JP7284346B2 - 燃料電池用加湿器 - Google Patents

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Description

本発明は、加湿された気体を燃料電池に供給するための燃料電池用加湿器に関する。
燃料電池は、乾電池や蓄電池などの一般化学電池とは違い、水素と酸素が供給される限りは電気を生産し続けることができ、熱損失がないので、内燃機関に比べて効率が2倍程高いという長所がある。
また、水素と酸素の結合によって発生する化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換するので、公害物質の排出が少ない。したがって、燃料電池は環境にやさしい他、エネルギー消費の増加による資源枯渇の心配も減らすことができるという長所がある。
このような燃料電池は、使用される電解質の種類によって、大きく、高分子電解質型燃料電池(Polymer Electrolyte Membrane Fuel Cell:PEMFC)、リン酸型燃料電池(Phosphoric Acid Fuel Cell:PAFC)、溶融炭酸塩型燃料電池(Molten Carbonate Fuel Cell:MCFC)、固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)、及びアルカリ型燃料電池(Alkaline Fuel Cell:AFC)などに分類できる。
これらの各燃料電池は、根本的に同一原理によって作動するが、使用される燃料の種類、運転温度、触媒、電解質などが互いに異なる。特に、高分子電解質型燃料電池(PEMFC)は、他の燃料電池に比べて低温で動作するという点、及び出力密度が大きいため小型化が可能な点から、小規模据置型発電装備の他に輸送システムにおいても最も有望なものと知られている。
高分子電解質型燃料電池(PEMFC)の性能を向上させる上で最も重要な要素の一つは、膜-電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)の高分子電解質膜(Polymer Electrolyte Membrane又はProton Exchange Membrane:PEM)に一定量以上の水分を供給することによって含水率を保たせることである。高分子電解質膜が乾燥すると発電効率が急に低下するためである。
高分子電解質膜を加湿する方法には、1)耐圧容器に水を満たした後、対象気体を拡散器(diffuser)に通過させて水分を供給するバブラー(bubbler)加湿方式、2)燃料電池反応に必要な供給水分量を計算し、ソレノイド弁を通じてガス流動管に水分を直接供給する直接噴射(direct injection)方式、及び3)高分子分離膜を用いてガスの流動層に水分を供給する加湿膜方式などがある。
これらの中でも、排ガス中に含まれる水蒸気だけを選択的に透過させる膜を用いて、高分子電解質膜に供給される空気に水蒸気を提供することによって高分子電解質膜を加湿する膜加湿方式が、加湿器を軽量化及び小型化できるという点で有利である。
膜加湿方式に用いられる選択的透過膜は、モジュールを形成する場合に単位体積当たりの透過面積が大きい中空糸膜が好ましい。すなわち、中空糸膜を用いて加湿器を製造すると、接触表面積の広い中空糸膜を高集積化できるので、小容量でも燃料電池の加湿が十分となり、低価素材の使用が可能であり、燃料電池から排出される高温の排ガス(off-gas)中の水分と熱を回収し、加湿器を用いて再使用できるという利点がある。
図1は、通常の燃料電池用加湿器の概略分解斜視図である。
図1に例示すように、通常の膜加湿方式の加湿器100は、外部から供給される空気と燃料電池スタック(図示せず)から排出される排ガスとの間に水分取替が起きる加湿モジュール110、及び該加湿モジュール110の両端に結合しているギャップ120を含む。
これらのギャップ120のいずれか一方は、外部から供給される空気を前記加湿モジュール110に伝達し、他方は、前記加湿モジュール110によって加湿された空気を燃料電池スタックに伝達する。
前記加湿モジュール110は、排ガス流入口(off-gas inlet)111aと排ガス流出口(off-gas outlet)111bを有するミッドケース(mid-case)111、及び該ミッドケース111内の複数の中空糸膜112を含む。これらの中空糸膜112の束の両端は、固定層113にポットされている。前記固定層113は、一般に、キャスティング(casting)方式で液状ポリウレタン樹脂のような液状ポリマーを硬化させることによって形成される。
外部から供給される空気は、前記中空糸膜112の中空に沿って流れる。前記排ガス流入口111aから前記ミッドケース111内に流入した排ガスは、前記中空糸膜112の外表面と接触した後、前記排ガス流出口111bを通って前記ミッドケース111から流出される。前記排ガスが前記中空糸膜112の外表面と接触する際に、前記排ガス中に含有されている水分が前記中空糸膜112を透過することにより、前記中空糸膜112の中空に沿って流れている空気を加湿する。
前記ギャップ120の内部空間は、前記中空糸膜112の中空のみと流体連通するだけで、前記ミッドケース111の内部空間とは完全に遮断されている必要がある。そうでないと、圧力差による空気漏れが発生してしまい、燃料電池スタックに供給される加湿空気の量が減り、燃料電池の発電効率が低下する。
一般に、図1に例示するように、前記中空糸膜112の末端がポットされている固定層113、及び該固定層113と前記ミッドケース111との間の樹脂層114が、前記ギャップ120の内部空間を前記ミッドケース111の内部空間から遮断する。前記固定層113と類似に、前記樹脂層114も、一般に、キャスティング方式で液状ポリウレタン樹脂のような液状ポリマーを硬化させることによって形成される。
