JP7282133B2 - ブラウザの表示検証方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体 - Google Patents

Description

本願は、画像処理の分野に関し、具体的にはクラウドコンピューティングの分野に関するが、これに限定されなく、特にブラウザの表示検証方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体に関する。

Ｗｅｂ地図は、地理情報のインタラクティブな表示であり、Ｗｅｂ地図は通常、Ｗｅｂ地図エンジンによりＷｅｂＧＬ（Ｗｅｂ Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｌｉｂｒａｒｙ、ウェブグラフィックスライブラリ）３次元レンダリング技術で描画され得るが、描画が完了してブラウザに表示されるＷｅｂ地図は、その正確さが検証できない。

従来技術では、通常、正確さＷｅｂ地図エンジンに対してインタフェースレベルの自動化テストを採用してインタフェースパラメータの正確さを検証する。しかしながら、ユーザがアクセスするブラウザ、システム、グラフィックカード及びグラフィックカードドライバが異なるため、インタフェーステストだけでは、描画が完了してブラウザに表示されるＷｅｂ地図の正確さを検証することができない。

本願の実施例は、ブラウザの表示検証方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。

第１の態様において、本願の実施例は、ブラウザの表示検証方法を開示し、当該方法は、
ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するステップであって、前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行うステップと、
前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップと、
前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うステップと、を含む。

第２の態様において、本願の実施例は、ブラウザの表示検証方法を開示し、当該方法は、
ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出するステップと、
はいの場合、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップと、を含む。

第３の態様において、本願の実施例は、ブラウザの表示検証装置を開示し、当該装置は、
ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するための画像描画データ送信モジュールであって、
前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行う画像描画データ送信モジュールと、
前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するためのブラウザ描画画像取得モジュールと、
前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うための表示検証モジュールと、を含む。

第４の態様において、本願の実施例は、ブラウザの表示検証装置を開示し、当該装置は、
ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出するための描画完了検出モジュールと、
はいの場合、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するためのブラウザ描画画像送信モジュールと、を含む。

第５の態様において、本願の実施例は、電子機器を開示し、少なくとも１つのプロセッサと、少なくとも１つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を含み、メモリには、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、命令は、少なくとも１つのプロセッサが本願の実施例のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行できるように、少なくとも１つのプロセッサによって実行される。

第６の態様において、本願の実施例は、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を開示し、コンピュータ命令は、コンピュータに本願の実施例のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行させる。
第７の態様において、本願の実施例は、コンピュータプログラムを開示し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに本願の実施例のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行させる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザによって表示された地図の正確さの検証を実現し、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

なお、この部分に記載された内容は、本開示の実施例の肝心又は重要な特徴を識別することを意図したものではなく、本開示の範囲を限定することを意図したものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解される。
図面は、本技術案をより良く理解するために使用され、本願を制限するものではない。

本願の実施例１にて提供されるブラウザの表示検証方法のフローチャートである。 本願の実施例２にて提供される別のブラウザの表示検証方法のフローチャートである。 本願の実施例３にて提供される別のブラウザの表示検証方法のフローチャートである。 本願の実施例４にて提供される別のブラウザの表示検証方法のフローチャートである。 本願の実施例５にて提供されるブラウザの表示検証装置の概略構造図である。 本願の実施例６にて提供される別のブラウザの表示検証装置の概略構造図である。 本願の実施例７にて提供されるコンピュータ機器の概略構造図である。

以下、図面をと組み合わせて本願の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするために、その中には本願の実施例の様々な詳細が含まれており、それらは単に例示的なものとみなされるべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に説明される実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができることを認識すべきである。同様に、わかりやすくかつ簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構成についての説明を省略する。

実施例１
図１は、本願の実施例１にて提供されるブラウザの表示検証方法のフローチャートであり、本願の実施例の技術的解決手段は、ブラウザによってローカル描画された地図画像の正確さを検証する場合に適用することができる。当該方法は、ブラウザの表示検証装置によって実現されてもよく、当該装置は、ソフトウェア及び／又はハードウェアによって実現されてもよく、ブラウザとともに使用するためにサーバに一般に統合される。

図１に示すように、本願の実施例に係る技術的解決手段は、具体的には、以下のステップＳ１１０～Ｓ１３０を含む。

Ｓ１１０において、ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供する。

ここで、前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行う。

ブラウザ要求ページは、ユーザがウェブサイトを入力した後にユーザに表示されるページであり、選択可能に、ブラウザ要求ページは、地図表示ページ、すなわち含まれる表示画像が地図画像であるページであってもよい。それに応じて、画像描画データは、地図画像描画データであってもよい。

ブラウザが画像描画データを受信した後、ローカルな画像レンダリングサービスを呼び出して、画像描画データに基づいて表示画像を描画する。ブラウザが画像描画データに基づいて表示画像に対してローカル描画を行った後、表示画像の正確さ、すなわちブラウザが正常に表示するか否かが確保されていないため、本願の実施例は、ブラウザに対して表示検証を行う。

