JP7281692B2 - 歯ブラシシステム - Google Patents

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Description

本開示は、歯磨きしている歯ブラシの口腔内への挿入量を推定することのできる歯ブラシシステムに関する。
一般に、歯ブラシシステムにおいて、歯ブラシに慣性センサを備え、慣性センサから得られる姿勢情報に基づき歯磨き部位を推定する手法が存在する。歯磨き部位によって、口腔衛生のために適した磨き方が異なることが知られているためである。
一般に慣性センサのみを用いた磨き部位検知では、大まかな部位推定に留まることがわかっている。そこでより詳細な検知を実施するために慣性センサ以外の手段を併用することがある。たとえば特許文献1は、前歯と奥歯の識別ができる歯ブラシシステムを開示する。この歯ブラシシステムは、奥歯を磨く際に口腔内に入る位置(ブラシ部)に光センサを設けている。これにより、奥歯と前歯を識別することができる。
特開2011-139844号公報
しかしながら、特許文献2に記載されるような手段では、歯ブラシが接触している一本の歯の位置を識別するような詳細な検知は困難である。
本開示は、検知できる歯の位置の分解能を高めた歯ブラシシステムを提供する。
上記目的を達成するために、本開示の1つである歯ブラシシステムは、ハンドル部と、前記ハンドル部から突出状に接続される軸部と、前記軸部の前記ハンドル部と逆側の先端部分に接続され前記軸部の軸方向と交差する方向に延在する複数のブラシ毛を有するブラシ部と、前記軸部、および前記ブラシ部の少なくとも一方の前記ブラシ毛の逆側の背面部に前記軸方向に並んで設けられ、光をそれぞれ検知する複数の光センサと、口腔内における前記ブラシ部の挿入量を前記光センサのそれぞれの出力状態に基づき推定する推定部と、を備える。
本開示における歯ブラシシステムは、歯磨き部位検知の分解能を上げることができる。
図1は、本開示における歯ブラシシステムの歯ブラシの側面と端末装置の正面と示した図である。 図2は、本開示における歯ブラシシステムの歯ブラシの背面と端末装置の正面と示した図である。 図3は、本開示における歯ブラシシステムの機能構成を示すブロック図である。 図4は、照度センサ出力と歯番号の関係を示す図である。 図5は、歯ブラシの挿入量による光スイッチの出力状態の違いを示した図である。 図6は、第一状態および第二状態における口の小さい人と大きい人の光センサの出力状態の例を示した図である。 図7は、予め準備された光センサの出力状態の段階の例を示した図である。 図8は、歯ブラシのみで実現された歯ブラシシステムを示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
以下、図を用いて、実施の形態を説明する。
[1-1.構成]
図1は、歯ブラシシステムの歯ブラシの側面と端末装置の正面と示した図である。図2は、歯ブラシシステムの歯ブラシの背面と端末装置の正面と示した図である。図3は、本開示における歯ブラシシステムの機能構成を示すブロック図である。歯ブラシシステム100は、口腔内における歯との位置関係を取得することができるシステムであって、歯ブラシ110と、端末装置150に備えられる処理部160と、を備えている。
歯ブラシ110は、手に保持された状態で一部が口腔内に挿入され、歯を刷掃する器具であり、ハンドル部111と、軸部112と、ブラシ部113と、光センサ120と、を備えている。
ハンドル部111は、歯を刷掃する際に把持される部分であり、概略円筒形状を呈している。本実施の形態の場合、歯ブラシ110は、ブラシ部113が動力により駆動する電動歯ブラシであり、ハンドル部111の内側には、駆動手段119と、制御手段118と、電源部116と、第一通信装置117と、を備えている。また、ハンドル部111の外周面には、手指によって操作することができる駆動スイッチ114と、設定スイッチ115とが取り付けられている。
駆動手段119は、電動モータなどの回転アクチュエータ、電磁力、圧電素子、磁歪素子などを用いたリニアアクチュエータなどであり、ギアやリンクなどの機械要素によりブラシ部113を動作させる。
電源部116は、駆動手段119、光センサ120、第一通信装置117などに電力を供給するバッテリーである。電源部116は、一次電池、二次電池、および商用電源の少なくとも一つが用いられる。
駆動スイッチ114は、ブラシ部113を駆動させるか否かを決定することができる装置である。本実施の形態の場合、駆動スイッチ114は、押しボタンスイッチであり、手指により操作されることで制御手段118を介して駆動手段119の動作のオンとオフとを決定することができる。