しかしながら、前記樹脂層114の形成のためのキャスティング工程は、相対的に長い工程時間がかかるため、加湿器100の生産性を低下させる問題があった。
本発明は、上述したような問題を解決するために案出されたもので、キャスティング工程を用いた樹脂層の形成によって加湿器の生産性が低下することを防止できる燃料電池用加湿器を提供するためのものである。
上記のような課題を解決するために、本発明は次のような構成を含むことができる。
本発明に係る燃料電池用加湿器は、燃料電池スタックから排出された湿潤気体を用いて、外部から供給された乾燥気体を加湿するための加湿モジュール;及び、前記加湿モジュールの一端に結合している第1キャップ;を含むことができる。前記加湿モジュールは、ミッドケース;及び、前記ミッドケース内に配置され、複数の中空糸膜を収容する少なくとも一つのカートリッジ;を含むことができる。本発明に係る燃料電池用加湿器は、前記第1キャップが前記中空糸膜のみと流体連通可能なように、機械的組立によって前記加湿モジュールの少なくとも一端に気密に結合する(Air tightly coupled)第1パッキング部材をさらに含むことができる。前記第1パッキング部材は、前記カートリッジと前記ミッドケースにそれぞれ接触している第1軟質部材、及び前記第1軟質部材に結合している第1硬質部材を含むことができる。前記第1軟質部材は、前記第1硬質部材が挿入されるための第1挿入溝を含むことができる。前記第1硬質部材は、前記第1挿入溝に挿入された状態で、前記カートリッジと前記ミッドケースが互いに離隔している離隔方向に拡張されるように変形され、前記第1軟質部材を前記カートリッジに密着させることができる。
本発明は、キャップの内部空間とミッドケースの内部空間を密閉させるためのキャスティング工程が省略可能なように具現される。したがって、本発明は、生産のための工程時間の短縮によって生産性を増大させることができる。
本発明は、硬質部材と軟質部材とが組み合わされたパッキング部材を備えることによって、硬質部材の変形によって軟質部材がカートリッジに密着するように具現される。したがって、本発明は、ミッドケースとカートリッジ間の密閉力を強化させることによって加湿性能を向上させることができる。
通常の燃料電池用加湿器の概略分解斜視図である。
本発明に係る燃料電池用加湿器の概略分解斜視図である。
本発明に係る燃料電池用加湿器を図2のI-I線を基準にして示す概略分解断面図である。
本発明に係る燃料電池用加湿器を図2のI-I線を基準にして示す概略結合断面図である。
図4のA部分を拡大して示す概略断面図である。
図2のI-I線を基準にして第1パッキング部材が分解された様子を拡大して示す概略断面図である。
図5を基準にして第1硬質部材が拡張された様子を示す概略断面図である。
図5を基準にして第1軟質部材が第1支持部材を備えた様子を示す概略断面図である。
本発明に係る燃料電池用加湿器においてミッドケースに2個のカートリッジが結合する実施例を示す概略分解斜視図である。
図9のII-II線を基準にして第1パッキング部材と第2パッキング部材が分解された様子を拡大して示す概念図である。
図9のII-II線を基準にして第1パッキング部材及び第2パッキング部材がミッドケース及びカートリッジに結合している様子を拡大して示す概略断面図である。
図11を基準にして第2硬質部材が拡張された様子を示す概略断面図である。
図11を基準にして第2軟質部材が第2支持部材を備えた様子を示す概略断面図である。
本発明に係る燃料電池用加湿器においてミッドケースに3個のカートリッジが結合する実施例を示す概略分解斜視図である。
以下では、本発明に係る燃料電池用加湿器の実施例を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図2~図4を参照すると、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、燃料電池スタック(図示せず)から排出された湿潤気体を用いて、外部から供給された乾燥気体を加湿するためのものである。乾燥気体は、燃料ガス又は空気であってよい。乾燥気体は湿潤気体によって加湿された後、前記燃料電池スタックに供給されてよい。
本発明に係る燃料電池用加湿器1は、気体の加湿のための加湿モジュール2、及び前記加湿モジュール2の一端に結合している第1キャップ3を含む。前記加湿モジュール2は、複数の中空糸膜211が結合しているカートリッジ(Cartridge)21、前記カートリッジ21が結合しているミッドケース(Mid-case)22、及び前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間に配置され、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22間を密閉させる第1パッキング部材23を含む。前記第1パッキング部材23は、キャスティング(casting)工程無しで、結合によって前記カートリッジ21と前記ミッドケース22間を密閉させることができる。これにより、前記第1パッキング部材23は、前記第1キャップ3の内部空間と前記ミッドケース22の内部空間を密閉させることができる。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、相対的に長い工程時間がかかるキャスティング工程が省略できるので、生産のための工程時間の短縮によって生産性を増大させることができる。
以下では、前記加湿モジュール2及び前記第1キャップ3について、添付の図面を参照して具体的に説明する。
