JP7275415B2 - ネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびネットワーク構成方法 - Google Patents

ネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびネットワーク構成方法 Download PDF

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Description

本開示は、無線端末装置間の通信を制御するネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびネットワーク構成方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化されている5G(5th Generation)システムは、無線端末装置であるUE(User Equipment)間でユーザデータを転送する場合、各UEと、無線基地局装置であるRAN(Radio Access Network)を介してコアネットワーク装置内のユーザ転送機能部であるUPF(User Plane Function)との間に構築される各PDU(Packet Data Unit)セッションを1つのグループとして扱い、UPFにてPDUセッション間の折り返し転送を行うことで、UE間通信を実現している。折り返し転送されるユーザデータの宛先については、セッション管理機能部であるSMF(Session Management Function)が管理する。UE同士が離れた距離にある場合、UPFは、別々のRANを介して構築されるPDUセッション間の折り返し転送を行うことで、UE間通信を実現している。
また、5Gシステムは、高精度な時刻同期をサポートするタイムセンシティブネットワークであるTSN(Time Sensitive Networking)上に配置される機器間のタイムセンシティブ通信であるTSC(Time Sensitive Communication)を実現できる。TSCにおいてUE間通信を行う場合、PDUセッションの折り返し点となるUPFは、TSNトランスレータに接続されることが想定されている。各UEが接続するRANに直接接続されるUPFがTSNトランスレータと接続されていない場合、TSNトランスレータに接続されるUPFをPDUセッションの折り返し点とする。PDUセッションの折り返し点となるUPFをアンカーUPFと称する。アンカーUPFは、各UEとアンカーUPFとの間に構築される各PDUセッションを1つのグループとして扱い、UE間のTSC通信を行う。TSNトランスレータと接続されていないUPFは、I-UPF(Intermediate UPF)として動作し、各UEから送られるユーザデータを転送する。
前述のように、TSCでのUE間通信は、TSNトランスレータに接続されるUPFをPDUセッションの折り返し点としてUE間通信を行うが、全てのUPFにTSNトランスレータが接続されているとは限らない。TSNトランスレータに接続されていないUPFは、TSNトランスレータに接続される上位のUPFまでユーザデータを転送することになる。したがって、TSN上で通信経路が増大するため、特に遅延規定などのQoS(Quality of Service)が守られないケースが想定される。このような問題に対して、特許文献1には、複数のUPFを経由して通信を行う際、転送時にパケットに独自のタイムスタンプを付与することによって遅延規定が守られているか否かを確認し、遅延規定を超える遅延量が発生した時点でパケットを破棄する技術が開示されている。
国際公開第2020/104017号
しかしながら、上記従来の技術によれば、多数のUPFを介さないとTSNトランスレータに接続されたアンカーUPFまで到達しないネットワーク構成の場合、多くのパケットで遅延規定を超過する遅延量が発生し、パケット廃棄が多発する、という問題があった。このようなネットワーク構成において、下位のUPF間でUE間通信のユーザデータを転送するためには、多くのUPFにTSNトランスレータを接続させる必要がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、タイムセンシティブ通信における無線端末装置間のユーザデータ転送において、タイムセンシティブネットワークトランスレータの数を抑制しつつ、無線端末装置間の通信の遅延を抑制可能なネットワーク装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のネットワーク装置は、ネットワークを制御するコアシステム装置のユーザ転送機能部を介して無線端末装置の間でユーザデータ転送を行う際のサービス品質を測定するサービス品質管理部と、無線端末装置のユーザデータ転送のために構築されているセッションの情報をコアシステム装置のセッション管理機能部から取得するセッション管理部と、サービス品質に基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定するセッション設定部と、新たなセッションによるグループ、および新たなセッションでのユーザデータの転送先を管理するユーザデータ転送先管理部と、新たなセッションでのユーザデータの転送先をセッション管理機能部に設定するユーザデータ転送先設定部と、を備えることを特徴とする。