制御手段118は、情報の入出力を行うことにより歯ブラシ110の動作を司る装置である。本実施の形態の場合、制御手段118は、いわゆるSoC(System on a Chip)と称される装置であり半導体チップ上に歯ブラシ110の動作を制御するための機能が実装されている。なお、制御手段118は、単なる電気的接点、リレーなどアナログ的な制御装置であってもかまわない。
第一通信装置117は、端末装置150との間で情報通信を行うための装置である。本実施の形態の場合、第一通信装置117は、光センサ120がそれぞれ検出した光量に関する情報を送信することができるものとなっている。第一通信装置117の通信方法は、特に限定されるものではなく、有線通信、無線通信のいずれでもかまわないが、本実施の形態の場合ブルートゥース(登録商標)などによる無線通信が採用されている。なお、第一通信装置117は、制御手段118に組み込まれていてもかまわない。
設定スイッチ115は、基準となる情報を決定するための装置である。本実施の形態の場合、押しボタンスイッチであり、設定スイッチ115が操作されたことを示す情報は、制御手段118を介して第一通信装置117を介して端末装置150に送信することができる。
軸部112は、ハンドル部111の軸方向(図中Z軸方向)において、ハンドル部111の端部から突出状に接続される棒状の部分である。歯ブラシ110により歯を刷掃する際には軸部112の少なくとも一部はブラシ部113と共に口腔内に挿入される場合がある。
ブラシ部113は、軸部112のハンドル部111と逆側の先端部分(図中Z+側端部)に接続され、軸部112の軸方向(図中Z軸方向)と交差する方向(図中Y軸方向)に延在する複数のブラシ毛を有する部分である。本実施の形態の場合、ブラシ部113は、ブラシ毛が基部材に植毛されて形成されたものであり、ハンドル部111から着脱可能である。
光センサ120は、照射された光を検知するセンサである。光センサ120の種類は、特に限定されるものではなく、照度センサなどの光量をアナログ的に出力することができるセンサや、光が当たっているか否かを検出するフォトセンサなどを例示することができる。本実施の形態の場合、光センサ120は、照射された光の光量に応じた信号を出力することができるセンサであり、ブラシ部113のブラシ毛が植毛されている側の逆側(図中Y-側)から軸部112までの背面部121に複数個設置されている。光センサ120の具体的な個数や位置関係は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、歯ブラシ110は、光センサ120を5個備えている。ハンドル部111に最も近い光センサ120は、一般的な成人(男性、女性を区別してもよい)の口腔内にブラシ部113を挿入し、ブラシ部113が最も奥の臼歯(第二臼歯または第三臼歯)に当接している状態においてブラシ部113の軸部112が口角(図4破線200参照)に接触する位置近傍に配置されている。また、ハンドル部111から最も遠い位置の光センサ120は、ブラシ部113の先端に配置されている。その他の光センサ120は、両端部に配置されている光センサ120の間に一直線上に配置され、等間隔に並んだ状態で配置されている。なお、口の開け方により口角の位置は変化するため、ハンドル部111に最も近い位置の光センサ120の位置は口角の平均的な位置に基づき定めてもよい。
光センサ120の受光方向は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、歯ブラシ110は、光投射部122(後述)を備えており、各光センサ120の受光方向は、光投射部122にそれぞれ向かっている。つまり、最も先端にある光センサ120と軸部112の軸とがなす角度が最も小さく、ハンドル部111に最も近い光センサ120と軸とがなす角度が最も大きくなっている。
光センサ120が検知する光の波長、または波長領域は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、歯ブラシ110は、光センサ120は、光投射部122が投射した光の波長、または波長領域が効率よく検知できるものが採用されている。
なお、歯ブラシ110は、光センサ120に加えて、ハンドル部111内に加速度センサやジャイロセンサ等の慣性センサを備えてもよい。