図2~図4を参照すると、前記加湿モジュール2は、燃料電池スタックから排出された湿潤気体を用いて、外部から供給された乾燥気体を加湿する。前記加湿モジュール2の一端には前記第1キャップ3が結合してよい。前記加湿モジュール2の他端には第2キャップ4が結合してよい。前記第1キャップ3は、外部から供給される乾燥気体を前記加湿モジュール2に伝達することができる。前記第2キャップ4は、前記加湿モジュール2によって加湿された乾燥気体を、前記燃料電池スタックに伝達することができる。前記第2キャップ4が、外部から供給される乾燥気体を前記加湿モジュール2に伝達し、前記第1キャップ3が、前記加湿モジュール2によって加湿された乾燥気体を前記燃料電池スタックに伝達することもできる。
前記加湿モジュール2は、前記カートリッジ21、前記ミッドケース22、及び前記第1パッキング部材23を含む。
前記カートリッジ21は、前記中空糸膜211を複数個含む。前記中空糸膜211は、前記カートリッジ21として具現され、モジュール化されてよい。これにより、前記カートリッジ21を前記ミッドケース22に結合させる工程により、前記中空糸膜211は前記ミッドケース22の内部に設置されてよい。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記中空糸膜211に対する設置作業、分離作業、及び取替作業の容易性を向上させることができる。前記カートリッジ21は、前記中空糸膜211を収容するインナーケース(Inner case)210を含むことができる。前記中空糸膜211は、前記インナーケース210の内部に配置されてモジュール化されてよい。前記中空糸膜211は、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、スルホン化ポリスルホン樹脂、ポリビニリデンフルオリド(PVDF)樹脂、ポリアクリロニトリル(PAN)樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステルイミド樹脂、又はこれらのうち2以上の混合物で形成された高分子膜を含むことができる。
前記カートリッジ21は、第1ポッティング部212を含むことができる。前記第1ポッティング部212は、前記中空糸膜211を固定させるものである。前記第1ポッティング部212は、前記中空糸膜211の一側を固定させることができる。この場合、前記第1ポッティング部212は、前記中空糸膜211の中空を塞がないように形成されてよい。前記第1ポッティング部212は、キャスティング工程により、液状ポリウレタン樹脂のような液状樹脂を硬化させることによって形成されてよい。前記第1ポッティング部212は、前記インナーケース210と前記中空糸膜211の一側とを固定させることができる。
前記カートリッジ21は、第2ポッティング部213を含むことができる。前記第2ポッティング部213は、前記中空糸膜211の他側を固定させるものである。この場合、前記第2ポッティング部213は、前記中空糸膜211の中空を塞がないように形成されてよい。これにより、前記燃料電池スタックに供給される気体は、前記第2ポッティング部213と前記第1ポッティング部212に邪魔されることなく前記中空糸膜211の中空に供給され、加湿された後に前記燃料電池スタックに供給されてよい。前記第2ポッティング部213は、キャスティング工程により、液状ポリウレタン樹脂のような液状樹脂を硬化させることによって形成されてよい。前記第2ポッティング部213は、前記インナーケース210と前記中空糸膜211の他側とを固定させることができる。
前記ミッドケース22は、前記カートリッジ21が結合しているものである。前記ミッドケース22の内面と前記カートリッジ21の外面との間に空間が設けられるように、前記カートリッジ21は前記ミッドケース22の内部に配置されてよい。前記ミッドケース22は、流入口221と流出口222を含むことができる。水分を含有している湿潤気体は、前記流入口221から前記ミッドケース22の内部に供給された後に、前記中空糸膜211の外表面と接触してよい。この過程で、湿潤気体に含有されている水分が前記中空糸膜211を透過することにより、前記中空糸膜211の中空に沿って流れている気体を加湿することができる。加湿された気体は、前記中空糸膜211から排出された後に前記燃料電池スタックに供給されてよい。気体を加湿した後の湿潤気体は、前記流出口222から前記ミッドケース22の外部に流出されてよい。前記流入口221は前記燃料電池スタックに連結されてよい。この場合、湿潤気体は、前記燃料電池スタックから排出される排ガス(Off-gas)であってよい。
一方、前記カートリッジ21には、湿潤気体が流入するための流入孔(図示せず)、及び前記中空糸膜211の中空に沿って流れている気体を加湿した後の湿潤気体が流出されるための流出孔(図示せず)が形成されてよい。この場合、湿潤気体は、前記流入口221を通じて前記ミッドケース22の内面と前記カートリッジ21の外面との間に供給され、前記流入孔を通じて前記カートリッジ21の内部に供給され、前記中空糸膜211の中空に沿って流れている気体を加湿した後、前記流出孔を通じて前記ミッドケース22の内面と前記カートリッジ21の外面との間に流出され、前記流出口222から前記ミッドケース22の外部に流出されてよい。
図2~図7を参照すると、前記第1パッキング部材23は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間を密閉させるものである。前記第1パッキング部材23は、機械的組立によって前記加湿モジュール2の少なくとも一端に気密に結合(Air tightly coupled)してよい。これにより、前記第1パッキング部材23は、前記第1キャップ3が前記中空糸膜211のみと流体連通できるようにする。したがって、前記第1パッキング部材23は、前記燃料電池スタックに供給される気体と前記ミッドケース22の内部に供給された湿潤気体とが直接混合されることを防止することができる。前記第1パッキング部材23は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間に挿入されてよい。この場合、前記カートリッジ21は、前記第1パッキング部材23に形成された第1通過孔23aに挿入されてよい。前記第1パッキング部材23は、前記ミッドケース22の内壁、前記カートリッジ21の外壁、及び前記第1ポッティング部212にそれぞれ接触してよい。このような接触により、前記第1パッキング部材23は、前記加湿モジュール2の一端に気密に結合し得る。この場合、前記第1パッキング部材23は、前記ミッドケース22の内壁一部、前記カートリッジ21の外壁一部、及び前記第1ポッティング部212の一部にそれぞれ接触してよい。
