JP7272629B2 - ノード管理システム、ノード管理方法及びプログラム - Google Patents

ノード管理システム、ノード管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、ノード管理システム、ノード管理方法及びプログラムに関する。
既存の放送局の多くは、放送信号のストリームを局内で伝送するための専用ネットワークを有している。放送信号は、例えば、映像、音声及び補助(ancillary)データといった放送素材を搬送する。専用ネットワークには、例えば、カメラ及びマイクロフォンといったキャプチャデバイス、コンテンツデータを蓄積するストレージサーバ、コンテンツを再生する再生デバイス、及び伝送される信号の形式を変換するゲートウェイデバイスといった、様々な装置が接続される。専用ネットワーク上での放送信号ストリームの伝送のための信号形式として、SDI(Serial Digital Interface)がこれまで広く利用されている。
しかし、近年のIP(Internet Protocol)技術の目覚ましい性能の向上の結果、放送事業者は、より汎用性の高いIP技術を活用することにメリットを見出し、局内のネットワークをIPネットワークへ更新する取り組みを開始した。IPベースのネットワークアーキテクチャを採用すれば、例えば、汎用のルータ及びスイッチといったネットワーク装置を用いて高速かつ大容量のネットワークを低コストで構築することが可能となる。
IP化が進展すれば、放送局システムのネットワークに多様な装置が接続されることが予期される。そうした多様な装置の間の相互運用性を確保するために、AMWA(Advanced Media Workflow Association)は、装置間のストリームの伝送を管理し及び制御するための制御インタフェース規格の集合であるNMOS(Networked Media Open Specifications)規格の策定を進めている。例えば、NMOS IS-04は、ネットワークリソースの発見及び登録(Discovery and Registration)のための制御インタフェース規格である(非特許文献1参照)。NMOS IS-05は、デバイスの接続管理(Device Connection Management)のための制御インタフェース規格である(非特許文献2参照)。NMI(Network Media Interface)は、ストリーム伝送制御のための、NMOSとは異なる規格の一例である。
なお、特許文献1は、IoT(Internet of Things)ゲートウェイ機器がネットワーク上のサーバへ接続する際にサーバがIoTゲートウェイ機器から受信される機器固有の識別情報に基づいて接続を許可する技術を開示している。特許文献2は、ネットワーク内にネットワーク機器の活動を監視する監視装置を配置し、その監視装置によって不正なクライアントによるネットワーク接続を検出する技術を開示している。
AMWA, "AMWA IS-04 NMOS Discovery and Registration Specification (Stable)", [online], [平成31年1月8日検索], インターネット<URL:https://amwa-tv.github.io/nmos-discovery-registration/> AMWA, "AMWA IS-05 NMOS Device Connection Management Specification", [online], [平成31年1月8日検索], インターネット<URL:https://amwa-tv.github.io/nmos-device-connection-management/>
特開2018-180978号公報 特開2005-341062号公報
IPベースのネットワークアーキテクチャにおいては、ネットワーク構成の柔軟な変更が可能というメリットがある反面、放送局システムにとって未知のノードが容易にネットワークへ参加し得ることが放送事業者のリスクにもなる。例えば、不正なノードによる放送素材の受信、又は悪意あるノードによる不適切なコンテンツの送信は、放送事業者にとって重大なセキュリティリスクである。
本開示は、上述した課題に鑑み、放送局システムのIPネットワークが不正利用されることを効果的に防止する仕組みを提供することを目的とする。
ある観点によれば、放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理システムが提供される。当該ノード管理システムは、上記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報を記憶するデータベースと、上記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出する検出部と、検出された上記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を上記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用を許可するかを判定する判定部と、を備える。
また別の観点によれば、放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理方法が提供される。当該ノード管理方法は、上記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、上記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、検出された上記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を上記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、を含む。
また別の観点によれば、上記ノード管理方法をプロセッサに実行させるコンピュータプログラムが提供されてもよい。上記コンピュータプログラムを記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体が提供されてもよい。
本開示に係る技術によれば、放送局システムのIPネットワークが不正利用されることを効果的に防止することが可能となる。なお、本開示に係る技術により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る放送局システムの構成の一例を示す概略図である。 本開示の実施形態に係る放送局システムのIPドメインの論理的な構成の一例について説明するための説明図である。 本開示の実施形態の基本的な原理について説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るノード管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 ノード管理装置のデータベースに記憶される登録ノード情報の構成の一例について説明するための説明図である。 ノード情報照合の第1の例について説明するための説明図である。 ノード情報照合の第2の例について説明するための説明図である。 ノード情報照合の第3の例について説明するための第1の説明図である。 ノード情報照合の第3の例について説明するための第2の説明図である。 ノード情報照合の第3の例について説明するための第3の説明図である。 ノード情報照合の第4の例について説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る管理端末の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態においてノード管理装置100により実行されるノード管理のための処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第1の例を示すフローチャートである。 図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第2の例を示すフローチャートである。 図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第3の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るノード管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本開示に係る技術の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.概要
1-1.システム構成例
1-2.課題の説明
1-3.基本的な原理
2.第1の実施形態
2-1.ノード管理装置の構成例
2-2.管理端末の構成例
2-3.処理の流れ
3.第2の実施形態
4.変形例
5.まとめ
<<1.概要>>
<1-1.システム構成例>
まず、図1を用いて、本開示のいくつかの実施形態が適用され得る放送局システムの概要について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る放送局システム1の構成の一例を示す概略図である。図1を参照すると、放送局システム1は、1つ以上のネットワーク装置12、カメラ14、モニタ16、IPゲートウェイ20a、IPゲートウェイ20b、カメラ22、マイクロフォン24、データサーバ26、統合プレイアウト(Integrated Playout)32、モニタ34、APS(Automatic Program control System)40、ノード管理装置100及び管理端末200を含む。ネットワーク装置12、カメラ14、モニタ16、IPゲートウェイ20a、IPゲートウェイ20b、APS40、ノード管理装置100及び管理端末200は、IPドメイン10に属する。
(1)様々な装置の説明
ネットワーク装置12は、IPネットワークにおけるストリームの転送を担当する装置である。ネットワーク装置12の各々は、例えばルータ、スイッチ、ブリッジ又はリピータなど、いかなる種類のネットワーク装置であってもよい。ネットワーク装置12の各々は、低コストで導入可能な汎用品(COTS(Commercial Off-The-Shelf)ともいう)であってもよい。図1には4つのネットワーク装置12が示されているが、かかる例に限定されず、放送局システム1はいくつのネットワーク装置12を含んでもよい。IPドメイン10は、単一のネットワークで構成されてもよく、又は複数のサブネットワークを含んでもよい。
カメラ14は、放送素材を生成するキャプチャデバイスの一種である。例えば、カメラ14は、何らかの対象を撮影して、映像データを生成する。カメラ14は、内蔵されるマイクロフォンを通じて音声を取得して、音声データを生成してもよい。カメラ14は、IPドメイン10に属し、映像データ及び音声データのデータストリームを一連のIPパケットへパケット化してIPネットワークへ送信することができる。
モニタ16は、放送素材を受信してコンテンツを再生する再生デバイスの一種である。例えば、モニタ16は、映像データを受信して映像を再生する。モニタ16は、音声データを受信して音声を再生してもよい。モニタ16は、追加的に伝送される補助データを受信して、補助データを処理(例えば、字幕を再生)してもよい。モニタ16は、コンテンツを編集するための編集機能をユーザへ提供してもよい。モニタ16は、IPドメイン10へ属し、IPネットワーク上で転送されて来る一連のIPパケットを受信することができる。
IPゲートウェイ20aは、IPドメイン10と他の信号ドメインとの境界に位置するゲートウェイデバイスである。IPゲートウェイ20aは、1つ又は複数のネットワーク装置12へ接続する。図1の例において、IPゲートウェイ20aには、カメラ22、マイクロフォン24及びデータサーバ26がさらに接続されている。例えば、IPゲートウェイ20aは、映像データを搬送するSDI信号をカメラ22から受信し得る。また、IPゲートウェイ20aは、音声データを搬送するSDI信号をマイクロフォン24から受信し得る。また、IPゲートウェイ20aは、映像データ、音声データ及び補助データのうちの1つ以上を搬送するSDI信号をデータサーバ26から受信し得る。なお、IPドメイン10の外部で伝送される信号の信号形式は、例えばSD-SDI、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI若しくは12G-SDIといったSDIの任意の派生であってもよく、又は、SDI以外の信号形式であってもよい。IPゲートウェイ20aは、上述したようにカメラ22、マイクロフォン24及びデータサーバ26から受信される放送素材を搬送する信号を、必要に応じて多重化し又は逆多重化した後、一連のIPパケットへパケット化してIPネットワークへ送信することができる。
