JP7304668B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対してより良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、判定部と、提供部とを備える。判定部は、第1店舗において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する。提供部は、予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、決済者に対して所定の利益を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、店舗に設置された2次元コードを利用者端末で読み取ることで店舗における各種サービスの予約を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-077528号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者に対してより良いサービスを提供する点で改善の余地があった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対してより良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、判定部と、提供部とを備える。前記判定部は、第1店舗において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する。前記提供部は、前記予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、前記決済者に対して所定の利益を提供する。
実施形態の一態様によれば、予約に関する店舗の負担を軽減することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る施設情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る予約リストデータベースの一例を示す図である。 図7は、利用者端末に表示される画面例を示す図である。 図8は、実施形態に係る予約処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る決済者への利益提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る情報処理等が実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、店舗端末200A,200Bとを含む。なお、以下では、店舗端末200A,200Bを店舗端末200と総称する場合がある。決済サーバ10、利用者端末100および店舗端末200は、ネットワークN(例えば、図10参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100および複数台の店舗端末200が含まれていてもよい。
図1に示す決済サーバ10は、実施形態に係る情報処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
また、決済サーバ10は、電子決済サービスにおいて利用者に付与され、電子決済サービスにおいて利用可能なクーポンに関するクーポン情報(例えば、クーポンの適用対象である取引対象(商品)を識別する識別情報(取引対象識別情報)、クーポンにより利用者に付与される利益の内容(所定の金額のキャッシュバック等)、利用者がクーポンを獲得するための獲得条件等)を、クーポンの提供者(言い換えると、クーポンの企画、設定等を行い、クーポンの原資を出資(提供)する者)から受け付け、自装置の記憶部で管理する。例えば、決済サーバ10は、取引対象識別情報として、取引対象に添付されるバーコード(JANコードや、インストアコード等のバーコード)が示す情報を管理する。
また、決済サーバ10は、利用者と、利用者が獲得したクーポンとを紐付け、自装置の記憶部で管理する。
また、決済サーバ10は、上記した決済処理に加えて、店舗における予約処理を行う。この予約処理の詳細については後述する。
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
なお、利用者端末100は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語、Java(登録商標)等のプログラミング言語、HTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語等により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
図1に示す店舗端末200は、利用者に取引対象を提供する施設が管理する情報処理装置である。また、店舗端末200は、利用者に取引対象を提供する店舗において利用される情報処理装置であってもよい。この場合の店舗端末200は、例えば、POS(Point of Sales)端末や、スマートフォン、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA等により実現される。また、店舗端末200は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。