光投射部122は、光センサ120が検知可能な光を光センサ120に投射する。光投射部122は、一般的な成人(男性、女性を区別してもよい)の口腔内にブラシ部113を挿入し、ブラシ部113が最も奥の臼歯(第二臼歯または第三臼歯)に当接している状態において口腔外に位置するように配置されている。本実施の形態の場合、光投射部122の光源は、ハンドル部111の軸部112側の端面に取り付けられており軸方向に並ぶ全ての光センサ120(本実施の形態の場合5個の光投射部122)に光が到達する姿勢で取り付けられている。また、光投射部122の光源は、ハンドル部111の径方向に飛びだした部分に取り付けられており、軸部112と所定の距離の位置に配置されている。
光投射部122が投射する光の波長、または波長領域は特に限定されるものではなく、光センサ120の検知効率が高くなる光を放出するものを選定することが望ましい。
端末装置150は、歯ブラシ110との間で情報通信を行うことができる装置であり、プログラムを実行することにより情報処理を行う。端末装置150は、第二通信装置151と、入力手段152と、表示手段153と、処理部160と、を備えている。端末装置150の種類は特に限定されるものではなく、歯ブラシ110専用の装置により処理部160を実現してもかまわない。また本実施の形態の場合のように、いわゆるスマートフォンなどの汎用の装置にプログラムを実行させることにより処理部160を実現してもかまわない。また、端末装置150は、携帯型、据え置き型のいずれでもよい。なお、歯ブラシシステム100は、複数台の端末装置150、複数台の歯ブラシ110をネットワークを介して接続するものでもかまわない。
第二通信装置151は、少なくとも歯ブラシ110との間で情報通信を行うための装置である。本実施の形態の場合、第二通信装置151は、光センサ120がそれぞれ検出した光量に関する情報を受信する。また、歯ブラシ110の設定スイッチ115が操作されたことを示す操作情報も受信する場合がある。なお、端末装置150は、第二通信装置151を介して歯ブラシ110に情報を送信し、ブラシ部113の振動状態を変化させるなどを実行してもかまわない。
入力手段152は、いわゆるタッチパネルなどのマンマシンインターフェースである。本実施の形態の場合、入力手段152は、表示手段153の前面に設けられたタッチパネルである。なお、入力手段152はボリュームボタンなどの物理的な押しボタンなどでもかまわない。表示手段153は、液晶表示装置、有機EL表示装置などテキスト、画像、映像を視認可能に表示する装置である。
処理部160は、プログラムを実行することにより各種処理部を実現する演算装置であり、本実施の形態の場合、プログラムを実行することにより推定部161と、設定部162とを機能させている。
推定部161は、歯ブラシ110から送信される光センサ120がそれぞれ検出した光量に関する情報に基づき、光センサ120の並びに対応した光量のパターンを示す出力状態により口腔内におけるブラシ部113の挿入量(口腔内における挿入深さ)を推定する。なお、推定方法の詳細は後述する。
設定部162は、ブラシ部113が口腔内に挿入された第一状態、および第一状態とは異なる第二状態のそれぞれにおいて、設定スイッチ115が操作されたことを示す操作情報と光センサ120の出力状態と、を関連付けて記憶装置154に記憶させる。推定部161は、設定部162により関連付けられた情報を記憶装置154から取得し、基準としてブラシ部113の挿入量を推定する。
[1-2.動作]
以上のように構成された歯ブラシシステム100について、その動作を以下で説明する。本実施形態では、図4に示すように歯を番号で標記する。多くの使用者は、1番の中切歯が最も手前の歯であり、7番の第2大臼歯または8番の第3大臼歯が最も奥の歯である。
図5は、光センサの出力と歯番号の関係を示す図である。本実施の形態の場合、推定部161は、光センサ120から得られる光量を示す値の閾値である第一閾値、および第一閾値よりも光量が多い閾値である第二閾値を用いて光センサ120から得られる光量を3段階に分類している。図5に示される黒い丸は、光センサ120が示す光量が第一閾値未満であり暗い(明るさレベル0)を示している。内部が白い丸は、光センサ120が示す光量が第二閾値異常であり明るい(明るさレベル2)を示している。内部が灰色の丸は、光センサ120が示す光量が第一閾値以上、第二閾値未満であり中間の明るさ(明るさレベル1)を示している。
歯ブラシ110の使用者が図4のaに示すように、1番の歯にブラシ部113を当てた場合、歯ブラシ先端のみが口腔内に入る(唇で一部覆われる)状態となる。このとき、推定部161は、歯ブラシ110から取得した各光センサ120の光量を示す情報に基づき、図5に示すように光センサ120からの出力状態を明るさレベル「22221」のパターンとして特定する。これにより、推定部161は、1番の歯にブラシ部113が当接している状態であると推定する。
