
また、後述するように、ストレージ装置2は、他のストレージ装置2から移行対象のブロックデータを受信することがある。このような場合、データ格納部23は、受信したブロックデータを記憶装置27に格納データ272として格納する。
上述したように、ストレージ装置2は、ファイルシステム部21と重複排除部22とデータ格納部23とを有することで、ブロックデータに対する重複排除を行う。なお、ストレージ装置2は、格納対象のブロックデータを圧縮して更に複数のフラグメントデータに分割するよう構成しても構わない。また、ストレージ装置2は、分割したフラグメントデータに冗長データを追加するよう構成しても構わない。このように、ストレージ装置2は、フラグメントデータに分割した上で記憶するよう構成しても構わないし、必要に応じて冗長度を付加する処理などを行うよう構成しても構わない。
メタデータ取得部24は、他のストレージ装置2から、当該他のストレージ装置2が有するメタデータ271を取得する。メタデータ271は、図3で示すように、ブロックデータに基づいて算出されるハッシュ値と、当該ハッシュ値を有するブロックデータの格納先を示す情報と、を対応付けた情報である。メタデータ271は、上述したように、重複排除部22が重複排除を行う際に用いる。メタデータ271にハッシュ値が含まれる場合、当該ハッシュ値の算出元のブロックデータが既にストレージ装置2に格納されていることを示している。
なお、メタデータ取得部24が他のストレージ装置2からメタデータ271を取得する際に用いる方法は特に限定しない。メタデータ取得部24は、例えば、レプリケーションの仕組みを利用して、他のストレージ装置2が記憶するメタデータ271のコピーを行うことなどにより、他のストレージ装置2からメタデータ271を取得することが出来る。
容量情報取得部25は、他のストレージ装置2から、当該他のストレージ装置2が有する記憶装置27の空き容量を示す空き容量情報を取得する。空き容量情報は、記憶装置27の空き容量(空き領域)がどの程度あるか示す情報である。空き容量情報は、空き容量をギガバイトなどの値で示しても構わないし、全体の容量に対する使われている容量や空き容量の割合などで示しても構わない。
例えば、図1で示す場合、ストレージ装置2-1が有するメタデータ取得部24は、ストレージ装置2-2が記憶しており、ストレージ装置2-2が重複排除を行う際に用いるメタデータ271をストレージ装置2-2から取得する。また、ストレージ装置201が有する容量情報取得部25は、ストレージ装置2-2が有する記憶装置27の空き容量を示す空き容量情報をストレージ装置2-2から取得する。
データ移行部26は、容量情報取得部25が取得した空き容量情報と、メタデータ取得部24が取得した他のストレージ装置2のメタデータ271と、に基づいて、ブロックデータの移行を行う。データ移行部26によるデータの移行は、予め定められた周期ごとなど、任意のタイミングで行うことが出来る。例えば、データ移行部26は、空き容量情報に基づいてブロックデータの移行を行うか否か判断する。また、データ移行部26は、ブロックデータの移行を行うと判断した場合、他のストレージ装置2のメタデータ271に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信するか否か判断する。
例えば、データ移行部26は、他のストレージ装置2から取得した空き容量情報が示す値と、予め定められた閾値A(任意の値で構わない)と、の比較を行う。そして、データ移行部26は、比較の結果に基づいて、ブロックデータの移行を行うか否か判断する。
例えば、データ移行部26は、空き容量情報が示す値が閾値A以上である場合、他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがあると判断して、十分な空きがある他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うと判断する。一方、空き容量情報が示す値が閾値Aよりも小さい場合、他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがないと判断して、十分な空きがない他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行わないと判断する。
なお、データ移行部26は、容量情報取得部25が取得した空き容量情報と、自装置が有する記憶装置27の空き容量を示す情報と、に基づいて、他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うか否か判断するよう構成しても構わない。例えば、データ移行部26は、自装置が有する記憶装置27の空き容量を示す値が予め定められた閾値B(任意の値で構わない)以下である場合に、他のストレージ装置2から取得した空き容量情報に基づいてブロックデータの移行を行うか否か判断するよう構成することが出来る。また、データ移行部26は、例えば、自装置が有する記憶装置27の空き容量を示す値よりも、他のストレージ装置2の空き容量情報が示す値の方が大きい場合に、他のストレージ装置2に対してブロックデータを送信すると判断するよう構成しても構わない。
また、例えば、データ移行部26は、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信しなくても問題ないか否か確認する。
例えば、データ移行部26は、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれており、かつ、当該ハッシュ値と対応付けられた格納位置を示す情報が自装置を示していない場合、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信しなくても問題ないと判断する。この場合、データ移行部26は、他のストレージ装置2に対してブロックデータを送信しないで、ブロックデータの移行を行う。具体的には、例えば、データ移行部26は、移行対象のブロックデータを移行先のストレージ装置2に対して送信することなく、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する。また、データ移行部26は、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271を用いて、自装置のメタデータ271を更新する。換言すると、データ移行部26は、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と、ストレージ装置2-2から取得したメタデータ271が示す、ブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応付ける。例えば、このような処理を行うことで、データ移行部26は、他のストレージ装置2に対してブロックデータを送信することなく、ブロックデータの移行を行う。