〔利用者端末100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する情報処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置(もしくは表示)された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者が利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者が店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者、利用者端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、利用者は、決済アプリを介して、店舗に設置(または表示)された店舗識別情報を撮影する。このような場合、利用者端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者或いは店舗の店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、利用者端末100は、利用者を識別する利用者識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗(若しくは店舗の事業者)を示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末100へと送信する。このような場合、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。ここで、決済サーバ10は、店舗の口座へ電子マネーを移行させる際、若しくは、所定のタイミングで、所定の手数料(管理手数料等)を店舗の口座から減算してもよい。
より詳細な例を説明する。例えば、店舗に設置(または表示)された店舗識別情報は、店舗ごとに設定されるURLであって、店舗が属するグループを示すグループ識別情報と、そのグループにおいて店舗を識別するグループ店舗識別情報とに紐づけ、決済サーバ10が参照可能に管理されている。なお、店舗識別情報となるURLは、決済サーバ10にアクセスするためのURLとなる。利用者端末100は、店舗識別情報を撮影すると、撮影した店舗識別情報が示すURLにアクセスし、利用者識別情報を送信する。このような場合、決済サーバ10は、アクセスされたURLと対応するグループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられた電子マネーの口座(「ウォレット」と表示する場合がある)を特定する。続いて、決済サーバ10は、利用者端末100に対して金額入力画面を表示させ、金額を入力させる。そして、決済サーバ10は、利用者端末50から受けつけた利用者識別情報と紐づけられたウォレットから、グループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられたウォレットに対して、入力された金額の電子マネーを移動させる。なお、決済サーバ10は、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに電子マネーを移動させてもよい。
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した決済処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗端末200を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末100は、利用者を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗端末200は、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者を示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗を識別する情報とを含んだ決済に関する情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗の店舗端末200或いは利用者端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
より詳細には、利用者端末100は、利用者識別情報とともに決済サーバ10に対して支払いリクエストを送信する。このような場合、決済サーバ10は、ワンタイムコードを生成し、生成したワンタイムコードと利用者識別情報とを紐づけるとともに、ワンタイムコードを利用者端末50に送信する。すると、利用者端末100は、画面上にワンタイムコード(すなわち、利用者を識別する情報)を表示する。このような場合、店舗端末200は、利用者端末100に表示されたワンタイムコードを読み取ると、読み取ったワンタイムコードと、グループ識別情報、グループ店舗識別情報および決済金額を決済サーバ10に送信する。すると、決済サーバ10は、ワンタイムコードに紐づけられた利用者識別情報に紐づくウォレットから、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに決済金額分の電子マネーを移動させる。
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者が予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、利用者端末100は、店舗の口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者のクレジットカードの運用会社(カード会社)に対し、決済金額を請求してもよい。