IPゲートウェイ20bもまた、IPドメイン10と他の信号ドメインとの境界に位置するゲートウェイデバイスである。IPゲートウェイ20bは、1つ又は複数のネットワーク装置12へ接続する。図1の例では、IPゲートウェイ20bには、統合プレイアウト32及びモニタ34がさらに接続されている。例えば、IPゲートウェイ20bは、IPネットワーク上で転送されて来るIPパケットを受信し、それらIPパケットをSDI信号(又は他の信号形式の信号)へ変換して、統合プレイアウト32及びモニタ34の一方又は双方へ送信することができる。なお、当然ながら、IPゲートウェイ20aがIPゲートウェイ20bと同様にIPパケットをSDI信号へ変換する機能を有していてもよい。また、IPゲートウェイ20bがIPゲートウェイ20aと同様にSDI信号をIPパケットへ変換する機能を有していてもよい。
APS40は、予め決定されるスケジュールに従って、テレビジョン番組の放送を進行させるシステムである。例えば、APS40は、後述するノード管理装置100へ制御メッセージを送信して、所定の時刻に所与の送信元(例えば、カメラ及びマイクロフォン、又はデータサーバ)から出力されるデータストリームを統合プレイアウト32へ伝送させる。データストリームを受信した統合プレイアウト32は、放送局の回線を通じてアンテナへテレビジョン番組の放送信号を送出する。データストリームは、例えばモニタ16又はモニタ34にも配信され、放送局内でも放送コンテンツが再生され得る。
本明細書において、放送信号を何らかの形で処理するノードを、放送信号処理ノードという。上述したネットワーク装置12、カメラ14、モニタ16、IPゲートウェイ20a、IPゲートウェイ20b、カメラ22、マイクロフォン24、データサーバ26、統合プレイアウト32、モニタ34及びAPS40は、放送信号処理ノードの例である。放送信号の処理とは、例えば、放送信号を送信し、転送し、受信し、符号化し、復号し、キャプチャし、再生し又は変換することを含む。
(2)IPマルチキャスト
放送局システム1のIPドメイン10内の放送信号ストリームの伝送は、典型的には、マルチキャストで行われる。マルチキャストされるパケットの送信元IPアドレスは送信ノードのIPアドレスであり、宛先IPアドレスは特定のアドレス範囲に属するマルチキャストアドレスである。個々のマルチキャストアドレスを宛先とするマルチキャストパケットを受信するノードの集合をマルチキャストグループといい、マルチキャストアドレスをグループアドレスともいう。あるストリームを受信することを意図する受信ノードは、そのストリームに対応するマルチキャストグループへの加入(join)を通知するメッセージ(例えば、IGMP(Internet Group Management Protocol) JOIN)を近傍のルータへ送信する。すると、ルータ間でマルチキャストツリーを更新するためのメッセージ交換が行われ、特定の送信ノードから送信されるストリームがIPネットワークを介して受信ノードへ配信されるようになる。受信ノードは、マルチキャストストリームの受信を終了する際には、マルチキャストグループからの離脱(leave)を通知するメッセージを近傍のルータへ送信する。なお、上述した例に限定されず、本開示に係る技術は、ストリームがユニキャストで伝送されるケースにも適用可能である。
(3)エッセンスとストリーム
上述したように、テレビジョン番組のコンテンツは、概して、映像データ、音声データ及び補助データという3種類の放送素材のデータから構成される。本明細書では、放送素材の種類を区別してこれらコンテンツの構成要素へ言及するために、「エッセンス」との語を用いる。言い換えると、エッセンスは、データとして表現された放送素材である。エッセンスをIPネットワーク上で伝送しようとする場合、エッセンスは、あるIPベースのプロトコルに従って、デジタル信号へ変換されパケット化される。エッセンスを搬送する一連のIPパケットには、ストリーム単位で共通するポート番号が付与される。即ち、ストリームは、IPアドレス及びポート番号が共通するIPパケットのシーケンスであり得る。
(4)プロトコルごとのストリームタイプ
ストリーム伝送のためのプロトコルとしてSMPTE ST2022-6が利用される場合、このプロトコルはSDI信号をそのままIPパケットへマッピングすることから、単一のストリームに異なる種類のエッセンスが混在する。SMPTE ST2110シリーズが利用される場合、異なる種類のエッセンスは異なるストリームにより搬送され、したがって単一のストリームは単一の種類のエッセンスのみを含む。ARIB STD-B73が利用される場合、単一のストリームに異なる種類のエッセンスが混在するが、SDIイメージとは異なりブランキング期間は含まれない。いずれのプロトコルにおいても、パケットは、アプリケーションレイヤではRTP(Real-time Transport Protocol)、トランスポートレイヤではUDP(User Datagram Protocol)に従って伝送される。
(5)IPドメインの論理的構成例
図2は、図1に示した放送局システム1のIPドメイン10の論理的な構成の一例を示している(簡明さのために、ここではAPS40は省略されている)。図2を参照すると、カメラ14に相当する第1ノードは、センダ(sender)60aを含む。「センダ」とは、ストリームを送信する能力を有する機能エンティティである。IPゲートウェイ20aに相当する第2ノードは、センダ60b、60c及び60dを含む。センダ60b、60c及び60dは、IPゲートウェイ20aにより収容される個々のストリームの送信元の装置に相当し得る。モニタ16に相当する第3ノードは、レシーバ70aを含む。「レシーバ」とは、ストリームを受信する能力を有する機能エンティティである。IPゲートウェイ20bに相当する第4ノードは、レシーバ70b及び70cを含む。レシーバ70b及び70cは、IPゲートウェイ20bにより収容される個々のストリームの受信先の装置に相当し得る。
上の説明から理解されるように、1つのノード(「カード」と呼ばれてもよい)は、1つの物理エンティティを表現する。図1の例に限定されず、1つのノードは、機能エンティティとして、任意の数のセンダ及び/又は任意の数のレシーバを含んでよい。また、1つのノード内で複数の機能エンティティを包含する論理的な単位(例えば、デバイス62)が定義されてもよい(例えば、1つのIPゲートウェイに収容されるデバイスが複数のストリームを送信し又は受信するケース)。例えば、AMWAにより検討されているNMOSは、こうした論理的なシステムモデルを前提として、IPドメインでのストリームの伝送を管理し及び制御するための制御インタフェースの仕様を規定している。
なお、本明細書において、センダ60a、60b、60c及び60dを互いに区別する必要が無い場合には、符号の末尾のアルファベットを省略することによりこれらをセンダ60と総称する。同様に、レシーバ70a、70b及び70cを互いに区別する必要が無い場合には、符号の末尾のアルファベットを省略することによりこれらをレシーバ70と総称する。
<1-2.課題の説明>
図1及び図2に例示したようなIPベースのネットワークアーキテクチャにおいては、これまでの放送事業者独自のアーキテクチャとは異なり、多様な放送信号処理ノードが容易にシステムへ参加し得る。これは、例えば、COTSのような汎用のネットワーク装置を用いてネットワークを低コストで構築することを可能にし、加えて、業務のニーズに応じてネットワーク構成を変更することも容易にする。将来的には、例えば、利用可能ないくつかの装置を互いに接続して一時的なリモート制作環境を構築すること、及びIPネットワーク基盤上で仮想化される複数の論理的な制作環境を構築することも可能になると見込まれる。しかし、そうしたメリットの反面、放送局システムにとって未知のノードが容易にシステムへ参加し得ることは、放送事業者のリスクにもなる。例えば、不正なノードによる放送素材の受信、又は悪意あるノードによる不適切なコンテンツの送信は、放送事業者にとって重大なセキュリティリスクである。
<1-3.基本的な原理>
本開示に係る技術は、上述した課題を解消し又は少なくとも軽減するために、放送信号処理ノードによる放送局システムの利用を管理するノード管理機能を導入する。図1に示した放送局システム1では、当該ノード管理機能は、ノード管理装置100に実装される。典型的には、ノード管理装置100は、放送局システム1のIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理する。これら放送信号処理ノードは、IPドメインにおけるストリームのいわゆるエンドポイントに位置するノードであり、図2のシステムモデルの例におけるセンダ又はレシーバを有する。ストリームを単に転送するネットワーク装置12は、ノード管理装置100による管理の対象外であってよい。図1に示したように、放送信号処理ノードの管理のためのユーザインタフェースをシステム管理者(単にユーザともいう)へ提供する管理端末200もまた放送局システム1へ導入され得る。
図3は、本開示の実施形態の基本的な原理について説明するための説明図である。図3には、ノード管理装置100、管理端末200及び1つ以上の放送信号処理ノード(例えば、センダ60又はレシーバ70を有するノード)が関与する、第1段階(情報登録段階)、第2段階(ノード発見段階)及び第3段階(伝送セットアップ段階)からなる処理シーケンスの一例が示されている。
第1段階において、管理端末200は、1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をノード管理装置100へ送信する(ステップS11)。ノード管理装置100は、管理端末200から受信されるノード情報を、登録ノード情報としてデータベースへ登録する(ステップS13)。一例として、ノード情報は、管理端末200により提供されるユーザインタフェースを介して、システム管理者からのユーザ入力に基づいて取得されてもよい。他の例として、ノード情報の一部又は全部は、ユーザ入力をトリガとして又は自動的に、システムにより生成され又は発行されてもよい。
第2段階において、ノード管理装置100は、IPネットワークへの放送信号処理ノードの接続を検出する(ステップS21)。ノード管理装置100は、検出された放送信号処理ノードからノード情報を取得する(ステップS23)。次いで、ノード管理装置100は、データベースを参照し(ステップS25)、放送信号処理ノードから取得したノード情報とデータベースに登録されている登録ノード情報とを照合する。そして、ノード管理装置100は、検出された放送信号処理ノードに放送局システム1の利用を許可するかを、照合結果に基づいて判定する(ステップS27)。ここでの判定の結果は、放送信号処理ノードのステータスとしてデータベースに記憶され得る。
第3段階において、ノード管理装置100は、放送信号ストリームの伝送のセットアップを求めるリクエストメッセージを管理端末200から受信する(ステップS31)。リクエストメッセージは、管理端末200とは異なる装置(例えば、APS40又は他の放送信号処理ノード)から受信されてもよい。ノード管理装置100は、指定されたストリームの送信側及び受信側の放送信号処理ノードのステータスをデータベースを参照して確認する(ステップS33)。そして、ノード管理装置100は、それら放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用が許可されている場合に、リクエストされたストリームの伝送をセットアップする(ステップS35)。伝送のセットアップは、例えば、ノード管理装置100が対象のストリームのマルチキャストグループへの加入を受信側ノードへ指示すること、及び、対象のマルチキャストストリームの送信開始を送信側ノードへ指示すること、の一方又は双方を含み得る。
なお、上述したノード管理装置100の機能性は、1つ以上の装置が互いに連携することにより、ノード管理システム(又はサブシステム)として実現されてもよい。ノード管理装置100及び管理端末200が物理的に一体の装置として構成されてもよい。管理端末200は、放送局システム1に専用のユーザ端末であってもよく、又はPC(Personal Computer)若しくはスマートフォンといった汎用的な端末であってもよい。次節において、こうしたノード管理装置100及び管理端末200の具体的な構成の例をより詳細に説明する。
<<2.第1の実施形態>>
<2-1.ノード管理装置の構成例>
図4は、第1の実施形態に係るノード管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、ノード管理装置100は、処理部110、記憶部120及び通信インタフェース150を備える。
