JP7297210B2 - 申請書類・作成支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、申請書類・作成支援システムに関し、例えば、介護保険制度を利用した住宅改修工事に必要な申請書である「住宅改修が必要な理由書」の作成を支援する住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに関する。
介護保険制度を利用した住宅改修工事では、工事を行う前に、市町村の役所(市役所、区役所等の役所)に、申請書類を作成して提出し、工事内容の審査を受け、審査により許可が得られてから、改修工事を行うように定められている。
上記の申請書類には、「工事予定の図面及び写真」、「工事の見積書」、「住宅改修が必要な理由書」等が含まれている。上記の申請書類のうち、「工事予定の図面及び写真」及び「工事の見積書」については、工事を行う施工業者(介護リフォーム業者)が作成している。
また、上記の申請書類のうち、「住宅改修が必要な理由書」は、利用者(高齢者)の身体的状況や介護状況等を把握した上で作成する必要があり、介護に関する専門知識を有する介護支援専門員(ケアマネジャー)等が作成している。
また、上記の申請書類の作成には手間がかかることから、その手間を軽減させるために、様々な業務支援システムが提案されている。例えば、特許文献1には、介護リフォーム業者が使用する端末機器と、端末機器から送信された情報から見積書を作成する管理サーバとを備えた介護リフォーム支援システムが開示されている。特許文献1に記載の発明によれば、介護リフォーム業者が見積書を作成する手間の軽減が図られる。
特許6222945号公報
ところで、上述した申請書のうち、「住宅改修が必要な理由書」は、自治体毎に多少様式が異なるものの、記載すべき内容が略同じであり、例えば、図34、35に示す様式のものが用いられている。図示する「住宅改修が必要な理由書」は、2頁で構成されており、図34に「住宅改修が必要な理由書」の1頁目(P1)を示し、図35に「住宅改修が必要な理由書」の2頁目(P2)を示している。
図示する「住宅改修が必要な理由書」の1頁目には、介護支援専門員が担当している介護サービスの利用者(高齢者)の利用者情報(氏名、年齢、性別、住所、要介護認定(介護サービスの必要度)等の基本情報)と、当該利用者の病気の有無や介護状態等を示す状況情報(総合的状況)とが記載されるようになっている。この第1頁目に記載される内容(情報)の大部分は、介護支援専門員が利用者を担当する際に、入手している。そのため、介護支援専門員が「住宅改修が必要な理由書」を作成する場合、その第1頁目の大部分については、自身が保持している情報を書き写し、或いは情報処理端末でコピー処理(コピー&ぺースト)をすることで作成することができる。
一方、「住宅改修が必要な理由書」の第2頁目(図35参照)には、利用者の住居での活動(排泄、入浴、外出)について、改善したい生活動作、生活動作の困難な状況の説明文、改修目的、住宅改修の方針の説明文、改修内容を記載するようになっている。この2頁目に記載する内容は、介護保険制度を利用した住宅改修工事の申請を行うことを決めた際に、介護支援専門員が、利用者に面談等をしながら作成される。
そして、「住宅改修が必要な理由書」の第2頁目(P2)は、介護支援専門員が、要介護認定情報、病歴等の病気傷情報、利用者の身体の状態、家屋形態等を把握した上で、住宅改修(リフォーム)の知識も用いて、どの活動(排泄、入浴、外出)を改善させる改修工事が必要なのかを考えて、新たに、多数の文章(生活動作の困難な状況の説明文、住宅改修の方針の説明文)を作文して記入していく必要があり、介護支援専門員にとり大きな業務負担になっている。
そのため、「住宅改修が必要な理由書」の作成作業を支援する装置(或いはシステム)があれば、介護支援専門員等の書類作成者の業務負担を軽減することができるが、現在のところ、そのような装置は知られていない。
なお、上述した特許文献1に記載の介護リフォーム支援システムは、見積書の作成処理を支援して、介護リフォーム業者の見積書の作成作業の手間を軽減させるものであり、介護支援専門員(ケアマネジャー)等が行う「住宅改修が必要な理由書」のの作成作業を支援して軽減させるものではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、申請書を作成するための業務負担を軽減させる申請書類・作成支援システムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する申請書類・作成支援システムであって、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、身体の状態を示す情報及び申請書類に定められている項目の組み合わせ毎に、該項目に関する説明の候補文を対応付けて記憶している説明候補文データベースとを備え、前記利用者情報には、前記利用者の身体の状態を示す情報が含まれており、前記情報提供部は、前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出し、前記ユーザ端末から、前記申請書類に定められた複数の項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け、該受け付けた項目と、前記読み出した利用者情報と、前記説明候補文データベースとを用いて、該受け付けた項目及び前記読み出した利用者情報に対応した該項目に関する説明の候補文を複数選定し、複数の前記選定した候補文が選択可能に提示されている説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該説明文選択画面を提供することを特徴とする。
本発明を上記のように構成したのは、本願発明者が、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書等の申請書類」の記載内容を分析した結果、「申請書類」に定められた項目に関する説明文の内容が、「利用者の身体の状態を示す情報(要介護支援の程度、病気傷の状況)」及び「項目」毎に、類似している内容になっている(同じような文章が記載されている)ことを見出だしたことによる。
そこで、本願発明者は、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を集めて、「利用者の身体の状態を示す情報」及び「項目」毎に、その項目に関する説明文をグループ分けして、上記の説明候補文データベースを作成した。
そして、本発明では、サーバ装置は、ユーザ端末から、申請書類に定められた複数の項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付けると、受け付けた「項目」と、記憶している利用者情報と、説明候補文データベースとを用いて、選択された項目及び利用者情報に対応した、項目に関する説明の候補文を選定し、ユーザ端末に候補文を選択可能に提供する。その結果、ケアマネジャー等の介護支援専門員は、ユーザ端末に提供される「項目に関する説明の候補文」のいずれかの候補文を「項目に関する説明文」として選択することで、自分自身で、白紙の状態から申請書に記載する説明文を考える必要がなくなり(文章作成作業が不要になり)、文章作成の手間が大幅に軽減される。
また、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から受け付けた情報を用いて申請書類を作成する申請書類作成部を有し、前記情報提供部は、前記ユーザ端末が前記説明文選択画面上で選択した候補文を前記選択された項目に関する説明文として受け付け、前記申請書類作成部は、前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた項目及び前記項目に関する説明文とを用いて前記申請書類を生成し、前記情報提供部は、前記ユーザ端末に対して、前記生成した申請書類を送信することが望ましい。
また、前記身体の状態を示す情報には、要介護認定情報及び病気傷情報が含まれており、前記項目には、改善しようとしている生活動作及び住宅の改修目的が含まれており、前記項目が前記改善しようとしている生活動作の場合、前記項目に関する説明が該生活動作の困難な状況の説明であり、前記項目が住宅の改修目的の場合、前記項目に関する説明が住宅改修の方針の説明であることが望ましい。
上記の構成に示すように、サーバ装置は、ユーザ端末が説明文選択画面上で選択した候補文を選択された項目に関する説明文として受け付ける。また、サーバ装置は、ユーザ端末に選択された「項目」及び「項目に関する説明文」が記載された申請書類を作成する。そのため、本発明の構成によれば、申請書類作成処理の負担が軽減される。
また、本発明は、ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する住宅改修工事の申請書類・作成支援システムであって、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、介護サービスの利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、及び改善しようとしている生活動作の組み合わせ毎に、生活動作の困難な状況の説明の候補文を対応付けて記憶している困難状況説明候補文データベースとを備え、前記利用者情報には、該利用者の氏名と、該利用者の要介護認定情報と、該利用者の病気傷情報と、該利用者の家屋形態情報とが含まれている。
そして、前記情報提供部は、前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出すと共に、複数の改善しようとしている生活動作が選択可能に提示された生活動作選択画面を生成し、該ユーザ端末に対して、該生活動作選択画面を提供し、前記ユーザ端末が該生活動作選択画面上で選択した生活動作を受付け、該受け付けた生活動作と、前記読み出した利用者情報と、前記困難状況説明候補文データベースとを用いて、該受け付けた生活動作及前記読み出した利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を複数選定し、複数の前記選定した生活動作の困難状況の説明の候補文が選択可能に提示されている困難状況説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該困難状況説明文選択画面を提供することを特徴とする。
上記のような困難状況説明候補文データベースを構成したのは、本願発明者が、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析した結果、「住宅改修が必要な理由書」に記載される「生活動作の困難な状況の説明文」の内容が、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の利用者の事情」及び「改善しようとしている生活動作」毎に、類似している内容になっている(同じような文章が記載されている)ことを見出だしたことによる。
そこで、本願発明者は、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を集めて、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の各利用者の事情」及び「改善しようとしている生活動作(排泄に関する動作等)」毎に、「生活動作の困難な状況の説明文」をグループ分けして、上記の困難状況説明候補文データベースを作成した。
そして、本発明では、サーバ装置は、ユーザ端末に「改善しようとしている生活動作」を選択させると、選択された「生活動作」と、記憶している利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、困難状況説明候補文データベースとを用いて、選択された生活動作及び利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を選定し、ユーザ端末に候補文を選択可能に提供する。その結果、ケアマネジャー等の介護支援専門員は、ユーザ端末に提供される「生活動作の困難な状況の説明の候補文」のいずれかの候補文を「生活動作の困難な状況の説明文」として選択することで、自分自身で、「住宅改修に必要な理由書のP2」に記載する「生活動作の困難状況の説明」を作文する必要がなくなる。
また、前記サーバ装置は、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、生活動作の困難な状況の説明文、及び住宅の改修目的の組み合わせ毎に、住宅改修の方針の説明の候補文を対応付けて記憶している改修方針説明候補文データベースを有し、前記情報提供部は、前記ユーザ端末が前記困難状況説明文選択画面上で選択した候補文を生活動作の困難な状況の説明文として受け付けると共に、複数の住宅の改修目的が選択可能に提示された住宅改修目的選択画面を生成し、該ユーザ端末に該住宅改修目的選択画面を提供し、前記ユーザ端末が該住宅改修目的選択画面上で選択した改修目的を受付け、該受け付けた改修目的と、前記受け付けた生活動作の困難な状況の説明文と、前記読み出した利用者情報と、前記改修方針説明候補文データベースとを用いて、前記受け付けた改修目的及び生活動作の困難な状況の説明文と、前記読み出した利用者情報とに対応した、住宅改修の方針の説明の候補文を複数選定し、複数の前記選定した住宅改修の方針の説明の候補文が選択可能に提示されている改修方針説明文選択画面を生成して、前記ユーザ端末に該改修方針説明文選択画面を提供することが望ましい。
上記のように、改修方針説明候補文データベースを構成したのは、上述した困難状況説明候補文データベースと同様の理由であり、本願発明者が、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析した結果、「住宅改修が必要な理由書」に記載される「住宅改修の方針の説明文」の内容が、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の利用者の事情」、「生活動作の困難な状況の説明文」、及び「改修目的」毎に、類似している内容になっている(同じような文章が記載されている)ことを見出だしたことによる。
そこで、本願発明者は、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を集めて、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の各利用者の事情」「生活動作の困難な状況の説明文」及び「改修目的」毎に、「住宅改修の方針の説明文」をグループ分けして、上記の改修方針説明候補文データベースを作成した。
そして、本発明では、サーバ装置は、ユーザ端末に「改修目的」を選択させると、選択された「改修目的」と、上記の受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」と、記憶している利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、改修方針説明候補文データベースとを用いて、受け付けた改修目的及び生活動作の困難な状況の説明文と、前記利用者情報とに対応した、住宅改修の方針の説明の候補文を複数選定し、ユーザ端末に複数の候補文を選択可能に提供する。その結果、介護支援専門員は、ユーザ端末に提供される、複数の「住宅改修の方針の説明の候補文」のいずれかの候補文を「住宅改修の方針の説明文」として選択することで、自分自身で、「住宅改修に必要な理由書のP2」に記載する「住宅改修の方針の説明文」を作文する必要がなくなる。
また、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から受け付けた情報を用いて住宅改修が必要な理由書を作成する申請書類作成部と、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、改善しようとしている生活動作、住宅の改修目的、及び住宅改修の方針の説明文のキーワードの組み合わせ毎に、住宅の改修項目を対応付けて記憶している改修項目判定データベースとを有し、前記情報提供部は、前記ユーザ端末が前記改修方針説明文選択画面上で選択した候補文を住宅改修の方針の説明文として受け付け、前記申請書類作成部は、前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた生活動作と、前記受け付けた改修目的及び住宅改修の方針の説明文と、前記改修項目判定データベースとを用いて、住宅の改修項目を選定し、前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた生活動作及び生活動作の困難な状況の説明文と、前記受け付けた改修目的及び住宅改修の方針の説明文と、前記選定した住宅の改修項目とが記載された住宅改修が必要な理由書を生成し、前記情報提供部は、前記ユーザ端末に対して、前記生成した住宅改修が必要な理由書を送信することが望ましい。
このように、本発明では、サーバ装置に、「要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、改善しようとしている生活動作、住宅の改修目的、及び住宅改修の方針の説明文のキーワードの組み合わせ」毎に、「住宅の改修項目」を対応付けて記憶している改修項目判定データベースが設けられている。
そして、サーバ装置が、読み出した利用者情報と、受け付けた「生活動作、改修目的及び住宅改修の方針の説明文」と、改修項目判定データベースとを用いて、住宅の改修項目を選定している。そのため、本発明によれば、介護支援専門員は、自分で住宅の改修項目を選定する必要がなくなり、介護支援専門員の業務負担が軽減される。また、本発明は、サーバ装置が「住宅の改修項目」を選定するため、介護保険制度を利用した住宅改修工事の申請書類作成に不慣れな介護支援専門員に対して、申請書類処理をアシストできる。
また、前記生活動作選択画面には、前記改善しようとしている生活動作と共に、前記読み出した利用者情報が提示され、前記困難状況説明文選択画面には、前記生活動作の困難状況の説明の候補文と共に、前記読み出した利用者情報及び前記受け付けた生活動作が提示されていることが望ましい。
このように、本発明では、「生活動作選択画面」に、介護支援専門員が担当する利用者の利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)が提示されているため、介護支援専門員は、利用者の要介護認定の状態や病気傷等の状態を把握した上で、必要な生活動作を選定することができる。
また、本発明では、「困難状況説明文選択画面」に、利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、介護支援専門員が選択した「改善しようとしている生活動作」と、「生活動作の困難状況の説明の候補文」とが提示されている。これにより、介護支援専門員は、この画面を見ることで、利用者の要介護認定の状態や病気傷等の状態を把握した上で、比較的簡単に、利用者に適切な「生活動作の困難な状況の説明文」を選択することができる。
また、前記住宅改修目的選択画面には、前記改修目的と共に、前記読み出した利用者情報が提示され、前記改修方針説明文選択画面には、前記住宅改修の方針の説明の候補文と共に、前記読み出した利用者情報及び前記受け付けた改修目的が提示されていることが望ましい。
このように、本発明では、「住宅改修目的選択画面」に、利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)が提示されているため、介護支援専門員は、利用者の要介護認定の状態や病気傷等の状態を把握した上で、必要な改修目的を選定することができる。
また、本発明では、「改修方針説明文選択画面」に、利用者の利用者情報と、介護支援専門員が選択した「住宅改修目的」と、「住宅改修の方針の説明の候補文」とが表示されている。これにより、介護支援専門員は、この画面を見ることで、利用者の要介護認定の状態や病気傷等の状態を把握した上で、比較的簡単に、利用者に適切な「住宅改修の方針の説明文」を選定することができる。
また、本発明は、ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する住宅改修工事の申請書類・作成支援システムであって、前記申請書類には、介護サービスの利用者の要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報を含む利用者情報と、改善しようとしている生活動作と、該生活動作に対応する生活動作の困難な状況の説明文が記載されるようになっており、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、介護サービスの利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、過去に提出された前記申請書類に記載されている、利用者情報及び改善しようとしている生活動作と、生活動作の困難な状況の説明文との組み合わせた教師データを用いた機械学習処理が施された学習済み・困難状況説明候補文予測モデルとを備えている。
