JP7279351B2 - 検証装置、検証方法、プログラム - Google Patents
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図1は同実施形態による検証装置を含んで構成される検証システムの概要を示す図である。
この図で示すように検証システム100は、検証装置1と検証対象装置2とが通信ネットワークを介して接続される。検証システム100には検証結果送信装置3が通信接続されてよい。
検証装置1と検証対象装置2は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信モジュール105等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。
検証装置1のCPU101はHDD104等の記憶部に記録される検証プログラムを実行する。これにより検証装置1には制御部11、検証結果取得部12、検証結果更新部13、検証要求取得部14、組み込み可否判定部15、監視部16、出力部17等の機能が備わる。
検証結果取得部12は、構成要素をコンピュータ装置に組み込んだ場合の不具合の有無を少なくとも示す検証結果情報を取得する。
検証結果更新部13は、取得した新たな検証結果情報を用いて、既に記憶する検証結果情報を更新する。
検証要求取得部14は、組み込み先の検証対象装置2の識別情報と、当該検証対象装置2へ実際に組み込む組み込み対象の構成要素の識別情報とを含む検証要求情報を取得する。
組み込み可否判定部15は、検証要求情報と検証結果情報とを比較して、組み込み先の検証対象装置2に対して組み込み対象の構成要素が組み込み可能か否かを判定する。
監視部16は、組み込み対象の構成要素を構成する監視要素を監視して当該監視要素の示す値に基づいて警告情報を生成する。
出力部17は組み込み可否の判定において組み込み不可能を示す場合に組み込み先の検証対象装置2に対する組み込み対象の構成要素の組み込み不可を所定の出力先装置へ出力する。出力部17は警告情報を所定の出力先装置へ出力してよい。
検証装置1には、図3に図示した以外のコンピュータとしての処理を行う機能が備わるが、説明の便宜上省略する。
制御部21は検証対象装置2の各機能を制御する。
構成情報収集部22は検証対象装置2を構成する各構成要素の示す各種値を収集して検証装置1へ出力する。
検証対象装置2にも、図3に図示した以外のコンピュータとしての処理を行う機能が備わるが、説明の便宜上省略する。
これにより、多種多様な構成要素のうち所望のコンピュータへの組み込み対象とする構成要素が、当該所望のコンピュータに適合して正常に利用することのできる構成要素であるかをより精度良く、より容易に判定することができる。
検証対象装置2は自装置の構成要素の情報を取得する。検証対象装置2は構成要素の情報の一覧を検証装置1へ送信する。検証装置1は構成要素の情報の一覧を取得すると、それらの一覧と検証対象装置2の識別情報とを少なくとも含む構成情報テーブル(図4)を生成して記憶する。
検証装置1は通信ネットワークを介して接続された検証結果送信装置3から検証結果情報を取得する。検証結果情報はコンピュータ装置のメーカ、型式、品番、シリアル番号などの製造識別情報や、そのコンピュータ装置に既設されている構成要素と、そのコンピュータ装置に組み込むことのできる構成要素の対応関係を示す情報である。コンピュータ装置に組み込むとは、構成要素のコンピュータ装置への電気的接続、プログラムのインストールと定義する。検証結果送信装置3は、一例としては構成要素の製造元企業の管理するウェブサーバや、実際にコンピュータ装置と構成要素との適合を承認した企業、機関などの承認元の管理するウェブサーバなどであってよい。検証装置1は検証結果情報を検証結果送信装置3から受信して、検証結果情報テーブルを生成し記憶する。検証結果情報テーブルには、コンピュータ装置のメーカ、型式、品番、シリアル番号などの製造識別情報と、そのコンピュータ装置に組み込むことのできる構成要素の一覧とを対応付けたデータテーブルである。
検証装置1は検証対象装置2の監視要素の情報を検証対象装置2から取得して出力することができる。検証対象装置2の監視要素は、構成要素のうちの保守対象である電子部品やユニット、所定の監視プログラムから得られる情報などである。保守対象である電子部品やユニットは、具体的にはHDD、SSDなどのハードウェアであり、そのハードウェアから取得できる監視要素の情報は回転数、温度などである。監視要素が所定の監視プログラムの出力する情報である場合には、検証装置1は例えばその情報に基づいて、寿命度合、障害予兆度合、消耗度合、不具合度合、などを算出して、それらの情報を含む警告情報や保守情報を生成して出力することができる。
次に検証装置の処理フローについて説明する。
検証装置1の検証結果取得部12は、予め検証結果送信装置3の送信した検証結果情報を、通信ネットワークを介して受信する(ステップS101)。検証結果取得部12は検証結果情報を加工して検証結果情報テーブルを生成し、HDD104やデータベース等の記憶部に記録する(ステップS102)。検証結果更新部13は、新たな検証結果情報を検証結果取得部12が取得した場合、既に記憶部に記録される検証結果情報テーブルを、当該新たな検証結果情報を用いて更新する(ステップS103)。
