JP7261207B2 - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents
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しかしながら、上記従来の技術では、ライブ配信の各参加者の意識が動画コンテンツの内容に向かいやすく、各参加者は、他の参加者の存在を意識しにくい。このため、ライブ配信において参加者同士の繋がりにより形成される一体感を演出することが困難であるという課題がある。
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の矩形の端末撮影動画のうち、少なくとも一部の端末撮影動画がマトリクス状に配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記複数の端末撮影動画の各々は、前記複数の参加者の各々を撮影した動画であり、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含むことを特徴とする情報処理システムである。
前記キャラクター動画は、前記キャラクターが、前記背景動画の内容に応じた動作を行う動画であることを特徴とする。
前記キャラクター動画生成手段は、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成することを特徴とする。
前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成手段は、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする。
第5の手段は、
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含み、
前記キャラクター動画生成手段は、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成し、
前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成手段は、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする情報処理システムである。
前記配信動画は、前記キャラクターの輪郭の外側の範囲において前記背景動画を視認可能であることを特徴とする。
する。
前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成手段を備え、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含むことを特徴とする。
前記特殊効果画像は、前記背景動画内の所定範囲を特定する画像であることを特徴とする。
前記特殊効果画像は、前記背景動画の前記所定範囲を露出させるとともに、前記背景動画のうち前記所定範囲を除いた部分を遮蔽する画像であることを特徴とする。
前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記少なくとも一部の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする。
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含み、
前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記2以上の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする情報処理システムである。
前記配信動画生成手段は、
前記複数の端末装置が通信接続されている所定のオンライン会議システムから前記背景動画を取得し、
生成した前記配信動画を前記オンライン会議システムに出力することで前記配信動画を前記複数の端末装置に送信することを特徴とする。
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成ステップと、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の矩形の端末撮影動画のうち、少なくとも一部の端末撮影動画がマトリクス状に配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記複数の端末撮影動画の各々は、前記複数の参加者の各々を撮影した動画であり、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含むことを特徴とする情報処理方法である。
第14の手段は、
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成ステップと、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含み、
前記キャラクター動画生成ステップでは、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成し、
前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成ステップでは、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする情報処理方法である。
第15の手段は、
オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信
動画を生成する配信動画生成ステップと、
前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含み、
前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記2以上の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする情報処理方法である。
