JP7287564B2 - デバイス間位置関係推定装置、デバイス間位置関係推定方法およびプログラム - Google Patents

デバイス間位置関係推定装置、デバイス間位置関係推定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、デバイス間の位置関係を推定するデバイス間位置関係推定装置、デバイス間位置関係推定方法およびプログラムに関する。
IoT(Internet of Things)を利用したサービスのユースケースとして、カメラデバイスから取得した画像情報を用いた個体の移動追跡が想定されている(非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の技術では、対象となるネットワークに接続する全カメラデバイスからの映像を解析し、対象となる個体を検出することにより、移動する個体を追跡している。
Misao Kataoka,et al.,"Tacit computing and its application for open IoT era",2018 15th IEEE Annual Consumer Communications & Networking Conference (CCNC)
しかしながら、従来は、GPS(Global Positioning System)などの位置検出手段でデバイスの位置情報が得られない限り、デバイス間の位置関係が分からないため、ある時刻でターゲットとなる個体を観測しても、次の時刻ではどのデバイスで観測できるか分からなかった。よって、ターゲットとなる個体を観測するため、各デバイスにおいて解析処理を実行させる必要があった。なお、監視カメラには、GPS等が備わる高機能のものだけでなく、GPS等の位置検出手段を備えないものも多い。
このような点に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、GPSなどの位置検出手段を用いることなく、デバイス間の位置関係を推定することを課題とする。
本発明に係るデバイス間位置関係推定装置は、各デバイスが得た撮影対象となるターゲットの時系列の解析情報を、時系列解析情報として取得する解析情報取得部と、前記時系列解析情報のうち、ある時間において前記ターゲットの特徴を示す詳細情報が解析されていない場合に、当該デバイスと同じデバイスの他の時間の詳細情報および当該デバイスとは異なる他のデバイスの詳細情報を用いて、所定のレコメンドアルゴリズムにより、解析されていない詳細情報を推定し、推定した詳細情報を含む時系列解析情報を生成するレコメンド処理部と、前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、前記各デバイスのうち固定デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍判定ポイントを算出し、算出した近傍判定ポイントが所定の第1閾値以上であるデバイスを近傍デバイス候補として抽出し、抽出した近傍デバイス候補の詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出して初期マップを作成する初期マップ作成部と、前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、移動デバイスまたは/および新たな固定デバイスを含む前記各デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍ポイントを、過去に比べ、より現在に近いほど高くなるように、また、前記初期マップのターゲットの移動時間から求まる算出対象となるデバイスとの距離が、現在に近いほど狭い範囲内に存在するデバイスに対して前記近傍ポイントを付与するように設定して算出し、算出した近傍ポイントが所定の第2閾値以上であるデバイスを、近傍デバイスとして判定し、判定した近傍デバイスの詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出してデバイス関係性マップを作成するデバイス関係性マップ作成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、GPSなどの位置検出手段を用いることなく、デバイス間の位置関係を推定することができる。
従来の個体の移動追跡を行うデバイスシステムの例を示す図である。 本実施形態に係るデバイス間の位置関係性を説明するための図である。 本実施形態に係るデバイス間の位置関係性を示すデバイスシステムの例を示す図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る時系列解析情報を説明するための図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置の近傍デバイス候補抽出部による、近傍デバイス候補の算出例を示す図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置のデバイス関係計算部による、デバイス間の検出確率と移動時間の算出例を示す図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置の近傍デバイス判定部による、近傍デバイスの判定を説明するための図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置の解析デバイス決定部による、解析対象デバイスの決定処理を説明するための図である。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置による、初期マップ作成処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置による、デバイス関係性マップ作成処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置による、解析対象デバイス決定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と称する。)について説明する。まず、本発明の概要を説明する。
<概要>
ターゲットとなる個体(以下、「ターゲット個体」と称する場合がある。)の移動追跡を行う際、従来は、GPSなどの位置検出手段でデバイスの位置情報を得ない限り、デバイス間の位置関係が分からないため、ある時刻でターゲット個体を特定のデバイスが検出しても、次の時刻ではどのデバイスが検出するのか分からなかった。そのため、図1で示すように、すべてのデバイスそれぞれが、自身が取得したデータについて解析を行った上でターゲット個体(例えば、Tさん)を発見する必要があった。
本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1(後記する図4参照)は、各デバイスが取得する情報(画像の解析情報)を用いて、デバイス間の位置についての関係性(以下、「位置関係性」と称する。)を算出する。