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者の口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、決済サーバ10が、利用者の口座から決済金額分の電子マネーを引き出し、決済金額から所定の手数料(管理手数料等)を減算した額の現金を店舗の銀行口座に入金する処理が行われてもよい。このような場合、例えば、決済サーバ10は、各利用者から店舗に対する決済金額を、店舗の売上情報として管理し、所定のタイミングで、売上情報に基づき、店舗の銀行口座に、売り上げ(売上情報が示す決済金額の合計額)から所定の手数料を減算した額の現金を入金する。
なお、決済サーバ10は、決済の際に利用されたクーポンの原資が店舗の負担するものである場合、店舗の銀行口座に現金を入金する際、若しくは、店舗の口座に電子マネーを移行する際等に、決済金額から負担分の現金を減算して銀行口座に入金、若しくは、決済金額から担分の電子マネーを減算して店舗の口座に移行させる処理を実行してもよい。
なお、クーポンの原資は、店舗ではなく、決済対象の提供者(例えば、商品のメーカ)が負担する場合がある。その場合、決済サーバ10は、上記の減算する処理を行わない。
なお、上述した決済手段や決済サービスは、商品の購入や役務の提供に対する対価の提供(債務の精算)のためのものに限定されるものではない。例えば、上述したように、決済手段や決済サービスは、複数のユーザが有する口座間の送金に関する機能を有していてもよい。すなわち、上述した決済手段や決済サービスは、ユーザや店舗等、電子マネーの所有者と紐づく任意の所有者の口座間における電子マネーの送受信を制御するサービスであればよい。すなわち、実施形態に係る決済手段や決済サービスは、電子マネーのやり取りを実現するための各種制御(電子マネーを介した各種の口座間送金制御のみならず、電子マネー口座と銀行口座間のやり取りに関する制御や、分割、ボーナス払いに伴う処理といった各種債権処理、その他電子マネーを含む財産のやり取りに関する各種制御)を実行する取引手段や取引サービスであれば、任意の態様で提供されるものであってもよい。また、このような取引手段や取引サービスが実現する各種の制御には、決済に関する制御と送金に関する制御の両方が含まれていてもよく、いずれか一方のみが含まれていてもよい。すなわち、「取引」とは、電子マネーに関する「決済」のみならず、電子マネーの「送金」やその他各種の処理をも含む概念である。すなわち、決済サーバ10は、任意の所有者間における電子マネーのやり取りを制御する取引手段を実現する情報処理装置であってもよい。
〔実施形態の概要について〕
本開示では、決済サーバ10は、上述した決済処理に加えて、店舗における予約処理を行う。具体的には、決済サーバ10は、上述した決済用の2次元コードを利用者端末100が読み取った場合に、決済処理を行うか予約処理を行うかを判定し、判定結果に応じて、決済処理または予約処理のいずれかを行う。つまり、本開示では、決済サーバ10は、決済用の2次元コードを用いて、利用者が決済および予約の双方を行うことができる情報処理を実行する。これにより、店舗は、予約専用の2次元コードや専用の予約システムを導入する必要が無いため、予約に関する店舗の負担を軽減することができる。
さらに、本開示では、決済サーバ10は、予約を行った利用者が予約の待ち時間中に別店舗で決済を行った場合に、利用者に対して所定の利益(クーポン等)を提供する。これにより、利用者が待ち時間中の時間を有効活用できるとともに、利用者に対してお得感を与えることができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10によれば、利用者に対してより良いサービスを提供することができる。
以下、図1を用いて、上記した情報処理について詳細に説明する。図1では、利用者が店舗Aで予約を行い、予約の待ち時間中に店舗Bで商品購入による決済を行う例を挙げる。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
図1に示すように、利用者端末100は、店舗Aに設置された2次元コードCAを読み取る(ステップS1)。具体的には、利用者端末100は、2次元コードCAに含まれる店舗識別情報を読み取る。つまり、利用者は、店舗Aに直接来店し、利用者端末100を使って2次元コードCAを読み取る動作を行う。
続いて、利用者端末100は、読み取った店舗識別情報に基づいて、決済サーバ10に対して予約処理の処理要求を送信する(ステップS2)。例えば、利用者端末100は、店舗識別情報を読み取ることで、店舗における予約を行うか、店舗に対する決済を行うかを利用者に選択させる選択画面を表示し、利用者の選択操作に応じて、予約処理の処理要求または決済処理の処理要求を送信する。なお、選択画面の画面例については後述する。
続いて、決済サーバ10は、利用者端末100から受信した処理要求が予約処理の要求であるか決済処理の要求であるかを判定し、予約処理の要求である場合には、店舗Aにおける予約を受け付ける予約処理を実行する(ステップS3)。具体的には、決済サーバ10は、店舗Aの予約リストに利用者を追加することで予約リストを更新する予約処理を行う。予約リストは、予約を受け付けた順に利用者を並べたリストであるが、かかる点の詳細については後述する。また、決済サーバ10は、上記した選択画面での利用者の選択操作により予約処理か決済処理かを判定する場合に限らず、店舗Aの営業時間等に基づいて予約処理か決済処理かを自動判定してもよい。
続いて、決済サーバ10は、店舗Aの店舗端末200Aへ予約完了通知を通知する(ステップS4)。例えば、決済サーバ10は、更新後の予約リストを予約完了通知とともに送信する。