ライブ配信システム100は、情報処理システム1と、オンライン会議システム2と、複数の端末装置3とを備える。情報処理システム1、オンライン会議システム2及び端末装置3は、通信ネットワークNを介して通信接続されている。通信ネットワークNは、例えばインターネットであるが、これに限られない。また、情報処理システム1、オンライン会議システム2及び端末装置3の相互の通信経路の一部は、無線通信により実現されていていてもよい。
図2では、オンラインイベントの参加者、オンライン会議システム2、及びオンラインイベントの配信者の各々により行われる動作又は処理が示されている。このうち参加者による処理は、端末装置3により行われる。また、配信者による処理は、配信者の管理下にあり、かつ通信ネットワークNに接続されている任意のコンピューターにより実行することができる。当該コンピューターは、情報処理システム1に含まれていてもよい。
参加者は、オンラインイベントの開催日時に、承認メールの視聴URLにアクセスすることで、オンラインイベントへの参加を開始する(ステップS108)。オンラインイベントでは、参加者は、予め郵送されたイベント用アイテムを使用しつつ、端末装置3により配信動画及び配信音声を視聴する。
配信動画40では、上述のとおり、キャラクターCが演者の演技のとおりに動作する。
また、配信動画40とともに配信される配信音声には、キャラクターCの音声、及び参加者Pの音声が含まれる。このうちキャラクターCの音声は、ボイスチェンジャーによって演者の声をリアルタイムでキャラクターCの声音に変換したものである。
また、配信動画40は、ギャラリービュー41が背景となっており、このギャラリービュー41において参加者Pの動作等がリアルタイムに反映される。
特に、演者の動作及び音声をリアルタイムでキャラクターCの動作及び音声に変換することで、キャラクターCが自らの意思で自然に動作及び発声しているように演出することができる。また、ギャラリービュー41を通じた参加者Pからの働きかけに対してキャラクターCが自然に応答しているように演出することができる。
従来、参加者Pが映っている領域と、キャラクターCが映っている領域とを、画面内の別個の領域に分割してそれぞれ表示する方法が考案されていたが、この方法では、各参加者Pは、キャラクターCと、当該キャラクターCを見ている自分とを認識するのみで、他の参加者Pを意識しにくかった。これに対し、本実施形態のようにギャラリービュー41とキャラクター動画43とを重畳させた配信動画40によれば、各参加者Pは、他の多数の参加者Pと一体となってキャラクターCとコミュニケーションを行う感覚が得られる。
また、配信動画40に、複数の参加者Pから入力されたチャットの文字情報を流す方法と比較すると、本実施形態の方が、視覚的、直感的により分かりやすい演出が可能である。このため、例えば、文字を素早く読むことが困難な子供などでもオンラインイベントを楽しむことができる。
さらに、種々の趣向の特殊効果画像42を重畳させることで、配信動画40のエンターテインメント性を向上させることができる。
図6に示すように、情報処理システム1は、第1の情報処理装置11、第2の情報処理装置12、第3の情報処理装置13、第4の情報処理装置14、第5の情報処理装置15、第6の情報処理装置16(以下では、これらをまとめて「情報処理装置11~16」と記す)、動作検出装置21、ヘッドセット22、オーディオI/F23及びミキサー24などを備える。情報処理装置11~16の各々は、例えばノートPC又はデスクトップPCとすることができる。情報処理装置11~16の各々の具体的な機能ブロックについては後述する。
これらのうち第1の情報処理装置11、第5の情報処理装置15及び第6の情報処理装置16がオンライン会議システム2に接続されており、オンラインイベント(ウェビナー)の共同ホストとなっている。なお、図6では通信ネットワークNは記載が省略されている。
なお、図6の各データの流れに付された「S1」~「S20」の符号は、各データの流れを特定するためのものであり、必ずしもデータの送受信の時系列を表すものではない。オンラインイベントの配信中は、「S1」~「S20」の各データの送受信が並行して実行される。また、以下では、簡便のため、静止画像のデータ、動画のデータ、及び音声のデータについては、それぞれ単に「画像」、「動画」、及び「音声」と記す。
以下では、図6の「S1」~「S20」の各データの流れに言及しつつ、ライブ配信システム100の動作について説明する。
図3(a)に示したように、本実施形態のギャラリービュー41は、7行7列に配列された49個の端末撮影動画411を含む。オンラインイベントの参加者が49人を超えている場合には、後述する第6の情報処理装置16からのイベント制御信号(S20)に従って、ギャラリービュー41に含める端末撮影動画411(すなわち、参加者)が切り替えられる。
なお、ギャラリービュー41における端末撮影動画411の配列は7行7列に限られない。また、必ずしも行列をなすように端末撮影動画411が配列されていなくてもよい。
第2の情報処理装置12は、生成したキャラクター動画43を第1の情報処理装置11に送信する(S4)。
クロマキー合成により、キャラクター動画43は、キャラクターCの輪郭の外側の範囲が透明化された状態でギャラリービュー41に重畳される。このため、配信動画40は、キャラクターCの輪郭の外側の範囲においてギャラリービュー41を視認可能である。ここで、「ギャラリービュー41を視認可能である」とは、ギャラリービュー41に他の特殊効果画像42が重畳されていない場合にギャラリービュー41を視認可能であることをいう。
なお、ヘッドマウントディスプレイ211には、配信動画40の他に、演者の演技に必要な各種情報(動作検出装置21の操作に用いられる画像や、合成前のキャラクター動画43等)が表示される。
演者の音声は、ヘッドセット22により集音されてオーディオI/F23に出力される(S9)。オーディオI/F23は、この演者の音声を第4の情報処理装置14に出力する(S10)。
なお、BGM及びSEをミキサー24のみへ送るようにしてもよい。この場合には、後述するS16、S18、S19のルートで、配信動画40とともにBGM及びSEが端末装置3に送信される。