そして、前記情報提供部は、前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出すと共に、複数の改善しようとしている生活動作が選択可能に提示された生活動作選択画面を生成し、該ユーザ端末に対して、該生活動作選択画面を提供し、前記ユーザ端末が該生活動作選択画面上で選択した生活動作を受付け、前記学習済み・困難状況説明候補文予測モデルに対して、該受け付けた生活動作及び前記読み出した利用者情報を入力し、前記学習済み・困難状況説明候補文予測モデルから出力される、該受け付けた生活動作及前記読み出した利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を取得し、前記取得した生活動作の困難状況の説明の候補文が選択可能に提示されている困難状況説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該困難状況説明文選択画面を提供することを特徴とする。
本発明によれば、申請書を作成するための業務負担を軽減させる申請書類・作成支援システムを提供することができる。
本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムの全体構成を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムを構成するユーザ端末のハードウェア構成を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムを構成するサーバのハードウェア構成を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた利用者情報データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた利用者状況情報データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた排泄・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた排泄・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた入浴・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた入浴・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた外出・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた外出・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた改修項目判定データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた住宅改修が必要な理由書情報データベースの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが行う申請書類作成支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、利用者の総合的状況情報の入力を受け付ける利用者状況入力Webページを示した模式図を示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、利用者の排泄に関する改善しようとする生活動作の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、排泄に関する改善しようとする生活動作の困難な状況の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、排泄に関する住宅の改修目的の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、排泄に関する住宅改修の方針の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、入浴に関する改善しようとする生活動作の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、入浴に関する改善しようとする生活動作の困難な状況の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、入浴に関する住宅の改修目的の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、入浴に関する住宅改修の方針の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、外出に関する改善しようとする生活動作の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、外出に関する改善しようとする生活動作の困難な状況の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、外出に関する住宅の改修目的の選択を受け付けるWebページを示している。 本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebページを示した模式図であり、外出に関する住宅改修の方針の説明文の入力を受け付けるWebページを示している。 介護保険制度を利用した住宅改修工事において役所に提出する住宅改修が必要な理由書の一例を示した模式図であり、住宅改修が必要な理由書の第1頁を示している。 介護保険制度を利用した住宅改修工事において役所に提出する住宅改修が必要な理由書の一例を示した模式図であり、住宅改修が必要な理由書の第2頁を示している。
以下、本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムについて図面を用いて説明する。
先ず、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムの概略構成について図1~3を参照しながら説明する。
ここで、図1は、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムの全体構成を示した模式図である。また、図2は、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムを構成するユーザ端末のハードウェア構成を示した模式図である。また、図3は、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムを構成するサーバのハードウェア構成を示した模式図である。
《全体構成》
図1に示すように、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システム(以下、単に「申請書類・作成支援システム」という)は、ユーザ端末1と、ユーザ端末1にネットワークNW(インターネット等のネットワークNW)を介して接続されるサーバ装置(以下、単に「サーバ」という)3とを備えている。
《ユーザ端末》
上記のユーザ端末1は、タッチパネル付きのディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)103(図2参照)で構成される表示部10と、上記のタッチパネルや操作ボタン等で構成される入力部11と、通信処理部12と、申請書類作成支援処理部13とを有している。
入力部11は、介護支援専門員が行う操作により、各種情報の入力を受け付ける。
通信処理部12は、ネットワームNWを介して、サーバ3との間で各種情報の授受を行う。
また、申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3にアクセス要求を送り、サーバ3から送信されるWebサイトを受信し、表示部10にWebサイトを構成するWebページ(図21~33)を表示する。このWebページには、後段で詳細に説明するが、「住宅改修が必要な理由書」の作成に必要な情報(改善しようとしている生活動作、生活動作の改修目的、及び各種の説明文等)が選択可能に表示されている。
そして、申請書類作成支援処理部13は、入力部11を介して、Webサイトを構成するWebページ上で各種の情報の入力を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3に選択を受けた情報を送信する。
また、申請書類作成支援処理部13は、サーバ3が生成して送信する「住宅改修が必要な理由書」を受信する。
また、申請書類作成支援処理部13は、受信した「住宅改修が必要な理由書」をプリンタ(図示せず)に送信して紙媒体に印刷したり、或いは、表示部10に表示したりできるようになっている。
なお、ユーザ端末1のハードウェア構成については特に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末1は、図2に示すように、CPU100と、主記憶装置101と、補助記憶装置102と、タッチパネル付きディスプレイ103と、IOインターフェース104と、通信インターフェース105とを備えた情報処理装置により構成される。
また、ユーザ端末2の補助記憶装置102には、各部(表示部10、入力部11、通信処理部12及び申請書類作成支援処理部13)の機能を実現するためのプログラム(表示処理プログラム、入力処理プログラム、通信処理プログラム、申請書類作成支援処理プログラム(アプリ))が記憶されている。そして、各部の機能は、CPU100が、主記憶装置101に上記プログラムをロードして実行することにより実現される。
なお、ユーザ端末1を構成する情報処理装置は、例えば、スマートフォン、可搬型の情報処理端末、PC(パーソナルコンピュータ)等により構成することができる。
《サーバ3の構成》
また、サーバ3は、図1に示すように、情報提供部30と、申請書類作成部31と、利用者情報データベース32と、利用者状況情報データベース33と、排泄・困難状況説明候補文データベース34と、排泄・改修方針説明候補文データベース35と、入浴・困難状況説明候補文データベース36と、入浴・改修方針説明候補文データベース37と、外出・困難状況説明候補文データベース38と、外出・改修方針説明候補文データベース39と、改修項目判定データベース40と、住宅改修が必要な理由書情報データベース41とを備えている。
情報提供部30は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末1との間で通信処理を行い、各種情報の授受を行う。
具体的には、情報提供部30は、「住宅改修が必要な理由書」を作成する前段階において、事前処理として、ユーザ端末1から、住宅改修を行う介護サービスの利用者の利用者情報(ユーザID、氏名、被保険者番号、要介護認定、住所、病気傷情報、家族構成、家屋形態等の利用者情報)の入力を受け付けて、利用者情報データベース32に受け付けた利用情報を記憶させる。なお、利用者を識別するユーザID(利用者識別情報)は、予め定められている。
また、情報提供部30は、上記の事前処理が行われた後、ユーザ端末1からのアクセス要求を受け付けると、ユーザ端末1に対して、「住宅改修が必要な理由書」を作成するためのWebサイトを構成する初期Webページ(初期画面)を送信し、ユーザ端末1の表示部10に初期Webページを表示させる。また、情報提供部30は、ユーザ端末1が初期Webページ上で入力する「ユーザID」を受け付けて(受信して)、利用者情報データベース32から受け付けたユーザIDの利用者情報を読み出して、利用者を特定する。
次に、情報提供部30は、ユーザ端末1に、特定した利用者の総合的状況を示す利用者状況情報(日常動作、利用者の身体的状況、介護状況、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいか等の情報)の入力を受け付ける利用者状況入力Webページ(利用者状況入力画面)を送信し、ユーザ端末1が入力する利用者状況情報を受信する。
次に、情報提供部30は、ユーザ端末1に対して、「住宅改修が必要な理由書」に定められている項目である「住宅で改善しようとしている生活動作」を選択可能に提示したWebページ(図22、26、30)を送信し表示させ、ユーザ端末1から「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付ける。
情報提供部30は、受け付けた「改善しようとしている生活動作」と、上記の読み出した利用者情報と、困難状況説明候補文データベース(排泄・困難状況説明候補文データベース34、入浴・困難状況説明候補文データベース36及び外出・困難状況説明候補文データベース38のいずれか)とを用いて、受け付けた「改善しようとしている生活動作」及び「利用者情報」に対応した、「生活動作の困難な状況の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定し、ユーザ端末1に対して、選定した「生活動作の困難な状況の説明の候補文」が提示されているWebページ(図23、27、31)を送信して表示させる。
そして、介護支援専門員がユーザ端末1を操作して、表示されたWebページの「生活動作の困難な状況の説明の候補文」のなかのいずれかの候補文を、「住宅改修が必要な理由書」に記載する「生活動作の困難な状況の説明文」として選択する。その後、ユーザ端末1は、サーバ3の情報提供部30に対して、介護支援専門員が選択した「生活動作の困難な状況の説明文」を送信する。
また、情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「生活動作の困難な状況の説明文」を受信すると、ユーザ端末1に対して、「住宅改修が必要な理由書」に定められている項目である「住宅の改修目的」を選択可能に提示したWebページ(図24、28、32)を送信し表示させる。
また、介護支援専門員がユーザ端末1を操作して、表示されたWebページの「住宅の改修目的」のなかから、所望する「住宅の改修目的」を選択する。その後、ユーザ端末1は、サーバ3の情報提供部30に対して、介護支援専門員が選択した「住宅の改修目的」を送信する。
また、情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「住宅の改修目的」を受信すると、ユーザ端末1に対して、受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」と、受信した「住宅の改修目的」と、読み出した利用者情報と、改修方針説明候補文データベース(排泄・改修方針説明候補文データベース35、入浴・改修方針説明候補文データベース37、及び外出・改修方針説明候補文データベース39のいずれか)とを用いて、受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文、及び住宅の改修目的」及び利用者情報に対応した、「改修の方針の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定する。また、情報提供部30は、選定した「改修の方針の説明の候補文」が提示されているWebページ(図25、29、33)を生成し、ユーザ端末1に、生成したWebページを送信して表示させる。
そして、介護支援専門員がユーザ端末1を操作して、表示されたWebページの「改修の方針の説明の候補文」のなかのいずれかの候補文を、「住宅改修が必要な理由書」に記載する「改修の方針の説明文」として選択する。その後、ユーザ端末1が、サーバ3の情報提供部30に対して、介護支援専門員が選択した「改修の方針の説明文」を送信し、サーバ3がユーザ端末1からの「改修の方針の説明文」を受信する。
また、申請書類作成部31は、上記の読み出した利用者情報と、ユーザ端末1から送信されて受信した情報(「改善しようとしている生活動作」、「住宅の改修目的」、「改修の方針の説明文」)と、改修項目判定データベース40とを用いて、住宅の改修項目(トイレの横手すりの取り付け、浴室の縦手すりの取り付け、台所出入口の段差の解消等の改修項目)を選定する。
また、申請書類作成部31は、上記の読み出した利用者情報と、ユーザ端末1から送信されて受信した情報(「利用者の総合的状況を示す情報」、「改善しようとしている生活動作」、「生活動作の困難な状況の説明文」、「住宅の改修目的」、「改修の方針の説明文」)と、選定した改修項目を用いて、「住宅改修が必要な理由書」を作成する。
なお、申請書類作成部31が作成した「住宅改修が必要な理由書」は、情報提供部30により、ユーザ端末1に送信される。そして、ユーザ端末1は、情報提供部30から送信された「住宅改修が必要な理由書」を受信する。
また、サーバ3のハードウェア構成については特に限定されるものではない。例えば、サーバ3は、図3に示すように、CPU300と、主記憶装置301と、補助記憶装置302と、IOインターフェース304と、通信インターフェース305とを備えたコンピュータ等の情報処理装置(1台或いは複数台の情報処理装置)により構成される。
また、補助記憶装置302には、各部(情報提供部30、申請書類作成部31)の機能を実現するためのプログラムが記憶されている。そして、各部(情報提供部30、申請書類作成部31)の機能は、CPU300が、主記憶装置301に上記プログラム(サーバプログラム)をロードして実行することにより実現される。
また、補助記憶装置302の所定領域には、利用者情報データベース32、利用者状況情報データベース33、排泄・困難状況説明候補文データベース34、排泄・改修方針説明候補文データベース35、入浴・困難状況説明候補文データベース36、入浴・改修方針説明候補文データベース37、外出・困難状況説明候補文データベース38、外出・改修方針説明候補文データベース39、改修項目判定データベース40、及び住宅改修が必要な理由書情報データベース41が記憶されている。
《サーバ3のデータ構造》
次に、サーバ3に設けられているデータベース(利用者情報データベース32、利用者状況情報データベース33、排泄・困難状況説明候補文データベース34、排泄・改修方針説明候補文データベース35、入浴・困難状況説明候補文データベース36、入浴・改修方針説明候補文データベース37、外出・困難状況説明候補文データベース38、外出・改修方針説明候補文データベース39)のデータ構造について、順番に説明する。
先ず、本実施形態のサーバ3に設けられた利用者情報データベースの構成について、図4を参照しながら説明する。
ここで、図4は、本実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムに設けられた利用者情報データベースの一例を示した模式図である。
利用者情報データベース32は、利用者を識別するユーザIDを登録するフィールド32aと、ユーザIDにより特定される利用者の氏名を登録するフィールド32bと、当該利用者の被保険番号を登録するフィールド32cと、当該利用者の生年月日を登録するフィールド32dと、当該利用者の性別を登録するフィールド32eと、要介護認定情報を登録するフィールド32fと、当該利用者の住所を登録するフィールド32gと、当該利用者の病気傷情報を登録するフィールド32hと、当該利用者の家族構成情報を登録するフィールド32iと、当該利用者の家屋形態情報を登録するフィールド32jと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
なお、フィールド32aに登録される「ユーザID」は、利用者を特定する英数字・記号などから構成される一意のデータである(ユーザIDは、利用者を識別できるものであれば良いため、例えば、電話番号やメールアドレスを用いても良い)。
また、フィールド32fに登録される「要介護認定情報」は、要支援の値(要支援1、2)や要介護の値(1、2、3、4、5)を示す情報(利用者の身体の状態を示す情報)のことを云う。また、フィールド32hに登録される「病気傷情報」は、利用者の病気や傷の情報(利用者の身体の状態を示す情報)であり、例えば、リウマチ、脳梗塞、筋力低下等の情報を云う。また、フィールド32jに登録される「家屋形態情報」は、戸建・持家、戸建・賃貸、集合・持家、集合・民貸、集合・公貸等の情報を云う。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた利用者状況情報データベースの構成について、図5を参照しながら説明する。
ここで、図5は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた利用者状況情報データベースの一例を示した模式図である。