一方、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信しないと問題が生じるおそれがあると判断される場合、データ移行部26は、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信すると判断する。上記問題が生じるおそれがある場合とは、例えば、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれていない場合である。また、例えば、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれており、かつ、当該ハッシュ値と対応付けられた格納位置を示す情報が自装置を示している場合である。この場合、データ移行部26は、他のストレージ装置2に対してブロックデータを送信して、ブロックデータの移行を行う。具体的には、例えば、データ移行部26は、移行対象のブロックデータを移行先のストレージ装置2に対して送信するとともに、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する。また、データ移行部26は、他のストレージ装置2からメタデータ271を取得することなどにより、他のストレージ装置2における移行対象のブロックデータの格納位置を示す情報を取得する。そして、データ移行部26は、取得した格納位置を示す情報を用いて、自装置のメタデータ271を更新する。つまり、データ移行部26は、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と、他のストレージ装置2における移行対象のブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応付けるよう自装置のメタデータ271を更新する。例えば、このような処理を行うことで、データ移行部26は、他のストレージ装置2に対してブロックデータを送信して、ブロックデータの移行を行う。
例えば、図1で示す場合において、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2から取得した空き容量情報が示す値が閾値A以上である場合、ストレージ装置2-2が有する記憶装置27に十分な空きがあると判断する。この場合、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2に対してブロックデータの移行を行うと判断する。一方、ストレージ装置2-2から取得した空き容量情報が示す値が閾値Aよりも小さい場合、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2が有する記憶装置27に十分な空きがないと判断する。この場合、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2に対してブロックデータの移行を行わないと判断する。
また、図4は、ブロックデータの移行を行う際にブロックデータの送信を行う場合とブロックデータの送信を行わない場合の処理の一例を示している。具体的には、図4(a)は、ブロックデータを送信してブロックデータの移行を行う場合の一例を示している。また、図4(b)は、ブロックデータを送信することなくブロックデータの移行を行う場合の一例を示している。
例えば、図4(a)で示す場合、ストレージ装置2-2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値「aaa…」が含まれていない。そのため、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2に対してブロックデータを送信して、ブロックデータの移行を行うと判断する。
この場合、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ハッシュ値が「aaa…」となる移行対象のブロックデータをストレージ装置2-2に対して送信する。また、データ移行部26は、ストレージ装置2-1の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する。また、データ移行部26は、ストレージ装置2-1のメタデータ271において、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値「aaa…」と、ストレージ装置2-2における移行対象のブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応付ける。
一方、図4(b)で示す場合、ストレージ装置2-2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値「aaa…」が含まれており、かつ、格納位置を示す情報「xxx…」がストレージ装置2-1以外を示しているとする。そのため、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ストレージ装置2-2に対してブロックデータを送信することなく、ブロックデータの移行を行うと判断する。
この場合、ストレージ装置2-1のデータ移行部26は、ハッシュ値が「aaa…」となる移行対象のブロックデータをストレージ装置2-2に対して送信することなく、ストレージ装置2-1の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する。また、データ移行部26は、ストレージ装置2-1のメタデータ271において、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値「aaa…」と、ストレージ装置2-2における移行対象のブロックデータの格納位置「xxx…」を示す情報と、を対応付ける。
データ移行部26は、例えば、上述したような処理を行うことで、他のストレージ装置2に対するブロックデータの移行を行う。なお、本実施形態においては、記憶装置27に格納データ272として格納されているブロックデータの中から移行対象となるブロックデータを選択する際の選択方法は、特に限定しない。データ移行部26は、例えば、記憶装置27が記憶している全てのブロックデータを対象に、順番に移行対象のブロックデータとすることが出来る。データ移行部26は、上記例示した以外の方法で、移行対象のブロックデータを選択しても構わない。