本開示に係るネットワーク装置は、タイムセンシティブ通信における無線端末装置間のユーザデータ転送において、タイムセンシティブネットワークトランスレータの数を抑制しつつ、無線端末装置間の通信の遅延を抑制できる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る無線ネットワークシステムである5Gシステムの構成例を示す図 本実施の形態に係るネットワーク装置の構成例を示すブロック図 本実施の形態に係る5Gシステムのネットワークアーキテクチャの例を示す図 本実施の形態に係る5GシステムにおいてUE間でTSCによるユーザデータの転送が発生した場合のPDUセッションの構築状況を示す第1の図 本実施の形態に係る5Gシステムが備えるネットワーク装置の動作を示すフローチャート 本実施の形態に係る5GシステムにおいてUE間でTSCによるユーザデータの転送が発生した場合のPDUセッションの構築状況を示す第2の図 本実施の形態に係るネットワーク装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 本実施の形態に係るネットワーク装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の例を示す図
以下に、本開示の実施の形態に係るネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびネットワーク構成方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る無線ネットワークシステムである5Gシステム1の構成例を示す図である。5Gシステム1は、ネットワーク装置10と、5Gコアシステム装置20と、RAN30と、UE40と、を備える。5Gシステム1は、複数の装置が5Gによる通信を行うネットワークである。ネットワーク装置10は、5Gシステム1において、UE40によるユーザデータの転送を制御する。5Gコアシステム装置20は、背景技術で説明したUPF、SMFなどを含む装置であり、5Gシステム1における通信を制御するコアシステム装置である。RAN30は、背景技術で説明した無線基地局装置に相当する装置である。UE40は、背景技術で説明した無線端末装置に相当する装置である。5Gシステム1において、ネットワーク装置10および5Gコアシステム装置20は、異なるハードウェアで構成され、有線ネットワークなどで接続される形態であってもよいし、同一ハードウェア上で動作するプログラムで構成される形態であってもよい。なお、図1の例では、5Gシステム1は、RAN30およびUE40を1つずつ備えているが、記載を簡潔にするためであり、実際には複数のRAN30およびUE40を備えているものとする。
図2は、本実施の形態に係るネットワーク装置10の構成例を示すブロック図である。ネットワーク装置10は、QoS管理部11と、PDUセッション管理部12と、PDUセッション設定部13と、ユーザデータ転送先管理部14と、ユーザデータ転送先設定部15と、を備える。
QoS管理部11は、5Gシステム1のネットワークにおけるTSCのサービス品質であるQoSの測定を実施し、QoSの情報を管理するサービス品質管理部である。具体的には、QoS管理部11は、5Gコアシステム装置20が備える図1において図示しないUPFを介してUE40の間でユーザデータ転送を行う際のQoSを測定する。
PDUセッション管理部12は、UE40のユーザデータ転送のために構築されているPDUセッションの情報を、5Gコアシステム装置20が備える図1において図示しないSMFから取得して管理するセッション管理部である。以降の説明において、PDUセッションを単にセッションと称することがある。
PDUセッション設定部13は、PDUセッションを設定し、5Gコアシステム装置20に含まれるSMFに対して、PDUセッション構築を指示するセッション設定部である。具体的には、PDUセッション設定部13は、QoS管理部11で測定されたQoSに基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定する。
ユーザデータ転送先管理部14は、UE40間通信のためのPDUセッショングループ情報、およびユーザデータ転送先の情報を管理する。具体的には、ユーザデータ転送先管理部14は、PDUセッション設定部13の指示によって構築された新たなPDUセッションによるグループ、および新たなPDUセッションでのユーザデータの転送先を管理する。
ユーザデータ転送先設定部15は、ユーザデータ転送先管理部14で管理されている情報に基づいて、ユーザデータ転送先を設定する。具体的には、ユーザデータ転送先設定部15は、PDUセッション設定部13の指示によって構築された新たなPDUセッションでのユーザデータの転送先を前述のSMFに設定する。
図3は、本実施の形態に係る5Gシステム1のネットワークアーキテクチャの例を示す図である。5Gシステム1は、ネットワーク装置10と、5Gコアシステム装置20と、RAN31,32と、UE41,42と、NSSF(Network Slice Selection Function)51と、AUSF(Authentication Server Function)52と、UDM(Unified Data Management)53と、AMF(Access and Mobility Management Function)54と、PCF(Policy Control Function)55と、AF(Application Function)56と、DN(Data Network)57と、を備える。図3に示すように、5Gコアシステム装置20は、UPF21~23と、TSNトランスレータ24と、SMF25と、を備える。