Ｓ１２０において、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得する。

ここで、ブラウザ描画画像は、サーバによって描画された、画像描画データにマッチングする標準描画画像と照合することにより、ブラウザのローカルな画像レンダリングサービスが正常であるか否か、すなわちブラウザに表示異常があるか否かを判断するために用いられる。ブラウザ描画画像は、画像描画データに基づいてブラウザによってローカル描画された完全な表示画像であってもよいし、表示画像に基づいてランダムな位置をキャプチャして得られた画像であってもよいし、表示画像に基づいて固定位置をキャプチャして得られた画像であってもよい。

ここで、当該ブラウザ描画画像は、ブラウザが表示画像の描画を完了した後、ブラウザによって積極的にサーバに報知されるものであってもよいし、サーバがブラウザから送信された描画完了コマンドを受信した後、サーバによってブラウザに要求して取得されるものであってもよいし、ブラウザ要求ページに内蔵されたコードが、ブラウザが表示画像の描画を完了したことを検出した後、システムに付属のキャンバス画像インタフェースを呼び出すことにより、コードによって直接描画キャンバスから取得されてサーバに提供されるものであってもよいし、ブラウザを介してサーバに提供されるものであってもよいなど、本実施例は、これを限定しない。

Ｓ１３０において、前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行う。

本願の実施例では、ブラウザ描画画像と基準描画画像は、それぞれブラウザによってローカル描画された及びサーバによって描画された、同じ表示内容に対応する画像であるため、ブラウザ描画画像が基準描画画像と大きく異なる場合に、ブラウザに表示異常があると判定することができる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザに画像描画データを提供することで、ブラウザが画像描画データに基づいてローカル描画を行ってブラウザ要求ページ内の表示画像を取得し、ブラウザによって描画して取得されたブラウザ描画画像を取得し、ブラウザ描画画像を標準描画画像と照合することにより、ブラウザに対して表示検証を行う。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できないという問題を解決し、ブラウザによって描画して表示される地図の正確さの検証を実現して、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

選択可能に、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップは、前記ブラウザが前記ブラウザ要求ページを実行している時に、前記ブラウザによってトリガーして送信された前記ブラウザ描画画像を受信するステップを含み得て、
ここで、ブラウザ要求ページが、ブラウザが前記画像描画データのローカル描画を完了したことを検出した後、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出して、前記ブラウザ描画画像を取得して送信するようにブラウザを制御する。

ブラウザ要求ページには、ブラウザがブラウザ要求ページをロードする場合に実行される実行可能なプログラムコードの一部が含まれる。プログラムコードは、実行中にブラウザが画像描画データのローカル描画を完了したか否かを検出し、表示画像の描画が完了した場合に、表示画像に基づいてブラウザ描画画像を取得し、ブラウザ描画画像をサーバに送信するようにブラウザを制御する。

キャンバス画像インタフェースは、画像のクロッピングを行い、スクリーンショット領域の位置情報に基づいて対応するスクリーンショットを取得するために使用され、キャンバス画像インタフェースを使用して表示画像をキャプチャして、ブラウザ描画画像を取得することができる。

さらに、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップは、前記地図画像描画データにマッチングするブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルを取得するステップを含み得て、前記ブラウザ描画画像及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うステップの前に、ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルに基づいて、地図描画データを取得するステップと、前記地図描画データに基づいてサーバ描画を行って、標準描画画像を取得するステップと、をさらに含み得る。

ここで、地図座標範囲は、ブラウザ描画画像に対応する地理情報であり、地図レベルは、ブラウザ描画画像の階層であり、ブラウザ描画画像の縮尺、すなわち、図上距離が実際の距離より縮小する度合いを反映する。地図描画データは、ブラウザ描画画像のサイズ、ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルなどを含み得て、地図描画データは、サーバがブラウザ描画画像に対応する地理的位置、サイズ、階層が同じの標準描画画像を描画するようにする。標準描画画像は、サーバによって基本的なレンダリングサービスを呼び出して、地図描画データに基づいて描画して得られた画像である。

本願の実施例では、ブラウザは、ブラウザ描画画像をサーバにフィードバックするとともに、ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルを一緒にサーバにフィードバックする。サーバは、ブラウザ描画画像、地図座標範囲及び地図レベルに基づいて、地図描画データを構成することで、地図描画データに基づいてサーバ描画を行って、標準描画画像を取得し、ブラウザ描画画像と照合して、ブラウザに表示異常があるか否かを判断する。