記憶装置27は、ディスク装置などの記憶装置である。記憶装置27が記憶する情報には、メタデータ271と格納データ272とが含まれる。
メタデータ271は、図3で示すように、ブロックデータに基づいて算出されるハッシュ値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報とを対応付けた情報である。メタデータ271にハッシュ値が含まれる場合、当該ハッシュ値算出元のブロックデータはストレージ装置2に格納されていることを示している。なお、ハッシュ値と対応付けられる格納位置を示す情報は、自装置であるストレージ装置2における格納位置を示していても構わないし、他のストレージ装置2における格納位置を示していても構わない。
格納データ272は、重複排除された状態のブロックデータを含んでいる。上述したように、例えば、データ格納部23が、ブロックデータを記憶装置27に格納データ272として格納する。
以上が、ストレージ装置2の構成の一例である。
バックアップサーバ3は、例えば、図示しないバックアップ対象装置などと接続されている。バックアップサーバ3は、バックアップ対象装置などから記憶対象のファイルを受信すると、当該受信したファイルをストレージ装置2に対して送信する。
本実施形態においては、バックアップサーバ3の構成は特に限定しない。バックアップサーバ3は、既知の装置を採用して構わない。例えば、バックアップサーバ3は、ファイルを分割してブロックデータを生成するとともに、ブロックデータに対する重複排除を行うよう構成しても構わない。
以上が、ストレージシステム1の構成の一例である。
続いて、図5を参照して、ストレージ装置2が有するデータ移行部26の動作の一例について説明する。
図5を参照すると、データ移行部26は、容量情報取得部25が取得した他のストレージ装置2の空き容量情報に基づいて、当該他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うか否か判断する(ステップS101)。
上記空き容量情報が示す値が閾値Aよりも小さいなど、他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがない場合(ステップS101、No)、データ移行部26は、十分な空きがない他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行わないと判断する。一方、上記空き容量情報が示す値が閾値A以上である場合など、他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがある場合(ステップS101、Yes)、データ移行部26は、十分な空きがある他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うと判断する。
ブロックデータの移行を行うと判断した場合、データ移行部26は、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信する必要があるか確認する(ステップS102)。
送信する必要がある場合(ステップS102、Yes)、データ移行部26は、移行先のストレージ装置2に対してブロックデータを送信する(ステップS103)。また、データ移行部26は、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する(ステップS104)。また、データ移行部26は、自装置のメタデータ271を更新する(ステップS105)。例えば、データ移行部26は、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と、他のストレージ装置2におけるブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応付けることで、メタデータ271を更新する。
なお、データ移行部26は、例えば、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信しないと問題が生じるおそれがあると判断される場合に、送信する必要があると判断する。上記問題が生じるおそれがある場合とは、例えば、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれていない場合である。また、例えば、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれており、かつ、当該ハッシュ値と対応付けられた格納位置を示す情報が自装置を示している場合である。
一方、送信する必要がない場合(ステップS102、No)、データ移行部26は、移行先のストレージ装置2に対してブロックデータを送信しない(ステップS106)。また、データ移行部26は、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する(ステップS104)。また、データ移行部26は、自装置のメタデータ271を更新する(ステップS105)。例えば、データ移行部26は、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と、他のストレージ装置2におけるブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応付けることで、メタデータ271を更新する。
なお、データ移行部26は、例えば、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信しなくても問題ないと判断される場合に、送信する必要がないと判断する。上記問題ない場合とは、例えば、他のストレージ装置2から取得したメタデータ271に移行対象のブロックデータから算出されるハッシュ値が含まれており、かつ、当該ハッシュ値と対応付けられた格納位置を示す情報が自装置を示していない場合である。
以上が、データ移行部26の動作の一例である。