(1)処理部
処理部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はマイクロコントローラといった1つ以上のプロセッサを含む。処理部110は、記憶部120により記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより、ノード管理装置100の機能性を実現する。本実施形態において、処理部110は、例えば、登録部161、ノード検出部163、判定部165、ストリーム制御部167及びログ管理部169として機能する。言い換えると、登録部161、ノード検出部163、判定部165、ストリーム制御部167及びログ管理部169は、処理部110により実現される機能モジュールである。ノード管理装置100の機能性について、後にさらに説明する。
(2)記憶部
記憶部120は、一時的な及び非一時的なコンピュータ読取可能なメモリを含む。一時的なメモリは、例えばRAM(Random Access Memory)を含み得る。非一時的なメモリは、例えばROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)のうちの1つ以上を含み得る。記憶部120は、ノード管理装置100の機能性を実現するためのコンピュータプログラムを記憶する。記憶部120は、さらに、ノード管理装置100の動作において使用されるデータベースとして機能する。データベースは、レジストリ、リポジトリ又は単にテーブルなどと呼ばれてもよい。本実施形態において、記憶部120により記憶されるデータは、例えば、登録ノード情報121、接続ステータス情報131及びシステム利用ログ141を含む。これらデータの構成について、後にさらに説明する。
(3)通信インタフェース
通信インタフェース150は、ノード管理装置100による他の装置との通信を仲介するインタフェースである。通信インタフェース150は、有線通信のための接続端子及び接続回路を含んでもよく、又は無線通信のためのアンテナ、RF(Radio Frequency)回路及びベースバンド回路を含んでもよい。本実施形態において、通信インタフェース150は、例えば、LAN(Local Area Network)通信のためのネットワークアダプタ又はネットワークカードであってよい。ノード管理装置100は、IPドメイン10に属する任意のノードと通信インタフェース150を介して通信する。
(4)登録部
登録部161は、放送局システム1のIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードに関する情報の、データベースへの登録及び管理を行う。例えば、登録部161は、放送信号処理ノードのノード情報を通信インタフェース150を介して管理端末200から受信する。そして、登録部161は、受信したノード情報を記憶部120のデータベースへ登録する。一例として、受信されるノード情報は、管理端末200においてユーザにより指定された情報である。他の例として、受信されるノード情報は、ユーザ入力をトリガとして又は自動的に生成され又は発行された情報である。
図5は、ノード管理装置100のデータベースに記憶される登録ノード情報121の構成の一例を示している。図5を参照すると、登録ノード情報121は、1つ以上の放送信号処理ノードの各々についてのノード基本情報122と、各ノード基本情報122に関連付けられるセンダの各々についてのセンダ情報124と、各ノード基本情報122に関連付けられるレシーバの各々についてのレシーバ情報126とを含む。
(4-1)ノード基本情報
ノード基本情報122は、例えば、情報項目として「ノード識別情報」、「IPアドレス」、「センダ個数(N)」及び「レシーバ個数(M)」を含む。「ノード識別情報」は、当該放送信号処理ノードを一意に識別する情報を表す。「ノード識別情報」は、例えば、当該放送信号処理ノードの識別子、ID又は名称であってよい。「IPアドレス」は、当該放送信号処理ノードに静的に又は動的に割り当てられるIPアドレスを表す。「センダ個数(N)」は、当該放送信号処理ノードに属するセンダの個数Nを表し、Nはゼロ以上の整数である。「レシーバ個数(M)」は、当該放送信号処理ノードに属するレシーバの個数Mを表し、Mはゼロ以上の整数である。
(4-2)センダ情報
ある放送信号処理ノードのセンダ個数Nが1以上である場合、登録ノード情報121は、当該放送信号処理ノードに属するセンダの各々に関するセンダ情報124を含む。センダ情報124は、例えば、情報項目として「センダ識別情報」、「ストリームタイプ」、「エッセンスタイプ」、「送信マルチキャストアドレス」、「送信ポート番号」及びその他の属性を含む。「センダ識別情報」は、当該センダを一意に識別する情報を表す。「センダ識別情報」は、例えば、当該センダの識別子、ID又は名称であってよい。
「ストリームタイプ」は、当該センダによりサポートされるストリームのタイプを示す。一例として、「ストリームタイプ」の候補は、エッセンス混在型ストリーム(単に「混在型」ともいう)及びエッセンス分離型ストリーム(単に「分離型」ともいう)であってよい。例えば、エッセンス混在型ストリームは、SMPTE ST2022-6又はARIB STD-B73に準拠するストリームであってもよく、エッセンス分離型ストリームはSMPTE ST2110に準拠するストリームであってもよい。
「エッセンスタイプ」は、「ストリームタイプ」が「分離型」を示す場合、即ちセンダがエッセンス分離型ストリームの送信をサポートする場合にセンダ情報124に含められ得る。「エッセンスタイプ」は、当該センダにより送信されるストリームに含まれるエッセンスのタイプを示す。一例として、「エッセンスタイプ」の候補は、次のうちの1つ以上を含み得る:
-映像
-音声
-補助データ
なお、「ストリームタイプ」及び「エッセンスタイプ」が次のような候補を有する1つの情報項目へ統合されてもよい:
-混在
-映像
-音声
-補助データ
この場合、「混在」は、サポートされるストリームタイプがエッセンス混在型ストリームであることを表す。「映像」は、サポートされるストリームタイプがエッセンス分離型ストリームであって、エッセンスタイプが映像であることを表す。「音声」は、サポートされるストリームタイプがエッセンス分離型ストリームであって、エッセンスタイプが音声であることを表す。「補助データ」は、サポートされるストリームタイプがエッセンス分離型ストリームであって、エッセンスタイプが補助データであることを表す。
「送信マルチキャストアドレス」は、当該センダにより送信されるストリームの宛先IPアドレスとして使用されるマルチキャストアドレスを示す。「送信ポート番号」は、当該センダにより送信されるストリームの送信側UDPポート番号を示す。エッセンス混在型ストリームの場合には、映像、音声及び補助データを含み得る単一のストリームに1つのポート番号が付与され、そのポート番号が単一のセンダに関連付けられる。エッセンス分離型ストリームの場合には、映像を含むストリーム、音声を含むストリーム、及び補助データを含むストリームにそれぞれ異なるポート番号が付与され、それらは別個のセンダに関連付けられる。
その他の属性は、例えば、送信されるストリームに前方誤り訂正(FEC)が適用されるか否かを示す情報、及び送信されるストリームについてRTCP(Real-time Transport Control Protocol)が有効化されるか否かを示す情報などを含んでよい。RTCPは、サービス品質に関する統計情報の収集及びレポーティングのためのプロトコルである。
(4-3)レシーバ情報
ある放送信号処理ノードのレシーバ個数Mが1以上である場合、登録ノード情報121は、当該放送信号処理ノードに属するレシーバの各々に関するレシーバ情報126を含む。レシーバ情報126は、例えば、情報項目として「レシーバ識別情報」、「ストリームタイプ」、「エッセンスタイプ」、「加入マルチキャストアドレス」、「受信ポート番号」及びその他の属性を含む。「レシーバ識別情報」は、当該レシーバを一意に識別する情報を表す。「レシーバ識別情報」は、例えば、当該レシーバの識別子、ID又は名称であってよい。
「ストリームタイプ」は、当該レシーバによりサポートされるストリームのタイプを示す。「エッセンスタイプ」は、当該レシーバにより受信可能なエッセンスのタイプを示す。「ストリームタイプ」及び「エッセンスタイプ」の候補値の例は、センダ情報124について上で説明した例と同様である。
「加入マルチキャストアドレス」は、当該レシーバが特定のストリームを受信するようにセットアップ済みである場合に、そのストリームのマルチキャストアドレスを示す。「受信ポート番号」は、当該レシーバにより受信されるストリームの受信側UDPポート番号を示す。
その他の属性は、例えば、ストリームを受信する際にFECを適用するか否かを示す情報、及び受信されるストリームについてRTCPが有効化されるか否かを示す情報などを含んでよい。
なお、図5に示したデータ構成は、説明のための一例に過ぎない。登録ノード情報121は、追加的な情報項目を含んでもよく、又は図示した項目のうちの一部が省略されてもよい。例えば、ある変形例において、ノード基本情報122は、ノードの認証を強化するために発行される認証情報(例えば、ランダムに生成される数値、文字列又はビット列)をさらに含んでもよい。また、一部の情報項目において、ワイルドカードの使用が可能とされてもよい。
(4-4)接続ステータス情報
登録部161は、後述する判定部165により放送局システム1の利用を許可された放送信号処理ノードの各々の接続ステータスを示す接続ステータス情報131を、記憶部120のデータベースにおいてさらに管理する。一例として、接続ステータス情報131は、各放送信号処理ノードのノード識別情報に関連付けられる当該ノードの接続ステータスを含み得る。この場合、各放送信号処理ノードの接続ステータスは、ノード単位で管理される。他の例として、各放送信号処理ノードの接続ステータスは、当該放送信号処理ノードに属するセンダ及びレシーバの単位で管理されてもよい。この場合、接続ステータス情報131は、各放送信号処理ノードの各センダのセンダ識別情報に関連付けられる当該センダの接続ステータス、及び各レシーバのレシーバ識別情報に関連付けられる当該レシーバの接続ステータスを含み得る。
第1の例において、接続ステータスは、「接続済み(Connected)」又は「未接続(Not Connected)」のいずれかを示すフラグである。第2の例において、接続ステータスは、「登録済み(Registered)」、「接続済み(Connected)」又は「切断(Disconnected)」のいずれかを示す情報である。第1の例では、ノード情報がデータベースへ登録済みであるものの、放送局システム1への接続が未だ行われていないノードと、放送局システム1へ接続しシステムの利用を一旦開始したものの接続が失われたノードとは、接続ステータスにおいて区別されない。第2の例では、前者のノードの接続ステータスは「登録済み」を示し、後者のノードの接続ステータスは「切断」を示す。なお、接続ステータスの候補値は、これら例に限定されず、他の値をとってもよい。
登録部161は、例えば、放送局システム1へ接続しシステムの利用を開始したノードの各々から周期的に送信されるメッセージ(例えば、ハートビート又はステータスメッセージ)を受信することにより、各ノードの接続ステータスを管理し得る。また、登録部161は、管理端末200から受信されるメッセージに応じて、データベースへ情報を追加的に登録し、情報を変更し、又は情報を削除し得る。
(5)ノード検出部
ノード検出部163は、放送局システム1のIPネットワークへの放送信号処理ノードの接続を監視し、放送信号処理ノードの接続を検出する。より具体的には、本実施形態において、ノード検出部163は、放送信号のストリームを送信する論理的な機能エンティティであるセンダを有する放送信号処理ノード、及び放送信号のストリームを受信する論理的な機能エンティティであるレシーバを有する放送信号処理ノードのIPネットワークへの接続を検出する。ノード検出部163によるこれら放送信号処理ノードの接続の検出は、例えば、ネットワークリソースの発見及び登録のための制御インタフェースを規定したNMOS IS-04規格に従って行われてよい。この場合、IPネットワークへ接続した放送信号処理ノードは、mDNS(multicast Domain Name System)クエリを発行して(本実施形態では、ノード管理装置100により提供される)NMOS登録サービスを発見し、発見したサービスへ向けてノード登録のためのHTTPメッセージを送信する。ノード検出部163は、このHTTPメッセージを受信することにより、放送信号処理ノードの接続を検出(即ち、ネットワークへ接続した放送信号処理ノードを発見)し得る。ノード検出部163は、放送信号処理ノードの接続を検出すると、検出した放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定部165に判定させる。