また、図4のbに示すように、8番の歯にブラシ部113を当てた場合、各光センサ120はすべて暗い光量を示す出力となる。このとき、推定部161は、歯ブラシ110から取得した各光センサ120の光量を示す情報に基づき、図5に示すように光センサ120からの出力状態を明るさレベル「00000」のパターンとして特定する。これにより、推定部161は、8番の歯にブラシ部113が当接している状態であると推定する。
また、2~7番の歯にブラシ部113が当接している場合、図5に示すように光センサ120から得られる情報は歯の番号が大きくなるに従い明るさレベルの合計が少なくなるパターンが推定部161により得られる。以上の様に推定部161は、光センサ120の出力状態であるパターンからブラシ部113が当接する歯番号を推定することができる。
[1-3.効果等]
以上のように、歯ブラシシステム100は、ブラシ部113のブラシ毛の背面側に並んだ複数の光センサ120の出力に基づいて、ブラシ部113が口腔内に挿入されたかを推定する推定部161を備えている。
これにより、光センサ120は歯ブラシの挿入具合により異なる出力をだす。そのため、歯ブラシがどの歯を磨く位置に当てられているかを推定することができる。
次に、設定部162による推定部161の推定の基準となる情報の作成動作、いわゆる初期設定動作を説明する。
[2-2.動作]
口腔ならびに歯列の大きさは個人差がある。例えば、8番の歯の有無なども含めて最も手前の歯である1番の歯から最も奥の歯(7番や8番など)までの距離もさまざまである。そこで設定部162は、歯列の大きさと光センサ120の出力状態との関係を把握するための動作を使用者に実行させる。具体的には、使用者の最も手前の歯(1番)にブラシ部113を当接した状態(第一状態)で使用者に設定スイッチ115を操作させる。設定部162は、設定スイッチ115が操作されたことを示す操作情報と第一状態における光センサ120の出力状態と、を関連付けておく。また、最も奥の歯(例えば8番)にブラシ部113を当接した状態(第二状態)で使用者に設定スイッチ115を操作させる。設定部162は、設定スイッチ115が操作されたことを示す操作情報と第二状態における光センサ120の出力状態と、を関連付ける。
図6は口の小さい人と大きい人の第一状態および第二状態における光センサ出力の例を示したものである。口の大きいDさんの光センサ120の出力状態のパターンは第二状態において「00000」になるが、口の小さいCさんはブラシ部113末端まで口腔内に入らないことから、光センサ120の出力状態のパターンは第二状態において「22000」になる。
推定部161には、図7に示すように光センサ120の明るさの段階が前もって組み込まれている。推定部161は、設定部162により関連付けられた情報に基づき、最も手前の歯と最も奥の歯の光センサ120出力状態の相違から、歯番号と光センサ120出力を結びつける。これにより、推定部161は、CさんとDさんなどの使用者の歯列の大きさに合わせて歯番号の推定が可能になる。
なお、図7に示した明るさの段階は一例であって、光センサ120の数や特性によって異なる。
[2-3.効果等]
以上のように、設定スイッチ115と設定部162とを備え、最も手前の歯(多くの場合は中切歯)にブラシ部113を当接させた第一状態で設定スイッチ115を操作させ、最も奥の歯(多くは第3大臼歯あるいは第2大臼歯)にブラシ部113を当接させた第二状態で設定スイッチ115を操作させることにより、使用者の歯列サイズが異なる場合でも正確にブラシ部113が当接している歯の番号(位置)を推定することができる。
[3-3.効果等]
また、ハンドル部111端面などに光投射部122を備えていない場合、歯磨きをする環境が暗い場合、口腔外でも光センサ120出力は明るさレベル0(暗い)になってしまい、機能しないなど歯列におけるブラシ部113の位置の推定が安定しない。そこで、光投射部122によって口腔外から光センサ120に光を照射している。
これによれば、歯磨きをする環境光がどのような場合でも、光センサ120の近くに配置される光投射部122からの光に基づき歯ブラシ110の口腔内への挿入量に応じた各光センサ120による出力パターンの変化を取得することができ、これに基づき外部環境の明るさによらず、ブラシ部113が当接する歯の位置である磨き部位の検知が可能になる。
なお、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
例えば、歯ブラシ110は設定スイッチ115を備えることなく、端末装置150の入力手段152が設定スイッチ115として機能してもよい。また、歯ブラシ110が個人の専用品である場合、設定スイッチ115自体がなくてもかまわない。この場合、設定部162が存在しなくてもかまわない。