このように、ストレージ装置2は、メタデータ取得部24と、容量情報取得部25と、データ移行部26と、を有している。このような構成により、データ移行部26は、空き容量情報に基づいてブロックデータの移行を行うか否か判断することが出来る。また、データ移行部26は、ブロックデータの移行を行うと判断した場合に、他のストレージ装置2のメタデータ271に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信するか否か判断することが出来る。その結果、データ移行部26は、例えば、他のストレージ装置2に空き容量があると判断される場合に、的確にデータの移行を行うと判断することが可能となる。また、重複排除を行う場合、重複するブロックデータを受信したとしても、ストレージ装置2は重複するブロックデータを新たに記憶することなく削除することになる。上記構成によると、データ移行部26は、他のストレージ装置2のメタデータ271に基づいてブロックデータの送信を行うか否か判断することで、重複する不要なブロックデータの送信を行うことなく、効率的にブロックデータの移行を行うことが可能となる。つまり、上記構成によると、必要に応じた効率的なデータ移行を行うことが可能となり、ストレージ装置2を効率的に運用することが可能となる。換言すると、本発明によると、ストレージ装置2間で無駄なブロックデータの送受信が行われる可能性を低減して、不要な重複排除処理が必要となる可能性を低減した、改良したストレージ装置2を提供することが可能となる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態を図6から図8までを参照して説明する。図6は、ストレージ装置4の構成の一例を示すブロック図である。図7は、メタデータ421の一例を示す図である。図8は、ストレージ装置4の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態で説明したストレージ装置2の変形例であるストレージ装置4について説明する。本実施形態におけるストレージ装置4は、メタデータ421に、対応するブロックデータに対するアクセスの状況を示す状況情報である優先度情報が含まれている。優先度情報は、アクセスの状況として、例えば、一週間以内など直近にブロックデータに対するアクセス(書き込み、読み出しのいずれでも構わない)があったか否かを示している。後述するように、データ移行部41は、第1の実施形態で説明したデータ移行部26の処理に加えて、優先度情報に基づいて、ブロックデータを削除するか否か判断する。
ストレージ装置4は、第1の実施形態で説明したストレージ装置2と同様に、バックアップサーバ3と互いに通信可能に接続されている。
図6は、ストレージ装置4の構成の一例を示している。図4を参照すると、ストレージ装置2は、例えば、ファイルシステム部21と、重複排除部22と、データ格納部23と、メタデータ取得部24と、容量情報取得部25と、データ移行部41と、記憶装置42と、を有している。また、記憶装置42には、メタデータ421と格納データ272とが格納されている。
例えば、ストレージ装置4は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、記憶装置と、を有している。ストレージ装置4は、例えば、記憶装置が有するプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
なお、第1の実施形態で説明したストレージ装置2と同様の構成に対しては、第1の実施形態と同様の符号を付している。以下、本実施形態に特徴的な構成について説明する。
本実施形態における記憶装置42は、メタデータ421を記憶している。メタデータ421は、図7で示すように、ブロックデータに基づいて算出されるハッシュ値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報と、優先度情報と、を対応付けた情報である。優先度情報は、例えば、直近(例えば、一週間以内。10日以内など、異なる値でも構わない)にブロックデータに対するアクセス(書き込み、読み出しのいずれでも構わない)があったことを示す情報である。図7の場合、優先度情報が丸である場合に直近にアクセスがあったことを示しており、優先度情報が×である場合に直近にアクセスがないことを示している。
なお、優先度情報は、対応するブロックデータに対するアクセスの有無を判別可能であれば、上記例示した以外であっても構わない。例えば、優先度情報は、最後にアクセスがあった日時を示す情報などであっても構わない。
データ移行部41は、容量情報取得部25が取得した空き容量情報と、メタデータ取得部24が取得した他のストレージ装置2のメタデータ421と、自装置のメタデータ421と、に基づいて、ブロックデータの移行を行う。例えば、データ移行部41は、第1の実施形態で説明したデータ移行部26と同様に、空き容量情報に基づいてブロックデータの移行を行うか否か判断する。また、データ移行部41は、第1の実施形態で説明したデータ移行部26と同様に、ブロックデータの移行を行うと判断した場合、他のストレージ装置2のメタデータ421に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信するか否か判断する。さらに、本実施形態におけるデータ移行部41は、自装置のメタデータ421に基づいて、移行対象のブロックデータを自装置の記憶装置42から削除するか否か判断する。
例えば、データ移行部41は、自装置のメタデータ421のうち、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と対応付けられた優先度情報に基づいて、移行対象のブロックデータに対する直近のアクセスがあったか否か確認する。そして、移行対象のブロックデータに基づくハッシュ値と対応付けられた優先度情報に基づいて直近にアクセスがあったと判断される場合、データ移行部41は、ブロックデータを削除しない、と判断する。この場合、データ移行部41は、ブロックデータの移行を行う際に、第1の実施形態で説明したデータ移行部26が行った、自装置の記憶装置42が記憶するブロックデータの削除を行わない。一方、優先度情報に基づいて直近にアクセスがないと判断される場合、データ移行部41は、ブロックデータを削除する、と判断する。この場合、データ移行部41は、ブロックデータの移行を行う際に、第1の実施形態で説明したデータ移行部26と同様に、自装置の記憶装置42が記憶するブロックデータを削除する。
以上が、ストレージ装置4が有する本実施形態に特徴的な構成の一例である。続いて、図8を参照して、データ移行部41の動作の一例について説明する。
図8を参照すると、データ移行部41は、容量情報取得部25が取得した他のストレージ装置2の空き容量情報に基づいて、当該他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うか否か判断する(ステップS101)。