実施例２
図２は、本願の実施例２における別のブラウザの表示検証方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例に基づいて、ブラウザ描画画像を取得するプロセス、及びブラウザ描画画像と標準描画画像とに基づいてブラウザの表示検証を行うプロセスをさらに具体化し、ブラウザ要求ページをブラウザにフィードバックするステップ、及びブラウザに表示異常がある場合の処理プロセスを追加する。

それに応じて、図２に示すように、本願の実施例に係る技術的解決手段は、具体的には、以下のステップＳ２１０～Ｓ２１３０を含む。

Ｓ２１０において、ブラウザのページ取得要求を受信したか否かを判断し、はいの場合、Ｓ２２０を実行し、いいえの場合、Ｓ２１０を実行する。ブラウザは、ユーザによって入力されたウェブサイトを取得してからブラウザ要求ページを表示するまでのプロセスで、まず、ページ取得要求をサーバに送信する必要がある。サーバは、ブラウザのページ取得要求を受信した後、ブラウザがブラウザ要求ページをロードするように、ブラウザ要求ページをブラウザにフィードバックする。

選択可能に、ブラウザ要求ページに実行可能なプログラムコードの一部を追加でき、この実行可能なプログラムコードは、ブラウザがブラウザ要求ページをロードした時に実行を開始し、ブラウザ内で画像描画データ取得要求を送信し、ブラウザが画像描画データに基づいてローカル描画を行うプロセスで、ブラウザの画像のローカル描画状態を検出し、表示画像のローカル描画が完了したことを検出した時に、表示画像に基づいてブラウザ描画画像をキャプチャし、ブラウザ描画画像をサーバに送信するようにブラウザを制御するという機能を発揮する。

Ｓ２２０において、前記ページ取得要求にマッチングするブラウザ要求ページを前記ブラウザにフィードバックする。

Ｓ２３０において、ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供する。

ブラウザがブラウザ要求ページを取得した後、ブラウザ要求ページの実行中に画像描画データ取得要求をサーバに送信し、サーバがブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザにフィードバックする。

前記ブラウザ要求ページは地図表示ページであり、前記画像描画データは地図画像描画データである。

Ｓ２４０において、前記地図画像描画データにマッチングするブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルを取得する。

Ｓ２５０において、ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルに基づいて、地図描画データを取得する。

Ｓ２６０において、前記地図描画データに基づいてサーバ描画を行って、標準描画画像を取得する。

Ｓ２７０において、前記ブラウザ描画画像と、前記画像描画データにマッチングする標準描画画像との間の画像類似度を計算する。

本願の実施例では、画像類似度を計算することにより、ブラウザ描画画像と標準描画画像との照合を行い、画像類似度が閾値よりも大きい場合は、ブラウザ描画画像と標準描画画像とが大差がなく、ブラウザのローカルレンダリングサービスが正常に動作し、ブラウザの表示が正常であることを示す。しかしながら、画像類似度が閾値以下である場合は、ブラウザ描画画像と標準描画画像とが大きく異なり、ブラウザに表示異常があることを示す。

Ｓ２８０において、前記画像類似度が予め設定された閾値以下であるか否かを判断し、はいの場合、Ｓ２９０を実行し、いいえの場合、Ｓ２１０を実行する。

Ｓ２９０において、前記ブラウザに表示異常があると決定する。

Ｓ２１００において、前記ブラウザから送信された新規ページ取得要求を受信したか否かを判断し、はいの場合、Ｓ２１１０を実行し、いいえの場合、Ｓ２１００に戻る。

新規ページ取得要求は、ブラウザに表示異常があることが確認された後に、ブラウザによってサーバに送信された新規のページ取得要求である。

本願の実施例では、ブラウザに表示異常があることが確認された場合、ブラウザによりローカル画像レンダリングサービスを呼び出してローカル描画を継続することは適合せず、新規のブラウザ要求ページにおける表示画像に対してサーバ描画を行うことができる。このため、新規ページ取得要求をリアルタイムで検出する必要がある。

Ｓ２１１０において、前記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得する。

ターゲット要求ページは、新規ページ取得要求にマッチングするページであり、ブラウザがターゲット要求ページをロードする時に、ブラウザに表示異常があると決定したため、画像描画データに基づいてローカル描画を継続すると、誤った描画結果が得られるため、サーバによりターゲット要求ページに含まれる表示画像を描画して得る必要がある。

Ｓ２１２０において、前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得する。

Ｓ２１３０において、前記ターゲット描画画像を前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供する。Ｓ２１００を実行する。

本願の実施例では、ブラウザに表示異常があることが確認されたため、ブラウザによりローカル画像レンダリングサービスを呼び出して、新規ページ取得要求に対応するターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を継続することは適合せず、サーバにより基本的なレンダリングサービスを呼び出してサーバ描画を行って、正しいターゲット描画画像を取得し、ターゲット描画画像をブラウザにフィードバックして、ターゲット要求ページに表示することにより、地図レンダリング結果の正確さを確保することができる。