各デバイスが取得する情報(ヒトや車の情報)が似通っていても、デバイスの位置情報が不明な場合には、そのデバイス同士が物理的に近い場所にあるとは限らない。そこで、デバイス間位置関係推定装置1では、デバイスの移動やデバイスで取得できるターゲット(人や車等)の移動情報を考慮することで、各デバイスが物理的に近くにあるかを推定する。
本実施形態に係るデバイス間の位置関係性は、地理的な位置の近さに必ずしも一致せず、デバイス間を移動するターゲットが、どれくらい時間をかけて移動するかによって表すものとする。例えば、図2に示すように、Xビルのデバイス5で観測された人(Tさん)は、徒歩で移動した場合、Y駅のデバイス5で30分後に観測される。一方、Xビルのデバイス5で観測された人(Tさん)は、車(タクシー)で移動した場合に、Y駅から距離の離れたZ駅のデバイス5で30分後に観測される。
よって、デバイス間の位置関係性を、ターゲット(移動速度を規定できる検出対象)とその移動時間とで表現する。例えば、ターゲットが「ヒト」の場合は、徒歩であり、移動速度がxkm/sとする。また、ターゲットが「車」の場合は、移動速度をykm/sとする。なお、この移動速度は、予め設定しておいてもよいし、デバイス5から取得した映像を解析することにより得た値を用いてもよい。
デバイス間の位置関係を、ターゲット(移動速度を規定できる検出対象)と移動時間とで表現するのは、ターゲットの移動追跡というサービスを提供する場合、ある時点でターゲットを観測した後、一定時間経過すると、どの程度のそのターゲットが距離を移動する可能性があるかによって、絞りこむ探索範囲が異なるためである。
また、本実施形態において、各デバイスは、汎用的な情報(汎用情報)を常時取得(解析)している一方で、より詳細な情報(詳細情報)や個体を識別する情報(個体情報)といった、デバイスが取得したデータについて特別な解析を行う必要がある情報は、常時は取得していないことを前提とする。
ここで、汎用情報は、ヒトや車などの広いカテゴリで示される情報である。例えば、この汎用情報に基づき、人が何人通った、車が何台通った等の解析を行うことが可能である。詳細情報は、例えば、男性20代服装(スーツ)、自動車メーカーH社の車種αの車体色(赤)等のターゲットの特徴を示す情報である。この詳細情報は、例えば、店舗やイベント会場等の来客を解析するマーケティング等に利用されることが多い。個体情報は、個人を特定する田中太郎や、個体を特定する情報(田中太郎さんが所有する車等)である。この個体情報が、個体の移動追跡に利用される。
上記の前提において、ユーザに提供するサービスによっては、汎用情報ではなく、詳細情報や個体情報を利用したい場合がある。そのとき、各デバイスは、取得したデータをサービスに対応させるための詳細な解析を行う。例えば、ヒトである特定の子供(迷子)の現時点の映像を取得するサービスの場合は、個体情報の解析も必要となる。なお、本実施形態では、あるサービスで解析されたデータの解析結果を、他サービスの実行時に参考情報として用いることができるものとする。
本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1は、汎用情報のみ常時デバイスにより取得されている状況において、過去のターゲットの移動を反映できる統計情報を用いて、デバイス間の位置関係性を推定する。デバイス間の位置関係性は、図3で示すように、「ヒト20s(秒)」「ヒト3m(分)」「車3s(秒)」等のようにして表される。デバイス間位置関係推定装置1は、このデバイス間の位置関係性をデバイス関係性マップとしてターゲット(例えば、ヒト、車)ごとに作成する。
このデバイス関係性マップを利用することにより、あるサービスを利用したい場合に、目的とするデータを取得する可能性のあるデバイス(以下、「近傍デバイス」と称する。)を効率的に絞り込むことが可能となる。
以下、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1について、詳細に説明する。
<本実施形態>
図4は、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1の構成を示すブロック図である。
デバイス間位置関係推定装置1は、ある時刻におけるデバイス関係性マップを作成し、近傍デバイスを推定する処理として、(1)固定デバイスに基づく初期マップの作成(初期マップ作成処理)、(2)移動デバイスを含む新規デバイスを追加したマップの更新(デバイス関係性マップの作成処理)、(3)デバイス関係性マップを用いた、データの解析対象となるデバイスの決定(解析対象デバイス決定処理)、を実行する(詳細は後記)。
デバイス間位置関係推定装置1は、複数のデバイス5とサービスポータル3とに通信接続される。
デバイス5は、例えば監視カメラであり映像データを取得するカメラデバイスである。このカメラデバイスは、取得した映像データを、予め設定された条件のもとで解析処理を実行し、解析結果をデバイス間位置関係推定装置1に送信する。なお、デバイス5そのものが、取得したデータを解析せずに、当該デバイス5に接続されたコンピュータ装置がデバイス5からデータを取得して解析し、その解析結果をデバイス間位置関係推定装置1に送信するようにしてもよい。このデバイス5には、監視カメラ等の固定デバイスに加えて、車載カメラやスマートフォン等の移動デバイスも含まれる。
サービスポータル3は、ユーザ端末(図示省略)から個体の移動追跡のサービス要求を取得して、デバイス間位置関係推定装置1に出力する。そして、サービスポータル3は、個体を追跡するための解析対象となるデバイス(解析対象デバイス)の情報を、デバイス間位置関係推定装置1から受け取り、当該デバイスのデータの解析処理を実行させる。
このデバイス間位置関係推定装置1は、制御部10と、入出力部11と、記憶部12とを備える。
入出力部11は、他の装置(デバイス5やサービスポータル3等)との間の情報について入出力を行う。この入出力部11は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースと、不図示のキーボード等の入力装置やモニタ等の出力装置との間で情報の入出力を行う入出力インタフェースとから構成される。
記憶部12は、ハードディスクやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等により構成される。
この記憶部12には、時系列解析情報(実績)100、時系列解析情報(推定)101、初期マップ200およびデバイス関係性マップ300等が記憶される(詳細は後記)。
また、記憶部12には、さらに、制御部10の各機能部を実行させるためのプログラムや、制御部10の処理に必要な情報が一時的に記憶される。
制御部10は、デバイス間位置関係推定装置1が実行する処理の全般を司り、解析情報取得部110と、レコメンド処理部120と、初期マップ作成部130と、デバイス関係性マップ作成部140と、サービス要求受付部150と、解析デバイス決定部160とを含んで構成される。
解析情報取得部110は、各デバイス5から時系列で送られてくる、各デバイス5が取得したデータの解析情報を取得し、時系列解析情報(実績)100として記憶部12に記憶する。