なお、上述した例に限定されず、ノード検出部163は、NMOS IS-04規格以外のいかなる標準化された又は非標準の制御インタフェース規格に従ってノードの接続を検出してもよい。
(6)判定部
判定部165は、ノード検出部163により検出された放送信号処理ノードから、当該放送信号処理ノードのノード情報を通信インタフェース150を介して取得する。そして、判定部165は、取得したノード情報を上述したデータベース内の登録ノード情報121と照合することにより、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。
(6-1)ノード情報照合の第1の例
ノード情報の照合の第1の例において、判定部165は、検出された放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報が登録ノード情報121に含まれるか否かに基づいて、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。判定部165は、検出された放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報が登録ノード情報121に含まれない場合に、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否する。
図6は、ノード情報照合の第1の例について説明するための説明図である。図6の左には、登録ノード情報121が登録済みの放送信号処理ノードのノード識別情報として“CAM11”、“GW12”、“GW13”及び“MNT14”を含むことが示されている。ここで、放送信号処理ノード14aによるネットワークへの接続の検出に応じて、判定部165は、ノード識別情報として“CAM10”を示すノード情報を放送信号処理ノード14aから取得する。このケースでは、登録ノード情報121はノード識別情報“CAM10”を含まないため、判定部165は、放送信号処理ノード14aによる放送局システム1の利用を拒否する。一方、放送信号処理ノード14bによるネットワークへの接続の検出に応じて、判定部165は、ノード識別情報として“CAM11”を示すノード情報を放送信号処理ノード14bから取得する。このケースでは、登録ノード情報121はノード識別情報“CAM11”を含むため、判定部165は、放送信号処理ノード14bによる放送局システム1の利用を許可し、又はさらなる情報の照合へ処理を進める。
ノード情報照合の第1の例によれば、システム又はデータベースに予め登録される情報とは異なるノード識別情報を有する不正なノードによる放送局システム1の利用を防止することができる。
(6-2)ノード情報照合の第2の例
ノード情報の照合の第2の例において、判定部165は、検出された放送信号処理ノードに対応するノードの接続ステータスにさらに基づいて、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。判定部165は、例えば、検出された放送信号処理ノードと同一のノード識別情報を有する他のノード(例えば、IPアドレスが異なるノード)が既に接続済みであることを接続ステータス情報131が示す場合に、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否する。これは、同一のノード識別情報を用いてシステムの利用を許可されるノードの上限数が1であることを意味する。
図7は、ノード情報照合の第2の例について説明するための説明図である。図7の上段には、登録済みの放送信号処理ノードのノード識別情報として“CAM11”及び“CAM21”を含む登録ノード情報121と、それら2つの放送信号処理ノードが未接続であることを示す接続ステータス情報131とが示されている。ここで、放送信号処理ノード14bによるネットワークへの接続の検出に応じて、判定部165は、ノード識別情報として“CAM11”を示すノード情報を放送信号処理ノード14bから取得する。このケースでは、登録ノード情報121はノード識別情報“CAM11”を含み、かつ接続ステータス情報131における対応するノードの接続ステータスが未接続であるため、判定部165は、放送信号処理ノード14bによる放送局システム1の利用を許可する。登録部161は、放送信号処理ノード14b、即ちノード識別情報“CAM11”により識別されるノードの接続ステータスを接続済みへ変更する。その後、放送信号処理ノード14cによるネットワークへの接続の検出に応じて、判定部165は、ノード識別情報として“CAM11”を示すノード情報を放送信号処理ノード14cから取得する。このケースでは、登録ノード情報121はノード識別情報“CAM11”を含むものの、接続ステータス情報131における対応するノードの接続ステータスが接続済みであるため、判定部165は、放送信号処理ノード14cによる放送局システム1の利用を拒否する。
ノード情報照合の第2の例によれば、システム又はデータベースに登録されているノード識別情報を不正に入手した悪意あるノードが「なりすまし」によって放送局システム1を不正に利用することを防止することができる。
(6-3)ノード情報照合の第3の例
ノード情報の照合の第3の例において、判定部165は、検出された放送信号処理ノードから取得されるセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報が登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致するかに基づいて、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。判定部165は、これら種類の情報のうちの1つ以上が登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致しない場合に、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否する。
図8A~図8Cは、ノード情報照合の第3の例について説明するための説明図である。図8Aの左に示した登録ノード情報121によれば、ノード識別情報“GW12”により識別される放送信号処理ノードは、3個のセンダ(N=3)及び1個のレシーバ(M=1)を有しており、当該3個のセンダのセンダ識別情報は、それぞれ“SD11”、“SD12”及び“SD13”であり、当該1個のレシーバのレシーバ識別情報は、“RV11”である。さらに、図8Aの右には、放送信号処理ノード20aによるネットワークへの接続の検出に応じて放送信号処理ノード20aから取得されるノード情報の一例が示されている。ここでは、当該ノード情報は、ノード識別情報“GW12”に加えて、センダ個数N=3、センダ識別情報“SD11”、“SD12”及び“SD13”、レシーバ個数M=1、並びにレシーバ識別情報“RV11”を示すものとする。このケースでは、判定部165は、取得したノード情報におけるセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報が登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致するため、放送信号処理ノード20aによる放送局システム1の利用を許可する。
図8Bの左にも、図8Aに示したものと同一の登録ノード情報121が示されている。一方、図8Bの右に示した例では、放送信号処理ノード20aから取得されるノード情報のセンダ識別情報は、“SD11”、“SD12”及び“SD99”を示し、レシーバ識別情報は“RV99”を示す。このケースでは、判定部165は、取得したノード情報におけるセンダ識別情報及びレシーバ識別情報が登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致しないため、放送信号処理ノード20aによる放送局システム1の利用を拒否する。
図8Cの左にも、図8Aに示したものと同一の登録ノード情報121が示されている。一方、図8Cの右に示した例では、放送信号処理ノード20aから取得されるノード情報のセンダ個数Nは3ではなく1に等しい。このケースでは、判定部165は、取得したノード情報におけるセンダ個数Nが登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致しないため、放送信号処理ノード20aによる放送局システム1の利用を拒否する。
なお、上述したノード情報照合の第3の例は、第2の例と組み合わされてもよい。即ち、登録ノード情報121と取得ノード情報との間でセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報が全て一致する場合であっても、判定部165は、検出された放送信号処理ノードに対応するノードが接続済みであることを接続ステータス情報131が示す場合に、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否してもよい。
ノード情報照合の第3の例によれば、センダ構成及びレシーバ構成を含むノードの構成が予めシステム又はデータベースに登録されているノード情報に適合する場合にのみシステムの利用が許可されるため、放送局システム1の不正利用のリスクを一層低減することができる。
(6-4)ノード情報照合の第4の例
ノード情報の照合の第4の例において、判定部165は、検出された放送信号処理ノードから取得されるセンダ個数が登録ノード情報121に含まれる対応する個数Nよりも小さい場合において、検出された放送信号処理ノードから取得されるセンダ識別情報が登録ノード情報121に含まれるときに、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可してもよい。同様に、判定部165は、検出された放送信号処理ノードから取得されるレシーバ個数が登録ノード情報121に含まれる対応する個数Mよりも小さい場合において、検出された放送信号処理ノードから取得されるレシーバ識別情報が登録ノード情報121に含まれるときに、検出された放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可してもよい。
図9は、ノード情報照合の第4の例について説明するための説明図である。図9の上段に示した登録ノード情報121によれば、ノード識別情報“GW13”により識別される放送信号処理ノードは、0個のセンダ(N=0)及び2個のレシーバ(M=2)を有しており、当該2個のレシーバのレシーバ識別情報は、それぞれ“RV21”及び“RV22”である。さらに、図9の中段には、放送信号処理ノード20bによるネットワークへの初回の接続の検出に応じて放送信号処理ノード20bから取得されるノード情報の一例が示されている。当該ノード情報は、ノード識別情報“GW13”に加えて、センダ個数N=0、レシーバ個数M=1、及びレシーバ識別情報“RV21”を示すものとする。上述したノード情報照合の第3の例では、放送信号処理ノード20bによる放送局システム1の利用は拒否される(図8Cの例参照)が、ここでの第4の例では、判定部165は、放送信号処理ノード20bによる放送局システム1の利用を許可する。その後、放送信号処理ノード20bにレシーバ“RV22”が追加されると、放送信号処理ノード20bは、ノード情報の変化をノード管理装置100へ通知する。変化後のノード情報は、ノード識別情報“GW13”に加えて、センダ個数N=0、レシーバ個数M=2、並びにレシーバ識別情報“RV21”及び“RV22”を示す。判定部165は、変化後のノード情報におけるセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報が登録ノード情報121に含まれる対応する情報に一致するため、放送信号処理ノード20bによる放送局システム1の利用を引き続き許可する。
ノード情報照合の第4の例によれば、特に複数のセンダ又はレシーバを収容可能なノード(例えば、複数の接続スロットを有するIPゲートウェイなど)において、登録ノード情報とノードの実際の構成との間の一時的な相違に起因して正当なノードによるシステムの利用が中断されてしまう不都合を回避することができる。
図6~図9を用いて説明したノード情報照合のための手法は、単なる例示に過ぎない。判定部165は、放送信号処理ノードから取得されるノード情報と登録ノード情報との照合のために、いかなる追加的な又は代替的な情報項目を用いてもよい。例えば、図5に示したセンダ情報124の送信マルチキャストアドレス及び送信ポート番号が照合の対象の情報に含められてもよい。