なお、Ｓ２１００～Ｓ２１３０は、ブラウザに表示異常があることが確認された後の処理方式の１つに過ぎず、ブラウザにプロンプトウィンドウをポップアップ表示するなどの方式で、ユーザにブラウザのバージョンアップやグラフィックカードドライバのバージョンアップなどのプロンプトを行うことで、ユーザがブラウザの表示異常を早急に解決し、それにより、他の次元から、ブラウザの地図レンダリング結果の正確さを確保することができる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザ要求ページ及び画像描画データをブラウザに提供することにより、ブラウザがブラウザ要求ページを実行している時に、画像描画データに基づいて生成されて送信されたブラウザ描画画像を受信し、ブラウザ描画画像にマッチングする地図描画データに基づいてサーバ描画を行って標準描画画像を生成し、ブラウザ描画画像と標準描画画像との類似度が閾値以下である場合、その後に受信された新規ページ取得要求のいずれに対しても、サーバにより新規要求ページに対応する画像描画データに基づいてサーバ描画を行い、サーバにより描画して得られたターゲット描画画像を直接ブラウザにフィードバックして表示する。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できないという問題を解決し、ブラウザによって描画して表示される地図の正確さの検証を実現し、ブラウザに表示異常がある場合に、直接サーバにより地図レンダリングを行うことで、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

実施例３
図３は、本願の実施例３にて提供される別のブラウザの表示検証方法のフローチャートであり、本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザによってローカル描画されたブラウザ描画画像をサーバに提供して正確さの検証を行う場合に適用することができる。当該方法は、ブラウザの表示検証装置によって実現されてもよく、当該装置は、ソフトウェア及び／又はハードウェアによって実現されてもよく、ブラウザとともに使用するためにサーバに一般に統合される。

Ｓ３１０において、ブラウザがサーバにより提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かを判断し、はいの場合、Ｓ３２０を実行し、いいえの場合、Ｓ３１０に戻る。

ここで、前記画像描画データは、地図画像描画データであってもよい。

本願の実施例では、当該方法は、サーバからブラウザに送信されたブラウザ要求ページに含まれる実行可能なプログラムコードの一部によって実行できる。プログラムコードの実行中に、ブラウザが画像描画データのローカル描画を完了したことを検出すると、ローカル描画された表示画像をキャプチャしてブラウザ描画画像を取得し、ブラウザ描画画像をサーバに送信するようにブラウザを制御する。

Ｓ３２０において、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御する。

選択可能に、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップは、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出し、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するように前記ブラウザを制御するステップと、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップと、を含み得る。

本願の実施例では、キャンバス画像インタフェースを介して、表示画像をキャプチャして、ブラウザ描画画像を取得することができる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザがサーバから送信された画像描画データに基づいて画像に対してローカル描画を行う状態をリアルタイムで検出することにより、ローカル描画が完了した後、ブラウザ描画画像をサーバに提供して、ブラウザ描画画像の正確さの検証を行う。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できないという問題を解決し、ブラウザ描画画像をサーバに提供することにより、サーバがブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証する効果を実現し、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

実施例４
図４は、本願の実施例４にて提供される別のブラウザの表示検証方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例に基づいて、画像描画データに基づいてブラウザ描画画像を取得するプロセス、及びブラウザ描画画像をサーバに送信するプロセスをさらに具体化する。

それに応じて、図４に示すように、本願の実施例に係る技術的解決手段は、具体的には、以下のステップＳ４１０～Ｓ４３０を含む。

Ｓ４１０において、ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出し、はいの場合、Ｓ４２０を実行し、いいえの場合、Ｓ４１０に戻る。

Ｓ４２０において、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出し、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するように前記ブラウザを制御する。

それに応じて、Ｓ４２０は、Ｓ４２１～Ｓ４２３を含み得る。

Ｓ４２１において、前記ブラウザによってローカル描画された表示画像において、局所的なスクリーンショット領域を選択する。

局所的なスクリーンショット領域をランダムに選択してもよいし、局所的なスクリーンショット領域のキャンバス位置情報を予め設定してもよく、本実施例は、これを限定しない。

Ｓ４２２において、前記ブラウザ内で前記局所的なスクリーンショット領域のキャンバス位置情報を前記キャンバス画像インタフェースに提供する。

キャンバス位置情報は、表示画像における局所的なスクリーンショット領域の位置座標範囲であり、キャンバス画像インタフェースは、局所的なスクリーンショット領域のキャンバス位置情報に基づいて、表示画像に対して画像キャプチャし、取得された局所的なスクリーンショット結果がブラウザ描画画像である。

Ｓ４２３において、前記キャンバス画像インタフェースからフィードバックされた局所的なスクリーンショット結果を、ブラウザ描画画像として取得するように前記ブラウザを制御する。