利用者状況情報データベース33は、ユーザIDを登録するフィールド33aと、ユーザIDにより特定される利用者の日常生活の動作(動線)を示す情報を登録するフィールド33bと、当該利用者の身体状況を示す情報を登録するフィールド33cと、当該利用者の介護状況を示す情報を登録するフィールド33dと、当該利用者が住宅改善により日常をどう変えたいのかを説明する情報を登録するフィールド33eと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
なお、フィールド33bに登録される「利用者の日常生活の動作(動線)を示す情報」は、利用者の住居での動線を示す情報であり、玄関、廊下、トイレ、浴室、台所、寝室等の住居のエリアを横線(-)や縦線(|)で繋いて住居で移動する動線を示した情報のことを云う。また、フィールド33cに登録される「身体状況を示す情報」は、例えば、「屋外では杖歩行」、「全身の筋力低下と立位・歩行のバランス低下がある」等の利用者の身体状態を説明する文章(テキスト情報)のことを云う。また、フィールド33dに登録される「利用者の介護状況を示す情報」は、「時々娘が様子を見に来る」等の利用者の介護状況を説明する文章(テキスト情報)のことを云う。
また、フィールド33eに登録される「住宅改善により日常をどう変えたいのかを説明する情報」は、「動線を整備することで安全性を確保する」等の利用者が住宅改修により日常をどう変えたいのかを具体的に説明する文章(テキスト情報)のことを云う。
次に、本実施形態の排泄・困難状況説明候補文データベースの構成について、図6を参照しながら説明する。
ここで、図6は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた排泄・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この排泄・困難状況説明候補文データベース34は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改善しようとしている生活動作(排泄に関する生活動作)」を受信した際に、当該受信した「改善しようとしている生活動作」に関連する「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
具体的には、排泄・困難状況説明候補文データベース34は、「要介護認定情報」を登録するフィールド34aと、「病気傷情報」を登録するフィールド34bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド34cと、「排泄に関する改善しようとしている生活動作」を登録するフィールド34dと、「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」を登録するためのフィールド34eと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド34dに登録される「排泄に関する改善しようとしている生活動作」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「排泄に関する改善しようとしている生活動作を示す情報」である。例えば、「排泄に関する改善しようとしている生活動作」には、「トイレまでの移動」、「トイレの出入口の出入」、「衣服の着脱」、「排泄時の姿勢保持」、及び「後始末」がある。
また、フィールド34eに登録される「生活動作の困難な状況の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載すべき事項である「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示させるものである。また、フィールド34eには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」には、「便器からの立ち座り動作の際に捕まる所が無いため、姿勢が安定せずにふらついてしまう」や「壁面、ドア、扉枠を掴まるだけでは転倒のリスクが高い」等がある。
なお、フィールド34aに登録される「要介護認定情報」、フィールド34bに登録される「病気傷情報」、フィールド34cに登録される「家屋形態情報」は、利用者情報データベース32に登録されるものと同じ種類の情報である。
また、排泄・困難状況説明候補文データベース34は、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されている。
このようなデータベースを作成したのは、本願発明者が、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析した結果、「住宅改修が必要な理由書」に記載される「生活動作の困難な状況の説明文」は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の各利用者の事情」及び「改善しようとしている生活動作(排泄に関する動作等)」毎に、類似している内容になっていることに気付いたことによる。
そのため、本願発明者は、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を集めて、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の各利用者の事情」及び「改善しようとしている生活動作(排泄に関する動作等)」毎に、「生活動作の困難な状況の説明文」をグループ分けして、上述した構成の排泄・困難状況説明候補文データベース34を作成した。
すなわち、本実施形態では、排泄・困難状況説明候補文データベース34として、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」及び「住宅での改善しようとしている生活動作(排泄に関する動作)」毎に、複数の「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」を対応付けて記憶させるようにした。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた排泄・改修方針説明候補文データベースの構成について、図7を参照しながら説明する。
ここで、図7は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた排泄・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この排泄・改修方針説明候補文データベース35は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改修目的(排泄に関する住宅の改修目的)」を受信した際に、当該受信した「改修目的」に関連する「改修の方針の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
具体的には、排泄・改修方針説明候補文データベース35は、「要介護認定情報」を登録するフィールド35aと、「病気傷情報」を登録するフィールド35bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド35cと、「排泄に関する生活動作が困難な状況のキーワード」を登録するフィールド35dと、「改修目的(排泄に関する住宅の改修目的)」を登録するフィールド35eと、「改修の方針(排泄に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」を登録するフィールド35fと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド35dに登録される「生活動作が困難な状況のキーワード」は、排泄に関する生活動作に困難な状況を示す文章であり、排泄・困難状況説明候補文データベース34に登録される「生活動作が困難な状況を説明する候補文」よりも短い文章(例えば、ワンフレーズの文章)になっている。この「生活動作が困難な状況のキーワード」は、ユーザ端末1から受け付けた「生活動作が困難な状況の説明」と対比するために用いられる。
なお、例えば、フィールド35dには、「生活動作が困難な状況」として、「便器からの立ち座りの際に掴まる所が無い」、「姿勢が安定しない」、「良く転ぶ」等の短い文章が登録される。
また、フィールド35eに登録される「改修目的」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「改修目的(排泄に関する住宅の改修目的)」を示す情報である。例えば、「改修目的」には、「できなかったことをできるようにする」、「転倒の防止、安全の確保」、「動作の容易性の確保」、「利用者の精神的負担や不安の軽減」、及び「介護者の負担の軽減」がある。
また、フィールド35fに登録される「改修の方針(排泄に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載すべき事項である「排泄に関する住宅改修の方針の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示されるものである。また、フィールド35fには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「改修の方針の説明の候補文」には、「縦手すりを掴むことで便器からの立ち座りの時に姿勢が安定し、動作が容易になり、転倒のリスクを軽減できる」、「床材を変更することで車椅子の操作性を改善し、ポータブルトイレの移動動作が容易になり、排泄の介助を軽減できる」等がある。
なお、フィールド35aに登録される「要介護認定情報」、フィールド35bに登録される「病気傷情報」、フィールド35cに登録される「家屋形態情報」は、利用者情報データベース32に登録されるものと同じ種類の情報である。
また、排泄・改修方針説明候補文データベース35は、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されたものである。
このようにデータベースを作成したのは、本願発明者が、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析した結果、「住宅改修が必要な理由書」に記載される「改修方針の説明文」は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」、「住宅での改善しようとしている生活動作(排泄に関する生活動作)の内容」及び「改修目的」毎に、類似している内容の文章が記載されている傾向があることに気付いたことによる。
そのため、本実施形態では、排泄・改修方針説明候補文データベース35として、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」、「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明(キーワード)」及び「改修目的」毎に、「改修方針(排泄に関する住宅改修方針)の説明の候補文」をグループ分けして対応付けて記憶させるようにした。
次に、本実施形態の入浴・困難状況説明候補文データベースの構成について、図8を参照しながら説明する。
ここで、図8は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた入浴・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この入浴・困難状況説明候補文データベース36は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改善しようとしている生活動作(入浴に関する生活動作)」を受信した際に、当該受信した「改善しようとしている生活動作」に関連する「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
なお、入浴・困難状況説明候補文データベース36は、上述した排泄・困難状況説明候補文データベース34に登録される情報を、入浴に関する入浴動作に対応した内容にしたものであり、データ構造自体は、排泄・困難状況説明候補文データベース34と同じである。
具体的には、入浴・困難状況説明候補文データベース36は、「要介護認定情報」を登録するフィールド36aと、「病気傷情報」を登録するフィールド36bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド36cと、「入浴に関する改善しようとしている生活動作」を登録するフィールド36dと、「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」を登録するためのフィールド36eと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド36dに登録される「入浴に関する改善しようとしている生活動作」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「生活動作を示す情報」である。例えば、「入浴に関する改善しようとしている生活動作」には、「浴室までの移動」、「衣服の着脱」、「浴室の出入口の出入」、「浴室内での移動」、「洗い場での姿勢保持」、「浴槽の出入」、及び「浴槽内での姿勢保持」がある。
また、フィールド36eに登録される「生活動作の困難な状況の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載項目である「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示させるものである。また、フィールド36eには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」には、「壁面を掴まるだけでは転倒のリスクが高い」や、「浴槽までの移動及び浴槽跨ぎの動作の際に掴まる所が無いため、姿勢が安定せずにふらついてしまう」や「浴槽跨ぎの動作では右足が上がりにくい為に、左足を上げての浴槽跨ぎの動作で出入りを行う」等がある。
なお、入浴・困難状況説明候補文データベース36は、排泄・困難状況説明候補文データベース34と同様、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されている。
そして、入浴・困難状況説明候補文データベース36は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」及び「住宅での改善しようとしている生活動作(入浴に関する動作)」毎に、「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」がグループ分けされて対応付けられている。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた入浴・改修方針説明候補文データベースの構成について、図9を参照しながら説明する。
ここで、図9は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた入浴・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この入浴・改修方針説明候補文データベース37は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改修目的(入浴に関する住宅の改修目的)」を受信した際に、当該受信した「改修目的」に関連する「改修の方針の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
なお、入浴・改修方針説明候補文データベース37は、上述した排泄・改修方針説明候補文データベース35に登録される情報を、入浴に関する情報にしたものであり、データ構造自体は、排泄・改修方針説明候補文データベース35と同じである。
具体的には、入浴・改修方針説明候補文データベース37は、「要介護認定情報」を登録するフィールド37aと、「病気傷情報」を登録するフィールド37bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド37cと、「入浴に関する生活動作が困難な状況のキーワード」を登録するフィールド37dと、「改修目的(入浴に関する住宅の改修目的)」を登録するためのフィールド37eと、「改修の方針(入浴に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」を登録するためのフィールド37fと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド37dに登録される「生活動作が困難な状況のキーワード」は、入浴に関する生活動作に困難な状況を示す文章であり、入浴・困難状況説明候補文データベース36に登録される「生活動作が困難な状況を説明する候補文」よりも短い文章(例えば、ワンフレーズの文章)になっている。この「生活動作が困難な状況のキーワード」は、ユーザ端末1から受け付けた「生活動作が困難な状況の説明」と対比するために用いられる。
なお、例えば、フィールド37dに登録される「生活動作が困難な状況」には、「掴まる所が無い」、「姿勢が安定しない」、「転倒のリスクが高い」等の短い文章が用いられる。
また、フィールド37eに登録される「改修目的」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「改修目的(入浴に関する住宅の改修目的)」を示す情報である。例えば、「改修目的」には、「できなかったことをできるようにする」、「転倒の防止、安全の確保」、「動作の容易性の確保」、「利用者の精神的負担や不安の軽減」、及び「介護者の負担の軽減」がある。なお、この「改修目的」は、排泄・改修方針説明候補文データベース35のものと同じである。
また、フィールド37fに登録される「改修の方針(入浴に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載項目である「入浴に関する住宅改修の方針の説明文」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示されるものである。また、フィールド37fには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「改修の方針の説明の候補文」には、「縦手すりを掴むことで脱衣所から浴室への出入り口での段差昇降の際に姿勢が安定し、動作が容易になり転倒のリスクが軽減できる」、「横手すりを掴むことで浴槽内での立ち座り動作において姿勢が安定し動作が容易になり転倒のリスクが軽減できる等がある。
また、入浴・改修方針説明候補文データベース37は、排泄・改修方針説明候補文データベース35と同様、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されたものである。
そして、入浴・改修方針説明候補文データベース37は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」、「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明」、及び「入浴に関する住宅の改修目的」毎に、「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」がグループ分けされて対応付けられている。
次に、本実施形態の外出・困難状況説明候補文データベースの構成について、図10を参照しながら説明する。
ここで、図10は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた外出・困難状況説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この外出・困難状況説明候補文データベース38は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改善しようとしている生活動作(外出に関する生活動作)」を受信した際に、当該受信した「改善しようとしている生活動作」に関連する「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
なお、外出・困難状況説明候補文データベース38は、上述した排泄・困難状況説明候補文データベース34に登録される情報を、外出に関する情報にしたものであり、データ構造自体は、排泄・困難状況説明候補文データベース34と同じである。