解析情報取得部110が各デバイス5から取得する解析情報は、少なくとも汎用情報(例えば、ヒト、車等の情報)が含まれる。また、デバイス5が詳細情報や個体情報を解析している場合には、その情報も併せて取得する。なお、各デバイス5から取得する解析情報には、そのデバイス5の識別情報が付されており、その識別情報に基づき、デバイス5が固定デバイスであるのか移動デバイスであるのかの識別ができるものとする。
そして、解析情報取得部110は、初期マップ作成部130が初期マップ200を作成する際に、各デバイス5から解析情報を取得するとともに、その後、所定の時間間隔で解析情報を取得し続ける。
また、解析情報取得部110は、サービス要求受付部150がサービスポータル3から個体の移動追跡に関するサービス要求を受け取った場合に、ターゲットを検出したい時刻(例えば、現時点(t=0))での解析情報を、各デバイス5に要求して取得する。
レコメンド処理部120は、ある時刻においてデバイス5が取得した解析情報として、汎用情報(ヒト、車等)しか取得されていなかった場合に、同じデバイス5の他の時刻における詳細情報や、他のデバイス5の詳細情報などに基づき、所定のレコメンドアルゴリズムを利用して、各デバイス5が直接解析していない情報を推定する。このレコメンドアルゴリズムは、従来技術を利用することができ、例えば、Factorization Machinesを用いる。
図5に示すように、デバイス5から取得する情報として、当該デバイス(デバイスの識別情報)および時刻に対応付けて、その時に得られた解析情報が、時系列解析情報(実績)100として記憶されていたとする。
ここで、例えば図5のカメラ「1」のデバイス5に着目した時系列解析情報100-1においては、11月18日12時10分に、男性20代が「3(人)」であると解析されている。一方、例えば、12時00分や12時20分では、詳細情報(男性20代)の解析は行われていない。このような場合に、レコメンド処理部120は、所定のレコメンドアルゴリズムを適用して、情報の推定を行い、格納(解析)されていない情報(詳細情報)を推定する。レコメンドアルゴリズムによる推定の結果、図5で示す時系列解析情報(推定)101では、例えば、カメラ「1」の12時00分に男性20代が「5(人)」であると推定され、12時20分に男性20代が「1(人)」であると推定されたことを示している。
このように、レコメンド処理部120は、各デバイス5から取得した時系列解析情報(実績)100について、汎用情報は存在するが詳細情報が存在しない場合に、所定のレコメンドアルゴリズムを適用し、取得できていない詳細情報を推定し、時系列解析情報(推定)101として記憶部12に記憶する。
なお、レコメンド処理部120は、初期マップ作成部130が初期マップ200を作成する際、また、その後、所定の時間間隔で時系列解析情報(実績)100が記憶部12に記憶されると、その解析情報を参照し、詳細情報が格納されていない情報についての推定を行う。また、レコメンド処理部120は、サービス要求受付部150が、サービスポータル3から、個体の移動追跡に関するサービス要求を受け取った場合において、解析情報取得部110により、時系列解析情報(実績)100が記憶部12に記憶されると、当該時系列解析情報(実績)100のうち、データが存在しない詳細情報を、所定のレコメンドアルゴリズムを用いて推定する処理を実行する。
図4に戻り、初期マップ作成部130は、レコメンド処理部120が、時系列解析情報(推定)101を生成したデバイス5のうち、移動デバイスよりも統計的に確からしい固定デバイスの詳細情報を用いて、デバイス5間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍判定ポイント(詳細は後記)を算出する。そして、初期マップ作成部130は、算出した近傍判定ポイントが所定の閾値(第1閾値)以上であるデバイス5を近傍デバイス候補として抽出する。初期マップ作成部130は、抽出した近傍デバイス候補の詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率および移動時間を算出して初期マップ200を作成する。
この初期マップ作成部130は、近傍デバイス候補抽出部131とデバイス関係計算部132とを含んで構成される。
近傍デバイス候補抽出部131は、ある時刻tに対応するタイムスライス(時間幅)内で得られた、固定デバイスの詳細情報およびレコメンド処理部120が推定した詳細情報に基づき、各デバイス5(デバイスi)と他のデバイス(デバイスj)との相関を求める。そして、近傍デバイス候補抽出部131は、下記の式(1)により、近傍判定ポイントを算出し、所定の条件を満たす場合に近傍デバイス候補として判定する。
Figure 0007287564000001
ここで、P(t)は、時刻t(現在時刻0とした相対値)における近傍判定ポイントを示し、現在時刻に近いほど高い値を設定する。
また、yj(t)は、時刻tのタイムスライスでデバイスiとデバイスjとが類似判定の場合「1」、非類似判定の場合「0」とする関数である。
ここで、ある時刻におけるデバイスiとデバイスjが類似するか否かは、例えば、デバイスiとデバイスjとから得られる情報の相関を用いることにより判定する。近傍デバイス候補抽出部131は、例えば、ピアソン相関を用いて、相関係数rを計算し、0.7≦r≦1.0の場合に類似と判定し、それ以外の場合に非類似と判定する。
図6は、近傍デバイス候補抽出部131による、近傍デバイス候補の算出例を示す図である。
図6の符号61に示すように、時刻「-T」~「0」の間のタイムスライス(時間幅)において、各デバイス5から任意のデバイスiを選択し、そのデバイスiと他のデバイスjとの間で、上記した式(1)による近傍判定ポイントを算出する。
図6の符号62は、判定対象となる他のデバイスj(図6では、デバイスj_1, j_2,j_3)について、式(1)の計算を行った例である。ここでは、例えば、所定の閾値(第1閾値)を「20」として、閾値「20」を超える近傍判定ポイント「25」(P(t)の合計値:3+5+7+10)であるデバイスj_1が、近傍デバイス候補して抽出される。
なお、近傍デバイス候補として判定する所定の条件は、少なくとも近傍判定ポイントが所定の閾値(第1閾値)以上であることである。また、他の例として、所定の閾値以上であるデバイスjが大量にある場合を想定し、所定の閾値以上であり、かつ、上位のデバイスjを近傍デバイス候補として判定するようにしてもよい。ここで、近傍判定ポイントの最も高いデバイスから順にn個のデバイスjを上位のデバイスとしてもよいし、所定の閾値以上のデバイスjのうちの近傍判定ポイントのより高い側から所定の割合(m%)を上位のデバイスjとしてもよい。
近傍デバイス候補抽出部131は、このようにして各デバイスiに対応する近傍デバイス候補となるデバイスjを抽出する。
図4に戻り、デバイス関係計算部132は、近傍デバイス候補抽出部131が抽出した、デバイスiとその近傍デバイス候補となるデバイスjと間で、過去の所定期間における検出情報について、デバイス間での検出確率と、移動時間とを算出する。
なお、例えば、ヒトの場合、人の年代、服装等を詳細情報として利用する。詳細情報は、汎用情報のように常時得られている保証はないが、サービスに使用されるときに解析されることによって得られる。ヒトの詳細情報は、ヒト以外の詳細情報に比べ、多くのサービスに用いられることから頻繁に解析されていると想定することができる。