また、明るい歯磨き環境での使用に限定する場合などは、光投射部122を備えなくてもかまわない。
また、光の有無を検知するフォトセンサを光センサ120として採用した場合は、上記実施の形態よりも多い数の光センサを密に並べてもよい。
また、光投射部122が無い場合などにおいて、各光センサ120の受光方向は、ブラシ部113のブラシ毛が延在する方向においてブラシ毛の逆方向に向かって揃っていてもかまわない。
また、歯ブラシシステム100は、歯ブラシ110と、端末装置150とを別体として備えるのではなく、図8に示すように歯ブラシ110の例えば制御手段118にプログラムを実行させて処理部160を実現させてもかまわない。この場合、歯ブラシシステム100は、歯ブラシ110単体で実現することが可能となる。
本開示の装置とユーザとの間のユーザインタフェース(入力手段などと表記をする場合がある)は様々な実施の形態が考えられる。ユーザインタフェースは、入力インタフェースおよび出力インタフェースの両方またはいずれか一方を含むように構成してもよい。入力インタフェースは、ユーザが本開示の装置に対して情報を入力するために用いられる。出力インタフェースは、本開示の装置がユーザに対して情報を出力するために用いられる。入力インタフェースとしては様々な実施の形態が考えられる。例えば、機械式の操作部材類で入力インタフェースを構成してもよい。また、ディスプレイの上方に設置された透明板状の操作部材で入力インタフェースを構成してもよい。このような透明板状の操作部材は、接触式のものを用いることもできるし、非接触式のものを用いることもできる。また、カメラを用いてユーザの動作を撮影し、その動作を本開示の装置が認識することで、入力インタフェースとしてもよい。また、ユーザの発する音を本開示の装置が受信することで、入力インタフェースとしてもよい。このような構成としてはスマートスピーカなどが該当する。また、出力インタフェースとしても様々な実施の形態が考えられる。例えば、ディスプレイで出力インタフェースを構成してもよい。ディスプレイとしては、セグメント式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイを使用できる。また、LED等に用いて光を点灯または消滅することにより、出力インタフェースを構成してもよい。また、ディスプレイまたはプロジェクタなどで画像を表示することで、出力インタフェースを構成してもよい。また、本開示の装置が音を発することで、出力インタフェースを構成してもよい。また、本開示の装置がユーザの触覚に対して刺激をすることで、出力インタフェースを構成してもよい。また、ユーザインタフェースをいずれの場所に設けるかに関しても様々な実施の形態が考えられる。ユーザインタフェースは、本開示の装置に設けてもよいし、本開示の装置とは別体として設けてもよい。ユーザインタフェースを本開示の装置と別体として設ける場合は、ユーザインタフェースと本開示の装置との間を、有線または無線により通信可能とする。この場合、ユーザインタフェースと本開示の装置とを直接的に通信可能してもよいし、インターネットまたはアクセスポイントなどを介在させて間接的に通信可能としてもよい。また、無線で通信する場合、移動体通信方式で通信可能としてもよいし、その他の規格に準拠して通信可能としてもよい。さらに、無線で通信する場合、遠隔無線を用いてもよいし、近接無線を用いてもよい。
本開示における制御手段は、本開示における装置を制御できるものであればよい。発明の主題を表現する際に、本開示の装置を制御するものとして、制御手段の他にもコントローラまたは制御部またはそれらに類似する文言で表記する場合がある。制御手段は様々な態様で実現可能である。例えば、制御手段としてプロセッサを用いてもよい。制御手段としてプロセッサを用いれば、プログラムを格納している記憶媒体からプログラムをプロセッサに読み込ませ、プロセッサによりプログラムを実行することで、各種処理を実行することが可能となる。このため、記憶媒体に格納されたプログラムを変更することで処理内容を変更できるので、制御内容の変更の自由度を高めることができる。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及び、MPU(Micro-Processing Unit)などがある。記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、及び、光ディスクなどがある。また、制御手段としてプログラムの書き換えが不可能なワイヤードロジックを用いてもよい。制御手段としてワイヤードロジックを用いれば、処理速度の向上に有効である。