UPF21~23、TSNトランスレータ24、およびSMF25は、各々、背景技術で説明したUPF、TSNトランスレータ、およびSMFに相当する装置である。RAN31,32は、図1に示すRAN30と同様の装置である。UE41,42は、図1に示すUE40と同様の装置である。NSSF51は、特性の異なるネットワークのスライスごとのSMFを管理する。AUSF52は、サブスクライバ認証用のサーバである。UDM53は、サブスクライバ関連の情報を保持する。AMF54は、サブスクライバ認証、端末の位置情報などを管理する。PCF55は、ポリシー制御を行う。AF56は、外部アプリケーションサーバである。DN57は、外部のネットワークデータである。
図3に示すように、UPF21~23は、同一のSMF25に接続されている。SMF25は、UPF21~23で構築されるPDUセッションを管理する。また、図3に示すように、ネットワーク装置10は、UPF21~23およびSMF25と接続している。ここで、接続とは、外部インタフェースを持つ形態によるものであってもよいし、同一装置内で論理的な接続を持つ形態によるものであってもよい。なお、図3において、N1などで示されるインタフェースは、3GPPで規定されているインタフェースである。UPF21~23は、N9インタフェースによって相互に接続されている。ネットワーク装置10では、UPF23のみ、TSNトランスレータ24と接続している。
図4は、本実施の形態に係る5Gシステム1においてUE41,42間でTSCによるユーザデータの転送が発生した場合のPDUセッション101,102の構築状況を示す第1の図である。図4では、UE41と、RAN31およびUPF21を介して、UPF23との間にPDUセッション101が構築されている。また、UE42と、RAN32およびUPF22を介して、UPF23との間にPDUセッション102が構築されている。UPF23には、TSNトランスレータ24が接続されている。SMF25は、TSNトランスレータ24が接続されているUPF23とUE41,42との間に構築されたPDUセッション101,102を1つのグループとして管理する。UE41,42は、TSNトランスレータ24が接続されているUPF23を折り返し点として、UE41,42間でユーザデータを送受信する。
図4ではPDUセッション101,102を示すため記載を簡潔にして省略しているが、図3に示すように、UPF21~23およびSMF25には、ネットワーク装置10が接続されている。図4に示すようなPDUセッション101,102の構築状況におけるネットワーク装置10の動作について説明する。図5は、本実施の形態に係る5Gシステム1が備えるネットワーク装置10の動作を示すフローチャートである。
ネットワーク装置10において、QoS管理部11は、TSCのQoSの測定を定期的に実施する。具体的には、QoS管理部11は、UPF21→UPF23→UPF22を流れるユーザデータ、およびUPF22→UPF23→UPF21を流れるユーザデータの転送遅延時間を計測する(ステップS1)。QoS管理部11は、測定したユーザデータの転送遅延時間をPDUセッション設定部13に通知する。なお、QoS管理部11は、PDUセッション設定部13から要求があった場合に、測定したユーザデータの転送遅延時間をPDUセッション設定部13に通知してもよい。
PDUセッション設定部13は、PDUセッション管理部12から現在のPDUセッション101,102の構築状況を取得する。具体的には、PDUセッション設定部13は、PDUセッション管理部12から、図4に示すようなPDUセッション101,102の構築状況を取得する。また、PDUセッション設定部13は、QoS管理部11から、ユーザデータの転送遅延時間を取得する。PDUセッション設定部13は、QoS管理部11から取得したユーザデータの転送遅延時間と、あらかじめ規定された許容値とを比較する(ステップS2)。許容値は、要求されるQoSから決定される遅延量であってもよいし、遅延量に対してマージンを確保した値であってもよい。
QoS管理部11で測定されたユーザデータの転送遅延時間が許容値を超える場合(ステップS2:Yes)、PDUセッション設定部13は、UE41,42間通信用の新たなPDUセッションを構築すると判定する(ステップS3)。ユーザデータの転送遅延時間が増大する要因は、前述のように、ユーザデータが多くのUPFを経由することである。そのため、PDUセッション設定部13は、UPF21~23のうち、TSNトランスレータ24が接続されていない下位のUPF21,22間のN9インタフェースを用いて、UPF21,22とUE41,42との間に新たなユーザデータ転送用のPDUセッションを構築するように、SMF25に対して指示をする(ステップS4)。SMF25は、PDUセッション設定部13からの指示に基づいて、新たなPDUセッションを構築する。
図6は、本実施の形態に係る5Gシステム1においてUE41,42間でTSCによるユーザデータの転送が発生した場合のPDUセッション201,202の構築状況を示す第2の図である。PDUセッション201は、UE41から、RAN31およびUPF21を経由してUPF22までのPDUセッションである。PDUセッション202は、UE42から、RAN32およびUPF22を経由してUPF21までのPDUセッションである。なお、図6では省略しているが、図4に示すPDUセッション101,102については維持し、TSCのためのTSN制御情報の送受信に使用する。PDUセッション設定部13は、新たに構築したPDUセッション201,202の情報を、ユーザデータ転送先管理部14に通知する。
ユーザデータ転送先管理部14は、新たに構築されたPDUセッション201,202をUE41,42間のユーザデータ送受信用のPDUセッションとしてグルーピングする(ステップS5)。ユーザデータ転送先管理部14は、新たにグルーピングしたPDUセッション201,202の情報を、ユーザデータ転送先設定部15に通知する。ユーザデータ転送先設定部15は、SMF25に対して、UPF21,22におけるユーザデータの転送先アドレスを設定する(ステップS6)。SMF25は、ユーザデータ転送先設定部15からの設定に基づいて、UPF21,22に対してユーザデータの転送先アドレスを設定する。