(6-5)接続ステータスのメンテナンス
放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用が判定部165により許可されると、登録部161は、接続ステータス情報131における当該放送信号処理ノードの接続ステータスを「接続済み」へ変更する。それにより、その放送信号処理ノードに属するセンダからの、又はその放送信号処理ノードに属するレシーバへの放送信号ストリームの伝送をセットアップすることが可能とされる。
判定部165は、ある放送信号処理ノードの構成(例えば、当該ノードに属するセンダの個数又はレシーバの個数)が変化したことを示す変化通知が受信された場合にも、変化した当該放送信号処理ノードのノード情報を取得して、取得したノード情報をデータベース内の登録ノード情報121と照合する。この場合のノード情報の照合もまた、限定ではないものの、上述したノード情報照合の第1の例から第4の例のいずれか1つ又は2つ以上の組合せに従って行われてよい。判定部165は、変化したノード情報と登録ノード情報121との照合の結果に基づいて、放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。登録部161は、放送局システム1の利用を許可すると判定された放送信号処理ノードの接続ステータスを「接続済み」のまま維持する(それまで「未接続」であれば「接続済み」へ変更する)。また、登録部161は、放送局システム1の利用を拒否すると判定された放送信号処理ノードの接続ステータスを「未接続」へ変更する(それまで「未接続」であれば「未接続」のまま維持する)。
(6-6)判定結果の通知及び警報
判定部165は、放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否すると判定した場合、通信インタフェース150を介して当該放送信号処理ノードへ、システム利用拒否を示すレスポンスメッセージを送信してもよい。レスポンスメッセージは、拒否の原因(例えば、ノード識別情報の未登録、ノード上限数の超過、登録ノード情報とのセンダ/レシーバ構成の不一致など)を示す原因コードを含んでもよい。また、判定部165は、拒否された放送信号処理ノード以外の他の装置(例えば、管理端末200)へ、不正が疑われるノードからのアクセスがあったことを警報してもよい。この警報もまた、上述した拒否の原因を示す原因コードを含んでもよい。他の装置への警報は、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)トラップの仕組みを利用して実装されてもよい。
(7)ストリーム制御部
ストリーム制御部167は、放送局システム1内のセンダからレシーバへのストリームの伝送を制御する。とりわけ、本実施形態において、ストリーム制御部167は、判定部165により放送局システム1の利用を許可された放送信号処理ノードについてのみ、IPネットワーク上でのストリームの伝送をセットアップする。ストリーム制御部167は、例えば、センダからレシーバへのストリームの伝送についてのユーザリクエストを受け付けた管理端末200から、リクエストメッセージを通信インタフェース150を介して受信する。代替的に、ストリーム制御部167は、管理端末200以外の装置(例えば、APS40)から、ストリームの伝送を求めるリクエストメッセージを受信してもよい。ストリーム制御部167は、リクエストメッセージの受信に応じて、指定されたセンダを有するノード、及び指定されたレシーバを有するノードの最新の接続ステータスが、接続ステータス情報131において「接続済み」であるかを判定する。そして、ストリーム制御部167は、それらノードの最新の接続ステータスが「接続済み」である場合には、指定されたセンダとレシーバとの間のストリームの伝送をセットアップする。ストリーム制御部167は、一方又は双方のノードの接続ステータスが「接続済み」ではない場合には、リクエストされたストリームのセットアップを拒否してもよい。
具体的には、ストリーム制御部167は、ストリームのセットアップに際して、登録ノード情報121を参照して、指定されたセンダのセンダ情報124に含まれる送信マルチキャストアドレス及び送信ポート番号を取得する。そして、ストリーム制御部167は、取得した情報により特定されるマルチキャストグループへの加入をレシーバへ指示する。マルチキャストグループへの加入の指示は、例えば、デバイスの接続管理のため制御インタフェースを規定したNMOS IS-05規格に従って行われてよい。ストリーム制御部167から指示メッセージを受信したレシーバは、指定されたマルチキャストグループへの加入を通知するメッセージ(例えば、IGMP JOIN)を近傍のネットワーク装置12へ送信する。すると、ネットワーク装置12間でマルチキャストツリーを更新するためのメッセージ交換が行われ、指定されたマルチキャストグループのマルチキャストアドレスを宛先とするストリームがIPネットワークを介してレシーバへ配信されるようになる。
なお、上述した例に限定されず、ストリーム制御部167は、NMOS IS-05規格以外のいかなる標準化された又は非標準の制御インタフェース規格に従ってレシーバにマルチキャストグループへの加入を指示してもよい。
ストリーム制御部167は、ストリームのセットアップに先立って、登録ノード情報121を参照することにより、指定されたセンダとレシーバとの間でストリームタイプ、エッセンスタイプ及びその他の属性が適合するかを検証してもよい。センダとレシーバとの間で属性が適合しない場合には、ストリーム制御部167は、セットアップを拒否してもよい。
ストリーム制御部167は、ストリーム制御の結果を、上位装置へ通知してもよい。例えば、ストリーム制御部167は、セットアップが成功したこと又は失敗したことを示すレスポンスメッセージをリクエスト元の装置へ通信インタフェース150を介して送信してもよい。ストリーム制御部167は、リクエスト元の装置以外の他の装置にもストリーム制御の結果を通知してもよい。こうした制御結果の通知は、例えば「タリー」と呼ばれてもよい。
(8)ログ管理部
ログ管理部169は、1つ以上の放送信号処理ノードの各々のノード識別情報に関連付けて、当該放送信号処理ノードの接続ステータスの履歴を含むシステム利用ログ141を記憶部120に記憶させる。
一例として、システム利用ログ141は、接続ステータスの変化に関する次のような情報項目のうちの1つ以上を含んでよい:
-ノード識別情報
-その他ノード情報
-接続ステータス
-接続(切断)日時
さらに、システム利用ログ141は、ストリームの伝送に関する次のような情報項目のうちの1つ以上を含んでもよい:
-送信側ノード情報(ノード識別情報/センダ識別情報)
-受信側ノード情報(ノード識別情報/レシーバ識別情報)
-リクエスト元の装置の識別情報
-制御結果(成功、不成功又は拒否)
-リクエスト受信日時
-セットアップ完了日時
-伝送開始日時
-伝送終了日時
システム利用ログ141は、例えば、放送局システム1内で発生し得る障害の原因の分析のために、(例えば管理端末200のユーザインタフェースを介して)システム管理者により参照されてもよい。また、システム利用ログ141は、ネットワークリソースを利用したユーザへの課金(例えば、料金の計算)又はリソースの利用制限といった他の目的のために活用されてもよい。
<2-2.管理端末の構成例>
図10は、第1の実施形態に係る管理端末200の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、管理端末200は、処理部210、記憶部220、通信インタフェース230及びユーザインタフェース240を備える。
(1)処理部
処理部210は、例えば、CPU、MPU又はマイクロコントローラといった1つ以上のプロセッサを含む。処理部210は、記憶部220により記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより、管理端末200の機能性を実現する。本実施形態において、処理部210は、例えば、情報取得部250及び情報表示部260として機能する。言い換えると、情報取得部250及び情報表示部260は、処理部210により実現される機能モジュールである。管理端末200の機能性について、後にさらに説明する。
(2)記憶部
記憶部220は、一時的な及び非一時的なコンピュータ読取可能なメモリを含む。一時的なメモリは、例えばRAMを含み得る。非一時的なメモリは、例えばROM、HDD又はSSDのうちの1つ以上を含み得る。記憶部220は、管理端末200の機能性を実現するためのコンピュータプログラムを記憶する。記憶部220は、さらに、管理端末200の動作において使用される様々なデータを記憶する。
(3)通信インタフェース
通信インタフェース230は、管理端末200による他の装置との通信を仲介するインタフェースである。通信インタフェース230は、有線通信のための接続端子及び接続回路を含んでもよく、又は無線通信のためのアンテナ、RF回路及びベースバンド回路を含んでもよい。本実施形態において、通信インタフェース150は、例えば、LAN通信のためのネットワークアダプタ又はネットワークカードであってよい。管理端末200は、例えば、ノード管理装置100及びその他のノードと通信インタフェース230を介して通信する。
(4)ユーザインタフェース
ユーザインタフェース240は、ユーザからの指示又は情報入力を受け付けるための入力デバイスと、情報を出力するための出力デバイスとを含み得る。入力デバイスは、例えば、キーボード、キーパッド、タッチパネル及びポインティングデバイスのうちの1つ以上を含んでよい。出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、プリンタ及びスピーカのうちの1つ以上を含んでよい。
(5)情報取得部
情報取得部250は、データベースへ登録されるべき、システム管理者により指定されるノード情報をユーザインタフェース240を介して取得する。例えば、情報取得部250は、ディスプレイの画面上に表示されるGUI(Graphical User Interface)を介してノード情報を取得してもよい。代替的に、情報取得部250は、CLI(Command Line Interface)などの他の手段を介してノード情報を取得してもよい。情報取得部250により取得されるノード情報は、図5を用いて説明したような、ノード基本情報122、センダ情報124及びレシーバ情報126を含んでよい。いくつかの情報項目は、上述したように、システムにより生成され又は発行されてもよい。情報取得部250は、ユーザインタフェース240を介して取得したノード情報を通信インタフェース230を介してノード管理装置100へ送信し、ノード情報をデータベースへ登録させる。
追加的に、情報取得部250は、指定されるセンダからレシーバへのストリームの伝送を求めるリクエストをユーザインタフェース240を介して取得してもよい。リクエスト受付画面において、データベース上で接続ステータスが「接続済み」であるノードに属するセンダ及びレシーバのみがユーザにより指定可能とされてもよい。情報取得部250は、リクエストの受け付けに応じて、指定されたセンダからレシーバへのストリームの伝送を求めるリクエストメッセージを通信インタフェース230を介してノード管理装置100へ送信する。
(6)情報表示部
情報表示部260は、放送局システム1内の放送信号処理ノードの各々に関連する情報(例えば、登録ノード情報121、接続ステータス情報131又はシステム利用ログ141)をノード管理装置100から取得し、ユーザインタフェース240を介してユーザに表示する。情報は、GUI又はCLIなどのいかなる形式で表示されてもよい。情報表示部260は、ユーザにより指定可能な情報をユーザが新たに入力し、変更し又は削除するための入力手段(例えば、GUIの設定ウィンドウなど)を提供してもよい。
<2-3.処理の流れ>
次に、図11~図12Cを用いて、本実施形態においてノード管理装置100により実行されるノード管理のための処理の流れについて説明する。
(1)概略的な流れ
図11は、本実施形態においてノード管理装置100により実行されるノード管理のための処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。図11に示した処理は、図3を用いて説明した処理シーケンスの第1段階(情報登録段階)及び第2段階(ノード発見段階)に相当し得る。