本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第1パッキング部材23を複数個含むことができる。前記第1パッキング部材ら23,23’はそれぞれ、前記加湿モジュール2の両端に気密に結合してよい。この場合、前記第1パッキング部材23,23’は、前記カートリッジ21の両側に配置されてよい。前記第1パッキング部材23’は、前記ミッドケース22の内壁、前記カートリッジ21の外壁、及び前記第2ポッティング部213にそれぞれに接触することにより、前記加湿モジュール2の他端に気密に結合し得る。この場合、前記第1パッキング部材23’は、前記ミッドケース22の内壁一部、前記カートリッジ21の外壁一部、及び前記第2ポッティング部213の一部にそれぞれ接触してよい。前記第1パッキング部材23,23’は位置のみ互いに異なるだけで、互いに同一の構造で具現されるので、前記加湿モジュール2の一端に配置された第1パッキング部材23を基準にして説明する。この説明から、前記加湿モジュール2の他端に配置された第1パッキング部材23’を導出することは、本発明の属する技術の分野における当業者に自明な事項である。
前記第1パッキング部材23は、第1軟質部材231、及び第1硬質部材232を含むことができる。
前記第1軟質部材231は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22にそれぞれに接触しているものである。前記第1軟質部材231は、弾性変形(Elastic Deformation)可能な材質で形成されてよい。例えば、前記第1軟質部材231は、ゴム類で形成されてよい。前記第1軟質部材231は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間を密閉するようにリング状に形成されてよい。
前記第1軟質部材231は、第1挿入溝231a(図6)を含むことができる。前記第1挿入溝231aには前記第1硬質部材232が挿入されてよい。前記第1挿入溝231aは、前記第1キャップ3側に向く前記第1軟質部材231の面に形成されてよい。前記第1挿入溝231aはリング状に形成されてよい。
前記第1硬質部材232は、前記第1軟質部材231に結合しているものである。前記第1硬質部材232は、前記第1挿入溝231aに挿入されてよい。前記第1硬質部材232が前記第1挿入溝231aに挿入された状態で、図7に示すように、前記第1硬質部材232は前記カートリッジ21と前記ミッドケース22が互いに離隔している離隔方向(X軸方向)に拡張されるように変形されることにより、前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21に密着させることができる。これにより、前記第1硬質部材232は、前記第1軟質部材231と前記カートリッジ21間の密閉力を強化させることができる。この場合、前記第1硬質部材232と前記カートリッジ21との間に位置している第1軟質部材231の部分は、前記第1硬質部材232によって弾性変形して圧縮されてよい。前記第1硬質部材232が前記離隔方向(X軸方向)に拡張されると、前記第1硬質部材232と前記ミッドケース22との間に位置している第1軟質部材231の部分も弾性変形して圧縮され、前記ミッドケース22に密着し得る。前記第1硬質部材232は、前記第1挿入溝231aに対応するリング状に形成されてよい。
前記第1硬質部材232は、前記離隔方向(X軸方向)に拡張されるように塑性変形(Plastic Deformation)してよい。これにより、前記第1硬質部材232は、前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21に密着させた状態で保持され得る。また、前記第1硬質部材232は、前記第1軟質部材231を前記ミッドケース22に密着させた状態で保持され得る。したがって、前記第1パッキング部材23は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間を密閉させた状態で堅固に保持され得る。前記第1硬質部材232は、塑性変形可能な材質で形成されてよい。例えば、前記第1硬質部材232は、金属、プラスチックなどで形成されてよい。
前記第1硬質部材232は、第1外壁部材2321、第1連結部材2322、及び第1加圧部材2323を含むことができる。
前記第1外壁部材2321は、前記ミッドケース22側に向くように配置されたものである。前記第1硬質部材232が前記離隔方向(X軸方向)に拡張される場合、前記第1外壁部材2321は前記ミッドケース22側に変形されてよい。これにより、前記第1外壁部材2321は、前記第1硬質部材232と前記ミッドケース22との間に位置している第1軟質部材231の部分を前記ミッドケース22に密着させることができる。
前記第1連結部材2322は、前記第1外壁部材2321と前記第1加圧部材2323とを連結するものである。前記第1連結部材2322、前記第1外壁部材2321、及び前記第1加圧部材2323は、一体に形成されてもよい。
前記第1加圧部材2323は、前記カートリッジ21側に向くように配置されたものである。前記第1硬質部材232が前記離隔方向(X軸方向)に拡張される場合、前記第1加圧部材2323は前記カートリッジ21側に変形されてよい。これにより、前記第1加圧部材2323は、前記第1硬質部材232と前記カートリッジ21との間に位置している第1軟質部材231の部分を加圧し、前記カートリッジ21に密着させることができる。