例えば、UE41からUE42へユーザデータを送信する場合、UE41は、PDUセッション201に対して、UPF22に向けてユーザデータを送信する。SMF25は、ユーザデータ転送先設定部15の設定に基づいて、UPF22に対して、UE41からUE42宛のユーザデータの転送先アドレスを、PDUセッション202を用いて転送するように設定している。そのため、UPF22は、PDUセッション201によって取得したUE42宛のユーザデータを、PDUセッション202を用いてUE42に転送する。
同様に、UE42からUE41へユーザデータを送信する場合、UE42は、PDUセッション202に対して、UPF21に向けてユーザデータを送信する。SMF25は、ユーザデータ転送先設定部15の設定に基づいて、UPF21に対して、UE42からUE41宛のユーザデータの転送先アドレスを、PDUセッション201を用いて転送するように設定している。そのため、UPF21は、PDUセッション202によって取得したUE41宛のユーザデータを、PDUセッション201を用いてUE41に転送する。
このように、ネットワーク装置10は、UE41,42間のユーザデータ転送のための新たなPDUセッション201,202の構築を指示し、ユーザデータ転送先を設定することによって、UPFの転送回数を削減することが可能となり、TSCにおけるユーザデータの転送遅延時間を削減することができる。なお、UPF21,22は、新たなPDUセッション201,202による転送経路の全体、および折り返し点となるように選択されたUPFについては把握していなくてもよい。
QoS管理部11で測定されたユーザデータの転送遅延時間が許容値以下の場合(ステップS2:No)、PDUセッション設定部13は、UE41,42間通信用の新たなPDUセッション201,202の構築は不要と判定し(ステップS7)、動作を終了する。ネットワーク装置10は、図5に示すフローチャートの動作を、定期的に実施する。
つづいて、ネットワーク装置10のハードウェア構成について説明する。ネットワーク装置10において、QoS管理部11、PDUセッション管理部12、PDUセッション設定部13、ユーザデータ転送先管理部14、およびユーザデータ転送先設定部15は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図7は、本実施の形態に係るネットワーク装置10が備える処理回路をプロセッサ91およびメモリ92で実現する場合の処理回路90の構成例を示す図である。図7に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、ネットワーク装置10の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能をネットワーク装置10に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、QoS管理部11が、ネットワークを制御する5Gコアシステム装置20のUPF21~23を介してUE41,42の間でユーザデータ転送を行う際のQoSを測定する第1のステップと、PDUセッション管理部12が、UE41,42のユーザデータ転送のために構築されているPDUセッションの情報を5Gコアシステム装置20のSMF25から取得する第2のステップと、PDUセッション設定部13が、QoSに基づいて、新たなPDUセッション201,202を構築するか否かを判定する第3のステップと、ユーザデータ転送先管理部14が、新たなPDUセッション201,202によるグループ、および新たなPDUセッション201,202でのユーザデータの転送先を管理する第4のステップと、ユーザデータ転送先設定部15が、新たなPDUセッション201,202でのユーザデータの転送先をSMF25に設定する第5のステップと、をネットワーク装置10に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図8は、本実施の形態に係るネットワーク装置10が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路93の例を示す図である。図8に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ネットワーク装置10は、UE41,42間のTSCを行う際にPDUセッション101,102が構築され、グルーピングされた後、QoSを満足できないと判定した場合、UPF21,22のリソース使用状況に基づいて、TSNトランスレータ24に接続されていない下位のUPF21,22間で制御通信用のPDUセッション201,202を追加構築する。ネットワーク装置10は、SMF25に対して、下位のUPF21,22間でユーザデータを転送するように転送先アドレスを設定することで、下位のUPF21,22間でユーザデータを折り返し転送できるようにする。これにより、ネットワーク装置10は、5Gシステム1において、多数のTSNトランスレータ24を配備する必要なく、UE41,42間のTSCにおける低遅延によるデータ転送を提供することができる。