具体的には、外出・困難状況説明候補文データベース38は、「要介護認定情報」を登録するフィールド38aと、「病気傷情報」を登録するフィールド38bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド38cと、「外出に関する改善しようとしている生活動作」を登録するフィールド38dと、「外出に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」を登録するためのフィールド38eと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド38dに登録される「外出に関する改善しようとしている生活動作」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「生活動作を示す情報」である。例えば、「外出に関する改善しようとしている生活動作」には、「出入口までの屋内移動」、「上がりかまちの昇降」、「車いす等の装備の着脱」、「履物の着脱」、「出入口の出入り」、及び「出入口から敷地外までの屋外移動」が含まれている。
また、フィールド38eに登録される「生活動作の困難な状況の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載項目である「外出に関する生活動作の困難な状況の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示させるものである。また、フィールド38eには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「外出に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」には、「壁面を掴まるだけでは転倒のリスクが高い」や「玄関ポーチ及び上がり框に掴まる所が無いため、姿勢が安定せずふらついてしまう」等がある。
なお、外出・困難状況説明候補文データベース38は、排泄・困難状況説明候補文データベース34と同様、過去に作成し提出した、多数の「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されている。
また、外出・困難状況説明候補文データベース38は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」及び「住宅での改善しようとしている生活動作(外出に関する動作)」毎に、「外出に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」がグループ分けされて対応付けられている。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた外出・改修方針説明候補文データベースの構成について、図11を参照しながら説明する。
ここで、図11は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた外出・改修方針説明候補文データベースの一例を示した模式図である。
この外出・改修方針説明候補文データベース39は、サーバ3が、ユーザ端末1から送信された「改修目的(外出に関する住宅の改修目的)」を受信した際に、当該受信した「改修目的」に関連する「改修の方針の説明の候補文」を選定する際に用いられるデータベースである。
なお、外出・改修方針説明候補文データベース39は、上述した排泄・改修方針説明候補文データベース35に登録される情報を、外出に関する情報にしたものであり、データ構造自体は、排泄・改修方針説明候補文データベース35と同じである。
具体的には、外出・改修方針説明候補文データベース39は、「要介護認定情報」を登録するフィールド39aと、「病気傷情報」を登録するフィールド39bと、「家屋形態情報」を登録するフィールド39cと、「外出に関する生活動作が困難な状況のキーワード」を登録するフィールド39dと、「改修目的(外出に関する住宅の改修目的)」を登録するためのフィールド39eと、「改修の方針(外出に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」を登録するためのフィールド39fと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド39dに登録される「生活動作が困難な状況のキーワード」は、外出に関する生活動作に困難な状況を示す文章であり、外出・困難状況説明候補文データベース38に登録される「生活動作が困難な状況を説明する候補文」よりも短い文章(例えば、ワンフレーズの文章)になっている。この「生活動作が困難な状況のキーワード」は、ユーザ端末1から受け付けた「生活動作が困難な状況の説明」と対比するために用いられる。
なお、例えば、「生活動作が困難な状況」は、「掴まる所が無い」、「転倒のリスクが高い」等の短い文章が用いられる。
また、フィールド39eに登録される「改修目的」は、「住宅改修が必要な理由書」において、予め定められている項目の「外出に関する住宅の改修目的」を示す情報である。例えば、「改修目的」には、「できなかったことをできるようにする」、「転倒の防止、安全の確保」、「動作の容易性の確保」、「利用者の精神的負担や不安の軽減」、及び「介護者の負担の軽減」が含まれている。なお、この改修目的は、排泄・改修方針説明候補文データベース35のものと同じである。
また、フィールド39fに登録される「改修の方針(外出に関する住宅の改修の方針)の説明の候補文」は、「住宅改修が必要な理由書」に記載項目である「外出に関する住宅改修の方針の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」の候補文章であり、ユーザ端末1に選択可能に提示されるものである。また、フィールド39fには、複数の候補文が登録されている。
例えば、「改修の方針(外出に関する住宅改修の方針)の説明の候補文」には、「縦手すりを掴むことで玄関ポーチの昇降時に姿勢が安定し、動作が容易になり、転倒リスクを低減できる」、「縦手すりを掴むことで昇降する際の姿勢が安定し、動作が容易になり、転倒リスクを軽減できる」等がある。
また、外出・改修方針説明候補文データベース39は、排泄・改修方針説明候補文データベース35と同様、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成されたものである。
本実施形態の外出・改修方針説明候補文データベース39は、「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状態、家屋形態等の各利用者の事情」、「外出に関する生活動作の困難な状況の説明のキーワード」、及び「入浴に関する住宅の改修目的」毎に、「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」がグループ分けされて対応付けられている。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた改修項目判定データベース40について、図12を参照しながら説明する。
ここで、図12は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた改修項目判定データベースの一例を示した模式図である。
この改修項目判定データベース40は、サーバ3が、利用者情報と、ユーザ端末1から送信されて受信した情報(「利用者の総合的状況を示す情報」、「改善しようとしている生活動作」、「生活動作の困難な状況の説明文」、「住宅の改修目的」、「改修の方針の説明文」)とを用いて、住宅の改修項目を選定する際に用いられるものである。
具体的には、改修項目判定データベース40は、「活動内容」を登録するフィールド40aと、「要介護認定情報」を登録するフィールド40bと、「病気傷情報」を登録するフィールド40cと、「家屋形態情報」を登録するフィールド40dと、「改善しようとしている生活動作」を登録するフィールド40eと、「住宅の改修目的」を登録するフィールド40fと、「改修の方針の説明文のキーワード」を登録するフィールド40gと、「改修項目」を登録するフィールド40hと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
なお、フィールド40aに登録される「活動内容」は、「排泄」、「入浴」及び「外出」のことを云い、「住宅改修が必要な理由書」において定められている。フィールド40gに登録される「改修の方針の説明のキーワード」は、ユーザ端末1から受け付けた「住宅改修の方針」の説明と対比するためのキーワードであり、例えば、「縦手すり」、「横手すり」等の情報のことを云う。
このように、改修項目判定データベース40は、各活動内容について「要介護認定情報」、「病気傷情報」、「家屋形態情報」、「改善しようとしている生活動作」、「住宅の改修目的」、「改修の方針の説明のキーワード」」に「改修項目」を対応付けて記憶している。そのため、サーバ3は、改修項目判定データベース40と、記憶している利用者情報と、ユーザ端末1から受け付けた各種情報(活動内容(排泄、入浴、外出)毎の「改善しようとしている生活動作、住宅の改修目的、改修の方針の説明文」)とを用いることで、住宅改修の項目を選定することができる。
なお、改修項目判定データベース40についても、過去に作成し提出した「住宅改修が必要な理由書」の記載内容を分析して作成している。
次に、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた住宅改修が必要な理由書情報データベース41について、図13を参照しながら説明する。
ここで、図13は、本実施形態の申請書類・作成支援システムに設けられた住宅改修が必要な理由書情報データベースの一例を示した模式図である。
住宅改修が必要な理由書情報データベース41は、住宅改修が必要な理由書を作成するためのデータベースであり、図13に示すように、活動内容毎に、ユーザIDに対応付けて、当該ユーザIDにより特定される利用者に対応する住宅改修理由書・記載情報(「改善しようとしている生活動作」、「生活動作の困難な状況の説明文」、「改修の目的」、「改修の方針の説明文」、「改修項目」)を記憶するように構成されている。
上記の住宅改修が必要な理由書情報データベース41は、「排泄動作について、ユーザID毎に住宅改修理由書・記載情報を対応付けて記憶する排泄動作データベース41A」と、「入浴動作について、ユーザID毎に住宅改修理由書・記載情報を対応付けて記憶する入浴動作データベース41B」と、「外出動作について、ユーザID毎に住宅改修理由書・記載情報を対応付けて記憶する外出動作データベース41C」とを有している。
排泄動作データベース41Aは、ユーザIDに、排泄に関する改善しようとしている生活動作と、排泄に関する困難な状況の説明文と、排泄に関する住宅の改修目的と、排泄に関する住宅改修の方針の説明文と、排泄に関する住宅の改修項目とを対応付けて記憶するものである。
具体的には、排泄動作データベース41Aは、ユーザIDを登録するフィールド41Aaと、排泄に関する改善しようとしている生活動作を登録するフィールド41Abと、排泄に関する困難な状況の説明文を登録するフィールド41Acと、排泄に関する住宅の改修目的を登録するフィールド41Adと、排泄に関する住宅改修の方針の説明文を登録するフィールド41Aeと、排泄に関する住宅の改修項目を登録するフィールド41Afと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
また、入浴動作データベース41Bは、ユーザIDに、入浴に関する改善しようとしている生活動作と、入浴に関する困難な状況の説明文と、入浴に関する住宅の改修目的と、入浴に関する住宅改修の方針の説明文と、入浴に関する住宅の改修項目とを対応付けて記憶するものである。
具体的には、入浴動作データベース41Bは、ユーザIDを登録するフィールド41Baと、入浴に関する改善しようとしている生活動作を登録するフィールド41Bbと、入浴に関する困難な状況の説明文を登録するフィールド41Bcと、入浴に関する住宅の改修目的を登録するフィールド41Bdと、入浴に関する住宅改修の方針の説明文を登録するフィールド41Beと、入浴に関する住宅の改修項目を登録するフィールド41Bfと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
また、外出動作データベース41Cは、ユーザIDに、外出に関する改善しようとしている生活動作と、外出に関する困難な状況の説明文と、外出に関する住宅の改修目的と、外出に関する住宅改修の方針の説明文と、外出に関する住宅の改修項目とを対応付けて記憶するものである。
具体的には、外出動作データベース41Cは、ユーザIDを登録するフィールド41Caと、外出に関する改善しようとしている生活動作を登録するフィールド41Cbと、外出に関する困難な状況の説明文を登録するフィールド41Ccと、外出に関する住宅の改修目的を登録するフィールド41Cdと、外出に関する住宅改修の方針の説明文を登録するフィールド41Ceと、外出に関する住宅の改修項目を登録するフィールド41Cfと、を有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
《申請処理・作成支援処理の手順》
次に、本実施形態の本実施形態の申請書類・作成支援システムが行う申請書類・作成支援処理の手順について、図14~35を参照しながら説明する。
なお、本実施形態の申請書類・作成支援システムが行う申請書類・作成支援処理に先立って、サーバ3は、ユーザ端末1から、住宅改修を行う介護サービスの利用者の利用者情報(ユーザID、氏名、被保険者番号、要介護認定、住所、病気傷情報、家族構成、家屋形態等の利用者情報)の入力を受け付け、利用者情報データベース32に受け付けた利用情報を記憶しているものとする。
ここで、図14~20は、本実施形態の申請書類・作成支援システムが行う申請書類・作成支援処理の手順を示したフローチャートである。
また、図21~33は、本発明の実施形態の住宅改修工事の申請書類・作成支援システムが申請書類作成支援処理の際に提示するWebサイトのWebページ(入力画面)を示した模式図である。
また、図34、35は、介護保険制度を利用した住宅改修工事において役所に提出する住宅改修が必要な理由書の一例を示した模式図である。
なお、以下のフローチャートは、ケアマネジャー等の介護支援専門員が、少なくとも、3つの活動(排泄、入浴及び外出)のうちのいずれかの活動に関する住宅改修工事を行うために、住宅改修工事の申請書類を作成する場合の処理を例示している。
具体的には、図14に示すように、ケアマネジャー等の介護支援専門員がユーザ端末1を操作して、申請書類作成支援処理プログラム(アプリ)を起動させると、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13が、通信処理部12を介して、サーバ3にアクス要求を送信する(S100)
サーバ3の情報提供部300は、ユーザ端末1からのアクセス要求を受け付けると、ユーザ端末1に対して、「住宅改修が必要な理由書」を作成するためのWebサイトを構成する初期入力画面(初期Webページ)を送信する(S200)。
なお、この初期Webページには、「ユーザID」を入力する入力欄が設けられている。
次に、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13が、通信処理部12を介して、サーバ3が送信した初期Webページを受信し、表示部10に初期Webページを表示させる。また、介護支援専門員がユーザ端末1の入力部11を操作して、表示されているWebページ上の入力欄に「ユーザID」を入力すると、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13が「ユーザID」の入力を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、通信処理部12を介して、受け付けた「ユーザID」を送信する(S101)。
サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1が送信した「ユーザID」を受信すると、利用者情報データベース32(図4参照)にアクセスして、ユーザIDに対応する利用者情報を読み出して、利用者を特定する(S201)。具体的には、情報提供部30は、利用者情報データベース32にアクセスして、受信したユーザIDが登録されているレコードを選定して読み出す。
また、サーバ3の情報提供部30は、特定した利用者向けの「利用者の総合的状況」の入力を受け付けるWebページ(利用者状況入力Webページ)400(図21参照)を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページを送信する(S202)
次に、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3が送信した「利用者の総合的状況」の入力を受け付けるWebページ400を受信し、表示部10に受信したWebページ400を表示させる。また、申請書類作成支援処理部13は、Webページ400上で、介護支援専門員が入力する利用者の総合的状況を示す情報(日常生活の動作、利用者の身体的状況、介護状況、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいか等の情報)の入力を受け付ける(S102)。
また、本ステップでは、申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3の情報提供部30に対して、受け付けた利用者の総合的状況を示す情報(日常生活の動作、利用者の身体的状況、介護状況、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいか等の情報)を送信する。
なお、図21に示すように、「利用者の総合的状況」の入力を受け付けるWebページ(利用者状況入力Webページ)400には、S201で特定した利用者の氏名及び当該利用者のユーザIDが提示されていると共に、日常生活の動作を示す情報の入力を受け付ける入力欄400aと、利用者の身体的状況を示す情報の入力を受け付ける入力欄400bと、介護状況を示す情報を受け付ける入力欄400cと、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいのかを示す情報の入力を受け付ける入力欄400dとが設けられている。また、Webページ400には、各入力欄400a、400b、400c、400dに入力された情報を受け付けるための登録ボタン400eが設けられている。
次に、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「利用者の総合的状況を示す情報(日常生活の動作、利用者の身体的状況、介護状況、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいか)」を受信し、その受信した情報を利用者状況情報データベース33(図5参照)に登録する(S203)。
具体的には、本ステップ(S203)では、サーバ3の情報提供部30は、「利用者の総合的状況を示す情報」を受信すると、S201で受信した「ユーザID」に、上記の受信した「利用者の総合的状況を示す情報(日常生活の動作、利用者の身体的状況、介護状況、住宅改修により利用者は日常生活をどう変えたいか)」を対応付けたレコードを生成し、利用者状況情報データベース33に、生成したレコードを記憶させる。
次に、サーバ3の情報提供部30は、S204~S215において、「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。
「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理では、先ず、サーバ3の情報提供部30が、S201で特定した利用者用の「排泄に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に提示した排泄・生活動作選択Webページ(排泄・生活動作選択画面)401を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ401を送信する(S204)。
具体的には、情報提供部30は、S201において利用者情報データベース32から読み出した利用者の利用者情報を用いて、「排泄に関する改善しようとしている生活動作(理由書に定められている項目)」を選択可能に提示したWebページ401(図22参照)を生成し、ユーザ端末1に送信する。
また、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ401を受信し、表示部10にWebページ401を表示させ(S103)、S104の処理に移行する。
上記の「排泄・生活動作選択Webページ401」には、図22に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域401aと、複数の「排泄に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に表示している生活動作選択領域401bとが設けられている。
また、生活動作選択領域401bには、排泄に関する生活動作(「トイレまでの移動」、「トイレ出入口の出入」、「便器からの立ち座り」、「衣服の着脱」、「排泄時の姿勢保持」、及び「後始末」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードの生活動作を受け付けることができるようになっている。