他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがない場合(ステップS101、No)、データ移行部41は、十分な空きがない他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行わないと判断する。一方、他のストレージ装置2が有する記憶装置27に十分な空きがある場合(ステップS101、Yes)、データ移行部41は、十分な空きがある他のストレージ装置2に対してブロックデータの移行を行うと判断する。
ブロックデータの移行を行うと判断した場合、データ移行部41は、他のストレージ装置2から取得したメタデータ421に基づいて、ブロックデータの移行を行う際に、移行対象のブロックデータを他のストレージ装置2に対して送信する必要があるか確認する(ステップS102)。送信する必要がある場合(ステップS102、Yes)、データ移行部41は、移行先のストレージ装置2に対してブロックデータを送信する(ステップS103)。一方、送信する必要がない場合(ステップS102、No)、データ移行部41は、移行先のストレージ装置2に対してブロックデータを送信しない(ステップS106)。
また、データ移行部41は、自装置のメタデータ421に基づいて、移行対象のブロックデータに対して直近のアクセスがあるか否か確認する(ステップS201)。アクセスがある場合(ステップS201、Yes)、データ移行部41は、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除しない(ステップS202)。一方、アクセスが無い場合(ステップS202、No)、データ移行部41は、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除する(ステップS203)。
以上が、ストレージ装置4の構成の一例である。
このように、ストレージ装置4は、データ移行部41と、メタデータ421を記憶する記憶装置42と、を有している。このような構成によりデータ移行部41は、メタデータ421に含まれる優先度情報を参照して、自装置の記憶装置27が記憶する移行対象のブロックデータを削除するか否か判断することが出来る。これにより、例えば、直近のアクセスがあったデータについては削除の対象から外すことで、アクセス性能と格納容量のバランスを取ることが可能となる。つまり、上記構成によると、アクセス性能に配慮しつつ、必要に応じた効率的なデータ移行を行うことが可能となり、ストレージ装置2を効率的に運用することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、図9を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ストレージ装置5の構成の概要について説明する。
ストレージ装置5は、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続される。なお、ストレージ装置5と接続される他のストレージ装置は、ストレージ装置5と同様の構成を有していても構わないし、ストレージ装置5とは異なる構成を有していても構わない。
図9は、ストレージ装置5の構成の一例を示している。図5を参照すると、ストレージ装置5は、メタデータ取得部51と、記憶装置52と、データ移行部53と、を有している。
例えば、ストレージ装置5は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、記憶装置と、を有している。ストレージ装置5は、例えば、記憶装置が有するプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現する。
メタデータ取得部51は、他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを、当該他のストレージ装置から取得する。
記憶装置52は、データを分割したブロックデータを記憶する。
データ移行部53は、記憶装置52が記憶するブロックデータを他のストレージ装置に対して移行する。具体的には、データ移行部は、メタデータ取得部51が取得したメタデータに基づいて、移行対象となるブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断する。
このように、ストレージ装置5は、メタデータ取得部51と、データ移行部53と、を有している。このような構成により、データ移行部53は、メタデータ取得部51が取得したメタデータに基づいて、移行対象となるブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断することが出来る。その結果、重複する不要なブロックデータの送信を行うことなく、効率的にブロックデータの移行を行うことが可能となる。つまり、上記構成によると、必要に応じた効率的なデータ移行を行うことが可能となり、ストレージ装置5を効率的に運用することが可能となる。換言すると、本発明によると、ストレージ装置5間で無駄なブロックデータの送受信が行われる可能性を低減して、不要な重複排除処理が必要となる可能性を低減した、改良したストレージ装置5を提供することが可能となる。
また、上述したストレージ装置5は、当該ストレージ装置5に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置52を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置5に、他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部51と、記憶装置52が記憶するブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部53と、を実現させ、データ移行部53は、メタデータ取得部51が取得したメタデータに基づいて、移行対象となるブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断する、プログラムである。
また、上述したストレージ装置5により実行されるデータ移行方法は、データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置52を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置5が、他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得し、取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、判断の結果に基づいて、記憶装置52が記憶するブロックデータを他のストレージ装置に対して移行する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、データ移行方法、の発明であっても、上記ストレージ装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるストレージ装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置であって、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部と、