図7は、デバイス関係計算部132による、デバイス間での検出確率と移動時間の算出例を示す図である。
図7で示すように、デバイスAで検出された車(例えば、車種H1)が、数秒後にデバイスBで検出される。デバイスAで検出されたヒト(女性)が、数分後にデバイスBで検出される。このように、詳細情報を用いて、デバイスA-B間のターゲットである「車」の検出確率と移動時間、「ヒト」の検出確率と移動時間を算出する。
なお、検出確率および移動時間は、例えば、デバイスAで検出された車が50%の確率で30秒後にデバイスBで検出されるものとして算出される。このときの検出確率および移動時間は、平均値を採用したり、移動時間については最短時間を採用したりしてもよい。これらの検出確率および移動時間の算出方法は任意に設定されるものである。
そして、デバイス関係計算部132は、デバイスiとその近傍デバイス候補となるデバイスjとの組に関し、デバイス間での検出確率と移動時間を算出することにより、初期マップ200を作成する。
図4に戻り、デバイス関係性マップ作成部140は、レコメンド処理部120が推定した詳細情報を含む時系列解析情報(推定)101を参照し、移動デバイスまたは/および新たな固定デバイスを含む各デバイス5間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍ポイント(詳細は後記)を算出する。この近傍ポイントは、過去に比べ、より現在に近いほど高くなるように、また、初期マップ200のターゲットの移動時間から求まる算出対象となるデバイスとの距離が、現在に近いほど狭い範囲内に存在するデバイス5に対して近傍ポイントを付与するように設定される。デバイス関係性マップ作成部140は、算出した近傍ポイントが所定の閾値(第2閾値)以上であるデバイスを、近傍デバイスとして判定する。そして、デバイス関係性マップ作成部140は、判定した近傍デバイスの詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス5間の検出確率および移動時間を算出してデバイス関係性マップ(後記する図9参照)を作成する。
このデバイス関係性マップ作成部140は、所定の時間間隔で、デバイス関係性マップ300を作成する。また、デバイス関係性マップ作成部140は、移動デバイスを含む新たなデバイスが追加された情報をネットワーク管理装置(図示省略)から受信した場合や、サービスポータル3から個体の移動追跡に関するサービス要求を、デバイス間位置関係推定装置1が受信した場合に、デバイス関係性マップ300を作成(更新)する。
デバイス関係性マップ作成部140は、近傍デバイス判定部141と、デバイス関係計算部142とを含んで構成される。
近傍デバイス判定部141は、計算対象とするデバイス5について、下記の式(2)により、近傍ポイントを算出し、所定の条件を満たす場合に近傍デバイスとして判定する。
Figure 0007287564000002
ここで、ωtは、時刻t(現在時刻0とした相対値)における重み付けであり、現在に近いほど高い値を付与する。情報の確からしさに応じて、現在により近い情報を重視するためのものである。Tは、計算対象とするタイムスライスの最も過去の時刻である。
j(t)は、時刻tにおけるデバイスjに付与する近傍ポイントであり、下記の式(3)で示される。
Figure 0007287564000003
ここで、Pt(j,k)は、時刻tにおいてデバイスiと類似した情報を取得したデバイスkと、あるデバイスj間の距離(最短経路エッジ量の合計)の情報に基づき推定する、T=0でデバイスiとデバイスjが近傍にある存在確率である。ここで、例えば、ヒトであれば時速4km、車(車載カメラ)であれば最大時速100kmと定義しておき、初期マップ200で与えられる移動時間により距離を算出する。なお、移動速度は、デバイスの映像に基づき推定するようにしてもよい。また、移動モデルは、任意のモデルを採用することができるが、例えば正規分布を用いた確率モデルを採用する。この場合、過去ほど分散が大きく、現在に近いほど分散が小さくなる。
また、K(t)は、時刻t時点でデバイスiと類似した情報を取得したデバイス5の集合である。
近傍デバイス判定部141は、上記の式(2)および式(3)に基づき、より現在に近い時間で近傍デバイスであると判定されるほど、現時点でも近傍である可能性が高いとして近傍ポイントを多く付与する。また、時刻tにおいて、類似した情報を取得したと判断されたデバイスの近傍にあるデバイスにも近傍ポイントを付与する。その近傍の範囲は、現在に近いほど狭いものとする。
図8は、近傍デバイス判定部141による、近傍デバイスの判定を説明するための図である。ここでは、計算対象のデバイス5(計算対象デバイス)が、移動デバイス(デバイスi)であるものとして説明する。
図8の符号81に示すように、時刻t=-Tにおいて、デバイスk_-Tが、計算対象デバイスであるデバイスiの近傍デバイス(近傍ポイント:+2)であると判定され、そのデバイスk_-Tの近傍にあるデバイスにも、近傍ポイント(+1または+2)が付与される。図8の符号82に示すように、時刻t=-1においては、デバイスk_-1_1とデバイスk_-1_2がデバイスiの近傍デバイス(近傍ポイント:+5)と判定され、この両デバイスの近傍にあるデバイスにも、近傍ポイント(+3)が付与される。図8の符号83に示すように、現在時刻t=0においては、デバイスk_0_1とデバイスk_0_2とデバイスk_0_3とがデバイスiの近傍デバイス(近傍ポイント:+10)と判定される。
そして、近傍デバイス判定部141は、デバイスごとに、時刻t=-T~0までの近傍ポイントを合計する。図8の符号84は、時刻t=-Tからt=0までの近傍ポイントの合計値を示しており、所定の閾値(第2閾値)(例えば、近傍ポイント=13)以上のデバイスj1(近傍ポイント:1+3+10=14)およびデバイスj2(近傍ポイント:1+5+10=16)が近傍デバイスとして算出される。つまり、近傍ポイントの合計の高いデバイスが、現在(t=0)において近傍デバイスである可能性が高いデバイスとなる(図8の符号α参照)。
なお、過去に遡った情報を考慮することにより、現在たまたま情報が類似するデバイスについて、物理的に近い位置にあるとの誤判定を防ぐことができる。図8の例においては、時刻t=0(符号83)において、デバイスk_0_3は、近傍デバイスの候補であると判定されており、近傍ポイントが「+10」となっているが、過去の近傍ポイントが低いため、近傍ポイントの合計値が「+11」となり(符号84)、所定の閾値未満のため現在(t=0)における近傍デバイスとは判定されない(図8の符号β参照)。
なお、近傍デバイスとして判定する所定の条件は、少なくとも所定の閾値(第2閾値)以上であることである。また、他の例として、所定の閾値以上であるデバイスjが大量にある場合を想定し、所定の閾値以上であり、かつ、上位のデバイスjを近傍デバイスとして判定するようにしてもよい。ここで、近傍ポイントの最も高いデバイスから順にn個のデバイスjを上位のデバイスとしてもよいし、閾値以上のデバイスjのうちの近傍ポイントのより高い側から所定の割合(m%)を上位のデバイスjとしてもよい。