また、「排泄・生活動作選択Webページ401」には、排泄に関する改善したい生活動作の選定を受け付ける登録ボタン401cと、排泄に関する改善したい生活動作を選定しない旨を受け付けるスキップボタン401dとが設けられている。スキップボタン401dは、排泄に関する改善したい生活動作を選定しない場合(排泄に関する住宅の改修を行わない場合)に、その旨を受け付けるためのボタンである。
S104では、介護支援専門員は、ユーザ端末1に表示されているWebページ401に表示されている利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)を見て、自分が担当している利用者の身体の状況や家屋の状況を考慮した上で、その利用者の「改善しようとしている生活動作」が必要であるか否かを判断する。そして、介護支援専門員は、ユーザ端末1の入力部11を操作し、Webページ401上で「改善しようとしている生活動作」を選定し入力したり、或いは、「改善しようとしている生活動作」が無い旨を入力したりする。
そして、本ステップでは、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、排泄・生活動作選択Webページ401上において、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合にS105に移行して、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合にはS106に移行する。
なお、申請書類作成支援処理部13が「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付ける場合とは、介護支援専門員がユーザ端末1の入力部11を操作して、Webページ401の生活動作選択領域401bにリスト表示されている生活動作のなかから所望の生活動作(例えば、トイレまでの移動)のチェックボックスにチェックを入れて、登録ボタン401cが押下操作された場合である。
また、申請書類作成支援処理部13が「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合とは、介護支援専門員がユーザ端末1を操作して、Webページ401のスキップボタン401dが押下操作された場合である。
そして、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合に進むS105では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ401の応答情報として、S104で選択を受け付けた「改善しようとしている生活動作(例えば、トイレまでの移動)」を送信する。その後、サーバ3側が行う図15のS205の処理に移行する。
また、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合に進むS106では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ401の応答情報として、「排泄に関する改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」を送信する。その後、サーバ3が行う図15のS205の処理に移行する。
なお、S106に進んだ場合には、「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う必要がないため、ユーザ端末1側の処理は、図16のS113に移行する。
S205(図15参照)では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「排泄・生活動作選択Webページ401の応答情報」を受信し、S206に移行する。
S206では、サーバ3の情報提供部30は、S205で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」であるか否かを判定し、改善しようとしている生活動作であれば、S207の処理に移行し、「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。
一方、サーバ3の情報提供部30は、S205で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」でなければ、すなわち、応答情報が「排泄に関する改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」であれば、S207~215の「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理をスキップして、図16のS216の処理に移行する。
S207では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「改善しようとしている生活動作」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、「排泄・困難状況説明候補文データベース34(図6参照)」とを用いて、受け付けた「改善しようとしている生活動作」及び「利用者情報」に対応した、複数の「生活動作の困難な状況の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定し、S208の処理に移行する。
本ステップにおいて、例えば、利用者情報に含まれる要介護情報が「要介護1」であり、病気傷情報が「脳梗塞」であり、家屋形態が「戸建・持家」であり、受け付けた「改善しようとしている生活動作」が「便器からの立ち上がり」である場合、図6に示す排泄・困難状況説明候補文データベース34の最上段のレコードのフィールド34eに登録されている「生活動作の困難な状況を説明の候補文」が選定される。
なお、本ステップにおいて、複数の「生活動作の困難な状況の説明の候補文」が選定されるように、排泄・困難状況説明候補文データベース34が構成されている。
S208では、サーバ3の情報提供部30は、S207で選定した「生活動作の困難な状況の説明の候補文」が選択可能に提示されている排泄・困難状況説明文選択WebWebページ(排泄・困難状況説明文選択画面)402を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信されたWebページ402(図23参照)」を受信し、表示部10に表示し(S107)、S108の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「排泄・困難状況説明文選択Webページ402」は、上述した「排泄・生活動作選択Webページ401」に、「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選択可能に提示する領域が追加された構成になっている。
具体的には、図23に示すように、「排泄・困難状況説明文選択Webページ402」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域402aと、選択された「排泄に関する改善しようとしている生活動作」が視認可能に提示されている改善生活動作表示領域402bと、「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」が選択可能に提示されている困難状況説明文選択領域402cとを有している。また、「排泄・生活動作困難状況・説明文選択Webページ402」には、排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文の登録を受け付ける登録ボタン402dが設けられている。
なお、領域402cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
そして、介護支援専門員は、ユーザ端末1の入力部11を操作し、Webページ402上の領域402cの「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」の中から所望のものを、「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」として選定する。
具体的には、S108では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ402上において、入力部11を介して、Webページ402上の領域402cの「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS209の処理に移行する。なお、申請書類作成支援処理部13は、「フリーテキスト」の入力の入力を受け付けた場合、サーバ3の情報提供部30に向けて、「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」として、受け付けた「フリーテキスト」を送信する。
このように、本実施形態では、Webページ402に、利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、自分が選択した生活動作と、複数の「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」とが表示されている。そのため、介護支援専門員は、ユーザ端末1に表示されているWebページ402を見ることで、比較的簡単に、利用者に適切な「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」を選択することができる。また、「排泄に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」の中のいずれかの候補文を「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」として選択することで、新たに文章を作文する必要がなくなり、書類作成作業の負担が軽減される。
S209では、サーバ3の情報提供部30が、ユーザ端末1が送信した「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」を受信し、S210の処理に移行する。
S210では、サーバ3の情報提供部30は、S201で特定した利用者用の「排泄に関する住宅の改修目的(理由書に定められている項目)」を選択可能に提示した排泄・住宅改修目的選択Webページ(排泄・住宅改修目的選択画面)403(図24参照)を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ403を送信する。
具体的には、サーバ3は、S201において特定した利用者の利用者情報を用いて、「排泄に関する住宅改修目的」を選択可能に提示したWebページ403を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ403を受信し、表示部10に受信したWebページ403を表示させ(S109)、S110の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「Webページ403」には、図24に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域403aと、「排泄に関する住宅の改修目的」を選択可能に表示している改修目的選択領域403bと、排泄に関する住宅の改修目的の選択を受け付ける登録ボタン403cとが設けられている。
なお、Webページ403の領域403bには、排泄に関する住宅の改修目的(「できなかったことをできるようにする」、「転倒等の防止、安全確保」、「動作の容易性確保」、「利用者の精神的負担軽減」、及び「介護者の負担の軽減」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードによる改修目的を受け付ける入力欄が設けられている。
S110では、介護支援専門員は、ユーザ端末1に表示されているWebページ403に表示されている利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)を見て、自分が担当している利用者の身体の状況や家屋の状況を考慮した上で、その利用者にとり最適な「改修目的」を判断する。そして、介護支援専門員は、ユーザ端末1の入力部11を操作して、Webページ403上で「排泄に関する住宅の改修目的」を選択して入力する。具体的には、介護支援専門員がユーザ端末1の入力部11を操作して、Webページ403の領域403bにリスト表示されている改修目的の中から所望の改修目的(例えば、転倒等の防止、安全確保)のチェックボックスにチェックを入れて、登録ボタン403cを押下操作する。
具体的には、本ステップ(S110)では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ403上において、入力部11を介して、「排泄に関する住宅の改修目的」の選択を受け付け、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ403の応答情報として、選択を受け付けた「改修目的(例えば、介護者の負担軽減)」を送信する。その後、サーバ3側が行うS211の処理に移行する。
S211では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「排泄に関する住宅の改修目的」を受信し、S212に移行する。
S212では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「排泄に関する住宅の改修目的」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、S209で受信した「排泄に関する生活動作の困難な状況の説明文」と、「排泄・改修方針説明候補文データベース35(図7参照)」とを用いて、受け付けた「改修目的」及び「生活動作の困難な状況の説明文」と「利用者情報」に対応した、複数の「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定し、図16のS213の処理に移行する。
なお、本ステップ(S212)において、例えば、S201で特定した利用者の利用者情報に含まれる要介護情報が「要介護1」であり、病気傷情報が「脳梗塞」であり、家屋形態が「戸建・持家」であり、受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」が「便器からの立ち上り動作の際に掴まるところが無いため姿勢が安定せずふらついてしまう」であり、受け付けた「改修目的」が「転倒防止、安全確保」である場合、図7に示す排泄・改修方針説明候補文データベース35の最上段のレコードのフィールド35fに登録されている「住宅改修の方針の説明の候補文」が選定される。
ここで、上記の選択されたレコードでは、フィールド35a、35b、35cに登録されている情報が、S201で特定した利用者の利用者情報に一致し、フィールド35dの「生活動作の困難な状況のキーワード」が、S209で受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」に含まれている。また、上記の選択されたレコードでは、フィールド35eの改修目的が、S211で受け付けた「改修目的」に一致している。
なお、前記の条件に該当するレコードが複数ある場合には、複数のレコードから「住宅改修の方針の説明の候補文」が選定される。
S213では、サーバ3の情報提供部30は、S212で選定した「住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている排泄・改修方針説明文選択Webページ(排泄・改修方針説明文選択画面)404を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信された「排泄・改修方針説明文選択Webページ404(図25参照)」を受信し、表示部10に表示し(S111)、S112の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示されるWebページ404は、上述した「排泄・住宅改修目的選択Webページ403」に、「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示された領域を追加した構成になっている。
具体的には、図25に示すように、「排泄・改修方針説明文選択Webページ404」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域404aと、選択された「排泄に関する住宅の改修目的」が視認可能に提示されている改修目的表示領域404bと、「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている改修方針・選択領域404cとを有している。また、「排泄・改修方針説明文選択Webページ404」には、トイレ改修の方針の説明文の登録を受け付ける登録ボタン404dが設けられている。
なお、改修方針・選択領域404cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
そして、S112では、介護支援専門員は、ユーザ端末1の入力部11を操作し、Webページ404上の領域404cの「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」の中から、「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」とし最適な候補文を選定する。
具体的には、S112では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ404上の領域404cに提示された「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS214の処理に移行する。なお、申請書類作成支援処理部13は、「フリーテキスト」の入力の入力を受け付けた場合、サーバ3の情報提供部30に向けて、「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」として、受け付けた「フリーテキスト」を送信する。
このように、本実施形態では、Webページ404に、利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、自分が選択した改修目的と、「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」とが表示されているため、介護支援専門員は、ユーザ端末1に表示されているWebページ404を見ることで、比較的簡単に、利用者に適切な「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」を選択することができる。また、介護支援専門員は、「排泄に関する住宅改修の方針の説明の候補文」の中のいずれかの候補文を「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」として選択することで、作文する必要がなくなり、書類作成作業の負担が軽減される。
また、S214では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「排泄に関する住宅改修の方針の説明文」を受信し、S215の処理に移行する。
S215では、サーバ3の情報提供部30は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の排泄動作データベース41A(図13参照)にアクセスし、S201で特定した利用者のユーザIDに、S205で受信した「改善しようとしている生活動作」と、S209で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」と、S211で受信した「改修目的」と、S214で受信した「改修の方針の説明文」とを対応付けて記憶させる。
具体的には、S215では、サーバ3は、フィールド41AaにS201で特定した利用者の「ユーザID」が登録され、フィールド41AbにS205で受信した「改善しようとしている生活動作」が登録され、フィールド41AcにS209で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」が登録され、フィールド41AdにS211で受信した「改修目的」が登録され、フィールド41AeにS214で受信した「改修の方針の説明文」が登録され、フィールド41Afに「NULL」が登録されているレコードを生成し、住宅改修が必要な理由書情報データベース41(排泄動作データベース41A)に、生成したレコ―ドを記憶させる。