まず、登録部161は、1つ以上の放送信号処理ノードについて予め決定される事前登録用のノード情報を通信インタフェース150を介して受信する(ステップS110)。そして、登録部161は、受信したノード情報をデータベースへ登録する(ステップS115)。
ノード検出部163は、放送局システム1のIPネットワークへの放送信号処理ノードの接続を監視する(ステップS120)。そして、放送信号処理ノードの接続が検出されると、処理はステップS130へ進む。加えて、ノード検出部163は、接続済みのノードからのノード構成の変化を示す変化通知の受信を監視する(ステップS120)。そして、変化通知が受信されると、処理はステップS130へ進む。
ステップS130において、判定部165は、接続を検出された(又はノード構成が変化した)放送信号処理ノードからノード情報を取得する。放送信号処理ノードは、ノード管理装置100からの問合せに応じてノード情報を送信してもよく、又は能動的にノード情報を送信してもよい。そして、判定部165は、後にさらに説明するノード情報照合処理を実行して、放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する(ステップS140)。
その後の処理は、ノード情報照合処理の結果に依存して分岐する(ステップS160)。放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可すると判定された場合、登録部161は、接続ステータス情報131における当該放送信号処理ノードの接続ステータスを「接続済み」へ設定する(ステップS165)。一方、放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否すると判定された場合、登録部161は、接続ステータス情報131における当該放送信号処理ノードの接続ステータスを「未接続」へ設定する(ステップS170)。
(2)ノード情報照合処理の詳細な流れ-第1の例
図12Aは、図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第1の例を示すフローチャートである。
図12Aを参照すると、まず、判定部165は、登録ノード情報121をデータベースから取得する(ステップS141)。次いで、判定部165は、照合の対象である放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれるかを判定する(ステップS142)。取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、処理はステップS143へ進む。一方、取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれない場合、処理はステップS159へ進む。
放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、判定部165は、さらにノードの上限数が満たされるか(即ち、同一のノード識別情報で既に接続済みのノードが存在しないか)を判定する(ステップS143)。ノードの上限数が満たされる場合、処理はステップS158へ進む。一方、ノードの上限数が満たされない場合(例えば、同一のノード識別情報で既に接続済みのノードが存在する場合)、処理はステップS159へ進む。
ステップS158において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可すると判定する。一方、ステップS159において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否すると判定する。
(3)ノード情報照合処理の詳細な流れ-第2の例
図12Bは、図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第2の例を示すフローチャートである。
図12Bを参照すると、まず、判定部165は、登録ノード情報121をデータベースから取得する(ステップS141)。次いで、判定部165は、照合の対象である放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれるかを判定する(ステップS142)。取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、処理はステップS143へ進む。一方、取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれない場合、処理はステップS159へ進む。
放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、判定部165は、さらにノードの上限数が満たされるかを判定する(ステップS143)。ノードの上限数が満たされる場合、処理はステップS144へ進む。一方、ノードの上限数が満たされない場合、処理はステップS159へ進む。
ステップS144において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるセンダ個数が登録ノード情報121により示される当該放送信号処理ノードのセンダ個数Nに等しいかを判定する。これらが等しい場合には処理はステップS145へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS145において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるN個のセンダのセンダ識別情報が登録ノード情報121により示されるセンダ識別情報に適合するかを判定する。センダ識別情報が適合する場合には処理はステップS146へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS146において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるレシーバ個数が登録ノード情報121により示される当該放送信号処理ノードのレシーバ個数Mに等しいかを判定する。これらが等しい場合には処理はステップS147へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS147において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるM個のレシーバのレシーバ識別情報が登録ノード情報121により示されるレシーバ識別情報に適合するかを判定する。レシーバ識別情報が適合する場合には処理はステップS158へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS158において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可すると判定する。一方、ステップS159において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否すると判定する。
(4)ノード情報照合処理の詳細な流れ-第3の例
図12Cは、図11に示したノード情報照合処理の詳細な流れの第3の例を示すフローチャートである。
図12Cを参照すると、まず、判定部165は、登録ノード情報121をデータベースから取得する(ステップS141)。次いで、判定部165は、照合の対象である放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれるかを判定する(ステップS142)。取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、処理はステップS143へ進む。一方、取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれない場合、処理はステップS159へ進む。
放送信号処理ノードから取得したノード識別情報が登録ノード情報121に含まれる場合、判定部165は、さらにノードの上限数が満たされるかを判定する(ステップS143)。ノードの上限数が満たされる場合、処理はステップS154へ進む。一方、ノードの上限数が満たされない場合、処理はステップS159へ進む。
ステップS154において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるセンダ個数が登録ノード情報121により示される当該放送信号処理ノードのセンダ個数N以下であるかを判定する。放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるセンダ個数がN以下である場合には処理はステップS155へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS155において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるN個以下のセンダのセンダ識別情報が登録ノード情報121により示されるセンダ識別情報に適合するかを判定する。センダ識別情報が適合する場合には処理はステップS156へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS156において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるレシーバ個数が登録ノード情報121により示される当該放送信号処理ノードのレシーバ個数M以下であるかを判定する。放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるレシーバ個数がM以下である場合には処理はステップS157へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS157において、判定部165は、放送信号処理ノードから取得したノード情報におけるM個以下のレシーバのレシーバ識別情報が登録ノード情報121により示されるレシーバ識別情報に適合するかを判定する。レシーバ識別情報が適合する場合には処理はステップS158へ進み、そうでない場合には処理はステップS159へ進む。
ステップS158において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可すると判定する。一方、ステップS159において、判定部165は、当該放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否すると判定する。
上述したように放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用の可否が判定され、接続ステータスが更新された後、例えば図3を用いて説明した処理シーケンスの第3段階(伝送セットアップ段階)において、放送局システム1の利用を許可された放送信号処理ノードについてのみ、IPネットワーク上でのストリームの伝送がセットアップされることになる。
<<3.第2の実施形態>>
次いで、図13を用いて、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態は具体的な実施形態であり、一方で第2の実施形態はより一般化された実施形態である。
図13は、第2の実施形態に係るノード管理装置300の構成の一例を示すブロック図である。ノード管理装置300は、放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するための情報処理装置である。図13を参照すると、ノード管理装置300は、データベース320へアクセス可能である。また、ノード管理装置300は、ノード検出部363及び判定部365を備える。
データベース320は、上記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報である登録ノード情報321を記憶している。ノード検出部363は、上記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出する。判定部365は、検出された第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報をデータベース320内の登録ノード情報321と照合することにより、第1の放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を許可するかを判定する。