前記第1加圧部材2323と前記第1外壁部材2321との間には第1拡張溝232aが配置されてよい。前記第1軟質部材231が前記ミッドケース22と前記カートリッジ21との間に挿入されるとともに、前記第1硬質部材232が前記第1挿入溝231aに挿入された状態で、前記第1拡張溝232aには拡張器具(図示せず)が挿入されてよい。前記拡張器具が前記第1拡張溝232aに挿入されることにより、前記第1加圧部材2323は前記カートリッジ21側に変形され、前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21側に加圧されてよい。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第1硬質部材232が拡張されていない状態で前記第1パッキング部材23を設置できるので、前記第1パッキング部材23に対する設置作業の容易性を向上させることができる。また、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第1パッキング部材23を設置した後に、前記拡張器具を用いて前記第1硬質部材232を容易に拡張させることにより、前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21側に密着させ、密閉力を強化させる作業の容易性を向上させることができる。前記拡張器具は、前記第1拡張溝232aに挿入されることにより、前記第1硬質部材232を前記離隔方向(X軸方向)に拡張させることができるツールであってよい。前記拡張器具において前記第1拡張溝232aに挿入される部分は、前記第1拡張溝232aに挿入される方向に行くほど大きさが減少する形態で形成されてよい。前記拡張器具は、前記第1拡張溝232aに挿入されながら前記第1外壁部材2321を前記ミッドケース22側に変形させるものであってもよい。
前記第1加圧部材2323は、前記第1外壁部材2321に比べてより大きい厚さで形成されてよい。これにより、前記第1加圧部材2323は、前記カートリッジ21側に塑性変形され、前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21に密着させた状態でより堅固に保持され得る。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第1パッキング部材23と前記カートリッジ21間の密閉力をより強化させるように具現される。
ここで、前記第1硬質部材232を変形させるために前記拡張器具が前記第1拡張溝232aに挿入される過程で、前記第1パッキング部材23が前記ミッドケース22と前記カートリッジ21との間に過度に深く挿入される可能性がある。これを防止するために、前記第1軟質部材231は、前記ミッドケース22に係止方式で結合してよい。このような前記第1軟質部材231の構造を具体的に説明すると、次の通りである。
前記第1軟質部材231は、第1軟質本体2311、延長部材2312、係合溝2313、及び係止部材2314を含むことができる。
前記第1軟質本体2311は、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間に配置される部分である。前記第1軟質本体2311には前記第1挿入溝231aが形成されてよい。前記第1硬質部材232が前記離隔方向(X軸方向)に拡張される際に、前記第1加圧部材2323は、前記第1硬質部材232と前記カートリッジ21との間に位置している第1軟質本体2311の部分を加圧し得る。前記第1外壁部材2321は、前記第1硬質部材232と前記ミッドケース22との間に位置している第1軟質本体2311の部分を加圧し得る。
前記延長部材2312は、前記第1軟質本体2311から前記ミッドケース22側に延長されているものである。前記延長部材2312は、前記ミッドケース22に支持されてよい。前記延長部材2312は、前記係止部材2314と前記第1軟質本体2311とを連結することができる。前記延長部材2312、前記係止部材2314、及び前記第1軟質本体2311は一体に形成されてもよい。
前記係合溝2313は、前記延長部材2312に形成されているものである。前記係合溝2313は、前記第1軟質本体2311と前記係止部材2314との間に配置されてよい。前記係合溝2313には前記ミッドケース22が挿入されてよい。
前記係止部材2314は、前記延長部材2312に結合しているものである。前記係止部材2314は、前記係合溝2313に挿入されたミッドケース22の外側に配置されてよい。この場合、前記係止部材2314と前記第1軟質本体2311との間に前記ミッドケース22が配置されてよい。
このように、前記第1軟質部材231が前記ミッドケース22に係合方式で結合するので、前記第1硬質部材232を変形させる過程で前記第1パッキング部材23が前記ミッドケース22と前記カートリッジ21との間に挿入される深さが制限され得る。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第1硬質部材232の変形を用いて前記第1軟質部材231を前記カートリッジ21に密着させる作業の安定性を向上させることができる。
図8を参照すると、前記第1軟質部材231は第1支持部材2315を含むことができる。前記第1支持部材2315は、前記カートリッジ21の第1ポッティング部212側に突出しているものである。前記第1支持部材2315は、前記第1ポッティング部212に支持されてよい。これにより、前記第1硬質部材232を変形させる過程で前記第1支持部材2315は前記第1ポッティング部212に支持され、これにより、前記第1パッキング部材23が前記ミッドケース22と前記カートリッジ21との間に挿入される深さを制限することができる。