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部と、
を有し、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断する
ストレージ装置。
(付記2)
付記1に記載のストレージ装置であって、
前記メタデータには、既に記憶している前記ブロックデータに基づく値が含まれており、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれていない場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信する
ストレージ装置。
(付記3)
付記1又は付記2に記載のストレージ装置であって、
前記メタデータは、既に記憶している前記ブロックデータに基づく値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報と、を対応づけた情報であり、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示していない場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信しない
ストレージ装置。
(付記4)
付記1から付記3までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
前記メタデータには、前記ブロックデータに対するアクセスの状況を示す状況情報が含まれており、
前記データ移行部は、前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを前記記憶装置から削除するか否か判断する
ストレージ装置。
(付記5)
付記4に記載のストレージ装置であって、
前記データ移行部は、前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータにアクセスがあると判断される場合、移行対象となる前記ブロックデータを前記記憶装置から削除せずに当該ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信する
ストレージ装置。
(付記6)
付記4又は付記5に記載のストレージ装置であって、
前記データ移行部は、前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータにアクセスがないと判断される場合、移行対象となる前記ブロックデータを前記記憶装置から削除するとともに、当該ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信する
ストレージ装置。
(付記7)
付記1から付記6までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
他のストレージ装置が有する記憶装置の空き容量を示す空き容量情報を、他のストレージ装置から取得する容量情報取得部を有し、
前記データ移行部は、前記容量情報取得部が取得した前記空き容量情報に基づいて、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づく、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否かの判断を行うか否か判断する
ストレージ装置。
(付記8)
付記7に記載のストレージ装置であって、
前記データ移行部は、前記空き容量情報が示す値が予め定められた閾値以上である場合、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づく、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否かの判断を行うと判断する
ストレージ装置。
(付記9)
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置が、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得し、
取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、
判断の結果に基づいて、前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行する
データ移行方法。
(付記10)
データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置に、
他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部と、
前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部と、
を実現させ、
前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断する
プログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 ストレージシステム
2 ストレージ装置
21 ファイルシステム部
22 重複排除部
23 データ格納部
24 メタデータ取得部
25 容量情報取得部
26 データ移行部
27 記憶装置
271 メタデータ
272 格納データ
3 バックアップサーバ
4 ストレージ装置
41 データ移行部
42 記憶装置
421 メタデータ
5 ストレージ装置
51 メタデータ取得部
52 記憶装置
53 データ移行部

Claims (6)

  1. 重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置であって、
    他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得するメタデータ取得部と、
    データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行するデータ移行部と、
    を有し、