次に、サーバ3の情報提供部30は、S216~S227において、「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。この「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理は、S204~S215の「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理と、取得する情報の内容が異なるだけで、処理の手順は同じであるため、簡素化して説明する。
「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理では、先ず、サーバ3の情報提供部30が、S201で特定した利用者用の「入浴に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に提示した入浴・生活動作選択Webページ(入浴・生活動作選択画面)405を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ405を送信する(S216)。
また、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ405を受信して、表示部10にWebページ405を表示させ(S113)、S114の処理に移行する。
上記の「入浴・生活動作選択Webページ405」には、図26に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域405aと、「入浴に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に表示している生活動作選択領域405bとが設けられている。
また、領域405bには、入浴に関する生活動作(「浴室までの移動」、「衣服の着脱」、「浴室出入口の出入」、「浴室内での移動」、「洗場での姿勢保持」、「浴槽の出入り」及び「浴槽内での姿勢保持」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードの生活動作を受け付けることができるようになっている。
また、Webページ405には、入浴に関する改善したい生活動作の選定を受け付ける登録ボタン405cと、入浴に関する改善したい生活動作を選定しない旨を受け付けるスキップボタン405dとが設けられている。スキップボタン405dは、入浴に関する改善したい生活動作を選定しない場合(入浴に関する住宅改修を行わない場合)に、その旨を受け付けるためのボタンである。
S114では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、上述したS104と同様の内容の処理を行う。すなわち、申請書類作成支援処理部13は、「改善しようとしている生活動作」を受け付けるか、或いは、「改善しようとしている生活動作」が無い旨を受け付ける。そして、申請書類作成支援処理部13は、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合にS115に移行して、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合にはS116に移行する。
そして、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合に進むS115では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ405の応答情報として、S114で選択を受け付けた「改善しようとしている生活動作(例えば、浴室までの移動)」を送信する。その後、サーバ3側が行う図17のS217の処理に移行する。
また、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合に進むS116では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ405の応答情報として、「入浴に関する改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」を送信する。その後、サーバ3が行う図17のS217の処理に移行する。
なお、S116に進んだ場合には、「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う必要がないため、ユーザ端末1側の処理は、図18のS123に移行する。
S217では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「入浴・生活動作選択Webページ405の応答情報」を受信し、S218に移行する。
S218では、サーバ3の情報提供部30は、S217で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」であるか否かを判定し、改善しようとしている生活動作であれば、S219の処理に移行し、「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。
一方、サーバ3の情報提供部30は、S217で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」でなければ、すなわち、応答情報が「入浴に関する改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」であれば、S219~227の「入浴に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理をスキップして、図18のS228の処理に移行する。
S219では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「改善しようとしている生活動作」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、「入浴・困難状況説明候補文データベース36(図8参照)」とを用いて、受け付けた「改善しようとしている生活動作」及び「利用者情報」に対応した、複数の「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選定し、S220の処理に移行する。
本ステップにおいて、例えば、利用者情報に含まれる要介護情報が「要介護1」であり、病気傷情報が「脳梗塞」であり、家屋形態が「戸建・持家」であり、受け付けた「改善しようとしている生活動作」が「浴室内での移動」である場合、図8に示す入浴・困難状況説明候補文データベース36の最上段のレコードのフィールド36eに登録されている「生活動作の困難な状況の説明の候補文」が選定される。
S220では、サーバ3の情報提供部30は、S219で選定した「生活動作の困難な状況の説明の候補文」が選択可能に提示されている入浴・困難状況説明文選択Webページ(入浴・困難状況説明文選択画面)406を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信されたWebページ406を受信し、表示部10に表示し(S117)、S118の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「入浴・困難状況説明文選択Webページ406」は、上述した「入浴・生活動作選択Webページ405」に、「生活動作の困難な状況の説明の候補文」を選択可能に提示する領域が追加された構成になっている。
具体的には、図27に示すように、「入浴・困難状況説明文選択Webページ406」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域406aと、選択された「入浴に関する改善しようとしている生活動作」が視認可能に提示されている改善生活動作表示領域406bと、「入浴に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」を選択可能に提示されている生活動作困難状況選択領域406cとを有している。また、「入浴・困難状況説明文選択Webページ406」には、入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文の登録を受け付ける登録ボタン406dが設けられている。
なお、領域406cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「入浴に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
S118では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ406上において、入力部11を介して、Webページ406上の領域406cの「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明の候補文」の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS221の処理に移行する。
S221では、サーバ3の情報提供部30が、ユーザ端末1が送信した「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文」を受信し、S222の処理に移行する。
S222では、サーバ3の情報提供部30は、S201で特定した利用者用の「入浴に関する住宅の改修目的」を選択可能に提示した入浴・改修目的選択Webページ(入浴・改修目的選択画面)407を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ407を送信する。
具体的には、サーバ3は、S201において特定した利用者の利用者情報を用いて、「入浴に関する住宅の改修目的」を選択可能に提示したWebページ407を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ407を受信し、表示部10にWebページ407を表示させ(S119)、S120の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「入浴・改修目的選択Webページ407」には、図28に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域407aと、「入浴に関する住宅の改修目的」を選択可能に表示している改修目的選択領域407bと、入浴に関する住宅の改修目的の選択を受け付ける登録ボタン407cとが設けられている。
Webページ407の改修目的選択領域407bには、入浴に関する住宅の改修目的(「できなかったことをできるようにする」、「転倒等の防止、安全確保」、「動作の容易性確保」、「利用者の精神的負担軽減」、及び「介護者の負担の軽減」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードによる改修目的を受け付ける入力欄が設けられている。
S120では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、入浴に関する住宅の改修目的選択Webページ407上において、入力部11を介して、「入浴に関する住宅の改修目的」の選択を受け付け、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ407の応答情報として、選択を受け付けた「改修目的(例えば、動作の容易性の確保)」を送信する。その後、サーバ3側が行うS223の処理に移行する。
S223では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「入浴に関する住宅の改修目的」を受信し、S224に移行する。
S224では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「入浴に関する住宅の改修目的」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、S221で受信した「入浴に関する生活動作の困難な状況の説明文」と、「入浴・改修方針説明候補文データベース37(図9参照)」とを用いて、受け付けた「改修目的」、「生活動作の困難な状況の説明文」及び「利用者情報」に対応した、複数の「入浴に関する住宅改修の方針を説明の候補文」を選定し、図18のS225の処理に移行する。
なお、本ステップ(S224)において、例えば、利用者情報に含まれる要介護情報が「要介護1」であり、病気傷情報が「脳梗塞」であり、家屋形態が「戸建・持家」であり、受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」が「浴槽までの移動及び浴槽跨ぎの動作の際に掴まる所が無く、姿勢が安定せずにふらついてしまう」であり、受け付けた「改修目的」が「転倒等の防止、安全確保」である場合、図9に示す入浴・改修方針説明候補文データベース37の最上段のレコードのフィールド37fに登録されている「改修の方針の説明の候補文」が選定される。
S225では、サーバ3の情報提供部30は、S224で選定した「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている入浴・改修方針説明文選択Webページ(入浴・改修方針説明文選択画面)408を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信された「入浴・改修方針説明文選択Webページ408(図29参照)」を受信し、表示部10に表示し(S121)、S122の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「入浴・改修方針説明文選択Webページ408」は、上述した「入浴・改改修目的選択Webページ407」に、「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示された領域を追加した構成になっている。
具体的には、図29に示すように、「入浴・改修方針説明文選択Webページ408」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域408aと、選択された「入浴に関する住宅の改修目的」が視認可能に提示されている改修目的表示領域408bと、「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている改修方針・選択領域408cとを有している。また、「入浴・改修方針説明文選択Webページ408」には、入浴に関する住宅改修の方針の説明文の登録を受け付ける登録ボタン408dが設けられている。
なお、改修方針・選択領域408cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
そして、S122では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ408上において、Webページ408上の改修方針・選択領域408cに提示された「入浴に関する住宅改修の方針の説明の候補文」の中から所望の候補文の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「入浴に関する住宅改修の方針の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「入浴に関する住宅改修の方針の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS226の処理に移行する。
また、S226では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「入浴に関する住宅改修の方針の説明文」を受信し、S227の処理に移行する。
S227では、サーバ3の情報提供部30は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の入浴動作データベース41B(図13参照)にアクセスし、S201で特定した利用者のユーザIDに、S217で受信した「改善しようとしている生活動作」と、S221で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」と、S223で受信した「改修目的」と、S226で受信した「改修の方針の説明文」とを対応付けて記憶させる。
具体的には、S227では、サーバ3は、フィールド41BaにS201で特定した利用者の「ユーザID」が登録され、フィールド41BbにS217で受信した「改善しようとしている生活動作」が登録され、フィールド41BcにS221で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」が登録され、フィールド41BdにS223で受信した「改修目的」が登録され、フィールド41BeにS226で受信した「改修の方針の説明文」が登録され、フィールド41Bfに「NULL」が登録されているレコードを生成し、住宅改修が必要な理由書情報データベース41(入浴動作データベース41B)に、生成したレコ―ドを記憶させる。
次に、サーバ3の情報提供部30は、S228~S239において、「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。この「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理は、S204~S215の「排泄に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理と、取得する情報の内容が異なるが、処理の手順は同じであるため、簡素化して説明する。
「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理では、先ず、サーバ3の情報提供部30が、S201で特定した利用者用の「外出に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に提示した外出・生活動作選択Webページ(外出・生活動作選択画面)409(図30参照)を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ409を送信する(S228)。
また、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ409を受信して、表示部10にWebページ409を表示させ(S123)、S124の処理に移行する。
上記の「外出・生活動作選択Webページ409」には、図30に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域409aと、「外出に関する改善しようとしている生活動作」を選択可能に表示している生活動作選択領域409bとが設けられている。
また、生活動作選択領域409bには、外出に関する生活動作(「出入口までの屋内移動」、「上がりかまちの昇降」、「車いす等、装備の着脱」、「履物の着脱」、「出入口の出入り」、及び「出入口から敷地外までの屋外移動」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードの生活動作を受け付けることができるようになっている。
また、「外出・生活動作選択Webページ409」には、外出に関する改善したい生活動作の選定を受け付ける登録ボタン409cと、外出に関する改善したい生活動作を選定しない旨を受け付けるスキップボタン409dとが設けられている。スキップボタン409dは、外出に関する改善したい生活動作を選定しない場合(外出に関する住宅改修を行わない場合)に、その旨を受け付けるためのボタンである。
S124では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、上述したS104と同様の内容の処理を行う。すなわち、申請書類作成支援処理部13は、「改善しようとしている生活動作」を受け付けるか、或いは、「改善しようとしている生活動作」が無い旨を受け付ける。そして、申請書類作成支援処理部13は、外出・生活動作選択Webページ409上において、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合にS125に移行して、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合にはS126に移行する。
また、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けた場合に進むS125では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、外出・生活動作選択Webページ409の応答情報として、S124で選択を受け付けた「改善しようとしている生活動作(例えば、上りかまりの昇降)」を送信する。その後、サーバ3側が行う図19のS229の処理に移行する。