Ｓ４３０において、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御する。

それに応じて、Ｓ４３０は、Ｓ４３１～Ｓ４３３を含み得る。

Ｓ４３１において、前記表示画像にマッチングする地図座標範囲、及び前記表示画像における前記ブラウザ描画画像の位置に基づいて、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲を決定する。

ブラウザ描画画像は、表示画像に基づいてキャプチャされたものであるので、表示画像の地図座標範囲、及び表示画像におけるブラウザ描画画像の位置に基づいて、ブラウザ描画画像の地図座標範囲を決定することができる。

Ｓ４３２において、前記ブラウザの表示構成情報に基づいて地図レベルを取得する。

地図レベルは、表示画像の基本構成情報であり、画面の画素点と実際の距離との間のサイズ対応関係と理解されてもよく、ブラウザの表示構成情報から取得できる。

Ｓ４３３において、前記ブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び前記地図レベルを前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御する。

ブラウザがブラウザ描画画像、地図座標範囲及び地図レベルをサーバに送信して、サーバが上記のデータに基づいてサーバ描画を行って標準描画画像を取得することにより、標準描画画像とブラウザ描画画像との照合に基づいて、ブラウザに対して表示検証を行う。

本願の実施例では、ブラウザが表示画像を含むブラウザ要求ページをサーバに要求した後、サーバは、まずブラウザ要求ページをブラウザに返信し、ブラウザ要求ページには実行可能なプログラムコードの一部が含まれ、ブラウザがブラウザ要求ページをロードする場合、実行可能なプログラムコードが実行される。実行可能なプログラムコードが実行されるプロセスで、ブラウザが画像描画データ取得要求をサーバに送信し、サーバがブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供する。ブラウザは、画像描画データを受信する時に、画像描画データに基づいてローカル描画を行って、表示画像を生成する。実行可能なプログラムコードがブラウザによる表示画像の生成を検出した場合、キャンバス画像インタフェースを介してブラウザ描画画像をスクリーンショットして取得し、ブラウザ描画画像及び地図描画データをサーバにフィードバックするようにブラウザを制御し、サーバが地図描画データに基づいてサーバ描画を行って標準描画画像を生成し、ブラウザ描画画像と標準描画画像とを照合してブラウザに表示異常があるか否かを判断する。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザがサーバから送信された画像描画データに基づいて画像に対してローカル描画を行う状態をリアルタイムで検出し、ローカル描画が完了した後、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースを呼び出してブラウザ描画画像をスクリーンショットして取得し、ブラウザ描画画像の地図座標範囲及び地図レベルを取得し、ブラウザ描画画像、地図座標範囲及び地図レベルをサーバに提供することにより、ブラウザ描画画像の正確さの検証を行う。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できないという問題を解決し、ブラウザ描画画像をサーバに提供することにより、サーバがブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証する効果を実現し、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

実施例５
図５は、本願の実施例５におけるブラウザの表示検証装置の概略構造図であり、当該装置は、ソフトウェア及び／又はハードウェアによって実現されてもよく、ブラウザとともに使用するためにサーバに一般に統合される。当該装置５００は、画像描画データ送信モジュール５１０と、ブラウザ描画画像取得モジュール５２０と、表示検証モジュール５３０と、を含み、ここで、
画像描画データ送信モジュール５１０は、ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するために用いられ、
ここで、前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行い、
ブラウザ描画画像取得モジュール５２０は、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するために用いられ、
表示検証モジュール５３０は、前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うために用いられる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザに画像描画データを提供することで、ブラウザが画像描画データに基づいてローカル描画を行ってブラウザ要求ページにおける表示画像を取得し、ブラウザによって描画して得られたブラウザ描画画像を取得し、ブラウザ描画画像を標準描画画像と照合することにより、ブラウザに対して表示検証を行う。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できないという問題を解決し、ブラウザによって描画して表示される地図の正確さの検証を実現して、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

上記実施例に基づいて、前記装置５００は、
ブラウザのページ取得要求に応答して、前記ページ取得要求にマッチングするブラウザ要求ページを前記ブラウザにフィードバックするためのブラウザ要求ページフィードバックモジュールをさらに含み、
前記ブラウザ描画画像取得モジュール５２０は、
前記ブラウザが前記ブラウザ要求ページを実行している時に、前記ブラウザによってトリガーして送信された前記ブラウザ描画画像を受信するためのブラウザ描画画像受信ユニットを含み、
ここで、ブラウザ要求ページが、ブラウザが前記画像描画データのローカル描画を完了したことを検出した後、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出して、前記ブラウザ描画画像を取得して送信するようにブラウザを制御する。

上記実施例に基づいて、前記表示検証モジュール５３０は、
前記ブラウザ描画画像と前記画像描画データにマッチングする標準描画画像との間の画像類似度を計算するための画像類似度計算ユニットと、
前記画像類似度が予め設定された閾値以下である場合、前記ブラウザに表示異常があると決定するための表示異常決定ユニットと、を含む。