    前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、
    前記メタデータには、既に記憶している前記ブロックデータに基づく値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報と、が含まれており、
    前記データ移行部は、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれていない場合、または、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示している場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信して前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除し、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示していない場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信せずに前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除する
    ストレージ装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記メタデータには、前記ブロックデータに対するアクセスの状況を示す状況情報が含まれており、
    前記データ移行部は、前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを前記記憶装置から削除するか否か判断する
    ストレージ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のストレージ装置であって、
    他のストレージ装置が有する記憶装置の空き容量を示す空き容量情報を、他のストレージ装置から取得する容量情報取得部を有し、
    前記データ移行部は、前記容量情報取得部が取得した前記空き容量情報に基づいて、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づく、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否かの判断を行うか否か判断する
    ストレージ装置。
  4. 請求項に記載のストレージ装置であって、
    前記データ移行部は、前記空き容量情報が示す値が予め定められた閾値以上である場合、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに基づく、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否かの判断を行うと判断する
    ストレージ装置。
  5. データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置が、
    他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得し、
    取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、
    判断の結果に基づいて、前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行し、
    前記メタデータには、既に記憶している前記ブロックデータに基づく値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報と、が含まれており、
    判断の結果に基づく移行の際、取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれていない場合、または、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示している場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信して前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除し、取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示していない場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信せずに前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除する
    データ移行方法。
  6. データを分割したブロックデータを記憶する記憶装置を有し、重複排除機能を有する他のストレージ装置と接続されるストレージ装置に、
    他のストレージ装置において重複排除を行う際に参照されるメタデータを当該他のストレージ装置から取得し、
    取得した前記メタデータに基づいて、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信するか否か判断し、
    判断の結果に基づいて、前記記憶装置が記憶する前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して移行する処理を実現させ、
    前記メタデータには、既に記憶している前記ブロックデータに基づく値と、当該ブロックデータの格納位置を示す情報と、が含まれており、
    判断の結果に基づく移行の際、取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれていない場合、または、前記メタデータ取得部が取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示している場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信して前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除し、取得した前記メタデータに、移行対象となる前記ブロックデータに基づく値が含まれており、かつ、前記格納位置を示す情報が自装置を示していない場合、移行対象となる前記ブロックデータを他のストレージ装置に対して送信せずに前記記憶装置から移行対象のブロックデータを削除する
    プログラム。
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