近傍デバイス判定部141は、このようにして各デバイスiに対応する近傍デバイスとなるデバイスjを抽出する。
図4に戻り、デバイス関係計算部142は、上記した初期マップ作成部130のデバイス関係計算部132と同様の処理を行う。つまり、デバイス関係計算部142は、デバイスiと、近傍デバイス判定部141が判定した現時点の近傍デバイス(デバイスj)との間で、所定期間における検出情報に基づき、デバイス間での検出確率と、移動時間とを算出し、デバイス関係性マップ300を作成する。
サービス要求受付部150は、サービスポータル3から、サービス要求として、過去のある時刻で追跡したい個体が検出されたデバイス5と、検出したい時刻の情報(例えば現在時刻)とを入力値として受け付ける。
解析デバイス決定部160は、検出したい時刻の情報(例えば、現在時刻)におけるデバイス関係性マップ300の作成指示を、デバイス関係性マップ作成部140に出力する。
解析デバイス決定部160は、検出したい時刻から個体が検出された時刻を減算した時間内で、個体が検出されたデバイス5から到達可能な近傍デバイスを、デバイス関係性マップ300を参照して抽出する。そして、解析デバイス決定部160は、抽出した近傍デバイスへ到達できる遷移確率(詳細は後記)を、デバイス関係性マップ300で示される経路ごとの検出確率を用いて算出し、算出した遷移確率が所定の閾値(第3閾値)以上であるデバイス5を、解析対象のデバイス5として決定する。
具体的には、解析デバイス決定部160は、デバイス関係性マップ300によりすでに得られている、近傍デバイスと判定されたデバイス5間の検出確率、移動時間、および、既知の移動速度を用いて、遷移確率P(A,B,x,y)を算出する。この遷移確率P(A,B,x,y)は、デバイスAで情報が取得された速度xで移動するターゲットが、y時間後にデバイスBで情報が取得される確率を示す。つまり、xは、ターゲットの移動速度であり、yは移動時間である。
デバイスAで情報が取得された速度xで移動するターゲットが、y時間後にデバイスCで情報が取得される確率(遷移確率)は、デバイスA、デバイスC間で、A→C→・・・→CN-1→Cのエッジで遷移する場合には、以下の式(4)で表される。
Figure 0007287564000004
デバイスA-C間には、複数経路が存在する場合もあり、デバイスA→Cまでの取り得る経路の組み合わせの合計が、デバイスA→Cの遷移確率として得られる。解析デバイス決定部160は、過去のある時刻で追跡したい個体が検出されたデバイス5を基準とした遷移確率を各近傍デバイスについて計算し、所定の閾値(第3閾値)以上のものをデータ解析の対象となるデバイスとして決定する。
図9は、解析デバイス決定部160が実行する、解析対象デバイスの決定処理を説明するための図である。
ここでは、サービス要求受付部150が、10:00にデバイス「1」でT氏を発見している情報と、検出したい時刻として、その1時間後である現在の時刻(11:00)が入力値として得られたものとする。
デバイス関係性マップ作成部140により、図9に示すように現時点のデバイス関係性マップ300が作成された場合、Tさんの移動速度を考慮すると、現在時刻(11:00)には、次のデバイス1,2,3,4からデータが取得できる可能性がある。
・デバイス1・・・0.6×0.6=0.36 (遷移確率36%)
・デバイス2・・・0.4×0.3=0.12 (遷移確率12%)
・デバイス3・・・0.6×0.4+0.4×0.1=0.28 (遷移確率28%)
・デバイス4・・・0.4×0.6=0.24 (遷移確率24%)
デバイス1は、30分間でデバイス1に留まる確率が0.6であるため、1時間では、0.6×0.6の遷移確率となる。
デバイス2は、1時間では、デバイス1→3→2の経路しか存在しないため、0.4×0.3の遷移確率となる。
デバイス3は、1時間では、デバイス1に30分留まってからデバイス3に30分で移動するケース(0.6×0.4)と、デバイス3に30分で移動してからデバイス3に30分留まるケース(0.4×0.1)との合計値が遷移確率となる。
デバイス4は、1時間では、デバイス1→3→4の経路しか存在しないため、0.4×0.6の遷移確率となる。
その他のデバイスには、Tさんが1時間では到達できる可能性はないため、遷移確率は0となる。
解析デバイス決定部160は、このように、デバイス関係性マップ300を用いて、遷移確率を計算したデバイス5のうち、所定の閾値(第3閾値)以上のデバイスを、データを解析するデバイスに決定する。例えば、図9の例では、遷移確率の所定の閾値を、20%とすると、デバイス1,3,4をデータの解析対象とするデバイス(解析対象デバイス)に決定する。そして、解析デバイス決定部160は、決定した解析対象デバイスの情報を、サービスポータル3に送信する。
このように、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1によれば、従来のようにすべてのデバイスにおいて個体情報を解析する場合に比べ、遷移確率が所定の閾値以上であり、個体情報が取得できる可能性の高いデバイスに絞って解析をすることができる。よって、移動するターゲット個体を観測できるデバイスを効率的に絞り込むことが可能となる。
<処理の流れ>
次に、デバイス間位置関係推定装置1が実行する処理の流れについて説明する。
デバイス間位置関係推定装置1は、上記のように、ある時刻におけるデバイス関係性マップ300を作成し、近傍デバイスを推定する処理として、(1)固定デバイスに基づく初期マップ200の作成(初期マップ作成処理)、(2)移動デバイスを含む新規デバイスを追加したマップの更新(デバイス関係性マップの作成処理)、(3)デバイス関係性マップ300を用いた、データの解析対象となるデバイスの決定(解析対象デバイス決定処理)、を実行する。以下、各処理について、図10~図12を参照して説明する。
≪初期マップ作成処理≫
図10は、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1による、初期マップ作成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、デバイス間位置関係推定装置1(解析情報取得部110)は、各デバイス5から時系列で送られてくる、各デバイス5が取得したデータの解析情報を取得し、時系列解析情報(実績)100(図4)として記憶部12に記憶する(ステップS10)。
続いて、デバイス間位置関係推定装置1のレコメンド処理部120は、記憶部12に記憶された時系列解析情報(実績)100を参照し、デバイス5が取得した解析情報として、汎用情報(ヒト、車等)しか取得されていなかった場合に、同じデバイス5の他の時刻における詳細情報や、他のデバイス5の詳細情報などに基づき、所定のレコメンドアルゴリズムを利用して、各デバイス5が直接解析していない情報(詳細情報)を推定するレコメンド処理を実行する(ステップS11)。
そして、レコメンド処理部120は、時系列解析情報(実績)100において、データが存在しない詳細情報を推定した結果を含む解析情報を、時系列解析情報(推定)101として記憶部12に記憶する。