前記第1支持部材2315は、前記第1軟質本体2311から突出していてよい。前記第1支持部材2315は、前記第1ポッティング部212に結合している前記中空糸膜211の中空を塞がない長さで突出していてよい。前記第1支持部材2315及び前記第1軟質本体2311は一体に形成されてもよい。
図8を参照すると、前記第1軟質部材231は、第1補強部材2316を含むことができる。前記第1補強部材2316は、前記第1軟質本体2311の内部に配置されてよい。前記第1補強部材2316は、前記第1軟質本体2311に比べてより大きい剛性を有する材質で形成されてよい。例えば、前記第1補強部材2316は、金属、プラスチックなどで形成されてよい。前記第1補強部材2316は、インサート成形によって前記第1軟質本体2311の内部に配置されるように具現されてよい。
図2~図8を参照すると、前記第1キャップ3は、前記加湿モジュール2の一端に結合しているものである。前記第1キャップ3と前記カートリッジ21との間の空間は、前記第1パッキング部材23により、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間の空間に対して密閉されてよい。
前記第1キャップ3は、第1圧迫部材31を含むことができる。前記第1キャップ3が前記加湿モジュール2の一端に結合すると、前記第1圧迫部材31は前記延長部材2312を前記ミッドケース側に圧迫することができる。これにより、前記第1圧迫部材31は、前記第1パッキング部材23が前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間を密閉させた状態で保持されるための固定力をより強化させることができる。
図2~図4を参照すると、前記第2キャップ4は、前記加湿モジュール2の他端に結合しているものである。前記第2キャップ4と前記カートリッジ21との間の空間は、前記第1パッキング部材23’により、前記カートリッジ21と前記ミッドケース22との間の空間に対して密閉されてよい。前記第1パッキング部材23’は、詳述した前記第1パッキング部材23と略一致するので、それに関する具体的な説明は省略する。
図9~図13を参照すると、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記ミッドケース22に前記カートリッジ21が複数個結合するように具現されてもよい。この場合、前記ミッドケース22には、前記カートリッジ21,21’の間に配置された隔壁部材(図示せず)を含むことができる。前記カートリッジ21,21’は、前記隔壁部材を挟んで配置され、個別に着脱可能に前記ミッドケース22に結合してよい。一方、図11~図13に示すカートリッジ21,21’はそれぞれ、複数個の中空糸膜を含むものであるが、中空糸膜を省いて図示している。
前記ミッドケース22に前記カートリッジ21が複数個結合するように具現された場合、前記加湿モジュール2は第2パッキング部材24を含むことができる。
前記第2パッキング部材24は、前記カートリッジ21,21’の間に配置され、前記カートリッジ21,21’の間を密閉させるものである。前記第2パッキング部材24は、前記燃料電池スタックに供給される気体と、前記カートリッジ21,21’の間に供給された湿潤気体とが直接混合されることを防止することができる。本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第2パッキング部材24を複数個含むことができる。前記第2パッキング部材24,24’はそれぞれ、前記カートリッジ21,21’の両側に配置されてよい。前記第2パッキング部材24,24’は位置のみ異なるだけで、互いに同一の構造で具現されるので、前記カートリッジ21,21’の一側に配置された第2パッキング部材24を基準にして説明する。この説明から、前記カートリッジ21,21’の他側に配置された第2パッキング部材24’を導出することは、本発明の属する技術の分野における当業者に自明な事項である。
前記第2パッキング部材24は、第2軟質部材241、及び第2硬質部材242を含むことができる。
前記第2軟質部材241は、前記カートリッジ21,21’のそれぞれに接触しているものである。前記第2軟質部材241は、弾性変形可能な材質で形成されてよい。例えば、前記第2軟質部材241は、ゴム類で形成されてよい。前記第2軟質部材241は、第2挿入溝241a(図10)を含むことができる。前記第2挿入溝241aには前記第2硬質部材242が挿入されてよい。前記第2挿入溝241aは、前記第1キャップ3側に向く前記第2軟質部材241の面に形成されてよい。
前記第2硬質部材242は、前記第2軟質部材241に結合しているものである。前記第2硬質部材242は前記第2挿入溝241aに挿入されてよい。前記第2硬質部材242が前記第2挿入溝241aに挿入された状態で、図12に示すように、前記第2硬質部材242は、前記カートリッジ21,21’が互いに離隔している離隔方向(X軸方向)に拡張されるように変形されることにより、前記第2軟質部材241を前記カートリッジ21,21’に密着させることができる。これにより、前記第2硬質部材242は、前記第2軟質部材241と前記カートリッジ21,21’間の密閉力を強化させることができる。この場合、前記第2硬質部材242と前記カートリッジ21との間に位置している第2軟質部材241の部分は、前記第2硬質部材242によって弾性変形して圧縮されてよい。前記第2硬質部材242と前記カートリッジ21’との間に位置している第2軟質部材241の部分は、前記第2硬質部材242によって弾性変形して圧縮されてよい。