上記1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理方法が、上述したノード管理装置300のそれぞれの動作ステップを含んでもよい。それら動作ステップは、単一の装置において実行されてもよく、又は別個の装置においてそれぞれ実行されてもよい。また、それら動作ステップをプロセッサに実行させるコンピュータプログラムが提供されてもよい。また、それら動作ステップをプロセッサに実行させるコンピュータプログラムを記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体が提供されてもよい。加えて、第1の実施形態において説明した任意の機能又は処理が本実施形態に適用されてよい。
<<4.変形例>>
本開示に係る技術は、上述した実施形態には限定されない。例えば、本明細書では、ノード管理装置とシステム内の他の装置との間の制御通信のために、NMOS IS-04及びNMOS IS-05で規定された制御インタフェースを用いる例を説明した。しかしながら、本開示に係る技術は、NMOS以外の標準化された制御インタフェース、又は非標準の制御インタフェースを用いるケースにも適用可能である。
また、IPネットワークへ接続する放送信号処理ノードの認証を強化するための追加的な仕組みが導入されてもよい。例えば、ノード管理装置100の登録部161は、各放送信号処理ノードの認証に用いられる認証情報を当該放送信号処理ノードのノード識別情報に関連付けてデータベースに登録してもよく、判定部165は、第1の放送信号処理ノードから取得される認証情報がデータベースに登録済みの認証情報に適合しない場合に、第1の放送信号処理ノードによる放送局システム1の利用を拒否してもよい。認証情報は、例えば、ランダムに生成される数値、文字列又はビット列であってよい。また、認証情報の照合は、放送信号処理ノードから認証情報のハッシュ値を受信し、受信した当該ハッシュ値を登録済みの認証情報のハッシュ値と比較することにより行われてもよい。本変形例において、各放送信号処理ノードは、当該ノードのために発行された認証情報の入力を受け付けて記憶するためのセキュアなインタフェース(例えば、設定用の制御インタフェース又はユーザインタフェース)を追加的に有してもよい。本変形例によれば、悪意ある第三者が偽装したノード情報を有するノードをIPネットワークへ接続して放送局システム1を不正に利用することが一層困難となる。
<<5.まとめ>>
ここまで、図1~図13を用いて本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態では、放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報が予めデータベースに登録され、上記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続が検出された場合に、検出された上記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を上記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用を許可するかが判定される。かかる構成によれば、放送局システムにとって未知のノードが放送局内のIPネットワークへ接続したとしても、そのノードが不正に放送素材を受信し又は不適切なコンテンツを送信するといったリスクを防止することができる。
ある実施形態では、上記登録ノード情報は、端末装置においてシステム管理者などのユーザにより指定され、上記データベースに登録され得る。かかる構成によれば、どのノードに放送局システムの利用を許可するかを、放送局システムのシステム管理者が管理し及び制御することが容易となる。
ある実施形態では、上記登録ノード情報は、上記1つ以上の放送信号処理ノードの各々を識別するノード識別情報を含み、上記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報が上記登録ノード情報に含まれない場合に、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用が拒否され得る。かかる構成によれば、予め登録されている情報により識別されるノード以外の放送信号処理ノードによる放送信号ストリームの送信及び受信を防止することができる。
ある実施形態では、上記放送局システムの利用を許可された各放送信号処理ノードの接続ステータスを示す接続ステータス情報がデータベースに保持され、上記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報に対応するノードが既に接続済みであることを上記接続ステータス情報が示す場合に、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用が拒否され得る。かかる構成によれば、ノード識別情報を不正に入手した悪意あるノードが「なりすまし」によって放送局システム1を不正に利用しようとした場合に、その不正を防止すること、又はシステム利用拒否の警報若しくはログを通じて不正を検出することが可能となる。
ある実施形態では、ストリームを送信する論理的な機能エンティティであるセンダを有する放送信号処理ノード、又はストリームを受信する論理的な機能エンティティであるレシーバを有する放送信号処理ノードの上記IPネットワークへの接続が検出され、それらノードについてシステムの利用可否が判定され得る。かかる構成によれば、放送信号ストリームの不正な送信及び受信を防止しつつ、単にストリームを転送するだけのネットワーク装置は管理の対象外として、ネットワーク構成の柔軟な変更が可能というIPベースのネットワークアーキテクチャのメリットを実効的に維持することができる。
ある実施形態では、上記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属するセンダの個数、各センダを識別するセンダ識別情報、各放送信号処理ノードに属するレシーバの個数、及び各レシーバを識別するレシーバ識別情報をさらに含み、上記第1の放送信号処理ノードから取得される情報と上記登録ノード情報との間でこれら情報が一致しない場合に、上記第1の放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用が拒否され得る。かかる構成によれば、適正なノード構成を有する放送信号処理ノードのみに放送局システムを利用させることが可能となる。また、第三者によるノード情報の偽装は一層困難となる。
ある実施形態では、接続済みの放送信号処理ノードに属するセンダ又はレシーバの個数が変化したことを示す通知が当該放送信号処理ノードから受信された場合に、変化したノード情報を上記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、当該放送信号処理ノードによる上記放送局システムの利用を許可するかが判定され得る。かかる構成によれば、システム内の放送信号処理ノードのノード構成を継続的に監視して、適正さを欠いたノード構成を有するノードによるシステムの利用を動的に排除することができる。
ある実施形態では、上記放送局システムの利用を許可された上記放送信号処理ノードについてのみ、上記IPネットワーク上でのストリームの伝送がセットアップされ得る。かかる構成によれば、登録ノード情報に適合しないノード情報を有する放送信号処理ノードからの又はそうした放送信号処理ノードへの放送信号ストリームの配信を未然に防止して、セキュリティリスクを回避し及びネットワークリソースを保全することができる。
ある実施形態では、上記放送信号処理ノードの接続の検出は、NMOS IS-04規格に従って行われ、上記ストリームの伝送のセットアップは、NMOS IS-05規格に従って行われ得る。かかる構成によれば、既存のノード管理の制御インタフェースを活用して、上述した仕組みを相対的に少ないコストで実装することができる。
なお、本開示に係る技術は、上述した実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、並びに、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということが、当業者に理解されるであろう。
例えば、シーケンス図及びフローチャートに示した処理ステップは、必ずしも図示した順序通りに実行されなくてもよい。処理ステップは図示した順序とは異なる順序で実行されてもよく、2つ以上の処理ステップが並列的に実行されてもよい。また、一部の処理ステップが削除されてもよく、さらなる処理ステップが追加されてもよい。
また、本明細書において説明した装置の機能は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組み合わせのいずれで実現されてもよい。ソフトウェアを構成するコンピュータプログラムのプログラム命令は、例えば、各装置の内部又は外部のコンピュータ読取可能な記憶媒体において記憶され、実行時にメモリへ読み込まれてプロセッサにより実行される。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理システムであって、
前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報を記憶するデータベースと、
前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出する検出部と、
検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定する判定部と、
を備えるノード管理システム。
(付記2)
ユーザにより指定されるノード情報を端末装置から受信して前記データベースに登録する登録部、をさらに備える、付記1に記載のノード管理システム。
(付記3)
前記登録ノード情報は、前記1つ以上の放送信号処理ノードの各々を識別するノード識別情報を含み、
前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報が前記登録ノード情報に含まれない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
付記1又は付記2に記載のノード管理システム。
(付記4)
前記データベースは、前記放送局システムの利用を許可された各放送信号処理ノードの接続ステータスを示す接続ステータス情報をさらに記憶し、
前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報に対応するノードが接続済みであることを前記接続ステータス情報が示す場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
付記1~3のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記5)
前記検出部は、ストリームを送信する論理的な機能エンティティであるセンダを有する放送信号処理ノード、又はストリームを受信する論理的な機能エンティティであるレシーバを有する放送信号処理ノードの前記IPネットワークへの接続を検出する、
付記1~4のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記6)
前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属するセンダの個数N(Nはゼロ以上の整数)、N個のセンダの各々を識別するセンダ識別情報、各放送信号処理ノードに属するレシーバの個数M(Mはゼロ以上の整数)、及びM個のレシーバの各々を識別するレシーバ識別情報をさらに含み、
前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報のうちの1つ以上が前記登録ノード情報に含まれる対応する情報に一致しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
付記5に記載のノード管理システム。
(付記7)
前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属するセンダの個数N(Nはゼロ以上の整数)、N個のセンダの各々を識別するセンダ識別情報、各放送信号処理ノードに属するレシーバの個数M(Mはゼロ以上の整数)、及びM個のレシーバの各々を識別するレシーバ識別情報をさらに含み、
前記判定部は、
前記第1の放送信号処理ノードから取得されるセンダ個数が前記登録ノード情報に含まれる対応する個数Nよりも小さい場合において、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるセンダ識別情報が前記登録ノード情報に含まれるときに、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可し、又は、