上記実施例に基づいて、前記装置５００は、
前記ブラウザに表示異常があると決定された場合、前記ブラウザから送信された新規ページ取得要求を受信する時に、前記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得するためのターゲット要求ページ取得モジュールと、
前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得するためのターゲット描画画像取得モジュールと、
前記ターゲット描画画像を、前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供するためのフィードバック結果送信モジュールと、をさらに含む。

上記実施例に基づいて、前記ブラウザ要求ページは、地図表示ページであり、前記画像描画データは、地図画像描画データである。

上記実施例に基づいて、前記ブラウザ描画画像取得モジュール５２０は、
前記地図画像描画データにマッチングするブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルを取得するためのデータ取得ユニットを含み、
前記装置は、
ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルに基づいて、地図描画データを取得するための地図描画データ取得モジュールと、
前記地図描画データに基づいてサーバ描画を行って、標準描画画像を取得するための標準描画画像取得モジュールと、をさらに含む。

本願の実施例にて提供されるブラウザの表示検証装置は、本願の任意の実施例にて提供されるブラウザの表示検証方法を実行することができ、方法を実行することに対応する機能モジュールと有益な効果を備える。

実施例６
図６は、本願の実施例６にて提供される別のブラウザの表示検証装置の概略構造図であり、当該装置は、ソフトウェア及び／又はハードウェアによって実現されてもよく、ブラウザとともに使用するためにサーバに一般に統合される。当該装置６００は、描画完了検出モジュール６１０と、ブラウザ描画画像送信モジュール６２０とを含み、ここで、
描画完了検出モジュール６１０は、ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出するために用いられ、
ブラウザ描画画像送信モジュール６２０は、はいの場合、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得して前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するために用いられる。

本願の実施例に係る技術的解決手段は、ブラウザがサーバから送信された画像描画データに基づいて画像に対してローカル描画を行う状態をリアルタイムで検出し、ローカル描画が完了した後、ブラウザ描画画像をサーバに提供することで、ブラウザ描画画像の正確さの検証を行う。従来技術においてブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証できなかったいという問題を解決し、ブラウザ描画画像をサーバに提供することにより、サーバがブラウザによって描画して表示される地図画像の正確さを検証する効果を実現し、地図レンダリング結果の正確さを確保する。

上記実施例に基づいて、前記ブラウザ描画画像送信モジュール６２０は、
ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出し、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するように前記ブラウザを制御するためのキャンバス画像インタフェース呼び出しユニットと、
前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するためのブラウザ描画画像送信ユニットと、を含む。

上記実施例に基づいて、前記画像描画データは、地図画像描画データである。

上記実施例に基づいて、前記キャンバス画像インタフェース呼び出しユニットは、
前記ブラウザによってローカル描画された表示画像において、局所的なスクリーンショット領域を選択し、
前記ブラウザ内で前記局所的なスクリーンショット領域のキャンバス位置情報を前記キャンバス画像インタフェースに提供し、
前記キャンバス画像インタフェースからフィードバックされた局所的なスクリーンショット結果を、ブラウザ描画画像として取得するように前記ブラウザを制御するために用いられる。

上記実施例に基づいて、前記ブラウザ描画画像送信ユニットは、
前記表示画像にマッチングする地図座標範囲、及び前記表示画像における前記ブラウザ描画画像の位置に基づいて、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲を決定し、
前記ブラウザの表示構成情報に基づいて地図レベルを取得し、
前記ブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び前記地図レベルを前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するために用いられる。

本願の実施例にて提供されるブラウザの表示検証装置は、本願の任意の実施例にて提供されるブラウザの表示検証方法を実行することができ、方法を実行することに対応する機能モジュールと有益な効果を備える。

実施例７
本願の実施例によれば、本願の実施例は、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
本願の実施例によれば、本願は、コンピュータプログラムを提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータに本願によって提供されるブラウザの表示検証方法を実行させる。

図７に示すように、それは本願の実施例に係るブラウザの表示検証方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッシング、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器、及び他の同様のコンピューティング装置などの様々な形態のモバイル装置を表すこともできる。本明細書に示されるコンポーネント、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例であり、本明細書に記述及び／又は要求される本願の実現を限定することを意図しない。

図７に示すように、当該電子機器は、１つ又は複数のプロセッサ４０１と、メモリ４０２と、高速インタフェースと低速インタフェースとを含むインタフェースであって、各コンポーネントを接続するためのインタフェースとを含む。各コンポーネントは、異なるバスで接続され、共通のマザーボードに実装されてもよいし、又は必要に応じて他の方式で実装されてもよい。プロセッサは、外部入力／出力装置（例えば、インタフェースに結合されたディスプレイ機器）にＧＵＩのグラフィック情報を表示するためにメモリ中又はメモリ上に記憶されている命令を含む命令であって、電子機器内で実行される命令を処理することができる。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び／又は複数のバスを複数のメモリと共に使用することができる。同様に、それぞれが一部の必要な動作（例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、又はマルチプロセッサシステムとする）を提供する複数の電子機器を接続することができる。図７では、１つのプロセッサ４０１を例にする。