ここで、第1の情報処理装置11からオンライン会議システム2への配信動画40の出力は、画像合成・配信プログラム113a(図7参照)の仮想カメラ出力プラグイン113bにより行われる。すなわち、通常、オンライン会議システム2に対しては、Webカメラにより撮影されているカメラ画像が出力されるところ、第1の情報処理装置11は、仮想カメラ出力プラグイン113bを用いることで、カメラ画像に代えて、仮想のカメラ画像として配信動画40を出力する。
このイベント制御信号により、全ての端末装置3からの端末撮影動画411のうち、ギャラリービュー41に配列する端末撮影動画411を選択することができる。具体的には、ギャラリービュー41に含まれる49個の端末撮影動画411を一斉に入れ替えたり、ギャラリービュー41における特定の端末撮影動画411を入れ替えたりすることができる。例えば、オンラインイベントの参加者が1000人である場合に、ギャラリービュー41に含まれる端末撮影動画411を10秒に1回の頻度で一斉に入れ替えることで、約200秒で全ての参加者の端末撮影動画411をギャラリービュー41(配信動画40の背景)に表示させることができる。
また、イベント制御信号により、各端末装置3からオンライン会議システム2に送信されている参加者音声のうち、全端末装置3及び第1の情報処理装置11に配信される参加者音声を選択することができる。すなわち、特定の端末撮影動画411の参加者音声のみを選択したり、全参加者の音声を出力又はミュートしたりすることができる。
第1の情報処理装置11は、第1の制御部110と、通信部114と、操作部115と、ギャラリービュー表示部116aと、特殊効果画像表示部116bと、キャラクター動画表示部116cと、配信動画表示部116dなどを備え、これらの各部はバス117を介して接続されている。
第1の制御部110は、画像合成・配信プログラム113aに従って各種処理を実行することで、ギャラリービュー41に対して特殊効果画像42及びキャラクター動画43を重畳させて配信動画40を生成する。
また、画像合成・配信プログラム113aには、仮想カメラ出力プラグイン113bが含まれる。仮想カメラ出力プラグイン113bは、カメラ画像に代えて配信動画40を出力するためのプラグインソフトウェアである。第1の制御部110は、画像合成・配信プログラム113aに従ってオンラインイベントの共同ホストとしてオンライン会議システム2に接続し、仮想カメラ出力プラグイン113bを用いて、配信動画40をオンライン会議システム2に送信する。
また、第1の制御部110は、第2の情報処理装置12を介して配信動画40を動作検出装置21に送信することで、動作検出装置21のヘッドマウントディスプレイ211に配信動画40を表示させる。
このうちギャラリービュー表示部116aは、オンライン会議システム2から受信したギャラリービュー41を表示する。
また、特殊効果画像表示部116bは、第3の情報処理装置13から受信した特殊効果画像42を表示する。
また、キャラクター動画表示部116cは、第2の情報処理装置12から受信したキャラクター動画43を表示する。
また、配信動画表示部116dは、生成された配信動画40を表示する。
このように、配信動画40とは別個にギャラリービュー41、特殊効果画像42及びキャラクター動画43を各表示部に表示させることで、配信者(ここでは、第1の情報処理装置11のオペレーター)がギャラリービュー41、特殊効果画像42及びキャラクター動画43を独立して視認することができる。これにより、配信動画40の内容を調整しやすくすることができる。
なお、合成前のギャラリービュー41、特殊効果画像42及びキャラクター動画43のうち一部又は全部を別個に確認する必要がない場合などにおいては、ギャラリービュー表示部116a、特殊効果画像表示部116b及びキャラクター動画表示部116cのうち一部又は全部を省略してもよい。また、1つの表示部内で、配信動画40、ギャラリービュー41、特殊効果画像42及びキャラクター動画43のうち2以上の画像を分割して表示させてもよい。
第2の情報処理装置12は、第2の制御部120と、通信部124と、操作部125と、キャラクター動画表示部126などを備え、これらの各部はバス127を介して接続されている。
記憶部113には、動画検出装置制御プログラム123a及びキャラクター動画生成プログラム123bが記憶されている。
第2の制御部120は、動画検出装置制御プログラム123aに従って各種処理を実行することで、動作検出装置21に制御信号を送信して動作検出装置21の動作を制御するとともに、動作検出装置21から演者のモーションキャプチャーデータを取得する。
また、第2の制御部120は、キャラクター動画生成プログラム123bに従って各種処理を実行することで、キャラクターCの3D外観データ、及び動作検出装置21から受信したモーションキャプチャーデータに基づいて、キャラクター動画43を生成する。
このように、第2の制御部120は、CPU121が動画検出装置制御プログラム123a及びキャラクター動画生成プログラム123bを実行して各種処理を行うことで、キャラクター動画43を生成するキャラクター動画生成手段として機能する。
第3の情報処理装置13は、第3の制御部130と、通信部134と、操作部135と、表示部136などを備え、これらの各部はバス137を介して接続されている。
記憶部133には、特殊効果画像生成プログラム133aが記憶されている。
第3の制御部130は、特殊効果画像生成プログラム133aに従って各種処理を実行することで、特殊効果画像42を生成する。すなわち、第3の制御部130は、CPU131が特殊効果画像生成プログラム133aを実行して各種処理を行うことで、特殊効果画像42を生成する特殊効果画像生成手段として機能する。
第4の情報処理装置14は、第4の制御部140と、通信部144と、操作部145と、表示部146などを備え、これらの各部はバス147を介して接続されている。
記憶部143には、ボイスチェンジプログラム143aが記憶されている。
第4の制御部140は、ボイスチェンジプログラム143aに従って各種処理を実行することで、入力された演者の声を、リアルタイムでキャラクターCの声音に変換する。
第5の情報処理装置15は、第5の制御部150と、通信部154と、操作部155と、表示部156などを備え、これらの各部はバス157を介して接続されている。