なお、本実施の形態では、UPF21~23が同一のSMF25に接続され、SMF25によってPDUセッションの構築、転送先アドレスの設定などがされていたが、これに限定されない。各UPFに別々のSMFが存在し、別々のSMFがPDUセッションの構築、転送先アドレスの設定などをする場合においても、ネットワーク装置10が、全てのUPFにおけるPDUセッションおよびユーザデータ転送先の管理、設定などを行うことによって、前述の説明と同様、TSNトランスレータ24に接続されたUPF23を介しないユーザデータの送受信を行うことも可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 5Gシステム、10 ネットワーク装置、11 QoS管理部、12 PDUセッション管理部、13 PDUセッション設定部、14 ユーザデータ転送先管理部、15 ユーザデータ転送先設定部、20 5Gコアシステム装置、21,22,23 UPF、24 TSNトランスレータ、25 SMF、30,31,32 RAN、40,41,42 UE、51 NSSF、52 AUSF、53 UDM、54 AMF、55 PCF、56 AF、57 DN、101,102,201,202 PDUセッション。

Claims (5)

  1. ネットワークを制御するコアシステム装置のユーザ転送機能部を介して無線端末装置の間でユーザデータ転送を行う際のサービス品質を測定するサービス品質管理部と、
    前記無線端末装置のユーザデータ転送のために構築されているセッションの情報を前記コアシステム装置のセッション管理機能部から取得するセッション管理部と、
    前記サービス品質に基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定するセッション設定部と、
    前記新たなセッションによるグループ、および前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を管理するユーザデータ転送先管理部と、
    前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を前記セッション管理機能部に設定するユーザデータ転送先設定部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク装置。
  2. 前記セッション設定部は、前記サービス品質が規定された許容値を超える場合、前記ユーザ転送機能部のうち、タイムセンシティブネットワークトランスレータが接続されていないユーザ転送機能部同士を接続して前記新たなセッションを構築するように、前記セッション管理機能部に指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. ネットワーク装置を制御するための制御回路であって、
    ネットワークを制御するコアシステム装置のユーザ転送機能部を介して無線端末装置の間でユーザデータ転送を行う際のサービス品質を測定、
    前記無線端末装置のユーザデータ転送のために構築されているセッションの情報を前記コアシステム装置のセッション管理機能部から取得、
    前記サービス品質に基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定、
    前記新たなセッションによるグループ、および前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を管理、
    前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を前記セッション管理機能部に設定、
    を前記ネットワーク装置に実施させることを特徴とする制御回路。
  4. ネットワーク装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    ネットワークを制御するコアシステム装置のユーザ転送機能部を介して無線端末装置の間でユーザデータ転送を行う際のサービス品質を測定、
    前記無線端末装置のユーザデータ転送のために構築されているセッションの情報を前記コアシステム装置のセッション管理機能部から取得、
    前記サービス品質に基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定、
    前記新たなセッションによるグループ、および前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を管理、
    前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を前記セッション管理機能部に設定、
    を前記ネットワーク装置に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  5. ネットワーク装置によるネットワーク構成方法であって、
    サービス品質管理部が、ネットワークを制御するコアシステム装置のユーザ転送機能部を介して無線端末装置の間でユーザデータ転送を行う際のサービス品質を測定する第1のステップと、
    セッション管理部が、前記無線端末装置のユーザデータ転送のために構築されているセッションの情報を前記コアシステム装置のセッション管理機能部から取得する第2のステップと、
    セッション設定部が、前記サービス品質に基づいて、新たなセッションを構築するか否かを判定する第3のステップと、
    ユーザデータ転送先管理部が、前記新たなセッションによるグループ、および前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を管理する第4のステップと、
    ユーザデータ転送先設定部が、前記新たなセッションでのユーザデータの転送先を前記セッション管理機能部に設定する第5のステップと、
    を含むことを特徴とするネットワーク構成方法。
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