一方、「改善しようとしている生活動作」の選択を受け付けなかった場合に進むS126では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30に対して、外出・生活動作選択Webページ409の応答情報として、「外出に関する改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」を送信する。その後、サーバ3が行う図19のS229の処理に移行する。
なお、S126に進んだ場合には、「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う必要がないため、ユーザ端末1側の処理は、図20のS133まで行われない。
S229(図19参照)では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「外出・生活動作選択Webページ409の応答情報」を受信し、S230に移行する。
S230では、サーバ3の情報提供部30は、S229で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」であるか否かを判定し、改善しようとしている生活動作であれば、S231の処理に移行し、「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理を行う。
一方、サーバ3の情報提供部30は、S229で受信した応答情報が、「改善しようとしている生活動作」でなければ、すなわち、応答情報が「外出での改善しようとしている生活動作の選択を受け付けなかったことを示す情報」であれば、S231~239の「外出に関する住宅改修が必要な理由」の取得処理をスキップして、図20のS240の処理に移行する。
S231では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「改善しようとしている生活動作」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、「外出・困難状況説明候補文データベース38(図10参照)」とを用いて、受け付けた「改善しようとしている生活動作」及び「利用者情報」に対応した、複数の「生活動作の困難な状況を説明する候補文」を選定し、S232の処理に移行する。
S232では、サーバ3の情報提供部30は、S231で選定した「生活動作の困難な状況を説明する候補文」が選択可能に提示されている外出・困難状況説明文選択Webページ(外出・困難状況説明文選択画面)410を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信された「外出・困難状況説明文選択Webページ410(図31参照)」を受信し、表示部10に表示し(S127)、S128の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「外出・困難状況説明文選択Webページ410」は、上述した「外出・生活動作選択Webページ409」に、「生活動作の困難な状況を説明する候補文」を選択可能に提示する領域が追加された構成になっている。
具体的には、図31に示すように、「外出・困難状況説明文選択Webページ410」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域410aと、選択された「外出に関する改善しようとしている生活動作」が視認可能に提示されている改善生活動作表示領域410bと、「外出に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」を選択可能に提示されている生活動作困難状況選択領域410cとを有している。また、Webページ410には、外出に関する生活動作の困難な状況の説明文の登録を受け付ける登録ボタン410dが設けられている。
なお、生活動作困難状況・説明文選択領域406cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「外出に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
S128では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ410上において、入力部11を介して、Webページ410上の領域410cの「外出に関する生活動作の困難状況の説明の候補文」の中から所望の候補文の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「外出に関する生活動作の困難な状況の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「外出に関する生活動作の困難な状況の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS233の処理に移行する。
S233では、サーバ3の情報提供部30が、ユーザ端末1が送信した「選択を受け付けた「外出に関する生活動作の困難な状況の説明文」を受信し、S234の処理に移行する。
S234では、サーバ3の情報提供部30は、S201で特定した利用者用の「外出に関する住宅の改修目的」を選択可能に提示した外出・改修目的選択Webページ(外出・改修目的選択画面)411(図32参照)を生成し、ユーザ端末1に対して、生成したWebページ411を送信する。
具体的には、サーバ3は、S201において特定した利用者の利用者情報を用いて、「外出に関する住宅の改修目的」を選択可能に提示したWebページ411を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3から送信されるWebページ411を受信し、表示部10にWebページ411を表示させ(S129)、S130の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示されるWebページ411には、図32に示すように、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域411aと、「外出に関する住宅の改修目的」を選択可能に表示している改修目的選択領域411bと、外出に関する住宅の改修目的の選択を受け付ける登録ボタン411cとが設けられている。
Webページ411の領域411bには、外出に関する住宅の改修目的(「できなかったことをできるようにする」、「転倒等の防止、安全確保」、「動作の容易性確保」、「利用者の精神的負担軽減」、及び「介護者の負担の軽減」)が選択可能に提示されていると共に、フリーワードによる改修目的を受け付ける入力欄が設けられている。
S130では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ411上において、入力部11を介して、「外出に関する住宅の改修目的」の選択を受け付け、サーバ3の情報提供部30に対して、Webページ411の応答情報として、選択を受け付けた「改修目的(例えば、利用者の精神的負担軽減)」を送信する。その後、サーバ3側が行うS235の処理に移行する。
S235では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1からの「外出に関する住宅の改修目的」を受信し、S236に移行する。
S236では、サーバ3の情報提供部30は、受け付けた「外出に関する住宅の改修目的」と、S201で特定した利用者の「利用者情報」と、S233で受信した「外出に関する生活動作の困難な状況の説明文」と、「外出・改修方針説明候補文データベース39(図11参照)」とを用いて、受け付けた「改修目的」、「生活動作の困難な状況の説明文」及び「利用者情報」に対応した、複数の「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」を選定し、図20のS237の処理に移行する。
S237では、サーバ3の情報提供部30は、S236で選定した「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている外出・改修方針説明文選択Webページ(外出・改修方針説明文選択画面)412を生成し、ユーザ端末1に送信する。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、通信処理部12を介して、サーバ3から送信された「外出・改修方針説明文選択Webページ412(図33参照)」を受信し、表示部10に表示し(S131)、S132の処理に移行する。
ユーザ端末1に表示される「外出・改修方針説明文選択Webページ412」は、上述した「外出・改改修目的選択Webページ411」に、「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示された領域を追加した構成になっている。
具体的には、図33に示すように、「外出・改修方針説明文選択Webページ412」は、利用者の「氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報」等の利用者情報が提示されている利用者情報提示領域412aと、選択された「外出に関する住宅の改修目的」が視認可能に提示されている改修目的表示領域412bと、「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」が選択可能に提示されている改修方針選択領域412cとを有している。また、「外出・改修方針説明文選択Webページ412」には、外出に関する住宅の方針の説明文の登録を受け付ける登録ボタン412dが設けられている。
なお、改修方針選択領域412cには、フリーのテキストの入力欄が設けられているため、提示されている「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」以外の説明文を入力したいときにも対応できるようになっている。
そして、S132では、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、Webページ412上において、Webページ412上の改修方針選択領域412cに提示された「外出に関する住宅改修の方針の説明の候補文」の中から所望の候補文の選択を受け付ける。また、申請書類作成支援処理部13は、選択された候補文を「外出に関する住宅改修の方針の説明文」として受け付けて、サーバ3の情報提供部30に対して受け付けた「外出に関する住宅改修の方針の説明文」を送信する。その後、サーバ3側が行うS238の処理に移行する。
また、S238では、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1から送信された「外出に関する住宅改修の方針の説明文」を受信し、S239の処理に移行する。
S239では、サーバ3の情報提供部30は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の外出動作データベース41C(図13参照)にアクセスし、S201で特定した利用者のユーザIDに、S229で受信した「改善しようとしている生活動作」と、S233で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」と、S235で受信した「改修目的」と、S238で受信した「改修方針の説明文」とを対応付けて記憶させる。
具体的には、S239では、サーバ3は、フィールド41CaにS201で特定した利用者の「ユーザID」が登録され、フィールド41CbにS229で受信した「改善しようとしている生活動作」が登録され、フィールド41CcにS233で受信した「生活動作の困難な状況の説明文」が登録され、フィールド41CdにS235で受信した「改修目的」が登録され、フィールド41CeにS238で受信した「改修方針の説明文」が登録され、フィールド41Cfに「NULL」が登録されているレコードを生成し、住宅改修が必要な理由書情報データベース41(外出動作データベース41C)04に、生成したレコ―ドを記憶させる。
次に、申請書類作成部31が、S201で特定した利用者の利用者情報(要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報)と、ユーザ端末1から受け付けた各活動の「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」と、改修項目判定データベース40とを用いて、上記の特定した利用者の住宅の改修項目を選定する(S240)。
S240では、申請書類作成部31は、S201で特定した利用者の各活動(排泄、入浴、外出)に対する住宅の改修項目の選定を行う。
ここでは、上述した各処理ステップにおいて、全ての活動(排泄、入浴、外出)に関する住宅改修が必要な理由の取得処理が行われた場合を例に説明する。すなわち、ユーザ端末1が、サーバ3に対して、全ての活動(排泄、入浴、外出)について、住宅改修が必要な理由に関する情報の登録処理を行ったものとする。
具体的には、S240では、先ず、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の排泄動作データベース41Aにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDに対応付けられている、排泄に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」を抽出する。
また、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の入浴動作データベース41Bにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDに対応付けられている、入浴に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」を抽出する。
また、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の外出動作データベース41Cにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDに対応付けられている、外出に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」を抽出する。
次に、S240では、申請書類作成部31は、S201で特定した利用者の「要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報」と、特定した利用者の排泄に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」と、改修項目判定データベース40とを用いて、排泄に関する住宅の改修項目を選定する。
例えば、S201で特定した利用者の「要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報」が「要介護1、脳梗塞、戸建・持家」であり、特定した利用者の排泄に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」が「便器からの立ち上がり、転倒の防止安全確保、縦手すりを掴むことで便器からの立ち座り時に姿勢が安定し・・・」だとする。この場合、図12に示す改修項目判定データベース40の最上位のレコードは、フィールド40aに「排泄」が登録され、フィールド40b~40dの登録情報は、特定した利用者の「要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報」と一致している。また、最上位のレコードのフィールド40e、40fの登録情報が、特定した利用者の排泄に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的」と一致している。また、フィールド40gの登録情報(キーワード:縦手すり)は、特定した利用者の排泄に関する「改修の方針の説明文」に含まれている。そのため、このケースでは、申請書類作成部31は、改修項目判定データベース40から、最上位のレコードを特定し、改修項目として、「トイレ:縦手すり」を選定する。
なお、S240では、申請書類作成部31は、入浴及び外出についても、排泄と同様の手順で改修項目を選定する。
すなわち、申請書類作成部31は、S201で特定した利用者の「要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報」と、特定した利用者の入浴に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」と、改修項目判定データベース40とを用いて、入浴に関する住宅の改修項目を選定する。また、申請書類作成部31は、S201で特定した利用者の「要介護認定、病気傷情報、家屋形態情報」と、特定した利用者の外出に関する「改善しようとしている生活動作、改修目的、改修の方針の説明文」と、改修項目判定データベース40とを用いて、外出に関する住宅の改修項目を選定する。
次に、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41にアクセスして、S201で特定したユーザIDが登録されたレコードに選定した改修項目を登録する(S241)。
具体的には、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の排泄動作データベース41Aにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDが登録されているレコードのフィールド41Afに、S240で選定した排泄に関する住宅の改修項目を登録する(NULLとなっていた情報を選定した改修項目に更新する)。
また、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の入浴動作データベース41Bにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDが登録されているレコードのフィールド41Bfに、S240で選定した入浴に関する住宅の改修項目を登録する(NULLとなっていた情報を選定した改修項目に更新する)。
また、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41の入浴動作データベース41Cにアクセスして、S201で特定した利用者のユーザIDが登録されているレコードのフィールド41Cfに、S240で選定した外出に関する住宅の改修項目を登録する(NULLとなっていた情報を選定した改修項目に更新する)。
次に、サーバ3の申請書類作成部31は、S201で受け付けたユーザIDと、利用者情報データベース32と、利用者状況情報データベース33と、住宅改修が必要な理由書情報データベース41とを用いて、S201で特定した利用者の「住宅改修に必要な理由書」を作成する(S242)。
具体的には、S242では、申請書類作成部31は、利用者情報データベース32及び利用者状況情報データベース33にアクセスして、S201で受け付けたユーザIDが登録されたレコードを抽出して、図34に示す「住宅改修に必要な理由書のP1」を生成する。なお、図34に示す「住宅改修に必要な理由書のP1」の右上にある作成者の情報の記載欄は、空白になっている。この作成者の情報の記載欄は、サーバ3から「住宅改修に必要な理由書」を取得したユーザ端末1側で記入するようにしている。
また、S242では、申請書類作成部31は、住宅改修が必要な理由書情報データベース41にアクセスして、S201で受け付けたユーザIDが登録されたレコードを抽出して、図35に示す「住宅改修に必要な理由書のP2」を生成する。
次に、サーバ3の情報提供部30は、ユーザ端末1に対して、S242で作成した「住宅改修が必要な理由書」を送信する(S243)。
その後、ユーザ端末1の申請書類作成支援処理部13は、サーバ3の情報提供部30からの「住宅改修が必要な理由書」を受信して、表示部10に表示させる(S133)。
なお、介護支援専門員は、ユーザ端末1の入力部11を操作して、「住宅改修に必要な理由書のP1」の右上にある作成者の情報の記載欄を入力して、「住宅改修に必要な理由書」を完成させる。
このように、本実施形態では、サーバ3が、ユーザ端末1に「改善しようとしている生活動作」を選択させると、選択された「生活動作」と、記憶している利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、困難状況説明候補文データベース34、36、38とを用いて、選択された生活動作及び利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を選定する。また、サーバ3は、ユーザ端末に対して、その選定した候補文を選択可能に提供する。その結果、ケアマネジャー等の介護支援専門員は、ユーザ端末に提供される「生活動作の困難な状況の説明の候補文」のいずれかの候補文を「生活動作の困難な状況の説明文」として選択することで、自分自身で、「住宅改修に必要な理由書のP2」に記載する「生活動作の困難状況の説明」を作文する必要がなくなる。