次に、デバイス間位置関係推定装置1の初期マップ作成部130(近傍デバイス候補抽出部131)は、記憶部12に記憶された時系列解析情報(推定)101を参照し、ある時刻tに対応するタイムスライス(時間幅)内で得られた、固定デバイスの詳細情報(レコメンド処理部120が推定した詳細情報を含む)に基づき、各デバイス5(デバイスi)と他のデバイス(デバイスj)との相関を求める。そして、近傍デバイス候補抽出部131は、上記した式(1)により、近傍判定ポイントを算出し、上記した所定の条件を満たす近傍デバイス候補を抽出する(ステップS12)。
続いて、初期マップ作成部130のデバイス関係計算部132は、近傍デバイス候補抽出部131が抽出した、デバイスiとその近傍デバイス候補となるデバイスjと間で、過去の所定期間における検出情報について、デバイス間での検出確率と、移動時間とを算出し、初期マップ200を作成する(ステップS13)。
そして、初期マップ作成部130は、作成した初期マップ200を記憶部12に記憶する。
このようにすることにより、デバイス間位置関係推定装置1は、移動デバイスよりも統計的に確からしい固定デバイスの詳細情報を用いて、デバイス間の位置関係性を示す初期マップを作成することができる。この初期マップには、近傍デバイス候補と判定されたデバイス間での検出確率と移動時間とが示される。
≪デバイス関係性マップの作成処理≫
次に、デバイス関係性マップの作成処理について説明する。
図11は、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1による、デバイス関係性マップ作成処理の流れを示すフローチャートである。
このデバイス関係性マップ300(図4)の作成処理は、デバイス間位置関係推定装置1が、初期マップ200(図4)を作成した後、所定の時間間隔ごとに行われる。また、移動デバイスを含む新たなデバイスの情報を取得した場合や、サービスポータル3から、個体の移動追跡に関するサービス要求を受け取った際に、このデバイス関係性マップ作成処理が実行される。
まず、デバイス間位置関係推定装置1の解析情報取得部110は、各デバイス5から現時点における解析情報を取得し、時系列解析情報(実績)100(図4)として記憶部12に記憶する(ステップS20)。このとき、移動デバイス等の新たなデバイス5がある場合に、解析情報取得部110は、その新たなデバイス5からも解析情報を取得する。
続いて、デバイス間位置関係推定装置1のレコメンド処理部120は、記憶部12に記憶された時系列解析情報(実績)100を参照し、デバイス5が取得した解析情報として、汎用情報(ヒト、車等)しか取得されていなかった場合に、同じデバイス5の他の時刻(過去)における詳細情報や、他のデバイス5の詳細情報などに基づき、所定のレコメンドアルゴリズムを利用して、各デバイス5が直接解析していない情報(詳細情報)を推定するレコメンド処理を実行する(ステップS21)。
そして、レコメンド処理部120は、時系列解析情報(実績)100において、データが存在しない詳細情報を推定した結果を含む解析情報を、時系列解析情報(推定)101として記憶部12に記憶する。
次に、デバイス間位置関係推定装置1のデバイス関係性マップ作成部140(近傍デバイス判定部141)は、上記した式(2)および式(3)により、各デバイス5の近傍ポイントを算出し、所定の条件を満たす場合に、そのデバイスを近傍デバイスと判定する(ステップS22)。
具体的には、近傍デバイス判定部141は、記憶部12に記憶された時系列解析情報(推定)101を参照し、ある時刻tに対応するタイムスライス(時間幅)内で得られたデバイス5の詳細情報(レコメンド処理部120が推定した詳細情報を含む)に基づき、各デバイス5(デバイスi)と他のデバイス(デバイスj)との相関を求める。そして、デバイス関係性マップ作成部140は、初期マップ作成部130(近傍デバイス候補抽出部131)と同様に、近傍デバイス候補を抽出する。そして、近傍デバイス判定部141は、上記の式(2)および式(3)に基づき、より現在に近い時間で近傍デバイスであると判定されるほど、現時点でも近傍である可能性が高いとして近傍ポイントを多く付与する。また、時刻tにおいて、類似した情報を取得したと判断されたデバイス(近傍デバイス候補)の近傍にあるデバイスにも近傍ポイントを付与する。その近傍の範囲は、現在に近いほど狭いものとする。近傍デバイス判定部141は、過去の情報も含めて近傍ポイントの合計の高いデバイスを近傍デバイスと判定することができる。
続いて、デバイス関係性マップ作成部140のデバイス関係計算部142は、近傍デバイス判定部141が抽出した、デバイス間の所定期間における検出情報に基づいて、デバイス間での検出確率と、移動時間とを算出し、デバイス関係性マップ300を作成する(ステップS23)。
そして、デバイス関係性マップ作成部140は、作成したデバイス関係性マップ300を記憶部12に記憶する。
≪解析対象デバイス決定処理≫
次に、デバイス関係性マップ300を用いて、データの解析対象となるデバイス(解析対象デバイス)を決定する解析対象デバイス決定処理について説明する。
図12は、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1による、解析対象デバイス決定処理の流れを示すフローチャートである。
この解析対象デバイス決定処理は、個体の移動追跡に関するサービス要求を受け取った際に、最後にターゲットが発見されたデバイスの近傍に位置するデバイスをデバイス関係性マップ300に基づき特定し、解析対象とすべきデバイスを絞り込む処理である。
まず、デバイス間位置関係推定装置1のサービス要求受付部150は、サービスポータル3から、サービス要求として、過去のある時刻で追跡したい個体が検出されたデバイス5と、検出したい時刻の情報(例えば現在時刻)とを入力値として受け付ける(ステップS30)。
次に、デバイス間位置関係推定装置1の解析デバイス決定部160は、サービス要求受付部150が、サービス要求を受け付けたことを契機として、検出したい時刻におけるデバイス関係性マップ300の作成指示を、デバイス関係性マップ作成部140に出力する(ステップS31)。
続いて、デバイス関係性マップ作成部140は、デバイス関係性マップの作成処理(図11参照)を実行し、検出したい時刻(例えば現在時刻)におけるデバイス関係性マップ300を作成する(ステップS32)。
なお、検出したい時刻が過去の時刻であり、デバイス関係性マップ作成部140が、例えば、所定の時間間隔ごとのデバイス関係性マップ300の作成時等において、その過去の時刻のデバイス関係性マップ300をすでに生成しており、記憶部12に記憶している場合には、このステップS32の処理を省略する。
解析デバイス決定部160は、検出したい時刻(例えば現在時刻)から過去において検出した時刻を減算した時間内で、入力値として得られた過去に個体が検出されたデバイス5から、到達可能な近傍デバイスへの経路の組み合わせを、デバイス関係性マップ300に基づき算出する。そして、解析デバイス決定部160は、到達可能な近傍デバイスごとに遷移確率(上記した式(4)参照)を計算する(ステップS33)。