続いて、決済サーバ10は、利用者端末100へ予約完了通知を通知する(ステップS5)。例えば、決済サーバ10は、予約の順番(待ち数)や、予約の順番から推定される待ち時間の情報等を予約完了通知とともに送信する。
続いて、利用者端末100は、予約完了通知を受信した後の待ち時間中に、店舗Bに設置された2次元コードCBを読み取る(ステップS6)。具体的には、利用者端末100は、2次元コードCBに含まれる店舗識別情報を読み取る。つまり、利用者は、店舗Bに直接来店し、利用者端末100を使って2次元コードCAを読み取る動作を行う。
続いて、利用者端末100は、読み取った店舗識別情報に基づいて、決済サーバ10に対して決済処理の処理要求を送信する(ステップS7)。決済処理の処理要求は、例えば、上述した選択画面において利用者が決済を選択することで送信される。
続いて、決済サーバ10は、決済処理の処理要求に従って、上記した決済処理を実行する(ステップS8)。決済サーバ10は、決済処理の完了後、店舗Bの店舗端末200Bに対して決済完了通知を送信する(ステップS9)とともに、利用者端末100に対して決済完了通知を送信する(ステップS10)。
続いて、決済サーバ10は、店舗Bにおいて利用者端末100を用いた決済処理を行った利用者(決済者)の、店舗Aにおける予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する(ステップ11)。具体的には、決済サーバ10は、店舗Aにおける予約の有無や、待ち時間(待ち数)の長さ等に基づいて判定を行う。例えば、決済サーバ10は、店舗Aにおいて利用者が予約を行っている場合、予約条件を満たすと判定する。また、決済サーバ10は、予約時の待ち時間が所定時間以上である場合、予約条件を満たすと判定する。
続いて、決済サーバ10は、予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、決済者に対して所定の利益を提供する(ステップS12)。所定の利益は、例えば、店舗Aまたは店舗Bにおいて使用可能なクーポン(割引き等)や、店舗Aまたは店舗Bでの決済により付与されるポイント、店舗Aまたは店舗Bでの決済に対するキャッシュバック等である。
また、決済サーバ10は、予約状況に応じて利益内容を変えてもよい。具体的には、決済サーバ10は、予約時の待ち時間が長い程、提供する利益を多くする。また、決済サーバ10は、予約内容に応じて利益内容を変えてもよい。例えば、決済サーバ10は、店舗Aにおける予約が特定のサービスまたは商品の予約であった場合に、他のサービスや商品を予約する場合に比べて利益を多くする。
〔決済サーバの構成〕
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図2に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、店舗端末200、外部装置300等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、利用者情報データベース(DB)31と、口座データベース(DB)32と、施設情報データベース(DB)33と、予約リストデータベース(DB)34とを有する。
(利用者情報データベース31について)
利用者情報データベース31は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、利用者情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。図3の例において、利用者情報データベース31は、「ユーザID」、「決済履歴」、「獲得済クーポン」といった項目を有する。
「ユーザID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先や、決済金額等といった情報が格納される。「獲得済クーポン」は、利用者(決済者)が獲得したクーポンを示し、例えば、クーポンを識別するための識別情報や、クーポンの内容に関する情報が格納される。
(口座データベース32について)
口座データベース32は、利用者や店舗(事業者)、施設200等が電子決済サービスにおいて所有する口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、口座データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る口座データベース32の一例を示す図である。図4の例において、口座データベース32は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報が格納される。「口座残高」は、口座の残高を示す。
(施設情報データベース33について)
施設情報データベース33は、施設に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、施設情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る施設情報データベース33の一例を示す図である。図5の例において、施設情報データベース33は、「施設ID」、「決済先ID」、「施設情報」といった項目を有する。
「施設ID」は、施設を識別するための識別情報であり、上記した店舗識別情報である。「決済先ID」は、決済先を識別するための識別情報であり、上記したグループ識別情報や、マーチャントIDである。「施設情報」は、店舗に関する情報であり、店舗名や、店舗の位置情報等を含む。
(予約リストデータベース34について)