前記第2硬質部材242は、前記離隔方向(X軸方向)に拡張されるように塑性変形されてよい。これにより、前記第2硬質部材242は、前記第2軟質部材241を前記カートリッジ21,21’に密着させた状態で保持され得る。したがって、前記第2パッキング部材24は、前記カートリッジ21,21’の間を密閉させた状態で堅固に保持され得る。前記第2硬質部材242は、塑性変形が可能な材質で形成されてよい。例えば、前記第2硬質部材242は、金属、プラスチックなどで形成されてよい。
前記第2硬質部材242は、第2連結部材2421、及び複数の第2加圧部材2422,2422’を含むことができる。
前記第2連結部材2421は、前記第2加圧部材2422,2422’を連結するものである。前記第2連結部材2421及び前記第2加圧部材2422,2422’は一体に形成されてもよい。
前記第2加圧部材2422,2422’は、前記カートリッジ21,21’側に向くように配置されたものである。前記第2硬質部材242が前記離隔方向(X軸方向)に拡張される際に、前記第2加圧部材2422,2422’は前記カートリッジ21,21’側に変形されてよい。これにより、前記第2加圧部材2422,2422’は、前記カートリッジ21,21’の間に位置している第2軟質部材241の部分を加圧して前記カートリッジ21,21’に密着させることができる。
前記第2加圧部材2422,2422’の間には第2拡張溝242aが配置されてよい。前記第2軟質部材241が前記カートリッジ21,21’の間に挿入されるとともに前記第2硬質部材242が前記第2挿入溝241aに挿入された状態で、前記第2拡張溝242aには前記拡張器具が挿入されてよい。前記拡張器具が前記第2拡張溝242aに挿入されることにより、前記第2加圧部材2422,2422’は、前記カートリッジ21,21’側に変形され、前記第2軟質部材241を前記カートリッジ21,21’側に加圧することができる。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第2硬質部材242が拡張されていない状態で前記第2パッキング部材24を設置できるので、前記第2パッキング部材24に対する設置作業の容易性を向上させることができる。また、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第2パッキング部材24を設置した後に前記拡張器具を用いて前記第2硬質部材242を容易に拡張させることにより、前記第2軟質部材241を前記カートリッジ21,21’側に密着させて密閉力を強化させる作業の容易性を向上させることができる。
前記第2硬質部材242は、前記第1硬質部材232に比べてより大きい厚さで形成されてよい。前記第2硬質部材242の全体に対する平均厚さが、前記第1硬質部材232の全体に対する平均厚さに比べて厚くてよい。この場合、前記第2加圧部材2422,2422’のそれぞれは、前記第1外壁部材2321に比べてより大きい厚さで形成されてよい。前記第2加圧部材2422,2422’のそれぞれは、前記第1加圧部材2323と同じ厚さで形成されてよい。したがって、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記第2パッキング部材24と前記カートリッジ21,21’間の密閉力をより強化させるように具現される。
ここで、前記第2軟質部材241と前記第1軟質部材231は、一体に形成されてもよい。これにより、一度の挿入作業によって前記第2軟質部材241と前記第1軟質部材231を設置することができる。この場合、前記第2硬質部材242と前記第1硬質部材232は個別に製造されてよい。
図13を参照すると、前記第2硬質部材242を変形させるために前記拡張器具が前記第2拡張溝242aに挿入される過程で、前記第2パッキング部材24が前記カートリッジ21,21’の間に過度に深く挿入される可能性がある。これを防止するために、前記第2軟質部材241は、第2連結本体2411から突出している複数の第2支持部材2412,2412’を含むことができる。
前記第2軟質本体2411は、前記カートリッジ21,21’の間に配置される部分である。前記第2軟質本体2411には前記第2挿入溝241aが形成されてよい。
前記第2支持部材2412,2412’は、前記カートリッジ21,21’の第1ポッティング部212,212’側に突出しているものである。前記第2支持部材2412,2412’は、前記第1ポッティング部212,212’に支持されてよい。これにより、前記第2硬質部材242を変形させる過程で、前記第2支持部材2412,2412’は前記第1ポッティング部212,212’に支持され、前記第2パッキング部材24が前記カートリッジ21,21’の間に挿入される深さを制限することができる。
前記第2支持部材2412,2412’は、前記第2軟質本体2411の両側から突出していてよい。前記第2支持部材2412,2412’は、前記第1ポッティング部212,212’に結合している前記中空糸膜211(図8)の中空を塞がない長さで突出していてよい。前記第2支持部材2412,2412’及び前記第2軟質本体2411は一体に形成されてもよい。
図13を参照すると、前記第2軟質部材241は第2補強部材2413を含むことができる。前記第2補強部材2413は、前記第2軟質本体2411の内部に配置されてよい。前記第2補強部材2413は、前記第2軟質本体2411に比べてより大きい剛性を有する材質で形成されてよい。例えば、前記第2補強部材2413は、金属、プラスチックなどで形成されてよい。前記第2補強部材2413は、インサート成形によって前記第2軟質本体2411の内部に配置されるように具現されてよい。