続いて、解析デバイス決定部160は、遷移確率を計算したデバイス5のうち、所定の閾値(第3閾値)以上のデバイスを、データを解析するデバイス(解析対象デバイス)に決定する(ステップS34)。
解析デバイス決定部160は、決定した解析対象デバイスの情報を、サービスポータル3に送信して処理を終える。
このようにすることにより、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1によれば、遷移確率が所定の閾値以上であり、個体情報が取得できる可能性の高いデバイスに絞って解析を実行させることができる。よって、移動するターゲット個体を観測できるデバイスを効率的に絞り込むことが可能となる。
<ハードウェア構成>
本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1は、例えば図13に示すような構成のコンピュータ900によって実現される。
図13は、本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1の機能を実現するコンピュータ900の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、HDD(Hard Disk Drive)904、入出力I/F(Interface)905、通信I/F906およびメディアI/F907を有する。
CPU901は、ROM902またはHDD904に記憶されたプログラムに基づき作動し、図4の制御部10による制御を行う。ROM902は、コンピュータ900の起動時にCPU901により実行されるブートプログラムや、コンピュータ900のハードウェアに係るプログラム等を記憶する。
CPU901は、入出力I/F905を介して、マウスやキーボード等の入力装置910、および、ディスプレイやプリンタ等の出力装置911を制御する。CPU901は、入出力I/F905を介して、入力装置910からデータを取得するともに、生成したデータを出力装置911へ出力する。
HDD904は、CPU901により実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信I/F906は、通信網(例えば、ネットワーク920)を介して図示せぬ他の装置(例えば、サービスポータル3や各デバイス5など)からデータを受信してCPU901へ出力し、また、CPU901が生成したデータを、通信網を介して他の装置へ送信する。
メディアI/F907は、記録媒体912に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM903を介してCPU901へ出力する。CPU901は、目的の処理に係るプログラムを、メディアI/F907を介して記録媒体912からRAM903上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体912は、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、磁気記録媒体、導体メモリテープ媒体又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ900が本実施形態に係るデバイス間位置関係推定装置1として機能する場合、コンピュータ900のCPU901は、RAM903上にロードされたプログラムを実行することにより、デバイス間位置関係推定装置1の機能を実現する。また、HDD904には、RAM903内のデータが記憶される。CPU901は、目的の処理に係るプログラムを記録媒体912から読み取って実行する。この他、CPU901は、他の装置から通信網(ネットワーク920)を介して目的の処理に係るプログラムを読み込んでもよい。
<効果>
以下、本発明に係るデバイス間位置関係推定装置の効果について説明する。
本発明に係るデバイス間位置関係推定装置は、各デバイス5が得た撮影対象となるターゲットの時系列の解析情報を、時系列解析情報(実績)100として取得する解析情報取得部110と、時系列解析情報(実績)100のうち、ある時間においてターゲットの特徴を示す詳細情報が解析されていない場合に、当該デバイスと同じデバイスの他の時間の詳細情報および当該デバイスとは異なる他のデバイスの詳細情報を用いて、所定のレコメンドアルゴリズムにより、解析されていない詳細情報を推定し、推定した詳細情報を含む時系列解析情報(推定)101を生成するレコメンド処理部120と、推定した詳細情報を含む時系列解析情報(推定)101を参照し、各デバイス5のうち固定デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍判定ポイントを算出し、算出した近傍判定ポイントが所定の第1閾値以上であるデバイス5を近傍デバイス候補として抽出し、抽出した近傍デバイス候補の詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス5間の検出確率と、デバイス5間の移動時間とを算出して初期マップ200を作成する初期マップ作成部130と、推定した詳細情報を含む時系列解析情報(推定)101を参照し、移動デバイスまたは/および新たな固定デバイスを含む各デバイス5間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍ポイントを、過去に比べ、より現在に近いほど高くなるように、また、初期マップ200のターゲットの移動時間から求まる算出対象となるデバイスとの距離が、現在に近いほど狭い範囲内に存在するデバイス5に対して近傍ポイントを付与するように設定して算出し、算出した近傍ポイントが所定の第2閾値以上であるデバイス5を、近傍デバイスとして判定し、判定した近傍デバイスの詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス5間の検出確率と、デバイス5間の移動時間とを算出してデバイス関係性マップ300を作成するデバイス関係性マップ作成部140と、を備えることを特徴とする。
このようにすることにより、デバイス間位置関係推定装置1は、GPSなどの位置検出手段を用いることなく、デバイス5間の位置関係を推定することができる。
また、デバイス間位置関係推定装置において、過去のある時刻において追跡したいターゲットとなる個体が検出されたデバイス5の情報、および、個体を検出したい時刻の情報、を含むサービス要求を受け付けるサービス要求受付部150と、検出したい時刻から個体が検出された時刻を減算した時間内で、個体が検出されたデバイスから到達可能な近傍デバイスを、デバイス関係性マップ300を参照して抽出し、当該抽出した近傍デバイスへ到達できる遷移確率を、デバイス関係性マップ300で示される経路ごとの検出確率を用いて算出し、算出した遷移確率が所定の第3閾値以上であるデバイスを、解析対象のデバイスとして決定する解析デバイス決定部160と、をさらに備えることを特徴とする。
このようにすることにより、デバイス間位置関係推定装置1は、移動するターゲット個体を観測できるデバイスを効率的に絞り込むことが可能となる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