予約リストデータベース34は、店舗における予約に関する情報を記憶する。ここで、図6を用いて、予約リストデータベース34が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る予約リストデータベース34の一例を示す図である。図6の例において、予約リストデータベース34は、「予約順」、「予約ID」、「予約情報」といった項目を有する。このように、予約リストデータベース34は、施設IDごとにテーブルを有しており、施設IDごとに「予約順」、「予約ID」、「予約情報」を紐づけて管理することができる。予約リストデータベース34はこのような施設IDごとのテーブルを有することにより、決済サーバ10がいずれの店舗を対象とした予約の要求があったかを認識することができる。具体的には、店舗に設置された店舗識別情報を読み取ることで生成される処理要求を利用者端末100から受け付けた場合、予約制御部43が予約対象となる店舗を特定してそれぞれの店舗における予約制御を実行することができる。
「予約順」は、予約を受け付けた順番を示す情報である。「予約ID」は、予約を識別する識別情報である。「予約情報」は、予約の内容を示す情報であり、例えば、予約した利用者のユーザIDや、利用者の名前、利用人数、利用希望(テーブルもしくは座席等)等を含む。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、以下に説明する受付部41、判定部42、予約制御部43、決済制御部44および提供部45の機能や作用を実現または実行する。
(受付部41について)
受付部41は、店舗に設置された店舗識別情報を読み取ることで生成される処理要求を利用者端末100から受け付ける。具体的には、受付部41は、図7に示す選択画面等で入力された情報を含む処理要求を受け付ける。
図7は、利用者端末100に表示される画面例を示す図である。図7では、利用者端末100により2次元コードCA,CBを読み取った後に表示される画面例を示している。図7に示す画面例は、決済アプリを介して決済サーバ10から提供される。
図7に示すように、利用者端末100は、2次元コードCA,CBを読み取った場合、画面1に遷移する。画面1は、店舗においてこれから行う処理を選択する選択画面である。図7では、画面1は、予約を行う「予約登録」と、店舗の利用を開始する「チェックイン」と、店舗に対して決済する「決済」との3つのボタンがそれぞれ表示される。利用者端末100は、表示された3つのボタンの中からいずれかを選択する選択操作(タップ操作)を利用者から受け付ける。
画面1において、「予約登録」のボタンが選択された場合、図7に示す画面2に遷移する。また、画面1において、「決済」のボタンが選択された場合、図7に示す画面4に遷移する。また、画面1において、「チェックイン」のボタンが選択された場合、店舗端末200に対して利用者が店舗の利用開始(もしくは来店)した旨を通知する。
画面2は、「予約登録」のボタンが選択された場合に表示される画面であり、予約情報を入力する情報入力画面である。図7では、画面2において、利用者は、予約情報である名前(予約リストに入力される名前)、人数(来店する人数)、希望するサービス(テーブルまたは座敷の選択ボタン)を入力する。利用者端末100は、画面2において入力した予約情報とともに予約処理の処理要求を生成して決済サーバ10へ送信する。画面2において予約情報の入力が完了した場合(例えば、不図示の「予約」ボタンの押下)、画面3に遷移する。
画面3は、画面2において予約が完了した際に表示される画面である。画面3では、画面2で入力した「お名前」の内容(ペイ太郎様)や、予約を受け付けた旨および予約の順番になった場合に通知を行う旨を通知する。なお、利用者は、画面3が表示された時点で、決済アプリを一旦閉じることとなる(画面3を表示させた状態を維持してもよい)。そして、利用者端末100は、予約の順番になった場合に、決済アプリによるプッシュ通知により画面4を表示する。
画面4は、予約した店舗において利用開始となったことを示す通知画面である。つまり、画面3の表示後に、予約の順番が回ってきた場合に、画面4が表示される。なお、画面4は、上記したようにプッシュ通知によって通知される。
画面5は、「決済」のボタンが選択された場合に表示される画面であり、店舗に対して決済を行う際に決済額を入力する決済入力画面である。利用者は、例えば、店舗端末200等に表示された決済額を画面5の決済額として入力する。利用者端末100は、入力された決済額とともに決済処理の処理要求を生成して決済サーバ10へ送信する。
(判定部42について)
判定部42は、受付部41が処理要求を受け付けた場合に、かかる処理要求が予約処理の要求であるか、決済処理の要求であるかを判定する。具体的には、判定部42は、利用者端末100から予約処理の処理要求を受信した場合、予約処理の要求であると判定する。また、判定部42は、利用者端末100から決済処理の処理要求を受信した場合、決済処理の要求であると判定する。
なお、判定部42の上記の判定処理は、利用者による画面1から画面5への入力に基づいて判定する場合に限られない。例えば、判定部42は、店舗の営業時間に基づいて、予約処理であるか決済処理であるかを判定してもよい。具体的には、判定部42は、店舗の営業時間外に処理要求が送信された場合には、決済処理の可能性が低いため、予約処理であると判定する。また、判定部42は、例えば、店舗が飲食店等のような一定時間以上滞在してから決済処理を行う店舗の場合には、利用者の店舗における滞在時間が閾値未満である場合に予約処理であると判定してもよい。また、判定部42は、例えば、決済と予約とで異なる情報を含んだ2次元コード(店舗識別情報は両方に含む)を提供し、読み取られた2次元コードの情報に基づいて処理要求の判定を行ってもよい。なお、この場合、予約用の2次元コードは、有効期限を設けることが好ましい。これにより、例えば、来店した利用者が2次元コードを撮像して、後日遠隔地で2次元コードを読み取るといった行為を防ぐことができる。