また、本実施形態では、サーバ3は、ユーザ端末1に「住宅の改修目的」を選択させると、選択された「改修目的」と、ユーザ端末1から受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」と、記憶している利用者情報(氏名、要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報)と、改修方針説明候補文データベース35、37、39とを用いて、受け付けた改修目的及び生活動作の困難な状況の説明文と、利用者情報とに対応した、住宅改修の方針の説明の候補文を複数選定する。また、サーバ3は、ユーザ端末1に対して、複数の候補文を選択可能に提供する。その結果、介護支援専門員は、ユーザ端末1に提供される、複数の「住宅改修の方針の説明の候補文」のいずれかの候補文を「住宅改修の方針の説明文」として選択することで、自分自身で、「住宅改修に必要な理由書のP2」に記載する「住宅改修の方針の説明文」を作文する必要がなくなる。
そして、現状では、「住宅改修に必要な理由書の第2頁(P2)」において、排泄、入浴、外出について、「生活動作の困難状況の説明」及び「住宅改修の方針の説明」を作文して記入することに多大な労力がかかっていたが、本実施形態によれば、この労力が軽減され、介護支援専門員の事務処理が大幅に軽減される。
また、本実施形態では、サーバ3が、各活動(外出、入浴、外出)に関する住宅の改修項目を選定するため、介護支援専門員の改修項目を選定する労力が軽減される。
以上説明したように、本実施形態によれば、住宅改修工事に必要な申請書を作成するための業務負担を軽減させる申請書類・作成支援システムを提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、申請書類・作成支援システムが、「住宅改修に必要な理由書の第1頁(P1)」の右上にある作成者の情報の記載欄以外を作成しているが特にこれに限定されるものではない。例えば、申請書類・作成支援システムが、「住宅改修に必要な理由書の第2頁(P2)」だけを作成するように構成されていても良い。
また、上述した実施形態の申請書類・作成支援システムは、「住宅改修工事に必要な申請書」を作成する場合について示しているが、特にこれに限定されるものではない。申請書類の様式が、複数の項目のなかから所望の項目を選定し、且つ、その項目に関する説明文を記入するものであれば、本実施形態に適用することができる。この場合、過去に提出された申請書類を分析することで、申請書類の項目毎に、当該項目に関する説明の候補文をグループ分けして対応付けたデータベースが作成できることが条件になる。
また、上述した実施形態では、サーバ3に、困難状況説明候補文データベース(排泄・困難状況説明候補文データベース34、入浴・困難状況説明候補文データベース36及び外出・困難状況説明候補文データベース38のいずれか)を記憶させておき、その困難状況説明候補文データベースを用いて、「生活動作の困難な状況の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定しているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、困難状況説明候補文データベース(排泄・困難状況説明候補文データベース34、入浴・困難状況説明候補文データベース36及び外出・困難状況説明候補文データベース38のいずれか)に代えて、過去に提出された「住宅改修が必要な理由書」に記載された情報を教師データとして機械学習して得られた「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」を用いて、「生活動作の困難な状況の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定するようにしても良い。
上記の場合、過去に提出された「住宅改修が必要な理由書」から、記載されている「「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の利用者の事情」及び「改善しようとしている生活動作(排泄、入浴、外出に関する動作等)」」と、前記利用者の事情及び改善しようとする生活動作に対応する「生活動作の困難な状況の説明文」とを抽出する。この抽出した「「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態」及び「改善しようとしている生活動作(排泄、入浴、外出に関する動作等)」」と、利用者の事情及び改善しようとする生活動作に対応する「生活動作の困難な状況の説明文」とを関連付けたデータを教師データとする。そして、コンピュータに、上記の教師データを用いた機械学習(ニューラルネットワーク等の公知の機会学習アルゴリズムによる機械学習)処理を行わせて、「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」を生成させる。この「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」は、利用者情報(利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態)、及び「改善しようとしている生活動作」が入力されると、入力に対応する「生活動作の困難な状況の説明文」を出力する。
なお、サーバ3に、「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」を記憶させておく。
そして、上記の場合、サーバ3の情報提供部30は、上述したフローチャートのS207、S219、S231において、上述した処理に代えて、以下の処理を行う。具体的には、サーバ3は、上記の「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」に対して、読み出した利用者情報(利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態)と、受け付けた「改善しようとしている生活動作」を入力して、「学習済み・困難状況説明候補文予測モデル」から出力される「生活動作の困難な状況の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」を取得する。サーバ3は、取得した「生活動作の困難な状況の説明文」を「生活動作の困難な状況の説明の候補文」として、S207、S219、S231以降の処理を行う。
また、上述した実施形態では、サーバ3に、改修方針説明候補文データベース(排泄・改修方針説明候補文データベース35、入浴・改修方針説明候補文データベース37、及び外出・改修方針説明候補文データベース39)を記憶させておき、その改修方針説明候補文データベースを用いて、「改修の方針の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定しているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、改修方針説明候補文データベース(排泄・改修方針説明候補文データベース35、入浴・改修方針説明候補文データベース37、及び外出・改修方針説明候補文データベース39)に代えて、過去に提出された「住宅改修が必要な理由書」に記載された情報を教師データとして機械学習して得られた「学習済み・改修方針説明候補文予測モデル」を用いて、「改修の方針の説明の候補文(理由書に定められた項目に関する説明の候補文)」を選定するようにしても良い。
上記の場合、過去に提出された「住宅改修が必要な理由書」から、記載されている「「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態等の利用者の事情」、「住宅での改善しようとしている生活動作(排泄、入浴、外出に関する動作)」及び「改修目的」」と、利用者の事情、改善しようとする生活動作及び改修目的に対応する「改修の方針の説明文」とを抽出する。この抽出した「「利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態」、「改善しようとしている生活動作(排泄、入浴、外出に関する動作)」、及び「改修目的」」と、対応する「改修の方針の説明文」とを関連付けたデータを教師データとする。そして、コンピュータに、上記の教師データを用いた機械学習(ニューラルネットワーク等の公知の機会学習アルゴリズムによる機械学習)処理を行わせて、得られた「学習済み・改修方針説明候補文予測モデル」を生成させる。
この「学習済み・改修方針説明候補文予測モデル」は、利用者情報(利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態)、「改善しようとしている生活動作」及び「改修項目」が入力されると、入力に対応する「改修の方針の説明文」を出力する。
なお、サーバ3に生成した「学習済み・改修方針説明候補文予測モデル」を記憶させておく。
そして、上記の場合、サーバ3の情報提供部30は、上述したフローチャートのS212、S224、S236)において、上述した処理に代えて、上記の「学習済・改修方針説明候補文予測モデル」に対して、読み出した利用者情報(利用者の要介護支援の程度、病気傷の状況、家屋形態)と、受け付けた「生活動作の困難な状況の説明文」及び「改修目的」を入力して、「学習済み・説明候補文予測モデル」から出力される「改修の方針の説明文(理由書に定められた項目に関する説明文)」を取得する。サーバ3は、取得した「改修の方針の説明文」を「改修の方針の説明の候補文」として、S212、S224、S236以降の処理を行う。
1…ユーザ端末
10…表示部
11…入力部
12…通信処理部
13…申請書類作成支援処理部
100…CPU
101…主記憶装置
102…補助記憶装置
103…ディスプレイ
104…IOインターフェース
105…通信インターフェース

3…サーバ(サーバ装置)
30…情報提供部
31…申請書類作成部
32…利用者情報データベース
33…利用者状況情報データベース
34…排泄・困難状況説明候補文データベース
35…排泄・改修方針説明候補文データベース
36…入浴・困難状況説明候補文データベース
37…入浴・改修方針説明候補文データベース
38…外出・困難状況説明候補文データベース
39…外出・改修方針説明候補文データベース
40…改修項目判定データベース
41…住宅改修が必要な理由書情報データベース
300…CPU
301…主記憶装置
302…補助記憶装置
304…IOインターフェース
305…通信インターフェース

Claims (9)

  1. ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する申請書類・作成支援システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、
    利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、
    身体の状態を示す情報及び申請書類に定められている項目の組み合わせ毎に、該項目に関する説明の候補文を対応付けて記憶している説明候補文データベースとを備え、
    前記利用者情報には、前記利用者の身体の状態を示す情報が含まれており、
    前記情報提供部は、
    前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出し、
    前記ユーザ端末から、前記申請書類に定められた複数の項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け、該受け付けた項目と、前記読み出した利用者情報と、前記説明候補文データベースとを用いて、該受け付けた項目及び前記読み出した利用者情報に対応した該項目に関する説明の候補文を複数選定し、
    複数の前記選定した候補文が選択可能に提示されている説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該説明文選択画面を提供することを特徴とする申請書類・作成支援システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末から受け付けた情報を用いて申請書類を作成する申請書類作成部を有し、
    前記情報提供部は、前記ユーザ端末が前記説明文選択画面上で選択した候補文を前記選択された項目に関する説明文として受け付け、
    前記申請書類作成部は、前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた項目及び前記項目に関する説明文とを用いて前記申請書類を生成し、
    前記情報提供部は、前記ユーザ端末に対して、前記生成した申請書類を送信することを特徴とする請求項1に記載の申請書類・作成支援システム。
  3. 前記身体の状態を示す情報には、要介護認定情報及び病気傷情報が含まれており、
    前記項目には、改善しようとしている生活動作及び住宅の改修目的が含まれており、
    前記項目が前記改善しようとしている生活動作の場合、前記項目に関する説明が該生活動作の困難な状況の説明であり、
    前記項目が住宅の改修目的の場合、前記項目に関する説明が住宅改修の方針の説明であることを特徴とする請求項1又は2に記載の申請書類・作成支援システム。
  4. ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する住宅改修工事の申請書類・作成支援システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、
    介護サービスの利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、
    要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、及び改善しようとしている生活動作の組み合わせ毎に、生活動作の困難な状況の説明の候補文を対応付けて記憶している困難状況説明候補文データベースとを備え、
    前記利用者情報には、該利用者の氏名と、該利用者の要介護認定情報と、該利用者の病気傷情報と、該利用者の家屋形態情報とが含まれており、
    前記情報提供部は、
    前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出すと共に、複数の改善しようとしている生活動作が選択可能に提示された生活動作選択画面を生成し、該ユーザ端末に対して、該生活動作選択画面を提供し、
    前記ユーザ端末が該生活動作選択画面上で選択した生活動作を受付け、該受け付けた生活動作と、前記読み出した利用者情報と、前記困難状況説明候補文データベースとを用いて、該受け付けた生活動作及前記読み出した利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を複数選定し、
    複数の前記選定した生活動作の困難状況の説明の候補文が選択可能に提示されている困難状況説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該困難状況説明文選択画面を提供することを特徴とする申請書類・作成支援システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、生活動作の困難な状況の説明文、及び住宅の改修目的の組み合わせ毎に、住宅改修の方針の説明の候補文を対応付けて記憶している改修方針説明候補文データベースを有し、
    前記情報提供部は、
    前記ユーザ端末が前記困難状況説明文選択画面上で選択した候補文を生活動作の困難な状況の説明文として受け付けると共に、複数の住宅の改修目的が選択可能に提示された住宅改修目的選択画面を生成し、該ユーザ端末に該住宅改修目的選択画面を提供し、
    前記ユーザ端末が該住宅改修目的選択画面上で選択した改修目的を受付け、該受け付けた改修目的と、前記受け付けた生活動作の困難な状況の説明文と、前記読み出した利用者情報と、前記改修方針説明候補文データベースとを用いて、前記受け付けた改修目的及び生活動作の困難な状況の説明文と、前記読み出した利用者情報とに対応した、住宅改修の方針の説明の候補文を複数選定し、
    複数の前記選定した住宅改修の方針の説明の候補文が選択可能に提示されている改修方針説明文選択画面を生成して、前記ユーザ端末に該改修方針説明文選択画面を提供することを特徴とする請求項4に記載の申請書類・作成支援システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末から受け付けた情報を用いて住宅改修が必要な理由書を作成する申請書類作成部と、
    要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報、改善しようとしている生活動作、住宅の改修目的、及び住宅改修の方針の説明文のキーワードの組み合わせ毎に、住宅の改修項目を対応付けて記憶している改修項目判定データベースとを有し、
    前記情報提供部は、前記ユーザ端末が前記改修方針説明文選択画面上で選択した候補文を住宅改修の方針の説明文として受け付け、
    前記申請書類作成部は、
    前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた生活動作と、前記受け付けた改修目的及び住宅改修の方針の説明文と、前記改修項目判定データベースとを用いて、住宅の改修項目を選定し、
    前記読み出した利用者情報と、前記受け付けた生活動作及び生活動作の困難な状況の説明文と、前記受け付けた改修目的及び住宅改修の方針の説明文と、前記選定した住宅の改修項目とが記載された住宅改修が必要な理由書を生成し、
    前記情報提供部は、前記ユーザ端末に対して、前記生成した住宅改修が必要な理由書を送信することを特徴とする請求項5に記載の申請書類・作成支援システム。
  7. 前記生活動作選択画面には、前記改善しようとしている生活動作と共に、前記読み出した利用者情報が提示され、
    前記困難状況説明文選択画面には、前記生活動作の困難状況の説明の候補文と共に、前記読み出した利用者情報及び前記受け付けた生活動作が提示されていることを特徴とする請求項4に記載の申請書類・作成支援システム。
  8. 前記住宅改修目的選択画面には、前記改修目的と共に、前記読み出した利用者情報が提示され、
    前記改修方針説明文選択画面には、前記住宅改修の方針の説明の候補文と共に、前記読み出した利用者情報及び前記受け付けた改修目的が提示されていることを特徴とする請求項5に記載の申請書類・作成支援システム。
  9. ユーザ端末にネットワークを介して接続されるサーバ装置を有する住宅改修工事の申請書類・作成支援システムであって、
    前記申請書類には、介護サービスの利用者の要介護認定情報、病気傷情報、家屋形態情報を含む利用者情報と、改善しようとしている生活動作と、該生活動作に対応する生活動作の困難な状況の説明文が記載されるようになっており、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ端末に各種情報を提供する情報提供部と、
    介護サービスの利用者を識別するユーザIDに、該ユーザIDにより識別される利用者の利用者情報を対応付けて記憶している利用者情報データベースと、
    過去に提出された前記申請書類に記載されている、利用者情報及び改善しようとしている生活動作と、生活動作の困難な状況の説明文とを関連付けたデータを教師データとし且つ該教師データを用いた機械学習処理が施された学習済み・困難状況説明候補文予測モデルとを備え、
    前記情報提供部は、
    前記ユーザ端末から送信されるユーザIDを受信し、前記利用者情報データベースにアクセスして該受信したユーザIDに対応付けて記憶されている利用者情報を読み出すと共に、複数の改善しようとしている生活動作が選択可能に提示された生活動作選択画面を生成し、該ユーザ端末に対して、該生活動作選択画面を提供し、
    前記ユーザ端末が該生活動作選択画面上で選択した生活動作を受付け、前記学習済み・困難状況説明候補文予測モデルに対して、該受け付けた生活動作及び前記読み出した利用者情報を入力し、前記学習済み・困難状況説明候補文予測モデルから出力される、該受け付けた生活動作及前記読み出した利用者情報に対応した、生活動作の困難な状況の説明の候補文を取得し、
    前記取得した生活動作の困難状況の説明の候補文が選択可能に提示されている困難状況説明文選択画面を生成し、前記ユーザ端末に該困難状況説明文選択画面を提供することを特徴とする申請書類・作成支援システム。
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