例えば、本実施形態では、デバイス間位置関係推定装置1の解析デバイス決定部160が、決定した解析対象デバイスの情報をサービスポータル3に送信するものとして説明した。これに対し、デバイス間位置関係推定装置1が、解析APL配信部を備え、決定した解析対象デバイスに直接解析用のAPL(Application)を配信するようにしてもよい。
1 デバイス間位置関係推定装置
3 サービスポータル
5 デバイス
10 制御部
11 入出力部
12 記憶部
100 時系列解析情報(実績)
101 時系列解析情報(推定)
110 解析情報取得部
120 レコメンド処理部
130 初期マップ作成部
131 近傍デバイス候補抽出部
132,142 デバイス関係計算部
140 デバイス関係性マップ作成部
141 近傍デバイス判定部
150 サービス要求受付部
160 解析デバイス決定部

Claims (5)

  1. 各デバイスが得た撮影対象となるターゲットの時系列の解析情報を、時系列解析情報として取得する解析情報取得部と、
    前記時系列解析情報のうち、ある時間において前記ターゲットの特徴を示す詳細情報が解析されていない場合に、当該デバイスと同じデバイスの他の時間の詳細情報および当該デバイスとは異なる他のデバイスの詳細情報を用いて、所定のレコメンドアルゴリズムにより、解析されていない詳細情報を推定し、推定した詳細情報を含む時系列解析情報を生成するレコメンド処理部と、
    前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、前記各デバイスのうち固定デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍判定ポイントを算出し、算出した近傍判定ポイントが所定の第1閾値以上であるデバイスを近傍デバイス候補として抽出し、抽出した近傍デバイス候補の詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出して初期マップを作成する初期マップ作成部と、
    前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、移動デバイスまたは/および新たな固定デバイスを含む前記各デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍ポイントを、過去に比べ、より現在に近いほど高くなるように、また、前記初期マップのターゲットの移動時間から求まる算出対象となるデバイスとの距離が、現在に近いほど狭い範囲内に存在するデバイスに対して前記近傍ポイントを付与するように設定して算出し、算出した近傍ポイントが所定の第2閾値以上であるデバイスを、近傍デバイスとして判定し、判定した近傍デバイスの詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出してデバイス関係性マップを作成するデバイス関係性マップ作成部と、
    を備えることを特徴とするデバイス間位置関係推定装置。
  2. 過去のある時刻において追跡したいターゲットとなる個体が検出されたデバイスの情報、および、前記個体を検出したい時刻の情報、を含むサービス要求を受け付けるサービス要求受付部と、
    前記検出したい時刻から前記個体が検出された時刻を減算した時間内で、前記個体が検出されたデバイスから到達可能な前記近傍デバイスを、前記デバイス関係性マップを参照して抽出し、当該抽出した近傍デバイスへ到達できる遷移確率を、前記デバイス関係性マップで示される経路ごとの前記検出確率を用いて算出し、算出した前記遷移確率が所定の第3閾値以上であるデバイスを、解析対象のデバイスとして決定する解析デバイス決定部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデバイス間位置関係推定装置。
  3. デバイス間位置関係推定装置のデバイス間位置関係推定方法であって、
    前記デバイス間位置関係推定装置は、
    各デバイスが得た撮影対象となるターゲットの時系列の解析情報を、時系列解析情報として取得するステップと、
    前記時系列解析情報のうち、ある時間において前記ターゲットの特徴を示す詳細情報が解析されていない場合に、当該デバイスと同じデバイスの他の時間の詳細情報および当該デバイスとは異なる他のデバイスの詳細情報を用いて、所定のレコメンドアルゴリズムにより、解析されていない詳細情報を推定し、推定した詳細情報を含む時系列解析情報を生成するステップと、
    前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、前記各デバイスのうち固定デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍判定ポイントを算出し、算出した近傍判定ポイントが所定の第1閾値以上であるデバイスを近傍デバイス候補として抽出し、抽出した近傍デバイス候補の詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出して初期マップを作成するステップと、
    前記推定した詳細情報を含む時系列解析情報を参照し、移動デバイスまたは/および新たな固定デバイスを含む前記各デバイス間の詳細情報の相関の度合いを示す近傍ポイントを、過去に比べ、より現在に近いほど高くなるように、また、前記初期マップのターゲットの移動時間から求まる算出対象となるデバイスとの距離が、現在に近いほど狭い範囲内に存在するデバイスに対して前記近傍ポイントを付与するように設定して算出し、算出した近傍ポイントが所定の第2閾値以上であるデバイスを、近傍デバイスとして判定し、判定した近傍デバイスの詳細情報で示される時系列のターゲットの検出情報に基づき、デバイス間の検出確率と、デバイス間の移動時間とを算出してデバイス関係性マップを作成するステップと、
    を実行することを特徴とするデバイス間位置関係推定方法。
  4. 前記デバイス間位置関係推定装置は、
    過去のある時刻において追跡したいターゲットとなる個体が検出されたデバイスの情報、および、前記個体を検出したい時刻の情報、を含むサービス要求を受け付けるステップと、
    前記検出したい時刻から前記個体が検出された時刻を減算した時間内で、前記個体が検出されたデバイスから到達可能な前記近傍デバイスを、前記デバイス関係性マップを参照して抽出し、当該抽出した近傍デバイスへ到達できる遷移確率を、前記デバイス関係性マップで示される経路ごとの前記検出確率を用いて算出し、算出した前記遷移確率が所定の第3閾値以上であるデバイスを、解析対象のデバイスとして決定するステップと、
    をさらに実行することを特徴とする請求項3に記載のデバイス間位置関係推定方法。
  5. 請求項3または請求項4に記載のデバイス間位置関係推定方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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