また、判定部42は、第1店舗(図1では店舗B)において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗(図1では店舗A)における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部42は、店舗Aにおける予約の有無や、待ち時間(待ち数)の長さ等に基づいて判定を行う。例えば、判定部42は、決済処理を行った際に、店舗Aにおいて利用者が予約を行っている場合、予約条件を満たすと判定する。また、判定部42は、予約時の待ち時間が所定時間以上である場合、予約条件を満たすと判定する。また、判定部42は、決済処理を行った決済アプリを介して予約を行っている場合、予約条件を満たすと判定する。
また、判定部42は、予約状況に加えて、予約の待ち時間中における利用者の行動が所定の行動条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部42は、予約の待ち時間中に利用者が移動した移動経路や、訪れた地点等が予め指定した移動経路や地点である場合に、行動条件を満たすと判定する。このような例として、例えば、指定された地点を巡るスタンプラリー等がある。
(予約制御部43について)
予約制御部43は、店舗における予約に関する制御を行う。具体的には、予約制御部43は、判定部42によって処理要求が予約処理の要求であると判定された場合、店舗における予約を受け付ける予約処理を行う。予約制御部43は、予約処理の要求を受け付けた場合、予約リストにおける予約順が最も新しい番号に、新たに予約IDを発行し入力された予約情報を紐付けて追加することで更新する。予約制御部43は、追加の更新が完了した場合、店舗端末200および利用者端末100に対して予約完了通知を行う。また、予約制御部43は、予約順が最も古い番号に登録された利用者が店舗において利用開始となった場合に、予約リストから当該データを削除することで更新する。店舗において利用開始の判定は、例えば、店舗端末200から利用開始の旨の通知により行う。また、予約制御部43は、予約リストがデータを削除した場合、予約リストに残っている各データの予約順を繰り上げる。予約制御部43は、繰り上げ後の予約順において、予約順が最も古いデータから所定番目の予約順のデータに紐付いた利用者に対して利用者開始が近い旨をプッシュ通知により通知する。
また、予約制御部43は、予約情報を記憶部30に記憶しておき、利用者が次回以降に店舗を利用する際に、店舗において提供するサービスの提案を利用者に対して行ってもよい。例えば、予約制御部43は、利用者が前回4名で来店し、テーブル席を利用した場合に、次回来店時も4名で来店ときには、同様にテーブル席の利用を提案する。
(決済制御部44について)
決済制御部44は、判定部42によって処理要求が決済処理の要求であると判定された場合、店舗に対する決済を受け付ける決済処理を行う。具体的には、決済制御部44は、決済入力画面に入力された決済額により決済処理を行う。
(提供部45について)
提供部45は、判定部42によって予約状況が所定の予約条件を満たすと判定された場合に、決済者に対して所定の利益を提供する。所定の利益は、例えば、店舗において使用可能なクーポン(割引き等)や、店舗での決済により付与されるポイント、店舗での決済に対するキャッシュバック等である。
また、提供部45は、予約状況に応じて利益内容を変えてもよい。具体的には、提供部45は、予約時の待ち時間が長い程、あるいは、待ち数が多い程、提供する利益を多くする。また、提供部45は、予約内容に応じて利益内容を変えてもよい。例えば、提供部45は、店舗における予約が特定の取引対象(サービスまたは商品)の予約であった場合に、他の取引対象(サービスや商品)を予約する場合に比べて利益を多くする。
また、提供部45による利益の提供タイミングは、例えば、予約した店舗における利用開始時である。すなわち、提供部45は、決済者が予約をキャンセルした場合、利益を付与しない。また、提供部45は、決済者の第1店舗(図1の店舗B)において決済したタイミングで利益を付与してもよい。
〔処理のフロー〕
図8を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の予約処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る予約処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、決済サーバ10は、利用者端末100から処理要求を受け付ける(ステップS101)。
次に、決済サーバ10は、受け付けた処理要求が予約処理の要求であるかを判定する(ステップS102)。
決済サーバ10は、予約処理の要求である場合(ステップS102:Yes)、予約処理を実行し(ステップS103)、予約リストを更新する(ステップS104)。
次に、決済サーバ10は、予約完了通知を店舗端末200および利用者端末100へ通知し(ステップS105)、処理を終了する。
一方、ステップS102において、決済サーバ10は、予約処理の要求ではない場合(ステップS102:No)、すなわち、決済処理の要求である場合、決済処理を実行する(ステップS106)。