図8~図13には、前記ミッドケース22に2個のカートリッジ21が結合しているとしているが、これに限定されず、図14に示すように、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記ミッドケース22に3個のカートリッジ21,21’,21”が結合するように具現されてもよい。この場合、前記加湿モジュール2の一側に2個の第2パッキング部材24が備えられるとともに、前記加湿モジュール2の他側に2個の第2パッキング部材24’が備えられてよい。図示してはいないが、本発明に係る燃料電池用加湿器1は、前記ミッドケース22に4個以上のカートリッジ21が結合するように具現されてもよい。この場合、前記ミッドケース22に結合しているカートリッジ21の個数が増加する分だけ、前記第2パッキング部材24の個数が増加してよい。
以上で説明した本発明は、前述した実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能であるということが、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明らかであろう。

Claims (12)

  1. 燃料電池スタックから排出された湿潤気体を用いて、外部から供給された乾燥気体を加湿するための加湿モジュール;及び
    前記加湿モジュールの一端に結合している第1キャップ;を含み、
    前記加湿モジュールは、ミッドケース;及び、前記ミッドケース内に配置され、複数の中空糸膜を収容する少なくとも一つのカートリッジ;を含み、
    燃料電池用加湿器は、前記第1キャップが前記中空糸膜のみと流体連通可能なように、機械的組立によって前記加湿モジュールの少なくとも一端に気密に結合する(Air tightly coupled)第1パッキング部材をさらに含み、
    前記第1パッキング部材は、前記カートリッジと前記ミッドケースにそれぞれ接触している第1軟質部材、及び前記第1軟質部材に結合している第1硬質部材を含み、
    前記第1軟質部材は、前記第1硬質部材が挿入されるための第1挿入溝を含み、
    前記第1硬質部材は、前記第1挿入溝に挿入された状態で、前記カートリッジと前記ミッドケースが互いに離隔している離隔方向に拡張されるように変形され、前記第1軟質部材を前記カートリッジに密着させることを特徴とする燃料電池用加湿器。
  2. 前記第1硬質部材は、前記離隔方向に拡張されるように塑性変形(Plastic Deformation)されて前記第1軟質部材を前記カートリッジに密着させた状態で保持されることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用加湿器。
  3. 前記第1硬質部材は、
    前記カートリッジ側に向くように配置された第1加圧部材、
    前記ミッドケース側に向くように配置された第1外壁部材、
    前記第1加圧部材と前記第1外壁部材とを連結する第1連結部材、及び
    前記第1加圧部材と前記第1外壁部材との間に配置された第1拡張溝を含むことを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用加湿器。
  4. 前記第1加圧部材は、前記第1拡張溝に拡張器具が挿入されることによって前記カートリッジ側に変形され、前記第1軟質部材を前記カートリッジ側に加圧することを特徴とする、請求項3に記載の燃料電池用加湿器。
  5. 前記第1加圧部材は、前記第1外壁部材に比べてより大きい厚さで形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の燃料電池用加湿器。
  6. 前記カートリッジは、前記中空糸膜の一側を固定させる第1ポッティング部を含み、
    前記第1軟質部材は、前記第1ポッティング部側に突出していて前記第1ポッティング部に支持される第1支持部材を含むことを特徴とする、請求項3に記載の燃料電池用加湿器。
  7. 前記第1軟質部材は、
    前記ミッドケースと前記カートリッジとの間に配置された第1軟質本体、
    前記第1軟質本体から前記ミッドケース側に延長されている延長部材、
    前記延長部材に形成されている係合溝、及び
    前記係合溝に挿入されたミッドケースの外側に配置される係止部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用加湿器。
  8. 前記第1キャップは、前記延長部材を前記ミッドケース側に圧迫する第1圧迫部材を含むことを特徴とする、請求項7に記載の燃料電池用加湿器。
  9. 前記ミッドケースには前記カートリッジが複数個結合しており、
    前記加湿モジュールは、前記カートリッジの間に配置されて前記カートリッジの間を密閉させる第2パッキング部材を含み、
    前記第2パッキング部材は、前記カートリッジのそれぞれに接触している第2軟質部材、及び前記第2軟質部材に結合している第2硬質部材を含み、
    前記第2軟質部材は、前記第2硬質部材が挿入されるための第2挿入溝を含み、
    前記第2硬質部材は、前記第2挿入溝に挿入された状態で、前記カートリッジが互いに離隔している離隔方向に拡張されるように変形され、前記第2軟質部材を前記カートリッジに密着させることを特徴とする、請求項3に記載の燃料電池用加湿器。
  10. 前記第2軟質部材と前記第1軟質部材は一体に形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の燃料電池用加湿器。
  11. 前記第2硬質部材は、前記第1硬質部材に比べてより大きい厚さで形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の燃料電池用加湿器。
  12. 前記カートリッジは、前記中空糸膜を固定させる第1ポッティング部を含み、
    前記第1パッキング部材は、前記ミッドケースの内壁、前記カートリッジの外壁、及び前記第1ポッティング部にそれぞれ接触することを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池用加湿器。
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