記憶部153には、BGM出力・配信プログラム153aが記憶されている。
第5の制御部150は、BGM出力・配信プログラム153aに従って各種処理を実行することで、BGM及びSEのデータを生成する。また、第5の制御部150は、当該GBM及びSEを、オンラインイベントの共同ホストとしてオンライン会議システム2に接続してBGM及びSEのデータをオンライン会議システム2に送信するとともに、ミキサー24に送信する。なお、上述のとおり、BGM及びSEをミキサー24のみへ送信してもよい。
第6の情報処理装置16は、第6の制御部160と、通信部164と、操作部165と、表示部166などを備え、これらの各部はバス167を介して接続されている。
記憶部163には、オンライン会議アプリ163aが記憶されている。
第6の制御部160は、オンライン会議アプリ163aに従って各種処理を実行することで、オンラインイベントの共同ホストとしてオンライン会議システム2に接続し、上述したイベント制御信号をオンライン会議システム2に出力する。
端末装置3は、制御部30と、通信部34と、操作部35と、表示部36と、Webカメラ37と、マイク38などを備え、これらの各部はバス39を介して接続されている。
Webカメラ37は、その向きに応じた撮影範囲の動画を撮影して制御部30に出力する。
マイク38は、音声を集音して制御部30に出力する。
Webカメラ37及び/又はマイク38は、端末装置3に内蔵されたものに限られず、ケーブル等を介して端末装置3に接続されている外付け機器であってもよい。
制御部30は、オンライン会議アプリ33aに従って各種処理を実行することで、オンラインイベントのゲストとしてオンライン会議システム2に接続し、Webカメラ37により撮影されている動画(端末撮影動画411)、及びマイク38により集音されている参加者音声を、オンライン会議システム2に送信する。また、配信動画40を受信して表示部36に表示させるとともに、配信音声を受信して図示略のスピーカー又はイヤホン端子に出力する。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、図3(b)において1つの特殊効果画像42を例示したが、特殊効果画像42はこれに限られない。本明細書における「特殊効果」には、配信動画40に対して付与される任意の視覚的効果が含まれる。よって、特殊効果画像42には、任意の視覚的効果を配信動画40に付与するための画像が含まれ得る。以下では、図14~図17を参照して、特殊効果画像42のバリエーションについて説明する。
図14(b)に示すように、この例における特殊効果画像42は、円形の開口422の内部がグリーンバックとなっており、開口422を除いた部分が黒色のベタ画像となっている。この特殊効果画像42をギャラリービュー41に重畳させて合成すると、ギャラリービュー41のうち開口422と重なる所定範囲が露出し、ギャラリービュー41のうち当該所定範囲を除いた部分がベタ画像により遮蔽される。このような特殊効果画像42を用いることで、開口422によってギャラリービュー41の所定範囲を特定することができる。
また、例えば開口422の位置を移動させていくと、各参加者Pは、自身が開口422から露出してギャラリービュー41に映るか否かを注視することとなる。このような演出により、参加者Pの興味を強く引くことができるとともに、オンラインイベントを盛り上げることができる。
図16(b)に例示する特殊効果画像42は、郵便ポストの線画423を含む。ギャラリービュー41にこの特殊効果画像42を重畳させて合成すると、図17に示す配信動画40が得られる。図17の配信動画40に、さらにキャラクターCを重畳させてもよい。
また、赤色のフィルム及び青色のフィルムは、赤及び青の着色に用いる他、これらを重ねてWebカメラ37に被せることで、端末撮影動画411を紫色に着色することもできる。このように複数の色のフィルムの組み合わせを用いることで、より高度な塗り絵を演出することもできる。
例えば、キャラクター動画43におけるキャラクターは、2Dアニメーションのキャラクターであってもよい。
また、キャラクター動画43におけるキャラクターは、実写のパフォーマー(役者、演奏者、歌手等)であってもよい。すなわち、キャラクター動画43は、パフォーマーを撮影した実写動画であってもよい。また、この実写のキャラクター動画43をギャラリービュー41にクロマキー合成して配信動画40を生成してもよい。これにより、パフォーマーの輪郭の外側の範囲においてギャラリービュー41を視認可能な配信動画40が得られる。
2 オンライン会議システム
3 端末装置
30 制御部
33a オンライン会議アプリ
37 Webカメラ
38 マイク
11 第1の情報処理装置
110 第1の制御部(配信動画生成手段)
113a 画像合成・配信プログラム
113b 仮想カメラ出力プラグイン
12 第2の情報処理装置(キャラクター動画生成手段)
120 第2の制御部
123a 動画検出装置制御プログラム
123b キャラクター動画生成プログラム
13 第3の情報処理装置(特殊効果画像生成手段)
130 第3の制御部
133a 特殊効果画像生成プログラム
14 第4の情報処理装置
140 第4の制御部
143a ボイスチェンジプログラム
15 第5の情報処理装置
150 第5の制御部
153a BGM出力・配信プログラム
16 第6の情報処理装置
160 第6の制御部
163a オンライン会議アプリ
21 動作検出装置
211 ヘッドマウントディスプレイ
22 ヘッドセット
23 オーディオI/F
24 ミキサー
40 配信動画
41 ギャラリービュー(背景動画)
411、411R 端末撮影動画
42 特殊効果画像(レイヤー画像)
421 星画像
422 開口
423 線画
43 キャラクター動画(レイヤー画像)
100 ライブ配信システム
C キャラクター
N 通信ネットワーク
P 参加者
Claims (15)
- オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の矩形の端末撮影動画のうち、少なくとも一部の端末撮影動画がマトリクス状に配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記複数の端末撮影動画の各々は、前記複数の参加者の各々を撮影した動画であり、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含むことを特徴とする情報処理システム