次に、決済サーバ10は、決済完了通知を店舗端末200および利用者端末100へ通知し(ステップS107)、処理を終了する。
次に、図9を用いて、実施形態に係る決済サーバ10による決済者への利益提供処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る決済者への利益提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、決済サーバ10は、利用者端末100から受信した処理要求に従って、第1店舗における決済処理を実行する(ステップS201)。
次に、決済サーバ10は、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する(ステップS202)。
次に、決済サーバ10は、利用者端末100から決済情報を取得する(ステップS203)。次に決済サーバ10は、取得した決済情報に基づいて、クーポンの適用可否を判定する(ステップS204)。
決済サーバ10は、予約条件を満たす場合(ステップS202:Yes)、決済者による第2店舗における利用開始を確認する(ステップS203)。なお、決済サーバ10は、予約条件を満たさない場合(ステップS202:No)、処理を終了する。
次に、決済サーバ10は、決済者に対して所定の利益を提供し(ステップS204)、処理を終了する。
〔変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、判定部42と、予約制御部43と、決済制御部44とを備える。判定部42は、店舗に設置された店舗識別情報を読み取ることで生成される処理要求を利用者端末100から受け付けた場合に、処理要求が店舗における予約処理の要求であるか、店舗に対する決済処理の要求であるかを判定する。予約制御部43は、予約処理の要求と判定した場合に、店舗における予約を受け付ける予約処理を実行する。決済制御部44は、決済処理の要求と判定した場合に、前記店舗に対する決済を受け付ける決済処理を実行する。
これにより、決済サーバ10は、決済用の2次元コードを用いて、利用者が決済および予約の双方を行うことができるため、店舗が予約専用の2次元コードや専用の予約システムを導入する必要が無くなり、予約に関する店舗の負担を軽減することができる。
また、判定部42は、予約処理の要求であるか、決済処理の要求であるかを選択する選択画面(画面1)を利用者端末100に提供し、選択画面における利用者の選択操作に基づいて判定を行う。
これにより、利用者の処理要求が予約処理の要求であるか、決済処理の要求であるかを高精度に判定することができる。
また、予約制御部43は、予約順に利用者を並べた予約リストを更新する予約処理を行う。また、予約制御部43は、予約処理の要求と判定した場合に、当該予約処理の要求を行った利用者を予約リストに追加する。また、予約制御部43は、予約リストに含まれる利用者が店舗において利用開始した場合に、当該利用者のデータを予約リストから削除する。
これにより、店舗における予約状況を正確に把握することができる。
また、予約制御部43は、予約リストに含まれる利用者のうち、最も古い予約順から所定番目の利用者に対して通知を行う。
これにより、予約後に店舗を離れた利用者が予約順が迫っていることを把握することができる。
また、予約制御部43は、利用者が予約を行った際に受け付けた予約情報を記憶部30に記憶し、当該利用者が次回以降に店舗を利用する際に、記憶部30に記憶した予約情報に基づいて、店舗において提供するサービスの提案を行う。
これにより、利用者に対してより良いサービスを提供することができる。
また、判定部42は、店舗の営業時間に基づいて、予約処理の要求であるか、決済処理の要求であるかを判定する。また、判定部42は、店舗の営業時間外に処理要求を受け付けた場合、予約処理の要求であると判定する。
これにより、処理要求が予約処理の要求であるか、決済処理の要求であるかを自動で判定することができる。
また、上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、判定部42と、提供部45とを備える。判定部42は、第1店舗において利用者端末100を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する。提供部45は、予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、決済者に対して所定の利益を提供する。
これにより、利用者が待ち時間中の時間を有効活用できるとともに、利用者に対してお得感を与えることができるため、利用者に対してより良いサービスを提供することができる。
また、判定部42は、決済処理を行った際に、決済者が第2店舗において予約を行っている場合に、予約条件を満たすと判定する。
これにより、予約の待ち時間中に別店舗で決済を行った利用者に対して利益を提供することができる。
また、判定部42は、決済処理を行った決済アプリを介して第2店舗における予約を行っている場合に、予約条件を満たすと判定する。
これにより、店舗は専用予約システムを導入する必要が無く、決済アプリのみで決済および予約を行うことができるため、店舗側の負担を減らすことができる。
また、判定部42は、予約時の待ち時間が所定時間以上である場合に、予約条件を満たすと判定する。
これにより、待ち時間が長い決済者に対して利益を提供することができる。
また、提供部45は、決済処理の後に、第2店舗における利用開始したタイミングで利益を提供する。
これにより、例えば、利益目当てで予約および決済を行った後に、予約をキャンセルした利用者に対して利益が提供されることを防ぐことができる。