一方、監視部16は、通信ネットワークを介して接続された検証対象装置2の構成要素を監視する。例えば監視部16は検証対象装置2に監視要求を送信する(ステップS201)。検証対象装置2の構成情報収集部22は監視要求に基づいて、各構成要素のうちの監視要素の示す値を含む監視応答を検証装置1へ送信する。上述したように、検証対象装置2の監視要素は、構成要素のうちの保守対象である電子部品やユニット、所定の監視プログラムから得られる情報などである。保守対象である電子部品やユニットは、具体的にはHDD、SSDなどのハードウェアであり、そのハードウェアから取得できる監視要素の情報は回転数、温度などである。監視部16は検証装置1が検証対象装置2より受信した監視応答を取得する(ステップS203)。監視要素が所定の監視プログラムの出力する情報である場合には、検証装置1の監視部16は例えばその情報に基づいて、寿命度合、障害予兆度合、消耗度合、不具合度合、などを算出して、それらの情報を含む警告情報や保守情報を生成して(ステップS204)、所定の出力先に出力する(ステップS205)。
図10は検証装置の処理フローを示す第三の図である。
検証システム100には検証対象装置2の代わりに、ユーザの操作に基づいて検証要求を送信する端末装置4が含まれるようにしてもよい。この場合、検証装置1と端末装置4とが通信ネットワークを介して接続される。
検証装置1は少なくとも、検証結果更新部13、検証要求取得部14、組み込み可否判定部15、を備えればよい。
検証結果更新部13は、構成要素をコンピュータ装置に組み込んだ場合の不具合の有無を少なくとも示す検証結果情報を、新たな検証結果情報を取得して更新する。
検証要求取得部14は、組み込み先のコンピュータ装置の識別情報と、当該コンピュータ装置へ実際に組み込む組み込み対象の構成要素の識別情報とを含む検証要求情報を取得する。
組み込み可否判定部15は、検証要求情報と検証結果情報とを比較して、組み込み先のコンピュータ装置に対して組み込み対象の構成要素が組み込み可能か否かを判定する。
2・・・検証対象装置
3・・・検証結果送信装置
4・・・端末装置
11,21・・・制御部
12・・・検証結果取得部
13・・・検証結果更新部
14・・・検証要求取得部
15・・・組み込み可否判定部
16・・・監視部
17・・・出力部
22・・・構成情報収集部
Claims (7)
- 構成要素をコンピュータ装置に組み込んだ場合の不具合の有無と前記コンピュータ装置の識別情報と前記構成要素の識別情報との対応関係を少なくとも示す検証結果情報を記憶する検証結果記憶部と、
新たな検証結果情報を取得して前記検証結果記憶部の記憶する検証結果情報を更新する検証結果更新部と、
組み込み先のコンピュータ装置の識別情報と、当該コンピュータ装置へ実際に組み込む組み込み対象の構成要素の識別情報とを含む検証要求情報を所定の時間間隔で取得する検証要求取得部と、
前記検証要求情報と前記検証結果情報とを比較して、前記組み込み先のコンピュータ装置に対して前記検証要求情報に含まれる前記組み込み対象の構成要素が組み込み可能か否かを判定する組み込み可否判定部と、
を備える検証装置。 - 前記新たな検証結果情報を、通信ネットワークを介して取得する検証結果取得部と、
を備える請求項1に記載の検証装置。 - 前記検証要求取得部は、通信ネットワークを介して通信接続された前記組み込み先のコンピュータ装置から、前記検証要求情報を取得する
請求項1または請求項2に記載の検証装置。 - 前記組み込み可能か否かの判定において組み込み不可能を示す場合に前記組み込み先のコンピュータ装置に対する前記組み込み対象の構成要素の組み込み不可を所定の出力先装置へ出力する出力部と、
を備える請求項1から請求項3の何れか一項に記載の検証装置。 - 前記組み込み対象の構成要素を構成する監視要素を監視して当該監視要素の示す値に基づいて警告情報を出力する監視部と、
を備える請求項1から請求項4の何れか一項に記載の検証装置。 - 検証装置が、
構成要素をコンピュータ装置に組み込んだ場合の不具合の有無と前記コンピュータ装置の識別情報と前記構成要素の識別情報との対応関係を少なくとも示す検証結果情報を記憶し、
新たな検証結果情報を取得して記憶する前記検証結果情報を更新し、
組み込み先のコンピュータ装置の識別情報と、当該コンピュータ装置へ実際に組み込む組み込み対象の構成要素の識別情報とを含む検証要求情報を所定の時間間隔で取得し、
前記検証要求情報と前記検証結果情報とを比較して、前記組み込み先のコンピュータ装置に対して前記検証要求情報に含まれる前記組み込み対象の構成要素が組み込み可能か否かを判定する
検証方法。 - 構成要素をコンピュータ装置に組み込んだ場合の不具合の有無と前記コンピュータ装置の識別情報と前記構成要素の識別情報との対応関係を少なくとも示す検証結果情報を記憶する検証結果記憶部を備えた検証装置を、
新たな検証結果情報を取得して前記検証結果記憶部の記憶する検証結果情報を更新する検証結果更新手段、
組み込み先のコンピュータ装置の識別情報と、当該コンピュータ装置へ実際に組み込む組み込み対象の構成要素の識別情報とを含む検証要求情報を所定の時間間隔で取得する検証要求取得手段、
前記検証要求情報と前記検証結果情報とを比較して、前記組み込み先のコンピュータ装置に対して前記検証要求情報に含まれる前記組み込み対象の構成要素が組み込み可能か否かを判定する組み込み可否判定手段、
として機能させるプログラム。
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