メモリ４０２は、本願にて提供される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリには、少なくとも１つのプロセッサが本願にて提供されるブラウザの表示検証方法を実行するように、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されている。本願の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータに本願にて提供されるブラウザの表示検証方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。

メモリ４０２は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本願の実施例におけるブラウザの表示検証方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図５に示される画像描画データ送信モジュール５１０、ブラウザ描画画像取得モジュール５２０及び表示検証モジュール５３０、又は図６に示される描画完了検出モジュール６１０及びブラウザ描画画像送信モジュール６２０）のような、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶する。プロセッサ４０１は、メモリ４０２に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することで、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち、上記の方法の実施例におけるブラウザの表示検証方法を実現する。

メモリ４０２は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含み得て、ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶領域は、電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ４０２は、高速ランダムアクセスメモリを含み得て、非一時的なメモリをさらに含み得て、例えば、少なくとも１つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスである。いくつかの実施例では、メモリ４０２は、プロセッサ４０１に対して遠隔に配置されたメモリを選択的に含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されることができる。上記のネットワークの例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。

電子機器は、入力装置４０３と出力装置４０４とをさらに含み得る。プロセッサ４０１、メモリ４０２、入力装置４０３、及び出力装置４０４は、バス又は他の方式で接続することができ、図７では、バスによる接続を例にする。

入力装置４０３は、入力された数字又は文字情報を受信し、電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、１つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置４０４は、表示機器、補助照明装置（例えば、ＬＥＤ）、及び触覚フィードバック装置（例えば、振動モータ）などを含み得る。当該表示機器は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示機器はタッチパネルであってもよい。

本明細書で説明されるシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、決定用途向けＡＳＩＣ（決定用途向け集積回路）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び／又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、１つ又は複数のコンピュータプログラムで実施され、当該１つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び／又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも１つの入力装置、及び少なくとも１つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該記憶システム、当該少なくとも１つの入力装置、及び当該少なくとも１つの出力装置に伝送することができる。

これらのコンピューティングプログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる）は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高度プロセス及び／又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び／又はアセンブリ／機械言語で実施される。本明細書で使用されるような、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び／又は装置（例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ））を指し、機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。

ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されるシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ＣＲＴ（陰極線管）又はＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタ）と、キーボード及びポインティングデバイス（例えば、マウス又はトラックボール）とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック）であってもよく、任意の形態（音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む）でユーザからの入力を受信することができる。

ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、データサーバとする）、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、アプリケーションサーバ）、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションする）、又はこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、又はフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）と、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）と、インターネットとを含む。

コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含み得る。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント－サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは、クラウドコンピューティングサーバ又はクラウドホストとも呼ばれるクラウドサーバであってもよく、従来の物理ホスト及びＶＰＳサービスの困難な管理と弱いビジネススケーラビリティを解決するためのクラウドコンピューティングサービスシステムのホスト製品である。

なお、上記に示される様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができることが理解されたい。例えば、本願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本願で開示されている技術的解決手段が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定しない。

上記の具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要件と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本願の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (15)