また、提供部45は、予約状況に応じて利益の内容を変える。提供部45は、予約時の待ち時間が長い程、提供する利益を多くする。また、提供部45は、予約内容に応じて利益の内容を変える。提供部45は、第2店舗における予約が特定の取引対象の予約であった場合に、他の取引対象を予約する場合に比べて提供する利益を多くする。
これにより、状況に応じて提供する利益の内容を変えることができるため、利用者の利益に対する満足度を高めることができる。
また、判定部42は、予約の待ち時間中における決済者の行動が所定の行動条件を満たすか否かをさらに判定する。提供部45は、予約条件および行動条件を満たす場合に、利益を提供する。
これにより、所定の行動条件を満たす行動を行った利用者に対して利益を提供することができる。
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図10は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現する等、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」等に読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 利用者情報データベース
32 口座データベース
33 施設情報データベース
34 予約リストデータベース
40 制御部
41 受付部
42 判定部
43 予約制御部
44 決済制御部
45 提供部
100 利用者端末
200 店舗端末

Claims (12)

  1. 第1店舗において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、前記決済者に対して所定の利益を提供する提供部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記決済処理を行った際に、前記決済者が前記第2店舗において予約を行っている場合に、前記予約条件を満たすと判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記決済処理を行った決済アプリを介して前記第2店舗における予約を行っている場合に、前記予約条件を満たすと判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、
    予約時の待ち時間が所定時間以上である場合に、前記予約条件を満たすと判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記提供部は、
    前記決済処理の後に、前記第2店舗における利用開始したタイミングで前記利益を提供する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記提供部は、
    前記予約状況に応じて前記利益の内容を変える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記提供部は、
    予約時の待ち時間が長い程、提供する前記利益を多くする
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、
    予約内容に応じて前記利益の内容を変える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、
    前記第2店舗における予約が特定の取引対象の予約であった場合に、他の取引対象を予約する場合に比べて提供する前記利益を多くする
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記判定部は、
    予約の待ち時間中における前記決済者の行動が所定の行動条件を満たすか否かをさらに判定し、
    前記提供部は、
    前記予約条件および前記行動条件を満たす場合に、前記利益を提供する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    第1店舗において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
    前記予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、前記決済者に対して所定の利益を提供する提供工程と、
    を含む情報処理方法。
  12. 第1店舗において利用者端末を用いた決済処理を行った決済者の、第2店舗における予約状況が所定の予約条件を満たすか否かを判定する判定手順と、
    前記予約状況が所定の予約条件を満たす場合に、前記決済者に対して所定の利益を提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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"待ち時間を売上向上に繋げるアイデア紹介!ユーザー視点で考える", [ONLINE], JPN6023024223, 2 March 2022 (2022-03-02), pages 1 - 1, ISSN: 0005083306 *
待ち時間を売上向上に繋げるアイデア紹介!ユーザー視点で考える,[online],リプライス株式会社,2022年03月02日,1.1.待ち時間をお金に換えるクーポンを配布,<URL:https://neco.riprice.co.jp/column/waiting-time/>,[2023年6月8日検索],インターネット

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