。 - 前記キャラクター動画は、前記キャラクターが、前記背景動画の内容に応じた動作を行う動画であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記キャラクター動画生成手段は、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成手段は、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。 - オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含み、
前記キャラクター動画生成手段は、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成し、
前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成手段は、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする情報処理システム。 - 前記配信動画は、前記キャラクターの輪郭の外側の範囲において前記背景動画を視認可能である、請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
- 前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成手段を備え、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含むことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記特殊効果画像は、前記背景動画内の所定範囲を特定する画像であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
- 前記特殊効果画像は、前記背景動画の前記所定範囲を露出させるとともに、前記背景動画のうち前記所定範囲を除いた部分を遮蔽する画像であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
- 前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記少なくとも一部の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
- オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成手段と、
前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成手段と、を備え、
前記配信動画生成手段は、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含み、
前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記2以上の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする情報処理システム。 - 前記配信動画生成手段は、
前記複数の端末装置が通信接続されている所定のオンライン会議システムから前記背景動画を取得し、
生成した前記配信動画を前記オンライン会議システムに出力することで前記配信動画を前記複数の端末装置に送信することを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成ステップと、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の矩形の端末撮影動画のうち、少なくとも一部の端末撮影動画がマトリクス状に配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記複数の端末撮影動画の各々は、前記複数の参加者の各々を撮影した動画であり、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含むことを特徴とする情報処理方法。 - オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成ステップと、
所定のキャラクターが動作するキャラクター動画を生成するキャラクター動画生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記キャラクター動画を含み、
前記キャラクター動画生成ステップでは、前記キャラクターを演じる演者の動作を所定の動作検出装置により検出した結果に基づいて、前記演者の動作に応じて前記キャラクターが動作する前記キャラクター動画を生成し、
前記動作検出装置は、前記演者が装着するヘッドマウントディスプレイを有し、
前記配信動画生成ステップでは、生成した前記配信動画を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させることを特徴とする情報処理方法。 - オンラインイベントの複数の参加者が使用する複数の端末装置に対して配信される配信動画を生成する配信動画生成ステップと、
前記配信動画に特殊効果を付与するための特殊効果画像を生成する特殊効果画像生成ステップと、を含み、
前記配信動画生成ステップでは、前記複数の端末装置により撮影された複数の端末撮影動画のうち2以上の端末撮影動画が配列されている背景動画に対し、当該背景動画の少なくとも一部を視認可能な状態でレイヤー画像を重畳させて前記配信動画を生成し、
前記レイヤー画像は、前記特殊効果画像を含み、
前記特殊効果画像は、前記背景動画における前記2以上の端末撮影動画の各々を着色要素とする塗り絵の線画を含むことを特徴とする情報処理方法。
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