ワイヤードロジックとしては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などがある。また、制御手段として、プロセッサとワイヤードロジックとを組み合わせて実現してもよい。制御手段を、プロセッサとワイヤードロジックとを組み合わせて実現すれば、ソフトウェア設計の自由度を高めつつ、処理速度を向上することができる。また、制御手段と、制御手段と別の機能を有する回路とを、1つの半導体素子で構成してもよい。別の機能を有する回路としては、例えば、A/D・D/A変換回路などがある。また、制御手段は、1つの半導体素子で構成してもよいし、複数の半導体素子で構成してもよい。複数の半導体素子で構成する場合、特許請求の範囲に記載の各制御を、互いに異なる半導体素子で実現してもよい。さらに、半導体素子と抵抗またはコンデンサなどの受動部品とを含む構成によって制御手段を構成してもよい。
本開示におけるコミュニケータは、本開示の装置と外部機器との通信を可能にするものであればよい。発明の主題を表現する際に、本開示の装置と外部機器との通信を可能にするものとして、コミュニケータの他にも通信手段または通信装置または送受信手段または送受信部またはそれらに類似する文言で表記する場合がある。コミュニケータは様々な態様で実現可能である。例えば、コミュニケータは、外部機器と有線で接続する態様であってもよいし、外部機器と無線で通信接続する態様であってもよい。本開示の装置と外部機器とを有線で接続するコミュニケータであれば、通信のセキュリティ性、及び、通信の安定性において有効である。有線接続のコミュニケータとしては、例えば、Ethernet(イーサネット:登録商標)規格に基づく有線LAN、または、光ファイバーケーブルを用いた有線接続などがある。無線接続のコミュニケータとしては、基地局等を介しての外部機器との無線接続、または、外部機器との直接無線接続などがある。基地局等を介しての外部機器との無線接続としては、例えば、WiFi(ワイファイ:登録商標)ルータと無線通信するIEEE802.11対応の無線LAN、第3世代移動通信システム(通称3G)、第4世代移動通信システム(通称4G)、IEEE 802.16対応のWiMax(ワイマックス:登録商標)、または、LPWA(Low Power Wide Area)などがある。本開示の装置と外部機器とを直接無線接続するコミュニケータを用いれば、通信のセキュリティ性の向上に有効であるとともに、WiFi(ワイファイ:登録商標)ルータなどの中継機器が存在しない場所でも、本開示の装置は外部機器と通信できる。本開示の装置と外部機器とを直接無線接続するコミュニケータとしては、例えば、Bluetooth(ブルートゥース:登録商標)による通信、ループアンテナを介したNFC(Near Field Communication)による通信、または、赤外線通信などがある。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、手動の歯ブラシ、電動の歯ブラシなどに、適用可能である。
100 歯ブラシシステム
110 歯ブラシ
111 ハンドル部
112 軸部
113 ブラシ部
114 駆動スイッチ
115 設定スイッチ
116 電源部
117 第一通信装置
118 制御手段
119 駆動手段
120 光センサ
121 背面部
122 光投射部
150 端末装置
151 第二通信装置
152 入力手段
153 表示手段
154 記憶装置
160 処理部
161 推定部
162 設定部

Claims (2)

  1. ハンドル部と、
    前記ハンドル部から突出状に接続される軸部と、
    前記軸部の前記ハンドル部と逆側の先端部分に接続され前記軸部の軸方向と交差する方向に延在する複数のブラシ毛を有するブラシ部と、
    前記軸部、および前記ブラシ部の少なくとも一方の前記ブラシ毛の逆側の背面部に前記軸方向に並んで設けられ、光をそれぞれ検知する複数の光センサと、
    口腔内における前記ブラシ部の挿入量を前記光センサのそれぞれの出力状態に基づき推定する推定部と、
    人が操作可能な設定スイッチと、
    前記ブラシ部が口腔内に挿入された第一状態、および前記第一状態とは異なる第二状態のそれぞれにおいて、前記設定スイッチが操作されたことを示す操作情報と前記光センサの出力状態と、を関連付ける設定部と、を備え、
    前記推定部は、前記設定部により関連付けられた情報を基準として前記挿入量を推定する
    歯ブラシシステム。
  2. 前記光センサが検知可能な光を前記光センサに投射可能な光投射部を備える
    請求項1に記載の歯ブラシシステム。
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