前記第1の放送信号処理ノードから取得されるレシーバ個数が前記登録ノード情報に含まれる対応する個数Mよりも小さい場合において、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるレシーバ識別情報が前記登録ノード情報に含まれるときに、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可する、
付記5に記載のノード管理システム。
(付記8)
前記判定部は、第2の放送信号処理ノードに属するセンダ又はレシーバの個数が変化したことを示す通知が前記第2の放送信号処理ノードから受信された場合に、変化した前記第2の放送信号処理ノードのノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第2の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定する、付記6又は付記7に記載のノード管理システム。
(付記9)
前記ノード管理システムは、
前記判定部により前記放送局システムの利用を許可された前記放送信号処理ノードについてのみ、前記IPネットワーク上でのストリームの伝送をセットアップする制御部、
をさらに備える、
付記1~8のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記10)
前記検出部による放送信号処理ノードの接続の検出は、NMOS(Networked Media Open Specifications) IS-04規格に従って行われる、付記1~9のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記11)
前記ノード管理システムは、各放送信号処理ノードの認証に用いられる認証情報を当該放送信号処理ノードのノード識別情報に関連付けて前記データベースに登録する登録部、をさらに備え、
前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得される認証情報が前記データベースに登録されている認証情報に適合しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
付記1~10のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記12)
前記ノード管理システムは、
前記1つ以上の放送信号処理ノードの各々のノード識別情報に関連付けて、当該放送信号処理ノードの接続ステータスの履歴を含むシステム利用ログを記憶媒体に記憶させるログ管理部、
をさらに備える、付記1~11のいずれか1項に記載のノード管理システム。
(付記13)
放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理方法であって、
前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、
前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、
検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、
を含むノード管理方法。
(付記14)
放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理装置のプロセッサに、
前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、
前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、
検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、
を実行させるコンピュータプログラム。
(付記15)
放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理装置のプロセッサに、
前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、
前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、
検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、
を実行させるコンピュータプログラム、を記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。
本開示に係る技術は、限定ではないものの、IPネットワークを含む放送局システムにおいて利用可能である。
1 放送局システム
10 IPドメイン
12 ネットワーク装置
14,22 カメラ
16,34 モニタ
20a,20b IPゲートウェイ
24 マイクロフォン
26 データサーバ
32 統合プレイアウト
40 APS
60(60a~d) センダ
62 デバイス
70(70a~c) レシーバ
100,300 ノード管理装置(ノード管理システム)
110 処理部
120,320 記憶部(データベース)
121,321 登録ノード情報
122 ノード基本情報
124 センダ情報
126 レシーバ情報
131 接続ステータス情報
141 システム利用ログ
150 通信インタフェース
161 登録部
163,363 ノード検出部
165,365 判定部
167 ストリーム制御部
169 ログ管理部
200 管理端末
210 処理部
220 記憶部
230 通信インタフェース
240 ユーザインタフェース
250 情報取得部
260 情報表示部

Claims (10)

  1. 放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理システムであって、
    前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報を記憶するデータベースと、
    前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出する検出部と、
    検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定する判定部と、
    を備え
    前記検出部は、複数の機能エンティティを有する放送信号処理ノードの前記IPネットワークへの接続を検出し、
    前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属する複数の機能エンティティに関する情報を含み、
    前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得される前記複数の機能エンティティに関する情報のうちの1つ以上が前記登録ノード情報に含まれる情報のうちの対応する情報に一致しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否するノード管理システム。
  2. ユーザにより指定されるノード情報を端末装置から受信して前記データベースに登録する登録部、をさらに備える、請求項1に記載のノード管理システム。
  3. 前記登録ノード情報は、前記1つ以上の放送信号処理ノードの各々を識別するノード識別情報を含み、
    前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報が前記登録ノード情報に含まれない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
    請求項1又は請求項2に記載のノード管理システム。
  4. 前記データベースは、前記放送局システムの利用を許可された各放送信号処理ノードの接続ステータスを示す接続ステータス情報をさらに記憶し、
    前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード識別情報に対応するノードが接続済みであることを前記接続ステータス情報が示す場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のノード管理システム。
  5. 前記検出部は、ストリームを送信する論理的な機能エンティティであるセンダを有する放送信号処理ノード、又はストリームを受信する論理的な機能エンティティであるレシーバを有する放送信号処理ノードの前記IPネットワークへの接続を検出する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のノード管理システム。
  6. 前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属するセンダの個数N(Nはゼロ以上の整数)、N個のセンダの各々を識別するセンダ識別情報、各放送信号処理ノードに属するレシーバの個数M(Mはゼロ以上の整数)、及びM個のレシーバの各々を識別するレシーバ識別情報をさらに含み、
    前記判定部は、前記第1の放送信号処理ノードから取得されるセンダ個数、センダ識別情報、レシーバ個数及びレシーバ識別情報のうちの1つ以上が前記登録ノード情報に含まれる情報のうちの対応する情報に一致しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否する、
    請求項5に記載のノード管理システム。
  7. 前記ノード管理システムは、
    前記判定部により前記放送局システムの利用を許可された前記放送信号処理ノードについてのみ、前記IPネットワーク上でのストリームの伝送をセットアップする制御部、
    をさらに備える、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のノード管理システム。
  8. 前記検出部による放送信号処理ノードの接続の検出は、NMOS(Networked Media Open Specifications) IS-04規格に従って行われる、請求項1~7のいずれか1項に記載のノード管理システム。
  9. 放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理方法であって、
    前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、
    前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、
    検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、
    を含み、
    前記検出することは、複数の機能エンティティを有する放送信号処理ノードの前記IPネットワークへの接続を検出し、
    前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属する複数の機能エンティティに関する情報を含み、
    前記判定することは、前記第1の放送信号処理ノードから取得される前記複数の機能エンティティに関する情報のうちの1つ以上が前記登録ノード情報に含まれる情報のうちの対応する情報に一致しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否するノード管理方法。
  10. 放送局システムのIPネットワーク上でのストリームの送信又は受信に関与する1つ以上の放送信号処理ノードを管理するためのノード管理装置のプロセッサに、
    前記1つ以上の放送信号処理ノードのノード情報をデータベースに登録することと、
    前記IPネットワークへの第1の放送信号処理ノードの接続を検出することと、
    検出された前記第1の放送信号処理ノードから取得されるノード情報を前記データベース内の登録ノード情報と照合することにより、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を許可するかを判定することと、
    を実行させており、
    前記検出することは、複数の機能エンティティを有する放送信号処理ノードの前記IPネットワークへの接続を検出し、
    前記登録ノード情報は、各放送信号処理ノードに属する複数の機能エンティティに関する情報を含み、
    前記判定することは、前記第1の放送信号処理ノードから取得される前記複数の機能エンティティに関する情報のうちの1つ以上が前記登録ノード情報に含まれる情報のうちの対応する情報に一致しない場合に、前記第1の放送信号処理ノードによる前記放送局システムの利用を拒否するコンピュータプログラム。
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