1. ブラウザの表示検証装置によって実行されるブラウザの表示検証方法であって、
   ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するステップであって、前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行うステップと、
   前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップと、
   前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うステップと、を含み、
   前記ブラウザに対して表示検証を行うステップの後に、
   前記ブラウザに表示異常があると決定された場合、前記ブラウザから送信された新規ページ取得要求を受信した時に、前記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得するステップと、
   前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得するステップと、
   前記ターゲット描画画像を、前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供するステップと、をさらに含む、
   ことを特徴とするブラウザの表示検証方法。
2. 前記ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するステップの前に、前記方法は、
   ブラウザのページ取得要求に応答して、前記ページ取得要求にマッチングするブラウザ要求ページを前記ブラウザにフィードバックするステップをさらに含み、
   前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップは、
   前記ブラウザが前記ブラウザ要求ページを実行している時に、前記ブラウザによってトリガーして送信された前記ブラウザ描画画像を受信するステップを含み、
   ブラウザ要求ページが、ブラウザが前記画像描画データのローカル描画を完了したことを検出した後、ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出して、前記ブラウザ描画画像を取得して送信するようにブラウザを制御する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うステップは、
   前記ブラウザ描画画像と前記画像描画データにマッチングする標準描画画像との間の画像類似度を計算するステップと、
   前記画像類似度が予め設定された閾値以下である場合、前記ブラウザに表示異常があると決定するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記ブラウザ要求ページは、地図表示ページであり、前記画像描画データは、地図画像描画データである、
   ことを特徴とする請求項１～３のいずれかに記載の方法。
5. 前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するステップは、
   前記地図画像描画データにマッチングするブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルを取得するステップを含み、
   前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うステップの前に、
   ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び地図レベルに基づいて、地図描画データを取得するステップと、
   前記地図描画データに基づいてサーバ描画を行って、標準描画画像を取得するステップと、をさらに含む、
   ことを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. ブラウザの表示検証装置によって実行されるブラウザの表示検証方法であって、
   ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出するステップと、
   はいの場合、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップと、を含み、
   ブラウザの表示検証方法は、
   前記ブラウザに表示異常があると決定された場合、前記ブラウザからされた新規ページ取得要求を受信した時に、前送信記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得するステップと、
   前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得するステップと、
   前記ターゲット描画画像を、前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供するステップと、をさらに含む、
   ことを特徴とするブラウザの表示検証方法。
7. 前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップは、
   ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出し、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するように前記ブラウザを制御するステップと、
   前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記画像描画データは、地図画像描画データである、
   ことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 前記ブラウザ内でキャンバス画像インタフェースをトリガーして呼び出し、前記ブラウザ描画画像を取得するように前記ブラウザを制御するステップは、
   前記ブラウザによってローカル描画された表示画像において、局所的なスクリーンショット領域を選択するステップと、
   前記ブラウザ内で前記局所的なスクリーンショット領域のキャンバス位置情報を前記キャンバス画像インタフェースに提供するステップと、
   前記キャンバス画像インタフェースからフィードバックされた局所的なスクリーンショット結果を、ブラウザ描画画像として取得するように前記ブラウザを制御するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップは、
    前記表示画像にマッチングする地図座標範囲、及び前記表示画像における前記ブラウザ描画画像の位置に基づいて、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲を決定するステップと、
    前記ブラウザの表示構成情報に基づいて、地図レベルを取得するステップと、
    前記ブラウザ描画画像、前記ブラウザ描画画像にマッチングする地図座標範囲及び前記地図レベルを前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. ブラウザの表示検証装置であって、
    ブラウザ要求ページにマッチングする画像描画データをブラウザに提供するための画像描画データ送信モジュールであって、前記画像描画データがブラウザに提供された後、前記ブラウザにより、前記ブラウザ要求ページに含まれる表示画像に対してローカル描画を行う画像描画データ送信モジュールと、
    前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得するためのブラウザ描画画像取得モジュールと、
    前記ブラウザ描画画像、及び前記画像描画データにマッチングする標準描画画像に基づいて、前記ブラウザに対して表示検証を行うための表示検証モジュールと、を含み、
    前記ブラウザの表示検証装置は、
    前記ブラウザに表示異常があると決定された場合、前記ブラウザから送信された新規ページ取得要求を受信する時に、前記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得するためのターゲット要求ページ取得モジュールと、
    前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得するためのターゲット描画画像取得モジュールと、
    前記ターゲット描画画像を、前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供するためのフィードバック結果送信モジュールと、をさらに含む、
    ことを特徴とするブラウザの表示検証装置。
12. ブラウザの表示検証装置であって、
    ブラウザがサーバによって提供された画像描画データのローカル描画を完了したか否かをリアルタイムで検出するための描画完了検出モジュールと、
    はいの場合、前記画像描画データに対応するブラウザ描画画像を取得し、前記ブラウザ描画画像を前記サーバに送信するように前記ブラウザを制御するためのブラウザ描画画像送信モジュールと、を含み、
    前記ブラウザの表示検証装置は、
    前記ブラウザに表示異常があると決定された場合、前記ブラウザから送信された新規ページ取得要求を受信する時に、前記新規ページ取得要求にマッチングするターゲット要求ページを取得するためのターゲット要求ページ取得モジュールと、
    前記ターゲット要求ページにマッチングする画像描画データを使用して、前記ターゲット要求ページに含まれる表示画像に対してサーバ描画を行った後、ターゲット描画画像を取得するためのターゲット描画画像取得モジュールと、
    前記ターゲット描画画像を、前記新規ページ取得要求のフィードバック結果として前記ブラウザに提供するためのフィードバック結果送信モジュールと、をさらに含む、
    ことを特徴とするブラウザの表示検証装置。
13. 少なくとも１つのプロセッサと、
    前記少なくとも１つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を含み、
    前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも１つのプロセッサが請求項１～５のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法、又は請求項６～１０のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行できるように、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行される、
    ことを特徴とする電子機器。
14. コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項１～５のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法、又は請求項６～１０のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行させる、
    ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
15. コンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項１～５のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法、又は請求項６～１０のいずれかに記載のブラウザの表示検証方法を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。

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